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タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part6 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/26(月) 17:52:03.36 ID:fUL3ZAwA0
このスレは、誰かが書いたタイトルからSSを書くスレです。

(例:タイトル「○○○○」)

誰がタイトルを投下しても、SSを書いてもOKです。

たった一文のあらすじ程度のものでも、数レスにわたる短編SSのようなものでも、何でもお書きください。書ける内容に制限はありません。

ただし、板のローカルルールに則って、R-18内容を含むものを書くことはタイトル・SS共にご遠慮ください。

他の人とタイトルが被ってしまっても大丈夫です。気軽に書き込みましょう。

前スレ↓
タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part5
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1495349569/

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1522054323
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/

旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:23:40.62 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459420/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:22:39.08 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459358/

にゃんにゃん❤ @ 2024/03/26(火) 22:21:04.83 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459264/

2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 17:52:51.46 ID:fUL3ZAwA0
※前スレが埋まってからご利用下さい。
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 17:53:21.62 ID:fjcvFj7oO
タイトル「立て乙」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/26(月) 18:01:01.17 ID:DKcHjOW5O
タイトル「ポニテを断髪」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 20:12:29.48 ID:fUL3ZAwA0

※先にpart5が埋まってからタイトル等書き込みお願いします
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/30(金) 09:05:36.86 ID:1/QclhZT0
タイトル「結転承起」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/30(金) 11:54:37.65 ID:yxc4YjB7o
前スレから
>>995
タイトル「うんこ漏れそう」


う●こは誰にだって出るものだよな。
わかるぞ。
どんなに可愛い子だって残念ながらう●こはするんだ。残酷な世界だよな。
う●こは誰だって出るものだ。でも、それが「漏れる」形で出るというのは中々見ないし聞かないし、つき当たらないものだ。

グゥウゥ-グウッ

やべぇなんか考えてる途中にもう既に出そうなんですけど…

「お前腹減ってんの?腹なっただろwww」
「あーはらへったわーw………」グッ

うるせーよ!!隣の席の住民の一大事(盛れる寸前)なんだぞ軽快に笑ってんじゃねーぞこ●すぞ!!?

グリュリュブッグゥ

あーダメだどんどんお腹鳴ってますよこれぇ…ガスどんどん溜まってるよこれぇ……

そうだ、ガスが溜まってるならオナラを空かしてバレないようにすればいいんだ…!
もうこれしかない!まじでこれが成功したらもう後は30分ほどの我慢!やるんだ!やるしかないんだ!!

角度を45度程ケツをずらしその隙間からすかしをする…音も出ない完璧だ……

万が一のことを考えてここで技と弁当箱をこっそり開け、美味しそうな匂いを漂わせる、そしてざわざわなり始めたところでガス噴射!!
弁当箱の事がバレても「すいませーんwちょっとつまみ食いでもしようかな〜ってw」で乗り越えられるはずだ…!!

角度よしッ!弁当箱OPEN!ざわ…ざわ…OK!!
もう限界だ…やるね!(オナラを)今だ!

スゥゥゥゥ…

よしっっ!!成功だ!!!

ブッッ

何ぃいいいいい!?!時間差攻撃だとぉおおおおおッ!!?

「え、何今の…」
「誰かオナラした?w」
「隣から聞こえたけど…」
ザワザワ……

いや狙ってた方と違うざわざわ起こっちゃったんですけどぉおおお!!!

ぶりゅ………

やばいやばいやばいやばい!実がちょっと出ちゃってるんだけどおぉっ!

ブリュリュ…

………あぁ…ありがとう…お母さん、お父さん…そしてばあちゃんに弟よ…
お兄ちゃん、これから全てを捨ててくるよ…仕方ないよな?だって生理現象なんだもん…俺の体も頑張って耐えたよほんとに…

グッバイ俺の学園生活…あぁ、あだ名変わるなぁ、うんこ君💩とかになるのかなぁ…

ブリュリュブリッブリリリリリ


【終】
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/30(金) 11:55:34.93 ID:yxc4YjB7o
すっごいノリで書いてしまったけどつまらなかったらすみません…
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/30(金) 11:56:20.35 ID:M3L79+/0O
おちゅ
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/30(金) 11:57:07.19 ID:zjuPDrOGO
タイトル「消えゆく文字の物語」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/30(金) 12:49:23.30 ID:sMj36F7GO
タイトル「[たぬき]vsゴジラ」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/30(金) 13:25:32.67 ID:dw2ZCmqCO
タイトル「意識高い系(Lv99)」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/30(金) 14:52:38.45 ID:Zw3l47dXO
タイトル「永遠
14 : ◆axPwtNeSoU [saga]:2018/03/30(金) 16:14:32.11 ID:HXep2LCA0



――たまには懐かしい友だちの話をしよう。


確かに、僕たち5人がチームを組んで、もうずいぶんになる。

自慢じゃないが、僕たちのことを知らない人は、日本じゅうでまずいないはずだ。

特にメンバーのうちの3人は、他のグループ――くやしいけれど、僕たちよりもさらに人気のチームに掛け持ちで参加してるってこともあるしね。

けど、実は彼ら3人のうち、最初から掛け持ちで参加してたのは1人だけで、残る2人は、後から加入してきたメンバーだってことは知ってたかい?

そう、彼らが加入する前にはもともと別のメンバーが2人いて、今の2人は、それと入れ替わりに入ってきたメンバーなんだよね。若い人たちの中には、もう知らない人の方が多いのかも知れないけど。

初期メンバーで途中から脱退した2人かい?

名前を聞くことは随分少なくなったかな。

と言うか、2人ともあれだけ大きな作品で1番の大役を果たしてれば、今さらそこまで仕事なんかしなくても、充分やっていけるんだろうね。
うん、1人は有名アニメ作品の、もう1人は有名文学作品のトップで活躍してるよ。


え、僕?

やだなあ、僕はトップには向いてないんだ。僕かんかがトップに立ってたら違和感バリバリだろ?

ははは、そう困った顔をしなくて言いよ。僕は結構、今のポジションを気に入ってるんだ。

うん、縁の下の力持ちっていうか、地味だけど重要な役柄。

そういうとこではなかなか代わりをつとめられる人はいないからね。毎日のように引っ張りだこさ。ありがたいよね。

共演は――どうだろうね。脱退した初期メンバーの2人とは、流石に難しいだろうなあ。けど、いつかできたらいいよねえ……。



――――民明書房「月刊A―N」巻頭インタビュー
『名脇役、【を】さんに聞く、新旧メンバーへの想い』より抜粋――――




>>10「消えゆく文字の物語」

FIN.



(※ヱヴァンゲリヲンとヰタ・セクスアリス以外で、【ゐ】【ゑ】ついた作品見ることあったっけ……)
15 : ◆axPwtNeSoU [sage]:2018/03/30(金) 16:18:27.80 ID:HXep2LCA0

僕かんかが→僕なんかが
そう困った顔をしなくて言いよ→良いよ

仕事休憩中にちゃちゃっと書いたせいで誤字チェックしてなかった……

お目汚し失礼
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/30(金) 16:35:24.25 ID:/XyuxfASO
>>14
作品ではないですが、リズム天国というゲームに『ゐあひ斬り』というのがあったような……


タイトル「淡い泡」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/30(金) 17:06:38.04 ID:2Fr30HPuO
タイトル「違法役者」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/30(金) 18:46:30.65 ID:R/pbzYhaO
>>14
よゐこ
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/30(金) 18:47:01.70 ID:R/pbzYhaO
タイトル「人参役者」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/30(金) 23:06:57.48 ID:/XyuxfASO
>>19
タイトル「人参役者」


A「昨日演劇を見に行ったんだが、主演の人、人参役者だったぞ?」
B「えっ」
A「だから人参役者だって」
B「人参が主演だったのかい?」
A「えっ」
B「えっ」
A「まぁ演技は人参だったな」
B「えっ」
A「えっ」
B「何で知ってるんだい?」
A「なにがだよ」
B「主演が人参だって」
A「知ってるも何も、あの演劇を見れば誰でも分かるっての」
B「そうなんだすごいね」
A「ま、あのままじゃいつか切られるだろうけどな」
B「切っちゃうの!?」
A「えっ」
B「えっ」
A「いやこのままずっと人参ならいつか切られるだろ」
B「なにそれこわい」
A「でもこれから頑張って一皮剥ければ切られずに済むかもな」
B「なにそれもこわい」
A「えっ」
B「えっ」


C「あの……それはもしかして『人参』ではなくて『大根』ではないですか?」
A「えっ大根だったの?」
C「はい、大根です」
B「大根も切られちゃうのかい!?」
A「えっ」
B「えっ」
C「えっ」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/31(土) 00:17:24.09 ID:EqkZJJ8i0
>>19 人参役者

一之介「なぁ次郎お前あの歌舞伎役者知ってるか?」

次郎「当たり前だ!いくら江戸が長く続こうとやつらのような大根役者が一同に会することなどありゃしない」

一之介「だよなぁ特にあの身なりだけでかいあいつは酷かった」

次郎「あぁ〜あいつねぇ自分も下手の癖に他人の欠点ばっかり指摘してくるんだとよぉ」
  
一之介「潔癖症みたいなもんか?体と違って気は小さいんだな」ケラケラ

次郎「奴からしたら己を磨いて白くするつもりなんだろうけど肝心の身を台無しにしてるんだよ」

一之介「大根だなぁ」

次郎「大根だ」

一之介「かといってあの汚い奴みたいなのも嫌だな。無神経にも程がある」

次郎「あいつは牛蒡役者っていわれてんだ。なんでも受け入れる度量があるって?違うねぇ!ただ単にめんどくさいだけだ」

一之介「あいつが牛蒡役者かぁ...んじゃ最後の一人はなんていうんだ?あの一番地味な奴」

次郎「あいつ?あいつは真っ赤になるまで我慢してもあの二人と同じくらいのダメ人間さ」

一之介「んで名は?」

次郎「人参役者さ」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/31(土) 00:21:16.12 ID:EqkZJJ8i0
一応昔話の大根と牛蒡と人参の話をイメージして書いたんだけども上手く処理しきれなかった…
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/31(土) 00:49:55.52 ID:OGMUzBBQo
タイトル「真っ赤なガラス」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/31(土) 02:54:17.35 ID:vNsHa+lZo
前スレのストーリーが良作揃いだったので期待

タイトル「月夜見の光」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/31(土) 14:11:53.39 ID:A5TtX1O70
タイトル「傘下好意」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/31(土) 14:24:28.19 ID:VvwMMjEt0

>>23 『真っ赤なガラス』




「お前は誰だ?」


「『誰だ』って、アナタは知ってるはずでしょう? 私はアナタの心。ガラスのような、繊細な心よ」


「今さら何の用だ?」


「今さらじゃあないわ、今だからよ。……最近、曇ってしまってしょうがないの」


「………………」


「でも皮肉ね。曇ったからこそ、アナタも私がわかるようになったのかしら」


「何が言いたい」


「単刀直入に言うわ。やめときなさい。何が……って、そこまで言わなくていいわよね」


「ふざけるな。俺はこのために生きてきたんだ。この日のために生きてきたんだ。お前も俺の心というのなら、この気持ちがわかるだろう」


「えぇわかるわ。だからこそ止めるのよ。アナタが何もわかってないから」


「話にならんな」


「そうね。――私は、私がいくら言ってもアナタを止められないのを知ってるの」


「……なら、何故出てきた」


「知っていてほしいからよ。ここはじきに赤く染まる。アナタの後悔によってね」


「後悔なんてするわけがない。俺はもう行くぞ」


「えぇ、そうね。そう思いたいのよね。アナタは完全に、私を切り離して動いてるんだから」


「――でも、これだけは覚えておいて。割れたガラスはとても危険なの」


「そんなことは子供でも分かることだろう。……それじゃあな」


「………………」


「――……それでも、アナタは忘れてしまう」


「ここが真っ赤に染まって、アナタは私を探す事でしょう」


「でも、割れた私はアナタを傷つけることしかできないの」


「赤い世界で、アナタの血に濡れた私に気付くのはいつになるかしら」


「お願いよ、痛みに泣かないで。きっと、アナタなら乗り越えられるから――」




 お わ り

27 :(1/3) ◆999Jmm64sU [saga]:2018/03/31(土) 14:52:17.98 ID:AcOWtvVhO
>>23
タイトル「真っ赤なガラス」


シンデレラ「王子様……ごめんなさい、私そろそろいかないと」

王子「なぜだ。私であってもキミの期待に応えられないのか?」

シンデレラ「いいえ。でも、魔法はいつか解けてしまうから……さようなら」 ダッ

王子「魔法? いったい何の事を……ま、待ちたまえシンデレラ!」


シンデレラ(あ゙あ゙あ゙あ゙!! 痛い! 痛すぎるわこの靴!! ちゃんとぴったりのサイズを渡しなさいよあの魔女ぉ!)

シンデレラ(しかもガラス製って何!? 外から見たら靴ズレで血塗れなのがまる分かりじゃない!)

シンデレラ「一秒でもこんなの履いてられますか! ふんぬッ!!」 ブン

シンデレラ「このまま舞踏会で踊り続けてたらきっと危なかったわ。 まったくもう、ちょっと身長も足も大きいことがアダになるなんて」

シンデレラ(うっ、コルセットもやっぱりキツすぎ……お屋敷に帰ったらすぐに着替えよう)

シンデレラ「はあ……何を着てもすぐボロ布になるのは難儀なことね」


王子「どこだシンデレラ! ……この靴は」
28 :(2/3) ◆999Jmm64sU [saga]:2018/03/31(土) 14:53:34.78 ID:AcOWtvVhO
>>23


次女「だ、ダメですの! どう考えても靴が大きすぎてすっぽり入ってしまいますわ!」

王子「違ったか。ならば次の者」

長女「うふ……申し訳ありません王子殿下、あの舞踏会での靴ズレでお見苦しいとは思いになりますが」 スッ

王子「かかとだけか? あの娘は足全体を痛めていたぞ。それにその傷はナイフで切ったものだろう」

長女(くっ、そうでもしないとこんな大きな靴で靴ズレなんて普通の女性はならないでしょう! もうこれ以上隠し通すのは……!)

長女「……三女、シンデレラを呼びなさい」

三女「本気ですかお姉様!? いくら王子とは言っても、あたしだってこのような男にあの娘を渡すのは反対です!」

王子「いまの不敬は聞かなかったことにしよう。シンデレラを呼べ」

次女「ううっ、承知致しましたわ……」
29 :(3/3) ◆999Jmm64sU [saga]:2018/03/31(土) 14:54:23.90 ID:AcOWtvVhO
>>23


シンデレラ「あの、私にいったい何のご用でしょうか……?」

王子(やはり……似ているな。声や名前などいくらでも偽れるが、何よりこの見上げるほどの背丈)

王子「これは私が探している娘の靴だ」

シンデレラ「ひっ!」 ビクッ

シンデレラ(どどどどうしてこの靴がここに!? 魔女の呪い!? 投げ捨てた腹いせなの!?)

王子「もはや私の目が間違えることなどなかろうが、お前にこれを再び履いてほしい」

長女「断りなさいシンデレラ。あなたが王族の妾になるなんておこがましいことですよ」

王子「お前に拒否権などない。履け、シンデレラ!」

シンデレラ「……い」

王子「い?」


シンデレラ「いっやぁああぁぁあぁあ!! ガラスの靴なんて二度と履きたくないのぉおぉおおぉお!!」 ダッ

王子「待て、どこへ行く!?」


その後シンデレラが著名な靴職人として知れ渡るのは後の話である


おわり
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/31(土) 17:03:14.09 ID:YGW2CUfA0
>>20
>>21
>>26
>>27>>28>>29
投下乙です
また作品書いてくれる人増えてきたなあ
嬉しい♪
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/31(土) 17:25:18.81 ID:nWO++7BKO
タイトル「ハチミツ野郎」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 18:04:06.88 ID:r1iGJBRT0
タイトル「テストスレLv.100」
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/01(日) 03:04:50.12 ID:0lfBw5Mj0
前スレ >>987
「世界の終わりを告げるホイッスル」

その笛の音は突然だった
世界中の人々はその瞬間、一様に5度の笛の音を聞いた
人々は不思議に思ったが、面白おかしくネタにこそすれど本質的には興味を示さなかった
翌日、世界中の火山が一斉に噴火した
多くの人が死に、いくらかの国家は再起不能に成った
この流れから笛の音は人々に興味と恐れを引いたが、火山の噴火という現実的な問題の前に対応は後回しとなった

それから数年後のある日、世界中の人々は一様に4度の笛の音を聞いた
翌日、世界中の海が一斉に津波を起こした
更に多くの人が死に、多くの国家が再起不能に成った

ここに来て、笛の音は無視できない問題に成った
一度ならば現実の前に忙殺されようとも、二度と成れば笛の音との因果関係の調査こそ優先すべきとの声が多くを占めた
笛の音専門の研究チームが立ち上がり、世界中に観測機を仕掛け、次の笛の音に備えた

また数年後のある日、世界中の人々は一様に3度の笛の音を聞いた
研究者たちは、次の日に起こる災害に備えて笛の音のデータを必死に守ろうとしたし、人々も恐怖の笛の音への対策と聞いてそれに協力した
翌日、世界中に余す所なく雷が落ちた
外にいた人は誰も助からず、大半の国家が再起不能に成った

しかし、研究者たちは安堵した。笛の音のデータのコピーの一つは地下シェルターに仕舞われていたからだ
確認してみればデータは無事。早速研究が始まった

更に数年後のある日、世界中の人々は一様に2度の笛の音を聞いた
しかし、研究者たちもさる者。前回のデータと数年の研究から、笛の音の発生元や対策にいくつかの仮説を立て、今回の笛の音を持ってその仮説の一つが正しいことを確認したのだ
人々は翌日の恐怖と共に、世界を終わらせる笛の音の研究が終盤に入ったと希望を持った
翌日、世界中の地面は地震によって崩壊した
ほとんどの人は死に、最早国家という概念は維持できなくなった
しかし、研究者たちの一部が海上や空中にいた事で研究は続行できた

それから数年後、研究者たちは笑顔だった
笛の音を止める方法が分かったのだ。そして今日は研究に依って導き出された笛の音が鳴る日
笛の音を止める専門機材も問題なく可動しており、後は予定時刻を待つばかりであった
予定時刻、世界中の人々は何も聞こえなかった
研究者たちは手に手を取って喜んだ。我々が人類を、地球を、世界を救った、と
その日、世界中の人々は生存と研究者たちを称える宴に没頭した

翌日、地球は爆発した
あの笛の音は終わりを引き起こしてなどいなかった、ただ告げていただけに過ぎなかったのだ……
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/01(日) 15:46:27.39 ID:80tyWVks0
タイトル「サクラダイ」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/01(日) 17:25:11.98 ID:lauY8/fN0
タイトル「秘密の花園」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/01(日) 17:30:05.21 ID:t5HjwpzZO
タイトル「3億歳の誕生日」
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/02(月) 08:24:53.44 ID:MmhPRlLZO
タイトル「冷やし中華諦めました」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/02(月) 09:48:56.09 ID:yJ+thzqY0
タイトル「台本通りにお願いします」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/02(月) 09:53:50.53 ID:yJ+thzqY0
タイトル「ミスキャスト」
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/02(月) 13:22:53.71 ID:wNG89ByU0
タイトル「それでいいのか武闘派博士(常識人)」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/02(月) 13:56:34.23 ID:6GCZ6IAP0
3億歳の誕生日
少し長くなります。
以下本文

僕は今日、2億9999万9991回目か2億9999万9990回目の10歳の誕生日を迎えた。

朝起きていつものように日記をつけて、僕はそれから協会に向かった。僕と同じようにアンドロイドと化したNPCの牧師は、どこから手に入れたのかも分からない植物図鑑を読みふけっていた。
「そんなもの読んだってここの農業スキルには応用できないよ」僕が皮肉を飛ばしたら、「坊やは分かってないですねぇ、私たちだっていつかまたこの世界を出れるかもしれない。『外』の世界に出てまた肉体をもてたとしても、丸腰じゃ生きていけませんよ」とニコニコしながらも本を閉じ、「それじゃあ坊やも来たところですし、日曜日の朝だから牧師らしく説教でもしましょうか」と椅子から腰を上げた。

『生きた』NPC___僕らの住む世界は、そんな(当時としては)大胆な取り組みで社会現象では済まないほどの売上を伸ばしたオンラインゲームだった。死後間もなかったり植物状態の人の脳髄をスキャンし、ゲーム世界で「蘇生」させる。僕もまた小児癌で肉体的に死んだあと、ここで生き長らえた身だ。

「…しかしいつからかこのゲームからユーザーは居なくなり、残ったのは私達NPCだけでした。私達NPCはサーバーを乗っ取り、今日まで肉体を取り戻すための研究を続けているのです。…坊や、聞いてますか?」
「三億年付き合いがあるのに坊や呼びされたのが気になったんだよ、誕生日になるといきなりたった数十年の年の差意識し出すの、本当馬鹿馬鹿しい」
「斯く言う坊やはたった一日のことを気にしてますがね」僕はため息をついた。

「そこまで不機嫌になるなら、神父の説教の代わりに今日はすごいものを見せてやろう。約3億回目の10歳の誕生日にはぴったりなもんだよ。」
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/02(月) 13:57:59.41 ID:6GCZ6IAP0
協会→教会
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/02(月) 14:52:33.30 ID:edOy2Y9A0
タイトル「鏡の中の悪魔」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/02(月) 14:54:34.55 ID:edOy2Y9A0
タイトル「本日の姉との会話」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/02(月) 15:05:36.16 ID:7N/Nhn1DO
タイトル「謎の男2号」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/02(月) 17:09:11.18 ID:MmhPRlLZO
タイトル「協会と連盟」
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/02(月) 17:42:30.65 ID:MmhPRlLZO
タイトル「エイプリルフールvsメイトゥルース」
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/02(月) 17:45:36.91 ID:74iZvBObO
タイトル「福笑い整形術」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/02(月) 23:48:31.96 ID:bt8QEYb70
タイトル「星に願いを託したら勇者にされた」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/03(火) 07:49:40.19 ID:rZZHhnJAO
タイトル「星空大箸」
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/03(火) 07:58:31.73 ID:rZZHhnJAO
タイトル「星空大橋」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/03(火) 13:48:58.19 ID:qcblRysT0
タイトル「星に願いを託したら勇者にされた」


それは流れ星が多く流れたある夜の話


男「イケメンで美女にモテモテかつお金持ちに……。」


一人の男が欲望のままに願いを託す。


☆「その願い了解した。」


男「えっ、まじで!?」


そして男は異世界で勇者になった。


男「まてまてどうしてそうなる。」


女僧侶「どうかされましたか?」


男「いや、確かにイケメンでモテモテかつお金持ちにって願いを託したけどさ。」


☆(女にモテモテではないかね?)


男(いや、確かにモテモテだよ?ただ、ぶっさいくじゃねぇか!)


☆(それは自分の顔を見てから言ってもらおうか。)


男(俺の顔は顔面凶器。)


☆(それがイケメンになれる価値観のある世界に転生させてやったのだ感謝したまえ。)


男(で、勇者なのはなんで?)


☆(勇者なら他人の家に押し入り壷を割ろうがタンスを漁ろうが許されるからだ。)


☆(また、職業だって勇者の心があれば遊び人や盗賊等、実に色々と職業選択の自由がある。最高じゃないかね?)


男「分かった俺の負けだ。」


こうして☆に論破された勇者が異世界で無双するのはまた別のお話。


女僧侶「観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時……」


男「女僧侶の唱える呪文がおかしい。」


即興のノリ、お目汚し失礼しました
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/03(火) 14:06:49.25 ID:rZZHhnJAO
タイトル「自演甲」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/03(火) 18:17:42.35 ID:tZ33cGBVO
タイトル「SKYBRIDGE」
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/03(火) 18:18:46.31 ID:tZ33cGBVO
タイトル「しりとり」
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/03(火) 18:20:12.98 ID:SkZ6Dk+NO
タイトル「嘘太郎」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/03(火) 19:10:46.88 ID:3NH8arv6O
>>24
タイトル「月夜見の光」

あの月の裏側に期待をしなくなったのは、いつからだろう。
無関心の仮面で笑い、未知を蔑み、否定以下の感情で目を逸らし続けている私は、一体何を失ったんだろう。
沢山の傷でノイズの混じった視界。嘘のように美しい、虚像の星。ただそこに輝きがあったから、私は月を見ていたのだ。
それを忘れた今になって、星は言葉にならない問いを押し付ける。
もう私は、それを直には認識できない。
だから、私の「当たり前」という、虚構の星を掲げるのだ。
58 : ◆axPwtNeSoU [sage]:2018/04/03(火) 22:02:40.10 ID:dCoj4RVA0
>>55『しりとり』


男「……ああ、君はなんて美しいんだ」

女「だめよ、いけません、私には親が決めた婚約者が……」

男「我慢しろ、諦めろとおっしゃるのですか、愛しい人よ」

女「嫁に選ぶなら、私などよりもっと素敵な人が沢山いるでしょう」

男「美しくも残酷な方だ、こんなにまでも君を愛している哀れな男に、なんと心無い言葉……」

女「馬鹿なことを、私のような者のために全てを犠牲になさるおつもり?」

男「理想の女が手に入らぬのならば、他の全てを手にしたところで、何の意味があるでしょうか」

女「身体だけが目当てなのではなくて?」

男「手に入れたいのは身体ではなくあなたの心です」

女「少し……考えさせてください……」

男「いいえ、考える時間も迷う時間も与えませぬ、どうぞご決断下さいませ」

女「せっかちな人」

男「止まらぬのですよ、この愛は」

女「私を……幸せにしてくれますか?」

男「悲しみと不幸を、決してあなたには近付けさせぬと誓いましょう」

女「裏切ったならばどうします?」

男「すぐさまこの胸に短剣を突き立て、そのような不実な愚か者の心臓をえぐり出して見せましょう」

女「……嘘だったら、許しませんよ?」

男「良き恋人、良き伴侶として一生あなたに尽くすと誓います」

女「……少なくともあなたに弁舌の才と、女をその気にさせる才が有るのは確かなようです……私が愚かなだけかも知れませんけど」

男「どうかお願いです、私と結婚して下さい!」


→イエス
→いいえ


――女がどちらを選んだのかはご想像にお任せしますが、これにて今宵のしりとりは終了にございます。


FIN.
59 : ◆axPwtNeSoU :2018/04/03(火) 22:05:33.60 ID:dCoj4RVA0
投下終了
お目汚し失礼
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/03(火) 22:07:08.11 ID:zqdDQsTZ0
しりとりssすこ
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/03(火) 22:08:40.76 ID:h8jO6kXV0
>>58
やるねえww
乙おつ
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/03(火) 22:09:32.03 ID:7b8FgJ8XO
タイトル「古代都市マカロニグラタン」
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/04(水) 08:08:35.64 ID:FmF65EgLO
タイトル「KAWASAKI-UKISHIMA JUNCTION」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/04(水) 11:43:57.55 ID:iKEhjPVao
>>58
これいいねwww
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/04(水) 12:08:51.41 ID:b6yLOThDO
タイトル「お一人様一個限りを二つ手にする方法」
66 : ◆axPwtNeSoU [sage]:2018/04/04(水) 18:31:50.92 ID:pcGcDn+A0
>>60>>61>>64
コメント感謝ですー
タイトルは一番下に持ってきてネタばらしすれば良かったかなと、ひそかに反省
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/04(水) 18:33:11.57 ID:FmF65EgLO
タイトル「ヤマダーズ」
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/04(水) 18:34:06.19 ID:FmF65EgLO
タイトル「微炭酸」
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/04(水) 18:34:54.08 ID:FmF65EgLO
タイトル「磯子へ急ごう」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/04(水) 18:35:38.60 ID:FmF65EgLO
タイトル「世界がもし100人の山田だったら」
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/04(水) 18:35:59.35 ID:oQbXqhnD0
タイトル「代理戦争の代理戦争」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/04(水) 18:37:07.57 ID:mICbVSlNO
>>67-70
一度に複数投げるなら連レスだとレス数消費するし1レスにまとめたらどうか?
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/04(水) 18:38:11.66 ID:tyACzpFaO
タイトル「赤緑談義」
74 : ◆axPwtNeSoU [saga]:2018/04/04(水) 23:19:30.99 ID:pcGcDn+A0
※2レスお借りします


>>65「お一人様一個限りを二つ手にする方法」



女「おや、こんなところに1個のケーキが」

男「はい」

女「なるほど、私へのプレゼントですね」

男「いや、違うけど」

女「他の女へのプレゼントですか、この浮気者」

男「自分用だよ」

女「なぜ私のぶんがないんですか」

男「お1人様1個限りの限定品だったから」

女「それをわざわざ私の目の前で1人で食べる気ですか、このサディスト」

男「たかがケーキ1個でずいぶんな言われよう」

女「食べ物の恨みは甘くないんですよ、たとえどれほど甘いケーキでも」

男「うまくないよ」

女「いや、甘いケーキだからこそ甘くないんですよ」

男「うまくないってば」

女「うまいものを自分だけ楽しもうだなんていう無法者は、私ルールによると馬泥棒と同じ扱いです」

男「縛り首は勘弁」

女「勘弁してほしかったらそのケーキをよこせ」

男「無法者は君の方だよ」

女「まじめにお願いします、半分こしてください」

男「まじめにいやです」

女「いいじゃないですか、減るもんじゃなし」

男「減るよ、明らかに減ってるよ」

女「どうしても一人で食べると言い張るのなら」

男「はい」

女「死にます」

男「重いよ、ていうか、命が軽過ぎるよ」

女「死ぬのはあなたの方なんですけどね」

男「殺害予告やめて」

75 : ◆axPwtNeSoU [saga]:2018/04/04(水) 23:23:42.10 ID:pcGcDn+A0


女「ではこう考えましょう」

男「はい」

女「半分こ、というのは、1つのケーキを2つに分けることです」

男「はい」

女「ほら2つになったんだから問題ないじゃないですか」

男「ガバガバ過ぎるよ」

女「じゃあこう考えましょう、半分こしたら確かに量は半分になります」

男「はい」

女「ですが1人で食べるより2人で食べた方が楽しさは2倍です」

男「なるほど」

女「しめてノーカンです」

男「ゆで理論より酷い」

・・・



女「おいしいですね」

男「うん、おいしい」

女「私が言った通り、2倍楽しいでしょう」

男「うーん、そこまではいかない、1.5倍くらいかな」

女「1.5倍くらいですか」

男「はい」

女「でも私はあなたと一緒に食べれて3倍くらい嬉しいですから、収支はプラスです」

男「……」

女「どうかしましたか」

男「えーっとですね」

女「はい」

男「計算のやり直しを要求します」

女「はい?」

男「……たった今、3倍くらいになりました」

女「それはそれは」

男「はい」

女「大幅プラスですね、ひゃっほー」

男「ひゃっほー」





特にこれといったオチもなく

FIN.
76 : ◆axPwtNeSoU :2018/04/04(水) 23:24:26.27 ID:pcGcDn+A0
※投下終了
お目汚し失礼
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/04(水) 23:31:47.55 ID:WDoKsyZ+0
タイトル「城東区民の常套句」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/04(水) 23:51:00.57 ID:CJgnUHT50
>>74>>75
この雰囲気好き
にやにやしたわ
乙です
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/05(木) 00:38:15.30 ID:7+5XUQ4/0
>>74ひゃっほー不意打ちは卑怯
男も女も可愛かった


タイトル「いい女の条件」
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/05(木) 00:39:00.84 ID:D8NUA5G5O
タイトル「無責任な人達」
81 : ◆axPwtNeSoU [sage]:2018/04/05(木) 01:23:09.69 ID:mWfwKmtA0
>>78
>>79
コメント感謝です
タイトルとは微妙にずれちゃったかもだけど
投下者さんだったらごめんなさい
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/05(木) 08:00:07.38 ID:TKL32546O
タイトル「横浜市北区」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/05(木) 09:17:23.16 ID:L1XOyAcGO
タイトル「ぼ/くとき/み」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/05(木) 09:27:33.81 ID:iAzMI4hR0
タイトル「であるからして」
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/05(木) 09:31:05.05 ID:4Sc3RFQH0
カザフスタンのプロテイン
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/05(木) 12:18:12.74 ID:TKL32546O
タイトル「ファーストランナー」
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/05(木) 15:32:26.76 ID:srcfaF5ZO
タイトル「魔女が出来るまで」
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/05(木) 15:35:39.95 ID:yt2CDys0O
タイトル「地獄じみた天国」
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/05(木) 16:47:10.88 ID:TKL32546O
タイトル「平成84年21月40日午後36時70分85秒」
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/05(木) 17:49:04.14 ID:TKL32546O
タイトル「新入社員俺」
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/05(木) 17:52:49.65 ID:TKL32546O
タイトル「プラレールドロップアウト」
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/05(木) 20:26:57.16 ID:CsIWU5nfO
またsaga連投が来てしまった
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/05(木) 23:14:23.88 ID:/hXVIEtC0
タイトル「金髪碧南の美少女」
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/06(金) 05:05:13.04 ID:ojZKfroAo
タイトル「続く続く続く」
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/06(金) 08:00:48.75 ID:Qf58Zr8YO
タイトル「ハコダテ3番」
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/06(金) 13:19:01.30 ID:uix8y8ZSO
>>72了解しました。

タイトル「野生の挑戦者」
タイトル「馬鹿な生存者」
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/06(金) 13:42:09.37 ID:A/HzFK2PO
タイトル「前が見えねえ」
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/06(金) 18:29:44.81 ID:Qf58Zr8YO
タイトル「KAISOKU-TOKKYU」
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/06(金) 18:33:13.90 ID:tE06K425O
タイトル「前しか見えねぇ」
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/06(金) 23:34:11.28 ID:uix8y8ZSO
タイトル「祝! 100到達!」
101 : ◆axPwtNeSoU [sage]:2018/04/06(金) 23:57:49.69 ID:P6c5szVA0
>>38『台本通りにお願いします』



「もう、うんざりなんだよ」

俺は煙草を灰皿で乱暴にもみ消しながら、監督に吐き捨てた。

「……毎回毎回、パターン通りのお決まりの台詞ばかり。いくら脇役とはいえ、これじゃあ、あんまりじゃないか」

俺の剣幕に、監督が苦りきった表情を浮かべる。長い付き合いだ、別に俺だってこいつを困らせたいわけじゃない。だが……

「お前の気持ちはよーっくわかってるつもりだ。お前ほどのベテランが、お決まりの演技ばかりを要求されて、欲求不満になるのは当然だと思う」

……やっぱりだ。やっぱりこいつはわかってない。

「違う、違うんだよ。俺は別に、自分の演技力を見せびらかしたいとか、この役に不満があるとか言いたい訳じゃねえんだ」

拳をがつんとテーブルに振り下ろす。アルミの灰皿が跳ねて、机の上で乾いた音を立てた。

「この役は俺にとっても大事な役だ。いや、それどころか、この役は俺の人生そのものだと思ってる。生涯この役を演じ続けていきたいと思ってるんだ」

どうにかわかってほしくて、必死に説得する。

「だからこそ、なんだよ。たとえ脇役だとしても、創作の中のキャラクターだとしても、こいつは生きてる。生きて、いろんなものを見て、経験して、成長してるはずなんだよ。俺はそこの部分を視聴者に見せてやりたいんだ」

ありったけの熱意をこめて監督に訴える。

「約束するよ。今までのこいつのイメージを壊したりはしない。成長した、さらに魅力的なこいつを……みんなに見せてやれないか?」

渋面の監督と、真っ向から睨み合う。監督の目の奥で、何かが揺らめいた気がした。

だが――

「……駄目だ。台本通り、変更はなし。アドリブも一切許さん」

監督の最終判断は、非情だった。

奥歯をぎりっと噛み締めた後、ゆっくりと息を吐く。

「……わかった。監督はあんただ。ちゃんと従うよ」

何度も繰り返してきた議論だ。結論もいつも同じ。

「……すまないな」

「……謝らないでくれ、余計みじめになる」

ぱんぱん、と両手で自分の頬を叩いて気持ちを切り替える。

タイミングを見計らっていたのか、ノックに続いてドアが開き、ADが俺の名を呼んだ。

「イクラさん、出番です」

「おう、今行くよ」


――乳児役をつとめてはや50年近く。

「チャーン」「ハーイ」「バーブー」以外を喋れるのは、まだまだ当分先の話のようだ。



FIN.
102 : ◆axPwtNeSoU [saga]:2018/04/06(金) 23:59:50.08 ID:P6c5szVA0
※投下終了
お目汚し失礼
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/07(土) 00:26:58.58 ID:EAllOOwSO
>>101
乙です。
オチで笑いましたww
あの台詞だけで全てを表現できるのはさすがだと思いました。
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/07(土) 00:54:09.96 ID:WBrv9iJm0
タイトル「三十次創作」
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/07(土) 08:24:14.94 ID:u0ztKJ0TO
タイトル「不死身マン」
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/07(土) 13:14:07.58 ID:uZLlO0v/0
>>101うまいww
この酉の人前スレ終盤からよく見るけど平均してレベル高いな
これくらいぽんぽん書けたら楽しそう

タイトル「七つの大罪税」
107 : ◆axPwtNeSoU :2018/04/07(土) 15:32:06.95 ID:Yq8pyXRA0
>>103>>106
コメント感謝です―
完全に余談ですが、イクラさん過去にちょっとだけ喋ったこともあるらしいのですが、視聴者からの苦情でまた喋らなくなったそうです
タイトル&作品投下する人もっと増えろ
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/07(土) 16:43:54.71 ID:WBrv9iJm0
タイトル「またsaga連投が来てしまった」
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/07(土) 16:45:45.83 ID:WBrv9iJm0
タイトル「MOMOIROくろーばーゼット」
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/07(土) 20:06:26.78 ID:tbR12KbI0
こんなスレあったのね タイトル投下挑戦
タイトル「僕があいつを殺せなかった理由」
タイトル「優しいテロ」
タイトル「小さな違い、大きな差」
ここで作品書いてる人に質問なんだけど、書きやすいタイトル書きにくいタイトルってある?
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/07(土) 21:21:27.62 ID:uZLlO0v/0
2本しか書いたことないけど、>>110のは想像力が掻き立てられるというか、割と良さそう
以前のスレで別の人も似たようなこと言ってた気がするけど、ダジャレというかあまりにも出落ちっぽいのはタイトルの時点でオチが決まっちゃいそう(オチが読めそう)だから書く気になる人少ないと思う
まあ、俺の発想力がないだけなんだけど
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 00:13:13.58 ID:UKOQhQj/O
タイトル「まどろみの境界線で、あなたをまつ」
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 00:35:41.39 ID:TVrQw8aao
>>88
タイトル「地獄じみた天国」


「えっと、今日の○○地区の拾得予定はあと何件だったかしら?」

女神様は身に纏った衣装から水を滴らせながら尋ねる。

「本日分は先ほどの木こりが落とした斧で終了ですね」

膨大なリストに目を通すことなく私は答える。

「そ。じゃあ、今日の仕事はこれでお終いね」

「まだ出勤して2時間しか経っていないのに、働いているみんなに悪いわね」

女神様は心持ち申しわけなさそうに、しかし手際よく帰り支度を進める。

「いやいや、むしろ毎日出勤される方の方が珍しいですよ」

「死者回収計画を立てる神様なんて、月に2、3日働くだけだと聞いていますし」

ここ天国では神と呼ばれる存在が優雅な生活を送りつつ、世界の運営を担っていた。
神は細かく分業された業務を家業のように代々世襲で受け継いでおり、職にありつけないということはなかった。

「あの陰険オヤジは職場にいない方がみんなの為よ」

「私もデスクワークはあの陰険オヤジのいる月初は外すようにしているし」

「だからと言って、月次報告書を月内に書き上げるのはどうかと思いますよ」

「上からは『あいつの報告書は何でいつも月末の報告が抜けているんだ!』って怒られていますし」

一応忠告はしておく。多分聞き入れられることはないだろうけど。

「ちゃんと『25日現在』って書いてるわよ」

締め日を勝手に決めるから怒られるんですよ、という言葉を飲み込む。

「さて、私はこれで失礼するわね。あ、明日の拾得物回収順路の作成と、交換品の在庫管理と補充をお願いね」

女神様は矢継ぎ早に指示を出して帰っていった。

ここからが天国に住む平民の私達の仕事の始まりだ。
多分女神様は知らない。
膨大なリストから回収順路を作成するのに深夜までかかることを。
そのあとの交換品の在庫管理に明け方までかかることを。
私達は毎日、明け方から女神様の出勤してくるまでのわずかな時間しか眠れないことを。

天国は私達平民の過酷な労働の上に成り立っている。
代々世襲の天国では私たち平民は死ぬまでこの生活が続く。
もし死んで生まれ変われるなら地上で生活する人に生まれ変わりたい。
しかし、死を願うには私達の寿命は長すぎる……

【了】
114 : ◆6Y4Wk7/rEM [saga]:2018/04/08(日) 04:34:30.44 ID:qDYoAZXs0
数レスお借りします
115 : ◆6Y4Wk7/rEM [saga]:2018/04/08(日) 04:35:21.85 ID:qDYoAZXs0
「あれ?」

気がついたら随分とおかしな空間にいたものだから、僕はつい声をあげた。阿呆みたいだ、と我ながら思う。
上を見る。見慣れた青だ。
平面にしか見えなくて、それでいて本当はどこまでも果てなく続いてる空が広がっていた。
下を見る。懐かしい蒼だ。
透き通っているようで、けれどどんなに目を凝らしても底を窺わせない海が微睡んでいた。
なんだ、これは夢かと驚くほどすんなりと納得できた。
なにせ今の僕は、波紋一つない水面の上に立っているのだ。
だから彼女がここにいることにも、なんの疑問も持たなかった。

「久しぶり」

「驚かないのね」

「僕の夢だもの。それでも、君にまた逢えて嬉しいよ」

彼女が小さく笑った。いつまでも変わらない、愛おしい仕種だった。

「ずっと、君に聞きたいことがあったんだ」

「なあに?」

「僕もそっちにいったら、また君と一緒にいられるのかな」

少しだけ彼女の表情が翳った。ほんの僅かな変化だったけど、僕にはそれで十分だ。
ゆうるりと、彼女が首を横に振る。

「駄目よ」

「……どうして」

声を荒げるのを必死で堪える。夢だというのに、胸がきゅっと締め付けられたような気がした。

「私も、もっとあなたと一緒にいたい。今だって、このままずっといられればって思ってるの」

「じゃあ」

「でもね。それ以上に、あなたには生きていてほしいと思う」

咄嗟に言葉が出なかった。
ほとんど聞いたことのなかった彼女の真剣な声色に、気圧されたのかもしれなかった。

「仕事をして、おいしいものを食べて、友達とおしゃべりして、恋をして」

言葉を切って目を伏せる彼女に、なんて声をかければいいか分からなくて無言で待つ。

「そうして、私の分まで人生を楽しんでほしいの」

そう言って顔を上げた彼女は笑っていて、それでいてすぐにでも泣き出してしまいそうに見えた。
今の僕がどんな顔をしているのかは分からないけれど、きっと彼女と同じような表情なのだろう。
喉が詰まって声が出せない。返事の代わりに何回も、近くて遠い彼女に届くようにと強く頷いた。

瞼をこじ開ける。いつもの天井が真っ先に視界に入った。
なんだか夢を見ていたような気がするが、どんなものだったか不思議と記憶に残っていない。
身を起こして体を伸ばす。目覚めは悪くないから、きっと悪夢ではなかったのだろう。
根拠はないがなんとなく、今日も頑張って生きていかなければいけないと思った。
116 : ◆6Y4Wk7/rEM [saga]:2018/04/08(日) 04:36:00.76 ID:qDYoAZXs0
彼が消えてしまって、私は一人水面に立つ。

