【安価】異世界に来たので、折角だから何かする【オリジナル】

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43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 20:23:32.86 ID:hHqykxnmO
クロノス
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 20:23:54.80 ID:Q4BO2ZTA0
ヤマト
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 20:24:00.87 ID:vUij1F7BO
サスケ
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 20:24:26.78 ID:bhgPreeDO
グリン
47 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/05(木) 20:37:05.06 ID:/axQZUF/o

>>42選択:アスラ


貴方は、折角なのでアルフォードに名前を付けてもらうことにした。

「そうですか。では、アスラなんてどうでしょう?」

「何かこの変だと聞き慣れない感じの名前だね」

「ええ、さっき呼んでいた本からそのまま引用しただけですので。異世界の文献で、善悪の対立を描いた神話に出てくる善神の名前ですね」

「司書様も大分テキトーだね」

「漂流者さんはこの辺では馴染みのない服装ですのでね、名前もこの辺に馴染みのない方が良いだろうと思いまして」

何だか身の丈に余る名前を頂いてしまったようだと、貴方は苦笑いをする。
とはいえ、ゲン担ぎにはなるかもしれないと、貴方は前向きに考えることにした。



貴方の容姿の設定(体格とか身長とか服装とか)
安価↓3までをMIX
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 20:38:17.69 ID:0j86KPlhO
左腕がない
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 20:38:22.12 ID:Q4BO2ZTA0
服装からは普通に見えるが中々引き締まった体。髪は黒
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 20:38:39.70 ID:xlraPJF1O
第3の目を持つ
51 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/05(木) 20:50:28.78 ID:/axQZUF/o

>>48-50選択



「……改めて見ても、アスラさんは大分人目を惹く姿ですね」

そうだろうか?と貴方が首を傾げると、アルフォードさんが鏡を持ってきてくれた。
そこに映っていた姿は、手入れのされていないぼさぼさの黒髪に浅黒い肌、身長180cmくらいはありそうだ。
しかしそんな部分より目に見えて異質な個所が一つ。それは、本来人に備わっていて当然の両腕、その片方が無かったのだ。

貴方はその事に、鏡を見てようやく気付いた。
しかし、体に違和感はなく、これがあるべき形であるようにも見える。
ともすれば、最初から左腕は無かったのかもしれない。と貴方は勝手に納得した。

「いやぁこんな人がいきなり正面から歩いて来るんだから、私も最初は身構えちゃったよね」

確かに、身構えるのも仕方ないのかもしれない。と貴方は苦笑する。


軽く談笑を交えている間、無意識のうちに何故か自らの額を撫でていた。
貴方は、はて?と首を捻る。
額には何もない。ごく普通の人の額だ。

しかし、どうしてだろうか?貴方はその『何も無い』事に奇妙な違和感を覚えていた。
52 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/05(木) 21:05:27.12 ID:/axQZUF/o

「さて、アスラさん。貴方はこれからどうするおつもりですか?」

唐突な質問に、貴方は首を捻る。

「貴方はこの世界のいわばイレギュラーのような存在、暫くは他人の手助けなしでは満足に暮らすことは難しいでしょう」

成程、確かにそうかもしれない。と貴方は大きく頷いた。
自分の記憶が何もないうえに、唯一ある常識すらこの世界では通用しない。更には隻腕と来た。
頼れる身内も居ない。まさに八方塞がりとも言える状況だと、貴方は冷静に分析する。

自分にはどんな選択肢があるのだろう?と貴方はアルフォードに問いかける。

「それは、貴方が何をしたいかによって大きく答えが変わります」

「一先ず生活する場所が欲しいなら、数日程度なら私が面倒を見てあげてもいいですが、ずっととなると此方も都合が悪い。相応の仕事をしていただくことになるかと思います」

「自分が元居た世界に帰りたいと思うのなら、そうですね……国王様に頼ってみるのも一つの手かもしれません。王様は未知がお好きです。貴方のような漂流者は歓迎されることでしょう」

「記憶を取り戻したいと思うのならば、より多くの見聞を広めていくことが必要でしょう。貴方が異世界の人と決まったわけでもありませんから、色々な場所を巡るうち、貴方を知る人と出会えるやもしれません」

「安全に生きたいのでしたら、『教会』の庇護下に入るのが一番でしょう。貴方のような身寄りのない人々の為に、彼らはあるのですから」

「……それと、貴方が酔狂な方ではないと信じて忠告しますが、自分は漂流者であることをそう軽々しく吹聴しないように。異世界の力を欲しがる輩は,それこそ掃いて捨てるほどいるのですから。貴方のような同士が傍に居ない契約者なんて、それこそいい鴨です」


