提督「元帥が視察に来た」

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35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 23:05:39.56 ID:LCVPCIKQo
俺も…派だけど作者の好みでいいんじゃないか
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 23:06:52.15 ID:WlhA8mN/O
んなことで文句いってる奴見たことないわ
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 23:08:26.77 ID:kRcFqj3z0
それは結構幸運なことだと思うぞ
38 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/13(土) 23:09:44.20 ID:qUijCFss0
――――鎮守府 執務室

古鷹「さてと・・・今日はこの書類を・・」

ガチャ

古鷹「あ、ていと・・え?」

元帥「やぁ、提督はお出かけ中かな?」

古鷹「は、はい。ちょっと図書館に行ってくると・・」

元帥「そうか、まぁ秘書艦の君に伝えておこうと思う」


元帥「ここの鎮守府の提督は私が引き継ぐことになった」

古鷹「え?!提督は知っているのですか?!」
39 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/13(土) 23:11:53.38 ID:qUijCFss0
元帥「いたら伝えようと思ったんだがね、いないのであれば伝えてほしい」

元帥「だが、あの提督はこの私の頼みを流石に断れないだろうしな」ニヤ

古鷹「そんな急に・・・」

元帥「前にも聞いたが、出撃もあまりないのだろう?」

元帥「そんなことでは駄目だ。私が一から鍛え直してやろうと思ってな」

元帥「そのためにはあの提督にはちょっと離れて貰おうと思ってあの案を出したのだよ」


時津風(やっぱり・・・!あのしれーは悪いしれーだ!)
40 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/13(土) 23:13:30.43 ID:qUijCFss0
古鷹「・・・・・私は反対します」

元帥「ん?」

古鷹「私は、一緒に過ごしてきた提督とは離れられません!この話はなかったことにしてください!」

元帥「何を!それを決めるのはここの提督だろう!お前たちが決めることじゃない!」

元帥「艦娘は黙って提督のYESという返事を聞けばいいだけの話だ!」

古鷹「それでも私は反対します!」

元帥「貴様・・!」

古鷹「・・・っ!」

バン

時津風「古鷹から離れろ!悪いしれーめ!」
41 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/13(土) 23:18:17.64 ID:qUijCFss0
元帥「む?何やら騒がしい子供だな。全く・・ここの提督は躾もできていないのか」

時津風「うるさーい!わたしもしれーといっしょにいたいもん!」ガシッ

元帥「何をする!?は、離せ!」

時津風「離さない離さない!古鷹から離れろー!」ガルルル

古鷹「時津風さん・・・!」


提督「やめるんだ時津風!」

時津風「し、しれぇ・・・」

提督「ご無礼をお許し下さい!うちの艦娘が迷惑をかけてしまって・・・」

元帥「ふん、君はしつけもできない提督でもあるのか?全く・・」
42 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/13(土) 23:19:39.84 ID:qUijCFss0
提督「・・・しかしここの事情ですが時津風がここまで怒るのは滅多にないんです」

提督「元帥殿・・あなたは一体ここで何をなされてたのですか?」

元帥「・・・・・」

提督「それともう一つ・・・前に言ってた案についてですが・・」

元帥「・・・ほぉ、答えを聞こうじゃないか」

提督「この話はなかったことにしてもらいたいです」

元帥「・・・!」

古鷹「提督・・・!」
43 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/13(土) 23:23:53.66 ID:qUijCFss0
提督「僕はここに着任して、長年艦娘達と過ごしてきました」

提督「信頼できる仲間、分かり合える仲間・・多くの仲間ができたこともありました」

提督「ですから・・僕はここの鎮守府から離れることはできません!」

元帥「・・・そうかそうか。君の答えはそれか」

元帥「ならいい、今日の所は失礼する。・・・自分の身も気を付けていた方が良いぞ」バタン


提督「・・・・・」

時津風「しれぇ、あいつは悪い人だよ、古鷹に暴力振ろうとしてたもん!」

古鷹「そこまではいってません!けど・・」

提督「みんなが酷い目にあうのは御免だよ。今は無事でよかった・・」

提督「ごめんね、こんなことになっちゃって」
44 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/13(土) 23:31:47.77 ID:qUijCFss0
古鷹「いえ、提督が無事なら・・」

時津風「悪いのはあいつだもん!あいつ、もう来ないよね?」

提督「いや・・わからない・・。もしかしたらもう一度来るかもしれない」

提督「時津風、もうあんなことはしちゃだめだよ?」

時津風「でも!」

提督「僕は大丈夫、皆と離れるわけにはいかないしね」

時津風「・・・・わかった」

提督(何とかしてあの元帥に諦めて貰わないと艦娘達が危ない目にあうに違いない・・)

提督(そういうのは御免だ!早く何とかしないと・・)
45 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/13(土) 23:33:17.23 ID:qUijCFss0
今日はここまでです

>>34
ご指摘ありがとうございます
今まで・・・で書いていったのでこれで進めて行こうと思っています
ご了承ください
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 23:38:38.99 ID:LCVPCIKQo
ホームアローン的に駆逐艦たちが悪い司令を追い出す展開かと思った
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 23:48:47.43 ID:QxjTyU8Fo
それなら痛快なお笑い話で済むからいいな
でもそうじゃないんだろうなぁ…
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/14(日) 01:46:21.72 ID:G3exf//wo
おつ
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/14(日) 20:37:13.19 ID:cJxvqPEW0
今のところ、この元帥が100%正しいんだよな。人類を護る使命を全く果たしていないようだし。
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/15(月) 08:39:09.96 ID:jXwofijIO
>>49
え、今のところこのSSで人類が攻撃されてる描写あったっけ?
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/15(月) 10:26:32.77 ID:0q0LLRado
SSは兎も角原作の設定がすでにそれだろ?
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/15(月) 14:29:50.46 ID:M77GSQU6o
警備任務と最低限の出撃義務と大規模作戦参加もちゃんとやってる
ゲームで例えると遠征とウィークリー出撃だけしてイベで掘り掘りしてる俺みたいな提督なんだろう
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/15(月) 14:56:46.10 ID:8ryAxQTlO
大規模作戦に参加してるなら立派に義務を果たしていると言えなくもないような
54 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/16(火) 00:23:57.32 ID:YLzRvObZ0
―――――夜

提督(・・・・駄目だ。あの元帥の情報はこれ以上見つからない・・)

提督(あっても功績とかだけだ、他に何か情報はないのかな・・?)


