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キャラから作るコロシアイ学園生活2
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182 :
◆nySMeRqtqc
:2018/02/18(日) 14:39:39.83 ID:jWF/sglH0
すみません。更新は来週に延期します。
>>180
>>181
乙有難うございます。クロ発覚はもう目前ですね。雪水くんはある程度勘付いているのですが…
183 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/21(水) 21:59:15.07 ID:NUUX2pQw0
報告乙でした
184 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/02/25(日) 23:30:23.52 ID:HlfYL9ab0
更新再開します
185 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/02/25(日) 23:33:50.03 ID:HlfYL9ab0
議論スクラム開始!
古伏「私たちの捜査が完璧だったとは言い切れません。見落としはあり得ます」
鷺宮「血なんて簡単に拭き取れるだろ?」
今井「あの倉庫や……把握漏れくらい普通にあると思うわ」
楠見「そもそも、須夜崎くんの作った表自体が間違ってるかもしれないよ?」
夢川「私たちにバレないように、倉庫にあるものをつかわなかった……
僕たちはまず入らない、個室のものを使った可能性もあるよね」
御開「そもそも、ロープを使わなかった可能性もあるわ。別のものということもあるでしょう?シーツなどを加工すれば可能よ」
皆守「そもそも、死体をほぼ段差に打ち付けることなく落とすだなんて…無茶だよ」
<見落とし|
<拭き取れる|
<把握漏れ|
<表|
<個室|
<別のもの|
<無茶|
階段から突き落とすための仕掛けは?
|あった!> <なかった!|
186 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/02/25(日) 23:42:05.27 ID:HlfYL9ab0
唐崎! 唐崎「それなら最初からモノクマは『証拠がほぼない』、みてーなこと言わねえよ。
それで見落としさせるのはフェアじゃねえ。死体の情報が多いからバランスで?それなら初めから渡すなって話だ」
楠見…楠見!? 楠見「結構暗かったし……多分血がついてる場所を見つけることが難しいと思う」
梓川! 梓川「えっと……古伏さんと二人で確認したんだ。何回も。だからそれはないと思う」
梶原! 梶原「は、犯人も、そ、その表に、も、基づいて、こ、行動してるはずだよ!」
四月朔日! 四月朔日「わたぬきちゃんの部屋にはそんなものなかったよー?
みんなの部屋にもそんなのないはずだよ!」
数野! 数野「メリットが薄いな。相手が相手だ。人一人を運ぶんだぞ?
成功確率を上げるためにも丈夫なロープを使う、でいいと思うが」
ここは俺が! 雪水「そうとは、限らないぜ。俺たちには無茶みてえなことでもな」
雪水「これが俺たちの答えだ!」
187 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/02/25(日) 23:53:44.12 ID:HlfYL9ab0
……押し切れたのはいいんだが、いやさっき……
梶原「よ、よかった……」
今井「いやそれよりなんで楠見ダブルで出とん!?」
楠見「え、そこは公平性を期してってことじゃない?私もさっき言われて焦ったんだけど
……」
モノクマ「はい、そうですね!答えがわかってるやつがいたらそれを参考に推理しちゃう
でしょ?それはちょっとツマラナイからね!こういう措置を取らせてもらいました!」
楠見「あのマジで困るからそういうのやめてくれないかな」
モノクマ「すみませーん、ショボーン」
今井「モノクマよわっ!?」
188 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/02/26(月) 00:04:16.84 ID:JsO3yCcM0
……いらない茶番に付き合わされたな……
楠見「うん、まあでもあれだね。楽しかったけど……」
皆守「楽しんでたんだ……」
楠見「いや、まあ……怪しい人も少し見えたしね?多分」
楠見は楠見なりに……何か考えがあるのか?
言うつもりはなさそうだが……
四月朔日「怪しい人―?」
梶原「は、犯人を知らないまま、て、適当な、ことを、い、言ってたのか!?」
楠見「そんなわけないでしょ、多分。そういう意味じゃないから安心してって」
梶原「そ、そうかよ……」
雪水「あの、落ち着け梶原。思うところがあったのはわかるけどよ……」
梶原「ご、ごめん。ば、場の、く、空気を、わ、悪くしたよね?」
雪水「もう少しでな。まあ気にすんな」
189 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/02/26(月) 00:24:03.34 ID:JsO3yCcM0
皆守「あ、そうだ。そうとも限らないってあれ、結局どういうことだったの?」
雪水「……いくつか、違和感を感じたことがある。それは……ある人物が犯人だとしたら、
すんなり解決するんだ」
今回はここまで。明日か明後日も更新します
190 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/26(月) 00:37:43.17 ID:2ngcDqy00
乙
191 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/26(月) 06:13:20.14 ID:+UmTYrKDO
乙
192 :
◆nySMeRqtqc
:2018/02/27(火) 20:05:48.41 ID:vu2ouFCc0
すみません更新明日に延期します
今週中に三章入る予定です
193 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/27(火) 21:04:38.63 ID:x1WGd7sE0
了解です
裁判も3章も楽しみ
194 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/02/28(水) 23:30:20.04 ID:f+znQ/Nj0
更新再開します
195 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/02/28(水) 23:32:33.40 ID:f+znQ/Nj0
梶原「!……そ、そうなの?」
四月朔日「わー、すごいよけいた!それってそれってー?」
今井「あんたはもう犯人わかっとるちゅうことやな!?」
唐崎「……」
楠見「……で、誰って言うつもり?」
もし、鈴本のことを「投げとばし」たとしたら。
わざわざそんな手段を選ぶのは、そういうことに長けたやつくらいだ。
「人を投げる」、それが得意な奴……そんな奴は、俺たちの中にもいたはずだ。
犯人を指名しろ!
196 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/28(水) 23:38:07.51 ID:lMqFZdBk0
古伏
197 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/02/28(水) 23:40:25.45 ID:f+znQ/Nj0
雪水「お前しか……いないよな」
雪水「絶対だ、だなんて言い切ることはまだできないが……
古伏。お前ならこの犯行は可能だったんじゃないのか?」
古伏「へ……ゆ、雪水さん!?貴方まで悪の手に落ちたのですか!?」
梓川「そ、そうだよ雪水くん!捜査の時も、雪水さんはずっとつらそうにしてて……
だって、あんなに仲が良かったのに……って、あ……」
……今回の事件に関しては、仲のいい、親密な関係にある人物のほうが犯人である可能性が
高い。いや、違う。無関心な誰かを殺すよりも、自分と親しい人物を殺すことのほうが、ず
っとありえるのかもしれない。
198 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/02/28(水) 23:46:05.61 ID:f+znQ/Nj0
古伏「あ、梓川さん!?」
楠見「ねえ、なんでそう思うの?理由があるんでしょ?」
雪水「当たり前だ。まず一つ目。おとなしすぎるんだよ、古伏」
古伏「おとなしすぎる、とは?」
雪水「唐崎の様子がおかしかった時……お前なら一番初めに突っかかってもよかったんじ
ゃないか?いや、いつものお前ならそうしてたよな?」
古伏「それは……私もまだ、鈴本さんのことを、引きずっていて……」
雪水「じゃあ、動機ビデオを見たあたりから急にしゃべりだした理由は?」
古伏「それは、あれをみて落ち込んでいる場合ではないと思い……!」
雪水「じゃあ、夢川の言ってた方法で犯行が行われたって思った理由はなんだよ!
