【ミリマス】765学園物語F √DDs

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/04(月) 23:46:38.19 ID:MweITXpMo
「…よし」

靴紐を結び直し、立ち上がる

忘れ物も再確認

新学期が始まるのにかっこ悪いところは見せられないもんね

「…行ってきます」

返事の無い家の中に向かって呟く

かつて一緒に家を出ていた兄はもういない

これからは私一人だ

でも

「おーい!」

「こっちこっち−!」

私には大切な親友がいる

「環!育!今行くから−!」

だから、寂しくなんか無い

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1512398797
2 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/04(月) 23:47:17.58 ID:MweITXpMo
765学園物語F √DDs
3 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/04(月) 23:53:12.14 ID:MweITXpMo
育「今日からわたし達も高等部だね!」

環「今からどの部活に入るか楽しみだぞ!」

「環、部活も良いけどちゃんと勉強してよね」

「また補習に付き合わされるとか私嫌だから」

環「そんなー!あ、じゃあじゃあテスト前は桃子も一緒に勉強しようよ!」

育「うん!桃子ちゃん成績良いもんね」

桃子「おだてたって何も出ないけど…ま、まあ勉強くらいなら見てあげる」

環「桃子ありがとー!」

桃子「た、環いきなり抱き着かないでよ」

…環の胸に私の顔が埋まる

…環はこんなに大きいのに私の胸はどうしてこうなった
4 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/04(月) 23:58:16.28 ID:MweITXpMo
765学園の校門を抜け、私達は高等部の校舎に足を運ぶ

校舎前には掲示板が置かれており、各クラスの組み分けが張り出されていた

育「同じクラスだと良いね!」

桃子「うん」

環「環見てくるね!」

言うが早いか環は掲示板に向かって走って行った

…高等部に進級したんだからもうちょっと落ち着けば良いのに

そのまま少し待っていると

環「育!桃子!環達同じクラスだぞ!」

育「ほんと!やったね桃子ちゃん!」

桃子「う、うん」
5 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/05(火) 00:02:23.70 ID:HjSRJ4P+o
環「教室いこっ!」

桃子「ちょ、ちょっと引っ張らないでってば…もう」

環に強引に手を引かれ、私達は自分達のクラス…かつて兄が在籍していた、1-Aへと足を運んだ

環「ここが環達の教室!」

育「中等部とあまり変わらないね」

桃子「同じ学校だからじゃない?」

環「ねえねえ、あそこの端っこ空いてるよ!」

桃子「ほんとだ、珍しい」

環「くふふ!環達が貰っちゃうぞ!」
6 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/05(火) 00:06:22.22 ID:HjSRJ4P+o
環「環はここ!」

桃子「却下」

環「えっ」

桃子「環に前に座られたら私が黒板見えないんだけど 」

…そう環は数年で一気に背が伸びた

今では兄の彼女よりも背が高い

…ちなみに私は環なら届くところに踏み台無しでは届かない

環「えーっ、環が授業中寝ちゃったら桃子に起こして貰おうと思ったのに」

桃子「そもそも寝るな」
7 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/05(火) 00:11:29.49 ID:HjSRJ4P+o
環「…わかった、善処する」

席も決まり、私達はHRを待つ

やがて教室に先生が入ってきて、出欠を取った後私達はシアターへ向かった




環「ふわぁぁぁ…」

学園長の話を聞きながら…いや、聞き流しながら欠伸をする環

でも気持ちは分かる、実際退屈だし

あと、前見えないし

桃子「早く終わらないかな」

三回目のループに突入した学園長の話を聞き流しながら、私は早く終わることを願った
8 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/05(火) 00:18:16.10 ID:HjSRJ4P+o
環「終わった−!」

長い話とHRが終わり、放課後になった

育「今日、遊びに行く?」

桃子「ごめん、今日は用事があるから」

環「そっかー…じゃあ環は部活見てくる! 」

育「うーん残念、じゃあまた明日、桃子ちゃん」

桃子「またね、育」

育、環と別れて帰路に着く

自分が高等部…まだ実感は湧かないけど、楽しい学園生活になれば良い

常に笑いの絶えなかった兄達のような、楽しい学園生活に

桃子達なら絶対出来るはずだから

家の鍵を開けて、中に入る

桃子「ただいま」

誰にも分からない明日は、どんな日になるだろう?