護衛B「・・・・・」スッ

提督「あれ?君は元帥の近くにいた護衛さんだよね?」

護衛A「・・・・・」

護衛C「・・・・・」

護衛D「・・・・・」

提督「・・・・4人もそろって何の用かな?」
55 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/16(火) 00:25:37.18 ID:YLzRvObZ0
―――――執務室

古鷹「提督、遅いですね・・」

時津風「きっとどこかで散歩してるんだよ」

古鷹「そうだといいんですけど・・・」

時津風「・・・・古鷹はしれーと離れ離れになるのは嫌?」

古鷹「勿論ですよ。・・・昔からずっと一緒でしたし」

古鷹「それに、私の事を一番信頼してるって言ってくれた人だから・・」

時津風「そうだよね!しれーも悪いしれーを追い返そうとしてるらしいし!」

時津風「時津風も手伝いたいな!」

古鷹「ふふっ、元気ですね」
56 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/16(火) 00:30:48.86 ID:YLzRvObZ0
バン!

衣笠「はぁ・・はぁ・・。古鷹!大変だよ!」

古鷹「ど、どうしたの?!」

衣笠「て、提督が・・・提督が!」


提督「あ・・やぁ・・・古鷹・・」

古鷹「!! 提督!どうしたんですか?!」

提督「あぁ・・大丈夫・・・階段から落ちただけだよ・・」

古鷹「階段から落ちたって・・・そんなに怪我はしないはずですよ?!」

提督「ははっ・・ちょうど打ちどころが悪かったのかな・・・?ついてないね・・」

古鷹「頭から血が出てるじゃないですか!早く医務室へ!」
57 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/16(火) 00:38:12.67 ID:YLzRvObZ0
―――――医務室

古鷹「一体何があったんですか?!教えてください!」

提督「いや・・・・ただ階段から落ちただけで・・・」

古鷹「嘘をついても駄目ですよ!本当のことを言ってください!」

提督「・・・・・・分かった。けれどこの話をすればみんなが酷い目に合うかもしれないんだ」

提督「それでもいいのなら・・・するけど」

古鷹(・・・・信じたくない。けど聞かないとこのまま・・・)

古鷹「・・・分かりました。みなさんを執務室に集めます」

提督「・・・・ありがとう」
58 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/16(火) 00:40:05.39 ID:YLzRvObZ0
短めですがここまでです
もう少ししたら1部?が終わりそうです
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/16(火) 01:12:46.69 ID:YbyHQtnso
おつ
60 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/18(木) 23:53:15.70 ID:eVYKmg7K0
―――――執務室

提督「みんな、夜遅くに集まってくれてありがとう」

提督「これから話すことをしっかりと聞いてほしい。・・・・もっとも良いことはないけど」

提督「実は、明日元帥がもう一度ここにきて僕の返事を聞きに来るんだ」

時津風「あの悪いしれーが!?」

提督「落ち着いて時津風。それでね その返事なんだけど」

提督「"YES"と"NO" 僕にとってはどちらを選んでも悪い方にしか転ばないんだ・・・」

古鷹「え?!それって・・」


元帥「それはこれから分かることだ」
61 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/18(木) 23:57:14.53 ID:eVYKmg7K0
時津風「・・・悪いしれーだ!」

提督「お話の約束なら明日の筈でしたが・・それに後ろの護衛さん達が持ってる物は・・」

元帥「なぁに、私を護るためだよ。それと・・答えが早く欲しくてね」

提督「・・・・もちろん私の答えは"NO"です。でも・・"YES"と答えてもあなたは護衛さん達にこう命礼しますよね?」

提督「"殺せ"と」

時津風「!!」

江風「て、提督!どういうことだよ?!」

元帥「黙って聞け。・・・つまりこういうことだよ」

護衛B「・・・・」チャキ

武蔵「ご、護衛4人が提督に銃口を・・!」

酒匂「ぴゃああ!し、司令!」ダッ
62 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/18(木) 23:59:16.31 ID:eVYKmg7K0
元帥「動くな!動くとこいつの頭が吹き飛ぶぞ!」

提督「こんなことだろうと思いましたよ。・・・新しい鎮守府があるのも嘘なんですよね?」

元帥「はて?新しい鎮守府があるだなんていつ言ったのかな?」

古鷹「そ、そんな・・・!」

提督「どうせ私を追い出しても遠くの島で殺害したり、断ったら即射殺・・と言ったところでしょうか」

提督「あなたの狙いは何ですか?!」

元帥「そんなことを知っても意味はないだろう?君は死ぬ運命なんだから」

提督「・・・・教えないつもりですか。なら、まだ死ぬわけにはいかない!」ボンッ

護衛C「え、煙幕だと!?」

護衛A「提督はどこだ!?」
63 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/19(金) 00:00:46.49 ID:aDQeRjgn0
提督「よっと!」ヒョイ

