【安価】真姫「んー…75点ね」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 22:40:51.22 ID:0Lz7smie0
皆さんどうもこんにちは。私は音ノ木坂高校に通う一年生の、西木野真姫です。

実はμ’sの皆んなで料理対決をする事になったの。
それで何故かわからないけど私が審査員を務めて、トーナメント形式で一番美味しい料理を決めようって事になったわ。

全く…まあ私を審査員に選んだからにはしっかりと美味しい料理を作ってもらうわ。

辛口評価で行くから覚悟しなさい!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1519911650
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 22:49:36.01 ID:0Lz7smie0
どうやらトーナメントの組み合わせをきめるみたいね。

穂乃果「で、組み合わせの決め方だけど…普通にくじでいいよね?」

8人「賛成!」

海未「それでは今から1〜8の数字のくじを用意します。それに割り振られた人達同士で対決という訳ですね」

〜10分後〜

みんなが引き終わったみたい。どうやら抽選結果は私が発表するらしいわね。

真姫「それじゃあ発表するわね」

…皆んなの目線が私に集まる。
そんな真剣な目で見ないでよ恥ずかしい。
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 22:57:37.78 ID:0Lz7smie0
真姫「第1試合。ことりvs.希!」

ことり「希ちゃんが相手か〜緊張しちゃうな」

希「にしし、ウチは一人暮らしで自炊もしてるから手強いで〜?」

真姫「第2試合。凛vs.にこ!」

凛「にこちゃんが相手?余裕だにゃwww」

にこ「ぶっとばすわよ!」

真姫「第3試合。穂乃果vs.花陽!」

穂乃果「は、花陽ちゃんか〜手強いね」

花陽「本気で行きますっ!」

真姫「そして残る第4試合は、海未vs.絵里ね」

海未「宜しくお願いします」

絵里「ええ、こちらこそよろしくね」

真姫「それでは早速だけど第1試合始めるわ」

希「ええ!もう?ウチなんも決めてないんやけど!」

ことり「急すぎるよぉ」

真姫「安心しなさい。私の力で材料はメジャーなものからコアなものまでなんでも揃ってるわ」


こうしてμ’sお料理大会が始まった
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 23:01:16.88 ID:0Lz7smie0
第1試合 ことりvs.希

ことりの作った料理>>5

希の作った料理>>6

料理はなんでもいいですが、料理シーンはほぼカットでお送りします
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/01(木) 23:01:54.00 ID:K/jv/gyrO
チーズ鍋
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/01(木) 23:02:04.57 ID:X72ey5vtO
チーズケーキ鍋
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/01(木) 23:04:45.47 ID:0Lz7smie0

かぶっちゃったので希の作った料理

>>安価下
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/01(木) 23:05:42.90 ID:LY1RJPyPO
チーズ鍋とチーズケーキ鍋は違うような…

もつ煮込み
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/01(木) 23:06:04.54 ID:X72ey5vtO
オムライス
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 23:26:29.31 ID:0Lz7smie0
…家庭科室の中にいい匂いが立ち込める。
これはチーズかしら?

ことり「じゃあ先に私から料理出すね♪」

真姫「…これは?」

目の前に蓋が付いている土鍋が置かれている…隙間から立ち込める湯気…チーズの匂いはここから出ていたのね

ことり「ふふ、開けて見て!」

真姫「ええ」

蓋をあけると同時に外に出るのを今か今かと待ち望んでいたかの様に湯気と共に食欲をそそられる匂いが立ち込めた。

ことり「チーズ鍋だよ♪」

なるほど、チーズ鍋…なかなか悪くない品ね。

真姫「美味しそうね…頂くわ」

ことり「召し上がれ♪」

まずは具材を避けてスープから飲んでみる。…スープはコンソメかしら。琥珀に輝くスープに蓮華を沈める。

真姫「熱そうね」

そう一言言い放ち口へと運ぶ。
…?!美味しいわ!コンソメかと思っていたけれどこれはブイヨンベースね。野菜の旨味がしっかりとスープに溶け込んでいる。

スープを堪能した後はいよいよメインであろうチーズに手を伸ばす。…これは何チーズかしら

真姫「ことり?これはなにチーズかしら」

ことり「フランスのミモレットっていうチーズだよ♪」

ミモレットね…ドロドロに溶けたそれをスプーンで掬い取る。

ん〜、美味しいわ!フランスのシャトー地方の風景が目に浮かぶようね。ワインが飲みたくなる一品ね
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 23:35:34.10 ID:0Lz7smie0
ことり「真姫ちゃん!一緒に入ってる野菜に絡めて食べて見て」

言われるがままに鍋に行儀よく並んでいるブロッコリーに端を伸ばし、チーズに絡めて口へと運ぶ。

うん。不味いわけがないわね。ブイヨンの染みに染みたブロッコリーをトロトロに溶けたチーズに絡めて食べるなんて美味しいに決まってるわ

中に入ってあるであろう具材をひとしきり食べてしまった…これからたくさん食べるであろうのに…大丈夫だろうか

ことり「真姫ちゃん美味しそうに食べるね♪それでね、スープだけになったらこれを入れて欲しいんだ」

…お米?なるほど…

真姫「リゾットね」

鍋の締めには定番と言われるチーズリゾットね。
投入されたお米がスープを吸い尽くし、リゾットと呼ばれるに相応しい状態になっているわ。

ん?この黒いのはなにかしら。
リゾットと一緒に口へと運ぶ。

真姫「〜!!!!」

これは…きのこ?