楽しい日になれば良いな
9 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/05(火) 00:19:04.02 ID:HjSRJ4P+o
一旦ここまで
日刊(日刊とは言っていない)の日常物語の予定
主役は桃子
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/05(火) 04:14:57.22 ID:dYuchTmSo
期待
11 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/05(火) 22:26:59.73 ID:HjSRJ4P+o
桃子「おはよう」

育「おはよう桃子ちゃん!」

環「おはよう!」

育「今日から授業だね」

桃子「私はともかく、環は授業ついていけるの?」

環「大丈夫!なんせ環には桃子がついてるから!」

桃子「最初っから私頼りする気なら教えてあげないからね」

環「う゛っ」

桃子「自分から勉強しないと身に付かないんだから」

環「うう…桃子が厳しい…」
12 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/05(火) 23:11:28.65 ID:HjSRJ4P+o
育「美味しいね!」

環「うん!」

桃子「まあ、悪くないかな?」

環「とか言いつつ桃子の頬が緩んでる」

育「桃子ちゃん、もうちょっと素直にならないと」

桃子「わ、私は良いの!」
13 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/05(火) 23:21:00.16 ID:HjSRJ4P+o
一旦ここまで
某妹馬鹿スレみたいに【】でタイトルつけた方が分かりやすかったりするんだろうか
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/05(火) 23:39:18.96 ID:gY0ZKVJ8o
おつおつ
短編集ならそうしたほうがいいかもね
15 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/06(水) 20:26:57.45 ID:ZB2tiZlyo
【お昼の後は】

環「むにゃむにゃ…」

育「環ちゃん、凄く気持ち良さそうに寝てるね」

桃子「はあ…全く、環、授業中だよ」

環「うーん…後5分」

桃子「ベタなこと言ってないで早く起きて」

環「おやぶんー、環、約束通りお嫁さんになりに来たよ」

桃子「…は?」

育「も、桃子ちゃん顔!顔怖いよ!」
16 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/06(水) 20:36:29.87 ID:ZB2tiZlyo
【たまにはそういう時もある】

環「うごぉぉぉ…」

桃子「ん?間違ったかな?」

育「恐ろしく速い首筋への突き…私じゃなきゃ見逃しちゃうね」

桃子「でも、目醒めたでしょ」

環「もうちょっと優しく起こして欲しかった…」
17 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/06(水) 20:47:00.65 ID:ZB2tiZlyo
【おやぶん】

環「あ、そういえばさっき夢でおやぶんが出て来たよ!」

桃子「へー」

環「環、久しぶりにおやぶんに会いたいな〜」

育「桃子ちゃんのお兄さん、今何してるんだっけ?」

桃子「さあ?全っ然近況とか報告してこないし知らない」

桃子「どうせ毎日毎日飽きもせず海美さんとイチャイチャしてるんでしょ」

環「…育〜桃子一気に機嫌悪くなったぞ…」

育「聞いちゃいけなかったかな…?」

桃子「ふんっ」
18 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/06(水) 20:47:27.51 ID:ZB2tiZlyo
一旦ここまで
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 22:44:24.48 ID:rdfOx0kYO
うみみルートなのか
彼女とボカしてたからルートは曖昧にしてるのかと思ってた
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 01:41:37.35 ID:VbG8UBWnO
つまりまたフローズンワードが流れたと
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 15:41:33.48 ID:8vr9f6G6O
空気はフローズンワールドかな
22 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/08(金) 00:50:01.35 ID:owJQR3V2o
【ちょろい】

育「桃子ちゃん、今日私の家でホットケーキ作るけど、一緒にどう?」

桃子「ホットケーキ…」

環「環も育の作るホットケーキ食べたい!」

桃子「ま、まあ育が作るなら行っても良いけど」

育「うん、私が美味しく作るね!」

桃子「…うん、楽しみにしてるね」

環「桃子って案外たんじ」

育「環ちゃん?」

環「はい!何でもないです!」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/08(金) 02:32:17.73 ID:HKEy/tCb0
これは大人な育さんですわ
24 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/09(土) 11:40:10.87 ID:MTkAQVWdO
【事案】

