【艦これ】金正恩 「鎮守府に着任するニダ」

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1 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/01/08(月) 23:56:59.02 ID:SG0506E/o
金正日 「突然だが鎮守府に提督として着任してもらう」

金正恩 「…………」

金正恩 「ニダッ!?」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515423418
2 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/01/09(火) 00:03:20.78 ID:p1X0hbvNo
〜〜元ブラック鎮守府前〜〜


金正恩 「どうしてこうなった」

金正恩 「こうなったら仕方ない、鎮守府で完全独裁体制を築いてやるニダwww」

金正恩 「とりあえず中に入るニダ」


〜〜鎮守府内〜〜


金正恩 「中は思ったより綺麗ニダ」

金正恩 「ん?誰かいるニダ」

金正恩 「おい」

電 「」ビクッ

金正恩 「(何故そこまで驚くニダ?まぁいい )新しく提督として着任した金正恩だ。君は?」

電 「い、電……なのです」

金正恩 「突然だが、執務室まで案内してくれ」

電 「了解……なのです」


〜〜移動中〜〜


電 「」ブルブル

金正恩 「(さっきから様子がおかしいニダ。まぁ、初対面だから仕方ないかもしれないニダ)」

金正恩 「おい」

電 「ナノデス」ビクッ

金正恩 「さっきから様子がおかしいが、大丈夫か」

電 「だ、大丈夫……なのです (この人、電のことを心配してくれたのです。ひょっとして優しい人なのかな?)」

金正恩 「ならいい (今後道具としてこき使うんだからしっかりして欲しいニダ)」

金正恩 「あと、さっきからずっと歩いているのに誰にも出会わないが、皆出撃にでも行っているのか?」

電 「皆は部屋にいるのです(本当は新しい司令官が来ると聞いて部屋に逃げているのです)」

金正恩 「そうか」
3 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/01/09(火) 01:00:32.19 ID:p1X0hbvNo
〜〜執務室前〜〜


電 「着いたのです」

金正恩 「うむ」

電 「あのぅ…」

金正恩 「何だ?」

電 「もう、戻ってもいいですか?」

金正恩 「あぁ、構わん。時間を取って悪かったな」

ガチャ パタン


金正恩 「……………………………………ニダッ」

金正恩 「やっと一人になれたニダ。語尾を抑えるのも一苦労、油断したら出てきそうニダ。気をつけなければ」

金正恩 「さてと、夕食時に自己紹介はするとして、とりあえずこの鎮守府を見学するニダ。まずは食堂に行くニダ」
4 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/01/09(火) 12:25:22.87 ID:Ks1jBgs1o
〜〜食堂〜〜

シーーーン

金正恩 「……」

金正恩 「やけに静かニダ、この時間に誰もいないのはおかしいニダ。んっ?あれは」

金正恩 「おい」

間宮 「は、はい」ビクッ

金正恩 「驚かせて済まない。(驚きすぎニダ)この鎮守府に提督として着任した金正恩だ、よろしく」

間宮 「間宮です。よ、よろしく……お願いします」

金正恩 「早速で悪いが腹が減った、何かないか?」

間宮 「それが一昨日に食材を切らしてしまって、食料費も今月分は使い切ってしまって……すいません。明後日には費用が届いて作れます」
5 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/01/09(火) 15:57:44.74 ID:vuDEEfzYo
金正恩 「何だと!? それでは丸3日間何も食べないで過ごす気か?馬鹿げている。
でもどうして?食費が無くなる程予算は少なくないはずだ。何か他に大きな出費があったのか?」

間宮 「いえ、前提督が、与えられた予算の大半を自分のモノにして、質素な食事を作っても足りなくなるぐらいの金しか回してくれなくて、毎月3、4日はこうして何も食べられない日が続きます」

金正恩 「……そうか、大変だったのだな。 (前提督も困ったものニダ) 安心してくれ。俺は決してそんなことはしない (気分で変わるかもニダww)」


金正恩 「仕方ない、電話するか」

金正恩 「……」プルルルル プルルルル

金正日 『何用だ』

金正恩 「◯◯鎮守府に2日間の人数分の食材を送ってくれ」

金正日 『承知した』

金正恩 「ありがとう。切るぞ」プツン
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/09(火) 16:50:59.79 ID:/Huq6Ztxo
先ずはお前らの国民に配れよ
7 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/01/09(火) 21:51:12.56 ID:p1X0hbvNo
〜〜工廠〜〜


