リトバスss短編集

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59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/12/28(金) 21:34:21.60 ID:GPpOd4LU0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

理樹「それで僕もびっくりしちゃってさぁ〜」

葉留佳「ふ、ふーん・・・」

葉留佳(チクショ〜完全に出ていくタイミングを逃しちゃいましたネ・・・というか・・・)

理樹「二木さんもこういう経験ない?」

葉留佳「いやぁ・・・あんまり・・・」

葉留佳(なんか理樹君、お姉ちゃんに馴れ馴れしすぎない・・・?普段2人が外で話してるところとちょいと雰囲気が違うような・・・)

理樹「ねえ二木さん、この間行った水族館だけどさ」

葉留佳「!?」

ガタッ

理樹「どうしたの?」

葉留佳「あ、いや、ちょっと机に虫が・・・」

葉留佳(す、水族館!?理樹君とお姉ちゃんが!?ナンデ!?いつの間に!)

理樹「あの時は大変だったよね〜まさかペンギンの餌やりを見てたら恭介達が出てきてさ、見つからないようにするの大変だったね」

葉留佳(しかもお忍びデェトォ!?)

葉留佳「は、はは・・・そうだったわネ・・・」

理樹「でもあの時のお弁当は美味しかったよ!」

葉留佳(ほんぎゃあああああああああああ!!!)

ガクゥ

理樹「・・・本当に大丈夫」

葉留佳「いや・・・オカマイナク・・・・」

葉留佳(しかも手作りのお弁当だとォ・・・!?)
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/12/28(金) 21:52:07.83 ID:GPpOd4LU0
葉留佳(こ、これは予想外の事態だ・・・!まさか隠れてこの二人がきゃっきゃウフフしてたなんて)

理樹「そろそろまたどこかに出かけようよ。二木さんどこがいい?」

葉留佳「そ、そうね・・・」

葉留佳(なにが悲しくて姉のデートプランを私が・・・)

葉留佳「映画館とか・・・近場のモールで服を見たり・・・)

理樹「えっ、それは一週間前にもやったような・・・もう一度行くの?」

葉留佳(し、思考回路が一緒・・・!?)

理樹「まあ、それはまた夜メールしながら決めよっか。それより、そろそろいつものアレやってよ」

葉留佳「”アレ”?」

理樹「やだなぁ・・・二木さんから恥ずかしいから絶対人目につかない時にしかやらないって言ってたじゃないか」

葉留佳「!?」

葉留佳(そういうと理樹君はおもむろに立ち上がると部屋のロッカーから敷物のようなものを取り出して空いた場所に広げた)

葉留佳「!?!?」

理樹「ほら、お願いだよっ」

葉留佳(すると理樹君はそこにまるで迷いなく寝そべった)

葉留佳「えっえっえっ」

理樹「ほらほら」

葉留佳「〜〜〜!?」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/12/28(金) 22:04:01.39 ID:GPpOd4LU0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

葉留佳「・・・」

理樹「あっ、うおお・・・ぐっ・・・!」

葉留佳「・・・・・・・」

理樹「も、もうちょっと左・・・っ・・・そう!」

グッグッ

葉留佳(理樹君の言ういつものというのは足ふみマッサージだった。どうやら佳奈多は仰向けに寝そべった理樹君の背中に乗って足で踏んで肩こりをほぐしているらしい)

理樹「ふぅぅ・・・ありがとう。いやあ、まだ慣れてないのかな?なかなか凝りが取れないんだよね」

葉留佳「ああ、そう・・・」

葉留佳(なんかもう色々と考えてたはるちんがバカみたいですネ・・・)

理樹「よーし、じゃあそろそろ僕の部屋に行こっか」

葉留佳「?」

理樹「えっ?昨日言ってたじゃん。仕事がひと段落したら今日は僕の部屋に泊まるって」

葉留佳(なん・・・だと・・・?)

