カイト「就職が決まったそうだなクリス」 X「ああ」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 18:17:01.03 ID:p25z4MOs0
X「ついに私も働く時が来たようだ」

カイト「…そうか」

X「トレードマークの長髪もバッサリ斬り落とし…」

W「良く言うぜ。何社も何社も落ちてたくせに」

X「カイトもそろそろ将来を決めるべきだぞ」

カイト「…」

W「学者なんて食ってけねえぞ?プロの世界に来いよ」

X「いいや堅実に働いた方がカイトらしい」

カイト「俺の道は俺が決める」

X「そんな事を言っていると私のように働きたくても働けない病にかかってしまう。今この場で決断すべきだ」

カイト「…」

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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 18:25:04.59 ID:p25z4MOs0
翌日

カイト「結局答えが見つからぬままか」

アストラル「カイト!こんな所に居たのか!」

カイト「アストラル…何故お前が」

アストラル「この世界を新たな危機を伝えに来た」

カイト「新たな危機?」

アストラル「そうだ。だが遊馬が見つからなくてな」

カイト「あいつは修学旅行らしいぞ」

アストラル「学生らしい生き方をしているのか遊馬も」

カイト「凌牙らバリアン連中は施設入りだ。街で派手に暴れてな」

アストラル「こんな時に遊馬もシャークも不在とは…」

カイト「俺1人で十分だ。言ってみろ」

アストラル「アカデミアと呼ばれる組織」

カイト「知らんな」

アストラル「そこの首領が様々な世界のデュエリストの毛を狩る毛狩りを行っているそうだ」

カイト「毛狩りだと?そのアカデミアは」

アストラル「私の掴んだ情報では既に到着しているようだ」

カイト「毛狩りに何の意味があるんだ」

アストラル「それは私にもわからない」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 18:39:13.59 ID:p25z4MOs0
バレット「聞け!我らがプロフェッサーはスキンヘッドであらせられる。故にデュエリストはハゲで無くてはならぬのだ!」

カイト「暴論だな」

バレット「むっ!貴様は天城カイトだな」

カイト「お前もそこに居る兵隊連中も頭髪があるようだが」

バレット「これはヅラだ」

カイト「お前達の都合何ぞでハゲを増やすわけには行かん」

バレット「フッ…この数で我々に勝てるとでも」

カイト「雑魚は群れようと所詮は雑魚だ。そいつ以外はな」

「…」

アストラル「見た事も無いD・パッドだな。それにD・ゲイザーも見当たらない」

バレット「私達をバカにしているのか?ならば人海戦術も怖さを思い知るがいい!」

ゾロゾロ…

バレット「行け!そして身の程知らずの天城カイトをハゲにしてしまえ!」

アストラル「これを受け取れカイト」

カイト「…」

「兵隊程度では奴には勝てぬ」

バレット「いいや勝つ!私なら間違いなくこれだけの数を相手にすれば敗北する」

「…」

バレット「大体雇われ者が私に意見などするんじゃない。私はプロフェッサーの右腕だぞ」

「…」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 18:58:34.84 ID:atd+BmLSO
ボーボボ
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 19:39:08.48 ID:p25z4MOs0
「甘く見すぎたようだな」

バレット「くっ…」

カイト「お前達が装着しているこいつは使えるな」

バレット「先生!お願いします!」

「…」

カイト「お前のような男が毛を狩る理由は何だ」

「守るべき者の為」

カイト「ならばお前の守るべき者ごと破壊してやる」

バレット「待て!それでもお前は人間か?たかが毛狩りでこいつは…」

「言うな」

カイト「俺には無関係だ」

「彼の言う通りだ。お互い引けぬ戦いがある」

バレット「やめろ。プロフェッサーの怒りを買うぞ」

カイト「名は」

亮「丸藤亮…人は俺をカイザーと呼ぶ」

アストラル「あっちの巨体とは比べ物にならない…恐らくミザエル並の実力者」

カイト「デュエルでケリを付ける」

亮「望むところ」

バレット「愚か者め…何処までも忌々しい男だ」

「た、隊長…このままでは我々は」

バレット「ま、待て…何か手がある筈だ」

「こ、こうなればカイザーと天城カイトが装着しているデュエルディスクを狂わせ次元の果てにでも飛ばしてやりましょう」

バレット「それだ…奴を失うのは我らにとっても痛手だが…死んでもらうしかあるまい」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 20:05:59.69 ID:p25z4MOs0
亮「先攻は俺からだ!」

