凛「行くわよセイバー!」アーチャー(言えない…!実はアーチャーとか言えない…!)

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402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/05(木) 04:14:57.02 ID:HzRLjymH0


〜ランサー陣営〜



ランサー「へっへっへっ」ガッタガッタ

ランサー「夜釣り夜釣り♪」

ランサー「魚屋のバイトでいい釣り場と釣り方教えて貰っちまったからには釣らねぇとな!」

ランサー「待ってろバケツいっぱいの魚ども!」

ランサー「…たくさん連れたらウチのマスターにもお裾分けしてやるかね」

ランサー「フンフンフ〜ン♪」


403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/05(木) 04:25:40.61 ID:HzRLjymH0


〜ライダー陣営〜


慎二「ひゃはははははっ!!!おらぁっ!オラオラ!」

桜「ひっ、痛い!やめて!そんな、もうやめて!こんなの死んじゃう…!」

慎二「[ピーーー]よ!コレはそーいうゲームだろ?いいから死んじまえ!ひゃーははははは!」




テレビ『ファルコォン!プァンチ!』

テレビ『あわわわわわわ〜…!』

テレビ『キラーン☆』


桜「うう…兄さん強い…」

慎二「ひゃははははは!!弱い!弱すぎるぜ桜ァ!」

慎二「お前には色々と普段勝てないからなァ?!こういう所で存分にイキがってやる!ひゃははははは!」

桜「ふんだ!次は負けませんから!」

慎二「はん!僕のキャプテンに勝てるものか!」


臓硯「ほっほっほっ」

雁夜「はいお茶。」コト

臓硯「すまぬな」ズズズ

ライダー「…では。次は私が」

慎二「はん!けど流石にテレビゲームに騎乗スキルは使えないだろ?」

慎二「あんまり上手そうにも見えないしなぁー?」

ライダー「…」






テレビ『ンッ!やぁ!えいっ!』

テレビ『うぁああああああああ!!!』




慎二「ぐぁああああ!!!ぼっ!僕のキャプテンがァァァァッッ!!」

ライダー「…ふっ。」ニヤリ

404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/05(木) 04:34:56.44 ID:HzRLjymH0


〜〜キャスター陣営〜


キャスター「ああん宗一郎様ぁ!私マリッジブルーですぅ!」スリスリ

葛木「…どうしたらいい」

キャスター「私が不安にならないように今夜はずっと抱いていてください」キリッ

葛木「…」ギュ

キャスター「♪」

葛木「…」

葛木「…結婚が嫌になったのか」

キャスター「いいえ!!」

葛木「…抱くだけでいいのか」

キャスター「はい…///」

葛木「…」

キャスター「♪」

キャスター「!」

葛木「…」ナデナデ

キャスター「宗一郎様?」

葛木「…こうすると安らぐ…らしい」

キャスター「あら誰から?」

葛木「本で読んだ。…間違っていたか」

キャスター「まさか!合ってます!合ってますわ!」

葛木「…そうか。それなら良かった。私はされた事がなかったからわからなかったが」

キャスター「…」

キャスター「…じゃあ私もお返しにしてあげますわね?」

葛木「…」

キャスター「…」ヨスヨス

葛木「…ああ」

葛木「確かに。…間違っていなかったようだ」

キャスター「でしょう?」フフ





キャスター「明日、楽しみですわね」

葛木「…ああ」



405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [ saga]:2018/04/05(木) 04:48:57.15 ID:HzRLjymH0


〜アサシン陣営〜


切嗣「アサシン」

アサシン「ハッ」サッ

切嗣「重要な任務を言い渡す」

アサシン「なんなりと」

切嗣「セイバーの額に油性マジックで『肉』と書いてこい」

アサシン「ハッ!」

アサシン「しかし少々よろしいですかな?」

切嗣「…なんだ?やはり忠義だなんだなんて言っていても結局は従わないんじゃないか」

アサシン「いえそうではなく。任務遂行にあたってより良き仕事をするためにも、差し支えなければ目的等をお聞かせいただければと」

切嗣「…」

アサシン「忖度…とでも言いましょうか。目的に沿って行動できた方が何かと都合が良いでしょう」

切嗣「…面倒臭くなった。もういい忘れてくれ」

アサシン「おや?よろしいのですかな?」

切嗣「ああ。余興じみた物だったからね」

アサシン「左様ですか。ではまた何かありましたら…」

切嗣「ああ」

アサシン「ああそれと」ゴソゴソ

切嗣「?」

アサシン「冷蔵庫にてこのような物が見つかりましたがいかかですかな?」

切嗣「!それは!」


アサシン「ええ、蓋に『セイバーの』と書かれたプッチンプリンです」

切嗣「いる。スプーンもくれ」

アサシン「承知しました」つ


切嗣「なんだ、君は結構使えるサーヴァントだったな」モクモクモク

アサシン「恐悦至極」



アサシン(まぁそれ本当は坊っちゃんから私にと頂いたものに私が『セイバーの』と書いただけですが)

アサシン(これで魔術師殿の私への評価と機嫌が良くなるならば安いでしょう)



アサシン(私に不満はあるでしょうが…勝ち残りましょうぞ、魔術師殿)
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [ saga]:2018/04/05(木) 05:06:07.62 ID:HzRLjymH0


〜バーサーカー陣営〜



イリヤ「…」

イリヤ(キリツグは間違いなく徒党を組む)

イリヤ(舞弥やセイバーとセイバーのマスターにだけ戦わせるとも思えない)

イリヤ(絶対真っ当じゃない手も使ってくるはず)

イリヤ(…いくら私のバーサーカーが強靭でも限界はあるし、私がピンポイントでやられたら終わり)

イリヤ「…」

イリヤ(ひとまず私に必要なのは拠点)

イリヤ(”工房”もそうだし…それと雑用の一切を任せられる召使いがいるわ)

イリヤ(けど財布やら何やらを失くした私じゃ無力過ぎる)

イリヤ(せめてアインツベルンの城に帰れたら)

イリヤ「…」


?藤村『───『どれだけ皮肉な運命でも、どれだけ危険な選択で命を落としても』』

???イリヤ「…」 ???

藤村『『ぜんぶを乗り越えて幸福に辿り着くための道しるべにアタシはなってみせます』』


イリヤ「…」

??藤村『昔ね、私があなたぐらいの年の時、不思議な場所であなたにそっくりな…』??

藤村『私にとっての”正義の味方”と出会ったの』??

イリヤ「…」


イリヤ(そういえば居たわね)

イリヤ(私にとって都合がいい人間が。)クス

イリヤ(昔お母様に何かしてもらったんでしょ?)

