黒井「今日から私が765プロのプロデューサーだ!」

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135 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/06(水) 20:54:53.06 ID:AFTiOhWY0

遡ることオーディション時

亜美「ミキミキすごーい!」

真美「全然練習していないのにあれだけ踊れるなんて!クッソー!天才は違いますなー」

美希「エッヘン!美希が本気を出せばこれくらい楽勝なの」

黒井「(まるで基本がなっていないな…これはドベは決まったか…ん?)」

天海「………」

黒井「(どうした…?いつも明るい春香ちゃんの顔が曇ったぞ…)」

律子「はい!次は真!」

真「はい!」

真 オーディション中

黒井「ほう…これは…」

天海「………!」

黒井「(さっきとは打って変わって目を輝かせているな…まさか…)」

オーディション終了してから少し経って…

黒井「春香」

春香「はい、何の御用ですか?ハッ…!?まさかお説教!?」

黒井「違う、春香、今日君がオーディションを見ていてあの順位に不服はあったか?」

春香「……そうですねぇ」

春香「私なんかが上から目線で何言ってるんだ!ってなるかもですけど一位が真で最下位が美希、これは仕方ないと思います。」

136 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/06(水) 21:03:11.39 ID:AFTiOhWY0

黒井「何故そう思う?」

春香「まず美希については練習不足でしょうか。プロデューサーさんが言ってた通り軸がブレていたと思います。それに忘れた振り付けはオーバーなアクションで誤魔化していたようにも見えました。」

春香「次に真に関してですけどこれは不動の一位でしょう。見た瞬間敗北を感じました。」

黒井「技術の差でか?」

春香「それもありましたけど真が一番のびのびしていたと思います。ダンスも歌も芯が通っていて練習の成果を120%引き出せていたように思えます。」

春香「伊織と千早ちゃんは本調子じゃなかったし、響は疲労のせいでここぞという場面でアピール不足、貴音さんはいつも通りでしたけど新たなことを模索していたように見えました。それに…

黒井「もういい、君の意見は参考になった。」

春香「ハッ…!私ったら夢中になってつい!プロデューサー!このことは皆に黙っていてください!」

黒井「ほう?私を買収するつもりか?高くつくぞ」

春香「クッキー焼きますから!」

黒井「ふん、そんなもので私が揺らぐわけなかろう」

春香「チョコケーキも作ってきます!」

黒井「仕方ない…今日だけだぞ」

春香「ありがとうございます!ってああ!私この後予定あったんだ!すいませんプロデューサーお先失礼します!」

ダッダッダッ

黒井「天海春香…思っていたよりも…」


137 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/06(水) 21:31:54.81 ID:AFTiOhWY0

律子「春香が一番アイドルというものを理解している?」

黒井「ああ、アイドルというものを本質から理解している。意識の高さで言えば伊織と貴音よりも上だろう。」

律子「まさかあの娘が…」

黒井「彼女も意識してはやっていないのだろう。多分無意識的に。だがそれに実力はまだ付いていってないがな」

黒井「美希も千早も殻を一つ破ったと言ってもまだまだ発展途上だ。それを支えれるのは春香くらいしかいない。」

黒井「一方で春香は他の二人に比べて実力がやや劣る。それは彼女もわかっているだろう。しかしそこで挫けるような奴ではない。必ず喰らいつく。彼女の性格ならな」

律子「成る程…三人を成長させるためにこの三人で組ませたんですね」

黒井「ウィ、その通りだ」

律子「この三人を組ませた理由はわかりました。ところでプロデューサー」

黒井「ん?」

律子「ユニット名はどうするんですか?あっ、よく考えれば『天』に『月』に『星』…空にちなんだ名前にするんですか?」

黒井「まあ竜宮小町を意識して私も名前からと思ってな」


黒井「『幾千もの星が天から降り注ぐ』、そんな珍しく素晴らしい光景を見たのと同じくらいファンを感動させるという意味を込め付けた名前は」



黒井「『メテオシャワー』だ」


138 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/06(水) 21:40:16.47 ID:AFTiOhWY0

律子「メテオシャワー…流星群のことですか」

黒井「そうだ、流星群だと名前がイカついからな」

律子「メテオシャワーも充分イカついですけどね」

黒井「スターやムーンやヘヴンなどの言葉をユニット名につかってしまうと使われた名前の者がリーダーみたいになってしまうからな」

律子「確かにスターなんちゃらって名前にすると美希がリーダーみたいになっちゃいますもんね」

黒井「メテオシャワーは三人で一つなのだ。際立たせて一人を目立たせようとは思わん」

律子「それにしても私が竜宮小町を提案したと思ったらメテオシャワーですか…やっとプロデューサーを出し抜けると思ったのに!」

黒井「私を出し抜こうとするなど100万年早い。今日からはユニットでの仕事も取り合いということになる」

律子「早速災難が降りかかってきたなあー」

黒井「メテオシャワーと掛けているのだろうが上手くないぞ律子」



139 : ◆hbjKLbQOl6 [sage]:2017/12/06(水) 21:42:36.05 ID:AFTiOhWY0
竜宮小町とメテオシャワーなどのユニットの話は明日書いていこうと思います。そこで亜美真美のプロデュースの話も書いていきたいと思います。

「こういうの書いてくれや」というリクエストあれば喜んでお応えします。息抜きに今日いくつか書きたいなと思います。
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 21:55:12.02 ID:zjIxDvQpO
春香さん、それってアイドルじゃなくプロデューサーの才能では・・・
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/12/06(水) 21:57:01.55 ID:DCV3G5LRo
乙です
雪歩のお茶や春香のクッキーを真面目に脳内食レポする黒ちゃんとか?
あとは黒ちゃんプロデュース避暑旅行とか(アニマス5話みたいな)
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 22:28:50.90 ID:BCCWcQ1GO
りっちゃんとPによる黒ちゃん歓迎会
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 22:42:40.63 ID:isqLagia0
>>142
黒ちゃんがPなんですがそれは……
貴音にラーメンの制限をかけるかとうかの一悶着とか
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 22:48:28.77 ID:WY2ecZmZo
アイドルたち(雪歩)の家に家庭訪問とか
145 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/06(水) 23:04:40.20 ID:AFTiOhWY0

ある日のいつか

春香「プロデューサーさんクッキーです!食べてみてください!」

黒井「ん」

ムシャムシャ

黒井「30点」

春香「えーー!辛酸すぎますよー!」

黒井「甘過ぎだ、砂糖を入れればどうにかなるものではない」

春香「絶対いつか美味しいって言わせて見せますからね!」

黒井「その前に死なぬよう気をつけるよ」

雪歩「プロデューサーさん、お茶入りました。」

黒井「ん」

黒井「(芳醇な香りに、適度な温度、雪歩のお茶はいつ飲んでもさいこ…ん…!?)」

雪歩「ど、どうかしましたか!?プロデューサーさん!?」

黒井「雪歩…お茶の葉を変えただろう?」

雪歩「え、ハイ…」

黒井 「馬鹿者!こんな大衆受けだけが良い葉を使っても50点が良いところだぞ!私はいつもの渋めの葉顔好みなのだ!」

春香「それでも私のクッキーより高いんだ…」

雪歩「す、すいません〜!急いで新しいお茶作ってきます〜!」

黒井「ったく!早くいつもの180点のお茶を飲ましてくれ」

春香「(180点って何…?)