53 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/05(木) 21:13:46.34 ID:/axQZUF/o

「さてアスラさん、貴方はどうしたいですか?」

貴方は沈黙する。
知りたいことはいくつもある、だが全てを知るには足りないモノがいくつもある。
どうすることが最善なのだろうか?
貴方は、大いに頭を悩ませる。

「あ〜っと、アスラさん!一応だけど、私の屋敷に来るっていうの手かもしれないよ!まぁ…貧乏貴族だし、大したもてなしはできないけど」

「無責任な事言うな主よ。……アスラよ、そう難しく考え過ぎるな。汝の思うままに歩くといい。善なる道が苦無き道とは限らぬのだからな」


だ、そうだ。
さて、貴方はどうしたいだろう?



1、一先ずの行動方針を決める
2、その前に質問がある

安価↓1
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 21:14:36.13 ID:lE1AUvMw0
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 21:15:56.81 ID:oFTQwm/h0
2今この町に自分以外の漂流者はいるのだろうか
56 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/05(木) 21:17:02.09 ID:/axQZUF/o

選択:2


何かを決める前に、自分はあまりにも無知すぎる。
貴方はそう思い、思いつく限りの質問を二人に聞くことにした。


質問安価
安価↓4まで採用
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 21:18:03.77 ID:oFTQwm/h0
失礼しました
改めて、今この町に自分以外の漂流者はいるのだろうか
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 21:19:39.60 ID:bhgPreeDO
図書館や教会以外にどんな施設があるか
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 21:31:22.25 ID:Bm2bUDLJ0
『教会』について詳しく聞いてみる
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 21:37:21.44 ID:lDRhxSx50
図書館での仕事はどのようなものか
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 21:40:23.33 ID:dcyhjibb0
図書館騎士は大仰な名のついたただの警備員なのか、それとも明確な敵がいるのか
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 21:40:57.36 ID:dcyhjibb0
あっ更新してなかった恥ずかしい
63 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/05(木) 21:52:56.20 ID:/axQZUF/o

>>57

「今この町に他の漂流者…ですか?そうですね………可能性は高いです。どうしても必要であれば、私が後で調べて差し上げましょう」


>>58

「図書館や教会以外の施設ですか?当然列挙するのも面倒なほどにありますけど、主だった施設といえば王の住まう『宮廷』や導師や魔法使いの育成のための『学校』、身寄りのない者の吹き溜まり『スラム街』ですかね」
「後は……恐らく門前払いを受けるでしょうが、我々命の樹に連なる者達が居る『叡智の殿堂』があります」


>>59

「教会…『ソピラ』の方々の事ですね。我々生命の樹とはあまりいい関係ではありませんから、あまり話したくはありませんが、『白き人』という眉唾物の現人神を奉っている少々心の弱い方々です」

「個人的にはハッキリ言って嫌いですが、無辜の民…特に『無知なる人』にはお優しいです。特にあなたのような右も左も分からぬ異邦人は、よく勧誘されていらっしゃいます」

「もし教会をご利用になるのでしたら気を付けてください。『善なる』をこよなく愛する方々ですので、彼らの前で無法を働けば無事で居られる保証はありません」

「………やや私的な意見が入り混じった解説ですが、まあ悪い方々ではありませんよ。我々の蔵書を世間に公開しろという世迷い事をほざきさえしなければ」


>>60

「図書館での仕事ですか?そうですね……私はこの場所から一歩も外に出ることができませんから、主にお遣いをして貰うことになりますね」

「知識だけは無限に手に入るこの場所ですが、世間とはあまりにもかけ離れた場所ですので、自由に使える足があれば便利なんですよ」


>>61

「う、う〜ん…警備員って呼ばれ方は好きじゃないんだけど……基本的な仕事はそんなに変わらないから強く違うとは言えないのが辛いところ…」

「でもでも、私はこう見えてもこの国で6人しかいない図書館騎士の一人何だから、実はスーパーエリート貴族なんだ〜」

「敵?う〜ん……この図書館を害する人全てが敵かな。だから、明確な敵っていうのは………居なくもないか…」

「この国ではまだ起きた事ないんだけど、遠くの国では『ギルド』っていう図書館だけを狙った盗賊が居るらしいから、大分問題視されてるね」

「明確な敵といえば、そのくらいかな?『ソピラ』の人たちは思想対立してるけど、敵とはちょっと違うかな〜」

64 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/05(木) 21:58:29.26 ID:/axQZUF/o


取り敢えず、思いついた質問を全てぶつけ終えた貴方は改めて考え込む。
自分がしたい事、興味がある事、心惹かれる場所……それは何だろうか?


