アスカ「強くてニューゲーム」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :>>1 :2018/05/16(水) 18:02:24.19 ID:mEI1LUBF0
アスカ「…………ん……」

アスカ「……いたい……っ?」ムクッ

アスカ「……?ここ、どこよ?」

アスカ(あたしは、確か……弐号機の中に居たはず)

アスカ「……?あ!ここ、あたしがドイツに居た時に使っていた部屋じゃない!」

アスカ「けどなんでこんな所に?」

アスカ(えーっと、確か……弐号機に乗って、戦自と戦って……)

アスカ(その後量産機と……っ)ゾクッ

アスカ「……あたし、死んじゃった?」

アスカ(となるとここは天国?でも、なんでこの部屋なのよ……)

アスカ(ん……?)

アスカ「今日は6月21日?って……この日、確か……」

アスカ「第三の使徒が襲来した前日、よね」

アスカ「……この卓上時計が間違ってる可能性は……無いわね、ネットワークを利用してた気がするわ」

アスカ「……使徒、エヴァ」

アスカ「っ!そうよ!弐号機!……ママっ!」


プロローグ『アスカの補完計画』



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1526461343
2 :>>1 :2018/05/16(水) 18:03:28.54 ID:mEI1LUBF0
新世紀エヴァンゲリオンにて、旧劇のラスト、サードインパクトが起きた時点でアスカが過去に戻った状況です。
劇中描かれなかった部分は漫画などからの想像になっております。また、日常の様子は現実の2015年の日本をイメージしております。
旧アニメのストーリーのを軸として進行します。
稚拙な文ですが、お楽しみいただけたら幸いです。
3 :>>1 :2018/05/16(水) 18:05:00.72 ID:mEI1LUBF0
アスカ「ママ……」

弐号機『……』

アスカ(ドイツ支部のまんまの配置ね……やっぱりここはドイツ??)

アスカ「……これ、夢じゃないの?」

アスカ「なら、あたしは生き返ったの?どうしてここにいるの?……サードインパクトのせい?」

アスカ「……ママ、教えてよ……」

弐号機『……』

アスカ「……そうよね、話せるわけないわよね、だってこれエヴァだし…」

加持「……アスカ?こんな所でどうしたんだ?今日は休みだろ」

アスカ「……!加持……さん……?」

加持「なんだ、そんなに驚いて……」

アスカ「え、いや、えっと……か、加持さんこそなんでこんな所にいるのよ!」

加持「ん……俺は、まぁ、仕事だよ」

アスカ「そ、そう……」

加持「じゃ、またな、アスカ」

アスカ「う、うん……」

アスカ(どういうこと?加持さんが生きてる……?)

アスカ(……やっぱり…)
4 :>>1 :2018/05/16(水) 18:06:25.18 ID:mEI1LUBF0
-その日の夜、アスカの部屋-
アスカ「……タイムループ」スマホポチポチ

アスカ「これが有力かしら……後、バタフライエフェクトって言うのがあるらしいわね」

アスカ「蝶の羽ばたきは世界を変える……か。あたしがすべきことは今まで通り振る舞うか、敢えて未来を変えてみせるか……」

アスカ「って何なのよもう!訳わかんない!」

アスカ「……確か後3時間ね。日本で第三使徒が確認されるの」

アスカ(使徒のデータ……あんなもの見せられたところで、って感じよね。同じような使徒なんてほとんど居ないじゃない)

アスカ「……シンジ……ミサト……ファースト……」

アスカ「考えても無駄ね。あたしが居なくても勝てたんだし、今回も何事もなく勝てるでしょ……」

アスカ「……寝よっと」
5 :>>1 :2018/05/16(水) 18:07:29.27 ID:mEI1LUBF0
ドイツ支部員1「第三使徒、殲滅されたそうね」

ドイツ支部員2「らしいな。データは届いてるのか?」

ドイツ支部員3「既に弐号機パイロットには渡してあるさ」

ドイツ支部員1「さっすが!仕事早いわね〜」

アスカ「……」

アスカ「同じような資料ね。まぁ細部までは覚えてないけどさ」

アスカ「……そう言えばもうそろそろね、シンクロテスト」

アスカ「……エヴァ。使徒。……ママ」

アスカ「はぁ、分かんないことだらけね」
6 :>>1 :2018/05/16(水) 18:10:06.72 ID:mEI1LUBF0
ドイツ支部員1『アスカ、準備はいい?』

アスカ「えぇ、オッケーよ」

ドイツ支部員1『弐号機シンクロテスト、開始』

アスカ(…………懐かしい匂い……)

アスカ「……ママ」ボソッ

ドイツ支部員2『なっ!?弐号機シンクロ率……70%をオーバーしています!』

ドイツ支部員3『有り得るのか!?』

アスカ(ママがあたしと居てくれる……)

ドイツ支部員2『なっ、弐号機シンクロ率上昇、80、90、100……ひゃ、132.5%です!』

アスカ「……今じゃない、か」

ドイツ支部員2『!?に、弐号機シンクロ率低下……50%に落ち着きました』

ドイツ支部員3『どうなっているんだ、こんなことが……』

ドイツ支部員1『アスカ……』

弐号機『……』ググッ

加持(132.5…信じ難い数値だな。……碇司令に伝えておくか)
7 :>>1 :2018/05/16(水) 18:13:22.45 ID:mEI1LUBF0
アスカ「ダメね、あまり高いシンクロ率を出すと驚かれてしまうわね」