イリヤ(じゃあ、お母様はもう居ないから娘の私に恩返ししてもらおうかな)


「ただいまー」


イリヤ(私に今よりももっと都合のいい”傀儡”になる事で)クスッ











藤村「あら?玄関まで御出迎え?ありがとね」

イリヤ「…」ニコッ



バチッ。





407 : ◆3rfPz4lVbmKs :2018/04/05(木) 05:07:19.47 ID:HzRLjymH0
別に今回はここまでにしてしまっても構わんのだろう?
408 : ◆3rfPz4lVbmKs [ saga]:2018/04/05(木) 05:09:43.93 ID:HzRLjymH0

>>403
×慎二「[ピーーー]よ!コレはそーいうゲームだろ?いいから死んじまえ!ひゃーははははは!」

○慎二「死ねよ!コレはそーいうゲームだろ?いいから死んじまえ!ひゃーははははは!」

あと>>406の変なとこに?入ってるのは無視でオナサャス
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/05(木) 06:50:00.48 ID:bmRoGXhBO
原因である切嗣と裏切られたイリヤのこの差よ…乙
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/05(木) 07:11:31.47 ID:pQkG7c9V0
切嗣がガキっぽいことしてる間にイリヤがどんどん悪い子に……。
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/05(木) 09:33:07.72 ID:lWJ94WsV0
キャスター陣営だけは原作の見えないところで近いことやっていたとしても私は驚かない!
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/05(木) 14:44:40.61 ID:fP0l97xNO
もうアサシンがいい人過ぎて泣けるわ
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/05(木) 16:40:57.71 ID:MNF8C9PUO
呪腕さんはいい人だよ(ぐだ夫感
414 : ◆3rfPz4lVbmKs :2018/04/08(日) 01:02:27.69 ID:svZc6/vp0



〜翌日衛宮宅〜


切嗣「じゃ、行ってくるよ」

美遊「あれ?お父さん朝早くにどこへ行くの?」

切嗣「ん?美遊のお姉ちゃんを迎えに行くんだ」

美遊「お姉ちゃん?」

切嗣「そう」

美遊「何歳?」

切嗣「…今年で…19…だったかな」

美遊「随分離れてるんだ」



415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 01:04:08.10 ID:svZc6/vp0


切嗣「まぁね。仲良くしてくれるかい?」

美遊「…いい人、だったら」オズオズ

切嗣「いい子だよ…と言いたいけど、僕も随分会ってないからわからないな」

美遊「…」

切嗣「そんなに心配しなくてもいい。きっと仲良くなれるさ」

舞弥「私も護衛を?」

切嗣「いや舞弥はここに居てくれ」

切嗣「他のマスターが攻めてこないとも限らない。…人質に取ろうとしたりとかね」

舞弥「わかりました。守備はお任せを」

切嗣「よし、じゃあ行ってくる」


切嗣「来い、アサシン」

アサシン「御意に」シュンッ




「「行ってらっしゃい」」



416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 01:05:24.79 ID:svZc6/vp0



〜冬木のアインツベルン城前の森〜



ざっざっざっ。


切嗣「…寒いな」

アサシン「魔術師殿、よろしかったら」スッ

切嗣「何だコレは」

アサシン「万能布ハッサンです」

アサシン「マントにも毛布にもカーテンにもローブにもなり、スマホも磨けるスグレモノですぞ」

切嗣「…君が普段から着込んでるヤツとかじゃないだろうな」

アサシン「御安心めされい。新品ですぞ」

切嗣「…」フム

切嗣「せっかくだけど後で貰うよ」

アサシン「ふむ?」

切嗣「イリヤを連れて帰る時に被せてやりたい」

アサシン「…」パチクリ

アサシン「…承知致しました」ニコッ


417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 01:06:34.74 ID:svZc6/vp0


アサシン「魔術師殿は良き父ですな」

切嗣「そうあれたら良かったんだけどね…生憎、僕は良い父親なんかじゃないよ」

アサシン「…そうですか」

切嗣「ああ…」

切嗣「…」

アサシン「…」

切嗣「…あの子がまだ10歳になった頃に…僕は前回の聖杯戦争に参戦した」

アサシン「…経験者でしたか」

切嗣「ああ」


418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 01:07:33.18 ID:svZc6/vp0


切嗣「仕事が忙しすぎてロクに会う事も出来なかったし、あの子の母…アイリスフィールは戦争中に身体の限界が来て亡くなった」

アサシン「…」

切嗣「随分寂しい思いをさせてしまった」

アサシン「…」

切嗣「…だからかな、あの子は僕の事を『お父さん』とは呼ばない。『キリツグ』と名前で呼ぶ」

アサシン「…家族という認識ではなく、自分に良くしてくれるゲスト扱いだった、と?」

切嗣「ああ…たぶんね」

アサシン「…きっと、これからは『お父さん』呼びに変わりますぞ」

切嗣「だといいんだが」


419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 01:09:47.26 ID:svZc6/vp0


アサシン「…『恨まれてるかもしれない』と?」

切嗣「まあね。父親が愛人と同棲していて子供まで作っていて養子まで迎えて…」

切嗣「なのに実の娘は9年も放置されていたとあれば間違いなく複雑な気持ちにはさせてしまうだろうからね」

アサシン「しかし19歳という年齢ならばそれなりに理解してくれるのでは?」

切嗣「さぁ…僕は9年前ですらイリヤの好物や趣味、どんな性格をしているかさえ知らなかった。…父親なのにね」

アサシン「…きっと大丈夫でしょう。すぐには無理でも必ず時間と愛情が解決してくれるでしょう」

切嗣「…だといいんだが」

アサシン「このアサシンも微力ながら助力致します」ニコッ

切嗣「…ありがとう、アサシン」


420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 01:10:25.08 ID:svZc6/vp0


〜アインツベルンの城前〜


切嗣「…」スッ、スッ

切嗣(痕跡からして、この結界は前回からまだ1度も解錠されていない…)

切嗣(イリヤが参戦しない、来ないのは有り得ない…)

切嗣(あのアハト翁がイリヤを死なせるはずが無いし、アインツベルンにイリヤ以上の逸材は居ない…)

切嗣(…言峰は『残るはアサシンのみ』と言っていた)

切嗣(御三家のアインツベルンがマスターに選ばれないというのは有り得ない…)

切嗣(つまりイリヤは向こうで既に召喚済ということ)

切嗣(ならば近日中に必ずここへ来る)

切嗣(もし他に来ない理由があるとしたら…僕が知らないこの城とは別のアインツベルンの隠れ家があるか、)

切嗣(既に冬木の町のどこかへ直接行ったかのどちらかだ)

切嗣(だがその2つはほぼ有り得ない)

421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 01:13:56.77 ID:svZc6/vp0


切嗣(第一に僕は前回の時にアインツベルンが所有する隠れ家を全て把握していたが)

切嗣(ここ以外に冬木にアインツベルン縁の隠れ家は存在しない)

切嗣(第二に仮に冬木の町に直接行くとしてもアインツベルンが拠点を構えられる場所など何処にも無いし、理由がない)

切嗣(仮にあっても精々買い物かホテルか…観光か、敵情視察か)

切嗣(仮にいずれかに該当する理由があるにせよ何日も彷徨く理由がない)

切嗣(それにこれ程の防御機構や工房に最適な基地を放棄して遠坂や間桐の本拠地がある冬木の町にわざわざ拠点を新しく構える理由も無いだろう)

切嗣(つまり──)

切嗣(僕はイリヤがここに来るまで待てばいい)

切嗣(だが待つのは僕じゃないといけないのは難点だな)

切嗣(仮にアサシンをここへ置いておくと事情を知らないイリヤ達は警戒するし、)

切嗣(他のマスター達が攻めてきたり視察しに来た時にアサシン1人ではすぐに殺される)

切嗣(舞弥も似たような理由だ)

切嗣(それに僕ならイリヤも話ぐらいはしようとするはず)

切嗣(仮に戦わなければならなくなってもサーヴァントが居ればある程度は凌げる)

切嗣(僕とアサシンで待つ…これが最良だろう)


422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 01:15:08.70 ID:svZc6/vp0

