不動遊星「戦姫絶唱シンフォギア?」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/25(月) 00:48:03.53 ID:FPWuX0NOO

遊戯王5D'sと戦姫絶唱シンフォギアのクロスです。?
両作品のネタバレがあります。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1529855283
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/25(月) 00:53:27.20 ID:AjpfIIIN0
遊星はフィールの方だとデュエルなしでも普通に戦えそうだが……
あとあっちはアキさんと恋愛フラグたっていないからこっちの女の子とイチャイチャしても問題ないな(セクトが泣くが)
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/25(月) 01:12:26.10 ID:FPWuX0NOO

遊星「D・ホイールに乗るのも久しぶりだな…」キィーン

遊星(皆がこの町から旅立ってもう半年近く…)

遊星(町の復興は大きく進み、ネオ童実野シティも穏やかな日常を取り戻すことができた)

遊星「早く皆にもこの町を見せてやりたい。…皆は元気でやっているだろうか……ッ!?」ピカー

遊星「シグナーの痣が浮かんでいる…!?この痣はあの時消えたはず…!!」

赤き竜「アォォォン!!!」

遊星「赤き竜!?お前が再び現れたと言うことは、また世界を揺るがす何かが起こるというのか!?」

赤き竜「……」アオーン

遊星「…いいだろう!!お前が俺を呼んでいるというのならそこに俺を連れていけ!!」

赤き竜「アォォォン!!!」ピカー

遊星「うぉおおおおおおお!!」バシュン!!

4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 01:14:07.55 ID:FPWuX0NOO

遊星「ここは…いったいどこなんだ?」

遊星(赤き竜に連れてこられた場所…)

遊星(それは俺の知らない町だった)

遊星(赤き竜が俺をここに連れてきた以上、俺にはやらなくてはならない使命があるはずだ。…だが)

遊星「…これからどうする」

???「何か困りごとですか?」

遊星「…君は?」

響「私は立花響!趣味は人助けで好きな物はごはん&ごはん!!」

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 01:15:45.49 ID:FPWuX0NOO

遊星「そ、そうか。では立花。君はこの世界が抱えている問題に何か心当たりはあるか?」

響「問題ですか?うーん…そうだなぁ。ルナアタックはもう終わったことだし…やっぱりノイズかな…」

遊星「ノイズ?それはいったい…?」

響「やだなあ、ノイズですよ!人を襲って炭に変えてしまう…ほら、ちょうどあんな感じの……って」

ノイズ「……」ズズズ

響「ノイズだ!?」ガーン!!

遊星「何だと!?」


6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 01:16:46.55 ID:FPWuX0NOO

遊星「あれがノイズ…」

響「ノイズは問答無用で人を襲います!早く逃げて下さい!!」

遊星「わかった!よし、乗れ!!」ガシッ

響「え、私は…」

遊星「行くぞ!!」ギュイイイーン!!

響「えぇぇぇぇ!!??」

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 01:18:18.07 ID:FPWuX0NOO

〜作戦発令所〜

友里「ノイズ現れました!モニターに出します!!」ブォン

弦十郎「…これはノイズがこのバイクを追っているようだな」

クリス「…ちょっと待て。この2人乗りしてるバイクの後ろの方…あのバカに見えるのは私だけか?」

翼「いや、あれは間違いなく立花だ」

クリス「何やってんだ!?あのバカは…!!」

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 01:20:43.73 ID:FPWuX0NOO

遊星「くそっ!!振りきれないっ!!何か対抗策はないのか!?」ギュイイイーン!!