梓川と一緒に倉庫を調査したなら、普通梓川と同じ側の意見になるはずだろ!」
古伏「それは、私が捜査をしていなかったから不安で……」
199 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/02/28(水) 23:54:02.11 ID:f+znQ/Nj0
雪水「捜査の状況をちゃんと知らないなら、他のやつらがちゃんとやってると思ったりしな
かったのか?」
古伏「それは、みなさんも適当にしてしまったと言っていましたから……
大体、なぜあなたは鈴本さんが投げられた、そう確信できるんですか!」
雪水「それだと打撲痕が肩からなのにも納得いくからだ!もしお前に投げられていたとしたら、鈴本は受け身を取っていた可能性が高い。だってあいつは武道の名家の娘だったんだろ?それくらいはできたはずだ」
梶原「……?」
古伏「彼女は超高校級の狩人です。階段で転がる際にダメージを減らすために首を守っていた可能性もあります!」
雪水「それなら段差でぶつけた跡があるはずだって話はしただろ!」
古伏「なら、その……うっかり手をつく場所を間違えてそのせいで飛んでしまった、というのは……」
雪水「ない。それで肩を痛めないほうがおかしいだろ?」
古伏「うぐ、うぐぐぐぐ……」
200 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/01(木) 00:23:16.34 ID:CYUO7x4J0
理論武装開始!
古伏「私じゃない私じゃない私じゃないんです!」
「だって、鈴本さんを殺すだなんて!」
「人を殺すだなんて悪の所業じゃないですか!」
「私は、正義の味方なんですよ!」
「弱きを守り、強きをくじく!」
「力を乱用してしまうなど、それこそ悪の極み!」
「それに、雪水さん、教えてください!」
「あなたは脚の傷については言及しませんでしたよね?あれはなぜできた傷なんですか!それを説明してください!」
それは……
〇 か
×り △わ
□ ざ
201 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/01(木) 01:00:01.53 ID:CYUO7x4J0
か り わ ざ
雪水「これだ!」
雪水「古伏、お前……鈴本を確実に仕留めるために、体勢を崩すために、かり技を使った
んじゃないか?お前ほどの力があって、さらに靴も履いてるんだ。ブーツ越しでもかるい
傷ができたっておかしくない!」
古伏「な、なな……」
雪水「もういい加減認めてくれ……!」
古伏「そ、そんなこと……そ、そうですよね!く、楠見さん!」
楠見「え、あ、うん。古伏さんが犯人だけど……」
古伏「……え?」
すみません今回はここまで、明日明後日あたりにまた更新します!ありがとうございました
202 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/01(木) 01:12:51.24 ID:b7r1i8Z00
乙です
古伏さんクロか……悪に対する脊髄反射面白くて好きだった
あと理論武装見れて嬉しい
203 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/02(金) 16:53:55.25 ID:3KllJyIh0
更新きてましたか
乙です
204 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/02(金) 21:26:10.84 ID:PQ0KcQ3SO
乙、古伏さんか…この中のムードメーカーだったからいなくなると辛いな…
205 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/02(金) 23:40:18.01 ID:DDYIR9TR0
すみません更新明日になります。明日2章終了します
>>202
ありがとうございます。おもしろいキャラだと感じてもらえて幸いです。理論武装も好評で嬉しいです
>>203
乙感謝です
>>204
辛いと思ってもらえるだけ古伏さんを気に入ってもらえて嬉しいです
206 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/02(金) 23:50:46.54 ID:PG0zE3OQ0
無粋で悪いけれど梓川の台詞の「雪水さん」って「古伏さん」だよね?
207 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/02(金) 23:57:32.52 ID:VH/bU3y00
本当に無粋だな
208 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/03(土) 21:27:30.51 ID:roNebErX0
仲いい子同士で殺し合ったのはえぐい
209 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/03(土) 23:19:39.11 ID:ToyIkWOM0
改めて読み返してみると結構古伏怪しい行動取っていたんだけど中々気づかなかった
210 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/03(土) 23:37:28.50 ID:AsFWUixV0
更新再開とお詫び。
モノクマ「えーっと、ですね。二つお詫び申し上げたいことが。
ひとつ、指摘してもらった通り雪水さんじゃなくて古伏さん。
もうひとつ、これが一番大きいんだけど……」
モノクマ「モノクマファイルに書いてある死因が頭部からの失血死、になってたんだよね。
一番大事なところをミスしてて本当に申し訳ないよ」
モノクマ「……ボクがいろいろいじらないと参加者のみんなにもばれるところだったしね……一人怪しんでるみたいだけど」
モノクマ「それだけだよ!ボクもゲームマスターとしてこれ以上にない失態をしてしまったことを詫びるよ」
モノクマ「じゃあね、希望を信じる誰かさん、もしくは希望も絶望も捨てた視聴者であるオマエラ!」
皆さんにご迷惑をおかけしましたことをここにお詫び申し上げます。
>>208
今回の狙いの一つだったのでそういってもらえると嬉しいです。鈴本さんや古伏さん、唐崎くんには悪いですが。
>>209
隠し事が苦手な古伏さんの性格も考えて、結構怪しくふるまっていたとは思います。気づいてもらえてとても嬉しいです
211 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/03(土) 23:44:19.89 ID:AsFWUixV0
古伏「く、楠見さん、な、何を言って……」
楠見「いや、だからね。うん。古伏さんが犯人なんだよ」
古伏「な、なんで……」
……なんだか様子がおかしいな?
古伏「あ、貴方は……正義のために……そのことは話さない、と……」
楠見「多分、ってつけたよ?」
古伏「嘘を……あなたも、力を持った、悪、強者で……」
楠見「そんなわけないでしょ?こういう卑怯なマネは弱者こそとるんだよ。
古伏さんは強いものは悪、弱いものは正義だなんてふざけたこと抜かしてたみたいだけどね。どこの素人作品だよって話」
212 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/03(土) 23:48:28.76 ID:AsFWUixV0
誰も何も言えないでいた。状況を飲み込めないでいた。口を出せないでいた。
……裏で取引をしてて、それを楠見が裏切ったってことか?