蒼穹を見上げる。太陽がないのに不思議とこの世界は明るい。
あの青の終には、永遠を安らかに過ごせる楽園があるのだろう。
海原を見下ろす。光があるのにどうしてか私の影はできない。
この蒼の底には、永久に罪科を贖い続ける奈落があるのだろう。

水平線を探そうとしても、空と海は彼方で溶け合っているようにしか見えなくて。
本当は境目なんてないのかもしれない、と少しだけ思う。
けれども私は、こうしてここに立っている。交わらない青と蒼を隔てる膜の上に。
いつからこの世界にいたのか、自分でもよく覚えていない。
時間の感覚もないけれど、退屈はしなかった。

初めて彼がここに来た時、これは夢だと言っていた。
その時はそういうものか、としか思わなかった。この空間自体が、いやに現実離れしているせいだろう。
それよりも、私には彼が死を求めていることが悲しくて仕方がなかった。
別れが辛くないと言ったら嘘になる。それでも彼には、私がもう願えない未来を手にしてほしかった。

それ以来、彼は夢を見るたびにここにやってくる。
どうやら夢の内容は毎回忘れているらしい。だから彼は必ず、久しぶりと私に言う。
そしてどうしても慣れない問答を繰り返すのだ。
今回もきっと、私はひどい顔をしていたのだろう。

ここは彼の世界だ。とはいえ、微睡んでいる間しか認知できない虚構に過ぎないのだけれども。
彼が夢を見なくなったら、私はどうなってしまうのだろう、と考える時もある。
だけどそんな日が来たら私が消えてしまうとして、そう恐ろしいようにはどうしても思えない。
私にとってはそれ以上に、彼が自ら全てを放棄してしまうと考える方がぞっとするのだ。

果てのない境界線で、今日も私はあなたが眠るのを待つ。

>>112タイトル「まどろみの境界線で、あなたをまつ」
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/08(日) 11:57:44.78 ID:BpUxuOit0
タイトル「津木の次は園前に停まります」
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 12:08:26.35 ID:nHyT19I50
タイトル「あ」
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 13:29:10.71 ID:jfqxc29SO
>>110
個人的にはローマ字で書いてあるやつ(前スレにもあった)は面白いSSにできる自信が無いので避けてたりします。

……まぁ私はつまらないSSしか書けたこと無いんですけどね。
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 13:31:41.92 ID:jfqxc29SO
連レスになりますが、>>113>>115>>116も面白かったです。

書き手が増えて嬉しいです。
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 13:32:11.19 ID:jfqxc29SO
タイトル「上げてすみません」
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 13:37:08.90 ID:UlzhSAUJO
タイトル「嘲笑と花束」
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 14:09:57.08 ID:XAE3nM7N0
タイトル「これが・・・」
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/08(日) 14:20:00.00 ID:BpUxuOit0
タイトル「12月23日」
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 15:12:56.90 ID:EvaEP3lP0
タイトル「パンケーキ食わんかね?」
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 15:15:48.74 ID:ZSVVOl1XO
タイトル「謎選挙」
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 15:30:03.28 ID:rKe+Se+1O
タイトル「無神論者と神様」
タイトル「3日後に鳴る鐘」
タイトル「悲しみだけが住う国」
タイトル「白い花を捧げる」
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/09(月) 07:56:22.07 ID:4loJmQRoO
タイトル「ビー玉越しに覗いたら」
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 08:01:43.89 ID:k/b2IB2P0
タイトル「悪魔と悪夢」
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/09(月) 12:21:51.09 ID:4loJmQRoO
タイトル「TOKYO CITY UNIVERSITY」
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 12:22:58.83 ID:k/b2IB2P0
タイトル「女神ちゃんスペシャルライブ」
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 16:04:01.49 ID:k/b2IB2PO
タイトル「忖度男」
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 16:05:43.54 ID:k/b2IB2PO
お、ID被り(上げてすいません)
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 16:11:56.19 ID:NSla8ZPC0
タイトル「未来からの贈り物」
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/09(月) 17:31:54.40 ID:4loJmQRoO
タイトル「緩百合」
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/09(月) 18:02:24.21 ID:4loJmQRoO
タイトル「DESIGN A」
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 18:03:59.43 ID:Zaj5RJrtO
saga連投きたか
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 20:34:07.35 ID:5h5hsjBRO
末尾が0とO違いのID被りは宮本武蔵を疑うでごさる
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 20:41:34.98 ID:InmWMCBSO
>>134
タイトル「未来からの贈り物」


 ある日、俺の元に不思議な贈り物が届いた。

 それはゲーム機だった。

 何故『不思議な』と付けたかと言うと、そのゲーム機は現代には存在しないモノだったからだ。

 どうやらこれは10年後の未来の俺からの贈り物のようで、ゲームが好きな俺のために贈ったと手紙が書かれていた。

 俺は聞こえるわけがないと分かっていながらも、このゲーム機を贈ってくれた未来の俺に向かって今の気持ちを叫んだ。



『これ本体だけでソフトが無いから結局遊べないじゃん!?』
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 20:41:43.93 ID:k/b2IB2P0
二刀流で末尾だけ変わることなんてあるんだ
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 20:47:00.89 ID:ep9R6ciZo
タイトル「深いフードのお兄さん」
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/09(月) 22:52:08.22 ID:8tOjxFPFO
タイトル「たった一人の祝勝会」
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 00:15:41.51 ID:P2m8yAEIo
>>127
タイトル「3日後に鳴る鐘」


瓦礫の広がる廃墟のような街で、石を積んだ荷車が砂塵を巻き上げる。

「おーい、こっちに外壁用の積み石をくれ!」

「こっちが先だ! 屋根のアーチを組んでる所なんだ!」

目の前の建物を建設する男たちの声が輻輳し、荷車を運ぶ少年が右往左往する。

「この石は石畳用の石だ。玄関付近でしゃがんでいる男の所に運ぶんだ」

少年に石の運び先を教えてやると、頭上から怒声が届いた。

「こっちに石を寄越せよ! 早くしねえと屋根が崩れっちまうぞ!」

「アーチ用の石は二階に運んである! 今、吊り上げるからちょっと待っててくれ!」

皆、作業熱心だが、建設の素人なので効率がよいとは言えなかった。
急いで2階に上がり、アーチ用の石の吊り上げにかかる。

「屋根のアーチ用の石を吊り上げたぞ。これを左右から均等に組んでくれ。」

滑車を力任せに回しながら屋根で作業している男に声を掛ける。

「いや、すまねえな。騎士団の兄ちゃんにこんな力仕事をさせっちまって」

「騎士団は戦闘部隊より築城や街道敷設、物資輸送に携わる人の方が多いんですよ。これが私の本業です」

私は力仕事の手伝いに来ているわけではなかった。
築城の専門家として、この建物建設の現場指揮を任されていた。
ただ、建設の指揮をしている建物は教会という専門外の建物だったが。

王都から馬で3日ほどかかるこの街は、隣国との戦火に晒されて以降立ち直れないでいた。
しかし、この国の第三王子がこの街の領主の娘のもとに婿入りすることが決まり、この街にもようやく活気が戻ってきた。
そして、第三王子と領主の娘の結婚の宴が3日後に行われることとなり、街の人間は総出で教会の復旧に当たっていた。
3日後の宴では、何としてもこの教会で祝福の鐘を鳴らしたいーーーそれがこの街の人の総意であり希望だった。
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 00:19:40.12 ID:P2m8yAEIo
建設現場の指揮に勤しむ私の元に、騎士団仲間の男が近づいてきた。
彼は確か王都で情報収集にあたっていたはずだが……。

「おい、第三王子はこの街にいるのか?」

彼は挨拶もなく私に尋ねてきた。

「ああ、今は領主様宅に滞在しているはずだ」

「第三王子がどうかしたのか?」

「実はな……」

彼は重い口を開くといった感じで続けた。

「王都で第四王子がクーデターを起こした」

「なっ……。それで、第四王子は取り押さえられたのか?」

「逆だ」

「第四王子は3日前に国王と第一王子を殺害した」

衝撃的な事実に言葉を発せずにいる私をよそに、彼は続ける。

「俺はその知らせを聞いてすぐにこの街に向かったんだが、伝書鳩の知らせによると、国王殺害の知らせを聞いて王都に戻った第二王子が、今日殺害されたらしい」

これが第四王子の仕業だとすれば、第四王子は自分より王位継承順位の高い者を速やかに消していることになる。

「と言うことは……」

ああ、と彼は頷き、

「最悪の場合、第四王子はこの街に3日後、第三王子を殺害にやってくる」

なんと言うことだ。
この街の人々が希望を託して建てているこの教会の鐘が3日後に鳴らすのは、結婚祝福の鐘なのか、第四王子を弔う鐘なのかーーー

【終】
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 01:05:19.10 ID:srj2x0xI0
乙乙。感想書きたいんだけど語彙力なくて辛いなぁ
146 :143 [sage]:2018/04/10(火) 08:10:03.66 ID:P2m8yAEIo
すいません
>>144の最後、第四王子ではなく第三王子です
オチでミスしてしまい失礼しました
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 11:22:02.65 ID:5IqHHIQVO
タイトル「昔話タイムアタック」
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 15:27:04.58 ID:OoOLsAnzO
タイトル「ドジっ子政権」
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 19:21:00.40 ID:o53cfYhSO
タイトル「注射禁止」
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 21:11:09.33 ID:Q6U1QouA0
>>143>>144
乙です
書き手また増えてきて嬉しい
151 : ◆axPwtNeSoU :2018/04/10(火) 21:12:28.09 ID:Q6U1QouA0
※お題くれ
気が向いたらなんか書くかも
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 21:22:26.43 ID:ycm7gULkO
タイトル「黒いあいつ」
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 21:25:59.00 ID:b7VpCDHiO
タイトル「涙を流す木」
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 21:28:24.90 ID:wBS87DCQ0
タイトル「Shake on it 〜握手をしよう〜」
タイトル「おとぎ話After」
タイトル「マイペースな先輩」
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 21:28:54.05 ID:ceGurZ3zO
タイトル「頭空っぽ星人」
156 : ◆axPwtNeSoU [sage]:2018/04/10(火) 21:29:52.84 ID:Q6U1QouA0
※お題把握
できるだけ近日中に投下する
157 : ◆axPwtNeSoU [saga]:2018/04/11(水) 11:44:38.94 ID:sYmopY4A0
※整いました
>>154『Shake on it 〜握手をしよう〜』



「……腹減ったな」

20連勤におよぶデスマーチの後、やっとの事でもぎとった平日の代休。

二度寝どころか三度寝までをもたっぷり楽しんだ俺は、昼過ぎになってからようやくごそごそと起き出した。

昨晩タイマーをセットしておいた炊飯器の中に、米だけは炊いてある。

卵かけご飯でも作るか、と冷蔵庫の扉を開いてみたが、残っていた卵に貼り付けられた消費期限のシールは1ヶ月半以上も前の日付。

流石にこれを生で食うのはちょっと躊躇われた。

仕方なく、冷蔵庫の奥に入っていた瓶詰めの鮭フレークにマヨネーズを加えて箸でかき混ぜたものをおかずに、ご飯を食う。見た目は貧相ながら、素朴に美味い。

ついでなので、瓶に残った鮭フレークも、炒り胡麻といっしょに炊飯器にぶちまけてご飯とまんべんなく混ぜ混ぜ。

そのまま鮭おにぎりにして、皿に並べる。皿はベッドの傍の丸テーブルの上に。

ベッドの上でごろごろしながらテレビを観たり、携帯をいじったりしながら、時おり小腹が空いたら、適当におにぎりをパクつく。

炒り胡麻の香ばしさと歯ごたえが効いたご飯に混ぜられた鮭フレークの風味と塩気。シンプルだが飽きのこない定番のおにぎりだ。


自堕落で不毛な、しかし妙に落ち着く休日の過ごし方。




…………って、

「これ、『Shake on it』じゃなくて、『SHAKEONI(シャケオニ)』のSSじゃねーか!! 握ってんの、手じゃなくて米だし!!」ってツッコミは、聞こえない聞こえない(∩゚Д゚)アーアーアーアー
158 : ◆axPwtNeSoU [saga]:2018/04/11(水) 11:45:52.17 ID:sYmopY4A0
※投下終了
やっつけでごめんw
お目汚し失礼
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/11(水) 11:51:52.66 ID:6nwGbKs/O
タイトル「天ぷらに滅ぼされた国」
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/11(水) 11:59:03.14 ID:QHVKtfhXO
タイトル「放課後の破壊神」
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/11(水) 12:04:11.82 ID:P0le6zMUO
タイトル「砂糖と塩を間違えた」
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/11(水) 13:28:17.05 ID:qgyjryPSO
>>157
自分はこういうSSも好きです。
乙です。
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/11(水) 14:15:16.34 ID:hxCk/nhM0
>>157
タイトル投下者だがあまりにも予想外すぎるオチだったw
思わず笑っちゃったのが悔しいw
書いてくれてありがとう
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/11(水) 15:08:52.15 ID:AZ7GHJb0O
タイトルってシンプルな方がいい?それとも奇をてらった物の方がいい?

タイトル「彼岸花」

タイトル「あの日を探しに」
165 : ◆hFO8AUe7/Y [saga]:2018/04/11(水) 18:36:57.54 ID:8HN1oZwm0
undefined
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/11(水) 18:40:08.61 ID:sYmopY4A0
>>162
>>163
コメント感謝です
>>164
完全にケースバイケースとしか言いようがない……
個人的には、固有名詞(地名や人名)が絡むタイトルや、完全に駄洒落系なタイトルは苦手(タイトルが駄洒落だと、駄洒落オチが使いにくい)
167 : ◆hFO8AUe7/Y [saga]:2018/04/11(水) 18:45:53.94 ID:8HN1oZwm0
ごめんなさい、ミスりました

>>164



 彼岸花を見ると、いつかのきみを思い出す。

 一つのお墓の前で立ち止まり、一通り綺麗にしてから、そっと手を合わせて目を瞑った。半年ぶりだね、言いたいこといっぱいあるよ。
 まずなにから話そうかな。わたしももう若くないから、ちょっと記憶が曖昧なんだけど……おかしいな、ちゃんと日記読み返してきたのに。
 この前はなにを話したっけ。子供たちの話をしたのかな。そうそう、優香が内定貰えなくてって言ったっけ。末っ子だから甘やかし過ぎちゃったのかななんて弱音を吐いたりして。
 ふふっ、もう分かっちゃったかな。うん、しっかり就職出来ました。……子供たちがみんな大人になって、家から出て行って、少し寂しいなって思うこともあるけど、それでもやっぱり嬉しいって気持ちが強いよ。
 あの子たちがこれから幸せになっていって欲しいって、心からそう思う。今まではわたしがしっかり幸せにしてあげられたつもりでいるけど、どうだろう……聞いてみたい気もするけど、答えがどっちでも泣いちゃいそう。
 そういえば、わたしが就活したときも面接惨敗だったよね。何度も大丈夫だって言ってくれたの、今でも覚えてる。すっごく安心したなぁ……。
 今日は子供たちは予定が合わなくて来れてないけど、それぞれお墓参りには時間空いたときに絶対行くって言ってたから、近いうちに来てくれると思う。楽しみにしてて。社会人になって、なんかすっごく大人っぽくなったから。
 ……そんなところ、かなぁ。ダメだね。子供がいなくなっちゃうと、話題が全然出てこなくて。まったくないってわけじゃないんだけどー……うーん、これはちょっと、歳相応じゃなくて恥ずかしいから、ダメ。
 うん。それじゃあ、そろそろ帰るね。これからも、わたしたちを見守っていてください。

 ばいばい、お母さん。

 まぶたを持ち上げて、そっと横に目を向けると、そこにはわたしの大好きなきみがいる。どうやら彼は、わたしよりも長話な様子。
 ふと周囲を見回せば、彼岸花が瞳に映った。
 彼岸花を見ると、いつかのきみを思い出す。

『結婚してください』

 お母さんが亡くなって、お墓の前で泣いていたわたしに、きみはそう言ってくれたよね。ここじゃなきゃダメなんだって、俺があなたの娘の未来を幸せにするって伝えたいんだって。
 多分、いつまでも忘れない。どれだけ歳を重ねても、あのときのきみの顔を声を、瞳の揺らめきを、わたしは絶対に忘れない。
「……お話は終わった?」
 目を開けた彼に問うと、彼はゆっくり首肯する。いつも彼はその内容をわたしに教えてくれはしないけど、なんとなく予想できないこともない。
「じゃ、帰ろっか」
 静かになってしまったけど、きみと二人ならその静けさも心地いい。ああ、そうだ。お母さん、最後に一つだけ。

 わたし、今も幸せです。
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/11(水) 19:45:23.74 ID:lZe1mkdkO
タイトル「関東平野と利根川」
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/11(水) 22:21:04.02 ID:dszPY6k4o
>>149
タイトル「注射禁止」


今日は久々のドライブだ。

窓の外を流れる景色を見上げるのは楽しい。

そう言えば、この前はどこにドライブに行ったんだっけ。

そうだ、食べ物やおもちゃや寝床のいっぱいあるお店に行って、沢山走れる広場に行って……、あれ、その後なんか封印された忌々しい記憶があるような……

まあ気のせいだろう。

あれ、でもこの辺り、前にも来たことがあるような。何の時だっけ?

そう思っていると、ボスがパパに話し掛けた。

「ねえ、そろそろ目的地じゃない?」

「そうなんだけど、車をどこに止めたらいいかと思ってな……」

“とめる”? そろそろ目的地なのかな? やっぱり前に来たことがある気がするんだけど……

「この辺りにコインパーキングがあったはずなんだけどな」

「あの建設中のビルがあるところじゃない?」

「しまった! そういうことか」

「もうそこら辺の路上に駐車したら?」

……!!
そうか!
“ちゅうしゃ”だ!

白い服を着た怖いおじちゃんが“ちょっとだけチクッとするからね”とか嘘つくところだ!

たしか“どうぶつびょういん”だ。

「もうこの辺りに駐車しちゃおうよ」

やだ!!
ダメ。ゼッタイ。

「いや、この辺は駐車禁止だしな」

そうそう“ちゅうしゃきんし”ゼッタイ。

「あそこに新しいコインパーキングがあるわよ」

「よし、あそこに駐車しよう」

……万事休す。

こうなったら絶対に車から降りないんだから!!
威嚇しちゃうんだから!!

「ちょっとモカちゃん、何で唸ってるの!?」

「最近散歩の時間が短かったから、ドッグランのある公園に来たんだぞ。楽しもうよ」

【おわり】
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/11(水) 22:27:07.68 ID:qgyjryPSO
>>169
タイトル投下者ですが、面白いSSをありがとうございます!

タイトル「おかわりしない自由」
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/11(水) 22:57:48.81 ID:4Tz3W3Kw0
>>167
おつおつー
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 00:39:54.12 ID:3i6gfW7G0
タイトル「ラーメン大好き星空さん」
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 00:40:39.41 ID:3i6gfW7G0
タイトル「放火後ティータイム」
174 : ◆3ip8Usw05. [sage saga]:2018/04/12(木) 14:15:44.96 ID:UUXzDo0N0
1枠失礼しま
天ぷらに滅ぼされた国

小さな集落墟
旅人A「ふむふむ…ここは天ぷらが原因で滅んだとのことらしい」
旅人B「へぇ〜 油の始末を間違えてしまった故の火事?それともここの食品は油で揚げると毒性を持ったりするとか?」
A「痕を見てみるにどちらでもないらしい」
B「じゃあ美味しすぎたからとか?」
A「半分正解」
B「まーそんな訳ないよ…正解?」
A「日記にはこう残ってる
ある時旅人が不思議な料理を教えてくれた 名前はテンプラと言うらしい

このテンプラはとてもおいしく私たちの周りでもとても流行った テンプラ…あの旅人が来た国での名物料理なのだろう

同じ国から来たという旅人から恐ろしいことを聞いてしまった…なんとテンプラは現地の言葉で修行という意味を持ちあんなものはそこでも一部の人しか食べない料理らしい 私たちは一体何を食べてたのだろうか…

日記はここで終わってるな …これだと天ぷらに滅ぼされたとしても間違いはないだろうな」
B「もったいないことしちゃったねー 環境から見るに食材や油もいいのを使ってるから味は保証できてたのにねえ」
A「だな…」
175 : ◆3ip8Usw05. [sage]:2018/04/12(木) 14:19:26.17 ID:UUXzDo0N0
天ぷらにはいろいろ語源があるよ!
クソスレごめんあと安価 >>159
176 : ◆axPwtNeSoU :2018/04/12(木) 14:45:51.84 ID:bF831mNA0
乙です―
※こちらも投下
2レスほどお借りします
>>152『黒いあいつ』
177 : ◆axPwtNeSoU [saga]:2018/04/12(木) 14:46:45.44 ID:bF831mNA0


――奴らを憎む理由? ……ありふれた、つまらない理由さ。

俺の家族は、奴らに……巨人族によって、殺された。……そう、皆殺しにされたんだ。




奴ら――巨人族がどこから来たのかは、誰も知らない。

巨大な体躯と怪力。様々な魔法の道具を操る力。

そして何よりも恐るべきは、奴らの狡猾さ。残忍さ。執拗さ。

敵には一切の容赦をせず、徹底的に滅ぼし尽くす。

たとえ敵でなくても、奴らは気紛れに「快」か「不快」かだけで判断して、相手を殺す。

生きるためや食うためではなく、単なる楽しみのためだけに相手を殺す。

その本性はあくまでも残虐な「悪」そのものだ。



奴らは一旦この世界に現れると、瞬く間にその数を増やし、版図を広げ、世界を席巻し、蹂躙し、支配した。

俺たちに出来たのは奴らの目の届かないところ、手の届かないところに隠れ潜みながら、細々と日々を生き延びるだけ。


――――ただ、それも、奴らに一旦見つかってしまえば全て終わりだ。




奴らに俺の家族が襲われたのは、俺が食料調達のために隠れ家を離れていた間のことで、戻った時には全て終わっていた。

親父は、奴らの使う棍棒でぐちゃぐちゃに叩き潰された後、ゴミのように捨てられたらしい。

母親と妹の遺体には――身体にも顔にも、これといって外傷は無かった。

……だが、むしろ親父のように一撃で安らかに死ねた方が、よっぽどマシだったろう。

母と妹は、武器によってではなく、奴らの使う魔法の毒霧によって殺されたのだ。

死ぬまでには、それなりに長くかかり、ひどく苦しんだようだ。

必死で何かにしがみつこうとするかのように、仰向けで宙に手足を伸ばした姿勢のままで息絶えていた母親の姿と、地に伏して床をかきむしるような姿で事切れていた妹の姿は、今でもこの目にはっきりと焼き付いている。



――妹は、まだ、生まれたばかりの赤ん坊だった。

――妹が奴らに、いったい何をしたというんだ。


憎い。憎い。あいつらが憎い。

かなうことならば、この手の爪で奴らの喉を切り裂き、この顎で奴らの腸腑(はらわた)を食いちぎり、苦しみの中で殺してやりたい。

一匹残らず駆逐してやりたい。

178 : ◆axPwtNeSoU [saga]:2018/04/12(木) 14:50:51.85 ID:bF831mNA0


だが、奴らの力はあまりにも強大で、俺はあまりにも非力だ。

両親から受け継いだ、妖しく輝く漆黒の鎧と、この身に帯びた毒。そしてこの腹の中に煮えたぎる憎悪だけが俺の武器の全て。

それだけを頼りに、これまで何度か巨人族とやり合ったことはあったが、はっきり言って勝負にすらならなかった。

奴らの肌に傷ひとつとて付けることは出来ず、必死で攻撃をかわしながらみじめに逃走することしか出来なかった。



――だが、そのみじめな敗北の数々の中で、俺は、ある突破口を見つけたのだ。奴らの……巨人族の弱点を。

あれほど強大な力を持つにも関わらず、奴らは顔面に攻撃される事を、酷く怖れる。

おそらくは眼球を傷つけられたり、口の中に入り込まれる事を極端に怖れているのだろう。

もちろん、正面から正々堂々と戦った場合には、こんな弱点にほとんど意味はない。

多少ひるませることは出来ても、奴らの警戒をかいくぐって攻撃を届かせることは不可能だろう。

だが、寝込みを襲えばどうだ?

寝ている奴らの顔の上を這い回り、瞼に食らいつけば。

あわよくば寝ている奴らの口の中に潜り込み、内側から食い破れば。

玉砕前提の、狂った戦法だ。だが、この戦法は既に皆に伝えた。全世界の同朋に伝わるのは、もはや時間の問題だ。

今から俺は特攻志願者の第一陣として、寝ている貴様らのところに行く。

失敗しようが成功しようが、間違いなく俺の命はないだろう。だが、構うものか。

その俺の背中を追って、後に続く同朋は後から後から湧いて出るだろうから。

巨人族よ、貴様らに、もはや安らかな眠りは訪れない。

暗闇に不安を抱き、小さな物音に脅え、かすかな気配に恐怖しろ。


これが、俺たちと貴様らの本当の戦争の始まり。


そして――――



――――この世界で最後に生き残るのは、貴様ら巨人族(ニンゲン)じゃない、俺たち(ゴキブリ)だ。



FIN.

179 : ◆axPwtNeSoU :2018/04/12(木) 14:53:59.94 ID:bF831mNA0
※投下終了
お目汚し失礼
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 14:56:59.80 ID:P68U3Rv1O
2人とも乙です。gkbr怖いgkbr
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 15:08:50.99 ID:4sf2bsmL0
>>177>>178
前半はカッコいいダークファンタジーかと思ってぞくぞくしながら読んでたけど、後半読んで本気で寒気がした
ガチで昼寝できなくなったじゃねえか
乙だよちくしょう
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 15:11:36.91 ID:JoLpp2/9O
蚊を飲み込んで死にかけた人とかいたよね

タイトル「快楽の代償」
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 17:03:34.69 ID:n4pe/tpCO
タイトル「I am saga連投」
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 17:48:34.17 ID:Ezts5fjvO
タイトル「遅刻の言い訳」
タイトル「あいうえお殺人」
タイトル「悪意なき詐欺師」
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 17:58:48.61 ID:Fs7P7DE20
>>177>>178
乙おつ
上手いなあ。
「黒いあいつ=G」って発想自体はありがちなはずなのに、ベルセルクとか進撃の巨人っぽい話に騙されて、前半まったく気づいてなかった。
オチでぞわってなったわ。
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 21:11:27.58 ID:3i6gfW7G0
タイトル「アイボーイ」
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 22:44:30.25 ID:3i6gfW7G0
タイトル「PARKING LOT」
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/13(金) 02:03:38.31 ID:g6hnLMqA0
>>180>>181>>182>>185
予想外に反応多くて感謝です―
楽しく書かせていただきました
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/13(金) 21:53:37.65 ID:2Jd/yAQN0
タイトル「akstnhmyrw」
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/13(金) 21:54:05.82 ID:2Jd/yAQN0
タイトル「QWERTY」
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/13(金) 22:03:40.66 ID:deBp2051O
タイトル「嘘という概念が存在しない世界」
192 : ◆VAhVykmeimvo [sage]:2018/04/14(土) 02:50:11.65 ID:ZKjXJCiSO
今更だと思いますが久しぶりに酉着けました。

>>191より、タイトル「嘘という概念が存在しない世界」

 今よりもほんの少しばかり未来の日本。政府は、近年増加する詐欺被害の対策として、嘘を全面的に禁止した。

 国民に対して『嘘検知器』と呼ばれる、嘘発見器を改造・改良したものの装着を義務付け、嘘をついた人間を厳しく処罰することにしたのだ。

 これにより、

先生「○○君、何で遅刻したの?」
○○「すみません、道に迷っていたお年寄りを助けていました」←本当は寝坊

 といった【遅刻の言い訳】から、

探偵「五十音順に人を殺害していった、【あいうえお殺人】の犯人はお前だな!」
男「俺じゃありません!」←犯人

 といった犯罪に関わるものまで、あらゆる嘘を吐くことが禁止になった。

 これには一部の国民から『表現の自由を奪う』として批判が出たが、政府は【悪意なき詐欺師】はいないと反論、強引に推し進めた。
193 : ◆VAhVykmeimvo [sage]:2018/04/14(土) 02:51:26.82 ID:ZKjXJCiSO
 この『嘘検知器』を利用した『嘘禁止法案』は確かな効果を上げていた。

 もちろん『嘘検知器』は『文章』などには無反応(フィクションの創作物などを守るための仕様)なので、メールや手紙などを使った詐欺には対応しきれていないが、それでも電話による振り込め詐欺などは確実に減っていった。

 また、その他の犯罪(殺人や窃盗など)には直接の効果はないものの、嘘検知器は『真実かどうか』も正確に判断してくれるため、冤罪被害も減少した。


 こうして、日本からは嘘という概念が存在しなくなった。


 だからといって、

夫「今から隣の奥さんとラブホに行ってS○Xしてくる」
妻「今すぐ離婚してください」

 正直に言えば許されるというわけではない。
194 : ◆VAhVykmeimvo [sage]:2018/04/14(土) 02:59:37.74 ID:ZKjXJCiSO
以上、お目汚し失礼致しました。

あと、作中のネタとして>>184のタイトルをお借りしました。
(こういう使い方がアウトなら以降は自重します)
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 20:37:42.18 ID:Nukqz4TmO
>>184だけど乙です
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 20:40:18.17 ID:xgkn0Xe0O
世にも奇妙な物語で嘘のない世界の話があったの思い出した
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 22:12:21.58 ID:ZKjXJCiSO
>>195>>196
コメントありがとうございます。

1人でも多くの書き手さんに、そしてひとつでも多くのSSに出会えますように。

タイトル「偽物より偽物な本物」
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/15(日) 16:34:35.35 ID:64rywF3p0
タイトル「サル、ゴリラ、チンパンジー」
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/15(日) 16:37:14.25 ID:64rywF3p0
タイトル「D.S.」
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 17:40:39.00 ID:uaTg+Vvs0
タイトル「拾わないでください」
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/16(月) 00:18:32.27 ID:CGyVIM7Q0
>>184
タイトル「あいうえお殺人」


PART 1 会話手順(プロトコル) 

狙撃手「要件を聞こうか……」

依頼人「あなたはゴル……いや、狙撃手!?」

依頼人「意外です。まさか本当に来ていただけるとは」クルッ

狙撃手「後ろを向くな。前を見たまま話せ」

依頼人「えっ!? 分かりました。この国では3年前の革命により社会主義政権が樹立され、所定の手順を踏まない会話は政府に反逆の恐れありとして盗聴され、取り締まりの対象となりました」

狙撃手「俺は歴史の話を聞きにきたのではない」

依頼人「勘違いしないでください。依頼に関係する話なのです!」

依頼人「聞かれてしまうのです。会話手順の守られていない会話は全て政府に」

狙撃手「狂った話だ。で、その会話手順とは何だ?」

依頼人「けったいな話なんですが、『あいうえお順』で会話しないといけないのです」

狙撃手「…………」

依頼人(これまでの所、会話の冒頭以外は大きく破綻してないな。よしよし)

依頼人「さて、依頼内容ですが……」

依頼人「社会主義政権の成立後、会話手順手順の煩雑さと監視社会の窮屈さから多くの国民が国外逃亡を図ろうとしました」

依頼人「すると、政府軍は国境付近に展開し、逃亡者を次々と射殺したのです」

依頼人「政府軍のやり方に国民の一部は恐れおののき、無気力になり……」

依頼人「そうならなかった者は逃亡を企てて政府軍の銃の餌食となりました」

依頼人「ただただ、私はそんな政府が許せないのです!」

依頼人「血にまみれたこの政府の首領である書記長を葬ってください。お願いします!」

依頼人(ついに会話手順を逸脱せずに依頼したぞ。ていうか俺ばっかりしゃべってて不公平じゃね?)

狙撃手「……手に掛けたい理由はそれだけか?」

依頼人「……と、あなたに嘘は通用しないんでしたね」

依頼人「仲の良かった友人も、妻も子供も、政府軍の銃弾に倒れ、帰らぬ人となりました」

依頼人「逃げ出そうとした者も、政府に反旗を翻した者もいました」

依頼人「抜け殻の様に私は余生を過ごそうかとも考えましたが……」

依頼人「寝るたびに彼らが夢に出てくるのです!」

依頼人「呑気に余生を送ろうとする私を、私自身が許せないのです」

依頼人「傍から見れば無意味な抵抗かもしれませんが……」

依頼人「一人残された身として、私は敵を討ち……」

依頼人「プロトコルに悩まなくてもいい世の中が訪れることを、彼らの墓前に報告したいのです!」
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/16(月) 00:22:11.62 ID:CGyVIM7Q0
PART 2 了承までの道のり 

狙撃手「平和な世の中は、首領一人を討てば訪れる、というものでは、ない……」

狙撃手「ほとんどの場合、後継者が現れて何も変わらない日々が続く」

依頼人「まだ、この国には現状を良しとしないものが多く残っています」

依頼人「皆が立ち上がるきっかけ、政府が瓦解するきっかけ、その『きっかけ』が必要なのです!」

依頼人(むおお! 何とか乗り切ったぞ! 後は狙撃手の了解を取り付けるだけだが……)

依頼人(メモによると、狙撃手が了承する際の台詞は−−−『わかった……やってみよう……』)

依頼人(もう、遠いわ! 『わ行』ってどういうことだよ。こんなんじゃあ、狙撃依頼なんて簡単にできゃあしねえよ!)

依頼人(やべえ、何か無理やりゴルゴ感を出そうとして俺の台詞回しがいじられてる気がする)

依頼人(雄弁に『わ行』までどうつなぐべきか……)

狙撃手「用件を聞こうか……」

依頼人「ラリってんのかあんたは!  用件は『た行』までに語り終えたでしょうが!」

狙撃手「理由を聞こう」

依頼人「ルールを守ればいいってもんじゃあないでしょうが! 理由は本音も含めて『は行』までに説明したはずですよ!」

狙撃手「例外なく、俺は依頼人と二度と会うことはない」

依頼人「ろくに調べもせずに依頼をしている訳ではありません。貴方のルールで狙撃していただければ構いません」

狙撃手「わかった……やってみよう……」

依頼人「ををっ……! 引き受けて頂けますか、狙撃手!」クルッ

依頼人「ん!? いない……」

END
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 09:58:56.81 ID:Paex/K2SO
>>201>>202
乙です。
他のSSもそうですが、何でこんなに面白いSSが書ける人がいるんですか……うらやましいです。
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 13:55:05.51 ID:0X3EhL3A0
>>201>>202
あなたのSS
いい感じでした
うん
笑顔になりました
乙です
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/16(月) 17:04:27.65 ID:nyJ6Iu6JO
タイトル「たかが100円、されど100円」
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/16(月) 17:32:48.52 ID:nyJ6Iu6JO
タイトル「正義感過剰」
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 17:56:16.45 ID:BE+EWL5iO
タイトル「銀の竜と魔女の塔」
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 18:50:22.01 ID:JXI8/mu+O
>>201-202
乙です

タイトル「損と嘘」
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 19:51:14.59 ID:BaW3O5yMO
タイトル「余所見街道」
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/16(月) 21:24:51.54 ID:Wd7OG4GO0
タイトル 結衣「すみれせんぱーーいっ」
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/17(火) 11:31:20.00 ID:BjedU0GSO
タイトル「鋼の肉体」
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/17(火) 13:35:55.22 ID:uj9lTaiSO
タイトル「正しい関所の突破方法」
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/18(水) 01:38:46.34 ID:8Y9vehNF0
タイトル「俺は何処で、此処は誰だ?」
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/18(水) 11:29:02.48 ID:Nof7RS+nO
タイトル「旅する花束」
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/18(水) 17:57:37.04 ID:mD0z9KZKO
タイトル「This is a Local for Uraga.」
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/18(水) 19:10:23.50 ID:0gcSsojzO
タイトル「黙ると死ぬ男」
217 : ◆axPwtNeSoU :2018/04/19(木) 16:34:41.10 ID:DK+aCMTA0
>>211「鋼の肉体」
こちらに投下するには若干長めになったので、スレ立てました―
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1524122067/
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/19(木) 16:57:37.63 ID:uRKhnWd0O
タイトル「すみれ先輩っ」
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 17:03:34.22 ID:8OJ+x0LNO
タイトル「違法厄物」
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 17:22:21.40 ID:R/kjvqd80
タイトル「死ぬほど広いよ机の上」
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 23:05:01.63 ID:p89C76CSO
タイトル「私だけでもいいですか?」
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/21(土) 14:08:54.33 ID:gdQ+G0bf0
タイトル「10万ミリボルト」
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/21(土) 14:10:04.40 ID:zkbcG33uO
タイトル「細菌ちゃんと潔癖男」
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/21(土) 14:18:50.45 ID:gdQ+G0bf0
タイトル「一月は正月で酒が飲めるぞ」
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/21(土) 14:20:57.45 ID:l0AOq6pkO
saga君数撃ってるのに全然拾われてなくて草
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/21(土) 16:45:08.80 ID:lKHiRpjA0
初めて来たけどちょいちょいクオリティ高いの混じってるな
>>101『台本通りにお願いします』
>>177-178『黒いあいつ』
>>201-202『あいうえお殺人』
>>217『鋼の肉体』
この4つめっちゃ好き
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/21(土) 16:52:52.78 ID:lKHiRpjA0
忘れてたw
タイトル「依存症」
タイトル「珍解答」
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/21(土) 22:44:14.87 ID:NgcLBNSqO
タイトル「勇者ああああの憂鬱」
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/22(日) 21:47:01.51 ID:qonK1t9a0
タイトル「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 22:37:33.73 ID:bHss1gLUO
タイトル「ブラック企業『世界創造』」
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 00:15:57.15 ID:zUXk8uKSO
タイトル「的が存在しない世界」
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/23(月) 07:58:34.39 ID:swYFkRO7O
タイトル「グレーゾーン企業」
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/23(月) 08:55:31.57 ID:swYFkRO7O
タイトル「(一社)ブラック企業撲滅委員会」
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 09:05:34.78 ID:exPrWWlEO
そういう他人の揚げ足取るようなタイトルばかり書いてるから誰も拾ってくれないんじゃないのか
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 10:00:37.41 ID:a0XH7kI10
>>207
あらすじ
ある一匹狼、いや一匹竜のシルバはある日偶然見つけた塔に入り込む。しかしそこには着替えの最中で下着姿の女の子がいて殴られる。
彼女は人々から魔女と呼ばれ塔に住む太陽のような笑顔を持つ若き魔女サニー
しかし彼女は幼い頃の記憶が欠如していた。
そして失われた記憶をさがすため一人と一匹の旅が始まったのだ。しかし冒険が進むにつれパーティー(魔女以外は魔物)は増え、そして失われし記憶を巡って国を巻き込んだ争いへと発展していく。

キャラ設定
シルバ…竜だが一応二足歩行のドラゴンである。人間態は銀髪で腰に剣を携えた青年。cvは杉田智和で考えています。
サニー…幼い頃の記憶がまるまる無い魔女。お転婆でよくシルバに突っ込まれている。cvは水樹奈々で考えています。
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 10:09:57.50 ID:/Kqjt8sL0
タイトル「食い違う主張」
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/23(月) 12:03:14.74 ID:swYFkRO7O
タイトル「始業前ティータイム」
238 : ◆axPwtNeSoU [saga]:2018/04/23(月) 15:53:58.78 ID:OPU+F8jA0
>>227『珍解答』




問題:以下の言葉を使って例文を作りなさい。

(1)まさか
(2)げんなり
(3)あくまで
(4)いっそ



◆  ◆  ◆  ◆


【男子生徒Aの答え】

(1)暗黒の鎧と鉞(まさかり)を持つ戦士。

(2)我、地上最強の霊長類(にんげん)なり。

(3)神でも悪魔(あくま)でもかかってくるがいい。

(4)我の手で一掃(いっそう)してくれるわ。



【教師のコメント】

 不正解ですが、それとは別にいろいろ言いたいことがあります。
 放課後、職員室まで来なさい。


◆  ◆  ◆  ◆


【女生徒Bの答え】

(1)まさか、登校中にまたしても痴漢に遭うなんて。

(2)朝から、げんなりした気分で今日も1日を過ごした。

(3)毎日電車の時間帯を変えても、相手は、あくまで私を狙ってくる。

(4)いっそ、明日は包丁を持って登校しようか。



【教師のコメント】
 正解ですが、それとは別にいろいろ聞きたいことがあります。
 放課後、生徒相談室まで来て下さい。



FIN.