146 : ◆hbjKLbQOl6 [sage]:2017/12/06(水) 23:06:24.64 ID:AFTiOhWY0
黒井 「馬鹿者!こんな大衆受けだけが良い葉を使っても50点が良いところだぞ!私はいつもの渋めの葉顔好みなのだ!」

黒井 「馬鹿者!こんな大衆受けだけが良い葉を使っても50点が良いところだぞ!私はいつもの渋めの葉が好みなのだ!」

訂正です
147 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/06(水) 23:17:41.40 ID:AFTiOhWY0

またある日のいつか

黒井「最近知ったが貴音」

貴音「なんでしょうか」

黒井「ラーメンというものは美味しいのだな」ズルズル

貴音「らぁめんの良さを今まで知らずに生きてきたとは、可哀想な方ですね」ズルズル

黒井「私がまだゴージャスじゃなかった頃のラーメンなど全て水に漬けて食べてたようなものばかりだったからな」

貴音「その頃に私が生まれていたら私は…私は…!」

黒井「想像しただけでそこまで動揺するか普通」

黒井「で、今回はそのラーメンの話なんだが」

貴音「? 今日も奢ってくれるのですか?」

黒井「奢るのは奢ってやる、しかしだ!」


黒井「ラーメンの食べる量を減らしたらどうだ?」

貴音「!!!」ズルズル

黒井「ラーメンを啜りながらシリアスな顔をされても緊迫感は出んぞ」

貴音「貴方様、らぁめんとは私にとって命なのです…らぁめんがないと私は…私は…」

黒井「ならば聞こう、君は週に何回ラーメン屋に訪れる?」

貴音「4〜5回、多い時は8回ですね」

黒井「一度店に入って頼むラーメンの量は?」

貴音「約12杯分ですね」

黒井「それが問題なのだ!」

貴音「???」キョトン

黒井「トボけても無駄だ!それだけラーメンを食べていたら体調を崩すぞ」

貴音「私の身体はそんなにヤワじゃ…

黒井「健康面での話をしているのだ、とにかく今日からラーメンは一日一杯だ」

貴音「!!!!」

その日から貴音のスランプは始まった


148 : ◆hbjKLbQOl6 [sage]:2017/12/06(水) 23:20:23.38 ID:AFTiOhWY0
今日はこの辺で
貴音スランプ編 旅行編 雪歩の家に訪れる編は明日以降にしたいと思います。旅行編が長くなりそうなので気長にお付き合いください
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 23:32:11.00 ID:mFuHFzRO0
おっつおっつ
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 23:40:45.79 ID:/OzOKLEjo
おつ
辛酸→X
辛辣→○
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 23:51:12.36 ID:+y9cxDUdO
おつ
3倍のレッスンをしてるのにここまで良い成果が出てない響にフォローを……
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 01:21:49.37 ID:u7ov7g2To

メテオシャワーってさらに強そうになったなw
153 : ◆hbjKLbQOl6 [sage]:2017/12/07(木) 06:49:07.81 ID:pnTO20j2O
>>誤字指摘ありがとうございます!
154 : ◆hbjKLbQOl6 [sage]:2017/12/07(木) 06:49:50.12 ID:pnTO20j2O
>>150
誤字ご指摘ありがとうございます!
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 12:01:29.61 ID:N6hTeskM0
小鳥さんとの会話は無理ですかね?
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 13:51:14.78 ID:9wOKFW5K0
律子も含めてアイドルをちゃん付けで会話してしまう

これは流石にアカンか
157 : ◆hbjKLbQOl6 [sage]:2017/12/07(木) 14:31:45.05 ID:pnTO20j2O
>>155 >>156
リクエストありがとうございます!面白そうなので是非!
今日は忙しくて最悪投稿できないかもしれません。申し訳ございません。
158 : ◆hbjKLbQOl6 [sage]:2017/12/07(木) 19:07:31.99 ID:pnTO20j2O
21時くらいから書いていきます
159 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/07(木) 19:13:05.32 ID:l0xng0p30
避暑旅行編では二チームに分かれてなんやかんやしようと思っているので6人安価お願いします。
選ばれた方をAチーム、選ばれなかった方をBチームとします。りっちゃんと黒井社長は監督にしようと思っているのでりっちゃんは除外でお願いします。

安価↓1〜6
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 19:19:32.56 ID:g83eN2Cg0
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 19:21:34.12 ID:jx0l0EWgo
やよい
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 19:27:07.18 ID:H+E15hQVO
まこりん
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 19:27:18.93 ID:hXMAhEulo
貴音
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 19:34:43.02 ID:9yA2R3BPo
亜美
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 19:39:01.57 ID:PA1Hk5h8O
春香
166 : ◆hbjKLbQOl6 [sage]:2017/12/07(木) 21:29:04.99 ID:l0xng0p30
遅れました。書き始めます。
167 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/07(木) 21:39:50.45 ID:l0xng0p30

数週間後

響「なあープロデューサー…」

黒井「要件は察した、貴音だな?」

貴音「らぁめん…らぁめん…」メソメソ

響「あんなメソメソしてる貴音見たことないぞ!この頃ずっとあの調子なんだよぉ!」

黒井「態度が変わるだけならまだいい」

響「え?」

黒井「仕事での度重なる失敗、オーディションでも負け知らずだったのに前はメッタメタにやられた…」

響「あの貴音が!?」

黒井「まさかラーメンを制限するだけでああもスランプに陥るとは…健康面では良くなっているはずなのに…」

響「いっそのこと制限解いたらどうなんだ?」

黒井「愚か者!前のような食生活に戻してみろ!いつか貴音は身体を壊すぞ!」

響「じゃあどうするのさー!」

黒井「クソォ…私がゴージャスなラーメン屋に連れて行っても『これやない』と跳ね除けられたからな…」

響「(なんで関西弁…?)」

黒井「クソォ…!どうすれば…!」

響「単純に12杯食べるのがダメなんでしょ?」

黒井「そうだ!1日で食べる量ではない!」

響「それでいきなり1杯に制限したらそれはちょっと極端すぎない?」

黒井「何を言ってるんだ響!普通はラーメン屋に入って頼むのは一杯だけだろう!」

響「プロデューサーこそ何言ってるんだ」

黒井「?」


響「貴音が普通なわけないじゃん」




黒井「……たしかに」





168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 21:50:03.15 ID:856K6j88o
ラーメン1杯(二十郎の(ry
とか
ラーメン1杯(佐竹飯店)
169 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/07(木) 21:50:17.99 ID:l0xng0p30

ラーメン屋

黒井「1日に塩、醤油、豚骨の味を味わいたいだと?」

貴音「はい、量はさほど関係ないのです。1日にこの3つの味を楽しみ力をちゃあじしたがったのです。」

黒井「それでは三杯食べれればよかったのか」

貴音「12杯というのは最高記録です。流石の私もそれだけ食べ続けていればらぁめんが嫌いになります」

黒井「本当か?」

貴音「嘘です。どんなことがあろうとらぁめん大好きです。」

黒井「それにしても悪かったな貴音、君のことを考えてした行動がまさか君を苦しめる結果になるなんて…」

貴音「いいのですよ、貴方様が嫌がらせで私にらぁめんを制限したなんて思いません。それに制限したお陰で今日のらぁめんは格別に美味しいです。」

黒井「初めて会った時にも言っただろう『言葉にしないと伝わらないこともある』と、これからはちゃんと頼むぞ」

貴音「今回の件で肝に命じました。それでは早速プロデューサー…」

黒井「ん?」

貴音「らぁめんのおかわりよろしいですか?」

黒井「構わん!おいマスター!塩ラーメンを彼女に一つだ!支払いは私持ちでいい!」

貴音「貴方様、ここはBARではないのですよ?」





170 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/07(木) 21:58:01.29 ID:l0xng0p30

ある日の残業

黒井「ウィ、小鳥君はまだ上がらないのか?」

小鳥「はい、まだ少々仕事が残っているので…」

黒井「どれ」グイッと小鳥のパソコンを覗き込む

黒井「これくらいなら私がまとめといてやる。さっさと家に帰れ」

小鳥「いえいえそんなの悪いですよ黒井社長!」

黒井「ここでは黒井プロデューサーだ」ギロッ

小鳥「は、はい!」

黒井「ほら終わったぞ」

小鳥「いやいやいやいや、今の二言くらいの会話で終わるような作業じゃ…っていう終わってる!?」

黒井「30秒も掛からなかったな」

小鳥「一体どうなってるんですか!?魔法ですか!?」

黒井「まあそんな細かいはいいではないか小鳥君」

小鳥「(私の事務員としてのアイデンティティが崩れさったような…)」

黒井「いつも頑張ってる褒美だ。私がゴージャスな店に連れていってやる」

小鳥「えぇ!?」


171 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/07(木) 22:15:54.67 ID:l0xng0p30

ゴージャスなお店

黒井「……」

小鳥「聞いているんですかプロデューサー?」

黒井「どうしてこうなった…」

小鳥「??? 何いってるんですかプロデューサー早く次のワイン頼みましょうよ〜!」

小鳥「おーい頭!新しいドンペリもう一杯!ヒック、あぁ!?全然酔ってねえよ!夜はこれからだぞ!っていうか頭じゃなくてマスターか!ギャハハハハハ!」

黒井「(まさか小鳥君がここまで酒癖が悪いとは…)」

黒井「おい小鳥君…明日も仕事はあるのだぞ…そろそろやめた方が…

小鳥「うるせぇ!」

パリィン!

