【モバマス】アイドル達にあずきバーをあげてみた

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/27(日) 00:06:26.45 ID:Cgjj+3Ci0
※あずきバーの固さの解釈違いが許せない人は注意

「プロデューサーさんあの……」

「はい?」

困り顔のちひろさんが、俺のデスクにやってきた。言いたいことは大体想像がつくが……


「冷蔵庫の冷凍室にあずきバーがパンパンに詰まっているんですが……」

まぁ、そうだろうな。
事務所の大きめの冷蔵庫に詰められるだけのあずきバーを突っ込んだのだ。何も知らない人が冷凍室を開ければギョッとすること間違いなしだ。

「セールだったんで、つい買っちゃいました」

「いくらなんでも多すぎですよ」

「アイドル達が食べればすぐですよ」

そう、この大量のあずきバーはアイドル達にあげるためのものなのである。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1527347186
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/27(日) 00:07:37.20 ID:Cgjj+3Ci0
ガチャ

「ただいま」

「お疲れ様です。凛ちゃん」

早速、凛が仕事から帰ってきた。
それではあずきバー大作戦といきますか……
冷蔵庫から、あずきバーを取り出す。

「お疲れ凛。ちょっとこっちに来てくれないかな」

「どうしたの、プロデューサー」

「今日暑かっただろ? ほら、アイス」

「うん、ありがと。えっと、あずきバー?」

「セールやってたんだよ」

「ふーん。暑くてもまだ夏前だから安いのかな?」

ソファーに腰掛け、袋からあずきバーを取り出して口元に運ぶ凛。
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/27(日) 00:08:40.45 ID:Cgjj+3Ci0
ガンッ

「……固っ」

(かかったなッ!)

そう、あずきバーはとてつもなく硬いのだ!ほかのアイスと違い、噛み砕いて食べることができない程に!
そうなれば食べ方は自ずと決まってくる!

ぺろっ

「あずきバーって固いんだよね」

そう言って、凛はあずきバーをぺろぺろ舐め始めた。


「はむっ……」

今の食の柔らかブームでは使わないであろう舐めるという行為。慣れない舌の動きで必死にあずきバーを柔らかくしようとする凛。
事務所は外と違って涼しい温度だ。そう簡単にあずきバーは食べられないぞ。
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/27(日) 00:09:40.07 ID:Cgjj+3Ci0
「えっと……プロデューサー」

「どした?」

「なんでこっち見てるの? 仕事したら?」

凛はなんだか恥ずかしそうに、あとちょっと怒っているような表情だ。

「すまん、すまん」

クルリと椅子を回す。
でも使ってない方のパソコンの黒い画面が鏡のようにそっちの様子が見えちゃうんだよなぁ。

見られているのに気がついた凛は遠慮がちに、ほんの少しだけ舌を出して、ちろちろとアイスを舐め始めた。
恥ずかしそうに、見られていないか視線を時々、俺の方に向けながらアイスを舐める凛。
移動すればいいのにと思ったが、凛的には意識しすぎていると思われるのも嫌なのかも。
いつもクールでガードが固い凛だが、あずきバーの固さには敵わなかったようだな。

これぞあずきバー大作戦。
どんなアイドルでも、このアイスは舐めるか咥えるかでしか食べられない。その様子を楽しもうという、我ながら悪趣味なプランである!
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