【モバマス安価】乃々「森久保乃々魂の5番勝負〜りたーんず〜....?」

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252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 00:37:55.70 ID:hLpgm6BZo
リオ・デ・ジャネイロ
253 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 00:41:24.50 ID:kGPrDEKd0
1,2 今度は南米 リオ・デ・ジャネイロ(ブラジル)
3,4 チャンスタイム 福岡
5,6 チャンスタイム 東京

P「ほら、またチャンスタイムにしたから機嫌なおしてくれ」

乃々「この行先でよくそんなこと言えますね....」

乃々「振らなきゃ先に進めないのでやりますけど....」

乃々「日本が恋しいです....」コロン

乃々の行き先 >>254
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 00:45:31.59 ID:w/MIlJ8l0
255 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 00:55:30.24 ID:kGPrDEKd0
P「4!」

乃々「アイラブ福岡!」ポロポロ

P「何日ぶりの日本だ....?」

乃々「どのくらいで帰国ですか!」

P「えー」

P「ほぼ1日」

乃々「そんなことだろうと思ってました....」

P「ちなみに一回羽田で乗り換えて福岡に行くぞ」

乃々「....」

乃々「なぜわざわざそれを言ったんですか」

P「....」

P「つい☆」

乃々「....」

乃々「....」ゲシ

P「脛はやめて」

乃々「....」ゲシゲシ
256 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 01:03:37.55 ID:kGPrDEKd0
〜東京〜

輝子「や、やっと帰って来られた....」

凛「長かったね....」

輝子「さすがにここから....また海外なんてことは....」チラ

凛「そんな目で私を見ないで」

凛「私にもわからないから」

輝子「そうか....」

凛「次はこれみたいだよ」

1,2 待望の北上 岩手
3,4 乃々の来る 福岡
5,6 ベッドで寝たい 東京1泊

輝子「今までと比べれば、どれでもいいな....」

凛「乃々も帰ってくるみたいでよかった」

(現在日本時間で4日目の12:00、乃々はまだキエフからの移動中で福岡に着いてはいない)

輝子「久しぶりに....気負わずサイコロを振れる....」コロン

(コンマ00〜33:岩手 34〜66:福岡 67〜99:東京1泊)

輝子の行き先 >>257
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 01:04:24.82 ID:1n5ngXwT0
ヒャッハー
258 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 01:11:24.59 ID:kGPrDEKd0
凛「5!」

輝子「ベッドで....ベッドで寝られるんだ....」

凛「自分の部屋で寝られるのをこんなに幸せに感じることなかったかも....」

輝子「今日は、徹夜でキノコ成分を補給しないと....」

凛「まだ先があるからそれはやめた方がいいと思うけど....」

輝子「イエエエエエエエエエエエエイ!!!!!!!!!!」ダッ

凛「全力疾走する体力が残ってるのかな....」

輝子「はぁ........はぁ............」ヨタヨタ

凛「やっぱり....」

凛「輝子ー、タクシー呼ぶからおとなしく待ってて」

輝子「わ、わかった....はぁ....はぁ....」
259 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 01:25:41.79 ID:kGPrDEKd0
〜福岡〜

(現在4日目の20:00)

乃々「....」

P「着いたな」

乃々「東京を通り過ぎた時点でもりくぼの感情は消えました」

P「次の目的地を決めよう」

1,2 故郷へ 神奈川
3,4 夢の南国リゾート 沖縄
5,6 北へ 新潟

乃々「....」

乃々「なんだか国内というだけでもう良い気がしてきました....」

P「麻痺してるぞ」

乃々「わかってます....」

P「もう4日目なのにスタートから後退しかしてないのはやばい」

P「もうちょっとまともに進まないと企画にならないんだ」

乃々「誰がこんなことやらせてるんですか....」

(コンマ00〜33:神奈川 34〜66:沖縄 67〜99:新潟)

乃々の行き先 >>260
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 01:27:06.54 ID:w/MIlJ8l0
oh
261 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 01:30:44.49 ID:kGPrDEKd0
P「4!」

乃々「....」

乃々「は?」

P「....」

乃々「....」

乃々「....行きましょうか」

P「....だな」
262 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 01:32:52.52 ID:kGPrDEKd0
〜沖縄〜

(4日目 22:00)

乃々「はい」

P「はい」

P「飛行機はギリギリあったから着きはしたけど」

P「こっから移動手段がないから朝までここに泊まろう」

乃々「....」

乃々「....」

P「?」

乃々「zzz」

P「順応が早い」
263 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 01:37:19.21 ID:kGPrDEKd0
(5日目 8:00)

P「おはようございます(小声)」

P「今日は空港のイスに座って仮眠を取っている乃々に寝起きドッキリを仕掛けたいと思います」

乃々「キレそう」

P「おお、起きてたのか」

P「おはよう!」

乃々「そういうのいいので早くサイコロ振りましょう」

P「あいあい」

1,2 故郷へ 神奈川
3,4 北へ 新潟
5,6 さらに北へ 青森

乃々「これ神奈川と東京分ける必要ありますか....」

P「もう5日目だぞ!早く進みたいんだよ!」

乃々「はいはい....」コロン

乃々の行き先 >>264
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 01:38:15.22 ID:odL8WGiyO
むん
265 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 01:43:58.16 ID:kGPrDEKd0
P「2!」

乃々「これでもまだほとんどスタート地点ですね....」

P「お前の出身じゃないか!凱旋だ凱旋!」

乃々「こんな状態で凱旋したくないです....」

P「まあ久々の北上だ、プラスに考えていこう!」

乃々「なんでプロデューサーはそんなに元気なんですか....」

P「俺はスタドリキメてるからな!」

乃々「スタドリの闇は深い....」
266 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 01:52:09.68 ID:kGPrDEKd0
〜神奈川〜

(5日目 12:00)

乃々「感慨もなにもありません」

P「長期間に渡るこの過酷な生活が乃々を壊してしまったんだな....」

P「ちなみに輝子は昨日から東京に1泊してるから」

P「今ちょうど東京にいるぞ」

乃々「えっ!?」

乃々「私久しぶりに輝子ちゃんに会いたいんですけど....」

P「札幌で会おう」

乃々「ふぁっ

P「さあ次だ」

1,2 もうそろそろゴールして 札幌
3,4 日本海側はまだ行ってない 新潟
5,6 ゴールは目の前 青森

乃々「ゴールしてとか言うならもう全ての目ゴールでいいじゃないですか....」

P「それじゃ企画倒れになるだろ!」

乃々「そもそも日本に帰ってきてから序盤と比べてかなり甘々の行き先になってるような....」

P「それは言わないお約束だ」

乃々の行き先 >>267
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 01:52:33.95 ID:KRuxBIkf0
ふゅんふ
268 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 01:58:04.63 ID:kGPrDEKd0
P「6!」

