志希「ラブリーチャーミー! 『ワルニナール(悪になる)』だよ♪」

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16 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/12(木) 22:13:55.21 ID:fKQuQfdL0
P「(待て……な、なんか卯月の様子が明らかにおかしいぞ)」

P「(まるで人格が変わってしまったよう……な)」

P「……」

P「卯月。さっきここに志希来なかったかい?」

卯月「来ましたけど、それが何か?」

P「またアイツ(志希)の仕業か!」

卯月「?」

卯月「よくわかりませんが……約束通り、私の言うことを聞いてくださいね。プロデューサーさん♪」

P「ひぃーん」
17 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/12(木) 22:14:55.70 ID:fKQuQfdL0
卯月「……では、どうしましょう」

P「……あ、あんまりヤバいのはやめておくれ?」

卯月「……♪」(ピーン)

P「あ、いま。すごく悪そうな笑顔になったそ。俺は見たぞ」

卯月「まさかそんな♪」(ニコニコ)

P「待って。無邪気な笑顔が怖い。満面の笑みが怖い。テラーオブスマイル。恐怖の笑顔。とても怖い」

卯月「♪」

ズイッ

P「……おぅ」
18 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/12(木) 22:15:36.86 ID:fKQuQfdL0
卯月「じゃあ……プロデューサーさん♪」

P「は、はい」

卯月「お姫様抱っこをして私の顔を5分間ジッと見つめてください♪」

P「」

卯月「あれ? 返事が聞こえませんよ?」

P「ご、5分は長くないカナー」

卯月「なるほど。1時間コースをご所望ですか♪」

P「5分間見つめさせてください」

卯月「はい♪」

P「では」

卯月「あ。待ってください」

P「ん?」

卯月「目を少しでもそらしたら。その度に10分間延長ですからね?」

P「」

卯月「それから優しく抱きしめてください♪」(ニコニコ)

P「」

卯月「さて……では、始めましょうか♪」
19 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/12(木) 22:16:25.29 ID:fKQuQfdL0
(少し広い場所に移動)

P「抱っこを始めます。ストップウオッチの用意を」

卯月「はい。よろしくお願いします♪」

P「よいしょ」

ひょいっ……だき

卯月「わっ♪」

P「……」(ジッ)

卯月「……では、スタートです♪」

P「OK」(ジッ)

ピッ(計測開始)

卯月「……」(ジッ)

P「……」(ジッ)

卯月「……」(ジッ)

P「……」(ジッ)

卯月「……」(ジッ)

P「……」
20 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/12(木) 22:17:12.09 ID:fKQuQfdL0
P「……う、卯月さん?」

卯月「はい?」

P「あの……多少恥ずかしさを感じるのですが」

卯月「えへへ……私はプロデューサーさんと見つめあえて嬉しいですよ♪」

P「……ぐぅ」

卯月「あ。いま目を」

P「逸らしてない!」

卯月「……」(ジーッ)

P「……あぅ」

卯月「……本当に逸らしてないと、私の目を見つめながら言えますか♪」(にっこり)

P「……ゴメンナサイ」

卯月「10分追加ですね〜♪」

P「ひーん」
21 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/12(木) 22:17:53.48 ID:fKQuQfdL0
(30分後)

P「……卯月」

卯月「はい?」

P「なんか卯月の目をジッと見すぎてクラクラしてきたよ」

卯月「……私の目を見るのは嫌ですか?」(シュン)

P「ち、違う! そういう意味じゃなくてな」

卯月「よかったです♪ ならもーっと見てくださいね♪」(にっこり)

P「あぅ」

卯月「あ。いま目を」

P「逸らしてーーー」

P「……」

卯月「して?♪」

P「ゴメンナサイ。逸らしました」

卯月「えへへ……♪ また10分追加ですね〜♪」

P「ああああああああああ」
22 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/12(木) 22:18:24.18 ID:fKQuQfdL0
卯月「あと1時間。頑張りましょう♪」

P「……卯月。それは受け入れるけどさ、お姫様抱っこは腕が疲れてきたよ」

卯月「では、ソファで膝枕してください♪」

P「……」

P「膝枕で顔を見つめるのって距離が近くない?」

卯月「抱っこしててもいいですけど」

P「膝枕するぅ〜」

卯月「はーい♪」
23 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/12(木) 22:19:15.04 ID:fKQuQfdL0
【1時間後)

卯月「プロデューサーさんの膝枕って心地いいですね〜♪」

P「卯月の顔は可愛いなー」

卯月「ありがとうございます♪」

P「ずっと見てられるなー」

卯月「……」(にっこり)

P「……ああああああ」(浄化しそうな悲鳴)

卯月「目を逸らしたら嫌ですよ♪」

P「……お、おっけぃぃぃ」

卯月「……♪」(ジッ)

P「可愛いぞぉぉ!! 卯月!!!」(ジッ)

P「そして頑張れ俺ぇぇ!!!」(ジーッ)
24 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/12(木) 22:19:58.76 ID:fKQuQfdL0
(2時間後)

P「」

卯月「お疲れ様です。プロデューサーさん♪」

P「卯月は可愛い。卯月は可愛い……」

卯月「あらあら……プロデューサーさん。こっちを見て話してくれないと嫌ですよ?」

P「もう一生分くらい卯月を見つめてたよ。とんでもなく可愛かったよ。可愛さがゲシュタルト崩壊するくらい可愛かったよ」

卯月「♪」

P「でも……ち、ちょっぴりキツかったかな」

P「」

パタリ

卯月「あら。倒れちゃいましたね♪」
25 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/12(木) 22:20:25.13 ID:fKQuQfdL0
卯月「……」