カイト「…」

アストラル「敵の動きが怪しいぞ」

カイト「好きにやらせておけ」

アストラル「しかしカイト」

亮「魔法『サイバー・レヴシステム』を発動!自分の手札または墓地からサイバー・ドラゴンを1体選び特殊召喚する。俺は手札からサイバー・ドラゴンを特殊召喚!」

亮「カードを1枚伏せてターンエンド!」

カイト「俺のターン!」

バレット「準備完了か!?」

「い、いえ狂わせるにしてもどうやるか…」

「我ら部隊は科学にはからっきしですし」

バレット「くっ…ならば」

「奥の手ですね隊長」

バレット「袋叩きしかあるまい!立ち上がれアカデミアの戦士よ!全軍突然!!」

「オオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ドドド

アストラル「どうするカイト」

カイト「…」

亮「俺の邪魔をする気かバレット」

バレット「愚問だな。任務達成こそが使命!」

亮「貴様…それでも戦士か」

バレット「戦士である前に1人の社会人だ!大体サイバー流とかいう意味不明な流派を掲げているが常識のある大人が見れば単なる危険人物だぞ!」

アストラル「今のうちに撤退しよう」

カイト「丸藤亮…次こそはケリをつける」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [hage]:2018/04/15(日) 20:33:55.31 ID:p25z4MOs0
零王「…」

ドクトル「ククク…所詮は脳みそまで筋肉で出来ているバレットだ。いつかは失敗する事が見えていた」

バレット「な、何だと!?」

ドクトル「ですよねプロフェッサー」

零王「下らぬ争いはやめろ」

バレット「も、申し訳ありません」

ドクトル「…」

零王「バレットの力そしてドクトルの知恵…お前達が力を揃えれば遊城十代とて敵では無い。いいやあらゆる世界のデュエリストすらも屈服する」

バレット「私はこういう奴は嫌いです」

ドクトル「私も力押しを好む野蛮人は無理ですね」

零王「少しは協調性というものは無いのか?」

ドクトル「ありません」

バレット「お言葉ですがドクトルと手を組むぐらいなら腹を切った方がマシかと」

零王「そんな事を言っていると全世界毛狩り計画は達成できんぞ!それでもいいのか!?」

バレット「それは…」

ドクトル「…」

零王「そうだろ?ならば戦闘軍団と科学軍団で力を合わせよ!」

バレット「それとこれとは話が別ですよプロフェッサー!」

ドクトル「こんな軍人共とは手を組めません」

亮「天城カイトとの決着は俺がつける。お前達の手は借りぬ」

零王「どいつもこいつも…もういい。シンクロ世界のロジェに期待しよう」

バレット「ロジェ?あのポンコツが向かったのか」

ドクトル「あいつは昔から何を考えているのかサッパリだ。しかしロジェの手柄は我ら科学軍団の手柄だよ。ヒヒヒ」

バレット「愚かな男だ。ロジェはお前なんかより強かな奴だぞ?平気な顔をして仲間を裏切るタイプの人間だ」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 20:43:32.53 ID:p25z4MOs0
アストラル「あれから数日か」

カイト「…」

アストラル「君は何を考えている?」

カイト「何もだ」

アストラル「…」

カイト「だが一つ言える事がある。俺には結局デュエル以外に無いと言うことだ」

アストラル「カイト…」

カイト「1度はデュエルを捨てようとした男が結局はデュエルにしがみ付いている」

アストラル「いいやそれが人間だ」

カイト「奴らの次なる座標はシンクロの世界と記載されている」

アストラル「こんな機密情報をデュエルディスクとやらに残しているなんて」

カイト「俺の親父やドン・サウザンドに比べれば楽な相手だろ」

アストラル「だが次の相手は組織だ。数だけなら群を抜いている」

カイト「所詮は数だけだ」

アストラル「行くのか」

カイト「お前はどうする。遊馬の帰りでも待つか」

アストラル「いいや着いて行こう。遊馬ならそうする」

カイト「[ピーーー]ば帰れぬぞ」

アストラル「伊達に何度も死んでないさ」

カイト「…好きにしろ」

アストラル「そうさせてもらう」

カイト「シンクロ…どういう世界かは知らんが毛狩りなどと言う下らん野望を止めてやる」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 07:05:43.74 ID:fDwe/TEDO
説明口調で目が滑る
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