ダージリン「ローズヒップを弄り倒す」

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6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 10:43:53.31 ID:NJThaMGE0

アッサム「…だいたい、元々が船の舗装された学園艦の中にそんなスポットあるわけないじゃないですか。裏の山道ですら夜煌々と明かりが点いてるんですよ?」

ダージリン「絶望的につまらないわねこの艦…」

アッサム「そういうものですよ、というか艦に不備が無いように完璧に整備しているのは貴女の手腕ですよダージリン?」

ダージリン「憎い…デキる女の自分が憎いわ…」

アッサム「はいはい、そういうの良いですから…もう良いじゃないですか、裏山の山道で。灯りは点いてますけど、少なくとも二人きりでゆっくり散歩は出来ますよ?」

ダージリン「それは素敵だけど…そうじゃないのよぉ…ローズヒップが涙目で私の腕にしがみ付く姿が見たいのよぉ…」

アッサム「………」ピキッ

オレンジペコ(あ、アッサム様の額に青筋が見える気がします…)

オレンジペコ「あ、あーっ!肝試しなら良い方法がありますよ!」

アッサム「えっ?」

ダージリン「!ふふっ、流石オレンジペコね、どういったものか教えて頂戴?」

オレンジペコ「えぇ、今一年生の間で評判なんですけど…↓1とかは暗くておっかないって夏は肝試しの名所になってましたよ?」

肝試しに最適な場所とは?
1.森の中の教会
2.旧校舎
3.備蓄庫の奥の廃材置き場
4.その他何でも(アッサムが却下した所でも可)
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 11:42:44.57 ID:rfWDvSZSO
3
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 12:47:44.92 ID:NJThaMGE0
オレンジペコ「船頭の工業区にある廃材置き場、戦車や船の廃材を溜めて寄港した際に陸の施設でリサイクルする為に置いてある場所があるんですけど…」

オレンジペコ「そこで作業してた船舶科の子達が、何度か音や声を聞いてるらしいんです」

アッサム「それで肝試しのスポットになっている、と…」

オレンジペコ「はい、灯りもありませんから真っ暗で雰囲気出るんですけど、廃材の間はちゃんと整備通路になって舗装されてて安全ですし、遮蔽物も多いですから脅かしやすいって評判なんですよ」

ダージリン「ふむ…そこまでお膳立てが揃っているなら、そこを使わない手はないわね」

ダージリン「それじゃぁ場所はそこに決定ね。後は任せたわアッサム」

アッサム「…分かりました、とりあえず噂の真相を確かめるという程で先生方には許可を取っておきますね」

ダージリン「ふふっ、お願いね♪」

アッサム「はぁ…」


オレンジペコ(アッサム様、苦労してるなぁ…)
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 13:12:13.84 ID:NJThaMGE0
〜〜PM9:00,廃材置き場入り口〜〜

ダージリン(私服)「さ、てと…すっかり暗くなったわね…」

ダージリン「ふふ、灯りは皆無だから懐中電灯を持ってきて正解だったわ」

ダージリン「…それにしても、今日は冷えるわね…っふう…寒い…ローズヒップ、早く来ないかしら…」ブルブル


???「ダージリンさまぁーっ!」

ダージリン「!こっちよローズヒップ!」


タッタッタッダダダダッ



ローズヒップ(私服)「おっまたせしましたー!ローズヒップ到着しましてですわっ!」

ダージリン「ふふ、こんばんはローズヒップ。夜中でも貴女は元気ね」ニコッ

ダージリン「…それにしても急に呼び出してごめんなさいね、こんな些事のために呼び出して…」

ローズヒップ「モーマンタイですわダージリンさまっ!わたくし、ダージリン様の為なら例え火の中水の中っ!」

ローズヒップ「24時間いつでもオールオッケーですわーっ!」

ダージリン「あらあら、それは頼もしいわね」ナデナデ

ローズヒップ「ぅん…えへへ、ダージリン様の手、あったかくて大好きです…♪」

ダージリン「」ズキューン
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 13:13:14.88 ID:NJThaMGE0
ローズヒップ「…それで、今日はどんなお仕事であらせられますですの?」

ダージリン「…はっ!いけないいけない…ローズヒップは廃材置き場でお化けが出るって噂、聞いたことないかしら?」

ローズヒップ「あー…確かヴァニラ辺りが夏辺りに話してたよーな…してないよーな…」

ダージリン「ん…まぁその幽霊騒ぎの真相を確かめて、私たちで対処して夜も安心出来る学園艦を目指そうっていうのが今日の趣旨になるの」

ローズヒップ「なるほど…流石ダージリン様ですわっ!」

ダージリン「ふふっ、ありがとうローズヒップ」

ダージリン「…それじゃぁ、とりあえず整備用通路を一週して確認しましょうか。懐中電灯は持って来ていて?」

ローズヒップ「もちろんですわーっ!」

ダージリン「それじゃ、行きましょうか」


ギギギギギ… バタン


怖がりコンマ
00〜99で数値が低いほど怖がり、高いほど余裕
↓1 ダージリンの数値
↓2 ローズヒップの数値
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 13:16:05.03 ID:nZ4yK+oo0
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 13:16:16.34 ID:89VoFjP1o
はい
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 14:03:30.44 ID:NJThaMGE0
コツ コツ コツ コツ コツ…


ローズヒップ「………」

ダージリン「………」ガクガクガクガク

ローズヒップ「…………」

ダージリン「ひっ…っ……」ブルブルブルブル

ローズヒップ「あの…だ、ダージリンさま?」

ダージリン「なっ、なななな何かしらっ?」ギューッ

ローズヒップ「えっと…ダージリン様と腕を組んで歩けるのは、とっても光栄なのですけど…少し掴む力を緩めていただかないと…血流がお止まりあそばせてまして…」

ダージリン「ご、ごごごめんなさいねローズヒップ、今すぐ──」


ガララララッ

ローズヒップ「ひ───」

ダージリン「きゃぁぁぁっ!いや、いやぁぁっ!おばけ、おばけはだめぇぇっ!」ギギューッ

ローズヒップ「お、おお落ち着いてくださいましダージリンさまっ!」

ローズヒップ「だ、大丈夫ですわ!ただの、ただの猫さんですからっ」ライトペカー

猫「なぁーご」

ローズヒップ「ほっ…ほ、ほら!猫さん!バランスの悪い瓦礫に乗っかっちゃって、崩れただけですわっ!」

ダージリン「ひっぐ…ぅぇ…ろ、ローズヒップ…」

ローズヒップ「だ、ダージリンさま…あの、もし怖かったら引き返しても…」

ダージリン「っ…だ、ダメよ…ちゃんと監査はしなきゃ──」

猫「にゃーっ」

ダージリン「っひぅぅっ!大丈夫、大丈夫だからぁっ…!」

ローズヒップ「ほ、ホントですの…?それじゃぁ、ゆっくり立って…」

ダージリン「っ…ぐす…えぇ、ありがとうローズヒップ…」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 14:05:16.95 ID:NJThaMGE0
ローズヒップ(うぅ…まさかダージリン様がこんなに怖がりだったなんて…)

ローズヒップ(私も相当怖いですけれど、正直それどころではないですわ…)

ローズヒップ(…そうですわ!)


ローズヒップ「…だ、ダージリンさまっ!」

ダージリン「っ!…な、何かしら、ローズヒップ…?」グスッ

ローズヒップ「お、お歌を歌いながら回りましょう!」

ローズヒップ「きっと二人で楽しく歌えば、幽霊さんだって出てこない筈ですわーっ!」

ダージリン「っぐ…そう、ね…そうかも、ひれない…わ…」

ローズヒップ「それからっ、やっぱり私も怖いので手を繋ぎましょう!腕を掴むよりあったかくてきっとポカポカ良い気分になれますわーっ!」

ダージリン「っ…ふ…ローズヒップが、そう言うなら…」ギュッ

ローズヒップ「んっ!それでは出口へ向けて、パンツァーフォー!ですわーっ!」ギュッ

ダージリン「ローズヒップ…あ、ありがとう…っ」

ローズヒップ「怖いときはお互いさまですわっ!えーんたーえーんたーみっしょーん♪」

ダージリン「っ…ぷ、ふふ…」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 14:08:06.58 ID:1tbjL7ZnO
俺はこのスレを待ってたお帰り

踏んでたら↓
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 14:08:09.05 ID:nZ4yK+oo0
ダー様ェ…
安価なら下
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 14:13:57.59 ID:NJThaMGE0

〜〜あくる日の放課後 紅茶の園〜〜

ダージリン「…という事で、大成功だったわ」

アッサム「いや…これは誰がどう見ても大失敗だと思うのですが…」

ダージリン「少なくとも優しい気遣いの出来るローズヒップが見られたから大満足よ」

アッサム「…そうですか、それは良かったですね(棒)」

オレンジペコ「というかダージリン様、ジェ◯ソンや伽◯子のコスプレまでしたのにお化けはダメだったんですね…」

ダージリン「アレは正直手に取るのも嫌だったわ…」

アッサム「…ということは中身は…?」

ダージリン「見られる訳無いじゃない!」

アッサム「自信満々に言うことじゃ無いですよ!」


オレンジペコ「あはは…次は↓1なんてどうですか?」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 14:23:01.02 ID:nZ4yK+oo0
紅茶に大洗のハバネロクラブを混ぜる
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 15:06:24.79 ID:NJThaMGE0
ダージリン「なるほど…ハバネロクラブね」