理樹「もうずっと楽しみにしてたんだよ?今更無しだとか言わないでよね?」

葉留佳「そ、それは・・・言ってたっけ・・・?」

理樹「言ってたよ。この日のためにわざわざ真人へ謙吾の部屋に言ってあるんだから」

葉留佳(二人っきりで一つ屋根の下ァ!?どういうことだ佳奈多!!アンタ本当に風紀委員か!?)

62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/12/28(金) 22:20:41.77 ID:GPpOd4LU0
理樹「ささ、準備して」

葉留佳「え・・・うあ・・・」

葉留佳(おおおお落ち着け葉留佳!えっ、どういうこと!?これから理樹君の部屋で夜まで二人きりってことデスよね!?もはや同人誌どころじゃなくなってきたんだけど!?)

理樹「・・・・くくく」

葉留佳「!?」

理樹「はははっ!ウソウソ、冗談だよ葉留佳さん」

葉留佳「ウソ・・?って、葉留佳さんって・・・」

理樹「うん、もちろん気付いてたよ。最初は何事かと思ったけどせっかく成りすましてるなら日頃のからかいのささやかな仕返しをしようと思ってね」

葉留佳「え・・・じゃあ水族館とか・・・さっきのマッサージとかは・・・」

理樹「もちろんその場で思いついただけだよ。まさか本当にやってくれるとは思わなかったけど」

葉留佳「ぐ、ぐわぁーーーッ!や、やられた!!」

葉留佳(くそう、全部理樹君の手のひらの上だったとは・・・!)

理樹「外見だけならほとんど一緒なんだけどね。やっぱりいつも近くで見てるから仕草の違いで分かるよ」

葉留佳「なあんだ・・・やっぱりだめかァ・・・!」

葉留佳(何故か色々ととてもほっとした)

葉留佳「あ、じゃあこれも理樹君が机に仕掛けたの?もーすっかり騙されましたヨ・・・」

葉留佳(そういって腹の中から例の本を取り出した)

理樹「・・・えっ、なにそれ」

葉留佳「えっ」

理樹「そもそも僕がイタズラを考えたのはさっきだし僕が何か二木さんの机になにか仕掛けたなんてことはないよ・・・というよりその本はいったい・・・?」

葉留佳「ち、違うの!?アッ、いや、これはなんでも・・・!」

葉留佳(慌てて本を後ろに引っ込めた)

理樹「いや、なんかタイトル見えちゃったんだけど・・・」

葉留佳「アッ」


63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/12/28(金) 22:39:52.94 ID:GPpOd4LU0
葉留佳・理樹「「・・・・・・」」

葉留佳(改めて理樹君と本の内容を(火傷しない範囲で)確認した)

理樹「・・・こいつはヘビィだね・・・」

葉留佳「うん・・・」

理樹「・・・・・・どうするのコレ?」

葉留佳「人は、人生で何度か”知らなかったことにする”というどうしようもない選択肢が最善手である場合がありマス・・・」

理樹「今回がそれだと?」

葉留佳「・・・我々は無力だ」

葉留佳(私はその本を元あった位置に寸分違わず戻した。もはや何も考えるまい。お姉ちゃんはこれから風邪が治り、今までと同じように接してくるだろう。今まで私はそれに全く嫌悪感は抱かなかったし、これからも抱くつもりはない。それでいいじゃないですかカ)







佳奈多部屋

プルルルル

クド「あっ、佳奈多さん、携帯が鳴ってますよ!はいなのですっ」

佳奈多「ありがとう・・・」

ピッ

佳奈多「はい・・・もしもし」

あーちゃん先輩『もしもし?ってあら、声がなんか枯れてるわね・・・風邪?」

佳奈多「ええ・・・」

あーちゃん先輩『あらお大事に。こんな時に仕事の話で悪いんだけどね、今日の朝、生徒がちょ〜〜っと学校にふさわしくないものを持ってきてたから私が風紀委員に代わって預かることにしたんだけど、面倒だからかなちゃんの机に入れっぱなしだったの思い出してさ。まあ風邪ならいいわ。あとで私がまた持っていくから』