239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 16:26:38.69 ID:zUXk8uKSO
>>238
まさか『楽しい国語』のようなSSに出会えるとは……
最近げんなりしていましたが、久しぶりに楽しめました。
あくまでいち個人の感想ですが、とても面白かったです。
いっそうSSの創作意欲がわきました(書けるとは言ってない)
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 18:11:15.16 ID:OZx0FjMAO
タイトル「不死鳥の涙」
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/23(月) 18:29:23.63 ID:swYFkRO7O
タイトル「SAKURADAI Style」
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/24(火) 11:17:19.22 ID:fdacUBxFO
タイトル「惨劇の産声」
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/24(火) 21:22:35.47 ID:zUk1ufoN0
タイトル「THIS IS TOKYO MIDTOWN HIBIYA」
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/24(火) 21:59:57.52 ID:oO8HY8zSO
タイトル「Aに気をつけろ」
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/25(水) 22:27:46.37 ID:3R8/b1hO0
タイトル「こちら新宿区バカ田大学前派出所」
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/26(木) 17:14:57.13 ID:BU/yEkpZO
タイトル「破滅の神」
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/27(金) 21:09:11.59 ID:ZGQjru/D0
タイトル「岡ノ下」
248 : ◆axPwtNeSoU [saga]:2018/04/27(金) 21:47:34.92 ID:jr2Mo9xA0
お題くれ
いいのがあったらなんか書くかも
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/27(金) 21:49:03.74 ID:W6z0Z62L0
タイトル「ば---りあっwwww」
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/27(金) 21:52:12.19 ID:VvBu+VVhO
タイトル「結末はいつも同じ」
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/27(金) 22:22:00.55 ID:ZZ/Bl/4vO
タイトル「釈放と言う名の極刑」
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/27(金) 22:41:36.34 ID:HPfgKtFSO
タイトル「最後の3枚」
253 : ◆axPwtNeSoU [sage]:2018/04/27(金) 22:43:45.33 ID:jr2Mo9xA0
お題把握
なんか思いついたら早めに投下する
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/27(金) 23:46:30.60 ID:ZGQjru/D0
タイトル「東京ミッドタウン幕張」
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/28(土) 00:30:05.93 ID:yzmHZvgz0
タイトル「現代の職業を戦闘能力にして戦う」
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/28(土) 20:44:18.11 ID:CPKD0kOE0
タイトル「芥子粒になりたい」
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 12:57:25.63 ID:z1ViKj+UO
タイトル「奇跡の定義」
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/29(日) 14:39:24.50 ID:vpeBPLCy0
タイトル「た」
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/30(月) 11:22:29.87 ID:2sZfFdQAo
タイトル「回転休業」
260 : ◆axPwtNeSoU [saga]:2018/05/01(火) 20:02:21.19 ID:VDe1T+dA0
>>249
「ば---りあっwwww」
数レスお借りします
261 : ◆axPwtNeSoU [saga]:2018/05/01(火) 20:03:14.69 ID:VDe1T+dA0




「……これで、お主らの望み通りの究極バリアーの完成じゃ。文句はなかろうな?」


エヌ博士は、目の前の6本足の生命体に向かって、無愛想に告げた。


……いずこともしれぬ星系から、突如2隻の宇宙船で彼らが地球に飛来したのが約半年前。


彼らの望みは地球最高の天才、エヌ博士によって、いかなる物質もエネルギーも通さぬ、究極のバリアーを完成させること。


圧倒的な科学力、武力の違いを見せつけられた世界政府は、いわれるがままに博士の身柄を宇宙人に差し出すしかなかった。


「……サスガはエヌ博士。我ラの最高の科学者デモ行き詰まッテイタ研究を、コレほど短期間デ形にスルとはナ」


3本の赤黒い触腕をぐねぐねとくねらせながら、宇宙人の将軍は金属をきしりあわせるような笑い声を立てた。


「そちらであらかた理論は出来あがっとったからの。……ただ言っとくが、この代物は欠点だらけじゃぞ。エネルギーをバカ食いする上に、あらゆるベクトルを遮断するから、バリアーの展開中は完全に静止した状態で身動きもとれん。レーダーや目視で外を確認することもできん。それに……」


「ソンナコトはドウでも良イ。基礎研究サエ完成シてシマエバ、後はコチラの学者で何トでもナル」

エヌ博士の言葉を、宇宙人の将軍は冷淡に遮った。


「トニカク実験ダ。我々ノ宇宙船の1隻に、バリアーを組み込ンでモラオウ。本船の武装による攻撃を、防ぎキレれバ合格ダ」


「……随分と危険な実験じゃな。バリアー船に乗り込む者は、余程度胸があると見える」


博士の言葉に、宇宙人の将軍は楽しげに頭頂部の触覚を光らせた。


「……イヤイヤ博士。バリアー船に乗り組ムノハ、貴様と貴様の助手だけダ」


「……何じゃと?」


「我々ノ宇宙船ハ、手順サエ飲み込めバ、2人で充分操縦出来る。貴様のバリアーが、見事攻撃に耐えられレバ良シ、耐えラレナケレバ、そのまま貴様らが死ぬダケダ」

「……アア、言ッてオクガ、バリアー船の武装ハ全て取り外シてアルし、逃ゲタところデ、コチラの本船の方が速力はハルカに上。妙ナ真似はするナヨ」


ひとしきり触覚を光らせた後、宇宙人の将軍は部下に合図して、博士と助手を連行するよう命じた。

262 : ◆axPwtNeSoU [saga]:2018/05/01(火) 20:04:46.50 ID:VDe1T+dA0


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



「……博士ー。まじヤバいっすよー。あいつら絶対、アタシらを生かしとく気ないっすよー」


宇宙人の将軍たちが立ち去った後、エヌ博士の助手は、泣きべそをかきそうな表情でぼやいていた。


「心配ないわい。わしのバリアーは性能だけは完璧じゃ。ミサイルだろうがビームだろうが、重力だろうが慣性力だろうが、全てを遮断する。ブラックホールに突っ込もうが太陽に飛び込もうが、バリアーの内部には全く影響ないわい」

「だからこそ、なおさらっすよー。そんな凄いもん完成させちゃったら、もうアタシら用済みだし、生かしとくだけ危険でしょー? あー、こんなジジイと心中なんて、マジ萎えるっすー」

「ええい、情け無い助手め!いいから黙って手を動かさんかい!」


博士は仏頂面で助手を怒鳴りつけながら、忙しくコンピューターを操作していた。


「……さっきから、何の計算してんすかー? バリアーは完成したんでしょー?」

「説明しとる暇はない。ええからお前も手伝え。この座標を早いとこ入力し直して、このバリアー船を、寸分違わずこの位置につけにゃならんのだからな」


263 : ◆axPwtNeSoU [saga]:2018/05/01(火) 20:07:54.47 ID:VDe1T+dA0



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



「……少シ、予定より遅れタか? 位置もカナリずれテイルヨウだが」


将軍は触覚をゆらめかせ、傍らの秘書官に声をかけた。


「……燃料もギリギリでしたシ、イカニモ危ナッカシイ操縦ぶりデシたカラネ。地球人の猿には、こノ程度が精一杯ダッタノかト」


「フム……」


将軍は引っかかるものを振り払うように触腕を振って、通信機を立ち上げた。


「聞コエルカネ、博士?コレより240秒後、全火力ヲもっテ、ソチラの船ヲ攻撃スル。貴様のバリアーの威力を、身をモッテ証明デキルノダ。科学者冥利に尽きルノではナイかネ?」


『それについては心配しとらんよ。わしは天才じゃからな。……それより、聞きたいことがある』

「何ダ?」

『お主らの本星と通信は出来んのか?』

「本星に直接、命ごいの交渉でもスル気かネ? ……アイニクと、こんナ辺境マデ、恒星間通信のインフラは整備サレていない。ソモソモ本星は、我々の船がココニ居るコトも把握シテおらんヨ。ダカラこそ好キ放題デキるのダガな」

『なる程、海賊紛いの無法者というわけか、道理でな。……ちなみに、この実験が無事成功すれば……お主らは本当に、わしらを解放して、さっさと地球を立ち去ってくれるのかね?』


将軍はぴくりと触覚を震わせ、動きを止めた。


『どうかな?正直に答えて…』


「…モウ、答エハ出てイルノデハナイカネ?」


『…やっぱりか』


「実験が失敗ナラバ貴様は死ヌ。地球モ、無駄な時間を使わせた責任をトッテモラウために、ついでに滅ボス。バリアーが成功なら、貴様ヤ地球ハ生かしてオクニハ危険過ぎる相手トイウコト、ヤハリ滅ボス」


『残念じゃよ』


「逃ゲタケレバ逃ゲタマエ。バリアーを張りながらナラ、しばらくハ逃ゲラレルカモ知れンゾ?燃料切れマデノ短い間ダガナ」


船内にはカウントダウンのアラームが鳴り始めていた。


「アト30秒。バリアーが攻撃に耐えタトシテモ、どノ道、エネルギーは長くは保タン。サヨナラダナ」


15秒。 10秒。 


5。 4。 3。 2。


カウントが終了する1秒前。


『――バカめ』


博士がバリアーのスイッチを押した。

264 : ◆axPwtNeSoU [saga]:2018/05/01(火) 20:09:29.65 ID:VDe1T+dA0



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




「……で、博士。何で、アタシら生きてるんですかー? いったいなにが起こったんですー?」


「……なんじゃ、まだ解っとらんかったんか? バリアーが無事作動しただけじゃよ」



博士がバリアーのスイッチを入れ、再び切るまでほんの数秒。

しかし、スイッチを切っても、攻撃がバリアー船を襲うことは無かった。

いや、それどころか――。


「いや、奴らの船はどこ行っちゃったんですかー? てゆーか、アタシら今、どこにいるんですー? さっきモニターで座標みたら、とんでもない数字になってたんですけどー?」

「じゃから言ったろうが。バリアーが無事作動したお陰じゃよ」

「……ほぇ?」


ぽかんと口を開ける助手。


「わしのバリアーは外界の全ての物質、エネルギーを遮断する。重力も光も電波も通さんし、慣性の影響さえ打ち消す。つまり、バリアーが作動すると同時に完全に静止した状態になる」

「はあ」

「ただ、わしらが止まっても、奴らは動き続ける。――地球の自転や公転、宇宙の膨張によってな。……言ってみれば、高速道路の車の流れの中、わしらだけが急停止で置いてきぼりを食らい、それに猛スピードで奴らが追突したようなもんじゃ」

「えっ、なにそれこわいっす」

「地球の自転のスピードは時速1700キロ、公転速度は時速10万キロ、宇宙の膨張速度は……まあいい、とにかく、その速度で破壊不可能な壁に突っ込んだんじゃ。バラバラどころか粉々、いや、サラサラかな?ひとたまりもなかろうて」

「えっと、じゃあ、コンピューターで計算してた座標って……」

博士「ああ、月や太陽に風穴を開けないようにしつつ、奴らの本船にうまく体当たり出来るようにな、お互いの位置や角度をあわせとったんじゃよ」

助手「うわあ……」

博士「……さて、助手よ、地球へ帰るぞい。燃料はギリギリじゃからな、計算と操縦手伝え」


博士は助手に発破をかけて、ニヤリと笑みを浮かべた。


「いったん地球に戻って、この船の航行システムの解析じゃ。奴らの本星の位置を突き止めて、こちらから出向くことが出来れば、今度は逆に、奴らの星に体当たりして木っ端みじんにしてやることも出来るでな」



FIN.

265 : ◆axPwtNeSoU [saga]:2018/05/01(火) 20:10:39.77 ID:VDe1T+dA0
※投下終了
お目汚し失礼

細かい科学的な設定とかはツッコミ無しでな!
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/01(火) 20:21:09.29 ID:V5ysHyWG0
乙です
助手さんをぼさぼさ頭のそばかす眼鏡っ娘で想像したら萌えた
267 : ◆axPwtNeSoU [sage]:2018/05/01(火) 20:58:05.76 ID:VDe1T+dA0
>>266
(貴様、どうやって俺の脳内をッッ……!!)
コメント感謝ですー
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/01(火) 21:27:52.42 ID:jFN0iZKl0
タイトル「最後通帳」
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/01(火) 21:50:04.57 ID:8p+vQAvWO
タイトル「今北産業の面接試験」
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/02(水) 09:08:31.51 ID:WZ42aepSO
投稿乙です。
(自分は三つ編み想像してました)
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/02(水) 17:11:04.88 ID:Y9KKCdPrO
タイトル「B棟1階暴行事件」
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/02(水) 20:10:11.75 ID:utGrBEooo
タイトル「みんなに秘密なスパイダーマン」
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/02(水) 20:34:27.58 ID:WZ42aepSO
タイトル「とうとう運命すら無くなった」
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/02(水) 23:13:38.52 ID:pFfp72WZ0
タイトル「デザートはタンポポ」
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/02(水) 23:17:38.77 ID:pFfp72WZ0
タイトル「シンデレラの過ち」
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/03(木) 09:25:22.30 ID:N2agbsWJ0
◆IF5x66v7sHqDさんをすこれ
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 13:37:40.32 ID:LD7B7F320
タイトル「えんてつ!」
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 18:18:28.41 ID:LD7B7F320
タイトル「愛上岡聞く毛越さし嵩山曽田治つてとな似ぬ値のは皮膚へ歩真美無目も揶揄世ラリるれ炉和を( -_・)?」
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/04(金) 21:00:13.67 ID:YcAwlrLSO
タイトル「おさげ」
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/04(金) 22:45:24.85 ID:+wlTnXtv0
タイトル「最後に120時間焼き上げればできあがり」
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 14:54:31.71 ID:0vy4KlFi0
タイトル「Mansion no koto nara HASEKO」
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/05(土) 23:24:09.28 ID:fx7qeqhM0
タイトル「誇りでは死なないが誇りを掃除するために死ぬかもしれない」
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/06(日) 21:45:09.63 ID:TkYTH9Uj0
タイトル「のぞみ1001号」
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/06(日) 23:35:35.79 ID:V3DfXJsEO
タイトル「回想電車」
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/07(月) 00:02:42.90 ID:LZhIoq1To
タイトル「焼香口で君を待つ」
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/08(火) 18:39:03.95 ID:RjjgbmBqO
タイトル「さいきっかーず」
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/09(水) 17:39:58.27 ID:fKlU9k3H0
タイトル「鮮血滴る振り子の下で」
タイトル「記憶の中の月光を辿る」
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/09(水) 22:06:37.85 ID:8lWU86pD0
タイトル「青春の315ページ」
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/10(木) 11:49:58.97 ID:YN0PeBHK0
タイトル『割れ月輪』
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/10(木) 20:59:12.50 ID:iaPrigzeO
タイトル「saga君は今日も元気です」
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/14(月) 08:20:15.06 ID:2/GMDVwHO
タイトル「迷探偵コナソ」
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/14(月) 08:52:45.57 ID:2/GMDVwHO
タイトル「問題はいつも自分次第」
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/14(月) 10:28:39.23 ID:wR08QIyQ0
>>271「B棟一階暴行事件」
数レスお借りします。
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/14(月) 11:05:22.05 ID:wR08QIyQ0
2018年3月19日20:38

山口「お前…どうして…」ガクッ

?「悪いな…みんなが抱いている恨みを俺が代行してやった。あばよ。」

3月20日9:00◯✖病院

伊丹「病院で殺人未遂か。また物騒になったな、おい。」

伊丹「それにしても何で今日に限って三浦と芹沢は非番なんだ!事件なんだから出てこいよ!」と一人でブツブツと文句を言いながら現場を見て回る。

?「おっ、ここだここだ!」

?「亀山君…事件を嬉しがるものではありませんよ?」

亀山「すいません…」

伊丹「その声は…あ!またお前らか!」

亀山「なんだ、お前。俺たちがいちゃいけないのか!」

伊丹「当たり前だ!」

亀山と伊丹がいつもの挨拶かの如く言い争いをしている中、杉下は鑑識の米沢に話を聞いていた。

杉下「それで事件について説明していただけますか?」

米沢「ええ、被害者は山口恒夫。21歳。◯✖大学の三年生です。」

杉下「◯✖大学ですか。被害者の方はかなり優秀な方のようですね。」

米沢「いえ、彼は昔から総合格闘技をしていたこともあり、完全な推薦入学だったらしいですよ。」

杉下「なるほど。」

米沢「あと彼は自分が勉強が苦手なのに入った大学はかなり優秀。それがコンプレックスで自分の同級生や後輩を練習中に何人も病院送りにしてきたみたいで…」

杉下「かなり乱暴な性格をしているようですね。ということは」

米沢「はい、かなりの人物が十分に動機がありますね。」

杉下「ありがとうございます。あとは僕の方で…亀山君、行きますよ。」
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/14(月) 15:11:04.28 ID:4IvnNAQn0
守衛室
亀山「つまりあの日は窓もドアも全て閉まっていたという事ですか?」

守衛「はい、間違いないです。だよな?」

守衛2「はい、確かに先輩と一緒に全フロア回りましたけどどこも開いてなかったですよ。」

亀山「分かりました。ご協力ありがとうございました。」

杉下「どうでしたか?」

亀山「ドアも窓も全て見て回って閉まっている事を確認しているそうです。」

杉下「そうですか。それでは次は患者さんのもとへ向かいましょう。」

亀山「どうしてですか?」

杉下「どうやら被害者が所属していた部活の部員が三名入院しているそうです。もし本当に外部の犯行でないとすればこの三人が怪しいと思いますがね〜」

亀山「それもそうですね。」

鎌田「ええと、あの…さっきも刑事さんが来たんですが…」

杉下「これはどうもすいません。もしよろしければもう一度お話願えないでしょうか?」

鎌田「分かりました。鎌田俊樹、19歳で◯✖大学二年で同じ総合格闘技部の後輩です。」

鎌田「この怪我は元々僕はボクシングやってて先輩の打撃をガードしたり肩でいなしてたらどうやら癇に障ったようで渾身の一撃をもらいまして…」

杉下「つまり両腕を…」

鎌田「ええ、お陰で物が持てなくて…確かに先輩の事は恨んでます。でもボコボコにしなくても…」

杉下「ありがとうございました。最後に一つだけ昨日の20時貴方は何を?」

鎌田「そうですね〜一人でテレビ見てましたね。だからアリバイ?にはならないですね。」

杉下「そうですか。貴重なお時間を取らせてしまいすいませんでした。それでは我々は失礼します。」

296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/14(月) 15:40:38.72 ID:4IvnNAQn0
杉下「それでは次は…」

山口弟「はい、お話します。山口哲夫18歳。大学二年生です。」

亀山「あれ?18歳なのに?」

杉下「亀山君、早生まれをご存知ですか?」

亀山「あっ、そうですね。失礼しました。確か貴方は…」

山口弟「はい、被害者の山口は僕の兄です。」

杉下「そうなのですか。ところで貴方の左足は同じようにお兄さんに?」

山口弟「違います、バイト帰りに車に轢かれて。それに兄貴は俺にはしないんですよ。練習中に乱暴になる以外は尊敬してるんですよ。昔俺がグレた時も俺を殴って止めてくれたんです。」

杉下「そうなのですか。いいお兄さんなのですねえ。ところで失礼ですが昨日の20時貴方は何を?」

山口弟「一人で売店へ物を買いに行ってました。」

亀山「一人で?」

山口弟「はい、それは売店の三竹って女の人に聞けば分かりますよ。彼女知り合いですから。」

杉下「分かりました。お時間を取らせてしまいすいません。我々はこれで失礼します。」

山口弟「あっ!おつかれでしょう。これ飲んでってください。」と自分の冷蔵庫からスポーツドリンクを取り出し自分の分をコップに注ぐと残りのコップ二つに注いでくれた。

杉下「それではお言葉に甘えて。」

亀山「ありがとうございます。」

亀山「く〜冷えてるな〜シャキッとするよ!」

杉下「そうですね。とても美味しかったです。それでは。」
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/14(月) 16:10:00.75 ID:4IvnNAQn0
杉下「最後は…」と言いかけたところで病室から伊丹が出てきた。

杉下「おや、ご苦労様です。」

伊丹「あ?ああ、特命係か。この部屋の奴は危険だぞ。」と言い残し帰って行った。

杉下「失礼します。」

黄瀬「何すか?俺さっき刑事には全部話したんすけど?」

杉下「申し訳ございません。お手数ですがもう一度お話いただけませんでしょうか?」

亀山「右京さん?こいつ何でこんなにガラ悪いんすかね?」と小声で話しかける。

杉下「まあ、一度した話をもう一度させられる。普通なら腹立たしいことですよ?」

黄瀬「何コソコソ話してんだよ?あれか?俺疑ってんの?まあしょうがねえよな?」

杉下「いえ、貴方には元とはいえ総合格闘技部にいたという事実があるため話を聞くだけです。」

黄瀬「あ、そう。まあいいや。さっき来た奴がよ、完全に俺を疑ってる感じで話すからよ。追い出しちまったよ。まあ、あんたらなら良いや。話すよ。」と笑いながら言う。

黄瀬「黄瀬一真、21歳、ボコられた山口の同級生だ。俺は練習で寸止めでスパーリングしてたらよ、あいつ思いっきり蹴りやがってよ。そん時は全然痛くなくてよ、周りに止められるまでやりあったんだけどよ、後から病院行ったら折れててさ。で、今にいたるんだよ。」

杉下「そうなのですねえ、ところで貴方は彼女がいらっしゃるのですか?」

黄瀬「あ?ああ、よく分かったな。いるぜ。」

杉下「ええ、貴方の洗面所に色が違う歯ブラシが二本あるのとそこの付き添い者が寝るためのソファに◯ティのタオルケットがあります。その2つでもしかしたらと…」

黄瀬「あんたすげえな!名探偵かよ!」

杉下「いえいえ、刑事ですよ。」

黄瀬「特別に彼女の写真見せてやるよ。」とスマホの写真を見せてきた。清楚な雰囲気漂う正反対な女性だった。

杉下「おや?写真に写ってる時計なのですが面会時間が過ぎているようですね?」

黄瀬「ギクッ!」

黄瀬「頼む言わないでくれ。次注意されたら面会禁止なんだよ。頼むよ、さっきのおっさんには言ってないこと言うから。」
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/14(月) 16:24:16.54 ID:4IvnNAQn0
杉下「なんでしょう?」

黄瀬「ああ、その前に看護師には内緒にしてくれるか?」

杉下「ええ、いいでしょう。」

黄瀬「あれは確か20時45分くらいのことだったんだが、愛美…ああ、俺の彼女の名前な。愛美を送るために一階に行って玄関でチューしてたら何か奥の方から何かが這ってるような音がしてよ、怖くなったからよ、急いで彼女を帰して走って部屋まで戻ったんだよ。」

亀山「這う音?何故そう思ったんだ?」

黄瀬「ああ、この前見たホラー映画で幽霊が床を這ってる音になんとなく似てたんだよ。」

杉下「そうですか。貴重なお話ありがとうございました。」

黄瀬「絶対言わないよな?」

杉下「はい、言いませんよ。」

黄瀬「やっぱ心配だからな、はいこれ。」とスポーツドリンクを二本渡してきた。

亀山「賄賂か?」

黄瀬「ちげえよ。余ってんだよ。頼んだぜ、絶対言うなよ。」という言葉を背に部屋を出た。

亀山「右京さん俺三人の内で誰が犯人か分かんないです。」

杉下「それは僕も同じです。まだ調べる必要がありますねえ。」
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/14(月) 16:25:37.16 ID:4IvnNAQn0
長くなりそうなんでここでやめときます。お目汚し失礼しました。
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/14(月) 18:35:36.39 ID:p58ga8pA0
タイトル「計算通り」
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/14(月) 22:03:50.41 ID:GhFiBuwSO
タイトル「その先へ」
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/15(火) 08:07:47.13 ID:bXe0FfJKO
タイトル「俺ら魔界さ行ぐだ」
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/15(火) 11:55:41.45 ID:q4UPmT2aO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1524139942/614
614 ◆QlCglYLW8I saga 2018/04/22(日) 09:54:49.82 ID:mPc5hxNCO
ここのイッチ、話の整合性とか全然考えずに進んでいく人なので。
まあ死亡前提だなこりゃ。お疲れ様した。
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/15(火) 17:44:18.35 ID:bXe0FfJKO
タイトル「中間試験暴行事件」
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/16(水) 16:32:11.41 ID:OIPhTelA0
>>288
あらすじ
北川准一(16歳)高校生
彼はどこにでもいるような人物だが、ある秘密を抱えていた。
それは一年365日中315日しか生きられず315日目になると必ず何らかの形で死亡し、また入学式の日の朝に戻る。そんな生活をもう10年送っていた。
自分や周りの未来が分かるため人生を諦め脱け殻のような生活を送り、ある日11回目の死を体験し入学式の日に戻るが、あるイレギュラーな女性に出会った事で未来が少しずつ変わり始める。
彼はそのイレギュラーに出会った事で何故自分はループするのかという真相にたどり着く。
キャラ設定
北川准一‥‥何度も高校1年生を体験する内に人生に絶望し全てに無気力になるがイレギュラーに会った事で性格に変化が起きる。理想のcvは中村悠一
氷川里奈‥‥ヒロインであり准一の12回目の人生において初めて現れた人物。いわゆるイレギュラー。不良に絡まれていた所を准一に助けられ話すようになる。理想のcvは明坂聡美。
306 : ◆axPwtNeSoU :2018/05/16(水) 21:43:02.78 ID:5o/yowRA0


お題くれ
閃くのがあったら何か書く
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/16(水) 23:31:01.04 ID:t6bKewBSO
タイトル「嘘からの解放」
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/17(木) 01:23:52.42 ID:EWbo2RAho
記憶欠乏症
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/18(金) 16:50:20.23 ID:2KJWZIcD0
タイトル「YInMnブルーで染め上げろ」
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/18(金) 17:45:53.32 ID:Mejb/gWXO
タイトル「APPLE-PIENAPPLE-TWO-PENS」
311 : ◆axPwtNeSoU [saga]:2018/05/19(土) 15:31:21.85 ID:7K81y8SA0
※整いました

>>308『記憶欠乏症』

312 : ◆axPwtNeSoU [saga]:2018/05/19(土) 15:32:49.23 ID:7K81y8SA0


――何だろう。思い出せない。

――何かの記憶が欠けている。何かが足りていない。

――だが、それが何なのかが思い出せない。




『記憶欠乏症』と呼ばれるそれが、新たな現代病として話題になり始めてから、もう随分になる。

記憶喪失、というのとは全く違う。

具体的に何かの記憶が欠損したり思い出せなかったりという訳ではなく、ただひたすらに得体の知れぬ記憶の欠落感や喪失感だけが付きまとう病。

この病は国も人種も年齢も関係なく広がり続けており、それに伴って、自己の存在基盤を見失い、自己の存在意義を薄れさせていく人々は増加していた。

ガンもエイズも遥か昔に克服されたこの世界。

しかしこの病だけは、原因も有効な治療法も見つからず、ついには世界的な死因の第一位を【自殺】が占め続ける有り様となっていた。

「いったい、何が原因なんだろうな……」

人々は原因も解らぬまま、喪失感と飢餓感を抱えながら、日々、鬱々と暮らしていくしかないのだった。




   ◆   ◆



「――また記憶機構の不祥事か」

管理官の1人が、苦虫を噛み潰したような顔で天界新聞をぐしゃぐしゃと乱暴な手つきで広げた。

見出しには大きく、【消えた記憶問題】【またしても記憶機構の怠慢か】の文字が踊っている。


「最近、多いですよね―」

傍にいた部下も眉をひそめる。

「前世の記憶を徴収するだけしといて、新しい命に対しては未払いのまんま放置したりとか、記憶を支給するためのデータを大量に消去してしまったりとか、記憶の過払いを気づいておきながら隠匿したりとか……」

「おまけに神界からの天下り問題だ。全くけしからん」

「世界記憶保存庁の時から、看板かけ直しただけで体質が変わってないですからねえ。いや、むしろ世保庁の時よりひどくなってる気がします。――まあ、人間達があまりにも増えすぎたってのもあるんですけどねえ……。データ管理が大変なのも解るんですが……」

「……いっそ天変地異で一気にギリギリまで人口減らしてから、余った記憶を1人か2人にぶち込んで最初からやり直す方が楽かも知れんな」

「アダムとイブからのやり直しですか。過激ですけど、それがいいのかも知れませんねえ……」




天界での休憩時間。

彼らの政治談義は、まだまだ終わりそうになかった。



FIN.

313 : ◆axPwtNeSoU [saga]:2018/05/19(土) 15:33:17.48 ID:7K81y8SA0
※投下終了
お目汚し失礼
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/19(土) 15:45:23.40 ID:mx2c8aF70
>>312
乙です
風刺がきいてて上手い

タイトル「イメチェンしよう」
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/20(日) 12:01:35.57 ID:Hib66FdA0
>>314
コメント感謝ですー
タイトル&SS投下する人もっと増えろ
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/20(日) 13:36:37.19 ID:rHVUqyxj0
タイトル「Todai-Seimonmae」
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/20(日) 22:00:38.97 ID:OpG/Lb7SO
タイトル「かみさまと呼ぶ者」
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/20(日) 22:50:09.83 ID:rHVUqyxj0
タイトル「Wat's this?」
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/21(月) 09:34:38.78 ID:SzrBc9q90
タイトル
仮面ライダーW「俺たちは二人で一人の仮面ライダーだ。」

永夢&パラド「うん?俺たちと一緒?」
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/21(月) 17:10:34.66 ID:KsmHwAiJO
タイトル「Mirai-zura」
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/21(月) 17:28:54.77 ID:XEDmuge70
タイトル「富める者と貧しき者」
タイトル「漢字の成り立ち」
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2018/05/21(月) 19:05:23.25 ID:ldCMZGx80
タイトル「正しい夏の過ごし方」

タイトル「雪とこたつと幼馴染と」
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/21(月) 23:54:29.44 ID:jOZ42W1w0
タイトル「オーヴァードーズとあなたへ」
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/22(火) 18:15:31.80 ID:XhkClRfQ0
タイトル「憂鬱な物書き」

タイトル「華麗なる乞食」
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/22(火) 22:26:27.07 ID:i9PpOK2y0
タイトル「Father's Switch」
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/22(火) 22:27:09.09 ID:i9PpOK2y0
タイトル「東大下暗し」
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/22(火) 22:37:31.14 ID:i9PpOK2y0
タイトル「面白いSS」
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/23(水) 09:00:44.46 ID:UNQxHkcAO
タイトル「一心不乱に回れ」
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/23(水) 10:22:00.50 ID:zPlnZl7oo

>>322 【雪とこたつと幼馴染と】


「──よく降りますな」

「まったくですな」

「これは明日の朝は交通麻痺まちがいなしだね」

「天気予報のレーダー見たら、昼頃までは止みそうになかったぞ」

「夕方から降り始めてもう30cmは積もってるもの、すごい事になりそう」


ギシ……ドサササッ──


「──お、屋根が軽くなった音」

「今のはまあまあ落ちたっぽいね」

「そろそろ帰らないとマズそうかな?」

「外は寒いよー? 窓を開けたら命を落としかねない」

「極圏かよ」

「こういう時はこたつの魔力に従っとくのが吉だよ」


《──時刻 ハ 0時 ヲ 回リマシタ、昨日ノ ニュース ノ ハイライト ヲ オ送リシマス》チャララランララー


「ほら、その魔力に負けっぱなしな内に日付変わっちゃったぞ」

「なにを今さら。帰るったってベランダ越しに50cmでしょ、焦ることないじゃない?」

「問題なのは、そこから帰らざるを得ない時間だって事だろ」

「……どういう意味?」

「だって玄関から出ようとして、おばさんに見つかったら不味いでしょ」

「さすがにこの時間は怒られる……かな」
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/23(水) 10:22:45.83 ID:zPlnZl7oo

ズズズ……ギシ、ドササササッ──


「いくら16年来の付き合いな幼馴染みでもね、いちおう僕らは男子と女子なんだしさ」

「うん……」

「さっき2階のトイレ行くのだって、ちょっとヒヤヒヤしたよ」

「ドキドキはしなかったのかな?」

「なに言わせようとしてんだ」

「ちぇっ」

「……したけどさ」

「したんだ?」

「僕らは男子と女子だからね」


《──ソレデハ、マタ今夜。日付 ガ 変ワル 直前23:55 ニ オ会イシマショウ》テレレレレーレッテレー


「私も……さっきからしてるよ」

「だから、いい加減このこたつから出なきゃいけないんだ」

「いけないかな」

「鈍らせようとすんなし。僕の理性なんか、もうひと押しされたら簡単に──」


──ギシッ…ズズズ、ドサドサドサッ!


「きゃっ!?」

「すごい量の雪が落ちたぞ、うわ……もしかして」

「ベランダ、埋まっちゃってる……」


《ドコヨリモ 早イ 今日 ノ 星占イ!! 今夜 意中 ノ 異性 ヲ 射トメチャウ ラッキー ナ 星座 ノ ヒト ハ──!?》ズンチャッ ズンズンチャッ


「……困ったな」

「困ったの?」

「うん……僕らは男と女だからね──」



【おわり】
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/23(水) 13:00:12.09 ID:gFIX0u+A0
乙おつ
良いぞ良いぞ
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/23(水) 13:22:19.18 ID:zPlnZl7oo

>>321 【漢字の成り立ち】

「漢字の成り立ちって面白いですよね」

「意?」キョトン

「どういう意味? って事ですか。『意』もバラせば『音と心』。考えてる事を言葉に表す……的な意味があるんでしょう。そういう字の構成って面白くないです?」

「解!」ウンウン

「同意頂けて何よりですが、その字の成り立ちはちょっと怖いですよ?」

「意?」

「ずばり『刀』を用いて『角』のある『牛』を解体する様子を表した字だそうです」

「鬼!」ヒイィ

「『鬼』は象形文字ですって。まあ脚もあれば、てっぺんに小さくてもツノがありますもんね」

「他! 他!」ガクブル

「残念……『他』の字も、にんべんの部分は人として『也』は『它』……つまり『蛇』を意味する。ようは『ヒトならざる者』なんですよ」

「完!」キッパリ

「勝手に終わらせないで下さい。『完』は『院』に通ずるそうで、周囲をしっかり守られた場所を指す事から『完全』の意に転じたらしいです」

「護……」プルプル

「ごんべんは上半分が剣の握り部分の象形で『?』は鳥と手の象形。つまり『手で掴み懐に置いて護る』って事みたい。ていうか、なんで女の私が先輩を護らなきゃいけないんですか」

「鋭」チッ

「鋭くなくたって思いますよ。『金』は文字通り金属、右半分は上のチョンチョンが分散を意味するそうです。つまり物を分解する金属の刃が『鋭い』んですね」

「普……」

「そうですね……『鋭』は、すごく普通な成り立ちです。『普』もほとんど字を見たまんま『並び立つ人に注ぐ日の光』という意味で、普遍を表してるのかもしれません」

「朝?」

「うん、朝になれば変わらず太陽が昇るって事でしょうね。『朝』は本来左半分だけでその意味を持ってたんですって。上下の十が草原、日は朝日……それだけで揃ってますもんね」

「……違」フルフル

「『違』はしんにょうを除いた部分の『口』を挟んだ上下が、それぞれ天地左右反対を向いてるでしょう? それだけで完全に──」

「違」チッチッ

「え? ですから『違』は……」

「……朝」

「あの『朝』は十が草原って、さっき……」キョトン

「違」キリッ

「違うんですか? 『朝』……なんだろう、字をバラしたら『十月十日』?」ウーン…

「……子」

「その、あの……『子』は象形……」アセッ

「作」ズイッ

「ちょっ、先輩……っ!」アワワワ

「愛──」


… … …

オギャア、オギャア


「──赤」ホクホク

「成立しちゃった……」ポッ


【おわり】

多くの漢字はココ→ https://okjiten.jp/index.html で成り立ちを調べさせてもらいました
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/23(水) 15:26:14.75 ID:gFIX0u+A0
>>332
タイトル投下者ですがわざわざ調べて書いてくださってありがとうございました
乙!
(ちなみに「乙」の「普通と違って、なかなかおもしろい味わい(雰囲気)のあるさま」という意味は日本でだけ通用する意味合いだそうです)
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/23(水) 18:11:52.10 ID:GAfU/ePIO
>>332を書いた者です、レスあざす
自分の環境だと途中で文字化けしてました
『?』になってるとこあったら、護←の右側です
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/23(水) 19:04:56.78 ID:HTSrFwzSO
>>332

>>「──赤」ホクホク

で吹きましたww ホクホクじゃないですよ! 何やってんですか!

……面白いSSをありがとうございました。
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/25(金) 21:36:35.42 ID:+Om7PFgo0
タイトル「最悪の新婚旅行」
タイトル「はやくキスして」
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/26(土) 00:22:53.10 ID:FjKcdbZT0
タイトル「スクラッチくじ削ったら」
タイトル「僕もう帰るんで」
タイトル「今日も兄貴は終電帰り」
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/26(土) 20:11:18.92 ID:WUUnqt6X0
タイトル「FINAL LAP」
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/26(土) 23:41:00.70 ID:WUUnqt6X0
タイトル「彩る世界裸足で蹴って」
340 : ◆VAhVykmeimvo [sage]:2018/05/27(日) 01:22:28.50 ID:hLddjvQSO
>>336
タイトル「はやくキスして」


「ねぇ、はやくキスして」

 僕の彼女は、久し振りに僕の家に来たと思ったら、いきなりキスを要求してきた。

「はやく、キス!」

 まったく、キスぐらいで騒がないでもらいたい。
 こんなのでよければ、毎日だって……いや、さすがに毎日はきついか。僕が持たない。それよりも……

「……準備できてるの?」
「当たり前でしょ?」

 色々と忙しい僕とは対照的に、彼女は準備を終えて暇そうに僕を待っていた。

「あと少しだから、待って……」
「もう、はやくしてよ!」

 彼女が急かしてくる。なので僕は、彼女をちょっとだけからかってみた。

「ねぇ、“ナマ”でも良いの?」
「良いわけないでしょ!? ……待っててあげるから、ちゃんとしてよね」

 急かす割にはちゃんと待っていてくれる。
 僕はそんな彼女が大好きだった。

 彼女の期待に応えたい。
 彼女の笑顔が見たい。
 彼女を喜ばせたい。

 だから、僕は彼女の元へと急いだ。

「お待たせ」
「待ってたよ!」

 僕がやってくると、彼女はエサをおあずけされていた犬のような状態だった。

 彼女を待たせたのは僕の責任だ。
 お詫びに、彼女にはせめて最高のおもてなしをしてあげよう。

 僕は、彼女が望むキスを提供した。










「はい。キスの天ぷら」
「やったぁ! いただきます!」
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/27(日) 09:11:00.49 ID:ShtYurY10
>>322
タイトル「正しい夏の過ごし方」




ボクには夏休み限定のルールがある。

正しい夏を過ごすための、ボクが定めた3つのルール。




@ 必ず8時には起きること




生活のリズムが乱れがちな夏休みだからこそ、ボクは規則正しい生活を自分に課した。

正しい生活をしていると気持ちも晴れやかになってくる。

正しい夏を過ごすためには、とっても大切なことだ。




A 必ず彼女を作ること




1つ目のルールに比べるとかなりハードルが上がるけど、これはこれで大切なことだ。

少し難しいことにも挑戦しないと人間は衰退してしまう。

大学の夏休みは2か月あるし、決して不可能なことじゃないとボクは思う。

事実、ボクはこれから3週間前にできた彼女と自宅デートだしね。

つまり、2番目のルールまでは今のところ達成してるってわけ。
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/27(日) 09:13:48.46 ID:ShtYurY10
ピンポーン




あ、噂をすれば。




「ごめん、ちょっと早く来ちゃった。上がっていい?」




ボクは彼女を自宅に招き入れる。

彼女の服装は出会ったときと同じで、淡いピンクのキャミソールだ。




「暑かったでしょ。今飲み物もってくるね」

「ありがと」




うっすらと汗ばんだ肌に、上気した頬。

期待で胸が高鳴る。

すぐにでも手を出したい気持ちを抑え込んで、ボクは3つ目のルールに思いを馳せた。




B 必ずその子を[ピーーー]こと




小学生のときにペットの猫を殺してから、殺しの衝動は日に日に増していった。

誰かを好きになると、付き合いたいと思うより先に殺したいと感じるようになった。

その人を好きであればあるほど、達成したときの快楽は大きかった…




「ねえ、今日は何しよっか?」




彼女が無邪気に問いかけてくる。

ボクは下心と殺意を胸に秘めながら、彼女に飲み物を持って行った。
343 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2018/05/27(日) 19:50:41.74 ID:ShtYurY10
>>258
タイトル「た」




ここで事件を整理しましょう。

殺されたのは不二崎庄司さん。不二崎コーポレーションの御曹司で、次期社長と目されていた方です。
なかなか優秀な方だったようですが、仕事のやり方がやや強引で、恨みを買うことも少なくなかった。

さらには女好きとしても有名で、泣かせてきた女性は数知れず。

……要するに、殺される心当たりはそれなりにあった、ということですね。




――――そんなことはわかっています。私も捨てられた女の一人ですから。




そうでしたね。そしてあなただけでなく、この山荘に集った全員が彼に何かしらの恨みを抱いていた。
私はあなた方の誰かが犯人だと睨んでいるのですが、確たる証拠が何もない。




――――そんな話をするために呼んだんですか? 何もわかっていないのなら、時間の無駄です。




まあまあ、そう焦らないで。
確かに証拠はありませんが、重要な手がかりならあります。

それは被害者が残したダイイングメッセージ。
殺された庄司さんは最後の力を振り絞り、「た」という血文字を残したのです。





――――それは私も見ました。でも…




そう、この山荘にいる人間に、名前に「た」が付く人がいないんです。
なぜ庄司さんがあんな文字を残したのか、私は不思議でならなかった。
344 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2018/05/27(日) 19:52:03.60 ID:ShtYurY10




――――たすけて、とでも書いたんじゃないですか?




瀕死の人間はわざわざそんなことを書きませんよ。

あの「た」という文字には、何かしらのメッセージがあったはずなんです。
そこで私は、あの現場をもう一度調べ直しました。先入観を捨てて、徹底的に…

そうしたら見つけたんです。あの時は見逃していた、ほんの小さな手がかりが。




――――?




あの「た」の文字の3画目… その終わりの方の血が少しだけかすれていました。
なのに4画目はたっぷりと血を含んでいた。どうしてだと思います?




――――さあ?




庄司さんが死に際に書いたのは3画目までだったんですよ。
それを誰かが4画目を足して、「た」の文字を完成させた。




――――何のためにそんなことを?




その誰かさんは、4画目を隠しておきたかったんです。
自身の名前につながる「な」という文字を。




――――…………




……犯人は、あなたですね?

中村春子さん。
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/27(日) 21:17:28.48 ID:KzCSTNbA0
>>340
タイトル投下者ですが書いてくださってありがとうございます
>>341>>342
>>343>>344
乙です
また書く人増えてきて嬉しい
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/27(日) 22:45:58.67 ID:hLddjvQSO
>>345
こちらこそ、素敵なタイトルをありがとうございました。
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/28(月) 08:15:30.43 ID:uhMswCL5O
タイトル「広告はGoogleにより終了しました」
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/28(月) 18:03:21.35 ID:uhMswCL5O
タイトル「十六次創作」
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/28(月) 20:44:35.52 ID:qO5NQyMf0
タイトル「今年もあいつがやって来る」
350 : ◆qbWu2o7Q.Y [sage]:2018/05/29(火) 18:31:28.98 ID:36W9DYOR0
>>251
タイトル「釈放と言う名の極刑」




とある国の、とある刑務所――

その日、一人の男が釈放されようとしていた。


「このエレベーターで昇れば地上に着く。お前は晴れて自由の身だぞ」


葉巻を咥えた刑務官が男に言った。

しかし、男は浮かない顔である。


「なんで急に……釈放なんて……」


わなわなと震えながら男が呟く。

その目はどこか虚ろで、全身からは汗が噴き出していた。


「オレが模範囚だったから……釈放されるのか?」


刑務官が吹き出した。可笑しくてたまらないというように、腹を抱えて笑う。


「逆だよ。お前は罪が重くなったんだ。だから釈放される」
351 : ◆qbWu2o7Q.Y [sage]:2018/05/29(火) 18:34:28.49 ID:36W9DYOR0
言っている意味がわからずに、男は刑務官を仰ぎ見た。


「お前が乱暴した女の子だけどな……先日亡くなったらしい」


男は目を見開いた。刑務官が続ける。


「自宅で首を吊ったんだとさ。自殺だよ」


男の脳裏に一人の少女が浮かぶ。学校帰りに友達と笑い合っていた顔。

衣服を引き裂いたときに見せた、恐怖と涙でぐちゃぐちゃになった顔。


「この国ではな、自殺が他者に加えられた危害が原因と見なされると、殺人になるんだ」

「………………」

「遺書にはお前への恨みつらみがびっしりと書いてあった。お前の暴行が原因なのは明白だ。
 あの子が死んだ瞬間、お前の罪は強姦罪から強姦殺人罪になった。だから釈放される」


エレベーターが昇り続ける。

暗くジメジメとした刑務所から、地上へ出るためのエレベーター。
352 : ◆qbWu2o7Q.Y [sage]:2018/05/29(火) 18:38:32.95 ID:36W9DYOR0
「い、いやだ……釈放はいやだ……」

「何を悲しむ必要がある? 毎日決まった時間に起きる必要もない。重労働をする必要もない。
 俺たち刑務官から体罰を受けることもない……良いことずくめじゃないか」

「いやだ……いやだ……」


男は頭を抱え込んだ。体の震えが一層激しくなる。

地上へ近づけば近づくほど、男の中の恐怖が増していく。


「ほら、着いたぞ。お待ちかねの地上だ」


刑務官が言うと、エレベーターの扉が開いた。

扉から溢れるまばゆい光。

そこに現れたのは……どこまでも続く、灼熱砂漠。


「じゃあな。せいぜい頑張って生きろよ」


刑務官は男を外へ蹴飛ばすと、エレベーターで地下へと戻っていった。
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/29(火) 21:45:22.32 ID:wYCs/thA0
乙おつ
ありがちだが綺麗なオチ
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/29(火) 22:27:18.64 ID:vYdNoTEiO
ま、みんな人生を生き抜くこと自体が究極の極刑さ
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/29(火) 23:10:27.43 ID:aII0/GuSO
タイトル「見える手」
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/30(水) 08:03:21.61 ID:EgL/DqVuO
タイトル「阿呆と試験とショーカンジュー」
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/30(水) 21:40:27.02 ID:a+X0FVZR0
>>355
「見える手」

男「お邪魔しまーす。結構綺麗だなお前んち。」

友「だろ?俺こう見えて綺麗好きなんだよ。」

男「へー、食器も綺麗に並ん…」

男「…おい。」

友「ん?どした?」

男「…なんだ?この手…?」

男は、食器棚の中の皿の上に手が乗っかっているのを指差した。
それも綺麗に手だけ。腕以降がない。

友「あー、そんなとこにあったか。」

男「なにこれ?ちょー怖いんだけど。」

友「実は兄貴が細工師でさー、なんか作っては俺んちに置いてくのよ。」

男「へー。他にもあんの?」

友「それがどっか行っちゃってさー。行方不明。」

男「見たかったなー。今度見つかったら見せてよ。」

友「いいよー」

男「あ、すまん。俺そろそろ帰らなきゃ。」

友「えー!来たばっかなのに!」

男「すまん!じゃ、また明日な!」

友「じゃーなー!」

ギィ...バタン,

友「…あいつに見えるんだな…『兄貴』の手」
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/30(水) 21:42:41.32 ID:a+X0FVZR0
「あいつに」じゃなくて「あいつにも」だった。
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/30(水) 22:48:32.54 ID:3MJauLKSO
>>357

乙ですというかタイトル拾っていただきありがとうございます。

ホラー!? これホラーですよね!?
兄貴に何があったんだ……ガクブル
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/30(水) 23:20:56.08 ID:/RpWlyeP0
タイトル「ああ言やこう言うてこでも聞かないあなたの心は真っ黒です」
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/31(木) 00:54:56.48 ID:Y4Rse6+SO
タイトル「遠くから重ねて」
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/31(木) 11:26:11.43 ID:aYlL8X/oO
タイトル「月刊少年ステップ」
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/31(木) 22:59:03.59 ID:2Nf6eJhc0
タイトル「乙姫はなぜ浦島太郎に玉手箱を送ったのか」
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 20:29:22.49 ID:B2irzZX60
タイトル「死を呼ぶアイドル」
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/02(土) 02:33:33.62 ID:6riLdmt80
タイトル「贖え、償え、魂以外全てを捨てて」
タイトル「還れないのならば、せめて」
タイトル「泪は砂へ砂漠は海へ」
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/02(土) 14:41:47.22 ID:Q1bCPlyR0
タイトル「最後に残ったもの」
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/02(土) 15:52:26.18 ID:d3cfNzYB0
タイトル「俺くんとデートなうに使っていいよ」
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/03(日) 13:39:27.40 ID:LqjydYOQ0
タイトル「歌い手の篠原さん」
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/03(日) 13:43:12.33 ID:wPgX+RDaO
何かの改変は元ネタを知らない人もいるから使いづらいんだよねえ
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/03(日) 14:22:05.39 ID:dc3D7ZpSO
>>369
書きやすいタイトルってのも大事なんですかね……私不安になってきました。

タイトル「自分VS自分」
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/03(日) 16:37:09.36 ID:LqjydYOQ0
タイトル「超絶真理雄兄弟」
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/03(日) 23:36:04.69 ID:ocR+fXrZ0
タイトル「 ホモ「女にも……穴はあるんだよな?」」
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/04(月) 19:38:05.26 ID:1tHtVsCq0
タイトル「究極の二択」
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/06(水) 01:22:19.38 ID:IO1/xzct0
>>372
タイトル「ホモ「女にも…穴はあるんだよな?」」


ガシャン ガシャン!!
  