スッ……チュッ♪

卯月「えへへ……首筋に跡を付けちゃいました……♪」

卯月「他の人が見たら……どうなるんでしょうかね♪ 楽しみです♪」

ぎゅーっ♪

卯月「ね♪ プロデューサーさん……♪」

P「」

ケース1. 島村卯月 end
26 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/12(木) 22:20:59.31 ID:fKQuQfdL0
(しばらくして)

プシュゥゥゥ(薬の切れる音)

卯月「あれ……私は何を?」

P「」

卯月「って、プロデューサーさん!? どどど、どうしたんですっ!? 幸せそうな表情で倒れて!?」

卯月「プロデューサーさん! プロデューサーさんさんってば!」

ユサユサ

P「……えへへ。卯月は可愛いなー」

卯月「起きてくださーい!」
27 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/12(木) 22:21:44.47 ID:fKQuQfdL0
カチャ

凛「おはよう。プロデューサーいる?」

卯月「り、凛ちゃん! 大変です! プロデューサーさんが気を失ってるんです!」

凛「えっ? 何かあったの?」

卯月「わ、わかりませ〜ん!」

凛「……ちょっと見せて。寝てるだけかもしれないけど、一応、119番の準備を」

卯月「は、はい!」

凛「……この前、学校で習った救命講習が役に立ちそうだね」

キュッ(腕枕する音)
28 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/12(木) 22:22:28.07 ID:fKQuQfdL0
凛「まず、脈は正常……心臓も動いていて……瞳孔も問題なし、と」

凛「だらしない表情は置いておいて……他に異常は……」

凛「……あれ?」

【首筋のキスマーク】

凛「……ふーん」

P「う、うーん……」

凛「……」

P「はっ! ここはどこだ! もう卯月と見つめ合わなくていいのか!」(ガバッ)

卯月「え?」

凛「……」
29 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/12(木) 22:23:43.65 ID:fKQuQfdL0
凛「……ふーん。2人で見つめあってたんだ?」

卯月「ち、ち、違いますよ!?」

P「ん? り、凛?」

凛「おはよう。プロデューサー」

P「お、おはようございます?」

凛「……プロデューサー。卯月」

P「……はい」

卯月「は、はい」

凛「……詳しく話を聞かせてくれるよね?」(ゴゴゴゴ)

卯月「ヒィィィィィ!!!」(ガクブル)

P「ヒィィィィィ!!!」(ガクブル)

【必死に弁解して怒りを鎮めました】
30 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/12(木) 22:24:18.53 ID:fKQuQfdL0
休憩しまむら
31 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/12(木) 22:27:26.24 ID:fKQuQfdL0
それから可愛い可愛い柚をいじめた>>15にはありすのティーパーティの招待状を送ります。いちごに溺れて果てろ。

https://i.imgur.com/MzNcUgv.png
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/12(木) 22:29:42.06 ID:0kgEubY4o
???「こがぁな美味いパスタ喰ったの初めてじゃ!誰じゃ作ったのは?」
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/12(木) 22:29:57.74 ID:o9FRJVNSO
なんだかんだと聞かれたら
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/12(木) 22:30:50.81 ID:o9FRJVNSO
>>31
くっさ
35 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/12(木) 22:31:52.09 ID:fKQuQfdL0
>>33
答えてあげるが世の情け

はい。それがタイトルの元ネタです。
この前久しぶりにその口上を使っていたらしいですね。
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/12(木) 22:52:32.06 ID:gJv+WUxp0
前に作ったイタズラッコニナールとの違いは?
37 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/12(木) 23:22:57.43 ID:fKQuQfdL0
>>36
イタズラッコ→「飲んだ人が悪戯をしたくなる薬」
ワルニナル→「自分は悪い子だと思い込むようになる薬」

という違いがあります。

「自分は悪い子だから」今回の卯月は悪戯に走りました。
「自分は悪い子だから」→「何をする」の部分はアイドルによって変わります。全員が悪戯をするわけではありません。

イタズラッコの場合、飲んだ子は問答無用で悪戯に走ります。

というざっくりしたイメージで書いてます。
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/12(木) 23:31:26.53 ID:XubEnGHEO
イタズラッコニナールの時も思ったけど悪戯なのかコレ
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/13(金) 01:33:13.49 ID:rOAUBWnOO
卯月が悪くなったらへそ下を満たすようになるんじゃ
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/13(金) 01:35:14.99 ID:HZoe6VapO
いちごパスタの風評被害
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/13(金) 12:49:13.03 ID:MV1SN/pDO
つまり

あずき
「柚ちゃんにいちごパスタを食べさせる大作戦!」

穂乃香
「いつもぴにゃをいじめているからおしおきでいちごパスタを食べさせる」

の流れですな
42 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/13(金) 19:57:26.22 ID:QAaUpYjA0
ケース2. 森久保乃々

(事務所・Pの机)

志希「のーのちゃん♪」

ヒョッコリ

乃々「し、志希さん……? 机の下に来るなんて珍しいですね……? というか、初めてなんですけど……」

乃々「でも、もりくぼなんかに何か用事があるはずありませんし……さ、探しているのはまゆさんか輝子さんじゃないですか……?」

志希「ううん。今日は乃々ちゃんに用があって来たんだー♪」

乃々「わ、私に……ですか?」

志希「うん♪」

乃々「……私に用があると言ってくれるのは嬉しいんですけど……もりくぼには何かできるとは思えないですし……お話も苦手ですし……」

志希「だーいじょーぶ♪ このジュースを飲んでもらうだけだから〜♪」

コトリ
43 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/13(金) 19:58:09.72 ID:QAaUpYjA0
乃々「……ジュース?」