切嗣「…へーっくしゅっ!!!」

切嗣「う…」ズルルルル

アサシン「…魔術師殿、よろしければちり紙を。それから」バフッ

切嗣「すまない。…予想以上に暖かいなこの布…」ヌクヌク

アサシン「ハサン印の特別製品ですからな」ハッハッハッ

切嗣「…」プルプル

アサシン「…ではそろそろコレも出番ですかな」つ

切嗣「これは?」

アサシン「水筒に熱いコーヒーを淹れておきました。ささ、どうぞ温まってください」

切嗣「…気が利くじゃないか…!」キラキラ

アサシン「はっはっはっ。勿体無いお言葉ですな」



423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 01:16:46.16 ID:svZc6/vp0


切嗣「全く、セイバーとは大違いだな…前回も君と組みたかったよ」

アサシン「それは嬉しいお言葉ですな。…そういえば魔術師殿は何故いつもセイバー殿を無視しておいでなのですかな?」

切嗣「…」

アサシン「…失礼、嫌な事を思い出させてしまったようですな」

切嗣「…気が向いたら話すよ」

アサシン「お待ちしております…む?」

切嗣「どうしたアサシン」

424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 01:17:35.58 ID:svZc6/vp0



アサシン「…魔術師殿、戦闘態勢を」


アサシン「サーヴァントのようです。…それも───」









バーサーカー「…」グルルルルルルルル…



アサシン「───一等凶悪なヤツです」チャキ





425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 01:57:33.48 ID:svZc6/vp0

〜柳洞寺からの帰り道〜


士郎「はー…葛木先生幸せそうだったな」テクテク

慎二「…そうだな」ムス

士郎「どうしたんだ慎二。呆れ顔と困惑を足して2で割ったような顔して」

慎二「言い得て妙だね。まさに今そんな心持ちさ」

士郎「ふーん…」

426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 01:58:12.98 ID:svZc6/vp0


セイバー(霊体)『婚姻の式典は和式だとああなるのですねシロウ』

士郎(それで?セイバーから見てどうだったんだ?あのお嫁さん)

セイバー『ええ、クロでした。彼女は間違いなくサーヴァントです』

士郎(まいったな…マスターは誰なんだろ)

セイバー『恐らくですが…ミスター葛木かと』

士郎(ミスターて。ええ…じゃあ何か?オレはあの幸せ絶頂の最中の葛木先生と殺し合いしなきゃいけないってこと?)

セイバー『…はい。心苦しいとは思いますが』

427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 01:58:52.41 ID:svZc6/vp0


士郎(なんとか丸く収まらないかな…)

セイバー『どうでしょうね…何か交渉の材料があれば良いのですが』

士郎(オヤジに相談してみるかな…)

セイバー『…それもどうでしょう。キリツグは暗殺、騙し討ち、恐喝詐欺強盗は得意ですが平和的解決となると』

士郎(酷い言われようだな)

慎二「じゃ。僕はここで。」

士郎「んー」

428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 01:59:25.13 ID:svZc6/vp0

慎二「精々夜道に気をつけて帰れよ衛宮。最近物騒だからね」

士郎「?」

慎二「それと」

士郎「なんだよ」




慎二「あの葛木夫妻には気をつけといた方がいいんじゃない」チラッ

セイバー『!』


429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 02:00:09.92 ID:svZc6/vp0


士郎「え?何にだ?」

慎二「…さあね。さっきこっそりやった間桐占いによるとそうらしいよ」ヒラヒラ

慎二「『葛木夫妻には関わらない方が吉!慎二とは仲良くしておきましょう』だってさ」

士郎「はあ。まぁ言われなくても慎二とは仲良くするけどさ」

慎二「ふ、ふーん?そう?」

士郎「え?おう」

慎二「…ま、なんか困ったら僕を頼れば?じゃ」


すたすたすた…



士郎「…なんだよ間桐占いって」

430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 02:03:16.88 ID:svZc6/vp0

セイバー『…シロウ、恐らく彼は忠告をしたのでしょう』

士郎「いやそれはわかるけどさ」

セイバー『私にも』

士郎「え?」

セイバー『彼には私が見えていたのでしょう。今まではシロウを襲わない自分だけしかマスターが近くに居なかった』

セイバー『しかし今回で一組発覚しました。だから急にあんな事を言い出したのでしょう』

セイバー『「お前らが参戦者だってわかってる。つまりはそれがわかる僕も参戦者」』

士郎「!」

セイバー『「そしてあの葛木先生も参戦者だぞ」と』

士郎「…なるほど」


431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 02:04:25.00 ID:svZc6/vp0


セイバー『シロウ、少し彼と話をしてきてもよろしいでしょうか』

士郎「え?」

セイバー『彼ならば信用できそうです。協定が組めないか打診してきます』

士郎「ああ、うん。じゃ、よろしくなセイバー」

セイバー『わかりました』スゥッ…


士郎「…」


士郎(慎二はどんな人を召喚したんだろうな)



432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 02:08:41.61 ID:svZc6/vp0


士郎(オレも行った方が良かったかな)スタスタ

士郎(でも万が一襲われたりしても嫌だしな…)スタスタ

士郎(あ、セイバー女の子だよな…オレ女の子に危ない事させて、)スタスタ…

士郎(…オレも行くか。)クルッ



「フハハハハハハハッッ!!!」


士郎「?」


「おいそこの雑種ゥッ!」


士郎「は、はぁ(なんだこの人…人をいきなり雑種呼ばわりって)」



433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 02:09:39.37 ID:svZc6/vp0



        オレ
ギルガメッシュ「我が許す!存分に己の持てる能力を尽くし、我を助ける栄誉をくれてやろう!」

士郎「は、はぁ?」

ギルガメッシュ「どうした?この我が言っているのだ早くしろ」

士郎「…」

ギルガメッシュ「…」

士郎「…」チラッ





小学生A「なんだコイツぅ〜今時オールバックなんて流行らねーよぉ!ダッセェ〜」ゲシゲシ

ギルガメッシュ「黙れ!当時はナウかったのだ!」

小学生B「今時そんな死語使う奴もいねーよ」ゲシゲシ

ギルガメッシュ「クソがァァァ!」




士郎(金ピカの甲冑を着込んだ金髪のイケメンが地面に転がってる所を小学生達にリンチされてる…)
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 02:10:26.90 ID:svZc6/vp0


ギルガメッシュ(金ピカ鎧)→ギルガメッシュ(黒ジャケ)「おのれ!ならばこれでどうだッ!」シュン


小学生’s「「「「…」」」」

ギルガメッシュ「…」


小学生’s「だからなんだっつーんだよぉ!」ゲシゲシゲシゲシ

ギルガメッシュ「ごぁあああああ!!!ダメか!?ダメだというのか雑種共がァァァ!!」

小学生C「なんかこーいう黒ジャケ着てイキってる勘違い野郎いるよな〜」ゲシゲシゲシゲシ

小学生C「こう、ワックスつけたはいいけど『とりあえず逆立てとけばオシャレになる』とか、オシャレ履き違えちゃってる勘違い君系の可哀想な奴とかさ〜」ゲシゲシ

ギルガメッシュ「がぁああああ!!!やめろぉぉおお!!」

士郎(えっ!?アレはオシャレに該当しないのか!?)



