海未「お勉強会です」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/19(木) 23:46:52.79 ID:9kbbxH6uO
海未「絵里?ここなんですけど」

絵里「なあに?ん〜そうね…ここはfineじゃなくてgreatを使った方が良いわね」

海未「そうなんですか?」

絵里「ええ。amazingでも良いわね」

海未「絵里、ありがとうございます」

真姫「流石は絵里ね。やっぱり頼りになるわ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1508424412
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/19(木) 23:59:46.41 ID:9kbbxH6uO
絵里「もう2時間も経ったのね。流石にちょっと疲れたわね」

海未「そうですか?私は全然大丈夫ですが」

真姫「海未は疲れ知らずだものね」

海未「そんな事はありませんよ。私だって疲れる事はあります」

絵里「まあ、キリも良いしちょっと休憩しましょうか」

真姫「あっ!美味しい紅茶があるの」

絵里「ハラショー。ちょうど良かったわ。私もケーキを持ってきたのよ 。紅茶に合うはずよ。ほら!」

海未「わ〜美味しそうです」

真姫「じゃあ、用意して来るわ」

絵里「よろしくね」

海未「ありがとうございます」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/20(金) 00:13:26.75 ID:IGgYS1fgO
絵里「ところで海未」

海未「何ですか?」

絵里「これ。何だかわかる?」

海未「風船ですか?」

絵里「どうやら風船ではないらしいのよ」

海未「では一体…。そもそもどこでそれを?」

絵里「昨日部室に行った時にね、穂乃果達が私の座る椅子のクッションにこれを忍ばせてたのよ」

海未「椅子に?」

絵里「そうなのよ。あの三人はイタズラばっかりして。没収してきたわよ」

海未「もし、この上に破れちゃうのではないですか?もしかして、それで驚かそうとイタズラを?」

絵里「ん〜でもほら?普通の風船と違って口の部分を縛ってないからここから空気が抜けるんじゃないかしら?」

海未「確かに。では、穂乃果達は何をしたかったのでしょう?」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/20(金) 00:18:53.68 ID:IGgYS1fgO
真姫「お待たせ〜」

海未「あっ!真姫」

真姫「はい…おっと」

海未「あっ、大丈夫ですか?」

真姫「ごめん。持ってくれる?」

海未「はい」

絵里「じゃあ、私はケーキを取り分けちゃうわね」


5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/20(金) 00:25:15.07 ID:IGgYS1fgO
絵里「それじゃあ、食べましょうか?」

海未「そうですね」

絵里「真姫。ありがとね。さあ、座って?」

真姫「ふふっ。じゃあ」

ブゥ〜

海未「え?」

絵里「え?」

真姫「え?」

絵里「ま、真姫?」

真姫「ち、違っ」

海未「だ、大丈夫ですよ」

真姫「ななな何がよ」

海未「いえ…私は何も聞いてませんから」

真姫「違うから。私じゃないってば」

絵里「…あっ!」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/20(金) 00:35:22.71 ID:IGgYS1fgO
海未「どうしたのですか?」

絵里「分かったわ」

真姫「何が分かったのよ?私じゃないから」

絵里「ええ。さっきの…音の正体が分かったのよ」

海未「え?正体ですか?」

絵里「さっき海未に見せた穂乃果達から没収したあれ。真姫が紅茶を持ってきた時につい真姫の座ってた場所に置いちゃったのよ」

真姫「え?なんの話?」

海未「なるほど。という事はあの音の正体は…」

絵里「そう。あれはあのゴムの風船状の物から空気が抜けた音」

海未「そう言う事ですか」

真姫「何?取りあえず私の疑いは晴れたのよね?」

海未「ええ。全ての原因は穂乃果達です」

絵里「という事はあの時私が気づいてなかったら…私が皆んなの前で恥をかいてたって事よね?」

海未「そうなりますね」

絵里「…今から穂乃果達をここに呼ぶわ」

真姫「ダメよ。落ち着いて勉強が出来なくなっちゃうじゃない」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/20(金) 00:36:53.92 ID:IGgYS1fgO
「雑誌」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/20(金) 00:42:16.24 ID:IGgYS1fgO
絵里「海未の家は落ち着くわね」