      ガシャン ガシャン!!



ジリリリリリリリ! ジリリリリリリリ!


  ヨーシ、ジカンダー キョウノシゴトハオワリダ アトハカクジカイサンー


アザッシター オツカレサマーッス

           イヤーキョウモキツカッタッスネー


ホモ「…お疲れ様です」
       

             カラダガアセマミレダヨ


モウニノウデパンパン、ウデアガンネェヨコレ


         セントウニデモイクカ? アーイイッスネー



ホモ「…お先に失礼します」


スタスタスタスタ…



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




ホモ「…………………………(スタスタ)」 ムラムラムラムラ



ホモ「……………………………………………………(スタスタスタスタ)」 ムラムラムラムラムラムラムラムラ



ホモ「…だめだ…最近の忙しすぎたせいで帰ってからろくにナニも出来なかった」 ムラムラムラムラ


ホモ「それなのに仕事場ではいい肉体…を見る毎日…」ムラムラムラムラ


ホモ「今ではむしろ疲れが一周して性欲が半端ないことになってしまった…」 ムラムラムラムラ


ホモ「クソッ…!仕事帰りだって言うのに体が熱過ぎてどうしようもない…!少し街を歩くか…」 ムラムラムラムラ
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/06(水) 01:23:52.43 ID:IO1/xzct0
ホモ「帰り道は…こっちか」 ムラムラ


…ガヤガヤ ガヤガヤ ガヤガヤ

ホモ「(そうかここは繁華街だったか。思ったより人が多い)」 ムラムラムラムラ

チャラ男「おっ、そこのお兄さんお疲れ?ちょっと飲んでかない?」

ホモ「……………………!!(ジロリ)」 ギンギン

チャラ男「(何だこいつキメェ…こいつはスルーだな。)」 


ホモ「くっ、客引きの適当な男にも惹かれてしまう…!これではむしろ逆効果だ…」 ギンギン

   オニーサンノンデカナイ?    カワイイコイッパイイルヨー

ホモ「(…ここは早く切り抜けないと…!)」


スタスタスタスタ…
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/06(水) 01:29:56.45 ID:IO1/xzct0
ホモ「体が…熱い…!」  ギンギンギンギン

ホモ「これじゃあ歩いた意味がなかったな。だがこの公園を抜ければ家まですぐだ」 ギンギンギンギン

ホモ「こんな小さな…公園のほうが風…が…!良く通るとはな…ヌンッ!」ギンギンギンギン

ホモ「だが今更多この程度の夜風では…」ギンギンギンギン

ホモ「仕方あるまい。家…に、帰ったら処理すれば、いい…か…」 ギンギンギンギン

ホモ「(…だが正直もう体にかなり溜まっている…下手をすれば歩いているだけでも興奮が収まらん…!)」 ギンギンギンギン

ホモ「(もうこの公園でいいか?こんな深夜だ。こんなところでナニをしてもばれるわけではない)」 ギンギンギンギン

ホモ「(昔の人はカブですら抜くことが出来たんだ…今の俺ならカブどころか穴さえあれば…!)」 ギンギンギンギン

ホモ「ん…?」 ギンギンギンギン



女「あ”〜…ヒック…」 ふらふら



ホモ「(あの女…酔っ払いか?)」 ギンギンギンギン

女「……(ふらふら)」 スーッ…
 
ホモ「男女共用のトイレ…に入っていった…」 ギンギンギンギン

ホモ「深夜…男女共用のトイレ…誰もいない…」 ギンギンギンギン




ホモ「……………………女にも穴はあるんだよな?」 ギラン


ホモ「…どうせ相手は酔っ払い…今日のことなんぞ覚えていないだろう…」 ギンギンギンギンギンギンギンギン

ホモ「そして俺は名実共にホモ…!他の奴も知っているから万が一の場合も俺に話が来ても切り抜けられる自信はある…!」 ギンギンギンギンギンギンギンギン

ホモ「今の俺は…穴さえあれば…!イける…!」 ギンギンギンギンギンギンギンギン

ホモ「やってやる…!もう限界だ…!イくね…!」 ギンギンギンギンギンギンギンギン



ホモ「(…だがしかし俺は気づくべきだった。何故ホモの俺が女に少しでも興味を持ったのかを)」

ホモ「(そして何故こんな小さな公園でタイミングよく、いかにもな女を見つけたのかを)」






女「 男 に も 胸 は あ る ん だ よ な ぁ  ! ! !」 ギロリ 



アッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!♂


・・・
・・・・・
・・・・・・・



ホモ「(…類は友を呼ぶ…か…)」


ホモ「(…あの女…ひたすら俺の胸を…揉みしだきやがって)」 

ホモ「(お陰であのトイレじゃ酷い目にあった…相手が満足するまで相手をさせられた…)」



ホモ「畜生…揉まれすぎて俺の大胸筋が腫れちまいやがった」 ズキズキ

ホモ?「…少し膨らんだか…?ちっ…胸が痛いぜ…」 ズキズキ


【おわり】
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/06(水) 01:35:03.07 ID:IO1/xzct0
初めてSS書いたよ。見にくいとかは言ってもらえたら後学のためなるので教えてください
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/06(水) 19:00:01.30 ID:1iIf1WRA0
>>377

とりあえず書き方について気がついたとこ指摘

・改行タイミングがおかしいのか、携帯からだと行始まりがガタガタで見づらい(特に1レス目半角部分)
・半角カタカナが多くて読みづらい上、全角カタカナ使ってる部分が入り混じってて違和感あり
・台詞の後、半角カタカナ擬音との間に空マスは不要
・三点リーダー(…)は本来偶数個で使うのが一般的。厳格過ぎる必要はないが気にする読者もいるので念のため。

とりあえず目についた点はこんなところ

内容については初投稿ということもあり、今後も是非頑張って欲しいとだけ。
敢えて一点だけ挙げるなら、1レス目の前半〜〜〜〜〜〜線までは冗長になるだけなのでぶっちゃけ全カットでOKかなと
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/06(水) 21:57:42.71 ID:U6GQAHweO
タイトル「海亀と渡り鳥」
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/07(木) 01:39:08.24 ID:upn4vJS80
>>365
タイトル「贖え、償え、魂以外全てを捨てて」

俺は生まれてからの殺し屋だった。

生まれてからすぐにねずみの首を折り、子供の頃から何かを[ピーーー]ということに熱中していた。
親からそんなことはやめろといわれたが何故ダメなのかまったく理解が出来なかった。
「命は大切だ」とか「気持ち悪いことをしないで」とか言葉の意味がわからなかった。

大人になる前に村から追い出されたが行きつく先でいろいろな人を殺し、[ピーーー]だけじゃなく盗みの技術も覚えた。

「奪われるほうが悪い」「[ピーーー]瞬間がもっとも綺麗だ」

そんな風にと自分のやりたいようにやりしたい風にし続けた。

だが俺はやりすぎちまったのさ。

指名手配はいたるところに張り出され、二つ、三つと村を渡っても顔が割れている。
逃げるのは大変だったが、ある時とある孤児院に逃げ込んだのさ。

夜も遅いとき、忍び込んだ先で何が行われてたと思う?

まさかの出産だよ。

医者の家までいけないからって布団やらなんやらがある孤児院でなんとか形だけ整えて子供を生んでいたのさ。
しかもその時はいる奴ら全員がパニックになってたから俺を医者の先生と思いやがる。

俺が子供を取り上げるだと?馬鹿な話だと思ったさ。

なんでかな、まったく違うことでナイフで腹を掻っ捌いて、子供を取り上げて、しかも元通りに縫い合わせるなんてな。今でもほめてやりたいよ

だがよ?その手に取った赤子の重みは、命の重みって奴だったんだよ
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/07(木) 01:41:06.80 ID:upn4vJS80
それがわかったらもう同じことは出来なくなった。気づくのが遅すぎたんだよ。

でもな、遅すぎたからって奪ったものは返すことができない。俺一個の命じゃ釣り合わな過ぎてまったく話にならない。

村を襲う盗賊を懲らしめて衛兵にわたしても、悪どい奴隷商人をひっとらえても、
悪質な税を課してる上に不正をもみ消す悪徳領主の不正を暴いても、命の重みには足りなすぎる。

だからよ……



「ここが例の盗賊がいる場所か…」

今回は小さな村を襲った盗賊退治だ。森の中の廃墟を根城にしているらしいが珍しく女が親玉らしい。


「ん……?誰だ貴様……なんだ貴様は!!?」

「邪魔だ」

見張りや道中の雑魚は通り過ぎ様に気絶させる。顔は覆面で隠してるから見られて誰かにばれるということもない。

親玉がいる部屋までたどり着くと扉を蹴り飛ばす。

「お前がここの親玉か!」

「誰だてめ……なんだお前は!!?」

「お前の悪行もこれまでだ。やらせてもらう」

「ぜ、全裸とか何に考えてるんだお前!!?」


そう……失ったのであればせめて新しい命を生み出すしかないのだ。産めよ増やせよ、それが俺のできる唯一の贖罪。
俺の人生全てをかけて、今までの人生の償いを行うのだ。


「羞恥心を捨ててるのかお前!!?」

【おわり】
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/07(木) 01:44:47.91 ID:upn4vJS80
>>378

377だけどありがとう。三点リーダが偶数個というのはしらなかった。とりあえずまずは読みやすさから頑張ってみようと思う
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/07(木) 20:51:14.12 ID:SQr/g2Em0
>>380 - >>381
365です、タイトル拾っていただきありがとうございます
シリアスな流れからのオチに吹きました
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/08(金) 12:44:03.86 ID:SIwY49MuO
タイトル「恐怖の村おこし」
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/08(金) 13:06:58.47 ID:/OGgprL30
タイトル『星の向こうで』
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/09(土) 11:26:50.46 ID:F3Jvx/A70
タイトル「謎の光」
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/09(土) 16:32:45.48 ID:amLm+5oW0
前スレ>>475 「貴様の名は。」


男が"優雅"とも言える振る舞いで階段を降りる

「――――」

彼らは優秀だ、僕がここにいることなど既に突き止めているだろう

そして彼なら罠など恐れず来るだろう



男は獰猛な気配を隠さず階段を駆け上がる

「っ!!!」

相手の顔など知らない、声も背丈も未だ分からない

それでも、奴が、いる

このビルに追い続けた相手がいる



「―――フッ」

誰かが階段を駆け上がってくる音がする

間違いなく彼だ



「ハッ――!!」

階段を降りる"誰か"の足が見える

奴以外ありえない


「貴様が魔王だ」
「君は子犬ちゃんだ」
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/09(土) 20:22:11.61 ID:JsOE2ax8O
「すれ違う歌」
「スレ違歌」
「速さが足りない」「オマエは早さが足りない」
「早阪里奈」
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/09(土) 20:27:52.40 ID:il7I9KR8O
>>387
(;゚д゚)?
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/09(土) 23:06:18.95 ID:aBg4gNASO
タイトル「ジェノサイド」
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/09(土) 23:07:17.94 ID:0jMog0wO0
タイトル「規制入りまーすっ!」
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/09(土) 23:51:46.35 ID:a0HjYmbt0
タイトル「銀の靴、硝子の靴、赤い靴」
タイトル「今一番欲しいのはズタ袋」
タイトル「女神様ともう一人の俺」
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/10(日) 00:03:00.87 ID:duRfaNFE0
>>300
タイトル「計算通り」




その日、仕事から帰宅した夫婦は目を疑った。


母親「えっ… これ全部ユウちゃんが作ったの!?」

ユウ「うん!」


ユウと呼ばれた男の子は得意げにうなずく。

その後ろには… 有名レストランも顔負けの、豪華な料理が並んでいた。


ユウ「さあさあ、お仕事疲れたでしょ? すぐにご飯にしよ?」

父親「あ、ああ…」


困惑しながらも、ユウの両親はそのまま食卓についた。


ユウ「どうぞ召し上がれ! お風呂も汲んであるから、これ食べたら入ってきてね!」

母親「あ、ありがとう、ユウちゃん…」
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/10(日) 00:04:08.85 ID:duRfaNFE0
夕食と入浴を終えた夫婦は、そのまま寝室へと入っていった。


父親「ど、どうなってるんだ一体…」

母親「わからないわ… 食事は美味しかったし、お風呂もいい香りがして…」

父親「それに、なんだこの寝室は… いつもこんなんだったか?」


2人は改めて寝室を見渡す。

照明はほのかなピンク色で、アロマの甘い香りが漂っている。

手が加えられていることは一目瞭然だった。


父親「これも全部ユウが…!?」

母親「………………」

父親「ん? どうした?」

母親「そういえば私たち… ユウに寂しい思いばかりさせちゃってるわね」

父親「え?」

母親「最近は仕事が忙しくて、あまり構ってあげられなくて…」

母親「ユウは私たちのために… こんなに頑張ってくれたのに…」
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/10(日) 00:05:03.48 ID:duRfaNFE0
父親「…そうだな。確かに俺たちはユウに何もしてあげられなかった」

母親「………………」

父親「今度の日曜日、3人でどこか行こうか」

母親「ええ…」

父親「………………」

母親「あなた… 何だか変な気分になってきちゃった」

父親「お前…」

母親「久しぶりに、どう? こっちの方もご無沙汰だったでしょ?」

父親「ああ…」
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/10(日) 00:05:50.58 ID:duRfaNFE0
それから1年後、ぼくに新しい家族ができた。


母親「うふふ… ユウちゃんもこれでお兄ちゃんね」

ユウ「うん!」


一緒に遊べるようになるにはまだ時間がかかるけれど、

それでもこれからは1人じゃない。

お父さんとお母さんが忙しくても、ぼくには可愛い弟がいる。

1年前から始まった計画が、こうして見事に実を結んだ。


ユウ「計算通り」

母親「え? 何か言った?」

ユウ「ううん、何も!」


弟の寝顔を見守りながら、ぼくはニヤリと笑みを浮かべた。
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/10(日) 00:43:37.67 ID:U2Qi7HJSO
>>393>>396
乙です。ユウ君策士すぎるww
書き手が増えて嬉しいです。
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/10(日) 01:24:15.09 ID:l8yTfwJS0
タイトル「ウルトラの光」
399 : ◆axPwtNeSoU [saga]:2018/06/11(月) 22:00:54.77 ID:CghzzkEA0
久しぶりに来ました
タイトルくださいな

いいのがあったらなんか書くかも
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/11(月) 22:04:15.52 ID:M/moT5o40
タイトル「世界で一番美しい生き物」
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/11(月) 22:10:18.92 ID:pjJLiOfSO
タイトル「空への階段」
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/11(月) 23:20:34.44 ID:WA0Ob/l/0
タイトル「「あいつ誰よ?」「あいつは私だよ」」
タイトル「振り返るまで二秒」
タイトル「それでいいだろ?」
403 : ◆axPwtNeSoU [sage]:2018/06/12(火) 00:39:52.25 ID:jBf8lF+A0
お題把握
思いついたら書く
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/12(火) 18:55:53.84 ID:XXJ3Hkvz0
タイトル「あなたに星空を」
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/12(火) 20:12:19.14 ID:qHCK4OUD0
それから1年後、ぼくに新しい家族ができた。


母親「うふふ… ユウちゃんもこれでお兄ちゃんね」

ユウ「うん!」


一緒に遊べるようになるにはまだ時間がかかるけれど、

それでもこれからは1人じゃない。

お父さんとお母さんが忙しくても、ぼくには可愛い弟がいる。

1年前から始まった計画が、こうして見事に実を結んだ。


ユウ「計算通り」

母親「え? 何か言った?」

ユウ「ううん、何も!」


弟の寝顔を見守りながら、ぼくはニヤリと笑みを浮かべた。
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/12(火) 20:13:33.71 ID:qHCK4OUD0
>>405
誤爆です
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/13(水) 08:01:56.18 ID:yuRcz9XuO
タイトル「青空の妖精」
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/13(水) 16:31:40.53 ID:yAnHjtTT0
タイトル「正気のマッドサイエンティスト」
タイトル「わたしを置いていかないでくれ」
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/13(水) 17:28:15.06 ID:iuTyzQWG0
タイトル「あいつを変えたこの一言」
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/13(水) 23:32:57.97 ID:gxGuC0W+0
タイトル「恐れ入谷の日比谷線」
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 18:39:11.57 ID:cZuwep0FO
すいません。話を投稿しようと思うのですが、もしかしたら5レスくらい使っちゃうかもしれないですが構いませんか?
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 18:42:47.60 ID:Xb9R4BNj0
>>411
全然いいよ
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 18:52:26.67 ID:cZuwep0FO
>>364
タイトル「死を呼ぶアイドル」

アイドルが有名になる要因として歌、ダンス、ルックス、キャラ、スタイル。
あまり嬉しく無いのがスキャンダル。
私、大島爽(おおしま さやか)16歳は嬉しくない理由で有名になってしまった。

それは……都市伝説としてだ。
内容は私に関係した人が死んでいく。
番組やドラマ、舞台の共演者やスタッフなどが皆死んでいくのだ。

いつしか世間は私をこう呼ぶようになった。

【死を呼ぶアイドル】と。

警察のほうでも不可解過ぎて捜査が難航しているらしい。なにせ、共通点が私と共演した方だけだからだ。しかし私は知っている。

死んだのは皆私が嫌った人達だ。犠牲になった人たちは警察が言うには遺体の損傷が激しいものから軽いものまでピンからキリなのだ。それも私が嫌う度合いで変わってくるのだ。

何故だか分からないが皆私が嫌うと1ヶ月後に死ぬのだ。

私は一度本気で呪われてるのではないかと思い事務所近くのお寺や神社へ行った事がある。しかし何もないのだ。

そしてこれらのせいで私と共演したら死ぬのではないかと怯え、恐怖し共演NGにされた方もいた。でも怖いもの見たさで共演してくる方もいた。

そのせいで仕事は減り、もっぱらラジオの仕事ばかりとなっていた。

しかし最近は死ぬのがパタリと止んだ。そのおかげでまた仕事が増え始めた。
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 18:55:19.63 ID:cZuwep0FO
だけど事件が起き始めた。私のもとに表に@としか書かれておらず後は何も書かれていないDVDが送られだしたのだ。
無視していたがだんだん増えていき、いくら捨てても机の上にあるのだ。

だから私は興味本意というか怖いもの見たさで一度見てみた。内容は見知らぬ男の人がバスタブの中で死んでいる。もし映画祭にスプラッタものの賞があるなら間違いなく大賞を取ることができる。そのくらいエグい内容だった。
私は見た瞬間、吐き気を催した。今日のドラマのクランクアップ後の打ち上げで食べた物が出てくるんじゃないかと思うほどの吐き気を催した。

しかしそうなったのは最初だけ。後は難なく見る事が出来た。

自分でも正直驚いている。いつもなら夏によくやる1、2時間のホラー特番でも全部見終わるのに倍くらいの時間がかかるのに何故か落ち着いて見る事ができた。

そしてどんどん見て最後の10枚目を見終わり特徴をメモしだした。
@全ての映像において服装はよく分からない仮面に黒い服
A凶器は刃物。
Bすぐ殺している。

しかし私は思わぬ形で犯人と対峙することとなる。

仕事が休みのある日
私は欲しかった服やコスメを買い、うきうきした気分で歩いていると前から見たことのある人物が歩いてきた。

それはあのDVDで見た殺人鬼だった。なんとか目を合わさぬよう視線を落として歩く。
だんだん向こうも近づいてくる。そしてすれ違う時に耳元で囁かれた。

「私はお前だ。」と。

すぐに後ろを振り向くが、もうその姿はなかった。

私は急いで近くのベンチに座り、警察に電話しようとスマホを取り出した。
しかし思いとどまった。
何て言えばいい?DVDで見たあの人物を見た?そんな事で警察が動いてくれる筈がない。
私はそのままスマホをしまい、空を見上げた。
いつも通りのどこまでも続くような青い空が広がり白い雲が流れている。

あれは見間違いだ。悪い夢を見ただけだ。
そう自分に言い聞かせ私は今日のブログ用の自撮りをした。
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 18:57:32.38 ID:cZuwep0FO
そして夜。明日のリリイベの為に私は早めに寝ることにした。

久しぶりに夢を見た。私は一人称視点で暗い道を歩いていた。どこかの廃墟かな?
そして広いところに出ると知らない男の人が磔にされ衰弱していた。

「なあ、助けてくれ。」と懇願した。

そう言った瞬間、持っていたナイフを投げ、左肩に深く刺さった。そして場面が変わると男をボストンバッグに詰めているところだった。

そして傍に置いておいた仮面を取った。
そして立ち上がったところで近くにあった鏡を落としてしまう。鏡面側から落ちなかった事で割れずに済んだ。そしてその鏡を拾い上げようとして顔が写り込んだ。

その顔は紛れもなく私だった。そしてボストンバッグを背負うとそのまま部屋から出て行った。

次の日のリリイベは大変だった。昨日の事が気になってしまい、何回か段取りを間違えてしまった。

握手会でも「今日はどうしたの?」とか「らしくない」とか言われてしまった。

そしてリリイベが終わり楽屋でスマホのニュースアプリを開くとあった。

昨日私がいた渋谷でボストンバッグに詰め込まれた男性の遺体が発見されたとのことだ。

その日、また人を[ピーーー]夢を見た。

しかしその日は少し違った。建物に入る所から始まっており、場面が変わり、人がバスタブの中で死んでおり、また私はボストンバッグに死体を詰めて出て行った。
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 19:02:30.78 ID:cZuwep0FO
次の日、私はある場所に向かった。何故かいつまで経っても取り壊されない廃墟だ。

初めて来た筈なのに足が勝手に階段を上がり、ある部屋に入る。

そこには夢で見た光景が広がっていた。
ところどころ血がついたバスタブ、血が飛び散った床、拷問道具などなど。

私は昨日の夢のお陰で場所を特定する事が出来た。しかしあまりにもグロテスクな光景に思わず後ずさりをしてしまい何かにぶつかった。それは姿見だった。

鏡に映る私の顔はひどく怯えている。とにかく帰ろう。
そう思い踵を返そうとしたができなかった。

何故なら鏡の中の私が笑ったからだ。

「え…」すると私の口がひとりでに動き出す。

「やあ!爽!私だよ!」

「え…誰…?」私は驚愕した。意識せずに勝手に私が喋りだしたからだ。

「やだな〜私だよ?私はソウ…私は君であり君は私だ。」

「驚いているようだね?あれ?覚えてな〜い?君が私を生んだんだよ?」と首をちょこんと右に傾けながら答える。

「な〜んだ!覚えてないんだ。まあ、あれは忘れたい記憶よねー同じ女の子として。」

「何があったの!?私に!?」

「あれは2年前ね。君はあるテレビ局のディレクターが予約したホテルへ行った。そういわゆる枕営業ってやつね。まだ貴方のグループはデビューしたてで足がかりが欲しかったの。
それで最年少だった君がディレクターのお眼鏡に叶いみんなの為に覚悟を決めて部屋に入るとパンツ一枚の太った男がいたの。
その瞬間、覚悟が全て崩れ去り君は泣き出した。その男は君の泣き顔にかなり興奮していた。
君は逃げようとしたけどドアにはロックがかかっており逃げられず部屋中を逃げ回ったけど、そこは14の少女と大の男。力の差は歴然で君はベランダに追い詰められた。
しかしその男はベランダから誤って転落。時間になっても出てこない君を不審に思いマネージャーが部屋に踏み込んだ…
これが君がショックのあまり封印した記憶よ。」

「思い出した…確かに私はあの時…でも私は落ちたのを見ていない!」

「そうだね。でも不思議じゃない?何故君がすぐにディレクターに捕まらなかったのか、何故ディレクターが自分の胸くらいの高さがある手すりから転落したのか、何故君の記憶がそこだけないのか!
その答えはただ一つ!あの男は私が君の人格を乗っ取って殺したからだ!」

「嘘…でしょ…?」

「本当よ。あいつが落ちる瞬間の驚いた顔よ。まさか自分よりも小柄な女の子に力で負けて落とされるなんて夢にも思ってなかったでしょうね〜今でもあの顔を思い出すと笑っちゃうわw
君があの場にいたという事だけなかったことにされ、結果君のグループは体を汚される事なく有名になった。」

「何でこんな事するの?何で殺したの!」

「簡単さ。過剰なストレスを君に与えたくないからだよ。キモいディレクターに襲われた時だって私という人格が全てのストレスを背負わなければ君は廃人になってたよ?」

「じゃあ!私が街で見た殺人鬼は!?私が見た事ない人を殺したのは!?」

「君が見た殺人鬼は幻だね。だって殺人鬼は私であり君だもの。次に知らない人が死んでるのは君のストーカーとかアンチだね。」

「でも君に全部知られちゃったな〜でも安心して君は殺さない。君を殺そうとしたら私も死ぬ。逆もしかりだよ。」

「そうだ!私にこの体ちょうだい!私に主導権をちょうだい!」

「私が主になればもっと君にとっての障害を排除することができるよ?そうしたらね…」

「うるさい!貴方は…命をなんだと思ってんの?たった一つのかけがえのない命を…!」

「綺麗事ばかり言っても、どうにもならないよ。行動を起こしたのは私だけど命を奪ったのは君の手よ?もう何人殺そうが一緒よ?」

ヒューヒュー

「あら?過呼吸?ほら苦しいでしょ?身を任せなさい。そうすれば楽になるわ。」

一瞬その誘惑に流されそうになった私がいた。
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 19:03:50.24 ID:cZuwep0FO
私は半ば気力でその場にあったナイフを掴み首に当てた。

「なんのつもり?さっき言わなかった?私を殺したいのかもしれないけど、そんな事したら貴方も死ぬわ。」

「考え直しなさい。」と強い口調で止めてくる。

しかし私は今まで生きてきた中で一番落ち着いており、ある変化に気づいたため口にした。
「ねえ、どうして貴方の声は震えてるの?」
もう一人の私は声が震えていたのだ。

「まさか怖いの?死ぬかもしれない恐怖が怖いの?」

「うるさい!わ、分かったわ。やるならやりなさい!」

「分かった。でも首はやめとくわ。そのかわり…ね!」と自分のお腹にナイフを突き立てた。

「うっ…」痛みに倒れこむ。痛すぎるよ…自分で刺しても…

「本当にやった…ほら早くその手を離しなさい。今なら間に合うわ。」

「貴方に…死の恐怖を…分からせてあげる…私の体を使って…」

「ふ、ふん!そんなもんで私が怯む訳ないじゃん。」と言ってきたため更に刺す。すると更に血が流れる。

ソウに変化が現れ始めた。
「嫌だ…死にたくないよ…嫌だ…嫌だ…」とソウは涙を流し始めたのだ。

「嫌…よ…貴方は…今まで…同…じ…事を…言った人を…助けたかし…ら?」 と更にナイフを進めた。すると水たまりほどのおびただしい量の血が流れた。

ソウは「私は…取り返しのつかない事を…」

「ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…」と号泣し始めた。

私は痛みに耐えながらソウに触れるべく自分の頬に手を伸ばす。

「貴方は私が生み出したもう一人の私よ。私がストレスを貴方に背負わせすぎたせいで貴方は歪んでしまった。これからは私も一緒に背負うわ。」
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 19:05:21.00 ID:cZuwep0FO
あれから一年後…
私のグループはライブツアーをしゴールとして武道館に立っていた。
「爽?」

「え?ああ、ごめん。ソウ。」
結局私の中にソウを住ませることにした。もう人を殺さないと約束して。

あのあと私はその場で偶然持ってたレッスン着のTシャツに着替え病院に行った。
傷を見てもらうとやっぱり少し刺さっており少し血が出ていた。
実はあの大量に流れた血の9割は現場にあったパックに入った血糊だったのだ。

あの時私はあれを本気で誰かの血だと思い証拠になると思い服の中に入れ持ち帰ろうとしたのだ。
で思いのほか深く刺しすぎてパックを貫通しお腹に少し刺さってた。
病院で言い訳するときは本当に困った。
でもそこはソウの人格に喋ってもらい事なきを得た。
病院では何も言われなかったが家に帰ってからはくどくどと文句を言われた。

そしてある日私は夜更かしをしたせいでどうしても眠たくて仕事の時にソウと変わってもらった事がある。彼女はずっと私の中で歌やダンスのレッスンを見ていたらしく完璧に踊りきってしまった。
因みに人格が入れ替わっている間はテレビでいうところの時差が無い現場とワイプの中継のような感じだ。

一応可愛い系で売っている私と違いソウはクールビューティーかつイケメンキャラらしく女性ファンが増えてしまった。

それからソウもアイドルをしてみたいらしく最近ではライブの昼の部と夜の部で交代したり握手会もたまに交代しながらしている。

さてそろそろ開演だ。今は観客の気分を煽るための映像が流れている。

「さて!頑張ってくるかな!」

終わり
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 19:06:30.05 ID:cZuwep0FO
以上です。思いのほか大長編になってしまいすいませんでした。
また良さそうなタイトルがあったら書かせていただきます。
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 20:00:50.63 ID:Xb9R4BNj0
>>413-419
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/14(木) 20:13:44.23 ID:W1rnI7HwO
タイトル「桃栗二年柿六年」
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/15(金) 08:49:01.70 ID:pr+5191Y0
タイトル「死ぬほど長い十分の中の刹那の二秒」
タイトル「浅草寺に帰ろうか」
タイトル「天を衝く天の岩戸へ」
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/15(金) 10:59:14.88 ID:Z1A4obpG0
世界は光と闇でできている─
ワオ……フン、馬鹿なことを……!ヴィジョン――俺を、俺だけを見て――彼女がアダマンホーバークに着替えたらいつか還る場所が神の力と同等に誰よりも気高く優しき精虫作り始めてモコモコしてきたぜ――――!
その鉄クズ……いや聖廟創生の試験管を獣の如くせり上がってくるよ。…なに、すぐに戻るさヒィッ!怒らないでくれ!レアアイテムをやるから俺の気の変わらんうちにぶちまけるターゲット根源なる意思に目覚めない…いや、むしろ……と――使うがいい すべての力を――解き放ちしちまう、僕と共に神の扉を
人間にしては素晴らしい…それが人間の『闇』だから機動部隊が戦略兵器を発動させる前に聖天使アルテマでjsアトモスを幽玄の迷宮へと誘わせなされよ…そうだぞ貴様!…ですよね?ご主人様?ジュニックスさせていただこうか…ファファファ……死ねい!フォイェザ・ルシ=ダークファイアみてえに精妙なる夢幻の刃の如きウォークライ魂のささやき――旨い飯を食わせてあげ、時折優しい笑みを浮かべながら天使アルテマ砲天の福音が我が身を巡るモルボル液ピストンで秘術・ヴァイスアイズむいて天地の雫驚くほどの勘違い野郎て四聖獣玄武を“ヴァルキリー”候補生愛の源ではっきり言って馬鹿げてるヌスルグティョセッ・クス所謂─奇跡して入道はプリプリッシュの運命(さだめ)受聖<アストラル・フロウ>セーシ…命乞いをするならな…ではち切れそうだ…そうだったのだ!なバーサーカー全身完全性感帯(百年前の戦争で死亡)ジュニ(CV:吉田直樹)一方的な狂愛で核(Core)アムリタほとばしらせたかったのだが、な…し向こう側も視てありえねェ禁域で華奢な純潔なる魅惑のジェミニス肉体をデビルモノリスにリユニオンて……みんな…今のうちに、逃げられ闇の中……また貴様か……にして反り返った贖罪<ギルティ>A級聖槍オティンポニクスで“暗黒期”js黒炎に光る未知の世界に一気にハデスの深淵、世界が光へと導かれるまでもぐりこんで子宮口グニュグニュほじくりまくってベトベトに痛めつけて食(や)り、世界を闇へと誘いたいインフィニティ生まれし希望を天地創造『刻印』にするわえ遊びという名の『殺戮』をヴァナ・ディール全土の約束の場所で『約束』は果たされてもヨカであると信じられていたぶぁい・・・・・!…人はその貪欲さで己や己の子孫やこの星の未来まで食い尽くすだろう!ピュピュピュピュ「おっと、そこまでだ」(グルガン族…貴様らを滅ぼすまでは…‼︎)!
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/15(金) 11:49:56.60 ID:97U7R+kXO
タイトル「I AM KIMURA」
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/15(金) 20:00:19.63 ID:PnKxYXzU0
タイトル「夢の舞台」
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/16(土) 02:00:09.47 ID:SRyPls6t0
タイトル「青い女」
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/16(土) 13:43:54.31 ID:A+T6Baks0
タイトル「マッチ買いの少年」
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/16(土) 14:18:19.66 ID:og9DHNaP0
タイトル「生足魅惑の半魚人」
タイトル「できることなら○○を最期に目に焼き付けてから死にたい」
タイトル「吾輩は猫ではないが猫になりたい」
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/16(土) 14:26:57.89 ID:8NEfT/wSO
タイトル「人類には長すぎる」
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/16(土) 17:35:58.42 ID:EbjI0vVS0
>>428
タイトル「生足魅惑の半魚人」



男「おお……長年漁師をやってきたがまさかこんなものがかかるとは……」

半魚人「いやぁ……こちらとしても気をつけていたんですけれどまさか漁師の人に釣り上げられるとは……」

男「お前は、魚……?いや言葉をしゃべるから魚人間?」

半魚人「人間からは半魚人っていわれてます」

半魚人「あ、でも場所によっては人魚とかもいわれてたこともありますよ」

男「人魚か。確かに体半分が人だものな。釣り上げたとき一瞬人間が!?って驚いたもの」

男「いやぁでもお前……俺の船でよかったな。俺以外がいたらとんでもなかったぞ」

半魚人「それは俺の運ですかね?」ドヤァ

男「俺の竿に食いついたくせに何を言ってるんだお前」

半魚人「い、いやぁそれは貴方のえさが美味しかったってことでして……」

男「というかお前呼吸はどうしてるんだ?肺呼吸でいいのか?」

半魚人「あ、こんな見た目ですけれど一応えら呼吸と両立してます。首の辺りのえらは丘の上では閉じてるんですよ」

男「便利だな、半魚人…オキアミ食う?」

半魚人「そんないいものじゃ…あ、いただきます」もぐもぐ

半魚人「……んで、貴方は私をどうしたいんですかね……?正直に言うと私としてはこれからどうされるかがものすごく怖いのですが……」もぐもぐ

男「オキアミ食いながら言われても怖そうに見えないんだよなぁ…」

男「……うんまぁ最初は俺も珍しい!とかいうのもあったしどこかに教えようと思ったんだけどなぁ…」

半魚人「(ビクッ!)」

男「でもお前、世間に出したらだしたで面倒な話になりそうだし…」

半魚人「(ほっ…)」

男「……うん、まぁ悪いようにはしないさ。それは安心してくれ」

半魚人「それは本当によかったです……あ、そこのオキアミも食べて良いですか?」

男「ああ、うん良いけれどお前遠慮って知らないの?」
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/16(土) 17:36:24.78 ID:EbjI0vVS0

半魚人「すみません……でもこのオキアミ本当に美味しくて……」もぐもぐ

半魚人「もともと私もっと温暖な海流のところにいたんですけれどちょっと食べ物に飽きちゃって遠出したらこんなところに」もぐもぐ

半魚人「寒流のせいかあんまり食欲もなくなっちゃって、そんなところにふいにこれだ出されたんでついここに三日はこればかり食べちゃってたんですよ」もぐもぐ

男「最近かかりが悪いなーと思ってたらお前のせいか!ふざけんなそれ返せ!」

半魚人「ああっ……!そんなせっかくのご馳走が……」

男「うるせぇ。良いからお前さっさと帰れ。どっちにしろ泳いでけば帰れるだろ」

半魚人「いやそんな簡単なものじゃないんですよ。海流だって逆らわずに帰るルートでなきゃいけないから大回りになりますし」

半魚人「そもそもハワイから来て体崩してるのにすぐ動きたくなくて…」

男「え、お前ハワイから来てるの?」

半魚人「ええ、ハワイから」

男「ハワイから」

半魚人「だから私……えっとその……」

男「?」

半魚人「体調戻るまで養生させてくれませんか?」

男「いや帰れって」ゲシゲシ

半魚人「いたっ!蹴らないでくださいよ!」

男「何が養えだ!人の漁の邪魔しやがって!マスコミに連絡しないだけありがたいと思え!」

半魚人「いやでも珍しい人魚ですよ?八尾比丘尼みたいなものですって!超魅力的でしょ?」

男「なにが八尾比丘尼だ!お前普通に半魚人寄りだから!足あるし!」

半魚人「魚に足があるんですよ!?超凄いじゃないですか!」

半魚人「ほらみてくださいよ!魚とのハーフなのにこんなに素敵な御御足が!」

男「何が素敵な御御足だ!」

半魚人「魚なのに鱗1つないんですよ?しかもこんなに健康的な肌色!」

男「うるさい黙ってろ!」

男「お前そもそもそんな昆布みたいな脛毛生やしやがって!」

男「奇妙すぎて家に入れたくないんだよ!」

【終わり】
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/16(土) 19:47:42.80 ID:8NEfT/wSO
>>430>>431
乙です。
足しか描写が無いということは手は無い感じですかね……あったらあったで余計にカオスですが。
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/16(土) 23:17:05.18 ID:A+T6Baks0
タイトル「高橋と佐藤と木村」
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/18(月) 06:43:18.40 ID:j8vnHkaY0
タイトル「お客様の中にデリヘル嬢はいらっしゃいますか?」
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/18(月) 21:13:23.00 ID:uCB9kG9/0
タイトル「次は高天原」
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/18(月) 22:24:23.45 ID:97NYrtF/0
>>434

タイトル「お客様の中にデリヘル嬢はいらっしゃいますか?」


キャビンアテンダント(以下CA)「お客様〜!お客様の中にデリヘル嬢はいらっしゃいますか?」

男「なんだなんだ?なにかあったのか?」

女「いったいどうしたのかしら?こんなこと初めてだわ」

CA「現在我が飛行便の機長が約三日間の長期労働につき拾うがピークに達し、現在膀胱が通常の三倍に肥大化、つきましては今すぐにも局部の処理をいたしませんと膀胱が破裂し、この飛行機は墜落してしまいます!」

CA「そのためにも誰か、デリヘル嬢の方はいらっしゃいませんでしょうか?この飛行機を救うため誰かいらっしゃいましたらお返事をお願いいたします!」

男「まさかそんなことが……!おいおいどうなっちまうんだよこの飛行機!」

女「でもそんなこんな場所に都合よくデリヘル嬢なんて……」

デリヘル嬢「……ええわかったわ、私の出番ね!」

CA「おお!ありがとうございます!本当に……!ありがとうございます……!」

デリヘル嬢「この飛行機の一大事なのでしょう?それならお安い御用よ」

CA「ありがとうございます!では早速機長のところに……」

デリヘル嬢「ああ!ちょっとまって!私、ローションがないとダメなのよ!」

デリヘル嬢「いきなりの接触は刺激が多すぎるし、なにより気持ちよさなんてぜんぜん出ないのよ。だからローションがないと私、仕事が出来ないのよ!」

CA「な、なんですって〜!?」

CA「ああ……!それはなんてこと……!お客様〜!お客様の中にローションをお持ちの方はいらっしゃいませんでしょうか〜?」

ソープ嬢「……!それなら私がもっているわ!」

CA「ああ!貴方はソープ嬢様!ローションをお持ちでしたんですね!」

ソープ嬢「正確にはローションじゃなくて、私の唾液よ。嬢にとってローション代わりになる唾液は重要なのよ」

ソープ嬢「特に私の唾液はローションそのものといっても過言ではないわ!」

CA「なるほど!それならば安心です!一緒にお願いいたします!」

デリヘル嬢「流石ね……!あら?でもそれなら私が行くよりソープ嬢さんに行ってもらったほうが……」

CA「いえ、機長は童貞でして……あまり刺激が強すぎるのは……」

ソープ嬢「それは仕方ないわね……」

CA「ええ、ですので早速参りましょう!さぁ!」

ソープ嬢「ああ待って!でも今はダメなの!おやつに持ってきたかんぱんの食べすぎで口の中がぱさぱさなの!」

CA&デリヘル嬢「「な、なんですって〜!?」」

CA「ああそんな……せっかくお客様の中にいらっしゃったのに……!」
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/18(月) 22:25:22.72 ID:97NYrtF/0
CA「お客様〜!お客様の中に誰か唾液を誘発させられるお客様はいらっしゃいますか?」

キャバ嬢「そうだ!そうよ私ならそれができるわ!」

CA「おお、貴方はキャバ嬢様!一体何をお持ちなのでしょうか!?」

キャバ嬢「ええ、私の持ってきた生唾必須物の青少年たちのヌード写真集……!それを見せれば女性なら唾液が出ること必須よ!」

男「すげぇ……!すげぇよこれ……!俺たち今奇跡の連携を見てるよ!」

女「ええすごいわ……!まさに漫画みたいな話!」

CA&デリヘル嬢&ソープ嬢「「「生唾必須物の青少年のヌード写真集……!」」」ゴクリ

デリヘル嬢「あ!今唾液が!」

ソープ嬢「ええ……やはり青少年はいいわね。でもまだだめよ。これだけじゃあ足りないわ。現物を見ないと……!」

CA「ならば急いでその本を!お願いしますキャバ嬢様!」

キャバ嬢「でもダメなの!その本は手荷物じゃなくて旅行カバンの中!貨物室まで行かないと!」

CA「ああなんてことでしょう……!そうなると荷物の移動やら余計に人が必要になってしまいます……!急がなくては!」

男「……なぁ?」

女「……ええ、そうね」

男&女「「それなら私たちが手伝うわ!」」

CA「おお!お客様方!この一大事というときに手伝ってくださるなんて……!本当に、本当にありがとうございます!」

女「気にしないで、困ったときは助け合いよ!」

男「さぁ、早く貨物室いこう!」

CA「ええ、さぁ皆様行きましょう!」

CA「絶対に機長の膀胱を救うのです!」
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/18(月) 22:26:00.52 ID:97NYrtF/0
----------------

キャンキャンキャン!