響「ノイズを何とかできるのはシンフォギアだけです!!」

遊星「シンフォギア…!?」

響「はい!だから私戦います!!」

響『Balwisyall Nescell gungnir tro…ん?お兄さんの背中…何だか赤く光ってますよ…?」

遊星「!」

遊星「…そうか。お前が力を貸してくれるのか…!!」キュイーン

遊星「なら行くぜ!!俺のターン!!」

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 01:28:37.02 ID:FPWuX0NOO

遊星「俺は手札からSp-エンジェル・バトンを発動!!デッキから2枚ドローし手札を1枚墓地へ送る!!」

遊星「そしてジャンク・シンクロンを召喚!このカードが召喚に成功した時、墓地のレベル2以下のモンスターを特殊召喚する!来い!スピード・ウォリアー!!」

遊星「レベル2スピード・ウォリアーにレベル3ジャンク・シンクロンをチューニング!!」

遊星「集いし星が新たな力を呼び起こす!光差す道となれ!!出でよ!ジャンク・ウォリアー!!」

響「えぇぇぇ!?何!?これ!?」

遊星「バトル!!ジャンク・ウォリアーでノイズに攻撃!!スクラップフィストォォオオオ!!」ドガァ

響「うっそぉ!?」

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 01:30:46.65 ID:FPWuX0NOO

〜作戦発令所〜

クリス「何だあのハイカラロボットは!?ノイズをぶん殴ったぞ!?」

翼「ノイズに触れても炭素化しないのか!?」

藤尭「この波形は…シンフォギアのものと酷似しています!!」

弦十郎「何だとッ!?…彼はいったい…!?」

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 01:33:58.38 ID:FPWuX0NOO

遊星「…何とか逃げきることができたようだな」

響「シンフォギア以外でノイズを倒すだなんて…お兄さんはいったい何者なんですか?」

遊星「…そうか。自己紹介がまだだったな」

遊星「俺は不動遊星。決闘者だ」

響「決闘者…?」

12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/25(月) 11:15:07.13 ID:FPWuX0NOO

〜作戦発令所〜


弦十郎「それで君をここへ連れてきてもらったわけだが…君はいったい何者だ?」

遊星「俺は不動遊星。赤き竜の力によってこの町へ来た」

弦十郎「その…赤き竜というのは?」

遊星「俺の世界を守る竜のことで、俺はその赤き竜に連れられてきたんだ」

弦十郎「ふむ。では君が先程出したあのロボット…あれは何だ?」

遊星「あれはシンクロモンスター、ジャンク・ウォリアー。攻撃力は2300守備力は…」

弦十郎「待て待て!まずシンクロモンスターとは何だ!?」

遊星「…そうだな。シンクロモンスターとは…」

13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 11:16:01.46 ID:FPWuX0NOO

遊星「…ということだ」

弦十郎「なるほど。どうやら君は別の世界からやってきたのかもしれないな」

遊星「…きっと俺はノイズを倒すためにこの場所に呼ばれたはずだ」

遊星「だから教えてくれ!ノイズを倒す方法を!!」

弦十郎「ふっ…君の言葉に偽りはなさそうだな」

弦十郎「よし、お前達入ってきていいぞ!」


14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 11:20:28.78 ID:FPWuX0NOO

響「先程はありがとうございました!不動さん!」

遊星「君はさっきの…」

弦十郎「この3人がシンフォギアを纏える装者達だ」

翼「風鳴翼です」

クリス「…雪音クリスだ」

遊星「不動遊星だ。…それで結局シンフォギアというのは?」

弦十郎「ああ。シンフォギアとは…」

遊星(それから俺はシンフォギアの説明を受けた)

遊星(身に纏う者の戦意に共振・共鳴し、旋律を奏でそれを歌唱することにより力を発揮する…)

遊星(つまりは歌の力で戦うということか…)

15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 11:21:58.86 ID:FPWuX0NOO

弦十郎「さて、我々はノイズに対抗できるシンフォギアを保有しノイズの被害防止、殲滅の任についている」

弦十郎「遊星くん。君はノイズを倒すことができる力を持ち、ノイズを倒したいと言った」

弦十郎「ならば君をこの特異災害対策機動部に迎え入れようと思うのだが…どうだ?」

遊星「勿論だ。是非俺をあなた達の組織に入れてくれ!」

弦十郎「よし!よく言った!今日からよろしく頼むぞ!」

響「お願いします!不動さん!!」

翼「…新しい仲間」

クリス「……」


16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 11:25:09.77 ID:FPWuX0NOO

弦十郎「さて!ではさっさく明日の作戦について話そうと思う」

弦十郎「翼はQueens of musicのステージに全力で励んでくれ」

翼「了承しました」

弦十郎「そして響くんとクリスくんはソロモンの杖移送に伴う護衛任務についてもらう」

響「はい!」

クリス「おう」

遊星「俺はどうすればいい?」

弦十郎「そうだな…せっかくの機会だ。翼のステージを存分に楽しむといい」

翼「ちょっと叔父様!?」

弦十郎「ふっ…それでは各自明日に備えて体を休めるように!では解散!!」

17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 11:26:47.06 ID:FPWuX0NOO

翌日

〜Queens of music会場〜


遊星「これは凄いな…」

遊星(風鳴がステージで歌って、ここにいる全員を一つにしている)