黒井「ヴェネチア!」ガハァ!

マスター「ギャー!!お客様!黒井社長にワインで殴りかかるなんて何してるんですか!」

小鳥「次の奴持ってこいって言ってんだろ!早くしろ!」

黒井「マスター…私は大丈夫だ…早く新しいドンペリを…」ピクピク

マスター「ええ!?本当に大丈夫なんですか!?ピクピク言ってますけど…!?」

小鳥「ところでぇ〜プロデューサーはどの掛け算が一番お好きですか?ゆき×まこですか?それとも王道に春×千ですかぁ?」

黒井「(ゆきまこ?はるちは?そもそも掛け算とはなんだ…?考えろ…早く言わないとまた殴られる気がする…)」

黒井「(わかった!好きなアイドル達のデュエットということか…!流石私…!)」

黒井「そうだな…今試したいのは響と真美のダンスコンビを…

小鳥「馬鹿野郎!一番良い絡みは律×美希に決まってんだろう!」

パリィン!

黒井「そげぶ!」

黒井「」チーン…

マスター「社長ーー!」

よく覚えてないが何故かマスターに今日はタダで言いと言われた。しかし今度は一人で来るように念押しされた。小鳥君に関しては次の日に猛烈に謝られたがいかんせん昨日何があったが覚えていなかったので許した。











172 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/07(木) 22:17:32.26 ID:l0xng0p30
よく覚えてないが何故かマスターに今日はタダで言いと言われた。しかし今度は一人で来るように念押しされた。小鳥君に関しては次の日に猛烈に謝られたがいかんせん昨日何があったが覚えていなかったので許した。

よく覚えてないが何故かマスターに今日はタダでいいと言われた。しかし今度は一人で来るように念押しされた。小鳥君に関しては次の日に猛烈に謝られたがいかんせん昨日何があったか覚えていなかったので許した。

訂正です。
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 23:38:49.34 ID:u7ov7g2To
ピヨちゃんwww
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 23:46:59.85 ID:c4+z+j7Co
これは嫁の貰い手がいないわけですわ
175 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/08(金) 22:56:54.45 ID:tdVk/izI0
遅れました。23時半頃から書き始めます
176 : ◆PZAmIC8QBg :2017/12/08(金) 23:49:16.99 ID:tdVk/izI0

ちゃん付けで呼んでしまった時の反応集

春香の場合

黒井「おい春香ちゃん、次の仕事だが…」

春香「春香ちゃん?」ニヤニヤ

黒井「おい春香、ちゃんと次の仕事はこなせるんだろうな?」

春香「ズルイですよそれ!私の扱い悪!」

千早の場合

黒井「千早ちゃん、さっきのLIVEでの反省点だが…」

千早「……」

黒井「……」

黒井「(しまった〜!ちゃん付けで呼んでしまった〜!見てみろ千早の顔を!ドン引きしてるではないか!)」

千早「千早ちゃん…って…その…フフッ…そんな真面目なかおで…」クスクス

千早「アハハッ!おかしいですよプロデューサー!アハハハハ!」

黒井「結果オーライなのか…?」

美希の場合

黒井「美希ちゃん、中々良くなって来たぞ」

美希「美希ちゃん?」

黒井「……」やってしまったの顔

美希「うーん、美希的には美希ちゃんより呼び捨ての方がいいなあ、恋人みたいで!」

黒井「恋人…!?何をふざけたことを…!」

美希「じゃあ美希はハニーって呼ぶねー!ハニー!」

黒井「Nooooooooooooo!」




177 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/08(金) 23:59:24.38 ID:tdVk/izI0

真の場合

真「おはようございますプロデューサー」

黒井「ウィ、おはよう真ちゃん」

真「……」

黒井「……」またまたやってしまったの顔

真「真ちゃんかあ…今日の僕って女の子っぽいですかあ〜?」デレデレ

黒井「あ…ああ可愛いぞ…(誤魔化そう)」

真「あーやっぱりそうですか〜?昨日リンスを変えたんですよね〜」デレデレ

黒井「それは可愛さに関係するのか…」

雪歩の場合

雪歩「プロデューサーお茶ですぅ」

黒井「いつもありがとう雪歩ちゃん」

雪歩「……」

黒井「いや…今のはだな…」

雪歩「……」ガタガタガタガタ

黒井「え…?」

雪歩「すいません〜許してくださいぃ…」ガタガタガタガタ

黒井「何を言ってるんだ…私は怒ってなど…」

雪歩「『グヘヘ〜雪歩ちゃん〜今日は何して遊ぼうか〜?』的な展開ですかぁ?許してくださいぃ…」

黒井「雪歩、貴様昨日何を読んだ」

やよいの場合

黒井「やよいちゃん行くぞ」

黒井「あっ…(ちゃん付けしてしまった〜!)」

やよい「はいプロデューサー!今行きます〜!」

黒井「(無反応か、それもそうか、たまにやよいちゃんって呼んでるし)」




178 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/09(土) 00:15:12.37 ID:6blXDm4s0

響の場合

黒井「響ちゃん、レッスンの方はどうだ?皆の度肝を抜いてやるあの策は…」

響「三倍も大分慣れてきたぞ!これならあの策も…って響ちゃん?」

黒井「……」

響「プププ!響ちゃんだって!プロデューサーもお茶目なところあるぞ!ねえ〜?プロデューサーちゃん〜?」

黒井「明日からレッスンの量は五倍だ」

響「Nooooooooooooooooo!」

貴音の場合

貴音「それではごきげんよう」

黒井「また明日貴音ちゃん」

貴音「……?」

黒井「今のは忘れてくれ…」

貴音「貴方様それは…」

グイッと黒井社長の顔に顔を近付ける

黒井「な…なんだ…」

貴音「私はこれからそのようなきゃらで売り出した方がいいのでしょうか?」

黒井「(嫌味で言ってるいるのかマジで判断がつかん…!)」

伊織の場合

黒井「伊織ちゃん、昨日の仕事のことで…」

伊織「伊織ちゃん…?」

黒井「いや…いまのはだな…」

伊織「今日は大雨ね、傘差して外でなきゃ」ニコニコ

黒井「ああ、大雨らしいぞ…」

伊織「じゃあ傘が必要ね、プロデューサー傘貸して」ニコニコ

黒井「ほれ」

伊織「ちょっと何よこれ!?大阪のおばちゃんが差してそうな傘じゃない!?こんなのこの伊織ちゃんが差せるわけないじゃない!」

黒井「生憎それしか今持っていなくてな、ほら外は雨だぞ差さないと濡れるぞ?」

伊織「何言ってるの今日は快晴…」

黒井「大雨なんだろう?”伊織ちゃん”」ニヤニヤ

伊織「キィィィィィィィ!覚えてなさい!」





179 : ◆hbjKLbQOl6 [sage]:2017/12/09(土) 00:16:28.10 ID:6blXDm4s0
黒井「(嫌味で言ってるいるのかマジで判断がつかん…!)」

黒井「(嫌味で言ってるいるのかマジか判断がつかん…!)」

訂正です
180 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/09(土) 00:33:32.60 ID:6blXDm4s0

あざささんの場合

黒井「あずさちゃん、これからのスケジュールだが…」

あずさ「あずさちゃん…?」

黒井「いや…今のは…」

あずさ「あらあらぁ…ちゃん付けで呼ばれたなんていつ振りかしら、ねえ?プロデューサー?」

黒井「え、いやまあ…」

あずさ「も し か し て」

あずさ「嫌味とかじゃないですよね?」ニコニコニコニコニコニコ

黒井「……ごめんなさい(嫌味じゃないけど謝らないと大変なことになると私の第六感が言っている…!)」ガタガタ

亜美真美の場合

黒井「真美ちゃん!亜美ちゃん!事務所では暴れるなと何回言えば?」

真美「真美ちゃん?」

亜美「亜美ちゃん?」

真美「聞きましたか亜美殿」

亜美「ええ聞きましたとも真美殿」

真美「このネタで黒ちゃんを揺すれば沢山お菓子を買ってもらえるかもしれませんぞ」

亜美「いやいや、一生遊び相手になってくれるかもしれんぞ真美殿」

真美「おぉ!なんと悪どい考えを…!流石亜美殿…お主も悪よのぅ…」

亜美「いえいえお代官様程ではございませんよ…」

亜美真美「「オーホッホッホ!」」

黒井「亜美真美の来月の仕事はなしと…」

亜美真美「「Noooooooooooooooooo!!」」

りっちゃんの場合

黒井「りっちゃん、先に帰れ後の仕事は私がやっておこう」

律子「りっちゃん…?」

黒井「い…いや…!今のはだな…!」

律子「フフッ、仕事で疲れている私に気を遣ってジョークですか?」

律子「お気遣いありがとうございます」ニコッ!