目的安価
↓3まででコンマの最大値の安価が当面の目的
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 21:59:03.08 ID:Bm2bUDLJ0
教会に行ってみる
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 22:01:27.36 ID:A/43NhlF0
義腕が欲しい
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 22:02:51.41 ID:bhgPreeDO
各地を周り自分の記憶を取り戻す
68 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/05(木) 22:11:10.06 ID:/axQZUF/o

>>67選択


色々と思う所はあるが、やはり一番初めにやるべきことは『記憶を取り戻す』ことだろう。

何故、自分は記憶喪失なのか?
何故、自分はこの世界に来たのか?
何故、自分には片腕が無いのか。

自分は何者なのか?

どうしても、それを知りたいと貴方は思った。


「私は、自分の記憶を取り戻したいです。その為にも、各地を回ってみたいと思います」

「…そうですか。ええ、いいと思いますよ」

アルフォードは柔らかく微笑みながら、そう言った。
そういえば、アルフォードが笑っている姿を始めてみるかもしれない。と貴方は感心する。

69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 22:12:16.62 ID:dcyhjibb0
おおう、ありがとうございます
70 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/05(木) 22:20:43.19 ID:/axQZUF/o

「では、私にできることはもう無いようですね」

そう言うと、アルフォードは貴方に背を向け、読みかけだった本を改めて読み始める。

「まずは、町を巡ってみるといいですよ。この町だけでも、今の貴方には広すぎるくらいでしょうから」

「この国を出るのは、それからでもいいと思います。もっとも、貴方がこの国から出るというのなら、止めはしませんが」

「じゃあ私も、図書館騎士の仕事があるから!といっても、仕事中はこの図書館の中に居るから、用があるならいつでも呼んでね?」

「ではな、異界の旅人よ。道に迷ったのなら、主様を訪ねるといい。どうしようもないお節介焼き故な、飯には困らぬだろうよ」


そうして、二人は各々の仕事に戻ったようだった。
貴方は、ここで初めてこの世界に来て一人になった。

さて、取り敢えず外に出ようか?


そう思い立ち、図書館から出て行こうとすると、アルフォードから声を掛けられる。

「ああ、町を巡るのでしたら案内人をつけましょうか?護衛代わりにもなるでしょう」

貴方は――


1、必要ない
2、案内人をつけてもらう

安価↓1
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 22:21:33.16 ID:dcyhjibb0
2
72 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/05(木) 22:32:51.50 ID:/axQZUF/o

選択:2


この世界のマナーもよく分からない身だ、何か無礼があったらいけない。
そう思った貴方は、お言葉に甘えて案内人をつけてもらうことにした。

「ふむ。でしたらコレを」

そうしてアルフォードから、彼が身に着けていた懐中時計のようなモノを手渡される。

「時計です。その時計には私の契約者『キア』が宿っています。大抵の質問には答えられるはずですよ」

イマイチ判然としない説明に首を傾げていると

「始めまして、『キア』です。アルフォード様の命により、貴方の町先案内人に任命されました。今日一日、貴方をお世話させていただきます」

まるで機械音声のような淡々とした口調で、時計に話しかけられる。
喋る時計……喋る蛇が居る以上、そうおかしなことではないのかもしれない。と、勝手に納得する。


貴方はアルフォードに感謝を述べながら、図書館を出た。
73 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/05(木) 22:36:52.49 ID:/axQZUF/o

さて、図書館を出てみたはいいものの…本当に右も左も分からない。
取り敢えず、市場への道だけは分かっている。


気になる建物もいくつかある。
さて、これからどこに行こうか?



1、適当に歩く(コンマイベント)
2、白い豪奢な建物に向かってみる
3、市場をうろつく
4、病院でも探してみようか?
5、自由安価

安価↓3まででコンマの最大値採用
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 22:37:27.26 ID:Bm2bUDLJ0
4
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 22:41:28.36 ID:9n8CJBzLO
3
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 22:44:21.76 ID:mUrgQgar0
77 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/05(木) 22:53:13.64 ID:/axQZUF/o

>>76選択:3



一先ず市場をうろついてみることにした。
市場では、食べ物を売る露店が多く立ち並ぶほか、仮面を売るという珍しい店もあった。
他にも、見慣れない銀食器?のようなモノを売る店や、最早なんと形容するべきか分からない怪しい露店もあった。

