魔法少女トゥインクルリズム第45話『プリンセス絶体絶命 魔術師と美しき来訪者』

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/30(木) 18:56:37.12 ID:8BN3s6YB0
〜前回までの魔法少女トゥインクルリズム〜


育「ギョーカイジン4幹部の3人目、ブクロをなんとか倒したわたしたちトゥインクルリズム。

だけどそのどさくさにまぎれて、4人目の幹部アキバに正体がばれちゃった!

大ピンチだと思ったんだけど……このアキバ、いざ戦ってみるとなんだかとっても情けなくて、敵ながら心配になっちゃうくらいなの。

でも夢見る女の子たちに優劣をつけて食い物にするなんてひどいこと、ゆるすわけにはいかない!

アキバ、今度会ったらわたしが絶対おしおきしちゃうんだから!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1535622997
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/30(木) 18:57:58.10 ID:8BN3s6YB0
――ギョーカイジン幹部、アキバのラボ


アキバ(演:それっぽい見た目の男性俳優)「デュフフ……おのれトゥインクルリズム…。小生の鍛え上げたヤッカイ団たちを次々と…」

アキバ「しかし、あの希望の力……ただでさえ強力なのに三位一体で増幅させられるとか、どう考えても つ よ い(確信)」

アキバ「どう見ても勝てません。本当にありがとうございました。突然こんなことを言ってごめんね。でも本当です」

アキバ「もうダメだ。おしまいだぁ……」

???「お困りのようですね」

アキバ「デュフォッ!? お主は……ワイハー様直属の魔術師、シロガネーゼ殿!」

シロガネーゼ(演:星梨花)「いかにもです。以後お見知りおきを」エッヘン

アキバ(噂には聞いていたものの、本当にこんなょぅι゙ょが最強魔術師とは……まるでソシャゲでござるな)
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/30(木) 18:58:54.27 ID:8BN3s6YB0
シロガネーゼ「それにしてもギョーカイジン4幹部最後の砦がこの体たらく……だらしないですね。めっ! ですよ」

アキバ「コポォ! かわいすぎワロタ。バブみを感じてオギャらざるを得ない。僭越ながらママとお呼びしてよろしいでござるか」

シロガネーゼ「冗談はさておき、そんな後ろ向きな気持ちでは勝てる戦さえも勝てません。しっかりしてください」

アキバ「そうはいってもプリンセスのあの太陽とも呼ぶべき絶対的な希望の力……どう対処すればいいものか…」

シロガネーゼ「発想を転換させましょう。太陽の光が絶対無比なのは、それがこの世にたった一つの存在だからです」

アキバ「と、申しますと?」

シロガネーゼ「ウフフ。私にお任せあれ。絶対性を奪われた太陽に、居場所などないのです」ニヤリ

シロガネーゼ「ギョーカイジン秘伝魔術……タキョク・デ・オマージュ!!」


カッ!!


シロガネーゼ「あとは崩壊の時を待ち、確実に仕留めるのみです。あなたはこれで終わりですよトゥインクルプリンセス…」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/30(木) 18:59:23.23 ID:8BN3s6YB0
――一方その頃


育「きれいな青空……いい天気になって良かったね」

亜利沙「たまには休日に公園でひなたぼっこっていうのも悪くないですね」

百合子「ほんと。敵に正体がばれて一時はどうなることかと思ったけど、まさかこんなにのんびり過ごせるなんてね」

ぴーちゃん「それもこれも、三人が魔法少女として成長しているからこそだっぴ。休むときはしっかり休んで、気を引き締め直していくっぴよ」

育・百合子・亜利沙「「「はーい」」」

育「そうだ。わたし、サンドイッチ作ってきたの。――じゃーん!」

亜利沙「ふおおーーっ! 育ちゃんの手作りサンドイッチ!! これはお宝ですー!」

百合子「どれもおいしそう。すごいね育ちゃん」

育「えへへ。おかあさんに手伝ってもらったおかげで、じょうずにできたよ」

ぴーちゃん「それじゃあ、早速いただくっぴ!」

ワイワイ…
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/30(木) 18:59:59.21 ID:8BN3s6YB0
亜利沙「ムフー。堪能しました」

百合子「ごちそうさま。とってもおいしかったよ」

育「また今度はもっとおいしく作れるようにがんばるね!」


キラーン


ぴーちゃん「ぴ?」


ヒュゥゥゥゥゥ…


育「どうしたの、ぴーちゃん」

ぴーちゃん「空から、強い希望のエナジーを感じるっぴ!」

百合子「空って……見て、あそこ。何かが降ってきてる!」

亜利沙「ななっ!? あれ、女の子じゃないですか! しかもこっちに向かって落ちてきてますよ!」

百合子「ど、どうしよう! 魔法で受け止めないと――って」
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