【安価】殺人鬼コナン3【コンマ】

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1 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/05(火) 21:53:42.66 ID:kY/8W39jO
【注意】

・この作品は「名探偵コナン」の二次創作「ではありません」。
名探偵コナンの知識があった方が楽しめますし、作中に作品としての「コナン」は出ますが、コナンの登場人物が出るようなことはありません。

・全編シリアス、地の文で進行します。残酷シーンやベッドシーンも多少ありますので、苦手な方は注意してください。

・安価選択とコンマ判定を使うことがあります。
なお、安価・コンマスレというよりは分岐つきノベルに近いものになります。

>>2以降に登場人物紹介です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1551790422
2 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/05(火) 22:00:22.98 ID:kY/8W39jO
(登場人物紹介)

・毛利仁
33歳、176cm、71kg。階級は警部補。準キャリア。
中肉中背、髪は短めでガッシリとした体格。目は細目の二重。趣味はラーメン屋巡りと料理、競馬。
朝はコーヒーを淹れるのが習慣。愛車はフィット(2代目)。音楽は洋楽派でQUEENを良く聴く。愛煙家。
性格は生真面目。やや融通が効かず、冗談がうまく言えない。丹念に情報を拾い、足で捜査するタイプ。デスクにはあまりいないことが多い。

「3周目」の「未来の記憶」がある。以前は詳細なものではなかったが、相当程度思い出した。
人格のベースは20年後のそれとは違うものの、手段を選ばないようになったりやや変化も見られる。

20年後には一匹狼の元刑事「デッドマン」として活動している。目標確保・殺害のためなら容赦なく手段を選ばない男として知られている。
2019年4月28日の「熊谷大虐殺」で、恋人の宮原美和を殺害されたことで人格が壊れたらしい。
現在は彼女が存命中のため人格が安定しているが、自らの代理として亜衣を送り込んだりと、かなり荒っぽい手法を使うようになっている。

過去に妹を殺された過去がある。
3 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/05(火) 22:01:39.48 ID:kY/8W39jO
・藤原湖南
9歳、132cm、34kg。精神年齢は29歳。20年後は監察医にして警視。
未来の日本は2033年の「東京大震災」を機に東西に分裂。東日本政府の警視庁に属する。ただ、震災の被害と内戦で東西ともに相当疲弊しているらしい。

未来の凶悪犯を殺害する「バッドエンド・ブレイカー」の一員。東京支部の実行部隊のリーダーでもある。
バッドエンド・ブレイカーは20年後の警察で構成されているが、「西」の公安である古畑らとは敵対関係にある。
「熊谷大虐殺」の被害者。最大の惨劇の舞台となった映画館の数少ない生き残りで、映画館には今でもトラウマがある。
惨劇の犯人グループである佐倉ら「勉強会」の潰滅、皆殺しを狙う。基本的に、犯罪者に対する容赦はない。

外見は名探偵コナンを少し大きくしたようなもの。射撃だけでなく格闘術にも長けている。趣味は料理、家事全般、読書。ラーメンはスープから作ろうと思えば作れる。
本来の9歳の自分を押さえ付けているため、常人の倍近い睡眠時間を要する。そのため、日常は寝るか古典推理小説(原本)を読んでいる。
好きな音楽はレッド・ホット・チリ・ペッパーズ。邦楽はあまり聴かない。
本来の性格は穏やかで温厚。何もなければ良い医者になっていただろう。

20年後では恋人の歩美がいたが、タイムスリップの少し前に殺害されている。
生き写しであり「イレギュラー」の吉岡愛結に惹かれ、結ばれた。
普段押さえ付けている「9歳の自分」の影響からか、本当は愛結に甘えたい衝動を持っている、らしい(理性が強いのでそれが表に出ることはほぼない)。
4 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/05(火) 22:10:10.06 ID:kY/8W39jO
・城隆一郎
14歳。168cm、58kg。国立学園大付属中学校に所属。全国2位の秀才。前髪は長めで眼鏡をかけている。「僕たちは勉強が〜」の某主人公を気弱、かつ暗めにしたイメージ。
女顔であり美形だが、陰気な雰囲気から異性の人気はない。友人も後述する薬師丸英華以外にいない。

趣味は特になし。敢えて言えば勉強。幼馴染みの薬師丸英華のことは大切に思っているが、彼女をストーキングしていた同級生の兄を小6時に殺害したことが負い目になっている。
それ以来彼女とは一歩引いた関係を築いていたが、現在は恋人関係。

殺害現場を「何故か」見ていた佐倉翔一に脅される格好で「勉強会」の一員となる。そこで強力な麻薬である「アイスキャンディ」の摂取とセックスに溺れる。
その過程で「低俗な世界を全て壊そう」と持ち掛けられ、熊谷大虐殺に加担。本来の歴史では、このまま突き進むはずだった。
作中では「勉強会」メンバーの相次ぐ死で計画は霧消している。

アイスキャンディの副作用で、脳細胞の壊死が避けられない状況にあった。
認知症の症状も発症していたが、アイスキャンディの中毒症状を緩和させる酵素を持つ薬師丸英華との性交渉を機に小康状態にある。
なお、定期的に関係を持たない場合は再び症状が進行する。また、酵素の効果で常時軽いブースト状態のため、常人より高い身体能力を持つに至った。

薬師丸英華の誘拐と奪還で佐倉翔一とは切れている。捜査過程で毛利仁と出会い、「未来の記憶」を持つ「覚醒者」の存在を知る。
2週後の佐倉襲撃に参加予定。

キレると手に負えない獣性があり、ストッパーが外れると記憶が飛ぶ。本質的には快楽に溺れやすい。
ゲイではないが、バイではある。女装した佐倉翔一(サクラ)に惹かれていた節がある。
ただ、現状は英華しか目に入っていない。彼女は肉親以上に大切な存在になっている。
なお、母子関係は破綻している。
5 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/05(火) 22:15:36.32 ID:kY/8W39jO
(登場人物紹介・ヒロイン)

・宮原美和
29歳。身長156cm、体重47kg。推定Bカップ。茶がかったショートボブ、少し童顔気味。ルックスのイメージは東方の諏訪子を少し大きくした感じ。
外資系運用会社の広報として働くキャリアウーマン。刑事だった夫とは死別。5歳の娘、亜衣がいる。
性格は明るく天真爛漫だが、相応の思慮深さもある。趣味は食べ歩き一般。食べてもあまり太らない体質。
毛利仁とは恋愛関係にあり、彼についての一通りの情報は得ている。

・吉岡愛結
27歳。身長164cm、体重53kg。推定D〜Eカップ。ちゃんとすればかなりの美人だが、どことなく暗い。艦これの翔鶴を黒髪にし、髪の長さをセミロングにした感じ。
いじめに遭った親友を見殺しにした過去から、自分に自信を持てず幸せになってはいけないとどこか自棄になっていた。
そのため看護士の傍ら売春行為を行っていたという背景がある。この過程でアキヤマ電機の御曹司、秋山雄一に狙われ逃げ出していた。
本来の歴史では秋山に殺害される運命だったが、コナンと出会い彼を殺害。現在はバッドエンド・ブレイカーの一員として行動中。

趣味は音楽鑑賞。料理は実は相応に上手い。
前の周での「吉岡愛結」とは別人である可能性が高く、本来の歴史では存在しない「イレギュラー」であると見られている。ただし、その役割は不明。

・薬師丸英華
13歳。159cm50kg。推定Aカップ。国立学園大付属中学所属。城隆一郎とは幼馴染みで恋人。
明るく素直なスポーツ少女で裏表がない。水泳では国体3位で、将来の五輪候補と見なされている。

一人称はオレを使っていたが、小6時の事件を境に離れていた城との距離を詰めようとしたからという理由がある。現在は本来の一人称「あたし」に戻している。実は打たれ弱い。
ルックスは「僕たちは勉強が〜」のうるかを少し幼くした感じ。フィリピン人の母親がおり、肌は地黒。

本来の歴史では存在しない「イレギュラー」であることが判明。本来19年後に登場する、アイスキャンディの成分を分解する酵素を持った特殊体質の少女だった。
彼女の存在が城を心身共に救うことになったが、酵素の存在を察した佐倉からは最優先で狙われるようになる。
6 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/05(火) 22:35:16.19 ID:l8Zk2vTwO
(登場人物紹介・警察関連)

・木暮悟
48歳、身長は166cm。役職は警視。埼玉県警捜査一課のNo.2役職である管理官(管理官は通常2、3人いる)。
ノンキャリアの叩き上げ。別名「仏の木暮」と呼ばれる温厚な男。ただ、怖い顔もあるとの噂も。推理力は確か。現在は後方支援に徹する考え。後述の兵藤とは旧知の仲のもよう。
妻に埼玉医大で勤務する鷹山みなみ(旧姓)がいる。子供はいない。
イメージは小日向文世を10ぐらい若くして眼鏡をかけた感じ。

・赤木航
43歳、身長177cm。役職は警部。通称赤さん、赤。埼玉県警捜査一課強行3係の係長。ノンキャリアの叩き上げで、やや強面。
家庭持ちで妻と娘の3人家族。妻は元警察で2つ歳上。恐妻家らしい。娘は普通の小学生。
イメージはコナンの高木刑事を老けさせて少し猫背にした感じ。「覚醒者」の存在を知っている。

・青葉和行
36歳。元埼玉県警捜査一課強行3係。通常青。役職は巡査部長。ノンキャリアの巨漢にして大食漢。
温厚で暢気な男のように見えるが、その実は武闘派。荒事には真っ先に飛んでいく。柔道では県警屈指の強さ。なお、仁とはラーメン仲間である。ジロリアン。
独身だが県警に長年付き合っている恋人がおり、結婚予定。

実はバッドエンド・ブレイカーの一員「おやっさん」だった。「西の公安」に拉致され、解放。
県警を懲戒免職となり、結婚を理由にバッドエンド・ブレイカーの活動からも手を引く。
イメージはバジリスクの鵜殿丈助を清潔にした感じ。

・白島三郎
29歳。準キャリアの巡査部長。無口で慎重派。
イメージはコナンの白鳥をもう少し若くして暗くした感じ。私生活不明。

・若葉大輔
50歳。埼玉県警捜査一課前課長。地方公務員上級のいわゆる「地上キャリア」。上昇志向が強く県警トップへの野望は隠さない。
事務処理や政治工作に長けているが、刑事としては無能。事件が起こるとなるべく穏当に済ませようとする。加点を積むのではなく失点を抑えたがるタイプ。
イメージは歳を取った金田一少年の〜の明智を嫌味たらしくした感じ。金路アゲハの父親であり、彼女と「勉強会」の犯罪を隠蔽していた。

現在は逮捕され拘留中。妻は元衆議院議員金路栞。本文中の記述はないが、失脚した。
(娘である金路アゲハの犯罪隠蔽の発覚による。ただ、本件とは無関係)

・八代倫
54歳。スレンダーだがキツい印象を与える初老の女性。埼玉県警主任監察医。性格もキツめで口さがない。ただ、正義感も強い。
木暮管理官との付き合いは長いらしい。シングルマザーで息子は成人済み。親子仲はあまり良くはないとのこと。
イメージはワンピースのDr.くれはを若くした感じ。

・白田兵次郎
63歳。元埼玉県警捜査一課3係係長の元警部。ノンキャリアでその存在は広く知られていた。警察学校への任官を拒否し、鶴ヶ島市の住宅街で喫茶店「カフェ・ドゥ・ポワロ」を開業した。
仁の料理の師匠であり、事実相当な腕前。雑誌に載るほどの評判であり、コーヒー教室も開いている。
どうもバツイチであるもようだが、若い恋人がいる(自称)。イメージは白髪にした大杉漣。

実は複数回タイムスリップしており、何度となく歴史改編を試みた男。過去は全て失敗しており、今回はギリギリまで動かないつもりでいた。
前の周ではコナンとも面識があり、バッドエンド・ブレイカーとも繋がりがある。
現在は埼玉県警、バッドエンド・ブレイカー、城を結びつける触媒のような立場。戦闘力はないため、後方支援に徹している。

その他まだ多くの謎と秘密を抱えているようだが、本人の口は重い。
バイトの美樹という女子大生に恋愛感情を持っていると本人は言っているが、真偽のほどは一切不明。

・兵藤京介
48歳。警視庁捜査一課強行4係係長。慇懃無礼と言えるほどの馬鹿丁寧な言葉遣いをする。キャリア。
難事件ほど燃えるタイプらしく、今回の一件にも顔を突っ込んできた。頭は切れる。紅茶党。某ドラマに影響を受けているらしい。

某ドラマの主人公同様、正義感が強く融通が全く利かない。
バッドエンド・ブレイカーの逮捕を最優先としており、彼らを見過ごす姿勢の仁たちとは半ば敵対関係となった。
イメージは第一シーズンぐらいの相棒の右京。

・神原武
31歳。警視庁捜査一課強行4係。地方上級。兵藤の部下。
飄々とした雰囲気だが、芯は強い。実は覚醒者で、20年後の警視庁刑事部長。藤原湖南とも旧知の仲。
兵藤は尊敬しているが、彼の融通の利かなさが命取りになったのを知っているため苦々しく思ってもいる。影でバッドエンド・ブレイカーや仁を支え始めた。イメージは相棒の神戸。

・氷川秀人
50歳。神奈川県警捜査一課強行3係係長。ノンキャリ。
猫背でボサボサ頭の冴えない男。厄介な仕事は丸投げというやる気のない男に見えるが……?
イメージはフロスト警部シリーズのフロスト。
7 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/05(火) 22:35:49.20 ID:l8Zk2vTwO
その他人物紹介は後日。
8 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/06(水) 00:14:51.39 ID:RfkII5juO
(登場人物紹介・「勉強会」)

・佐倉翔一
13歳。身長156cm。小柄で中世的な外見の少年。ウイッグを付ければ美少女にしか見えない男の娘となる。
性格は冷静沈着。「勉強会」のリーダーであり最も頭が切れる。法曹界最大手級の「佐倉法律事務所」の一人息子?
合法(脱法)麻薬「アイスキャンディ」や拳銃を仕入れてきており正体不明だが、少なくともN国との繋がりはあるもよう。
(アイスキャンディのレシピは佐倉側にあるが、生産はN国)
アイスキャンディを使った私兵作りが目的と見られる。安定運用のため、アイスキャンディの分解酵素を持つ薬師丸英華を狙っているもよう。

開明中に通学していると思われるが、裏が取れていない。
恐らくはホームレスの件以外にも殺人歴あり。人を殺すことに躊躇いがないサイコパスであり、徹底した快楽主義者。
性欲を満たせるなら対象は男でも女でもいいと考えている節がある。

イメージはバカテスの秀吉を10倍ぐらい色々黒くした感じ。
「覚醒者」であることがほぼ確実視されている。本来の歴史では事件後に社会復帰し、改名の上で実業家となった。相当の権力を有していたとみられる。
なお、アイスキャンディの副作用が何故か出ていない。

・鶴岡和人
享年14歳。身長176cm。見るからにヤンキーじみた三白目の一重の少年。十番中に通学中。
上2人はボクサーであり、長男の光人はバンタム級の元世界王者。ただ、実力は疑問視されており「金で世界王者になった」とのアンチが非常に多い。
和人は上2人をスパーでボコボコにしたとの報道があり、「こいつだけは本物では」と一部で言われている。実際、力量はその通りのもよう。
(もっとも、これにはアイスキャンディの力も相当程度ある)
実は兄と対戦予定だったボクサーを殺害していた。

性格は粗暴であり、人を人とも思わない冷酷さもある。兄二人のことは心底馬鹿にしている──かと思われたが、心の底ではちゃんと愛情を持っていた。
アイスキャンディの副作用で急速に衰弱、コナンによる安楽死措置を受けた。
本来の歴史では、世界王者になった直後にアイスキャンディの副作用が発症していた。イメージは……まあ察してください。

・金路アゲハ
享年13歳。身長161cm、体重43s。Cカップ。桜岡中に通学していた。ちょっときつめの目つきの美少女だが、内面は極悪。
拝金主義者にして快楽主義のサイコパス。佐倉翔一との相性はいいかと思いきや、近親憎悪なのかそこまででもなかった。
当然快く思わない子は多かったが、歯向かう者は陰湿な手段で屈服、ないしは放逐していた。なお、これは「彼女の気分がいい時」の話である。
作中で分かっている殺人は2件だが、実は手を下したのはもう1、2件ある。恐らくは母親(と誰か)がもみ消していた。間接的に手を下した(つまりいじめによる自殺)のはもっと多い。
コナンにより激しい苦痛の中で死んでいった。イメージはうみねこのベルンカステル。

・矢向
183cm。佐倉の執事と思われる初老の男性。慇懃無礼だが明らかに堅気ではなく、異常な戦闘能力を持っているもよう。
正体は現時点で一切不明。佐倉に加担している理由も不明。
イメージは嘘喰いの夜行兄。

・唐川
195cmの巨人。元はただのチンピラだった。新型アイスキャンディの効果で圧倒的な暴力を有するようになる。
半面、身体が急速に蝕まれ本編時点ではほぼ余命がない状態だった。アイスキャンディなしではほぼ行動できないほど。
禁断症状と副作用で瀕死になったところで、安楽死措置を受けた。イメージは嘘喰いの伽羅。
9 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/06(水) 00:17:52.74 ID:RfkII5juO
(登場人物紹介・「バッドエンド・ブレイカー」)

・バッドエンド・ブレイカー
凶悪犯罪を行おうとした人間の前に現れては銃殺していくという謎の殺人鬼。
手口が似通っているが、全国各地に現れており警察も尻尾を捕まえることができない。
バッドエンド・ブレイカーはネット上での通称。当人も自称している。
実は十数人による犯行グループ。「20年後の『東日本政府の警察』」がその正体。
今回に限り毒殺という手段を取っているのはアイスキャンディに絡んでいると思われる。毒薬はアイスキャンディに類似するもの。
主人公の一人、藤原湖南もここに所属する。

・須田興也
24歳。バッドエンド・ブレイカーの一人。身長182cm、細い糸目。眼鏡をかけている。
銃の腕は凄腕。20年後では元陸上自衛隊第一空挺団であり、極めて高い戦闘能力を有する。恐らくはこれまでの実行犯の一人。普段は大学院生で通している。
イメージはコナンの沖矢昴をもう少しごつくした感じ。

・浅賀由依
17歳。バッドエンド・ブレイカーの一人。身長167cm、体重50s。Aカップ。長髪の美少女。
情報収集担当でハッカー。20年後もどうもそういったことを担当していたようである。
物言いは少しきつめ。一応学校には通っているらしい。後述の小峰源とは、20年後では元夫婦。ただ、関係は微妙。
イメージは少し大きくなった艦これの磯風。ただし胸は控えめ。

・小峰源
15歳、184cm。大柄で見るからに体育会系の少年。柔道では全国上位であるらしい。
20年後は現場に乗り込む斬り込み隊長的なポジションだった。由依とは元夫婦で現在もベタ惚れだが、相手にされていない。

・藤原雄作
43歳。コナンの父親。バッドエンド・ブレイカーの一人だが、側面支援を担当しているもよう。白髪交じり。実年齢より少し老けて見える。
虐待疑惑をアユから持たれていたが、実際は温厚篤実な人物であるようだ。
イメージはコナンの工藤優作の髪を白髪交じりにした感じ。

・網笠博
45歳。内閣府副大臣で20年後は東日本政府の総理。無愛想で表情に乏しく、淡々と話す男。本人も自覚しているらしい。
バッドエンド・ブレイカーの首魁で、白田とも面識がある。詳細は不明。イメージは若い頃の西村雅彦。
10 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/06(水) 00:24:25.08 ID:RfkII5juO
(登場人物紹介・「公安」)

・警察庁特別捜査室
20年後の西日本政府の警察庁公安を中心に結成された組織。警察庁内部にあり、名目上は那須川警視総監(一般人)がトップだが実質上は朝尾副総理が仕切っている。
目的は他の覚醒者の監視と犯罪抑止。バッドエンド・ブレイカーは不倶戴天の敵であり、当然正体もある程度把握している。強行しないのには理由もありそうだが……?