護衛D「窓から飛び降りて逃げたぞ!」

元帥「追え!絶対逃がすな!殺しても構わない!」

時津風「殺すなんて言うな!」ガシッ

元帥「ええい!離せ!」ブンッ

時津風「あいてっ!このー・・・!」

時雨「落ち着きなよ時津風!」

古鷹「教えてください・・・どうして元帥のあなたがこんなことを!?」
64 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/19(金) 00:04:50.98 ID:aDQeRjgn0
元帥「簡単なことだ、私が鎮守府に着任することで艦隊の指揮を執り」

元帥「深海棲艦を殲滅することだよ」

阿武隈「そんなの・・今の提督でもやってます!」

元帥「ふん!あんなのがそう言えるというとでも思うか?」

元帥「彼がやってたのは簡単な警備と出撃、そしてたまに発令される大規模作戦の出撃だけじゃないか!」

元帥「だからあいつはいつまでたっても青二才なんだよ!こんな奴に艦隊の指揮なんて任せられるわけがないだろう!」

元帥「そこでこの鎮守府を乗っ取ることで指揮を執り!やがて私の艦隊として世に知らせるのだ!」

元帥「そのためには彼には踏み台になって貰おうと思ってな!だがもう用済みだ!」

加古「この・・ゲスがぁ!」

ガチャ

護衛B「・・・・失礼します」

元帥「おっと、どうやら帰ってきたようだな。それで、どうなった?」

護衛B「・・・・ご覧のとおりです」バサッ
65 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/19(金) 00:09:37.87 ID:aDQeRjgn0
古鷹「これって・・・!提督の軍服!」

春雨「血が・・・たくさん・・・!」

元帥「ははっ!流石私の護衛だな!ご苦労様だったね」

護衛B「・・・・肝心の死体は海の中に落ちて行きました」

元帥「まぁいい、重傷を負えば泳いでもそんなに持たないだろう、事故扱いにもできるしな」

元帥「よって・・・ここの提督が殉職したという事で代わりに私が指揮を執ることになった!喜ぶと良い!」


時津風「うわあああああ!人殺しー!」ガシッ

元帥「ええい!しつこい小娘だ!」ガッ

時津風「いつっ・・・!」
66 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/19(金) 00:12:20.17 ID:aDQeRjgn0
元帥「このように反抗するものがいたら・・わかっているな!?」

元帥「いいか・・・明日から私が指揮を執る・・・お前達にはしっかりと働いてもらうからな!」

元帥「楽など無いと思え!!」


古鷹(私達は頷くことしかできなかった・・・反抗する人も誰もいなかった)

古鷹(みんな提督が死んだことを受け入れれず、失意のまま部屋に戻って行った)

古鷹(私だって信じられなかった・・目の前が真っ暗になりそうだった)

古鷹(もういつもの鎮守府ではない・・・これから始まるのは・・・)

古鷹(地獄のような鎮守府だった・・・)

古鷹「・・・・・・・」
67 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/19(金) 00:15:21.31 ID:aDQeRjgn0
――――???


―――――クソっ!このまま終わってたまるかってんだ!


―――――俺達はもうあいつらが苦しむ姿なんて見たくねぇ!


―――――元帥め・・・このまま見てるだけだと思うなよ・・・!


―――――これ以上犠牲者が出ないうちにここで終わらせるんだ・・!


―――――そして・・・僕たちがこの鎮守府を救うんだ!
68 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/19(金) 00:17:31.57 ID:aDQeRjgn0
今日はここまでです

暴力があるかも知れないと言ったな?あれは嘘だ(許して)
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 00:44:49.04 ID:Ej3U4RnTo
死体を確認しない無能
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 01:06:33.69 ID:t8HflQpro

垢乗っ取りとか大本営にバレたら即BAN案件だな
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 09:08:28.50 ID:pdaMc4zGO
まぁ提督が軍人として間違ってるからな元帥のほうが正しいよ
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 09:24:24.43 ID:pEBs3jdW0
取り上げ方が強引すぎるがな
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 12:44:15.00 ID:QPwjMDH2O
いつもは大淀が代わりにやってるからな
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 21:36:07.18 ID:2jrasR1yO
部下殺しが正しいわけないだろ
いつの時代のどこの国の人間だよ
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 04:19:09.52 ID:eEUOhazb0
67の会話は護衛達かな?
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 11:18:55.62 ID:LQXxilu6O
>>74
国家のために行動しない反逆者で軍人処分していいだろ
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 12:20:18.95 ID:CFzUvMwi0
これギャグ系SS?
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 14:28:13.69 ID:Pl79sSU5o
上の命令受けて動いてるならまだしも、独断でこんな事してるなら軍人じゃなくてただの犯罪者
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 18:04:34.48 ID:HWCX5GrgO
査問会なり軍法会議無しにいきなり、はあり得ないよな
仮にそういうのをすっ飛ばして、例えば勅命だったとかならまあわからんでもないが
だとしてもこの場に元帥がわざわざ乗り込むもんかね?
まあその辺も含めて逆転劇があるんだろうけども
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 18:07:35.08 ID:g15XCmWBO
こういうもんだと思ってもっとリラックスして読みなよ
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 00:32:28.54 ID:xxhXiouso
経歴抹消してる時点で真っ黒やし
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 12:21:20.89 ID:brrF7s1T0
ブラ鎮クソ提督が独裁鎮守府作って読者の嫁艦レイプし続けるssよく見るせいかまだ安心してまうんよなあ…
何だろこの嬉しくない感覚麻痺。
83 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/24(水) 00:02:54.92 ID:OCvMcPk30
――――――数週間後 海上