黒井「(あぁ…りっちゃんが一番天使なんやなって…)」

ちゃん付けで呼んでしまった時の反応集

おしまい







181 : ◆hbjKLbQOl6 [sage]:2017/12/09(土) 00:34:53.46 ID:6blXDm4s0
少ないですが今日はこの辺で
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/09(土) 00:38:18.27 ID:QYzkMfQWO

小鳥さんをちゃん付けで呼んでもええんやで?
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/09(土) 00:57:15.68 ID:W+xeK+2fO
おい、高木ちゃん
184 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/09(土) 01:08:15.05 ID:6blXDm4s0

番外編

小鳥さんの場合

小鳥「それではお先ですプロデューサー」

黒井「あぁ、夜道には気をつけるんだぞ小鳥ちゃん」

小鳥「小鳥ちゃんって…私ももう良い歳ですよ」

黒井「私からすればまだまだ年端もいかないガキだ」

小鳥 「フフッ、そうやって今まで何人口説いてきたんですか?」

黒井「私が口説くのはアイドルになって欲しい娘達だけだ。」

小鳥「じゃあ私も今からアイドルになってみようかなあ」

黒井「フフッ悪い冗談だ」

小鳥「ちょっとそれどういう意味ですか!」プンプン

黒井「(ホントに売れそうで怖い)」

高木社長の場合

黒井「悪いがそれは絶対にない」





185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/09(土) 10:19:16.98 ID:AVJUr5mM0
そのまま順二朗ちゃんとか、いっそ愛称のヤザンちゃんとかゼファーちゃんとかで…
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/09(土) 11:12:41.35 ID:BBOUlIH4O
黒井「順二朗ちゃん」

小鳥「グヘヘ・・・」
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/09(土) 21:07:36.71 ID:OGHJ2SllO
小鳥さんにはピヨちゃん呼びすべきだと思う
188 : ◆hbjKLbQOl6 [sage]:2017/12/10(日) 09:56:09.82 ID:dFUJfsQgO
すいません、昨日と今日は忙しいので投稿はなしです。
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/10(日) 10:06:09.92 ID:cGTpg1Y80
応えてくれて感謝乙
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/10(日) 21:33:11.27 ID:ttDDUYNbO
神かこの>>1
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/14(木) 12:05:05.75 ID:bi7Ak0Z/0
続きはよはよ
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/17(日) 11:39:46.06 ID:k3yHSxfA0
まだ〜?
193 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/18(月) 12:08:00.21 ID:ZaBjLWJsO

一週間後

黒井「ハッ…!とても長い時間寝ていたような…」

春香「サボっていたの言い訳しないでください」

黒井「ち、違うぞ春香!私は断じてサボっていたわけではないぞ!別にステラステージをプレイするためにPS4が必要だからと言って血眼になって働いていたわけではないぞ!」

春香「(プロデューサーの話だよね…?)」

黒井「そんなどうでもいいことは置いといてだ春香」

春香「はい?」

黒井「行くぞ」

春香「え?お仕事ですか?」

黒井「何を言っているんだ」



黒井「雪歩の家にだ」






194 : ◆hbjKLbQOl6 [saga]:2017/12/18(月) 12:16:58.61 ID:ZaBjLWJsO

雪歩の家

春香「あのー…プロデューサー…」

黒井「どうした春香?」

春香「ここって…」

怖〜い人達「「「黒井様!天海春香様!いらっしゃいませ!!!雪歩様と旦那様は奥で待っています!!!」」」

春香「雪歩の家…ですよね?」

黒井「? 何を言っているんだ春香、当たり前だろう」

春香「いや…でももうここ家じゃなくてお屋敷…」

黒井「雪歩の家はお金持ちだからな、私とは比べものにはならんが」

春香「お家に家族じゃない人沢山いますよね?」

黒井「召使いだろう」

襖の向こう

男の声「さあさあ!丁か半!どっちだ!」

春香「賭け事しているんですけど!」

黒井「モノポリーだろ」

春香「……」

黒井「おい来たぞ」ガラガラ

雪歩父「おう、いらっしゃったか」

春香「(いやいやいやいや…!完全にアレだよ!出てくるよ!龍が如くに出てくるよ!それもラスボス級に怖いよ!龍が如く極2好評発売中!」

黒井「何を言っているんだ春香」

春香「はっ…!口に出ていましたか…!?」

雪歩父「ほう…これがウチの娘となかようしてるアイドルちゃんかいな」

春香「(アカン…殺される…)」



雪歩父「いやあー!めんこいのう!」



春香「……え?」





195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 14:06:43.82 ID:R/otJLEg0
きたああああああ
196 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/18(月) 15:20:01.93 ID:ZaBjLWJsO

雪歩父「ウチの雪歩程じゃないがお嬢ちゃんも随分可愛いのう!」

春香「え、あ、ありがとうございます…」

雪歩父「これは萩原家定期ライブに雪歩とデュエットで出て欲しいくらいじゃ!」

春香「定期ライブ…?」

雪歩父「月に1回この家の宴会場所で雪歩にライブもしてもらっとるんや!」

春香「えーと…お客さんは…」

雪歩父「そんなもんワシらに決まっとるがの!なあ?」

怖〜い人達「「「はい!!!」」」

怖〜い人1「雪歩のお嬢のライブは俺たちにとって憩いの時間ですからね、サイリウムがいくつあっても足りません」

怖〜い人2「コールは完璧に覚えてるしな」

春香「(なんで雪歩が男の人苦手か段々わかってきたような気がする…)」

黒井「おい、今日はそんな話を聞きにここに来たんじゃないんだ貧乏人」

雪歩父「相変わらず口が悪いな守銭奴」

春香「ちょっとちょっと!プロデューサー!」

黒井「今日は雪歩の衣装について話にきたんだろう」

雪歩父「そうだったな」




春香「???」






197 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/18(月) 15:21:24.55 ID:ZaBjLWJsO
雪歩父「月に1回この家の宴会場所で雪歩にライブもしてもらっとるんや!」

雪歩父「月に1回この家の宴会場所で雪歩にライブをしてもらっとるんや!」

訂正です
198 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/18(月) 15:29:55.84 ID:ZaBjLWJsO

黒井「だから私は黒を基調にしたドレスをだな…」

雪歩父「馬鹿!雪歩はピンクでフリフリした服が似合う決まってるじゃろ!」

怖〜い人1「頭!口開けばそればっかじゃないですか!お嬢の服ピンクだらけになっちまいますよ!」

怖〜い人2「じゃあ俺はチャイナ服を希望で!」

怖〜い人3「お前!思い付きで言うもんじゃ…!」

黒井「いや、それいいかもしれないな」

怖〜い人1「ええ!?」

ガヤガヤガヤガヤ

春香「どうなってるのこれ…」

雪歩「春香ちゃん…」ソロリ

春香「雪歩!」

雪歩「ゴメンね、プロデューサーさんがウチに来たらいつもこんな感じなの…」

春香「ええと…プロデューサーと雪歩のお父さんってどういう関係なの?」

雪歩「仕事仲間らしいよ?」

春香「仕事仲間?」

雪歩「なんでもプロデューサーの仕事をお父さん達が裏で…

黒井「おい貴様!雪歩にどこまで話した!」

雪歩父「何を言っている!お前とワシが仲良いことしか教えておらん!」

黒井「嘘をつくな!深淵まで教えただろう!」

ガヤガヤガヤガヤガヤガヤ

春香「私たちが仕事している裏で何も起こってないよね…?」

少し業界の闇に触れた春香であった
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 15:32:06.64 ID:f94xA4MA0
雪歩の家は建設関係それ以上でもそれ以下でもない。
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 15:34:31.22 ID:hryTxYZ60
セット組んでるんだろう(棒
201 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/18(月) 15:53:19.07 ID:ZaBjLWJsO