貴方は改めて人の多い場所に出てみると、今まで気づいて居ないことにも気づけた。
それは、行きかう人々が必ず『人』とは限らないことだ。

獣のような耳が生えた人、不健康そうな緑色の体色の人、やけに耳の尖った色白の人。
犬の顔をした人のような者も見受けられる。

この中にも、自分と同じ漂流者や契約者が居るのだろうな。と貴方は思う。



イベント判定(1桁コンマ)

1−3  怪しげな口調の男
4−6  小太りの中年
7−9  自由安価
0     火の手が上がる

直下コンマ
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 22:55:26.33 ID:Uj/FXMH50
79 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/05(木) 23:05:46.34 ID:/axQZUF/o

コンマ判定:3


貴方が市場巡りを楽しんでいると

「ネネ、そこの褐色のおニーサン。ちょっとちょっと」

高い男の声に呼び止められる。
一瞬、何処から声が聞こえているのか分からずに周囲を見渡していると、少し喧騒から離れた暗い路地から糸目の男が貴方に手を振っていた。
吸い寄せられるように貴方はその男に近寄る。

男は身長はやや小さいが、恐らく大人だろうと何となく察せられた。
服装は町を行きかう人のそれとは少し違い、言うなれば…中華風とも言うべき不思議な出で立ちの男だった。

「アイヤーおニーサン、何やらお困りのようネ」

お困り……確かにそうかもしれない。
貴方は素直に頷いた。

「そうだと思ったヨー、おニーサンこの町歩くの初めてネ」

確かにそうだ。
何故わかるのだろう。やはり服装だろうか?

貴方が素直に頷くと、男は人懐っこくニコニコと笑いながら話し続ける。
80 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/05(木) 23:16:31.77 ID:/axQZUF/o

「おニーサン、ズバリ…お金に困ってるネ?」

確かに、困っていると言えば困っているかもしれない。
貴方は気になる物があっても何も買えない。交換できるような物も持ってない。
文字通りの無一文だ。

貴方は頷く。

「ここで働き口探すのは大変ネ。此処に居るのはゼーンブ地元の人。あぶれて仕事も無い奴は皆スラムに押し込まれてるヨ」

そうだったのか、と貴方は驚く。
適当にバイトでもできないだろうかと薄ら考えていたが、どうやら難しそうだ。

貴方は困った顔をしていると、男は笑顔を絶やさず言葉を続ける。

「私実は仲介屋ネ。おニーサンみたいな人が、食いっぱぐれ無いようにするのが仕事。トッテモ親切な仲介屋さんネー」

成程、つまり自分に仕事を紹介するために声を掛けてくれたようだ。

「そゆ事ヨー。おニーサンみたいなハンサムな人におススメの仕事があるんだけど、聞いてくアルか?」


貴方は―――


1、聞いていくことにした。
2、遠慮することにした。

安価↓1
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 23:18:07.96 ID:bhgPreeDO
82 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/05(木) 23:20:35.15 ID:/axQZUF/o

>>81選択:2



貴方は遠慮することにした。


「まあまあ、おニーサン!そう言わずにネ!話だけでもネッ!」


貴方は―――


1、聞いていくことにした。
2、遠慮することにした。

安価↓1


83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 23:21:43.86 ID:9n8CJBzLO
2
84 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/05(木) 23:25:29.23 ID:/axQZUF/o

選択:2


貴方は、それでも遠慮することにした。


「まあまあまあまあ!おニーサンッ!そう言わないでネッ!きっとお金に困るヨ〜、お腹へるのは辛いヨ〜、仕事が無いのは心が貧しくなるヨ〜」

「ちょっと付き合ってもらうだけアルヨ〜」


貴方は―――


1、聞いていくことにした。
2、遠慮することにした。

安価↓1
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 23:26:16.86 ID:Uj/FXMH50
2
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 23:26:42.40 ID:dcyhjibb0
無限ループって怖くね?
87 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/05(木) 23:34:17.90 ID:/axQZUF/o

選択:2


もうここまで来たら意地だ。
何が何でも聞いてやらない。貴方はそんな気持ちになった。

「お、おニーサンも意地っ張りネ…」

目の前の男も、貴方の頑なな態度に少々疲れを見せている。

「しつこいのは貴方の方ですよ。私に構わず、別の困っている誰かを助けてあげてください」

「チッ……私がこんなに優しくしてやってんのによ……」

「今、舌打ちしませんでした?」

「し、してないヨ〜?今のは投げキッスネ〜」

どうやら、男もそう簡単には諦めてくれないらしい。
貴方はそこで、自分のポケットの中にサイコロがある事を不意に思い出した。


貴方は――


1、サイコロの出目で決めないかと提案した
2、折れて話を聞くことにした

安価↓1
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 23:34:57.52 ID:137GKl4jo
1
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 23:36:20.04 ID:9n8CJBzLO
1
90 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/05(木) 23:48:25.32 ID:/axQZUF/o