ビスマルク「ねぇ・・あと何回で今日の出撃は終わるの?」

武蔵「恐らく・・後3,4回すれば終わるだろうな・・」

古鷹「ごめんなさい・・・私が・・・」

ビスマルク「古鷹が気にすることないわよ、あなたは書類の整理もしているんだから・・」

古鷹「・・・・」

あの事件から数週間後

元帥によって新体制になり 戦艦 空母 重巡 潜水組全員は出撃を中心として動くようになりました

その出撃も過酷であり 長時間の休憩はなし 昼食や夕食をとる時間も少なく

睡眠や入浴をとるのも大体は夜中、起床時間は早朝というスケジュールで成り立っています

軽巡 駆逐組は全員遠征中心で 出撃する組と同じ時間帯で動いています
84 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/24(水) 00:06:27.55 ID:OCvMcPk30
飛龍「こんな腕輪さえなければ・・」

蒼龍「駄目だよ!無理に外しちゃったら電撃が走っちゃうよ!」

飛龍「分かってるって!・・・・くそぅ・・」

みなさんには腕輪が着けることを義務付けられました

この腕輪は監視用でもあるので 出撃以外で鎮守府外に出るのも困難です

その上 罰や反抗すれば電撃が流されます みなさんも反抗しようにもできない日々が続きました

装着後 見せしめに時津風さんが気絶するまで電撃を流されました

その後、護衛さんによって他の空き部屋に連れ去られて 監禁されています

大鳳「・・・・前方に深海棲艦発見」

武蔵「・・・・砲撃戦始めるぞ・・・踏ん張るんだ・・」

古鷹「・・・・・」
85 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/24(水) 00:08:45.37 ID:OCvMcPk30
――――鎮守府 駆逐寮 ラウンジ

陽炎「ただいま・・・と言ってもまたすぐ出るんだけどね・・」ハァ

夕雲「水分はとりましょう、脱水症状でも起こしたら大変だわ・・」

皐月「・・・・・」フラッ

陽炎「! 皐月、しっかりして!」

皐月「ボ、ボクは大丈夫だよ・・お水飲んでくるね・・」

陽炎「・・・・満足に補給もさせてくれないなんて・・どうかしてるわ・・」

白露「あまり文句言ってると余計に疲れが来るよ・・」

陽炎「分かってるわよ・・」
86 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/24(水) 00:11:04.69 ID:OCvMcPk30
護衛C「・・・・遠征A班 B班、そろそろ準備をしろ」

護衛C「各所定位置の集合場所に向かって、メンバーが揃い次第遠征に出発しろってさ」

陽炎「・・・・・・」

護衛C(・・・・・あの時の目と同じじゃねーか・・・!)

護衛C「・・・・そんな目で俺を見るな!さっさと行きやがれ・・・・!」

陽炎「・・・A班 行くわよ・・」

白露「・・・B班、行ってくるね・・」


護衛C「・・・・・くそっ!」ドンッ
87 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/24(水) 00:16:04.80 ID:OCvMcPk30
護衛D「怒りで壁に当たるな、元帥に知られたら厄介だぞ」

護衛C「んなこと分かってんだよ!・・・お前はどうも思わないのかよ?!」

護衛D「俺だって嫌に決まってるだろう・・・!光を失った目で毎日見られるのは・・・!」

護衛D「あの目で見られるたびに・・・昔の事を思い出してしまう・・・!」

護衛C「くそっ・・!」

護衛D「・・・そろそろC班 D班の準備を催促してくる」スタスタ

護衛C「・・・・・」

護衛C(どうすりゃいいんだ・・・・)
88 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/24(水) 00:17:41.58 ID:OCvMcPk30
護衛B「・・・E班 F班補給を済ませたら所定の集合場所へ移動するように」

磯風「言われなくても分かっている・・」

松風「余計なお世話だよ・・・」

護衛B「・・・・・ごめん」

江風「・・・ちくしょー・・あともう少しだろ・・耐えろよ・・」ガクガク

ドタッ

時雨「江風!?」

護衛B「だ、大丈夫かい?!」

江風「触んじゃねぇよ!」バシッ

江風「これくらい・・・大丈夫・・」


護衛B「・・・・・」ギリッ
89 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/24(水) 00:20:56.67 ID:OCvMcPk30
―――――監禁部屋

ガチャ

護衛A「・・・・元気にしてるか?」

時津風「・・・・・」

時津風も最初の頃とは違い 叫ぶ元気もなく 眼の光も失っており 虚弱になっていた

右腕には柱に括り付けられた手錠が付けられており 体にはあちこちにぶつけてできたであろう痣ができていた

護衛A「今日も持ってきてやったぜ、これ食って元気出せ・・」カタン

時津風「・・・・・」

護衛A「・・・しっかり食わねーと、また弱っちまうぞ・・」

護衛A(最初の頃とは大違いになりやがった・・・もうそんな元気もないのか・・)
90 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/24(水) 00:22:48.67 ID:OCvMcPk30
護衛A「・・・ん?お、おい!お前!俺が持ってきた飯、食べてなかったのかよ!?」

時津風「・・・・・・」

護衛A「・・・・どうしてなんだよ・・!なんでなんだよ!?」

護衛A「なぁ!頼む!食べてくれよ!俺はもうお前らが辛い思いをするのを見るのはもう嫌なんだよ・・!」

時津風「・・・・・」

護衛A「・・・俺はもう部屋から出るぞ。お前をここからいつか出してやるからな・・」バタン


護衛B「あ・・・大丈夫?!」

護衛A「ああ・・お前か。大丈夫だ、少し気分が悪くなっただけだ・・」
91 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/24(水) 00:24:29.11 ID:OCvMcPk30
護衛B「監禁の世話役、交代しようか・・?」

護衛A「いや・・続けさせてくれ。俺は絶対あいつを救い出して仲間と会わせてやりたいんだ・・」

護衛B「・・・・わかったよ。けど限界が来たのなら言ってほしいんだ」

護衛B「同じ仲間が辛い思いするのは僕も嫌なんだよ・・」

護衛A「すまねぇ・・・心配かけちまって。でも俺は大丈夫だ・・任せとけ・・」

護衛B「・・・・・・」


護衛B(僕たちは・・・これで正しかったのかな?)