何のためにそんな、いや、何を思えばそんなことに……
梶原「お、お前らは、な、何の話を……」
楠見「ああ、ごめん。置いてけぼりだったね。説明も兼ねて事件の話をしようか。
被害者の迷いと加害者の信念、シロの誰かのための悪行とクロの独りよがりの善行が交差する事件。
強さを求めた狩人と弱くあろうとした柔道家、過去に立ち向かって、悪に生きると決めた鈴本さんと過去から逃げまどって正義にすがっている古伏さんの「二人」の犯行をね!
ああ、まあ。題材としてはありきたり。物語によくある奴だね」
四月朔日「物語……何の話をしてるのかなえ……?」
皆守「何か、知ってるっていうの……?話して、ほしいけど……」
楠見「まあ、私なんかが話してもつまらないだろうけど……
さて、前回雪水くんがドヤ顔で話してた事件の全貌ってやつを振り返るよ」
……何が言いたいのかは知りたいが……話すつもりはある、んだよな?
213 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/03(土) 23:52:03.64 ID:AsFWUixV0
クライマックス推理 開始!
Act1
まず、最初に動き出したのは鈴本さんだった。
動機ビデオを見る前だったか後だったかはきいてないんだけど。殺人しようとしてたらしい。まあ、その詳細は知る由もないんだけど……殺人に必要だった、「毒薬」を
倉庫から調達していたのは確かだった。
もしかすると、焦っていたのかもしれない。超高校級の狩人である彼女は
失態をおかした。毒薬の調達現場を見られてたんだよ。今回のクロである、古伏さんにね。
Act2
古伏さんはすぐに動き出した、わけでもなかった。
聞くところによると、倉庫から出たときの鈴本さん、すごく顔色が悪かったらしくて。
何か事情があるはずだ、って思ったんだって。そこでタイミングをみはからって
彼女に話を聞いてみることにした。これが、事件当日の出来事。
Act3
うまく約束を取り付けることのできた古伏さんは、鈴本さんを呼び出した。
人気のない、夜の廊下に。そして、事情を聴いてみることにした。
きっと脅されたのだろうと思っていた。モノクマだとか、唐崎くんにね。
だけど、彼女が口にしたのは、コロシアイから逃げ出したいという思い、
はやく戻らなければという焦り、そして「狩人」の才能。
古伏さんの思考は切り替わる。目の前にいる殺戮者という悪を倒さねば、と。
目の前にいる「強者」は消し去らねば、と。
不意打ちだよ。心の内を吐露したばかりの鈴本さんによけれるはずもない。
鈴本さんの体は宙を舞って……あとは想像にお任せするよ。
Act4
同時刻、なんとなーく眠れなかった私はそとをぶらついていた。
まあ、すぐに戻るつもりだったんだけど……運悪く、犯行現場に出くわして
しまった。スプラッタ系は苦手だからやめてほしい……ってそうじゃない。
まあ、見られて何もしない、ってのはあり得ないよね、多分。古伏さんは
私にとあることを頼んだ。「悪でない貴方は殺せない。しかしこのままおいておくわけにもいかない。どうか見なかったことにしてほしい」ってね。庇えとまでは言わないあたり
性格がわかるよね。
Act5
さて、死にたくなかった私が契約を飲んでおとなしく帰っている間に
偽装工作を開始した。そのまま死体を放置すれば、怪しまれるのは古伏さんだったから。
まるで突き落としたかのように見せかけるために、頭から血を流したように見せかけた。
……自分の血を使ってね。確か死んだ人間からは簡単に血は流れないんだっけ?
でも階段があるんだし斜面を利用すれば……ってそんな余裕はなかったんだろうね。
まあ、そんなことは置いといて。とりあえずそれだけをして部屋に戻った。
怪我の治療だけして。……きっと、これだけのシンプルな犯行だからこそ解きにくかった。
Act6
そして、朝を迎えて……雪水くんがたまたま階段近くを通ったときに、死体が発見された。
推理ものとしては駄作レベルのトリックに憤慨したモノクマがいろいろ言ってた影響で
現場調査は適当、アリバイもほぼなしの壊滅的な状態で捜査は終わった。
私は顔に出やすいタイプだからね。今回の捜査時間では皆から距離をとらせてもらった。
古伏さんは……何を考えてたかは私なんかにわかるわけはないけれど、死体からは
はなれて行動してたみたいだね。……っと、これで事件の概要は全部だよ
214 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/03(土) 23:59:08.94 ID:AsFWUixV0
古伏「……」
これが、真実だということらしい。
気まずさと罪悪感に満ちた古伏の顔が、それを暗に示している。
今井「は……?いや待ち、納得いかん!動機が、動機があまりにも不透明すぎる、
適当なこと言うんやない。曖昧にしてごまかそうとすんなや!」
楠見「あはは……そんなつもりはないんだけど……ごめん。
彼女が突発的に犯行を行った理由は……古伏さんに聞いたほうが早いと思うけど、多分」
四月朔日「……はるる、ううん。はるるんに?」
古伏「……!」
はるるん、というのは確か、古伏が自分につけた愛称だったか。
少し前のことになるし、誰もそう呼ばなかったから記憶から消えていたが。
古伏「……ええ、お話ししますとも。ここで喚くほど愚かになったつもりもありません。
潔く、私が悪に染まった理由を、お話し、しま、すとも……」
215 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/04(日) 00:11:20.72 ID:Kz8NVW7V0
古伏「私が、悪が嫌いです。強大な力を持ち、それにおぼれる悪が」
唐崎「……」
古伏「自身を過信し、己を顧みず、ただ欲と不満を他人にぶつけることしかしない、
傲慢で愚かな悪が!そんな悪が、悪さえいなければ!誰も苦しまなかった、泣くこともなかった、笑顔でいられた、幸福になれた!悪さえいなければ、あいつにに力もなければ、
私は、私は……あんなに辛い思いはしなかったのに!」
……心の叫びだった。普段気丈にふるまう彼女の、弱い一面。
……そして、知らない側面。
皆守「それって、どういう――
古伏「悪は弱者を虐げる。強い力は人を邪にする。「狩人」という才能などを
持っているから、自らより弱い獣を殺すのです。人を殺そうなどと考えるのです。
たとえ、それがもとは彼女より強大な悪が生み出したものだったとしても!
悪が、悪のせいで、そこに、彼女の心に生まれるのです!私は、私は……怖い、それが怖い!