真姫「そうね。勉強が捗るわ」

海未「真姫?そこ間違えてますよ?」

真姫「え?本当?」

海未「はい。その場合は…」

真姫「なるほど。そう考えるのね」

絵里「優秀な真姫でも間違えるのね」

真姫「当たり前でしょ?だから勉強してるのよ」

絵里「ふふっ、ごもっともだわ」

海未「今の所なら詳しく載っているテキストがそこの棚にありますよ」

真姫「そうなの?じゃあ、ちょっと…」

海未「見つかりました?」

真姫「ねえ、海未?」

海未「はい?」

真姫「海未でもこんな雑誌読むのね」

海未「え?」

絵里「あら?やっぱり海未も今時の女子高生なのね」

海未「あ〜それは以前ことりが部屋に忘れていったんです」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/20(金) 00:52:08.56 ID:uZLLiHbA0
期待
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/20(金) 00:59:32.24 ID:IGgYS1fgO
絵里「へ〜どれどれ?私ってあまりこういった類の雑誌って読んだ事ないのよね」

真姫「へぇ、意外」

絵里「そう?」

真姫「うん。絵里はオシャレだし」

絵里「あら。そんなお世辞を言っても何も出ないわよ?」

真姫「期待してないわよ」

絵里「あら、随分ね」

海未「二人とも勉強しましょう」

絵里「ちょっとだけ。ちょっとだけ見せて?」

真姫「私もあんまり見た事がないから少し気になるわ。どんな事が載ってるのかしら?」

海未「…」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/20(金) 01:09:13.45 ID:IGgYS1fgO
ペラペラ

絵里「ふ〜ん。最近のトレンドねぇ」

真姫「いかにもことりが好きそうな感じね」

絵里「あら?恋愛相談室ですって」

真姫「へ〜。でも、これってファッション誌でしょ?そんなの載ってるの?」

絵里「載ってるわよ。ほら?」

真姫「えっと…最近出来た彼氏とキスがしたいのですが…」

海未「破廉恥です」

絵里「え?」

海未「破廉恥です。そんな…キ…キ…キスなんて…。だから勉強を続けようと言ったじゃないですか」

真姫「ちょっと…海未。私達高校生なのよ?いくらなんでも騒ぎ過ぎよ」

絵里「って言うか一度目を通してるのね…海未も」

海未「学生の本分は勉強です。学生は教科書と辞典だけ読んでいればいいのです」

真姫「そんな事はないでしょ」

絵里「もう、そんなに大した事は書いてないわよ。ほら?女子高生は彼氏がいる率は…40パーセント…え?40パーセント?」

真姫「え?そんなに?」


12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/20(金) 01:20:26.20 ID:IGgYS1fgO
絵里「え?待って?二人はもちろんいないわよね?」

真姫「当たり前じゃない。何言ってるのよ」

絵里「え?この雑誌の通りなら…μ’sは九人で…少なくともこの三人は居ないわけで…40パーセントって言うと…あれ?頭が正常に働かない」

真姫「ちょっと。絵里、落ち着きなさいよ。他のメンバーだっている訳ないでしょ?女子校なのよ?」

絵里「そ、そうよね?」

真姫「そうよ」

海未「だから何度も言ってるじゃないですか。読むべきではないのです」

絵里「そ、そうよね?あ〜バカバカしいわ。さて、勉強勉強」

真姫「動揺し過ぎよ」

絵里「あれ?全然問題が解けないわ」

海未「え、絵里。こう言う時は目を瞑って心をですね」

絵里「な、なるほど」

真姫「もう…勉強どころじゃなくなっちゃったわね」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/20(金) 11:58:02.80 ID:ARmErhumO
ぴゅあソルゲ組良いな
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/20(金) 22:55:23.56 ID:LVmvuvEdO
「なぞなぞ」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/20(金) 23:08:46.09 ID:LVmvuvEdO
絵里「ん〜、外は良い天気ね。こんな日は勉強じゃなくて外で思いっきり遊びたいわね」

海未「穂乃果みたいな事を言わないでください。まあ、でも確かにこんなに天気が良いと外に出たくなりますね」

絵里「そうでしょ?いっその事このままお出かけしちゃう?」

海未「たまにはそれも良いかも知れませんね」

真姫「絵里、海未。お茶入れてきたわ」

海未「真姫、ありがとうございます」

絵里「それじゃあ、休憩にしましょうか」

海未「はい」

真姫「あっ!そう言えば」

絵里「なあに?」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/20(金) 23:42:55.49 ID:LVmvuvEdO
真姫「こないだ凛と花陽にクイズをだされたんだけど」