アッサム「ハバネロ、クラブ…」

オレンジペコ「えぇ、ハバネロクラブです」

ダージリン「ハバネロクラブ…」

アッサム「ハバネロクラブ…」

オレンジペコ「ハバネロクラブ…」



ダージリン「ハバネロクラブ、って何?」


〜〜 大洗に確認中 〜〜


ダージリン「ラム酒にペッパーソース…激辛、ねぇ…」

アッサム「ラム酒のアルコール抜きはともかく、ペッパーソースを手に入れるのが困難ですね…どのようなソースが良いのでしょうか…」

ダージリン「そうねぇ…とりあえずペコはノンアルコールのラム酒を用意してちょうだい?」

オレンジペコ「かしこまりました、ダージリン様」パタン

ダージリン「…さて、ペッパーソースは…取り敢えず手近な辛いものを掻き集めてきましょう」

ダージリン「アッサム、家庭科室からそれっぽいものを見繕ってきて頂戴?」

アッサム「…どうなっても知りませんよ?」パタン



ダージリン「ふふっ…さて、楽しみだわ」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 15:06:59.17 ID:NJThaMGE0
ダージリン「アルコール抜きしたラム酒に…」

ダージリン「わさび、にんにく、山椒から抽出したエキスと…」ポトッ ポトッ

ダージリン「大量のブラックペッパー…一味唐辛子も入れましょう」サラサラサラ

ダージリン「デスソースと…ジョロキアのペーストを隠し味に…っと」



ダージリン「(多分)完成よ!ハバネロクラブ!」


アッサム(違う…!絶対違う…!)

オレンジペコ(辛さはともかくビジュアル的に本家よりアウトです…っ!)

ダージリン「ふーむ、中々背徳的なものが出来たわね…」

アッサム「あの、ダージリン…その大学生の悪ノリの化身みたいなのを、ローズヒップに飲ませるんですか…?」

ダージリン「安価は絶対だもの、もちろんじゃない」

オレンジペコ(ローズヒップさん…生きて、生きてくださいっ…!)



※実は最終章未見だったりします。コレジャナイ感があったらすみません…。
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 15:07:32.13 ID:NJThaMGE0
ダージリン「さて、と…それじゃぁ呼んでみましょうか…ローズヒップ!」


シーン


オレンジペコ「…いや、犬じゃないんですから流石にきませんよ…」

アッサム「だいたい、学内のどこかに居るローズヒップにそんな声で届く訳が…」


バタバタバタバタバタバタ


バターン


ローズヒップ「お呼びでございますか、ダージリンさまっ!」

ダージリン「ふふっ、よく来たわねローズヒップ、流石聖グロ一の駿足の名は伊達じゃないわね」

ローズヒップ「お呼ばれされれば即登場、ですわーっ!」

ダージリン「でも淑女たるもの優雅でお淑やかに入ってこなければダメよ?扉の前からやり直してらっしゃい?」

ローズヒップ「りょーかいですわーっ!」バターン

アッサム(犬だ…)

オレンジペコ(犬っぽい…)

22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 15:20:34.93 ID:NJThaMGE0

と、いう訳で取り敢えずここまで。続きは多分明日です。
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 15:44:27.32 ID:z6QJ5ON6O
おつ
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 08:37:41.36 ID:fE5PI7hD0
〜〜〜〜〜〜〜〜

ダージリン「…さて、それじゃぁ今日も始めましょうか、オレンジペコ?紅茶の準備をして頂戴?」

オレンジペコ「かしこまりました、ダージリンさま」

ローズヒップ「あっ、私もお手伝いいたしますわーっ!」

ダージリン「ローズヒップ、貴女は座ってゆっくりお待ちなさい?」

ローズヒップ「???でも、いつも二人で準備をしていますのよ?」

ダージリン「今日はペコが一人で用意したお茶が飲みたい気分なのよ」

ローズヒップ「そう…なんですの…ダージリンさまがそうおっしゃるのなら…」シュン

アッサム(あ、ちょっと表情が曇ったわね…)

ダージリン「…こ、今度はローズヒップにも一人で用意してもらおうかしら」

ローズヒップ「!お任せくださいまし、ダージリンさまっ!その時は誠心誠意、完璧なお紅茶を淹れて差し上げますわーっ!」

アッサム(と、思ったら今度は見事な晴れ模様…ローズヒップにはこちらの方が似合いますね)クスッ
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 08:51:02.42 ID:fE5PI7hD0

オレンジペコ「お話中失礼します、紅茶の準備が整いました」

ダージリン「あら、どうもありがとうオレンジペコ」

オレンジペコ「はい、ダージリン様とアッサム様は此方のカップで…」

オレンジペコ「………」チラッ

ダージリン「………」コクッ

アッサム(意味深に目配せして…ダージリンもノリノリね…)

ローズヒップ「…………」ソワソワ

オレンジペコ「此方が、ローズヒップさんの分ですね」

ローズヒップ「ありがとうございます、オレンジペコさん!」

アッサム(ローズヒップの紅茶だけ、心なしかくすんでる様に見えるわね…ローズヒップ大丈夫なのかしら…?)

ダージリン「…さ、ではそろそろいただきましょうか?」カチャ

ローズヒップ「はいっ、ダージリンさまっ!オレンジペコさん、いただきますですわーっ!」ズズーッ

三人((((の、飲んだ…っ!)))

ローズヒップの反応↓2
※ダージリン製ハバネロクラブのため、辛い以外の反応でも自由に安価、ただし安価のコンマ40以下で普通に激辛の対応をします。
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 08:54:27.77 ID:fE5PI7hD0
昨日は頭痛で更新できませんでした、申し訳ございません…。朝はとりあえずこの安価だけ飛ばして、夜また更新致します。遅筆ゆっくり更新安価多めですが、ご容赦ください。
安価下
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/20(水) 09:31:25.84 ID:DddCzIdHO
あまりの辛さに盛大に吹き出してダー様のお顔にぶっかける
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/20(水) 09:31:34.47 ID:9bHKCvd/0
気絶
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 21:10:00.70 ID:YZHRzeCx0
ローズヒップ「〜〜♪」ズズーッ

ローズヒップ「……?…???」ハテ?

ローズヒップ「……………」ゴゴゴゴ



ローズヒップ「ぶぅぅぅぅっ!!」

ダージリン「 」ビッチャァァ

アッサム「!?」

オレンジペコ「!!?」



ローズヒップ「からっ、からっ、ひぃぃぃっ!」ジタバタ ジタバタ

オレンジペコ「ろ、ローズヒップさん!落ち着いて!」

ダージリン「…………」プルプル プルプル

ローズヒップ「からっ、からひ!みずっ、みずぅぅっ!」

アッサム「ろ、ローズヒップ!み、水はこっちよ!」

ローズヒップ「!っ、んぐっんぐっ…」ゴクッゴクッ

ローズヒップ「っぷはぁぁっ!な、なんですの!?今日のお紅茶は激辛ですわっ!」

オレンジペコ(涙目なのは何時もと違って新鮮ですけど、袖口で口を拭う姿はローズヒップさんらしいですね…)

ローズヒップ「はぁ…はぁ…一瞬お三途の川がお見えになりましたですのよ!」

アッサム「か、辛さと焦りでいつもより言葉遣いがヘンになってるわよ、ローズヒップ…」

ローズヒップ「うぅ…まだ口の中がヒリヒリしますわぁ…」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 21:11:35.40 ID:YZHRzeCx0
オレンジペコ「ご、ごめんなさいローズヒップさん、私がどうやら間違えて淹れちゃったみたいで…」

ローズヒップ「だ、大丈夫ですわぁ…ちょっと喉がイガイガジリジリする程度ですし…」

ローズヒップ「それに貴重なペコさんの失敗を見ることができて、私ちょっと安心ですわーっ!」

オレンジペコ「ローズヒップさん…っ」ジーン

ローズヒップ「ふぅ…今日は珍しいものが見れてラッキーですわ!ね、ダージリンさ──」


ダージリン「…………」ビチャァァ


ローズヒップ「ま……って、あ゛…」

アッサム「 」

オレンジペコ「 」

ダージリン「……ローズヒップ?」ニコッ

ローズヒップ「ひ、ひゃい…ダージリンさま…?」

ダージリン「…リネン室からバスタオルを持ってらっしゃい?ダッシュで」

ローズヒップ「し、承知いたしましてございますーっ!」ピューッ

アッサム(肩をプルプルさせて…尚且つ笑顔って…)

オレンジペコ(普通に怖すぎですダージリンさま…)


バタンッ ダッダッダッダッ


ダージリン「………ローズヒップは行ったかしら?」

アッサム「…え、えぇ、もう行きましたよ、もう我慢しなくて大丈夫です」

ダージリン「っ…!っっっ…!」ジタバタ

オレンジペコ「…あれだけ刺激物を入れれば肌に触れるだけでも激物並みですよね…」

ダージリン「目がっ!目がいたいっ…!肌がピリピリするぅぅっ…!」ガクガク
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 21:12:45.78 ID:YZHRzeCx0
〜〜後日 紅茶の園〜〜