アスカ「……あの感じ、分かる。ママが居てくれる。一緒に居てくれる……」

アスカ「……私、ママと一緒に戦うわ……この先も、ずっと……」


時は経ち、第四使徒および第五使徒もミサトとシンジ、そしてレイ達によって撃破された。
多少の誤差はあっても、恐らく前回と変わってはいない。


-弐号機格納庫-
アスカ「……いよいよ明日ね。」

アスカ「海上に第六使徒のあいつがいるわ。」

アスカ「口内にあるコア。口に飛び込んで無理やり叩き割ってやるわ」

アスカ「まっ、あたしにかかれば余裕よね!」

アスカ「それじゃ、おやすみ、ママ」

アスカ「また、明日ね…」

弐号機『……』
8 :>>1 :2018/05/16(水) 18:14:41.34 ID:mEI1LUBF0
-2015年9月20日、太平洋艦隊上-
アスカ「騒がしいわね。……あいつらが来たのか」

アスカ「やっほー、ミサト。元気〜?」

ミサト「あら、アスカ。おっきくなったわね〜、そうそう、今日はサードチルドレンがいるわよ!」

アスカ「ふーん、サードチルドレンが……」

トウジ「なんや、えらいべっぴんさんやぞ」コソコソ

ケンスケ「この人がセカンドチルドレンなのかな」コソコソ

シンジ「多分そうだよ」コソコソ

アスカ「なーにコソコソしてるのよ。それより、サードチルドレンは何方?」

シンジ「あ、えっと、僕、だけど……」

アスカ「そう。あたしは惣流・アスカ・ラングレー。弐号機のパイロットよ。宜しくね」

シンジ「あ、うん、えっと、僕は碇シンジで、初号機のパイロットだよ。宜しく」

アスカ「それじゃ、あたし弐号機の所に居るから」

ミサト「あら、もう行っちゃうの?残念だわ」

アスカ「じゃ、まったね〜、ミサト」

ミサト「えぇ、またね〜」

ミサト(アスカ……何だか変わったわね)

アスカ(さて、使徒に備えなきゃね)
9 :>>1 :2018/05/16(水) 18:15:35.29 ID:mEI1LUBF0
アスカ「……三馬鹿はあたしのこと覚えてないらしいわね」

アスカ「ミサトはあたしのことを知ってたってことは……やっぱり過去に飛んでるのね」

アスカ「……ママ……」

アスカ「らしくないわよ、アスカ。それにもうじきあの魚みたいな使徒がやってくるわ」

アスカ「口の中飛び込んでコアにナイフを突き刺す……多分これで殺れるはず」

アスカ「きっと上手くいくわ、アスカ……そうよね、ママ?」

弐号機『……』

アスカ「……」

ゴオォォン!

アスカ(……!!来た!)

アスカ「行くわよ、アスカ!」
10 :>>1 :2018/05/16(水) 18:17:26.37 ID:mEI1LUBF0
ミサト「使徒!?まずいわね、艦長の所へ向かうわよ!」

シンジ「み、ミサトさん!あれ!」

ミサト「な、弐号機!?」

ミサト「……とにかく急ぐわよ!皆!」

シンジ、トウジ、ケンスケ「はい!」

ーーー

弐号機『……』

アスカ「……弐号機、ミッション開始」

艦長『今すぐそれを止めろ!』

ミサト『お言葉ですが、あれはどー見ても使徒ですわ!』

艦長『えーい!』

ミサト『うるさいわね〜、アスカ、やっちゃいなさーい!』

アスカ「分かってるわよ!残り62秒でケリを付ける!」

弐号機『……!!』グワッ

艦隊員『弐号機着艦します!衝撃、来ます!』

弐号機『……!』ドォォン!!

アスカ「さぁ来なさい!」

使徒『……!!』ガブッ

ミサト『弐号機が飲まれた!?』

アスカ「この……中に……」ジャキン!

ミサト『ナイフを装備?……まさか!』

アスカ「どぉりゃぁぁぁぁぁあ!!!」

弐号機『ウオォォォォォン』カッ

使徒『……!!!』

ドォォォォ……
11 :>>1 :2018/05/16(水) 18:18:29.59 ID:mEI1LUBF0
リツコ「海上で使徒と遭遇、ね」

ミサト「えぇ、不幸だったけれど、コアのみが潰れただけの綺麗なサンプルは持ち帰ったわよ」

リツコ「……もっと面白いデータが取れてるわよ。戦闘時、弐号機のシンクロ率が150%を超えたわ」

ミサト「な、150%を!?」

リツコ「えぇ、一瞬ね。コアにナイフを突き刺す瞬間だけよ」

ミサト「……コア」

ミサト(そう言えばアスカ、迷うことなく口の中に突っ込んでいったけれど……何故あそこにコアがあるとわかったの?)

