西住兄「愛里寿どの 雨も上がり申した いそげば夜明け前には島田へ戻れましょう」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/03(火) 03:24:46.92 ID:o2o8NmcE0
愛里寿「はい 西住兄様」



エリカ「へぇ 何かしらこの鷹 巻物なんて運んで」

西住十人衆 逸見エリカ

カチューシャ「それをこちらに渡してもらおうかしら?」

島田十人衆 カチューシャ

エリカ「あら?島田のカチューシャじゃない」

カチューシャ「だまりなさい!!」

カチューシャ「その鷹は千代様の鷹 西住者ごときが触れていいものじゃないのよ」

エリカ「へーじゃあこれは駿府からの知らせかしらそれなら少し気になるわね」

カチューシャ「逸見ぃ!!」

エリカ「待ちなさいカチューシャ たしかに私たちは宿敵同士よ」

エリカ「今では戦車道協会との約定に縛れら 近くは西住兄様と愛里寿様の縁組でいっさいがっさい水に流そうとしているわ」

カチューシャ「だからって見逃しはしないわよ..」

エリカ「わかってるわ だけど西住兄様の手前殺しあうわけにもいかないでしょ」

エリカ「つまりこれは遊びよ 西住と島田どっちが上か...」

エリカ「戦車道術遊びよ!」スッ

カチューシャ「やってやろうじゃない!!」手足伸ばし

カチューシャ「遊びで命を落とすこともあると知った方がいいわよ」

カチューシャ「西住と島田の和睦なんて虫酸がはしるわ!!」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1530555886
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/03(火) 03:42:28.60 ID:o2o8NmcE0
エリカ「・・・・・」ぼっ 身体を膨らませ肉弾戦車

カチューシャ「あいつ...まるで空気袋じゃない!骨無しのバケモノめ!」

エリカ「このくにゃくにゃチビ!! 骨無しのバケモノね!」

・・・・・・・・

アズミ「愛里寿さま」

愛里寿「あっみんな」

島田十人衆 アズミ

ルミ「愛里寿様の帰りが遅うございましたので」

島田十人衆 ルミ

麻子「お迎えにまいりました」

島田十人衆 麻子

愛里寿「西住兄さまとご一緒なれば心配無用と申したのに」

メグミ「千代様が駿府より戻られるまでは愛里寿様が私たちの頭領 いま少し御身をつつんしでいただきたい」

島田十人衆 メグミ

西住兄「私のせいだな...許せ」

┣¨┣¨┣¨┣¨ドド

エリカ「・・・・・」ゴロゴロ

西住兄「エリカ!!」

エリカ「愛里寿!?」

エリカ「あっ...あぁぁ!!」木に激突

西住兄「なにをしている エリカ?」

エリカ「に、西住兄様! 愛里寿様に私を見ないように!目をそらすように言ってください!!」

愛里寿「わ、わたしはなにも.,」

西住兄「わかっている 愛里寿殿の瞳には生まれついての破幻の瞳じゃ」

西住兄「技でも無く 術でも無く 戦車の如き忍者の術を苦もなく破る不思議な瞳じゃ」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/03(火) 03:58:16.12 ID:o2o8NmcE0
アズミ「!」

ガサッ

カチューシャ「アズミ!!」

カチューシャ「エリカの懐にある巻物を取り返しなさい!
それは千代様からの巻物よ!」

西住兄「どういうことだ エリカ?」

エリカ「えーっとその...カチューシャと巻物を賭けて忍者勝負...いや忍法遊びを...」

西住兄「たわけ!!」

エリカ「ごめんなさい...」

西住兄「さぁ愛里寿どの 中を見られよ」

メグミ「待って!」

メグミ「その巻物を西住兄様の前で開いてはなりません」

愛里寿「なぜ?」

メグミ「その巻物は千代様からの秘巻 それを西住衆の目にさらしたとあっては 留守を預かる私たちの立つ瀬がありません」

西住兄「道理じゃ...私はこの場をはずそう」

愛里寿「西住兄様...もう...メグミのバカ...」巻物投げ

西住兄「両家四百年の悪縁じゃ 気にしてはおらぬ」

島田衆「ふふ....」巻物読み

愛里寿「メグミ!お母様はなんと?」

メグミ「ご、ご安心ください!! 駿府にて西住と島田の和解まったく成就いたしまて!」

メグミ「千代様としほ様は二人揃って江戸見物などして帰られるそうです!!」

4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/03(火) 04:10:01.96 ID:o2o8NmcE0
愛里寿「それはいい知らせ」