ダージリン「……酷い目にあったわ…」

アッサム「ただの自業自得です、反省してください」

ダージリン「…最近ローズヒップがどうこうより私が被害を受けるケースが多くないかしら?」

アッサム「幽霊が怖いのに肝試しなんて提案するからですよ」

ダージリン「うぅ…最近はちゃんとローズヒップの可愛いところも見られていないし、純粋にローズヒップの反応が見たいわ…」


ダージリン「激しいのは懲り懲りだし…↓1くらいが丁度いいかしら…」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/20(水) 21:15:26.93 ID:LJdOrvV10
丸山ちゃんを呼んできて2人きりにさせる
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/20(水) 21:16:01.07 ID:81epI3Szo
みんなでローズヒップ口調の真似をする
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 22:18:07.08 ID:YZHRzeCx0
ダージリン「今日はローズヒップがどれだけ沈黙に耐えられるかを調べましょう」

アッサム「はぁ…沈黙、ですか…?」

ダージリン「えぇ、あの子は基本的にはおしゃべりで落ち着きがないから…ちょっとテストしてみようと思うの」

オレンジペコ「でもそれって何か意味があることなのですか?」

ダージリン「ふふっ、オレンジペコ、イタズラに意味を求める事自体ナンセンスなのよ…」

アッサム「つまり、意味は無いと言う事ですね?」

ダージリン「…"沈黙は賢者には十分なる答えなり。沈黙は同意を示す。"」

オレンジペコ「格言で暗に肯定しないでください!」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 22:18:59.62 ID:YZHRzeCx0
ダージリン「と、言うわけで今日はお客様をお呼びしているわ」

ダージリン「入ってきて頂戴?」パンッ パンッ


ガチャッ

紗希「………………」

ペッタペッタペッタ

紗希「…………」コクッ



アッサム「…………」

オレンジペコ「…………」

ダージリン「…………」ズズーッ

紗希「………」



紗希「…………………丸山………紗希」ポソッ


アッサム(く、クセの強い子ね…)

オレンジペコ(大洗の生徒さんは皆さん個性的ですね…)
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 22:21:15.22 ID:YZHRzeCx0
ダージリン「ローズヒップには彼女と放課後の間一緒に過ごして貰います、今回は給餌の仕事もナシで、ね」

アッサム「確かに、落ち着きのないローズヒップとは真反対と言ってもいい子だけど…」

紗希「………」

アッサム「うーん…別にいつもの通りにローズヒップが空回りするだけのような気も…」

オレンジペコ「…私は、気になります」

アッサム「オレンジペコまで…一体どうしたの?」

オレンジペコ「今までローズヒップさんの一番近くにいた同級生は私ですから…どんな反応なのか、学友として興味があります」

ダージリン「ふふっ、ペコも乗り気なようで良かったわ」



ダージリン「それじゃぁ、丸山さんは応接室で待機、アッサムはローズヒップにお客様の事を説明して頂戴、オレンジペコと私は別室から隠しカメラでモニターするわ」

ダージリン「丸山さんもそれで良いかしら?」

紗希「……」コクッ

アッサム「しょうがないですね…承りました」


ダージリン「それでは、だんまり作戦、開始するわ!」

アッサム(ネーミングセンスが…)

オレンジペコ(大洗に似てきましたね…)
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 22:22:13.44 ID:YZHRzeCx0
〜〜応接室前〜〜

ローズヒップ「……わっかりましたわー!要は中のお客様とお茶をしながらおしゃべりすればいいんですのね!」

アッサム「おしゃべり…になるかはわからないけれど、とにかくそういうことだから、くれぐれも同級生だからといってお客様にはしたない姿は見せないこと!わかったわね?」

ローズヒップ「もっちろん!お茶の子さいさいですわーっ!」ペカーッ

アッサム「はぁ…」

アッサム(大丈夫かしらこれ…)

アッサム「…と、とにかく私は戦車道の講義があるから、あとはお願いねローズヒップ」

ローズヒップ「行ってらっしゃいませーっ!」


〜〜別室モニター部屋〜〜

ガチャッ

オレンジペコ「──ふふっ、それ面白い話ですね、ダージリンさま」

ダージリン「でしょう?オチの効いた素晴らしい話だと…あら、早かったわねアッサム」

アッサム「そこのカメラ映像で見てたでしょう……なんの話をしていたのですか?」

ダージリン「あぁ、以前話していた"赤い洗面器の男"の話をしていたのよ」

オレンジペコ「ふふっ、最後がとっても面白いんですよ!」

アッサム「へぇ…因みに最後はどんなオチ──」

ダージリン「おっと、ローズヒップが応接室に入るみたいね」

アッサム「ダージリンっ!」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 22:23:16.74 ID:YZHRzeCx0

ローズヒップ『失礼いたしますですわーっ!』

紗希『………』コクッ


ダージリン「さぁ、二人はどんな面白…ステキな時間を過ごすのかしら」ワクワク

オレンジペコ「楽しみですね、ダージリンさまっ」ドキドキ

アッサム(さっきの話、オチは…オチはっ…!)


ローズヒップ『初めまして…でしたわよね?私は聖グロリアーナ一の俊足、ローズヒップですわっ!』

紗希『…………』

ローズヒップ『まるやま、さき…さんですわね!アッサムさまからお話頂戴しているのでございますわーっ!』

紗希『…………』

ローズヒップ『…………?』

紗希『………』

ローズヒップ『………お人形さんですの?』フリフリ

紗希『…………めなんどろす』

ローズヒップ『わひゃぁぁっ!お、おしゃべりになるんですの!?』

ダージリン「ぷっ…ふふふ…見ていてペコ?ローズヒップったら飛び上がってたわよ…?」

オレンジペコ「ろ、ローズヒップさんらしいですね…」クスクス

アッサム(メナンドロス…って何かしら?)
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 22:24:11.46 ID:YZHRzeCx0
ローズヒップ『び、びっくり仰天おどろきモモノキですわ…』

紗希『…………』

ローズヒップ『……お茶、お飲みになられますですの…?』カチャ

紗希『…………』

ローズヒップ『…………』

紗希『…………』カチャ

ローズヒップ『………!!』

紗希『………』ズズーッ

ローズヒップ『…………』ソワソワ


アッサム「…噂に聞いてはいましたがホントに喋りませんね、あの子…」

オレンジペコ「釣られてローズヒップさんも喋りませんし…」

ダージリン「…ローズヒップもずっと黙ってはいられないでしょうから、そろそろ何か起きてもおかしくないんだけど…。」

沈黙をローズヒップは…耐える?耐えられない?
↓1(耐えられないの場合は行動もお書きください)
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/20(水) 22:28:50.45 ID:l7Mzsliho
落ち着きがなくなり激しく貧乏揺すりをする
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 23:33:46.68 ID:YZHRzeCx0
五分後──

ローズヒップ『………』ソワソワ

紗希『………』

ローズヒップ『………』ソワソワ

紗希『………』



ダージリン「…あれから全く動きが無いわね…」

アッサム「ローズヒップは頭がユラユラと動いてますけど…」

オレンジペコ(跳ねっ毛がぴょこぴょこ動いて可愛いで…はっ!私は何を!?)


ローズヒップ『………』キョロキョロ

紗希『………』ジーッ

ローズヒップ『……!?』ビクッ

紗希『………』ジーッ

ローズヒップ『………ぅ…』モゾ

紗希『……』

ローズヒップ『ぅっ…っん…』モジモジ

紗季『………』ズズーッ

ローズヒップ『ん…ぁ、んー……』モジモジ

紗希『………』



アッサム「…何というか、こんなに煮え切らないローズヒップを見るのは初めてですね…」

オレンジペコ「頻りに太ももを擦り合わせたり、腕を擦ったり…俗に言う貧乏揺すりですね…」

ダージリン「………あの太腿にどうにか頭を挟めないかしら?」

二人「「ダージリン(様)?」」

ダージリン「じょ、冗談に決まってるじゃない…」アハハ
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 23:35:08.60 ID:YZHRzeCx0
〜〜応接室〜〜



紗季「………」

ローズヒップ「うぅ……っ…」モゾモゾ

ローズヒップ(うー…丸山さんったら全くおしゃべりになりませんわ…)

ローズヒップ(何か私怒らせるようなことを知らぬ間にしてしまったのでございますでしょうか…?)

ローズヒップ(釣られて黙ってしまった手前、喋り辛いですわーっ!)

ローズヒップ「ぅぅぅ…っ」モゾモゾ

紗希「…………」


プルルルルル プルルルルル


ローズヒップ「のひゃいっ!?な、なななな何事ですの!?」

紗希「………」スッ ポチ

ローズヒップ(ぁ、丸山さんの携帯電話の音だったんですの…)

梓『…ぁ、もしもし?今どこに居るの?もうすぐ練習始まるよ?』

紗希「…………」

梓『…ぇ、今聖グロ、って…えぇぇ!?』

梓『ちょっと、それじゃぁ練習どうするの!というか何時になったら戻って来れるの!?』

紗希「………」

梓『すぐ戻るって…あーもぅ、じゃぁ先輩達には私から言っておくから、また戻ってくる前には連絡するんだよ!?』

紗季「………」

梓『まったくもー…。ん、それじゃぁね、バイバイ』

プーップーッ ピッ

紗希「………」スッ

ローズヒップ「わひゃっ」

ローズヒップ(い、今まで殆ど動かなかったのに、立ち上がりましたわ…!)