ミサト「……」

リツコ「……ふぅ。それで、確か一緒に暮らすことになったのよね。あなたとアスカ……つまりサードとセカントのチルドレンが」

ミサト「アスカがあんなお願いしてくるなんて、びっくりだわ」

アスカ(べ、別にシンジと暮らしたいんじゃなくて、前回と変わらないようにしてるだけだってんの!)

アスカ(……って、あたし誰に言い訳してんのよ…)
12 :>>1 :2018/05/16(水) 18:19:29.27 ID:mEI1LUBF0
アスカ「あれからあたしは極力『惣流アスカ』として振舞った」

アスカ「……不思議な感じがするわ。心が冷めきってるというか……」

アスカ「……」

アスカ「第七使徒は手こずることなく倒せた。簡単な話、武器を二つ使って同時にコアに突き立てるだけ」

アスカ「その後は大体前回と同じ。マグマを潜って、捕獲に失敗。その後来たやつはライフルで1発だったわ」

アスカ「そして次が」

アスカ「天より飛来する最大の使徒、ってわけね」

アスカ「……なーんちゃって、ま、余裕よ余裕!」
13 :>>1 :2018/05/16(水) 18:20:28.09 ID:mEI1LUBF0
アスカ「……余裕じゃなかったんですけど……」

ループ.3回目

アスカ「まさか、シンジが受け止められずそのままNERVがバーンって消えちゃうとは」

アスカ「……うーん……悩ましいわね」

アスカ「それ以外の奴は楽に勝てたのになー」

アスカ「ま、当然よね。何せあたしは全部分かってるんだし!悩む必要ないって感じー?」

アスカ「それにしても、負けたらこの部屋に戻ってくるのかしら?」

アスカ「……………………気持ち悪い」

プロローグ『アスカの補完計画』 -了-
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/16(水) 18:20:59.89 ID:13HZPNcQ0
量産機にやられて過去に戻ったって言うならアスカの精神は一番やばい状態だったはずなのに冷静すぎない?
15 :>>1 :2018/05/16(水) 18:21:05.90 ID:mEI1LUBF0
テレテレレテテレレレッレレレッレレー
次回予告
過去に戻ったアスカ。
弐号機に眠りしアスカの母。
自らの手で未来を掴もうとする少女に、現実は残酷なまでに重くのしかかる。
果たしてアスカはこのループから抜け出せるのか?

次回、第一話『魂のかたち、こころの壁』

この次も、サービスサービスゥ!
16 :>>1 :2018/05/16(水) 18:21:50.30 ID:mEI1LUBF0
とりあえずここまで投下です

読んでくれたら嬉しい

アスカは超可愛いので、みんな旧劇も見てね
17 :>>1 :2018/05/16(水) 18:23:53.80 ID:mEI1LUBF0
>>14
正確にはちょっとズレてますからね

このアスカが量産機に負けたアスカなのかは分からない、的な感じです
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/16(水) 18:30:22.98 ID:9QILKCDg0

アスカがループは珍しい、シンジをどう育てるかがミソかね
エタらないことを願う
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/16(水) 18:36:16.12 ID:ZeIJCcZJ0
アスカが活躍するとシンジが成長しないから詰むのか
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/16(水) 19:19:38.65 ID:+e1j9rA9o
八幡「入学式の日に犬が飛んできたから蹴り返した話」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1526039029/
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/16(水) 20:27:23.27 ID:IZnce12h0
実はアスカ視点で碇シンジ育成計画なのではww
期待
22 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/16(水) 21:03:17.01 ID:mEI1LUBF0
アスカ「……無理」

アスカ「無理無理!何なのよ!無理に決まってるじゃんこんなの!」

アスカ「降ってくるやつ全然止めないじゃないバカシンジ!!」

アスカ「というかその前の使徒にもあいつ1回負けてるんですけど!バカシンジとミサトは何やってんのよ〜!!」

アスカ「はぁ……でもそうね、今回で10回目だし……」

アスカ「そろそろまともに解決策を考えないとよね〜」

第一話『魂のかたち、こころの壁』
23 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/16(水) 21:04:48.07 ID:mEI1LUBF0
とりあえずコテ付けておきますね
名前はそのうち考えるかも知れません

更新方法なんですが、溜めたものを投下か、溜めたものを投下した後もゆっくり書いていくか

どっちがいいですかね

とりあえず第一話、ちょこっと落としていきます
24 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/16(水) 21:05:38.43 ID:mEI1LUBF0
アスカ「解決策ねぇ……というか問題なのは、毎回あいつが落ちてくる位置とミサトの指定する位置の両方がバラバラってことよ!」

アスカ「そして、毎回あたしでもファーストでもなく、バカシンジの近くに落ちるんだもんね」

アスカ「これぞ『バタフライエフェクト』の影響ってわけね」

アスカ「……となるとやっぱ、シンジをどう動かすかよね」

アスカ「バカシンジを強くしないことには、あの目玉おばけは突破出来ない、か」

アスカ「とりあえずまとめてみるわ!」

ノート『
第五使徒←たまにバカシンジがミスる

第六使徒←あたし単独でやれる

第七使徒←単独でやれるけどシンジが成長しない?