環「育!桃子!早く行こ!」

育「環ちゃん、そんなに急がなくてもホットケーキは逃げないよ」

環「でも、やっぱり早いほうが良い!桃子だって早足だし」

桃子「ち、ちがっ、これは早足じゃないから!」

育「しょうがないなぁ、わたしも少し早く歩くね」

桃子「もう!育!」

「ん?おお、桃子に中谷に大神じゃねえか、久しぶりだな」

和気藹々と帰路を歩く桃子達に、ある男が声をかけてきた
25 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/09(土) 11:42:57.51 ID:MTkAQVWdO
【何年経っても】

環「誰?」

育「さあ」

桃子「知らない」

「なんでだよ!?」

桃子「冗談だよ…えっと」

育「…」

環「あ、思い出したぞ!」

「おお、俺の名前を言ってみろ」

環「尼ヶ島板橋!」

「誰だよ!」
26 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/10(日) 22:31:42.46 ID:pk6+Czsoo
【天ヶ瀬冬馬】

冬馬「俺は冬馬だ!天ヶ瀬冬馬だ!」

桃子「知ってるよ、あまとうさん」

冬馬「〜〜〜!!!」

桃子「でも、久しぶりだね」

冬馬「ああ、Pが独り暮らし…いや、実質二人暮らしか、してから会うことはなかったからな」

桃子「…そうだね」

環「桃子がまた不機嫌に…」
27 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/10(日) 22:56:02.24 ID:pk6+Czsoo
【地雷散布】

環「で、あまとうは何してるの?」

冬馬「あまとう言うな、俺は仕事が休みだからちょっと帰ってきたんだよ、Pに頼まれた物もあるしな」

桃子「…お兄ちゃんに?」

冬馬「おう」

桃子「…冬馬さん、お兄ちゃんと連絡取ってるの?」

冬馬「まあな」

桃子「…ふーん」

冬馬「なんで不機嫌になったのかは知らねーが、あいつに伝言があるなら伝えてやるぞ?」

桃子「別に、いい」

冬馬「そうか?まあ良いけどよ」

桃子「それじゃああまとうさん、またいつか」

冬馬「おう、またな…っとそうだ」

桃子「?」

冬馬「多分近いうちにあいつら結婚すると思うからよ、お前もそろそろ素直になっとけよ」

桃子「」
28 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/10(日) 22:58:26.95 ID:pk6+Czsoo
一旦ここまで
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/10(日) 23:21:53.10 ID:ZwLXjnBqo
おつ ブラコン桃子ええぞ
30 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/11(月) 23:56:35.91 ID:MFUVEd3Po
【自棄食い】

桃子「おかわり」

育「桃子ちゃん…もう10枚目だよ…」

環「うぷっ」

桃子「おかわり」

育「ほどほどにね」

桃子「育のホットケーキが美味しいのが悪い」

育「ん…ありがとう桃子ちゃん」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/13(水) 15:37:45.98 ID:KGszQirlO
地雷どころか爆弾なげこまれてますね…
32 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/13(水) 21:35:01.95 ID:1sg67imGo
【妹のプライド】

桃子「すっきりした」

育「15枚も食べればね…」

環「ねー桃子ー」

桃子「何?」

環「そんなにおやぶんの事が気になるなら桃子から連絡してみたら?」

育「うん、わたしもその方が良いと思う」

桃子「…やだ」

環「えっ」

育「どうして?」

桃子「こういうのは兄から妹に連絡するものって相場が決まってるの」

桃子「だからお兄ちゃんから連絡が無い限り桃子は絶対連絡しない」

育「うわー桃子ちゃんめんどくさい」
33 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/15(金) 23:52:41.72 ID:tVfXYoNuo
【カロリー】

環「夕飯食べれるかな〜」

育「あれだけ食べたらカロリーも凄そうだね」

環「あ、環はカロリーが胸とか背に行ってるから良く成長してるっておやぶんが言ってた!」

育「確かに、環ちゃんよく食べるのに全然太らないよね」

桃子「食べた分運動するからでしょ」

環「くふふ、桃子も基礎代謝上げたらきっと背が伸びたり胸大っきくなると思うぞ!」

桃子「…別に、私はそんなのに興味ないし」
34 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/15(金) 23:59:15.80 ID:tVfXYoNuo
【一人】

桃子「あんまり長居しても迷惑だろうし、私はそろそろ帰るね」

育「このみ先生が帰ってくるまでうちに居て良いのに」

桃子「良いよ、一人は慣れてるから」

育「…」

環「桃子!それなら一緒に帰ろ!」

桃子「…ん、ありがとう環」
36.33 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)