貴音「貴女様ァッ!!」カッ! P「面妖な……」 玲音「クインテット、だ!」

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121 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/04/17(火) 22:41:34.98 ID:90dRlIqZ0

律子「……中身は普通にホームビデオの総集編みたいな感じですね」

小鳥「へ、へいっ」

小鳥(言えない……ここから様々な加工を施して各所にこっそり売ろうと思っていたなどとは……!)

P「ふぅん……これが私の……」


<ハイヨロコンデェ(ダンディーボイス

<ハッハッハ、タイシヲイダケヨ、アカバネクン♪(ビューティーボイス

<アッ、チョットマテハメワザハヒキョウダグワァァァァア!?(ダンディーボイス

<ヨセテアゲルゥー(ビューティーボイス

<マテ、ハナセバワカル(ダンディーボイス

<エッ、ホントッ!?Pチャンウレシイッ!(ビューティーボイス


P「……」

律子「いやあ、懐かしいですねえ」

小鳥「プロデューサーさんも活き活きしてますね」

P「……これが、普段の私?」

律子「そうですけど」

P「あんまり見たくなかった」

律子「やっと理解していただけましたか普段の私の気持ちが」
122 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/04/17(火) 22:48:57.26 ID:90dRlIqZ0

P「でも、これくらいならまだなんとか……そんなに酷いわけでも……」

律子「まぁアイドルの子達の前ですからね。人として最低限のラインは……」

小鳥(……あれ? このDVD、後半は確か……)

律子「? 急に映像の質が変わったわね」

P「あれ、ここに映ってるのって……」



P『にゃんにゃん♪ みんな、今日はP子ちゃんCD発売イベントに来てくれてありがとにゃっ♪』ネコミミフリフリ

『ウォォォォォォォォオオオオオオ!!!!!』

P『にゃ、にゃんっ♪ P子ちゃんの歌をいーーっぱい聴いて、あまぁいケーキをもぐもぐしてにゃ♪』

『ウォォォォォォォォオオオオオオ!!!!!』



小鳥「oh...」

律子「あ、あぁ〜……」

P「おっ、おふぅ……」
123 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/04/17(火) 22:54:24.97 ID:90dRlIqZ0

(ピッ)


律子「……」

小鳥「……」

P「……まあ、さ。ああいうイベントやキャラ付けを否定するつもりはないんだよ?」

P「ファンあってのアイドルだし、ファンが喜んでくれるのが一番の幸せだし」

律子「姫……」

P「でも……」

小鳥「プロデューサーさん……」

P「でもっ……!」フルフル

律子「姫、もういいんですよ」

P「でもっ!! 男が、男があれやってるのは、あまりにも……あまりにもっ……!!」

律子「ちなみに最初に考案して私にやらせたのもあなたですよ」

P「あああああああああああああああああああ!!!!」イヤァァァァァァア!!!

律子「やめてください姫!!」ガシィッ!!

小鳥「いくら嘆いても過去は消えないんですっ!!」ガシィッ!!

P「いっそ殺してええええええええええええ!!!!」

律子「罪も消えないんですよ!!!!」カカッ!!
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/17(火) 23:09:20.03 ID:hV9PkIrHO
やっぱりあの時の…
125 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/04/17(火) 23:14:34.46 ID:90dRlIqZ0

【数分後】


P「取り乱しました」

律子「私も嫌な記憶がよみがえりました」

(ソロォリソロォリ)

律子「全てはそこで抜き足差し足忍び足な事務員さんのおかげですね」ニッコォ

小鳥「ひっ!?」ガシィッ!

律子「さて……思わぬダメージを受けてしまったので私も帰ります……小鳥さん、弁明はあとでしーっかり聞きますから」

小鳥「はいぃ……」

P「ばいばい……」

(ガチャッ)

律子「あ、さっきのDVD今度ダビングしてくださいね」

小鳥「はい喜んでぇ」バタンッ
126 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/04/17(火) 23:15:59.57 ID:90dRlIqZ0

P「……DVD、まだ途中だ」

P「見たくないけど……まだ何かあるのかな……」キュルルル


===============================

『更にできるようになったな、リツコ!』

『νエビフライは伊達じゃありません!』

『やれやれ姉ちゃーん! 正義のりっちゃんを討ち果たせーー!!』

『貴女様必ず勝ってくださいましゃくしゃくしゃく』

『貴音! 私のぽてちをは・な・し・な・さ・い・よ!!』

『二人ともやるなあ、真美はどっちに賭ける?』

『もち姉ちゃん! 姉ちゃんにポッキー一箱!』

『流石は血潮の暴風……あの頃の思い出のままですぅ』

『新しい雪歩の妄想だよね!? 自分信じないぞ!?』

『雪歩はどうしてそんなになっちゃったの?! 恐怖ですよ、恐怖!』

『千早さーん、そろそろ起きてなのー』

『うぅ、プロデューサー……仇は、必ず……』

『うっうー、二人ともすごいですー!』

『やよいちゃん、危ないからもう少し下がって見ていましょう?』

『音無さん、そろそろイベントの準備をしないと!』

『邪魔しないで赤羽根さん! 今いいところなの!』

===============================


P「……ふふっ」
127 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/04/17(火) 23:20:43.62 ID:90dRlIqZ0

P「みんな賑やかだなあ……楽しそう」

P「……あーあ、早くあの輪の中に戻りたいなあ」

P「さっきのDVDも……賑やかなだけじゃなくて、どこか懐かしくて……」

P「ほーんと、毎日退屈しなさそう」


P「……」

P「私も頑張らないと、なぁ」



『全くもう……仕方ないにゃあ』フリフリピコピコ



P「……死にたい……」
128 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/04/17(火) 23:21:16.39 ID:90dRlIqZ0
今日はちと短いけどここまで
日数空いちゃってごめんよ兄(c)
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/17(火) 23:29:39.35 ID:iEc+wNJ2O
気にしないよ→姉(c)
130 : ◆on5CJtpVEE [sage]:2018/04/17(火) 23:50:06.26 ID:90dRlIqZo
ぁりがベィベ→兄(c)
ぃちお→予定でゎ今月中に今の幕間終ゎって次にぃきたぃな→(予定は未定)
全国の兄(c)姉(c)、かぶとがにぉ要ちぇけらぁッだYO☆
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/18(水) 03:33:06.37 ID:D+lzKU5SO
ガブトガニ乱獲して血を抜いて薬にしてしまうか
132 : ◆on5CJtpVEE [sage]:2018/04/19(木) 00:53:04.40 ID:TyG1/QLao
カブトガニの乱獲、ダメ、ゼッタイ!
みんなで守り育てていかなければならないのです!
最近モンハンデビューもしたみたいだよ!
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 06:15:04.76 ID:HVgWiW9zO
ガブトガニの血は確か青いんだよね
まあALS○Kの吉田沙○里もモンハンで狩りのヘルプでたまに乱入するくらいだしね
ネットのモンハン記事でこれ勝ち確だって思った記事読んだときはこれは勝ち確ですわ思ったな
響のハム蔵さんができるんだしガブトガニもできて当たり前やね
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/20(金) 11:42:54.23 ID:cyiyYwRyO
モンハンでカブトガニの生態調査始めたって?
135 : ◆on5CJtpVEE [sage]:2018/04/21(土) 01:50:58.33 ID:ooNH5HiBo
響「ヒトの血はヘモグロビンによって赤いけど、カブトガニはヘモグロビンの代わりにヘモシアニンが含まれてるから青色に見えるんだぞ!」