遊星(これがシンフォギアを纏う者の歌…)

翼「ありがとう!!皆!!」

翼「私はいつも皆からたくさんの勇気をわけて貰っている」

翼「だから今日は私の歌を聴いてくれる人達に少しでも勇気をわけてあげられたらと思っている!!」

マリア「私の歌を全部世界中にくれてあげる!!振り返らない…全力疾走だ!!」

マリア「ついてこられる奴だけついてこい!!」

マリア「…そしてもう一つ」

バシュ バシュ バシュッ

ノイズ「「……」」

翼「な…!?」

遊星「ノイズ…だと!?」


18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 11:28:57.95 ID:FPWuX0NOO

遊星(何故この会場にノイズが!?)

遊星(戦うか?…いや観客がいる以上下手に動くことはできない)

遊星(しかし何故あのノイズ達は人を襲わないんだ…?)

弦十郎『遊星くん!そちらの状況は!?』ピッ

遊星「風鳴指令…ソロモンの杖はどうなったんだ?」

弦十郎『移送は無事成功したんだが、その後ソロモンの杖は行方知らずだ……まさか!』

遊星「ああ。その無くなったソロモンの杖を使いノイズを操っている奴がこの会場にいる可能性が高い」

弦十郎『わかった。今響くんとクリスくんをそちらに向かわせている。だから遊星くんは…』

遊星「ああ。ソロモンの杖を使っている奴を見つけだす!!」

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 11:31:48.16 ID:FPWuX0NOO

遊星「……」タッタッタッ

遊星(あのノイズの発生したタイミング…確実にこの会場のどこかにソロモンの杖を持った奴がいるはずだ…!!)

遊星「ん?あれは…?」

切歌「やっべぇ!あいつこっちに来るデスよ!!」

調「大丈夫だよ。きりちゃん。いざとなったら…」スッ

切歌「わわっ!調ってば穏やかにものを考えられないタイプデスか!?」

遊星「そこで何をしているんだ?」

切歌「え!?えーと、この子がデスね?急にトイレとか言い出してデスね?」

調「……」ジー

遊星「トイレ?そうなのか?」

切歌「はいデス!もうここいらでちゃちゃっと済ませちゃいますから大丈夫デスよ!!」

遊星「ここで…いいのか?」

切歌「もちろんデス!!」

遊星「…そうか。では君達は大きな杖様の物を持った奴をこの会場で見なかったか?」

切歌「つ、杖!?皆目見当もつかないデスよ!!」

遊星「…わかった。ではくれぐれも他の人に見つからないようにな」タッタッタッ

切歌「…はぁ。なんとかやり過ごしたデスかね…」

調「きりちゃん。私こんな所で済ませたりしないよ?」

切歌「さいデスか…」


20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 11:33:49.70 ID:FPWuX0NOO

ウェル「人質の解放…?何を考えてるんだあの女は…」

ウェル「まぁいい。この杖さえあれば僕の計画は揺るがない」

遊星「それはどうかな!」

ウェル「!?」

遊星「俺がお前から杖を取り返し、お前の計画とやらを阻止してみせる!!」

ウェル「…たかが一般人風情が僕の邪魔をできると思うなぁあああ!!」バシュバシュ

ノイズ「「……」」

遊星「くっ!ノイズか!!」

ウェル「さぁさぁ!さっさと炭になっちゃいなよ!!」

遊星「…いや!お前の思い通りにはさせないさ!俺のターン!!」


21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 11:35:04.08 ID:FPWuX0NOO

遊星「魔法カード、ワン・フォー・ワンを発動!手札からモンスターカードを墓地に送りデッキからレベル1モンスターを特殊召喚する!来い!チューニング・サポーター!!」

遊星「更に手札からモンスターカードを墓地に送ることで手札からチューナーモンスター、クイック・シンクロンを特殊召喚!また墓地のボルト・ヘッジホッグの効果発動!自分フィールドにチューナーがいる時このカードを特殊召喚する!!」

遊星「レベル1チューニング・サポーターとレベル2ボルト・ヘッジホックにレベル5クイック・シンクロンをチューニング!!」

遊星「集いし闘志が怒号の魔神を呼び覚ます!光差す道となれ!!粉砕せよ!ジャンク・デストロイヤー!!」

22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 11:36:38.77 ID:FPWuX0NOO

ウェル「うわぁ!?何だこのデカ物は!?」

遊星「ジャンク・デストロイヤーの効果発動!!ノイズを破壊する!!タイダル・エナジー!!」バーン!!