志希「ジュース♪」

乃々「……真っ黒なジュース?」

志希「ジュース♪」

乃々「……す、すみません……人からジュースを貰えて嬉しさMAXなんですけど、同時に怪しさMAXなんですけど……」

乃々「怪しさの塊なんですけど……」

志希「液体だから大丈夫だよ♪」

乃々「液体とか固体とか、そ、そういう話ではなくてですね……」

志希「飲もっ♪」

乃々「ご、強引……」

志希「レッツトラーイ♪」

乃々「む、むぅりぃー……」
44 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/13(金) 19:58:43.90 ID:QAaUpYjA0
(少しして)

乃々「ち、ちょっぴりだけですよ?」

志希「うん♪」

乃々「では……」

ゴクゴク...ボンッ!!

志希「♪」

乃々「……」

乃々「……ふふふ……もりくぼは悪い子になってしまったんですけど……♪」

志希「成功♪」
45 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/13(金) 19:59:18.31 ID:QAaUpYjA0
(事務所)

乃々「くくく……いまのもりくぼは人生で一番わるくぼなんですけど……」

乃々「もりくぼは悪い子なので、悪いことをして平気な子なんです……!」

乃々「……」

乃々「でも……悪いことって何をすればいいんでしょう……?」

乃々「もりくぼはお友達にいぢわるなんてできませんし……ものを盗んだり、人に嫌な思いをさせるのは嫌ですし……」

乃々「……ひとりで考えていても駄目ですね。聞いてみましょう」
46 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/13(金) 19:59:50.69 ID:QAaUpYjA0
(少しして)

乃々「というわけで聞きに来たんですけど……」

P「ほー」

P「……乃々は悪い子になりたいの?」

乃々「いえ……もりくぼはすでにわるくぼなので、わるくぼとして何をしたらいいのか教えてほしいんですけど……」

P「ナニソレー」

乃々「お、教えてくれないと……」

P「ないと?」

乃々「……こ、今度、プロデューサーさんが机でお仕事をしている時に……脚をツンツンしますよ……?」

P「……」
47 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/13(金) 20:00:23.47 ID:QAaUpYjA0
乃々「くくく……わるくぼの本気の脅しです……お仕事の邪魔をされるのは嫌でしょう」

乃々「やめて欲しかったら……素直に要求に応じて欲しいんですけど?」ドヤ

P「断る」

乃々「そうでしょう、そうでしょう……って、えぇ……!?」

P「ツンツンしてもあんまり気にならない」

乃々「そ、そんな……!」ガ-ン

P「ガーンじゃないよ。当たり前だよ。可愛いだけだよこのー」

ワシャワシャワシャワシャ

乃々「あ、あぅぅぅ……髪の毛をわしゃわしゃするのはやめてほしいんですけど……」

P「はっはっは」

ワシャワシャワシャワシャ

乃々「へ、へるぷみぃー……!」
48 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/13(金) 20:01:31.50 ID:QAaUpYjA0
(少しして)

P「志希から何か飲み物もらわなかった?」

乃々「もらいましたけど……それが何か?」

P「なるほど。エリート机引きこもりんの乃々がここまでやってきた理由がわかったよ」

乃々「?」

乃々「と、とにかく。もりくぼが真のわるくぼになるためには……悪いことを教えてもらうことが必要なんです……多分」

乃々「だから、教えてくれないと……悪いことをしてしまうんですけど……!」クワッ!

P「可愛い」

スッ...プニプニプニプニプニ

乃々「あ、あぅぅ……ほ、ほっぺたを高速でプニプニしてほしくないんですけどぉ……」

P「乃々のほっぺはモチモチしてるなー」

乃々「……ひぃぃ……い、いぢめないでほしいんですけど……」

P「悪なら自分でなんとかしなさい」

乃々「あぅぅ……むぅりぃー……」

P「頑張れ。頑張れ」

乃々「あわわわわわ……」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/13(金) 20:02:18.09 ID:QAaUpYjA0
(少しして)

シクシクシク

乃々「ひどいんですけど……無防備なもりくぼを突っついていぢめて……もりくぼは心に深い傷を負ってしまいました……」

P「ごめんよ。乃々」

乃々「謝っても許しませんけど……許してほしいですか?」

P「うん」

乃々「だったら……悪いことを教えてください……」

P「……」

P「(少しいやらしい意味に聞こえるのは俺の心が汚れているからだろうか)」

P「まあ。いいだろう。俺の特訓についてこい。乃々」

乃々「や、やってやりますよ……」

P「わるくぼはいつもより前向きだなぁ」

乃々「ふふふ……ハードラックとダンスっちまうんですけど」
50 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/13(金) 20:03:09.22 ID:QAaUpYjA0
(少しして)

P「さて。乃々は『悪いヤツ』といったら何を思い浮かべる?」

乃々「え、ええと……」

P「その通り。バイキンマンだな」

乃々「まだ何も言ってないんですけど……」

P「バイキンマンは悪の代表だ。老若男女。誰が見ても悪だ」

P「つまりバイキンマンの真似をすればパーフェクトな悪になれる。そういうことだ」

乃々「……もりくぼ。アンパンマンなら『てんどんまん』が好きです」

P「ずいぶんとニッチなキャラが好きなんだな」

乃々「主役でないそれなりの存在感がいいんですね……」

P「なるほど。だが、心を鬼にしろ。てんどんまんのことは忘れるんだ」

乃々「……てんどんまん」
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/13(金) 20:05:02.58 ID:QAaUpYjA0
参考画像


52 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/13(金) 20:06:58.82 ID:QAaUpYjA0
P「では、バイキンマンになりきる練習を開始する」

乃々「は、はい」

P「まずはバイキンマンみたいに『はーひふへほー』と言ってみよう」

乃々「……それは何か意味が?」

P「すべてのことに意味を求めるな!」クワッ!