真美「モンハンでは調査ポイント貯まるっぽいよ。ワールドはやってないから詳しくは分かんないけど」
136 : ◆on5CJtpVEE [sage]:2018/04/21(土) 01:51:24.95 ID:ooNH5HiBo
あ、次の投下は多分明日夜になります
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/21(土) 02:26:52.61 ID:xuw2XrQ4O
昔カブトガニを大量に捕まえて血を抜いてる画像見た

カブトガニの血は万能薬でどんな病気の治療にも使えるみたいな?
138 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/04/22(日) 21:19:30.46 ID:lV4FGUUH0
@薬品食品等に有害な毒素が含まれていないかチェックするための試薬となる。
  これは必須の試験であり、かつてはウサギ一羽一羽を使って48時間もかけていたんだ。
  今は血液ちょっとで一時間!

A更にガンやHIVといった難病の画期的な治療薬としても研究が進められてるんだよ。
  本当にカブトガニ様様だね!

  でも、血液を採取される過程で、10%〜30%が死んでしまうんだ……。
  みんな、医療の発展のために身を削っているカブトガニのことを想ってあげてネ。(語り:双海亜美)
139 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/04/22(日) 21:21:42.44 ID:lV4FGUUH0

【数日後 〜P邸〜】


(ガチャッ)

春香「プロデューサーさん、ここですよ、ここ!」

P「へー、ここが私の部屋なんだ」ビューティーボイス

千早「お荷物、寝室に持って行きますね」スタスタ

P「ありがと、千早ちゃん。迷いのない歩みだね……あ、そこが寝室なんだ」

春香「こっちが洗面所、ここがキッチン」

千早「収納がここ……コート類はこっちのクローゼットですね。それに日用品の換えは隣の棚です」

P「いやー、自分の部屋のことなのに何も分からないなんてね。帰ってみたら少しくらい思い出すかと期待してたんだけど……」

春香「まぁまぁ気長にいきましょう! 私たちも久しぶりのセルフプロデュース、なんだかんだで楽しいですし」

千早「社長も休暇をくださったことですし、いい機会ですからリフレッシュなさってください」

P「リフレッシュも何も、働いて汗水垂らした記憶がないんだけどね……」
140 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/04/22(日) 21:24:37.00 ID:lV4FGUUH0

千早「一通り部屋を見てみて、分からないことありますか?」

P「いや、今のとこないよ、ありがとう。しっかし、お客さんの方が家主より部屋に詳しいなんておかしいねえ、あはは」

春香「あ、洗濯機のバルブが少し弛み易くてよく水漏れするので、使うときは必ず確認してくださいね」

千早「食器棚の横にあるパスタソース、確か賞味期限が近かったと思うので早めに使ってしまってください」

春香「ベランダの左側のカーテンレール、外れやすいから注意ですよ!」

千早「プロデューサーの歯ブラシはオレンジのやつですから間違えないでくださいね」

P「ねえキミたちちょっと詳しすぎない? ってか歯ブラシって……多っ!? 待ってこの部屋どれだけ出入りされてるの?! 普通に考えておかしいでしょ男の部屋なのに女物の洗面化粧用品多すぎだよ!? 修羅場らないの!?」

春香「大丈夫です!」ニッコリ

P「大丈夫って……あ、そっか、私は男物も女物も必要なんだもんね。だからこれだけ揃って−−」

千早「あ、ここらへんのは全部私たちの私物なので気をつけてくださいね。一応名札貼ってありますけど」

P「やっぱりおかしいよキミたちィ!! うら若い乙女がどれだけ野郎の部屋に寝泊まりしてるの!!?」ゾゾゾッ!
141 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/04/22(日) 21:26:51.47 ID:lV4FGUUH0

P「私は……この環境に適応してる自分の精神力が信じられない……」ズゥゥゥン

春香「言ってもワイワイ遊びに来てるだけですよ。映画鑑賞会とかゲーム大会とか」

千早「第二の事務所みたいなものですから……」

春香「お母さんも知ってますし」

P「それはそれで私はオトコとして大丈夫なのか心配になるけど……ま、まさか私彼氏いたりしないよね!?」

千早「大丈夫です」

P「あ、そこはよかっt」

春香「悪い虫がつきそうになってもちゃんと守ります」ニコッ

千早「誰一人として手出しはさせません」ニコッ

(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ......)

P「ほんとなんなのなのこの事務所……」
142 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/04/22(日) 21:28:04.24 ID:lV4FGUUH0

春香「親は公認なので大丈夫なんですけど……」

千早「むしろ律子がうるさいわよね」

P「唯一の良心律子ちゃん!」

春香「何人かで遊びに行くのは百歩譲っても、一人で泊まるのは絶対ダメーーーっ!って」

P「うんうん、それは絶対にダメだ」

千早「でも、それもどこまで守られているのか……」

P「え?」

春香「……」

千早「……」

P「え、ちょっとどうして二人とも黙り込むの……」

千早「……まぁ私はよく知らないので、なんでも、いいですけれど」イラッ

春香「ご自身の胸に聞いてみてください」イラッ

P「聞けないんだよ! 聞きたいんだよ! 分かって! この! 辛い! 胸の内を!!」
143 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/04/22(日) 21:29:08.64 ID:lV4FGUUH0

P「と、とりあえず二人とも、退院手伝ってくれてありがとね。本当に助かったよ」

春香「いえいえ、私たちがしてもらってきたことに比べればこれくらい!」

千早「今の私たちがあるのは、プロデューサーのおかげですから。困ってるときくらい力にならせてください」

P「二人とも……」ホロリ

春香「株上げるチャンスだし」ボソッ

千早「みんなには悪いけど、出し抜かせてもらうわ」ボソッ

P「なんか怖いセリフが聞こえたのは全力で無視しておくね」
144 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/04/22(日) 21:30:02.88 ID:lV4FGUUH0

春香「材料買ってきましたから、腕によりをかけて夕飯作りますよ!」

千早「私は軽くお掃除しますね。しばらく空けてましたし」

P「えぇっ!? そこまで迷惑は……」

千早「やりたいんです、やらせてください」

春香「それとも……ご迷惑ですか?」ウルッ

P「い、いやっ!? そんなこと全然ないよ! それじゃあお願いしようかなあ」アセアセ

春香(ちょろい)

P「でも……ううん、こんな可愛いアイドル二人にお世話焼いてもらうなんて、両手に華だなあ」

春香「えっ!? 可愛い!?」テレテレ

千早「いえいえそんな……」テレテレ

P(こういうところは年相応に初々しいんだけどなあ……所々垣間見える邪悪な笑顔が……)
145 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/04/22(日) 21:33:27.58 ID:lV4FGUUH0

(ジュゥゥゥゥゥゥ)