ことり「ポルチーニ茸だよ。これまたフランスの料理によく使われるきのこなんだけど、相性抜群なんだ♪」

なるほど…確かに通常のチーズリゾットに茸の風味が加えられこれ以上とない逸品となっているわ

これは中々に点数がたかそうね。

真姫「ご馳走さま」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 23:46:29.31 ID:0Lz7smie0
希「真姫ちゃん大丈夫〜?まだ食べれる?」

真姫「べ、別にこれくらい余裕よ。まだまだいけるわ」

正直なところ既に危うい。が、しかし言ってしまった手前やるしかないだろう。

希「よかった!じゃあウチの料理はこれね!」

…また鍋?しかし先ほどのような洋風な香りはしてこない…なんだろうか。

希「早く開けてみて!」

蓋に手をかけ、開けてみる。そこに広がっていたのは…そう…もつ鍋だった。

真姫「もつ鍋ね。福岡県福岡市近辺の郷土料理が発祥と言われているわ。では、早速頂くわね」

もつが持っているであろう究極の旨味を最大限にまで引き出されたような煮込み具合に思わず唾を飲む。

箸で掴んだだけでもわかるくらいにぷりぷりとしている。

真姫「いただきます」

そういうと、口へ運んだ。
一口噛んだだけで口の中でがもつの旨味で広がった。
寒い冬に家族でこたつに当たりながら鍋をつついている様な情景が頭に浮かぶ。

ぷりぷりとした歯ごたえに加え恐らく味噌がベースであろうスープが口の中で絶妙にマッチングし、至福の時間だ。

希「どー?美味しいやろ?」

…美味しいに決まっている。
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 23:54:34.01 ID:0Lz7smie0
ことりは兎に角、希までこんなに美味しい料理出してくるとは思わなかったわ

希「…いま真姫ちゃんなんか失礼なこと考えてるやろ?」

真姫「そんなことないわ」

バレてる。相変わらず希の観察眼はすごいわね。
それにしても和風の味付けがなんともたまらないわね

真姫「これ、出汁はなにでとっているの?」

希「あぁ、普通に昆布やで」

…昆布だけでここまで深い旨みが出るものだろうか。
結局この鍋も完食してしまいそうだ。

真姫「ご馳走様でした」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 23:59:46.82 ID:0Lz7smie0
2つの品を食べ終わる。中々優劣がつけ難いわね

ことり「希ちゃんのもつ鍋…美味しそうだったな〜♪」

希「ことりちゃんの野菜たっぷりチーズ鍋も中々やったで!」

…2人は仲良く話しているがこちらは中々そういう気持ちにはならない。どちらも最高に美味しかったのだから、優劣などつける必要などあるのだろうか。

ことり「そろそろ判定が聴きたいな」

そうだ、審査員を任された以上中途半端な事は出来ない。ここは腹を括ろう。

真姫「そうね…判定を出すわ。第1試合ことりvs.希。より美味しかったのは…」

2人が真剣な表情でこちらをみている。
あぁ、発表しにくい。




真姫「ことりのチーズ鍋ね」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/02(金) 00:03:55.16 ID:ANsMylzg0
ことり「やった♪」

希「あら〜負けちゃったか」

希「ちなみになんでことりちゃんなん?」

真姫「そうね、私が洋食が好きだからかな」

16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/02(金) 00:05:58.08 ID:ANsMylzg0
第1試合が無事に終わり第2試合へと進む

凛の作った料理>>17

にこの作った料理>>18
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/02(金) 00:06:16.07 ID:T4n2iG8I0
つけ麺
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/02(金) 00:06:42.46 ID:troYURizo
麻婆豆腐
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/02(金) 00:11:33.33 ID:ANsMylzg0
凛「にこちゃんなんてちょちょいのちょいだにゃ〜」

にこ「はぁー?あんた私を舐めてるでしょ!にこは料理得意なのよ!」

そう2人は言い合いながらそれぞれ調理をはじめた。

にこちゃんは豆板醤などの中華系の調味料を準備している。なるほど。中華で攻めるのね。

凛「出来たにゃ」

真姫「えっ?!早くない?!」

そう言って机に差し出された料理はどうやらつけ麺の様だった。
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/02(金) 00:18:38.77 ID:ANsMylzg0
凛「早くない?って言われてもにゃ〜。」

調理開始からまだ五分だ。いくらなんでも早過ぎる。
市販のつけ麺のたれでも使わない限り…

凛「りんは麺を茹でただけにゃ」

真姫「」

まさか本当に市販のつけだれを使っていたとは。
果たしてそれは料理と呼ぶのだろうか。

真姫「り、凛?みんなみたいにもっとちゃんと料理はしないの?」

凛「なにを言っているにゃ真姫ちゃん!麺を茹でるのだってれっきとした料理だよ!」

真姫「そ、そうかしら…」

凛の気迫迫る演説に少し萎縮してしまった。
しょうがない。せっかく作ってくれたので頂くとする。

真姫「頂きます」

…市販とはいえ丁寧に茹で上げられた面はなんともコシの良さそうな面だ。

それを海鮮の旨みが凝縮されたつけだれに付ける。
面にたれが絡み合って官能的な輝きを放っている。

なんだかんだで美味しそうだ。
面を口に運び1啜りする。

…うん。市販のつけ麺の味だ。
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