乃々「そこまで行くならもうゴールしたかったです....」

P「近づいてるから次はゴールの割合増やすよ」

乃々「ゴールにするではなくあくまで増やすなんですね....」

P「ちなみに移動方法は電車と新幹線だ」

P「もし夜なら夜行バスだったから危なかったな」

乃々「ここまで来たらもうどちらも変わりませんよ....」

P「尻がとれても知らんぞ」
269 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 02:03:19.53 ID:kGPrDEKd0
〜東京〜

(5日目 12:00)

輝子「完全復活....!」

輝子「にはまだほど遠い....」

凛「ちゃんと寝たの?」

輝子「キノコたちと....熟睡....」

輝子「胞子をたくさん吸って....息リフレッシュ....」

凛「いや胞子に食後のガムみたいな効果ないから」

凛「次はこれ」

1,2 もうそろそろゴールして 札幌
3,4 日本海側はまだ行ってない 新潟
5,6 ゴールは目の前 青森

輝子「おぉ....ゴールは目前....!」

凛「ちなみに乃々も今神奈川にいて」

凛「同じ行先でサイコロ振るらしいよ」

輝子「なんと....!じゃあボノノちゃんと一緒にゴールだ....!」

凛「一緒にゴールしたら勝負つかなくなるよ」

輝子の行き先 >>270
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/11/16(金) 02:03:30.10 ID:8okXY1a0O
271 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 02:10:27.90 ID:kGPrDEKd0
凛「ん!?」

輝子「お....これ....」

輝子「ヒャッッッッッハァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」ヒャッハー

凛「終わった....」

輝子「ボノノちゃんっ!!!!!!今行くぜぇぇぇぇぇ!!!!!!」

凛「あ、今プロデューサーから連絡があって」

凛「乃々、青森に行くってさ」

輝子「....」

輝子「ボノノちゃん....」

輝子「また先に行く私を....許して....」ガクン

凛「よーしそうと決まればさっさと行こう!」

輝子「こんなF××K企画早く終わらせて、ボノノちゃんを解放しなきゃ....!」
272 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 02:17:02.24 ID:kGPrDEKd0
〜青森〜

(5日目 17:00)

乃々「寒いですね」

P「だな」

乃々「次行きましょう」

P「その前に一つお知らせ」

乃々「?」

P「輝子札幌着いたってさ」

乃々「....」

乃々「....」ダッ

P「どこ行くんだ!」ガシ
273 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 02:17:58.53 ID:kGPrDEKd0
乃々「は、離してください!」

乃々「もりくぼは冬の津軽海峡に身を投げてこの企画を終わらせるんです!」

乃々「所属アイドルロケの過酷さに耐えかねて自殺というニュースになって!」

乃々「私もろともこの事務所を地獄に落とすんです!」

P「すごくリアリティあるからやめてくれ」

乃々「あれだけやったのに....」

乃々「あれだけやったのに負け....」

P「....」

P「乃々」

P「これが勝負の世界だ」

P「でもな」

P「アイドルの世界で頂点を取るには」

P「このくらいの困難をいくつも乗り越えないといけないんだ!」

P「だからこれからも一緒に頑張っていこう!」

乃々「プロデューサーに言われるとイライラするので黙っててもらえますか」

P「はい」
274 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 02:32:52.14 ID:kGPrDEKd0
P「最後に下着だけもらっていい?」

乃々「....いい加減キレてもいいですか?」

P「ルール!そういうルールだから!」

乃々「....」

乃々「私だけでは不公平なのでプロデューサーも脱いでください」

P「あいよっ!」バサッ

乃々「全裸になれとは言ってません!」

P「ふんっ!」ムキッ

P「どう?キレてる?」

乃々「私が言ったのは筋肉のキレの話じゃないです....!」

P「俺のスタドリ飲む?」

乃々「エッチなのはダメだと思います....」
275 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 02:33:19.81 ID:kGPrDEKd0
乃々「というか警察呼びます....」

P「まあそう言わずに一緒に脱ごうよ〜」

乃々「呼びました」ピポパ

P「マジ?」

警察「容疑者発見」

乃々「来ました」

P「やっべ」ダッ

警察「容疑者逃亡!」

P「乃々〜、また明日な〜!」ピョン

ドボン

乃々「こうして私の代わりにプロデューサーが冬の津軽海峡へ飛び込み」

乃々「私たちの長い長いサイコロの旅は終了したのでした」

乃々「そして....」
276 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 02:34:09.67 ID:kGPrDEKd0
〜札幌〜

輝子「あっ!ボノノちゃん....!」ギュッ

乃々「輝子ちゃん....!」ギュッ

乃々「すみません、待たせてしまいましたか....?」

輝子「う、ううん、今来たとこ....」

凛「素でイケメン輝子」

乃々「明日のお昼には帰らないといけないんですけど....」

乃々「それまでは一緒にいられます....!」

輝子「でもボノノちゃん、疲れてるんじゃ....」

乃々「プロデューサーのスタドリ(エッチじゃない方)貰ってきたので大丈夫です....!」ニコ

輝子「そ、そっか、でも無理しちゃいけないし、ちょっとだけ観光したらホテルに行こう....!」ニコ

乃々「はいっ!」ギュッ

輝子「え、えへ、なんだか、照れるな....」ニヘラ

凛「しょうのの」

凛「付き合ってる」
277 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 02:34:40.17 ID:kGPrDEKd0
凛「....」ツー

乃々「あ、凛さん鼻血が....」

凛「いいの乃々、これは私が2人に捧げる愛のバラ」

輝子「色しか合ってないぞ....」

乃々「ただの2筋の血です....」

凛「2本のバラの花言葉は」

凛「この世界は2人だけ」

凛「2人の世界は何人たりとも犯せない」

凛「私は東京に帰るから」

凛「よい夜を」

凛「アデュオス!」ダッ

乃々「....」

輝子「....」

輝子「凛さんって、いつもああなのか....?」

乃々「割といつもああです....」

輝子「意外....」

乃々「慣れますよ....」
278 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 02:35:18.41 ID:kGPrDEKd0
今回はここまでです
夜には再開します
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 10:03:32.07 ID:KRuxBIkf0
おつつ
まさかPのスタドリに対するえっちなのはが組み込まれるとは思わなかった
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 11:39:42.68 ID:y7OpEnlco
下手な安価がくるとまとめづらそう
それが醍醐味でもあるか
281 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 22:00:47.03 ID:kGPrDEKd0
P「おっす!」