435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [ saga]:2018/04/08(日) 02:11:34.38 ID:svZc6/vp0

小学生D「顔にラクガキしちゃお」カキカキ

ギルガメッシュ「おのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれッッ!!我がもう魔力不足で指一本動かせない状況でなければ貴様らなどッッ!!」

小学生A「そんな瀕死なのに瞬間着替えなんかに力使ってんじゃねーよカス」ゲシゲシ

ギルガメッシュ「おのれおのれおのれおのれェェエ!!」

士郎(なんて色んな意味で可哀想な人なんだ…)ズーン

ギルガメッシュ「オイどうした雑種ゥ!言われた仕事もすぐに取りかかれぬほどボンクラか貴様はぁ!」

小学生A「オメーは子供にイジメられるほど雑魚だろぉが」ゲシゲシ

ギルガメッシュ「ええい!我を足蹴にするのをやめろ貴様ら!」

士郎「おい君らやめなよ…その人可哀想だろ?」

小学生B「はぁ〜?出会い頭に『雑種ゥ!』とか喧嘩売ってくる奴に慈悲なんてねーよ」ゲシゲシゲシゲシ

ギルガメッシュ「ぐああああああああ」


士郎(確かにそれはちょっと思うけど!)



436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [ saga]:2018/04/08(日) 02:14:27.50 ID:svZc6/vp0

士郎「だからと言ってイジメていい理由になんてならいだろ?」

小学生A「イジメていい理由にはならなくても、怒られたり殴られる理由にはなるだろ」ガスガスガスガス

ギルガメッシュ「ぐぉおおおお!!こやつめ!蹴りからリコーダーに変わりよったァァァッッ!!」

士郎「だとしても、人に暴力を奮ったらダメだろ?さ、もう止めて家に帰りな」

ギルガメッシュ「フン!そうだ!帰れ!不敬な薄汚い雑種どもが!」ペッ

小学生「お前はもうちょい『学習』と『謙虚』と『反省』って言葉覚えような」トポポポポ

ギルガメッシュ「ぽがっ!?きさっ、貴様ァ!飲み残した水筒の中のお茶を我の頭にかけっ…ぷぼっ!?目にッッ!?」

小学生「お茶じゃねーよファンタだ」ドポポポポポ

ギルガメッシュ「この不良小学生がァァァッッ!!がごはっ!?きさっ、鼻に!鼻に入ったではな、ごっは!」

小学生A「むしろ鼻にそそぐか」ドポポポポポ

ギルガメッシュ「ほがっ!?ほがががががァァァッッ!!」



士郎(えげつねぇ!)


437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 02:14:55.74 ID:svZc6/vp0


小学生D「ちなみに最近新発売されたピーマン味やでー」

ギルガメッシュ「ぐぁああああ!!ピーマン!ピーマンの風味が!!文字通り我の鼻を突き抜けていきおるゥウウアア!!!」


士郎(ピーマン味…?!)ゴクリ


438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 02:15:49.19 ID:svZc6/vp0


士郎「おい!いい加減にしろ!やりすぎだろ!」

小学生A「はぁ?舐めた口聞いてきたコイツが悪いだろ」

士郎「悪口を言われてもそういう事はやっちゃダメだろ!」

小学生A「はー!そーいう日本人の特有の思想がお隣さんの国の人にナメられる原因になってんじゃないのー?」

士郎「え?いやそんなことは」

小学生B「ほら、領土侵犯問題とか。アイツらガチでやってきてる上に『本当は俺達の国の海域なんだから俺たちが漁やって何が悪い!』って理屈で貴重な水産資源パクッたり採りすぎて環境破壊してったりしてんのに、」

小学生B「警告して追い払うだけなんだぜ?どうかしてるよ!」

小学生C「なんかどこぞの大統領は『我が国はそんな感じの事やられた時にミサイル撃って沈めてやったけどなんでそーいうのやらないの?』的なの言ってたよね」

士郎「…オレ世間に疎いからそーいうの知らないなー…」

小学生A「はー!?お前ホントに知らんの!?ダッサ!!」

士郎「ごふっ!!」

439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 02:17:35.55 ID:svZc6/vp0

士郎「け、けどな!そーいうのはオレたちが知らない色んな事情とか!オレらより万倍頭いい人らが一生懸命考えて出した結論とかあるからそういう事しないだけなんだよ!」

士郎「大体!感情的に攻撃するのは幼稚な証拠だって!あとが大変になるだけじゃないか!」

小学生B「そうやって保留とか、何もしないってやり続けていつかたくさんの人らが死んだりしたら?それがアンタの家族でも同じ事言えんのかよ!」

士郎(いや…っダメだコレ以上小学生相手にムキになるな!負けるが勝ち!オレはまさに今日本国と一緒!安い挑発に乗って暴力したらアウトなんだ…!)

小学生B「ていうかSNS系のとかみとらんの?」

士郎「…いや…ウチ、大学生になるまでスマホ持たして貰えないから…」メソラシ

小学生C「ブフー!ダッサァァァ!!w今時幼稚園児とか小1でも持ってるし小学校の授業でもiPadとか使ってるのに〜w」

小学生D「うちの妹、4才だけどもうタブレット使えるよ?渡したら自分でYouTubeとか色々見とるよ?」

士郎「う、うるさい!カンケーないだろ!いいから!イジメるのはやめろ!」

小学生A「やーいやーい!時代遅れ〜古臭い時代の遺物〜」

士郎「このっ、…いや、殴ったらダメだ殴ったら」

小学生B「うわっ、コイツ小学生相手に本気で殴ろうとしとる〜」

小学生C「あっ、でも殴れないッスよね〜正義の味方が小学生殴ったらダメッスよねぇ〜口で聞かせられないとかマジダッサァァァ」

小学生’s「「「ダッサァァァ〜wwww」」」


士郎「ぐあああああ!!ムカつくゥウ!!!」

士郎「オヤジとか舞弥さんとか藤ねえ達を相手にしてるみたいだ!!」

小学生A「親を?…それはちょっと同情するわー…」


440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 02:18:49.13 ID:svZc6/vp0

小学生C「てゆーかさー?正義の味方気取りはいいけどさ〜俺らの標的がこのオニーサンからアンタに変わってもいいの?」ニヤニヤ

士郎「え?」

ギルガメッシュ「…」



小学生C「今度はアンタが理不尽に辛い目にあいつづけるんだよ?」

小学生C「どーせコイツもさ、最初は感謝とか何かするかもしれないけど、そのうち恩を忘れて勝手に人生楽しんで幸せになってくんだよ?」

小学生C「アンタは標的にされて辛い目にあい続けるのにね?」

士郎「…」

小学生C「場合によっちゃコイツもいつか一緒になってアンタを苦しめるかもよ?」

ギルガメッシュ「…」


ギルガメッシュ(で、あろうな。それに案外本気でそうなるだろうな。マスターさえ見つかれば我は聖杯戦争に再び参戦できる)

ギルガメッシュ(この小僧、右手に令呪がある。既に契約済みのな)

ギルガメッシュ(なれば…いずれは我に殺されるか、仮に共同戦線を張るにしろコキ使われる下僕にしかならんだろうよ)


士郎「…」


士郎「…だからどうした!そんなの関係ない!」

ギルガメッシュ「…ほう」


441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 02:19:30.63 ID:svZc6/vp0

小学生A「へーw」

士郎「オレは!それでもほっとかない!」

ギルガメッシュ「…!」



ギルガメッシュ「…フン」



士郎「そのお兄さんを離せ!その人動けないんだろ?すぐに病院に連れていく!」

小学生A「へえ…?オニーサン1人でやれるかな…?」

士郎「待ってろ…!絶対に助ける!」

ギルガメッシュ「フン!さっさとやれ。早くこやつらを追い払え雑種」




小学生A「だからオメーはなんであそこまで言ってもらっといてその態度だこの野郎!!」ゲシゲシゲシゲシ

ギルガメッシュ「ええいやめろ!脇腹につま先はやめろ!不敬であろう!」



442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 02:22:51.16 ID:svZc6/vp0