・古畑玲
24歳、身長173cm。役職は警部補。警察庁キャリア。一時は安川徹の名で埼玉県警に配属していた。
目的は毛利仁のヘッドハンティングだったが、バッドエンド・ブレイカーの活動本格化に伴い本庁に戻されている。
ノリが軽く飄々とした人物のように見えるが、その実は冷徹。コナンとの間には因縁があるもよう。
20年後では公安刑事として辣腕を振るっている。かなり外道な手段も使っていたようだが、本作ではまだ目立った動きはない。
イメージはペルソナ4の足立をもう少し切れ者にした感じ。

・増田清良
24歳、171cm58kg。役職は警部補。警察庁キャリア。ショートカットの癖っ毛。
20年後では古畑と並ぶ公安のエース。埼玉県警内のバッドエンド・ブレイカーの内通者摘発のために派遣された。
現在は仁の監視を主に行っているが、あまり仕事をしていないもよう。目的は別にある?
快活で話の通じる女に見えるが、詳細は不明。イメージはコナンの世良を大人にした感じ。

・堺修司
35歳、172cm。役職は警視正。警察庁キャリア。いつもニヤニヤしている。
不祥事を起こした若葉の代わりに警察庁から派遣された。目的は毛利仁の監視。目立った動きは見せていないが、別の目的のため敢えてそうしているのかもしれない。
20年後は西日本政府の警察庁で警視総監を務めている。ただ、西日本政府への帰属心はあまりないもよう。イメージは堺雅人の若い頃。

・朝尾一郎
68歳。日本国副総理であり、影の最高権力者との声もある。愛煙家。
覚醒者であるが、記憶は定かではないらしい。2023年に殺人を犯したとされており、その後廃人となった。

N国工作員として毎朝新聞の記者となった本庄秀司に嵌められる形で、彼を殺害するよう強いられた。
本来の歴史ではこれを機に日本政治が大混乱に陥ることになる。
「西の公安」のトップと思われていたが、実は別にトップがいる。
あくまでパトロンという立場であり、現在は本庄秀司の殺害を条件に仁やバッドエンドエンド・ブレイカーの行動を黙認している。
言葉遣いは割と乱暴だが、懐は深い。モデルは麻生太郎。
11 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/06(水) 00:42:29.98 ID:RfkII5juO
(登場人物紹介・その他)

・宮原亜衣
5歳。見た目は普通の幼稚園児だが、1日2時間限定で20年後の記憶と人格になる。
20年後は埼玉県警捜査一課の刑事。刑事になりたての時に一時毛利仁の部下だったことがある。熊谷大虐殺の生き残り。
冷静沈着で自己犠牲精神の強い人物。20年後に母親の恋人であった仁を慕ってはいたらしい。
SHELLYの名で匿名で情報提供していた。合気道系の心得を持ち、かなり強い。イメージは灰原哀を小さくした感じ。

・鶴岡光輝、大和
鶴岡和人の兄。共に故人。
光輝は暴力団事務所を襲撃し2人を殺害後、城と英華のいる学園大学付属中を襲撃。須田興也により撃退後、アイスキャンディの副作用と大和の死を知ったことによる激昂で死亡。
大和は城宅を襲撃したところを警察に包囲され、強引に突破しようとしたところを射殺された。
なお、妹の真姫もアイスキャンディの副作用(に伴う処理)で死亡濃厚(確定ではないですが、余程のことがない限りは死んでいます)。

・鶴岡次郎
鶴岡和人の父。アイスキャンディを服用し城や英華を襲撃しようとしたが、コナンと亜衣に返り討ちにされた。存命中。
和人(と真姫)の死は知らない。

・本庄秀司
インカレサークルGATESの代表。その実はN国の工作員。佐倉の愛人の一人であるらしい。現在N国に滞在中で7月下旬に帰国。名前だけの登場。

・城寿美子
城の母親。夫と死別後人格が破綻し、仕事のみに生きるようになった。城が小学3年からネグレクトしている。
本来の城が凶行に走ったのは大体彼女のせい。

・薬師丸英華の両親
さいたま市内で東南アジア料理店兼フィリピンパブを運営。父親はシェフ、母親が接客などを行っている。どちらも好人物。

・鷹山みなと
42歳。埼玉医大で神経内科医として勤務。専門は認知症で、彼女の母親も認知症である。
長髪で、実年齢より10は若く見える。木暮管理官の妻。

・射手矢文彦
33歳。読日新聞記者。仁とは高校時代からの付き合いで腐れ縁。
優秀ではあるが少々うざい。神原の姉と交際しており、未来の事件のネタを匿名で提供してもらっている。

・青山憲剛
35歳。東京大学医学部教授。ただ物理学者としても天才的資質を示す。
変人で心を開かないらしい。20年後に何らかのテロ行為を行い、その結果がタイムスリップの原因らしいが?
本編ではまだ名前だけの登場。
12 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/06(水) 00:43:24.43 ID:RfkII5juO
これで人物紹介は終わりです。漏れについてはご指摘頂ければ。
13 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/06(水) 08:59:07.98 ID:yimJCFy+O
では、本編です。
14 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/06(水) 09:25:25.98 ID:yimJCFy+O
『……ってそう言えば、興也さんから連絡が来てたわね。コールバック頼むとかあったけど』

興也……城の学校にいた男か?浅賀は一度電話を切った。


数分後、スマホが震える。弾けたような声が、向こうから聞こえた。


『もしもし??事情が大分変わったわ!!これは、もしかするかもしれない!』


テンションがまるで違う。どういうことだ?

「何があった?」

『興也さんが、城を襲った連中を確保したかもしれないのよ!ハッキングしなくても、そいつらから聞き出せば……!』

「……それはどこまで本当なんだ?」

『水上山中の路肩で止まってる車を、興也さんが見たらしいの。これまでの数日では、誰も通らなかった道で……その先にさらに行くと、数軒の別荘地がある。
かなりの確率で、そこが佐倉の居場所だと踏んでるわ。車が別荘地に向かうんじゃないかと見た興也さんは、それに近付いた。
そうしたら、男が車内で倒れてて、女がパニックになってた』

新型アイスキャンディの反動だ。佐倉の元に辿り着く前に、力尽きたのだ。

浅賀が続ける。

『男の様子を見て、アイスキャンディとピンと来たらしいのね。そして女は、反動のことを知らされてなかった。
病院に連れて行くふりをして、こっちに連行中。今からだと、2、3時間はかかるかしら』

「しかし反動が出ているということは、男はかなりまずいんじゃないか」

※コンマ下
01〜25 多分、すぐ死ぬと言ってた
26〜50 連れてきてももつかどうか
51〜75 適切な処置を施せば、当座は乗り切れるかも
76〜00 意識は少しあるみたい。暴走が心配だけど
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/06(水) 09:27:06.79 ID:8WjTpxpDO
はい
16 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/06(水) 12:36:44.51 ID:JJCWMbgnO
『意識は少しあるみたい。暴走が心配だけど、興也さんだから何とかするでしょ』

「……なるほど。どこに運ぶ?俺としては、警察にと言いたいが」

『やったことが暴行と誘拐未遂、しかも当事者しか証言ないんじゃあんま意味ないでしょ。
逮捕すらできるか怪しいし、確実に不起訴だと思う。アイスキャンディの検出も難しくなってる頃だろうし。
だから彼らは私たちの所に運ぶ。尋問も、こっちでやる』

それはあまり旨くはない。情報を後で共有できるにしてもだ。

「俺も同席させろ。GATESについては、お前らよりは知ってる」

スマホの向こうで、何やらやり取りがあった。

※コンマ下
01〜35 それはダメ。そこまで信用してない
36〜85 分かった
86〜00 分かった(コナンたちがいるのも確定)
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/06(水) 12:40:37.48 ID:BIhREXE50
18 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/06(水) 12:55:35.06 ID:JJCWMbgnO
『……分かった。じゃあ20……いや20時半に迎えに行く。私たちの居場所は教えられない』

「構わない。一応、浦和のワシントンホテルにいる。もし万一いなかったら、連絡してくれ」

『了解したわ』

電話は切れた。ずっと聞いていた赤木警部が、嬉しそうに背中をバンと叩く。

「やったじゃねえか!!これでかなり前進だな」

「まだ何か分かったわけではないですが。ああ、この件は内密に。下手に話が漏れると、厄介なので」

「了解だ。まあ、俺も本当は上司として止めなきゃいけねえ立場なんだがな。
何せ、連中の力を借りないと佐倉まで辿り着けそうもないと来てる。悟さんの言うことは理解できるが、毒には毒を以て制す、なんだよ」

俺はふふっと笑った。

「……大分毒されてきましたね」

「馬鹿が、巧く言ったつもりか?まあ、法の外にいる連中が多すぎるからな。それをあれだけ見てきたら、嫌でもそうなるってもんだ」

赤木警部が頭をポリポリと掻く。

「赤さんも、同行されますか?」

※75以上で同行(基本城の母親対応のため)
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/06(水) 12:56:42.10 ID:8WjTpxpDO
はい
20 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/06(水) 20:27:27.25 ID:4y1TFwNaO
「いんや、城の母親を迎えに行かなきゃいけねえんだよ。またしばらくはホテル暮らしだから、ブーブー言いそうで気が重いんだが」

「仕方ないですね。とりあえず、城たちが病院から戻るので、俺はホテルに行きます。木暮管理官にも、説明が必要でしょうから」

「おう、任せた」

俺はアメスピを灰皿に押し付ける。……バッドエンド・ブレイカーの連中と会うのは、今回が初めて、か。

【7月4日、18時53分】


「そうか、なるほど……な」

木暮管理官が、カレーを口に運ぶ。俺は頷き、ルーをライスにかけた。

「行動から察するに、城たちを襲った連中は真っ直ぐ水上へと戻った、と推測されます。
それが予定通りなのか、男の容態急変によるアクシデントなのかは分かりませんが」

「そうか。……君たちも食べなさい、私の奢りだ」

木暮管理官はカレーを勧める。ホテルのレストランで食べるのに慣れてないのか、あるいは今日の出来事で疲れているのか、城も薬師丸もあまり食べていない。

「は、はい。……でも、まだ安全じゃないんですよね」

「それはこれからだ。GATESの連中とすれば、他のメンバーに声がかかっても不思議じゃないからな。
俺としては、決着が付くまでは保護下に入れるべきだと思う。英華さん、君は特にだ」

薬師丸の顔が蒼白になる。この子自身に何か問題があるわけじゃない。この1ヶ月は、かなり辛いだろう。
城が心配そうに彼女を見ているのが分かった。最初に会った時に比べ、こちらは大分男の顔になった。

「……その、僕も行っていいですか。僕らを襲った奴がどんな人間か、見ておきたいんです」

※2票先取

1 許可する
2 断る

※許可しても断られる確率はそれなりです
21 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/06(水) 20:52:49.99 ID:4y1TFwNaO
上げます。
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/06(水) 20:55:45.59 ID:syLJhNFx0
2
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/06(水) 20:56:08.34 ID:tqA5L65DO
2
24 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/06(水) 21:26:02.34 ID:4y1TFwNaO
「いや、君は行かない方がいい。ここから先は大人の領域だ」

「そ、そうですか……」

城が肩を落とす。木暮管理官は渋い顔をしていた。

城の寿命がどれだけあるかは知らない。ただ、もう1年ということはないだろう。成人して、それなりに生きるかもしれない。
であるなら、彼は深入りすべきではないのだ。彼が今後マトモな人生を歩もうとするなら、N国などの陰謀などに関わらせるべきではない。

2週後の襲撃にしても、同行させるのは本来よくはない。
ただ、佐倉を討つには──殺すにせよ生かすにせよ──戦力が要る。彼を使うのは、これ限りと決めていた。

「それに、君は彼女のそばにいた方がいい。相手は組織になった可能性がある。このホテルだって、100%安全な場所ではない。
英華さんを守れるのは君だけだ。それは心してくれ」

「……はい」

そう言うと、ようやくカレーを食べ始めた。時計を見る。……1時間半で、迎えが来る。

【7月4日、20時30分】


ロビーで新書をパラパラと読んでいると、後ろから声をかけられた。

「あなたが、毛利刑事ね」

振り向くと、黒髪の美少女が無表情に見下ろしていた。隣には、白髪混じりの中年男性がいる。

「君が浅賀か。そっちの人は」

「藤原です。息子がお世話に」

俺は目を見開いた。……親子で覚醒者だったのか。
俺は新書をしまい、立ち上がる。

「……あなたが、バッドエンド・ブレイカーのトップ?」

「いえいえ、私はただの後方支援ですよ。行きましょうか。ああ、ここから先はこれを」

渡されたのは、分厚いアイマスクだ。どこに行くかだけでなく、カーナンバーも分からないように、ということか。

※75以上でコナンもいる(不在の場合はSkypeで参加)
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/06(水) 21:27:16.84 ID:syLJhNFx0
はい
26 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/06(水) 21:45:34.58 ID:4y1TFwNaO
手を引かれ、車に乗り込む。……ワンボックスカーか。

「やあ、毛利刑事」

高い子供の声が向かいから聞こえた。

「……藤原か。謹慎中と聞いてたが」

「状況が状況なんでね。自由に外に出られないだけで、許可さえあれば問題ない」

もう一人、人の気配がある。吉岡愛結か。

「それだけの大事、ということだな」

「GATESが絡んでるなら、全面戦争になりかねない。N国が本格的に出てきたら、僕らの手では負えなくなる。
本庄が向こうにいる今が、実質的な最後の機会だ。それまでに、佐倉を殺さないといけない」

「……今回の拉致、佐倉は気付くだろうな」

「……問題はそこだ」

藤原の声が低くなった。

「水上から逃げられていたらキツい。まあ、その場合GATESの連中から聞き出すしかないが……。
何にせよ、先手は取った。後は尋問だけだ。……鶴岡次郎は?」

※10以上で生存、95以上で新情報
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/06(水) 21:48:48.47 ID:8WjTpxpDO
はい
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/06(水) 21:48:52.22 ID:tqA5L65DO
ほい
29 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/06(水) 21:58:39.05 ID:4y1TFwNaO
「一応、まだ生きてる。何回か警視庁の兵藤が来たらしいが、神奈川県警が追い返したと聞いてる」

「……神奈川県警ね。毛利刑事は」

「昨日、様子を見に行った。おいおいと泣いてるのを宥めるしかできなかったが。
明後日、一応退院できるようだ。とはいえ、息子たちのことを知ったら発狂しそうだが。
兵さんの所にも、昨日来たらしいな。ここにお前がこうしているということは、接触はされてないようだが」

藤原が「ははっ」と苦笑したのが分かった。

「随分しつこかったらしいね。昼に行ったら、小一時間愚痴られたよ」

「だが、彼はまた来るだろうな」

※90以上で有利イベント
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/06(水) 22:01:17.68 ID:tqA5L65DO
はい
31 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/06(水) 22:10:31.23 ID:4y1TFwNaO
※兵藤、「未来」は知らされず

「だろうね。大局的に物が見えないだけに厄介だ。しかも頭は切れる」

神奈川県警の氷川とは真逆だな、と思った。口にこそ出していないが、彼は大局が見えている。
黙っていることが最短の道だと、恐らくは知っているのだろう。

「兵藤をどう抑えるかは、別の話だ。……どれぐらいかかる」

「時間を言うと逆算できるだろ?まあ、アイマスクだけじゃ大まかな場所は推定されそうだけど」

確かにその通りだ。とりあえず都内に向かっているのは分かった。

「『警視殿』、喋りすぎ。とりあえず、黙って連れてかれること。いいわね」

助手席から浅賀の声が聞こえた。

※10以下で暴走イベント、11以上で視点選択へ
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/06(水) 22:12:33.77 ID:tqA5L65DO
んー
33 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/06(水) 22:14:34.40 ID:4y1TFwNaO
※視点選択、2票先取

1 仁のまま
2 コナンパート(愛結視点)
3 コナンパート(コナン視点)

※大差はありません。
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/06(水) 22:20:12.08 ID:tqA5L65DO
1
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/06(水) 22:22:30.44 ID:syLJhNFx0
2
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/06(水) 22:23:45.75 ID:8WjTpxpDO
2
37 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/06(水) 23:37:58.60 ID:MG3133kMO
【7月4日、21時10分】


「マティーニ」

コナン君が合言葉を言うと、中から扉が開いた。ここは、あたしが初めてコナン君の正体を知ったタワーマンションだ。
1ヶ月もしてないのに、ひどく久々に来たような気がする。

「藤原さん、随分イメチェンしたんですね。眼鏡かけてないの、20年後も含めて初めて見た」

「大分目立つ格好ではありましたからね。源さん、興也さんは」

「まだです。網笠さんなら奥に」

アイマスクを付けられたままの毛利刑事の動きが止まった。

「……ちょっと待て。そっちのトップは網笠『総理』か??」

「ああ、言ってなかったね。そのうち知るだろうとは思ってたけど。父さん、アイマスク外してください」

毛利刑事の目は驚きで開かれている。

「……道理で色々動けるわけだ。協力者、まだいるわけだな」

「まあ、お察しの通りだね。網笠さんに、まずは挨拶だ」

ソファーには網笠さんが座っている。両手を前で組んで、無表情に何かを見ていた。
毛利刑事に気付くと、すっと立ち上がった。

「初めてまして、かな?網笠だ」

「……いや、多分1度だけ会ってる。18年後だが」

「ああ、やはりか。まあいい、どちらにしても『この時代じゃ』初対面だ。……よろしく。そこにかけてくれ」

席を勧めると、どこか不機嫌そうに毛利刑事が座った。

「因縁が?」

「……というほど大したもんじゃない。嫌な記憶を思い出しただけだ」

網笠さんが静かに目を閉じた。

「その節はすまない。利用した形になったからな。しかも、苦い結果だった」

「……その話は言いっこなしだ。俺は『デッドマン』じゃないし、あんたも『網笠総理』じゃない。
何かを変えるには、あまりに遅すぎた。それだけだ。……だからか、バッドエンド・ブレイカーを組織したのは」

「それは想像に任せる。……と、来たようだな」

網笠さんがスマホを取り出した。

「私だ。2人は?……そうか、小峰君を行かせよう。さすがに、1人で2人は抱えられんからな」

「抱える?」

「女が騒ぎ始めたので、テーザーガンで気絶させたらしい。男もだ」


待つこと数分。興也さんと源君が、1人ずつ背負ってやってきた。

※80以上で女の顔に気付く(再判定)
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/06(水) 23:39:18.28 ID:GZGMwJZ80
39 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/06(水) 23:42:00.37 ID:MG3133kMO
今日はここまで。
40 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/07(木) 09:17:18.72 ID:mn18tajvO
「見覚えは?」

「ない。望月じゃないな」

女性の顔を見て、毛利刑事が首を振った。

「望月って?」

「『西』の総理ですよ。といっても、実態はC国の傀儡でしたが。
GATESと佐倉の繋がりは僕たちでも知らなかったけど、考えてみればそうであっても不思議じゃない。望月が副代表だったのだから」

そう言っている間に、2人が拘束されていく。「んん……」と女性が唸った。

「さて、目覚めたようだな」

後ろ手に手錠をかけられ、うつ伏せに転がっている女性を、網笠さんが見下ろす。

「ちょ……何なのよ!!!昌君を病院に……」

チャキ

彼が銃を彼女に向けた。女性の顔が青ざめる。

「残念だが、病院には行かない。治療はここでもある程度できるが。
ああ、私の顔を知ってるかもしれないな。まあ、後で全てすっかり忘れてもらうが」

コナン君が男性の側に行った。

「脈拍は弱まってる。血圧もやや低下してる気がしますが、自然治癒するかは微妙ですね」

「……とまあ、彼の生命は私たちが握っているわけだ。早速色々訊くが、いいかな?」

※コンマ下50以上でアユが割って入る、90以上だと?
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/07(木) 09:23:01.52 ID:JPBN5Rc20
ほい
42 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/07(木) 12:53:15.98 ID:IVzsDjogO
「……ちょっと待って下さい」

あたしは思わず声を発した。その場の皆が、驚いたようにあたしを見る。

「アユさん?」

「脅しても何もならないんじゃないですか?ただ上に騙されてたり、使われてたりしてただけかもしれない。
あたしたちがすべきなのは、協力のための説得。違いますか」

「……そうかもしれないけど」

網笠さんが険しい表情であたしを見た。

「彼女たちが心底忠誠を誓っているなら?N国がどういう国かは、君も知っているだろう。その支持者は、言葉だけで簡単に動かない。
歪んだ信念のためなら平気で嘘をつける連中だ。力を使った方が早いのだよ」

確かにそうだ。N国の独裁体制は、子供でも知っている。GATESがどんな団体かはあたしにはよく分からないけど、感覚的に網笠さんが言いたいことは分かった。

あたしは床に転がっている彼女を見る。怒りと怯え、恐怖がそこにあった。

「……でも、この子は学生でしょう?そこまでする必要は、ありますか?」

※コンマ下
01〜40 ある。君は少し引いていろ
41〜90 言わんとすることは分かった
91〜00 上+追加判定へ
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/07(木) 12:56:44.89 ID:TjZHWeLDO
はい
44 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/07(木) 13:14:02.29 ID:IVzsDjogO
網笠さんは目を少し閉じた。

「……なるほど、言わんとすることは分かった。見たところ、2人ともせいぜい18から20だ。入学直後であるなら、騙されたか洗脳が浅い可能性は否定でない。
一応、君が話してみろ。ただ、対応不能と見たなら、こっちに一任してもらう。いいな」

あたしは静かに頷いた。

「興也さん、手錠を外して下さい。このままでは、彼女も苦しいでしょうし」

「……ええ」

カチャリ、という音がした。彼女は辛そうに立ち上がる。……憎悪の視線は、消えていない。

「昌君を、助けてよ。……死にそうなんでしょ」

「彼氏?」

「……そう。何でこうなったのよ……!」

「そもそも、どうして城を……あの中学生を襲ったの?」

「……何でそんなこと、あんたらに言わなきゃならないのよ!警察でもあるま……」

毛利刑事が警察手帳を出した。彼女の動きが固まる。

「埼玉県警捜査一課の毛利だ。被害者とも接触している。君らを逮捕しようと思えばできるが」

「……そういうことなの」

短く彼女が言った。

※コンマ下
01〜40 あんたらには言えない。口が裂けても
41〜75 その前に、昌君を助けて
76〜95 しょうがないじゃない……
96〜00 上+α
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/07(木) 13:20:24.39 ID:YnA5v3Af0
46 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/07(木) 21:22:18.37 ID:zthPHOUlO
「……まさか本当に警察なんてね。ならなおさらあんたらには言えない。口が裂けても」