それから少しして

事務所

黒井「集まったな」

亜美「黒ちゃーん!ひびきんがまだ練習から帰ってきていませーん!」

黒井「まあいい、先に始める」

千早「(プロデューサーって我那覇さんにだけやたら厳しくない…?)」ヒソヒソ

伊織「(響のことだしなんか余計なことでも言ったんでしょ)」ヒソヒソ

律子「今日はユニットの話があって皆を呼んだの」

真「ユニット!?それってつまり!」

貴音「本格的にアイドル界になぐりこみをしにいくと言うことでしょうか?」

律子「いやいやそこまで物騒なものじゃ…

黒井「その通りだ貴音」

黒井「大したこともないのにデカイ顔をしているアリどもを本格的に潰しにいこうと思ってな」

黒井「そこで殴り込むユニットは二組、合計6人が選ばれる」

真美「ええーー6人だけーー?半分は補欠ってことーー?」

黒井「そういうことになる」

真美「えー…旅行から帰ってきたと思ったらいきなりサバイバルだよー…」

黒井「まあ選ばれたからといっていい気になれるとは思うな、成果が出なければすぐに解散させる」

あずさ「あらあらぁ…厳しいわねえ」

黒井「それでは発表する」


202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 15:53:39.79 ID:IcbEJK3kO
深淵・・・メイドインアビスか
203 :765 :2017/12/18(月) 16:10:34.84 ID:dC9GzuT70

律子「まずは私がプロデュースするユニットから」

律子「あずささん、亜美、そしてリーダー伊織」

伊織「!」

真美「えー亜美ー?真美はー」

亜美「フッフッフッ、妹に勝る姉などいないのだよ」

真美「なにをー!亜美の代わりに絶対に替え玉で出てやるからなー!」

黒井「(実際騙せそうなのが怖い)」

あずさ「あら、選ばれちゃった」

やよい「うっうー!おめでとうございますあずささん!」

あずさ「ありがとうやよいちゃん、でもあの二人にならやよいちゃんの方が合いそうなのにどうして私なのかしら?」

美希「……」

あずさ ドタプーン

美希「大人成分補給の為だって思うな」

あずさ「?」

真「やったじゃないか伊織!リーダーだよリーダー!」

春香「真!それ私のセリフ!」

伊織「……」

真「…?伊織…?」

伊織「や………た」

春香「伊織…?」

伊織「やったわーー!!」

伊織「やっと伊織ちゃんの可愛さに皆気付いたってわけね!」

伊織「見てなさいよ真!今はアンタの方が上かもしれないけどすぐに抜いてやるんだから!」

真「う…うん」

春香「(凄い喜びようだね)」ヒソヒソ

真「(やっと認められたみたいなもんだからね、僕もうかうかしてられないよ)」ヒソヒソ

204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 16:23:42.84 ID:Iaqn+39Yo
ステラの黒ちゃんは影武者

ステラの黒ちゃんは影武者
205 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/18(月) 23:20:18.38 ID:dC9GzuT70
23時半から書くの再開します。遅れてマジで申し訳ありませんでした。
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 23:41:50.94 ID:X6fsRO7io
待つわ
いつまでも待つわ
207 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/19(火) 00:25:19.60 ID:FI5QMy2E0

黒井「名前は『竜宮小町』らしいぞ」

律子「ちょっとプロデューサー!それは私が言うべき台詞でしょう!」

真「竜宮小町…海をモチーフにしたんですね!」

黒井「まあな」フフン

律子「考えたの私!」

あずさ「それで名前が海に関係する人達を選んだわけですね」

黒井「そうだ」

律子「だから私!」

真美「えー!それなら真美だって付いてるじゃん!海ってバリバリ付いてるじゃん!」

春香「それを言えば私だって!」

美希「亜美、真美、春香でユニット組んだらユニット名が『海』になってジジ臭いの」

雪歩「それに亜美ちゃん、真美ちゃんの中に春香ちゃんが入っただけになるからね」

伊織「そ・れ・で律子ぉ〜、どうして伊織ちゃんをリーダーに選んだわけ?」ニコニコ

真「満面の笑みだ…」

春香「理由聞きたいんだろうね」

伊織「まあ私がリーダーをするのは当たり前だけど、せっかく選んでくれたんだし理由くらいは聞いてあげるわ!」フフン

黒井「ダーツでだぞ」

伊織「え?」

黒井「ダーツ」

伊織「嘘でしょ?」

黒井「お前を一番小さい的にしたんだがな、運悪く刺さってしまった」

伊織「ちょっと待ちなさいよ!嘘でしょ律子!?」

律子「……」目逸らしー

伊織「ええ!?本当にダーツで決めたの!?」

黒井「私は最後まであずさがリーダーがいいと言ったんだけどな、律子がどうしてもと言うからダーツに…」

伊織「……」

黒井「まあ運で勝ち取ったといえリーダーはリーダーだ。精々恥をかかないように…

伊織「なによそれ!絶対自他認めるスーパーリーダーになってやるんだからね!そうなった時はアンタに土下座させてやるんだから!!」

黒井「ほう、おもしろい」フフッ

律子「(またプロデューサーは伊織を触発するようなことを提案して…まあ伊織なら乗り越えてくれるでしょ)」

貴音「スーパーリーダー?スタースクリームでしょうか?」

春香「それを言うならニューリーダー病…ってわかる人いないよ貴音さん…」





208 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/19(火) 00:37:05.08 ID:FI5QMy2E0

黒井「さて次に私が企画したユニットだが…」

真美「うへー…選ばれたいけど黒ちゃん全面プロデュースだと血反吐吐くまで練習させられそうだよー…」

黒井「そんなわけないだろう真美」

真美「だよねー!そこまでは…

黒井「させられそうではない」

真美「え…?」

千早「つまりそういうことよ真美」

真美「……」

黒井「それでは発表する」

黒井「千早、美希、そしてリーダーは春香」

美希「やった!選ばれたの!」

千早「ユニット…さらにレベルアップを…!」

春香「おめでとう美希!千早ちゃん!」

千早「春香、あなたはリーダーよ」

春香「……」

春香「私がリーダー!!??」

美希「でもなんか春香がリーダーってしっくりくるって思うな」

千早「そうね、私たちの中じゃ春香が一番適任よ」

伊織「私と春香の間で凄い差を感じるんだけど…」

やよい「そんなことないよ伊織ちゃん!だって伊織ちゃんは神様に選ばれたんだよ!」

伊織「それってつまりダーツで決まったってことじゃない!」

春香「私がリーダー…」

黒井「不安か?」

春香「不安でいっぱいです…」

黒井「なら降りるか?」

春香「いいえ!降りません!だって!」

春香「不安は沢山あるけどそれ以上に楽しみなんです!千早ちゃんと美希と一緒にやっていくことが!」

黒井「ほう」

春香「私二人より劣っていますけど頑張ります!血がなくならないように輸血パックも持っていきます!」

黒井「(どれだけ血を吐くつもりだ…怖いからやめて…)」




209 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/19(火) 00:49:51.64 ID:FI5QMy2E0