西住兄「ほう...」

メグミ「さきほどのご無礼をお許しくだされ西住兄様 これも忍者の悲しき性にて..」

西住兄「もうよい 気にしてはおらぬ」

ルミ「いかがでございますか 西住兄様 いっそこのまま
島田まで足を伸ばされては...」

愛里寿「ルミ!それはいい思いつき」

愛里寿「ぜひおいでくださいませ ね?ね?」

西住兄「わかった 島田へまいろう」

エリカ「ちょっとまってください!それはあまりに軽はずみでは!」

アズミ「エリカ殿もご一緒に 美味しいハンバーグもありますゆえ」

エリカ「それは...まぁいいわね」

メグミ「私たちは山菜など摘んでからまいりますから あとは頼むわよ アズミ」

アズミ「万事こころえているわ メグミ...」

・・・・・・

メグミ「ルミ...急ぎミカ様をお呼びいたせ」

ルミ「心得た」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/03(火) 04:20:40.82 ID:o2o8NmcE0
西住10人衆 島田10人衆
しほ × 千代 ×
西住兄 愛里寿
ダージリン 沙織
優花里 カチューシャ
みほ ミカ
エリカ メグミ
左衛門佐 ナカジマ
まほ ルミ
小梅 麻子
おりょう アズミ

ミカ「どうやら千代様は死なれたらしいね」

島田十人衆 ミカ

ナカジマ「・・・・・・・」

島田十人衆 ナカジマ

ミカ「そしておそらく..西住しほも死んだね」

ミカ「ふふ 西住と島田の不戦の約定がついに解かれたよ」

・・・・・・



ダージリン「不吉ね....茶柱が十本も立つなんて」

・・・・・・・・

ルミ「西住兄とエリカは島田におびきよせたわ もはや袋のネズミよ」

カチューシャ「ふふ...戦車道協会の不戦約定が解けたなんて嬉しくてたまらないわ

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/03(火) 04:33:36.80 ID:o2o8NmcE0
ナカジマ「西住のネズミ共め!目にもの見せてくれる!」

麻子「ミカ様...沙織はどうなされたのでしょう」

ミカ「うん 沙織が千代様の鷹とともに生きて駿府を出たとすると 今夜半か明日の朝にはもどるんじゃないかな?」

メグミ「沙織同様気にかかるのはしほに供した 優花里ね」

ミカ「おそらくしほもこれと同じ巻物を優花里に託したはず」

ルミ「ならまずは優花里をうち倒し巻物を奪い取るのが上策ね」

カチューシャ「そうよ!優花里を討つべきよ!」

ナカジマ「私も行く!」

ミカ「メグミ 君は島田に戻って 」

メグミ「なぜ?」

ミカ「愛里寿様だよ 愛里寿様がこのことに気がつけば...必ず一悶着起こすからね」

ミカ「たとえこの巻物を見せても駄々をこねて西住兄に気取られるのがおち そうならないようにメグミがうまくはからってほしい」

メグミ「・・・西住兄 討てれば討ち取っていい?」

ミカ「あの男を簡単に討てると思わない方がいい 彼の瞳...あの不可思議な瞳術は敵ながらおそろしいよ」

ミカ「万が一しくじって騒がれては全てがぶち壊しだからね」

ミカ「私たちが優花里を討ち取り戻るまでけして無理はしないでくれ」

メグミ「わかったわ...」

ミカ「まずは秋山優花里を血祭りにあげようか」

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/03(火) 04:43:19.35 ID:o2o8NmcE0
同日夕刻

カチューシャ「どうかしたかしら?」

ミカ「前を行く籠...」

ミカ「間違いないよ あれは西住のダージリンの持ち籠」

ルミ「本当!?」

ミカ「しかしなぜ 奴がこんな所にいるのか」

ルミ「そんなこと今はどうでもいい!ダージリンと言えば巻物に名のあった 西住者の一人!」

ナカジマ「見逃す手はないよね![ピーーー]!」鎌構え

ミカ「ナカジマ 籠持ちだけにして ダージリンには問いただすことがあるから」

ナカジマ「承知!」鎌投げ

・・・・・・・・

ミカ「ダージリン...島田の一族の者だけど 聞きたいことがある 出てきて」

ダージリン「あら 島田の手の者かしら いやだ..と言ったらどうなるのかしら?」

ミカ「・・・・・・」刀で籠切り

ダージリン「私の大切な籠をバラバラにしてどうしてくれるのかしら?」

カチューシャ「(こいつがダージリン....)」

ミカ「なんの為の旅籠だい? ダージリン」

ダージリン「あなたたちこそ雁首そろえてどこに行くのかしら」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/03(火) 04:58:27.01 ID:o2o8NmcE0
ミカ「私たちは駿府へ行かれた 千代様の身を案じてね
いてもたっても居られなくて こういうわけだよ」