私は、私はもう、悪の手によって脅かされたくない!何もされたくない!私は、私は、
また悪に恐怖を植え付けられるくらいなら!その存在を私が滅します!それで、それで……」
唐崎「お前は何の話をしてるんだよ」
古伏「……え?」
216 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/04(日) 00:15:27.97 ID:Kz8NVW7V0
唐崎「だから、何の話をしてんだよ、事件の話関係ねえじゃねえか」
古伏「……っ、」
唐崎「ただの言い訳だ、そんなの。お前は怖かった、だから人を殺していいだ何て
誰も言ってねえ。ついでに言えばそのお前のかわいそうな身の上話は知らねえ。
身の上話にすらなってねえけどよ」
皆守「さ、さすがにそれは言い過ぎ――
唐崎「お前はうるさい黙ってろ。なんかしらねーけど、強い奴にびびってて、
それになんかされるのが怖いだのいやだのって言いたいんだろ?でもよ」
唐崎「その恐怖の対象をあっさり殺しちまったお前が「弱き正義」とやらなわけねーだろ」
古伏「……なっ、な……!?」
217 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/04(日) 00:31:16.11 ID:Kz8NVW7V0
古伏が、今にも泣きそうな顔で、絶望に染まった顔で、茫然とした顔で、
唐崎を見ている。いや、ここにはいない誰かを見ている。
唐崎「……お前は自分が悪を恐れたあまり、その大っ嫌いな悪に堕ちちまったってわけだ。
楠見も似たようなこと言ってたけどよ、間違った道に進むのはな、強い奴よりも弱みのある奴のほうがよっぽど多いんだよ」
古伏「な、な、そ、そんな、そんなはずは……悪の妄言で、いや、ちが、なんで……
……私は、どうすれば……どうすれば、よかったんですか……?」
投げかけた問いは、誰にも届かない。誰も答えない。……誰も答えられない
モノクマ「うぷぷぷぷぷ……もう終わった?悪いけど尺のこともあるからね。ここでカットさせてもらうよ!」
梓川「え、それって……」
古伏「……!?」
モノクマ「なーに意外そうな顔してるの?もう定番だよ?」
218 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/04(日) 00:39:17.64 ID:Kz8NVW7V0
唐崎「……っち、結局こうなるのかよ……」
御開「……そうみたいね」
鷺宮「くそ、気分悪い……」
モノクマ「うぷぷ……いい表情だね。ま、さて、張り切ってまいりましょうか、オッシオッキターイム!」
コフセさんがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。
219 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/04(日) 00:50:52.39 ID:Kz8NVW7V0
正義完了!悪を倒せよ最強勇者!
勇者の周りに広がる広大なマップ。
その中央そびえたつ塔の上で、マモノと勇者が対峙する……
モノクマムル が あらわれた!いとも簡単に古伏さんはそれを倒す!
モノクマ仙人 が あらわれた!いくら仙人といえど古伏さんにはかなわない!
モノクマ蝕中 が あらわれた!この程度でかとうだなんてぬるいぬるい!
モノクマ親分 が あらわれた!少し苦戦したけれど、最後は一本背負い投げ!
……
モノクマV3 が あらわれた!つよい!モノクマV3は強い!しかし古伏さんはもっと強い!
お見事!見事モノクマV3は倒された!
……
「許さないぞ!ボクたちの仲間を次々に殺しやがって!」
勇者モノクマ は たちあがった! 魔王 コフセ は 倒れた!
おめでとう!おめでとう!世界に平穏が訪れた!
ありがとう!ありがとう!勇者モノクマの勇姿は忘れない……
220 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/04(日) 01:00:11.91 ID:Kz8NVW7V0
梓川「あ、ああ、あああ……」
雪水「……座ってろ、そばにいてやるから」
梓川「あ、あ、ご、ごめん……」
数野「悪趣味だ、そして非合理的だ。ここまで対象を貶める理由がわからない」
皆守「なんだよこれ……こんな、人の心を踏みにじるようなオシオキが……」
夢川「私、も見てられないよ、こんな。僕達の、仲間だったんだ。間違いこそしたけれど……」
モノクマ「ぶひゃひゃひゃひゃひゃ!殺人を犯したやつはね、裁かれる運命なのです!
人殺しだなんて悪い奴、殺されちゃっても当然なのでーす!あーっはっはっは!」
唐崎「くそ、あの、野郎……」
モノクマ「あれー?どうしたの?彼女を散々追い詰めたオマエがそんな顔するなんてさ」
唐崎「……知らねえよ。あいつが追い詰められようが、こちとら。……
あいつのありようが、許せなかっただけだ……!」
モノクマ「ふーん、そういいたいならそういえば?別にボクはその辺は興味ないしね」
唐崎「そうかよ……」
モノクマ「あ、オマエラは自由解散しちゃってください!もう裁判終わっちゃったしね。
ばいばーい」
……重苦しい空気が漂う。最初は皆、周りの様子をうかがって、誰も動けないでいた。
そして、しばらくするうちに、ぽつり、またぽつりと皆戻っていった。
静かだった。
ただ、唐崎が壁を殴る音が、裁判上に響いていた。
221 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/04(日) 01:04:05.05 ID:Kz8NVW7V0
Chapter 2
世界の中心で罪を叫ぶ 非日常編
END
コロシアイ参加者 残り 12名
アイテム 使い古された白帯、隠された凶器 get!