金正恩 「所々へこみ錆び付いた機械、散らかっている鉄屑。良好な環境とは言えないニダ」

金正恩 「でも開発、建造は何とか出来そうニダ」

明石 「あのぅ」

金正恩 「ニダッ!?」

明石 「にダ?」

金正恩 「い、いや、何でもない……それで、どうした?」

明石 「あなたが……新しい提督、ですか?」

金正恩 「いかにも。それより聞きたいことがある、この荒れようはなんだ、何があった?」

明石 「はい、前提督が……」
8 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/01/09(火) 21:52:24.45 ID:p1X0hbvNo
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

明石の話を聞いたあと、工廠を後にし、それから入渠施設を始め鎮守府内の設備をいくつか見て回ったニダ。
艦娘の数は軽く100人を超えているにも関わらず、出会う回数は驚くほど少なかったニダ。
そして出会った艦娘にこの鎮守府のことを聞くと皆口を揃えて、前提督の艦娘への虐待、脅迫、支給品の占領、書類捏造、予算の独占などの横暴な行為について言ったニダ。
中には、艦娘たちの前で強制的に解体を
したり、スパイだと疑って拷問にかけたりと、残光なこともあったニダ。
辛いことを思い出させてしまったニダ。



……ひょっとして俺がやろうとしていることは間違っているニダ?
いや、そんなハズは、、独裁は完璧なシステムのはずニダ
でも……どうしてこんなに心が痛むニダ?
俺は、オレ、はこんなことがしたい訳では、もしかして、独裁ではなく、仲良くやっていくのが正解ニダ?
いや、でも……父は独裁の下でこそ幸せになれると言っていたニダ。
9 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/01/09(火) 21:54:24.24 ID:p1X0hbvNo
??? 「何を迷っているんだ?」

金正恩 「ニダッ!?」

??? 「お前は選ばれた血を引き継ぐ人間、独裁こそ究極の政治体制だ」

金正恩 「な、お前は、誰ニダ!?」

??? 「私の名は金日成。お前の祖父だ」

金正恩 「!?、貴方があの伝説の……」

金日成 「そうだ、だから私に従え。あくまでも我国は独裁国。悪の枢軸だァ!!!」

金正恩 「…………」

金正恩 「フハハ」

金正恩 「そうだ、大切なことを忘れていた。俺は独裁をするためにここへ来たんだ……」

金正恩 「仲良くやっていく?考え方が甘いんだよ!!」

金正恩 「もうすぐ夕食、自己紹介の時間だ。さぁ、楽しい独裁を始めようじゃないか!!」
10 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/01/09(火) 22:03:57.16 ID:p1X0hbvNo
(〜〜〜以下は金正恩の心の中の話です。
金日成はもうこの世にはいません。
金正恩は小さい頃に父から独裁についての教育を嫌というほど受けさせられ、その結果、独裁が正しいと思い込まされ、独裁を自身の信条にしています。
その存在が危ぶまれているため、自身の信条を守ろうとした結果、金日成が心の中で現れました)
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/10(水) 09:14:11.94 ID:X/gnnk7U0


続き期待
思ったよりマトモだ
12 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/01/10(水) 21:32:28.09 ID:N4a1Hqopo
〜〜食堂前〜〜

ザワザワ ザワザワ

金正恩 「(結構集まっているようだな。
警戒しておくべきことはいくつかある。
前提督がアレだったからな、怖がっている者が殆どだろうが、中には襲ってくる者がいないとは限らない。
まぁ、手は打ってある)」

電 「す、すみません。遅れたのです」

金正恩 「(来たな、艦娘の資料を少し読んだ。天龍、山城、摩耶は特に要注意だ。躊躇なく攻撃してくる可能性が高い。)
13 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/01/10(水) 21:32:57.23 ID:N4a1Hqopo
金正恩 「(そこで、電を盾にする。電は素直で優しい性格らしい。皆から好かれているだろう。
艦娘にとって連携とは非常に大事なもの、万が一電に被害が出て、電だけではなく他の艦からも信用を失ったら?)」

金正恩 「(連携が大事なため、艦娘は人より孤立するのを嫌うよう造られている。そんな彼女らにとって孤立は恐怖の対象。あとは……)」

電 「あのぅ」

金正恩 「あぁ、済まない。じゃあ、行こうか。食堂内では俺から離れるなよ」

電 「?……ハイ、なのです」

金正恩 「(まずは皆と協力してこの鎮守府を立て直すことを優先、悔しいが独裁はその後だ)」

金正恩 「(良い人を演じろ)」
14 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/01/10(水) 21:33:36.60 ID:N4a1Hqopo
ザワザワ ザワザワ


