ナメクジ「キミは一生砂糖水を売って過ごすのかね?」

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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/03(日) 10:37:12.82 ID:pHpgszUlO
ナメクジ「ぐぎゃあああああああッ!!!!」

ナメクジ「い、い、いだいいいいいぎいいいいいッ!!!」

ナメクジ「あッハッ! ゲェエエェ……アァアアアアァァァアア!!!! バババッ!!!」

サザエ「あれ〜おかしいなぁ……なんで……」

カブトムシ「結局こうなりやがった……だからナメクジは嫌いなんだ。身の丈に合わないことを考えなしに始めやがる」

カブトムシ「それも、これだけの人を巻き込んで!」

ナメクジ「ヒューッ……ヒューッ……」

ゲジゲジ「グロッ! 身体溶けてるし……」

ダンゴムシ「この殿方は、一体何がしたかったのですか?」

クモ「塩水の販売促進活動らしいけど……これじゃ塩水なんか、到底売れるはずないの……」

ウデムシ「ボクらは大丈夫でも、マイナスイメージついちゃったからね。立派なボツ案だよ。やっぱキミら昆虫には、樹液が合ってる」

カブトムシ「そうか……やっぱそうだよな!」

ナメクジ「う、うぐぅ……」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/03(日) 10:47:28.20 ID:pHpgszUlO
孔子「……というわけで、あなたはナメクジのようになってはいけませんよ。それをしたらどうなるか、結果をよく考えてから行動しなさい。分かりましたね?」

青年「なるほど……発言には責任が伴うのですね」

子貢「以上で、孔子先生の体験授業を終了致します」

青年「徳の高い授業でした……しかし未熟者の私には理解できませんでした。失礼します……」

孔子「待ちなさい、甘露屋」

青年「は、はい」

孔子「あなたは、一生砂糖水を売って過ごすつもりですか?」

青年「え……」

孔子「私と一緒に、世界を変えてみないか?」

鈍色の曇天が青く晴れ渡り、一陣の涼風が吹き抜けた。

青年「先生……!」

彼の名は孟軻。後に孟子として性善説を唱える男である!
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/03(日) 10:47:59.33 ID:pHpgszUlO
完!
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/03(日) 17:59:01.12 ID:Lp8s/KJ90
乙でした
てっきり「ほらくま学校を卒業した三人」みたいな話かと
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