>>88選択


「そういえば私、一つ面白いものを持ってるんですよ」

「ハ?」

貴方はポケットから取り出したサイコロを、親指で宙に弾く。
そして落下してくるサイコロを、人差し指と中指で器用にキャッチして見せる。

余りの突然の事に、糸目の男はポカンと間抜けに口を開けている。

「このサイコロ、0〜9までの目が書かれてるんです。どうです?一つ勝負しませんか?」

「しょ、勝負?」

「ええ。もし負けたら、私は貴方の話を聞くとお約束しましょう」

「お、おニーサン何者ネ?」

「身よりも職も無い、ただの異邦人ですよ。で、どうします?」

貴方の突然の饒舌ぶりに糸目の男は呆気に取られていたが、このままでは埒が明かないとは思っていたようで、勝負を引き受けるようだ。


勝負の内容はどうしようか?

1、お互いがサイコロを振って、大きい出目が出た方が勝つ
2、貴方が、男の振った出目を当てる

安価↓1
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 23:52:39.60 ID:dcyhjibb0
2
92 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/06(金) 00:01:13.03 ID:ppSbcyGco

>>91選択:2


「ほ、本当にその勝負内容でいいアルか?」

「構いませんよ」

その勝負内容は、貴方が男の振った出目を事前に予測するというもの。
明らかに貴方が不利な内容の勝負だった。

「その代わり、私が勝ったなら。一つ質問に答えてもらいます」

男は思わず生唾を飲む。
彼自身、理由は分からない。
何故か、ただならぬものを目の前の不敵に笑う貴方から感じ取っていた。

「では、貴方がサイコロを振る前に出目を宣言させてもらいます」


1桁コンマ判定
5以上で……

直下コンマ



93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 00:01:45.61 ID:BWqDVqMD0
94 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/06(金) 00:06:30.94 ID:ppSbcyGco

コンマ判定:1 特殊判定失敗



「……予想は、1です」

その言葉を聞いた瞬間、男は今まで貴方から感じていた奇妙な威圧感が無くなっていることに気付く。
腑に落ちない奇妙な感覚のまま、男はサイコロを振った。


コンマ判定
『1』で貴方の勝利。それ以外で敗北

直下コンマ
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 00:07:54.68 ID:EDufxHb+0
ま、まだ本気出してないだけだから(震え)
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 00:09:57.64 ID:iFz1U1O2o
オイオイ異世界でエスポワールにでも乗るつもりか
97 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/06(金) 00:21:30.87 ID:ppSbcyGco

コンマ判定:8


男が振ったサイコロの出目は『8』だった。
どうやら、貴方は負けてしまったようだ。

自分が仕掛けた勝負だ。貴方は潔く男の話を聞くことにした。

「エっ?あ、あー……いや…おニーサンにはヤメておくネ」

男は勝負に勝ったにも拘らず、貴方から身を引くようだ。
貴方は納得できない。と理由を聞く。

「あ〜………おニーサン、不思議な人ネ。さっきまでは人を呑むような迫力だったのに、今ではフツーのとっぽいニーチャンアル」

「私、本当は親切な仲介屋じゃ無いネ。………本当は『ゴミ拾い』してたあるよ」

ゴミ拾い…やはりこの男の人は、割といい人なようだ。

「アイヤー…どうにも毒気抜かれちゃったアル……。今日は止めネ、仕事続ける気分じゃないアル」

男は、そう言うと貴方に背を向けて暗い路地の向こうへと向かって行った。

「……私の名前は『ファン・イン』ヨ。おニーサン、この町はおニーサンが思ってる以上に汚いヨ。私みたいな人に引っかからないよう気を付けて」

そう言い残すと、まるで暗がりに溶けるように姿を見失ってしまった。
98 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/06(金) 00:28:52.82 ID:ppSbcyGco

糸目の男――ファンが去る後ろ姿を見て、貴方は奇妙な寂しさのような物を感じた。

改めて手の内にあるサイコロを見る。
黒い、ただのサイコロだ。
何か、仕掛けがあるようにも見えない。

しかし、このサイコロを握りしめた時、何故か自信のようなモノが湧き上がってきた感覚が確かにある。

やはり、自分の持ち物だけあって、何か自分と関係が深い物なのかもしれない。
貴方はそう思い、サイコロを大切に懐に仕舞いこんだ。


さて、多少道草を食ってしまったが、まだまだ日は高く上っている。
また市場を周ってもいいかもしれないが、別の場所を目指してもいいかもしれない。



行動安価
安価↓1
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 00:30:07.34 ID:mpO1SKaW0
病院を探す
100 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/06(金) 00:41:18.89 ID:ppSbcyGco