・・・・・・。


士郎「ぜぇ…、ぜぇ……危ねぇ、リコーダーで殴り殺される所だった」

ギルガメッシュ「…フン、よくやった。褒めてつかわすぞ雑種」

士郎「じゃ、今からアンタ病院に連れていくけど保健証とか持ってる?」

ギルガメッシュ「…雑種、貴様さっきの我の着替えを見ていなかったのか?」

士郎「手品だろ?」

ギルガメッシュ「…」

443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 02:31:22.11 ID:svZc6/vp0


ギルガメッシュ「ええいもう良い!血だ!貴様の血を寄越せ!」

士郎「ええ?なんでさ?」

ギルガメッシュ「黙れ!ならば我に接吻するか?!」

士郎「なんでさ!やだよ気持ち悪い!」

ギルガメッシュ「いいから寄越せ!それで回復できる!」

士郎「ええ…?じゃあ頬の擦り傷の血で」つ

ギルガメッシュ「フン」ペロペロペロペロ

士郎「うわぁ気持ち悪い舐め方するなよ!?」

444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 02:39:23.76 ID:svZc6/vp0


ギルガメッシュ「ぐ…ふぅ…」

ギルガメッシュ「…フン、日常生活が出来るぐらいには回復したな」スック

士郎「うわ本当に元気になった」

ギルガメッシュ「…雑種。貴様聖杯戦争に参戦しているマスターであろう?」

士郎「え?」サッ

ギルガメッシュ「そう構えずとも良い。我と取引をしないか?」

士郎「取引?」

ギルガメッシュ「そうだ」ニヤリ


445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 02:42:24.96 ID:svZc6/vp0


ギルガメッシュ「貴様がどこの雑魚英霊をサーヴァントにしているかは知らぬがな、そいつとの契約など切ってしまえ」

ギルガメッシュ「代わりに我が貴様のサーヴァントとなってやろう!」

士郎「はぁ?!」

ギルガメッシュ「フハハハ!!我が真名は”ギルガメッシュ”!!」

ギルガメッシュ「”英雄王”の名を持つ、最強の英霊よ!!」

士郎「…アンタのマスターはどうしたんだよ?」







ギルガメッシュ「…9年前に…ケンカ別れ…した…」ショボン

士郎(今の今まであんなに居丈高だったのに…9年前に何があったんだ…)ゴクリ







446 : ◆3rfPz4lVbmKs :2018/04/08(日) 02:45:32.65 ID:svZc6/vp0
ゲートオブ今回はここまで。


今更ながら召喚の詠唱、シュバインオーグの下りとかアレ凛ちゃんだけじゃんねアレ唱えるのって。まぁお気になさらず。

では。



447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 02:50:15.72 ID:CXgNklTD0

英雄王をへこませる愉悦
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 04:01:00.51 ID:6n5tSBhDO
小学生に叩きのめされる英雄王
ポケモンバトルでリベンジだ
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 06:35:00.84 ID:NL4LHCuo0
クソガキすぎる小学生どもだったけどきっと美遊の前では大人しくなりそう、可愛いもの。
それにしても英雄王がなかなか出てこないかと思ったら野良サーヴァントに落ちぶれて……言峰はともかく切嗣たちはこのこと知ってるのかな?
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 07:18:56.67 ID:Bed9e5AG0


冬木は聖杯の泥に相当汚染されているようですね(白目)
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 07:52:32.81 ID:t+C/IxrKO

>>1も世界情勢の方を結構気にしてるのかね…
プリヤ詳しくないけどこの小学生達もプリヤ関係だったり?
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 10:13:17.06 ID:GfMlTwFj0
FGOでカリスマ爆上げしてるのに、それでも尚こういう役柄もなんかしっくりくるあたり英雄王のキャラの幅あらためて凄いな。
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 10:36:07.65 ID:8XruEHu90
博識キャラもイケメンキャラも残念キャラもショタも女体化もこなせる英雄王マジ万能
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 12:29:19.55 ID:wMmVnGQpO
女体化までしてるのかよ
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 13:07:02.28 ID:IfSZ4TX30
雑誌の企画だから知名度は高くないが女帝ギル様というのがあってだな
あと姫ギルも公式じゃないが完成度は高いか
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/11(水) 12:58:25.40 ID:ec5JosaJ0
流石ギル様やでホンマ
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/11(水) 13:19:06.31 ID:ieE6BSnDo
実際あんな腹立つキャラなのにここまで人気あるのも珍しい
458 : ◆3rfPz4lVbmKs :2018/04/13(金) 23:03:45.17 ID:veWIPYeM0


ギルガメッシュ「フハハハハハハ!!!まぁ前のマスターの事は貴様には関係ない!気にするな雑種!」

士郎「ええー…」

ギルガメッシュ「いいか?悪い事は言わん!我と契約しろ!」

士郎「いやでも俺にはセイバーが」

ギルガメッシュ「ハッ!セイバー?フハハハハハハ!!!」

ギルガメッシュ「良いか?どこのセイバーが来たかなど知らぬがな、断言しよう!我の強さには勝てん!!」

士郎「…」

ギルガメッシュ「良いか?もし我に勝とうと思うならそれこそ神話クラスのサーヴァントが山ほど必要になるほどだぞ?」

士郎「えー?それはいくらなんでも慢心し過ぎじゃないか?ほら、よく最弱が最強を打ち負かすとかもあるし」


ギルガメッシュ「ハッ。慢心せずして何が王か!!」


459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/13(金) 23:07:22.02 ID:veWIPYeM0



ギルガメッシュ「それに我が負けるなど有り得んわ!」

ギルガメッシュ「それこそ、今の弱りに弱りきって宝物庫すら1つも開けられん息も絶え絶えな状態の我でない限りはな!!!」

士郎「へー…」

ギルガメッシュ「ハーハッハッハッハッッ!!!」

士郎「…」





士郎「え、じゃあ倒しとくなら今しかないって事か?」スッ…

ギルガメッシュ「よし、待て待て待て待て。落ち着け雑種。やめろ構えるんじゃない」フルフル



460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/13(金) 23:11:50.67 ID:veWIPYeM0


士郎「でもチャンスだし…セイバーと契約切りたくないし…いずれ敵になるなら…」ジリ

ギルガメッシュ「フハハハハハハ!!!やめてもらおうか!!正々堂々とお互い万全の時に戦って勝ち取るからこそ勝利には価値があるのだぞ?」

士郎「でも…オヤジからは『手段は選んじゃいけないよ。例えどんな汚い手を使おうとも…生き残った奴のみが勝利者なんだ』って」ジリ

ギルガメッシュ「よし、一旦それは忘れよ!親父殿のその金言はちょっと一旦そこに置いておこうではないか!」

士郎「でもな…あんなに自信あって、ロクに知りもしないのにオレのセイバーに絶対勝てるって言いきれるくらいだし…」ゴソ

ギルガメッシュ「ええい!家の鍵を握りこんでメリケンサック代わりにするでない!」

461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/13(金) 23:22:31.52 ID:veWIPYeM0


ギルガメッシュ「ええい!もし力が戻っても貴様には手出ししないと約束してやる!だから構えるのはやめろ!」

士郎「セイバーにも、なら」

ギルガメッシュ「ああわかったわかった!約束してやる!だからやめろ!」

士郎「わかった」スッ…

ギルガメッシュ「フー…」

462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/13(金) 23:30:05.71 ID:veWIPYeM0