敵意と憎悪を剥き出しにして、彼女が睨んでくる。

「……警察に恨みでも」

「あんたに答える義理はないわ」

毛利刑事が一歩前に出る。彼女がわずかにたじろいだ。

「……城を襲った理由は知っている。厳密には、城と一緒にいた薬師丸英華を狙っていた。たまたま、城が彼女を逃がしたからああなったに過ぎない。
そして、薬師丸英華を狙った理由も知っている。佐倉翔一の指示だ。そうだな」

彼女は無言だが、額に汗が見える。毛利刑事が続けた。

「お前らの素性も当たりが付いてる。GATESだな。まあ、さっきのこちらのやり取りで気付いているだろうが。
俺が訊きたいのは、なぜそこの男がアイスキャンディを持っていたか、佐倉にどこまで指示されていたかだ」

※コンマ下75未満で黙秘
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/07(木) 21:23:16.37 ID:TjZHWeLDO
はい
48 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/07(木) 21:31:45.87 ID:zthPHOUlO
彼女は唇を噛んだまま黙っている。「そうか」と短く毛利刑事が言った。

「やはり話が通じないようだな。それならば、君の恋人は見殺しにすることになる。あるいは、私が殺しても構わないが」

網笠さんも、冷たく言い放った。銃口は再び、男性に向けられる。

「やめてっ!!」

女性が叫ぶ。

「なら、質問に答えることだ。それが、君の恋人を救う最低条件だ」

※コンマ下
01〜15 そんなことならっ……!!
16〜35 なら、私を殺しなさいよ!!
36〜70 答えれば、いいんでしょ
71〜90 答えるから……助けてよ……!!
91〜00 男が正気に戻る
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/07(木) 21:32:25.22 ID:IuU+g/PDO
はい
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/07(木) 21:32:36.86 ID:kBaYuC150
51 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/07(木) 21:44:31.54 ID:zthPHOUlO
「なら、私を殺しなさいよっ!!その代わり、彼だけは……!!」

まだ倒れたままの男の前に、彼女が立ち塞がった。

「……とりつくしまがないですね」

「想像以上に頑固な子だな。ハニートラップにやられたか何かかもしれないが」

コナン君は網笠さんと話すと、彼女に話し掛けた。

「悪いが、このまま放っておいて彼が生きるか死ぬかは五分五分だ。僕らなら、多分生かすことはできる。君に選択肢はない。
そもそも、アイスキャンディがどんな薬かは知っていた?知っててなお態度を変えないなら、君にできることはもうないが」

「……何よ、子供が偉そうに」

「あいにくだが子供じゃないんだ。これは冗談でも悪戯でもない」

コナン君がテーザーガンを向けた。網笠さんのは多分ただの威嚇だけど、コナン君は本気だ。

「さあ、答えてもらおうか」

※コンマ下
01〜20 子供に答えるつもりはないわ
21〜35 身体能力を大きく高める薬、でしょ。……
36〜95 ……ただの麻薬でしょ、彼のは特注品だけど
96〜00 男が正気に戻る
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/07(木) 21:46:44.87 ID:kBaYuC150
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/07(木) 21:46:57.38 ID:IuU+g/PDO
54 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/07(木) 22:09:49.97 ID:zthPHOUlO
「……ただの薬でしょ。彼のは特注品だけど、合法的だしそれで責められることなんて……」

「やはり知らないか」

ふう、とコナン君が溜め息をついた。

「残酷なようだが、それは合法的でもただの薬なんかでもない。
おかしいと思わなかったか?飲んで身体能力が跳ね上がり、その反動で高熱を出す。そんな薬が、マトモであるわけがない。さらに言えば……」

コナン君は副作用のことを言おうとしている。彼女がどれだけアイスキャンディを使ったかは分からない。
でもそれは、一種の余命宣告になり得る。少なくとも、そこの男の人にとっては。

※2票先取

1 遮る
2 遮らない
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/07(木) 22:12:04.58 ID:IuU+g/PDO
2
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/07(木) 22:13:41.27 ID:hnLI6I0b0
1
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/07(木) 22:13:57.58 ID:TjZHWeLDO
1
58 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/07(木) 22:35:03.39 ID:zthPHOUlO
「コナン君、やめて」

あたしは彼を遮った。これが正しいかどうかは分からない。ただ、言えば……彼女は確実に絶望する。
多分ただ騙されてるだけの子にそれを告げるのは、あまりに残酷だ。

「アユさん」

「言いたいことは分かってる。あたしが甘いのも」

あたしは彼女を見た。

「あたしは、警察でもないし権力者でもない。あなたを傷付けようとも思わない。
ただ、一つだけ言いたいの。あなたは、騙されてる。これは、間違いない」

「…………」

彼女はあたしを無言で睨んでいる。それを無視して続けた。

「あなたとそこの彼は、本当に愛し合ってるのかもしれない。でも、あなたに命令を下した奴を本当に信用できる?
彼をこうしたのは、間違いなくそいつなのよ?それでも、何も話さないの?」

……彼女は。

※コンマ下
01〜10 ……もういい
11〜25 ……あの方を裏切る?できるわけないでしょ?
26〜50 無言のままだ。……でも、かすかに動揺の色が見える
51〜80 嘘、でしょ?
81〜95 ……そんな
96〜00 も……もういいんだ
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/07(木) 22:40:37.39 ID:oyzLIxtF0
60 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/07(木) 22:55:43.53 ID:zthPHOUlO
「…………くっ」

彼女は無言のままだ。だが、目にはかすかに動揺の色が見える。

毛利刑事がもう一歩前に出た。

「お前たちを逮捕するつもりは、正直ない。微罪にしか問えないからな。第一、今やっていること自体が違法だ。
俺の……そして彼らの狙いは、アイスキャンディの供給源だ。全てはそこにある。
多分、使ったことがあるんだろう?そこの恋人と一緒に。その効果が絶大なのは、分かっているはずだ。
だが、それ故に歪みも大きい。彼女は敢えて黙っているが、ノーリスクではない」

「……え」

毛利刑事がちらりとあたしを見る。「分かっている」と言った気がした。

「……このまま放置していては、大変なことになる。だから、お前の協力が要る」

「……何よ」

あたしは毛利刑事に続く。

「刑事さんの言ったことは本当。警察か、政府に恨みがあるのかもしれない。
でも、あなたに、そして彼氏にアイスキャンディを渡した奴は、それよりずっと危険なの。分かって」

じっと彼女の目を見た。

…………

※コンマ下
01〜10 それでもあの方を、裏切れない……
11〜35 ……ノーリスクじゃないって、何なの
36〜60 ……昌君を助けて。話は、それから
61〜95 ……う、うわあああああ!!!
96〜00 も、もういいん、だ
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/07(木) 22:57:55.32 ID:TjZHWeLDO
はい
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/07(木) 22:58:30.01 ID:Ltxw0/2Eo
63 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/07(木) 23:57:55.74 ID:vgVQMNzKO
「……ノーリスクじゃないって、何なの」

彼女の声が震えている。……これは。

「……おかしいと思ってたのよ……昌君が、急に熱出して。そもそも飲んだ直後からおかしかった。……何かに必死で耐えてるような、そんな感じだった。
まさか、私のアイスキャンディにも、そういう副作用があるわけ??昌君もこれからどうなるのよ!!?」

※コンマ下80未満で仁が話してしまう
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/08(金) 00:01:05.56 ID:+V9S+6rDO
はい
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/08(金) 00:02:22.82 ID:y9MoYzAJo
66 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/08(金) 00:11:43.59 ID:uIZwXGQNO
「……吉岡さん、もういいでしょう」

毛利刑事が静かに首を振った。……これ以上誤魔化せない、ということだ。

「アユさんの気持ちは分かるけど、真実を告げなきゃいけない。嘘は、彼女のためにもならない」

コナン君も、あたしに告げた。あたしは唇を噛む。

毛利刑事が話し出した。

「アイスキャンディには、重大な副作用がある。脳細胞の破壊だ。一回使うだけで、脳の寿命は10年縮まる。
お前がどの程度使ってきたかは知らない。ただ、少なくとも彼氏については、ここで助かってもそう長くは生きられない。期間によっては、お前もだ」

さあ……と彼女の血の気が引くのが分かった。

「……嘘、よ」

「嘘かどうかは、君がよく知ってるはずだ」

※コンマ下
01〜30 嘘よ嘘よ嘘よ嘘よ嘘よぉぉぉ!!!
31〜60 そん、な……
61〜95 ……悪い夢、でしょ
96〜00 もう、いい
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/08(金) 00:15:12.00 ID:+V9S+6rDO
はい
68 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/08(金) 00:16:06.22 ID:uIZwXGQNO
※00につき彼氏が完落ち

今日はここまで。
69 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/08(金) 09:23:24.61 ID:+tG3iHz9O
「もう、いい」

後ろから声が聞こえた。男が僅かに顔をあげている。

「もう、いいんだ。小春(シャオチェン)。革命なんて、初めから、無茶だった」

「昌君……!?な、何言ってるの??」

「アイスキャンディが、飲んでから、気付いた。僕らは、使われてる、だけだ。ただの、鉄砲玉、なんだ」

男がコナン君を見た。

「僕は、どれぐらい、生きられる?」

「安静にして強心剤を射てば、当座は乗り切れる。そこから先は体質と体力次第だけど、1年はもたない。
……もっとも、そこから先生き延びれるかもしれない手段は、一応あるにはあるけど」

英華さんのことか。血液製剤は、昨日届いている。もっとも、効き目がどれぐらいかは未知数と聞いていた。

「……そうか。あいつに復讐するには、充分な、時間だな」

「あまり喋らない方がいい。あの女よりは、話が通じるようだけど」

フッと男が笑った。

「所詮、僕らは下っ端だ。……差別や貧困を叫び、日本や本国への恨みを吐いても……結局、旗を振るのは別の権力者だ。
本庄──いや李も、本国の党の意向を汲んでるだけだ。僕らのことなんか、どうでもいい。それが、今日、はっきり分かった」

「……そうか」

男が小春──C国人みたいだ──と呼ばれた女性の方を向いた。

「君が、この国を許せないと思うのは分かる。でも、戦うべきは、彼らか?
言われた通り、女の子を拉致して、その先に何があったと思う?」

「……昌君……」

「僕からの、お願いだ。……今回の計画について、話して、くれ。佐倉は、そして、本庄たちは、この国以上に、許せない……ぐっ!!?」

男が苦しみ始めた。コナン君がポーチから注射器を取り出す。

「一応、眠っててもらうよ。2、3日で落ち着くはずだ」

注射すると、徐々に荒い息が穏やかになった。そしてすうすうとした寝息に変わる。

「……さて、そういうことだ。協力してくれるな?」

毛利刑事が女性に聞いた。躊躇いながらも、彼女は小さく頷く。

※質問選択、全て聞けるかは不明です
(2問までは確定、高確率で全部聞ける)
※2票先取

1 他のメンバーの動向
2 佐倉の状況
3 新型アイスキャンディの残り錠数
4 その他自由安価

※自由安価歓迎です
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/08(金) 09:31:22.41 ID:9ZpHC9X80
2
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/08(金) 09:32:28.02 ID:fipdqRYUO
2
72 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/08(金) 15:02:18.10 ID:qgTXoteZO
「まず、名前は」

「……楊小春。日本では、木場小春で通してた」

「……在日、いや残留孤児の系譜か。その分だと、男もだな」

「彼は、K国の3世。……あんたらに、私たちの苦しみは分からないでしょ」

「……かもな」

毛利刑事が短く答えた。

「だが、一番君らを弄んでいるのは、佐倉だ。本庄と組んで、君らを兵隊にしようとしている。アイスキャンディは、そのための手段だ。
だから佐倉が今、どんな状況かを訊きたい。俺たちを、どれだけ警戒しているかだ」

※コンマ下
01〜20 もう、水上にはいないと思う(再安価)
21〜50 GATESのメンバーを集めてる
51〜85 余裕の様子だが、最近は……
86〜00 まだ余裕
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/08(金) 15:20:29.91 ID:EFi957gDO
はい
74 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/08(金) 21:23:42.08 ID:O0ABeBwWO
「佐倉って……あの子?」

小春の表情が変わった。怯えているようにも見える。

「君らにアイスキャンディを渡した人物だ。14歳程度の外見をしている。あるいは、女の格好をしているかもしれないが。
本庄の代理人か何かを名乗っている、そんなところだろう。水上山中にいるはずだ」

「……彼、何者なの。……2カ月ぐらい前、GATESの新歓コンパに出てきたけど……本庄代表が、激賞してた。『彼こそが日本の未来だ』って。
最初は皆笑ってたけど、演説が始まって引き込まれた。真に弱者に優しい世界を作るなんて馬鹿げてると思ったけど、私も昌君も……最後には信じてた。ああ、あれが天才なんだって。」

「天才は天才でも、邪な天才だがな」

毛利刑事の言葉に、小春はうつむいた。

「……分からない。……新歓コンパの後、代表から『君たちには見所がある』ってアイスキャンディを渡された。頭がよくなる薬だって。
その効果はすぐに分かった。そして、セックスの時に使うと、凄いってことも。
頼めば代表は1週間に1錠だけくれた。そして、代表が人道支援のためにN国に行くことになって……『代わりに佐倉君を頼れ』って。そして、彼から連絡が」

「それで佐倉に、接触したと」

彼女が頷いた。興也さんが口を開く。

「あの道を通る車はそう多くはなかったです。同じ車も、ほとんどない。
彼女たちが乗ってた白いハイエースも、あの時含め3回しか見掛けてない。これでも多い方です」

「じゃあ、佐倉邸に誰かが集まってる可能性は、そう大きくはなさそうですね」

彼がコナン君を見る。

「そういうことです。……あなたから見た、佐倉の印象は」

「とても、落ち着いてるように見えた。1晩泊まっていかないかって誘われて……アイスキャンディを貰って、3人でした。
途中から彼が男か女かは分からなくなってたけど……」

毛利刑事が、やれやれと言いたげに首を振った。

「それで、行為の後に切り出されたのか。城、あるいは薬師丸英華を拐えと」

彼の問いに、小春は頷いた。

「……これは『革命』に必要なんだって。子供の頃から大切に育てられたエリートなんて大嫌いだから、あたしは抵抗感なんてなかった。昌君は……困ってたけど」

「で、あれを渡されたわけだな」

「……そんな薬なんて、知らなかったもん……。拐ってくれば、10億円とアイスキャンディを好きなだけくれるって言ってたし……」

毛利刑事が「クソッ」と短く呟いた。佐倉は、はじめから彼氏の方を消すつもりだったんだ。

コナン君が溜め息をついた。

「性欲と金とルサンチマン。全部餌に使って動かしたわけか、吐き気がするね。
……佐倉の側には誰もいなかったか?矢向という執事は認識している」

※コンマ下(00補正で甘め)
01〜30 望月副代表と、知らない人。随分強そうだった
31〜70 望月副代表と、鮫島補佐
71〜95 望月副代表が
96〜00 誰もいなかった
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/08(金) 21:29:42.62 ID:sISFkM6T0
ほい
76 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/08(金) 21:33:47.88 ID:O0ABeBwWO
「望月副代表と、鮫島補佐。2人とも、早稲田だったと思う」

「鮫島補佐?」

「学者系の人。……正直、嫌いだけど」

「男女一名ずつ、戦闘経験はなさそう、か。好機ではあるけど……」

コナン君が網笠さんを見た。

「……謹慎は、解けないですよね」

※80以上でOk(EDが早まります)
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/08(金) 21:36:04.87 ID:EFi957gDO
はい
78 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/08(金) 21:46:49.48 ID:O0ABeBwWO
「いや、これが絶好機なのは疑いがない。彼女たちがこちらの手に落ちたと知ったら、佐倉は一気に危機感を強めるはずだ。
城や薬師丸に対する襲撃も、こんな手ぬるいものではなくなるだろう。ならば、謹慎などという身内の論理より、リアリズムに徹するべきだ」

コナン君が少し驚き、そして深々とお辞儀をした。

「……ありがとうございます。問題は、いつやるか、ですね。理想のタイミングは、今ですが」

「多少の準備はいるだろう。さすがにそれは難しい。
そして、もう少し情報が要る。我々に失敗は許されないからな……さて」

※網笠の質問へ、コンマ下50以上で追加項目あり
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/08(金) 21:51:15.08 ID:+V9S+6rDO
どれ
80 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/08(金) 21:58:05.00 ID:O0ABeBwWO
※追加項目なし(自由安価で選べます)

1 お前たちのように、呼べば来るような奴は多いのか(他メンバーの動向)
2 新型アイスキャンディの錠数は
3 逃げるとしたら、その先に心当たりは(低確率)
4 お前たちも、襲撃に協力しろ(低確率)
5 自由安価

※2票先取
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/08(金) 22:12:26.25 ID:+V9S+6rDO
2
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/08(金) 22:19:39.38 ID:EFi957gDO
2
83 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/09(土) 00:01:28.34 ID:r6k+zRvgO
「一つ訊きたい。新型アイスキャンディが後どれぐらいあるか、だ。
無論お前が正確な錠数を知っているとは思ってない。だが、奴が昌という男に手渡した時、何か言っていたはずだ。
少なくとも、特注品とは言っていたわけだ。他に何を言われた」

網笠さんが、抑揚のない声でいう。

新型、というのが問題らしいとコナン君から聞いている。
肉体能力を高める効果も、その反動も、通常のアイスキャンディとは桁違いらしい。
ただ、「そう簡単に作れるものでもない」という。何せ、通常のアイスキャンディから遅れること20年近くかかって出てきたものらしい。

新型の個数が分かれば、相手の戦力も見えてくるということなのか。
あたしは小春の方を見た。

※コンマ下
01〜40 分からないわよ、そんなこと
41〜75 分からない、けど……
76〜98 数粒しかストックがないって言ってた
99、00 上+α
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/09(土) 00:02:50.52 ID:E4qbOFbDO
はい
85 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/09(土) 00:03:44.72 ID:r6k+zRvgO
今日はここまで。
86 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/09(土) 10:35:46.97 ID:x3VcIFvAO
「分からない、けど……生産体制がどうだとかは言ってた。代表待ちだって」

網笠さんが渋い顔になった。

「本庄が戻ってくるのは月末か。現状はあまり錠数はなさそうだが……なおのこと早くに叩かないとまずいな。
アイスキャンディの生産ノウハウは、さすがに佐倉が握っているはずだが」

「本庄については、俺に任せてほしい」

網笠さんが、毛利刑事を見た。

「……逮捕できるに足る材料があるのか」

「いや、ない。代わりに、確実に消す手段がある。多少時間は要るが。
後で計画については詳しく話す。協力も多少してもらうが」

「……?まあ、いいだろう。あれは、私たちでは対処できないからな」

そういえば、バッドエンド・ブレイカーの標的にはある条件がある。それは、複数名を殺害した殺人犯であると「分かっている」こと。
本庄は、どうもそれには該当しないということなのだろうか。

※コンマ下15以上で追加質問
(質問内容はGATESの動向で固定、ただし95以上で……)
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/09(土) 10:39:09.58 ID:E4qbOFbDO
はい
88 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/09(土) 10:53:37.24 ID:x3VcIFvAO
「もう一つ質問だ。お前たちのように呼べば来るような奴はGATESに多いのか。
多分、本庄は同じようなことを他のメンバーに言っているはずだ。アイスキャンディも、相応にばらまいていると推測する」

そうか。今はさほど警戒してなくても、異常を察したら増援を依頼するかもしれない。
たとえ普通の大学生であっても、アイスキャンディなら少なくとも凶悪な獣程度には変えられる。まだ楽観なんて、できないのだ。

「知っている範囲でいい。GATESの規模と、『兵隊』の数を教えろ」

※コンマ下
01〜20 GATESは、50人ぐらい。……どれぐらいが私たちみたいなのかは、分からない
21〜50 GATESは、30人ぐらい。……ちゃんと参加してるのは、半分ぐらいだと思う
51〜90 GATESは、30人ぐらいだけど……代表に可愛がられてたのは、そんなに多くない
91〜00 GATESは、30人ぐらい。ただ……代表はほとんど誰も信用してなかった
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/09(土) 11:03:21.21 ID:E4qbOFbDO
そい
90 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/09(土) 11:39:08.18 ID:x3VcIFvAO
「……GATESは、30人ぐらい。その中で、定期会に参加してるのは……半分ぐらい」

「お前たちのような境遇も多いのか」

「……色々。留学生もいるし、私たちみたいな、在日もいる。良心的な日本人もいるし……」

「『良心的』、ね」

ずっと黙っていた由依ちゃんが、吐き捨てるように言った。

「どちらにしろ、洗脳はしやすい連中ってことか。そのうちどれぐらいがアイスキャンディを渡されているか分からないけど、最悪の事態を想定しておく必要があるね」

「そうですね。こちらの戦力は、僕と『警視』、源さん。さすがに多少他支部から呼びますが、そう多くは増やせない」

興也さんが毛利刑事を見た。

「埼玉県警から行けるのは、現状俺だけだ。未成年者略取の疑いだけじゃ令状は取れない。それに、あまり多すぎるとそっちの目的とかち合う。
……佐倉を殺すのが正しいのかどうかは、俺には分からない。だが、逮捕しただけでは根本的解決にならないのだけは分かる。
死刑にはできない。無期懲役にすらできない。……窮屈だな」