222 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/04(日) 01:04:55.27 ID:Kz8NVW7V0
今回はここまで。次回、全員のプロフィールとできれば古伏さん、鈴本さんの小話を挟めればと思っています。
ありがとうございました
223 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/04(日) 01:06:20.42 ID:dvDA30QDO
乙、古伏さんの過去に何があったのか……
224 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/04(日) 01:21:27.51 ID:AtFMcDB30
乙です、古伏さんの動機の吐露が悲壮でした
前回に続きクロの最期が滅茶苦茶好きです……
225 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/06(火) 22:54:15.36 ID:3cPGMLGK0
梶原が死因について怪しんでる臭いけど、もしかして今までの被害者は首謀者側に殺されてたとか
クロは思い出しライトや状況で自分が殺したと思い込まされてるだけで完全に冤罪なのでは
226 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/11(日) 10:42:54.69 ID:zx1ho4510
乙
ここまでV3と同じ動機だから、何気に屍者の書楽しみ
死に別れた人が多いし
227 :
◆nySMeRqtqc
:2018/03/11(日) 20:43:01.42 ID:GiiMW7la0
すみません、更新が明日に延期します。内容は
プロフィール(一部のキャラ、更新毎に追加)、古伏さん番外、三章日常編
>>223
実はもうヒントは出ていたりします。明日古伏さんの隠れた一面を見せれたらなと思っています
>>224
ありがとうございます。クロの最期の想いや叫びが伝わればなと思います。
>>225
それに関してはコメントできませんが…梶原くんは実はもうかなり真相に迫り始めています。
>>226
校則を始めV3リスペクトで書かせていただいています。楽しみにしていただいて嬉しいです。
皆さん乙や感想などをくださりありがとうございます。かなり更新の励みになっています。
228 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/12(月) 23:38:32.33 ID:LYQ/E/BJ0
更新再開します。
229 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/12(月) 23:39:52.19 ID:LYQ/E/BJ0
須夜崎「まずはオレサマ特製のプロフィール一覧その1からだ!」
須夜崎準様による、超高校級のプロフィール一覧
超高校級のスノーボーダー 雪水渓太 ユキミズケイタ
誕生日 5月12日 血液型 O 身長 142cm 体重46kg 胸囲 68
好きなもの スノーボード、みかん 嫌いなもの 梅
コメント このニンゲンが一番厄介なんだよ!失せろ!あと一番データが信頼できねえ。
超高校級の幸運 楠見 和 クスミカナエ
誕生日 7月1日 血液型 A 身長146cm 体重43kg 胸囲 78
好きなもの 信頼されること 嫌いなもの 期待されること
(めんどくせえなこいつ)
コメント 超高校級になるかはしらねえが、自信がありゃもっと才能もでたのによ
230 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/12(月) 23:42:34.73 ID:LYQ/E/BJ0
超高校級のピエロ 夢川明日葉 ユメカワアスハ
誕生日 10月26日 血液型AB 身長 158cm 体重 54�s 胸囲 67�p
好きなもの 笑顔、温かいお茶 嫌いなもの からいもの(特に塩辛いもの)
コメント 見返すとわかるかもしれねーが状況が状況なんで割と冷静にふるまってやがる
超高校級の情報屋 須夜崎準 スヤザキジュン
誕生日 11月25日 血液型 ? 身長 約160cm 体重約52�s 胸囲約75�p
好きなもの クマ 嫌いなもの ウサギ
コメント イケメン!芸達者!インテリジェント!な、オレサマ。
須夜崎「とりあえずその1はここまでだぜ!」
231 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/12(月) 23:47:13.08 ID:LYQ/E/BJ0
番外編 私のヒーローアカデミア
私が生まれた家というのは、特段優れた名家というわけではありません。
だから、幼いころから武道を仕込まれたというわけでもありません。
さらに言えば。私の家庭は、一般よりも下……劣悪というべきか否か、そんな家庭でした。
だから、幼いころから武道を習い事としていたというわけでもありません。
そんな私が柔道に出会ったのは中学の頃でした。公立の学校ではありましたが
歴史は長いところでした。そのため、古くからあった道場が改修を繰り返しながらも
残っており、そこを長い間使っているとのことでした。
232 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/12(月) 23:49:06.97 ID:LYQ/E/BJ0
柔道に出会ったときは感動しました。なにせ、力に対し力で対抗するわけではない。
力という悪をより強い力(あく)でねじ伏せるだなんて、恐ろしいことをするわけではない。
まさに正義のためにある武道だと感じました。(創始者である嘉納治五郎も虚弱体質だった
といいます。それを聞いて私はこの確信をさらに強めたのです)
そして、私は入部し、そこで目覚ましい活躍をしました……自分で言うのも変ですがね。
でも、実際そうでした。プロのコーチでもない、無名の教師に教えられた、
しかも武道そのものに初めて触れたような人間が、瞬く間に多くの賞を獲っていったのですから。マスコミにも取り上げられたことがあるんですよ?
……さて、「超高校級の柔道家」としての話はここまでにしましょう。
いえ、もっと華々しい話はあるのですよ?金メダルを取ったこと、師匠との
修練の日々、応援に来てくれた仲間たち。語ることは決して少なくない。
でも私は、それでも、「古伏春留」としての私の話をしたいのです。
233 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/12(月) 23:55:01.30 ID:LYQ/E/BJ0
先ほどもお話ししましたが、私の家庭環境は良いものではありませんでした。
お金がないわけではありません。それが私たちに行き届かないだけで。
自由がないわけではありません。それを取り上げられてしまうだけで。
私の父はスポーツ用品の会社に勤めております。昔はスポーツマンだったそうです。
その名残か、今でも体を鍛えており、無駄に力があるのです。……そう、強大な悪なのです。
さらに社内ではそれなりの地位を築いております。権力まである悪なのです。
234 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/13(火) 00:00:18.05 ID:adDW5iDl0
父はそれを振りかざしました。家でも、外でも。それでいて、自分の利益のためなら
善良なふりをし猫をかぶる卑怯者でもありました。
父は傲慢で、なにかあれば誰かからモノを奪い取ろうとします。
自分の力を見せつけて、脅して、殴りつけて!
私も、母も、一つ下の弟も例外ではありません。気に食わなければ
自らの力で押さえつける!そしてその「力」で、金を手に入れ享楽に費やし、
酒を浴びるように飲み、さらによった勢いで暴れ、また私たちに襲い掛かる!
235 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/13(火) 00:08:19.47 ID:adDW5iDl0
私たちは何もしていないのに。私たちは、ただ、つつましやかな、いわゆる
「正しい」生活を送ろうとしていただけなのですよ!?
それを壊そうとする者を悪と断じないわけがない!やつの行動は悪逆そのもの、
暴虐の塊、非道でしかない!そんなこと、許されるわけがない。
私が、守らなければ。このか弱い弟と母を守らなければ。
でなければ、でなければ。こんな間違った生活を受け入れなければならないのだから!
悩みました。私は。なぜ人が悪になるのだと。
だって、昔は優しかったんらしいのです。父は。
……悩みに悩んで、そして答えを得たのです。
確か、古典の時間です。「弱肉強食」と。弱いものは強いものに淘汰されるのだ
という意味だとききました。
そう、それなのです。「力」です。あの男はそれがあった!だからこそ
あの男はそれに酔いしれ、それを利用し、横暴なふるまいをしたのだ!
力が強いものさえいなければ、和を乱したりなんかしない。
弱きものしかいなければ、互いに手を取り合って支えあうはずなんだ、と!
236 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/13(火) 00:13:33.20 ID:adDW5iDl0
……そして、私は。それを信じて生き続けたのです。
……果たして、それは正しかったのでしょうか?
