偽勇者「魔王の孫?」孫「助けて勇者様!」

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44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/25(水) 00:52:35.32 ID:0/qhcG/vO
馬神「人違いだから僕は消えるよ…人と話すのは苦手だからね」

偽勇者「待ってくれ!世界が破滅に向かっているとはどう事なんだ…教えてくれ」

馬神「良いよ…ここであったのも何かの縁だからね…忠告もしてあげるよ」

馬神「君と共にいる娘…アレは魔王の孫だね?」

偽勇者「あの子が魔王の…」

馬神「ああ、知らなかったのかい?まあ良いや」

馬神「あの子の魔翌力は恐ろしい…一人で世界を滅ぼせる力を持っている」

馬神「だから…人の手にも魔族の手にもあの子は渡しちゃいけないよ…どちらかが完全に滅びるまで利用されるからね」

偽勇者「争いを回避する方法はないのか?」

馬神「ないね、全ての陣営があの子のことを狙っているからね」

馬神「世界を救うには君があの子を守り抜くか…君の手で[ピーーー]ことだ」

馬神「まぁ、手っ取り早いのは君があの子を[ピーーー]ことだよ…そうすれば世界は数年か数十年の平和が訪れるけど君はどうする?」

簡単な選択肢だった。

俺は勇者志望だった男だぞ、だから迷わない。

偽勇者「あの子を守り抜いて!そして!どちらも滅ばせない!」

馬神「人間違いだったけど…やっぱり君に話しかけてよかったよ…君は彼と同じことを言う人間でよかった」



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