コナン君がふっと笑った。

「やはりあなたは『こちら側』だよ、『デッドマン』。覚醒者が正しさを追求しようとしたら、似た結論になる」

「……認めたくはないな」

毛利刑事も迷っているのだろう。あたしも、彼と同じだ。人殺しは、良いことじゃない。どんな理由があっても。
……既に一人殺めているあたしが言えた立場ではないのだけど。

「まあいいさ。これに城を加えたのが、こちらの戦力だ。まあ、7〜8人だね。兵さんは頭数に入れない方がいいか」

「元刑事とは言え、一線を退いて長いからな。本人は消極的だった」

網笠さんが険しい顔になった。

「向こうは佐倉、それと矢向という男。戦闘経験がありそうなのは矢向だけだが、佐倉には『前の周』の経験がある。素人と侮るべきじゃない。
それに望月と鮫島、これは目の前の女の言うことを信用するなら素人だ。
問題は増援だ。留学生の中には、他国の工作員もいて不思議じゃない。
さすがに15人全てが増援に来るとは思わないが、数的不利は覚悟すべきだろう。無論、銃火器は持っていると考えるべきだ」

「厳しいですね。城は銃は素人でしょう?アイスキャンディによる多少のブーストはあっても」

「一応、ホームレスを銃殺してるから使い方ぐらいは分かってると思う。網笠さん、得物は」

※コンマ下
01〜65 サイレンサー付きトカレフ、テーザーガン
66〜85 上+カラシニコフ(興也が使用)
86〜00 上+スタングレネード3個
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/09(土) 11:48:54.48 ID:E4qbOFbDO
92 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/09(土) 12:00:27.42 ID:x3VcIFvAO
「『いつもの』だ。サイレンサー付きトカレフとテーザーガン。向こうの武装がどれほどか分からないが、複雑な銃火器を使える人物は多くないはずだ」

「……ちょっと情報不足ね。こちらの方で、GATESのサーバーにハッキングしてみる。
あまり期待はできないけど、通信記録から詳細が分かってくるかもしれない」

「浅賀君、頼む。須田君、一応彼女たちが乗ってきたハイエースは隠したのだな?」

「無論です。ただ、木場らが戻ってこないことについては、疑問を抱くでしょうね」

網笠さんが頷き、小春を見た。

「……となると、偽装が必要だな。佐倉の連絡先は分かるな。連絡して、城に逃げられたと連絡しろ。今、ここでだ」

※コンマ下
01〜15 それが……
16〜95 ……分かった
96〜00 ……あんたたちを信用したわけじゃないけど……
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/09(土) 12:05:10.30 ID:E4qbOFbDO
はい
94 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/09(土) 14:09:58.70 ID:yqE488nuO
「……分かった」

小春がスマホを取り出した。

「……木場です。城隆一郎と、薬師丸英華の捕獲に……失敗しました。……ええ、すみません。……昌君は、一応元気です」

※コンマ下
01〜10 ……え
11〜25 それは……2人ですけど
26〜50 い、今からですか?
51〜75 明日、ですか
76〜00 週末まで、ですね
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/09(土) 14:27:08.53 ID:V8tOJK9x0
96 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/09(土) 15:21:56.02 ID:MctCCe9zO
小春の表情がさっと変わった。

「……明日、ですか。分かりました」

「佐倉は何と」

「もう一度、チャンスをやるって。明日確実に、城と薬師丸を拐えって」

「……なるほどな。上手く行けばお慰み、上手くいかなくて元々。万一警察に捕まれば、そそくさと逃げる。まあそんなところだろう。……さて」

網笠さんがコナン君を見た。

「藤原君、君ならどう捌く」

「1日猶予があるのは救いですね。ただ、彼女たちが収穫なく戻れば、躊躇わず殺す気がします。とはいえ、戻らなければ、佐倉の警戒心は増す。
彼女たちを囮に使えなくはない。ただ、男の方は週末まで回復にはかかる。
週末までなんとか引っ張るのがベストですけど、そのためには彼女たちに一芝居打ってもらわないと」

「芝居、か」

「ええ。例えば、『城たちを確保できたが手間取った、現場を警察に見られている』『警察をまくために週末まで時間が欲しい』とか、ですかね」

「……なるほど、悪くはない。そして、週末に彼女たちを前に立てて奇襲と」

コナン君が頷く。

「やるなら電撃戦です。問題は、彼女たちが承諾してくれるかどうか」

小春は……

※コンマ下
01〜20 そんなこと、できない。私たちも危険な目に遭う
21〜55 そんなこと……できる自信がない
56〜95 ……分かった、あんたたちを信用したわけじゃっないけど……やってみる
96〜00 上+α(重要事実判明の可能性)
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/09(土) 15:23:53.38 ID:N+H80Ec+0
98 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/09(土) 15:50:26.13 ID:MctCCe9zO
「そんなこと……できる自信がない。私がつく嘘なんて、すぐにバレる」

確かに、不安に思うのはもっともだ。佐倉がどれほど頭が回るか知らないけど、騙しきる自信なんて余程じゃなかったら持てないだろう。
ただ、彼女たちはあくまで被害者だ。……もう一押しして、あたしたちが彼女の敵じゃないってことを伝えないと。

「……ちょっと、いい?」

「アユさん?」

あたしはコナン君に構わず、小春に話し掛ける。

「あたしには、あなたがどれだけ虐げられて来たかは分からない。ただ、あなたの彼氏──昌君は、ちゃんと分かってたわ。
あなたたちが戦わなきゃいけないのは、まずは佐倉であり、本庄だということ。
誇りを踏みにじり、昌君の命を奪おうとした連中よ。肚を決めて戦うべきだと、あたしは思う」

「でも、佐倉って子は……ただの子供じゃないんだよ!??私より、ううん、本庄代表や望月副代表より頭がいい……」

「怖いのは、分かる。あたしも、ほんの2ヶ月前まではそうだったから。普通の、しおれかけた女に過ぎなかったから。
でも……覚悟があれば、ある程度はなんとかなると知ったわ。もう一度、思い出して。あなたが今すべきことは、何なのか」

彼女は黙ってうつむいた。

「……これが終わったら、私たちは」

「選択肢は2つだ。忘却薬を射って、この1週間ほどの記憶を消すか。あるいは、我々の協力者として生きるかだ。無論、裏切りは許さない。
個人的には、後者を強く勧めるがな。忘却薬は、アイスキャンディに近い成分だ。既にアイスキャンディの服用をしている人間に投与すると、想定外の帰結を招きかねない」

※コンマ下
01〜10 そんなの、できない
11〜20 私は……忘れることを選ぶ
21〜95 昌君がどう考えるかだけど……
96〜00 上+α
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/09(土) 15:53:04.37 ID:ke6wyIMDO
はい
100 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/09(土) 16:07:01.05 ID:MctCCe9zO
網笠さんの言葉に、彼女は戸惑いながら口を開いた。

「……昌君がどう考えるかだし、私はあんたたちを信用したわけじゃない。けど……その女性(ひと)の言う通りかもしれない。
……自信はないけど、やってみる。協力者って、何をすれば」

「GATESの内部情報の伝達。あるいは、C国やK国の情報でもいい」

「祖国を売れというの」

網笠さんが珍しく苦笑した。

「どちらも指導者が腐っている。現政権を打倒しなかったことが、後の悲劇に繋がってるのだから。君らがやることは、むしろ愛国主義的ですらある」

小春がきょとんとした。

「どういう……」

「いや、気にしなくていい。おいおい分かることだ。……これで大枠は決まったな」

コナン君が鋭い目になった。

「決行は土曜日。……全ての悪夢を、終わらせましょう」

#

※2130ぐらいまで中断しますが、それまでに追加で小春に自由安価で聞きたいことがあれば(差し支えない範囲で)反映します。
101 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/09(土) 18:47:52.70 ID:NLOznrJ0O
一応上げます。
102 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/09(土) 21:50:15.75 ID:NLOznrJ0O
※視点選択です(全て7月5日)

1 そのままアユ視点(小春の多少の掘り下げあり)
2 コナン視点(GATES周り)
3 仁視点(警察、公安関連)
4 城視点(低コンマでアクシデント)

※3票先取
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/09(土) 21:53:26.65 ID:E4qbOFbDO
1
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/09(土) 21:54:05.34 ID:ke6wyIMDO
1
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/09(土) 22:04:18.00 ID:+DoQYZhB0
1
106 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/10(日) 09:49:03.67 ID:q0EwG5NeO
【7月5日、9時10分】


「おはようございます」

コナン君が目を擦りながらリビングに入ってきた。テーブルには、既に3人分の朝食ができている。

「うん、おはよう。昨日はお疲れ様」

「いえいえ。『林昌守』の容態は、とりあえず安定してます。朝食ぐらいは食べられるのではないかと」

「じゃあお粥か何か、用意しなきゃだね」

「お願いします。木場は」

「まだ寝てるみたい。……色々あったし、混乱してるとは思う」

「そうですか」

ここはあたしたちの家じゃない。小春の彼氏、林の看病のために六本木のアジトに泊まったのだ。
幸い、林は鶴岡の時のように医療機器なしで延命が無理、というわけではなかった。
というより、「アイスキャンディ急性中毒からの回復は、基本自然に任せるしかない」らしいのだけど。

「……緊張してます?」

「あ、ああ。明後日だよね。……佐倉の所に行くの。心配してない、といったら嘘になる、かな。コナン君は、さすがに大丈夫だよね」

「……そう見えます?」

あたしはコナン君が微かに震えているのが分かった。

「……あ」

「……『20年間』。長い時間でした。やっと、全て終わらせられる。……それだけに、失敗は許されないんです。
それに……アユさんと出会ってしまった。あなたを置いて逝くわけにはいかない。失うのが……とても怖い。
平然としているように見せないと、皆の士気に関わるから、そうしているだけなんです」

「コナン君……」

拳をそっとあたしの手で包んだ。

「……取り込み中の所、邪魔するわよ」

小春が冷たい視線であたしたちを見ている。あたしは慌ててその手を引っ込めた。

「……起きてたのね」

「さっき。まさかあんたがショタコンとはね。あの中では話せる人だと思ってたんだけど。……まあそれはいいわ。昌君は」

「バイタルは安定している。食事ぐらいは取れると思う」

「……そう。食事、作ってくれたのね。感謝するわ」

コナン君の言葉に、小春がどさっと乱暴に腰かける。

「一応、今日の確認だ。午前はここで待機。13時に城と薬師丸を拾いに行く。
誘拐偽装には彼ら2人の存在を知らせないといけないからだ。
その後彼らをホテルで解放、再びこちらに戻る。その後は明後日に向けた詰めだ」

「あんたたちも同行するの」

「別の車で追跡する。くれぐれも言うが、変な気は起こすな。信頼に足ると見なすまで、発信器は取り外さない。
妙な真似をしたら、オートで『濃縮薬』が入る仕組みになっている。そうなればほぼ即死だ」

「……分かってるわよ」

冷や汗を流しながら、小春がスクランブルエッグを口に運んだ。

※小春の話題は……?
※コンマ下

01〜40 結局、あんたたち何者なの
41〜70 寿命がどうとか、言ってたわね
71〜95 ……気になってることがある
96〜00 昨日、言い忘れたことがある
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/10(日) 09:50:11.16 ID:RxT5d0R10
108 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/10(日) 10:39:24.76 ID:q0EwG5NeO
「結局、あんたたち何者なの。その子が、ただの子じゃないってのは分かったけど」

コナン君がコーヒーを口にした。

「黙っていてもいずれは知るだろうから、言っておく。僕らが、『バッドエンド・ブレイカー』だ。ネットとかで、存在は知っているだろう。
今回の標的は、佐倉翔一。彼の危険性は、ある程度分かってもらえたと思う。鶴岡一家の件で、裏にいるのも奴だ」

「……あんたたちが、あの……」

驚いたように、小春があたしたちを見る。

「殺人者を『殺人を起こす前に』始末するのが、あたしたちの役目。佐倉は、放っておけばさらに甚大な被害を、この国に及ぼすわ。
もう、何人かアイスキャンディのせいで死んでる。これ以上の犠牲者は、増やせない」

「警察に任せておけばいいじゃない。昨日も、刑事がいたでしょ?そもそも、あんたたちも警察じゃないの?」

「そうだとも言えるし、そうでないとも言える。そもそも、僕みたいな警察がいると思うかい?」

※コンマ下
01〜60 そもそも、何で子供がここにいるのよ
61〜80 ……ひょっとして、あんた
81〜95 まあいいわ
96〜00 ……ちょっと待って
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/10(日) 10:40:47.84 ID:cCdqMFKDO
はい
110 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/10(日) 12:56:43.27 ID:q0EwG5NeO
「……まあいいわ、突っ込みどころしかないけど、私たちには関係ないし。
……明後日って、私たちも行くのよね」

「最初、誘導だけやってもらうつもりだ。危険には極力晒させない。
君たちが被害者という認識は持っている。戦うのは、僕たちだ」

小春の声が、少し低くなった。

「まさか、殺すの?」

「君たちの仲間なら、極力殺さない。殺らなきゃ殺られるという状況でない限りは。
佐倉は……毛利刑事次第だが、殺すしかないだろう。本庄については、毛利刑事に案があるようだけど」

「……そう」

複雑な表情で、彼女がバゲットを手に取った。

「……私たちの命って、本当に先がないの」

「……一応、薬がない訳じゃない。ただ、手元にあるのは1回分だ。投与は継続しないと意味がないし、大量生産までは大分時間がかかる。
間に合うかは、何とも言えない。特に、君の彼氏については」

コナン君が、ちらりとあたしを見た。

※コンマ下30以上でイベント続行
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/10(日) 13:00:46.61 ID:lVBsKRQY0
112 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/10(日) 13:20:15.07 ID:q0EwG5NeO
※愛結への投与は一応見送る
(まだ影響が小さい上、待っても間に合うとコナンは判断しています)

「……繰り返すが、救えないわけじゃない。ただ、保証はない。薬はパイロット版だし、治験も何も通ってない。
さらに言えば、これを投与するとしたら、君の治療は遅れる。飲み始めてから2カ月なら、毎日のように飲んでない限りは残り3〜5年とかそういうオーダーだろうが」

小春の顔が強ばった。

「決断するのは君だ。別に答えを出すのは、今でなくてもいい」

※コンマ下
01〜40 分かった
41〜75 ……昌君を優先して
76〜00 それとこれは伝えておくべきだろう
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/10(日) 13:23:58.56 ID:lVBsKRQY0
114 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/10(日) 13:39:45.45 ID:q0EwG5NeO
「……分かった。昌君を優先して」

「了解した。血液製剤の投与は確か週1だ。……しばらくは薬師丸に負担をかけるが、まあ仕方ない。
家に戻って取りに行く必要がある。林が起きたら、外出しよう」

#

「大丈夫?」

「……一応。まだ全身が、怠いけど」

アクアの後部座席で、林が小さく言う。

「着いたらすぐに1回目の投与をやる。それで、かなり回復するはずだ。
毛利刑事の仮説が正しいなら、身体能力もブーストするが……通常のと新型で効き目がどうかは、少し計れないな」

「……君は、本当に小学生なのか」

「どこかの名探偵と同じと思って貰えればいい。深い詮索は無用だ」

あたしは、キーを捻る。重い空気とは不似合いの、「By the way」のイントロが流れ出した。

「白田さんの所には、寄らなくていい?一応、メッセージは入れたんでしょ」

※2票先取

1 寄る
2 寄らない

※1は兵藤、ないしは??と遭遇リスクがあります
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/10(日) 14:38:26.21 ID:cCdqMFKDO
2
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/10(日) 14:46:56.10 ID:kmZSggL+O
1
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/10(日) 14:55:50.20 ID:ePu6HrzzO
2
118 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/10(日) 18:15:00.78 ID:H5BNb8epO
「……やめときます。兵藤という刑事が、僕らを追ってると神原さんが言ってました。
神原さんがたとえ一緒でも、話は厄介になる。まして、彼一人で来ていたら」

「それもそうね」

昨日も毛利刑事が、兵藤刑事への注意喚起をしていた。佐倉より、あたしたちを捕まえることを優先しているらしい。
彼は正しいのかもしれない。ただ、正しさが正しい結果を招くとは、必ずしも限らないのだ。


あたしは、それをよく知っていた。


#

※コンマ下05以上で通常進行
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/10(日) 18:30:19.64 ID:cCdqMFKDO
はい
120 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/10(日) 19:47:43.54 ID:H5BNb8epO
「これでいいはずだ」

「……これ、効くのか」

コナン君が一本注射を射つと、不安そうに林が言った。

「多分。城の症例を見るに、速効性はあると思う。ただ、これを週1で最低3カ月はやらないと、確か意味がない。
そもそも、新型に対する治療例は少なかったはずだ。試行錯誤になるが、これ以外に手はない」

「……そうか」

コナン君があたしを見た。

「じゃあ、学園大学附属まで行きましょうか。城には、毛利刑事経由で話が行っているはずです」

「分かった。由依ちゃんから、連絡は」

「彼女も一応学生やってますからね。この時間から連絡はさすがに……」

※コンマ下
01〜10 再判定
11〜90 通常進行
91〜00 再判定
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/10(日) 19:49:30.99 ID:bhIZdNrDO
122 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/10(日) 19:59:47.02 ID:H5BNb8epO
※連絡あり
01〜40 由依から連絡、昨晩にGATES内で連絡記録あり
41〜90 由依から連絡、昨晩にGATES内で連絡記録あり(佐倉邸に行った人数判明)
91〜00 興也から連絡、GATESのメンバーを拉致
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/10(日) 20:01:59.25 ID:bhIZdNrDO
はい
124 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/10(日) 20:17:09.03 ID:H5BNb8epO
コナン君の目が、少し見開かれた。

「……来てましたね。これです」

コナン君がスマホを見せた。そこにはこんなメッセージがある。


「昨晩、GATESのイントラネット上の掲示板に書き込みあり。林と木場の不首尾に対する非難と疑念の声……」

※コンマ下
01〜40 確認のため、学園大学附属まで行くメンバーがいるもよう+下
41〜70 7人ほど、念のため水上まで行くもよう
71〜85 5人ほど念のため水上まで行くもよう
86〜00 上+集合場所などの記載もあり(興也スナイプフラグ)
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/10(日) 20:19:47.55 ID:hKBuE4NC0
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/10(日) 20:21:07.77 ID:bhIZdNrDO
127 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/10(日) 23:45:02.85 ID:0ze3Yn4oO
「……7人ほど、念のため水上に行くもよう。詳細は追って調べ連絡」

授業の合間に急いで打ったのか、かなり事務的な文面だ。

「7人、か。やっぱり数じゃ不利、ってことね。7人が誰かは、まだ分からないか」

「ですね。そこは彼女に任せましょう。そして、数が分かれば戦略も立てられる。
明日、由依さんがドローンを飛ばして佐倉がいるとみられる別荘を空撮するそうです。それを受けて、作戦を立てることになりそうですね」

#

あたしたちは一旦都内に戻り、日産のキャラバンを探して借りた。週末までの長期レンタルだ。ハイエースでは制服警官が警戒するとの、コナン君の案だった。
一旦小春たちと離れ、キャラバンの後ろをピッタリついていく。助手席のコナン君は、しばし熟睡していた。

そうしているうちに、学園大学附属中の近くに来た。警官が何人かいる。私服刑事もいるかもしれない。
とはいえ、この誘拐はあくまで偽装だ。キャラバンに城たちが普通に乗るだけでいい。

正門から少し離れた所で、キャラバンが止まった。

※コンマ下
01〜05 えっ??
06〜15 まずいっ!あいつはっ……!!?
16〜30 制服警官が近付いてくる
31〜95 通常進行
96〜00 トントン、とアクアの窓が叩かれた
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/10(日) 23:45:58.76 ID:ADjXGQEX0
129 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/10(日) 23:56:14.06 ID:0ze3Yn4oO
ちょうど城と薬師丸が、一緒に帰る所だった。制服警官が近付いてこようとしたが、小春と薬師丸が言葉を交わしたのを見て問題なしとみたのか踵を返した。
まずは第一段階突破、と言ったところか。キャラバンが再び動き出す。行き先は、浦和のワシントンホテルだ。

【7月5日、13時11分】


「コナン君、起きて」

あたしが軽く揺すると、「ん……」と彼が目を開いた。

「偽装誘拐は」

「まず第一段階成功。問題は、佐倉を騙しきれるかどうかね」

「了解。シナリオ通りに進めよう。林と木場は、ホテルに?」

「うん。……」

※コンマ下、仁は……
01〜50 別対応中(すぐに視点転換します)
51〜98 ホテルにいる
99、00 ???(再判定)
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/11(月) 00:00:25.11 ID:y0w2p7fDO
はい
131 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/11(月) 00:06:02.14 ID:yBbcUfUfO
「……ただ、毛利刑事は来てないみたい。『行けたら行く』って昨日は言ってたけど」