ウェル「ノイズがシンフォギア以外で倒されたぁ!?」

遊星「さぁ杖は返してもらうぞ!ジャンク・デストロイヤーでプレイヤーにダイレクトアタック!!デストロイ……っ!?」バッ

切歌「なっ!?今の攻撃をかわすデスか!?」

遊星「君はさっきの…!?」

切歌「私達の邪魔はさせないデス!!」ブンッ

遊星「くっ!」ガキン

切歌「今度はイガリマを受け止めた!?何デスか!?その腕の盾は!?」

遊星「盾じゃない…デュエルディスクだ!!」


23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 11:38:39.09 ID:FPWuX0NOO

ウェル「そのままそいつを足止めしてて下さい。こっちはまだやることがあるんでね…」

遊星「っ!!待て!!」

切歌「させないデス!!」ブンッ

遊星「教えてくれ!!君はいったい何のつもりでこんなことをするんだ!?」

切歌「お前には関係ないデス!!」

遊星「そんなことない!!君はシンフォギアを纏っている!ならば共にノイズと戦う仲間になれるはずだ!!」

切歌「…何も知らないお前なんかと仲間になれるわけないデス。そんなものただの思い上がりデス!!」バッ

遊星「ま、待ってくれ!!」

切歌「待たないデスよ!!」タッタッタッ

遊星「……」

遊星「……俺のこの考えは思い上がりなのか」

24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 14:02:30.11 ID:FPWuX0NOO

〜作戦発令所〜


響「……」

弦十郎「…響くん大丈夫か?」

響「へ?勿論です!平気、へっちゃらですよ!!」

翼「…まだあの子に言われたことを気にしているのか?」

響「やだなあ、そんなわけないじゃないですか!」

クリス「…」

響「えへへ…」

遊星「……」


25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 14:05:38.93 ID:FPWuX0NOO

遊星「立花」

響「不動さん?…何ですか?」

遊星「何か悩んでることがあるのなら言ってくれ。俺にできることがあれば力になる」

響「……」

響「…私あの子達に話し合おうって言ったんです。そしたら私の言ってることが偽善だって言われちゃって…」

響「どうして装者同士が戦わなくちゃいけないのかな…」

遊星「…俺も同じことを言われた」

響「え?」

遊星「仲間になれるはずだと呼び掛けたが、そんなものは俺の思い上がりだと…そう言われた」

響「思い上がり…」


26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 14:07:49.80 ID:FPWuX0NOO

遊星「だが俺は信じたい。きっと、あの子達ともわかりあえるはずだ」

響「不動さん…」

遊星「だから立花もあの子達に手を差し伸べることを諦めないでくれ」

響「…そうですね。わかりました。私諦めません!」

響「絶対にあの子達と手を取り合ってみせます!」

遊星「フッ…その意気だ」

響「それと、私のことは立花じゃなくて響で構わないですよ?」

遊星「そうか。なら俺も名前で構わない。名字で呼ばれるのはあまり慣れてないんだ」

響「わかりました!改めてこれからよろしくお願いします!遊星さん!!」

27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 14:14:32.05 ID:FPWuX0NOO

遊星(Queens of musicの日から数日が経ち俺は私立リディアン音楽院が主催する秋桜祭に来ていた)

遊星(そして俺はそこで知っている顔をみつけた)