ダージリン「あらそちらもなの? 私の紅茶占いでもしほ様が凶と出て」

ミカ「なるほど それが君の忍法かい?」

ダージリン「・・・・・・・」

ミカ「カチューシャ 君たちは先を急いで優花里を迎え討つんだ 決して逃がさないように」

カチューシャ「ここは大丈夫なの?」

ミカ「ここは私一人で十分 ダージリンにはまだ聞きたいことがあるからね」

カチューシャ「わかったわ この足止めで優花里に逃げられては一大事だものね!」

・・・・・・・

ミカ「さてダージリン 私は西住一族をおおよそは知っているつもりだけど まだよくわからないものもいるんだ 君もその一人だ」

ミカ「さぁ西住十人衆はどのような忍法を使うか教えてもらおう 言わなければその首切り落とすよ?」

ダージリン「ふふ.....」

ミカ「なにがおかしいんだい?」

ダージリン「あなたの星が凶と出たからよ!」口に仕込んだ槍の穂先をミカの心臓に吐き出す

ミカ「がはっ!」

ダージリン「この隠し技 敵に知られてしまえば 私も百年目だけど」

ダージリン「知った時には相手が百年目なのよ」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/03(火) 05:21:40.71 ID:o2o8NmcE0
ダージリン「しかし島田者どもがこんな動きに出るなんて...理由がわからない」

ダージリン「これはますますしほ様と優花里が気になるわね」

・・・・・・・

ナカジマ「ひゅるるるるる」

優花里「・・・・・」ナカジマに痰を吐く

ナカジマ「ぐっ!」

優花里「島田の者でしょうか....」

ルミ「忍法争いの人別帳もらいうけるわよ!」

優花里「なぜそのことを知っている?」

カチューシャ「島田一族を舐めてもらっては困るわね」

優花里「いいでしょう まずはあなた達の名前を 人別帳より消してあげますよ」

ルミ「ほざけ 優花里!」

優花里「むっ!」痰を蜘蛛の巣の様に吐き出す

麻子「うわっ!」避け

カチューシャ「くっ....」

優花里「ふふ...まずは網にかかった島田虫三匹...ひねりつぶしましょうか」

ルミ「ぐぅ...」

優花里「とりあえず身長順で行きましょうか」

カチューシャ「う...動けない...」

優花里「私は優しんで死に様は選ばせてあげますよ まずは目玉をくりぬくか それとも先に喉笛かき切る..さぁ選んでください」

カチューシャ「・・・・・・」

優花里「?...蝶?」

優花里「うわっ!身体中に蝶が!」

麻子「・・・・・・」

ルミ「麻子!ナカジマの鎌をこっちに!」

麻子「・・・・・・」鎌をルミに投げる

ルミ「ふっ!!」髪の毛でキャッチしてそのまま優花里の頭に鎌を刺す

ルミ「私の体毛はすなわち 私の手足が如し ナメるなよ...西住者...」

優花里「・・・・・・」人別帳を投げ ダージリンがキャッチ

ルミ「悪あがきを!!」

ナカジマ「あっあれは...ダージリン!!」

ダージリン「・・・・・」巻物を咥え逃げる

ルミ「くそ!」

カチューシャ「ふざけた真似を!!」

優花里「うっ....う...」

麻子「沙織は無事か?答えろ」

優花里「・・・・」ペッ!