紗希「…………紅茶、ご馳走さま」


ガチャッ バタン


ローズヒップ「……………」ボーゼン

ローズヒップ「………はぁぁぁ…どっと疲れましたわぁ…」
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 23:36:37.43 ID:YZHRzeCx0
という訳でひと段落したので今日はここまで、皆様寒い日が続きますのでお体をご自愛ください。
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/21(木) 10:29:41.08 ID:gqYlUWe6O
おつ
風邪引いたよ
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/21(木) 19:21:29.66 ID:TuAaSrOR0
>>44
今年の風邪は長引くそうです、体を暖かくしてお大事に。

という訳で再開。次は弄りネタ安価です。私事ですが酉を新設するか思案中、前回のは完全に忘れましたので…。
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/21(木) 19:33:36.75 ID:TuAaSrOR0
〜〜〜後日の明朝 紅茶の園〜〜〜


ダージリン「…ふぅ、こんなものかしら」

ダージリン「ようやく片付きそうね…引き継ぎって大変…」


ガララッ


ダージリン「おっと……」スッ パタム

アッサム「おはようございま──あらダージリン、今日は早いのですね」

ダージリン「ごきげんようアッサム、今日は朝の日差しに照らされながらモーニングティーを飲みたい気分だったの」

アッサム「ふふっ、そうですか…嘘が下手ですねダージリン?」

ダージリン「…?なんのことかしら?」ズズッ

アッサム「机の引き出しから書類が出てますよ、折り目になってしまいます」

ダージリン「っ…!?」

アッサム「冗談です、根を詰めすぎないようにしてくださいね。…なにか手伝いましょうか?」

ダージリン「いいえ…その気持ちだけで結構よ、ありがとうアッサム」ニコッ



ダージリン「それはそれとして、今日はローズヒップに↓2をしようと思うのだけど?」

アッサム「そんなコト考えながら仕事してたんですか…」ジト
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/21(木) 19:46:06.38 ID:0JWH+D13o
ダージリンが出家して僧になる
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/21(木) 19:46:36.62 ID:YJvh/bAa0
知波単に短期編入
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/21(木) 19:47:07.39 ID:ICUxJ20u0
あんこう音頭を踊ってほしいとお願いする
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/21(木) 20:27:03.75 ID:TuAaSrOR0
知波単了解です。ではついでに期間とイベントを安価

↓1 留学の期間(三日〜ひと月の間で)

↓2、3 知波単での出来事(戦車道や食事など基本何でも)
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/21(木) 20:34:46.42 ID:ICUxJ20u0
1週間
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/21(木) 20:42:01.38 ID:YJvh/bAa0
突撃精神に便乗した結果、無人島に遭難
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/21(木) 20:53:57.71 ID:DdoRnzxZO
紅白戦で福田とコンビを組んで大暴れ
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/21(木) 21:05:35.83 ID:TuAaSrOR0
戦車乗って突喊したら無人島に飛ばされるのか…突撃で時空まで歪める知波単恐るべし…
とりあえず書いてきますが基本ダイジェストですので安価は取りましたがそんなにがっつりは書きません、悪しからず。
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/21(木) 21:50:54.52 ID:TuAaSrOR0
ダージリン「………コレ、よくよく考えたら私達何も面白くないわね」

アッサム「生の反応は見られませんし、ローズヒップと一週間も離れることになりますものね」

ダージリン「……ねぇアッサ──」

アッサム「安価は絶対です、ダージリン」

ダージリン「わ、分かってるわよアッサム、じょーくじょーく、ぶりてぃっしゅじょーく」

アッサム「はぁ…そんなに不安なら知波単の西さんにビデオカメラでも送って撮って貰ったらどうです?それか、ローズヒップに持たせるとか…」

ダージリン「……例えその二択のうちのどちらか、或いはどちらもを敢行したとして、無事にカメラが戻ってくる確率は何%なのかしら?」

アッサム「どちらでも0%です、紛失46%、海や河に水没が32%、爆発10%、後はその他の理由で破損、貸与などが続きます」

ダージリン「……気長にゆっくり待つしか無いのよね…」ズーーン
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/21(木) 21:51:38.33 ID:TuAaSrOR0
後日───

ダージリン「…それじゃ、気をつけてねローズヒップ」

ローズヒップ「はいっ!この知波単への短期編入、必ずや私の力にしてひと回りもふた回りも大きくなってダージリンさまの元へ帰ってきますわーっ!」

アッサム「ローズヒップっ!ハンカチと酔い止めは持ってる?ちゃんと向こうに着いたらしっかり皆さんに挨拶をするのよ?もしも困った事があれば西さんを頼りなさいね?」

ローズヒップ「だ、大丈夫ですわぁ、アッサムさま」

ダージリン「おやめなさいアッサム、ローズヒップも子供じゃないんだから…」

アッサム「うぅ…不安です…あ、それと生水には気をつけなさいね?体調が少しでも悪くなったら医者に見てもらいなさい、未知の病だったら大変なんだから…」

オレンジペコ(アッサム様は知波単をどんな風に捉えているんでしょうか)


ダージリン「……さて、名残惜しいけれど時間ね、ローズヒップ?」

ローズヒップ「……??」

ダージリン「……気をつけて、行ってらっしゃい」

ローズヒップ「……っはい!ダージリンさまっ、行ってきますっ!」ニカッ




オレンジペコ「……行っちゃいましたね」

アッサム「そうね…ホントに大丈夫かしら…?」

ダージリン「何にせよわたし達がココであたふたしても仕方ないわ、一週間後を楽しみに待ちましょう?」ニコッ
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/21(木) 21:52:32.67 ID:TuAaSrOR0
〜〜〜千葉県 森林奥地 知波単高校戦車道仮説合宿所〜〜〜

西「総員気をつけっっ!!」

ザッ ザッ

西「注目っっ!!」

シーン

西「我々知波単高校戦車道チームはこれより強化合宿を行うっ!」

西「わざわざ陸地へと足を運び、野営仕度を整えてこの地まで我々がやってきたのは何を隠そう特訓のためであるっ!」

西「過去我々はさまざまな地で突撃に突撃を重ね、そのことごとくで辛酸を舐めてきた!」

西「しかぁしっ!我々はこの一週間の苛烈な特訓を成し遂げ、苦楽を共にした仲間との絆とこの胸に滾る血潮とで、新たな知波単の幕をあけるのだぁっ!」

ワーッ! ワーッ!

玉田「そうだっ!隊長の言う通りであります!」

細見「知波単魂でありますっ!」

寺本「知波単魂とは!?」

名倉「もちろん突撃でありますっ!」


ソーダ トツゲキダッ オォーッ デアリマスッ


西「…う、うむ、貴君らの熱い魂は理解した…」

西「と、とにかくもう一度注目っっ!!」

シーンッ

西「う、うぉっほん…気を取り直して…」

西「今日はそんな強化合宿に加わる、一週間の間貴君らと同じ釜の飯を食う仲間を紹介するっ!」

西「紹介しよう───」

西「聖グロリアーナ女学院の、ローズヒップ殿だっ!!」

ローズヒップ(知波単ジャケット)「よろしくお願いいたしますですわーっ!」


オォォォーーーッ!
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/21(木) 21:53:11.56 ID:TuAaSrOR0
玉田「おぉ、あれがあの聖ぐろの…」

細見「流石えげれすの文化を色濃く残す紅茶の園からの使者、華やかさも我々とは段違いであります…」

池田「まっ、まぶしいぃっであります…!」

寺本「異文化こみゅにけぇしょんでありますっ!隊長と並んでるうちに一枚…!」ガシャッ

福田「はっ、はわぁぁ…!華やかであります…!」


ローズヒップ「……な、何やらものスゴい視線が…お客寄せのパンダさんになった気分ですわ…」

西「す、すみませぬローズヒップ殿、我が校はいかんせん他の高校の方に耐性が無くて…」ポリポリ

西「さてと…ちゅうもぉぉくっ!!」


シーンッ


西「ローズヒップ殿にはこれから我々と同じ生活をしてもらう、これは聖グロリアーナからのたっての希望であり、本人からの希望である」

ローズヒップ「そうですわーっ!だから皆さん、どんどんビシバシ、シゴいてくださいませーっ!」

西「と、いう訳でローズヒップ殿が増える以外は合宿に変更は無しだ!福田、ローズヒップ殿はお前と同じ一年生だ。テントや決まりについて教えて差し上げろ」

福田「りょ、りょーかいでありますっ!」

ローズヒップ「よろしくお願いいたしますですわっ」ギュッ

福田「あわわわわっ!こ、こちらこそよろしくでありますっ!」ギュッ

玉田「おおっ!福田がろぉずひっぷ殿とがっしり握手をしているぞ!」

細見「流石ウチの懐刀だっ!」


バンザーイッ バンザーイッ


西「ふっ…では食事を終えた後に訓練に入るっ!全員、飯盒へかけあぁぁしっ!」
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/21(木) 21:55:21.61 ID:TuAaSrOR0
…すんません、筆が乗ってきたところですが頭痛が酷くてここまで、続きは明日書きますです…
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/22(金) 09:29:21.12 ID:+ND37D2AO
どう考えてもめっちゃノリノリになる未来しか見えないな、待ってる
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/22(金) 21:17:30.42 ID:MvZD2QPE0
知波単生活二日目───