「……少々気になるね。とりあえず、僕らはやることをやろう」

コナン君がスマホを取り出した。発信器から、会話の状況は聞き取れるようになっている。
どう話を進めるべきかは、メッセージとして林のスマホに送る手筈だ。

「では、頼むよ」

地下駐車場の車内で、コナン君が呟いた。
132 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/11(月) 00:06:48.56 ID:yBbcUfUfO
今日はここまで。仁パート→城パートとしばらく流れが固定します。
133 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/11(月) 09:30:18.15 ID:KLGLEZ7WO
【7月5日、9時38分】


「……GATESか。N国が絡んで本格的にきな臭くなってきやがった」

助手席の赤木警部が溜め息をついた。車は生麦ジャンクションを通過する。

「完全に公安案件ですからね。下手につつくと、彼らを刺激するかもしれない」

「で、泳がせたと。バッドエンド・ブレイカーの紐付きで」

「そういうことです。佐倉に情報が行ってしまう可能性もある」

「……そこまで信用していいのか?連中が未来の刑事(デカ)ってのは聞いてるが」

「法に縛られてない分、やりたいことができるのが彼らの強みです。増田に助けを頼むよりはいい」

※コンマ下、増田の行方は……
01〜75 知らない
76〜95 朝はいた
96〜00 ???
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/11(月) 09:31:30.15 ID:y0w2p7fDO
はい
135 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/11(月) 13:13:28.24 ID:KLGLEZ7WO
「増田なあ……今朝も不在だったな。ここ数日、顔も見てない」

「木暮さんも知らないと。堺課長代行の特務らしいですが」

「けっ」と赤木警部が吐き捨てた。

「特務って何だよ。というか、気味が悪いなあいつら。停戦協定は有効なんだよな?」

「明確に邪魔はしてないですからね。ただ、実際何をやっているかは分からない」

「……ヤスも姿を見ないな。どう思う」

古畑の姿は久しく見ていない。裏で何か動いているのは疑いないのだが。
GATES関連か?だとしたら、最終的な着地点をどこに設定しているのか。

「歴史は変えてはならない」と言う一方で、佐倉に対しては問題視する。にもかかわらず、積極的にどうこうしようとは動かない。「西の公安」の行動は、矛盾ばかりだ。
GATESを含め、コントロール下に置こうとしているのか。可能性はなくはない。公安の目的は、多くの場合犯罪者の逮捕ではなく、管理可能化にある。

とすれば、再び古畑たちと対立することがあるかもしれない。こちらの動きが早まったのはいいが、楽観はまだできないのだ。

とりあえず、俺たちはみなとみらいの鶴岡次郎の所に向かう。……新型の効力を考えると、彼が正気でいられるのは、僅かだ。

#

※コンマ下、病院の様子
01〜30 鶴岡容疑者なら、今朝移管されましたよ
31〜45 ……久し振りっすね
46〜70 あなたたちですか
71〜95 おお、埼玉県警の
96〜00 あ、バレちゃったか
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/11(月) 13:16:01.34 ID:nH8X/j9/0
ほい
137 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/11(月) 15:46:30.58 ID:toOZVs3eO
けいゆう病院に着くと、ロビーが少々騒がしい。制服警官が何人か。そして、スーツの刑事が2、3人。……嫌な予感がした。
そして、その一人が──癖っ毛の、短髪の男がこちらを向いた。

「……久し振りっすね」

「ヤス……いや、古畑」

俺と赤木警部の視線に気付くと、古畑が苦笑した。

「イヤだなあ、俺何か悪いことしました?」

「鶴岡次郎の連行か」

「……まあ、分かりますよね。その通りっす」

古畑がエレベーターの方を見た。

「鶴岡一家の件は、警察庁と警視庁の共同案件になりました。埼玉県警、神奈川県警はお役御免ということっすね」

「ざけんじゃねえこの野郎っ!!!」

赤木警部が吠えた。古畑に掴みかかろうというのを、俺は必死に止める。

「赤さん落ち着いて!!気持ちは分かりますが」

「これは俺たちのヤマだっ、いきなりきて『ハイそうですか』なんて納得できるかっ!!!」

「……まあ気持ちは分かりますよ。ただ、この件が県警の範疇に留まる話じゃないのは分かりますよね。……仁さん」

「……まあ、な。アイスキャンディ、本格的に問題にし始めたか」

「その通りですよ。アイスキャンディの拡散は、絶対に止めないといけない。
ここから先は、俺たちの領域というわけです」

奥から「んー!!んんー!!!」という鶴岡次郎の呻き声が聞こえる。拘束衣と猿轡という、お決まりの格好をさせられているのだろう。

「鶴岡次郎をどうする。末路を知らないわけじゃあるまい」

「ゆっくり『眠らせる』つもりですよ。鶴岡家は、忘れられた方がいい」

「メディアが追うぞ」

「アホな記者なんて、簡単に騙せますよ」

鶴岡次郎は、恐らく文字通り眠らされのだろう。そして、脳機能が縮小し、緩慢に死んでいく。
治す手立てはないが、あまりに惨めな最期になりそうだった。口の中が、苦い何かで満ちる。

「というわけで、仁さんと赤さんの出番はなしです。またお会いしましょう……」

※コンマ下50以上である質問をする
※コンマ下50未満の場合、質問1回(安価選択)
138 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/11(月) 15:50:39.56 ID:toOZVs3eO
なお、95以上である事実に気付きます。
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/11(月) 15:51:53.60 ID:FyC5i8bL0
えいや
140 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/11(月) 19:24:31.71 ID:f/Db6GdmO
「待て」

去ろうとする古畑を呼び止める。無表情で奴が振り返った。

「何ですか」

「兵藤に兵さん──白田兵次郎のことを教えたのは、お前だな」

「何のことかさっぱり」

「なぜお前と兵藤が組んだかは知らない。だが、消去法でお前以外にいない。
兵さんがコーヒー党である事実を知るのは、普通ならごく限られている。だが兵藤は『事前に』そのことを知っていた。
彼と接点があり、なおかつ今回の件に噛んでいる、俺と赤さん以外の警察官……それはお前ぐらいしかいない」

※コンマ下
01〜20 知りませんね
21〜75 だから?
76〜95 ……どこまで知ってます
96〜00 ……場所、変えますか
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/11(月) 19:35:34.68 ID:JUj7xzzDO
はい
142 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/11(月) 19:40:59.40 ID:f/Db6GdmO
「だから?」

古畑の表情は変わらない。その程度、読んでいたとでも言いたげだ。

「どういうつもりだ。そっちと俺たちは、不可侵のはずだ。兵藤が兵さんを嗅ぎ回っているというのは、聞いているぞ。
これは立派な約定違反だ。朝尾副総理が黙ってるとでも?」

「彼はただのパトロンですよ?それに、僕らは何の邪魔もしていない。あくまで兵藤という男が勝手にやっていることだ。文句は彼に言ってください」

※コンマ下55以上でイベント継続
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/11(月) 19:42:37.12 ID:ddn5Dkme0
144 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/11(月) 20:01:08.43 ID:f/Db6GdmO
古畑はそのまま去っていった。

「……おい、どういうことだ?兵藤と古畑が組んでただと??」

「推測でしたが、当たりでしたね。なるほど、物はいいようだ」

俺はタバコを吸おうと胸元を探ったが、ここでは吸えないのに気付いてやめた。

「……ってことは、増田も」

「多分。自分たちが表に出ない形で、妨害工作を続けている。……舐めた連中です」

「ざっけんじゃねえっ!!!」

ホール中に赤木警部の絶叫が響いた。周囲の視線が一斉にこちらに集まる。看護師が、冷たい視線を向けた。

「静かにしていただけませんか」

「外、出ましょう」

外に出るや否や、赤木警部が近くの街路樹を力任せに蹴りつけた。

「あんの野郎!!」

「キレてるのは俺も同じです。ただ、不可解なことが多い。
古畑と兵藤の目的は?兵藤は今何をやっている?そもそも、どこまで古畑は情報を持ってる?
分からないことが多すぎて、動けないんですよ」

「じゃあどうすんだよ??このまま舐められたままにすんのか??」

※80以上で???登場(再判定あり、基本氷川)
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/11(月) 20:04:00.02 ID:y0w2p7fDO
はい
146 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/11(月) 20:05:56.02 ID:f/Db6GdmO
※氷川登場せず

※3票先取
1 GATESの調査を優先しましょう
2 神原に電話しましょう
3 兵さんに電話しましょう
4 朝尾副総理に連絡しましょう
5 その他自由安価

※自由安価歓迎ですが、1〜4でも問題なく先には進みます。
147 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/11(月) 20:42:23.59 ID:f/Db6GdmO
上げます。
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/11(月) 20:51:04.71 ID:ddn5Dkme0
3
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/11(月) 21:25:56.18 ID:JUj7xzzDO
3
150 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/11(月) 21:27:51.73 ID:f/Db6GdmO
もう一度上げます。
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/11(月) 21:30:34.58 ID:y0w2p7fDO
3
152 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/11(月) 21:53:37.73 ID:f/Db6GdmO
「兵さんに電話して、相談しましょう。さすがに警戒はしてるでしょうが」

俺はスマホを耳に当てる。

※コンマ下
01〜20 また電話に出ない??
21〜35 悪いが、後にしてくれ。結構まずい
36〜90 どうした?
91〜00 こちらからかけようと思ってた
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/11(月) 21:55:26.28 ID:y0w2p7fDO
はい
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/11(月) 21:55:55.58 ID:JUj7xzzDO
はい
155 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/11(月) 23:33:03.09 ID:4IJgsCC2O
6コール目で、ようやく兵さんが出た。

「もしもし?仁ですが」

『悪いが、後にしてくれ。……結構まずい』

「え?」

『兵藤って刑事だ。ここ最近、毎日のように来てるが……今日は開店前からだ。蛇のようにしつこい』

懸念していた事態は、早くも現実のものになろうとしていた。

「追い返すことは?」

『もう何度もやった。だが『どなたとお話ですか?』』

兵藤の声だ。確かに、悠長に話している暇はなさそうだ。

「兵藤は一人?」

※コンマ下85未満で一人
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/11(月) 23:35:37.97 ID:etgga+k30
157 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/11(月) 23:41:00.48 ID:4IJgsCC2O
※再判定
50以上なら神原、未満で別の若手刑事
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/11(月) 23:44:15.50 ID:y0w2p7fDO
はい
159 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/11(月) 23:51:31.75 ID:4IJgsCC2O
『いや、神原と一緒だ。神原は酷くうんざりした感じだが。
とにかく理詰めで来られてる。ゲロるまで解放する気がないな』

この分だと、神原は自分の正体を明かしてはいないらしい。だが、それなら手はある。

「一つ言います。兵藤と古畑は組んでる」

『何っ!?マジか、それは』

「確実です。何故組んだかは知らない。ただ、兵藤は利用されてると思います。自覚があるかはともかく」

『なるほどな『随分な長電話ですねぇ』』

兵藤が兵さんに近付いてきたようだ。俺は……

※3票先取
1 電話を切る
2 電話を切らずに待つ(兵藤に諸々を話す)
160 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/11(月) 23:53:54.35 ID:4IJgsCC2O
投票は0000からとします。
161 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/12(火) 00:07:59.23 ID:ClGM5dfXO
投票開始します。0900ぐらいから少し更新できれば。
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/12(火) 00:21:38.50 ID:VFugdzyD0
2
163 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/12(火) 01:24:28.40 ID:ClGM5dfXO
寝る前に上げます。
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/12(火) 06:18:36.14 ID:mBS861ODO
2
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/12(火) 06:53:17.43 ID:o25SyvwM0
2
166 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/12(火) 09:34:24.51 ID:8rayFuVBO
俺はそのまま待った。電話相手が変わる。

『どなたですか』

「埼玉県警捜査一課の毛利だ。……もう敬語で遠慮する必要はないな。
あんた、公安と組んでいるな。古畑玲、ないしは安川徹。名前に聞き覚えはあるだろう」

『……何のことですかねぇ』

「シラを切るつもりか?さっき、古畑には会っている。暗にあんたと組んでることは認めていた。使われてるんだよ」

一瞬の沈黙があった。

『……何に使われていると?』

「バッドエンド・ブレイカーの足止め、ないしは逮捕、無力化。それがあいつらの狙いだ。
あんたはあくまで犯罪者を捕まえようとしてるだけだろう。利用されているという自覚すらないかもしれない。
だが、あんたの行為は、最善の結果を招かない。佐倉を、アイスキャンディを止めようとするなら、奴らの力は不可欠だ」

『……警察官の言葉とは思えませんねえ……。犯罪者は犯罪者でしかない。それを捕まえることが、正しくないと?』

兵藤の語気が強まった。俺は構わず続ける。

「あんたは正しい。警察官として、この上なく。だが、正しさは正しい結果を必ずしも生み出さない。
バッドエンド・ブレイカーの連中を捕まえて、佐倉を逮捕したとしよう。佐倉を裁けたとして、現状では微罪にしか問えない。よしんば殺人まで立件できても、数年でシャバに出る。
その間、アイスキャンディはどうなる?あいつは生きている限り、確実に世を乱し続けるぞ?
法で全て裁ければそれがいい。だが、法では裁ききれない存在がいる。そのために、奴らが要るんだよ」

※コンマ下
01〜40 やはり、あなたとは噛み合わないようですね
41〜75 どうして佐倉が世を乱すと言い切れます?
76〜90 未来をあなたは知っている。しかし、私は知らない
91〜00 未来をあなたは知っている。しかし、私は……『もういいでしょう』
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/12(火) 09:38:18.74 ID:VtqmtB+DO
はい
168 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/12(火) 10:04:18.74 ID:8rayFuVBO
再び僅かな沈黙。そして、兵藤の声が低くなる。

『……佐倉が世を乱し続けると、どうして断言できます?あなたは確かに未来を知っているかもしれない。しかし、未来は既に、あなたの知るそれと大分違っているのでは?
彼が更正することだって、なくはないはずです。可能性がある限り、捨ててはいけません』

「奴もまた『覚醒者』だ。更正なんてあり得ない。それに、俺は性善説を信じない。行き過ぎた性悪説同様、全ての人間は救われ得るという性善説もまた害悪だ。
救えない人間は救えない。だから死刑が存在する。佐倉も、そういう類の人間だ。
奴を詳しく知らないあんたには分からんかもしれん。だが、鶴岡一家がああなったのは、間違いなく奴のせいだ。
横浜国際プールで死んだ守衛も、鶴岡光輝によって殺された坂元組の組員も、奴の存在がなければ生きていたはずだ。しかも、これは氷山の一角に恐らくは過ぎない。
あんたが考えるより、既にずっと多くの人間が犠牲になってるんだ。つまらん正義感で、犠牲者を増やし続けるというのか!!?」

俺は思わず声を張り上げた。伝わるかは分からない。だが、感情を抑えられなかった。

※コンマ下
01〜20 ……やはりあなたとは、価値観が根底から違うようだ
21〜55 救えない人間は救えない、ですか
56〜00 左近さん、もういいでしょう
169 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/12(火) 10:05:42.64 ID:8rayFuVBO
なお、今更気付きましたが>>6の兵藤の名が初期設定のままになってました。
前スレからも分かるように、兵藤左近が正式名称です。お詫びします。
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/12(火) 10:20:01.20 ID:VtqmtB+DO
はい
171 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/12(火) 13:46:24.66 ID:TMYtUABtO
スマホの向こうから、兵藤の冷めたような声が響く。

『……やはりあなたとは、価値観が根底から違うようだ。どんな正しい結末でも、そこに至る道が正しくなければ意味はない。
そして、正しい道の先には、必ず正しい結果があると僕は信じている』

俺は溜め息をついた。……ここまで頑迷とは。

神原がいたことを、俺は心より感謝した。俺だけで、この男の説得は無理だ。だが、神原なら?

「本当にそうか?それは、そこにいる男が一番よく知っている」

『……神原君が?』

「ああ。彼もまた、覚醒者だ」

※コンマ下
01〜40 ……彼から聞かされてますよ。承知の上です
41〜90 ……えっ?
91〜00 上+α
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/12(火) 13:50:03.36 ID:o25SyvwM0
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/12(火) 13:50:09.60 ID:CQlpPybu0
チョイサー
174 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/12(火) 14:02:35.43 ID:TMYtUABtO
『……覚醒者であることは、『彼』から聞かされてますよ。承知の上です』

「神原自身が言ったのか?」

兵藤の後ろで「えっ……!!?」と絶句する声が聞こえた。

『いえ。それはもういいでしょう。では……』

※コンマ下50以上でイベント発生(再判定)
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/12(火) 14:14:32.20 ID:OAHZ1LVX0
ほい
176 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/12(火) 14:28:30.03 ID:TMYtUABtO
『では、また』

電話が切れた。……かなりまずい。兵藤は古畑のいいように使われている。

「どうすんだよ!?このままだと……!」

「今から鶴ヶ島に向かっても、最速で1時間強はかかりますね。兵藤が兵さんを拘束するのを止めるのは、普通に考えたらかなり難しい」

古畑が兵藤にどこまで伝えたかは分からない。ただ、彼の末路まで伝えた上でこうしているとしたら、極めて厄介だ。

俺は……

※3票先取
1 白田のカフェに向かう(拘束確率中)
2 一度諦めてGATESの捜査に向かう(拘束確率大、別途収穫あるか不明)
3 朝尾に連絡する(拘束確率大、朝尾が動くかは不明)
4 自由安価

※本文中の描写から分かるかもしれませんが、コナンは仁の連絡先を知っていますが、仁は知りません。
他のバッドエンド・ブレイカーについても同様です(かける際は非通知)。
また、コナンサイドの描写からも分かるように、少なくとも13時までは仁は連絡を入れていません。(現在10時前)

※自由安価は歓迎です。仁(というより白田)の窮地を救えるアイデアがあれば。
177 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/12(火) 14:31:01.76 ID:TMYtUABtO
なお、再開は1800以降です。
178 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/12(火) 15:46:39.81 ID:nIZT2RRyO
上げます。
179 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/12(火) 17:03:02.32 ID:nIZT2RRyO
もう一度上げます。自由安価でなくても話は進みます。
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/12(火) 17:22:43.06 ID:VtqmtB+DO
1
181 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/12(火) 17:44:43.66 ID:nIZT2RRyO
1900メドに再開予定です。決まらない場合は延長します。
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/12(火) 17:58:28.70 ID:mBS861ODO
1
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/12(火) 18:32:51.63 ID:dMkbyT350
1
184 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/12(火) 20:03:59.63 ID:FwsVnz7HO
兵さんの拘束を避けられるとすれば……神原が全力で抵抗していた場合だ。それならば、拘束前に俺たちが止められる余地はある。
神原がいなければ絶望的状況だったが、今ならまだ間に合うかもしれない。

「兵さんの所に行きましょう」

「え?お前、さっきかなり難しいって……」

「『普通に考えたら』って言った通りですよ。神原に任せるしかないんです」

俺はクラウンに向けて駆け出した。奴が説き伏せてくれるのを、祈るしかない。

※コンマ下
01〜40 カフェは藻抜けの殻
40〜50 カフェは藻抜けの殻……「兵さんはどうしたんです??」
51〜65 連行されようとしている所
66〜85 神原説得中
86〜00 遅かったじゃないか
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/12(火) 20:06:07.58 ID:dMkbyT350
186 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/12(火) 20:25:46.80 ID:FwsVnz7HO
【7月5日、11時24分】


保土ヶ谷バイパスから横浜町田インター、そして海老名ジャンクションから圏央道へ。俺はクラウンを飛ばしに飛ばした。
オービスのある場所は全て暗記している。覆面避けにパトランプも付けた。
それでも海老名ジャンクション手前の渋滞で時間を取られる。兵さんの店に着いたのは、昼前だった。

「兵さんっ!!?」

カフェから険しい表情の兵藤が出てくる。苦り切った顔の兵さんが後に続く。神原は……店内で立ち尽くしていた。

「……!!あなたたちですか」

「兵藤ぉ!!てめえっ、舐めんのも大概に……!!」

飛び掛からんばかりの赤木警部を、俺は止めた。

「落ち着いて!!古畑の件といい、気持ちは分かりますが……」

俺は兵藤を見据える。彼の眼鏡の奥が、暗く濁って見えた。

「……どうしても、連れていくか」

「それが警察です。1日に誰といたか、しっかり聞かせてもらいますよ」

兵さんが首を振った。

「仁、こいつはダメだ。未来に何があったかを説いても、動きゃしねえ。俺なら大丈夫、何とかする」

「そうですか……兵藤、一つ聞きたい。お前は、これからの自分がどうなるか聞いてるのか?」

※コンマ下
01〜25 ……ええ、聞いてますよ
26〜50 ……薄々は
51〜80 神原君は、それだけは言わなかっですねぇ……
81〜00 ……はいぃ?
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/12(火) 20:27:10.60 ID:mBS861ODO
ほい
188 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/12(火) 21:25:20.69 ID:ztwgT0sTO
「……神原君は、それだけは言わなかったですねえ……。戯れに、一度しか訊きませんでしたが」

兵藤が、店の中を見た。……神原には、言えなかったのだ。

「そうか。なら俺が言う」

「……結構。僕の未来は、僕が決めます。それに、確定したものでは……」

「この件に絡んだものであってもか?」

兵藤の動きが止まった。

「……どういうことです」

「これは全て、バーで神原が話したことだ。俺は詳しく知らないとだけ言っておく。
今から3年後、アイスキャンディはかなり流通していた。そこで、警視庁のある刑事がアイスキャンディ中毒で死んだ。
当初は事故死として扱われたが、実は違っていた。殺人だった。
あんたはそれを突き止めた。そして、殺された刑事がN国とGATESと絡んでいたことを知った。そして、殺したのがN国のレジスタンスとも」

「……何が言いたいんです」

「レジスタンスはアイスキャンディの製造元がN国にあり、本庄とも絡んでいるという事実を公表しようとしていた。
だが、あんたは彼女を逮捕し、即日彼女は自殺した。日本国内のレジスタンスも一掃された。
あんたは、レジスタンスを見逃がせばアイスキャンディの撲滅に繋がり得るという事実を知っていた。だが、目先の法の遵守を優先した。……その結果、どうなったと思う??」

「……さあ」

「……あんたは殺されたんだよ。アイスキャンディ中毒者によって殺された少女の遺族に。
レジスタンスの逮捕の時、テレビに微かに映ったあんたの顔を、その男は執念深く覚えてた。そしてあんたに行き着き……刺殺した」

兵藤の表情が凍った。

「……え?」

「アイスキャンディとN国との絡みは、当時のネットで指摘されてたからな。ただ、明確な証拠はなかった。
その男は、それでもあんたを刺しに行った。妄執に取り憑かれ、正気じゃなかったのは確かだ。
しかし、そいつはアイスキャンディの撲滅の芽をあんたが絶ったと思い込んだ。
……そして、それは真実でもあった、というわけだ。あんたは自分の正義に殺されるんだよ」

「……だからそれは決まった未来ではっ!!」

カフェから神原が出てきた。哀しそうに、ゆっくり首を横に振る。

「……毛利さん、言っちゃったんですね」

「……すまない。こうでもしないと、止まらないと思った」

「いえ、いいんです。……僕には残酷すぎて、言えなかった」

「……神原君」

神原の細い目が、潤んだのが分かった。

「……確かに、あなたの言う通りです。未来は、決まってはいない。でも、このまま行けば、何かしらの形でそうなる。
左近さんがもしこのままバッドエンド・ブレイカーの少年を捕まえたなら、佐倉は生き延びるでしょう。
仮に佐倉を別件で逮捕しても、アイスキャンディの流通は本格化する可能性が極めて高い。
……そうなれば、いつかは多分同じことが起きます。歴史は、大きく動かさない限りは、修正されるんです。あなたを、死なせたくはない」

※コンマ下15以上で通常進行
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/12(火) 21:26:47.66 ID:mBS861ODO
はい
190 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/12(火) 21:42:13.32 ID:ztwgT0sTO
「……命など、惜しくは」

パァンッ!!