遊星「凄い賑わいだな」

翼「不動…いや、遊星さんか」

遊星「…どうしたんだ?」

翼「いや、立花からお前が名字で呼ばれることに違和感を覚えているという話を聞いてな」

翼「私としては年長者を名前で呼ぶというのはどうも落ち着かないものではあるのだが…」

遊星「気を遣わせてすまない」

翼「そうだ。この際、私のことも名前で呼んでくれないか?私も自分の名字はあまり好きではないのだ」

遊星「…そうか。では翼。この前のステージは感動した。あまり歌には詳しくないが心に響くいい歌だった」

翼「…あ、ありがとう。そう言ってもらえると…励みになる」

遊星「ああ」

28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 14:17:00.03 ID:FPWuX0NOO

翼「ところで遊星が乗っていたバイク…あれは普通のバイクとは違うようだが…?」

遊星「ああ。あれはD・ホイールと言ってデュエルをするためのバイクだ」

翼「あれに乗りながら戦うのか!?」

遊星「ライディング・デュエルと言って、風を切りスピードを感じながらするデュエルは…とてもいいものだ」

翼「なるほど…バイクに乗りながら…」

遊星「…今度D・ホイールに乗ってみるか?」

翼「いいのか!!…しかし私の運転は少々荒々しいかもしれないぞ…?」

遊星「フッ…俺のD・ホイールは手作りでね。多少のクラッシュでは壊れないさ」

翼「そうなのか!ではまたの休日に乗せてくれ!!」

遊星「ああ。勿論だ」


29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 14:18:32.00 ID:FPWuX0NOO

クリス「うわぁ!?」ドン

翼「…っとまた雪音か。そんなに急いでどうしたんだ?」

クリス「私は今追われてんだ!!」

遊星「追われている…?敵か!?」

クリス「ちげぇよ!クラスの連中だよ!」

遊星「クラスの?…何故追われてるんだ?」

クリス「あいつら私にステージで歌わせようとしてきやがるんだ!」

遊星「別にいいんじゃないか?音痴なのか?」

クリス「シンフォギア装者が音痴なわけないだろ!!」

翼「では、恥ずかしいのか?」

クリス「はぁ!?そ、それは…」

遊星「俺も何回か大勢の観客の前でデュエルをした経験があるが、やってしまえば意外に気にならないものだ」

クリス「……」

遊星「それに俺は雪音の歌を聴いたことがないからな。個人的には是非聴いてみたい」

クリス「なっ!?私は…」

翼「雪音は歌が嫌いなのか?」

クリス「…私は」

30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 14:20:14.64 ID:FPWuX0NOO

未来「響!あれって…」

響「うそぉ!?」

翼「ああ。雪音だ」

遊星「……」

遊星(雪音の歌は翼の歌とは違ったものであった)

遊星(しかし、とても暖かく…心に届くいい歌だった)

遊星「フッ…」

31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 14:21:01.82 ID:FPWuX0NOO

司会「勝ち抜きステージ!新チャンピオン誕生!!さあ次なる挑戦者は…!?」

切歌「やるデス!!」

クリス「な!あいつらは…!!」

遊星「あの子は…!!」

調「チャンピオンに…」

切歌「挑戦デェス!!」

32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 14:30:37.88 ID:FPWuX0NOO

遊星(彼女達が歌い終わった後、帰ろうとする彼女達を俺達は学校の正門前でを引き止めた)


響「切歌ちゃんと調ちゃん…だよね」

調「……」

翼「話をしないか?何故お前達は世界に反旗を翻している?」

切歌「例え悪いことだとわかっていても…ままならない思いは力尽くで押し通すしかないんデスよ!」

クリス「何でだよ!さっきはあんなに楽しそうに歌ってたじゃねえか!!」

切歌「そ、それは…」

遊星「ああ。きっと俺達はわかりあえるはずだ!!」

切歌「またそれデスか!」

調「それこそが偽善…あなた達と話すことは何もない」

切歌「…そうデス!!決闘デス!!然るべき決闘を申し込むのデス!!」

33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/25(月) 14:38:58.32 ID:FPWuX0NOO

遊星「決闘…?決闘でいいのか?」ピクッ

響「あれ?遊星さん…?」

クリス「何だかこいつすげぇ嬉しそうじゃねぇか?」

翼「ああ。今までで一番いい顔をしている」

調「決闘の時はこちらが告げる。だから…今日はもう帰る…」テクテク

遊星「待て!待ってくれ!!俺と…俺とデュエルしろぉおおおおお!!!」

響「ちょっと!?どうしちゃったの!?」ガーン!!

クリス「ちょ!うるせぇんだよこのデュエルバカ!!」

翼「遊星さんにこんな一面があるとはな…」フム

クリス「そんな突っ立ってないでこいつを止めるの手伝ってくれ!!」

翼「…不承不承ながら了承しましょう」ハァ

34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/26(火) 23:26:17.79 ID:XsCLcLy0o
つC
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/28(木) 15:34:56.83 ID:2slx6mFcO

〜作戦発令所〜


遊星「…先程はすまなかった。少し冷静さを欠いていたみたいだ」

クリス「全くだ。お前デュエルのことになるといつもああなのか?」

遊星「いや、いつもああなるわけではないと思うんだが…」

響「本当に遊星さんはデュエルが好きなんですね!」

弦十郎「遊星くん。そのデュエルについてだが少し話がある」

36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/28(木) 15:39:26.04 ID:2slx6mFcO