西「それではこれより知波単名物"陽光突撃"を敢行するっ!」

ローズヒップ「ようこ…なんですの?」

福田「朝から晩まで太陽に向かって進み続ける訓練でありますっ!」

玉田「日中戦車に乗り続け、ひたすらに突撃の練度を増す我が校の誇りでありますっ!」

ローズヒップ「なるほど、良く分かりませんけれどひたすら戦車に乗っていれば良いんですのね!簡単ですわーっ!」

西「よぉーし!それでは総員搭乗っ!準備のできた者から突撃かいしぃーっ!」

ウォォォォッ

〜〜そしてその夜〜〜

パチパチッ バチッ


ヤイノヤイノ ワーワー

西「わっはっは!まさか太陽に向けて進んだ先が無人島だったとは!流石にこれは恐れいった!」

玉田「隊長っ!魚が良い具合に焼けたでえりますっ!」

寺本「森で採れた野草もキノコも中々に美味でありますなぁ〜」

細見「それもこれも"何故か"サバイバルに詳しかった福田のおかげだな!」

福田「て、照れるであります〜…」

西「うむ、にしてもやはり有事に備えて野営のセットを戦車に積んで置いてよかった!」

ローズヒップ「ふぃーっしゅ!ですわ〜っ!」

玉田「おおっ!ローズヒップ殿がまたも魚を釣り上げたぞっ!」

細見「大物でありますなぁ〜…あ、あれはウツボでありますか!?」

西「はっはっは!よぉーし今日はこのまま朝まで自由行動とする!皆ゆっくり羽を伸ばすといい!」


オォォォォッ
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/22(金) 21:18:45.91 ID:MvZD2QPE0
知波単生活4日目───

グーッ グーッ ムニャァ…

細見「……ろぉずひっぷ殿、まだ起きておられるでありますか?」

ローズヒップ「ん、ぅ…ホソミ、さん…?ふぁい、まだ辛うじて起きてらっしゃるのでございますわぁ…」

細見「おぉ、これは眠るところに済まない…実は、少し聖ぐろりあぁなについて聞きたいことがあるのだが…」

ローズヒップ「……?」

細見「ろぉずひっぷ殿は…あ、あっさむ様をご存知なのだろうか…?」

ローズヒップ「…?えぇ、知っているでございますですわよ?」

細見「う、うむそうか…ふ、普段はあっさむ様はどんな方なのだ?」

ローズヒップ「そうですわねぇ…アッサム様はいつも気品があってお淑やかで…それでいて芯の通った強さを持つ、私たちの素晴らしい模範の様な生徒ですわっ」

細見「ほぅほぅ…やはりそういう内面の美しさが外にも溢れているのだろうな…」

ローズヒップ「…?でもどうして細見さんがアッサム様のことを…?」

細見「そ、それはだな…」

玉田「あっさむ様は今や知波単のまどんな的存在なのだ」ガバッ

玉田「抜け駆けは良くないぞ、細見ィ?」ニヤッ

細見「 」

玉田「─それで、他にはあっさむ様のことについて何か情報はないのか?」

浜田「あっ、狡いであります!自分もお聞きしたいことが…」

久保田「何々?内緒話でありますか?」

ローズヒップ「わぁ…!なんだかパジャマパーティみたいで楽しいですわ…!」


ワイワイ ガヤガヤ キャーキャー


西「───そこのテント喧しいぞ!とっくに消灯時間は過ぎているではないかっ!」バサッ

知波単's &ローズヒップ「「「あ………」」」

西「っ…貴様らは明日明朝グラウンドを10周だぁぁっ!」



福田「むにゃぁ…もう食べられないでありますぅ…」zzZ


※説明しよう!知波単に流出したアッサムの男装ポートレートによって、知波単メンバーの中でアッサムはヅカのスター的な人気を誇るのだ!(一部を除く)
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/22(金) 21:19:22.69 ID:MvZD2QPE0
知波単生活最終日──

西「合宿の締めとして今日は紅白戦を行う!」

西「厳正な審査の結果チームの編成はこの様になった!」


西、玉田、細見、寺本ほか二、三年チーム

VS

福田、ローズヒップほか一年チーム


福田「 」

ローズヒップ「腕がなりますですわーっ!」

玉田「済まんなぁ福田よ…」

細見「これも戦車道を極める者の定め…潔く散ってくれ福田…」

福田「いやでありますぅぅぅぅっ!」

ローズヒップ「やぁってやりすわぁぁっ!」


西「はっはっは!それでは総員搭乗かいしぃぃぃっ!」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/22(金) 21:20:14.18 ID:MvZD2QPE0
〜〜以下、試合内容をダイジェストでお送りします〜〜

────────

玉田「バカなっ!何故こちらの攻撃が当たらん!?」

名倉「くっ…突撃ぃー!とにかくろぉずひっぷ殿の戦車へ突撃だぁーっ!」

ローズヒップ「クルセイダーよりノロノロですけど…突っ込んで来るだけならお昼飯前ですわーっ!」


ズギャギャギャギャッ


玉田「なにぃーっ!?」

名倉「戦車でっ…慣性移動!?」


ローズヒップ「ばぁーん!チェックメイト、ですわぁーっ!♪」

ズガーン パシュパシュッ

───────

細見「くっ…よもや我が突撃が、こんな形でっ…!」

寺本「っ…!まだまだぁー!華々しく散ってみせましょうぞ!総員とつげきーっ!」


福田「まだまだぁ…まだであります…っ!」

福田「今であります!総員掃射ぁーっ!」


ドォガガガガッ


細見、寺本「「やぁらぁれぇたぁぁっ!」」

─────

西「………ふっ、やはり私の前に立つのはお前だったか」

西「…福田、よ」


福田「っ……!」


西「既に砲身は曲がり、履帯は両方切れている…旗が上がっていないだけで、戦闘不能だ」

西「さぁ…お前の弾(タマ)で、討ち取ってくれ──」

福田「っ…!うてぇぇぇっ!」


ドーンッ パシュッ

─────
sag
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/22(金) 21:21:01.25 ID:MvZD2QPE0
sagaが変なところに…すみません…
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/22(金) 21:21:43.18 ID:MvZD2QPE0
〜〜聖グロリアーナ学園艦 ヘリポート〜〜

ダージリン「……不安だわ」

アッサム「ダージリン、私もです…」

オレンジペコ「お、落ち着いてくださいお二人とも、既にヘリからの連絡で、ローズヒップさんを移送中だって分かってるんですから…」

アッサム「そんなことは分かっているのよ…」

ダージリン「でも…拭えぬ不安があるのよね…」

ダージリン「っ!」

オレンジペコ「ぁ…っ」

アッサム「ヘリが…ローズヒップが帰ってきましたよ、ダージリン!」

ダージリン「そうね…えぇ…!」

オレンジペコ(お二人ともこの一週間ずっとローズヒップさんの話ばかりでしたものね…)

オレンジペコ(っと、ヘリが着陸しましたね…そして、ローズヒップさんが…)


知波単への短期編入でローズヒップに起こった変化とは?↓2
(ある程度小さな変化でお願いします。大袈裟過ぎると安価下の場合もあります)
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/22(金) 21:23:04.88 ID:VKBcXqFlo
英国面の料理も美味しそうにたべれるようになった
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/22(金) 21:23:34.17 ID:tPsqIh3j0
丸メガネをかけてる
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/22(金) 21:43:45.42 ID:MvZD2QPE0
ローズヒップ(丸眼鏡&知波単服)「たっだいま戻りましたでありますですわーっ!」

ダージリン「ローズヒ「ローズヒップっ!」…ぇー…」

アッサム「ローズヒップっ、ローズヒップっ…よく無事に戻りましたね…!」ギューッ

ローズヒップ「あはは、アッサムさま、苦しいですわぁーっ…」



ダージリン「…いつぞやの時の再現かしら、アッサムったら…」

オレンジペコ「まぁまぁ、アッサム様はある意味ダージリン様よりソワソワしてましたから…」

ダージリン「ま、それはそれで良いわ…ローズヒップ?」

ローズヒップ「!!なんでありますでございましょうダージリンさまっ!」

ダージリン「知波単色が語尾に出て来てるわね…とにかく、この一週間何があったのか、紅茶の園でゆっくり聞かせて頂戴?久しぶりに私が紅茶を淹れてあげるから」

ローズヒップ「マジですの!?今日はラッキーですわーっ!」




オレンジペコ「…そういえばローズヒップさん、その丸眼鏡どうしたんですか?」

ローズヒップ「ふふン、よくぞ聞いてくれましたオレンジペコさん」

ローズヒップ「これは知波単の福田さんにいただいた、言わば聖グロリアーナと知波単との友情の証ですわっ!」ニコッ

70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/22(金) 21:44:23.97 ID:MvZD2QPE0
その頃知波単では────

福田「〜〜♪」

玉田「おっ福田、何やら上機嫌であるな?」

名倉「ややっ、その手に握られているのはっ!」

細見「西洋の陶磁器、てぃーかっぷとかいうヤツではないか!」

西「ほう…福田、それはローズヒップ殿から頂いたのか?」

福田「はいっ!我が知波単と聖ぐろりあぁなの…否、私とろぉずひっぷ殿との絆の証でありますっ!」エヘンッ

細見「むむむっ、福田のくせに生意気な口を利く…しかしその友情には敬意を表さねば!」

寺本「そうであります!福田とろぉずひっぷ殿の変わらぬ友情に万歳ーっ!」


バンザーイッ バンザーイッ


西(ふふふ、この出会いは二年後三年後の知波単を良き形に変えていってくれるだろう…ありがとうローズヒップ殿、ありがとう聖グロリアーナ…。)
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/22(金) 21:48:56.48 ID:MvZD2QPE0
〜〜〜後日放課後 紅茶の園〜〜〜