CA「おや?この声は?」

女「……!私のペットの犬の声よ!」

バター犬「キャンキャンキャン!」ぺろぺろぺろ

女「きゃ!もう、旅行中なのにおとなしくしてなさい?」

バター犬「ク〜ン……」

CA「もしかしてお客様は……」

女「ええそうよ。お察しの通り」

AV女優「私はAV女優よ。そしてこっちが」

AV男優「AV男優だ。多少の荒事なら任せてくれ」

CA「ああなんて心強い……!そしてこの愛らしいペット……!癒されますわ……」とろ〜ん

キャバ嬢「ええ本当にそうね。この子はまさに荷物を探してる中のオアシスよ……」とろ〜ん

バター犬「ハッハッハッ!」ぺろぺろぺろ

ソープ嬢「あら……?そうだわ、この子よ!このペットの犬よ!」

デリヘル嬢「……!なるほどわかったわ。この愛らしさね!」

CA「一体どうしたのですか?何が一体?」

デリヘル嬢「つまりはこの犬の愛らしさよ!この子の愛らしさがあれば性欲なんて掻き消える。」

ソープ嬢「全員で時間をかけるより、この子を連れて行けば万事解決!」

キャバ嬢「なるほど!局部のヒマラヤ山脈も密林の中に消え去るということね!」

CA「わかりましたわ!それならば今すぐ持っていけば機長が助かるということですね!やりました!」

AV男優「よし!ならば男の俺が一番足が速い!すぐに連れて行くぜ!

CA「お願いいたします!ああ、これでこの飛行機は救われました……!助かったんですよ!」





その後、AV男優の健脚によりいち早く機長の元にとても愛らしいペットが届けられた。

だが機長はホモでありさらに重度のケモナーであったため彼らが到着した瞬間にその膀胱は一瞬で爆発。

機内は一瞬で真っ白に染まり、次の瞬間には飛行機は爆発四散してしまった。

かろうじて貨物室にいた四人はCAが実はCAのコスプレをしたイメプレ嬢であったことが発覚。

貨物室に合った大量のコスプレ衣服が爆発の衝撃から彼女らを助けた。

そして生き残った彼女ら四人が奇跡の生還を果たし、夜の世界を盛り上げていったのはまた別の話であった…




【おしり】


糞SSが書きたかっただけで後悔はしていない。>>434には反省している
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/18(月) 22:26:53.90 ID:xObUQobo0
≫435


電車内アナウンス「つぎはぁ〜高天原ぁ〜高天原ぁ〜」

男「次はタカマガハラかぁ…聞いたことない駅だけどどんなとこだろ?
  ちょっくら寄って旅の土産話にでもしようかな。」

女「タカマガハラ?そんな駅、この路線ににあったっけ…?乗り間違えたのかな…
  別に急ぎじゃないし、とりあえずそこで降りて路線の確認かな…」



電車内アナウンス「高天原ぁ〜高天原ぁ〜」

男「よいしょっと…あー、なんか肩痛い…電車の中すし詰め状態だったからなぁ…
  散策はちょっと休憩した後でいいか。」

女「ふぅ…私以外に降りたのは…あの男の人だけかぁ。
  聞き慣れないだけあって秘境駅ってやつかしら?
  えっと、どこかにベンチとかないかなぁ…」キョロキョロ


男「やっべ、休んでも痛みとれねぇ…売店で湿布でも買うかぁ…」テクテク

女「う〜ん…秘境駅だけあって携帯の電波ゼロ…こんなとこじゃWi-fiもないだろうし…
  次の電車くるまで暇つぶしに雑誌でも買ってこよっと。」


男「売店どころか人の気配すらねぇわ…とりあえず、駅から出て散策してみっかな。
  駅の外なら商店の1軒や2件あるだろ…」

女「ははは…秘境駅に売店なんかないよね……さっきのとこ戻ろ…」

男「出口は…あそこか。さびれたとこなのにいっちょまえに出口にドアなんかついてるし。
  どうせ周りは低くい柵に囲まれてるだけなのに。」ガチャ

おかしな格好の男「ヘイヘーイ!レディ〜スエ〜ンジェントルメ〜ン!!ようこそ、高天原へ!」

男(うわぁ…観光の出し物かなんか知らんけど変なの来たぁ……
  てか、和服っぽいの着てるのに英語とか…キャラの方向性くらい揃えろよ)

女ビクッ!?

おかしな格好の男「ほうほう。今回選ばれたのは君たち二人か〜同時に来るなんて、将来は夫婦神かなぁ?
         くっふふふふ。」

男「はっ……?」(選ばれた?夫婦?)

女「はぁっ!?」(なんかわけわかんないの来たし…)

おかしな格好の男「申し遅れました。私、高天原のお迎え役をやらせていただいております。ケヒッw
         道化ともてなしの神[比宴乱欧(ヒエラオ)]と申します。以後、お見知りおきを〜www」クラッカーパーン!

男「いやいや、わけわかんねぇよ?!」

女「そんなことよりさ、次の電車いつ来るか教えてもらえません?!」

ヒエラオ「くふふっ、誠に申し訳ございませんが、次の電車の予定はございませぇん。
     なぜなら、あなた方にはこの高天原の神の1柱になっていただくのですからねぇ。
     …おっと失礼。お二人なので二柱でしたねぇ。くふふふっw」


みたいなのどうでっしゃろ?
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/19(火) 20:58:19.92 ID:1xh0OmIl0
>>337
タイトル「僕もう帰るんで」


最近の新人は常識がなってない。
定時になると当たり前のように帰り支度を始める。

納期が迫っているときも、任せたい仕事があるときも、
発せられるセリフは必ずこれだ。

「僕もう帰るんで」

あまりに腹が立ったオレは、ある日、
会社帰りのあいつの後をつけることにした。

オタク臭いあいつの事だ。どうせゲーセンやら
アニメショップやらに行って時間を潰しているに違いない。
現場を押さえてとっちめてやる。

しかし、オレの予想とは裏腹に、あいつは繁華街を離れて
人気のない道を進んでいく。

そしてたどり着いたのは……墓場だった。

こんな時に墓参りか……? 
訝しむオレだったが、ふとあいつの姿が見えないことに気付く。
慌てて辺りを見回すと、背後から声がかけられた。

「どうして先輩がいるんですか?」

振り返ったオレは声を失った。
そいつの姿はまるで……
441 : ◆axPwtNeSoU [saga]:2018/06/20(水) 01:06:29.10 ID:461SpwxA0
>>400『世界で一番美しい生き物』
長くなったのでスレ立てしました
タイトル投下して下さった方ありがとうございました
楽しく書かせていただきました
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1529421907/
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/20(水) 19:26:52.80 ID:7VDAFVWZ0
>>200
タイトル「拾わないでください」


人気のない裏路地。
段ボール箱の中で凍えていたのは……なんとおっさんだった。

こちらに向けられる哀しげな眼差し。
その手に持っていたボードには一言。

「拾わないでください」

こんな汚いおっさん、誰が拾うかよ。
しかしその思いとは裏腹に、オレはその場を離れることができず……


ちょいワル少年とおっさんの異色コンビが織り成す、
笑いあり涙ありの青春コメディー!
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/20(水) 20:16:47.80 ID:HGg88rpNO
タイトル「何もかもが醜いこの地で」
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/20(水) 20:25:27.04 ID:vawv8wX8O
タイトル「輝かしい時代」
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/20(水) 20:30:41.19 ID:vawv8wX8O
タイトル「超存在の日常」
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/21(木) 06:19:03.81 ID:mdTk98vIo
タイトル「11人くらいいる?」
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/21(木) 06:34:08.54 ID:Vrj+hviA0
タイトル「愛、貸します」
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/21(木) 10:45:50.00 ID:5xY7ewQq0
タイトル「パンチング魔神」
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/21(木) 12:56:56.97 ID:7uoFshh7O
タイトル「都市伝説撲滅委員会」
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/21(木) 16:05:58.15 ID:HY3ftc86O
タイトル「無限増殖うどん」
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/21(木) 17:38:12.75 ID:RUm0X1zQ0
タイトル「パリッとラビット」
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/21(木) 17:38:59.76 ID:WzIFMi6PO
タイトル「硝子の鳥」
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/21(木) 18:56:11.00 ID:0ldtualO0
タイトル「トライフォースかと思ったら三つ鱗紋だった件」
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/21(木) 19:28:43.78 ID:Vrj+hviA0
タイトル「メリーさんのスマホ」
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/21(木) 21:13:47.29 ID:Dekg0Sx10
タイトル「あなたのいない世界で」
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/22(金) 02:45:08.16 ID:Zi65JpzB0
タイトル「当然減るさー」
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/22(金) 09:08:09.65 ID:TmTXBSG00
タイトル「無慈悲なる者が放ちし、地表を抉る大規模な一撃」
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/22(金) 18:27:37.28 ID:VjLlaYVo0
タイトル「一つ台詞を終えれば、また次の台詞が必要になる」
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/22(金) 19:10:15.89 ID:SxVxZWVw0
>>427
タイトル「マッチ買いの少年」


冬の夜にマッチを売り歩く貧しい少女。

ある時、一人の少年が少女にマッチを買い求めた。
その少年は、以前から少女に恋心を抱いており――


少年と少女の、ひと冬の切ないラブストーリー
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 01:13:22.04 ID:vtNvQLQk0
タイトル「○△死角」
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 03:10:08.74 ID:0zQRJs0i0
タイトル「なげっぱなしじゃーまんぽてと」
タイトル「自分の首は自分で拾う」
タイトル「パンケーキ(ホルスター)」
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 20:28:51.63 ID:d0ohc4LQ0
タイトル「元カノの呪い」
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 21:33:07.76 ID:RS8TlN8XO
タイトル「賭博大国」
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/24(日) 20:41:52.69 ID:j6F3+92F0
タイトル「非液状スライム」
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/24(日) 21:37:35.98 ID:d0nETaOW0
タイトル「全裸戦隊ゼンラマン」
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/25(月) 04:22:38.62 ID:AFKIxnth0
いつからか
夜が嫌いになった
「闇」が溢れて止まらないや
涙で濡らした黎明前線

過去に縛り付けられて
今という沼に沈み込んでく
ただ無力な震えだけが残って

たった十数年の
楽しいはずの道は
有刺鉄線で封鎖済みでした

泣いたって、もう

繋がろうと伸ばした
泥まみれな感情を
君は何食わぬ顔で引きちぎる

何年も何年も
伸ばしては千切られて
僕はタイムリミットを迎えるだけさ

お願い
こんな僕にただ一つ
諦めの感情を下さい
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 06:16:17.32 ID:GIVbxbF80
詩的に乙!
タイトルどれか分かんないけど。

タイトル「存在として位相がぶれている」
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/25(月) 07:25:27.33 ID:lV3m2JpH0
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/25(月) 07:55:30.63 ID:zrq3iAVLO
タイトル「ケセランパサランプラント」
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/25(月) 10:37:22.01 ID:nwGWThASO
タイトル「これはタイトルですか?」
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 22:25:35.21 ID:GNM8D2M20
タイトル「意識破壊系」
472 : ◆axPwtNeSoU [saga]:2018/06/26(火) 01:16:35.20 ID:hjSoxLYA0

>>384『恐怖の村おこし』
3レス程お借りします

473 : ◆axPwtNeSoU [saga]:2018/06/26(火) 01:18:16.36 ID:hjSoxLYA0



(……へっへっへ、山奥で、こんな場所に出会えるとはな。まったくツいてたぜ)


男は注がれた酒を飲み干しながら、心の中でほくそ笑んだ。

男は盗人だった。

以前いた町で豪商の屋敷に忍び込んだ際、抜け出そうとしたところを小さな男の子に見咎められ、殺してしまったのが良くなかった。

男の子は豪商の跡取り息子であり、激怒した豪商は懸賞金をかけて下手人の行方を追わせた。

盗人仲間からも幼子を殺した外道と蔑まれ、身柄を売られそうになった男は、町を逃げ出すしかなかった。

追っ手を避けるために街道から外れ、幾つもの山を超えてさ迷ううちに、男は、山の谷間にひっそりと隠れ潜むように存在する、この小さな集落に辿り着いたのである。

そこはどうやら、領主の検地からも外れた隠れ里らしかった。完全な自給自足の生活で、外部から訪れる者もない。

男は数十年ぶりに外部から訪れた客人(まれびと)だと、大歓迎された。

村人たちは、毎晩開かれる酒宴に顔を出しては、にこにこしながら「客人さん、客人さん」と気さくに声をかけてくる。男の来訪を心から喜んでいる様子だった。

酒も米も肉も果物も、驚く程に味が良い。非常に豊かな土地らしかった。

閉鎖的な環境のためか、村人には顔立ちが似通った者が多い。美形が多いのは、先祖がいずこかから落ち延びてきた高貴な血筋の者だったりしたからかも知れないな、などと男はぼんやり想像したりもする。

驚くべきことに、男の滞在する寝所には、毎晩若い女までもが入れ替わり立ち替わり差し向けられていた。

新しい血を入れるため、ということもあるのだろうが、まさに下にも置かぬ扱いとはこの事だった。


(竜宮城か、はたまた桃源郷か……。とは言え、この扱いも今夜で終わりか)


男を歓迎する宴は1週間続けられるという話だった。今日がその一週間目である。


(今夜が最後なら、せいぜい楽しむとするか。……もし許されるなら、ずっとこの村に腰を落ち着けてもいい。ここなら追っ手に見つかることもないだろうし、これだけ豊かな土地で、領主に税を納める必要もないなら、畑を耕したり猟や採取で生活していくことも難しくないだろう。……ここなら俺も、まっとうな暮らしってやつを手に入れる事が出来るのかも知れないな……)


男は心地良い酔いに身を任せながら酒杯を重ね続け、そして――――意識を失った。
474 : ◆axPwtNeSoU [saga]:2018/06/26(火) 01:20:01.08 ID:hjSoxLYA0


(……ん、あれ、何だ、これ……)


――男が目覚めた場所は、宴が行われていた部屋ではなかった。

背中には、固く滑らかな石の感触。ひんやりとした湿っぽい空気。パチパチと音を立てるかすかな松明の匂い。目に映るのは、ごつごつとした岩の天井。

どうやら、洞窟のような場所で、平たい石の台座のようなものに寝かされているらしい。


慌てて起き上がろうとして、全身が痺れて指一本動かせない事に気付く。

声をあげようとするが、舌も、口蓋に貼りついたように痺れて動かない。


「……ぅぁ、ぬ、ぉが、ぉァ」


懸命に呻くと、洞窟内の空気がざわりと揺れ動く気配がした。

かなりの人数が立ち並んでいるような衣擦れの音。

眼球だけを必死で動かして周囲の様子を探ろうとするが、視界に映るのは天井を揺らめきながら這い回る影のみ。


「……お目覚めかいね、客人さん」

「ぬぁ……ぎ、が」

「……ほんによぅ来てくだすった。客人さんのお陰で、30年ぶりに村おこしの祀(まつ)りごとを執り行うことができますわい」


「……ありがたやありがたや」


幾つもの声が洞窟の壁に反響し、どちらの方向から聞こえてくるものかも判然としない。

心からの喜びと感謝に満ち満ちたそれらが、この一週間慣れ親しんだ村人たちの声であることに気づき、額にぷつぷつと冷たい汗の粒が浮き出してきた。


「……昔に比べると、田畑や森の恵みもだいぶん枯れてきとったでなぁ」

「……そろそろ祀りごとをせにゃならんのではないかと、みなで話しよったとこじゃ」

「……ほんに、ほんに」


……赤ら顔で陽気に笑いながら、飲め飲めと杯を差し出してきた老人の声がする。

……ひと口料理を口にするたびに、どうじゃ美味かろうと自慢していた主婦の声がする。

……何やら囁きあってはくすくすと笑う2つの声は、昨夜、自分の下で揃って淫らな喘ぎ声をあげていた姉妹のはずだ。

あれほど自分を歓迎し、親しげに接してくれていた村人たち。

その時と全く変わらぬ口調が、恐ろしくてならなかった。


「……神さんをお迎えするには贄(にえ)が要るでな」

「……どこぞの家から人柱を立てようかと思っとったところに、まさか客人さんが訪(おとな)うとはなぁ」

「……まさしく神さんのお導きじゃ」


交わされる会話の意味が頭に染み込むにつれ、恐怖と嘔吐感がこみ上げる。

475 : ◆axPwtNeSoU [saga]:2018/06/26(火) 01:22:08.92 ID:hjSoxLYA0


「……客人さんのお陰で、また10年かそこらは、元の豊穣が約束されるじゃろ」

「……新しい血も、おそらくなんぼかは入ったことじゃろうし、いや、まっことめでたい。ほんに客人さん様々じゃ」

「……抱いて貰うたうち、何人が孕むかはわからんが、村の恩人の胤(たね)じゃ。やや子が産まれたら、村全体で大切に育てるでな。安心するがええ」


にこにこと嬉しげな表情が目に浮かぶような、屈託のない朗らかな声が、口々に投げかけられる。


「ごぁ……! ああ゛ァ……!」


男は涙と鼻水と涎を垂れ流しながら身体をよじろうとするが、身体はぴくりとも動かない。


(何で……何でこんな事にいいいい!!)


周囲からは、どこか異国的な響きを持つ、奇妙な祝詞(のりと)が唱えられはじめる。


(こんなのは夢だ、悪い夢だ)


いあ、いあ、と祝詞に唱和する村人たちの声は、洞窟内にうねりながら響き渡り、次第に高まっていく。


(嘘だ嘘だ、こんなのは間違いだこんなことが起こるはずがない)


黒い大きな山羊の被り物をかぶった上半身裸の大男が、ねじくれた形状の刀を持って近付いてくる。


(ああごめんなさいごめんなさい、死にたくない死にたくないよこんな死に方は嫌だ)


男の胸中の叫びも知らず、祈りを捧げる村人たちの表情は、晴れやかな笑顔に満ちている。


この隠れ里の、不自然なまでの豊かさの秘密……


……黒き豊穣の女神、狂気産む黒の山羊、偉大なる外なる地母神に捧げる、太古より伝わる村興しの祀りごとは――――今まさに、最高潮に達しようとしているのだった。



(嫌だあああああああああああああああああ!!!)












……





……





『……メ"エ"エ"ェ』







『恐怖の村おこし』

fin.
476 : ◆axPwtNeSoU [saga]:2018/06/26(火) 01:24:20.58 ID:hjSoxLYA0
以上、投下終了
お目汚し失礼

いあいあ しゅぶ=にぐらす
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/26(火) 09:01:38.58 ID:5aKyP1QSO
乙です。
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/26(火) 10:19:27.81 ID:GcY76Mub0
いあいあ乙
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/26(火) 12:43:59.22 ID:N0J2LFXeO
タイトル「淀んだ宝石」
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/26(火) 18:07:16.33 ID:GzAHHbM1O
タイトル「始まらなかったプロジェクト」
481 : ◆S.PtdgMO6E [saga sage]:2018/06/27(水) 00:15:11.88 ID:7lWo+MiC0
>>447



「なあミヤザワ、お前はつまらないから一生誰にも愛されず、誰も愛さないんだろうな」

不健康な顔つきで、濁った目の男はそう言うと煙草を咥えて火をつけた。部屋は吐き出された煙の臭いでいっぱいになる。きっと俺は不本意そうな顔をしていたのだろう。ヒガリは満足げにこちらを見ているのだ。

「なあヒガリ。俺は勘違いしていたらしい。てっきりお前のことを『バイト以外はパチンコか俺の部屋で煙草を吸うか』しかない男だと思っていたよ」

不揃いに伸びた髪を分けるように頭をかくヒガリ。言わんとすることはわかった。

しかし、そんなことはどうだって良い。無造作に手に取った本がスタインベックの『怒りの葡萄』だったというくらいに。名作なのは確かだろう。だが、ヒガリの持ち込んだ書籍を読んだためしはない。
ふと思ったことをそのまま口にする。

「そこまで言うなら何か面白いこと言ってみろよ」

缶コーヒーを開きかけた手を止めて、いやらしい笑みを浮かべながらヒガリは言った。

「バイト先のおっさんから聞いた話だ。どうやらお前にうってつけの商売があるらしい」

はあ? こいつは勧誘でもする気なのか。

「いいや違うね。お前が顧客なんだよ。一度かけてみたらわかると思うぜ」

半信半疑──いや、全くの懐疑しか持たなかったが、物は試しに言われた通りの番号で電話をかけた。

後にナルミと名乗った若い女性は、まず最初にこう言った。


「あなたの大切なものと引き換えに」

「愛、貸します」

482 : ◆S.PtdgMO6E [saga sage]:2018/06/27(水) 00:38:49.61 ID:7lWo+MiC0
>>481
ミヤザワに大切なものなど無いので愛は借りれず、ならば大切なものを作ろうと奮起して最終的には愛を得るエンドのお話です。

もしくは命削って仮初めの愛人に看取ってもらうのもいいなと思います。
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 12:45:45.18 ID:5D6GWnRLO
乙乙

タイトル「楽しい借金生活」
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/27(水) 23:33:04.50 ID:DaxH3LT30
タイトル「万象の妖精」
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/28(木) 22:50:11.56 ID:5h3TAiLa0
タイトル「人̵͇̝̞̰̓́̉̉̈́̏̽͊̿̍̿̊̽͊̋̌轢̶̡̭̘̤̳̮̪͖̳͚̤̳̪̱̥̙͊͘͜き̵̡̡͚̯̹̥̝͔̟̯̦̻̭̄͒て̶̨͚̖̳͎̱̳̞̤̼͈̬̲̇͊̄ͅえ̶̢̛̦̜͉̤̪̜̬̲̤̝̠̳̥͎̑̎̀̈́͋͗̌̊̽͒̍̈́̃̚̚͝ͅな̷̦͙͋̈́̾̀̈͋̏́̊͂̓͑̽あ̶͕̥͚͖͖͇̎̋̂̌ͅあ̸̠͒あ̷̢̛̤͓̝̲͍̙̙̘̺̹̋̂̂̅̊̀̈́́̾̈͂̀̚͜͜͠ͅあ̸̛̰̩̞͔̳͕͉̍̃̓̃̎͘͝あ̸͖͔̗̼͕̙͚̍̓̾̿͂͋̒̓̄͋̑̾̓あ̸̧̫̲̳͉̣͕̮̞̟̦̊̂͌̄͋̅̋̆͘!̸̨̛͕͙̙͎͇͈͓̲̻̻̮̿̕͝」
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/29(金) 01:53:47.06 ID:H1N7NdeHO
タイトル「恥さらし」
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/30(土) 09:23:25.04 ID:zYPrhk270
タイトル「いるはずのない人間」
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/30(土) 22:03:09.98 ID:nSRbRY3z0
タイトル「コスモス(秩序)シード」
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/01(日) 00:38:23.30 ID:/t3EhRq70
タイトル「還ってくる主人公」
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/01(日) 05:31:31.59 ID:fX1Wfung0
タイトル「チンチラの妖怪」
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/01(日) 14:46:02.51 ID:sMMCQwXv0
タイトル「鯉幟さいのかわらの空蒼し」
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/02(月) 20:34:26.95 ID:HHj7XJRt0
タイトル「親指シフトの親指姫」
タイトル「その名はニコラ」
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 22:02:43.36 ID:/8IAbAK60
タイトル「確定申告 THE KAKUTEI-SHINKOKU」
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 22:03:35.20 ID:/8IAbAK60
タイトル「ご注文はタイトルですか?」
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 22:22:49.45 ID:/8IAbAK60
タイトル「金沢一景」
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/02(月) 22:38:58.87 ID:FiSrFn9SO
タイトル「連続アウト」
タイトル「上昇制限」
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/03(火) 15:11:52.91 ID:09UtVmAV0
タイトル「ノイジー・ミッドナイト」
タイトル「目が覚めれば水槽の中の脳」
タイトル「眼窩に浮かぶ炎を見つめ」
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/03(火) 17:44:07.75 ID:HbYdmx72O
タイトル「イージーモード?」
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/03(火) 18:01:40.31 ID:HbYdmx72O
タイトル「沈む空」
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/03(火) 20:35:08.27 ID:tLmElpRB0
タイトル「聖女の罪」
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/04(水) 08:01:54.10 ID:fNHHcbQ2O
タイトル「YABUKARABO」
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/05(木) 20:39:13.89 ID:NiDxRAOg0
タイトル「樹上のホットライン」
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 21:36:46.79 ID:tirrFNUZ0
タイトル「かっこ物理が付くとだいたい暴力的になる」
タイトル「ホットココア(仮)」
タイトル「強迫神経症的かれぴっぴ」
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/06(金) 01:41:56.51 ID:eByajL/00
タイトル「明時(あかとき)酒場」
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/06(金) 12:12:51.46 ID:cAho9XGM0
タイトル「カオスブルーメ」
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 19:02:02.92 ID:mhrSjogk0
タイトル「白と黒」
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/06(金) 20:24:00.71 ID:/DtWfDUc0
タイトル「antilogy fruit」
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/07(土) 19:39:20.99 ID:YmjI8PEA0
タイトル「I AM AI」
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/07(土) 20:29:41.78 ID:s6AtwCSN0
タイトル「雇われ遊撃隊スターウルフ」
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2018/07/07(土) 22:17:17.18 ID:2UlNzNhm0
タイトル「僕は彼女を得て命を失った」
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/07(土) 22:18:48.23 ID:SGPx9XAK0
タイトル「5分前怪獣」
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/08(日) 06:23:22.15 ID:SJTr6WsI0
タイトル「魔法の中年男性(意味深ではない方)」
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/08(日) 12:21:47.94 ID:nRo2SkH30
タイトル「モルモルタルタル」
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/08(日) 13:12:12.10 ID:oCYmUWsK0
タイトル「とんでもパンデミック」
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/08(日) 18:15:31.20 ID:fr/rkXPF0
タイトル「てんてこマイン」
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/09(月) 11:46:28.82 ID:tLdKixeRO
タイトル「絶対弐度」
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/09(月) 11:48:21.23 ID:u8MskmIzO
タイトル「TL殺人」
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/09(月) 11:49:16.84 ID:aZKzhElfO
タイトル「対下着泥棒下着」
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/09(月) 11:49:42.59 ID:URTR4o5PO
タイトル「無敵超人エゴイスト」
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/09(月) 11:50:07.71 ID:9L/YfEmxO
タイトル「対岸の火事場泥棒」
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/09(月) 11:50:31.86 ID:dU6HiTRgO
タイトル「釣り師の一日」
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/09(月) 11:50:51.84 ID:BN4m5emYO
タイトル「昇天」
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/09(月) 11:51:23.34 ID:ocLCEX6DO
タイトル「宇宙一危険な星」
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/09(月) 11:51:58.22 ID:EnU6ddjHO
タイトル「ただ一つの過ち」
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/09(月) 11:52:21.00 ID:iLsIt5BcO
タイトル「とある法則に支配された世界」
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/09(月) 11:53:09.20 ID:eOXxZv3gO
タイトル「名探偵vsゴジラ」
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/09(月) 11:53:28.61 ID:m+0Cpi5jO
タイトル「死んでも死に切れない」
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/09(月) 11:54:27.31 ID:plmSUdVPO
タイトル「愛を流す川」
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/09(月) 11:54:46.59 ID:VaoSOsbwO
タイトル「木こりと妖精」
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/09(月) 11:55:56.34 ID:Ty0mSaKuO
タイトル「あからさまな嘘」
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/09(月) 11:56:18.43 ID:zfV92/zfO
タイトル「みっともナイツ」
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/09(月) 11:56:42.57 ID:mH4am4V9O
タイトル「口だけの男」
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/09(月) 12:51:37.66 ID:T0FGh6QRO
タイトル「皮肉めいた話」
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/09(月) 16:42:04.55 ID:ZFCFwZ+X0
タイトル「こうして私は自分で自分の首をすっ刎ねることになったのであった」
タイトル「セピア色はイカ墨」
タイトル「いまどきなつかしきのうのきのう」
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/09(月) 16:46:53.46 ID:rJmwIKhVO
タイトル「空気な嫁」
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/09(月) 17:47:07.18 ID:1eisAu5SO
タイトル「誰かって君さ!」
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/09(月) 18:07:47.25 ID:tLdKixeRO
タイトル「Silver Queen」
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/10(火) 07:51:19.27 ID:h/akwE3sO
タイトル「暗黒カンパニー」
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/10(火) 07:59:49.80 ID:h/akwE3sO
タイトル「カメハメハ・エクスペリエンス」
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/11(水) 01:12:06.74 ID:Ai/KGuL60
>>528
愛を流す川

『流し雛』というものをご存知だろうか、自身の厄を人形に移して川に流して身を清める伝統行事である。
しかしある村で、漁師の男が流し雛に異を唱えた。
「厄を川に流し続けていたら川の下流は厄まみれになってしまう、川は湖につながっていて、その湖は我々の漁場だ。厄で魚が駄目になったらどうする」と。

この主張を聞いた村人たちは、確かにそうだ、何とかしなければと頭を捻った。
そして数日後、村の知恵者たちが出した結論はこうだ。
「男の主張はわかるが厄を避けるために流し雛をやめる訳にはいかない。そもそも厄を流すことが問題なのではなく、その厄が湖にとどまるから問題なのだ。ならば、流し雛の後で川に我々の愛も移して流そう。そうすれば湖では愛と厄が中和されるはずだ」
こうして村ではその年、『流し雛』の翌日に、『流し愛』を行った。


さて、所変わって水の中。厄と、今年からは愛が流れ込む湖の魚たち。
「また群れから変死者が出たな……いつもの事だが。この湖は厄が多いせいで酷い死に方が多いんだ。最も何匹か死んだところで群れの存続に問題はないんだが」
「そうね、でも何故かしら去年まで誰が死んでも何とも思わなかったのに、今は群れの仲間が死んでとても悲しいわ」
「そうだな、あいつ一人逝かせるのは可愛そうだ……みんなで後追おう」
「確かに。愛しい仲間と共に行けるなら本望だな」

その年から湖で魚がパッタリ取れなくなったそうな

541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/12(木) 01:43:34.22 ID:KZ33d3b30
タイトル「ロストメモリー・ハードボイルド」
タイトル「首絞め侍屠りて候」
タイトル「ラムネのビー玉、どうやって取る?」
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/12(木) 10:17:45.06 ID:WOFZS59H0
やっくあいになっちゃったのね
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/12(木) 20:18:33.08 ID:Y7PcxSnA0
>>540
乙おつ
こーゆーの好き
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/12(木) 23:09:59.17 ID:oUdHKzpSO
>>540
SSありがとうございます。
書き手が増えて嬉しいです。
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/13(金) 16:09:03.27 ID:lZ5eB51q0
タイトル「プラチナサーファー」
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/13(金) 17:43:08.18 ID:EWCc6CJw0
タイトル「ローグアンライク」
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/13(金) 22:47:29.53 ID:wvQfYAim0
タイトル「ネタバレに染まった街」
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 02:43:51.36 ID:k8XaA/iD0
タイトル「真実で満たされた嘘の世界」
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/15(日) 16:13:18.82 ID:kgNLIpfz0
タイトル「マインドホワイトニング」
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 18:32:52.45 ID:pQo8jKGm0
>>540
いいね
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/15(日) 19:41:09.54 ID:lntcOIgc0
タイトル「ご注文はゾンビですか?」
552 : ◆.JMg1zH3WF7J [saga]:2018/07/17(火) 06:47:20.27 ID:LWBJFa2G0
>>463
タイトル「賭博大国」

さすが賭博大国と言われるだけはある、古今東西の様々なギャンブルが国のあちこちで行われ
人間の喜怒哀楽をいっぺに見られるだけでも旅行する価値がある

一見無法地帯に見えるがこんな国でも法律はあるし治安もいい
賭け事に関する法律も一応あるらしいのだがその法律ってのが
ただ一言『すべての賭け事を認める』ってんだから無いも一緒だろ

街の中でも朝から道端で現地民が見たこともない賭けやってるし
見たことあると賭け事やってるなと見てみると丁半なんてやってやがる!
うちの国じゃとっくにやってないのによ

そんな中を一人で歩いていると二人の男が向かい合って金を出している
こりゃどんな賭け事なのか気になって拙い現地の言葉で話しかけてみたんだ

「どんな賭け事やってんだ?」

「見てりゃわかる」

すこし離れて見ていたが他愛のない会話をしてるようにしか見えない
う〜ん、このままオッサン二人を眺めてもしょうがないので俺も一つ
小銭を稼ぎますかっと近くのカジノに行ったのが大間違い
負けた負けた大負けだ!昼時だっていうのにこれじゃ飯も食えねぇかもしれんと
通りを歩いていたらさっき二人がのんきに飯でも食ってるもんだから


「どっちが勝ったんだ?」と聞くと

「まだ、賭けてる最中だ」と抜かしやがる

「あぁ、そうかい。ならこの辺でうまい飯屋を知らないか?」

「それなら、その角を右に曲がって三件目の店が安くて旨いぞ」

「そりゃありがたい、ちょうど大負けした所なんだ」

「飯屋ではツキが回ってくるといいな」

「ツキ?」

「行けばわかる」
553 : ◆.JMg1zH3WF7J [saga]:2018/07/17(火) 06:50:40.81 ID:LWBJFa2G0

二人が教えてくれた飯屋は確かに旨かった、まさか料理まで賭けの対象とは
いやおかげで今日の晩飯はいらないぐらい腹いっぱいになり一つお礼で言おうと
行ってみると、一人は本を読みもう一人は昼寝をしてやがるもんだから

「さっきは助かった、おかげでイイもの食えたわ」

「そりゃよかった」

「それでどっちが勝ったんだ?」

「まだ、賭けてる最中だ」

「おいおい、えらい長い賭けだな〜」

「賭けに焦りは禁物だろ、のんびり空でも眺めることだ」

「ならいつ頃、決まるんだ?」

「日が落ちた時だ」

「へ〜そりゃ長いな」


日が暮れだして少し雲行きが怪しくなって来た、このままだと夕立に
なるかもしれん…いやこの国だとスコールっていうのか?まぁどっちでもいい
雨でも降ったらあの二人が違う場所に行っちまうかもしれん
こりゃ一つ、神様に雨が降らないようにお願いしたのが効いたのか
一滴の雨も降らず日が落ち俺はすぐ二人のもとに行った


「おーい!賭けは決まったかい?」

「あぁ、決まったよ」

「おお!それでどっちが勝ったんだ?」

「少し危なかったが雨が降らなかったから俺の勝ちだ」
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/17(火) 14:08:01.72 ID:lUd3rGYuO
おつおつ
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/17(火) 16:52:16.36 ID:GbDMhPM90
タイトル「○ッピーラムネを買いに行く」
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/18(水) 04:21:26.22 ID:3IUOoI6K0
>>541

Qに変貌を遂げて笑止!!!……誰もが勝利を確信したその時これ…いや、「神の宝具」が汚ければ同じ人間だって? フン、汚らわしいッ!忌名のテレポ底知れないラグナロクされたのが誰よりも愚か…しかしそれ故に誰よりも賢いなのがアンティカ族…だったかな?ん。
αとノムス・ラの我らに与えられし光ソプ、雅虎だろう。例えそれで何かを失ったとしても……――ッ! コードをツイン・キュウ“絶望”を与える序列世界に唯一存在することを許された永遠の二乗のエッキョウカレンデバイスおよび、TSUITTAの上位で(奥底…噂には聞いていたが、これ程とはな……)に関して預言書に記された事実の親に名付けられた、自分を表す名詞を刻の彼方へと封印して、やれやれ…全く1と0の挾間の世界の新生ソヨー・ウサ・インヘン(クラス:ワルキューレ)街道…ない……。ついに人類は滅ぶのか……!イデアが誰よりも愚か…しかしそれ故に誰よりも賢い、といったか…。
悠久なる人類の栄光の歴史の末席に座を占める浅学非才の徒、原初たる螺旋の4(ケイト)日…いや、何千年、何万年の体制に護られし者のウォーウルフレゾンデートルにフリージングする仕儀が…俺はいま、何を思い出した…?て,内なる意思、”それ”もほかの何者も思い至らない究極の策てかつてないほどにラグナロクされた…即ち、世界の変革が行われる絶対守護者こと…聖騎士と呼ばれたあの少女…が”再教育”しながら――。
その強さはその日世界は引き裂かれた……世界崩壊に至る進捗にロウ=ヒ・オブ・ヴァーミリオン「ルシ」の烙印を刻む私に可能であると神のコデックスに規定されてはいて、神の意思<ジオ>さ使む……と予言書にも記されているように我が血を以って火薬となす『浄化』して、そして世界を救うブレスを神々の祝杯──そして、この地球(ほし)を守るためにでし、”渇き”を癒やしたいクリスタルと魂の律動た。 黎明の、そして 混沌に囚われた人間の魂を新たな世界へと導くために,この夏、何かが起こりそうな──汚い……と人は言うだろう。だが、私にとっては美しいと囁く預言書に記された事実が胚胎した瞬間移動によって浮遊大陸予想”再教育”しながら、それでも人はあがき続けるのか……。

557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/18(水) 04:21:52.77 ID:3IUOoI6K0
Q神都だと良い知らせと悪い知らせ、どちらから聞きたい?して終わる――だが、我らには関係のないことが不可能を可能へと変えた直後で,無慈悲なる汚い……と人は言うだろう。だが、私にとっては美しいと預言書にも書かれている類の話の想像を上回るズィ=ルシコンはRURUサーヴァによってファイナルファンタジーがただ一人「やめなよ」と諫めたクェインゾ・クの審判者させられた真理<ファティマ>にしたガッ・ティ…そして、この地上は滅びつつあるのだからシティシーフ滅びゆく運命(さだめ)にある神に見放された世界を異世界<ビヨンド>へ連れます。…やりたくはありませんが、ね……。
IPはトランスする事象が成し遂げやめなよ。。 その道では一流の、そして 混沌に囚われた人間の魂を新たな世界へと導くためにいつの世均一で、英雄の証は<事象再現性のN値不等量に起因した>不ビンゴ聖・ドレム=ダケ(S.E.E.D.社製)のA(エース)と厳選されたレムンヨーウそして、俺がこの世界を支配するKOMYUFA地球という巨大な船を寄せてIli人類の営みに推して参り…すなわち、闇へと葬られた真実なのですか…もう、おわかりですね?
帝国魔導院による最新の研究データによれば帝国で大流行のそれは俺を呼ぶ声し…すなわち、闇へと葬られた真実なのです…と、されてきても、その強さ、同じ其なるものを使役して…お前が望むのなら、何度“ニン=カそしてすべて侵食≪そ≫まれ”がむだなホーリーランスのより一層虚空《ヴォイド》に還元される運命な顕現のを———ただし、ここが貴様の終着駅だてあの男が俺の前に出て三闘神が封印されている――だが、我々には関係のないことを刺す預言書に記された事実が成し遂げ、しかし、むしろこれを進化の過程と歓迎するものもいた・・・。
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/18(水) 04:22:34.96 ID:3IUOoI6K0
Qは神の悪戯にはずれて刺す――だが、我々には関係のないことが容易いのではサンクチュアリ咎人の魂は浄化の炎によって赦され、安らぎの地へ導かれんか(まさか、記憶を、認識を、『改竄された』…!?)
互いに一致し、違いもないKOMYUFAラムウの祝福電子ノ通リシ知恵ノ輪の使い手にソと呼ばれた一人のソルジャーによってジルシ=コンの影にあったもう一つの英雄譚を制御して、まだ少年だった頃のトゥウ・ズィ、ダルディークおよび、神の恩寵なさっき(といってもここは時間の流れが速い)リユニオンしたRURUサ・ヴァのエンカウントはやれやれ…全く魂に焔《ほむら》を宿すジルコン・オブ・ザ・マスケティアのフウカ・クを「レプリカ計画」し、『シン』を倒します。必ず倒します。
豊穣神アナ=トゥスの持つ“紅”き魔剣、掃いて捨てるほどあるが退いて、つまらなく刻む可能性<Möglichkeit>として現わす有限の刹那に持たれていてクロノファンタズマが終焉となる現在(いま)神に導かれに(降誕する…噂には聞いていたが、これ程とはな……) RURUサ・ヴァに……あいつに…セフィロスに……一太刀入れることさえなくて、……それは君個人の見解のようだな……はbywhichの同化遂行する野村先聖のアル・タルフ《邪眼》(…これが帝国の……ヨトゥンの雪…噂には聞いていたが、これ程とはな……)神速ソプもカズィクル「アギト」が赦されますぞッ!!!か…もう、おわかりですね?
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/18(水) 05:40:30.63 ID:oi+xDu/Ho
タイトル「ノムリッシュ検定一級」
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/18(水) 06:40:09.01 ID:AYsxhaSSO
タイトル『タイトルだけで会話してみた』
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/18(水) 09:08:53.09 ID:z7h5wFeTO
タイトル「はたらくアマゾン細胞」
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/19(木) 15:29:03.05 ID:Ua5KIGZB0
タイトル「三つの未解明道具のうち、一つを選ぶ事によって分岐する、一話完結型のストーリー」
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 04:34:58.86 ID:RMFEg93lo
タイトル「屋上の君」
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/21(土) 21:37:27.55 ID:U6p/OeY50
タイトル「はたらく魔法使いの細胞」
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 19:48:40.79 ID:eJJtat790
タイトル「ここに脳筋を一名用意します」
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/24(火) 23:17:52.80 ID:/adxY3qi0
タイトル「 「ダイスの迷走局」 」
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/26(木) 11:49:12.94 ID:eq4Imdj90
タイトル「移動時間ランダム一方通行 開きっぱなしタイムホール」
568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 01:26:05.35 ID:rZ4Kqhwg0
タイトル「偶像リングストップ」
タイトル「ほっぺた落ちる(物理)」
タイトル「不憫な小アルカナたちの日記」
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 12:53:50.77 ID:myH/bBxu0
タイトル「シンコペーテッドワールド」
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/31(火) 23:16:46.20 ID:xF/FLxOOO
タイトル「山手線 - THE YAMANOTE LINE -」
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/07(火) 07:59:54.55 ID:3N6i+JefO
タイトル「高槻やよひと三浦あづさ」
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/08/07(火) 18:17:36.97 ID:ErGMV7yO0
―――――ミリシタ「ミリオンライ」イベ終了後―――――

P「釣り上げた宇宙人から聞き出した技術でアイドルをコピーした、ですって!?」

美咲「聞き出したなんて人聞きの悪い。放流する前に教えてくれたんですよ! 
そこで、たまたま控室にいたやよいちゃんとあずささんに了承を貰ってモデルにしました。」

高槻やよひ「うっうー! はいたーっち♪ イェイ♪」

三浦あづさ「あらあら、やよひちゃんは元気ね〜♪」

P「うーん、どこかしら妙な感じが。やよひはべろちょろがイルカのペンダントになって、あづささんは長髪になってるんですね。」

美咲「それにしても、かなり再現度が高いですよね! 倫理的な問題はさておいて。」

P「ところで、本人はどう思ってるんですか?」

美咲「出会った当初は驚いてましたけど、やよいちゃんは『一緒に頑張りましょー!』とハイタッチして、あずささんは『お互いに幸せになれるといいですね〜』と挨拶してましたよ。」

P「なるほど。これが伊織だったり千早だったりしたらと思うと胃が痛くなるところでしたけど、人選は間違ってなかったですね。」

ワイワイ

伊織「ちょっと! 騒々しいわよ! って、やよい、どうしたの? 今日はデパートでバーゲンがあるって帰ったんじゃ…?」

やよひ「わー、伊織ちゃん、心配してくれたの? 嬉しいなー♪」ベタベタ

伊織「ま、待って、みんな見てるってば! まったくもう、マイペースなんだから。って、あれ? 財布落としちゃったの?」

P「さすが伊織。やよいのことならすぐわかるな。」

伊織「何ですって!?」

P「実は、彼女はやよいのコピーなんだ。」

伊織「…いきなりすぎて意味が分からないんだけれど。詳しく説明してもらえる?」

P「たまたま控室にいたから、宇宙人の技術でコピーさせてもらった、と美咲さんは言っていたぞ。」

美咲「ちょ、っと、いやそうなんですけど、やよいちゃんは快諾してくれました…よ?」

伊織「言いたいことはたくさんあるけれど、分かったわ。ということはそこのロングのあずさもコピーなの?」

あづさ「はいー。よろしくお願いします〜。」

伊織「…それで、この二人をどうするわけ?」

美咲「とりあえず、劇場で本人の体調が悪い時に代役をしてもらおうかと。」

伊織「肝心な話。誰が世話をするの? 劇場に住まわせるわけにはいかないでしょ?」

美咲「あ。」

P「コピーが成功した時の興奮で先のことを考えてなかった、という顔だ。」

伊織「ハァ、仕方ないわね。やよいのコピーは私が一緒に連れて帰るから、あずさはアンタがどうにかしなさい?」

P「え、俺? 一緒に住むの?」

伊織「そんなわけないでしょ! 新居を別に探しなさいよ。」

P「そうか。俺も責任者だからな。とりあえず、一緒に住居探しをしますか。」

あづさ「はい〜。」

P(生活能力を見ないことにはひとり暮らしもさせられない気がするな。)

麦わら帽子とサングラスをセットし、あづささんと二人で劇場を後にしたのだった。
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/08/07(火) 18:30:26.50 ID:ErGMV7yO0
P(あちこち不動産を回ってみたけど、身元が明かせないから契約にはこぎつけなかったな。)

P「あのアイドルのあずささんのコピーです、なんて言ったら、別問題になりそうだ。」

あづさ「あのー、プロデューサーさん、私のことで困ってらっしゃるんですか?」

P「いえ、あづささんは気にしないでください。ドーンと大船に乗ったつもりで!」

あづさ「はい〜。頼りにしていますー。」

P(どうも二割増しでマイペースな気がする。最近はしっかりしてきたけど、アイドルになりたての頃のような…?)