第八使徒←マグマのやつ

第九使徒←パレットあれば余裕

第十使徒←バカシンジが止めなきゃいけない


アスカ「……あぁ、あのコア2つあるやつをあたしが瞬[ピーーー]るから悪いのか」

アスカ「つまり、あいつを倒す過程でバカシンジを強くしなきゃってわけね!」

アスカ「その後のマグマのやつも、今となっては一人で処理できるけど、確かはじめはあいつに借り作っちゃったしな〜」
25 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/16(水) 21:07:12.11 ID:mEI1LUBF0
アスカ「んー、とりあえずはバカシンジを強くするために、あいつに訓練を課さなきゃってわけよね!」

アスカ「そうね……とりあえずそれをするなら一緒に暮らした方が楽ね」

アスカ「……別に1人が寂しい訳じゃないけど、ほら、そっちの方が都合がいいし?」

アスカ「……」

アスカ「兎にも角にも、あいつにもっと自信を持って貰わなきゃ困るわ!」

アスカ「うーん、とりあえず厳しく行かなきゃよねぇ……」

アスカ「……そうね、エヴァの操縦で必要なことをとりあえずまとめてやるわ!」

アスカ「あくまでも、あたしが使徒に負けないために、ね!」
26 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/16(水) 21:08:10.24 ID:mEI1LUBF0
時は経ち、アスカ来日当日

アスカ「そろそろシンジたちが着く頃ね」

アスカ「それじゃあママ、またね!」

弐号機『……』ピクッ

ーーーー

アスカ「ミサト〜!元気だった〜?」

ミサト「あらアスカ!おっきくなったわね〜」

アスカ「ふっふーん!そ、れ、で、誰がサードチルドレンなのよ!」

シンジ「あ、えっと、僕、だけど……」

アスカ「そ。あたしは惣流・アスカ・ラングレー。弐号機専属パイロット、セカンドチルドレンよ!アスカでいいわ」

シンジ「あ、僕は碇シンジ。えっと、初号機のパイロットで……」

アスカ「知ってる知ってる。それじゃ、宜しくね?」

シンジ「あぁ、うん!宜しく…」

トウジ「うひょー、えらいべっぴんさんやぞ」コソコソ

ケンスケ「あぁ、碇のやつ羨ましいぃ〜」コソコソ

アスカ「それじゃあ、シンジは借りるわよ、ミサト!」

ミサト「え!?ど、どこ行くの?」

アスカ「あたしの弐号機を見せてやるのよ!それじゃ、まったね〜」

アスカ「さ、行くわよ、シンジ!」グイッ

シンジ「あ、ちょっと!じゃ、じゃあまた後で!」

ミサト「元気ねぇ〜。気を付けてよ〜」
27 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/16(水) 21:09:11.78 ID:mEI1LUBF0
アスカ「じゃっじゃーん!どう?これがあたしの弐号機よ!」

シンジ「へぇ…弐号機は赤いんだね」

アスカ「ま、それ以外にも違いはあるけど……それは置いといて、よ」

シンジ「?」

アスカ「あんたの戦闘映像を見せてもらったわ!」

シンジ「へ!?み、見たんだ……何だか恥ずかしいな…」

アスカ「とりあえず、よく倒したわね、とだけ言ってあげるわ!けど、戦い方が全然ダメね!」

シンジ「えぇっ!?……アスカはそんなに強いの?」

アスカ「えぇもちろ…っ!」ゴオォォン!

シンジ「うわぁ!な、何の音!?……!あれ、使徒!!」

アスカ「……いいわ、見せてあげるわ、サードチルドレン!」

シンジ「え?え?」

アスカ「あたしの戦いっぷりを見とけってことよ!行くわよ、弐号機!」

シンジ「あ、ちょ、アスカ!」

シンジ「……み、ミサトさんのとこに行かなきゃ!」

28 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/16(水) 21:10:40.18 ID:mEI1LUBF0
アスカ「さーて、こっからは余裕ねー」

アスカ「もう何回もやってるし、シンジに見せつけるためってだけだもんね」

アスカ「ママ、最初から全力で行くわ!あたしの力を見せつけてやるのよ!」

弐号機『…………』カッ

弐号機『グォォォォン!!』ググッ

アスカ「弐号機!発進!!」

ーーーー

シンジ「アスカ、凄いね……一瞬で使徒を倒しちゃった……」

アスカ「ふっふーん、どんなもんよ!……いいこと、バカシンジ!」

シンジ「バっ……!?」

アスカ「あんた、そのままじゃ死ぬわよ。大切なものを守れずに」

シンジ「……!」

アスカ「あたしが教えてあげるわ。エヴァの戦い方って奴をね!」

シンジ「え、えっと、うん……ありがとう」

アスカ(とりあえずはこんな感じでいいかしら?今までと違ってシンジの面倒見なきゃいけないなんて、面倒臭いわね!全く!)
29 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/16(水) 21:13:26.13 ID:mEI1LUBF0
とりあえず、ここまでです