ダージリン「…細かい前置きなんて要らないのよ、アッサム」

アッサム「またいきなり何を言いだすんですか…」

ダージリン「…最近私の扱いひどくないかしら?」

アッサム「はぁ…そうですか?」

ダージリン「えぇ…だってまだ何も良い思いをしていないもの」

アッサム「そもそもそこが間違っているという考えにはならないんですね……」



ダージリン「と、言うわけで何かご褒美があってもいいと思わない?↓2とか見てみたいわ♪」

アッサム「全く…ダージリンったら…」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/22(金) 21:51:06.90 ID:VKBcXqFlo
しょうがないにゃー
ローズヒップをダージリン様だけがあまやかす
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/22(金) 21:52:36.48 ID:LNYz0Zx1o
みんなでローズヒップ口調の真似をする
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/22(金) 22:00:00.59 ID:MvZD2QPE0
ダージリン「ローズヒップのあの口調…知波単に行ってからというもの酷くなる一方なのよね…」

ダージリン「という訳でみんなでローズヒップの真似をしましょう」

アッサム「はぁ…あれ、でもどこかで一度やった様な…」

ダージリン「ええ、あれは失敗だったわね…丁度大洗のバレー部とかルクリリとかとにかく全員で真似したけれどローズヒップったら嬉々として受け入れてしまって…」

アッサム「結局最後はただのバレーボール大会でしたものね…」

ダージリン「と、言うことで今回は趣向を変えて…こんな感じで真似をするのはどうかしら?」

↓2 真似をするにあたってどんな感じで真似をする?(真似する人物増やしたりもok、シチュエーションなども要望あれば。スタンダードの場合は紅茶の園でダージリン.オレンジペコ.アッサムが真似をする、になります)
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/22(金) 22:11:40.79 ID:KZPwJMYn0
あんこうチームを呼ぶ
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/22(金) 22:17:29.71 ID:tPsqIh3j0
大洗女子全員に真似させる
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/22(金) 22:23:22.87 ID:MvZD2QPE0
ぜん…いん…だと…?
ちょっと明日一日頭冷やして書いてみます…今日はここまでで、なるべく全員出せるようにします。ぁ、サメさんチームどうしよ…。
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/22(金) 22:24:52.54 ID:tPsqIh3j0

ちょっと大きく出てしまってすみません・・・
むりなら各チーム代表1人くらいでもいいですよ
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/22(金) 22:30:08.11 ID:Rfcu74eqO
>>78
ありがとうございます、なんとか全員頑張ってみます。
たただ一人一言、二言にはなるかもですね…。鬼門はカバさんとアヒルさんチーム。
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 23:42:05.68 ID:ANoMSQ69o
これは面白い支援
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/02(火) 06:28:34.27 ID:VYvjvROf0
ダージリン「…という事でローズヒップ、遠征強化月間第二弾よ」

ローズヒップ「りょーかいでございますわーっ!」

ダージリン「今度は貴女、大洗に行ってらっしゃい。みほさんの元で、全国優勝チームの強さを研究してらっしゃい」

ローズヒップ「今度は大洗ですのね〜…胸が高鳴りますわぁっ!」

アッサム「既に大洗には短期転入の手続きは済ませてありますから、今晩大洗に飛びなさい」

ローズヒップ「承りましてございますですわっ!」

ローズヒップ「ぁ、でも…」

ダージリン「?どうかしたのローズヒップ?」

ローズヒップ「あ、ぁいえっ!万事モーマンタイでございますですっ!」

ローズヒップ(…最近ダージリン様と一緒の時間が少なくて、ちょっぴり寂しいですわぁ…)

ダージリン「…?とにかくお願いね、ローズヒップ」

ローズヒップ「かしこまりましてございますわーっ!」


〜〜〜〜

ダージリン「…また、遠征に行かせてしまったわ…」ズーン

アッサム「ダージリン、ローズヒップが居なくても仕事はちゃんとしてくださいね」

ダージリン「嫌よぉ…ローズヒップ分が、ローズヒップ分が足りないのよぉ…」

オレンジペコ「ダージリンさま、これでも飲んで元気出してください」カチャッ

オレンジペコ「今日はローズヒップを淹れてみました」

ダージリン「ぅ…紅茶じゃこの寂しさは埋められないのよ…」ズズッ

ダージリン「ん……あら、なかなか美味しいわね」

アッサム「ホントですね、普段のお茶よりスッキリと飲めるかも…」

ダージリン「ペコ、ローズヒップが遠征中は是非この紅茶を淹れて頂戴」キリッ

オレンジペコ「あ、あはは…かしこまりました…」



オレンジペコ「…あ、そういえば」

オレンジペコ「あの…バレー部の時みたいに皆さんを此方にお招きするのではダメだったのですか?それなら態々大洗に行かなくても良かったんじゃ…」

ダージリン「 」ピシッ
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/02(火) 06:31:28.14 ID:VYvjvROf0
〜〜大洗女学園 戦車道車庫〜〜

杏「……って訳で、明日から聖グロ一の俊足をお迎えするんだけどぉ…戦車道の皆にはローズヒップちゃんの口調を真似して接してあげて欲しいんだよねぇ」

みほ「あの…相変わらず意味が分かんないんですけど…」

沙織「ローズヒップさんって…あのクルセイダーの人、だっけ?」

杏「そーそー、あの賑やかな子で合ってるよ〜」

柚子「だから満に一つにも、お客さんに疎外感を与えない様にみんなでお迎えしようって訳なの」

杏「わかったかなぁ〜?特にカバさんチームとアリクイさんチーム」

カエサル「なぜ我々が名指しなのか…」

エルヴィン「しかし納得がいかん、それでなんで我々が語尾を変えなければならない?」

おりょう「そうぜよ!横暴ぜよ!」

左衛門佐「我々はそれぞれ信念を持ってこの話言葉なのだ!なぁアリクイさんチーム!?」

ねこにゃー「にゃふぅ!?わ、私たちは…べ、別に…ネットの名残りだから…ふ、普通にも、おしゃべり大丈夫…だよ…?」

ぴよたん「そんな大それた信念とかはないし…」

ももがー「そもそも、ちゃんと話す機会があるかどうかが怪しいしねぇ…」

カエサル「クッ…」

左衛門佐「いつの世も虐げられるのは少数派ということか…!」

そど子「…むしろこれを機に普通の口調に強制すればいいんじゃない?」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/02(火) 06:32:01.14 ID:VYvjvROf0
杏「まぁそーゆー訳だから、皆よろしくねぇ〜」

桃「それではこれより聖グロリアーナ短期転入生のため、語尾矯正プログラムを開始する!」

ナカジマ「矯正プログラム?」

優花里「有り体に言えば、語尾の練習でありますね」

桂利奈「戦車乗らないの〜?」

柚子「あはは…今日は一日練習、になるかな…」

桃「語尾について不明な点があれば、アヒルさんチームに尋ねるように」

典子「一度経験済みだからね、任せてよ!」

杏「そんじゃ皆、本番は明日だから頑張ってね〜」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/02(火) 06:34:47.05 ID:VYvjvROf0
新年明けましておめでとうございます、日が空いてすみません。今日から改めて更新再開します、続きは早ければ今晩、遅くても明日で大洗編は終わらせたい…。
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/02(火) 09:48:01.64 ID:5jhDZtPO0
期待
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/13(土) 19:48:50.87 ID:5EXkdxgm0
後日、大洗女学園──

ローズヒップ「ふぅ…ようやく辿り着きましてございますわ!」

ローズヒップ「大洗の会長さまとの待ち合わせ場所はこの辺ですけど…」キョロキョロ

杏「おーい、こっちこっち〜」

ローズヒップ「!」

ローズヒップ「ただいま向かいますわ〜っ!」たったったっ



ローズヒップ「大洗の皆々さまっ、お久しぶりですわーっ!」

杏「やぁやぁ、此方こそお久しぶりでございますわ〜」

柚子「長旅お疲れさまでございますわ、ローズヒップさん」

桃「荷物は既に寮へと運び入れているから、心配しなくていいぞ」

杏「かぁしま〜、お口調がお雑でございますわよ〜?」

桃「うっ…!……で、ございますわ…」



ローズヒップ「……?……???」

ローズヒップ(生徒会の皆さま…以前出会った際はこんな口調じゃなかったですわ?)