佳奈多「そうだったんですか・・・わかりました・・・はい、お気遣いどうも・・・では・・・」

ピッ

クド「なんだったんですかー?」

佳奈多「仕事の話だったわ・・・それにしても葉留佳は今頃大丈夫かしら?」

クド「きっと葉留佳さんなら上手くやってるに違いないです!」

佳奈多「そうね・・・ふふ、今度お礼にどこか買物に連れて行こうかしら」




64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/28(金) 22:41:32.73 ID:FPKxVXum0
ちょっと待て誤解が解けるまで続けろwwww
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/06(日) 18:20:04.91 ID:Mu+XnGxkO
平和な世界線の姉妹になんて爆弾を仕込みやがる……>>1の鬼!悪魔!!恭介!!!(良いぞもっとやれの意)
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/07(月) 02:19:41.28 ID:HANxY3N+0
いやーすまねえ
大学の課題が押しててクド編始めるのは少し遅れそうだ(∵ ;)
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/21(月) 23:42:31.43 ID:7G5Zt0bO0
理樹(それはいつものように練習へ向かった時のことだった。その日の僕は体操服をカバンに詰めるのを忘れて謙吾や真人には先に行ってもらったから、一人でそのグラウンドに来たんだ。だから今見ているこの光景がどうやって出来たかなんて全く予想もつかなかったね)

クド「わふわふわふぅ!真人さんのこのハジける筋肉!素晴らしいですーっっ!」

真人「わはははっ!やめろよっ!こそばゆいだろっっ」

恭介「・・・・・・」

謙吾「・・・・・・」

理樹(説明すると、まるで3年ぶりに主人が帰って来た飼い犬のように真人の腹筋に懐くクドとくすぐったがる真人。それを見て眉間に皺を寄せてどうしたものかと唸っている謙吾と恭介の光景だった)

クド「わふわふぅ!」

理樹「こ、これはいったい・・・」

理樹(ショックを無理やり頭の片隅に置いて立ち尽くす恭介に聞いた)

恭介「チ、チクショウ・・・そんなの俺が聞きたいくらいだ・・・!」

謙吾「一つ言えるのはクドの真人に対する好感度が明らかに昨日の比ではない事。そして真人がまったくそれに気づいていないことだな」

鈴「おーす」

恭介「げっ、鈴!」

理樹(そんな混乱のさなか、鈴がスズの音を鳴らして更衣室の方向から走ってきた。恭介や僕らならともかくこの光景を鈴に見せるのは色々とまずい気がするので僕は彼女の前で反復横跳びをすることで視線を逸らした)

理樹「ふんふんふんッ!やあ鈴!今日もキマってるね!!」

鈴「ど、どうしたんだいきなり・・・今日の理樹は変だぞ?」

理樹「いやあハッハッハ!なんだか急に反復横跳びにハマってね!鈴もどう!?楽しいよっっ!!」

鈴「キモいからいい」

理樹「き、きも・・・」

理樹(軽くショックを受けたが、そのお陰でこの間に恭介は上手いこと2人を物陰に誘導させることに成功していた)

恭介「せっかく着替えてもらって悪いが鈴、今日の所は練習を中止させてくれ!どうも今日はグラウンド点検の日だったらしいんだ!」

鈴「何ィ!?それは本当か恭介?」

恭介「ああ、悪いが他の更衣室で準備している皆にも言っておいてくれないか?」

鈴「あ、ああ・・・分かった」

タッタッタッ・・・

恭介「ふう・・・とりあえずはなんとかなったか・・・」

「わふわふぅ!!」

「おわぁっ!どこ触ってんだクド公!?」

謙吾「・・・とりあえずは・・な」

理樹「うん・・・」
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/22(火) 18:25:54.52 ID:MRjPDWyzo
来たか!
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/23(水) 00:01:05.88 ID:gTdw2Bxg0
恭介部屋