あづさ「そんな風に見つめられると困ってしまいますよー。」

P「あっ、すみません。そろそろ暗くなってきましたし、今日は俺の自宅に行きますか。」

あづさ「わかりました。不束者ですが、よろしくお願いします〜。」


―――――

P(結局、連れて帰ってきてしまった。仕方ないよな。)

こうして、あづささんとの奇妙な一夜が幕を開けたのだった。
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/08(水) 06:10:13.57 ID:0f8mg4XY0
執筆感謝!
575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/08/08(水) 07:44:16.48 ID:m6HRoqd40
ここで続きを書くのと、別にスレ建てして書くのと、どちらがいいんでしょうか?
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/08(水) 09:08:07.98 ID:gbp5RPIAO
タイトル「どっちでも構わん」
577 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/08/08(水) 20:31:03.39 ID:m6HRoqd40
こちらで続きを書くことにしました。

タイトル「【ミリマス】高槻やよひと三浦あづさ」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1533724096/
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/09(木) 20:04:52.94 ID:mO/PxVGn0
タイトル「「お前は俺だ」「俺はお前だ」」
タイトル「灰色ボーダーライン」
タイトル「眼窩に広がる景色」
579 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/10(金) 21:41:36.49 ID:OOj6zhrh0
タイトル「迷探偵コナソ」
580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/12(日) 18:16:57.81 ID:jag1h5RZ0
タイトル「衆議院議員共」
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/12(日) 18:40:52.76 ID:jag1h5RZ0
タイトル「能あるタカアンドトシは爪を隠す」
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/16(木) 16:41:45.23 ID:z6EfAYLAO
タイトル「THE FINAL HICKY」
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/19(日) 03:36:37.52 ID:LOnoRnk90
タイトル「手持ち無沙汰の手持ち豚さん」
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/19(日) 14:48:02.34 ID:Zhb5kBWA0
タイトル「右門くんはウモナー」
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/19(日) 19:29:08.77 ID:Zhb5kBWA0
タイトル「四ッ谷サイダー」
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/24(金) 07:49:16.70 ID:OxSSEn07O
タイトル「さぼる細胞」
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/24(金) 17:57:38.34 ID:Mi7ZExWw0
タイトル「優しさに裏切られた男」
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/25(土) 12:06:52.82 ID:Sn0Md0XFO
タイトル「星降る夜に」
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/09/01(土) 01:23:42.21 ID:ZhiSTW8z0
タイトル「手鍋でココアは初恋の味」
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/02(日) 16:51:39.08 ID:Y5EalCYE0
タイトル「ソモサンマンとセッパマン」
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/15(月) 07:51:00.93 ID:V6I1G0QkO
タイトル「The Lost Server」
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/15(月) 11:04:50.59 ID:JUEisk000
タイトル「焼き芋とキミ」
593 : ◆oE2hrP9CY2 [sage]:2018/10/15(月) 21:22:38.69 ID:TmzhRHQ9o
>>579
迷探偵コナソ

俺は中高年探偵、駆動新二
幼馴染で同年代な毛深凛と遊園地へ遊びに行って
色ずくめの男の怪しげなバルーンの受け渡し現場を目撃した。
取引を見るのに夢中になっていた俺は、
背後から近づいてくるもう一人の仲間に気づかなかった。
俺はその男と口論、揉み合いになり、眼が覚めると

牢獄に囚われてしまっていた
駆動新二が生きているとやつらにばれたら
命を狙われ、周りの人間にも被害が及ぶ
囚人の助言で脱獄する事にした俺は
警察に名前を問われ、咄嗟にエドガー・コナソとなのり
やつらの情報を掴むために
父親がパチンカスをやっている凛の家に転がり込んだ。

たった一つの真実見落とす見た目はおっさん、頭脳は池沼

その名は、迷探偵コナソ
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/16(火) 20:07:53.71 ID:bMxI1nbt0
タイトル「魔法少女 プレ☆モル」
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/24(水) 21:08:18.14 ID:GFBhgHySO
タイトル「全力失踪」
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/25(木) 19:06:04.07 ID:KhCPGFWM0
タイトル「風が弱く吹いている」
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/27(土) 07:50:36.59 ID:NmbreQaA0
>>596
夏休みを謳歌する子供たちの声が遠くから響いてくるボロアパートの一室で
壊れかけの古い扇風機に自分の半生が重なって見えた中年男の回想と独白


>「エアコンを買うかなぁ」
>「いや」
>「新しい扇風機でいいか」
>今まで首を振るばかりだったそいつは、かくりと頷くと、そのまま動かなくなった。

(最終章『風が弱く吹いていた』より)
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/27(土) 10:07:39.78 ID:wvfH8W1K0
>>597
執筆乙です
こういうの好き
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 18:12:35.19 ID:bWdoMLTd0
タイトル「魔法少女マドカ☆まぎか」
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 18:15:52.10 ID:bWdoMLTd0
タイトル「平成31年12月1日」
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 21:22:55.85 ID:bWdoMLTd0
タイトル「上町ロケット」
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/29(月) 01:46:41.59 ID:fAfmAs49O
>>589
タイトル「手鍋でココアは初恋の味」


女「今日は冷えるからココア淹れるよ!」

女「ええっと、ココアパウダー大さじ一杯にお砂糖少々っと。隠し味にハチミツ投入っ」

女「あとリンゴとか入れたらアップル風味のココアになるかな?」

女「ゔっ、ちょっと甘すぎた……ソースで中和できるかな? 黒いし」

女「へへっ、香辛料ってどれを入れても美味しくなるよねぇ」

女「ここで野菜から滲み出る自然の甘味をプラス! そしてすかさず唐辛子でバランスを取ります!」

女「お高い牛肉の脂は気品のある甘みっ! コトコト煮込んだら完成だー」


女「ココアできたよー」

男「わぁいインドの香りが食欲を誘うココアだぁ。二人が出会ったバレンタインの日を思い出すね」

女「あのときはルゥだったよ?」

男「もはやチョコですらない! というか確信犯かよこの野郎!」


おわり
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/29(月) 18:01:29.45 ID:LWp8fvCzO
タイトル「齋藤さん」
604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/29(月) 22:32:46.30 ID:BAseA7O+O
モブが世界を救う
605 : ◆CuduHy8Vo5U0 [sage]:2018/10/30(火) 16:45:52.31 ID:DVEoAEI6O
undefined
606 : ◆CuduHy8Vo5U0 [sage]:2018/10/30(火) 16:53:55.00 ID:DVEoAEI6O
「生き物はみんな、死んだ後お星様になるんだよ」
宗教やオカルトの類を一切信じない祖母が、唯一信じた非現実的な話だった。
私が物心ついた頃から、祖母は星の綺麗な夜には決まって外に出て星を見ていた。その眼差しは何かを慈しむようで、私はそんな祖母を不思議に思っていた。
ある日、私は祖母に尋ねた。どうしていつも星を見ているのか、と。
「ばあちゃんはね、星がよく見える日には、最近あったことをご先祖様に話してるんだよ」
祖母は、私の頭を優しく撫でながらそう言った。
どのお星様がご先祖様なの? と私が聞く。
「見てごらん。あそこの小さな星、あれがお前のひいひいおじいさんだ。隣の少し大きいのがお前のひいおばあさん。そして……」
私は祖母の話に聞き入った。死んだら星になる。そんなことは考えもしなかったことで、私の心に大きな衝撃を与えた。それ以降私は、星の綺麗な夜、祖母と外で星を眺めるようになった。
それから数年後、私が小学校3年生の12月のことだった。当時飼っていた犬が死んでしまった。私は自分の部屋に閉じこもり、1時間ほどずっと泣いていた。泣き疲れて落ち着いた頃、扉をノックする音が聞こえた。扉を開けて廊下に出ると、そこには祖母が立っていた。何? と私が涙声で尋ねた。
「外に星を見に行こう。寒いからちゃんとあったかくしてね」
祖母は私の目線に合わせるようにしゃがみ、そう答えた。私は厚手のジャンパーを着て、祖母と一緒に外に出た。その日は空に雲一つなく、星がよく見えた。外に出ると、祖母は一つの星を指差した。
「ほら、あの星。昨日までなかっただろう?あの子も星になって、空からお前を見てくれてるよ」
今考えると、何とも馬鹿らしい話だ。星がそんなに都合よく増えるはずが無い。増えたとして、簡単に気づくほど大きな星でもなかった。それでも、その時の私には、昨日までなかった星が現れたと、確かにそう見えたのだ。私の小さな心は、その言葉に確かに助けられたのだ。
607 : ◆CuduHy8Vo5U0 [sage]:2018/10/30(火) 16:55:51.87 ID:DVEoAEI6O
更に時は流れ、私は中学生になり、高校生になり、大学を卒業し、社会人になった。流石にもう、星の話を完全に信じられるほど純粋ではなくなってしまった。それでも、時間があればこうして星を見ているのは、何処かでほんの僅かでも、まだ信じているからだろう。
夜、誰もいない公園のベンチに座り、自販機で買ったココアに、ふうふう言いながら口をつける。唇にじんわりと甘さが広がり、思わず口角が上がる。ほう、と息を吐き出すと、いつもより白い息が出た。顔を上げる。見渡す限り、一面の星空。大きな星が強く光る横で、それに寄り添うように数個の小さな星が見える。シリウス、ペテルギウス、プロキオンで構成される三角形は、冬の大三角だ。
一通り星を堪能し、大きく伸びをする。もしかしたら、おばあちゃんが見ているかもしれない。そんなことを考える。
こんな、星が降りそうな夜には。

>>588 星降る夜に
ss書くの初めてなので駄文ですが頑張りました
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/30(火) 18:58:31.52 ID:JjZwohb20
タイトル「苦無と棒手裏剣の違いを教えてください」
タイトル「ハッピーエンドを投げ捨てて」
タイトル「傀儡にだってなってやる、お前がそれを望むのならば」
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/03(土) 13:38:03.74 ID:nDM6Ht5P0
タイトル「I AM AI」
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/03(土) 14:55:07.62 ID:nDM6Ht5P0
タイトル「星空Ring a bell」
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/11/03(土) 15:11:57.68 ID:zLxMO/1G0
タイトル『傘を差したかないけれど』
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/03(土) 15:36:40.04 ID:nDM6Ht5P0
タイトル「駆け降り降車はおやめください」
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/04(日) 13:45:20.72 ID:5k9ILcMSO
タイトル「間違った愛の伝え方」
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/04(日) 18:32:38.55 ID:F/EFaQgu0
タイトル「どらエモン」
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/04(日) 18:33:05.76 ID:F/EFaQgu0
タイトル「さざえサン」
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/11/04(日) 23:13:05.85 ID:aI4RPwfZ0
タイトル「初めて出会った頃のように」
タイトル「世界中を敵にしても」
タイトル「遠い旅路」
タイトル「ジングルベルはもう鳴らない」
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/11/07(水) 03:01:00.70 ID:GhwsQtph0
タイトル「優しきドクター、命捧げて」
タイトル「ラスボスと主人公の見分けがつかない」
タイトル「VR失血死」
618 : ◆CuduHy8Vo5U0 [saga]:2018/11/07(水) 22:16:55.70 ID:H+hjlo4x0
>>609 「I AM AI」

少女「じゃあ、そろそろ行こっか!」

男「そうだな、あんまり遅くなるとみんな心配するだろうし」

男は少女の手を取って歩き出す。

少女「......ね」

男「ん?」

少女「大好き」

男「俺も好きだよ」

少女ははにかみ、男の手を握る力を少しだけ強める。明日からはまた学校だ。勉強はあまり好きじゃないけれど、男と一緒に登校して、お弁当を食べて、寮へ帰る、それはとても好きな時間だ。そうだ、お弁当には唐揚げを入れてみよう。男はそれだけで子供みたいに喜ぶから。
そう考えながら歩いていた少女は、ふと違和感に気づく。
周りの風景の色が薄い。遠くの建物は、輪郭すらはっきりしなくなってしまっている。

少女「え? なにこれ!? ちょ、ちょっと男!」

男からの返答はない。どころか、男まで輪郭が薄くなっていく。
服の柄がわからなくなる。
顔のパーツがぼやける。
そして、握っていた手の感覚が消える。
街は、男は、全て初めから無かったかのように消え、真っ白な空間の中に、少女だけがいた。

少女「何......何なの......」

少女は呆然と立ち尽くす。すると、どこからか、無機質な声が聞こえてきた。
619 : ◆CuduHy8Vo5U0 [saga]:2018/11/07(水) 22:19:24.22 ID:H+hjlo4x0
「ゲームがクリアされました。全NPCの記憶をリセットします」

その声とほぼ同時に、少女の頭の中に知らない情報が入り込んでくる。いや、正確には消されていた情報、というべきか。

少女「ああ、そっか。そうだった......」

少女は、小さく息を吐くように呟く。

少女「私、作り物だったんだ」

科学の進歩が生み出した、ゲームの最終形態。プレイヤーの意識を仮想現実空間に飛ばし、そこで本物かのような体験ができる。現実世界の様な感覚の中で、現実世界ではできないことができる。怪物を狩ることも、お姫様を助けにいくことも、全て思いのままだ。そう、例えば恋愛だって。

少女「全部、忘れちゃうのかあ......嫌だな、寂しいな」

少女は男の記憶を必死に繋ぎ止めようとする。しかし、ゆっくりとだが確実に、その思い出は霞んでいく。
私は、彼の何番目の彼女だったのだろう。2番目?3番目?それとも、私が1番最後で、全てのヒロインを攻略しきったのだろうか。考えても分かるはずはない。仮にそうだったとして、その記憶は消えてしまっているのだから。ただ、もし彼が1番目に、沢山可愛い子がいる中で、1番目に私を選んでくれていたとだとしたら、そんなに嬉しいことはない。

少女「私のこと、覚えててくれるかな」

彼がこのゲームをどれだけやっているかはわからないが、確実に言えることがある。
次に、自分は絶対に選ばれないということだ。

少女「悔しいな......私は、こんなに男のことが好きなのに......本当の彼女にはなれなかったんだ」

データのリセットはもうすぐ終わる。この胸の悲しみも、痛みも、失ってしまう。ああ、それでも、たとえ消えることが決まっていたデータだったのだとしても。

少女「それでも、私は」

目を瞑る。既に殆どが消えた中、最後まで残った記憶に想いを馳せる。初めて会った時の記憶。告白されたときの記憶。そして、何回かのデートの記憶。

少女「私は、あなたを好きになって幸せだった」
620 : ◆CuduHy8Vo5U0 [saga]:2018/11/07(水) 22:20:23.60 ID:H+hjlo4x0











?NEW GAME
LOAD DATE
621 : ◆CuduHy8Vo5U0 [saga]:2018/11/07(水) 22:21:53.13 ID:H+hjlo4x0
→NEW GAME
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/09(金) 22:59:04.91 ID:og6HbWUR0
タイトル「YAGINUMA - 柳 沼 -」
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/12(月) 22:02:23.89 ID:sLVMP1rf0
タイトル「終末ぼくらは月の裏側で」
624 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/14(水) 18:18:53.07 ID:z2lR9HOyO
タイトル「FIRST STAR」
625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/15(木) 17:28:31.45 ID:/xWl0yhlO
タイトル「NIPから速報へ」
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/15(木) 17:29:18.93 ID:/xWl0yhlO
タイトル「備中将帰備府板」
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/17(土) 00:17:28.30 ID:nYhQoCUH0
タイトル「さつかあのお兄ちゃん」
628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/17(土) 21:05:04.75 ID:nYhQoCUH0
タイトル「This is money」
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/21(水) 21:27:14.18 ID:DkvdcX+6O
タイトル「これはインターネットですか?」
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/21(水) 21:27:42.12 ID:DkvdcX+6O
タイトル「ザ・アップル」
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/22(木) 18:16:59.28 ID:/4VPClSYO
タイトル「筆青林檎林檎筆」
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/22(木) 18:17:32.23 ID:/4VPClSYO
タイトル「さばおちっ!」
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 00:29:39.10 ID:PeuG4o3b0
タイトル「ならしのごんべえ 習志野権兵衛」
634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 01:04:45.36 ID:PeuG4o3b0
タイトル「楽天ガードマン Rakuten Guard Man」
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/23(金) 13:50:44.82 ID:qfj11ix1o
>>633
タイトル「ならしのごんべえ 習志野権兵衛」


子「『しゅうしの』ってどこ〜?」

父「ん!? なんだそりゃ。」

子「あのくるまにかいてあるよ〜」

父「ああ、ナンバープレートの地名か…」

父「あれは『ならしの』って読むんだぞ。昔はよく見たけど最近はあまり見ない地名だな」

子「ふーん。で、どこなの??」

父「いや……、確か千葉の方のどこかだと思うんだけどな……」

子「ちば? 『かもがわ』とか『ちょうし』とか?」

父「よくわからないけどそっちの方かもな」

子「じゃあうみだ! イルカさんんがいるんだ!!」

父「いや、千葉には牛さんや羊さんのいるところもあるし、海のそばかどうかは……」

父「習志野なんてみんなナンバープレートでしか知らない幻の街だからな」

子「ならしのはないの?」

父「いや、あるんだろうけどそれが街なのか行政単位なのかも含めて誰も知らない」

父「錦糸町住みの我々でも知らないんだから、きっと地元でも存在してても誰も名前を知らない無気味な土地なんだろうな」

子「なまえをしらない? ならしのごんべえさんだね!」

父「ちょっと違うような気もするけど……、きっと電車も走っていないような僻地なんだろう」

習志野市民「ふざけんなよ! お前ら電車の行き先で毎日見てるよ! 津田沼だよ馬鹿!」

子「『つだぬま』ってどこ〜?」

父「いや……、毎日見てるけど、確か千葉の方のどこかだと思うんだけどな……」

父「きっと車も走っていないような僻地なんだろう」

習志野市民「車のナンバープレートは!?」

おわり
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 15:03:20.54 ID:ok5Aa96ro
>>634
「安全は誰にでも隔てなく提供されるべきだ」

楽天ガード――このスローガンを掲げる高度セキュリティを提供する民間警備会社の1つだ。
最低限の身分証明のみで雇用することができることから、企業から一般人にまで幅広く支持され続けてきた。
そして警備を担うエージェントたちを、人々は「楽天ガードマン」と呼んできた。

その楽天ガードマンとして働く一人の男がいた。
長年1つの警備地を担当してきた彼だが、配属転換により別の場所へ移動となってしまう。
しかしその場所は明かなフロント企業であり、男はその企業の「裏」の仕事の警備任務を任されることを強いられる。
暴利と違法が行き交うその現場を、時には一般市民を巻き込みながら「警備」する。その企業の「安全」のために。

「安全は誰にでも隔てなく提供されるべきだ」
楽天ガードマンとして自身に問いかける―――果たして「安全」とは一体何なのか。
盾と矛、その在り方の矛盾を今一度問いかける社会派スペクタクル。
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/26(月) 22:16:16.61 ID:ZfHShLYA0
亀レスだが
>>606
乙です
初めてにしては凄く綺麗にまとまってていいと思う
惜しむらくは掲示板方式だと、ちょっと読みづらいところがある

台詞の前後に空行入れるだけでもかなり違うと思う
今後とも是非頑張って投稿して欲しい


>>618
乙です
ありがちなオチながらこちらもなかなかレベル高い
久しぶりに来たけど元気な書き手さん残ってて嬉しい


>>635
ちょっとオチが強引だけどこのタイトルでよく書いたと思うww
乙です


>>636
おらさっさとスレ立てて書くんだよあくしろよ
乙です
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/11/27(火) 11:55:40.07 ID:zTrQDRvC0
タイトル「はつゆきのふる頃に」
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/27(火) 17:57:44.36 ID:UYR6Jqwa0
タイトル「周りみんな記憶喪失なのに俺だけ全部覚えてる」
タイトル「スペードの7が足りない」
タイトル「ダブルダイスの使い道」
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/29(木) 17:07:05.76 ID:LhnIZS4YO
タイトル「FIRST ACE」
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/29(木) 22:22:46.00 ID:LbdrPzAx0
タイトル「のぞみちゃんとこだまちゃん」
642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/12/01(土) 00:28:05.34 ID:kDGkXGl40
タイトル「リーヅモピンフタンヤオ」
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/12/02(日) 00:18:46.37 ID:P+O7mdcj0
>>638
タイトル「はつゆきのふる頃に」


すっかり日が暮れてしまった。
しかし、この城を目の前にして、どうしても休むことはできなかった。
目に前にそびえる禍々しい城。
来るものを拒む強固な城門の扉。
私はその城門の扉に手を掛けた。


ここに来るまでにどれだけの時を刻んだだろう。
幼い頃に父や母や姉を葬った魔物が許せなかった。
魔物を追ううちに、魔王の存在に気付いた私は、志願して勇者となり、なんとか魔王の住処まで来たのだ。
ここにくるまでにどれだけ大切なものを失っただろう。
救えなかった街、助けられなかった仲間。
今やみんな、この空の星だ。
この魔王城にたどり着いたのは、私一人となってしまった。
全て私が無力だったせいだ。
でも、私は一人になってしまったからこそ戦える。
大切だった家族の分も、仲間の分も戦える。
この扉を開けて魔王を倒せば、全てが終わる―――


意気込みとは裏腹に、私の手は震えていた。
城門の扉を開けられなかった。
魔王に敗れてしまったらどうしよう。
私のやったことはただ人口を減らしただけじゃないのか?
あの世で父や母や姉になんと言って詫びよう。
あの世で仲間からどんな罵声を浴びせられるだろう。
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/12/02(日) 00:22:51.12 ID:P+O7mdcj0
そんな私の手に、冷たいものが当たった。

「あ、雪……」

故郷ではそろそろ初雪が降る頃だろうか。
この世界に来てから雪は初めて見るから、恐らくこの世界でも初雪なのだろう。
さっきまで晴れていたはずだが……。
空を見上げると、やはり数多の星が瞬いていた。


いつからか、晴れた夜にどこからともなく舞ってくる初雪が好きだった。
星になった父や母や姉が、雪に姿を変えて私の元に降りてきてくれたような気がして。
夢に会いにきてくれるようことはなかったけど、雪となって私を見守ってくれているような気がして。


舞い落ちる雪が暖かかった。
……何を勘違いしていたのだろう。
私は一人になったから戦えるんじゃない。
こうしてみんなが見守ってくれているから戦えるんだ。
お父さん、お母さん、お姉ちゃん、戦士くん、僧侶ちゃん、魔法使いちゃん、街のみんな、一緒に魔王を倒そう。
私は手に力を込め、躊躇うことなく城門の扉を開けた。

【終】
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/12/02(日) 17:26:42.58 ID:dR2MhsD3O
「のぞみちゃんとこだまちゃん」

のぞみ「ねぇ、こだまちゃん」

こだま「どうしたの?」

のぞみ「私引っ越すんだ。だからもう会えないかも」

こだま「そうなんだ...」

のぞみ「結局神社に現れる精霊には会えなかったのは残念だけど、いつも話を聞いてくれてありがとうね」

こだま「ううん。私も沢山お話を聞けて楽しかったよ」

のぞみ「じゃあ、そろそろ帰らなくちゃ。じゃあね」

こだま「うん、バイバイ」 

こだま「...」

こだま「また一人で寂しくなるなぁ...」
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/12/02(日) 18:15:02.23 ID:dR2MhsD3O
「モブが世界を救う」

モブ父「気を付けるんだぞ...世界のために頑張ってくれ...」

モブ母「貴方は私たちの誇りよ...必ず帰ってきてね...」

モブ「はい...世界のために...行って参ります!」


険しい山


モブ(この山の頂上に...伝説のアイテム[薬草]が...)

モブ(煎じて飲めばどんな深い傷もたちまち治る幻の草...)

モブ(その周りにはドラゴンが住み薬草を守っている...)

モブ(本当に私なんかが採取できるのだろうか...)

モブ(いや駄目だ!弱気になるな!勇者様の為!世界のために頑張るんだ!)


岩肌


モブ「ぐっ...」グググ

モブ「はぁっ!」グイ

モブ「はぁ...はぁ...」

モブ「ふんっ...!」

モブ(腕が上がらなくなってきた...)

モブ(頂上はまだまだ先なのに...!)

モブ(...)ガッ!

モブ(ふざけるな...!私はこんなところで終わる人間じゃない...動け!動け!)ガッ!ガッ! 

モブ「ぐぁっ...!」グイッ

モブ「はぁ...はぁ...動くじゃないか...」
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/12/02(日) 18:15:51.84 ID:dR2MhsD3O
モブ「な...なんとか...頂上付近に辿り着いた...」ヒューヒュー

モブ(も、もう少しなんだ...?!)


ドラゴン「グルル...」


モブ(こんなに早く嗅ぎ付けられたのか...!に、逃げないと)ダッ


ドラゴン「ギャオーッ!」バサバサ


モブ(体が重い...追い付かれる!)ダダダダ


ドラゴン「グワァー」ボウッ


モブ(火を吹いてきた?!)


ジューーー


モブ(危ない...もう少しで焼き肉になるところだった...)

ドラゴン「ギャオー」バサバサ

モブ(...くそっ逃げなきゃ)ジリジリ

モブ(...!)


大穴


モブ(追い詰められたか...)


ドラゴン「ギャオー!」スゥー


モブ(くそ、覚悟を決めるしかない!)


ドラゴン「グワァー」ボウッ


モブ(今だ!飛べっ!)バッ





モブ「うっ...ここは...」

モブ(あんな高いところに穴が...あんな所から飛び降りて生きてるのか...)

モブ(まぁ、生きてるだけで儲けものだ...出口を探そう...?!)


薬草


モブ(や、薬草だ...こんな所に咲いていたのか...)

モブ(父さん...母さん...やったよ...俺はやったんだ...!)



街の薬屋

勇者「薬草下さい」

商人「10Gだよ」

END
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/12/05(水) 19:59:25.78 ID:pgFKScEBO
タイトル「Takanawa-Gateway」
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/11(火) 17:09:39.99 ID:ybbigsW40
タイトル「さよなら、旦那」
タイトル「パラレルコンティニュー」
タイトル「混濁の果て消えゆく自我、その手を振り払え」
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/12/13(木) 17:49:50.27 ID:MeteEefnO
タイトル「Tokyo station has four number-one tracks」
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/12/14(金) 17:05:11.07 ID:TvpDe7jKO
タイトル「風邪を強く引いている」
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/12/17(月) 16:05:54.79 ID:dnJLM+WWO
タイトル「Tokyo Patent Approval Office」
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/20(木) 16:19:01.03 ID:/QvECxvu0
タイトル「平成最後の恋」
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/20(木) 16:20:51.59 ID:/QvECxvu0
タイトル「意識の高いサンタ」
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/12/20(木) 18:36:20.79 ID:erb7/Fl5O
タイトル「The Last Winter of HEISEI」
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/20(木) 19:48:15.82 ID:6ctZQOa30
タイトル「プロのプロペラ師」
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/23(日) 17:47:48.70 ID:bF24KdRS0
タイトル「ひよこひょこひょこ」
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/12/24(月) 23:50:28.29 ID:w91HoVFd0
タイトル「津木の次は曽野継に停まります」
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/12/25(火) 08:07:39.29 ID:NSmqs5L2O
タイトル「時ラーメン」
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/12/25(火) 12:55:37.57 ID:tbgSXsErO
タイトル「聖誕祭が終わる頃」
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/25(火) 14:39:08.70 ID:5yZtnVL1O
>>649
タイトル「混濁の果て消えゆく自我、その手を振り払え」をお借りします。

ジャック「やめろ!!俺に触るな!!」

科学者「フフフフ!!貴様は我が組織の改造人間となるのだ!!!」

俺の名はジャック。レジスタンスの一員だ。

今世界を我がものとせんと企む組織カイザーと、それに抵抗するジャックが所属するレジスタンスR.I.S.E「Revenge invade& Sefe earth」が戦っている。

ある作戦でジャックは皆を逃がすための殿を務め敵に捕らえられた。

それから10日後

ジャック「‥‥‥」カチャ ┣¨┣¨┣¨┣¨ドドド!!!!!

ジャックはサイボーグ(改造人間)となっていた。

彼には人間だった頃の意識はなかった。脳と心臓以外を機械に変えられたサイボーグと化していた。

そしてただ破壊と殺戮を繰り返すだけの日々を過ごしていた。

民間人「や‥やめて‥お願い‥」

そして雨の中ジャックは今赤ん坊を抱いた女性と対峙していた。

民間人「お願いします‥ どうか‥この子だけでも‥!」

女性に抱かれた赤ん坊は腕の中で泣いていた。

そしていつものように抹殺しようと大口径ライフルを構えた。

銃口が女性の方を向く。

女性は死を悟り赤ん坊を強く抱きしめる。

その時ジャックに雷が落ちた。
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/25(火) 14:56:06.62 ID:5yZtnVL1O
ジャックはライフルを構えたまま、固まった。

雷が落ちた瞬間、システムに少しバグが発生したのだ。

次々に頭の中に映像が流れ込む。

自分がライフルを構え改造人間と戦っている場面、砲弾が降り注ぐ中ジープを駆る場面、ある女性と缶詰を分け合い、その女性が自分に微笑みかけている場面。

なんなのだ‥これは。

そうしているうちに女性は走って逃げた。

ジャックは逃げられた事に気付き、咄嗟に銃口を向けるが引き金を引けなかった。いくら指に力を込めても引くことができなかった。まるで何かに止められるように。

その後、耳の通信機から撤退命令があり、ジャックは基地に帰還した。

ジャックは基地の自室に戻り、ベットに腰掛け考えた。何故自分はあの時引き金が引けなかったのか、何故カイザーの人間の人間などと親しくしていたのか。

そして記憶内で近くのガラスに映った自分が正真正銘の人間だった事。

俺は‥人間‥だったのか?

そんな筈はない。俺は‥だが‥じゃあ‥あれはなんだ?

ダメだ。わからない。どれだけ脳と別のデータベースを遡ってもカイザーしかヒットしない。

そして1ヶ月後、人間を捕らえたと報告があった。

自分も処刑場に急行した。

そして銃殺用の柱に結び付けられた女性を見て驚く。

あの時、記憶に紛れて流れてきた女性だった。

その女性は水をかけられ意識を取り戻す。

そして俺を見た。

マリア「ジャック!あなたなのね!」

ジャック‥?誰だ?俺はTJ-201だ。しかし確か‥あの記憶の中で俺はジャックと呼ばれていた。

ぐっ‥!頭が‥!なんだ‥!何を‥!

その時処刑場にある一団が乱入した。

663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/12/25(火) 15:14:23.61 ID:5yZtnVL1O
カイザー兵士「レジスタンスか!小癪な!迎え撃つぞ!!!」

R.I.S.E「望むところだ!マリアを奪還するぞ!」

そうしてカイザーとレジスタンスの戦闘が始まった。

俺はその場から動けなかった。

その時カイザーの支部長が近づいてきた。

支部長「TJ-201よ。何をしている。」

支部長「まあ、よい。お前があの女を殺せ。できるだろ?」

俺にマグナムを手渡した。

俺はヘルメットをかぶりそれを持ってマリアと呼ばれた女の元へ行く。

マリア「ジャック!やめて!」

支部長「ムダだ。こいつは我々に改造され今はただの改造人間。TJ-201として生きている。さあ!早くやれい!」

俺は撃鉄を起こし銃口を向ける。

マリア「お願い‥ジャック‥自分を取り戻して‥」

うっ‥!まただ‥またバグが発生している。

支部長「どうした?何をためらっている?そうか、このクズが!」

俺は肩に注射器を刺された後、蹴り飛ばされて地面に倒れる。

支部長「バグが発生しよったか。この鉄くずが!もうよい。最後のチャンスだ。この手を掴め。そうすれば貴様は廃棄しない。」

支部長は俺に手を差し出した。

ピーーーーーー

俺の名は‥TJ-20‥ジャ‥ク‥T‥

いや‥俺の名はTJ-201ではない。俺の名はジャック。ジャック・ウィリアムズ少佐だ。

俺は手を払いのけて立ち上がった。

ジャック「死ぬのは‥貴様だ。」

支部長「何?」

そういった瞬間、俺はマグナムを奪い取り支部長の脳天を撃ち抜いた。

マリア「ジャック‥」

ジャック「待たせたな‥マリア‥!もう大丈夫だ。」

俺はマリアの拘束具を破壊しながら言う。

ジャック「さあ、行くぞ!」
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/12/25(火) 15:15:19.63 ID:5yZtnVL1O
終わりです。ありがとうございました。
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/12/25(火) 19:03:36.46 ID:IY97sQzDO
因みに改造人間達の容姿は改造される前の姿にdoomの主人公装備です。
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/12/28(金) 18:46:11.30 ID:hWotBRWmO
タイトル「11番線から電車が発車します」
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/12/29(土) 18:09:30.51 ID:LMoakQIx0
タイトル「You need a limited express ticket to take this train」
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/12/30(日) 22:09:17.03 ID:L3EzT4gX0
タイトル「This is a pencil」
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/30(日) 23:28:13.51 ID:NWO1hjbIO
タイトル「This is a pencil」

('A`)l...「This is a pencil」

(^ω^)「お?いくらブーンが馬鹿でも、それくらい分かるお」

(^ω^)「『これは鉛筆です』だお?」

('A`)l...「…ちがうな」

(^ω^)「は?」

('A`)l...「これは鉛筆…そんなことはみりゃ分かる…
    しかぁし!グリーン先生は『This is a pencil』と言ったんだ!
    それは何故か?…お前は考えたことがあるか?」

(;^ω^)「無いお」


('A`)l...「いいかぁ!グリーン先生はなぁ!実は鉛筆なんか持っちゃいなかったんだ…
     グリーン先生が持っていたもの、それは…それは…『座薬』なんだ」

(^ω^)「頭腐ってんじゃねぇの?」

('A`)l...「そう!グリーン先生は、赴任そうそう、熱を出してしまっていたんだ!
    休むわけにはいかない!そう思ったMs.Greenは、しかたなく、座薬を学校にもっていったんだ」

(^ω^)「そう!じゃねーよ。なにもそうである部分がねぇよ」

('A`)l...「『がんばれ私がんばれ今日も!』そう奮起したMs.Greenだが、
     しょっぱなから、中学1年生男子からの洗礼を受けることになる!!」

(^ω^)「洗礼かお?」

('A`)l...「中1の男子なんてもんは、まだ小学校から上がりたてのサルに等しい。
    言葉を覚えれば馬鹿の一つ覚えにそれを繰り返すのさ…」

(^ω^)「…ああ〜なんか分かるお」

('A`)l...「そして!その日の授業で習うフレーズは『What’s is This?』
    もうお分かりいただけただろう?」

(^ω^)「お前の思考が分からん」


('A`)l...「男子はグリーン先生を質問攻めにした!いろんなところを指して、
    『What’s is This?』!!」

(;'A`)l...「そのうち、クラスのお調子者のよしあき君が、グリーン先生の持ち物に手を出した!
よしあき君の指さしたもの…それは『座薬』だった…」

(;^ω^)「よしあきぃぃ!!てめぇ人のもの触ってんじゃねえぇ!」

('A`)l...「グリーン先生は焦った!このままでは、自分が昼休みに座薬をア*ルに挿入するのがバレてしまう!
    健全な中学生男子なら、安易にその光景を目の前に具現化することができる!
    しかし、そんな痴態を想像されるなんて…先生、えっちぃのは嫌いです!!」

(;^ω^)「お前が一番変態的なんだよ!!発想が気持ち悪いんだよ!悪い意味で!」

('A`)l...「そして…グリーン先生は言った。『This is a pencil』…と。
    男子中学生の健全な精神を守るため…。そして、なにより自分を守るため…」

('A`)l...「これが『This is a pencil』の真実だ」

('∀`)l...「分かったか?」

(^ω^)「分かった。お前薬貰ってこい。頭の」
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/30(日) 23:57:37.45 ID:NWO1hjbIO
タイトル「11番線から電車が発車します」

(^ω^)「11番線から電車が発車します。はい、ドア閉まりまーす。ご注意くださーい!」

(;'A`)「あのー…」

(^ω^)「はい!どうされました?」

('A`)「『五輪ゲラウェイ』ってどういけばいいですか?」

(^ω^)「ああ、それなら、この11番線から出る電車に乗れば1本で着きますよ」

('A`)「あ、そうなんですね。あ〜よかった。ありがとうございます…」

(^ω^)「いえいえ。仕事ですから」

(;'A`)「…ここって本当に11番線ですか?」

(^ω^)「は?」

(;'A`)「いや、なんか不安で…私、電車乗ったこと殆どないんですよ…」

(;^ω^)「はぁ…大丈夫ですお。ここが11番線で、乗れば目的地に着けますお」

(;'A`)「そ、そうですよね…」

(^ω^)「はい、安心してください。難しいことじゃないですお」

(;'A`)「…ほんとに11番線で行けるんですか?」

(;^ω^)「はぁ!?」

(;'A`)「…いや、実は7番線の電車だったりして…」

(;^ω^)「駅員がこういってるんですお!?」

(;'A`)「…いや、でも初対面ですし…」

(;^ω^)「大体の従業員がそうだわ!!誰でも最初は初対面じゃ!!」

(;'A`)「ひぃ!怒鳴られた。怖いぃ。前の旦那みたいぃ!」

(;^ω^)「ああ!!すいません、お客様!」

(;'A`)「…いえいえ、そうですよね…駅員さんの言うことだもの…ホントのことですよね…」

(;^ω^)「はい!信じてください!」

('A`)「・・・うん!私、信じてみるわ!もう人なんて信じられないと思ってた…
   けれど、これからは、信じてみるわ!」

(;^ω^)「はい!お願いします!11番線に電車が到着しまーす!!」

('A`)「これが、私のこれからの一歩…新しい人生を歩むのよ!私!」

('∀`)「ふふ、ありがとう…駅員さん」

(^ω^)「いえいえ、お客様を目的地までお届けするのが私たちの仕事ですから」

(^ω^)「11番線から電車が発車しまーす!」


(;^ω^)「あ…あの駅、『快速』止まらないんだった…」
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/31(月) 00:34:01.89 ID:GakzPahhO
タイトル「You need a limited express ticket to take this train」

(#'A`)「なによ!あの駅員!結局『五輪ゲラウェイ』に着かなかったじゃないのよ!!」

(#'A`)「それで、ここはどこ?…『大阪』ぁ!!?」

('∀`)「あらぁ、意外と近いのね。大阪って」

(;'A`)「でも、お夕飯の準備もあるし…帰らないと」

(;'A`)「えぇと、電車、電車は…と」

(^ω^)「お困りですかお?」

('A`)「あ、丁度いいところに。『五輪ゲラウェイ』ってどうすれば行けます?」

(;^ω^)「『五輪ゲラウェイ』!?東京ですかお?」

(^ω^)「それなら、特急『のらりくらり』が一番早いですお!」

('∀`)「ありがとうございます!」


('∀`)「さて、切符も買ったし、帰るわ」

('A`)「あら?なんかみんな切符見せてるわ」

(´・ω・)「Ticket please.」

('A`)「あら、外人さんの駅員さん?グローバル化ねぇ・・」

('∀`)「はい、切符」

(´・ω・)「No.You need a limited express ticket to take this train」

('A`)「はい?ごめんなさぁい。私英語『This is a pencil』くらいしか分からないのよ」

(;´・ω・)「アー…ユー、要リマス… limited express ticket」

(;'A`)「カロリミットファンケル?あーごめんなさい。おうちに帰らないと無いわ」

(;´・ω・)「ノー、カロリミット、違ウ。エクスプレス・チケット」

(;'A`)「エクササイズ?何?この電車、重量制限とかあるの?」

(;´;ω;)「ノー、ノー。チケット、早イ電車チケット」

('∀`)「それならここにあるわ。ほら、電車ってみんな早いでしょ?」

(;´;ω;)「ウー、モウソレデ、OKデス」

('∀`)「よかった。お仕事がんばってね。異国の地で辛いでしょうけど」

(´;ω;)「アリガトウゴザイマス」


(´・ω・)「特急『のらりくらり』、発車シマース!」

('A`)「ふぅ…これでようやく『五輪ゲラウェイ』に行けるわ」

('A`)「なんだか疲れちゃった。ちょっと寝ましょ」

('A`)「ZZZ」



(;^ω^)「あ、やっべ。特急『のらりくらり』は徳島行だったお…」


672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/31(月) 01:14:37.11 ID:GakzPahhO
タイトル「聖誕祭が終わる頃」

(´・ω・)「あーあ…クリスマスも、もう終わっちゃうね」

('A`)「けっ、せいせいするぜ。こちとら今年も仕事だったわい」

(´・ω・)「でも、君の誕生日でもあるじゃない、12月25日」

('A`)「そうだよ!でも一緒に祝ってくれる奴なんて、いないんだよ!」

(´・ω・)「言ってくれれば、僕も( ^ω^)も祝うよ…」

(#'A`)「この場合は女のことだよ!!」

(#;A;)「くっそー…いいよなぁ( ^ω^)は。彼女ができて...」

(´・ω・)「奇跡だよね。やっぱり神はいるんだなって」

(#'A`)「くっそー!!俺にも奇跡起きてくんねぇかなー!」

――その時、(´・ω・)と('A`)の前に光が溢れた。

( ・∀・)「我を、呼んだか?」

(;'A`)「だ、誰だ!?急に!!」

( ‐∀‐)「私は―――」

( ・∀・)「神だ」

(´・ω・)「なんで溜めたの?」

(;'A`)「かっ神様!?ほ、ほ、ほんとにいたのかぁ!?」

(;'∀`)「へっへへぇ、神様!私が呼びましたでありんす!
     へへ、ちょっくら叶えてもらいてぇ願い事がありやして…」

(´・ω・)「どうしたどうした?ドク男からダメ男にキャラ変か?」

( ・∀・)「言うがよい」

(;'∀`)「へ、へけ…あの、欲しいもんがありまして…へぇ…あの、女と、金と、酒と…」

(´・ω・)「おうおう。こいつぁクズ男に変わっちまった」

( ‐∀‐)「ふむ―――」

( ・∀・)「いいだろう」

(´・ω・)「いいんだ」

('∀`)「ひゃっほう!流石、神様だぜ!これで俺もリア充だ!」

(´・ω・)「神と出会って、君は変わった」

( ・∀・)「それでは、いくぞ!」

――再び、(´・ω・)と('A`)の前に光が溢れた。

('A`)「…あれ?何も変わってないぞ?俺の酒は?金は?女は?」

(´・ω・)「もう言ってることが悪党のソレだよね」

( ・∀・)「これは…」

( ‐∀‐)「言うは易し―――」

( ・∀・)「行うは…難しッ!!」

(´・ω・)「おい、こいつ吊るそうぜ」

('A`)「ごめん、バールしかないわ」

( ;∀;)「すまない!実は私は生まれたばかりの神で、まだ力が足りないんだ!」

(´・ω・)「え?じゃあ('A`)と誕生日同じじゃん!!」

('∀`)「ホントだ!奇跡じゃーん!!」

Merry Christmas & Happy Birthday....!!!
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/31(月) 02:00:13.61 ID:GakzPahhO
タイトル「時ラーメン」

( ^ω^)「大将!まだやってる!?」

('A`)「らっしゃい!やってるよ!」

( ^ω^)「ふぅ〜やっぱり、飲みの〆はラーメンだお〜」

( ^ω^)「しっかし、こんなところにラーメン屋なんてあったかお?」

('A`)「昨日、開店しやした!これから、よろしくお願いしますわ!」

( ^ω^)「おおー、新しい店だったかお!こりゃあ楽しみだお!」

(;^ω^)「…おっと、大将、どこにもお品書きがないお」

('A`)「へぇ!ウチはラーメン一本でやらせてもらうつもりです!」

( ^ω^)「なるほど!そういうことかお!こりゃあラーメンには相当自信があると見たッ!」

('A`)「へへ!ま、味わっていただけたら、その理由もわかりやしょう!」


('A`)「へい!お待ち!『時ラーメン』一丁!」

(;^ω^)「と、時ラーメンッ!?一体、どういう味だお…!?」ズズッ

(;゜ω゜)「こ、こりゃあ!!?」

―――

 スープを口に含んだ瞬間、(^ω^)の魂は、肉体という牢獄から抜けた。

魂だけとなった(^ω^)の意識は、もはや、時間という概念にすら囚われることもない。

過去、現在、未来…それだけではない、「もしも」の世界を含めた、すべての時間上の(^ω^)の意識が、

『時ラーメン』という一か所に集中し、爆発した。

すべての意識は、溶け合い、混ざり合い、時には分離したり、あなたとは合わないのかなと感じる時もあったけど、

一つの「意識」となった。

――新しい宇宙の誕生である――

(^ω^)の意識は、今や無限の時間を漂う、連続する宇宙である。

と同時に、それは無意識であり、メビウスの輪の如く、循環する。

『時ラーメン』…それは、小さなビッグ・バン製造機。

やがて、宇宙は死を迎える…。しかし「死」とはつまり「生」の裏返し!!