乃々「ひぃ……や、やりますよ」

P「じゃあ、さん。はい!」

乃々「は、はーひふへほぉ〜……」

P「……」

乃々「……」
53 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/13(金) 20:07:24.42 ID:QAaUpYjA0
P「何かインパクトが足りないな」

乃々「ど、どうすればいいんですか?」

P「少し変えてみよう。『はひふへほ』ではなく『まみむめも』にするんだ」

乃々「は、はぁ……」

P「それから最後にもりくぼをつけて『まみむめもりくぼ!』と叫んでみるんだ」

乃々「ぷ、プロデューサーさん……もしかしてもりくぼで遊んでいませんか?」

P「そんなことないぞ。これこそが悪の道を進む正しい道なんだ」

乃々「……プロデューサーさんを信じます」

P「よし。では、はい!」

乃々「……」

スゥゥゥゥ...カッ!
54 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/13(金) 20:07:56.36 ID:QAaUpYjA0
乃々「まーみむめ……もりくぼですけどぉぉぉ!!!!」

P「おー、ワルそう。ワルそう」

乃々「え、えへへ……♪」

P「順調にワルの道を進んでるぞ。もりくぼ」

乃々「ふふふ……私には悪の才能があるみたいです。自分が怖いんですけど……」

P「よーし。特訓を続けるぞー」

P「(こいつ可愛いな)」
55 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/13(金) 20:08:47.51 ID:QAaUpYjA0
(特訓開始から2時間後)

P「よし。免許皆伝だ。乃々」

乃々「ふふふ……もりくぼも随分な悪になっちまったんですけど……」ワルッ!

P「では、そんなわるくぼにこちらを贈呈しよう」

スッ

【なめ猫免許証】

乃々「ありがとうございます……師匠」ワルッ!

P「はい。じゃあ、終わりー」パチパチパチ
56 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/13(金) 20:10:05.71 ID:QAaUpYjA0
乃々「……あれ? 結局、わるくぼは何をすればいいんでしょう?」

P「悪いことをしたら他の人を悲しい気持ちにさせるだろ?」

乃々「は、はい」

P「だったらしないほうがいいな」

乃々「……ん? そ、それはそうですけど……何かおかしいような……」

P「大丈夫。乃々の悪いところは全部携帯のムービーで撮ってあるから。可愛いから」

乃々「え? 何が大丈夫なのかわからなーーー」

プシュゥゥ……(薬の切れる音)
57 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/13(金) 20:11:05.12 ID:QAaUpYjA0
乃々「はっ! 私は今まで何を……?」

P「乃々ー。このムービー見るかい?」

乃々「何ですか……? もりくぼが映っているようですが……」

乃々「って……ん?」

ワルクボデスケド-!
マミムメモリクボデスケド-!
ラブリノノノメンチビ-ムデスケド-!
ナメネコ!

乃々「……な、な、な、なんなんですかコレはぁぁ……!」

P「可愛いな」

乃々「……け、消してくださぃぃぃぃ!!」

P「えー」

【必死の形相のもりくぼに負けて消しました】

ケース2. 森久保乃々 end
58 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/13(金) 20:12:56.84 ID:QAaUpYjA0
休憩しますけど
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/13(金) 20:14:58.99 ID:SrEPiCS6O
はい休憩終わり
60 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/13(金) 20:16:00.06 ID:QAaUpYjA0
>>59
いぢめですね
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/13(金) 20:17:15.77 ID:kT4zQs2Xo
休憩をするか柚がいちごパスタを食べさせられるか
ひょっとしたら巴が助けに来てくれるかもしれない
62 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/13(金) 20:24:07.52 ID:QAaUpYjA0
いちごパスタはともかく次は「悪=イケナイ大人」の美優さんと、「悪=悪のサイキック」のユッコを書く予定です。
それプラス2人くらい書こうかと思うのでリクエストしてもらえると嬉しいです。その中から書きやすそうな子を2人選びます。
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/13(金) 20:43:55.34 ID:jDfDqKIfO
>>51
これカツ丼マンじゃねぇか!
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/13(金) 20:59:58.04 ID:K3CFNEqHo
ありすかになちゃんか千枝ちゃんかな
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/13(金) 21:02:19.68 ID:kyFTzFQDO
悪=ちひろではないのか
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/13(金) 21:47:31.12 ID:gaM7dBr70
ガチの犯罪をしないのなら発泡スチロールトレーを洗わずに捨てる響子とかアッキーのウンチを始末しない優さんとか幼女の並んでるプ○パラで連コインする紗南とか
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/13(金) 22:03:00.81 ID:MV1SN/pDO
加奈は「カナニナール……ふふふっ」、紗南は「サナニナール……ふふふふっ」、菜々は「ナナニナール……ふふふふふっ」
仁奈は「ニナニナール……ふふっ」、比奈は「ヒナニナール……ふっ」まで出番は不要なので、それまで柚にいちごパスタを食べさせるか
68 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/13(金) 23:04:07.32 ID:QAaUpYjA0
ケース3. 三船美優

(事務所)

P「志希の薬で被害を受けなかったのは久しぶりだなー」

P「乃々から元気をもらったし。志希探しを頑張ろう!」

カチャ

美優「あら…プロデューサーさんじゃありませんか」

P「おや、美優さん。今日はオフだったんじゃないのかい?」

美優「先ほどまで志希ちゃんとお茶をしていたんです。事務所の近くのお店だったので、ついでに寄ってみたんです♪」

P「へー、そっかって…」

P「志希とお茶?」

美優「♪」

P「嫌な予感が…」

ズイッ...