本当は、私の理不尽になんとかして理由をつけたかっただけなのかもしれません。
本当は、私は弱き正義を助けるために行動しようとしていたのではなく。
……自分の中に眠る、強大な力を誇る父(あく)に怯え、痛めつけられているじぶんを助けてほしかった、それだけなのかもしれません。
しかし、一度決めた道を踏み外すことなどもうできやしないのです。
だから、私は。それを気の迷いと断じてふたをして――
――今、そのツケを払うときがきたのです
237 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/13(火) 00:28:34.72 ID:adDW5iDl0
Chapter3
俺はまだ
あのク
ロの心情を
知らない
(非)日常編
238 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/13(火) 00:42:33.93 ID:adDW5iDl0
……ひどく、寝覚めのわるい朝だった。
当然だ。昨日、あんな事件が起きてしまったんだから。
……最期の古伏の悲鳴ともいえる叫びが、まだ耳の奥の中でこだましている。
何で気づけてやれなかったんだ、とか。もっとこうすればよかっただろ、とか。
いろいろと考え込んでしまう。過ぎたことは気にしても仕方がない、とよく言うが、
どうしても気になることだってある。
……ほかのやつも、なにか抱え込んでなきゃいいが。
鷺宮や唐崎は前の事件のこともあってだいぶ応えているはずだ。
そうじゃなくても、……鈴本みたいな。何か重大な問題を持ってるやつが
まだいる可能性だってある。こういう状況だと、それが文字通り「命取り」
になる。できるだけ、俺がなんとかしねえと……
239 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/13(火) 00:49:41.77 ID:adDW5iDl0
「さすが雪水くん!こういうときでも皆を支えに行こうとするなんてさすが希望とよべる
存在だよ!」
雪水「……ああ、クソっ!」
その呼び方はやめてくれ、そんな理由で俺を持ち上げるな!
俺じゃない何かを見る目で見るのはやめてくれ……!
……いや、落ち着け。それは今は関係のないことだろ。
……いやなこと思い出したな……ちょっと体動かすか。
まずはいったん外に出て……って。
ガコッ!ベキッ!
……。音のあるのは……
……道場の方か。
240 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/13(火) 01:01:43.74 ID:adDW5iDl0
なんとなく、そこに何があるかわかっていた。
だって、道場は……道場といえば……おもいつくのは、あいつらくらいじゃないか。
その予想は、なんの狂いもなく当たっていた。
唐崎「……くそっ、なんで……」
……そこにいたのは唐崎だった。
いつもの唐崎ではなかった。
何があってもむすっとした仏頂面でじっとしていた、唐崎ではなかった。
壁を殴りながら、苛立ちを隠すそぶりも見せない唐崎は、なんというか。
子供みたいだった。……もしかしたら、あいつは、この中にいる誰よりもガキ臭かったんじゃないだろうか。
そのくせ、頭が回るから、それを表に出さず、誰からもある程度警戒されることで、
身を守っていたのではないか。ふと、そう思った。そうだとしたら。
あいつはこの状況に怯えているだけだったんじゃないか?
それをどんな形であれ支えていたのが、あの二人だったんじゃないか?
……なんとなく、そんな気がした。根拠はない。だけど、間違ってる気もしなかった。
声を掛けますか?↓3まで多数決
今回はここまで。ありがとうございました。
241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/13(火) 01:03:35.77 ID:4wA4ElMI0
乙
かけない
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/13(火) 01:04:53.11 ID:eits6Va20
乙です
かけようかな
243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/13(火) 01:08:36.13 ID:4wA4ElMI0
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/13(火) 01:09:49.75 ID:4wA4ElMI0
ごめんなさいエラー起きて変なレス挟んでしまった
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/13(火) 06:31:43.75 ID:aXkqXFMDO
乙
声をかけるで
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/15(木) 02:39:28.51 ID:IlDQi4/60
よく見たら須夜崎の身長ほぼ苗木キーボなんだな
247 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/15(木) 15:17:09.16 ID:ewjwzHT/0
楠見さんが雪水君並みに小柄
248 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/15(木) 22:55:53.63 ID:O47HkBOXO
寧ろスポーツ系才能の男の子なのに女子に身長で負けてる雪水が小さすぎる
ちゃんとご飯食べてる?
249 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 01:07:32.84 ID:5hArGWql0
楠見好きな奴はサイコパス
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 08:11:38.66 ID:eEiWUXRk0
自分はサイコパスだったのか
251 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 08:41:44.31 ID:7MKKHQm20
>>249
のほうがサイコパスっぽい
252 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 18:23:54.73 ID:5hArGWql0
>>250
楠見好きな奴とか存在してたのか
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 18:26:32.08 ID:DYXDIaJK0
>>252
お前はどんなキャラが好きなの?サイコパスかどうか判断するから
254 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 18:34:59.55 ID:vqzFoP4H0
>>253
どうせ他のオリロン荒らしてる荒らしなんだから構うな
255 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/19(月) 00:09:28.48 ID:+O8K2EBj0
遅くなりました、更新再開します
>>246
あくまで、約、ですけどね。
>>247
女性の中でもかなり小さめに設定させてもらっています
>>248
食べてますね…星くんよりは大きいです
256 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/19(月) 00:10:27.10 ID:+O8K2EBj0
超高校級のコメンテーター 今井心音 イマイココネ
誕生日6月8日 血液型O 身長164�p 体重57�s 胸囲75�p
好きなもの トラ柄 嫌いなもの フライドチキン
コメント フライドチキンは悪くねえ。ボッチャンコするほうがわりい。
超高校級の着ぐるみ職人 四月朔日多織 ワタヌキタオリ
誕生日4月1日 血液型A 身長167�p 体重59�s 胸囲 86�p
好きなもの着ぐるみ、ふわふわ 嫌いなもの とげとげ