麻子「・・・・・」イラっ

麻子「・・・・・」ザシュザシュ

優花里「ぐはっ!!」

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/03(火) 05:35:19.63 ID:o2o8NmcE0
ダージリン「・・・・・」シュルシュル

カチューシャ「くっ!なんで追いつけないのよ!!」

ダージリン「(馬鹿ね その程度の足腰で私の蛇腹に追いつけるわけないじゃない)」

ダージリン「ん!?」

ダージリン「(そんな...嘘でしょう....)」

ミカ「口に咥えた巻物は離した方がいいよ」

ミカ「じゃないと喉に仕込んだ槍の穂先が吐けないから そうだろう?ダージリン」

ダージリン「うわぁぁぁぁぁ」巻物を離し槍の穂先を吐き出す

ミカ「・・・・・・」ザシュ

ミカ「二度も同じ手はくわないよ」

ナカジマ「ミカ様!!」

ルミ「ダージリンはどうしたの!?」

ミカ「今仕留めた所だよ」

ミカ「それで優花里はどうしたんだい?」

麻子「トドメを入れておいた....」

・・・・・・

ナカジマ「この二つの巻物は同じ物ですね」

ミカ「うん」

ミカ「同じ巻物二つはいらないね ナカジマ 西住の方は燃やしてくれないか」

ナカジマ「はい」焚き火にポイっ

西住10人衆 島田10人衆
しほ × 千代 ×
西住兄 愛里寿
ダージリン× 沙織
優花里× カチューシャ
みほ ミカ
エリカ メグミ
左衛門佐 ナカジマ
まほ ルミ
小梅 麻子
おりょう アズミ

ミカ「あと七人...」

ルミ「だけどあなどれないわ」

カチューシャ「そうね」

ミカ「それでも最後に生き残るのは私たち島田の一族だけどね」

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/03(火) 05:56:43.79 ID:o2o8NmcE0
千代の屋敷

エリカ「このハンバーグ美味しいわね!ほらもっとおかわり持って来なさい!」

西住兄「やめぬか エリカ悪い酒じゃ」

西住兄「島田衆の困り顔みてわからないか?」

エリカ「はーい」

愛里寿「アズミ 西住兄様に香の物をおもちして」

アズミ「はい ただいま」

西住兄「お許しくだされ愛里寿殿 あれは私も手を焼く西住一のハンバーグ好きにて...」

愛里寿「面白い人ですね」クスクス

アズミ「どうぞ」漬物を膳に置く

西住兄「これは美味い よう漬かっておる 西住のものとはまたひと味違う」パリパリ

愛里寿「きっとお塩の違い 裏手の塩倉にたんと貯めてあるの」

エリカ「へーそれは備えあれば憂いなし」

エリカ「流石天正島田の乱を戦い抜いた島田の精鋭 千代の屋敷ね 兵糧に塩はかかせないものね」

西住兄「エリカ 口をつつしめ」

エリカ「・・・・」

愛里寿「もういいの この屋敷も島田の隠れ谷ももうじき主は
西住兄さま なにも隠し立てする必要ない」

メグミ「・・・・・・」

愛里寿「そうでしょ? アズミ」

アズミ「はい...愛里寿様の言う通りで」

西住兄「我ら西住の一族そしてそなたたち島田の一族...この恐ろしいほどの忍法秘術を身につけた二つの一族が永年の宿怨と称し」

西住兄「ただわけも無く憎しみ合い縛り合う まことおろかの極み...と私は思う」







12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/03(火) 06:07:11.91 ID:o2o8NmcE0
西住兄「愛里寿どの そなたと私で手をたずさえて 我ら一族をがんじがらめに締め付ける鎖を断ち落とし」

西住兄「まっとうな広い天地と風の音を二つの一族にかよわせるのじゃ」

愛里寿「はい...西住兄さま...//」

エリカ「(殺気の大渦じゃない...西住兄様...私には口をつつしめっていいながら...)」

エリカ「そういえば先ほど会った連中が見当たらないわね(話をそらそう)」

愛里寿「そういえば...ミカたちは?」

メグミ「あ、愛里寿様...夜も更けてきましたし...そろそろ宴もおひらきに...」

エリカ「それはいいわね! 私も酒が回っちゃって眠いのよ」

・・・・・・・・

アケミ「メグミ エリカは例の座敷に通しておいたわ」

メグミ「うん」

メグミ「アケミ あの巻物のことは他の島田の者共にはふせておいて 愛里寿様に気がつかれてまずいわ」

アケミ「そうね」

メグミ「今頃ミカたちは優花里を討ち取っている頃かしら」

メグミ「ねぇ アケミ私たちもしかけてみない?」

アケミ「だけどミカ様が無理はしないでと」

メグミ「それならなおさらにね?」

アケミ「じゃあ...エリカは私が」

・・・・・・・
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/03(火) 06:16:24.40 ID:o2o8NmcE0
エリカ「んーむにゃむにゃ」