美優「それから…プロデューサーさんがいると聞いていたので会いにきたんですよ。ふふふ♪」ニッコリ

P「」
69 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/13(金) 23:04:50.48 ID:QAaUpYjA0
美優「あら、私が会いにきたのは嫌でしたか…? プロデューサーさん?」

P「いや。嬉しいよ? 嬉しいけどさ」

美優「ふふ。よかったです♪」

スッ...ギュッ...!

P「」

美優「ほら、一緒にソファに座りましょう…♪」ニコリ

P「み、美優さん。腕に絡みつくように抱きつくのはちょっと」

美優「ちょっと、なんですか?」

美優「…まさかプロデューサーさんは担当アイドルに手を出したりなんかしませんよね…?」

美優「…私が密着してるくらいで揺らがないって信じてますよ♪」

美優「…♪」

ギュッ

P「」
70 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/13(金) 23:05:27.90 ID:QAaUpYjA0
P「(これはヤバいこれはヤバいこれはヤバい)」

P「(これは間違いなく『核爆弾』レベルのヤバさだ。下手すりゃ死ぬ。下手しなくても致命傷を負うヤバさだ)」

P「(とにかく美優さんから早めに離れて逃げないと本当に情事に発展しかねーーー)」

美優「あら…プロデューサーさんったら、口元にちょっぴり食べカスがついてますね♪」

スッ...

P「え、ちょっと。急に首に腕を絡めて何をーーー」

ペロペロ...チュッ

P「」

美優「ん…ふふ♪ 口元が綺麗になりましたね…♪」

P「」
71 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/13(金) 23:05:55.12 ID:QAaUpYjA0
美優「どうかしましたか…? プロデューサーさん♪」ニコリ

P「ミユサン。チョットタンマ」ボウヨミ

美優「どうかしましたか?」

ズイッ

P「美優さん。話すたびに顔を近づけないで。吐息が吹きかかる距離まで近づかないで」

美優「ふぅ…プロデューサーさんのために甘い香りのするガムを噛んできたんですけど…やっぱり匂ってしまいますか…」

P「」
72 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/13(金) 23:06:32.51 ID:QAaUpYjA0
美優「やはり私は駄目ですね…」シュン

P「み、美優さん。そんなことないよ。いい香りだったヨ?」

美優「…本当ですか♪」ニコリ

P「本当ダヨ?」

美優「よかったです…♪ プロデューサーさんのことを考えた甲斐がありました♪」

スッ...ズイッ!

P「美優さん近い。とても近い」

ムニュ...ムニュ...

P「俺の胸板に何か柔らかいものが触れている。押し付けられている。これはまずい」

美優「…あら何か当たっていますか?♪」

美優「ふぅー…」

P「」

美優「私の吐息…プロデューサーさんに感じて欲しいな…♪」ニコリ

P「美優さん。目を覚ましてぇぇぇ!!!」
73 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/13(金) 23:07:10.65 ID:QAaUpYjA0
美優「あら…プロデューサーさんは何だか私と一緒にいるのが嫌みたいですね…」ショボン

P「嫌じゃない。むしろ嬉しいけど、ちょっぴり理性が崩壊しそうで怖いんだ」

美優「…理性なんて捨てちゃってもいいですよ?」

P「ん?」

コソッ

美優「プロデューサーさんが相手なら…私は何をされてもいいですから…♪」

P「あっあっあっ」

ギシギシギシ(理性が軋む音)

P「マダタエラレル…マダタエラレル…」ブツブツ

美優「…プロデューサーさんのシタいことを…してほしいです」

美優「イケナイこと…私好きですよ...♪」

P「」ギリギリギリギリ
74 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/13(金) 23:08:04.51 ID:QAaUpYjA0
(30分後)

P「」

美優「ほら…もう楽になってください♪」

美優「私のこと…まずはゆっくりと抱きしめて…これから次に進みましょうね…♪」

P「…ススミマス」

美優「よく言えました…♪ ほら、ギュッとしてください♪」

ギュ-

美優「♪」

P「」

美優「ん…もう少しですね…プロデューサーさん…私、ずっと我慢してましたがもう…///」

P「」

ブシュゥゥゥ(薬の切れる音)
75 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/13(金) 23:09:01.52 ID:QAaUpYjA0
美優「…あれ? 私は何をーーー」

P「」

美優「って、ぷ、プロデューサーさん!?」

P「イケナイコトスル…」

美優「え、ちょ!? ま、待ってください! プロデューサーさん!?」

P「ミユサン…ワルイコ」

美優「ま、まっーーー///」

ヒャァァァァァ///

【取り返しのつかない一歩手前のところで理性が戻りました】

ケース3. 三船美優 end
76 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/13(金) 23:11:08.98 ID:QAaUpYjA0
休憩します
ユッコの次にありす書きます