神原が兵藤を平手打ちした。眼鏡は地面に落ち、兵藤は呆気に取られたように彼を見る。

「そこまで正義が大事か兵藤左近っ!!あなたの、その独り善がりな正義感で、どれだけの命が散ったと思うっ!!?
僕は、あなたを全力で止めた。止めようとした。でも、『前の周』の僕は、止めきれなかった。あなたの正義を否定しきれなかったから。そして、その結果があれだ!
……僕にも、相当の責任がある。だから『今度こそ』あなたを止めなきゃいけない」

「僕に、見逃せと?」

俺は頷いた。

「せめて、佐倉の件が終わるまでは動かないでくれ。その後は、どうしてもいい。……まあ、捕まえられるかは別問題だが」

この一件が終われば、藤原たちは「地下に潜る」だろう。兵藤がいかに優秀でも、あっちの方が多分上手だ。

「……それが、あなたたちの答え、なんですね」

「そうだ。……一つ、重要な質問だ。何故古畑と組んだ?」

※コンマ下30以上で話す、95以上で???
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/12(火) 21:43:37.66 ID:VtqmtB+DO
はい
192 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/12(火) 21:49:43.00 ID:ztwgT0sTO
今日はここまで。
193 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/13(水) 09:55:48.03 ID:gPL2S3F3O
「……バッドエンド・ブレイカーが、許せなかったんですよ。犯罪者が正義扱いなんて、あっていいことじゃない。
あなたも御存知でしょう?ネット上での彼らの評判を。家族を皆殺しにしようとした父親。養護学校に侵入し無差別殺人を行おうとした青年。
直近では、死後妻の惨殺が発覚したアキヤマ電器の御曹司。ネットでは、彼らの死を神の『天罰』とすら言っている。……そんな神なんて要らない」

確かにその通りだ。兵藤の言うことには、相応の理もある。

「そこで、バッドエンド・ブレイカーを追っていた公安……古畑と接触したわけか」

「ええ。ただ、彼らは直接連中を追えないようでした。『別件がある』と。そこで、バッドエンド・ブレイカーについては、僕が追うことになった。適宜情報提供を受けて」

「で、俺にたどり着いたわけだな。しかも、7月1日のことまで調べあげて。
城隆一郎と薬師丸英華のことも、聞いているな」

兵さんの言葉に、兵藤が力なく頷く。

「古畑君から、彼らにバッドエンド・ブレイカーが接触するはずだと。前日の鶴岡次郎の事件も、彼らをターゲットとしたものとピンと来ました。
……あの神奈川県警の刑事が、接触を拒み続けたので確証は持てませんでしたが……」

……違和感がある。兵藤を使って藤原たちを足止めするのは分かる。
だが、古畑たち「西の公安」の本当の狙いはなんだ?佐倉や本庄は、奴らにとっても排除の対象のはずだ。
藤原たちを無力化し、俺たちの行動も縛れば佐倉は当面は安全だ。暫くすれば本庄も帰国する。アイスキャンディの本格流通に、大きく近付いてしまうはずだ。

行動が、あまりに矛盾している。これはどう考えるべきなんだ??

※コンマ下60以上で重大情報
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/13(水) 10:00:59.75 ID:68s4/NMDO
195 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/13(水) 20:04:38.89 ID:M0bdg0M5O
……いや、考えを変えるべきかもしれない。奴らは、佐倉の存在は問題視していても、アイスキャンディについてはそうでもなかった。

さらに言えば、「西も一枚岩じゃなかった」という朝尾の台詞。西日本政府は、C国の傀儡政権だった。
恐らくは、「西の公安」は潜在的な反乱分子だったはずだ。西日本政府がC国に接収されたN国の影響をも強く受ける中、反乱分子のN国に対する憎悪は想像に難くない。


であるなら……??


「……そういうことか」

「仁、どうした?」

俺は赤木警部を見た。

「古畑の、公安の狙いは、アイスキャンディですよ」

「はあ!?麻薬自前で持って、売りさばこうとでも?」

「いえ、公安も佐倉も目的は同じなんです。佐倉は副作用のない新型アイスキャンディで私兵を作り、何か仕掛けようとしている。多分、熊谷大虐殺以上の惨劇を。
公安はアイスキャンディを管理下に置き、副作用のない形で運用しようとしている。日本のために」

「日本のためぇ??どういう意味かさっぱり……」

兵さんの顔が青ざめた。

「そういうことか……自前でC国や米国とやりあえるだけの武力を、東京大震災の後に備えて……。
アイスキャンディの存在自体、『3周目』からだから気付かなかった。俺としたことがっ……!!」

「東京大震災……あなたが語っていた、2033年の」

「そうだ。それで国は引き裂かれた。元々民生党の連中が、C国やらN国やらK国やらにおもねりまくり、国がズタズタになった時に来た。
これは1周目も2周目も流れとしては大差ない。アイスキャンディがあった3周目が最悪だったがな。
力なき貧国に堕ちたのが、20年後の日本だ。……だから、せめて武力だけでもと思っているわけか!!」

兵さんの話を聞いた兵藤も固まっている。

「となるとまずいっ!!古畑を止めないと!!」

「神原っ、行ってどうする!?殴って止めるのか??無駄だ、それは!!」

駆け出そうとする神原を、兵さんが呼び止めた。

※コンマ下70以上でさらなる真実
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/13(水) 20:07:12.12 ID:syknU2wt0
197 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/13(水) 20:24:28.98 ID:M0bdg0M5O
※真相はまだ不明(伏線はあります)

「冷静に考えろ!奴らの行動を!これから何をするかを考えりゃ、下手に動くのは逆効果でしかない!
そもそも、奴らのプランは何だ?……仁、どう思う?」

「推測ですが……佐倉と本庄を管理下に置き、アイスキャンディの製造法だけ聞いて永久に幽閉する。殺すかもしれないですが、それはさしたる問題じゃない。
その一方で、薬師丸英華には普通の警察を装い、信頼関係を築いた上で定期的に血液を提供させる。
後は奴らの協力者に血液製剤を作らせれば、時間はかかりますが超人兵団が完成するという案配でしょう。ただ、これには幾つかの難点がある」

「難点、か」

「ええ。まず、どうやって佐倉たちを管理下に置くのか。何らかの容疑を吹っ掛け、一時的に拘束しないと始まらないはずです。
あるいは、庇護者を装って拘束するのか。どちらもあり得ますが……」

妙に引っ掛かる。赤木警部が声を上げた。

「……そもそも、何で今更鶴岡次郎を警視庁に移管した?仁の言う通りなら、もうすぐ正気でなくなる人間じゃねえか?」

※コンマ下65以上で兵藤は背景を聞いている
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/13(水) 20:27:49.86 ID:nQrJs/NDO
はい
199 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/13(水) 20:45:28.39 ID:lXSdQsBiO
兵藤が口を開く。

「……背景は聞いてます。鶴岡次郎から、佐倉の居場所を聞き出すためと」

「なるほどな。正気でなくなる前に……ということは、佐倉の居場所はまだ知らないのか」

兵さんが頷く。

「まだ風はこちらに吹いているな。鶴岡がどこまで正気でいられるかは怪しい。つまりは、向こうさんも手詰まりってことだ」

「……になりますね。兵藤が首尾よく兵さんを確保できれば良かったですが、それにも失敗した。
となると……強硬手段を使うかもしれない」

俺はハッとなった。そうだ、まだ手段はある。


……城と薬師丸英華を拐うことだ。


「まずいっ!!」

「どうしたんだ急に?」

「城も薬師丸も安全じゃない!増田は、彼らが泊まるホテルを知っている!!」

俺はクラウンに向けて走り出した。
200 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/13(水) 20:47:00.99 ID:lXSdQsBiO
※城パートに移行します。7月5日13時10分からです。
201 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/14(木) 09:56:03.87 ID:wl2JKR+tO
【7月5日、13時10分】


「ここでいいのよね」

「ええ」

駐車場にキャラバンが滑り込む。後ろから湖南たちが乗るアクアがついてくるのが見えた。
彼らは僕らの部屋には来ない。「他にも人がいると悟られたらまずい」ということだ。

「僕らは、拘束されているふりをすればいいわけですね。口にタオルか何かを噛んで発言するとか」

「そこは任せるわ。正直、私も自信はないけど」

「指示は藤原という少年がスマホのメッセージで出すらしい。彼を信じるしかないな」

昌と呼ばれる青年が、緊張ぎみに言った。最初会った1時間少し前と比べて、大分血色は良くなっている。

ロビーに上がる。……毛利刑事はいない。

※コンマ下
01〜25 やあやあ、君が城君だね?
26〜50 ちらりと誰かが僕を見た。……若い女性?
51〜85 何もなし
86〜00 君が城君だね
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 10:00:13.88 ID:SdvyGkfB0
えい
203 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/14(木) 10:25:00.28 ID:/lCE9741O
「君が城君だね」

ロビーで待っていたのは、毛利刑事より少し若い男性だった。背が高く、少し暗い印象を受ける。

「あなたは?」

「失礼、埼玉県警捜査一課の白島だ。毛利警部補の命でここに来た。……増田は、いないみたいだな」

「増田?」

「君らを狙ってるのは佐倉だけじゃない、ということだ。公安も狙ってる」

「えっ……!?公安も警察じゃ」

白島刑事の目が鋭くなった。

「公安、といっても普通の奴じゃない。毛利刑事から話を聞いたが、極めて厄介な連中だ。多分、この会話を聞いている藤原はそれを分かってる」

昌のスマホが震えた。

「詳しい話を聞きたいらしい。代わってくれとのことだ」

白島刑事はそれを受け取る。

「代わった。……周りの状況か?」

※コンマ下20以上で通常進行
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 10:31:30.21 ID:/bmYK24DO
はい
205 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/14(木) 14:57:10.09 ID:T0ve4ymwO
「……一応、それらしきのはいない。私だけだ。毛利警部補の言う通りなら、古畑らは鶴岡次郎のところだろう。
……私も詳しく知らない。ただ、桜田門と公安が組んでたのは疑い無い。毛利警部補は後で私とも合流する予定だ」

小春という女性と昌の顔が青ざめたのが分かった。確か、この二人の……というより所属サークルの背後にはN国がいる。
公安と警視庁の組み合わせは、最悪だろうと僕でも分かった。

「……ラッキーだったな。とりあえず、引き続き警戒はしよう。ホテルも変えるよう手配する」

白島刑事が電話を切った。

「……ということだ。君たちがこれから何をするかは詳しく知らない。ただ、公安に見付かると極めて厄介だ。今のうちに、場所を移動しよう」

#

僕らは浦和駅近くのビジネスホテルに移った。そこには既に毛利刑事と赤木刑事がいた。

「お疲れ様です」

「おう、白。ご苦労だったな。……藤原は」

「まだ前のホテルの駐車場です。公安への警戒と、迂闊にうろつくと目立つからと」

毛利刑事が苦笑した。

「あの変装でもそれなりに目立つからな。妥当な判断だろう。白島は戻っていいぞ」

「了解です」

彼が去るのを見送り、毛利刑事は「部屋に行こう」と促した。

「偽装誘拐だが、佐倉をいかに騙しきるかだ。俺たちは別室で聞いている。指示は藤原から出るが、万一の時は俺たちが乗り込む」

「……分かってるわよ。やんなきゃ私たちも危ない。……昌君も、確かに良くなった。悔しいけど、あの子供には借りがあるわ」

部屋の前で小春が立ち止まった。

「……ここから先は、私たちがやる」

「……頼む」

僕らは2人の後に続いて部屋に入った。バスルームからタオルを2枚渡される。

「猿轡ですね」

「そう。あんたたちはそれで適当に呻いてて。佐倉が話を振ってきたら話させる。いい?」

「分かってるさ。……ヤク、大丈夫?」

ヤクはずっと無言だ。怖いのだろう、震えながら頷いた。僕は彼女の手を握る。

「……じゃあ、始めるわよ」

※コンマ下
01〜25 やあ、警察の狗
26〜50 随分と遅かったじゃない?
51〜99 やっとか
00 ???
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 15:03:53.19 ID:p5BJcEYDO
はい
207 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/14(木) 15:14:31.86 ID:T0ve4ymwO
『やあ、警察の狗』

最初の一言を聞いた瞬間、小春の表情が一変した。

「な、何のことよ」

『惚けても無駄だよ。……』

※コンマ下
01〜30 こちらにも協力者がいてね
31〜50 念のためと思って、発信器を付けさせてもらった
51〜65 ハイエース、乗り捨てたでしょ?
66〜00 林さん、元気?
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 15:15:35.86 ID:CTqFKxtPO
209 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/14(木) 21:42:19.39 ID:1H82cCZNO
『……林さん、元気?』

小春が驚愕と共に昌を見た。

「な、何よ!?元気に決まって……」

『るわけがないんだよ。林さんに飲ませた薬、適切な対応を取らないと確実に急性中毒になるから。
そして、もう1日経ってる。君の彼への想いからすれば、彼がそうなったら絶対に取り乱す。そして僕に怒鳴りこんで来るはずだ。『どうして?』『助けてよ!』ってね』

小春が絶句している。……全てお見通しだったのか。

「フフフ」と翔一が愉しそうに嗤う。

『だから、そうじゃないってことは、君らが計画に失敗したってことだ。多分、警察に捕まったんだろ?
で、大方司法取引に応じる形で僕に電話してきた。条件は林さんの治療、目的は僕からの情報収集ってとこかな』

僕は僅かに安堵した。翔一は間違った結論に達している。捕まえたのはバッドエンド・ブレイカーだし、昌の治療は済んでいる。

※コンマ下
01〜50 違う
51〜95 そうよ
96〜00 上+α
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 21:43:07.28 ID:dr1WcfA00
はい
211 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/14(木) 21:48:46.62 ID:1H82cCZNO
「……違う」

まずい。僕はそう思った。翔一の誤解に乗って話を進められるほど、この女性は賢くはない!

「……何だって?」

「……私たちは警察に捕まってなんかいない。昌君が元気なのは本当だけど、しくじってもいない!」

元のプランAのまま走ってしまっている!これでは偽装誘拐も水の泡だ、何とかしないと……!

※コンマ下
01〜30 通常進行
31〜75 バン、と扉が開いた
76〜00 僕はスマホを奪い取った
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 21:49:56.82 ID:/bmYK24DO
はい
213 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/14(木) 22:18:15.32 ID:1H82cCZNO
僕はスマホを小春から奪い取った。こうなったら、これで行くしかない!

「僕だ。城だ」

『……ジョー?驚いた、君も一緒とは』

声に僅かに驚きの色があった。僕が本当に一緒とは思わなかったらしい。

「誘拐されたのは本当だ。僕が彼女たちを説得した。誘拐されたふりをして、色々と聞き出そうと思ったけど……まあそんなに甘くはないね」

『林さんは』

「病院だ。心配するな、経緯は一切言ってない」

『……例の刑事には、連絡してるね』

「いや。……と言っても、お前は信用しないか」

僕はあらん限りの出鱈目を口走った。この件の首謀者が僕だと信じ込ませれば、翔一の目は警察や湖南から外れるだろう。
少なくとも、僕らが組んで襲撃するというプランからは意識を逸らすことができる。

問題は、翔一がそこまで甘い人間か、だ。楽観はできない。

『……何が狙いだ。君の『お姫様』に手を出すな、か』

「当たり前だ。ヤクには指一本触れさせない。僕の命に賭けても」

『それで僕が大人しくするとでも?』

「GATESの真実をマスコミに流せば、そうそう動けないだろう?」

「ハハッ」と翔一が嘲笑った。

『傑作だね!マスコミがその程度で動くと思うかい?所詮、中学生の浅知恵だ』

お前もだろ、と言いかけてやめた。煽ってもいいことはない。馬鹿を演じるんだ。

「……かもね」

※コンマ下
01〜25 バッドエンド・ブレイカー。組んでるんだろ?
26〜60 近くにいるんだろ?例の刑事
61〜95 まあいいや
96〜00 上+α
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 22:19:14.80 ID:p5BJcEYDO
はい
215 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/14(木) 22:27:17.54 ID:1H82cCZNO
『……まあいいや。木場さんに代わってくれ』

僕はスマホを返した。……かかった。

「……ということよ。分かった?」

『君も命が惜しくないんだね。ずっとGATESにいるエージェントに追われることになるのに』

「……覚悟の上よ」

『面白すぎるねぇ。ジョーといい、君といい。……飼い方を間違えたかな』

※コンマ下25以上で通常進行(居場所を知られていることがバレない)
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 22:28:53.03 ID:SwJFzRJ10
217 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/14(木) 22:42:30.37 ID:1H82cCZNO
『……この分だと、僕の居場所も教えちゃってるよねえ。さあ、どうしようかな』

僕の背中に冷たいものが走った。まずい。

「そんなわけないじゃな」

『君の言葉なんて信用しないよ。僕はもう、そういう前提で動くから。
近いうちに警察が来そうだなあ。面倒だけど、仕方ないか』

昌のスマホが震えた。「意識を奇襲から逸らせられるか」というメッセージを、彼が僕らに見せる。

1 警察に連絡してないことを強調する
2 黙って何もしない
3 公安に追われていると話す
4 仁を呼ぶ
5 自由安価

※3票先取
※自由安価歓迎です
218 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/14(木) 22:45:32.52 ID:1H82cCZNO
※ヒントです。

全面戦争を回避するより、逃がさないことの方がより重要です。
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 22:48:18.67 ID:/bmYK24DO
1
220 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/14(木) 22:58:00.84 ID:1H82cCZNO
上げます。
221 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/14(木) 23:10:15.02 ID:1H82cCZNO
なお、0000でリセットです。
222 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/14(木) 23:29:54.33 ID:1H82cCZNO
ちょっと一度判定入れます。75以上で多数決省略
未満なら続行です。
223 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/14(木) 23:45:01.48 ID:1H82cCZNO
なお、コンマです。記載漏れ失礼しました。
224 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/14(木) 23:45:28.12 ID:1H82cCZNO
コンマ下でした。寝不足でボケているようです。
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 23:46:05.79 ID:SwJFzRJ10
1
226 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/14(木) 23:50:04.07 ID:1H82cCZNO
多数決省略します。

なお、3(成功パターン)になります。公安の存在をちらつかせ、水上一ノ倉沢に拘束させるという流れです。
227 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/15(金) 09:48:57.56 ID:iVMgfyMcO
僕はスマホを渡すよう小春に要求した。「えっ」と戸惑う彼女の手から、無理矢理それを奪う。

「僕らは公安に追われている。嘘じゃない、今もだ」

『……嘘をつくならもっとマシな嘘をつけよ、ジョー。今更助けを求めるのかい?』

「残念ながらこれは事実だ。今から毛利刑事を呼んで、説明させてもいい。奴らのターゲットは翔一、お前だ。
僕は公安がどんな連中かは知らない。せいぜい刑事ドラマ程度の知識しかない。
だが、仮に逃げても彼らは普通の警察じゃない。すぐに居場所は突き止めるぞ?
特にGATESについてはそうだ。N国との繋がりがあると知ったら、どこまでも追ってくる。そうだろ?」

翔一が黙った。

『……僕を揺さぶる気か』

「お前が怖いのは警察じゃない。アイスキャンディの証拠隠滅なんて簡単だ。適当に隠しておけばいいだけだからな。
だから、アイスキャンディだけで捕まることはないし、捕まっても大したことはない。
僕は詳しく知らないけど、お前がこっそりとやってきた殺人だって、証拠も死体もどっかに消えてるはずだ。例えば、和人の妹とか」

『勘が鋭すぎるね、やっぱり無理矢理に殺しとくべきだったよ』

「話は終わっちゃいない。だから、お前が一番怖いのは公安だ。手段を選ばないという話が本当なら、だけど。
逆に言えば、公安にさえバレないならお前は安心できる。違うか」

翔一が再び黙った。……誰かと話をしている?