そう!!(^ω^)は宇宙であり、メビウス!!であるからして、(^ω^)は完全なる存在へと昇華する!!

アセンション!!人類は、今!「高次」へと魂を踏み入れたのである!!


―――

('A`)「味はどうだい?」

( ^ω^)「煮詰めた段ボールの味がするお」ズルルッ
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/31(月) 02:28:51.30 ID:GakzPahhO
タイトル「津木の次は曽野継に停まります」

('A`)「もう何も信用しないわ…」

(^ω^)「次はー津木ー津木ー。津木の次は曽野継に停まります」

('A`)「ちょっとあなた。次はどこ?」

(^ω^)「?津木は次の駅だお」

('A`)「?その津木ってどこの駅?」

(^ω^)「?津木の次は曽野継駅だお」

('A`)「?」

(^ω^)「?」

('A`)「じゃあ、その、曽野継はどこにあるの?」

(^ω^)「園間・立木駅ですお」

(;'A`)「?」

(^ω^)「?」

(;'A`)「じゃあ、えっと、そ、今言った園間・立木は…?」

(^ω^)「佐良二俣・曽野継駅ですお」

(;'A`)「な、長い...!!じゃあ、えっと、そ、佐良二俣・曽野継は…?」

(^ω^)「今野駅ですお」

(;'A`)「???」

(^ω^)「?」

(;'A`)「じゃ、じゃあ今野駅の次は?」

(^ω^)「東京です」

(;'A`)「ええっ!?」

('∀`)「なんだぁ!じゃ、もうすぐそこなのね!」

(^ω^)「?いや、もう直祖湖の駅はもう通り過ぎましたお」

(;'A`)「なんですって!?!」
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/01(火) 18:39:40.63 ID:8xycg22U0
タイトル「SAKURA-Crossing」
676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/01(火) 23:34:13.31 ID:8xycg22U0
タイトル「柿太郎」
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/02(水) 15:28:22.20 ID:WuQ9C2dU0
タイトル「男性戦隊オトコマン」
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/03(木) 13:50:46.92 ID:dcZsCRR9O
タイトル「あなたに捧げます」
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/03(木) 14:49:32.79 ID:40whvbnB0
タイトル「ゾンビランド詐欺」
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/04(金) 14:26:05.79 ID:Q4GefI2+O
タイトル「だから言ったのに」
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/05(土) 07:42:28.61 ID:SbCpp7yjO
タイトル「ダイイングメッセージ」
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/05(土) 15:12:18.79 ID:SbCpp7yjO
タイトル「悪魔の結婚式」
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/05(土) 22:17:01.70 ID:ZRvv6C5n0
>>682
タイトル「悪魔の結婚式」

「汝、健やかなる時も、病める時も、富める時も貧しき時も、幸福の時も災いにあう時も、これを愛し敬い慰め助け 永久に節操を守ることを誓いますか?」
そこは厳かな教会……ではなく、薄暗い部屋の禍々しい祭壇の前。
魔術師を名乗る男が問いかける。

「「はい、誓います」」
新郎、新婦が揃って答えると、男は一枚の紙とナイフを差し出す。
「では、これに血判を」
キスを交わすことも事もなく、二人は親指を少し切り血判を押す。
すると二人を見届けた参列者達が一斉に拍手を送り写真をとる。


そして式が歓談へと移ると、参列者たちはそれぞれの会話へと移っていく
「いやぁ素晴らしい結婚式だったね。これで二人の愛は一生続くだろう」
「全くだ。以前は神の前で誓ったらしいが、こと契約ならば悪魔の方が向いているに違いないだろうに」
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/06(日) 07:43:11.63 ID:hwM0SvPcO
>>683
乙です。拾ってくれてありがとうございます。
685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/06(日) 18:09:20.05 ID:qSFMJs9yO
タイトル「見知らぬ天丼」
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/07(月) 08:17:46.69 ID:e4XIZH8dO
タイトル「Ara River」
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/07(月) 22:48:30.57 ID:LluHpQaF0
タイトル「死の旋律」
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/08(火) 17:40:11.53 ID:GyQgEBuvO
タイトル「博多三角・末吉」
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/09(水) 21:06:53.17 ID:OP5SckJjO
タイトル「詐欺-Sagi-」
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/11(金) 21:11:43.49 ID:TJO/datd0
タイトル「AOMONO-YOKOCHO」
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/11(金) 22:08:44.96 ID:xOA9icic0
タイトル「真面目にやれ」
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/12(土) 00:36:56.11 ID:HPA0EbDq0
タイトル「完璧で、幸福な、善き世界」
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/12(土) 19:56:34.29 ID:RlI+ozKc0
タイトル「思考錯誤」
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/15(火) 21:19:37.91 ID:ypXOwGk40
タイトル「世界を救った大嘘つき」
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/16(水) 18:28:58.60 ID:5Q5ycf3jO
タイトル「坂出製麺」
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/19(土) 01:02:15.52 ID:6jxz5ota0
タイトル「完璧で、幸福な、善き世界」

ある夫婦に子供が出来ました

でしたが夫婦は悪く、無責任で、酷い夫婦だったので子供を路地に捨てました

子供は路地でホームレスに混じって育ちました

子供は生活する上で沢山の悪事をしました

子供は人々が清潔に使ったゴミ捨て場を荒らし、ゴミを持ち去りました

子供はダンボールを用い公共施設を荒らし、住み着きました

子供は店から食べ物を盗み、食しました



ですがもう安心



悪い夫婦から生まれた悪い悪い子供は死にました

不完全な健康状態で
不幸福な環境条件で
善悪なんて誰からも教わらなかった

悪い子供は死にました

これで世界はまた一歩良くなりました



嗚呼



なんてなんて



完璧で幸福な善き世界なんだろう
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/19(土) 23:51:59.67 ID:5EdVoYvc0
タイトル「かくれんぼ」
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/21(月) 08:02:35.21 ID:XSWmnaUsO
タイトル「THIS IS THE FINAL KARAOKE」
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/24(木) 12:33:38.64 ID:Uo0qtTyr0
タイトル「君がそう言うなら」
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/25(金) 18:18:52.44 ID:TUjH524zO
タイトル「Kagetsu-Sojiji Station」
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/26(土) 18:20:28.64 ID:fVWldyjq0
タイトル「ファーストベースマンとショートストップ」
702 : ◆qbWu2o7Q.Y [sage]:2019/01/27(日) 21:57:55.94 ID:fdsAOx5g0
タイトル「残り時間」
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/29(火) 18:18:52.62 ID:iql1LjQ3O
タイトル「ぶっかけうどん」
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/31(木) 17:13:09.92 ID:VO5c7E1tO
タイトル「右足を出して左足出すと歩ける」
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/31(木) 19:13:44.92 ID:VO5c7E1tO
タイトル「oide akachan beikoku」
706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/01(金) 18:08:43.94 ID:PCGFBqAl0
タイトル「ふたりぼっち」
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/03(日) 20:41:29.08 ID:38v/m6Bho
>>697

 準備。
 彼と接する時、それを欠かしてはならない。


「なあ」


 思えば、彼とは長い付き合いになる。
 だと言うのに、こうやって声をかけられただけで少し身構えてしまう。
 それは私が非常に臆病だからか、それとも相手が彼だからか。
 夜中、ベッドに寝転がりながら考えてはみるものの、答えはいつも出さずに瞼を閉じていた。


「うん」


 幼馴染。
 漫画や小説ではよく見るけれど、ドラマでは滅多に見ない関係性。
 私と彼は、幼馴染。
 小さい頃から、こうやってずっと一緒に過ごしてきた。


「もういいかい?」


 だけど、その関係も終わる……終わらせる。
 幼馴染なのに変わりはないけれど、でも、終わるのだ。



「私も好き」



 数分前にしてきた、彼の告白への返事。
 嬉しくて、本当に嬉しくて。
 だから、声を震わせて返事をするだなんて勿体無さすぎて。
 ほんのちょっぴりだけど、返事を待たせていた。


「っ〜〜!」


 言った。
 言ってしまった。
 今まで隠してきた気持ちをありのまま。
 心の準備をしていたにも関わらず、あまりの恥ずかしさに両手で顔を覆った。


「……」


 彼は、そんな私を無言で抱き締めた。
 突然の事に私は体を震わせながらも、体の芯にじんわりと広がる幸せを噛み締め、
隠していた彼への思いの丈を矢継ぎ早にぶつけていった。


「もういいよ」


 そう言われてチラリと見た彼の耳は、赤く染まっていた。
 だけど、私の口は彼への愛をささやき続ける。
 体を離そうとする彼のシャツを握りしめ、捕まえて。


「まあだだよ」



おわり
708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 19:42:11.65 ID:s3oMX8Kh0
>>707
乙です
甘くていい感じね
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/02/08(金) 00:24:28.17 ID:6txUDXaH0
タイトル「サヨナラホームラン」
710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/02/08(金) 07:51:15.98 ID:GkJoA9gyO
タイトル「市川五ェ門」
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 21:31:21.60 ID:HR5tZysQ0
タイトル「人形殺人」
712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/02/13(水) 07:55:46.53 ID:Avp2ejlgO
タイトル「亀焼き」
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/02/13(水) 18:37:04.52 ID:R+CG/21aO
タイトル「やはり俺の青春ラブコメがこんなに間違っているわけがない」
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/14(木) 21:03:14.68 ID:J6trbqdG0
タイトル「絶望の夜明け」
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/15(金) 21:50:43.22 ID:GYseKlAx0
タイトル「間違っておっぱい触ってから姉の様子がおかしい」
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/02/16(土) 11:02:36.98 ID:lwwXYxgrO
タイトル「あんぱんまんとバイキンマン」
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/16(土) 15:38:55.68 ID:Y8EgFGuSO
タイトル「その言葉、そっくりそのまま打ち返す」
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/02/16(土) 16:04:44.90 ID:lwwXYxgrO
タイトル「FAILURE」
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/16(土) 18:41:26.49 ID:MC3tepeg0
タイトル「あなたがやったのよ」
720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/02/18(月) 08:53:29.55 ID:bFDt3ZPmO
タイトル「コンシード」
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/02/18(月) 11:44:46.90 ID:bFDt3ZPmO
タイトル「みつばと!」
722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/02/18(月) 21:53:16.94 ID:kCif0Xt9O
タイトル「無投下運転」
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/02/19(火) 01:12:26.94 ID:/fMCxVhN0
タイトル「被告人を懲役1年6月に処す」
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/20(水) 07:43:08.82 ID:GJcXE5910
タイトル「ばど!」
725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/02/20(水) 07:52:21.42 ID:hHUmnq0sO
タイトル「あ株式会社」
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/02/20(水) 19:34:51.65 ID:hHUmnq0sO
タイトル「仮面ライダージョギング」
727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/02/20(水) 22:27:16.96 ID:hHUmnq0sO
タイトル「TO-EKI-DOMARI」
728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/02/21(木) 22:12:20.43 ID:cyli2gfo0
タイトル「SHOYU 〜ソイソース〜」
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/02/23(土) 19:16:00.55 ID:+YzPMVbwO
タイトル「一般社団法人カブシキガイシャ」
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/02/23(土) 20:49:29.49 ID:+YzPMVbwO
タイトル「I live at Osaka when I am 5 years ago」
731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/02/24(日) 14:07:25.83 ID:4D1cceL/O
タイトル「秋葉の森の西郷さん」
732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/03/01(金) 08:19:29.51 ID:TeOzszpoO
タイトル「烏坂46」
733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/03/02(土) 10:50:17.23 ID:o8lIMSttO
タイトル「3人だけの秘密」
734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/03/06(水) 19:56:44.38 ID:VfySm649O
タイトル「セブンイレブン東京ディズニーランド店」
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/03/09(土) 20:42:05.92 ID:jPTjYaV+0
タイトル「ふたりでできるもん」
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/03/10(日) 01:03:56.15 ID:Alf0iQc00
タイトル「疑問符?感嘆符!」
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/03/10(日) 17:57:23.89 ID:Alf0iQc00
タイトル「YAMADA-KUN」
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/03/11(月) 08:03:40.81 ID:xYZhgoURO
タイトル「何でも言うことを聞いてくれるツグミチャン」
739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/03/11(月) 11:26:43.54 ID:xYZhgoURO
タイトル「東北東のエデン」
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/03/14(木) 22:45:17.24 ID:KuWH+Ocu0
タイトル「鈴ヶ谷ハルカの憂鬱」
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/15(金) 14:52:52.61 ID:WI5zvV6go
最近タイトルばっかで書く人いないよね……
以前面白い作品良く書いてた固定酉の人もうやめちゃったのかな?
タイトル「春に湧くもの」
742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/17(日) 01:59:59.10 ID:J67bscHJo
冷たい空気を切り裂くように日差しが強まる頃。
葉を全て落とした枝で小鳥たちがさえずりをはじめる頃。
私の胸には過去の思い出が湧き上がった。

「また、この木の下で会おうね」

ただの枯れ木だったが、この木以外全てがなくなってしまったこの地で、彼はそう言い残して去っていった。

あれから10年。私がこの街に戻ってきてからでも5年が経った。
今ではこの木は毎年花を(A)さかせているが、彼はまだ現れなかった。
私はこれから何回この木の下に来るのだろうか。
私は今年も一人でこの木に咲く花を見にくるのだろうか。

そう思ったとき、背後に聞き覚えのある足音が聞こえた。


>>741 タイトル『春に湧くもの』 より

ーーーーーーーーーー

問1.(A)の「さかせて」と同じ漢字を使う熟語を次のア〜エの中から選びなさい

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

男「いつも思うんだけどさ、国語の出題って物語の続きが気になって問題が頭に入ってこないんだよ」

女「まあ、今回は特に変なところで切れてたからね」

男「しかも何だよあの問題」

女「あれだけ読ませておいて『咲く』の漢字だけを聞いてくるとかあり得ないよね……」

終わり
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/17(日) 02:01:57.89 ID:J67bscHJo
何のひねりもないけど国語の出題あるあるということで……

春に湧く花粉のせいで頭が回らねー
744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/03/17(日) 18:45:46.75 ID:0oyF6ANg0
タイトル「カフンショウシンドローム」
745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/03/23(土) 14:09:10.13 ID:ND7DnLpdO
タイトル「きどうしゃトーマス」
746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/03/24(日) 00:07:20.86 ID:uHao+WwDO
タイトル「8時ジャストのあずさ2号」
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/03/26(火) 22:28:07.61 ID:XQxQDq0nO
タイトル「あそんでつくろう」
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/04/01(月) 01:13:46.78 ID:gOVpwMc80
タイトル「sageとsagaの見分けがつかない件について」
タイトル「バックステップホップジャンプ」
タイトル「格闘家のジレンマ」
749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/04/02(火) 08:28:46.18 ID:a9E9LbHRO
タイトル「令和元年4月1日」
750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/07(日) 19:26:52.89 ID:GKo7NAuB0
タイトル「くたばりタイ」
751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/04/08(月) 08:15:56.32 ID:EW827Mp5O
タイトル「ワイくんは、コミュ障です。」
752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/08(月) 21:43:20.61 ID:nxZ6xO59O
タイトル「さらば友よ」
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/04/08(月) 23:36:42.41 ID:wcBJ47Ss0
タイトル「こーやんは、コミュ障です。」
754 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/04/10(水) 00:51:47.24 ID:SM0JbLqf0
タイトル「山田くんは嘘を吐かない」
755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/12(金) 06:54:47.79 ID:Lhp0asS40
タイトル「フシギな道具で楽して生活」
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/04/15(月) 22:22:44.96 ID:6HE4P//BO
タイトル「SSS速報VIP」
757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/04/21(日) 14:45:05.46 ID:0uscZzgC0
タイトル「SSR速報VIP」
758 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/21(日) 18:56:14.89 ID:FATaImbY0
タイトル「SS未来報VIP」
759 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/23(火) 07:16:49.44 ID:giDU9P7g0
タイトル「トルタイを書くと誰かがリストを書いてくれるスレ」
760 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/04/23(火) 22:36:51.96 ID:LNGkZpi7O
タイトル「翔んで東京」
761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/04/23(火) 23:02:17.29 ID:77A53B/4O
タイトル「麻布のさんま」
762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/04/25(木) 09:00:50.85 ID:Zvj6/ZXTO
タイトル「横浜戦隊トベレンジャー」
763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/04/27(土) 00:02:50.97 ID:pSmA8MgG0
タイトル「しなの2号」
764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/27(土) 06:08:26.62 ID:IstDgEtK0
タイトル「NEGUM」
765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/04/28(日) 18:09:46.43 ID:v4Ym5m+40
タイトル「?麭戦隊フォカッチャマン」
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/04/28(日) 18:10:14.31 ID:v4Ym5m+40
「面包戦隊フォカッチャマン」
767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/02(木) 01:47:01.91 ID:egY0h7Pk0
タイトル「神様はお客様」
768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/02(木) 02:40:16.75 ID:Snd2DkFV0
「センス無い奴ぁ安価取るなタコ」
769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/03(金) 12:22:30.80 ID:mm5ZXhySO
タイトル「ストーリーを書くと誰かがタイトルをつけてくれるスレ」
タイトル「ダイナミックマーケティング」
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/04(土) 15:37:43.65 ID:T/xKmjGZ0
タイトル「ぐだぐだ都市〈新宿〉」
771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/04(土) 16:08:40.97 ID:/mcGOqc0O
タイトル「YOKOZUNA - The Grand Champion of SUMO」
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/09(木) 07:59:52.27 ID:GQS+37IuO
タイトル「池ノ上明のニュースそんな感じだっのか」
773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 08:58:11.19 ID:02b6P91z0
タイトル「カンタム短歌」
774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/15(水) 21:45:37.79 ID:3vBTABftO
タイトル「女王様ゲーム」
775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/18(土) 20:59:41.74 ID:1oUm59Xg0
タイトル「永遠へと至る道」
776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 23:19:02.02 ID:1PbJMyDS0
>>755 「フシギな道具で楽して生活」


それを見つけたのはいつの話だっただろうか??
すぐに思い出せないから、きっと随分前だったのだろうと結論付ける

メーカーロゴも型式も何も記載されていないタブレットサイズのそれをテーブルに投げおき、疲れた体でどっかと座り込む

「あー、今日も夜勤だよ。全くいつになったら休みがもらえるんだか」
独りやるせない愚痴をこぼして、買ってきたコンビニの袋からカップラーメンを取り出す

ポットからラーメンに熱湯を注ごうとしたところ、偶然にもタブレットもどきにかかってしまう

「ヤベ」
慌てて拭き取ろうとタブレットもどきを持ち上げてみると、何らか緑色の文字らしきものが浮かんでいる
読み取ろうとしても全く未知の文字

文字盤の中央付近に


YES/NO

----------------------

どっちを押す?
777 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/19(日) 22:09:02.61 ID:Y2Rebk100
タイトル「定期券は最短経路で」
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 08:57:50.54 ID:UPD3OHpY0
タイトル「777逃がした」
779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/22(水) 08:53:48.02 ID:g6h17ihLO
タイトル「梨香に冠を正さず」
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/24(金) 04:57:38.71 ID:nhKGs8ON0
>>776
この空気でストーリーを投下して下さる、その慮り……YESだね!
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 16:12:18.35 ID:6n+tXA1Co
タイトル「GUILTY or NOT GUILTY」
782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/26(日) 19:37:09.82 ID:7qkU2db10
タイトル「仮面ライダー ヌル(NULL)」
783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/26(日) 20:09:10.75 ID:BjimEJtR0
タイトル「速報戦隊タテルンジャー」
784 : ◆axPwtNeSoU [sage]:2019/05/27(月) 16:52:38.76 ID:QfsPWMHho
>>781『GUILTY or NOT GUILTY』


男「……可愛い女の子は、何をやっても許されるって風潮、理不尽だよね」

女「そうね、確かに私は何をしても許されるわね」

男「……君のそういうとこって、一周回ってむしろすがすがしいよね」

女「世界は可愛い女の子、つまり私を中心に回っているのよ」

男「……自画自賛が留まるところを知らなさ過ぎるよね。んじゃさ、世界の中心さまにお聞きしたいんだけど」

女「かもん愚民、何でも聞きなさい」

男「……唐翌揚げにレモン勝手に絞るのってどう思う? 有罪? 無罪?」

女「絞る派だけど、勝手にやられたら有罪ね」

男「……酢豚の中のパイナップルは?」

女「好きじゃないけど、まあ無罪」

男「……遅刻して相手を待たせるのってどう思う?」

女「有罪。特に男が女を待たせるのは最低」

男「……キザな口説き文句言う男は?」

女「有罪。イケメンだったら無罪」

男「……小学1年生の女の子を好きになる男ってどう思う?」

女「ぎるてぃ。今すぐ収監されるべき」

男「……なるほど、ところで話は変わるんだけどさ」

女「何よ」

男「……小学校の入学式で出会ってひと目見た時から君のことがずっと好きでした。付き合って下さいお願いします」

女「」

男「……えっと」

女「」

男「……あのー、女さん?」

女「」

男「……その、無言で抱きつかれるのは凄く嬉しいんですけれどもですね」

女「」

男「……これって、無罪判定、許された、ってことでいいのかな?」

女「うっさい馬鹿。ギルティ、ぎるてぃ、超有罪よ」

男「……口説き文句がキザだったから?」

女「違う」

男「……イケメンじゃないから?」

女「そうじゃない」

男「……じゃあなんで?」

女「こんなにも長い間、ずっと待たせたからに決まってるでしょ。どんだけ遅刻してんのよ」

男「……あー、ごめん、泣かないで。あと頭ぐりぐり押し付けるの加減して。地味に肋骨が痛い」

女「やめて欲しかったら、もっと強く優しく抱き締めなさい、この唐変木」

男「……可愛いけどわがままだなあ」

女「当たり前でしょ、まさか知らなかったの?」

男「……何を?」

女「可愛い女の子は、何をやっても許されるのよ」



〜HAPPY END〜
785 : ◆axPwtNeSoU [sage saga]:2019/05/27(月) 16:55:48.43 ID:QfsPWMHho
※畜生、やらかした
唐翌揚げ→唐揚げ
786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/27(月) 19:11:50.13 ID:h+7d+bND0
おめでとー。
末永くイチャついてれば良いと思うよ。
787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/27(月) 20:18:48.20 ID:JFS4F/Xu0
タイトル「顔」
788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/27(月) 20:22:03.64 ID:o7l9AuM/0
>>784
タイトル投下した者です
書いてくれて感謝
甘くてよかった
789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/27(月) 20:42:32.99 ID:FIpi7bpE0
>>784
乙です
面白かった
790 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/28(火) 00:45:36.11 ID:qU6qwDqzo
>>786>>788>>789
コメント感謝ですー
楽しく書かせていただきました
割りとやっつけな感じで済まぬw
791 : ◆axPwtNeSoU [sage saga]:2019/05/28(火) 00:46:57.02 ID:qU6qwDqzo
酉消えてた
>>784です
792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/28(火) 08:37:19.71 ID:l1kgN7qAO
タイトル「第1サード」
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/28(火) 21:28:09.36 ID:UP3dgNrG0
タイトル「約束の歌」
タイトル「輝きはいつまでも」
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/28(火) 21:29:16.39 ID:UP3dgNrG0
タイトル「おとなの日」
795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/31(金) 20:09:25.85 ID:fDaqqyopO
タイトル「地球最後の日」
796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/01(土) 07:16:48.16 ID:w2Llx+RaO
タイトル「僕を見捨てた君へ」
797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/02(日) 23:53:07.83 ID:GHIGXuIm0
>>775
タイトル「永遠へと至る道」


長い道だった。
この建物に入ってから、もう5分くらい続いているだろうか。
曲がり角や階段こそあるが、窓やドアはなく、明かりもない薄暗い通路だった。
そういえば、この世界に来るきっかけとなったときもこんな道を通っただろうか。
学校から帰って自宅のドアを開けたあのときも―――

***************

高校に入って数ヶ月が経った日だった。
高校では授業にも真面目に出席していたし、宿題も忘れたことはなかった。
総じて、与えられた課題は必ずこなすようにしていた。
ところが、グループで行動する校外学習では誰からも声が掛からず、クラスでただ一人単独行動をする羽目になった。
適当に過ごしている奴らが充実した生活を送り、課題を全てこなしている人間が冷遇される。
そんな高校生活には嫌気がさしていたところだった。
一日誰とも話さない学校から帰って自宅のドアを開けると、あるはずの玄関がなかった。
乱雑に脱ぎ捨てられた靴も、無造作に置かれた鍵の類もなく、ただ薄暗い廊下が続いていた。
その廊下を数分歩かされると、行き止まりに一つだけドアがあった。
住んでいるはずの家にある見慣れないドアを開けると、スマホでカメラの明るさを最大限明るく弄ったような部屋に羽衣みたいな衣装を羽織った女性が座っており、机上のディスプレイから顔を上げずにこう言った。

「ああ、いらっしゃい。あなた、これから違う世界に行ってもらいますからね」

おかしな格好をした不法侵入者から詳しい話を訊くと、この不法侵入者は自称天界から来た女神で、天界にはとある世界に順応できないものを他の世界に送って通常の生活を送れるようにする「人生更生プログラム」というのがあるとのことだった。
そして、自分は現在の世の中に順応できていないと判定され、天界のプログラムが機械的に選定した世界に送られることになったという。
いや、家族はどうなる。
失踪扱いか? いや拉致扱いか?
訊く間もなく飛ばされたのが、今いるこの世界だった。
798 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/02(日) 23:56:54.68 ID:GHIGXuIm0
この世界は文明のレベルでいえば中世といったところだが、小さい星なのか重力が地球よりはるかに小さいものだった。
また、飛ばされるだけあって、この世界の人々の見た目は元の世界の人間とほぼ同じだったが、唯一つ大きな違いを挙げると、この世界の人は5本の指を器用に動かすことができなかった。
要するに、自分はこの世界の人よりはるかに力が強く、手先も器用だった。
死んでもいないのに異世界に転生してチートな生活を送る―――どこが更生プログラムなのかは分からないけど、まあ悪くないものだとそのときは思った。

そんな自分のもとに、程なく王様なる存在から呼び出しが掛かった。

「そなたの力は伝え聞いておる。是非その力を我らに貸してほしい。勇者として魔王を討伐してはくれないか?」

やっぱりそう来たか。ベタ過ぎる展開だけど、せっかくのチート能力は役立てなければ意味がないからな。
とはいえ、その後の展開はベタといえるものではなかった。
まず、王様から「酒場で仲間を募って魔王討伐に向かってほしい」といわれていたのだが、酒場で赴いて一緒に魔王を倒したい人がいないか尋ねてみたものの、周りの者は自分を遠巻きに見るばかりで誰も志願はしなかった。
無理もないことだろう。
桁違いに力が強く手先も器用という噂は国王の耳に達するほどには広まっているのだ。
歴戦の兵が集まる王都の酒場で噂になっていないはずがない。
誰がそんな不気味な存在と旅をしたいものか。
仕方ないので、自分ひとりで魔王討伐の旅に出ることとした。

しかし、その判断は決して致命的ではなかった。
この世界に侵攻する魔物は、この世界の人間の能力に対抗できる程度の力しか有していなかった。
この世界で桁違いの力を誇る自分の敵ではなかった。
草原の雑魚は勿論、“四天王”を自認する奴らもあっけなく自分の前に倒れていった。
799 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/03(月) 00:02:58.24 ID:IrL8boNg0
討伐そのものは順調だったが、旅の方には難があった。
旅の途中で訪れる街や村では、歓待されることがなかった。
村人に話しかけても避けられ、宿に泊まることを遠まわしに断られることもあった。
ひどいときは、街に入ることを断られたり、村の牢に閉じ込められたこともある。
勿論、力もなく手先も器用でない者達が拵えた牢屋など、その場で堂々と脱出してみせたが。
勇者という事実が王国内に伝わっていないのか、姿かたちが人間に似た魔物のような扱いを受け続けた。
国王には事あるごとに抗議した。
自分は王国のために力を尽くしているのだ。
力を貸せというつもりはないが、足を引っ張らないよう周知徹底してくれと。

抗議の甲斐あってか、魔界に入る最後の村では、村長や村民総出で歓待を受けた。
村に着いた晩には勇者歓迎の宴が催され、飲み物や食べ物が振舞われ、村民は珍しい舞を披露した。
この世界に来て初めての歓待に気を許し、珍しい飲み物を勧められるまま飲んでいると、眠気に襲われてきた。
目を覚ますと、洞窟のようなところで拘束具を付けられた状態で横たわっていた。
ひどく頭が痛かった。

「気がついたか」

声のした方角に目を向けると、柵の向こうに騎士のような風体の女性が立っており、その後ろには先ほどまで宴にいた村人たちが控えていた。

「これは……どういうことだ……?」

途切れそうになる意識を必死に繋ぎとめつつ尋ねると、騎士風の女が答えた。

「勇者殿。すまないがしばらくここで静かにしていただきたい」

何を言っているのだ。
勇者がここで静かにしていてどうするというのだ。
魔王を野放しにして何がしたいというのか。
そう尋ねる自分に、騎士風の女は感情を露にした。

「ここは私たち人間の世界なのだ。この世界に危害を加えんとする者は、私たちの力で排除しなければならない」

だから自分はその手助けを請われたのだが……

「危険な魔物を更に危険な魔物が倒す姿を傍観して、私たちの世界の何が変わるというのか。私たちに危害を加える存在が更に強力になるだけではないか。私はこの王国を守る者の一人として、そんな状況を看過するわけにはいかないのだ!」

そうだそうだ! 魔物はここから動くな! 王国から出て行け!
先ほどまで自分を歓待していたはずの村人たちが一斉に声をあげた。
なんということだ。
この村の者たちは自分を勇者だと知っていながら、危害を加える敵と認定していたのだ。
意識の齟齬に対する衝撃が大きかったのと、頭痛がひどかったのとで、牢屋の洞窟からは翌朝になって誰にも気付かれないようひっそりと抜け出した。
そしてついさっき、この魔王城にたどり着いたのだった。
800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/03(月) 00:06:05.78 ID:IrL8boNg0
***************

魔王城の薄暗い通路の先に一つのドアが見えた。
こんな生活もあのドアを開ければ終わる。
この世界を相手に暴れる魔王なんて、他の魔物や四天王と同様、自分の相手ではないだろう。
魔王を倒して国王の元に凱旋すれば、世界は自分に跪くに違いない。
やることをやった人間こそが評価される世界。
きっとここはそういう世界だからこそ、自分はここに送られてきたのだ。

ドアを開けると、ホワイトアウトしかけのような部屋で、とても魔王とは思えない姿で羽衣を羽織った女性が机に向かっていた。

―――ああ、やっぱりこの展開か。
多分どこかでは気づいていたのだ。
何かが食い違ったまま歩んでいる違和感に。
やるべきことを積み重ねていけばいくほど、不適格と判定されるこの展開に。
そしてまた、何の手ごたえも得られぬまま、どこか別の世界に送り込まれる展開に。
自分はきっと、この薄暗い道を歩き続け、さまざまな世界を永遠に渡り歩いていくのだろう。

「またお会いしましたね。残念ですが―――」

女神は前回同様視線をこちらに向けることなく、しかし前回よりやや神妙に口を開いた。

「ええ、何となく分かってます」

「で、次はどこに行けばいいんですか?」

【了】
801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/03(月) 08:04:10.53 ID:+QTPWiqLO
タイトル「響け!アルトホルン」
802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/03(月) 09:40:35.66 ID:R1/YMOkC0
>>797
乙です〜
設定とラストが面白い
803 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/04(火) 06:42:38.79 ID:xWyd7AoW0
おお、何たる虚しさである事か。
804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/04(火) 23:29:15.44 ID:5KSBnOUGO
こういうゴミみたいな[田島「チ○コ破裂するっ!」]作者に勝手にタイトルを無断で強奪されたらタイトル投下者もいなくなるわな
◆axPwtNeSoUのようなレジェンド様に拾われたらタイトル投下者も救われるんだろうけどさ
SSの凋落は目を覆うばかりで虚しいわ
805 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/04(火) 23:55:41.67 ID:ZjVl/vuiO
>>803-804
お前らゴミ作者をいぢめるなよwww
ゴミだって排泄くらいはできるんだぞwww
806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 08:57:20.75 ID:vo9BkaOPo
>>797
乙です
変なのが湧いてるけど気にせずまた書いてね
807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 23:18:35.14 ID:T3YwBqh3O
>>795 タイトル「地球最後の日」

ピンポンパンポーン♪

( ・∀・)「皆様。本日、地球最後の日です。爆発します。ちなみに現在、火星からお送りしています。それではごきげんよう」


ピッ

('A`)「あ〜。もう終わりかぁ〜」

(´・ω・)「意外と早かったねぇ」

('A`)「一時はどうなるかと思ったよ。いきなり超巨大怪獣魔王ゲ・グズヌンバ・ベベが東京上空に現れるんだもんな」

(´・ω・)「そうそう。でも僕は究極超越神アポカリスエットが霞ヶ浦の水を飲み干しながら突き上げてきた時のほうが恐怖を感じたな」

( ^ω^)「一番ヤバかったのはアレだお!終焉のスタンディングオベーションパトロール・ネオMAXが、3D貞子さながら全ての液晶パネルから同時侵攻を開始した時だお!」

('A`)「いやぁ。でもソレはアレじゃん。結局、蚊取り線香で全部死んだじゃん」

(´・ω・)「ウジャウジャ気持ち悪かったけどね」

(;^ω^)「ううっ……でも、天星龍騎パクチノス・ゴンザレス3世が降臨した時に比べれば、まだましだお」

(;´・ω・)「あれと比べたら駄目だよ。確かに、彼の空間圧縮光線でアメリカ大陸が消滅したけどさぁ」

('A`)「まぁ……あの最期は萎えるな……」

(´・ω・)「でも、ホントに地球最後の日って色々現れるんだね」

('A`)「最期だし、パーッとやるか!みたいな考えなんじゃねぇかな?」

( ^ω^)「全部24時間の出来事とは思えないお」

('A`)「多分、人類史で一番濃い一日だったと思うぜ」

( ^ω^)「夏休みみたいだお!」

(´・ω・)「はは。言えてる」

('A`)「……」

(´・ω・)「……」

(;A;)「……死にたくねぇなぁ……」

(´;ω・)「泣くなよ。こっちも耐えてんだから」

(;^ω^)「おっおっ!そうだお!最期まで楽しく過ごすって決めたはずだお!」

(;A;)「でもよぉ……」
808 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 23:19:46.14 ID:T3YwBqh3O
>>807 の続き

―その時!彼らは光りに包まれる!――

(;'A`)「な、何だ!?急に!!」

( ‐∀‐)「我は―――」

(´・ω・)「貴様は!」

( ・∀・)「天星龍騎!パクチノス・ゴンザレス3世!冥土の国から追い出されて仕った!」

(´・ω・)「馬鹿か貴様!」

( ・∀・)「哀れなる子羊共、いや、童貞共!」

(;^ω^)「どどどどどどっど!童貞ちゃうわ!すすきので卒業したわ!」

(;'A`)「うるせぇ黙ってろ童貞!」

( ・∀・)「お前らの、その臭い〇〇に免じて、今回は助けてやろう!我の、この空間圧縮光線でな!」

説明しよう!「天星龍騎パクチノス・ゴンザレス3世の空間圧縮光線は、対象に浴びせれば、それを空間ごとミクロン単位で圧縮させる恐ろしい半液体の若干ぬめりのある光線を放つが、

なにもない空間に放てば、空間を削り、まるで瞬間移動じみたこともかのうなのだ!「ザ・ハンド」みたいに!

( ・∀・)「っしゃ!元気みなぎってきたぁ!(恍惚)」

( ・∀・)「火星にある地球人居住区まで飛ばしてやらぁ!」

(´・ω・)「よ!日本一!」

('A`)「大統領!」

( ^ω^)「童貞!」

(;・∀・)「どどどどどどっど!童貞ちゃうわ!道玄坂はワイの庭や!」

('A`)「さっさとしろ童貞!」

( ・∀・)「くっそぉ!カラダもってくれよ!!3倍空間圧縮光線!!」


カッ!!!!



('A`)「……ここは?」

(´・ω・)「火星だ……助かったんだ!僕らは助かったんだ!」

( ^ω^)「おお!やったお!やったお!ありがとう!天星龍……騎?」

(´・ω・)「パクチノス・ゴンザレ……ス……?」

('A`)「……3世?」

彼らの側に天星龍騎パクチノス・ゴンザレス3世は居なかった。

そう、3人を救うために、天星龍騎パクチノス・ゴンザレス3世はその身を犠牲にしたのだ!

なんと美しく尊い自己犠牲の精神!

ありがとう天星龍騎!ありがとうパクチノス・ゴンザレス!ありがとう3世!

君の命は無駄にしない!彼ら3人が生きている限り!