<リョウリデスヨ、リョウリッ


P「いやしかし賑やかな部屋だねえ。お洒落小物にゲームにお酒にぬいぐるみに男女様々な服飾品に……」

千早「みんなの私物もいくらかありますけど、最近はプロデューサーも楽しんで色々揃えてらっしゃったみたいです」

P「へぇ……」ヒョイッ

千早「しばらく前に熱を上げて集めてらっしゃった食玩ですね」

P「生きた化石シリーズ……」

千早「前よりも趣味嗜好が増えて、オフも楽しいって」

P「うん。色々とツッコミどころも山のようにあるけど、楽しそうだねえ」

千早「……『プロデューサーやるまでは無味乾燥な日々だった』とのことですから、私たちも少しはお力になれてたのならいいんですけど」

P「うん、なってるよ、大丈夫」

千早「え?」

P「これら見てると、ちょっとぽかぽかしてくるもの。記憶はなくても、ちゃんと幸せは覚えてるみたいだね」

千早「プロデューサー……」

P「それにね……」

千早「はい……」

P「何より一番の幸いはここまで仕出かしておいて社会的に抹殺されてないってことよ」ニコッ

千早「それは本当にそうですね」ニコッ


春香「できましたーーーっ!!」
146 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/04/22(日) 21:34:42.94 ID:lV4FGUUH0

(ホカホカ)

P「わっ、家庭的な料理!」

春香「しばらく病院食でしたから、少し胃に優しいものをと思って」

P「ぶり大根に味噌茄子、カボチャの煮物、豆腐サラダ……おいしそう!」

春香「長く雌伏の時を過ごしましたが……やっと……やっと、手料理ですよ!!」ウルッ

P「えっ、な、なんで泣いて……」オロオロ

春香「だってぇ!! だっていつもメインヒロインらしく色々尽くそうと思っても尽くすどころかプロデューサーさんいつも全部やってくれてぇ!!」ブワッ!

P「な、なんかごめんなさい!?」

春香「だからこんな時くらい尽くさせてください!」

P「聞く人が聞いたら昇天するようなすごいセリフなんでしょうねぇコレ……」

春香「さあ、召し上がれっ♪」
147 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/04/22(日) 21:37:44.65 ID:lV4FGUUH0

「「「いただきまーす!」」」


千早「……これ、しょっぱすぎない?」モグモグ

春香「え゙っ」

P「んー、確かに醤油が……」モグモグ

春香「嘘ですよね!? あんなに気をつけて……はっ!?」ティキィーz_ン!

春香「大さじと小さじ……間違えたかも……」アジミシテナイヤ

千早「春香……」

春香「のヮの」

P「でもご飯と一緒ならちょうどいいんじゃない?」モグモグ

春香「本当ですかっ!?」ガタァッ!

P「うん。なんだか故郷を思い出すような、ほっとする味だよ……」シミジミ

春香「えへへ、よかったぁ……」

P「故郷、思い出せないんだけどね! あっはっはっは!」

春香「いいんですか? それ何言っとんねーんって突っ込んでいいやつですか?」
148 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/04/22(日) 21:38:41.09 ID:lV4FGUUH0

〜食べ終わって〜


P千早「「ごちそうさまでした」」

春香「お粗末さまでした」

千早「ほんとね」

春香「うっ……スミマセン、舞い上がってました……」

P「まぁまぁ。また今度、次は豪勢な自信作でも作ってよ」

春香「はいっ! きっと、必ず! 絶対ですよ!」ビシィッ

P「はいはい」

千早「……くすっ」

P「?」

千早「いえ、こうしてお話ししていると、やっぱりプロデューサーだな、と思いまして」

P「私、こんな感じ?」

千早「はい、目を覚まされた頃に比べると、だいぶ」

春香「確かに、今も自然に話しちゃってました。いつもはもっと容赦ないですけど」

P「あはは……」
149 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/04/22(日) 21:41:04.91 ID:lV4FGUUH0

千早「いつもなら『このぶり大根は出来損ないだ、食べられないよ。ひでェザマだなァリボンちゃんよォ! 出来らあっ!つったのはどこのどいつだメーン?』くらい煽りますね」

P「だいぶクソ野郎ね私」

春香「そして私が言うんです……『明日、もう一度来てください。本当のぶり大根をご馳走しますよ』」

P「ここ私の家なんだけど」

春香「そんな感じです」

P「こんな感じかあ」

千早「この調子なら、元のプロデューサーが帰ってくる日もそう遠くなさそうですね」

P「だといいんだけどねえ」

春香「本調子じゃないプロデューサーさんでは、私もボケ甲斐がありません」プンスカ

P「ひな壇芸人かな??」
150 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/04/22(日) 21:41:31.22 ID:lV4FGUUH0

P「片付けはやっておくから、二人はそろそろ帰りなさいな」

春香「えーーっ!?」

千早「私たちが最後まで……!」

P「明日は生放送番組だって言ってたでしょう? ちゃんと早く寝て備えなさいな」

春香「はぁい……」

千早「こんなところばっかり元に戻らなくてもいいのに……」

P「しばらくは私暇なんだから、また日を改めましょう? 明日うまくいったらご褒美あげるから」

春香「あ! それ絶対ですよ!」

P「あちゃ、安請負しちゃったかな」

千早「ふふ、楽しみにしてますね」
151 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/04/22(日) 21:45:06.62 ID:lV4FGUUH0

(ガチャッ)

P「それじゃあまたね、二人とも。ありがとね」

春香千早「「はい、また!」」


(バタンッ)


P「よしっ、じゃあ片付けましょうか」

P「うーん……戻ってきてはいるのかな? みんなとのやりとりも違和感なくなってきたし……それはいいことね」

P「……」

P「……でも、未だに一度も男に戻らないのは……私、本当に男なのかな……」

P「いやいやいや、写真も動画も見たし……この部屋にも確かに男用の私物が……」

P「ま、まさかあの男性は本当は彼氏で、二人一緒に事故に遭って、彼は私を庇って非業の死を遂げて、ショックのあまり記憶を失くした私のトラウマを抉るまいとみんなで隠していて……!」

P「……やっすいサスペンスね」

P「いやいや、うん、そんなわけないよね」

P「……」

P「そんなわけ、ないよね?」
152 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/04/22(日) 21:46:09.27 ID:lV4FGUUH0
一旦ここまで
後で続きいけるかなー、ちょいお出かけ
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 22:39:32.36 ID:NRU2Qa2FO
お出掛けは代わりにやっておくから!
ここまで二人がやって出し抜いたのを本妻(貴音)がしったらどうなるかな?(ワクワク)
154 : ◆on5CJtpVEE [sage]:2018/04/23(月) 02:31:12.48 ID:oSUCG6kSo
ごめンょ兄(c)、ヵぇってきたヶどねむぃヵら今日はァゲなぃNE→
明日はまたこ→しンするYO!
お姫ちんが知っても「はっ、その程度……」みたぃなヵンジで、はなでゎらゎれてぉゎりっしょ→
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 03:37:47.67 ID:nhuLVequO
これが本妻の余裕か
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/02(水) 18:32:44.17 ID:D2Rz+caiO
明日とはいったい…
157 : ◆on5CJtpVEE [sage]:2018/05/04(金) 01:39:06.88 ID:njtY4WuBo
明日ってゅったコト、すっかりゎすれて忙殺されてたYO……
ごめんNE、兄(c)姉(c)
158 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/05/05(土) 00:51:43.88 ID:ok1qr9s30

