【ガルパン】こんにちは、赤ちゃん

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/05(木) 16:49:21.09 ID:3WuuPFtqO

〜お昼休み・戦車倉庫


沙織「えーっ、みぽりんのお母さんって、まだ30代なの!?」

優花里「随分お若いとは思っていましたが……」

みほ「お母さんが私を産んだのは、お母さんがまだ二十歳になったばかりの頃だったんだぁ」

沙織「ひぇぇ〜……、えっ、ていうかじゃあ、お姉さんを産んだときはまだ……未成年!?」

みほ「うん」

沙織「ひゃああぁぁぁ……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1530776961
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/05(木) 16:55:29.65 ID:3WuuPFtqO

優花里「すごいですよねぇ」

沙織「だけど私達だってもう17歳だよ、あと2、3年で私に赤ちゃんができちゃうだなんて……はぁ〜想像できないよ……」

麻子「まったくだ」

沙織「……今、なんかバカにされた気がする」

麻子「ひねくれすぎだ」

優花里「お家の事情、というやつですかねぇ」

華「わたくしの母も、みほさんのお母様ほどではありませんが、比較的早かったですね」

優花里「五十鈴殿のお母さんもたしかにお若いです」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/05(木) 16:56:59.51 ID:3WuuPFtqO

麻子「跡継ぎ問題、か」

優花里「ですねぇ」

沙織「え……じゃあ、みぽりんも!? みぽりんもあと何年かしたら赤ちゃん産むの!?」

みほ「ふぇぇ!? わ、私!?」

沙織「やだもー、なんかショック!」

みほ「わ、わたしはまだそんなこと考えたこともないよ……。でもそういえば……将来の結婚について、そういう事もちゃんと考えておけって、13歳の頃に一度お母さんに言われたような……」

沙織「13ってまだ子供だよぉ!? まさかみぽりん、実は熊本に彼氏がいたりするの!?」

みほ「い、いないよっ! お友達だって、あんまりいなかったのに」

優花里「そ、そんな悲しい事いわないでくださいよぅ……」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/05(木) 16:59:18.07 ID:3WuuPFtqO

華「わたくしも、子どもの事については良く考えておくようにと、お母様からたびたび言われていますね」

沙織「ひゃぁぁぁ……華まで……」

麻子「……私もできれば、なるべく早めに子供はほしい」

沙織「麻子!?」

麻子「おばあに、ひ孫を抱かせてやりたい……ずっと私達二人だけの家族だったからな」

沙織「……あ……」

みほ「麻子さん……」

麻子「おばあには言わないでほしい。なんか……恥ずかしい」

沙織「……んふふ、こっそり伝えちゃおっかな。おばあ、絶対に喜ぶと思うけど」

麻子「やめろ、ほんとにっ」

沙織「はいはい」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/05(木) 17:01:05.15 ID:3WuuPFtqO

沙織「だけど、はぁ〜、皆もう、子どものこととかちゃんと考えてるんだ……」

みほ「わ、私はべつに……」

沙織「うー……ゆかりん!」

優花里「はい?」

沙織「大学に入ったらいっしょに合コンしよ!」

優花里「え、えぇ? 私はそういうのはあんまり……」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/05(木) 17:03:34.37 ID:3WuuPFtqO

沙織「そんな事いったら私達だけ行き遅れちゃうもん!」

優花里「今からそんな心配をしなくったって……。まぁでも西住殿も一緒に来てくれるなら」

みほ「わ、私!?」

沙織「あ、みぽりんは来ちゃダメーっ」

みほ「え、え……ど、どうして……? て……誘われても、私もそういうのは苦手だけど……」

沙織「みぽりんみたいなタイプは絶対に男の子にモテモテだもん! みぽりんが一緒じゃあ男の子ぜーんぶとられちゃうもん!」

みほ「ふぇぇぇぇぇぇ……?」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/05(木) 17:06:50.97 ID:3WuuPFtqO

〜放課後・学園廊下


 てく、てく、てく


みほ(赤ちゃん、かぁ。)

みほ(そんなの早すぎるよ。まだ高校生なのに……)

みほ(だけど、お母さんは19歳の時にはもうお姉ちゃんを……)

みほ「……。……うーん……」

杏「西住ちゃーん」

みほ「あ、会長」

杏「会長じゃなくて元会長、でしょ?」

みほ「あ、えへへ、そうでした」

杏「んで、難しい顔してどしたのさ。考えゴトー?」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 22:27:27.22 ID:ErrUerpro
期待
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/06(金) 22:22:48.97 ID:fqCxp0BUO

みほ「え、ええと……」

杏「なになに、おねーさんに話てみなよ」

みほ「う、うーん」


「……。あのさ、西住ちゃん」

みほ「は、はい?」

杏「私はね、西住ちゃんの言うことなら、みんながびっくりしちゃうくらい、何だって聞いちゃうんだからね?」

みほ「……先輩……」

杏子「お、『先輩』かぁ、にひひ、なんだかむずがゆいなぁ」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/06(金) 22:33:10.24 ID:fqCxp0BUO

みほ「じゃ、じゃあ、思い切って、聞いていいですか」

杏「どんとこい」

みほ「か、角谷先輩は……赤ちゃん、ほしいですかっ」

杏「へ」

みほ「角谷先輩はすごくしっかりしてるし、結婚とか将来の事とか……もう、考えてるんですか……?」

杏「……。」

みほ「……? あの……」

杏「ん……それってつまり、西住ちゃんが私のお嫁さんになってくれるってこと?」

みほ「へぇぁ!?」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/06(金) 22:41:45.07 ID:fqCxp0BUO

杏「──なんてね、あっはっは、冗談冗談」

みほ「もう……」

杏「まーけど、なんでも聞くって言っちゃたしなぁ……西住ちゃんがどうしてもっていうのなら、無碍には断れないかなぁ〜」

みほ「い、言ってません!」

杏「ひどいなぁー私となんかじゃ嫌かぁ」

みほ「そ、そうじゃなくて……もう、会長!」

杏「にひひぃ〜……けど、西住ちゃんはさすがだねぇ」
34.18 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)