美希「それでハニー!ユニット名は?」

黒井「その呼び方はやめろと言っているだろう…ユニット名は『メテオシャワー』だ」

真「メテオシャワー…流星群!」

やよい「お星様沢山で綺麗ですー!」

亜美「亜美達に対抗しねはるるん達はお空をモチーフにしたってわけだね」

千早「少しいかついけどね」

春香「そうだね、強そう…」

美希「えー美希は好きだよメテオシャワー、お星様いっぱいキラキラしているように美希達もキラキラするの!」

千早「そう言われてみれば…」

春香「よしメテオシャワー始動!頑張ろうね!」

ガヤガヤガヤガヤ

黒井「まあ竜宮小町は海の藻屑にメテオシャワーは宇宙の塵となるんだがな」

律子「プロデューサー、本当に彼女達に受けさすんですか?」

黒井「当たり前だ、その程度のレベルで優勝できなれば即解散だ」

律子「即解散というのは…徐々に人気を伸ばしていけば…」

黒井「律子…徐々にではダメだ。それではスターは生まれぬ」

黒井「竜宮小町は私の請け負っているユニットではないから別に解散はさせなくてはいいがメテオシャワーは解散させる」

律子「……」

黒井「遠慮せず潰しにこい、私も全力で叩き潰しにいく」

律子「いいんですか?潰しにいって…?」

黒井「まるで本気を出せば潰せるような言い草だな」

律子「当たり前です、私元アイドルですから」

黒井「フフッ、楽しみにしているよ」














210 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/19(火) 00:50:54.86 ID:FI5QMy2E0

黒井「(各自仕事に戻ってもらう前に何人かに話しかけてみるか)」

誰に?安価↓1
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/19(火) 00:52:39.38 ID:Viatnj2s0
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/19(火) 00:52:44.83 ID:67zbGflLo
律子
213 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/19(火) 01:00:13.07 ID:FI5QMy2E0

響「遅くなったぞ!」ガチャ!

黒井「もう終わったぞ」

響「ええーーー!!??せっかく飛ばしてきたのに!」

黒井「内容はだな…」

かくかくしかじか

響「じゃあ竜宮小町とメテオシャワーが新しくできたってことなんだね」

黒井「そうだ、お前には関係ない話だ」

響「うぎゃー!そんなに突き放さなくてもいいじゃん!自分ちゃんとプロデューサーから言われたメニューこなしているんだぞ!褒めてよ!」

黒井「結果が残せたら褒めてやる」

響「言ったぞー!絶対に褒めちぎってもらうんだからな!」

千早「(犬みたいで可愛い)」

春香「(3倍の時点で凄かったのに5倍のメニューもこなしているの地味どころか凄いよね?悟空みたいに急に強くならないよね??)」




黒井「さて次は…」

安価↓1


214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/19(火) 01:13:20.96 ID:/xPrFgI9o
真美
215 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/19(火) 01:25:08.98 ID:FI5QMy2E0

黒井「おい真美」

真美「なにー黒ちゃーん?真美は今ショッキングな気分なんだよー」

黒井「亜美は選ばれたのに自分は選ばれていないからか?」

真美「……」

黒井「悔しいか?」

真美「んー…悔しいというよりも亜美と遊べる時間が減って悲しいなって」

黒井「遊べるぞ」

真美「え!?ホントに!?どうやって!?」

黒井「お前が亜美と同じくらい人気になればいい」

真美「??? どういうこと?」

黒井「人気になれば私が亜美との仕事を取ってきてやろう」

真美「そんなことできるの?」

黒井「人気が釣り合う双子を持って来ればどこでも使ってくれるだろう」

黒井「しかし私はお前達を双子で売っていく気はさらさらない。お前達二人にはちゃんと個性がある。まずはそれを二人には磨いてほしい」

真美「黒ちゃん…」

黒井「ユニットで動く亜美に比べてお前は一人で動くことが多くなるだろう。つまり…」

真美「つまり…?」

黒井「真美の方が個性を主張しやすい」

真美「!」

黒井「亜美が竜宮小町の一人というブランドをぶら下げるなら真美、君は亜美と対峙する際、双海真美というブランドをぶら下げれるくらいまで成長しなさい」

真美「そんなこと真美にできるかな…」

黒井「兄に勝る弟などいない」

真美「…! 姉に勝る妹もいない!」

黒井「その意気だ真美、君ならできる」

真美「う、うん!真美頑張るよ!」



216 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/19(火) 01:30:28.28 ID:FI5QMy2E0

竜宮小町

亜美「ハァハァ…」

あずさ「ふぅ…」

伊織「ハァハァ…さあ律子!もう一回よ!」

律子「あのね伊織、アンタは大丈夫でも後ろはクタクタなの、少し休憩を…」

伊織「ダメよ!こんなんじゃ勝てない!もっともっと練習しないと!」

律子「どうしてそこまでヤケになって…」

伊織「この伊織ちゃんが一番のスーパーアイドルでありリーダーであることをアイツに思い知らせるためよ!」

律子「伊織…」

亜美「亜美なら大丈夫だよりっちゃん!もう一度やろうよー!」

あずさ「私も大丈夫です律子さん、伊織ちゃんのやる気に負けていられないもの」

律子「亜美…あずささん…」

伊織「さあもう一度…!」

律子「(今回は裏目に出そうです…プロデューサー…)」

メテオシャワー

春香「キャッ!」

ドタン!

千早「だ、大丈夫!?春香!」

黒井「助けなくていい」

千早「しかし…!」

黒井「この程度でダウンするなら用済みだ。布団でも敷いてやろうか?そのまま寝ていいぞ」

春香「ハァハァ…すいません…大丈夫です…」

黒井「春香に比べて美希、お前は随分良くなった。」

美希「エッヘン!美希この頃はちゃんと練習してるもんね!」

黒井「それでいい、春香もこれくらいは踊れるようにはなれ」

春香「はい…」

千早「……(こんな状態で大丈夫かしら…)」




217 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/19(火) 01:57:08.55 ID:FI5QMy2E0

練習スタジオ

伊織「……」

春香「あ、伊織ー!」

伊織「春香…」

春香「どうしたの?伊織らしくないよ?」

伊織「…春香はどう?」

春香「どうってユニットのこと?」

伊織「うん…」

春香「うーん…私は千早ちゃんと美希に付いていくのがやっとだなー」

伊織「……」

春香「二人とも凄いから私も負けてちゃダメだなって思って!だからいつも練習後に二人に自主練見てもらったりアドバイスもらったりしてるの!」

春香「私ってできないことが多いからできないことができた時はとても嬉しいの!やったー!って飛び跳ねるくらいに!」

春香「だから毎日大変だけど毎日楽しいよ!」

伊織「……」

春香「でもこのままじゃ二人に迷惑かけっぱなしだしもっと頑張らないといけないなーって…

伊織「いいよね春香は」

春香「伊織?」

伊織「私はそんな前向きになれない!なんで私がリーダーになったのか意味わからない!ただ運で決まっただけなのに!」

伊織「春香はいいわよ!アイツにもメンバーにもリーダーになった時から認められていて!」

春香「……」

伊織「私もリーダーだから頑張ろうって!運で決まったとしてもリーダーだから頑張らないとって思って!でも頑張ろうと思うといつも空回って二人に迷惑かけて!私…!私…!」

春香「伊織!」

伊織「…なによ」



春香「私も怖い!」



218 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/19(火) 02:04:30.70 ID:FI5QMy2E0

伊織「…え?」

春香「だって私のメンバー千早ちゃんと美希だよ?私のヘマで失敗したら目立つこと必至だよ」

伊織「……」

春香「リーダーなんてやったことないから不安でいっぱいだしプレッシャーに押しつぶされそうになる。」

春香「けどそういう時は自分に言い聞かせているの」

春香「私は私だって」

春香「私は千早ちゃんじゃないから歌は上手くないし」

春香「美希みたいに要領が良いわけじゃないからダンスも歌詞も覚えるのも時間がかかる」

春香「それでも私は私、天海春香、きっと私にしかできないこともあるはずなの」

伊織「……」

春香「こんな大それたこと言ってるけどまだ見つかっていないんだけどね…」エヘヘ

春香「つまり伊織は伊織なんだから自信持ちなよ!伊織にしかできないことがある!伊織にしかない良さがある!」

伊織「春香…」

春香「それに一つ勘違いしてるようだけど」

伊織「?」

春香「伊織がリーダーになったのは運じゃないよ」

伊織「え…?どういうこと…?」

春香「前にプロデューサーさんが口を滑らしててね」

黒井『お前達!そんなヘナチョコの完成度で竜宮小町に勝てると思っているのか!竜宮小町には私と律子がリーダーに認めた伊織ががいるんだぞ!』

春香「って言っていたし」

伊織「……!」

春香「だから伊織は伊織らしく…」

伊織「フン!別に落ちこんでなんかいないんだからね!」

伊織「別にアイツに認められていてもまったく嬉しくなんてないんだから!」

伊織「私が落ち込んでいたのも春香の同情を誘って負けさせようって思っただけ!本気で落ち込んでなんかいないんだから!」

伊織「精々オーディションで恥をかかないように頑張るように!じゃあね!」

伊織「……ありがと」

タッタッタッ

春香「伊織節炸裂だったなあ…いやテンプレツンデレなだけだったけど」

春香「……さてと!」

春香「私も頑張らなくちゃ!」



219 : ◆hbjKLbQOl6 [sage]:2017/12/19(火) 02:05:58.70 ID:FI5QMy2E0
今回はこの辺で
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/19(火) 05:14:39.08 ID:UHyTpBDyo
おっつおっつ
221 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/19(火) 08:49:56.16 ID:q/q2avB0O