【さらに数日後 〜事務所〜】


(ガチャッ)

亜美「あ、姉ちゃんだ! はろろーん」

P「はろろーん」ビューティーボイス

雪歩「プロデューサー、記憶が戻ったんですか!?」ガタッ

P「あ、ごめんなさい。まだなの」

雪歩「なぁんだ……」シュン

赤羽根「いつも通りの生活をしてた方が戻りやすいかもしれないってことで、事務所に出入りした方がいいんじゃないかってなってね」

P「お仕事はまだできないけど、迷惑にならないようにするからお願いね」

亜美「メーワクなわけないじゃん! やったやった、姉ちゃんと遊べるぅ!」ピョンピョン

赤羽根「こらこら、亜美は仕事もあるんだから遊びほうけちゃダメだぞ」

亜美「亜美はまだ子どもなのにさあ〜、オトナみたいに仕事に責任感じなきゃいけないの、なんかフコーヘーですよなぁ」
159 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/05/05(土) 00:55:08.49 ID:ok1qr9s30

雪歩「でもこうしてプロデューサーがいてくれるだけでも、なんだかほっとしますぅ」

P「そう?」

亜美「なんかカンテーダンがありますよな」

赤羽根「安定感ね」

雪歩「プロデューサーがいない事務所って、あんこが入ってないどら焼きのような……」

亜美「チョコが付いてないぽっきーのような……」

P「プリッツかな?」

赤羽根「……俺ってやっぱり頼りないかなあ」ズゥン

雪歩「あっ、いえっ、そういう意味ではなくて」ワタワタ

亜美「ばねっちってやっぱちょっとめんどくさいよね」

P「いや、私に同意を求められても……」
160 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/05/05(土) 00:59:04.91 ID:ok1qr9s30

亜美「でもばねっちさんや、これはチャンスでは?」ヒソヒソ

赤羽根「なんでヒソヒソ声なんだよ」ヒソヒソ

亜美「ばねっちもヒソってるじゃん」ヒソヒソ

赤羽根「い、いや、亜美がヒソってるからつい……」ヒソヒソ

亜美「まぁなんだね、今ならチャンスじゃないかとね」ヒソヒソ

赤羽根「チャンス?」ヒソヒソ

亜美「だって、今なら……」ヒソヒソ

亜美「姉ちゃん、完全に女の子だよ?」ヒソッ


赤羽根「ごぶぷぅっぷへぇっ!?!??!?!」


P雪歩「「わっ?!」」
161 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/05/05(土) 01:04:56.89 ID:ok1qr9s30

赤羽根「げほっごほっがほっ!」

雪歩「あ、赤羽根プロデューサー、大丈夫ですか!?」

赤羽根「だ、だいじょ……ごほっごほっ」

亜美「ばねっち弱すぎっしょ」

P「あ、赤羽根さん、大丈夫?」サスサス

赤羽根「あっうぃぇっひゃ、ひゃいじょふです!」ビクッ!

P「え、本当に大丈夫ですか……?」ウワメヅカイー

赤羽根「うぇいっ!!」

雪歩「!」ティンッ!

亜美「うんうん、純情ですなあ」

雪歩「亜美ちゃん、何を吹き込んだのか知らないけど……グッジョブだよ!」グッ

亜美「さっすがゆきぴょんのカップリングセンサー、反応が鋭いね」
162 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/05/05(土) 01:15:24.75 ID:ok1qr9s30

P「あの、もしかして具合が悪いんじゃ……私に何か手伝えることがあれば……」シンパイガオ

赤羽根「いえいえいえいえ! 別に、本当に何でもないですから! ご、御心配なさらず!」ドキドキ

P「熱は……ないみたいですね」ピトッ

赤羽根「〜〜〜〜〜〜ッ!!!!」カァァァァァァァアッ!


雪歩「あの赤羽根プロデューサーと無意識小悪魔なプロデューサーだけでご飯五杯はいけるよ!」

亜美「姉ちゃんの裏事情を知らなければね」

雪歩「亜美ちゃん何言ってるの? むしろそれが良いのに? こんな素晴らしい光景、殆どお目にかかれないのに……」キョトン

亜美「ピヨちゃん的な? あまとうとほくほくじゃダメなの?」

雪歩「ううん、いつものシンプルなのとは違うんだよ。今の二人は、BLと性転換とノーマルCPと無意識攻めヘタレ受けとetcetc色んな属性を詰め込んだ言わばオールインワン幸せお届けキット状態でお得でお手軽で」

亜美「あっ、ごめん。亜美はちょっとまだその域には達してないや」

雪歩「亜美ちゃんもまだまだだなあ」フゥ

亜美「まだまだっていうか永遠に辿り着くつもりがないというか」

雪歩「亜美ちゃんも大人にならないとね」

亜美「それがオトナならコドモのままでいい。亜美はそんな人でありたいよ」
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/05(土) 02:13:23.56 ID:8D51ftt+O
羽根Pはきっと283プロのPなんだろうなーと思った
164 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/05/05(土) 02:39:58.48 ID:ok1qr9s30

赤羽根「俺って……どこまでダメな男なんだ……」ズゥ-ン

P「わ、私、何か悪いことしちゃったかな……?」

雪歩「いいえ、むしろ最高でしたぁ!」

亜美「自分でふっておいてなんだけどいたたまれないね」

赤羽根「分かってるんだ……Pさんは男だって……でもどこか女性らしさを増しているP子さんに魅力を感じている自分もいて……」ズゥーン

P「えっ!? 亜美ちゃんどうしたのいきなり耳を塞いで」

亜美「亜美だって人として守ってあげなきゃいけない尊厳くらい分かるよ」

雪歩「あ、亜美ちゃんが言い間違えてない……!」

亜美「武士の情け……」

赤羽根「ああああああああああ」

P「ねえ、何が起きてるの!? 何も聞こえないけど視界だけなら阿鼻叫喚だよ!?」
165 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/05/05(土) 02:44:48.98 ID:ok1qr9s30

【しばらく経って】


赤羽根「私は貝になりたい」

亜美「強く生きようね、ばねっち」

P「事務所かぁ……確かに、初めて来た気はしないかも」

雪歩「ここがプロデューサーの席ですよ」

P「ここが私の?」


(グッチャァ)


P「き、汚い……」

亜美「荒れ放題だね」

P「書類とか文房具とか、仕事関連で荒れてるならまだ許せるんだけど……」
166 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/05/05(土) 02:53:08.35 ID:ok1qr9s30

(ヒョイッ)

P「食玩とかフィギュアとか……多過ぎじゃない?」

雪歩「先日も新しいガンプラ買うか悩んでましたよね」

P「待ってこれ以上どこに積むの?! 既にバベルの塔が天罰を受けた痕跡があるんだけど」

赤羽根「最近は仮眠室とか社長室の本棚とかに飾ってますね」

P「社長室って……それいいの? この事務所無法地帯過ぎない?」

赤羽根「ええとそれは……」


高木「構わんよ!」カカッ!