乃々「....」ゲッソリ

P「どうした?疲れ切った顔して」

乃々「逆にプロデューサーはあの旅の疲れが一晩でとれると思っているんですか....?」

P「元気があれば何でもできる!」

乃々「その元気がないから何もできないんですよ....」

P「まー前回と比べると企画の内容自体がかなりパワーアップしてるからな」

乃々「食わず嫌い王決定戦、セクシーおねだり、クイズダービー、モノマネ、肝試しですからね....」

乃々「いや、改めて言うとこれもかなりおかしいんですけど....」

P「前回は前回でカオスだな」

乃々「でもどれも近場で済みました....」
282 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 22:01:12.29 ID:kGPrDEKd0
乃々「そして今回はエキシビジョン要素も追加されたせいで」

乃々「前回と同じ企画数こなしたのにまだ続きますし....」

P「内容もえぐいしな」アハハ

乃々「笑ってる場合ですか....」

P「俺は乃々のためなら何でもする覚悟だからな」キリ

乃々「いくらかっこつけても全裸津軽海峡縦断男の汚名は晴れないんですけど....」

凛「私も乃々のためなら命かけてるから」

乃々「いたんですか....」

凛「昨日の光景が瞼に焼き付いて離れなかったせいであんまり眠れなかったよ」キリ

乃々「凛さんも大概ですね....」

>>283 対戦するアイドル
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 22:01:42.76 ID:wTaem60V0
飛鳥
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 22:02:00.09 ID:f3SZcNGEo
大槻唯
285 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 22:17:18.63 ID:kGPrDEKd0
飛鳥「やぁ、またあったね」

P「あ、前回肝試しの時脅かす側だったのにポルターガイストに遭遇して失禁した人だ」

飛鳥「ふっ、あの時のボクはまだまだ未熟だったよ....」フッ

乃々「お久しぶりです、その後パンツの具合はいかがですか」

飛鳥「乃々、キミも言うようになったようだね....」フッ

凛「今も本当は死ぬほど恥ずかしいけどキャラ的にそういうわけにはいかないから必死で我慢してるの?」

飛鳥「もういいだろそうだよ!恥ずかしいに決まってるじゃないか!」

飛鳥「人のデリケートな部分を3人そろって....」

P「デリケートな部分というのは心と体のデリケートな部分のダブルミーイングなのか?」

乃々「さすが飛鳥さん、こんなところでもキャラを崩さないカッコいい表現を使うんですね....」

飛鳥「いい加減にしてくれ!」

凛「まあまあ、今日は代えのパンツもたっぷり用意してあるから」

P「いくらでも漏らし放題だな!」

乃々「私のパンツもあるので大切に使ってください....」

飛鳥「これがずっと続くのか....勘弁してくれ....」

>>286 お題
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 22:17:30.03 ID:w/MIlJ8l0
一万円生活
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 22:17:39.22 ID:B2UWKt6n0
超ビーチバレー
288 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 22:28:04.75 ID:kGPrDEKd0
凛「一万円生活!」

乃々「....」

乃々「それってあれですか....?」

飛鳥「ボクは知らないんだが....どういう生活なんだい?」

乃々「端的に言うと」

乃々「1か月を1万円で過ごす生活のことです....」

飛鳥「....」

飛鳥「それは不可能じゃないかな....」

飛鳥「ボクらは生きるためにはこのセカイは不自由すぎる....」

飛鳥「それでも生きていくためには....」

飛鳥「1万円なんて額、少なすぎる....」

凛「いやそういう企画だから」
289 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 22:29:19.67 ID:kGPrDEKd0
P「しかし困ったな....」

P「1か月も続けるほどの時間はさすがにないぞ?」

乃々「昨日まで1週間近く世界を回らせていた人が何を言うんですか....」

P「それもそうだな!ちょっと関係各所土下座の旅やってスケジュール空けてくるわ!」ダッ

凛「自らを犠牲にしてアイドルを優先するプロデューサーの鑑」

飛鳥「そこまでするものなのかな....ボクにはわからない....」

乃々「飛鳥さん、ここに常識は不要です」

飛鳥「乃々、良い目をするようになったね....」

乃々「これだけやっていれば成長もしますよ....」

飛鳥「(一体どれほどの修羅場を潜り抜けてきたんだ....)」
290 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 22:36:36.71 ID:kGPrDEKd0
P「考えてみれば生活中は普通に仕事できるから土下座行脚はいらなかったわ」

P「暇だから行ってきたけど」

乃々「何もないのに突然土下座しに行く意味とは....」

飛鳥「それで、今回の対決のルールを教えてくれないかな」

P「了解」

P「乃々と飛鳥にはうちの事務所の寮の1室でそれぞれ生活してもらう」

P「使用できる金額は1か月で1万円だ」

P「これで食費だけでなく光熱費も含まれるぞ」

P「仕事先なんかで出された食事は一切食べてはいけない」

P「食べた場合は即リタイア、その場で下着を没収する」

飛鳥「本当にこんな企画が実在するのかい....?」

凛「最後以外はね」
291 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 22:39:00.56 ID:kGPrDEKd0
P「てことではいこれ」

飛鳥「おぉ....これが1万円....!」キラキラ

乃々「この紙一枚が私の命綱なんですね....」

凛「じゃあたった今からスタートだから」

凛「よーい」

凛「スタート」
292 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 22:52:06.15 ID:kGPrDEKd0
〜1日目〜

飛鳥「なるほど、対戦相手の隣に住むのか....」

乃々「そうみたいですね....」

飛鳥「風が....ボクを呼んでいる....」

乃々「もうお買い物に行くんですか....?」

飛鳥「あぁ、このままじゃボクの身体がいつまで持つかわからない....」フッ

乃々「確かに、今の状態では部屋に食べ物が全くないんでした....」

飛鳥「どうせ行きつく先は同じだろう....共に行こうか....」

乃々「そうですね、行きましょう....!」
293 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 22:52:59.74 ID:kGPrDEKd0
飛鳥「よし、着いた」

乃々「えぇ?スーパーはまだですけど....」

飛鳥「スーパー?フフ、キミは面白い冗談を言うね....」

乃々「?」

乃々「飛鳥さんはどこへ行くんですか....?」

飛鳥「キミは目の前の建物が見えないのかい?」

乃々「この辺りにはコンビニしかありませんけど....」

飛鳥「ボクはコンビニに来たんだが」

乃々「えぇっ!?」

乃々「ちょ、ちょっと待ってください!?」

乃々「これ節約生活なんですけど....」
294 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 22:53:36.52 ID:kGPrDEKd0
飛鳥「乃々、コンビニの商品は確かにスーパーと比べて少し割高だ....」

