八幡「俺は輝日東高校」

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1 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2018/12/31(月) 02:53:17.30 ID:hTCShmSdO

髪ｻｯｻｯ

美也「よし！」

ﾃﾃﾃﾃﾃﾃﾃ　ｶﾞﾁｬ

美也「えーーーっにいにまだ起きてないの！？」

ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝ　ｶﾞﾗｯ

美也「もうまた押入れに閉じこもって速く開けない学校ちこくしちゃうよ！


八幡「ｳｰﾝ……」ﾊﾞﾀﾞﾝ

美也「にいに〜」

八幡「うるさい……俺はまだ寝てたいんだ寒いしまだここから出たくない」

美也「暖房つければいいじゃん……」

美也「にっしっしっし〜」

美也「じゃあにいにが出て来ないならみゃーがそっちにはいるからね！！！」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

美也「にいにの押し入れプラネタリウム久々な見たいし〜」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

八幡「ああ〜〜コラ、やめろこれは俺一人で鑑賞する作品なんだ！！」ｷﾞｭｰ

美也「作品て！蛍光ペンで書いただけじゃん！」ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ

八幡「うるさい！！」

美也「みゃーも入るのー！」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

八幡「分かった分かったもう出るから」ｶﾞﾗｯ

ﾄﾞﾀﾝｯ

美也「ちぇ〜」

八幡「どうした美也」

美也「にいにのバカ」

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2 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2018/12/31(月) 03:09:38.81 ID:6DQKd2f5o

美也「にいにと学校行くの久しぶりだねぇ」

八幡「そうか？」

美也「だってにいにいつもみゃーのこと置いてっ
ちゃうんだもん」

八幡「美也はすぐ道草くうからなあ、それに家の中じゃないんだから『にいに』じゃないだろ」

美也「あ、そっか、すっかり油断してた」

八幡「自分から学校学校ではベタベタしないでよとか言ってるくせに」

美也「おにちゃん！美也先に行くね！」

美也「おはよ〜！」

？？「あ、美也ちゃんおはよう」

八幡「美也の友達か……」

3 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2018/12/31(月) 03:20:21.28 ID:6DQKd2f5o

しっかし長い通学路だな冬の寒さが身にしみるぜ
……

んあれは……

森島「やだもうひびきったら！」ｳﾌﾌ

森島パイセンじゃん……見つからないようにそーっと……

森島「あ、ヒッキー！！！！！」ﾀﾀﾀﾀﾀ

森島「おはようヒッキー！！！」ﾍｯﾄﾞﾛｯｸ

八幡「……おはようございます」ｷﾞﾁｷﾞﾁ

森島「一緒にいきましょ！！」ｸﾞｸﾞｸﾞ

八幡「お供します……」ｸﾞｲｸﾞｲ

4 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2018/12/31(月) 03:32:25.05 ID:6DQKd2f5o

朝のＨＲ

高橋「そろそろ今年の創設祭が近付いてきました、そこでクラスの実行委員を決めないといけません、誰か立候補がありませんか」


絢辻「高橋先生、誰も立候補がないのなら私がやりましょうか？」

高橋「絢辻さん………？あなた、クラス委員の仕事もやってくれているし掛け持ちになるけど大丈夫？」

絢辻「はい、クラス委員の仕事はもう11月ですからあまりありませんし、クリスマスにある創設祭までの短い期間ですから」

高橋「そう…！じゃおねがいするわね！」



八幡「絢辻、か……」

5 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2018/12/31(月) 03:41:00.64 ID:6DQKd2f5o

昼休み

八幡（パンにすっか）

薫「パンにすっか、って顔してるわね」

八幡「なんだお前ナチュラルに人の心を読むんじゃない」

薫「まあねーかくいう私も今日はパンの気分なのよ！」

八幡「そうか、じゃあ行くぞ」

薫「ちっちっちっ〜一緒に買いにいくだけじゃあつまらないでしょ〜」

八幡「あ？」

薫「じゃんけんしましょうよじゃんけん！じゃんけんで負けた人が買った人のぶんまで勝ってくる！」

八幡「そういうやつだよお前は……」

6 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2018/12/31(月) 03:52:10.21 ID:6DQKd2f5o