赤羽根「うわぁっ、高木社長!?」

雪歩「あ、こんにちは、社長」

亜美「こんちわ!」

P「えっ!? しゃ、社長さん!? こここここんにちは!!!」フカブカー

高木「何、そんなにかしこまることはない。私と君の仲じゃないか」

P「えっ……私、まさかそういうシゴトも……」サァァァァァ

高木「どうしてゆっくりと後ずさりしているのかね!? 何か知らんがそういうことではないぞ!?」
167 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/05/05(土) 03:03:04.87 ID:ok1qr9s30

雪歩「社長とプロデューサーはガンプラ仲間ですからね」

P「へ? ああ、模型仲間?」

高木「全く、君は何だと思っていたのかね……折角ハイグレードのハンブラビの塗装が終わったから見せようと思っていたのだが……」

亜美「今の姉ちゃんじゃ反応無いっしょ」

高木「ふむ……寂しいものだ」ゴソゴソ

雪歩「それが新しいガンプラですか?」

高木「そうとも! この随所に窺える曲線美! 尖りつつも丸みも兼ね備えたフォルム!」

P「……」サスサス

高木「君はこの感動を分かち合える数少ない同志だったのだが……寂しい限りだよ」

P「……この塗装の、僅かな剥げ……」

亜美「……?」

P「……無双のエースが駆り、数多の戦場を無傷で潜り抜け、過ぎた年月の分だけ落ちた塗装……」

高木「……!」ゴクリ

P「その、絶対的強者の風格を無言の内に感じさせるための、僅かなダメージ……!」

高木「お……おおおおぉ……!!」

P「……はっ!? わ、私は今、何を……?」

高木「やはり、やはり君は我が事務所のプロデューサーだ!!!!」ブワッ!!
168 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/05/05(土) 03:11:59.38 ID:ok1qr9s30

高木「やはり我々同好会には君が必要だ! 一刻も早い復帰を待っているよ! それでは!」ガシッ!

(ガチャッバタン)

P「へ? 同好会?」

雪歩「ロボットとかそういうのが好きな人達で時々集まってるみたいです」

亜美「例によって発起人は姉ちゃんだかんね」

P「また私かああああああああああ!!!!!」ガクゥッ

亜美「メンバー誰だっけ?」

赤羽根「社長と音無さんと、確か黒井社長の……」

亜美「あ、そっかそっか」

雪歩「それに最近、一人増えるって喜んでましたぁ。誰なのかは知らないですけど、他事務所の方だとか」

P「何だか聞いてれば聞いてるほど節操ないね、私……」

雪歩「色々と自由な人ではありますよね、血染め時代から」

P「血染め時代って何!??!?」ビクゥッ!
169 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/05/05(土) 03:17:04.41 ID:ok1qr9s30

雪歩「あ、そろそろ行かなくちゃ」

亜美「ほんとだ。ばねっちよろよろ〜」

赤羽根「そんな時間か。Pさん、ちょっと二人の撮影に付き添い行ってくるので、留守をお願いしますね」

P「血染めって何なんですか!?」

赤羽根「入れ代わりで何人か来るので、すみませんがそれまでは事務所をお願いします」スタスタ

雪歩「それじゃ行ってきますぅ」パタパタ

亜美「姉ちゃん、明後日来るならGCでPSOのマルチプレイやろーねー」タタタッ

P「ま、待ってえええええええええ!!!」

(ガチャッバタンッ)

P「私は……分からない……思い出していいのかな……自分の過去を……」
170 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/05/05(土) 03:22:09.26 ID:ok1qr9s30

(ポツン)


P「はぁ……一人になっちゃった」

P「やることないなぁ」

P「勝手にあれこれ弄るわけにもいかないし……」

P「あ、そういえばこの前律子ちゃんが見せてくれたDVDに、事務所での映像も……」

P「あそこで映ってたこと真似したら、何か思い出せるかな?」

P「えーと、確か……」


P「寄せて上げるゥー」オッパイポヨン


(ガチャッ)

やよい「こんにちはー!」


P「あっ」

やよい「あっ」

P「……」ポヨンポヨン

やよい「……」


やよい「……」ニコッ

(バタン)


P「無言で帰らないでええええええええ!!!!!!」
171 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/05/05(土) 03:31:18.14 ID:ok1qr9s30

やよい「てっきり何か忙しいのかなーって」

P「ごめん。ほんとごめん」

(ガチャッ)

真「何やってたんですかプロデューサー?」バタンッ

P「お願い真ちゃん、私のために聞かないであげて」

真「ちゃ、ちゃんって……」

P「あっ、もしかして嫌だった――」

真「そ、そんなぁっ! もうプロデューサーってば……真"ちゃん"だなんてまるでボクがお姫様みたいじゃないですか!? いやいや、もっと言っていいんですよ?」テレテレ

P「あれっ、チョロい子かな?」

やよい「プロデューサー、さっきのって流行りの芸人さんのネタか何かですか?」

P「えっあっ」

やよい「よせてーあげれぅー!」ウッウー!

P「」

真「」
172 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/05/05(土) 03:32:09.77 ID:ok1qr9s30

P「ごめん……なんか変なの吹き込んじゃってごめん……」

真「ちょっとショッキングな映像過ぎて一瞬で我に返りましたよ……」

やよい「な、なにか変なコト、しちゃいましたか……?」

P「やよいちゃんは悪くない!! 何も一切悪くない!!」

真「そうだよ! やよいは悪くない! 神に誓って悪くない!!」

やよい「? そうなんですか?」

P(ざ、罪悪感半端ない……)ズゥゥゥゥン

真「こんなのが伊織や千早にバレたら殺されますね」ヒソヒソ

P「保護者か何かなの? モンペ? モンスターペアレント??」ヒソヒソ

真「ある意味でもっと悪質ですね」ヒソヒソ

P「また一つ、人間相関図の最重要情報が更新された……」ヒソヒソ

真「ボクは巻き込まれるのはごめんですからね」ヒソヒソ

やよい「二人とも、どうしたんですか?」

P真「「な、何でもありません、サー!」」
173 : ◆AVaZC76zSo :2018/05/05(土) 03:36:12.42 ID:vbyQXh9eO
どうも、相沢です。
わかる人にはわかると思うのですが、、クソSSスレの>>1が逃亡してしまったみたいなのでターゲットをこのスレに変更します。
荒らし方は前スレと同じで
、長文レスをID変えながらひたすら投下していきます。
スレが完結したり、途中で>>1が逃亡した場合はまた別のスレに移動させていただきます。
SSの作者の皆様や読者の皆様とはこれからも長い付き合いになると思いますので、よろしくお願いします。

>>1君、ごめんねwww

あ、質問とか苦情があったら↓のスレにレスしてね。下のスレは宣伝荒らしの使ってたのを真似しただけだが、レス返しもちゃんとするからさ。

ハルヒ「何であんたが幼馴染みなのよ!」キョン「こっちだってお断りだ」
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174 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/05/05(土) 03:39:10.88 ID:ok1qr9s30