※70以上で再判定(話し相手が分かる)
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/15(金) 10:02:05.24 ID:VeDun6jDO
はい
229 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/15(金) 13:10:02.54 ID:yJDrKWgGO
誰だろうか、声が小さくて聞き取れない。
しばらくして、翔一が答えた。

『電話の目的は結局なんだ?』

「今伝えた通りだ。僕らは公安にも狙われてる。GATESもだ」

『何故ジョーたちも狙う?……あ』

「気付いたね。全てはお前の居場所を探るためだ。そして、これから僕は公安に接触する。どうなるかは分かるね?」

『……取引か』

「そう。僕は逃げ続ける。そして絶対に捕まらない。代わりに、お前の居場所は黙っててやる。見返りは、ヤクの身の安全」

『僕のメリットが全くないね。もう一つ条件をくれ』

僕は唾を飲み込んだ。

※コンマ下50以上で提案、未満なら多数決へ
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/15(金) 13:19:18.89 ID:fJT1fdp4O
ほい
231 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/15(金) 13:34:40.66 ID:yJDrKWgGO
これは賭けだ。だが、翔一は僕とバッドエンド・ブレイカーとの繋がりを知らない。
やるなら、これが一番いい。問題は、いつ攻めるかというタイミングだ。

僕は大きく深呼吸した。


「明後日、お前の所にいく。ヤクも連れて」


「ジョー!!?」

ヤクが叫んだ。僕は彼女を握る手に、力を込めた。「大丈夫」と。

『ハハハハハ!!!そりゃ面白いっ!!!まさか、抱かれたいから来るんじゃないよね!?
それに、君の『お姫様』も近くにいるみたいじゃないか!!2人して僕に飼われたいのかな?』

「……すぐに連絡できるようにしてある。毛利刑事は公安じゃないし、敵対してるけど、連絡先ぐらいは知ってる。
もし、僕らに──ヤクに何かあったら、それがお前の最期だ」

再び、誰かと話している。翔一の静かで、冷たい声が返ってきた。

『いいだろう。時間は13時。場所は聞いてるだろう?』

「一応。ただ山の中だ、どうすればいい」

※コンマ下
01〜35 タクシーで来い
36〜95 林さんと木場さんと来い
96〜00 それぐらい考えてよ
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/15(金) 13:35:00.89 ID:fGD3mOhn0
うん
233 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/15(金) 16:21:11.59 ID:PVaej2z2O
『林さんと木場さんとで来い。結果的に目的通りになるなら、彼らには『ご褒美』をあげなくちゃね』

フフフ、と翔一が笑う。やることは分からないが、その結果だけは予測がついた。

「ダメよ!絶対にダメっ!!」

「……いいだろう。ただし、条件は同じだ。もし彼らを傷付けても、連絡する」

僕は小春を無視した。皆が唖然としている。

『……やけに物分かりがいいね。何か考えてるのかな?』

「いや、何も。敢えて言えば、パートナーになりたいってとこだよ。対等なね」

『……言うじゃないか。楽しみにしてるよ』

電話が切れた。僕は大きく溜め息をつく。

「馬っ鹿じゃないの!!?そんなの、上手く行くわけが……」

小春が掴みかかると、僕のスマホに非通知の連絡があった。

『やるね。……いい機転だった』

「どうも」

藤原からだ。ノックの音と共に、毛利刑事と赤木刑事も入ってくる。

『『トロイの木馬』だな?古典的だが、悪くない考えだ』

「ああ。僕を囮にして、一気に急襲する。幸いに『木馬』の使用も許可してくれた。キャラバンなら、8人……いや、子供含めて9人は乗れる。
問題は、どうするかだ。ヤクを連れては行きたくないけど、そうしないといきなり襲撃されるかもしれない。小春さんたちについても似たことが言える」

『人選は後で考えよう。今からそっちに向かうがいいか』

毛利刑事が頷いた。

「構わない」
234 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/15(金) 16:22:36.05 ID:PVaej2z2O
※視点選択、2票先取

1 このまま城で
2 仁視点
3 アユ視点
4 コナン視点
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/15(金) 16:47:12.31 ID:Zs5Bxo+4O
2
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/15(金) 16:51:06.90 ID:VeDun6jDO
2
237 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/15(金) 19:31:39.52 ID:5N3p+UHQO
【7月5日、13時33分】


「手狭だが、やむを得ないな」

ツインルームに8人もいる。窮屈なのは当然と言えた。
だが、今から場所を移動するのはリスキーではある。下に行ったら古畑か増田がいて、一網打尽なんてことになったら洒落にもならない。

「これから状況を説明するが、決行まで今日含めて2日ある。性急にプランを作るよりは、現状の把握だ。
それと、城。よくやった。向こうの判断を誤った方向に誘導できたのは、かなり大きい」

城が苦笑する。

「いや、必死だっただけです。……ただ、翔一がすんなり騙されているとは、思わない方がいいと思います。
あるいは、誰か相談相手がいるのかもしれない」

「矢向?……ただの執事じゃ?」

「分かりません。GATESの他のメンバーかもしれない。
とにかく、現状把握が重要なのは確かだと思います。僕も詳しく知らないんですけど、毛利さんには何かあったんですか?」

俺は兵さんの店でのことを説明した。藤原と吉岡の顔から血の気が引いていく。
藤原が口を開いた。

「……危なかった、そっちに寄ろうかと話をしていたんだ。兵藤刑事と、古畑たちが組んでるわけか」

「厳密には過去形だがな。一応神原も協力してくれたんで、そっちはなんとかなった。
問題は古畑だ。先回りされてると危ない。これは正直運が絡む」

俺はスマホを確認した。ニュースサイトには……

※コンマ下
01〜40 鶴岡父死亡のニュース
41〜90 何もなし
91〜00 やあ
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/15(金) 19:33:00.60 ID:SErDlVSLO
239 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/15(金) 20:06:59.27 ID:5N3p+UHQO
ニュースサイトには鶴岡次郎の死亡ニュースはない。これがいいことかどうかは、現状では判断が付かなかった。
ただ、彼が死んでいないというのは、少なくとも城や木場たちには朗報だ。佐倉の居場所を知るために、「西の公安」が強硬手段を取る可能性が低くなったからだ。

「仮に公安が佐倉の居場所を知ってたら、彼らはどうするの?」

吉岡が訊いてきた。藤原が少し目を閉じる。

「すぐには動かないと思う。もしやるなら、群馬県警も使って絶対に失敗しないようするだろうから。
ただ、僕らが知っているという前提で、行く手を塞ぐぐらいはするだろうね。あるいは、GATESのふりをして侵入するとか。
古畑の行動からして、多分GATESにはそこまで食い込んだSはいないと思う。いたらそいつから居場所を聞き出せばいいだけだから。
ただ、身分を偽る形で忍び込むことはできると思う。佐倉は『西の公安』のことをある程度知ってる可能性が高いから、この時代の公安警察を使いそうだけど」

「じゃあ、先回りされる前に先回りする……とかできないか、やっぱし」

「興也さんが再び監視に戻ってますから、ある程度の状況は分かるかもですが。木場たちを捕らえたような幸運は、そうそう舞い込んでこないでしょうね」

俺は藤原を見た。

「ハッキングで捜査状況を知ることは……まあ無理か。ハッキングと言えば、浅賀から連絡があったそうだな。7人いるとか。詳細は」

「確認中だ。今、連絡してみる」

※コンマ下
01〜65 追加情報はまだなし
66〜85 身元判明(再判定)
86〜98 上+武装状況も判明(再判定)
99〜00 上+α(???)
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/15(金) 20:10:49.26 ID:MyqzmYhL0
241 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/15(金) 20:30:49.67 ID:5N3p+UHQO
藤原の連絡はすぐに終わった。

「『2時間かそこらで追加の情報が手に入るわけない』だそうだ。気が立ってるね」

「まあ仕方ない。時間はまだある。
とりあえず、城と薬師丸さんはここで待機だな。迂闊に出ない方がいい。俺たちも交代で見に来る。
林と木場もここにいた方がいいだろう。GATESから刺客が来ないとも限らない」

2人が緊張気味に頷いた。

「藤原たちについては任せる。古畑たちが動きつつあることだけは注意してくれ。あいつらにとって、お前たちは敵であり障害だ。身を潜めておくことを勧める」

「言われずとも分かっているよ」

※コンマ下50以上でアユが提案(未満で鶴ヶ島に戻る、白田とのイベントへ)
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/15(金) 20:32:19.91 ID:VeDun6jDO
はい
243 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/15(金) 20:51:00.82 ID:5N3p+UHQO
吉岡が遠慮がちに手を挙げている。

「あの……あたしたちも、ここじゃダメですか?ひょっとしたらですけど、公安に──古畑って人に、自宅特定されてるかもしれないので」

「アユさん?……しかし、確かにそうか……」

俺は溜め息をついた。

「やるなら自腹だ。そこまで面倒は見切れん。それに、公安……特に増田がここを知る可能性は、ゼロじゃない。極力ケアするが、そこは理解してくれ」

「分かりました。コナン君も、それでいい?」

「……確かに、戻ったら捕まったじゃ洒落にもならないですね。アユさんの案に乗りましょう。
……で、毛利刑事。あなたは?」

「俺は……」

1 公安の様子を見る
2 神原と話をする
3 一度兵さんに会いに行く
4 自由安価

※3票先取
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/15(金) 21:16:56.83 ID:Ohst8joDO
1
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/15(金) 21:17:38.67 ID:MyqzmYhL0
1
246 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/15(金) 21:30:03.01 ID:5N3p+UHQO
上げます。
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/15(金) 21:55:19.20 ID:VeDun6jDO
1
248 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/15(金) 22:51:27.69 ID:kv91e3e9O
今日はここまで。
249 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/16(土) 09:04:58.36 ID:co2t+3V4O
「俺は公安の様子を見る。……とはいえ、どうすべきか」

「増田取っ捕まえられりゃいいが、まあ現実的じゃねえよな。口を割るとも思えない。仁、何か妙案はあるのか?」

赤木警部が首を捻った。

※25以上で通常ルート
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/16(土) 09:09:11.75 ID:8h3RtSNN0
えい
251 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/16(土) 09:22:21.59 ID:co2t+3V4O
……公安と接点があり、かつこちらの味方になってくれそうな人物。そんなのがいるのか?


……いた。


「……何とか行けそうです。数分外しますが、いいですか?」

「お、おう」

俺は部屋を移り一人になる。そして、スマホからある番号を検索した。

朝尾一郎だ。

※コンマ下(朝尾の手持ち情報と現況)
01〜10 電話に出ない
11〜85 通常進行
86〜00 丁度良かった、こっちから連絡しようと思ってたところだ
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/16(土) 09:27:35.30 ID:cMim8nCDO
はい
253 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/16(土) 09:55:00.19 ID:av5rY138O
『えらい急だな、どうした』

朝尾の声色に動揺はない。恐らく、情報は上がっていないのだろう。あるいは、上げさせていないのか。

「古畑たちの動きが妙です。警視庁と組んで、こちらを妨害しようとしている」

『……何ぃ?』

俺は午前中にあった一通りのことを話した。朝尾が徐々に苛立っていくのが、こちらからも分かった。

「『西の公安』の目的は、アイスキャンディのレシピと薬師丸英華の確保です。後者は現状、無理矢理にやる必要はない。アイスキャンディがなければ意味がないからです。
警視庁の兵藤に藤原たちを無力化してもらい、その間に佐倉らを確保する。そしてアイスキャンディのレシピを強奪し、佐倉らは幽閉、ないしは殺害。
その上で薬師丸英華を管理下に置けば、佐倉が意図する超人兵団を自分のものとできる」

『……日本の防衛力、国力強化のために、か。……まあ分からんわけじゃねえ。
しかし、政治をすっ飛ばしてるのが実に気に食わねえ。そういう判断は俺らがやるべきことで、兵隊がやるもんじゃねえ。
シビリアン・コントロール(文民統制)もへったくれもねえな』

「おまけに、不確かなことが多すぎる。城に対しては確かに効いてます。しかし、新型についても効くかはまだ不透明だ。
一応、急性期を過ぎた新型投与者には血液製剤が効いたようですが……その大量生産は、20年後でもかなわなかった」

薬師丸英華の「元」 になった少女の末路は悲惨なものだった。治療への協力と称して血液、体液を抜かれ、時には強姦されたこともあったという。
……そして、廃人になって死んでいった。彼女がそうならない保証は、ない。

『……古畑たちを止めねえとな。……』

※コンマ下
01〜40 しかし、知っての通り俺はただのスポンサーだ
41〜70 烏丸に話をしてみる
71〜95 ……会ってみるか?烏丸に
96〜00 俺に腹案がある
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/16(土) 09:59:15.75 ID:cMim8nCDO
はい
255 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/16(土) 15:12:32.88 ID:pzili04xO
『……会ってみるか?烏丸に』

「できるんですか?」

『俺の口利きがありゃな。『前の周』で会ったことは』

「直接はないです。『西』の、実質的最高権力者と聞いてましたが」

朝尾が少し黙った。

『……俺も最近知ったんだが、そうでもなかったようだぜ?まあ、話が通じん男じゃない。16時メドに、東大本郷キャンパスの赤門前で待ってる。
アポは特に取ってねえが、まあ応じねえこたあねえだろ』

電話が切れた。烏丸英明。20年後の西日本政府官房長官で、怜悧な実利派だったと記憶している。
首相の望月が明確な無能であったにもかかわらず、国が何とかもっていたのは、彼女の後見人であった彼の存在が大きい。

……とすると、少々不自然なことがある。望月は今、GATESの副代表として佐倉のところにいる。
にもかかわらず、烏丸がそれを全く関知していないことがあるのだろうか?

これは何か、裏がある。
256 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/16(土) 15:32:30.72 ID:pzili04xO
【7月5日、16時00分】


俺は赤門前に着いた。授業が終わったからか、門から次々と学生が出てくる。
赤木警部とホテルの見張りを交代するのは19時前後だ。そう長い話にはならないと思うが。

目の前に、黒のセンチュリーが止まった。黒のスーツにサングラスの、小柄な男が現れる。
ヤクザだと思ったのか、学生が遠巻きに見ていた。説明されねば、この男が内閣副総理であるとは思うまい。

「毛利、早いな」

「いえ、時間通りに来ただけですよ」

SP2人が脇を固め、朝尾がスタスタと歩く。

「お前、大学は」

「早稲田です、東大は1、2回来ただけですね」

「俺は慶応だ。どうにもここは居心地がよくねえな、いつもだが。
しかし早稲田だったらキャリア、せめて地上は狙えたんじゃねえか?」

「……色々あって、現場にいたかったんですよ。それにしても、烏丸と望月の関係は?
望月と本庄が恋人関係にあった、というのが一応『公式』でしたが」

望月は、朝尾の本庄「射殺」を機に一気に台頭した。反権力、反暴力を旗頭に、若者とシニアを中心に熱狂的支持を獲得したのだ。
その際、望月が本庄の恋人であったことが、少なからぬ役割を果たしたのは、言うまでもない。

だが、実際に本庄の心は同性の佐倉にあった。本庄がゲイであったのか、はたまた城がそうであったように佐倉の魔性にやられたのかは知らない。
となると、望月と烏丸にそういう関係があった可能性が浮上する。20年後には、かなりの人間がそれを指摘していた。

※コンマ下
01〜10 お前の想像通りだよ
11〜40 それはよく分からねえな
41〜80 お前の想像は正し「かった」
81〜00 上+α
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/16(土) 15:33:22.47 ID:ueL6asEk0
258 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/16(土) 15:57:39.76 ID:pzili04xO
「烏丸と望月が男女の関係にあると思ってるんだろ?お前の想像は正し『かった』」

「……過去形ですか。袂を分かったと?」

「烏丸はドライなリアリストだ。周回したことで、心境の変化があったのか、別の理由かは知らねえ。
だが、少なくとも『今』は決別してる。詳しい理由は、本人から訊くんだな」

古ぼけた、石造りの建物に入る。そして階段を登り、くすんだ木の扉の前に来た。「烏丸英明教授」とある。
朝尾がノックすると、冴えない眼鏡の青年が出てきた。朝尾の顔を見て、微かに驚いているようだ。

「朝尾だ。烏丸はいるか」

「えっ、先生はこれから授業が……『入ってくれ』」

落ち着いた声が聞こえる。青年に続いて入ると、今にも倒れそうな書類と本の合間に、癖っ毛の長身の男がいた。年齢は、俺より僅かに上程度か。

「朝尾先生、急にまたどうしたんですか。……その男は」

俺は一礼した。

「埼玉県警捜査一課、毛利仁警部補です。よろしく」

「……君が『あの』。平塚君、外してくれ。授業は30分繰り下げる」

「い、いいんですか?」

「重要な客だ、見れば分かるだろう」

秘書役の学生が出ると、烏丸は苦笑した。

「一体何です、急に」

「詳しい事情はそこの毛利が話す。……とりあえず、まずは俺からだ。アイスキャンディから手を引け」

※コンマ下
01〜20 何のことですか?
21〜40 そのことですか
41〜90 ……手を引く?
91〜00 ……そのことですか……
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/16(土) 16:04:03.49 ID:NqwhTIiDO
はい
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/16(土) 18:32:10.82 ID:Wn5A5o/no
ぬぅ
261 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/16(土) 21:32:24.39 ID:lXelzEoHO
「……手を引く?」

烏丸が額に皺を寄せた。

「そうだ。アイスキャンディと薬師丸英華。両方を取って、前の周でなし得なかった自主独立を実現するための武力を作る。それがお前の……」

「くくっ、ククク、ハハハハハ!!!」

烏丸が爆笑し始めた。俺は机を叩く。

「何がおかしいっ!!!」

「いや、失礼。……それは私が見送った考え方ですよ。非常に魅力的だが、実行には移してない。
第一、もっとスマートにできる。リスクを負ってやるものじゃない」

「……え?」

眼鏡の奥で、烏丸が愉しそうに笑う。

「あなた方がこの考えに反発する理由は簡単だ。確実性が担保されていないのと、薬師丸英華さんへの負担が甚大に過ぎる。
それは私も同感です。だから、やるなら5年かけてと思っていた。性急にやる必要はないんですよ。
もちろん、佐倉や本庄は問題だ。歴史の大枠を変えない程度で、彼らには然るべき報いを受けてもらうつもりでした。
だから、青葉の解放にも乗った。あなた方がやろうとしていることは、私のプランにも沿っている」

「……じゃあ何か?部下の暴走?」

「……でしょうね。古畑君は優秀だが、想いが強すぎる」

朝尾の言葉に、烏丸が頷いた。

※コンマ下(離反状況)
01〜20 堺、増田も一緒
21〜60 増田が一緒
61〜00 古畑の単独犯
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/16(土) 21:33:49.63 ID:cMim8nCDO
はい
263 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/16(土) 21:48:10.03 ID:lXelzEoHO
「彼が怪しい動きをしていたのは認識してました。だから、堺君や増田君を使って監視していた。
ただ、警視庁に接触していたのは盲点でした。あっちを使ってあなた方の妨害に動くとは。
彼には独自のネットワークもある、私が歯止めをかけても、網を潜って抜けてきてしまうでしょう」

「どうするつもりだ?」

「……さあ、どうしたものでしょうね」

苦笑しながら、烏丸が外を見た。どこかこの状況を楽しんでいるようにも見える。

1 古畑捕獲要請をお願いする(まだ確率少)
2 古畑のネットワークについて
3 捕まえた後の古畑の処遇について
4 古畑の過去について
5 自由安価

※2票先取
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/16(土) 21:51:00.61 ID:jRpPhSZXO
2
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/16(土) 21:52:09.80 ID:cMim8nCDO
2
266 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/16(土) 22:25:12.75 ID:lXelzEoHO
「古畑のネットワークって、何ですか」

「……バッドエンド・ブレイカーにとても似たネットワークですよ。全国には、君たちが考えているより多くの覚醒者がいる。
そのうち、公安への協力が可能な人物を、イントラネットで緩く結びつけたのが彼です。
もちろん、プロばかりではないですがね。そこはバッドエンド・ブレイカーとは違う」

