志保「千早さんの誕生日を祝いたい?」静香「ええ」

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1 : ◆0NR3cF8wDM [saga]:2018/02/25(日) 00:21:20.48 ID:jQOZRojO0

※ 千早、静香、志保、桃子、紬がユニットを組んでいます


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2 : ◆0NR3cF8wDM [saga]:2018/02/25(日) 00:22:26.50 ID:jQOZRojO0
志保「いいんじゃない?」

静香「……」

志保「……」

静香「……え、それだけ?」

志保「? だから、千早さんの誕生日を祝いたいんでしょ?」

静香「ええ」

志保「お祝いすればいいじゃない。わざわざ私に言うこともないと思うけど」

静香「……はぁ」

志保「なによ」

静香「それだから志保はとっつきにくいとか怖いとか無愛想とか言われるのよ」

志保「は?」

静香「こういう話題を振るのは、志保にも一緒に考えて欲しいからでしょう?」

志保「……はぁ。だったら、初めからそう言いなさいよ」

静香「……相変わらずめんどくさい子ね」

志保「…………あら、自己紹介?」

静香「は?」

志保「なに?」
3 : ◆0NR3cF8wDM [saga]:2018/02/25(日) 00:23:45.30 ID:jQOZRojO0


コンコンコン ガシャ


桃子「おはよう、って、静香さん志保さんどうしたの?」

紬「おはようございます……ふふ、じっと見つめ合って、やはりお二人は仲がよろしいのですね」

静香志保「「はぁ!?」」

紬「ひぅ……ご、ごめんなさい」

桃子「ほらほら、二人とも、紬さんを脅かさないの。それに、紬さんも、いい加減慣れなきゃダメだよ?」

紬「が、頑張ります」

静香「だって志保が……」

桃子「……静香さん?」

静香「うっ……ごめんなさい」

志保「……くす」

静香「……(イラっ)」

桃子「もう! 志保さん?」

志保「……悪かったわ」

紬「すごい、桃子さん……」

桃子「ふふん。桃子、みんなの先輩だからね。千早さんがいない時は、桃子がみんなの面倒を見るんだよ!」

静香(かわいい)
志保(かわいい)
紬(すごい)
4 : ◆0NR3cF8wDM [saga]:2018/02/25(日) 00:24:38.12 ID:jQOZRojO0

桃子「こほん。それで、二人とも、どうかしたの?」

静香「えーと、その、もうすぐ千早さんの誕生日じゃない? 私たちで何かお祝いしたいなって思ったの」

桃子「なるほどね。それで何でにらみ合いになるのかは分からないけど……いいと思う、桃子は賛成だよ。紬さんは?」

紬「はい。千早さんにはいつもお世話になっていますし、私もみなさんと一緒にお祝いできれば、と思います」

志保(……静香ったら、私の時も最初からそう言えばいいのに)

紬「? あの、志保さんは反対なのですか……?」

志保「……もちろん私も賛成です。……ただ、少し、理不尽なものを感じて」

紬「理不尽、ですか?」

志保「……いえ、言ってもしょうがないことなので、気にしないで下さい」


静香「うん。それじゃあ、お祝いするのは決定として……まずは、プレゼントを何にするか、よね?」

志保「そうね。そこを固めないと始まらないわ」

紬「プレゼント……どのような物を贈れば、千早さんに喜んで頂けるのでしょうか……?」

桃子「多分、千早さんは桃子たちが何をプレゼントしても喜んでくれると思うけど……」

静香「……確かに」
5 : ◆0NR3cF8wDM [saga]:2018/02/25(日) 00:30:27.15 ID:jQOZRojO0

桃子「うーん、例えば静香さん、実は今桃子たちからサプライズでプレゼントがあるとして、何だったら嬉しい?」

静香「わ、私? えーと……そうね……大き目の麺台と麺棒、あ、あとそろそろちゃんとしたこね鉢が欲しいかなって…………えっ!? もしかして、私に内緒で!?」

志保「はぁ、そんなわけないでしょう。そもそもそんなの贈られて喜ぶのはあなたぐらいよ」

静香「そんなのとは何よ!? あれ、結構高いんだからね!?」

紬(静香さん、値段を知っているということは、買おうとしたことがあるということでしょうか……?)

6 : ◆0NR3cF8wDM [saga]:2018/02/25(日) 00:31:14.40 ID:jQOZRojO0

志保「高い安いは置いても、例として特殊過ぎるわ」

静香「うぐ、じゃ、じゃあ志保だったら何が欲しいのよ」

志保「私? ……………………絵本、とか」

静香「……くす」

志保「な、何よ」

静香「別に? 子供っぽいとか思ってないわよ?」

志保「い、今は大人向けの絵本もあるんだから」

静香「へー」

志保「……(イラっ)」

桃子「はいはいはい、二人が仲良しなのは分かってるから、話を進めるよ」

静香志保「「仲良しじゃない!」」

紬(……相変わらず息がぴったりなのですね。……ちょっと、羨ましい)

桃子「……相変わらず息がぴったりなんだから」

紬(!?)

静香「う……」

志保「くっ……」
7 : ◆0NR3cF8wDM [saga]:2018/02/25(日) 00:31:58.40 ID:jQOZRojO0

紬「あ、あの、桃子さんでしたら、どういった贈り物が……?」

桃子「桃子? うーん………………みんな、笑わない?」

紬「はい」

静香「ええ」

志保「よほど変なものでなければ、ね」

桃子「………………ぬいぐるみ。……その、前にみんなとお兄ちゃんから貰ったクマくんに、家族を作ってあげたいから……」

静香(かわいい)
志保(かわいい)
紬(……なるほど。覚えておきましょう)
8 : ◆0NR3cF8wDM [saga]:2018/02/25(日) 00:33:13.11 ID:jQOZRojO0

桃子「……そ、それで、紬さんはどんなプレゼントがいいの?」

紬「わ、私ですか? そうですね……今、パッと思い浮かんだのは、水引細工でしょうか」

静香「水引細工……ですか?」

紬「あ、その、私が髪につけているこの飾りなのですが……それほど高いものでもありませんし、簡単なものでしたら手作りすることもできますので、もし頂けたのなら嬉しいかな、と……」

静香志保桃子「それです(だよ)!」

紬「ふぇ?」
9 : ◆0NR3cF8wDM [saga]:2018/02/25(日) 00:33:49.36 ID:jQOZRojO0


  ――――――――
  ――――――――



千早「ふぅ。今日はこの辺りにしましょうか。みんな、お疲れ様」

静香「お疲れ様です!」

志保「ありがとうございました」

桃子「お疲れ様!」

紬「みなさん、今日もありがとうございました」

千早「……まだ時間も早いことだし、みんなが良かったら、またどこかに寄って行く?」

静香「は、はい! 是非……」

志保「(ちょっと! 静香、この後は……)」ヒソ

静香「(あっ……そ、そうよね)ご、ごめんなさい、千早さん。私、この後用事があって……」

志保「私も、弟のお迎えがありますので」

桃子「ごめんね、千早さん。桃子もちょっと行かなきゃいけないところがあるの」

紬「わ、私も……え、と、その、そ、そう! 家に帰って金魚のお世話を……」

静香志保桃子(……そ、それはちょっと無理が……)
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