士郎「じゃ、オレ今から友達ん家行くから。じゃあな」

ギルガメッシュ「何っ!?」

士郎「もう小学生にいじめられるなよー」スタスタ

ギルガメッシュ「お、おい!待て!」

士郎「なんだよ…まだ何か用か?」

ギルガメッシュ「その用事はいつ終わる」

士郎「ええ?さぁ…」

ギルガメッシュ「では終わるまで貴様についてまわる」

士郎「はぁ!?」

ギルガメッシュ「喜べ雑種!このウルクの王、ギルガメッシュが貴様の用事に付き合ってやろう!」

士郎「いえ…お気づかいなく。そんな栄誉貰えることしてないんで。結構です王様」スタスタ

ギルガメッシュ「……」








463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/13(金) 23:44:43.31 ID:veWIPYeM0


ギルガメッシュ「フハハハハハハ!!!なんだ遠慮か?日本人は謙虚と遠慮を美徳しておるようだがな、…今はそういうのいい時だぞ?」

士郎「いやアンタこそそういういい時だぞ」スタスタ

ギルガメッシュ「…」

ギルガメッシュ「ところで貴様、名は何という」シャッ

士郎「…士郎。衛宮士郎」スタスタ

ギルガメッシュ「ほう…エミヤ。エミヤ、エミヤ…”衛宮”、なぁ?」

士郎「なんだよ」スタスタ

ギルガメッシュ「いや?少し知り合いを思い出しただけよ」クックックッ

士郎「ほーん」スタスタ

ギルガメッシュ「…」

ギルガメッシュ(…なるほどな。此奴はあの衛宮切嗣の関係者か)クックックッ

ギルガメッシュ(だからマスターとして聖杯に選ばれたのであろう)

ギルガメッシュ(あの時…衛宮切嗣は聖杯の泥に触れていたのだ、恐らくはもうこの世にいまい)

ギルガメッシュ(必然、マスター候補になりうる人間は限られてくる)

ギルガメッシュ(ヤツめ、残り僅かな時間を後継者育成にあてたというわけか)フフン





464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/13(金) 23:52:31.46 ID:veWIPYeM0


士郎「ん?」ピタ


屋台『美味しいドーナッツ』



士郎「…」

士郎(セイバーは多分慎二ンちに行ったよな?)

士郎(お土産にドーナッツ買っていこうかな)

士郎「すみませーん!」

「あいよー」

ギルガメッシュ「…おい雑種、どれを買うのだ」

士郎「アンタまだ居たのか?早く違うマスターに打診しに行った方がいいんじゃないのかー?」

ギルガメッシュ「我の勝手だ」フン

士郎「はいはい…」


465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/13(金) 23:59:23.94 ID:veWIPYeM0


士郎「えーっと、チョコドーナッツとカスタード挟んでるヤツと…ホイップクリームたっぷりのってるやつ!」

「命令とあらば」

士郎「それから…この抹茶クリームのヤツと、プレーンシュガー」

ギルガメッシュ「シャバドゥビタッチヘンシーン」

士郎「え?」

ギルガメッシュ「何でもない」

士郎「あ、以上でお願いします」

「大盤振る舞い、嬉しいわぁ」

士郎「…」チラッ

ギルガメッシュ「…」





士郎「…アンタも何かいる?」

ギルガメッシュ「…何?」


466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 00:10:54.43 ID:MrODx3wl0

士郎「アンタにも奢ってやるって言ってるんだよ」

ギルガメッシュ「貴様、この我に施しだと?」

士郎「金、無いんだろ?」

ギルガメッシュ「貴様、よりにもよってこの我に『金がない』だと?たわけ!この世全ての財を持つこの我に」

士郎「あー、”今ここで使えるお金は無い”、んだろ?」

ギルガメッシュ「…」

士郎「はー…わかった。じゃあ、ギルガメッシュ王。どうかこのわたくしめに貴方へドーナッツを献上させてください」

ギルガメッシュ「…フフン!なんだ貴様も少しは分かってきたではないか!」



467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 00:12:47.78 ID:MrODx3wl0


ギルガメッシュ「いいだろう、本来ならばこの我の口に入れるのは1級品のみだが」

ギルガメッシュ「貴様の気持ちを汲んで、特別に我の口にする物を献上させてやろう!」

士郎「で、どれがいいんだ?」

ギルガメッシュ「む?そうだな…ではこのチョコレートがたっぷりかかってるヤツをだな、」

士郎「おっけ。すみませーん!これも追加で!」

「よろしおす」




ギルガメッシュ「フッ…フフフフフ…!」ニッコニッコ

士郎(すげー嬉しそうだなー)




468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 00:34:43.05 ID:MrODx3wl0

・・・・・。




士郎「…美味い?」スタスタ

ギルガメッシュ「フン、所詮は庶民共が食すモノ、だな」モグモゴ

ギルガメッシュ「だが…うむ…チョコが…ほほう、中に生クリームとな…おっほぅ」ハグハグ

ギルガメッシュ「うむ…うむ…」ムグムグ

士郎「お気に召したようで何より」ハハ



469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 01:16:01.68 ID:MrODx3wl0


ギルガメッシュ「むぅ…宝物庫が開けられればドーナッツも入れておきたいが…うむ」

士郎(めっちゃ気に入ってる…)


士郎「そういえばさ、」

ギルガメッシュ「なんだ」

士郎「アンタ9年前にマスターと別れたって言ってたよな」

ギルガメッシュ「ああ」

士郎「ということは…アンタは今回よりも前の聖杯戦争に参加してたって事か?」

ギルガメッシュ「…ああ」

士郎「良かったら、でいいんだけどさ」

ギルガメッシュ「…」

士郎「9年待ってでも。そんに弱ってまでも次の聖杯戦争に参加しなきゃいけない理由ってなんなんだ?」

ギルガメッシュ「…」

士郎「…」


470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 01:17:09.14 ID:MrODx3wl0



──────────

───────────────
────────────────────



471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 01:17:45.16 ID:MrODx3wl0





〜9年前、とある教会の地下〜





472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 01:24:50.99 ID:MrODx3wl0


言峰(若)「…」

ギルガメッシュ「フン…で?次なる演目はなんだ?」

言峰「…言ってしまってはつまらんだろう?」

ギルガメッシュ「ほほう?言うではないか」

言峰「だがこれだけは言える。お前はコレを観たら笑いが止まらなくなるだろう」

ギルガメッシュ「ハハハ…いいだろう。愉しみだ…さぁ、我に魅せてみろ」

ギルガメッシュ「貴様の公演をな」ニヤリ

言峰「…では」


















言峰「ハイッ!てなわけで言峰神父のお笑いライブはっじまっりまーすっ!」チパチパチパチパチパ

ギルガメッシュ「フフン、待っていたぞ!」チパチパチパチパチパチパチパチパチパチパ!


473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 01:25:53.67 ID:pEWaZjeU0
聖杯の泥とか言うから4次はマトモかと思ったらそんなことはなかった
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 01:27:18.66 ID:MrODx3wl0


言峰「おちんち〇びろーん!」

ギルガメッシュ「フハハハハハハッッ!なんだその死ぬほどくだらん一発芸は!!」

言峰「鬼瓦!」ニ"ン!