P「二人は仕事終わり?」

やよい「はいっ! ドリンクのCM撮影に行ってました。いいカットが撮れたーって一発オーケーもらいました!」

真「ボクは今度撮る映画のキャストの顔合わせに行ってたんです。他の人が忙しいからすぐ終わっちゃって」

P「うんうん、やよいちゃん頑張ったねえ。真ちゃんもお疲れ様、本番は気合入れて頑張ってね」

真「はいっ! そう言ってもらえるとバリバリやる気が出ちゃいます!」

やよい「うっうー! やっぱりプロデューサーに褒めてもらえると嬉しいですー!」

P「そう?」

やよい「そうです! 勿論誰に褒めてもらっても嬉しいんですけど、ずっと支えてくれてたプロデューサーに認めてもらえるのが、一番嬉しいです!」

真「分かるなあ。人によって色んな評価がありますけど、プロデューサーに褒められると、やってきたことが間違ってなかった!って思えるんです」

P「……」

P「……」ポロッポロッ

真「えっ、えええええええ?! ぷ、プロデューサー! どうしていきなり泣いてるんですか!?」

やよい「わ、私たち何か悪いこと言っちゃいましたか……?」

P「ううん……違うの……」グスッエグッ

P「記憶を失くしてからここまで……過去の自分への印象が最悪過ぎて……私、ちゃんといい人な面もあったんだね……」ホロリ

真「人としてどうかと思うところも多々ありますけど、ボクはプロデューサーのこと尊敬してますよ!」ニカッ!

P「うん、前半は何も聞こえなかった。ありがとう、真ちゃん!」
175 : ◆AVaZC76zSo :2018/05/05(土) 03:51:15.66 ID:vbyQXh9eO
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176 : ◆AVaZC76zSo :2018/05/05(土) 03:52:02.59 ID:vbyQXh9eO
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文句があれば↓スレまで!

ハルヒ「何であんたが幼馴染みなのよ!」キョン「こっちだってお断りだ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1471328742/
177 : ◆on5CJtpVEE [sage]:2018/05/05(土) 05:03:35.35 ID:ok1qr9s3o
>>163
283ねぇー、283プロなぁー、どうなるんでしょう
いまいち追いかけられてないんですが
ちなみにここの羽根Pは違うのョ
その内そのあたりの話もちらっと出る予定ですが
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/05(土) 09:57:26.61 ID:Ge0zTZZBO
シャイマスは自分もやってない(やれてない)
だけど新人みたいだし小さな事務所みたいなこと言ってた(気がする)から
そうなるとサービス開始したばかりの283プロが辻褄合うかなーと思っただけなんで
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/16(水) 22:58:27.23 ID:NYQNBeGe0
(´・ω・`)
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/16(水) 23:36:21.84 ID:NFZolqtdO
このP(女版)ぷちの間島Pが謎チョコ食べて変化した姿に似てるような…
181 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/06/03(日) 03:24:12.42 ID:lVU1SqAM0

やよい「プロデューサーはとってもいい人です! 悪い人なんて言う人がいたら、私が許しませんっ!」

P「や、やよいお姉ちゃぁん!」ブワッ!

やよい「うっうー! おれに、ついてこいよ!」グッ

P「お姉ちゃああああああああん!!!!」ガシィッ!

真「……はッ!?」キャッピピピピィーz_ン!

真「プロデューサー……!」

P「へ……?」ウルウル

真「そうですよ……そんなこと言うヤツがいたら、ボクが叩きのめします!」

真「全力で守護(まも)りますよ!」ウェルカァーーーム!

真(これでボクも合法的にプロデューサーにお姉ちゃんって呼んでもらえるぞ!)キラァン

P「お……お……」
182 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/06/03(日) 03:29:52.50 ID:lVU1SqAM0

P「お兄ちゃぁぁぁぁぁぁああん!!!!!」ガシィッ!

真「なんでだああああああ!!!」ベシィッ!

P「ぁ……」ドサッ

真「ってあぁっ?! ご、ごめんなさい、そんなつもりじゃ……」アセアセ

P「う……」

P「裏切られたぁーーーっ! お姉ちゃあああああん!!!」ウェェェェエン!!!

やよい「よしよしプロデューサー、大丈夫ですよ」ヨシヨシ

真「ち、違――」

やよい「真さん! プロデューサーを泣かせる人は、私が許しませんっ!」ビシィッ!


真「な、何故こうなるんだぁぁぁぁぁぁぁぁああああぁぁぁぁ…………!!!」
183 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/06/03(日) 03:35:24.84 ID:lVU1SqAM0

真「ボクだってね、年長組に一歩足を踏み入れてるんですよ。そりゃあお姉さんぶりたくもあるわけですよ」

P「はぁ」

真「決して兄貴分じゃなくてですよ! ブランド名な名前でスタンドを操るんじゃなくてですよ!」

真「何なら『お姉様、タイが曲がっていてよ』とか言われたいわけですよ!!」

やよい「そうなんですか」

真「そして若いイケメン教師とちょっとドキッと心を通わせたりしたいんです! ああ、なんてラブロマンス!!!」

やよい「雪歩さんに伝えましょうか?」

真「いい! 雪歩には言わなくていい! 雪歩のはちょっと違うんだよ! なんか違う! ちょっと目付き怖くなるから!」

P「ふぅん」

真「あっ……すみません、つい興奮して……」



P「お姉様……」ウワメヅカイ

真「」
184 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/06/03(日) 03:38:13.02 ID:lVU1SqAM0

P「こんな感じかな……って、おおい、真ちゃん?」

真「」

やよい「完全に固まっちゃってます」

P「なんて幸せそうな顔なんだ……」

やよい「ちょっとこのままだと危ないので、ソファーへころんさせてあげましょー」ヨイショッ

真「」ポテン

P「……やよいちゃん、見かけによらず近距離パワー型なのね……」

やよい「弟達を抱っこしたり家のDIY全般任されたり、いっぱい動いてますから!」イェイッ!

P「DIYって家具作ったりとか? 意外な特技ねえ」

やよい「屋根の補修したり、家のリフォームしたりですね!」

P「キミ、将来の夢は職人の卵なのかな?」
185 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/06/03(日) 03:39:21.64 ID:lVU1SqAM0

(ガチャッ)


あずさ「こんにちは〜」

真美「はろろ〜ん……あっ、姉ちゃん」

やよい「あっ! 真美にあずささん、こんにちはっ」

P「はろろ〜ん」

真美「頭、良くなった?」ペチペチ

P「やっぱり失礼だねキミは」

真美「まだ悪いままかぁ……」フゥ

P「ホント失礼だね」

あずさ「ええと、"ソレ"は……どうしたんですか?」チラッ

P「ん?」


真「」


P「ちょっと発熱しすぎてシステムがフリーズしちゃったみたいで」

やよい「ケータイみたいですね」
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/03(日) 15:13:01.69 ID:oE2K3/DkO
やよいはT○KI○でも目指してるのかな?
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/17(日) 16:04:02.47 ID:IfQZTu/DO
よーやく追いついたぜ
188 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/06/19(火) 01:09:33.88 ID:2Kn5Trai0