エリカ「ふぅ」ムクッ

エリカ「この障子は鉄板に紙を張った物ね」コンコン

エリカ「窓は案の定鉄格子...」

エリカ「ふーん よりによってこの私を座敷牢とは笑止千万ね」忍法で鉄格子の隙間を通り抜ける

エリカ「とりあえず西住兄様の無事を確かめないと」

客間の前

愛里寿「もう西住兄様ったら...ふふ」

エリカ「(愛里寿も一緒か....)」

エリカ「私のいた座敷に向かっているあれはアズミ...」

・・・・・・

アズミ「いない!?まさかそんな...」腕を掴まれる

アズミ「誰!?」

エリカ「私よ...私を閉じ込めた訳を聞かせてもらいましょうか」

アズミ「ふっ!」腕を解くと裸に

エリカ「あんた痴女?」

アズミ「忍法勝負をしましょう あなたが勝ったら教えてあげるわ」

エリカ「それは面白そうね 遊びでも手加減しないわよ?」

アズミ「それはこちらも同じ」血を霧状に噴出

エリカ「うわっ気持ち悪い...」

・・・・・・・・

14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/03(火) 06:40:31.55 ID:o2o8NmcE0
愛里寿「・・・・・」トコトコ

愛里寿「メグミ....」

愛里寿「降りてきなさい!メグミ!」

メグミ「うっ...うう」天井から落ちてくる

メグミ「ううっ...愛里寿様..見ないでください...」

愛里寿「メグミ...あなたの忍法は塩にとろけて相手の背後に忍び寄り敵を殺める暗殺の技」

愛里寿「まさか...西住兄様を討とうとしたの?」

メグミ「うぅ....」

愛里寿「答えて!!」

愛里寿「技の最中に術やぶれ我にかえったその苦しみ...それがあなたへの罰だよ...メグミ」

愛里寿「たとえ可愛い島田の者であっても西住兄様に害意を持つなら捨ておけない...」

メグミ「み、みずぅ....」ズルズル

エリカ「うぉぉぉぉぉぉ」

愛里寿「!?」

・・・・・・・・

エリカ「消えた!? くそっ血の霧で煙って目が...」

エリカ「どこにいる...アズミ」

アズミ「・・・・・」エリカの頬に刀を振り下ろす

アズミ「(討ち取ったり 西住十人衆 逸見エリカ」

エリカ「捕まえた!」アズミの腕を掴む

アズミ「しくじった!?」

エリカ「間一髪の人肉白刃どりなんてね」頬の肉で刀を受け止め

エリカ「どうやら私の勝ちみたいね」

愛里寿「・・・・アズミ?」

愛里寿「まさかアズミまで....エリカを討とうと...」

エリカ「いやいや愛里寿様 実は私また懲りずにアズミにハンバーグを要求して逆鱗に触れまして」

エリカ「できれば西住兄様にご内密でお願いしますね」

愛里寿「はい...それはもちろん」






15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/03(火) 06:55:59.06 ID:o2o8NmcE0
エリカ「なによ この屋敷!道が複雑すぎるわ!」ヌルっ