飛鳥「でもね、ボクは寮からより近いコンビニを選んだんだ....」

飛鳥「なぜだかわかるかい?」

乃々「さっぱりわかりません....」

飛鳥「時間というのは存外大切なものなんだ....」

飛鳥「何にも代えがたい....」

飛鳥「いうなれば、ボクは時間とお金を天秤にかけて」

飛鳥「後者を選んだ、それだけのことさ....」

乃々「理由を聞いても意味不明なんですけど....」
295 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 22:54:13.98 ID:kGPrDEKd0
飛鳥「そもそも」

飛鳥「ボクらの手元には1万円もあるじゃないか!」

飛鳥「普段のお小遣いの何倍もの額だ!」

飛鳥「最初くらい少し使ってしまったとしても」

飛鳥「ボクはキミに負けない自信があるよ....」フフ

乃々「....」

乃々「....では私は向こうのスーパーに行くのでここで」

飛鳥「そうか、残念だよ」

飛鳥「次に顔を合わせるときはもう敵同士だ」

飛鳥「お互い全力で戦おう....」フフッ

乃々「現時点で既に敵同士なんですけど....」
296 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 22:58:17.85 ID:kGPrDEKd0
乃々「....」テクテク

乃々「(節約生活でコンビニ....?)」テクテク

乃々「(いったいどういうことなんでしょうか....)」テクテク

乃々「(どう考えてもスーパーの方が安いと思うんですけど....)」テクテク

乃々「....」ウーン

乃々「はっ!」ピタ

乃々「(もしや....)」

乃々「(もう心理戦は始まっているんでしょうか....)」

乃々「(あれは私を油断させてお金を無駄遣いさせるための作戦です....)」

乃々「(それであれば、飛鳥さんのあの余裕に満ちた表情の説明も付きます....)」

乃々「(なるほど....)」

乃々「(ただの中二病だと思っていましたが....)」

乃々「(飛鳥さんも本気で勝ちに来ているみたいですね....)」ニヤリ

乃々「(これはもりくぼも本気で挑まなければいけません....)」
297 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 23:01:19.73 ID:kGPrDEKd0
乃々「とりあえずお米を1か月分買ってきました....」

乃々「あと値段の安めのお野菜もいくつか....」

乃々「お米とお野菜で2000円と少し使ってしまいましたけど....」

乃々「これで主食の心配はなくなりました....」

乃々「....」

乃々「この戦略は正しいと思います....」

乃々「でも飛鳥さんのあの微笑み....」

乃々「不安が残ります....」
298 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 23:07:21.97 ID:kGPrDEKd0
乃々「晩御飯はもやし炒めとごはんです....」

乃々「....」モグモグ

乃々「普通ですね....」

乃々「....」モグモグ

乃々「うぅ....」ブルッ

乃々「この季節になると部屋でも肌寒い....」

乃々「でも光熱費も払わなければいけないんですよね....」

乃々「....」クルン

乃々「毛布に包まっておけばまだ耐えられる寒さでよかったです....」

乃々「....」

乃々「飛鳥さんはどうしているでしょうか....」

乃々「....」

乃々「敵情視察....行ってみましょう....」
299 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 23:11:58.93 ID:kGPrDEKd0
乃々「....」ピンポーン

飛鳥「はーい」

ガチャリ

飛鳥「乃々、どうしたんだい?」

乃々「あ、いえ、特に用があるわけでは....」

乃々「???」

乃々「この部屋、随分あったかいですね....?」

飛鳥「暖房は凄いよ....ボクを優しく包み込んでくれる....」

乃々「???????」

乃々「あの、光熱費は大丈夫なんですか....?」

乃々「1万円の中から払わなければいけないんですよ....?」

飛鳥「光熱費?」

飛鳥「ボクはそれを払ったことがないんだが....」

飛鳥「1万円もあるなら足りるだろう?」

乃々「そ、そうでしょうか....」
300 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 23:18:37.26 ID:kGPrDEKd0
乃々「晩御飯は何ですか?」

飛鳥「今日はね、少しだけ奮発したんだ」

飛鳥「ボクらの戦いの、始まりを祝してね」フフ

乃々「?」

乃々「何を....」チラ

乃々「え゛っ!?これ、フライドチキンですか!?」

飛鳥「あとはブリトーと....」

飛鳥「ブラックコーヒーだよ」

飛鳥「これは決して無理して飲んでいるわけじゃない」

飛鳥「これが一日の疲れを癒してくれるから飲んでいるんだ....」

乃々「コーヒーをブラックで飲めるんですね....もりくぼにはとても....」
301 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 23:20:09.63 ID:kGPrDEKd0
乃々「じゃなくて!」

乃々「これ全部コンビニで買ったんですか!?」

飛鳥「?」

飛鳥「当り前じゃないか、何を言っているんだい?」

乃々「....」

乃々「そ、そうですか....」

乃々「ではお互い頑張りましょう....」

飛鳥「あぁ、健闘を祈るよ」
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 23:23:38.95 ID:eFLkkEkSo
逆転勝利あるといいですね…
303 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 23:24:43.76 ID:kGPrDEKd0
乃々「....」

乃々「確信しました....」

乃々「飛鳥さんは本気です....」

乃々「本気で私をハメるつもりです....」

乃々「あれだけの犠牲を払ってでも....」

乃々「....」

乃々「明日は新聞紙を貰ってきて壁一面に張り付けましょう....」

乃々「あと小麦粉も買ってきてチネればお米も消費も抑えられますね....」

乃々「飛鳥さん、私は負けません....!」

乃々「絶対この対決に勝って....」

乃々「5番勝負勝ち越しを決めて....」

乃々「不毛な企画を終わらせるんです....」
304 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 23:29:33.75 ID:kGPrDEKd0
〜10日目〜

乃々「はぁ....」

乃々「元々そんなに食べるほうではないんですけど....」

乃々「それでももやしの連続は....こたえます....」

乃々「アイドルの仕事をこなしながらもやし生活なんて普段なら絶対したくないです....」

乃々「でもその甲斐あって支出は抑えられているように思えます....」

乃々「新聞紙のおかげで暖房も必要ありませんし....」

乃々「ガスも調理の時に最低限....」

乃々「シャワーも最弱で使っていますし....」

乃々「光熱費もそこまで高額にはならないかもしれません....」

ピンポーン

乃々「?」

乃々「今行きますー」
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 23:30:15.20 ID:BnJmHKLMO
乃々よ、飛鳥は絶対そんな深いこと考えずに散財してるぞ
306 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 23:39:39.85 ID:kGPrDEKd0
ガチャリ