数日後

竜宮小町

律子「凄い…!完璧よ!」

亜美「当たり前じゃん!亜美たち頑張ったからね!」フフン

伊織「いいやまだよ!」

亜美「ウェ?」

伊織「サビに入る前亜美ちょっとズレてたでしょ」

亜美「ゲゲッ!いおりんそこまで見てて…」

伊織「律子の目は誤魔化せても私の目は誤魔化せないんだから!サビは凄い良かったんだからもう一回よ!」

亜美「ういっす!」

律子「(がむしゃらさが抜けて部分的に訂正するように…フフッ、リーダーらしくなったじゃないの。後一応最後のは褒めているのかしら…?)」

あずさ「褒めているんですよ」

律子「心の中を読まないでください!」

メテオシャワー

黒井「よし!大分良くなったな」

美希「美希が日々良くなっているからね!」フフン

千早「確かに美希を主張する部分は結構良い感じよね」

美希「千早さんの間奏後のソロパートも美希は凄い良いなって思うよ!」

千早「ありがとう、でもあれプロデューサーの言う通りにしただけよ」

美希「流石ハニー!」

黒井「ああ、当たり前だ(どっちも春香が提案した案なんだが手柄はもらっておこう、なぜなら…)」

美希「この調子なら優勝どころかドン勝できるよ春香!」

春香「意味は一緒だよ美希!」

千早「いえ、本当に私達ドンドンできるかもしれないわ」

春香「ドンドンってもう擬音だからね千早ちゃん!?」

黒井「(春香を中心によく回っている、一見リーダーに向いていなさそうだが良い雰囲気を作れているのは春香のおかげだ)」

黒井「(上に立つリーダーではなく、下から皆を支えるリーダー…私がまだ出会ったことのない類だ…春香、これからが楽しみだ)」

春香「よし!じゃあもう一回合わせてプロデューサーさんにお寿司連れて行ってもらおう!」

黒井「誰が奢ると言った!」

春香「え?プロデューサーさんゴージャスなのに奢ってくれないんですか?」

黒井「グッ…!」

春香「残念だなあ…じゃあ社長に頼んでみよ…

黒井「待て!仕方がない!ゴージャスな私がいくらでも奢ってやろう!」

美希「やったー!お寿司なの!」

千早「サーモン…早くやりましょ春香!」

黒井「(春香…私の扱い方まで上手くならんでいい…)


222 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/19(火) 09:07:03.06 ID:q/q2avB0O

そして本番当日

律子「いやあ…それにしてもプロデューサー…」

黒井「ウィ、どうした律子」

律子「こう空気が凄いというか…パナいって言うか」

亜美「りっちゃんがあまりの規模のデカさに混乱してるよ!」

千早「私が出たオーディションよりも凄い…」

黒井「規模で言えば真と千早が出たやつなど比べものにならないからな」

あずさ「これでドンドンできれば紅白確実と言われるくらい凄い大会だもの」

春香「(ドンドン流行ってるの…?)」

美希「今日はあずさ迷子にならなかったんだね!」

あずさ「流石に今日迷子になるわけにはいかないわ」

黒井「さっきまで正反対のコーナーにいたのはどこのどいつだ」

あずさ「……響ちゃんです」

亜美「酷い風評被害」

? 「おーおーこれはこれは!弱小プロダクションがのこのことよくこの場に来れたものだな!」

223 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/19(火) 09:20:52.06 ID:q/q2avB0O

黒井「貴様は…」

社員「久しぶりだな黒井!貴様が育てたアイドルなんぞ私の育てたジュピターで踏み潰してくれる!」

黒井「いや私が育てたんだが」

社員「フン!過去のことを掘り返してくるとは女々しいものよ!」

黒井「(誘導されたよね…?)」

伊織「ちょっと、誰よこいつ?」

黒井「961プロの社長だ」

千早「961プロの社長?あの下劣で外道で人間味のカケラもないと言われてるあの?」

黒井「あ、ああ…(耳が痛い…)」

社員「この大会は我がジュピターでさえ難しいと言われているんだぞ!貴様らのアイドルが勝てるわけなかろう!」

黒井「フフッ、貴様にも教えてやっただろう、圧倒的王者の前では全てが無力だと、ジュピターはまだ青い」

社員「ハン!ほざきよって!こんな小娘どもが王になれるわけなかろう!」

黒井「それはどうかな?」

社員「大会が終わった頃にはそのムカつく顔をしかめっ面にしてやるからな!それではアデ

黒井「待て」

社員「なんだ!去り際くらいクールに決めさせろ!」

黒井「玲音はどうした、ジュピターよりあいつの方がアイドルとしては成熟しているだろう」

社員「あいつなら今回審査員だぞ、クソ!あいつが選手ならドンドン確実だったのに!」

黒井「(それそっちでも流行ってるの?)」






224 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/19(火) 09:34:38.82 ID:q/q2avB0O

観客席

社長「いやあ私の事務所のアイドルがまさかこの大会に出るなんて、感無量だね」

小鳥「でも大丈夫でしょうか?まだあの娘達には早すぎたんじゃ…」

社長「アイツが何も策なしにこの大会には出んだろう、あの娘達と黒井を信じよう」

別の観客席

真「うわあ…こんなところで春香達は踊って歌うのか…僕まで緊張してきちゃったよ…」

やよい「春香さん達なら大丈夫ですよー!それにお祭りみたいで私は楽しいですー!」

雪歩「有名な人達もこの大会に出るから世間ではフェスみたいな扱いだしね」

真美「こんなデッカいドーム借りてるのにAブロックとBブロックで分かれているし超ヤバヤバだよー」

貴音「野外でのオーディション会場Bブロックにも行きたいのですが…」

真美「お姫ちんがBブロックに行きたいのは売店目的でしょー?」ジロー

貴音「ち、違います!私はテイサツとやらを…」

真美「ホントー?ヨダレ垂れながら言う台詞じゃないよー?」ニヤニヤ

貴音「どうして私がこのような弄られ役を!このような役回りは本来響のはず…!」

やよい「響さんならいませんよ」

雪歩「また練習だと思いますぅ」

真「(響の冷遇っぷりが凄い)」

225 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/19(火) 09:48:23.97 ID:q/q2avB0O

竜宮小町本番前

伊織「私達はやれることはやってきたわ、それに…」

伊織「あれだけのお客さんがいるもの!全員虜にして帰るわよ!」

亜美「イエス!ボス!」

あずさ「私も頑張らなくちゃ」ドタプーン

伊織「ちょっとあずさ!それは反則よ!」

あずさ「???」

律子「頑張ってきなさい、あなたたちならきっと大丈夫よ」

伊織「任せなさい律子!明日から出演依頼の電話が鳴り止まなくなるから今の内に寝ておきなさい!」

竜宮小町本番中

客1「おいおいここのアイドルどこ所属だよ!すげぇいいじゃねぇか!」

客2「765プロってところらしいぜ!ほら千早ちゃんと真君がいるところだよ!」

客1「あそこか!おいおいどんだけ765はすげぇアイドル達持ってんだよ!」

客3「いおりんの笑顔マジサンシャインが嫉妬!」

客4「おい!もう洗礼を受けている奴がいるぞ!」

ガヤガヤガヤガヤ

本番終了後

真「凄い盛り上がりだったね」

雪歩「でも伊織ちゃん達凄かったよ…圧倒されちゃった…」

貴音「あそこまで磨きをかけるとは…私も負けていられません」

真美「むうー亜美の奴あんなにカッコよくなって!今回は褒めてあげるんだから!」

やよい「真美、伊織ちゃんみたい!」

226 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/19(火) 10:01:42.88 ID:q/q2avB0O

