由比ヶ浜がデスゲームを始めた件

Check Tweet

1 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2018/06/02(土) 09:34:58.56 ID:UkOwm6l70

由比ヶ浜「これからデスゲームを始めるよ」

教室での授業中に由比ヶ浜結衣が唐突にそう言い放った直後
世界に異変が起きた
教室にいた

俺、比企谷八幡、葉山グループの面々、川なんとかさん、戸塚、相模
そのメンツを除いた全員の体がねじれ始めた


モブ「あぎぃぃぃ…いだい…いだい…ぁ」

モブは激痛に喘ぎながらとうとうちぎれてしまった

俺たちは何が起きたか理解できていない
こんな恐ろしい出来事中頭に浮かんだのは1人の女の子のことだった
被害の規模がわからないのだ

八幡「…由比ヶ浜お前がこれを？」

由比ヶ浜「うん！デスゲーム始めたかったからね」

八幡「雪ノ下は？」

由比ヶ浜「無事だよ！今からここに無事な人を呼ぶから」

そう言った由比ヶ浜が指を鳴らすと
突如空間が歪みその中から
雪ノ下姉妹、小町、川崎弟、一色、るみるみ、材木座
平塚先生
そしてねじ切れた玉縄たちが現れた

由比ヶ浜「ヒッキーの関係者たちを集めて見たよ！あ、クリスマス会の時のメンツは殺しといたから」

相模「ゆっこたちは！！」

由比ヶ浜「死んだよーここにいない人はもう死んだと思った方がいいね！こんな風にね！」

由比ヶ浜は突如小さな光の球になると相模の体に近づき中に消えていく

相模「え？なに！嫌！何！！」

慌てふためく相模
その目は私を助けろと言っていた
葉山グループの2人
大岡と大和が近づき体を調べた
直後
相模が苦しみ始め…破裂した…中から由比ヶ浜が出てきたのだ

相模の顔は苦痛に歪むだけでなく憎悪に満ちていた
それを見て満足げな由比ヶ浜は大岡を肉団子にして大和に食わせその体を飛散させた

由比ヶ浜「私の力は本物だよ！さぁ始めよう！デスゲームを」

まだ何も理解できていない俺らをよそに
デスゲームが始まった



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1527899698

2 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2018/06/02(土) 15:41:24.54 ID:K8JcOkIc0

泉のように湧き出る感情が何を表すのかはわからなかったが、見出せるものがあると判断し、逃げた。追ってくるものなどおらず、容易だった。


祐介「行ったか……」


祐介は腕が切断され痛みも酷いはずなのに冷静になっている自分に気がついた。腕ばかり切れてるなぁ、と思った。


恭弥「恭子、頼む」

恭子「……はい。この布を噛んでください」


【マッドメディック】の激痛。痛みがさらに強い痛みを上書きしていく。慣れることも痺れることもなくのたうち回る。


恭弥「そうそう、痛えよな。でもすぐ済むぜ」

恭子「左腕は繋がりました。……右腕の断面の損傷が激しいです」

恭弥「繋がらないのか？」

恭子「できます。ただし……」


恭子の提案に対して恭弥は涙を流しながら頷いた。

3 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2018/06/03(日) 10:04:05.90 ID:pIy/d9YG0

八幡(こいつ本気で…)

由比ヶ浜「みんな…いい顔してる…恐怖に支配されてる顔。自分だけは助かりたいそんな顔」

由比ヶ浜「あひゃひゃひゃひゃ」

気分良く笑う由比ヶ浜
そんな彼女を見てその場に小さくうずくまっていた折本が八幡に話をかける

折本「比企谷…あの子どうしちゃったの？」

八幡「わ、わからん」

折本「なにそれ…だってここにいるのって比企谷の関係者でしょ」

玉縄と一緒に来た折本であるがねじ切れて死んだ彼とは違い無事であった
そう、この時までは

由比ヶ浜「デスゲーム嫌なの？？？？」

折本「ひっ」

由比ヶ浜「嫌なの？」

折本「あっ…あっ…」

由比ヶ浜「ほら…答えて」

折本「いや…いやです！」

由比ヶ浜「ふーん、じゃあね」

由比ヶ浜は感情のない瞳でそう呟くと指先から赤い光の球を放つ
それは折本の胸あたりに吸い込まれ
折本は身体を宙に浮かせる

折本「ハハ…それないんですけど」

先ほどの相模の件を彷彿とさせる光の球に折本は涙を流しながら比企谷を睨む

あんたがいなければ
相模同様憎悪を顔に浮かべ涙を流す

八幡「なんだよ…それ！俺が俺が悪いのか！！」

八幡「くそ…！」

怒りをあらわにする八幡の背後で由比ヶ浜は光を出した手を上に掲げ

八幡「やめろ！由比ヶ浜！！」

折本「呪ってやる！」

その手を閉じた瞬間、折本は爆散した
四散した相模とは違い肉片がいくつか残るだけだった