エリカ「うわっ!?ってなによこれ...なにかが這い回ったあと?」

エリカ「この塩倉から出てきたのね...よく見たら西住兄様が泊まっている座敷に続いている..ちょっと行って見ましょうか」

千代の屋敷 裏手の滝

メグミ「みずぅぅぅぅ」

エリカ「メグミ...あんただったのね このバケモノが...」

エリカ「あんたの這い跡 塩倉を出て西住兄様の座敷へ向かってたわね」

エリカ「まさかその姿で西住兄様を討とうとしたんじゃないわよね?」

メグミ「みずぅぅぅぅ」

エリカ「へぇ そんなに水が欲しいんだ」メグミを掴んで池の上にぶら下げる

エリカ「西住と島田の和睦がまさに成らんとするこの時になぜ西住兄様を狙うの?」

エリカ「ほらわけを言ったら水をたっぷりあげるわよ」

メグミ「戦車道協会の..不戦の約定が解かれたのぉぉぉ」

エリカ「はっ!? 約定が...それで!!」

メグミ「つまり...西住と島田の...」

エリカ「西住と島田の?」

メグミ「忍法争いよ!!」唾液をエリカの顔に飛ばす

エリカ「くっ!!滝のしぶきで生気を得たのね!!」

エリカ「馬鹿め!私は沈まない水は得意なのよ!!」大きく息を吸い込む

メグミ「・・・・・」エリカの口から体内に侵入する

エリカ「あっ.....」水に落ちる

メグミ「西住十人衆が一人 逸見エリカ 討ち取ったり」エリカの口から這い出て

しほの屋敷

まほ「どうも気にかかる...」

西住十人衆 まほ

みほ「ダージリンの占いでお母さんと優花里さんの星が凶と出たこと?」

西住十人衆 みほ
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/03(火) 07:12:24.05 ID:o2o8NmcE0
みほ「確かにダージリンさんの占いはよく当たるもんね」

まほ「(まさか駿府にてなにか不吉が起こったか?)」

左衛門佐 「そういえば 西住兄様も島田の愛里寿にお会いになると出たきり戻らぬが」

西住十人衆 左衛門佐

まほ「昨夜 島田より使いがきた」

まほ「エリカとともに数日むこうへお泊りになるそうだ」

小梅「・・・・・・・」

小梅「西住兄様はそれほど.....」

小梅「愛里寿とやらの所に行きたいのでしょうか」

西住十人衆 小梅

まほ「島田へ行った 弟の身が気になるが 次期頭領が軽率な行動を....」

みほ「お兄ちゃんのことなら私が島田まで様子を見に行ってもいいけど」

小梅「.....島田の娘と祝言など 西住兄様 正気の沙汰とは思えないです....」

左衛門佐 「とりあえず今しがた 相棒を島田へ物見にやったが」

まほ「ほう... おりょうを島田へやったのか」

左衛門佐 「おりょうなら戦闘力は問題ない それに西住兄様に見つかってもさほど叱られもすまないと思うてな」

みほ「なるほどおりょうさんなら適任だね」

左衛門佐 「ではとりあえずおりょうの帰りを待つとするか」

まほ「しっ!」

みほ「どうしたの?お姉ちゃん」

まほ「何者かが この西住一族の里に・・・・入ってくる」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/03(火) 07:37:44.04 ID:o2o8NmcE0
まほ「忍者の足だ...北から来る」

左衛門佐 「北? 街道からか...ではしほ様かダージリンが帰ってきたのではないか?」

まほ「いや!近づいてくるのは五人..足取りに狂気がある!」

みほ「じゃあまずは私が物見をするよ」

みほ「左衛門佐さんは村の者にこのことをふれてまわって
ただし私が合図するまで道には出ないでとそう申し添えておいて」

左衛門佐 「心得た」

西住の里 北

ルミ「まだ誰も私たちには気がついてないみたいね」

カチューシャ「じゃあ今のうちに巻物に名前のある者を倒して回る?」

ミカ「不意打ちだからって油断しない方がいい 秋山優花里 一人でさえ君たちをあれほど手こずらせたんだ」

ナカジマ「!?」

ルミ「どうしたの?」

ナカジマ「いま人の気配がした」

カチューシャ「うわっ!!」壁に吸い寄せられる

ルミ「カチューシャ なんのまね?」

カチューシャ「はぁ!!」蹴りで壁を壊す

ルミ「なに!?本当にどうしたの?」

カチューシャ「ど、土塀が私を羽交い締めにして喋ったのよ!
西住の里の塀には耳があるよって!!」

みほ「出会えい!出会えい!」

麻子「塀が喋った....」

ミカ「チッ」

ミカ「まって私たちは西住兄様の使者だよ 西住兄様の申し付けで島田から来たんだ」

みほ「その手には乗らないよ あなたたちの密語に不審なくだりもあったしね」

みほ「この人たちを捕らえて!!」

モブ忍者がたくさん出てくる

ナカジマ「ひゅるるるるるる」

モブ「吸い込まれる....」頭がはじけ飛ぶ

ナカジマ「吸息の旋風鎌いたち...とくと味わえ甲賀者...」

・・・・・・・・

左衛門佐 「・・・ひどいな」

みほ「・・・・・・」

まほ「目の見えない私にもこの惨状はわかる なにを血迷ったんだ 島田者」

みほ「このまま 島田の里に打ち込む?」

ミカ「いやはや島田からの使者を迎える挨拶がこれとはね」

ミカ「西住のやり方はよくわかったよ このうえ血迷って島田の里に推参するようなことがあれば...」

ミカ「当方にとどめある西住兄にその礼を返すことになると知れ」

みほ「こいつ...お兄ちゃんを...」

まほ「よせ!みほ!」

麻子の出した蝶でスッーと姿を消す

みほ「追うよ...お姉ちゃん」

まほ「だめだ!」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/03(火) 07:46:52.51 ID:o2o8NmcE0
まほ「忘れるな...島田には弟がいるんだぞ」