護衛B(どうして・・みんな辛い思いをしなくちゃいけないんだよ・・!)

そして数日経ったある日 鎮守府で大きな事件が起こった
92 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/24(水) 00:26:34.68 ID:OCvMcPk30
今日はここまでです

実はと言うと オリョクルはやってないです(よほど何かない限り)
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/24(水) 00:56:30.86 ID:ns7SDtRr0
しかしこういうの見てると艦娘って軍人という括りで見るのもまた違うんやなって。
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/28(日) 11:48:32.75 ID:SNHvmmq2o
軍人っていうか本来は兵器だからなあ
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/28(日) 16:06:45.46 ID:Ui6IOtydO
兵器というか道具だって大事に使わないとすぐ使い物にならなくなるんだけどなぁ
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/28(日) 19:20:32.96 ID:FJg1UJFR0
生まれた時点で有る程度の知識と肉体は出来てるけど実質0歳だしな。
駆逐っ子とか精神的に成熟出来てるとも思えんし
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/28(日) 20:02:35.10 ID:Q8jJmgzqo
その辺の設定はSSによりけり
98 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/28(日) 23:47:39.22 ID:vVzBA1dR0
―――――数日後 執務室

古鷹「ただいま帰還いたしました・・」

元帥「うむ、早速だがこの書類の手続きを朝までにやってほしい」ドサッ

古鷹「・・・はい」

元帥「頼むぞ 私が指揮を執っている限り失態は許されない」

古鷹「・・・・わかりました」

元帥(ふん・・日が経つにつれてへたれおって・・兵器のくせに・・)

元帥(・・ん?あれは・・)

元帥「・・・少し気が変わった。共に工廠へ行こう」

古鷹「え・・?あ、はい・・」
99 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/28(日) 23:55:53.50 ID:vVzBA1dR0
――――工廠

明石「ひっ!?げ、元帥!」

元帥「改修はどうだ?戦力を充実するには確実な改修が必要だからな」

元帥「失敗をしたら・・・分かっているな?」

明石「は、はい・・」

古鷹「あの・・・明石さんもお疲れのようですので失敗もあると思います・・」

元帥「出撃もしない工作艦に疲れなどあるわけがないだろう!そして君をここに連れてきたのはこうするだめだ」ガシッ

古鷹「い、いや!離してください!!」

明石(え・・・?そっちは・・!)
100 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/28(日) 23:57:55.55 ID:vVzBA1dR0
元帥「よし、これならいけそうだな」

古鷹「あの・・・何をなさるのですか?」

元帥「決まってるだろう、こうするのだよ」グッ

古鷹「や、やめてください!この指輪だけは・・!」

元帥「こんなものがあるから提督の事をまだ思い続けてるのだろう?それは無駄なことなのだよ!」

元帥「だからこの指輪を捨てれば あの提督のことなど忘れるに違いない」

古鷹「いや!絶対に嫌!」

元帥「暴れるな!抵抗するのなら電撃を流すぞ!」パシン

古鷹「っ・・」

元帥「綺麗な指輪だな、しかしそれも今日でお別れだ」ヒュッ

古鷹(て・・・提督・・・)
101 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/29(月) 00:06:44.23 ID:bsFqQfCd0
――――数年前

古鷹「提督!古鷹をお呼びでしょうか?」

提督「やぁ。今日は話があって呼んだんだよ」

古鷹「話とは何でしょうか?」

提督「えっと・・・いつもみんなをまとめてくれたり、旗艦を務めてくれたり・・ありがとう」

提督「優しくて、気配りもできて・・いつも手伝ってくれて・・その・・」

古鷹「・・・?」

提督「だから・・・んー・・どういえばいいんだろう?」

古鷹「提督・・・?」

提督「あああもう!ずっと僕の隣にいてください!」スッ
102 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/29(月) 00:11:48.54 ID:bsFqQfCd0
古鷹「え・・・?これって・・」

提督「"ケッコン指輪"だよ。君に渡そうと思って呼んだんだ」

古鷹「わ、私なんかでいいんですか?」

提督「勿論だよ。僕は君の事を一番信頼しているんだ」

提督「だから・・貰ってくれないかな?」

古鷹「・・・・はい!私、嬉しいです!」

提督「じゃあ改めて・・・これからもよろしくお願いします」

古鷹「ふふっ、こちらこそよろしくお願いします」
103 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/29(月) 00:18:51.27 ID:bsFqQfCd0
古鷹(他の艦娘がいる中で私を一番信頼してくれていた提督・・)

古鷹(その信頼の証として貰った指輪)

古鷹(いつも離さず、綺麗にしていた指輪)

古鷹(提督との固い絆を誓い合った大切な指輪)

古鷹(今までたくさんの思いでが・・一瞬にして消え去った)

古鷹(そう・・溶鉱炉に投げ込まれた指輪のように・・)


古鷹「いやあああああああああああああああああああ!!!!」
104 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/29(月) 00:22:13.82 ID:bsFqQfCd0
明石「そ、そんな・・酷い・・・」

