【ミリマス】P「なんで琴葉しかいないんだ!」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/28(木) 21:33:21.62 ID:xBgkSwDO0


P「さあて、今日もお仕事頑張りますか」


P「劇場がオープンして1年経ってシアター組の知名度も結構あがった」


P「彼女たちも先輩たちに負けず劣らず頑張ってくれている」


P「だけど彼女たちはもっと上を目指すことができる!だから俺が彼女たちの成長をサポートしてあげないとな!」



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2 :酉付け忘れた  ◆OtiAGlay2E [sage]:2018/06/28(木) 21:35:07.61 ID:xBgkSwDO0


P「ついたぞ…ってあれ、もう鍵が開いている。誰か来てるのか。おはようございます!」


「プロデューサー、おはようございます」


P「琴葉か。おはよう、こんなはやくからどうしたんだ?」


琴葉「今度の台本を覚えておこうと思って、ご迷惑でしたか?」


P「いや、ぜんぜん。朝早くからえらいな。感心するよ」


琴葉「いえ、ここの部分がちょっと不安だったので」


P「どれどれ…なんなら手伝おうか?台本の読み合わせくらいなら俺でも手伝えると思うぞ」


琴葉「そんな、お時間大丈夫ですか?」


P「まあ、台本の読み合わせくらいなら大丈夫だろ。そんな切羽詰まった仕事はないしな」


琴葉「じゃあよろしくおねがいします。プロデューサー」
3 : ◆OtiAGlay2E [sage]:2018/06/28(木) 21:35:50.82 ID:xBgkSwDO0


「おっはよー!」


P「この声は…恵美かな?おはようめぐ…み?」


恵美?「にゃは?どうしたの、プロデューサー?」


P「いや、気のせいか?琴葉が二人いる気がするんだが」


琴葉「プロデューサー?どうかしたんですか?」


P「いいや、気のせいじゃない。間違いなく琴葉が二人いる」


琴葉「どうしたんですか?プロデューサー」


P「恵美だと思ってたのが完全に琴葉になってしまっている…声まで完全に琴葉だ」


P「お前たち、なんか違和感とかないのか?」


琴葉「違和感ですか?」


琴葉「私は特に感じませんねプロデューサーはなにか感じるんですか?」


P(琴葉二人がしゃべってる光景見て違和感を感じないほうがおかしいよ)
4 : ◆OtiAGlay2E [sage]:2018/06/28(木) 21:36:17.98 ID:xBgkSwDO0


「おはようございます」


P「お?今度は誰だ?」


琴葉「プロデューサーおはようございます」


P「おはよう琴葉…ってまたかよ!」


琴葉「さっきからどうしたんですかプロデューサー」


P「ごめんちょっとややこしくなるから黙ってて」


琴葉「プロデューサー。台本合わせはどこでやりますか?」


P「ん?ああ、この時間はどこも空いてるから会議室とかどうだ…って、こっちは一番最初にいた琴葉か。ややこしすぎる」

5 : ◆OtiAGlay2E [sage]:2018/06/28(木) 21:36:55.16 ID:xBgkSwDO0


P(その後も続々とうちのアイドルが出社してきた)


P(だが出社してきたのは全員琴葉。劇場のあちこちに琴葉が闊歩するよくわからない事態になってしまった)


P(不可解なのが琴葉同士では何も違和感を持たないらしい。つまりこの事態に違和感を持っているのは俺だけということになる)


P(それにしてもほんとにみんな琴葉なんだな。元が誰だったか完全にわからない)

6 : ◆OtiAGlay2E [sage]:2018/06/28(木) 21:37:22.00 ID:xBgkSwDO0


P「なあみんな」


琴葉「どうしたんですか?プロデューサー」


琴葉「みんなを集めて」


P(みんな琴葉なんだけどね)


P「あのさ、おかしくないか?なんでみんな琴葉なんだ」


琴葉「なんでって…」


琴葉「そんなの関係ないと思います」


琴葉「私は『ワタシ』なんですから」


P(いや、かなり気味悪いんだが琴葉たちはなんとも思わないのか)


琴葉「そうだ。みんなちょっと聞いて」


P(琴葉のなかの一人がなにか思いついたようだ…なんか目のハイライトが消えているような気がするんだが)
7 : ◆OtiAGlay2E [sage]:2018/06/28(木) 21:38:01.41 ID:xBgkSwDO0


琴葉「プロデューサーも『ワタシ』にしてしまえば何も問題ないと思うの」


P「は?」


P(ほかの琴葉たちも口々に賛成の言葉を口にしていた)


琴葉「それもそうね」


琴葉「いいんじゃないかしら」


琴葉「確かに、プロデューサーが『ワタシ』になれば何も思わないはずよね」


P(な、なにを言っているんだ…!?)


P「ちょっと待ってくれ!俺も琴葉になるってどういうことだ!?」


琴葉「大丈夫ですプロデューサー。少しじっとしていてくださいね」


P(そういってじりじりと詰め寄ってくる琴葉たち)


P(その目はどこか濁っていてただならぬ恐怖を覚えた)


P(とりあえずここにいるのはマズイ!)ダッ


琴葉「あっ!待ってくださいプロデューサー!」


P(当然のように琴葉たちも追ってくる。あれに捕まるのは確実にヤバい。どうにか逃げないと!)
8 : ◆OtiAGlay2E [sage]:2018/06/28(木) 21:38:36.58 ID:xBgkSwDO0


P「撒けたか?とりあえず劇場のエントランスについたが…クソ!なんで開かないんだ!」


P「劇場から脱出できないことはわかった。とりあえずこんな広いところにいても見つかるだけだしどこかに隠れないと…」


琴葉「あっ!見つけましたプロデューサー」


P(エントランス奥の廊下から琴葉が2人やってきていた)


P「クソ!言ってるそばから!」ダッ


琴葉「あ!あそこにプロデューサーが!」


P「クソ!こっちもか!劇場内が狭すぎる」ダッ


P「琴葉たちは…まだ追ってきているな…なんで真昼間からリアルなほうの鬼ごっこをすることになってるんだ!」


P「とりあえずあの琴葉たちを撒いてどこか隠れれる場所を探さないと…」


「プロちゃんこっち!」


P「その声は…うおっ」ドサッ


P(廊下の角を曲がった直後、誰かに引っ張られ俺は脇の部屋に引き込まれた。幸いなことに琴葉たちは気づかずに過ぎ去ってくれた)
9 : ◆OtiAGlay2E [sage]:2018/06/28(木) 21:39:04.16 ID:xBgkSwDO0


「プロちゃん大丈夫?」


P「その声は茜だな?」


茜「そのとおり!プロちゃんの大事な大事な茜ちゃんだよ!」


P「すまん助かった。ていうか茜は大丈夫なのか?正真正銘の本物だよな?」


茜「あったりまえだよ!茜ちゃんはこの世にただ一人!茜ちゃんしかいないのだ!」


P「そうか、ところでこの部屋は…茜ちゃん人形が至る所においてあるが」


茜「フフン。プロちゃん、ここは茜ちゃん人形の秘密の製造工場だよ!」


P「また勝手なことを…ってかあれはいったいなんなんだ…」


茜「あれ?ああ、琴葉ちゃんのこと」


P「茜、なにか知ってるのか?」


茜「プロちゃん。あれはね、この世界のバクだよ」


P「バグ?」


茜「そう。この世界にイレギュラーが発生してみんな琴葉ちゃんになっちゃったみたいだね」
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