>>99選択:


よし、病院に行ってみよう。
記憶の事も何か分かるかもしれない。ついでに、左腕の事も相談できそうだ。

そう思い立った貴方は、『キア』に話しかける。


「キアさん。病院はどこですか?」

「『病院』は、この町にはありません」

「………?」

貴方は自分の耳を疑う。
もう一度同じ質問を投げかける。

「キアさん。病院はどこですか?」

「『病院』は、この町にはありません」

やはり聞き間違いではなかったと貴方は確信する。
流石に、病院という概念が無いということは考えられない。リメロンとナキが病院に連れて行くかどうか話していたことを、貴方は確かに覚えている。

『この町』という表現を使っているためか、恐らくこの町の外にはあるのかもしれないが、キアはこの町の案内人だ。それ以外の場所は恐らく管轄外だと貴方は予測する。

どうするべきか。と貴方は頭を悩ませていると……


イベント判定(コンマ1桁)

1−3  大量の仮面を買っていく少女
4−6  何かにぶつかられる
7−9  豪奢な馬車が通りかかる
0    自由安価

直下コンマ
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 00:42:23.15 ID:07U4w2gsO
102 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/06(金) 00:46:16.22 ID:ppSbcyGco

コンマ判定:5  何かにぶつかられる


さらに判定

1−3  子供
4−6  上品な紳士
7−9  白い外套
0又はゾロ目で  ???

直下コンマ
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 00:46:51.11 ID:mpO1SKaW0
はい
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 00:47:15.31 ID:oVTVn+bi0
ゾロ目きちゃったよ…
105 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/06(金) 00:57:55.98 ID:ppSbcyGco

コンマ判定:ゾロ目


ナニカが貴方の肩にぶつかる。
貴方は目を瞑って考え事をしていたためか、どうやらその接近物に気付かなかったようだ。

貴方は顔を起こす。
人であったのならば、謝るべきだと思ったからだ。

何気なく、そのナニカがぶつかった個所に手を当てる。


ニチャッ……


嫌な感触だった。
ぬめりがあって、生暖かく、外気に触れていると指先に何かが張り付くような感覚。
そして、噎せ返るような生臭さ。

頭が警告を鳴らす。
本能が貴方に危険を告げていた。
同時に、キアの声が貴方の耳に入る。

「警告。全速前進を推奨します。決して振り返ってはいけません」

貴方は――――



1、振り返った
2、振り返らずに走り去った

安価↓1
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 00:59:20.23 ID:tii3kzEK0
2
107 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/06(金) 01:03:17.31 ID:ppSbcyGco

選択:2


即座に体が反応する。
弾き出された様に貴方は前へと走り出す。

血だ。
これは血だ。
人の血″だ。

心臓が警鐘を鳴らすかのように異常な速度で波打っている。

貴方は決して後ろを振り返らず、全速力で走り去った。



――――貴方の後ろから、何かの気配がする。



コンマ判定
6以下で………

直下コンマ
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 01:04:01.96 ID:ldRk2Preo
109 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/06(金) 01:12:44.16 ID:ppSbcyGco

コンマ判定:6


突如、燃えるような激痛が貴方の背中を襲う。
貴方はその痛みに足をもつれさせ、盛大に転んでしまう。

大の大人が全速力での転倒。
それだけでなく、貴方は隻腕だ。
全身の激痛と、グシャグシャの三半規管の酔いで、まともに立ち上がることも出来ない。

助けを呼ぼうと周りに目を向けるが、そこは人一人いない暗い路地裏。
どうやら貴方は、逃げているようでそこに誘い込まれてしまったようだ。

後ろから声が聞こえる。


「ったく。いきなり逃げんなよ。ビビっちまうだろ?」

「まあでも、逃げたっつーことは何か『見ちまった』んだろ?」

「ごめんなぁ。本当は殺しなんてしたくねーんだけどよ。俺の後始末が下手なばっかりに、本当にごめんな」


優し気な男の声だった。
しかし、発する言葉の内容からは、一切の慈悲をも感じられない。


貴方は――――


コンマ判定
4以上で……

直下コンマ
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 01:13:54.62 ID:nLXj4tSDO
お願い
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 01:14:49.97 ID:nLXj4tSDO
ごめん…
112 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/06(金) 01:20:27.80 ID:ppSbcyGco