それからてんどんまんの画像を間違えていたことお詫び申し上げます
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/13(金) 23:35:20.25 ID:LpiZWJdWO
そんなにかまめしどん好きなの?
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/13(金) 23:48:55.73 ID:IlzKxIZw0
光がどんな悪になるのか気になるな
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/13(金) 23:51:38.50 ID:OFsuuZXWo
>>78
悪のイメージは豊富だろうし、特撮の「吐き気を催す邪悪」を凝縮させた感じになるんじゃない?
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/14(土) 02:49:36.98 ID:4mMreP/DO
ワルイコアリスチャン



つまり、ようやく柚にいちごパスタを!
81 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/14(土) 10:32:50.24 ID:ZMTUg1CX0
ケース4. 堀裕子

(10分前)

志希「ユッコチャ-ン」

裕子「シキサン! オハサイキック!」

志希「クスリアルヨ」

裕子「サイキックデスネ!」

志希「イエス」

裕子「イタダキマスゴクゴク」

志希「ニャハハハ♪」

裕子「...マエニモオナジヨウナコトガアッタヨウナ?」

志希「キノセイダヨ-♪」

ボン!!
82 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/14(土) 10:33:29.92 ID:ZMTUg1CX0
(現在)

裕子「ふふふ…私は世界を滅ぼすべく生まれた悪のサイキッカー…」

裕子「その名も堀裕子です!」ババ-ン!

P「…おぅ」

裕子「ふはは。驚きのあまり声も出ませんか。プロデューサー!」

P「驚きのあまり声も出なかったよ。ユッコ」

P「予想通りキミは『愉快な悪堕ち』をしてるね」
83 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/14(土) 10:34:29.69 ID:ZMTUg1CX0
裕子「ゆ、愉快ですと! 聞き捨てなりません! 私は人々に恐怖を与えるワルなのですよ!?」

P「ほほう。そいつは怖い」

裕子「馬鹿にしてー! むーっ!」プリプリ

P「怒っても可愛いだけだぞ。悪のサイキッカー」

裕子「ふっ…私を小娘扱い出来ているのも今のうちだけです!」

裕子「プロデューサーを吹き飛ばしてあげます!」

裕子「む…むむむ…ムムムーン!」

カッ!

裕子「ムムーン!」

シャキ-ン! サイキックポ-ズ!
84 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/14(土) 10:34:55.64 ID:ZMTUg1CX0
P「…」

裕子「…」

P「あん?」

裕子「…お、おかしいですね?」

P「とりゃ。正義のおしおき物理チョーップ」

ガスッ!

裕子「あぐぅ。ジムノペディッ」
85 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/14(土) 10:35:35.39 ID:ZMTUg1CX0
(事務所・和室)

P「はい。正座」

裕子「も、もうしてます…足が痺れてます…」

P「痺れてるのか?」

ツンツ-ン

裕子「ち、ちょっとぉ! 足の裏をツンツンしないでくださいプロデューサー!!」

P「了解」

ツ-...サスサス

裕子「ひ、ひゃっ! 指先でなぞらないでくださいぃっ!!」

P「頑張れ。悪のサイキッカー」

裕子「くぅ…こ、こうなったら足の痺れをプロデューサーに転送してやります!」

P「できるものならやってみろ」

ツンツンツン

裕子「あぅあぅあぅ」ビリビリビリ
86 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/14(土) 10:36:03.15 ID:ZMTUg1CX0
裕子「ぐぅぅぅ…今こそ私のワルサイキックパワーを見せてやります!」

裕子「むむ…ムムムーン!!!」

カッ!

裕子「…」

P「…」

裕子「…あの」

P「うん?」

裕子「…すみませんでした。もう正座のお仕置きはヤメテクダサイ…」

P「あと10分」

ツンツンツン

裕子「みゃーっ!」
87 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/14(土) 10:36:55.23 ID:ZMTUg1CX0
(10分後)

裕子「」

P「大丈夫かい? ユッコ」

裕子「足が痺れて力が出ない…」

P「アンパンマンかい? ユッコ」

裕子「くっ…這いずってでもプロデューサーにひと泡吹かせてやります…!」

P「ユッコ。パンツ見えてるぞ?」

裕子「えぇ!?」バッ!

裕子「ひぃぃ!! 急に立ち上がろうとすると足がぁぁぁ!!!」ビリビリ

P「パンツは嘘だ」

裕子「わ、ワルです!! プロデューサーはワルです!!」

裕子「よくも乙女の純情をっ!」

P「ユッコ。パンツ見えてる」

裕子「もうその手には乗りません?」

P「首を90度曲げてみてごらん?」

裕子「ん?」

裕子「あああああ!!!! 今度は本当じゃないですかぁぁぁ!!!///」
88 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/14(土) 10:37:55.41 ID:ZMTUg1CX0
P「白だったな」

裕子「ひぃーん! セクハラですよぉ!!」ミャ-!!

P「ユッコは可愛いなー」

裕子「おのれプロデューサー! 復讐してやります!」

P「では、今のうちに復讐の芽を摘んでおこうかな」

ヌガセヌカセ

裕子「ち、ちょっと。どうして私の靴下を脱がせているんですか?」

裕子「そして…そのゴルフボール付きの孫の手はなんですか!!」

P「菜々の私物だ」

裕子「そういうことを聞いているんじゃありません!!」

P「覚悟」

スッ!

裕子「まさか…」

P「…」ニヤリ

カキカキカキ...