飛鳥「やあ乃々」

乃々「飛鳥さん....」

飛鳥「調子はどうだい?」

乃々「なんとかやっていけています....」

飛鳥「そうか、それは良かった」

飛鳥「ところで」

飛鳥「ボクを見て何か変わったところはないかな?」

乃々「変わったところ....?」

乃々「(見たところ顔色や肌ツヤは節約生活をしているとは思えないくらい良いですね....)」

乃々「(服装も普段通り....これは自分の服を持ってきているので当たり前ですけど....)」

乃々「(変わったところなんて....)」
307 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 23:40:21.36 ID:kGPrDEKd0
乃々「あっ」

飛鳥「!」

乃々「髪型が普段と違うような....?」

飛鳥「そう!そうなんだ!」

飛鳥「乃々がわかってくれて嬉しいよ!」

飛鳥「ネットを見ていたらこのカッコいいエクステが売っていてね」

飛鳥「節約生活も頑張っているし自分へのご褒美、とでもいうべきかな」

飛鳥「たまの息抜きも必要だと思って買ってしまったんだ♪」

飛鳥「どうだい、この色、この艶、いいだろう....」ウットリ

乃々「....」
308 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 23:40:51.15 ID:kGPrDEKd0
乃々「!!!?!?!?!!!??!?!?!?!?!!?!?!?」

乃々「(こ、この人は何を言っているんですか!?)」

飛鳥「それに値段も....おっと」

飛鳥「勝負の最中に自らの手のうちを明かすなんて....」

飛鳥「真剣に戦っているキミに対しても失礼だったね、すまない」

乃々「あぁ、いえ別に....」

飛鳥「たしか15日目に中間発表とそこまでの光熱費の徴収だったね」

乃々「はい....」

飛鳥「どんな結果が出るのか楽しみだよ」ニコ

乃々「はい....」

飛鳥「ボクはこれで失礼するよ」

飛鳥「夜遅くにすまなかったね」

乃々「いえ....おやすみなさい....」

飛鳥「おやすみ」

ガチャリ
309 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/16(金) 23:46:11.31 ID:kGPrDEKd0
乃々「....」

乃々「ダメです....」

乃々「いくら考えても相手を騙すためだけに勝負の行方を左右しかねないほどの買い物をする意味が分かりません....」

乃々「あれだけやっても勝てるほどの作戦が本当にあるんでしょうか....」

乃々「単に後先考えずにお金を使っているだけでは....?」

乃々「....」

乃々「いえ、そんなはずはありません....」

乃々「飛鳥さんは私と同じ年ですが、普段の振る舞いや言葉遣いがずっと大人びて見えます....」

乃々「きっと子供の私には考え付かないような作戦があるに違いありません....」

乃々「とにかく、15日目の中間発表で相手の出方を伺うしかないですね....」

乃々「これだけのプレッシャーをかけられると....」

乃々「全く気が抜けません....」

乃々「飛鳥さん....さすがです....」ニヤリ
310 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 00:09:09.15 ID:a8orDQQp0
〜15日目〜

P「中間発表ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!」

P「一か月1万円生活も半分が過ぎたということで」

P「ここまでの光熱費の支払いと、それを引いた残金の発表を行います!」

凛「今回の結果を見てそれぞれ戦略を大きく変えないといけなくなるかもしれないね」

凛「ちなみに私たちも新鮮な気持ちで楽しみたいから2人の生活は見てないし」

凛「それぞれの金額も知らないよ」

飛鳥「フフ、2人とも役目を忘れて観客気分だね」

飛鳥「でも仕方ないか、こんなに面白いショーを目の前でやっているんだから」フフ

乃々「(飛鳥さんは見た目も態度も初日から(エクステ以外)一切変化がありません....)」

乃々「ドキドキします....」

飛鳥「いい緊張感だ、ボクをさらなる高みに押し上げてくれるような、そんな心地の良いモノだね....」
311 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 00:09:42.96 ID:a8orDQQp0
P「よし、そろそろ発表といこう!」

飛鳥「望むところだよ」

乃々「っ....」ゴクリ

P「まずは乃々から」

P「使った金額!」

P「3519円!」

乃々「(昨日計算した通りですね....)」

乃々「(お米の割合が大きいので後半はさらに減らせそうです....)」

P「光熱費!」

P「2245円!」

乃々「(かなり切り詰めたつもりですが....)」

乃々「(こちらは後半もそんなに減らせないので工夫が必要です....)」

P「合計5764円!」

P「残金4236円!」

飛鳥「なるほど....」
312 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 00:10:11.65 ID:a8orDQQp0
飛鳥「なかなか頑張ったんじゃないかい?」

乃々「!」

乃々「飛鳥さん、余裕ですね....」

飛鳥「どうかな、ボクはお財布の中身を見ていないからね」フフ

飛鳥「勝負事はスリルを味わわないと損だよ」ニッコリ

凛「凄い余裕....」

乃々「燃えてきます....!」

P「じゃあ次飛鳥な」

飛鳥「待ちくたびれたよ」

P「まず使った金額!」

P「....」
313 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 00:11:45.07 ID:a8orDQQp0
P「5180円!」

乃々「!?」

P「光熱費!」

P「....」

P「4190円!」

乃々「!?!?」

P「合計9372円!」

P「残金628円!」

乃々「!!?!?!?!?!?!??!?!?!?!?!?!!!!??!?!!??!」

乃々「あ、飛鳥さん!?」

乃々「これはどういう....」チラ

飛鳥「フフ、ハハハッ....」クスクス

飛鳥「ふぅ....」

飛鳥「なるほど」

飛鳥「....」
314 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 00:16:01.03 ID:a8orDQQp0
飛鳥「!!?!!?!!??!?!?!?!?!?!?!?!?!?!!!?!?!?!?!?!?!?!?!?!!?!?!?!?!?!?!??!?!?!?!?!!?!?!?!?!?!?!?!?!?!」

飛鳥「!!?!!?!!??!?!?!?!?!?!?!?!?!?!!!?!?!?!?!?!?!?!?!?!!?!?!?!?!?!?!??!?!?!?!?!!?!?!?!?!?!?!?!?!!!!!!????!?!?!?!???!」

飛鳥「!!?!!?!!??!?!?!?!?!?!?!!???!?!!?!?!??!??!??!??!??!?!?!!!?!?!?!?!?!?!?!?!?!!?!?!?!?!?!?!??!?!?!?!?!!?!?!?!?!!!?!?!!?!?!??!?!?!?!?!!!?!?!!!??!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!」