ではまた書き溜めてきます
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/16(水) 21:52:57.41 ID:zEEIzNzuO
俺……憑かれてるのかな……アスカがムスカに見えたんだ……
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/16(水) 21:55:09.55 ID:f4UYxoi9o
そこまで強いわけじゃないのね
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/17(木) 10:26:34.39 ID:Z/AMkpC7O
マジレスすると人類補完計画あるなら成長しようがしまいがマダオやらユイがあの手この手でシンジ追い込もうとしてくるから一人で止められるかって話になるよな、どちらかといえば追い込む材料にされたアスカの方が成長しないとまた初号機覚醒からの補完計画発動待ったなしだわ
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/17(木) 18:24:26.92 ID:r9qbhEdwO
マダオって割とガチでまるでダメなおっさんだから困る
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/17(木) 18:36:25.12 ID:+B5QNpnEO
>>33
マダオについて銀魂ラジオ聴いてこい
杉田阪口が息子がマダオになりたいらしいけど、どうしたらいいかについてマダオの素晴らしさ語ってるから
マダオになることは光栄なことなんだと言ってるから
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/17(木) 19:06:37.86 ID:BV//7RLA0
アホカ
36 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/17(木) 20:30:32.61 ID:kX4fGjY50
>>1です
30分ほどしたら投下していきますね
とりあえず先に風呂入ってきます
37 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/17(木) 20:57:22.38 ID:kX4fGjY50
リツコ「お疲れ様、ミサト」

ミサト「ほんっと大変だったわ…まさか海で使徒と遭遇するとはね」

リツコ「輸送中の弐号機を狙った、と考えられるわ」

ミサト「傍迷惑なやつね。それより、どうだった、今回の使徒のサンプルは?」

リツコ「あまり解析は進んでないわね…。それより、弐号機のシンクロ率の方が気になるわ」

ミサト「?何%だったの?」

リツコ「172.3よ」

ミサト「……え?」

リツコ「瞬間最高シンクロ率は172.3%。それ以外の間も150%を超えるシンクロ率だったわよ」

ミサト「……それ、冗談じゃないわよね?」

リツコ「当たり前でしょ。……調査が必要だわね」

ミサト「けど、そんなこと……ありえるの?」

リツコ「論理的には可能、とMAGIは回答しているわ」

ミサト「……常軌を逸してる、わね」
38 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/17(木) 20:59:14.61 ID:kX4fGjY50
加持「いやぁ、波乱に満ちた船旅でしたよ」

ゲンドウ「あぁ……」

加持「これのせいですかね?」

ゲンドウ「恐らくな」

加持「……これは」

ゲンドウ「あぁ、最初の人類、アダムだよ」

加持「……それと、弐号機の件ですが」

ゲンドウ「……あのシンクロ率。弐号機に目覚められる訳には行かないのだがな。……明日、シンクロテストを執り行う」

加持「そうですか。では……」

ゲンドウ「あぁ、下がりたまえ」

加持(アスカ……一体どうなっているんだ?)
39 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/17(木) 20:59:55.52 ID:kX4fGjY50
アスカ(そんなこんなでミサトん家に転がりこんだわけだけど……)

アスカ「鍛えるとは言ったものの、何しようかしら」

アスカ「…とりあえず、やれることはやらなきゃよね」

アスカ「ということで、バカシンジには自分の戦闘を見て改良すべき点を見つけてもらうことにしたわ!」

シンジ「う、うん。分かったよアスカ」

アスカ「それじゃ、第三使徒の時のは見ても参考にならないだろうし、第四と第五使徒の方、ちゃんとやっとくのよー」

シンジ「あ、アスカ、どこか出かけるの?」

アスカ「なんか、日本に来たから一応シンクロテストと身体検査?をするらしいわ。それじゃ、行ってくるわねー」

アスカ(ま、この日に検査が入るのは毎回同じね)
40 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/17(木) 21:00:49.95 ID:kX4fGjY50
リツコ「それじゃ、シンクロテスト始めるわよ」

アスカ『はーい』

マヤ「シンクロ率62.3%…かなり高い値ですが……」

リツコ(テストの結果自体はドイツの時と同じようなものね。時々シンクロ率が異様に高くなるだけ、かしら)

リツコ「アスカ、シンクロ率がかなり低いわよ。余計なことを考えないで」

アスカ『あれ?そう?……うーん』

マヤ「……!センパイ、これ…!」

リツコ「シンクロ率79.4%……やはり、そうなのかしら……」

リツコ「オッケーよ、アスカ。テストの結果は後で伝えるわ。昼食を挟んで身体検査ね」

アスカ『はいはーい』
41 :?>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/17(木) 21:02:53.46 ID:kX4fGjY50
ゲンドウ「弐号機パイロットの身体検査の結果は?」