裕子「ギャァァァァァ!! 広範囲の痺れがぁぁぁ!!!」ビリビリビリ

P「滅びよ。悪のサイキッカー」
89 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/14(土) 10:38:25.29 ID:ZMTUg1CX0
(少しして)

裕子「」

P「足の痺れは取れたみたいだな」

裕子「…イジメです」シクシクシク

P「これでもまだ悪のサイキックを続けるつもりか?」

裕子「くぅ…」

P「これに懲りたら悪の道から足を洗うんだな」

裕子「…」
90 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/14(土) 10:39:36.87 ID:ZMTUg1CX0
裕子「しかし…そうしたら私の力は何のために使えばいいのでしょうか…」

P「ふっ…わからないのならばこの名刺に連絡をしたまえ」

裕子「こ、これは…!?」

P「アイドル事務所の連絡先さ…そこでは存分にサイキックの腕を振るうことができるぞ」

裕子「…っ!!」

裕子「ありがとうございます!!」

P「気にするな…ふっ」

P「これからよろしくな。正義のサイキッカー」

スッ

裕子「は、はい! よろしくお願いします!」

ガシッ!

ハッハッハッハッハ!
91 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/14(土) 10:40:36.97 ID:ZMTUg1CX0
(すぐ隣の部屋)

仁奈「菜々おねーさん。あの2人は何をしてるでごぜーますか?」

菜々「小芝居して遊んでいるんですよ」

菜々「ほら。仁奈ちゃんもペンギンさんの気持ちになったりすると楽しいでしょう?」

仁奈「楽しいでごぜーます!」

菜々「それと同じですよ。あの2人は『悪い人が改心するごっこ』をしているんです」

仁奈「すげーっ!」

菜々「ええ、すごいですねぇ」ズズズ

菜々「あ。このお茶美味しいです…」

ケース4. 堀裕子 end
92 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/14(土) 10:53:28.94 ID:ZMTUg1CX0
>>80
いちごパスタを振る舞うことは善いことだとありすは認識していると思います
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/14(土) 11:03:26.04 ID:SdpvXYOMo
自覚のある悪より自覚の無い悪の方がタチ悪いよね
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/14(土) 11:20:53.24 ID:4mMreP/DO
>>92
つまり、柚におしるこパスタを食べさせる方向なら可能性があるわけですな



つうわけで、早く書かないと由愛が枕営業に出されるSSを書くぜ
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/14(土) 11:22:05.75 ID:7qcXXLAs0
菜々お母…いやこの落ち着き具合からすると菜々おばあちゃんか
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/14(土) 12:47:49.33 ID:O0xbrOy3O
ありすはいちごパスタを巴に食べさせない
当然柚にも食べさせ…る
なんて悪なんだ
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/14(土) 13:23:16.18 ID:tYQ3VP+8o
カップラーメンまんを見たときは時代が変わったことを知った
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/14(土) 13:29:11.28 ID:+/GdiIDmo
もっと悪い子になってもいいのよ?
99 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/14(土) 16:27:26.91 ID:ZMTUg1CX0
ケース5. 橘ありす

(事務所)

ありす「はぁ…」

ありす「最近...プロデューサーさんが私のことを軽く見ている気がします」ム-

ありす「一言目には『ありす』...二言目には『可愛い』の繰り返しです...」

ありす「ひとしきり弄り終えるとすぐに仕事に戻ってしまいますし...」

ありす「...」

ありす「もっと大人として扱ってほしいな...」シュン
100 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/14(土) 16:28:00.91 ID:ZMTUg1CX0
志希「はーい♪ 悩みを抱える薄幸の美少女・ありすちゃんにピッタリの薬がありまーす♪」ニュッ

ありす「うわぁ! し、志希さんっ!?」

志希「ヘイ。そこのありすちゃん。今日も可愛いねー♪」

ありす「...橘です」イラッ

志希「んふふ♪ ごめんにゃ〜♪」

ありす「うるさいです。志希さん。からかうだけなら放っておいてくださいっ」

ありす「プロデューサーさんだけでも腹立たしいのに、志希さんにまでイジられるとストレスが溜まりますっ」プイ-

志希「ありゃ。ご機嫌ナナメ?」

ありす「ふんっ」ツ-ン

志希「…プロデューサーの気を惹く薬、欲しくない?♪」
101 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/14(土) 16:28:34.36 ID:ZMTUg1CX0
ありす「...」

ありす「...どんな薬なんですか?」

志希「キョーミあるんだ♪」

ありす「参考までに聞いておくだけです。興味なんかこれっぽっちもありませんから」

志希「まあいいや。これはね、飲んだ人が『悪』になる薬なんだよ♪」

ありす「ワルになる?」

志希「YES」

ありす「…ワルになる薬がどうしてプロデューサーさんの気を惹くことに繋がるんです」

志希「考えてみてよ、ありすちゃん。学校の先生って優等生の子とうるさい問題児の子。どっちの方を構うかな♪」

志希「優等生のありすちゃんならわかるんじゃない…?♪」

ありす「...」

ありす「...私は放っておかれることが多いです」

志希「そう! そこなんだよありすちゃん!」

ありす「...」
102 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/14(土) 16:29:09.86 ID:ZMTUg1CX0
志希「世の中理不尽なものでね。完璧に何でもこなす優等生よりも、少し欠点のある子の方が人の気は惹けるわけ♪」

志希「すなわち。悪になればプロデューサーもありすちゃんを心配してくれるようになるわけさ♪」

ありす「私は大人として扱ってほしいんですけど」

志希「ありすちゃんだって大人っぽい面はあるでしょ? まずはプロデューサーに注目してもらえなきゃ、『大人』の部分を見てもらうことすらできないよ?」

ありす「...」

志希「プロデューサーにきちんと認めてほしいなら、まずは注目されなきゃ♪」

ありす「...」

ありす「…志希さんはずるいです。自分勝手なのに人の悩みを見透かしてるように話して」

志希「♪」
103 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/14(土) 16:29:36.37 ID:ZMTUg1CX0
ありす「騙されたと思って薬を飲んであげますよ…薬。ください」

志希「まいどー♪ お代は出世払いでいいよ♪」

ありす「お金取るんですね」

志希「冗談だよ♪」

スッ...