恭介「さて諸君、今回集まってもらったのは他でもない。能美と真人の件だ」

謙吾「……諸君って、ここにいるのは俺たちだけじゃないか」

恭介「そりゃお前、雰囲気だ」

謙吾「はぁ。とにかく、これは結構想定外の事態じゃないか?恭介」

恭介「ああ……まさか能美が真人に好意を寄せる事になるとはな…いったいどうなってるんだ!?」

謙吾「確かにおかしい。単に真人に恋をした
のなら俺達に一言断るべきだ。この世界の事情を薄々とはいえ意識するように行動しているのならな」

恭介「今は能美の願いを叶える途中のだんかいだったはずだ。……ええと、最後にやり直したのはどの時点だったっけ?」

謙吾「……それが俺も分からん。なにか頭にモヤがかかったような感じになるんだ」

恭介「実を言うと俺もなんだ…もしかすると俺達の及ばないところで前の世界でやり直す前に何かラブ的なイベントが起こったのかもしれない!」

謙吾「ううむ……実際の所、例えば能美にほだされて真人も能美の事が好きになり、カップルになったとしよう。果たして俺たちは引き裂ける事が出来るのか!?」

恭介・謙吾「「……………」」

恭介「……本当にそうするしかないのならば仕方がない」

謙吾「恭介!」

恭介「だが、他にも方法はある!」

謙吾「なんだ、それは?」

恭介「…………」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/23(水) 00:13:00.40 ID:gTdw2Bxg0


理樹部屋

真人「大丈夫か理樹?もう俺準備出来ちまったぜ」

理樹「ああ、うん。すぐ着替えるよ…」

理樹(昨日はなかなか眠れなかった。急にクドが真人にあんなにベタベタするんだもんな……)

コンコン

真人「ん?こんな朝っぱらから誰だ…はぁーい」

ガチャ

恭介「よう」

謙吾「おはよう」

理樹(真人が扉を開けると、そこからはもう準備万端といった様子の二人が出てきた)

真人「おお、どうしたんだ二人とも」

理樹「ここまで来るなんて珍しいね」

恭介「いやなに、ちょっと理樹に相談事があってな」

理樹(恭介はそういうと僕に目配せをした。恐らくは例の件だろう)

真人「俺は?」

謙吾「悪いんだが真人は先に行っててくれないか?俺達もすぐあとで食堂に向かう」

真人「んだよ仲間はずれかよ…」

理樹(真人はぶさくさ言いながらも支度を済ませるとそのまま出て行ってしまった。恭介は、それを確認すると僕のベッドに座り、話し始めた)

恭介「多分理樹もだいたい何を言いにきたのか分かっているんだろうが……」

理樹「クドのこと、だよね」

恭介「……ああ」

71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/30(水) 21:05:06.36 ID:ak87duF70
恭介「単刀直入に言うとだ・・・お願いだからクドといい感じになってくれ!」

理樹「はっ?」

謙吾「実をいうと昨日の夜、真人が俺達に悩みを打ち明けてきたんだ。クドに言い寄られて困っているとな」

恭介「理樹も見ただろ?あのクドの真人に対する異常な執着を!」

理樹「そ、そりゃあアレは異常というほか何もなかったけど・・・でも真人ってそれくらいで困ったりするものなの?そもそも言い寄られてること自体に気付かなさそうだけど・・・」

恭介「いいや、困っている。何故なら真人はホモだからだ」

理樹「え、ええーーーっっ!!!?」

謙吾「このことは今まで理樹達には隠していたんだがな・・・こうなったらやむをえまい」

理樹「そ、それ本当のこと!?ま、真人が・・・」

恭介「だって女の子に言い寄られようとも俺達や理樹と遊びたがる男だぞ?ホモじゃないという要素を探す方が難しいだろ」

理樹(そういわれてみればそうだけど・・・)