リツコ「異常はありませんでしたわ。遺伝子データも、100%アスカ本人であると考えて間違いありません」

リツコ「シンクロ率のMAGIによる誤差も認められませんでしたわ」

ゲンドウ「そうか……弐号機パイロットの『パターン』は?」

リツコ「その点もご安心ください。使徒ではありません。パターン青の痕跡も見つかっておりませんわ」

ゲンドウ「先の使徒による汚染でもない、と」

リツコ「えぇ。ただ……このシンクロ率は……」

ゲンドウ「あぁ……。恐らく弐号機パイロットはある程度シンクロ率を自由に定められるのだろう」

リツコ「もしそうだとするなら……。……アスカの処遇については?」

ゲンドウ「現状は要観察、だ。全時間監視の目を複数用意しておけ」

リツコ「かしこまりましたわ。では失礼」

ゲンドウ「……」

冬月「難儀なものだな」

ゲンドウ「あぁ……駒に過ぎない存在の覚醒……それは防がねばならん」

冬月「エヴァ弐号機の覚醒、か」

ゲンドウ「……」

冬月(……ユイ君の覚醒が行われさえすれば良い、というものでもないわけか)
42 :?>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/17(木) 21:04:14.18 ID:kX4fGjY50
-初号機格納庫-
アスカ「……」コツコツ

アスカ「初号機……」

初号機『……』

アスカ「……ねぇ、もしかしてあなたは……」

アスカ「ーーーーーーなの?」

初号機『…………』

アスカ「……」

アスカ「なーんてね」コツコツ

諜報員「弐号機パイロット、初号機格納庫を離れます」

ゲンドウ『何か喋っていたか?』

諜報員「口元は少し動いていましたが、声までは確認出来ておりません」

ゲンドウ『そうか。……引き続き頼む』
43 :?>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/17(木) 21:06:02.06 ID:kX4fGjY50
アスカ「たーだまー」

シンジ「あ、おかえり、アスカ」

アスカ「ん?この匂い……」

シンジ「えっと、晩御飯、作ってみたんだけど……」

アスカ「あら!やるじゃない!……っと、自分の戦闘データは見たの?」

シンジ「うん。えっと、どっちもあんまり上手く銃を使えて無かったなーって」

アスカ「……まさか、それだけなわけないでしょうね?」

シンジ「あ、あと!えっと、第四使徒の時、ナイフを突き立てて仕留めるまでに時間がかかったせいで危険だった、とか」

アスカ「まぁ、そうね。……今後は自分の動きをより意識しながら訓練してみるといいわ。多少マシになるでしょうよ」

アスカ「ま、とりあえずご飯食べましょ!何作ったの?」

シンジ「えーっと、お味噌汁と肉じゃが、野菜のソテーだよ」

アスカ「へぇ……見た目は悪くないわね。それじゃ、手、洗ってくるわー」

シンジ「うん」

シンジ(なんだろう。始めて一緒に暮らしてるのに、懐かしい感じがする……)

シンジ「良いな、こういうのも」
44 :?>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/17(木) 21:08:47.05 ID:kX4fGjY50
アスカ「いっただっきまーす!」

シンジ「いただきます」

アスカ「あれ?そういやミサトは?」

シンジ「この間の使徒のことの後始末で、今日は帰れないって電話あったんだ」

アスカ「あっそう。ミサトも大変ねー。ん、この肉じゃがなかなか悪くないじゃない」

シンジ「あはは、ありがとう」

ーーーー

アスカ「それじゃ、おやすみ。いい、部屋覗いたら許さないから!」

シンジ「わ、分かってるよ!おやすみ」

アスカ「ふんっ」ガラガラピシャ!

アスカ「……」パラパラ

アスカ「……『バカシンジ観察日記』、一日目」

アスカ「……こんなところかしら」

アスカ「……それにしても、なーんであたしだけループしてんのかしら」

アスカ「……もしかして、バカシンジ達もループしてたりするのかなぁ?」

アスカ「……そりゃないか。もしそうなら流石に目玉おばけは受け止められるわよね」

アスカ「……エヴァの秘密、か。弐号機の中にいるママ…」

アスカ(……碇司令の目的が分からないことには、迂闊なことは出来ない、か)

アスカ「……それじゃ、おやすみ、ママ」
45 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/17(木) 21:10:07.99 ID:kX4fGjY50
なんか名前欄に『?』が付いてますね
気にしないでください

ここで一旦投下終了です

見て下さってる方、ありがとうございます
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/17(木) 21:40:42.89 ID:O7bGSi6MO
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/17(木) 22:29:25.48 ID:UixGTZf3o
乙乙
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/18(金) 02:52:28.72 ID:3mTWa4EFO

覚醒で思ったんだが弐号機ってキョウコの魂というか心の一部しか入ってないけど初号機みたいに覚醒するんかな?
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/05/18(金) 03:46:05.03 ID:mkgFDlEGo
多分、覚醒はしないと思うけど、SSでそこまで細かい事を言うのも野暮かなと。エヴァSSは最近はもうほとんどないし、とりあえず期待
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/18(金) 04:11:45.29 ID:eOmmtZnh0
確かにエヴァSSは珍しいからねぇ
難解というか明らかでない設定のほうが多い作品だし、まあ素直に楽しみにしよう
51 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/18(金) 12:40:26.10 ID:Bg3nOdaWO
使徒戦投下していきます
52 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/18(金) 12:41:53.19 ID:Bg3nOdaWO
-時は経ち、第七使徒襲来-
ミサト「準備はいいわね、シンジ君、アスカ」