ギルガメッシュ「フハハハハハハッッッ!パクリではないか!!実にくだらんっ!」

言峰「続きまして…『決めゼリフの時にワイン零してしまった時の遠坂時臣』の真似!」


言峰「遠坂家の人間たる者、常に優雅たっ、うわっ…ついた…あーあー…零しちゃっ、たよー…ハー…オイ言峰ちょっとハンカチ」カクカク

ギルガメッシュ「フハハハハハハッッ!!よく似ておる!!だが身内にしか分からぬネタよな!!」



475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 01:29:48.04 ID:MrODx3wl0


言峰「ショートコント、ループ」

言峰「『むかしむかしある所にお爺さんとお婆さんがいました。』」

言峰「お爺さんが山に竹を取りに行くと竹が光っており、これは珍しいと持ち帰りました。」

言峰「お爺さんはお婆さんに竹を見せました。『まぁおじいさん、これどうしたの』」

言峰「『ふふ、では話してやろう。』」

言峰「『むかしむかしある所にお爺さんとお婆さんがいました。』」

言峰「お爺さんが山に竹を取りに行くと竹が光っており、これは珍しいと持ち帰りました。」

言峰「お爺さんはお婆さんに竹を見せました。『まぁおじいさん、これどうしたの』」

言峰「『ふふ、では話してやろう。』」

言峰「『むかしむかしある所にお爺さんとお婆さんがいました。』」

言峰「お爺さんが山に竹を取りに行くと竹が光っており、これは珍しいと持ち帰りました。」

言峰「お爺さんはお婆さんに竹を見せました。『まぁおじいさん、これどうしたの』」

言峰「『ふふ、では話してやろう。』」

言峰「”ループ”ッ!!!」

ギルガメッシュ「ははあ、なるほど。発想は面白いが…くどいっ!」




476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 01:32:23.79 ID:MrODx3wl0


言峰「ワンピースのアラバスタ編で、ルフィがサンジの真似をした時の真似!」

言峰「『肉食ったのお前かー』」スパー

ギルガメッシュ「フハハハハハハ!!!それ、知ってるヤツでなければ笑えんな!我は笑えるがな!」

言峰「…げ、ゲッツ!」ビシ

ギルガメッシュ「フハハハハハハッ!いいか言峰?やればいいってものではないのだぞ!」

言峰「お、おっぱい!おっぱい───」( ゚∀゚)o彡°

言峰「───からの!よろチクビ!!」クリクリクリクリクリクリクリクリ

ギルガメッシュ「フハハハハハハッ!いいか言峰?もう一度言うが、やればいいってものではないのだぞ!」

言峰「偵察使い魔が見た、『妻の元に帰った時の衛宮切嗣』の真似!」

言峰「『ドゥフフ!アイリ〜今帰ったよぅお〜!おかえりのちゅーう!』」チューチュチュチュ♪

ギルガメッシュ「必死か!貴様必死か!」ゲラゲラゲラゲラゲラ



477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 01:34:35.73 ID:bZNMGY/20
これあれだ
深夜の男同士のノリだ
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 01:35:00.44 ID:MrODx3wl0


ギルガメッシュ「クックククク…!貴様は本当にユーモアのセンスがない男よなぁ!」

言峰「…く、やはり私にお笑い芸人は無理だと言うのか…」ガクッ

ギルガメッシュ「まぁまずパクリネタや身内にしかわからんネタをやめるのだな?」

ギルガメッシュ「ん?というか…え…?今、…ぷふっ、何だ貴様…そのキャラで芸人になりたかったのか?」プクククク…

言峰「そうだ。私は本当は神父ではなく、お笑い芸人になりたかったのだ。…悪いか?」

ギルガメッシュ「い、いや…?…フハッ!よ、良いのではないか?」ブフフフフククク

ギルガメッシュ「何、『夢は諦めなければ必ず叶う』だのなんだのと言うではないか」フハハ

ギルガメッシュ「精々励めよ雑種。光栄に思うがいい…この我が応援くらいはしてやろう!」

言峰「!本当か?!」ガバッ

ギルガメッシュ「な、なんだ突然!ええい!近い!不敬だぞ!」



479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 01:39:47.10 ID:MrODx3wl0

言峰「私は…今まで自分の夢を肯定された事がなかった…」

ギルガメッシュ「で、あろうな」

言峰「いつも『やめとけって!絶対お前向いてないって!!』と言われるばかりだったのだ…」

ギルガメッシュ「で、あろうな」

言峰「それに…お前だけだ…!私の芸で笑ってくれたのは…!」

ギルガメッシュ「…そ、そうか…ブフッ、くくく…」

言峰「!」パァアア…!



ギルガメッシュ(フン、『笑わせた』と『嘲笑われた』の区別もつかんとはな。つくづく芸人には向かん男よ)プクククク



言峰「麻婆豆腐!」ビビシッ!

ギルガメッシュ「フハハッハハッハハッハハッハハッハハッノ ヽノ ヽッノ ヽ/ \ッ/ \/ \ッ!!!なんだその奇っ怪なポーズは!?それが貴様の持ちネタか?!」

言峰「ああ…私はこれでM-1でグランプリをとる…!」

ギルガメッシュ「フハハハハハハ!!!”身の程知らず”という言葉を辞書で引くがいい!!そして赤線を引くがいい!!」



・・・・・・・・・・。





480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 01:41:34.27 ID:MrODx3wl0




そして。




481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 01:42:50.51 ID:MrODx3wl0





〜聖杯が砕け、全てが終わった時〜






ギルガメッシュ(全裸)「ぐ、ぐぐ…」

ギルガメッシュ「ぐ…くそ、一体何が起こった…?”聖杯”はどうしたのだ…?クソ、街もとんでもない事になっているではないか!」




ギルガメッシュ「ぐぬぅ…あの泥に触れたからといって別に受肉するわけでもなかったとは」



ギルガメッシュ「オイ…言峰、無事か…?」

言峰「」

ギルガメッシュ「…言峰?」

482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 01:45:21.56 ID:MrODx3wl0




ギルガメッシュ「言峰!?オイ言峰!しっかりしろ!」

言峰「」





ギルガメッシュ「…というか貴様…何故股間だけ血塗れに」

言峰「」

483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 01:47:13.77 ID:MrODx3wl0


ギルガメッシュ「いやそこは普通心臓であろう?!何故よりにもよって1番笑えぬ状況下で今までで1番面白いのだ貴様!!」

ギルガメッシュ「まさにこれがホントの”おちんちんびろーん”…ってふざけるな愚か者!」ビシッ

言峰「」

ギルガメッシュ「起きろ言峰!!また我とあの辛すぎる麻婆豆腐の店に行くのだろう!」

言峰「」

ギルガメッシュ「魔術師から足を洗ってドッカンドッカン笑わせる芸人になるのだろう!起きよ!」

言峰「」

ギルガメッシュ「王たる我が命じているのだぞ!起きよ!」

言峰「」

ギルガメッシュ「まだ我からしか爆笑をとっておらんのだぞ!…起きよ…!」



言峰「」

ギルガメッシュ「…っ、ぐ、」


484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 01:48:46.17 ID:MrODx3wl0



ギルガメッシュ「さっさと起きぬかこの死ぬほどつまらんエセ神父が!!!」

言峰「」







言峰「…」ギンッ

ギルガメッシュ「」ビクッ

485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 01:50:19.77 ID:MrODx3wl0


言峰「…」ムクッ

ギルガメッシュ「!」

ギルガメッシュ「おお、言峰!よくぞ…」







言峰「誰がつまらんエセ神父だ金ピカ!!」ベチン!!

ギルガメッシュ「はぅん!?」ズシャァアア!!