みほ「・・・・・」ギリっ

小梅「(西住兄様....)」

西住島田 国境

おりょう「ふぅ」

西住十人衆 おりょう

・・・・・・・

カチューシャ「これでこっちの動きが大体バレちゃったじゃない!」

ルミ「こうなったら一刻も早く西住兄を討ち取らないと!」

ミカ「待って!」

カチューシャ「どうしたのよ?」

ミカ「誰かが近づいて来てる」

カチューシャ「西住の追っ手!?」

ミカ「隠れよう」

おりょう「よっと」

麻子「あれは西住のおりょうとかいう娘」

カチューシャ「人別帳に名を記す西住十人衆の一人ね」

ミカ「よし 彼女を島田の里にさらっていこう」

おりょう「!?」

ミカ「西住の里のおりょうだね?」

ミカ「なにもそう構えることはないよ」

ミカ「察しのごとく 私たちは島田者だけど もはや島田と西住が敵ではないことは君もしっているだろ?」

ミカ「げんに西住兄も島田の里の屋敷にお泊まりだ」

おりょう「それは知ってるぜよ....」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/03(火) 08:00:42.53 ID:o2o8NmcE0
ミカ「実は今しがた その西住兄様のお申し付けで西住の里に参ったんだけど なにを勘違いしたのか村の衆からえらい剣幕で追い立てられてね」

ミカ「いやはやほうほうの体で逃げ出してきた所だよ」

おりょう「西住を甘くみるからぜよ」

ミカ「どうかな? おりょう 私たちこのままじゃ 西住兄様や愛里寿様に合わせる顔がなくてね」

ミカ「せめて君だけでも島田の里に一緒に来てもらえないかな?」

おりょう「西住兄様は無事ぜよ?」

ミカ「無事?とはなにを馬鹿なことを」

ミカ「もし仮に私たちが害意を持ったとしても あの西住兄様をどうすることもならないね」

おりょう「それはそうぜよ」

ミカ「じゃあ一緒に島田に来てくれるね?」

おりょう「西住の里の衆に聞いてくるぜよ!」ジャンプで木の上に

ルミ「任せて!」髪を伸ばして木を登り追いかける

おりょう「これでも食らうぜよ!」苦無投げ

ルミ「ぐはっ!」

おりょう「やったぜよ!」ルミの投げた棒が鳩尾にあたる

おりょう「がっ!!」

ルミ「いやー惜しかったね」苦無は髪の毛に止められていた

ミカ「殺しちゃダメだよ ルミ その娘には聞きたいことがあるからね」

ルミ「なにを今更...」

ミカ「西住兄を討つ時の囮にもなる」

ミカ「おりょうの名を人別帳から消すのはその後だ」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/03(火) 08:10:43.61 ID:o2o8NmcE0
しほの屋敷

みほ「島田に討ち入ろう!!」

まほ「それはならぬぞ みほ」

みほ「なんで!このまま捨ておくつもり!?」

左衛門佐 「我らはともかく村の衆がなっとくすまないな」

まほ「忘れるな 島田の里には弟がいる」

みほ「むっ...」

まほ「それに奴らを見逃した以上 今島田の里を襲っても返り討ちにあうのがおちだ」

みほ「それを恐れてお兄ちゃんを見殺しにするの!?」

まほ「まさかな 私は弟を信じている あいつがやすやすと...島田者こどきに討たれるはずがないと」

左衛門佐 「それにまぁ一応は...エリカもついておることだしな」

みほ「いやでも...」

まほ「慌てるな みほ もとより弟を捨て殺しになどするものか」

まほ「行く! 島田の里には必ず安否をうかがいに参るが...その前に確かめなければいけないことがある」

左衛門佐 「西住と島田の和睦がせまったこの時期になにゆえ島田者がここを襲ってきたか」

まほ「その通り 流石は左衛門佐 まさにそこだ」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/03(火) 08:12:06.92 ID:J9Sr1Oz10
西住兄って誰?
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/03(火) 08:19:49.99 ID:o2o8NmcE0
小梅「和睦を嫌う者の仕業かもしれません」