P「私の机ってこれだよね」ゴソゴソ

あずさ「そうですけど、一体何を?」

P「いやね、写真とか何とか、思い出すタネはもしかしたら家よりこっちの方が多いんじゃないかと思って」

あずさ「あ、それでしたら私も写真、ありますよ」ポパピプペ

P「あら、喫茶店? 楽しそうねえ」

あずさ「ええ、よく一緒に喫茶店巡りをしていたので、その時の写真とか……」

真美「真美も持ってるよ、運動会でメチャごつバズーカメラ構えてる姉ちゃん」スッ

P「えっ、何この厭らしい笑みは」

真美「自分の胸に聞いてみてよ、周りのママさん達を恐怖のどん底に陥れて何が楽しかったか」

P「真美、教えてくれ。私はあと何回、自分に失望すればいいの。胸は私に何も言ってはくれない。教えてくれ、真美!」
189 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/06/19(火) 01:10:30.33 ID:2Kn5Trai0

やよい「でも……」ポパピプペ

P「ん?」

やよい「私もプロデューサーと長介が遊んでる写真とかありますけど、どれもプロデューサー、とっても楽しそうです」

P「そ、そう、かな……?」

やよい「はいっ! こんなに笑顔が似合う人、なかなかいないかなーって」

P「その真美ちゃんのスマホに映る笑顔だけはこの世にいるべきではないと思うんだけどね」

真美「その言葉さあ、当日散々クゲンをテーした真美の前で本人が言う? 言っちゃう??」

やよい「たくさんの笑顔を持ってる人は、たくさんの人を笑顔にできる人です!」

あずさ「やよいちゃん、いい言葉ねえ」

やよい「えへへ、実は受け売りなんですけど」

P「あら、誰の?」

やよい「プロデューサーです!」

P「え、私の……?」
190 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/06/19(火) 01:23:27.71 ID:2Kn5Trai0

やよい「そうです! プロデューサーは、そんな優しい言葉を私に教えてくれた、優しい人ですよ」

P「やよいちゃん……」ホロリ

あずさ「プロデューサーさん、もっと自信を持ってください」

P「自信を?」

あずさ「今のプロデューサーさんは、自分自身に怯えている気がします。だから、記憶を思い出すのを避けているのかもしれません」

P「そっか……自分が認めないと記憶も戻っては来ないよね」

あずさ「……確かに、ツッコミ所というか、心配になる部分も多いと思いますけど」

P「そこは否定しないのね」ズゥゥゥン

あずさ「私たちはみんな、プロデューサーさんのそんなところも含めて大好きですから」ニコッ

P「あ、あずささぁん……!」ウルッ

真美「さっすがあずさお姉ちゃん、年の功だね!」

あずさ「なんですって?」ニッコリ

真美「何でもありません、サー」
191 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/06/19(火) 01:25:49.52 ID:2Kn5Trai0

真美「あっ、そういえば姉ちゃんに伝えることがあったんだった!」

P「へ、私に?」

真美「パパがね、姉ちゃんの日替わり性別ガチャの原因が分かったかも、って」

P「原因?」

あずさやよい「「?!」」

P「へぇー、何なんだろn」

やよい「本当ですかー!?」グイッ!

あずさ「真美ちゃん、それ本当の話なのね!?」グイィッ!

P「ヴぁいっ!? ふ、二人ともそんな興奮しなくても……」オドオド

真美「いや、するっしょ。真美も最初聞いた時、おったまげて三十メートルくらい吹っ飛んだもん」

P「え? というかむしろそこすら分かってなかったの?」

真美「うん、姉ちゃんまじで珍獣状態で医療機関に研究されてたんだよ」

あずさ「みんなには原因が分かったっていう話、まだしてないの?」

真美「今朝家出る前に言われて、びっくらしすぎて頭から飛んじゃってたよ」
192 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/06/19(火) 01:27:22.99 ID:2Kn5Trai0

真美「説明するから、都合がいい時に連絡くださいってさ」

P「りょーかい。じゃあ次の定期診察がある来週にでも――」

あずさ「明日! 明日すぐ行きましょう!!」

P「うえぇっ!? そ、そんなに急がなくても」

真美「姉ちゃん、事を軽く見過ぎっしょ! コレは765プロのソンボーに関わる重大ジケンだよ!?」

やよい「存亡には関わらないと思うけど……」

P「やよいちゃんは賢いなあ」

真美「まぁ他のみんなにも伝えるつもりだけど、そしたらみんな口を揃えてすぐ行けって言うと思うよ」

P「そんなに重大事なんだ、コレ……」

やよい「というかいつもならプロデューサー本人が一番気にしそうです」

あずさ「溜まってる有給を即断で使ってでも行くでしょうね」

P「そっかぁ……そうだね、言われてみれば確かに重要な話だもんね」

真美「姉ちゃん、いよいよ物語最大の謎が解かれる時が、きたみたいだね……!」

P「そ、そう言われるとハリウッドのヒロインみたいで悪い気もしないね……!」
193 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/06/19(火) 01:28:45.67 ID:2Kn5Trai0

P「まぁさしあたって今日のところは、まずは石化した真ちゃんをどうやって届けるかを考えよう」

あずさ「タクシーでしょうか」

真美「キュアストーン使うしかないね」

やよい「私、担いで帰りますよ?」



真「へへへ……うへへ……」
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/19(火) 01:47:44.19 ID:CFOCe7ASO
貴様ァッにみえた
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/19(火) 02:49:55.19 ID:0Pq6ndjOO
日替わり性別ガチャの語呂の良さよww
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/27(金) 21:51:52.03 ID:mIsDJxXYO
一ヶ月たったがまだか?
197 : ◆on5CJtpVEE [sage]:2018/07/28(土) 03:15:11.37 ID:fUYB5CNlo
ごめんNE、ちょっちトラブってるYO
遠くないうちに再開するかんね
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 03:19:07.20 ID:Cx3KWHTDo
生きてるのが分かっただけで安心したわ
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/02(木) 19:58:18.69 ID:RCUyRouZO
ここがまた落ちなきゃそれでいいさ
できれば大変なら一ヶ月に一回レスくれたら嬉しい
200 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/08/08(水) 22:57:48.37 ID:DMvN5ybr0

【翌日、病院にて】


ソワソワ

伊織「……」

ソワソワ

伊織「…………」

ソワソワソワソワ...

伊織「……………!」

ソワソワソワソワソワソワ


伊織「えぇーーーーいいつまでもそわそわしてんじゃないわよ発表会の子ども見に来た母親か!!」

貴音「ひゃいっ!?」ビクゥッ!

伊織「別に生きるか死ぬかとかじゃないんだから黙って待ってなさいよ!」

貴音「いえですがしかし伊織、わたくしは心配で心配で」アセアセ

伊織「いいから隣座ってなさい!!!」カッ!

貴音「ひゃいっ!」
201 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/08/08(水) 23:02:20.77 ID:DMvN5ybr0

伊織「にしても、話長いわね……」

貴音「かれこれ小一時間は話していらっしゃいますね」

伊織「内容が内容なだけに、それも仕方ないかなとも思うけど」

貴音「ですが、原因が分かったということであれば、これでプロデューサーの体質も治るかもしれませんね」

伊織「そうね」

貴音「……」

伊織「……」

貴音・伊織((勿体ない……))
202 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/08/08(水) 23:09:04.25 ID:DMvN5ybr0

<アリガトウゴザイマシター


貴音「ぷ、プロデューサー!」

伊織「終わったみたいね」


(カラカラカラ)


P「おまたせー」

貴音「貴女様ぁっ!」ガバッ!