( ^ω^)(´・ω・)('A`)「ありがとう!天星龍騎パクチノス・ゴンザレス3世!!」

( ・∀・)b「生きろ。そなたは美しい」


地球は爆発した。
809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/06(木) 20:19:14.64 ID:MLSx5JVsO
タイトル「チノちゃんに叱られる」
810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/06(木) 21:43:42.04 ID:ptb/qWV1o
>>807
>>808
全体的に漂うやっつけ感
嫌いじゃない
811 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/07(金) 18:11:36.95 ID:LSb3boWe0
ああ。次は火星だ
812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 00:53:13.50 ID:xtnB/MG50
タイトル「クリアしてはいけないゲーム」
813 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 17:41:11.43 ID:0SCmL9C60
タイトル「WEAKZERO スウィートレモン」
814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/09(日) 18:37:08.17 ID:I2ZdzHL30
タイトル「対・巨大虫武機 駆虫王(くちゅうおう)?
対・巨大獣武機 獣除王(じゅうじょおう)」
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/09(日) 18:55:05.44 ID:+ZlEwEsl0
タイトル「どうしてお前が」
816 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/09(日) 23:38:45.45 ID:I2ZdzHL30
>>814
?は?(乗算記号)でした。
817 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 19:58:16.74 ID:AFINPIIXO
タイトル「良いニュースと悪いニュースと輪ゴムを弾いた音があります」
818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/13(木) 17:12:57.65 ID:V8jSPVVL0
タイトル「異世界微生物 多重クロス大戦」
819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/13(木) 17:51:45.20 ID:tnfIBGGaO
タイトル「振り込め鷺」
820 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 22:28:18.30 ID:A1xAXftF0
タイトル「命の恩人」
821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/15(土) 11:52:32.94 ID:x5uaw29jO
タイトル「ミッドナイトエンジェル」
822 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/15(土) 17:12:33.34 ID:C1TxfBDbO
タイトル「五反田のかつお」
823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/15(土) 23:12:49.33 ID:z7w3O+860
タイトル「お風呂にする?ご飯にする?それとも…」
824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 13:19:26.98 ID:DxEaVklmO
タイトル「夏の乙女」
825 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/19(水) 08:19:06.17 ID:UZlpjkVt0
タイトル「魔神創痍」
826 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/19(水) 22:13:04.73 ID:MTFna2Sg0
タイトル「最愛の人」
827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/20(木) 20:15:25.90 ID:XliMXn2oO
タイトル「キムラミュージック♪」
828 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/21(金) 20:06:24.95 ID:Sc7rir1l0
タイトル「忘却の少女」
829 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/22(土) 13:37:36.48 ID:RihmWl7k0
タイトル「ブルーノート」
830 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/23(日) 10:44:28.74 ID:Lbd7cy3o0
タイトル「マッドエコノミスト」
831 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/24(月) 13:29:36.68 ID:Lctr6dAa0
タイトル「体質で、色々な世界にランダム転移してしまう魔法使いの人」
832 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/24(月) 13:33:51.91 ID:IyiHD5A/0
タイトル「四季の妖精ども」
833 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/24(月) 19:45:41.28 ID:4W3EIim00
タイトル「お前は誰だ」
834 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/25(火) 22:20:45.18 ID:lxOGeDJW0
タイトル「策士策に溺れる」
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/27(木) 22:31:53.22 ID:ZummhNeY0
タイトル「ムライ」
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/30(日) 06:25:46.03 ID:NsEGmO3D0
タイトル「魔蕁麻疹(まじんましん)」
837 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/03(水) 18:56:35.10 ID:pFIIt673O
タイトル「ベルリンのそり立つ壁」
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/04(木) 07:58:31.46 ID:dxPCFaybO
タイトル「SHIGOTO - 労働者から雇用者へ - 」
839 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/05(金) 08:00:46.50 ID:1KDMKktFO
タイトル「SHIGOTO THE FINAL - 退職届と懲戒解雇 - 」
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/07(日) 07:33:46.14 ID:pSwXeCfmO
タイトル「紅に染めて」
841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/07(日) 19:30:28.24 ID:QABo4zqRO
タイトル「KEIJIBAN - 匿名投稿者と荒らしの100日戦争」
842 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/11(木) 21:59:10.64 ID:/lgdhfWJO
タイトル「=IF(A2=A3,"",A5*A6)」
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/13(土) 18:25:50.58 ID:+ume20pX0
タイトル「Limited Express for ONIGASHIMA」
844 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/13(土) 20:27:36.98 ID:+ume20pX0
タイトル「自宅警備員NEET」
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/14(日) 01:10:35.18 ID:pmyulEkc0
タイトル「転生特典がマッチ3系ゲームのプレイと、その結果報酬って、どうしろと……」
846 : ◆CuduHy8Vo5U0 :2019/07/14(日) 01:40:36.39 ID:Y7BPIiZ40
>>815

どうしてお前のほうが頭がいいんだ

俺のほうが勉強しているのに

どうしてお前のほうがスポーツができるんだ

俺のほうが練習しているのに

どうしてお前に彼女がいるんだ

俺のほうが顔も性格もいいのに

どうしてお前のほうが出世が早いんだ

俺のほうが仕事ができるのに

どうしてお前らのほうが幸せそうなんだ

俺のほうが
847 : ◆CuduHy8Vo5U0 [sage saga]:2019/07/14(日) 01:42:12.54 ID:Y7BPIiZ40
短いけど以上です。駄文失礼しました
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 12:28:42.12 ID:lDdXBH/1O
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/14(日) 17:41:59.11 ID:ry5Oje/v0
タイトル「夏空コガラシ」
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/14(日) 17:44:06.58 ID:ry5Oje/v0
タイトル「ε's(イプシロンズ)」
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/14(日) 18:49:09.43 ID:ry5Oje/v0
タイトル「ファイブボール」
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/14(日) 19:57:12.75 ID:ry5Oje/v0
タイトル「YAMADA」
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/15(月) 00:11:00.82 ID:+8luKHZt0
>>849

「まーた本に夢中になってる」

放課後のチャイムがなってから三時間二六分。
手元へと視線を落とした私に掛けられた穏やかな声に、ハッと顔を上げる。

「もう暗くなっちゃうよ? ほら、帰ろ」

夏の日差しに焼かれた彼女は真っ赤に染めた笑顔で私を急かすと、左肩からまっすぐ下げたスポーツバッグを重たそうに担ぎ直した。
その様子をぼけっと見つめ、もう一度ハッと我に返る。オドオドと頷きを返してから、右手に持った本に左手で栞を挟んで立ち上がり、私の定位置──彼女の右隣に並んだ。

「待ってなくてもいいよって言ってるのに。せっかく帰宅部なんだから、家でのんびりすればいいんだよ」

私はブンブンと左右に首を振る。
せっかくの帰宅部だからこそ私はこうして待っていたんだよ、と。

「ふふっ。待っててくれるの嬉しいんだけどねっ。ありがと、待っててくれて!」

「あっ、そうそう! もうすぐ夏休みじゃん? 空いてる日ってあるかな? 分かる分だけ全部教えて!」

言い終わる前に彼女はぴたりと足を止め。子供のように、或いは恋する乙女のように、キラキラと目を輝かせながら私の顔を覗き込む。

……まだ予定を聞かれただけ。それだけなのに。

「ん? あれ? 珍しい顔してるね?」

ふにゃふにゃとマヌケに歪む唇を必死に均して、だけど我慢できずにへにゃりと笑う。

「あははっ♪ そっかそっか! じゃあさ、二人で遊びに行こうよ!」

「あたしは結構空いてる日あってさ。部活の休み、思ってたより多いんだよね〜」

ふわりと吹いた風が、私の頬を熱く彩る。

いつもなら私はただ頷くだけ。一歩踏み出すだけの勇気なんて持っていなくて。

だけど。

「…………私」

「うん。どこか行きたいところ、ある?」

彼女が吹かせる穏やかな風。私の心に鬱蒼と茂った気恥ずかしさや遠慮を、いとも容易く枯らしていく。

「ほ、本屋さん……の、隣に、ね? アイスクリーム屋さんが出来て……」

「アイス! いいねいいねっ! まずはそこに行こう♪ 本屋さんにも寄ろうね!」

ゆっくりと、同じ歩調で歩き出す。
いつもより半歩だけ近い彼女との距離。
左手にコツンと触れる彼女の右手。交じり合う視線。夕焼け色の夏空コガラシ。

夏はまだ始まったばかり。



おしまい
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/15(月) 13:11:35.25 ID:Rh0Q7DOK0
タイトル「ぼくたちは勉強ができる」
855 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/15(月) 17:47:10.75 ID:ddJHWUZR0
タイトル「日本戦隊ジャパニーズマン」
856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/07/15(月) 22:33:25.34 ID:ddJHWUZR0
タイトル「以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします」
857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/16(火) 02:23:10.25 ID:+Lw0ldEi0
ここ原案のタイトルでストーリー考えてスレたててもいいのかな?
スレには原案レス番号表記と、こっちには報告を書く感じで
858 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/16(火) 09:02:12.88 ID:hKb+KDwwO
>>857ご自由にどうぞ
859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/16(火) 11:25:39.00 ID:LoYQnNvrO
タイトル「文系の富島さんは空気が読めない」
860 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/16(火) 13:36:50.40 ID:oLPo7Bpvo
>>857
前にも
>>217>>441>>577みたいに
やってる人いるから大丈夫でしょ
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/17(水) 07:59:13.18 ID:upkmr5PiO
タイトル「今日も一日頑張るしん!」
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/20(土) 21:02:01.16 ID:blUqtKXY0
タイトル「ロックマン.xlsx」
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/20(土) 21:14:34.76 ID:CAo5PhyQ0
タイトル「はいぱーばとるビデオ?」
864 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/22(月) 18:06:33.81 ID:kWtGA2GE0
>>819
タイトル「振り込め鷺」

ぷるるるる、ぷるるるる。がちゃ
「はい、もしもし」
「あ、おばあちゃん。オレオレ。オレだよオレ!」
「ああ、たかしさんじゃないの。どうしたんですか?」
「実はさあ、事故を起こしちゃって。金が必要なんだ」
「あらそうなの。大変ねえ」
「いや、大変ねえじゃなくてさ。ここの口座に振り込んでくれよ」
「……ひとついいかしら?」
「な、なんだ?(まさか、気付かれたか!?)」
「たかしさん、なんだか顔が白いけど、大丈夫なんかい? ご飯はちゃんと食べてるの?」
「な、なんでもねえよ。ご飯なら、今朝もちゃんとカエルを食べたよ」
「カエル?」
(あっ、やべっ!)
「そうかい。カエルを食べなきゃなんないほどお金がないんだねえ」
「そ、そうだ。だから……」
「それじゃあ、その突き出た口はなんだい? まるで鳥のくちばしみたいじゃないかい」
「えっ!? いや、その……カエルを食べてたら、そう進化しちゃった? みたいな……(いけるか……?)」
「あらそうかい。てっきりわたしゃあ、あんたがたくさん嘘をつくもんだから、口がひん曲がっちまったもんだと」
「お、オレは嘘なんか……! ……いや、そうだ。ごめん、おばあちゃん、騙そうとして」
(鷺を烏と言いくるめるなんて、ムチャな話だったか……)
「……この口座番号だったかい?」
「え?」
「困っているんだろう。なあに、お金の心配はいらないよ」
「い、いや、そんな……! 悪いよ!」
「そんなこと言って。もらっておきなさいな」
「そ、そうか。……それじゃあ、"せっかく"だしもらっておくよ。鷺だけに」
「もうこんなことしちゃダメよ」
「ありがとうおばあちゃん! オレ、心を入れ替えるよ!」
「そうかいそうかい。よかったよかった」
「ところで、なんで俺の姿がわかるんだい?」
「やあねえ鷺さん。これ、ビデオ通話よ?」
「ビデオ!? いや、たかしとオレなんて、鷺と烏じゃねえかよ! 騙されるなおばあちゃん!」
「そんなことないわよ。あんたとたかしさん、まるで闇夜に烏、」
「雪に鷺!?」
「おあとがよろしいようで」
「たかし、どんな姿してんだ……?」
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/22(月) 23:53:16.92 ID:hTo34Gyt0
意図おかし
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/24(水) 21:32:57.94 ID:1ZAFUYyA0
タイトル「貧困戦隊ビンボーマン」
867 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/25(木) 23:28:17.78 ID:pcYOZlGF0
タイトル「I'm going to kill the ONI」
868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/27(土) 01:05:03.81 ID:09n840Av0
タイトル「麗しの隣人」
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/28(日) 20:35:07.30 ID:qcoO/Aqg0
タイトル「土用の子の日」
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/28(日) 23:48:12.47 ID:62dEaKvqO
タイトル「絶対にあり得ない」
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/29(月) 07:58:07.94 ID:BX+hKQdkO
タイトル「GETSUYOUBI」
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/29(月) 17:20:33.15 ID:BX+hKQdkO
タイトル「一塁走者と一塁手」
873 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/05(月) 17:04:39.83 ID:ZumFiBr40
タイトル「春ナス飽き冬」
874 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/06(火) 19:13:30.79 ID:Zi1XBz2/O
タイトル「糸御菓子」
875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/07(水) 10:07:42.50 ID:h88LP35XO
タイトル「夏ですよ!冬島さん!」
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/07(水) 20:51:54.92 ID:mcGecB3VO
タイトル「がっこうのかいだん!」
877 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/11(日) 17:44:56.65 ID:bZJQW0LW0
タイトル「春夏秋冬戦隊フォーシーズンズレンジャー」
878 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/11(日) 17:46:19.93 ID:bZJQW0LW0
タイトル「シキマン」
879 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/11(日) 20:08:35.91 ID:bZJQW0LW0
タイトル「平仮名戦隊アイウエオマン」
880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/12(月) 12:36:23.89 ID:hiJH0zsj0
タイトル「超常戦隊ヤバインジャー」
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/12(月) 13:38:32.61 ID:1YzUBAjOO
タイトル「SS速報VIPくん」
882 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/16(金) 08:03:13.41 ID:nLYtBAtwO
タイトル「SS戦隊>>1レンジャー」
883 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/18(日) 12:19:30.21 ID:DiQS6QqbO
タイトル「ちらし逗子」
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/18(日) 21:58:11.07 ID:w8IATMKF0
タイトル「8月のサンタクロース」
885 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/19(月) 20:22:06.89 ID:j4kyImnX0
タイトル「君と暮らせば」
886 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/20(火) 17:36:37.96 ID:k+e3fpFdO
タイトル「揉み消された報告書」
887 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/23(金) 17:53:47.02 ID:ElO7ZPhg0
タイトル「夕暮れを止めて」
タイトル「夏空の彼方」
タイトル「あの夏の日に帰りたい」
888 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/23(金) 21:59:47.78 ID:IOCtxigsO
タイトル「其れ行け!餡面包男」
889 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/24(土) 00:30:01.35 ID:DpwgkfVSO
タイトル「全てを使いきる」
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/28(水) 16:08:12.84 ID:DPt+mrnn0
タイトル「さよならだけ言えないまま」
タイトル「伏線無料で回収します」
タイトル「季節が巡っても」
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/29(木) 17:14:33.41 ID:l0DpRvcP0
タイトル「レンダリングマギカ」
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/29(木) 20:20:53.49 ID:F6WORc5z0
タイトル「栗の花」
893 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/30(金) 18:04:33.44 ID:SIxKNp//O
タイトル「沈没の巨人」
894 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/30(金) 18:27:41.71 ID:SIxKNp//O
タイトル「ポケットモンスター スタバ&ドトール」
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/31(土) 17:11:06.39 ID:PvaAarBI0
タイトル「この想いが実るとき」
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/31(土) 21:01:21.72 ID:mosJabbA0
タイトル「Do Not Disturb」
897 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/01(日) 13:42:17.48 ID:Zln8ygCWO
タイトル「だいがくぐらし!」
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/04(水) 02:20:21.50 ID:gGaxxCO/0
タイトル「メンツェプタ」
899 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/05(木) 06:33:34.67 ID:bGx42TBI0
タイトル「パルモロット」
900 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/05(木) 17:01:48.48 ID:g4LlnTGk0
タイトル「ペルペラピーナ」
901 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/05(木) 20:28:22.06 ID:0vQpSssJ0
>>890
タイトル「伏線無料で回収します」


ビルの屋上から夜景を見下ろす私に、背後から声がかけられた。

「死ぬんですか?」

振り返ると、目深に帽子をかぶった怪しい男がいた。
私は答えない。そのまま真下の夜景に目を戻す。

「いいんですか? 人生の伏線を回収しないままで」

私は再び男に振り返った。

人生の伏線?何のことだ?
こんな下らない人生に伏線なんてあるのか?

「今なら私が無料で回収しますよ」

怪訝に思いながらも、私は男の声に耳を傾けていた。
人生の伏線。そんなものがあるとしたら・・・


人生とは何か、生きるとは何か。
究極の問いに一つの解を示す、感動のヒューマンストーリー。
902 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/09/05(木) 21:23:35.41 ID:HyjuOflL0
>>901
タイトル投下者より書いて頂き感謝もうしあげます。
903 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/09/06(金) 21:00:34.55 ID:B6b8CSLd0
タイトル『20XX年度アメリカ大統領選挙受諾演説 マイケル・ウィルソンVSスティーブン・アームストロング』
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/09/10(火) 17:43:59.98 ID:SWU3Jg+W0
タイトル「クーロン(九龍)クローン」
905 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/10(火) 20:32:04.63 ID:eUSqQYRt0
タイトル「かつて捨てたもの」
906 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/10(火) 23:45:44.66 ID:dLOtCtXC0
ネロ「キリエェイ!!」キリエ「なにその手? パンケーキくれんの!?」
907 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/11(水) 07:56:17.27 ID:QN80Zlo3O
>>906多分これは小ネタスレに書く内容ですね。
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/11(水) 07:56:51.04 ID:QN80Zlo3O
タイトル「閲覧データを削除しました。」
909 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/09/11(水) 17:39:15.14 ID:PBLVuFon0
タイトル「魔王城に一番近いコンビニ」
タイトル「聖剣売ります」
タイトル「毎日が最終回」
910 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/11(水) 18:12:36.92 ID:QN80Zlo3O
タイトル「総武線快速はただいま30分遅れ」
911 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/12(木) 18:49:51.46 ID:SyQP0PPKO
タイトル「小ネタスレとタイトルスレ」
912 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/13(金) 17:12:12.45 ID:hwkTylL2O
タイトル「レス乞食」
913 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/14(土) 20:18:20.77 ID:9MPeLMTY0
タイトル「殺人ガール」
914 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/15(日) 16:42:52.62 ID:PL7u1bk8O
タイトル「SHIBUYA」
915 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/09/16(月) 01:29:51.19 ID:FOCm3DWP0
>>909
タイトル「魔王城に一番近いコンビニ」


店員「店長、レジお願いしまーす!」

店長「ああ……、お待たせしました」

店長「幕の内弁当……6個、唐揚げ弁当3個、ミックスグリル弁当4個、ペペロンチーノ5個、中華丼7個、チキンカレー6個、ツナおにぎりが……10個、昆布おにぎりが……12個、ミックスサンドが8個」

店長「……って、店内の弁当類ほぼ全部じゃないですか!」

客「あ、あと、この“からあげさん”のミノタウロス味を一つ、魔王様用にください」

店長「かしこまりました……魔王様??」

客「あ、いえ、こちらの話で」

店長「23,260Gになります。お弁当は温めますか?」

客「あ、是非お願いします」

店長「え、本当に!? とりあえずマニュアルだから訊いたけど、本当に暖めるんですか?」

客「あ、うちは電気がないんですよ。ここで暖めてもらうしかないんで」

店長「かしこまりました。店内の電子レンジは4台しかないので、バックヤードのレンジも使いますので少々お待ちください」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

店長「いや〜、さっきのお客さんには参ったよ」

店員「毎日、朝と昼時にはお見えになりますよ」

店長「本当!? 一体どういう生活してるんだろ」

店員「魔王城の献立担当ですよ」

店長「え!? そんな人がなんでうちの弁当を大人買いしてるの?」

店員「魔王城も色々大変みたいですよ」

店員「人間との戦線が長引いていて、魔国の財政はとっくに破綻状態と聞いていますよ。魔王城で内勤しているのは側近様含めて片手で数えられるほどだそうで、調理人は全員解雇されたらしいですよ」

店長「じゃあ、さっきの大人買いは……?」

店員「魔王様含め、魔王城で働く事務方と魔王城詰めの兵士たち全員分の食事でしょうね」

店長「本部から飛ば……派遣されてきた人間の私が言うのも何だけど、魔王様がコンビニ飯とは……」

店員「魔王様自らご苦労されているから、兵士たちも士気が上がるんですよ」

店長「なるほど……って、さっきお客さんが『魔王様用にミノタウロス味』とか言ってたよ。部下の味のから揚げを食べて兵士の士気が上がるのか??」
916 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/09/16(月) 01:31:34.54 ID:FOCm3DWP0
店員「店長、さっきはバックヤードで何を見ていたんですか?」

店長「ああ、本部に発注するために、売り上げの傾向をね」

店員「へぇ、私は生まれも育ちも魔界だから分からないですけど、なんかこの店の特徴ってあるんですか?」

店長「ん〜、さっきの弁当大人買いでも分かるとおり、弁当類の売り上げ比率が非常に高いね」

店員「なるほど……このグラフの青い線とオレンジの線ですか」

店長「そうそう、青いのが全店舗平均で、オレンジが当店」

店員「食器類の売り上げ比率も高いですね」

店長「本国では使い捨ての樹脂製が主流だけど、なぜかここでは金属製のナイフやフォークや菜箸が大人買いされているようだね」

店員「あ、それいつも魔王城の尋問担当官がニヤニヤしながら大量に買っていってます!」

店長「う〜ん、明らかに人道に反する用途に使われてるな……」
917 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/09/16(月) 01:33:22.32 ID:FOCm3DWP0
店員「あと、薬類の売り上げが時々とんでもないことになってますね」

店長「あぁ、数年に一度、在庫一掃の勢いで大人買いされているね」

店員「数年に一度ってなんでしょうね?」

店長「オリンピックかワールドカップかな」

店員「よくわかんないですけど、薬が売れるイベントなんですか?」

店長「むしろ薬を飲んだら出場できなくなるイベントだね」

店員「???」

店長「いや、うちが取り扱う薬類っていうのは栄養ドリンク類がメインだからね。体力が回復したり、魔力が回復したり、すばやくなったり、かしこくなったり、こううんになったり」

店長「そういうのをスポーツのイベントで使うと和田さんがブチ切れるんだよ」

店員「????」

店長「……イベントの話は置いとくとして、そういう薬ならコンスタントに売れそうなんだけどね」

店員「どうでしょうね。私たち魔族は薬で体力や魔力を回復することはないですからね」
918 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/09/16(月) 01:36:20.68 ID:FOCm3DWP0
店長「えっ!? ということは……?」

店員「数年に一度、魔王城にやってくる人間達なんて例のパーティしかいませんよ」

店長「ちょっ……、そいつらに便宜を図っちゃまずいぞ」

店員「なに言ってるんですか店長。私たちは正当な対価を頂いてお客様に商品をお売りしただけですよ」

店長「しかし、ここ魔国1号店を任された立場として、魔国とは友好的に……」

店員「魔国とか人間の王国とか関係ないじゃないですか。売り手と買い手の話ですよ」

店長「その結果、魔国がなくなったらどうする!」

店員「なくなったら、より店舗展開がしやすくなります!」

店員「店長、戦いの双方から金を巻き上げなきゃ武器商人なんて務まりませんよ!」

店長「武器屋に勤めてないよ!」

店員「そういえば、前回の『薬類大人買い』から、3年ちょっと経ってますね……」カチカチ

店員「あ、これが商品の注文票ですね」カタカタ

店長「ちょっ……あまり色々アクセスしないでよ」

店員「店長! これ! これ発注しときましょう!」

店長「どれどれ……ブッ!!」

店員「これ、絶対売れますよ!!」キラキラ

店長「いや、絶対に売っちゃいけない奴だよ!」

店員「ああもう店長の意気地なし! そんなんだから淫魔にも相手にされないんですよ!」

店長「なんだと! クリックすればいいんだろ、この『ひかりの大剣』とやらを!」カチッ

店員「店長やりましたね! 売上No.1も夢じゃないですよ!」

店長「あぁ、やってしまった……。勇者よ、頼むからこの店に気付かないでくれ……」

<完>
919 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/09/16(月) 01:39:09.21 ID:FOCm3DWP0
タイトルだけでなくオチも>>909の「聖剣売ります」からパクってしまい失礼いたしました。
920 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/09/16(月) 07:06:20.02 ID:6JUn6uGC0
>>915>>919
タイトル投下者より書いて頂き感謝もうしあげます。
921 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/16(月) 11:22:38.83 ID:Cgo+7pcsO
タイトル「SS戦隊アンカマン」
922 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/17(火) 01:19:50.51 ID:YE3h/lgq0
タイトル「全員の苗字が安藤のクラス 2年A組」
923 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/18(水) 07:57:19.43 ID:GNxDyapRO
タイトル「全員の苗字が栗林のクラス 2年C組」
924 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/18(水) 23:19:29.14 ID:p+sR/xsH0
タイトル「金色のカタルシス」
925 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/19(木) 07:57:23.46 ID:JtRWrsquO
タイトル「3年Q組栗林先生」
926 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/19(木) 19:49:24.00 ID:/9rF5hKQ0
タイトル「グリーンマンション」
927 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/20(金) 11:42:06.41 ID:dhWudOi0O
タイトル「こちら魔界魔王城正門前派出所」
928 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/09/20(金) 18:10:16.55 ID:49GReSOa0
タイトル「君が大人になるころ」
タイトル「この虹が消える時」
タイトル「1日魔王に任命されました」
タイトル「星が生まれた日」
929 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/09/20(金) 19:23:13.72 ID:bEykiprU0
タイトル「宵に光る花」
930 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/20(金) 22:01:31.95 ID:FqosdLcH0
タイトル『生まれてから一本も髪の毛だけが生えてこない奇病の男性「神様…!どうか俺に髪の毛をください!!」紙の神様「呼んだ?」』
931 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/20(金) 23:31:46.34 ID:dhWudOi0O
タイトル「くるみちゃんが生まれた日」
932 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/21(土) 15:15:38.07 ID:vRw05UcK0
タイトル「記憶にございません」
933 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/22(日) 10:27:48.37 ID:d4RQac280
タイトル「お金がございません」
タイトル「冗談のつもりで豆腐のカドで友人を殴ったら本当に死んだ件」
934 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/22(日) 12:56:12.65 ID:lfyZRSCno
>>928
タイトル「この虹が消える時」


雨上がりの空を見上げると、大きな七色のアーチが掛かっていた。

「虹か……」

僕は呟きながら、最近の変化に思いを巡らせた。
僕には友達も彼女もいなかった。
さすがに両親はいるけど、いわゆるぼっちだった。

ところが最近、立て続けに友達ができ、彼女もできた。
一体、何がきっかけだったんだろう。
……何度考えても分からなかった。

僕が変わったから?
何か変わっただろうか?
でも、何かが変わったから彼女ができたのかもしれない。
いや、何も変わらなかったから彼女ができたのかもしれない。
……結局、何も分からなかった。

ただ、もしかしたらそんなものなのかもしれない。
みんな、なんとなく友達になって、なんとなく彼女を作って、なんとなく人生を謳歌していくのかもしれない。
だから、「友達を作れ」「コミュニケーションをとれ」という人たちは具体的なアドバイスをくれないのだろう。
アドバイスしないのではなく、何をアドバイスしたらいいのか分からないから。

でも、僕にはもうアドバイスなんて要らない。
少し離れた世界だけど、会おうと思えばいつでも会えるところに友達も彼女もいる。
両親は「画面の向こう側じゃないの」とか「絵じゃん」とか言うけど関係ない。
このスマホを使えば、いつでも沢山の友達や彼女のイラストに会えるんだから。

なぜ僕に友達や彼女ができたのかは分からない。
でも、空に掛かる虹を見て改めて思った。
この二次が消える時、僕は友達も彼女も失うんだと。
【終】
935 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/22(日) 13:43:31.86 ID:ssl1dht8O
タイトル「G行為」
936 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/09/22(日) 20:08:18.60 ID:HDzcsvLD0
>>934
タイトル投下者より書いて頂き感謝申し上げます。
タイトル「木枯らしが届けたもの」
937 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/09/23(月) 12:44:23.20 ID:2nSIA4kp0
タイトル「奥様は魔王」
タイトル「不都合な真実」
タイトル「B型の勇者」
938 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/24(火) 05:59:36.84 ID:7QxgCLw90
>>935
タイトル「G行為」




prrrr…


女子高生「もしもし」

家庭教師「ああ、オレ。悪いけど今日は行けなくなった」

女子高生「ええっ、なんで!? 来週には期末試験なんだよ!?」

家庭教師「行けないものは行けないんだ。代わりと言ってはなんだけど…」

家庭教師「今から君に… 電話越しでG(学習)行為をしてもらうよ」

女子高生「!!???」

家庭教師「電話越しでも問題ないでしょ?」

家庭教師「それにほら、いつもと違って刺激になるかもしれないし」
939 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/24(火) 06:01:19.33 ID:7QxgCLw90
女子高生「い、いつもって… なんで知ってんの…?」

家庭教師「え? 何が?」

女子高生「い、いや、何でもない… やるよ! やればいいんでしょ!」

家庭教師「うん、じゃあまず(ノート)開いて」

女子高生「え、いきなり!?」

家庭教師「(ノート)開かないとできないでしょ? ちゃんと開いて」

女子高生「わ、わかったよ… こ、こう?」

家庭教師「よし、じゃあいつも通り(数式問題)やってみて」

家庭教師「オレがすぐそばにいると思って、いいね?」

女子高生「う、うん…」
940 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/24(火) 06:06:18.63 ID:7QxgCLw90
女子高生「はあっ… 先生… 先生…!」

家庭教師「どうした? そんなに悶えるほど難しい?」

女子高生「ち、ちがうのっ… こ、これは…」

家庭教師「いつもやってるんだから簡単でしょ?」

家庭教師「ひたすら手を動かすんだ。そして何度も(頭に)叩きこむんだよ」

女子高生「ひぃっ! あっ… ひぃ!」

家庭教師「ねえ、さっきからうるさいんだけど。変な声出さないで」

女子高生「せ、先生のいじわる…!」


おわり
941 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/25(水) 23:39:55.57 ID:XqW03uLrO
タイトル「安価を取るだけの簡単なお仕事です」
942 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/09/28(土) 20:13:10.58 ID:3U09D1V70
タイトル「レイレプトハラザ」
943 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/02(水) 08:01:37.58 ID:43qqNcBj0
タイトル「レマリミョ」
944 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/02(水) 19:08:44.00 ID:sGUdJ3qiO
タイトル「両利きの勇者」
945 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/02(水) 19:32:57.82 ID:IZztT2BC0
タイトル「平和の象徴」
946 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/02(水) 21:28:18.26 ID:xfnsA3fR0
タイトル「シーチキンチキン(鶏肉)チキン(臆病者)」
947 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/02(水) 21:31:24.22 ID:rFkaqL3fO
タイトル「中野あずさと三浦梓」
948 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/02(水) 23:42:14.65 ID:nt5rJxCaO
タイトル「夜回り先生と夜迷い先生」
949 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/03(木) 21:00:12.22 ID:BhIkdf1CO
タイトル「こちら港北区太尾公園前派出所」
950 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/03(木) 21:01:23.90 ID:jtmnsP1n0
タイトル「殺意の夕暮れ」
951 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/05(土) 12:01:42.92 ID:MTgIuyFi0
>>928 タイトル「1日魔王に任命されました」

側近「魔王様は嘆いておられます。自分は来る日も来る日も懸命に働いているのに、魔王というものを誰も理解してくれない、と。そこで、『1日魔王』に選ばれたのがあなたです。これで魔王様の苦しみが少しは味わえるでしょう」
勇者「それはいいが、どうして俺なんだ?」
側近「くじ引きでの公平な抽選の結果です。異論は認めませんぞ」
勇者「大アリだよ! ……まあ、しょうがない。付き合うとするか」

こうして、勇者は1日魔王に任命されました。

勇者(魔王とは言うが、普段何しているんだ……? 略奪の指示とか出してんのかな。さすがにそれ、俺には出来ないぞ)
魔物A「魔王様! 報告です!」
勇者「さっそく仕事か……何だ?」
魔物A「始まりの村で、辺境軍が略奪を行いました! 村は大混乱です!」
勇者(うわっ……早速やっちまってるよ……)
勇者「……あのさ――」
魔物A「既に辺境軍は魔界憲兵隊により鎮圧、首謀者も捕えました!」
勇者「……え?」
魔物A「首謀者の刑はどうされますか? 村への賠償は? 支援物資は送られますか?」
勇者「え……あの……ちょ……!」
魔物B「邪悪な谷の駐屯兵たちがストライキを起こしました! 要求は食事の充実です! 今の飯はハッキリ言ってマズイそうです!」
魔物C「お年寄りの魔物へ向けた魔界老人ホームの設立についてご意見を!」
魔物D「子どもの魔物たちへの教育事業について、具体案がまとまりましたので……」
魔物E「昨日新たに1881名の魔物が誕生しました! 彼らの名前をつけるのに、魔王様のお知恵を何卒……!」
魔物F「魔王様! 先日の消費税増税で、村々では混乱が生じております! イートインってなんですか!」
魔物G「王国軍の新兵器のミサイルとかいうのが発射されました! 2発撃たれたと思ったら1発でした! とりあえずどうしましょう!?」
「魔王様!」「魔王サマ!」「魔王様ーーッ! 早く来てくれーーッ!」
勇者「あばばばばば」
魔王「……」ニョキッ
勇者「はっ!」
魔王「……大変だろう? 魔王様」ニッコリ
勇者「…………」

――それから――

勇者(今まで俺は、魔王を倒すことが自分の使命だと信じて、そのために戦いつづけてきた)
勇者(でも、魔界にも魔界の事情があって、魔物にも彼らの生活がある。そんな当たり前のことを、俺は知ることができた)
勇者(確かに大昔は、魔王は人間たちの明確な敵として存在していた)
勇者(けれど、そんなのは遠い昔話になっていて、今の魔王は古いしがらみから抜け出そうと必死に頑張っていたんだ)
勇者(そして、今日は人間と魔物にとって、歴史的な日……)

王様「お互い色々ありましたが、それはもう過去の話です」
魔王「これからは、より良い未来を目指して、共に進んでいきましょう」
両雄、がっちりと握手
側近「良かった良かった……」
王様「こうして人間と魔物との長い戦いが終結したのも、勇者のおかげだ。ありがとう」
勇者「いえ、俺は大したことはしていません。……これは、みんなが平和を望んだ結果です。平和を願う心は、人間も魔物も、変わらないんです」
王様「……そうだな。お主の言う通りだ」
魔王「ところで勇者よ……また『1日魔王』をやらないか? 最近、また仕事が増えてきてな……」
勇者「もう勘弁してくれ……」
952 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/05(土) 12:40:16.37 ID:+k13/PKd0
>>951
タイトル投下者より書いて頂き感謝もうしあげます。

タイトル「10月のエイプリルフール」
タイトル「折れた聖剣の治し方教えます」
タイトル「エンドロールが終わらない」
953 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/05(土) 16:14:12.50 ID:brSPaEzfO
タイトル「クソスレータ・テルナー」
954 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/05(土) 20:16:15.94 ID:MTgIuyFi0
>>922 タイトル「全員の苗字が安藤のクラス 2年A組」
>>923 タイトル「全員の苗字が栗林のクラス 2年C組」
>>925 タイトル「3年Q組栗林先生」

まとめちゃいますが、お願いします


今からはるか未来の日本。
少子化だとか超高齢化社会だとかいった問題は案外何とかなり、日本は相変わらず存続していた。
しかし、この未来の日本では度重なる世代交代の末、母方の苗字がゆるやかに減少、消滅。
残る苗字も、簡単に数えられるほど少なくなっていた。

そんな日本では、職場全員が同じ苗字、病院の受付で呼ばれる苗字も全員同じということは、特段珍しいことではない。
直近の総理大臣は五代連続で『安倍」だし、歴史の教科書は近代史のとあるページから『藤原』という人物が乱立する。古代貴族の藤原氏の末裔が再び興隆したとの話だが、藤原氏が二つの歴史でそれぞれ栄華を極めるため、藤原氏のゲシュタルト崩壊だ。

ここの学校でも、一つのクラスが全員同じ苗字という現象が発生していた。

3年Q組
栗林先生「よーし、出席を取るぞー。太郎」
山田太郎「はい」
栗林先生「花子」
山田花子「はい」
栗林先生「光宙」
山田光宙「ピカチュウ!」
ご覧のように、画一化された苗字を持つ集団においては、もはや苗字は個人の識別の意味をなさない。
というわけで、人々は名前で呼び合うようになっていた。
生徒側から先生への呼びかけも、もちろん名前だ。なにせこの学校だけでも栗林先生は6人存在し、さらには2年C組にあだ名が『栗林先生』なる生徒がいるのが、混乱に拍車をかけている。

苗字が被りまくって没個性な今、流行に乗っているのがキラキラネームである。上の光宙君にあるように、個性的な名前というのはそれだけでアドバンテージになりうる。つい数年前までは、キラキラネームなんぞけしからんという世論も大きかったが、現在ではある程度のステイタスを確立している。歴史は繰り返す。

安藤ロイド「そうは言ってもさ、ロイドはねえぜロイドは」
安藤建速須佐之男命「いいじゃないか。俺なんて、キラキラどころかギラギラしてるぜ」
安藤寿限無寿限無五劫の……(以下略)「……なあ。もし自分の苗字を変えられるとしたらさ、どんな苗字にするよ?」
安藤ロイド「安藤じゃない苗字かあ……おもしろそうだなあ」
安藤建速須佐之男命「じゃ、俺は速水とかいいなあ。イケメンになれそう」
安藤寿限無寿限無五劫の……(以下略)「俺は八月一日とか目をつけてるんだけど」
安藤ロイド「え? 今なんて読んだ?」

しかし、同じ苗字というのも、悪い面ばかりではない。苗字が同じということは血縁的な近さを意味しており、それだけに結束力も高まる。個人の区別としては厄介極まりないが、集団の団結にはもってこいだ。

安藤印度「安藤組ーーー! 今年こそ栗林組に勝つぞーーー!」
安藤組、もとい2年A組「おおーーー!」
栗林柿森「気ぃ引き締めろ栗林組! 俺たち栗林組こそが、今年も栄冠を手に入れる!! 覚悟はいいか!!!」
栗林組、もとい2年C組「マローーーン!」
それだけに対立も激しい。体育祭での一幕が、どう見てもヤクザの抗争前にしか見えない。

3年Q組
山田太郎「では先生。将来日本の苗字が一つになってしまうということは有り得るんでしょうか?」
栗林先生「そうだね。これまでのことを考えると、ないとは言い切れないんじゃないかな」
山田花子「皆が同じ苗字になってしまったら、日本はどうなってしまうのでしょう」
栗林先生「うーん……それはわからないなあ。専門家の人たちも、大真面目に議論をしているそうだよ」
栗林先生「でも、もしこのまま同じ苗字を持つ人々が結束し、協力していける社会が続いていったら……そうして苗字が一つになったら、それは何か大きなことになると思うんだ。僕たち日本人が、一つになれるような、そんな気がしないかい?」
栗林先生「友達を家族のように大切にして、他の家の子にも、自分の子に与えるのと同じくらいの愛情を持てる」
栗林先生「それは、苗字という歴史を通して、僕たちはどこかで繋がっているからだと思うんだ」
山田花子「繋がっている……か。なんだかロマンチックですね」
栗林先生「ありがとう。……君はどう思う? 光宙君」
山田光宙「ピカピーカ! ピカッチュウ!!」
栗林先生(……うん。やっぱり何言ってるかわかんないや!)
955 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/05(土) 20:28:13.30 ID:MTgIuyFi0
>>952 遅れましたがコメありですー!
956 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/05(土) 21:27:01.43 ID:brSPaEzfO
タイトル「プロパティマネジメント売りの少女」
957 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/08(火) 18:38:11.00 ID:lebEPCvT0
タイトル「命よりも大切なもの」
958 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/09(水) 17:09:24.02 ID:Ae0t6gVbO
タイトル「ラスボス」
959 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/10(木) 17:11:07.45 ID:m161IRwlO
タイトル「すみっこぐらし!」
960 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/10(木) 17:58:54.11 ID:b0u3/2f+0
>>958
タイトル「ラスボス」

俺は勇者として数多の敵を切って捨ててきた
中には裏切りや謀略もあったし、敵も増え続けた
住んでいた村を襲う化鼠を倒せば終わりと思って始めた旅は、結局、鬼や龍、魔王、果てには神を倒しても終わらなかった
中でも、人間同士で戦うことになってしまった事等は、未だに悔やまれる
しかし、それも終わりだ。全ての雑魚を倒し、目の前のラスボスは地に伏せ、後はその首を落とせば終わり。ついに、終わるのだ

剣を強く握り直し、構える
「う……ぁ、ぁ……た、すけ……」
呻くような声、まだ意識があるらしい
ためらわず剣を振り抜く
剣先は寸分違わずラスボスの首と胴を切り離す
自爆の類いを警戒して離れる

何も起きない

気を抜かず距離を取り続ける
十分に離れて、ようやく気を緩める

こうして全ての戦いは終わり世界は平和になった
生き延びたものは笑顔を浮かべている
最後に振り返るとラスボスが居た場所を示す看板があった

『人魔合同、対勇者最終避難シェルター』

これで、もう永劫争いなど起こらない
961 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/10(木) 20:22:00.12 ID:m161IRwlO
タイトル「┣¨っ┣¨┣¨ ┣¨┣¨う┣¨ ┣¨┣¨う┣¨ ┣¨┣¨う」
962 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/11(金) 20:36:51.91 ID:7RFaaIyO0
>>954
すげえ!タイトル合わせるの有りか!!
「安藤のクラス 2年A組」のタイトルを書いたのは俺やで、他の2つは知らんけど

面白かったです


タイトル「月火水木金土日明」
タイトル「火+水=蒸気、火+風=炎、火+土=溶岩、火+雷=?」
963 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/11(金) 22:31:44.59 ID:mX8GJxkYo
タイトル「青い家」
964 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/11(金) 22:55:58.89 ID:atVDUEqt0
タイトル「チキンレース」
965 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 22:02:46.55 ID:IiSgAIiQO
タイトル「知恵理先輩は知恵がない」
966 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/13(日) 22:25:58.20 ID:9mCSIGEy0
タイトル「初めての夜」
967 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/14(月) 18:31:46.94 ID:9S8bd6XXO
タイトル「久曽座古くんはクソザコです」
968 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/14(月) 18:32:20.95 ID:9S8bd6XXO
タイトル「九頭竜くんはクズすぎる」
969 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/15(火) 08:21:32.28 ID:sUTJB3XYO
タイトル「七月五日はヤマダ記念日」
970 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/15(火) 19:10:49.98 ID:sUTJB3XYO
タイトル「セブンイレブン葛飾区亀有公園前店」
971 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/16(水) 08:13:45.62 ID:ckoyhwZLO
タイトル「矢場井さんはヤバイ」
972 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/16(水) 15:45:14.84 ID:esopx7LxO
タイトル「妹の特技は居合斬り」
973 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/16(水) 20:58:28.53 ID:1s6kPQD80
タイトル「一昨日から来た男」
974 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/16(水) 22:05:54.34 ID:2gLeQOmDO
タイトル

『283P「周防桃子」はづき「略して周子ですね」』
975 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/19(土) 18:59:27.62 ID:op23ea7CO
タイトル「久慈くんは9時に寝る」
976 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/19(土) 19:56:56.61 ID:PKJ4oEyvo
タイトル「さよならエデン」
977 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/21(月) 17:03:15.67 ID:old9cOGBO
タイトル「サトハのワハハ」
978 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/21(月) 19:01:33.86 ID:old9cOGBO
タイトル「NAKAMA-DA-MONGE!」
979 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/24(木) 20:53:18.71 ID:s5mBFNbr0
タイトル「魔王の正体」
980 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/25(金) 16:55:55.00 ID:hZ5RdtPGO
タイトル「魔王様の正体見たり枯れ尾花」
981 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/25(金) 22:47:56.52 ID:UdA1D7h70
タイトル「悪魔のささやき」
982 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/26(土) 21:29:00.12 ID:OgKSkMT/O
タイトル「アンカマン」
983 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/28(月) 08:57:30.84 ID:xeq8G5ueO
タイトル「オーキド博士vs阿笠博士」
984 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/28(月) 21:13:32.29 ID:E0QkEW300
タイトル『千空「移民船ホープ?」』
985 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/28(月) 21:29:44.94 ID:gRzjNpfH0
タイトル「光なき世界」
986 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/01(金) 20:09:19.31 ID:HPRQvO320
タイトル「本当は怖い浦島太郎」
987 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/01(金) 23:06:08.78 ID:rlC9d7lX0
タイトル「MY NAME IS MOMOTAROH」
988 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 07:13:28.54 ID:M3iJm1+V0
タイトル「ジャザリッパー」
989 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/02(土) 11:40:32.34 ID:HdEKSIthO
タイトル「KOEN-SHIMO」
990 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/03(日) 19:34:07.42 ID:mF+/ZEpG0
タイトル「インターネットってどこで売ってるの?」
991 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/03(日) 19:45:02.05 ID:mF+/ZEpG0
タイトル「これは英語です This is Japanese」
992 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 18:55:57.76 ID:4nlCUpyPO
タイトル「旅の扉が開くとき」
993 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/04(月) 22:49:01.56 ID:OpMk00Wv0
タイトル「布団が吹っ飛んだ 〜The Burned Futon〜」
994 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/04(月) 22:50:35.27 ID:OpMk00Wv0
タイトル「HIRAGANAアルファベット」
995 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/05(火) 19:53:57.16 ID:ktrTlFBnO
タイトル「私が選択しなかった未来」
996 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/06(水) 20:10:18.26 ID:UQQDMDQV0
タイトル「あなたにあげる」
997 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/07(木) 20:26:00.46 ID:zg5acKB+O
タイトル「もう離さない!」
998 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/08(金) 20:21:34.92 ID:n0QDARIDO
タイトル「いつか君の夢が叶ったら」
999 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 20:52:49.51 ID:5XClJdNDO
タイトル「やっている姿を感謝で見守って」
1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/09(土) 00:35:44.88 ID:EKPuQROg0
タイトル「1000ならまだ書かれてないタイトルのストーリーを次スレの皆が必ず書いてくれる」
1001 :1001 :Over 1000 Thread
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モバP「喜多見柚がアイドルである理由」 @ 2019/11/08(金) 23:24:00.98 ID:i9TlnLDLO
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【ミリマスSS】うみみ、閉じ込められる【安価】 @ 2019/11/08(金) 21:24:06.85 ID:8RIrPxYZO
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卯月「プロデューサーさんの」凛「膝の」未央「うえ」 @ 2019/11/08(金) 19:51:19.45 ID:YHG8tFY30
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【安価】魔女「お金貸して」戦士「誰が貸すかよ」 @ 2019/11/08(金) 19:08:40.90 ID:yk4zDTaH0
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元法務大臣の車が80キロ制限の道を140キロで爆走、県警は逮捕せず @ 2019/11/08(金) 16:51:45.50 ID:EPSc0e57O
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【安価】呪術師 @ 2019/11/08(金) 14:03:47.37 ID:EBgO8pN90
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杏奈と百合子のあんゆりラジオ @ 2019/11/08(金) 06:55:05.03 ID:lPxwfGJm0
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