ローズヒップ(一体全体、どーゆーことですのーっ?)
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/13(土) 19:50:23.58 ID:5EXkdxgm0
ローズヒップ「あの〜会長さま…?」

杏「厳密にはもう会長じゃないんだけどねぇ〜、どうかしまして〜?」

ローズヒップ「会長さま今日はどーしてそんなヘンなお言葉遣いですの?」

杏「ん〜…、そんなにヘンでございますの〜?」

ローズヒップ「ヘンですわ、すっげーヘンですわ!アッサム様に正座でお説教されるレベルでやっべーですわ!」

柚子(普段からお説教食らってるのかしら…)

ローズヒップ「そっちの人も、こっちの人もヘンですわ!」

柚子「あ、あははー…」

桃「人を指差すなっ!…っでございます!」

杏「まぁまぁローズヒップちゃぁん、落ち着いて」

杏「これにはカクカクシカジカ」

ローズヒップ「四角いムーヴ、なるほど、大洗流の歓迎でしたのねーっ!」

杏「まぁ、そだねぇ。歓迎ってことで捉えてちょーだいですわ〜、お気に召しまして?」

ローズヒップ「はい、とっても嬉しいですわーっ!」

ローズヒップ「…それにしても」

杏「?」

ローズヒップ「皆さんお嬢様言葉がなってませんわーっ!ダメダメですわーっ!」

桃「何ィ!?」

ローズヒップ「ダージリン様やアッサム様、オレンジペコさんを見習った方が良いですわーっ」

桃「言わせておけば貴様ぁっ!我々は元はと言えば言えばお前の口調をモガモガっ…!」

柚子「(も、桃ちゃん!しーっ!)」

杏「あー、んじゃ今後大洗でもお紅茶の時間を取るようにするかねぇ」

ローズヒップ「賛成ですわーっ!」

杏「んじゃ、それは追い追いやってくとして…これから戦車道チームに顔合わせに行くんでございますのよ〜。テキトーに案内するから付いてきてあそばせ〜」

ローズヒップ「はいですわーっ!」


柚子「…会長、流石に適当過ぎるんじゃありませんか?」ぼそっ

杏「だぁいじょうぶだって、無理にしようとすればするほど堅くなっちゃうだけなんだからさ、この位で丁度いいんだよ」

桃「…そんなものですか?」

杏「そーそー、ダージリンだってそこまで完璧なの求めてないって」

柚子「そんなものですか…?」


杏「そーそー、ま、今回の私達の役目はビデオカメラで面白おかしく撮るだけだし、気楽に行こーよ、ね?」
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/13(土) 19:51:36.72 ID:5EXkdxgm0
〜〜アヒルさんチーム〜〜

典子「ふぁいとー!」

バレー部「「おーっ!」」

典子「あっ、元会長!…にローズヒップさん!」

妙子「ごきげんよう〜」

あけび「なになに?またバレーしに来たんでございますの?」

忍「単純に戦車道メンバーを回ってるだけだと思いますですわ…」

典子「…………否っ!」

バレー部「!!」

典子「ローズヒップさんの体はバレーを欲しているに違いないでございますわ!態々我々がバレーしている最中にやって来たのがその証拠!」

典子「ローズヒップさん!運動する準備はよろしくて!?」

典子「それじゃぁ……根性ーーっ!」

バレー部「「おーっ!」」




ローズヒップ「こんじょぉ〜っ!でございますわ〜っ!」

ローズヒップ(アヒルさんチームは相変わらずですわーっ!)
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/13(土) 19:53:10.65 ID:5EXkdxgm0
〜〜カモさんチーム〜〜

そど子「今日は風紀取り締まり月間ですわ!」

そど子「今日も廊下を歩きながら…そこっ!髪型が乱れていますわ!櫛使ってここで直していきなさい!」

ゴモヨ「腕時計以外の手首の装飾品は没収ですわ〜」

パゾ美「パン食べながら登校しない…誰かとぶつかってラブロマンスが生まれちゃいますわ…」



沙織「その話詳しく!!」

麻子「…私達の出番は後だ、いいから教室に行くぞ沙織…」

沙織「ちょっ、麻子ひっぱらないでっ、あ、もっ、やだもーっ!」




そど子「…あら、元生徒会の皆さんお揃いで…うんうん、流石服装もばっちしですわね!」

パゾ美「ローズヒップさんもこんにちは、大学選抜以来ですわね」

ゴモヨ「…短期留学の方の風紀はどうされますの?」

そど子「一時的とはいえ大洗の生徒には変わりありません!空き教室に直行ですわ!制服はコレ使って!は厳禁…ぁ、地毛?なら良いですわ。」

パゾ美「あら、聖グロの制服、裾口がほつれていますわね、直して後でお渡ししますわ」

ゴモヨ「ん、よろしい。これで貴女も立派な大洗の生徒ですわ」

そど子「校則の範囲内で短期留学を楽しんでくださいませ。それじゃごきげんよう」



ローズヒップ「ありがとうございますですわー!」

ローズヒップ(なんだかお母さまみたいでしたわーっ!)
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/13(土) 19:54:03.38 ID:5EXkdxgm0
〜〜カバさんチーム〜〜

エルヴィン「やぁ、元会長にローズヒップ様、ご機嫌麗しゅう」

カエサル「…?口調の変化でございますか?まぁ…慣れはしないでございますですわ」

左衛門佐「ただ…おりょうは今でも苦戦しているでございますわね…新手の面白キャラに成り下がっているのでございます」


おりょう「くっ…いっそ切腹させて欲しいでございます……ぜよっ…!」

おりょう「っだぁぁっ!まどろっこしいぜよ!なんでこんな目にぃぃっ!」


エルヴィン「あぁっ!おりょうがキレたっ!」

カエサル「あーもう仕方ないなぁ、左衛門佐!例のブツを!」

左衛門佐「心得たっ!ほ〜らおりょう、貴様の好きな歴史書だぞ〜…」

おりょう「ふーっ…!ふーっ…!」



ローズヒップ「ぉ、おぅ…私のタメに申し訳ないですわ〜…」

ローズヒップ(大洗の皆さまに、ちょっち無理をさせてしまいましたわぁ…)
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/13(土) 19:55:23.78 ID:5EXkdxgm0
〜〜レオポンチーム〜〜

カンカンカンッ ジージーッ

ナカジマ「ふぃ〜…そろそろ休憩にしますわよーっ!」

ホシノ「ポルシェティーガーもレストア終わったし…次はM3かぁ」

スズキ「ホシノ〜、語尾忘れたから罰金500円でございますわ」ニヤッ

ホシノ「えぇぇ!またぁ!?さっきからアタシばっか払ってんじゃん!」

ナカジマ「はい、もう一回。プラス500円追加ですわね」

ホシノ「うぅ〜…なんでアタシばっかこんな目に…で、ございますわ…」

ナカジマ「あはは〜今日の晩御飯はホシノの罰金で賄えそうですわ、ホシノ、御馳走になりますわね〜」

ホシノ「くっそぉっ!新しいツールセットの為にお金溜めてたのにぃ!」

ツチヤ「お茶が入りましてございますよ〜!先輩方戦車から降りてきてくださいませ〜っ!」

ナカジマ「おっ、待ってましたでございますわ〜っ!」

ツチヤ「ぁ、ローズヒップさんも、紅茶じゃなくて麦茶ですけどどうぞ。淹れたてホカホカでございますわよ?」



ローズヒップ「ありがとうございますですわーっ!」

ローズヒップ(あの工具捌き…聖グロリアーナにも取り入れたいですわっ!)
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/13(土) 19:57:49.93 ID:5EXkdxgm0
〜〜アリクイさんチーム〜〜

ねこにゃー「あら、ごきげんようローズヒップさん」

ぴよたん「あら、ローズヒップさん?タイが曲がっていてよ?」

ももがー「お転婆な所は大学選抜の頃から変わっていませんのね」クスッ

ねこにゃー(大丈夫、大丈夫、大丈夫だにゃ!予行演習はばっちし!)

ぴよたん(24時間耐久お嬢様系学園アニメ延々視聴大会が功を奏してるってばよ!)

ももがー(「マリ◯て」とか「ストロベリー・◯ニック」とか見て三人でめちゃくちゃ気まずい雰囲気になったけど…それも今日この日のためっ!)

ねこにゃー「さぁ…皆さん、御茶でも如何かしら?」

三人(((ここでコミュ力を最大限に見せつけて…)))

三人(((もうコミュ症なんて言わせないっ!)))

ローズヒップ「いただきますですわーっ!…ぁ、お紅茶の時はカップを温めるのが基本ですわよ?」

ねこにゃー「うぇっ!?そ、そそそそそう、なんでございます…の…?」

ローズヒップ「もちのロンでございますわーっ!そうしてないとアッサム様にゲンコツを食らうのでございますですわ!」

ローズヒップ「…?そちらはお茶っ葉入れ過ぎじゃありませんの?」

ぴよたん「ぴぃっ!?は、初めて淹れるから…わ、わかんなくて…」

ローズヒップ「全員分でも多すぎですわーっ!こーして…こん位が丁度いいですわーっ!」

ローズヒップ「おっとと…手元がフラフラでございますのよ?お盆とはいえ全員分一気には無謀ですわーっ!」

ももがー「ぅー…加減が分からないっちゃ…」

ローズヒップ「配膳の立ち振る舞いも優雅にっ!聖グロでは最初に学ぶ事ですわーっ!」



ローズヒップ(なんだか…なんだか今日の私輝いていますわーっ!)キラキラ
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/13(土) 19:58:52.84 ID:5EXkdxgm0
〜〜ウサギさんチーム〜〜