飛鳥「ど、どういうことだ!?」

飛鳥「ボクは全然お金を使っていない!!!!」

飛鳥「食費は初日以外300円以内に収めた!!!」

飛鳥「それにこの光熱費とは????」

飛鳥「よくわからないがなぜ乃々とこれだけ差があるんだ!!!!」

飛鳥「光熱費がボクに必要なものとは思えない!!!!!!」

P「お、おい飛鳥?」

飛鳥「とまあこれがボクの作戦さ」フフ

飛鳥「最終結果を楽しみにしていてくれ」フフフッ

カツカツカツカツ

凛「いやこの額じゃ負け確定なんじゃ....」

P「俺にもさっぱりわからんが本人にはまだ勝機があるのか....?」
315 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 00:20:45.99 ID:a8orDQQp0
ガチャリ

飛鳥「....」

飛鳥「やってしまった....」

飛鳥「1人暮らしってこんなにお金がかかるのか....」

飛鳥「上京してきてずっと寮生活だし....」

飛鳥「お金の管理は親任せでお小遣いも3000円しか貰ってないからどのくらいお金がかかるのかわからなかったんだ....!」

飛鳥「あと628円!?」

飛鳥「628円ってなんだよ!」

飛鳥「漫画本1冊買ったらおしまいじゃないか!!!」

飛鳥「そもそも光熱費だけでも到底払えないぞ!!!!!!」

飛鳥「こうなったら泣きついてリタイア....」

飛鳥「絶対ダメだ!!!!」

飛鳥「見栄を張ってあんなことを言った手前....」

飛鳥「そんなことをしたらボクのクールで知的で大人びたイメージが崩れてしまう!!!!」

飛鳥「いったいどうすれば....」
316 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 00:23:38.36 ID:a8orDQQp0
>>317 飛鳥の決断

1.背に腹は代えられぬ プライドを捨てて泣きつきリタイア
2.シンセカイへ 調理器具を持って山奥でガチサバイバル
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 00:24:20.81 ID:pI1LHLCU0
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 00:28:32.97 ID:IMPM0PD9O
飛鳥もついに世界レベルの扉を開ける時がきたか
319 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 00:30:53.22 ID:a8orDQQp0
P「おーい飛鳥、用事ってなんだ?」

P「言っとくがハンデとかやらせとか捏造とかそういうのはナシだぞ」

飛鳥「ボクがそんなことするとでも思ったのかい?」フッ

P「?」

飛鳥「ボクは結果の出る15日後までこの部屋には帰らない」

P「....」

P「はぁ!?」

飛鳥「ただ今から行くところは危険が伴う」

飛鳥「ボクはキミたちにとって大切な商品だ」

飛鳥「補助や援助は全くいらない」

飛鳥「ただ保護者として着いてきてくれないかな?」

P「....」

P「当り前だ」

飛鳥「本当か!」

P「そもそも俺以外にも撮影スタッフ連れていかないと番組にならないだろ....」

飛鳥「よし、じゃあ行こう!」

P「どこに?」

飛鳥「山」

P「....」

P「はぁ!?」
320 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 00:50:27.64 ID:a8orDQQp0
〜二宮飛鳥 最後の山中15日間ダイジェスト〜

【水】

飛鳥「サバイバルで最も大切なのは飲み水の確保」

P「水ならそこの沢にあるじゃないか」

飛鳥「キミは死にたいのか!?」

飛鳥「一見無色透明の無害に見える川の水でも」

飛鳥「目には見えない雑菌や寄生虫が潜んでいるかわからないんだ!」

飛鳥「こういう時は一度煮沸をしないとダメなんだ!」

P「火は?」

飛鳥「....」
321 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 00:51:10.90 ID:a8orDQQp0
【火おこし】

飛鳥「テレビで見たことがある」

飛鳥「板に窪みをつけて....」

飛鳥「こういう風に木の棒と擦り合わせれば....」ゴシゴシ

飛鳥「....」ゴシゴシ

飛鳥「....」ゴシゴシ

P「....」

P「ライター使う?」

飛鳥「遠慮するよ」フッ
322 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 00:52:18.52 ID:a8orDQQp0
〜3時間後〜

飛鳥「はぁ....はぁ....」ゴシゴシ

P「....」

P「ライター使う?」

飛鳥「遠慮っ....しておくっ....」ゴシゴシ

飛鳥「援助はっ....いらないとっ....言っただろうっ....」ゴシゴシ

飛鳥「はぁっ....!はぁっ....!」ゴシゴシ

P「(確かにこの方法はよく紹介されるし体験教室なんかでもやってるが....)」

P「(飛鳥みたいな女子中学生1人の力じゃ厳しいんじゃ....)」
323 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 00:53:01.53 ID:a8orDQQp0
シュッ

飛鳥「!!!!」

飛鳥「煙だっ!ついたぞ!」

飛鳥「プロデューサーそこの枯草!」

P「お、おう!」

ボッ

飛鳥「や、やっとっ....ついた....」ハァハァ

P「....」

P「やるじゃないか」ポンポン

飛鳥「フッ、14歳なりにっ....」ハァ

飛鳥「やってみせるさ....」ハァ
324 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 00:53:29.08 ID:a8orDQQp0
【キノコ@】

飛鳥「このキノコは....」

飛鳥「食べられるのか....?」

飛鳥「....」

飛鳥「....」パク

飛鳥「....」モグモグ

飛鳥「いけるな....」

P「お前さっきの言葉忘れたのか!?」

P「下手したら死ぬぞ!?」

飛鳥「今の時期山の食料といえばこれが一番豊富なんだ!」

飛鳥「甘いことは言ってられない!」パクパク
325 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 00:55:25.29 ID:a8orDQQp0
【寝床】

飛鳥「ここは使えそうだ....」

P「何に使うんだ?」

飛鳥「何って....寝床さ」

P「いやここただの土の上だぞ!?」

飛鳥「テントも寝袋もないんだからしかたない」

飛鳥「本当なら無防備な就寝中に虫や底冷えを防ぐためにも」

飛鳥「地面から離れた少し高い場所に寝るのが理想なんだが....」

飛鳥「今回はここに枯草や落ち葉、持ってきた新聞紙を敷いて」

飛鳥「上に毛布を被ればどうにか死なずに済むと思うんだ」

P「えぇ....」

P「ってお前それ!寮の備品じゃ....」

飛鳥「仕方ないだろう?他になかったんだ」

P「結構いいやつなんだぞ....」

飛鳥「プロデューサーの給料から引いておいてくれないか」フフッ

P「ったく....」
326 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 00:59:27.76 ID:a8orDQQp0
【お花摘み】