恭介「だから理樹にはクドの熱意をお前に逸らしてほしいんだ」

理樹「そんな無茶苦茶な!」

謙吾「なにも恋仲になれとは言わない。真人から引き離すだけでいいんだ」

理樹「そんな邪な気持ちでクドに会えないよ・・・」

恭介「じゃあなにか?お前は一度でもクドの事をそういった目でみたことがないとでも言うのか?」

理樹「そ、それは・・・」

恭介「あの純粋な性格、誰もが認めるエキゾチックなキュートさ、あの慎ましい感じ。なんとなくだが理樹と相性ピッタリだと思うぞ!」

謙吾「ああ。お前ならなんやかんやあって同棲することになったとしても意外と上手くいくと思うぞ。なんとなくだが」

理樹「うう・・・」

理樹(実をいうと最近は結構クドのことは意識してしまっていることは事実だ。はっきり言ってしまうと僕はナイスバディもタイプだがクドみたいな感じもそれはそれで好きなほうだし・・・ってなにを言っているんだ僕は!?」

恭介「よし、話しはまとまったな!行け理樹!作戦名はずばりラブロリハンターズだ!!」

謙吾「はぁ?」

理樹「うわぁ・・・」

恭介「えっ」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/30(水) 21:08:17.69 ID:ak87duF70
食堂

クド「うひょぉ!真人さん、今日も相変わらずいい筋肉!その引き締まり、イエスですー!」

真人「ふっ、そうかい?クド公も鍛えればすぐにこれくらいにはなるぜ」

理樹「と、隣いいかなクド?」
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/30(水) 21:09:04.33 ID:ak87duF70
>>72
途中送信したので訂正
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/30(水) 21:20:21.39 ID:ak87duF70
食堂

クド「うひょぉ!真人さん、今日も相変わらずいい筋肉!その引き締まり、イエスですー!」

真人「ふっ、そうかい?クド公も鍛えればすぐにこれくらいにはなるぜ」

理樹「と、隣いいかなクド?」

真人「おっと、来たか理樹!」

クド「あ、おはようございます理樹」


柱の裏


恭介「・・・なんとかうまくやってくれているようだな・・・」

謙吾「しかし本当に勝手に真人をホモって事にしてよかったのか?俺は責任取れんぞ・・・」

恭介「この事にカタが付けばやり直せばいい。ちょっと反則気味かもしれないが軌道修正さえ出来ればあとはゆっくりクドか真人に遠回りに原因を聞けばいい」

謙吾「倫理的に大丈夫なのか・・・?」

恭介「俺達は理樹に8股させようというんだぞ?今更倫理とかいうなよ・・・」

謙吾「う、ううむ・・・」

75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/30(水) 21:49:23.10 ID:ak87duF70
理樹(その後、あらゆる恭介達の助言を受け、あらゆるアプローチをクドに行った)


・・・・・・・・・・・・・

理樹「クド、今度の日曜日に枕を買おうと思うんだけど一緒にどうかな?確かクド詳しかったよね」

クド「あっ、ごめんなさいリキ・・・その日は真人さんを誘ってスポーツジムに行く約束が・・・」

・・・・・・・・・・・・・

理樹「クド、のど乾いたでしょ?なにかジュース買ってこようか」

クド「ごめんなさい・・・最近は真人さんおすすめのプロテインジュースしか飲まないようにしているんです・・・」

・・・・・・・・・・・・・

理樹「クド!」

クド「あっ、真人さん!こっちですよー!」

・・・・・・・・・・・・・



数日後

食堂

理樹「いや無理でしょこれ!!」

恭介「おい、食堂であまり大きな声出すなよ・・・」

理樹「だってこっちは凄く声かけてるんだよ!?なのにかすりもしないんだけど!」

恭介「確かに結果は酷いものとしか言えないな・・・ううん、確かクドはそれなりに理樹へ行為を抱いていたはずなんだが・・・」

理樹「えっ、なんか言った?」

恭介「いや別に・・・」

謙吾「悪い。遅れた」

恭介「ああ・・・ってなんだその恰好!?」

理樹(謙吾はいつもの剣道着から体操服となっていた)