金正恩 電 「」コツッコツッ


シーーーン


金正恩 「(思った通りの反応だな)」コツッコツッ


金正恩 「(山城、摩耶はいるな。天龍は……いないみたいだな。)」コツッコツッ


シーーーン…………


金正恩 「えー……今日からこの鎮守府に提督として着任することになった金正恩だ。前提督の事は聞いている。
皆これまで本当に辛かっただろう (もっと辛いのはこれからだ)
よく耐えた (俺の独裁には耐えられるか? )
そんな日も今日でおしまいだ。(さらに過酷な日が君たちを待っている)
これからは提督含めて協力し合って(鎮守府を立て直すまで) 生きていこう。そのカレーは俺からの奢りだ。これからの生活、衣食住は俺が保証する」
15 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/01/10(水) 21:34:57.91 ID:N4a1Hqopo
「いい人……なのかな?」ザワザワ

「騙されるな、前提督も最初はそうだった」ガヤガヤ

「……」

「ああは言っているが何をしでかすかは分からない。警戒しておけ」ザワザワ

「どうせまたロクでもない奴なんだろ」ザワザワ

「悪い人には見えないけど」ザワザワ

「信じていいのかな?」ガヤガヤ
「怖いよぅ」ブルブル

「大丈夫、雷が守って上げるから」ザワザワ

「ハラショー」ザワザワ

「一人前のレディには分かるわ、きっといい人よ。新しい提督は」ザワザワ

「そもそもどうやってこの大量の食材を調達したのかな?」ザワザワ

「こんな大量の食材を1日で用意するなんて、金正恩、一体何者なの?」ザワザワ
16 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/01/10(水) 21:37:00.96 ID:N4a1Hqopo
金正恩 「じゃあこれで自己紹介を終わる。明日から五日間は休暇だ。皆、しっかり休んでくれ、以上だ。」

金正恩 「(誰も襲って来る気配はないな。電を傍に置いたおかげか?
1番警戒していた天龍も襲って来る様子は、ん?天龍?……そういえば奴はここに来ていない。同型艦の龍田もいなかったな……)」


金正恩 「はっ まさか!?」
17 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/01/10(水) 21:42:32.24 ID:N4a1Hqopo
読みにくく感じたのでこれからは2行ずつ空けて書くことにします
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 01:32:38.33 ID:m5KlpogD0
いいね
19 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/01/11(木) 12:26:13.77 ID:ExZ9ct+Wo
金正恩 「(まさか一人になったところを狙うつもりか?)」


金正恩 「(執務室までの間で待ち伏せされている可能性が高い。)」


金正恩 「(それか執務室内)」


金正恩 「電、済まないが雷を連れてきてくれ。響や暁が不安がるならまとめて連れてきてもいい(むしろ、人数は多いほうがいい)」


電 「えぇっ!? は、ハイッ なのです」


金正恩 「(暁型は提督に友好的だと書いてあった。さっきの自己紹介の効果が出ていたら、事情を話せばきっと俺のことを守ってくれるはず)」


金正恩 「(ここに来る前は自分の命が狙われるとは思いもしなかったからな。
対策しなくちゃいけないな)」
20 : ◆r7uyzP44FTXS [saga ]:2018/01/11(木) 17:09:22.24 ID:u0qayr7do
電 「連れてきたのです」


金正恩 「あぁ、ありがとう。皆、聞いてくれ」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

それから暁型に天龍型が俺を狙っている可能性があることや、その他の危険なことについて話した。
自己紹介の効果があり、彼女達は俺を守ってくれると約束してくれた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


金正恩 「誰も来ないな」コツッコツッ


暁 「司令官は心配しすぎなのよ。大丈夫、天龍さんは優しい人よ。
きっと仲良くやっていけるわ。」


金正恩 「そうなのか?(資料を見た。ここの天龍は提督に相当な敵対心がある。襲ってこないわけがない)」コツッコツッ


金正恩 「(そういう奴らは皆、排除しなくちゃな、穏やかに)」コツッコツッ


金正恩 「結局、誰も来なかったな」コツッコツッ


暁 「ほら、私の言う通り! 司令官は心配性なのよ」


電 「なのです」


金正恩 「そうかもしれないな、申し訳ない (奴らは執務室の中ってことか)」コツッコツッ
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