元帥「はははっ!良かったじゃないか!指輪が資源の代わりになっただろう!」

元帥「もっとも・・・ほんの少しだけだがな」

古鷹「あ・・・あぁ・・・!」

元帥「さて、私はそろそろ帰るとしよう。あの男なんか忘れてさっさと書類の手続きをするんだな」スタスタ


古鷹「・・・・・・・」

明石「古鷹さん・・・!しっかりして・・・!」

古鷹「・・・・・・・」
105 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/29(月) 00:24:49.94 ID:bsFqQfCd0
―――――駆逐寮 ラウンジ

ガチャ

嵐「おう・・帰って来たぜ・・」

陽炎「・・・お疲れ」

江風「・・・・お疲れさん」

嵐「・・・・あのさ。古鷹さんが司令に貰った指輪、あの元帥の手で溶鉱炉に捨てられたんだってよ」

江風「そうかよ・・」

時雨「・・・・・・」

松風「・・・・・・」

磯風「・・・・・・」
106 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/29(月) 00:30:00.02 ID:bsFqQfCd0
嵐「・・・・お前ら悔しくねぇのかよ!古鷹さんが大事にしてた指輪、捨てられたんだぞ!」

嵐「そんな簡単にあっそうとかよく言ってられるよな!」

野分「嵐、今は夜なんだから静かに・・」

嵐「なんだよ!?お前もそう思ってるのかよ!?」

野分「そ、そんなわけじゃないですけど・・」

江風「怒鳴るなよ、遠征に響くぞ」

嵐「・・・へっ!改白露型も所詮ただの木偶の坊ってことかよ!情けねぇな!」

磯風「よせ!嵐!」
107 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/29(月) 00:32:41.86 ID:bsFqQfCd0
江風「あぁ?・・・・お前今何つった!?」

天霧「お、お前らやめろ!」

初月「喧嘩はよせ!」

陽炎「いい加減にしなさい!嵐!」

白露「江風!静かにしなさいよ!」

嵐「・・・・」

江風「・・・・」

松風「全く・・どうして頭の悪い人はそう煽り合って喧嘩するのかな・・?頭が痛くなるよ・・」

江風「てめぇ・・・!」

天霧「だからやめろっての!」

嵐「松風・・!お前はどうなんだよ!?」
108 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/29(月) 00:35:46.40 ID:bsFqQfCd0
松風「僕だってしたいさ!けど・・何もできないのが辛いんだよ!そういう君は何かあるのかい?!」

嵐「そ、それは・・・」

松風「・・・ないんだよね?そんな簡単に言わないでよ・・全く・・」

嵐「・・・・」

天霧「嵐、あたし達だってこの状況をどうにかしたいさ。でも、今はどうすることもできない」

天霧「何か起こらない限りは・・」

嵐「・・・・ちくしょう!」

時雨「・・・今日はもう休もう。余計に体力を使うと遠征に影響が出て迷惑がかかるよ・・」

江風「・・・ああ」


護衛B(みんな・・・どうにかしたいと思っているのか・・・)

ブーブー

護衛B「・・・・もしもし」

護衛B「!? ・・・わかった みんなに伝えるよ」
109 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/01/29(月) 00:38:41.94 ID:bsFqQfCd0
今日はここまでです
また日を開けて投稿していきたいと思います
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 01:03:03.00 ID:P+y6tag60
この手の話は間開けるとろくな事にならんぞ
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 01:03:50.82 ID:N4cRpupP0
おつ
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/30(火) 02:15:25.34 ID:EEsUzzm80
急かす気は無いけど確かに、ゲス野郎が長期間好き勝手やるss長ーくしてると最後のオチ綺麗でも
長くストレス溜められたっていうのであまり好評価もらわないssよく見るなぁ。気持ち分からんでもないが
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/01(木) 20:04:56.79 ID:PC1+OOuR0
誰かーシエテ連れてきてー
114 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/01(木) 23:58:58.94 ID:vo3tGJzT0
――――翌日 監禁部屋

護衛D「・・・・・」キョロキョロ

護衛D「・・・・・」コクッ

護衛A「よし・・・」

護衛A「待たせて悪ぃな、今助けてやるからな・・・フンッ!」ガチャン

護衛D「手錠は切れたか?」

護衛A「ああ・・・くそっ・・!こんなに弱っちまって・・」

護衛D「悔やんでも仕方ない、今はその艦娘を仲間の元へ連れていくべきだ」

護衛A「おう・・」
115 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/02(金) 00:03:26.21 ID:MbIpBQ/50
護衛C「頼む!俺たちは話をしたいだけなんだ!」

時雨「そんなこと言って・・どうせ何か企んでるんだよね?」

護衛B「違う!そうじゃないんだ!」

時雨「・・・・君たちはあの元帥の護衛だから警戒しているんだ・・猶更断るよ」

護衛B「・・・・・」

護衛A「おい、どうした?」

護衛B「あ!連れ出せたんだね!」

時雨「!! 時津風じゃないか!」

護衛A「ああ、元帥がこいつをお前たちの好きにしろって言われたから助けてやったんだ」

護衛A「どこか横になれるところに案内してくれねぇか?」
116 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/02(金) 00:07:18.10 ID:MbIpBQ/50
時雨「・・・だったら僕が連れていくよ、時津風を返して」

護衛B「・・・待って。取引をしない?」

護衛B「君たちが僕たちの話を聞いてくれるのならこの娘を君たちの元へ返す」

護衛B「聞いてくれないのなら僕たちの方で預かる・・・どうかな?」

護衛A「お、おい!」

時雨「・・・・・」

護衛B「・・・・・」

時雨「わかったよ、話を聞くだけだからね。下手な真似をしたら・・・分かってるよね?」

護衛B「・・・もちろん分かってる」

時雨「いいよ、駆逐寮のラウンジで話をしようか」
117 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/02(金) 00:15:37.29 ID:MbIpBQ/50
――――駆逐寮 ラウンジ