謙吾「三枝にしてやられたのさ。あまり深くは聞いてくれるな」

理樹「大変だったんだね・・・」

恭介「・・・しかしここまでしてもクドが真人以外に興味を持たないとなると本格的に無理やりリセットするしかなくなってくるな・・・」

謙吾「恭介!」

理樹「り、リセットって?」

恭介「なあ理樹・・・お前はどんなことがあっても俺を親友と思ってくれるか?」

理樹「・・・まあ、別に親友を裏切るようなことさえしないなら・・・」

恭介「グハァッ!」

謙吾「き、恭介!気をしっかり持て!」

理樹「さっきから一体何の話を・・・」

クド「わふー?みなさん集まってどうしたんです?」

全員「「「!!」」」

76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/30(水) 22:03:12.64 ID:ak87duF70
恭介「い、いやこれは別に・・」

クド「わ、わふぅーっ!?」

謙吾「ん?」

クド「け、謙吾さん!その恰好はどうしたんですか!?」

謙吾「いや、これは三枝に・・・」

クド「普段の剣道着もいいですが、その二の腕が見えるのもグッドですねー!」

謙吾「は、はあ・・・」

クド「真人さんもいいですが、やはり謙吾さんのも素晴らしいですー!」

謙吾「お、おい、ちょっと!」

理樹(クドが急に謙吾の腕をべたべた触りだした)

クド「ナイスですねーナイスですねー」

恭介「ど、どういうことだ・・・まるで今までの真人にしていたような恍惚とした目線を今度は謙吾に向かって・・・」

理樹「ハッ!ま、まさか・・・!」

恭介「どうしたんだ理樹?」

理樹「もしや、クドは最初から真人ではなく、筋肉に興味があったんじゃ・・・?」

恭介「なんだと?」

謙吾「そうか!そういえば能美が真人としゃべっていたことってだいたい筋肉関連でしかなかった!それにだ恭介!」

恭介「ん?」

謙吾「あまりのインパクトで今の今まで記憶の外に出していたが、最後にリセットした世界ではなにが原因だった!?」

恭介「あっ・・・」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

真人「筋肉いぇいいぇーい!筋肉いぇいいぇーい!」

鈴「筋肉わっしょい!わっしょい!」

理樹「あはははっ!筋肉ってやっぱり最高だね!」

クド「わふー!脳みそ筋肉なのですー!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

恭介「筋肉エンドじゃねーかっ!!」

謙吾「そうだ!だから能美はおそらくその反動で今も潜在的に筋肉を求めてしまっているんだ!なまじ筋肉旋風の発生源に近かったがあまり・・・!」

恭介「・・ふ・・・な・・・!」

謙吾「な、なんだ・・・?」

恭介「ふざけるなーー!!さっきまで悩んでた時間をかえしやがれぇぇぇ!!」

その後、恭介はクドの後遺症が消えるまでめちゃくちゃリセットした。



終わり
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/30(水) 22:04:10.01 ID:ak87duF70
とりあえずこれでHTML依頼出してくる
いやなんだかんだでめちゃくちゃ伸びたな・・・
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/31(木) 11:08:37.28 ID:PPZHBTO1O
リトバスのSSなんて久し振りに見たよ。良かった。乙
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/31(木) 23:40:56.58 ID:jpDTcTm1O
筋肉旋風(センセーション)だ!乙
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/02(土) 23:54:56.11 ID:dj4EXDAB0
クドは本編でもなぜか真人とよくつるんでるんだよな
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/03(日) 10:50:07.25 ID:qBmsPe7Ko
そりゃリトバスのマスコット二人だし
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