梓「ぁ、杏先輩!…と、ローズヒップさん!」

あや「ぁ、皆さんごきげんよーっ!」

あゆみ、桂利奈、優季「「「ごきげんよーっ!」」」

紗希「…………」

あゆみ「ぇ、あんこうチームですか?さぁ…存じ上げませんですわ?」

あゆみ「あやさんはご存知ですの?」

あや「んーん、知らない、ですわ〜」

優季「ぁ、でもさっき五十鈴先輩…ぁ、今は会長か。会長は生徒会室に行くって言ってましたわよ?ね、桂利奈ちゃん?」

桂利奈「あいあいーっ!」

梓「か、桂利奈…ちゃんと語尾変えなきゃ…」

桂利奈「あ゛ぁ゛っ!忘れてた!」



ローズヒップ「ぁ、紗希さーん!お久しぶりですわっ!」

紗希「………………」

ローズヒップ「…?紗希、さん……?」

紗希「……………」

ローズヒップ「……………」ぶんぶん

紗希「………でございます…わ…」

ローズヒップ「おぉう、相変わらず急にお喋りになりますのね!」

梓(紗希ったらあんなに楽しそうにして…ふふっ)
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/13(土) 20:00:31.47 ID:5EXkdxgm0
〜〜あんこうチーム〜〜

華「あら、会長。ごきげんよう」

沙織「華、今は会長は華だよっ!」

華「それもそうでした…申し訳ありません、杏先輩」

優花里「武部殿、ローズヒップ殿もいますので、口調を変えないと…」

沙織「ぁ、そうだった…ってゆかりんも変えてないじゃん!」

優花里「うっ…!な、なんだか慣れないもので…」

華「お二人とも、お客様の前ではしたないですわよ?優雅に、丁寧にお言葉を選んでくださいませ」

沙織(うわー…華ノリノリだよ…しかもめちゃくちゃなのに溢れ出る気品でそれっぽく聞こえちゃうのが…)

みほ「ぁ、えと…ローズヒップさん、お久し振りです。前回の大学選抜との戦いではお世話になりましたっ」

みほ「今日はゆっくり楽しんでいってくださいね」ニコッ

華「みほさん?」

みほ「あっ……えと、でございます…」

麻子「ん……終わったでございますのよ…」

華「ありがとうございますわ、麻子さん。書類整理まで任せてしまって申し訳ありませんですわね…」

麻子「気にするなでございます…これも単位と遅刻免除のため…尽力させていただくでございます…」

みほ「あはは…皆マイペースだなぁ…」

四人「「「「みほさんには言われたくないですわ」」」」

みほ「えっ」



ローズヒップ「えへへ、皆さん仲よさそうで何よりですわーっ!」

ローズヒップ(この持ち前の仲の良さも、大洗の力の秘密かもしれませんわーっ!帰ったらダージリン様に報告ですわーっ!)
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/13(土) 20:02:19.68 ID:5EXkdxgm0
〜〜カメさんチーム〜〜


杏「……とゆー訳で、あっという間に短期留学の期間終わっちゃったけど、どうだったでございますの?」

杏「…そっか、それなら、皆で頑張った甲斐があったってものですわ〜」

柚子「これ、ダージリンさんにお渡ししてくださいませ。大洗の干し芋が入ってますので皆さんで召し上がってくださいまし」

桃「一度大洗の制服に袖を通した者は、たとえ他校の生徒でも歓迎しよう。いつでも遊びに来るといい」

杏「かぁしまぁ、最後まで口調全う出来なかったですわね〜」

桃「うっ…で、ございます…」

杏「あはは、それじゃローズヒップちゃん、これからも大洗をよろしく〜」


ローズヒップ「はいっ!ありがとうございますですわ、会長さんっ!」

96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/13(土) 20:03:57.91 ID:5EXkdxgm0
〜〜〜〜〜〜〜〜

杏「行っちゃったねぇ〜ローズヒップちゃん」

柚子「そうですねぇ…」

杏「かぁしまもお疲れ、慣れない事して大変だったでしょ?」

桃「そう、ですね…ですがそれは大洗メンバーも同じですから」

杏「ホントにねぇ、皆には頭が上がらないよ〜」

柚子「…それにしても、ダージリンさんはなんでこんな交換条件を出してきたのでしょう?」

杏「まぁ〜…単純にローズヒップちゃんの反応が見たかったんじゃない?」

桃「そんなものですか…?」

杏「そーそー、そんなものだって」


杏「それにしてもダージリン、気前良かったね〜」

桃「確かに、元々一蹴される気満々で嘆願しに行きましたしね…」

柚子「…私達とダージリンさんの卒業後、大洗に廃校の話が持ち上がらないように聖グロリアーナのOG会の情報力で睨みを利かせて欲しい、なんて…断られて当然のハズだったんですけどね…」

杏「まーこれで少なくともダージリン一人は味方についた訳だし、少しは肩の荷降りたかなぁ」

杏「…新生徒会の実力を疑ってるとかじゃ全然無いけど、舞い上がる火の粉は少なくしなきゃね、先輩として」

杏「これからもついてきてくれるかな?柚子、桃」にこっ

二人「「………はいっ!」」

杏「んじゃ、帰ろ。二人ともあんこう鍋食べてく?」

二人「「はいっ!会長!」」

97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/13(土) 20:10:00.52 ID:5EXkdxgm0
〜〜後日、聖グロリアーナ女学院 紅茶の園〜〜

ダージリン「……そろそろローズヒップロスで私の精神がマズイわ」

アッサム「…今回は大洗からちゃんと映像データを貰っていたじゃないですか」ハァ

ダージリン「あれはあれで良いものだったけれど…だってあれ巧妙にローズヒップ推しに見せかけた大洗紹介動画になっていたと思わない?」

アッサム「そうですねぇ…そういう見方もあるかもですねぇ…(棒)」

ダージリン「だから今度こそ私が楽しめる内容でいくわ!」

アッサム「は、はぁ…」

ダージリン「>>72をやるわ!」

アッサム「安価っぽく過ぎた安価を持ち出さないでください、卑怯ですよ」

ダージリン「解ってるわよ…本当は↓2をやるわ…」

98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 20:26:52.25 ID:yc4hUnte0
ローズヒップの部屋の風呂にシュノーケルで潜って待ち伏せ
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 20:27:15.60 ID:EnqGao4L0
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/13(土) 20:39:08.83 ID:5EXkdxgm0
ダージリン「…という訳で、ローズヒップお風呂ドッキリよ」

ダージリン「今回はシュール系ね」キリッ

アッサム「ダージリン…前回懲りましたわよね!?」

ダージリン「えぇ、ホッケーマスクは意外と蒸れると、ね?」

アッサム「そうじゃないでしょう!お風呂を覗くなんてそんなの駄目に決まっているでしょう!?」

ダージリン「えいっ」ドスッ

アッサム「うぐっ…!だ…っ、じり…ん…」バタッ

ダージリン「さて…これで邪魔者は居なくなったわね」



コンコン ガチャッ


オレンジペコ「すみません、学級会が長引いてしまって…きゃぁぁっ!あ、アッサムさまぁぁっ!」

ダージリン「落ち着きなさい、気絶しているだけよ」

オレンジペコ「き、気絶って…は、早く保健室に…っ!」



ダージリン「…まぁ、この潜入役は私がやるべきよね?そうよね?」

ダージリン「まぁ、安価なのだけれど…こう書いておけば私になる可能性は上がるはずよ!」キュッキューッ

↓2 ローズヒップの浴槽に潜るのは?(ガルパンキャラ限定、"ダージリンでも可")
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 20:47:06.30 ID:EnqGao4L0
カトラス
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 20:47:38.27 ID:jx7tksO4o
ペコー
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/13(土) 21:10:36.91 ID:5EXkdxgm0
ダージリン「…………」

ダージリン「…………」

ダージリン「……」



ダージリン「 …… は い ? 」




オレンジペコ「アッサムさま、アッサムさまっ!起きてください!」

アッサム「 」

オレンジペコ「っ…!こうなったら、とにかく早く保健室n───」ガシッ



ダージリン「………ペコ、アッサムの事は放っておきなさい…」ゴゴゴ


オレンジペコ「 」ダラダラダラ

ダージリン「…取り敢えず制服のまま水に入る訳にはいかないわよね、着替えましょうか、ペコ」

オレンジペコ「ぇ、ちょ…だ、ダージリン様!あ、アッサム様をそのままにしておく訳にはっ…」

ダージリン「一晩くらい大丈夫よ、さぁ、こっちにいらっしゃい」ズルズル

オレンジペコ「あ、あぁぁれぇぇっ……!」


ギィィィ バタン


アッサム「 」チーン
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/13(土) 21:11:27.02 ID:5EXkdxgm0

夕方、聖グロリアーナ学生寮──

ダージリン「全くもって残念だわ…ローズヒップの生の反応を堪能できるチャンスだったのに…」

ダージリン「オレンジペコったら頭が硬いからビデオカメラは持ち込んでくれないし…これじゃ悪戯のし甲斐が無いわ…」

オレンジペコ「あの…ダージリン様、取り敢えず着替えましたけれど…」

オレンジペコ「何故この格好なのですか…?」

ダージリン「あら、よく似合っていてよ、ペコ」

オレンジペコ「ただの当て付けなんですね、わかりました…」


↓2 ダージリンが用意した衣装とは?

1.胸のゼッケンに「1ねん 2くみ おれんじぺこ」と書かれたスクール水着
2.ぴっちりダイバースーツ
3.バスタオル一枚
4.お好きな水着、もしくは服装で
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 21:12:12.79 ID:DQBzxRAMO
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