アスカ『もちろんオッケーよ、いつでも来なさい!』

シンジ『僕も準備出来てます』

ミサト「良いわね、敵が水中から出てきたところを狙い撃ち。アスカは近接戦闘で、シンジ君はアスカの援護射撃をお願い」

ミサト「それでは…エヴァ初号機及び弐号機、発進!」

ーーーー

-弐号機プラグ内-
アスカ「バカシンジ!」

シンジ『わっ、えっと、どうしたのアスカ?』

アスカ「あたしが使徒に近付くまでの間は援護射撃をして。その後は一旦射撃を止めて、やつの出方次第ではあんたもこっちに来なさい」

シンジ『…二人で攻め込むってことだね。了解だよ』

アスカ(ふぅ、あの訓練でバカシンジも多少なりとも強くなったでしょうよ)

アスカ(まずは1回目のように真っ二つに切断する。これ自体は楽勝ね。その後は二つに分かれて動いてくるから…)

アスカ(バカシンジの動きに合わせて同じタイミングでコアを貫く。これで出来なかったら1回目のようになるわね)

アスカ「行くわよっ!」

シンジ『了解!』
53 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/18(金) 12:42:42.91 ID:Bg3nOdaWO
使徒『……!!』ザバッ

弐号機『……!』グォンッ

初号機『……』パパパパパパ

シンジ『なんだあれ……コアが二つ?』

アスカ「行けるわっ!ママ……っ!」

弐号機『ウオォォォン』カッ

弐号機『ウォォ』バキン

使徒『……!?』ズシャァァァ

シンジ『凄い、使徒を一発で……!』

ミサト『アスカ!ナーイス!』

アスカ「ふっふーん!楽勝ね!」

アスカ(ま、まだ続くんだけど…)
54 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/18(金) 12:43:54.26 ID:Bg3nOdaWO
使徒『……』ピクッ

シンジ『……!アスカ、まだ動いてる!!』

アスカ「!!」

使徒『……!』

使徒・甲『……』
使徒・乙『……』

弐号機『……!』バッ

アスカ「分裂した!?…くっ、バカシンジ!援護射撃再開!右側の方!!」

シンジ『わ、分かった!』パパパパパパ

ミサト『そんなのありぃ!?くっ、アスカ、シンジ君、落ち着いてコアを狙って!』

アスカ「分かってるわよ!ふんっっ!」

アスカ(ま、これも無駄なんだけど、必要な演出よね)

使徒・乙『……!』

アスカ「なにこれ、効いてない!」

シンジ『こっちもだ!』
55 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/18(金) 12:44:52.06 ID:Bg3nOdaWO
アスカ「ぐっ、バカシンジ!一旦下がって!!体勢を立て直すわ!」

シンジ『え!?わ、分かった!』

ミサト『二番から八番までの弾幕張って!!』

アスカ「……ふぅ。シンジ、ちょっといいかしら」

シンジ『えっと、何?』

アスカ「あの使徒、二体同時に攻撃してみたらどうなるのかなって」

シンジ『同時に?』

アスカ「そ。あんたもソニックグレイヴ使いなさい。あんたに合わせてあたしがコアを狙うわ」

シンジ『つまり、二人で同時にあいつを攻撃するってこと?で、できるかな……』

アスカ「出来る出来ないじゃないわ。やるのよ。分かったわね」

シンジ『……うん。分かった』

アスカ「行くわよ!」

アスカ(ここで無理なら…爆雷頼り、ね)
56 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/18(金) 12:47:25.71 ID:Bg3nOdaWO
アスカ「ATフィールド、全開!」

シンジ『フィールド全開!』

アスカ「一瞬でケリを付けてやるわ!」

弐号機『ウォン!』シュバッ

シンジ『ぐっ、うおぉぉ!!』

アスカ「シンジ!右肩を切り落とすわよ!3秒前!2、1…」

アスカ・シンジ「『ここだぁぁ!!!』」ズシュッ

使徒・甲『……!!』ブシュゥ
使徒・乙『……!!』ブシュゥ

シンジ『すごいよアスカ、効いてる!』

アスカ「やっぱりね……シンジ、次はタイミングを合わせてコアを狙うわ!」

使徒・甲『!!』バッ

シンジ『うおっ!くぅっ』ギリギリ

アスカ「シンジ!くっ…」

アスカ(どうする……あの動きが出来ない以上、同タイミングでコアを破壊なんてほぼ不可能……)

使徒・乙『!』ババッ

アスカ「……ちっ、邪魔しないで!」

使徒・乙『!?』ドンッ

アスカ「シンジ!さっさとそいつから離れなさいよ!」

シンジ『わ、分かってるよ……』グググ

ミサト『アスカ!シンジ君と使徒を引き離して!』

アスカ「分かったわよ!全くも〜!」

シンジ『わっ!あ、ありがとうアスカ』

ミサト『二人とも一旦下がって!…悔しいけどN2爆雷を使うわ!』

アスカ「んなっ!?……仕方ないわね、分かったわ!」

アスカ(あーあ、残念だわ)