ありす「まったく…では、いただきます」

グビグビ...ボンッ!

ありす「…」

志希「♪」

ありす「…私は悪い子…です」
104 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/14(土) 16:30:10.86 ID:ZMTUg1CX0
(少しして)

P「お、いたいた。ありす。次の仕事の打ち合わせするぞー」

ありす「はい。プロデューサーさん」

P「…あれ?」

ありす「何です?」

P「いや…『橘です』っていつも言うじゃないか。どうした?」

ありす「…」

ありす「そんなことどうでもいいでしょう。ほら、打ち合わせしましょう」ツ-ン

P「…おぅ」

P「(なんか調子狂うな)」
105 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/14(土) 16:30:41.73 ID:ZMTUg1CX0
(少しして)

P「で、この場面では観客席に向けてウィンクと投げキッス。いいかい?」

ありす「…」

ありす「ヤです」ツ-ン

P「ん?」

ありす「ヤです。投げキッスはやりません」ツ-ン

P「…理由は?」

ありす「嫌だからです」

P「理由になってないじゃないか」

ありす「嫌なものは嫌なんです」ツ-ン

P「…ふむ」

P「(いったいどうしたんだろうな)」
106 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/14(土) 16:31:20.79 ID:ZMTUg1CX0
P「投げキッス以外で、どういう演習ならいいんだい?」

ありす「…」

ありす「カッコいいポーズがいいです」

P「今回はキュート系の曲だから、それは合わないかなぁ」

ありす「…でも可愛いのは嫌です」

P「…」

P「ありす。何かあった?」

ありす「別に…何も」

P「わかった。打ち合わせは後でまたやろう。お茶でもしようか」

ありす「…はい」
107 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/14(土) 16:31:59.45 ID:ZMTUg1CX0
P「…」コポコポコポ

ありす「(何でしょう…私は悪になったのに…プロデューサーさんにわがままを言うたびに悲しくなります…)」

ありす「(プロデューサーさん…困ってますよね)」シュン

P「はい。お茶だよ」

ありす「…ありがとうございます」

P「…」

P「ありす」

ありす「は、はい」

P「考えてみたけど。さっきの曲でカッコいいポーズは無理だ。全体のバランスが崩れるからね」

ありす「…はい」

P「だからもう一曲ライブに追加する」

ありす「え?」
108 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/14(土) 16:32:26.90 ID:ZMTUg1CX0
P「ありすがやりたいことをできるだけ叶えてやりたいんだ。その代わり、さっきの曲は指示通りに踊ってくれないかな?」

ありす「…」

P「どうした? うつむいて」

ありす「...」ポロポロポロ

P「…」

ありす「…」ヒック...ヒック...ポロポロポロ

P「…ほら。ハンカチ」

スッ

ありす「…」フキフキ
109 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/14(土) 16:33:06.68 ID:ZMTUg1CX0
ありす「プロデューサーさん…ごめんなさい…ごめんなさい」ズビッ

P「いいよ。何かあった?」

ありす「…私。ちょっとだけ自分のやりたいことをはっきり言ってみたんです。可愛いのは嫌で。カッコいいのが好きなので」

P「…」

ありす「…悪いことだとはわかっていたんですけど…」

P「そっか」

ありす「…やっぱり私は子供ですね」

P「ありす。わがままを言うこと自体は悪いことじゃないよ」

ありす「…」

P「ただ慣れてないからか。ちょっと下手だったな」

ありす「…はい」
110 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/14(土) 16:33:45.08 ID:ZMTUg1CX0
P「落ち込まなくていいよ。練習してみよう」

ありす「練習?」

P「これからは1日1回、俺にわがままを言ってみるんだ。そうすれば『ちょうどいいわがまま』がわかるようになるだろ?」

ありす「…迷惑じゃ…ないですか?」

P「迷惑じゃない。ありすが成長してくれる方が嬉しいからな」

ありす「…」

ありす「やっぱり…私、自分の子供っぽさが嫌になります…」

P「…」

ありす「…だから、絶対…絶対に大人になってみせますね」

P「…ああ。楽しみにしてるよ」

ありす「待っていてくれますか?」

P「うん?」

ありす「いいから答えてください」

ありす「き、今日の分の私のわがままです…///」

ケース5. 橘ありす end
111 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/10/14(土) 16:36:50.61 ID:ZMTUg1CX0
休憩します
あと1人だけ書きます。
もしリクエストあれば書いておいてもらえると嬉しいです。その中から話が展開しやすそうな子を選びます。

ただ、おまけで「菜々」「仁奈」「春菜」「蘭子」「柚」を書くのでそれ以外の子でお願いします。
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/14(土) 16:39:13.03 ID:Ljc/SIcyo
早耶Pに予め言っておくと、この作者は早耶を無視するからリクエストするだけ無駄だぞ(下参照)
【デレマス安価SS】P「我の意思はすべて安価のもの…」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1503051142/
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/14(土) 16:39:31.39 ID:KrpbQbPso
全然悪って感じしなかったけどそこが可愛い
ありすはほんまええこやなあ

見たいのはちゃんみおかな
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/14(土) 16:40:49.58 ID:Ykj2o2qlo
紗枝はん
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/14(土) 16:42:21.29 ID:GKXIoTpHo
早耶は荒らしだから仕方ないね
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