メテオシャワー本番前

春香「伊織達凄かったね…」

美希「デコちゃんがあれだけキラキラしているんだから美希達はもっとキラキラできるの!」

千早「根拠は?」

美希「デコちゃんがデコで全部光を吸収しちゃった分私達の方がキラキラできるの!」

千早「なwwにwwそwwれww」プルプル

春香「ちょっと千早ちゃん本番前なのにバカ笑いはズルイよ!私だってww」プルプル

美希「アハハ!すっごい楽しい気分で臨めそうだね!」

千早「ホントに、美希のおかげで緊張がほぐれたわ」

春香「よし!私達も負けないように頑張ろう!」

黒井「負けないようにじゃない、負けるな、負ければ…

春香「解散!分かっていますよ!だから負けません!」

黒井「ほう、ならば全力を出して負けてこい」

春香「どっちなんですか!ってあわわ!もう出なくちゃ!それじゃあプロデューサーさん行ってきます!」



黒井「……次に会った時は笑っているのか、泣いているのか…どっちだろうな」



本番中

客1「おいあそこのアイドル達はどこだ!まさか…」

客2「765だよ!すげぇ!すげぇよ!」

客1「765プロ最高!頑張れメテオシャワー!」

客3「閣下ーーー!!俺だーー!!結婚してくれーーー!!」

客4「また洗礼受けてるってお前影響受けすぎなんだよ」


本番終了後

貴音「これはどちらが勝つのか…」

雪歩「わからなくなりましたね…」

真「あー伊織達も春香達も凄いな!僕も出たくなってきたよ!」

真美「まこりん初めは緊張していたくせにー」

真「あんなの見せられてウズウズしない方がおかしいよ!」

真美「ごもっとも!凄かったぞー!メテオシャワー!竜宮小町ー!」

やよい「あっ!Aブロック結果発表らしいですよ!」







227 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/19(火) 10:27:27.48 ID:q/q2avB0O

司会「それでは結果発表です!ベストスリーで発表していくぞお!」

伊織「……」ドキドキ

春香「……」ドキドキ

司会「それではまず第三位!」

ダカダカダカダカダカダカダカダカ

司会「エントリーナンバー1254!メテオシャワー!」

イエー!フーフー!よかったぞー!

千早「三位…優勝はできなかったわね…」

美希「落ち込まなくていいの!美希達今日すっごいキラキラしていたの!美希はすっごい良かったって思うな!」

春香「……」涙ツー

千早「春香…」

春香「……」頭ブンブン

春香「そうだね!美希の言う通りだよ!私もすっごい楽しかった!だから胸を張ろう!一緒にやれて楽しかったよ美希!千早ちゃん!」涙を拭いながら

千早「春香…!」涙を零しながら

美希「うん!美希も楽しかったの!」

司会「それでは第二位の発表だあ!」

ダカダカダカダカダカダカダカダカ

司会「エントリーナンバー1230!竜宮小町!」

伊織「……」

亜美「いおりん…」

あずさ「伊織ちゃん…」

伊織「あんた達しゃんとしなさい!取った賞は取った賞!胸張りなさい!」

亜美「えー…いおりんに張るくらいの胸あるのー?」ジロー

伊織「身体的なことじゃなくて精神的な意味でよ!」

あずさ「はーい!」ドタドタプーン

伊織「ちょっと!アンタが張るとホントにシャレにならないから!順位覆るから!」

ガヤガヤガヤガヤ

観客席

社長「負けはしたが随分楽しそうだね」

小鳥「はい!あれがあの娘達の良いところです」

社長「優勝はできなかったが2位と3位だ!明日から忙しいぞ小鳥君!」

小鳥「ひいいいいいいい!!!」


228 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/19(火) 10:43:31.82 ID:q/q2avB0O

司会「それでは栄えある第一位!」

ダカダカダカダカダカダカダカダカ

司会「エントリーナンバー640!ジュピター!」

イエー!よかったぞー!ジュピターが一位!?ふざけんな!竜宮小町を一位にしろー!

翔太「やったね冬馬君!」

冬馬「当然だ」フッ

北斗「冬馬、子供みたいに飛び跳ねながら言うことではないぞ」

観客席

真「あー!惜しかったなあ…!でもよかったぞーーー!メテオシャワー!竜宮小町ー!」涙ボロボロ

雪歩「ちょ…ぢょっど真ぢゃん…泣ぎすぎだよぉ…」涙ボロボロ

真美「ゆきぴょんだって泣いてるじゃん!」

貴音「真美、貴方もですよ」

やよい「貴音ざんば鼻水出でいまずよぉ!」鼻水と涙タラー

違う観客席

社員「フーハハハハハ!よくやったぞジュピター!どうだ黒井!私の勝ちだ!」

黒井「何を言っている、まだAブロックを勝ち上がったにすぎん、Bブロックの1位との勝負が残っているだろう」

社員「ハッ!今のジュピターなら誰にも負けはせん!優勝はいただきだ!」

黒井「はあ…さっきも言っただろう」

司会『おおっと!ここでBブロックの一位の方が決まったらしいです!』

社員「さっき言った?ハッハッハッ!負け惜しみのことか!?」

司会「エントリーナンバー831!」




司会「我那覇 響 !!!」






黒井「圧倒的王者の前では全て無力だとな」








229 : ◆hbjKLbQOl6 [sage]:2017/12/19(火) 10:45:02.73 ID:q/q2avB0O
今回はこの辺で夜に暇があれば書きます
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/19(火) 10:49:42.44 ID:5wJSoFaPO
響だけ練習量がハンパなかったのはこの伏線だったのか…!
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/19(火) 13:29:04.54 ID:Abn6vtadO
少し前俺「響冷遇しすぎだろタヒね」

手首に油補充俺「さっすが響!信じてたぜ!」テノヒラクルー
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/19(火) 13:32:59.77 ID:WiyCuIzFO
響、本番直前まで練習してたのか…
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/19(火) 13:49:54.16 ID:PKciW/DeO
黒ちゃんの言動を見る限り響には勝てる確信があったのか
234 : ◆hbjKLbQOl6 :2017/12/19(火) 14:25:12.54 ID:q/q2avB0O

社員「なっ…!?我那覇響だと…!?あいつは竜宮小町やメテオシャワー…いや他の765プロの者よりも目立っていなかったはず…!何故…!?」

黒井「この日の為に研ぎ澄ましてきたからな」

黒井「彼女には仕事はほぼ渡していない、私がプロデューサーになってからずっと練習続きだったからな」

黒井「私のナイトメアの練習メニューによく着いてこれたものだ。しかも五倍で」

社員「五倍…!?貴様自分のアイドルを潰すつもりか…!?」

黒井「潰れん、彼女の体力と精神力を見込んでのことだ」

黒井「普通のアイドルならもう少し時間が掛かったんだがな、響は765プロの中でも有数のオールラウンダー、王者として育てるには相応しかった」

社員「じゃあ今日は…!」

黒井「ああ、我那覇響を王にするためにここにきた」

社員「竜宮小町は…!?メテオシャワーは…!?あいつらがお前の本命ではなかったのか…!?」

黒井「彼女達はユニットを経て成長させる予定だったからな、勝とうが負けようがどちらでもいい」

黒井「強いて言えば真と千早の件で勝ちが続いていたからここで敗北を味わっていてほしかった。彼女達は敗北から強くなるタイプだ。そういうタイプを今回のメンバーにしている。」

社員「全てお前の計画通りというわけなのか黒井…!」

黒井「いやいや計画通りではないよ影武者君」

黒井「ジュピターくらいならもうひねり潰せると思ったんだがやはり私が育てたアイドル…私が去る前と同じ力量ではなかったというわけだ」

社員「前のジュピターになら勝てていたと?」

黒井「その通りだ。もっと言えば…」



黒井「今のジュピター相手でも響なら100%勝利する」



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