P「うひゃあっ!?」

貴音「全て……全ては、分かったのですか?!」

伊織「……」ゴクリ

P「……」


P「ええ……」




P「全ての謎は解けました。みんなを事務所に集めてください」
203 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/08/08(水) 23:26:13.87 ID:DMvN5ybr0

【事務所】


ザワ...

    ザワ...

 ザワ...


P「……」


千早「ねぇ春香、本当に分かったのかしら……?」

春香「見てごらんよ、プロデューサーさんの表情……アレは間違いなく、ジッチャンの名にかけ終わった表情だよ……!」

やよい「戻ってくる途中でお話はしなかったの?」

伊織「『だってみんなの前で話すってシチュエーションの方がかっこいいじゃない!』って言って聞かなかったのよ」

響「分かる、分かるぞ! こういうのはシチュエーションがめちゃくちゃ大事さ!」

真「変なとこでこだわりが激しいなあ……」

あずさ「記憶戻ってないのに、どんどん以前のプロデューサーさんらしくなっていくわねえ」

亜美「そんでここまでやっといて『何の成果も得られませんでしたァーーーッ!』までが様式美だよね」

美希「というか正直、今更どーでもいいの」

真美「真美的にはむしろ治らない方が面白いんだけdいたっ!!」

律子「なんてこと言うの! 表面上だけでもちゃんと祝ってあげないとダメでしょ!」

雪歩「でもね、プロデューサーは迷うの。『戻りたかったはず、でもどうして、どうして女を捨てることを悩んでいるの……?』」

貴音「あうあうあうぁ……」オロオロ



P「私帰る!」ブワッ!

高木「ままままままあまあ! ささ、お茶でも飲みたまえ!」

小鳥「みんな緊張して舞い上がってるのよ! ね!?」
204 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/08/08(水) 23:36:38.92 ID:DMvN5ybr0

P「で、病院で先生から聞いたことなんだけど」

(((((ごくり……)))))

P「この症状は、慢性特発性受容体異常型エストロゲン分泌過剰症候群というらしくて」

真美「待って待って待って待って」

P「?」

美希「ごめんねハニー、日本語でお願い」

P「だから慢性突発性受容体異常型エスト」

響「待って待って待って待って脳みそがパンクする!」

真「ええと、まんせーとっぱつじゅ、じゅ、じゅ……?」

律子「慢性特発性受容体異常型エストロゲン分泌過剰症候群」

亜美「え゙っ、なんで一発で覚えてんのきもちわるっ」

律子「……」ニッコリ

(ゴチィンッ!)

亜美「あいってぇぇぇぇええ!!!」

P「略して女の子病」

春香「なんて身も蓋もない略称なんだろう……」
205 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/08/08(水) 23:59:08.76 ID:DMvN5ybr0

P「先生が言うには、エストロゲン……いわゆる女性ホルモンの一種が異常に分泌される日があるんだって」

P「まず過剰分泌の第一ピークを初日の睡眠中に迎えて、身体が女の子になって」

P「起きた後も一日をかけて徐々にエストロゲンが分泌されて、心も女の子になって」

P「その夜、寝てる間に過剰分泌されたエストロゲンが一気に分解されて、元に戻るんだって」


伊織「予想外にすごくそれっぽいように聞こえる話が出てきたわね……」

雪歩「でも、ホルモンバランスの関係で精神面が左右される、っていうのはまだわかるけど……」

千早「身体が骨格レベルで変わるのは全く意味が分からないわ……」

P「人体の神秘ってすごいね、やよいちゃん」

やよい「はいっ! 弟達もついこの前までこーんな小っちゃかったのに、人ってあっという間に大きくなるんですよね!」

小鳥「いやいやいや、質量保存の法則に反した神をも恐れぬ所業ですからね?」


貴音「……それで」

高木「?」

貴音「問題は、そのような体質になった原因、ですね……?」

P「……ええ」


「「「「「…………!!」」」」」ゴクリ...
206 : ◆on5CJtpVEE [saga]:2018/08/09(木) 00:33:04.92 ID:w07cZMwT0

P「エストロゲンの異常分泌の引き金は、不特定多数の女性との親密で、継続した接触」

P「特定少数ではなく、様々な女性のフェロモンを多量に取り入れることで、組織が活性化するの」


小鳥「ピヨッ! ふ、不特定多数なんて、なんてふしだr」ドキドキ

律子「……」ベシィッ!

小鳥「いたぁっ! そ、そんな一瞥もくれず無表情で叩かなくても!?」


P「……要はプロデュース活動ね」

貴音「つまり……病を治すには……」

P「……そう」



P「つまり、プロデューサーを辞めなさい、というお話でした」



「「「「「…………」」」」」







「「「「「えええええええええええええええええええええ!?!?!?!??!?」」」」」
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/09(木) 07:52:15.53 ID:zm1vXq2GO
ASのPでそうなるならシンデレラとミリオンのPは女の子の日の方が多いんだろうな
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/09(木) 10:17:15.03 ID:lUJ+PEmuo
女体化武内Pか…
アリか…?
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/09(木) 12:19:29.49 ID:zTPwu2duo
ほぼ常務やん
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/09(木) 14:32:17.28 ID:AaSb7wvCO
なら315にしばらく行けばいい
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/09(木) 22:55:03.01 ID:iDMMOi5XO
プロデューサーさんの判明するの早いですよ!
こういうのはメインヒロインのわた春香さんが終わったあとに判明するべきだと思います!
まだわた春香さん回やってないんですよ!プロデューサーさん早○ですよ!○漏!
212 : ◆on5CJtpVEE [sage]:2018/08/11(土) 07:59:00.73 ID:5Cf0QPLfO
この日のりんかい線に乗ると夏の匂いがする
またあの夏に帰ってきたんだな、ってギャルゲの主人公のような感傷に浸る
なおヒロイン

女体化武内Pってロリ枠だと思っていいんですかね……
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/12(日) 02:47:33.72 ID:poNKwACGo
流石にロリ枠ではなくないか?
小さかったら武内Pの個性が半減する気が
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/12(日) 16:35:14.06 ID:k4XKVYIA0
包容力がある無口ゴリラとか
215 : ◆on5CJtpVEE [sage]:2018/08/16(木) 16:08:27.11 ID:YTYTJFMoo
武内くんは最年少クラスなのでロリと言っても過言ではない(錯乱)
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/17(金) 01:23:17.88 ID:dl84+D0+O
中身はもう二十歳なってるしロリは難しいような…
なっても奏さんとわかるわさんを足して二で割った感じ?
217 : ◆on5CJtpVEE [sage]:2018/10/20(土) 22:42:42.42 ID:UIIxJveLo
復ッ
活ッ

速報板
復活ッッ

スレ復活まではもうちょっとお待ちくださいネ
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/20(火) 06:18:31.97 ID:rXTePfmLO
姉(C)マダ→?
もう一月経ったYO→
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/12/04(火) 02:48:47.63 ID:nmY7XTYK0
ほしゅ
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/17(月) 14:53:12.19 ID:z2gCLo35O
もうすぐ2カ月経っちゃうYO→姉(C)
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