飛鳥「....」ゴリゴリ

飛鳥「....」ゴリゴリ

P「何してんだ?地面なんか掘って」

飛鳥「....」ゴリゴリ

P「なーなー」

P「暇なのか?遊んでんの?俺も混ぜて?」

飛鳥「....」プッツン

飛鳥「キミは女性が花を摘むところを除く性癖でもあるのかい?」

P「....」

P「安心しろ、お前の安全のために俺が一滴残らず出し切るまで見ておいてやる!」

飛鳥「は?」

P「撤収!」
327 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 01:06:57.62 ID:a8orDQQp0
【チキン】

飛鳥「お!」パシッ

P「なになに〜?」

飛鳥「まだ冬眠していなかったらしいね」ヒョイ

カエル「ゲコ」

P「うひゃあああぁつ!?」

飛鳥「なんだい?突然大声出して」

P「俺両生類ダメなんだよ!」

飛鳥「ふーん」

飛鳥「はい」ピト

P「うんんぎゃああああああああああああっっっっ!!!!!!!」ピョン

飛鳥「フフッ、キミの方がカエルらしいジャンプだね」クスクス

P「ぶっ飛ばすぞコラ!!!」
328 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 01:07:36.20 ID:a8orDQQp0
P「で、それどうすんの?」

飛鳥「まず頭を落とす」ジョキジョキ

P「!!?!?!!?!?!?!?」

飛鳥「そのあとお腹を開いて内臓を取りだす」

P「へぇっ!?!!?!?!?!?!!?!!?!」

飛鳥「全身の皮を剥いで」

P「おっふ!!?!?!!?!?!?!?!?!?!!?!?!」

飛鳥「部位を切り分ける」

P「おろろろろろろあれ鶏肉だな」

飛鳥「カエルはあまりクセがなく、見た目も味も鶏肉に近いんだ」

飛鳥「まともに食べられる部分は脚くらいだから量は少ないが、貴重なタンパク源さ」

P「俺も食べていい?」

飛鳥「自分で捕まえて捌くんだな」

P「飛鳥のケチ!エクステ!」

飛鳥「ボクのことは悪く言ってもいいがエクステを悪く言うのは許さないぞ!」
329 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 01:21:17.24 ID:a8orDQQp0
【野草@】

飛鳥「これは....」ムシリ

P「こんな山奥で草むしりか?精が出るなあ」

飛鳥「キミはバカなのか?」

飛鳥「これは食べられる野草だ」

P「これが?なんか普通にどこでも生えてる雑草じゃないか?」

飛鳥「公園や道端にも生えているオオバコだから正解さ」

飛鳥「茹でれば食べられはする」

P「あぁ....」
330 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 01:21:55.89 ID:a8orDQQp0
【フィッシュ】

P「うぎゃぁっ!?」

飛鳥「どうした?」

P「ヘビヘビ!」

P「俺爬虫類もダメなんだよ!」

飛鳥「ふーん」

飛鳥「それ」パシッ

P「」

飛鳥「触るかい?」

P「もうやめて、そのニューっとしたフォルム、テラテラした鱗」

P「視界にすらいれないで」
331 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 01:22:21.28 ID:a8orDQQp0
飛鳥「はい」ヒョイ

P「んんんんんんんんんんんんっっっっっっっ!!!!!!!!!!」ニョロリ

飛鳥「フフッ、蛇より柔軟な避け方だ」クスクス

P「お前、マジで○すぞ?あ?あ?」

飛鳥「かかってこい」ヒョイ

P「んほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!」ニョロリ

飛鳥「くふっ....wキミは本当に愉快だね」

P「んのクソがきゃあ....」
332 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 01:26:52.67 ID:a8orDQQp0
P「で、それどうすんの?」

飛鳥「まず頭を落とす」

P「知ってた」

飛鳥「次に皮を剥ぐ」

飛鳥「靴下を脱がすように簡単に剥がせるんだ」シュルリ

P「はーもう肉だな」

飛鳥「流水で洗って血や膜を洗い流したら....」

飛鳥「あとは焼くだけさ」

P「味は?味はどうなの?」

飛鳥「味はまあ....鶏肉のような魚のような....」

飛鳥「あと臭い」

飛鳥「そして骨がとても多いな....」

P「あ、大丈夫ッス....」
333 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 01:27:21.41 ID:a8orDQQp0
【野草A】

P「あ、あれ」

飛鳥「ん?」

飛鳥「アケビじゃないか!」

P「やっぱそうか、あれは俺でも知ってるわ」

飛鳥「やや旬は過ぎているからちょっと熟れすぎてるが....」

飛鳥「食べられそうだな!」

P「ただかなり高いな」

飛鳥「ボクの身長じゃ足りないだろうね....」

P「エクステ伸びないの?」

飛鳥「伸びるわけないだろう....」
334 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 01:31:15.33 ID:a8orDQQp0
【キノコA】

P「おーい、こっちに美味そうなキノコあるぞ〜!」

飛鳥「ん....」

P「なんか白くて立派じゃね?」

飛鳥「これはドクツルタケだ」

P「ドク....あっ....」

飛鳥「食べたら正しい処置をしないとまず死ぬよ」

P「ですよね」

飛鳥「触るのもおすすめはしないね」

P「誰が触るか」
335 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 01:31:45.52 ID:a8orDQQp0
【野草B】

飛鳥「ん?」

P「なにこれ?花咲いてるけど」

飛鳥「これはトリカブトだ」

P「トリカブト?食べられる?」

飛鳥「食べたら死ぬ」

P「」

飛鳥「実際に殺人事件の名前になった事件もあるくらい強い毒性だよ」

飛鳥「触るのもおすすめはしないね」

P「誰が触るか」
336 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 01:42:49.67 ID:a8orDQQp0
【そして....】

P「もう14日か....」

飛鳥「この生活も今日で終わりかと思うと少し....」

飛鳥「寂しいな....」

P「(えぇ....)」

P「(俺は二度とごめんなんだが....)」

飛鳥「こんな貴重な機会を与えてくれたプロデューサーには」

飛鳥「本当に感謝している」

飛鳥「ありがとう」ニコ

P「....」

P「いや俺が与えたというよりお前が勝手に....」
337 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 01:43:15.43 ID:a8orDQQp0
P「そもそもこの企画一か月1万円生活だからな!?」

P「なんでいつの間にかガチサバイバル生活になってんだよ!?!?」

飛鳥「都会の喧騒、明滅する街、傍観者になりつつあったボクを....」

飛鳥「シンセカイが....」

飛鳥「呼んでいたんだ....」

P「世間知らずのお前がアホほどお金使って1万円生活なのに半月で628円しか残らなかったのが原因だからな」

飛鳥「自分だけの力で生きることで」

飛鳥「ボクがボクである証を確かめられたよ....」

P「こんだけ過酷な生活したのに技術的な成長以外は全く変わってないな」

飛鳥「存在の証明は」

飛鳥「できたかな?」ニコ

P「決め顔で言われても....」
338 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 01:43:45.19 ID:a8orDQQp0
P「話変わるんだけどさ」