486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 01:51:01.78 ID:MrODx3wl0

ギルガメッシュ「は?なん、いや、言峰お前…?」

言峰「全く…日頃私を煽てておきながら本音はそれだったとはな」

ギルガメッシュ「いや別に煽ててたわけではないぞ色んな意味で」

言峰「…」

ギルガメッシュ「…」





言峰「…貴様何故全裸なのだ」フイッ

ギルガメッシュ(全裸)「いや…その辺は我にもわからん」

487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [ saga]:2018/04/14(土) 01:51:35.53 ID:MrODx3wl0


言峰「ふ、お前の言葉を信じ、嬉しく思っていた私は最高にピエロだったというわけだ」

言峰「面白かったかね、英雄王。私という道化を踊らせるのはさぞ愉しかっただろう」

ギルガメッシュ「あー…、愉しかっただろう、と言われると確かに間違っては」

言峰「…」カチン!

言峰「…お前とはこれっきりだ。魔力供給も切らせてもらう」クルッ

ギルガメッシュ「えっ?」

488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 01:52:46.32 ID:MrODx3wl0


言峰「聖杯戦争はこれにて終了。最後に残ったサーヴァントはお前1人だ」ザッザッ

言峰「良かったなギルガメッシュ。お前の望み通り優勝者はお前だ」

言峰「皮肉にも。お前が1番欲した者は手に入らず、望みは叶わず、お前の財宝…優勝杯は砕け散ったがね」

言峰「ああ…あの店には二度と顔を出すなよ。お前の顔を見ながら食べては麻婆豆腐が不味くなる」ザッザッ

ギルガメッシュ「こ、言峰?フハ、フハハ…?い、いつもの冗談…であろう?その冗談はいつも以上に笑えんぞ?」

言峰「…」ザッザッザッザッ

ギルガメッシュ「おい!どうしたのだ言峰!普段の貴様らしくないぞ!」



言峰「もう二度と私の名前を呼ぶな。人と神の混血たる雑種王殿」

ギルガメッシュ「なんだと…?」カチン!


489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 01:54:21.48 ID:MrODx3wl0


ギルガメッシュ「フン!!貴様もな!貴様のその汚らしい唇で二度と我の名を呼ぶでないわ!」

ギルガメッシュ「今後!!貴様が如何に我の縁の品を揃えて召喚しようとも!もう二度と応じてやらんからな!」プイッ

言峰「…」ザッザッザッ

ギルガメッシュ「…あっ、」ブルッ

ギルガメッシュ「こ、言峰…せめて…あの、服…我に…上着とか…服…」クルッ





言峰「…」ザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッ

ギルガメッシュ(フルチン)「言峰ェエ!!貴様っ、凄い早歩きではないか!待てなんだその機敏さは!いや待て言峰ェエ!!」シュタタタタ


490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 01:56:58.03 ID:MrODx3wl0


言峰「…フッ」ザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッ

ギルガメッシュ「おいぃいい!!待てぇええ!!オイ今半笑いだったな!?見てたぞ言峰!服置いてけ言峰ェエ!!」ダダダダダダダ!!

言峰「…愉悦ッ!」シュタタタタタタタタタタタタ




ギルガメッシュ「貴さっ!待っ、いだっ!?ガラス踏んッ、あ、ガラスの山に突っ込、ぐぁあああ!!」



ブシュゥゥウウウ!!!!



──────────
──────
───



491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 01:58:18.86 ID:MrODx3wl0


ギルガメッシュ「…あの時、素直に『我が悪かった、すまない』と一言謝れていれば…」

士郎「…」

ギルガメッシュ「この9年間は違ったモノになっていたかもしれん…」トオイメ

士郎「…」

492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [ saga]:2018/04/14(土) 01:59:23.66 ID:MrODx3wl0

ギルガメッシュ「アレからというもの…」フッ

ギルガメッシュ「全裸だから警察に追われるわ服を手に入れても職質は日常茶飯事だわ身分証明書がないから財宝売れないし部屋借りれないし仕事もできぬし食事や嗜好品と魔力に困るし」

士郎「…」

ギルガメッシュ「そして我の膨大な魔力もやがて底を尽き、だんだん動きも鈍くなり…先程に至るというわけだ」

士郎「な、なるほどな…」

ギルガメッシュ「何度かもう一度言峰と話そうとも考えたが」

ギルガメッシュ「我もこういう性格…仮に会ってもまたケンカになってしまうだけであろう」

士郎「…」


493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 02:02:50.31 ID:MrODx3wl0


ギルガメッシュ「故に。」


ギルガメッシュ「今の我の望みは…もう一度聖杯戦争に参戦し、勝利し…言峰に謝って和解し受肉。」

ギルガメッシュ「ヤツの限りなく友達に近い知人として…ヤツの側で、ヤツ夢をもう一度応援したいのだ」

士郎「…」





士郎「…そこ素直に友達でいいんじゃないのか?」

ギルガメッシュ「いや『我が友と呼ぶのは後にも先にもエルキドゥだけ』ってギルガメッシュ叙事詩でも言ってしまってるのでな」

494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 02:03:56.83 ID:MrODx3wl0


士郎「なぁ、ギルガメッシュ」

ギルガメッシュ「なんだ雑種」

士郎「それ、別に聖杯に祈らなくてもいいんじゃないのか?」

ギルガメッシュ「何を言っている!あの言峰があんな風に怒っていたのだぞ!それに会えば我の性格と言動で絶対怒らせる!」

士郎「自覚はあんのか…だったら、少しづつそういうとこ直していけばいいんじゃないか?」

士郎「それでさ、探して会ってきなよ」

士郎「ひょっとしたら許してもらえないかもしれない。ひょっとしたら和解出来ないかもしれない」

ギルガメッシュ「それでは意味がないであろう!我はもう一度ヤツとあの激辛麻婆豆腐を食しに行きたいのだ!!」

士郎「けどさ、」

士郎「アンタ達の問題はアンタ達だけで解決しなきゃ意味無いと思う」

士郎「聖杯とかみたいなよく分からないものに解決させたら…それこそ意味無いと思う」

ギルガメッシュ「…」


495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 02:07:52.66 ID:MrODx3wl0


士郎「どう?」

ギルガメッシュ「…考えておいてやる」

士郎「ん」

ギルガメッシュ「…」

士郎「じゃ、オレはこれで」クルッ

ギルガメッシュ「…」



士郎「…」スタスタ

ギルガメッシュ「…」スタスタ







士郎「…やっぱついてくるの?」

ギルガメッシュ「他に行くあてもないからな」
496 : ◆3rfPz4lVbmKs :2018/04/14(土) 02:10:25.63 ID:MrODx3wl0
  コンカイハココマデ
”天地乖離す開闢の星”





>>469

×士郎「9年待ってでも。そんに弱ってまでも次の聖杯戦争に参加しなきゃいけない理由ってなんなんだ?」


士郎「9年待ってでも。そんなに弱ってしまってでも次の聖杯戦争に参加しなきゃいけない理由ってなんなんだ?」


497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 07:42:11.25 ID:eRo5te9v0
乙、ほんとシリアスなのイリヤだけだなw
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 08:52:17.20 ID:qKu8Sm1B0
是・射[ピーーー]百乙(ナインライオツ・ブレイドワークス)
ここまでバーサーカー陣営以外は平和的ではっきりとした害が無さそうだな…総勢で叩くべき敵は決まったか
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 08:59:48.49 ID:tRFed/cM0

どことなくただよう雷句誠臭すき
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 10:20:40.42 ID:hxhlevCi0
ワカメと組んで漫才でもやってみせればあっさり和解できるんじゃない?
「これが真のお笑いか…。感動した!」とばかりに
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 12:48:20.78 ID:LLDRJCTh0
何故だろう
ホントにギルだけはこいつならこんな言動してもおかしくないと思わされてしまう…
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