案の定負け購買

八幡「すげー人だかり……」

八幡「ん？」

？？「……」ｵﾄﾞｵﾄﾞ

八幡（一年か……この状態でパンを買うにはコツがいるからな、よし）

八幡「なあ、何がほしいんだ」

？？「え…」

八幡「パン、買いに来たんだろ」

？？「牛乳と何か甘いパンを……」

八幡「よし」


〜数分後〜


八幡「ほら、牛乳と甘いパンだ、適当に選んだんだが大丈夫か？」

？？「はい、ありがとうございます……」

？？「あ、あの…………」

八幡「？」

？？「お、お金……」

八幡「ああ、360円だった」


八幡「まあ今度は頑張れよ」

7 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2018/12/31(月) 04:03:27.20 ID:6DQKd2f5o

廊下

八幡「早く帰らんと棚町にどやされる」


ﾂﾙﾘ　　ﾄﾞｼｰﾝ


八幡「いてえ！！！！」ﾊﾞﾗﾊﾞﾗ


森島「ねえ君」ﾋｮｲﾋｮｲ

八幡「やべえ早く拾わなきゃ」ﾋｮｲﾋｮｲ

森島「そこの大食いの君」ﾋｮｲﾋｮｲ

八幡「も、森島先輩……」

森島「ふふっ、ヒッキーったらおっちょこちょい！」

森島「それって一人で食べるの」

八幡「いやこれ二人分です」

森島「ふーん」

森島「さっき一年生にパン買ってあげてたでしょう」

八幡「あっはい」

森島「GOOD！やっぱりヒッキーは優しいね！」

森島「じゃあもう転ばないようにね〜」

8 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2018/12/31(月) 16:45:23.33 ID:fIB8ySxGo

おつ？

9 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2019/01/03(木) 03:48:40.18 ID:D8PMZ2x4O

教室

棚町「結構遅かったわね」

八幡「これがまた色々とあったんだわ」

棚町「まあいいや、食べましょ」

八幡「ん」


絢辻「食事中ごめんなさい……ちょっといいかしら」

棚町「ん？」

八幡「……なんだ？」

絢辻「高橋先生にみんなの進路表を今日中に集めるようにいわれてたんだけど……」

絢辻「まだ出してないの比企谷君だけなの……今日帰るまでに出してもらえるかな？」

八幡「悪い、忘れてた……あとで出すよ」

絢辻「じゃあよろしくね」

八幡「ああ」

10 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2019/01/03(木) 04:04:28.19 ID:D8PMZ2x4O

放課後

絢辻「はい、ありがとう、じゃあ先生に提出しておくわね」

八幡「……待たせて悪かったな」

絢辻「ううん、大丈夫」

八幡「……じゃ、俺はこれで」

絢辻「うん、さようなら」

八幡（少し図書室にでも寄るか）


図書室


八幡（ライトノベルの新作は……っと）ｳﾛｳﾛ

？？？「！？」ﾄﾞﾝ　ﾊﾞﾀﾝ

？？？「いったぁ〜」

八幡「す、すみませ……」

八幡「ってパイセン……？」

森島「いたた……あれ？ヒッキー？」

森島「ナイスタイミング！」

八幡「へ？」

11 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2019/01/03(木) 06:43:45.26 ID:pdFCvR+XO

廊下

八幡「さっきはサーセンした」

森島「ううんいいのよ、私もよそ見しちゃってたから」

森島「それより本運んでもらって助かっちゃったわ」

八幡「これでチャラってことで頼みますよ」

森島「うーんどうしようかねぇ……」ﾆﾔﾆﾔ

森島「あ、ひびきちゃん！」

塚原「あ、はるか、どうしたの？」

森島「見てみて！図書室にかわいい犬の写真集がこーんなにあったの！」

森島「借りたのはいいけど、持ってくるのが大変だったから手伝ってもらっちゃった！」

塚原「……」

塚原「　は　る　か　」

森島「は、はいぃ？」

塚原「ちょっと」ﾁｮｲﾁｮｲ

森島「えぇ……」

塚原「……」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ

森島「……え、でも」

塚原「でもじゃなくて……！」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ



八幡（帰っていーすか俺）