飛鳥「なんだい?」

P「なんでお前そんなにサバイバルに詳しいんだ?」

P「女子中学生の知識量じゃないだろ?」

飛鳥「フフッ、愚問だねプロデューサー」

P「?」

飛鳥「ボクは自他ともに認める」

飛鳥「中二病さ」

P「知ってるけども」
339 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 01:44:14.63 ID:a8orDQQp0
飛鳥「キミも中二病の頃」

飛鳥「絶対やらないようなサバイバルの本を読んで」

飛鳥「まだ見ぬ大自然に思いを馳せたりしただろう?」

P「....」

P「やったわ」

飛鳥「だろう?」

飛鳥「ボクもそれさ」フフッ

P「よくそれを恥ずかしげもなく言えるな」

飛鳥「それがボクの存在理由だからね」ニコ

P「そこはアイドルを存在理由にしてほしいんだが....」
340 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 01:48:08.74 ID:a8orDQQp0
〜30日目〜

P「結果発表ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!」

乃々「なんだか私、定期的に主役を奪われているような気がするんですけど....」

凛「30日の半分家に戻らない一か月1万円生活なんて聞いたことないよ....」

飛鳥「フッ、ボクは何にも縛られないんだ....」

凛「というか」

凛「2人ともなんか....」

乃々「少々その、臭いの方が....」

飛鳥「これは僕の生きた証」

飛鳥「勲章のようなものさ」

乃々「それはアイドルとしてダメだと思うんですけど....」

P「まあ雑談はそれくらいにして」

P「結果の方を発表していこう」

>>341 勝者
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 01:50:58.53 ID:Kk+d8Q7GO
のの
342 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 02:06:51.57 ID:a8orDQQp0
P「まずは飛鳥から!」

P「使った金額!」

P「....」

P「5180円!」

乃々「!?」

P「光熱費!」

P「....」

P「4190円!」

乃々「!?!?」

P「合計9372円!」

P「残金628円!」

乃々「!!?!?!?!?!?!??!?!?!?!?!?!!!!??!?!!??!」
343 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 02:07:33.27 ID:a8orDQQp0
乃々「ちょ、ちょっと待ってください!?」

乃々「飛鳥さんの金額が一切変わっていないんですけど!?」

飛鳥「あぁ、当然さ」

P「当然だな」

乃々「いや、お2人だけで納得されても困るんですけど!?」

P「あとで映像見せるから」

乃々「そんなこと言われても....」

飛鳥「乃々、それより早く結果を見ようじゃないか」

飛鳥「ボクの存在証明は」

飛鳥「キミを超えられたのか」

乃々「相変わらず意味不明なんですけど....」

凛「むしろ悪化してない?」
344 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 02:08:03.95 ID:a8orDQQp0
P「次、乃々な」

P「使った金額!」

P「....」

P「4821円!」

P「光熱費!」

P「....」

P「3795円!」

P「合計8616円!」

P「残金1384円!」
345 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 02:08:36.11 ID:a8orDQQp0
凛「ということで一か月1万円生活の勝者は...............」

ドラムロール

乃々「もう何も言いません」

凛「森久保おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

凛「んんんんんんんんんんんんんん乃々おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」

P「いや結局負けるんかーい!」

飛鳥「....」

P「お、おい飛鳥?」

飛鳥「....」

P「....」ハァ
346 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 02:09:17.80 ID:a8orDQQp0
P「....」ポンポン

P「そう落ち込むなって」

P「確かに勝負には負けたしお前の世間知らずは露呈したしアイドルとしてどうなの?って映像しかないけどさ」

P「それでもお前はこの勝負でかけがえのない

飛鳥「ん?ボクは落ち込んでなんかいないよ?」

P「へ?」

飛鳥「この30日間のことを思い出してたのさ」フフ

P「?」

飛鳥「乃々」

乃々「は、はい....?」
347 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 02:10:16.07 ID:a8orDQQp0
飛鳥「優勝おめでとう」

乃々「ゆ、優勝なんですかこれ....?」

飛鳥「キミとの勝負で」

飛鳥「ボクという存在はあらゆる面で成長できた」

飛鳥「心から感謝するよ」ニコ

乃々「は、はぁ....」

飛鳥「是非今度、ボクがこの15日間で行った生活をキミも一緒にやらないか?」

飛鳥「好敵手のキミとあの経験を分かち合いたいんだ!」

乃々「えぇ、構いませんが....」

飛鳥「そうか!ありがとう!」ギュッ

乃々「うっ....くさ....」

乃々「飛鳥さん、とりあえずそのアイドル失格な身体を洗いにお風呂に行きましょう....」

飛鳥「ん、これはボクの勲章なんだが....」

乃々「そんなこと言える段階は完全に過ぎてます」

飛鳥「まあ他ならぬ好敵手の頼みだ、甘んじて受け入れよう」

乃々「それは、どうも....」
348 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 02:14:35.08 ID:a8orDQQp0
凛「....」

凛「で、何してたの?」

P「んー」

P「言葉で説明するのは難しいんだが....」

P「サバイバルしてた」

凛「はぁ?」

P「取れ高的にはこの企画ナンバーワンかもしれない」

凛「いやいや、乃々が主役なのにそれじゃダメでしょ」

P「あと」

P「たぶん飛鳥仕事増えると思うわ」

P「今まで全く関わりのなかった方面で」

凛「何それ占い?それともプロデューサーの勘ってやつ?」

P「んにゃ」

P「これは俺のプロデューサーの経験を通した」

P「確信さ」ニヤリ

凛「???」
349 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 02:15:49.39 ID:a8orDQQp0
P「あとこれ飛鳥の下着類」

凛「もう取ったの?」

凛「随分早かったね」

P「それがな、珍しく今回は俺がルールを盾にぶんどったんじゃないんだよ」

凛「それじゃ飛鳥が痴女みたいじゃん」

P「なんか20日目くらいから邪魔だって言って放り出してたから」

P「負けたとき用に回収しといた」

凛「どんな生活してたらそうなるわけ....?」
350 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/11/17(土) 02:18:50.34 ID:a8orDQQp0
勝ち越しが決定しましたがまだ続きます
夜には再開します
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 02:40:36.35 ID:R5zYUGrA0
飛鳥…一皮むけたな!ハナツマミー
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