シンジ『ぼ、僕のせいで……』

アスカ「何ぼさっとしてんのよ!……あと、あんただけの責任じゃないわ、あんたの司令塔であるあたしにも問題があるわよ!」

アスカ「分かったら返事!あとさっさと撤退!!」

シンジ『えぇっ!?アスカが司令塔なの!?わ、わかったわかった!戻るよ!』
57 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/18(金) 12:48:24.07 ID:Bg3nOdaWO
マヤ「その後、N2爆雷にて使徒を攻撃。使徒表層部分の42.3%程を焼却。動き出すまであと5日ほどだと思われます」

ゲンドウ「パイロット。君たちの仕事はなにか分かっているか?」

アスカ「エヴァに乗って使徒を倒すことです」

ゲンドウ「……そうだ。ならば次は必ず倒せ」

アスカ「分かってます」

冬月「では、期待している」

アスカ「……」

アスカ「はぁーあ、司令も面倒くさいわねー」

シンジ「う、うん……」

ミサト「まぁまぁ、碇司令なりの激励なのよ」

リツコ「あら、ミサト。こんなところにいていいのかしら」

ミサト「リツコ……どういうこと?」

リツコ「今回のN2爆雷……多方面から大量に始末書が届いてるわよ」

ミサト「うっ」

リツコ「さて、頑張ってらっしゃい」

ミサト「分かってるわよ!」
58 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/18(金) 12:50:34.68 ID:Bg3nOdaWO
ミサト「はぁ〜……ただいま〜」

アスカ「あらおかえり、ミサト」

ミサト「?何してんのあんた達…」

シンジ「あ、アスカがあたしの動きについて来いって……」

アスカ「使徒を倒すためにね!それで訓練してたんだけど、シンちゃんったら躓いて転んじゃってさ。あたしはそれを見て笑ってたところよ」

シンジ「酷い……」

ミサト「すごいわ!丁度新しい作戦が決まったから報告しに来たのよ」

アスカ「で、その内容が?」

ミサト「音楽に合わせて同時攻撃を行ってもらうわ」

シンジ「音楽……?」

アスカ(やっぱりこの作戦なのね)

ミサト「ここに詳細が書いた紙を置いておくから、このCD使って練習しといて。じゃ、もっかいNERV行ってくるわねー」

アスカ「あぁ、まだ終わってなかったのね。たく、あたし達に助けられてるんだから文句言うなっての」

ミサト「ほんっとそれよ!あーもう、やだわー」

シンジ「あはは……それじゃ、頑張ってください」

ミサト「はーい……じゃ、いってきまーす」
59 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/18(金) 12:51:40.64 ID:Bg3nOdaWO
-翌日-
ミサト「それじゃ、確認するわよ。ミュージック、スタート!」

アスカ「行くわよシンジ!」

シンジ「うん!」

ミサト「!」

ミサト(たった一日でこのクオリティ。アスカはともかく、シンジ君まで……)

シンジ「あっ!うわっ!?」

アスカ「ちょっ!?きゃぁっ!」

シンジ「いたた……」

アスカ「あんた!また最後のとこミスったわね!」

シンジ「ご、ごめん…」

ミサト「良く動けてるわ。今日早速作戦を実行出来る?」

アスカ「あったりまえよ!」

シンジ「は、はい、多分……行けます」

ミサト「よし!5時間後、1500より作戦を実行します。それまで二人のユニゾンを高めておいて。いいわね?」

アスカ「任せなさい!」
シンジ「はい!」
60 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/18(金) 12:53:09.50 ID:Bg3nOdaWO
ミサト「リツコ、エヴァ二機の状態は?」

リツコ「両機B型装備で冷却中。いつでも出せるわよ」

ミサト「オッケー、時間には出せるわね」

ミサト「マヤ、敵の状態は?」

マヤ「現在表層を修復中です。やはり攻め込むなら今がチャンスかと」

ミサト「行けるわね」

ミサト(頼んだわよ……アスカ、シンジ君)

ーーーー

ミサト『それではこれより、作戦を開始します。エヴァ両機は発進とともにケーブルを切り離して』

アスカ「分かってるわよ!」

シンジ『行けます!』

ミサト『よし……エヴァ初号機及び弐号機、発進!』

ーーアニメの戦闘シーンーー

アスカ「……」

シンジ『あ、あの、アスカ……?』

アスカ「あんた結局、着地は出来ないのね」ハァ

シンジ『うぅ……ごめん……』

アスカ「ま、良いわ。使徒には勝てたしね」

シンジ『あ、ありがとう……』

ミサト『二人とも、お疲れ様。良くやってくれたわね。今日はどこか外食にでも行きましょう』

アスカ「あれ、ミサト、始末書の処理出来たの?」

リツコ『あら、仕事放棄?報告しなくちゃいけないかしら』

ミサト『わ、分かったわよ!やるから!!』

アスカ(相変わらず着地は出来ないなんて…何でこんなことだけ出来ないのかしら、ほんっと不思議ね)
61 :>>1 ◆ugX4wEMSNQ :2018/05/18(金) 12:53:58.12 ID:Bg3nOdaWO
昼休みの間に投下できて良かったです
ではまた夜に、来れたら来ますね
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/18(金) 13:22:26.09 ID:2Px/VE7bo


アスカの当たりがソフトだと安心して見れるな
154.21 KB Speed:0.1   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)