コメント オレサマこいつ苦手―、しゃべりづれーし情報おちにきーし案外
超高校級のハッカー 梶原優馬 カジハラユウマ
誕生日 1月5日 血液型AB 身長169�p 体重59�s 胸囲79�p
好きなもの 平和 嫌いなもの 人込み、ぎすぎすした空気
コメント 実はこいつ鈴本の殺害現場見てましたー、オレサマ知ってまーす
超高校級の通訳 御開琴音 ミヒラキコトネ
誕生日 4月22日 血液型AB 身長169�p 体重58�s 胸囲78�p
好きなもの 和菓子 嫌いなもの 騒音、(特にプライドの高い)男性
コメント 言葉以外にも表情やしぐさから相手の言いたいことを読み取るのがコツらしい。
須夜崎「基本的にはオレサマ嘘つかねーぜ!」
257 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/19(月) 00:11:34.97 ID:+O8K2EBj0
声をかける 選択
……少しくらい、声をかけてみたほうがいいよな……
唐崎「っち……くそ、なんで……」
……ちょっと怖いとか、思ってねえぞ。
雪水「……か、唐崎……?」
全くもって思ってない。
唐崎「……あぁ?」
雪水「うぉ……あ、その、悪い。いや、ちょっと……気が動転してるみたいだったからな」
すっげ―怖かった。
……ただ、その怖かったのも一瞬だ。
258 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/19(月) 00:12:55.73 ID:+O8K2EBj0
唐崎「……ちっ、見てんじゃねえよ……くそ……」
すぐに、唐崎は覇気を瞬く間に失い、憂いの帯びた表情を浮かべたのだから。
いくら強くて、俺なんか赤子の手をひねるみたいに簡単に倒せてしまう奴だったとしても、
そんな顔をしていては恐怖のカケラも与えられるはずがなかった。
雪水「いや、さすがに放っておけないだろ……大体、壁を殴ったらお前も怪我するしよ……
怒るなとはいわねーし、言われても無理だとは思うけどよ、もう少し……やり方ってものが
あるだろ?それじゃお前が嫌な気持ちになるだけだろ。何の解決にもならねえ」
唐崎「……んなの、わかってんだよ……だからあっち言ってろ」
取り付く島もない。
259 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/19(月) 00:16:18.74 ID:+O8K2EBj0
雪水「……わかってても、心の問題はそれで何とかなるようなものじゃないだろ。
強制する気はねえけどよ、せめて誰かに愚痴るとかでもしねーとお前がつぶれちまうからな?やめてくれよ、それだけは」
実際、唐崎はあと少しのところで踏ん張っているのだろうと思う。そのあと少しが、どれほど持つかはわからない。足場がぐらついたまま歩き続けていれば、いつかはどうしようもない大けがをしてしまうのだろうということしかわからない。
でも、支えてくれる誰かがいれば、話は別だとは思う。
……俺がそれを申し出てもいいが、多分思いっきり拒否されるだろう。
あと、純粋に俺より適任な奴がいる。
唐崎「……ちっ、うるせえんだよ……こっちの自由にさせろっての。
……参考にするかしないかは俺が決める」
雪水「……ああ、そうしてくれ。じゃあな」
唐崎「……」
……何か、これで変わればいいんだけどな……いい意味でな。
そう考えつつ、俺は道場を後にした。今度は、どこか絶望がにじんでいるような、
あの鈍い音は聞こえなかった。
その後、軽くいつも通りトレーニングを終えたあと、食堂へ向かった。
260 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/19(月) 00:21:59.64 ID:+O8K2EBj0
食堂
……。
梓川「おはよう、雪水くん」
今井「おはようさん、朝食は……あれや、適当にパンとってきて焼いたらええと思うで」
鷺宮「あ、雪水か。おはよう、ジャムかバターかマーガリンが冷蔵庫にあっただろ、確か」
四月朔日「おはよー!えーっと、四月朔日ちゃんはマーマレード、のジャムにしたけど、他にもいっぱいあって……!」
……これに続いて、皆も挨拶を返してくる。今日は皆集まりがいい。
俺も少し早めに来た気がしてたんだが……眠れなかったのかもしれない、というのが俺の勝手な推測だ。
261 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/19(月) 00:22:47.61 ID:+O8K2EBj0
……。いつも通りの朝、の皮をかぶった、非日常。昨日の出来事が一晩でなかったことに
できるはずもなく。気まずさだけが食堂の中に満ちていた。微妙に息苦しささえ感じる。
それくらい、この生活は異質だったし、あの事件は衝撃的だった。
それを気づかぬふりして、厨房へと向かう。つい昨日までは、鈴本が占領していた場所でもあった。今、この場の主だったものはいない。当たり前になりつつあったその日常は、けれども当たり前になることなく、消え失せてしまった。
そういえば、パンを食べたのは少し久しぶりな気がする。鈴本があの場にいた期間はそれほど長くはなかった気はするが。おそらくここで過ごす時間が嫌に長く感じるせいなのだと思う。
雪水「……うわ、焦げた……」
……ちょっと削るか。焦げたところは体に悪いっていうしな。
焦げを削り取るのにちょうどいい手ごろなフォークかスプーンあたりを探していたとたん、
厨房の外が騒がしいことに気づく。
262 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/19(月) 00:23:45.49 ID:+O8K2EBj0
梶原「……お、おはよう……」
今井「あ、おはようさん、朝食は……って、ちょいまちあんた、顔色やばいで!?
クマえらいことになってんで!?」
梶原「え、あ、そ、それは、そ、その……き、気にしないで……」
夢川「私もちょっとスルーしようかと思ったけどさすがにやばい。
僕、なんで君が倒れないのかが不思議なくらいなんだけど」
梶原「い、いつもの、こ、ことだから……」
数野「ああ、確かに私も思わず証明に夢中になって徹夜してしまうことだってある。
しかし休息がなければ頭は回らず計算に力が入らないと私は学んだがな!」
楠見「多分数式の話じゃないとおもうんだよね今……」
数野「なんだと……!?」
……あいつ、無理するなって言ったのに……
とりあえずパンを皿にのせて、テーブルに向かう。
野菜とか用意すればよかったとか、そんなのは後回しだ。
263 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/19(月) 00:24:40.30 ID:+O8K2EBj0
雪水「あー、おはよう。って……よくたってられるなほんと……」
梶原の顔は真っ青だ。顔面蒼白だなんて昔の人はうまいことを言ったと思う。
目の前にいる梶原が文字通りその状態なのだから。若干唇も紫いろに見える。
いままでも健康とは言えない、というかどう見ても不健康だったのだが、それに拍車がかかっていた。
雪水「とりあえず寝ろ!腹減って寝れねえなら軽くなんか食った後でいいから!
本当は食後にすぐ寝たら消化に悪いとか言うけど、そんな場合じゃねえだろお前!」
梶原「あ……え、えっと、し、心配かけたなら、ご、ごめん」
雪水「それで心配しないやつの顔を見てみたいもんだぜ……」
梓川「わ、私飲み物入れてこようか?コ、ココアとか……」
雪水「あー、頼む。カフェイン厳禁な」
梶原「え、あ、あ……」
……いやまあ、来ていきなりいろいろ言われて驚くのも無理ないけどな?
これに関してはお前が悪いと思ってあきらめてくれ。
264 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/19(月) 00:25:34.61 ID:+O8K2EBj0
梶原「し、仕方ないか……あ、あとで、み、みんなに、パ、パソコン教室に、
く、来るようにだけ、つ、伝えてほしい……ろ、6時ごろ」
雪水「ん、了解。ちゃんと伝えておくからお前もしっかり休めよ」
梶原「う、うん……」
しかし、パソコン教室か……梶原こんなになるまで寝なかったことと何か関係がある、のか……?