江風「姉貴!何だよ後ろの奴らは!勝手に入れるんじゃねぇよ!」

嵐「何しに来やがった!てめぇら!」

時雨「待ってよ、とりあえず時津風を寝かせてあげたいんだ」

天津風「時津・・風・・?時津風!」

護衛A「どこか横になれるところはあるか?」

陽炎「ソファーに寝かせましょ・・・こんなに弱っちゃって・・・」

嵐「どうしてお前らが時津風を抱えて来たんだよ!?」

時雨「・・・この人たちが時津風を監禁部屋から連れ出したんだ。僕たちの所へ連れていくために」

時雨「それと、話をしたいんだって」

天霧「話・・?」
118 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/02(金) 00:19:23.06 ID:MbIpBQ/50
護衛B「うん、単刀直入に言うとね」

護衛B「・・・・ここの鎮守府からあの元帥を追い出そうと思うんだ」

嵐「あぁ?何言ってんだ?お前ら元帥の護衛だろ?どういうことだよ?」

護衛A「どういうことだよとか言われても・・・そのまんまの意味だよ」

護衛B「ある人物達と協力し合って、元帥の情報をかき集めているんだ」

護衛B「あの提督もその一人だった」

春雨「司令官が・・?」

護衛B「そう、一人で元帥の資料とか漁ってるのを見て協力をお願いしたんだ」
119 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/02(金) 00:25:11.48 ID:MbIpBQ/50
江風「・・・待てよ。じゃあ提督が大怪我してたのは何なんだよ!?」

江風「お前らが暴力したんじゃねぇのかよ?!」

護衛B「い、いや・・!それは・・!」

江風「姉貴!やっぱり今すぐ追い返そうぜ!こんな奴らの話なんて信用できねぇ!」

護衛C「おい待て!違うつってんだろ!」

江風「何が元帥を追い出すだ!提督をあんなにまで怪我させやがって!」

江風「それで・・・提督がいなくなって・・・時津風や古鷹さん・・みんなを酷い目に合わせたのもお前らなんだぞ!」

江風「今更追い出すとか言っても―――」


護衛B「そうじゃないんだよ!」

江風「っ・・!」
120 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/02(金) 00:38:23.69 ID:MbIpBQ/50
護衛B「僕たちだって・・・君たちが苦しい思いをしているのを見るのも辛いんだ・・!」

護衛B「それも今回だけじゃない・・・!何回もあった・・!」

時雨「何回も・・?過去にもあったってこと?」

護衛D「そうだ・・元帥がここに来る前にいくつかの鎮守府に視察に来たのだ」

護衛D「それも今回と同じ内容でな・・・!」

護衛A「その時だって提督がいなくなってから艦娘も日に日に元気も無くなってしまい、無気力状態になるやつも多かった」

護衛A「そうなったら・・・鎮守府は終わりだ・・」

江風「・・・・・・」

護衛B「だから・・!ここにいた提督を見て終わらせたいと思ったんだ!」

松風「一ついいかな?・・・・今までの司令官は元帥に逆らえず死んだってことかい?」
121 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/02(金) 00:40:11.41 ID:MbIpBQ/50
護衛C「あぁ、新しい鎮守府に案内させると騙されて遠くの無人島に放置されちまうんだ」

護衛C「行方不明扱いにもできるし・・数日経てば餓死にもできるしな」

磯風「なるほど・・ここにいた司令だけが唯一反抗したから協力を仰いだという訳か・・」

護衛B「・・・・・・そういうことだよ。あの怪我も・・提督自ら付けたものなんだ」

江風「はぁ?!」

護衛A「あの時、話し合おうと言ったけどよ・・その後木にぶつかったり階段から落ちたりして怪我したんだ」

護衛A「俺達が元帥の命令に従ったように見せかけるようにな」

時雨「じゃあ、君たちは提督に暴行しろって命令されてたの?」

護衛D「ああ。元帥が鎮守府に来た時に無傷だと俺たちが怪しまれる可能性も高いからな」
122 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/02(金) 00:41:45.32 ID:MbIpBQ/50
護衛B「・・・・ごめん急に怒鳴って。それで一つ聞きたいことがあるんだ」

護衛B「提督が僕たちに残した言葉についてなんだ」

天霧「提督が残した言葉って・・?」

護衛B「いざとなったら"箱の中に隠してあるから"ってね」

時雨「箱の中・・・」

嵐「どういうことだ?」

長波「そんな箱あったか?」

初月「いや、見たことは・・」


時津風「・・・・しれーがよく食べてるお菓子を入れてる箱の中だよ」
123 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/02(金) 00:43:17.42 ID:MbIpBQ/50
天津風「時津風!大丈夫なの?!」

時津風「うん。あのね、執務中によく持ってくる箱があるんだ」

時津風「もしかしたらそれかも知れない」

護衛C「そんなところに・・・」

時雨「時津風、その箱がどこにあるのか知らないかい?」

時津風「たしか・・しれーの私室にあったはずだよ」

護衛A「その部屋にあるってわけだな・・」

松風「行けるとしたら・・・深夜の時間帯だね」

皐月「じゃあ早速次の日の深夜の時間帯で侵入しようよ。今日はもう眠たいよ・・」

護衛B「ごめん・・急に話をしたいだなんて言って・・」
124 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/02(金) 00:44:15.97 ID:MbIpBQ/50
江風「・・・・・」

時雨「江風、こうなったらあの人たちと協力し合うしかないよ」

江風「・・・・わかったよ。何て言うか・・江風も勝手な判断しちまったかなって・・」

時雨「・・・・気持ちは分かるさ。今日はもう寝よう」

江風「わかった・・」


―――――???