コンマ判定:2



熱い。
背中が熱い。
体が、思うように動かない。

徐々に、徐々に、体の熱が引いていく。

徐々に、徐々に、意識が霞んでいく。

徐々に、徐々に、瞼が落ちていく。


意識を手放すその刹那、貴方は最後に声を耳にする。



「……コイツ…まさか……冗談だろ?この入れ墨…!」



それが、貴方が最後に訊いた言葉だった。



Dead END
113 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/06(金) 01:21:34.24 ID:ppSbcyGco

というわけで、今回の更新はここまでです。
次回は、再開場所を安価で決めて再開します。


ではでは、遅くまでお付き合いいただきありがとうございました。
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 01:29:43.73 ID:EDufxHb+0
…もしかしてデストラップ多め?
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 03:49:19.23 ID:o2ncwNzDO
デストラップと言うには無用心すぎたと思うぞ
案内人がいるのに適当にふらついたことといい、裏路地の入り口でのんびり考え事していたことといい
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 07:07:12.87 ID:PC3PrP0y0
単純にコンマ判定で失敗しまくっただけじゃないの
>>115も後出しで偉そうな事言ってるけど、事前に言えよ。そもそもそこに安価判定無かっただろ。
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 07:26:06.86 ID:nLXj4tSDO
本当にごめんなさい
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 10:10:28.62 ID:pAxj3q8y0
血濡れの人はゾロが出たから遭遇したんだったか
最後の反応的に、切り抜けられたら結構なメリットありそう?
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 13:54:07.01 ID:o2ncwNzDO
>>116
スレ覗いたのがそのタイミングだったのに事前に言えっつわれてもな……
>>73は折角つけてもらった案内人に助言を求めることもなく、金もないのに市場に向かうってのがよく分からんし、
>>98も一先ずこの場を立ち去る、としておけば裏路地に追い込まれることは回避できたんちゃうか。こっちは低コンマ重なりすぎたのが直接の死因だろうけどさ。
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 14:15:39.28 ID:ItCwg7pR0
安価取った奴が正義
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 15:12:17.75 ID:vSZ2UgoF0
安価コンマスレ特有の読者同士の叩き合い本当に嫌い。もっと気軽に楽しめばいいのに。
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 15:35:36.82 ID:9oX8ye1C0
仮に>>119が正しかったにしても>>73に関してはわざわざ選択肢を用意しといて自由安価が最適というのは単に作者の意地が悪いだけじゃないの
なんか作者にしろ読者にしろ意識高い系の奴が増えたなぁ
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 15:56:15.02 ID:PynoGeVrO
安価に自信ニキは次から自分だけで安価取れば良いんじゃないですかね(嘲笑)
今に始まったことじゃないけど安価スレなのに安価取らなかった奴が結果論で叩くとか聡ずかしくないの?
124 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/06(金) 17:14:50.12 ID:ppSbcyGco

選べば即死のデストラップとかは滅多に無いつもりですが、コンマが振るわなければ今回のようにポックリ逝くことも多いです。
とはいえ、危険な目に合うのが必ずしも失敗というわけではなく、リスクに見合うようなイベントや救済処置は用意してます。
今回は、キアが居る分コンマに補正つけるべきだったかなと私も反省してます。

病院に行くの選択肢は、この町には病院が無い。⇒ではこの町の傷病者はどうしてるんだろう?という世界観を考察して貰う為の選択肢でした。
今回はコンマが面白い方向に転んで、その部分に着目する暇がありませんでしたが。


選択肢に何が正解とかは無いつもりなので、ガンガン色々なことに首を突っ込んで良いと思いますよ!!
死んでも死に戻りするだけですので。


とまあ、そんな感じです。
今日は更新ありません。明日またお付き合いいただければ嬉しいです。
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 17:28:27.21 ID:oVTVn+bi0
乙乙
ゾロ目になってもいい目どこらか痛い目にあうのね
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 17:31:08.90 ID:nLXj4tSDO
乙です
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 17:51:43.54 ID:pAxj3q8y0
あ、デスペナないのか
ならある程度は死んで覚えるでもいいのかね
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 18:19:42.41 ID:S6++PbhZo
はーい了解
129 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/07(土) 20:59:04.88 ID:bMzyVt0To

そろそろ再開です!