海未「クイズですか?」

真姫「うん」

絵里「真姫なら直ぐに答えが分かっちゃった二人もがっかりしたんじゃない?」

真姫「それがなかなか難しくって…くやしいからまだ答えを聞いてないんだけど」

海未「真姫が答えられないなんてよっぽど難しいのですね」

絵里「どんな問題だったの?」

真姫「どんなお店にも売っているお寿司のネタはなんでしょう?って問題なんだけど」

絵里「どんなお店にも?それって飲食店の話?」

真姫「それはそうでしょ」

17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/21(土) 00:02:02.26 ID:ZnLn/LAUO
絵里「そうよね。常識的に考えてここであてはまるどんなお店にもっていうのは飲食店よね。後は…コンビニ?」

真姫「って言うかお寿司なんてお寿司屋さんでしか食べた事ないわよ」

海未「あの…二人とも…これは多分なぞなぞで…」

絵里「あっ!わかったわ」

真姫「え?本当?」

絵里「答えは卵よ」

真姫「なるほど。確かに卵はどんなお店にもありそうね」

絵里「ええ。洋食、和食、中華まで大抵の料理には卵を使うわ」

真姫「フレンチでもイタリアンでも卵は使うわよね」

絵里「ええ。だから答えは卵よ」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/21(土) 00:13:46.19 ID:6s7DAknDO
かしこいなぁ…
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/21(土) 00:16:33.48 ID:ZnLn/LAUO
海未「あの…答えは卵ではなく鮪だと思うのですが…」

真姫「え?」

絵里「いや…海未?鮪はどんなお店にもはないと思うけど」

海未「いいですか?お店の店という漢字を分解します」

真姫「分解?え?分解ってどういう事?」

海未「店という字の部首である广と占…さらに占はカタカナのトとロに分解する事が出来ます」

絵里「あっ、そっか!トロ!お店の中には常にトロと言う文字があるのね」

海未「はい。その通りです」

絵里「そっか。そう言う考え方があるのね」

海未「ええ。これはなぞなぞだと思うので先程の二人の様に考えてもなかなか正解には結びつかないと思いますよ」

絵里「大切なのは柔軟な発想って事なのね。流石は海未ね」

海未「昔、散々穂乃果に出されましたが」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/21(土) 00:26:33.78 ID:ZnLn/LAUO
絵里「なるほど。慣れてるわけね」

海未「そう言う事です」

真姫「納得いかないわ」

海未「え?」

真姫「今の海未の解説を聞いても納得いかない」

絵里「ええ?私は納得出来たけど」

海未「どこが納得いかないのですか?」

真姫「漢字を分解する所までは理解は出来たわ。納得は言っていないけど」

海未「はあ」

真姫「分解して广とロになるのは良いけどトは違うじゃない。カタカナのトってあんな直角じゃないでしょ?そんなのカタカナのトとは認められないわ」

海未「いや…そうなんですけど…これはあくまでもなぞなぞであって…」

真姫「納得いかない」

絵里「ま、真姫?」

海未「偶にいるんですよね。なぞなぞを遊びと割り切れない人って」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/21(土) 00:35:10.31 ID:ZnLn/LAUO
「動画」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/21(土) 00:45:40.21 ID:ZnLn/LAUO
海未「絵里、真姫。お茶を入れました。少し休憩にしましょう?」

真姫「ありがと」

絵里「なんか海未がお茶を入れてくれたって言うと期待しちゃうわね」

海未「ええ、絵里がそう言うと思って園田流でおもてなししようと用意したんですよ」

絵里「え?そうなの?」

海未「ふふっ、冗談です」

絵里「なんだ。海未が点てたお茶が飲めるのかと少し期待しちゃったわ」

真姫「珍しいわね。海未が冗談を言うなんて」

海未「私だって冗談くらい言いますよ」

絵里「そうね。うふふ」

真姫「うふふ」

海未「うふふ」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/21(土) 00:55:39.20 ID:ZnLn/LAUO
絵里「…なんか穏やかね」

真姫「騒がしい人達がいないものね」

海未「誰の事を言ってるのですか?」

真姫「それはもちろん…凛」

絵里「希!」

海未「穂乃果と」

絵里「にこね!ふふふ」

真姫「うふふ」

海未「うふふ」

絵里「そう言えばねこないだ亜里沙から教えて貰ったんだけど」
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