提督「駆逐艦とのあいさつをやめたい」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2018/02/07(水) 05:09:08.21 ID:qx7CgI3K0
響「司令官、ちょっと頼みたいことがあるんだけどいいかな?」

提督「ん?どうしたんだ……雷たちも一緒になって」

雷「司令官も出来る様になった方が良いと思ったのよ」ジャナイ!

提督「俺が?なんだなんだ?」

響「ほら、日本だと常識だと思われている事が海外では非常識だなんてよくある事らしいじゃないか」

提督「ん?話が見えんのだが……」

電「そ、その、最近海外艦の方たちも増えてきたので、その為の練習をしたいと思ったのです」

提督「ああ、なるほど。それで響の事につながるわけか」

雷「そうなの!だから皆で一緒に勉強しようってことになったのよ」

暁「//////」

提督「うん、いいんじゃないか?」

電「なのです///」

提督「それで、何をするつもりなんだ?」

響「うん、まずは基本的な挨拶からしようと思うんだけど、いいかい?」

提督「ああ、礼とかおじぎってのは外国人からすると結構奇妙な行動に見えるらしいな」

響「そうだね。だから違和感を与えない様にこれから外国式の挨拶に変えていこうと思うんだ」

提督「うん、それはいい考えだな。是非やろう」

暁「//////うにゅう……//////」

提督「ん?暁、さっきからずいぶん静かだがどうしたんだ?」

暁「なっなんでもないわよっ///」

提督「そうか?まあ、何でもないならいいんだが……」

雷「じゃあ挨拶の練習を私たちとするって事でいいのよね」

提督「ああ、それでどうすれば……んぐっ」

響「んんっ」ズキュ〜ン

電「はわわっ!!」

暁「ふにゃーー!」

雷「あっ、ズルい!私も!」ぐいっ

提督「…………え?え……もがっ」

雷「ちゅ〜〜///」

暁「レレレ、レディがそんなことするなんてはしたないわ!」プイッ

提督「ぷはっ!!///というかなんで急にこんな事を!?///」

響「それはさっき司令官がいいと言ったからだよ」

提督「挨拶はいいと言ったのであって、キスしていいと言ってない」

電「でも外国の挨拶はキスをするものだって聞いたのです」

雷「だから舌を入れなかったのよ」

提督「〜〜!そんな問題じゃない!」

響「もしかして、私たちとキスするのは嫌だったかい?」

暁「えぇっ……」

提督「いや、まったくをもってそんなことはないが……」

雷「ならいいじゃない!」

提督「うむ、そうだな……ってそんなわけあるか!」

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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2018/02/07(水) 05:10:15.21 ID:qx7CgI3K0
響「なら何が不満なんだい?」

提督「不満というよりもだな……。私もよくは知らないのだが、少なくとも挨拶のキスは口にするものじゃない」

六駆『ええ〜〜〜……』

提督「頬に軽く口付けるんだそうだ」

響「……ちょっとよく分からないから……司令官、やってみてくれないかな」

提督「は?」

雷「そうね!それが一番いいわ!」

提督「いやいやいやいや、そんなわけないだろ!」

電「い、電も分からないのでやって欲しいのです」ぎゅっ

提督「電はおもいっきり目をつぶってるじゃないか!見るつもりないだろ!分かってるだろ!」

暁「あ、暁はレディだもの……」

提督「暁……」

暁「だからそんなの……大丈夫……だもの……」ふるふる

提督「……はぁっ……」

提督「仕方ない、一度だけだぞ……」

雷「やったわ!」

提督「ほら、暁」

暁「ふぇっ!?」

提督「……ちゅっ」

暁「//////」

電「はわわぁ〜」

響「うん、良いね」

雷「じゃあ次は私ね」

提督「はい?」

響「じゃあその次は私だね」

電「電は最後なのです」

提督「いやいや、一度だけって言っただろ?」

響「みんなに」

雷「一度でしょ?」

電「なのです」

暁「はぇぇ……///」ほわわ〜ん

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2018/02/07(水) 05:11:06.12 ID:qx7CgI3K0
提督「ま、待て。俺は……」

響「だとしても電にはキスをしてあげるべきじゃないかな」

雷「そうよ、一人だけのけものはかわいそうじゃない!」

電「くすんくすんなのです」

暁「司令官と……うふっ///」

提督「〜〜〜!」

提督「電だけだからな!」

電「は、はいなのです!どうぞなのです!」ぷるぷる

提督「//////」

提督「い……いくぞ///」

電「は、はいなのです!」

提督「//////」すっ

響「電、ちょっと左を向いて」

電「はい?」

提督「んぐっ」ちゅっ

電「んっ///」

雷「あっとーテガスベッタワー」ぎゅっ

提督「んっ、ふむっ…………何するんだ!」がばっ

電「ふぁあ〜……」ぽわ〜

雷「何って?」

提督「約束と違うだろう!口と口では……」

響「いやいや、何のことかな?今のはたまたま私が電を呼んだことによる事故だよ、事故」

提督「そこは百歩譲ってその通りだとしてもだ!雷は俺の頭を抑えただろうが!」

雷「そんなことないわ!私は事故を止めようとして司令官の頭を電から引きはがそうとしたのよ!」

提督「思いっきり押さえつけてただろうが!」

響「そんな事はない。司令官が動こうとした方向とはたまたま逆の方向に引っ張ってしまっただけさ」

提督「んな都合のいいことがあってたまるか!」

雷「ひどい……!私たちが嘘をついてるって言うの?」じわっ

提督「い、いや……それは……」

響「そうとしか聞こえないよ……そうか……私たちの信頼はその程度だったんだね……」ぽろっ

提督「あのな、だがな……その〜俺はそう感じただけっていうかな?」

雷「ごめんなさい……司令官……ひっく……私たちが悪いのね……」

響「ああ、雷……仕方ないのさ。私たちが悪いんだよ……司令官の信頼を勝ち得なかった私たちがね……」ぽろぽろ

提督「してるって、信頼!俺はお前たちの事を一番信頼してるって!だから泣くな……」

雷「無理……しなくていいのよ?」ニコッ

響「現実に深く傷つけられたとしても、私たちは大丈夫さ」にこり

提督「無理してないって!」

雷「優しい……嘘ね」

響「ああ、司令官は優しいから私たちを傷つけない様に想ってくれてるのさ……だから、うん、大丈夫だよ」

提督「嘘じゃないから、な?な?」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2018/02/07(水) 05:11:35.34 ID:qx7CgI3K0
響「……そうかい?なら証拠を見せて欲しいな」

提督「……キスは駄目だからな」

雷「ぶー」

響「雷、大丈夫だよ」

響「そうだね……なら司令官には私たちを受け入れて欲しい、かな」

提督「ぐ、具体的には何をすればいいんだよ」

響「簡単だよ」ふわっ

提督「っとと……」ぎゅむっ

響「ふふっ、司令官は大きいね」

提督「なんだ……ハグしてほしかったのか」

響「受け入れてくれるかな?」

提督「ああ、まあ、そのくらいなら構わないさ」

響「本当に?」

提督「本当に」

響「絶対の絶対?」

提督「ああ、絶対だ」

響「変えたりしない?」

提督「……なんかやけに念を押してくるな……」

響「いいから、誓って!」

提督「……ああ、誓うよ」

響「なら私たちの挨拶はキスだから受け入れてね」

提督「ああ……ってはぁぁっ!?ハグじゃないのかよ!?」

響「それは司令官が勝手に勘違いしたことだよ。私は、私たちを受け入れてとしか言ってない」

提督「……詐欺だ」

響「違うよ」

響「私たちの愛は本物さ」
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