再開する場所(最大で>>98 まで)

安価↓3まででコンマの最大値
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/07(土) 21:06:34.27 ID:5lPsl14i0
>>73
131 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/07(土) 21:06:45.74 ID:bMzyVt0To

再開する場所

1、>>98
2、>>100
3、>>105
4、>>109

安価↓1
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/07(土) 21:07:27.25 ID:5lPsl14i0
>>98以降だったか
2
133 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/07(土) 21:10:36.58 ID:bMzyVt0To

>>132
そのつもりでした。分かり難くてすみません。


選択:2


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


よし、病院に行ってみよう。
記憶の事も何か分かるかもしれない。ついでに、左腕の事も相談できそうだ。

そう思い立った貴方は、『キア』に話しかける。


「キアさん。病院はどこですか?」

「『病院』は、この町にはありません」

「………?」

貴方は自分の耳を疑う。
もう一度同じ質問を投げかける。

「キアさん。病院はどこですか?」

「『病院』は、この町にはありません」

やはり聞き間違いではなかったと貴方は確信する。
流石に、病院という概念が無いということは考えられない。リメロンとナキが病院に連れて行くかどうか話していたことを、貴方は確かに覚えている。

『この町』という表現を使っているためか、恐らくこの町の外にはあるのかもしれないが、キアはこの町の案内人だ。それ以外の場所は恐らく管轄外だと貴方は予測する。

どうするべきか。と貴方は頭を悩ませていると……


イベント判定(コンマ1桁)

1−3  大量の仮面を買っていく少女
4−6  何かにぶつかられる
7−9  豪奢な馬車が通りかかる
0    自由安価

直下コンマ
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/07(土) 21:11:33.82 ID:9Typ7nag0
どりゃ
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/07(土) 21:14:53.79 ID:XZ4dP150o
>>100から
136 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/07(土) 21:21:42.97 ID:bMzyVt0To

コンマ判定:2



しかし、この町に病院が無いとなると、この町の傷病者はどうするのだろう?
ここは自分の情隙が通用しない場所。病院以外の医療施設があるのかもしれない。

貴方はそんな事を考えていると、気になる姿が目に止まる。

一人の少女が、露店から仮面を買っている姿だった。
それだけならば、それほど異様な光景ではないかもしれない。だが、その少女は露店の仮面を全て買い占めていった。

大きな風呂敷のような袋に無造作に仮面を仕舞い、背負って歩く少女。
大の大人ですらそれを羽織部のに苦労しそうな大荷物を、少女は涼しい顔で運んでいる。

貴方は、そんな姿に不思議と視線が吸い寄せられた。


貴方は―――


1、少女に話しかけてみた。
2、自分も仮面が欲しいと思った。
3、この世界で、仮面は独特の意味があるのかもしれないと興味が湧いた。

安価↓1

137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/07(土) 21:22:51.85 ID:5lPsl14i0
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/07(土) 21:23:18.07 ID:96cI6ApDO
139 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/07(土) 21:27:12.18 ID:bMzyVt0To

選択:1


どうしても気になった貴方は、少女に話しかけてみた。

「…………」

しかし少女は、厳しい目つきで貴方を一睨みし、そのままの速度で歩き続ける。
少女の視線からは、明確な敵意のようなモノを貴方は感じ取った。


貴方は―――


1、めげずに話しかける
2、何も言わず追いかける

安価↓1
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/07(土) 21:31:34.44 ID:96cI6ApDO
141 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/07(土) 21:47:06.95 ID:bMzyVt0To

選択:2


少女が話しかけて欲しくないことを察した貴方は、何も言わずについて歩く。

貴方は改めて少女の姿をマジマジと見る。
肩にかからない程度の黒い髪。
全身を包み込むように羽織る古布。その下に軽装の革の鎧のようなモノを着こんでいる。
上げ底のかっちりとしたブーツに、手には手袋を嵌めてある。
そして、こんもりと膨らんだ大量の仮面が入っていると思われる袋。

その少女は、行きかう他の人々と比べて、異様なまでに露出の少ない格好だった。


太陽は人々の真上に鎮座している時間。
多くの人々がミッシュしている場所な子もあって、貴方は額に汗をかき始めていた。
しかし、少女はその息を乱すことも無く、汗をかいている様子も全くない。

何か、この少女は普通ではない気がする。
貴方がそんな事を思ったとき、少女は突然走り出しました。

不意をつかれた貴方は少女を追いかけますが、一瞬目を離しただけで、人ごみに紛れてしまったのか見失ってしまいます。
しかし、貴方は一つの仮面が地面に落ちていることに気が付きます。
恐らく、あの少女が落した物だろうと貴方は推測する。

今度あの少女を見かけたら返してあげよう。
貴方はそう思い、仮面を懐の中に仕舞いこみました。
142 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2018/07/07(土) 21:48:40.79 ID:bMzyVt0To

誤字訂正

× 多くの人々がミッシュしている場所な子もあって
〇 多くの人々が密集している場所な事もあって

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