――――タカ・・・ふるたか・・古鷹!

古鷹「!?」ガバッ
125 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/02(金) 00:45:22.38 ID:MbIpBQ/50
今日はここまでです
間を開けると言いましたが余裕ができてきたので更新ペースを早くしたいと思います
(イベントが始まったら遅くなりそうだけど)
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/02(金) 08:49:51.92 ID:UyHd5ln20
おつ
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/02(金) 09:40:56.97 ID:ycFEcQtQo
ならイベントが始まるまでに書きだめておけばいいじゃない
128 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/04(日) 22:10:19.31 ID:jxrMA9Qj0
提督「どうしたの?執務中に居眠りなんかして」

古鷹「あっ・・えっと・・げ、元帥は!?」

提督「元帥?いや・・ここには来てないけど・・」

古鷹「え・・・そうなんですか?」

提督「古鷹・・・ずいぶんと長い夢を見てたんだね」

古鷹「ご、ごめんなさい・・」

提督「ははっ、疲れているんじゃないかな。少し休憩でもしたら?」

古鷹「は、はい!そうします!」

古鷹(・・・長い夢だったのかな。でもまた提督が戻ってきてくれて・・)
129 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/04(日) 22:17:12.99 ID:jxrMA9Qj0
提督「・・・あれ?古鷹、指輪がないけどどうしたの?」

古鷹「あっ・・!あれ?!どうして!?」

元帥「そいつは君がいなくなったから指輪を海に投げ捨てたのだ」

提督「え・・そうなのかい・・・?」

古鷹「ち・・違います!」

元帥「違うじゃないだろう、思いっきり投げてたじゃないか」

古鷹「私はそんなことしてません!提督!信じてください!」

提督「・・・・そっか。そうなんだね・・・残念だよ・・・信頼していたのに・・」

提督「君とは"もうお別れだ"」トン

古鷹「えっ・・・」ドサッ

提督「さようなら」バタン


古鷹「違うんです!待ってください提督!提督!!」
130 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/04(日) 22:22:52.55 ID:jxrMA9Qj0
―――――古鷹型の部屋

古鷹「!」バッ

古鷹「・・・・夢?」

古鷹「指輪がない・・」

古鷹「い、いや・・・嫌あああああああ!!」

加古「古鷹!?どうした?!」

古鷹「嫌ああああああああああ!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」ガタガタ

ガチャ

青葉「どうしたんですか!?」

加古「わからないけど、古鷹が急に怯えだして・・」

衣笠「大丈夫よ!よしよし・・私たちがいるから大丈夫・・・」ナデナデ
131 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/04(日) 22:27:10.81 ID:jxrMA9Qj0
プリンツ「悲鳴が聞こえたけどどうかしたの?!」

足柄「古鷹が怯えてるけど・・・」

加古「大丈夫、ただ怖い夢を見ただけだって」

羽黒「でも・・・怯え方が・・・」

鈴谷「あれだけ辛いことがあったらそうなるじゃん・・・」

衣笠「・・・ねぇ。私たちもここで寝て良いかな?」

加古「・・・良いよ」

足柄「じゃあ私達も一緒に寝ようかしら」

プリンツ「大勢の方が何かあった時に対応できるしね!」

羽黒「お邪魔じゃないんでしょうか・・?」

鈴谷「そんなこと気にしちゃ駄目だって!ほら!」

加古(・・・古鷹・・大丈夫だよ・・何かあったらあたしが・・・!)

古鷹「・・・・・・」ガタガタ
132 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/04(日) 22:39:07.13 ID:jxrMA9Qj0
――――深夜 提督の私室

ガチャ

松風「・・・・」ソー

松風「・・・・どうやら元帥はいないみたいだね」

天霧「ああ、護衛達の言ってたことは本当だったな」

皐月「時津風が言うには司令官がよく持ってくる箱だったよね?」

野分「それがどこにあるかですね。司令が事前に隠してるに違いないですし」

松風「よし、じゃあ部屋に入って探そうか」

数分後...

皐月「あった!額縁をかけている裏に隠してあったよ!」

天霧「こんなとこに隠せるスペースがあったんだな・・」

野分「よいしょっと・・では、すぐにラウンジへ戻りましょう」
133 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/04(日) 22:42:54.24 ID:jxrMA9Qj0
―――――駆逐寮 ラウンジ

護衛A「よぉ!調子はどうだ?また飯、持ってきてやったぜ」

時津風「ありがとう、それとごめんなさい・・・」

時津風「今まで持ってきてくれてたのに・・・食べなくて・・」

護衛A「もう気にすんな。お前が起きれただけでも安心したぜ」

嵐「松風達遅ぇな・・司令の部屋は鍵がかかってるって聞いたけど・・・」

松風「みんな待たせたね」ガチャ

時雨「松風、部屋は開けれたのかい?」

松風「もちろんさ。これのおかげでね」

護衛B「キ、キーピック・・」

護衛C「どこで覚えたんだよ・・」
134 : ◆Lsw27IvP02kT [saga]:2018/02/04(日) 22:46:24.86 ID:jxrMA9Qj0
皐月「それと、司令官が言ってた箱!持ってきたよ!」

護衛D「この中に提督は何を隠してたのか・・」

天霧「開けるぞ。・・・菓子の空箱ばっかじゃねーか・・」

野分「ちょっと待ってください・・。あ!書類がありました!」

時雨「何が入ってるの?」

野分「えっと・・・あの元帥の資料ですね。本名や経歴が書いてあります」

護衛B「名前が分かれば大丈夫だよ。それを今から情報屋の人に渡すんだ」

護衛C「なら、俺が行ってやるよ」

護衛B「うん、約束のポイントにいるはずだから」
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