小梅「我らの方にもあの戦車道協会との不戦の約定さえなければ島田を襲いたがっている者は......たんといます」

まほ「・・・それよ その戦車道協会との約定がまさに解けたのではあるまいか」

みほ「えっ!?」

左衛門佐 「まっまさか!」

まほ「みほ お前は塀の中でミカの不審な言葉を聞いたと申したな」

みほ「うん....確かこうだよ」

みほ「秋山優花里 一人でさえ 君たちをあれほど手こずらせた」

まほ「・・・奴らは北から来た 東海道から・・・」

まほ「優花里は駿府から何かの飛報をたずさえて戻る途中 東海道でやつらに討たれたのではないだろうか?」

まほ「島田者襲撃の秘密はそこにあるのではないのか?」

みほ「じゃあ私が東海道に行ってみるよ」

左衛門佐 「みほ 私も行こう」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/03(火) 08:31:54.76 ID:o2o8NmcE0
東海道 関宿のはずれ

沙織「くっ!」タッタッタッ

沙織「見つからない...巻物も!千代様も!しほさえも!」

沙織「どう言い訳したらいいんだろう....」

沙織「優花里より丸一日は遅れちゃった...西住者はもう巻物を手にしたかも・・・」

沙織「麻子...無事でいてね」

左衛門佐「 沙織...私だよ」

沙織「誰!?」

左衛門佐 「ミカだよ」

沙織「その声はまさしくミカさん! どこ?どこにいるの?」

左衛門佐 「わけあって姿は見せられないんだよ」

左衛門佐 「それより何用あって駿府からもどったんだい?」

沙織「一大事です!!」

左衛門佐 「一大事ってなにがあったんだい?」

沙織「それよりミカさん!姿を見せられないってことはもしかして殺されたんじゃありませんか?」

左衛門佐 「(殺された?)」

沙織「その相手は西住の秋山優花里ではありませんか?」

左衛門佐 「そうだよ 相手は秋山優花里」

沙織「す、すいません...私が西住しほにたばかられ人別帳を奪われたばっかりに...」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/03(火) 08:45:36.27 ID:o2o8NmcE0
左衛門佐 「(人別帳?)」

沙織「でも不幸中のさいわい...殺されたのがあなたでよかった...他の者はまだ無事で...」

左衛門佐 「沙織 人別帳とはなんだい?」

沙織「よろこびください!ミカさん!」

沙織「このたび 駿府の大御所家康様の名で戦車道協会のおん前で西住と島田の不戦の約定...解かれました!!」

左衛門佐 「な、なに!!」

沙織「違う!!」

左衛門佐 「くそっしくじった!」

沙織「そこか!」糸を飛ばして左衛門佐 が隠れてるいた場所に放つ

左衛門佐 「ぐっ!」糸を刀で受け止めて

沙織「誰!」

沙織「名乗らないならバラすよ!」

左衛門佐「さ、左衛門佐 」

沙織「(やった!西住十人衆の一人だ! この人の首を土産にすれぼ少しは私の顔も立つ!)」

沙織「私の黒縄の地獄に落ちろ!」糸を強く引く

みほ「・・・・・」沙織の前の壁から現れて首を絞める

沙織「がっ.....」ゴキっ

左衛門佐 「すまんな みほ 助かった」

みほ「殺さずに口を割らせようかとおもったけどやむえないよね」

左衛門佐 「そう簡単に白状する相手でもあるまい こうしてうまく行き合わせに仕留めただけでも良しとせねばな」

左衛門佐 「それにしてもこやつ 大変なことを口走ったな」

左衛門佐 「まさにまほの読みどおりか しかし...人別帳とはなんのことか....」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/03(火) 08:54:15.75 ID:o2o8NmcE0
左衛門佐 「それともう一つこやつはミカの声を使うこのわしに殺されたのか?と聞きおった」

みほ「それほどの目に遭ったのか問いたかったんじゃないかな?」

みほ「それより左衛門佐さん これは容易じゃない事態だよ」

左衛門佐「うむ かかる事実が明らかになったからには一刻も早く島田の里に参り」

左衛門佐「是が非にも西住兄様の安否を確かめねばならぬ」

第一部 完

第二部 左衛門佐「みほよ 共に島田の里へ参るぞ」に続く
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