弦十郎「君が初めてシンクロ召喚をした時、我々はあるエネルギーパターンを検知した」

弦十郎「そしてそのエネルギーパターンが聖遺物の放つそれと酷似していることがわかった」

弦十郎「更にその波形はシンフォギアのものに近い」

遊星「シンフォギアと?」

響「…そう言えば遊星さんシンクロモンスターを出すときに何か言ってましたよね?」

クリス「ああ…あの集いしなんちゃらがって奴か?」

遊星「あれはシンクロモンスターを召喚する時に自然と頭に浮かんでくるんだ」

響「それって…」

翼「ああ。我々がギアを纏う時と同じ…聖詠だ」

弦十郎「つまり、遊星くんのシンクロ召喚は我々の知るシンフォギアと同様な物であると考えていい」

遊星「シンクロ召喚が…俺にとってのシンフォギア…」



37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/28(木) 15:41:48.03 ID:2slx6mFcO

友里「ノイズの反応を検知!!場所は…カ・ディンギル跡地です!!」

翼「古風な真似を…決闘の合図の狼煙をあげるとは…!」

弦十郎「相手は何をしてくるかわからない。絶対に油断はするな!」

クリス「ったりめーだ!!ちゃちゃっと片付けてやるぜ」

響「今度こそ…わかりあってみせる…!」

遊星「よし!行くぞ!!」


38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/28(木) 15:43:10.32 ID:2slx6mFcO

〜カ・ディンギル跡地〜


ウェル「やっと来ましたか」

遊星「お前はあの時の…!!」

響「調ちゃんと切歌ちゃんは!?」

ウェル「あの子達は謹慎中です。だから私がこうやって決闘の代役として来たわけですよ」バシュバシュ

ノイズ「「……」」

クリス「上等だ!!全部まとめてぶっ倒してやる!!」

翼「ああ…やるぞ!」

響「はい!!」

遊星「これで終わらせてやる!俺のターン!!」



39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/28(木) 15:45:58.21 ID:2slx6mFcO

遊星「俺は手札のモンスターカードを2枚墓地へ送り、魔法カード希望の転生を発動!発動後2ターン目の自分のスタンバイフェイズ時にデッキからモンスターカード1枚を選択し手札に加える!」

遊星「そしてシンクロン・エクスプローラーを召喚!このカードが召喚に成功した時、自分の墓地のシンクロンモンスター1体を特殊召喚する!俺はロード・シンクロンを特殊召喚!」

遊星「更に墓地のモンスターが特殊召喚に成功したことにより、手札からドッペル・ウォリアーを特殊召喚!」

遊星「レベル2シンクロン・エクスプローラーとレベル2ドッペル・ウォリアーにレベル4ロード・シンクロンをチューニング!!」

遊星「集いし希望が新たな地平へいざなう。光差す道となれ!駆け抜けろ!ロード・ウォリアー!!」

ウェル「この前のデカ物とは違うデカ物ぅ!?」

クリス「間近で見るとすげぇな…」

翼「ああ。これがシンクロ召喚か…!」



40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/28(木) 15:47:28.53 ID:2slx6mFcO

遊星「まだだ!ドッペル・ウォリアーがシンクロ召喚によって墓地に送られた時、フィールドにドッペル・トークンを2体特殊召喚する!」

遊星「更にロード・ウォリアーの効果発動!デッキからレベル2以下の戦士族・機械族モンスター1体を特殊召喚する!俺はジャンク・アンカーを特殊召喚!!」

遊星「レベル1ドッペル・トークン2体とレベル2ジャンク・アンカーをチューニング!!来い!アームズ・エイド!!」

遊星「アームズ・エイドの効果!自身をシンクロモンスターに装備する!!」ガチャン!!

響「遊星さんの出した大きな腕が…」

ウェル「あのデカ物にくっついたぁ!?」


41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/28(木) 15:48:50.29 ID:2slx6mFcO

遊星「バトルだ!行け!!ロード・ウォリアー!!」

ウェル「この男!どれだけ僕を殺す気なんだ!!」

ウェル「だが僕にも切り札はある!!来い!ネフィリム!!」

ネフィリム「!!」ドガァ

ロード・ウォリアー「!?」

遊星「何!?」

翼「あれが完全聖遺物ネフィリムなのか…!!」

ウェル「やれ!!ネフィリム!!」

ネフィリム「!!!」ガブッ

遊星「なっ!?」

響「遊星さんのシンクロモンスターが…!!」

クリス「あの化物に食べられてる!?」



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