梓川「あ、お、お待たせ!ココアと……コーンフレーク。少なめだけど。あんまり食べるタイプじゃなさそうだし……というか、入らなさそうだし。まあ、お代わりは自分でね!
一応サラダも用意したけど……あ、二人分だから雪水くんも食べて!多分パンだけじゃ足りないよね……?お肉か卵はさすがにすぐには用意できないから、ごめん」
雪水「ああ、悪い。ありがとな」
梶原「う、うん……あ、ありがとう」
結構周りのことを見てるタイプなんだな。いやまあ、見てなさそうと思ってたわけじゃないんだけどな。サラダに関しては結構ありがたい。食事には気をつけろってしょっちゅう言われてるしな。周りに。
265 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/19(月) 00:26:27.43 ID:+O8K2EBj0
雪水「二人分って、お前は食わないのか?」
梓川「あー、先に食べちゃったから。私はお茶だけでいいや」
……。そういう梓川は満面の笑みを浮かべている。視線の先はひとつである。
多分俺だ。自意識過剰なほうではないが、残念ながら勘が悪いというわけではない。
むしろいいほうだと自負している。だから、なんとなく好意をよせられてることも
わかる。客観的に見ても主観的に見ても梓川は美人なほうに分類される。
だからこれは喜ばしいことのはずである。
ただ、その好意が「身長」から付随されるものなのだと思うと虚しさしかない。そんなことを考えた。
雪水「……なるほどな。あ、うまいな」
梶原「……お、おいしい」
……気づかないフリをしておこう。そのほうがいい。
今井あたりが面白がってるのか下世話なのか知らないが意味ありげな視線を送っているような気もするが、何も知らないフリをする。
……。……。
気まずいながらも朝食を終える。
伝言だけして、梶原を総出で寝かしつけようとしていた時だった。
266 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/19(月) 00:27:30.22 ID:+O8K2EBj0
モノクマ「うぷぷぷぷ……みんな、すっかりお忘れのようだけど……
新しいエリア、始めました。あと、思い出しライトもあるからさ!
あんな難事件を解決したんだ……これくらいのご褒美はプレゼントしないとね!」
……こんなタイミングで……
生徒手帳のマップを開く。新しく開かれたのは……談話室、保健室、放送室、か……
梶原「や、やっぱり、ぼ、僕も起きてたほうが……」
楠見「多分じゃなくて絶対寝てろ、安静にしてろ」
梶原「……」
楠見「何もないよ、きっと」
……言ってることは正しいんだろうが、どことなく不安になるな……
探索場所を選んでください↓2
1 談話室
2 放送室
3 保健室
今回はここまで。ありがとうございました。
267 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/19(月) 00:29:52.84 ID:+MzGC45p0
放送室
乙です
四月朔日ちゃんがお姉さん体型
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/19(月) 00:30:13.02 ID:1avZLwQs0
3
269 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/19(月) 12:07:51.12 ID:b9AqjJCkO
人にサイコパスとか言う奴はクソだな
民度が知れてる
270 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/19(月) 12:13:17.47 ID:DLsaIouBO
乙、四月朔日さんその体格であのキャラは無理でしょ
271 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/19(月) 13:14:01.54 ID:CUa3L3fj0
誰にだってキャラの好き嫌いはあるだろうが、キャラ叩きどころかそのキャラ好きをサイコパス呼ばわりして叩くとか人として終わってる
272 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/20(火) 00:00:28.92 ID:jEA1hn+b0
さりげなく梶原くんが殺害現場を見ていたと暴露されてる
273 :
◆nySMeRqtqc
:2018/03/25(日) 19:20:04.10 ID:FqnF0/1S0
すみません更新明日になります。
鈴本さんの番外と探索の予定です。
>>267
意外と大きいタイプです。
>>270
あの性格に関しては色々とあったようで、そこに関しても掘り下げできればいいなと思っています
>>272
その辺りも裏話が少しできればなと。本編ではあまり表に出ませんが、その事実に勘付いている人はいます。
感想、乙などをくださりありがとうございます。励みにさせてもらっています。
キャラに関してですが、好み苦手はあっても、極端な批判、上げは論争の原因となるので避けていただけると幸いです。
274 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/25(日) 19:36:24.26 ID:Zx5ohkH/0
報告乙
275 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/25(日) 20:07:00.90 ID:DhUIg12v0
ニューステージ荒らすな糞作者
276 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/25(日) 20:31:48.37 ID:Z/Tle0OvO
乙、鈴本さんは過去の掘り下げ欲しかったから嬉しいです
277 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/26(月) 02:24:08.21 ID:2tnDcz2c0
報告乙
278 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/26(月) 23:44:11.53 ID:UzxlFzLG0
更新再開します
279 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/26(月) 23:48:13.81 ID:UzxlFzLG0
鈴本 番外編
だますは恥だが役に立つ
……
私の名前は、鈴本花音。なんでもない、平凡な学生。
そう、自分に言い聞かせる。これが、毎日の朝の日課。
妹の様子を見る。長い休みや夜は家を空けることが多いから
かまってあげられないことも多いけれど、唯一の肉親。
家にいない間家事とかは任せっきりだから、しっかり者のいい子に育ちました。
反面、素直でなく、いつも余計なことをいう子になりましたけれども。
閑話休題。
ここでするのは私の話。妹の話ではありませんから。
280 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/26(月) 23:52:21.44 ID:UzxlFzLG0
昼は学校に通い、勉学を行う。
睡眠不足もあって、ばれないようにこっそりと居眠りなんかもしてしまいますが。
文武両道とは難しいものです。
妹もいろいろとできますが、運動は(私から見ると、かもしれませんが)からっきし。
体力自慢というのが取りえの私と可愛くて天才的な妹、そういわれることもよくあります。
また話がそれてしまいました。
退屈な授業を終えれば、部活。数少ない安寧の時。
己と向き合い、すべての神経を研ぎ澄ます。
余分なものなどない。何も考えない、無の時間。
281 :
◆nySMeRqtqc
[saga]:2018/03/26(月) 23:58:18.64 ID:UzxlFzLG0
それすら終えて。私は家に帰る、ことはできません。
私は足をすすめます。私を「雇う」人のもとへ。
そしてこれが、妹を一人にする理由でした。
どれだけいやであろうと、目的地にはついてしまうものです。
私の名前は、鈴本花音。心のない、冷徹な殺戮者。
そう、自分に言い聞かせる。これが、毎日の夜の日課。
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