「……しかし、プロもいるってことですか」

烏丸は無言で立ち上がる。

「古畑君の発案ですよ。『西の公安』の半分は、彼のネットワークによって成り立っている。
もちろん、私たちもそれにアクセスはできる。しかし、全貌は彼にしか分からない」

「つまり、佐倉の居場所を見付けたら、そいつらを使うつもりだったか。そして、結果をもってお前に超人兵団のプランを飲ませる」

「……古畑君がこのプランの難点を知らないはずがないんですがね……」

烏丸が苦り切った様子で目をつぶった。

※コンマ下20以上で質問継続
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/16(土) 22:27:13.08 ID:l3xSksE10
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/16(土) 22:27:33.49 ID:NqwhTIiDO
はい
269 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/16(土) 22:29:51.15 ID:lXelzEoHO
※古畑から烏丸に電話

今日はここまで。
270 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/17(日) 08:49:32.32 ID:wh0mCO7EO
その時、烏丸のスマホが鳴った。見るなり、表情がさらに険しくなる。

「……どういうつもりですか、古畑君」

『……俺はまだ何も言ってないっすけどねぇ。誰かそこにいるんすか』

烏丸がちらりとこちらを見た。

「言っても詮なきことでしょう。独断で動くなとは伝えたはずです。
鶴岡次郎の聴取も、警視庁の兵藤刑事を使うのも、私は許可してない」

『しかし那珂川警視総監は許可を出しましたよ?あなたは『今は』ただの一学者に過ぎない。俺は立場上は、警察という組織の一員だ。
どっちに従うのが筋が通っているのかは、誰でも分かることでしょう』

「那珂川さんは分かってない。……覚醒者じゃない彼を御輿に担いだのは失敗でしたね。
……狙いは佐倉、いやアイスキャンディでしょう?しかし、そのプランは性急に過ぎると却下したはずです」

『いや、今が好機なんですよ。佐倉は本来の歴史から遥かに前倒しで暴走を始めた。もはや猶予はない』

「それはバッドエンド・ブレイカーにやらせることになっていたはずです。レシピは待てばいつかは手に入る。それは君も……」


『『東』の連中に頼るとは、見損ないましたよ』


底冷えするような低い声で、古畑が言った。


「君はまだそのことに拘ってるのですか?しかし今は2018年、そんなことを言っても仕方な……」

『恨みを忘れたか烏丸英明っ!!東の掃討作戦で、どれだけの人民が死んだっ??
これは俺たち『西』のマターだ、誰にも邪魔はさせないっ』

苛立ちを隠さずに、烏丸が首を振る。

「私たちの目的は、惨劇を繰り返さないことです。そのための実現可能な最善の手段を取ることが、私と君が特捜室を作った目的でしょう?
君の行動は、少なくとも最善ではない。堺君や増田君が、すぐに君を拘束しますよ?」

※コンマ下
01〜10 悪いですね、烏丸先生
11〜20 それは無理ですよ。不可能です
21〜60 それができればいいですけどね
61〜98 ……逃げ切ってみせますよ
99〜00 特殊イベントへ
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/17(日) 08:53:32.84 ID:NPHqj9OI0
ほい
272 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/17(日) 09:07:49.61 ID:wh0mCO7EO
『……逃げ切ってみせますよ。警察は首になるだろうが、僕には覚醒者のネットワークがある』

「無理筋を言いますね。堺君や増田君が優秀な公安警察であるのは、君も知ってるでしょう?」

『しかし、俺ほどじゃない。増田がネットワークを色々探ってるようだが、ろくな成果は出てない。そんな柔じゃないんですよ』

古畑は孤立している。とすれば、事前に抑えれば何とかなるはずだ。
問題は、奴が佐倉の居場所を知っているか。そして、明後日の襲撃計画に勘づいているかだ。

俺はメモに走り書きをし、それを烏丸に見せる。彼は頷いた。

「……そういえば、今日鶴岡次郎を拘束したようですね。成果は?」

※コンマ下
01〜20 佐倉が水上にいると知っている、ネットワークから襲撃計画も察している
21〜60 佐倉が水上にいると知っている、襲撃計画は不明
61〜90 佐倉の場所は大雑把にしか分かってない(翌日に再聴取、判定)
91〜00 次郎が完全黙秘した
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/17(日) 09:10:50.40 ID:pM2P4hnDO
はい
274 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/17(日) 16:31:05.97 ID:2VFPdKDxO
『いるんでしょう?そこに、別の誰かが。大方、仁さん──毛利刑事じゃないですか。
こちらの手の内は晒しませんよ。まあ、成果はあったとだけ言っておきますか』

「佐倉の居場所、ですね」

『……これ以上は藪蛇になりそうだ。仁さんに代わって下さい』

無言で烏丸がスマホを差し出してきた。俺はそれを受け取る。

「……何がやりたい。もし烏丸に受け入れられなかったら、お前のやることは無意味だ」

『無意味なんかじゃない。薬師丸英華も、いずれ手中に入れる。そうすれば、破滅の未来も変えられる』

「お前のやろうとしていることは、佐倉と大差ないぞ?いい加減にしろっ!!」

『いい加減にするのはあんたの方だっ!!あんたも覚醒者なら分かるだろう??いかに20年後に希望がないかっ!!青山だって『リセットボタン』を押したくもなる!!
3回、この世界は失敗を繰り返した。3回だ!普通のやり方じゃ、未来は変えられないんだよっ!!』

古畑が叫んだ。……気持ちは、分からないわけじゃない。しかし。

「俺はまだ絶望してない。まだ、間に合う」

『あんたは『デッドマン』じゃない。デッドマンなら、俺に即座に賛同したはずだ!』

「……かもな。だが、もっと別の道がある。少なくとも、アイスキャンディはあってはならない。どんな目的であろうとも」

『……甘いな。大甘だ』

※コンマ下60以上で質問可能
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/17(日) 16:36:12.70 ID:2yAsQi3PO
そいや!
276 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/17(日) 16:43:02.74 ID:2VFPdKDxO
※質問可能、3票先取

1 今どこにいる?(低確率)
2 今誰といる(低確率、ただし良い内容は超低確率)
3 これからどうするつもりだ(中確率)
4 何がお前をそこまでさせる(高確率)
5 自由安価

※自由安価歓迎です
※質問はこの1回だけです
※2130以降の再開ですが、相当遅くなるかもしれません
277 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/17(日) 18:34:51.31 ID:2VFPdKDxO
上げます。
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/17(日) 18:40:54.98 ID:rEXpFXs50
3
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/17(日) 18:46:48.77 ID:wP3jNSADO
3
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/17(日) 19:29:31.75 ID:5Jw4U2Ct0
3
281 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/17(日) 23:51:44.85 ID:2VFPdKDxO
何がここまで古畑を駆り立てているのだろう。
知りたい気もしたが、それよりはこっちだ。

「……これからどうするつもりだ。アイスキャンディを手に入れても、烏丸に切られたら後ろ楯は消える。警察も辞めることになるぞ?
お前は、ただのアウトローの、危険人物に成り下がる。公安が裏切り者を放置するわけもない」

古畑が黙った。

…………

※コンマ下
01〜50 あんたに教える道理はない
51〜90 俺が無策で動くとでも?
91〜00 アイスキャンディを欲しがってるのは、他にもいる
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/17(日) 23:52:50.70 ID:LAwt4efv0
283 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/18(月) 00:29:26.00 ID:J/9ZgsQQO
『俺が無策で動くとでも?』

「……だろうな。つまりは他に協力者がいる。そんなところか。
CIAか?SVRか?まさかC国やN国じゃないだろうが、アイスキャンディが欲しい国は腐るほどある。そこに売り付けるつもりか」

『……俺はこの国を救う。それだけだ』

電話が切れた。……そういうことか。

「まずいな。日本と国交がないN国ならまだしも、米国やロシアまで出張ってきたら収拾が付かねえぞ、こいつは」

朝尾の言葉に烏丸も頷く。

「さすがに看過できませんね。取り急ぎ、堺君と増田君には話を付けておきます。
問題は、古畑君がどこにいるか。そしてアイスキャンディを手に入れるために何をしようとしているのか。私も全力で対応します」

「で、その堺と増田は?古畑の監視に回ってたなら、ある程度の情報は既に持ってるはず」

「……ちょっと連絡を取ってみます」

※コンマ下
01〜30 連絡が取れない
31〜50 増田だけ連絡が取れない
51〜75 ちょっとまずいです、烏丸さんっ!
76〜95 烏丸さん、こちらからご連絡しようと
96〜00 ?????
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/18(月) 00:30:21.08 ID:yZZWRMwW0
285 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/18(月) 00:38:32.46 ID:J/9ZgsQQO
スマホを持つ烏丸の顔が青ざめていく。

「……まずい。二人とも連絡が付かない」

「何?しかし、古畑にそこまでの余裕は……」

俺はハッとなった。そうか。

「古畑に協力している連中が、拘束したとしたら?あり得ない話じゃない」

「……急がないと。私は那須川警視総監を説得し、公安を動かします」

「しかし、普通の公安だけでできることには限度があるんじゃ」

※コンマ下60以上で隠し球あり
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/18(月) 00:46:40.25 ID:GgKKC/qDO
はい
287 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/18(月) 00:52:59.50 ID:J/9ZgsQQO
「……ええ、限度があります。CIAやSVRが、古畑に『気を利かせて』一時的に2人を抑えたという可能性が一番高い。
そして、アイスキャンディの取得と共に解放。さすがに理由なく消すような真似はしないでしょうが……公安では彼らに対抗するのは、無理です」

「ということは……」

烏丸が頷いた。

「あなたたちが先に佐倉を殺すか、古畑が先に確保するのか。……そういうことです」

俺は急いでスマホを取った。こういう時に頼りになるのは、一人しかいない。
288 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/18(月) 00:56:29.28 ID:J/9ZgsQQO
※視点選択です

1 仁のまま(白田への電話から)
2 コナン(アユ)(白田から電話を受ける所から)
3 城(低確率で逃走パートへ)

※2票先取
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/18(月) 01:00:52.17 ID:GgKKC/qDO
2
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/18(月) 07:36:32.56 ID:MnlAzNnD0
2
291 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/18(月) 09:23:06.23 ID:bAn4pAr/O
【7月5日、16時42分】


あれからあたしたちは、すぐにチェックインした。「極力部屋から出るな」と念を押されて。
ビジネスホテルのツインは、そう広くもない。何もなければこれ幸いといちゃつくのも悪くなかったが、そんな気分からは程遠い。

コナン君はすうすうと寝息を立てている。あたしも一眠りしようと思ったけど、なかなか寝付けなかった。


ヴー……ヴー……


コナン君のスマホが震える。白田さんからだ。コナン君を起こそうと思ったけど、少し寝させてあげたいとの思いからあたしが電話に出ることにした。

「もしもし」

『……!?ああ、コナンの姉ちゃんか。コナンはどうした』

「寝てます。文字通り」

『そうか、割と緊急事態だ。古畑が暴走した』

「……え?」

古畑というと、あの公安の刑事?暴走って、どういうことだろう?

「公安が狙ってるかもしれないって話は聞いてます、でも暴走って……」

『古畑が離反したんだよ、アイスキャンディ欲しさに。しかも他の『西の公安』の連中も捕まった。そっちは多分CIAかSVR──MI6かもしれん。
おまけに鶴岡の親父から、佐倉の居場所も把握したらしい。前提が、根本から覆りかねん。
コナンを起こしてくれ。緊急事態だ』

あたしは急いでコナンの身体を揺すった。最初は半目だったが、あたしの様子を見るなり察したのか、スマホを奪うように取った。

「代わりました。……どういうことですか?」

厳しい表情で何か話している。非常にまずいことが起きたのだけは、あたしにも分かった。

「……ええ。……取れる選択肢は、差し当たり4つかと。まず生煮えの不充分な態勢ですが、速度重視で佐倉を落とす。しかしこれは賭けです。
佐倉の状況をよく分からないまま突っ込むのは、あるいは非常に危険かもしれない。
古畑を捕まえてしまうのが2つめ。ただ、これも難度は高い。毛利刑事の情報によれば、他の覚醒者ネットワークを使っている可能性が高いですからね。
堺と増田を救出するのが、3つ目。とはいえ、相手が誰か分からないのに、闇雲に突っ込んでも仕方ないですし、相手は多分国家です。米国やロシアを相手に戦えない。
4つ目は、このまま開き直ること。一番楽ですが、明後日ではもう間に合わないかもしれない」

どれも厳しい選択なのは、あたしでも分かった。

※コンマ下70以上で進展あり、未満で多数決へ
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/18(月) 09:33:44.73 ID:GU9Uy8TB0
ほい
293 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/18(月) 12:49:52.02 ID:bAn4pAr/O
「……え?」

コナン君の表情が固まった。何があったというのだろう。

「……なるほど、そこからアクセスが可能と。しかしよく……そういうことでしたか。
分かりました、ただ僕らはここを下手に動けない。……分かりました、道中はくれぐれもお気を付けて」

コナンが安堵したかのように息をついた。

「何かあったの?」

「古畑が独断で佐倉潰しに動こうとしてます。しかも、アイスキャンディを他国に横流しする可能性が極めて高いという。
公安は多分他国に抑えられてます。普通ならば、かなり危機的です……が」

コナン君が再びスマホを操作し始めた。

「誰かに連絡?」

「ええ、由依さんです。こちらに来てもらいます。古畑が作ったネットワーク、介入が可能です。
何せそれの基礎システムを作った本人が、これから来るんですから」

「白田さんが?それとも由依ちゃんが?」

フフっと彼が笑う。

「どちらも違います。古畑が作ったネットワークは、20年後のセキュリティシステムをベースとしている可能性が高いんです。現在では探知すらできない。
ですが、彼女なら可能だ。妙だとは思ってました。何故兵さんが、女性といるのか。しかし、これなら辻褄が合う」

「彼女?」


「ええ。青山美樹。青山憲剛教授の妹にして、もう一人の天才。名前だけは聞いてましたが、彼女がそうだとは」


294 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/18(月) 12:53:17.85 ID:bAn4pAr/O
※白田についての判定
01〜03 ???
04〜10 尾行を受けた
11〜97 通常進行
98〜00 相当な進展あり
295 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/18(月) 12:59:35.44 ID:bAn4pAr/O
コンマ下です。コンマ下2で由依についても同一内容で判定します。
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/18(月) 13:00:07.86 ID:GgKKC/qDO
はい
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/18(月) 13:01:32.41 ID:M6HxcEFyO
298 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/18(月) 15:48:01.47 ID:Ld2mkIpiO
【7月5日、18時11分】


「無事で何よりだ」

白田さんがほっとしたように言った。後ろからは美樹さんが静かにお辞儀をする。

「すみません、身元を隠していて」

「あなたがあの加賀屋美樹──旧姓、青山美樹教授とは。随分と印象が違う」

「……色々ありましたから。それに、まだただの大学生ですよ」

コナン君が苦笑した。

「『表向きは』でしょう?……どうして彼女が、兵さんの所に」

彼の言葉に、白田さんが苦笑した。

※95未満ではぐらかされる
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/18(月) 15:51:51.55 ID:XHt+LSII0
300 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/18(月) 17:28:30.77 ID:Ld2mkIpiO
「男女間のあれこれに首を突っ込むのは野暮ってことだ。……まあいずれ話す日が来るかもしれないが、それは今じゃねえな。……仁はどうした?」

「そろそろこちらに着く頃かと。こちらからコールしたら、少し前にそんな話が」

「ん、そうか。まあお偉いさんが相手だし、CIAやらが動いていたら調整も面倒だろうしな。一応、表玄関から圧力かけてるみたいだが、まあ期待はできないか。
……じゃあ、美樹。始めてくれ」

美樹さんはノートPCを開き、由依ちゃんを手招きする。

「分かりました。あなたもやり方を覚えておいてね。骨子は簡単で、ブロックチェーンを使った仮想ネットワークなの。
そこに複雑な暗号処理を施し、解除にに成功した人物だけがイントラネットにアクセスできる。仮想通貨──もうそろそろ暗号資産になるけど──あのマイニングに近いシステムね。
仮想通貨と違うのは、解除者が得られるのはコインではなくアクセスキーということ。覚醒者ネットワークに繋がる、ね」

「暗号処理、ですか」

「そう。普通にやっては解けないかスパコンが要るけど、特殊なソフトウェアを使えばできる。古畑はそれを配布したと思う。
自ら身分を隠し、これはと思った人間に狙いを定めて。あの日『グラウンドゼロ』周辺にいた人間は限られてるから、山を張ることは難しくなかったんじゃないかしら。
彼のことはそう詳しくは知らないけど、向こうにも一流のプログラマーかハッカーがいるみたいね。ただ、相手が悪い」

凄まじい勢いで、美樹さんは喋りながらタイピングする。操作開始から5分もしないうちに、無機質な白い画面が出てきた。

「ここが入り口。後は適宜パスワードを打てば行けるわ。ここから先は、あなたでも行けるでしょう?」

「は、はいっ」

画面が再び切り替わった。

「……掲示板だけか。シンプルだな」

由依ちゃんがパッドを操作すると……

※コンマ下
01〜10 全消去されている
11〜30 7日襲撃まで把握されていた、その他情報なし
31〜60 7日襲撃まで把握されていた、詳細情報あり
61〜80 こちらの情報はあまり漏れてない、メンバー情報あり
81〜95 こちらの情報はあまり漏れてない、詳細情報あり(古畑逆襲撃可能)
96〜00 ?????
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/18(月) 17:30:37.40 ID:tRAONlnZ0
302 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/18(月) 19:40:54.78 ID:Ld2mkIpiO
「あった、これだ……!まずいね、7日にコナンたちが水上に行くことまでバレてる」

「……!!どうしてそれを」

「考えるのは後。ツリー見てくよ。……まず早朝に通行止め出して、佐倉の所に行く手段を封じる。
バリケードのとこには警官にコスプレした奴を置く、と。……これ兵庫県警の奴っぽいね。
その上で護送車を通す、と。これも京都府警のをギッてるみたい。西日本の警察主体に組んでる感じか、兵隊が多いみたいだけど」

あたしもPCを覗き込んだ。総勢10人ぐらいか。相当人数が多い。

「……目立った人間は……」

※コンマ下60以上でいない、未満で再判定
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/18(月) 19:42:15.40 ID:GgKKC/qDO
はい
304 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/18(月) 19:48:58.31 ID:Ld2mkIpiO
※再判定
01〜30 えっ……!?
31〜60 自衛隊員っぽいのがいるね、それも3人
61〜90 自衛隊員っぽいのがいるね、当然重武装か
91〜00 ……ハハ、これは笑えるかも!
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/18(月) 19:52:01.85 ID:b3HU7gTrO
306 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/18(月) 20:22:12.89 ID:Ld2mkIpiO
「目立った人間は、自衛隊員っぽいのがいるね。なるほどねぇ」

由依ちゃんの言葉に兵さんが頷く。

「基本は武力鎮圧はしない方向か。麻取法(麻薬及び向精神薬取締法)での逮捕と引き換えに、佐倉らにはバッドエンド・ブレイカーからの保護を持ち掛ける。
無論、ホイホイと護送車に乗ったが最後、そのまま事故に見せかけておさらばって寸法だな。
勿論、それで上手く行くとも思ってないから、自衛隊からかっぱらってきたマシンガンで脅迫するわけだな」

「しかし、この計画には穴が多いですね。まず、佐倉たちには新型アイスキャンディがある。あれを飲んで全力で抵抗されたら、マシンガンだけでどうこうなるかはちょっと怪しい。
勿論、西日本の警官が主体の部隊です。そこそこは戦える。しかし、古畑は佐倉を過小評価してるのでは?」

「ついでに言えば、護送車だ。事故に見せかけて殺すってのは、かなり難度が高いんだ。
水上山中だから、崖は腐るほどある。だが、ドライバーはどうすんのかってのもあるし、何より生き残る可能性が相応にある。少なくとも全滅は期待しがたい」

兵さんが言うと、コナン君が唸った。

「……甘いですよね。ここに書かれてない本命のプランがある気がする。
あるいは、単に追い詰められてこんな質の低いプランしか作れなかっただけかもしれないけど」

「そうですね。後は、何で7日襲撃の情報が漏れてたかだけど……」

美樹さんが口ごもった。

※コンマ下50以上で判明、90以上で真相
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/18(月) 20:23:17.64 ID:GgKKC/qDO
はい
308 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/18(月) 20:27:45.98 ID:Ld2mkIpiO
※再判定
01〜30 これ……かなりまずいんじゃないかしら?
31〜70 ……なるほど……やらかしてますね
71〜00 これは向こうを誉めるべきですね
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/18(月) 20:28:38.25 ID:pCAivV+20
はい
310 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/18(月) 20:40:05.20 ID:Ld2mkIpiO
「……これ、かなりまずいんじゃないかしら」

美樹さんが別のツリーを指差した。

「BEB動向」

由依ちゃんがそこをタップすると……

「……え」

これまでのバッドエンド・ブレイカーの動向が、簡単にではあるけどほぼほぼ出ていた。これは……!!

「内通者がいるとしか考えられないっ……!!でも、なぜっ」

コナン君が呻いた。

「昨日、7日に襲撃を決めたあの場にいたのは限られてる。あたしとコナン君、由依ちゃんと源君、興也さん。そしてコナン君のお父さんと網笠さん。
認めたくないかもだけど、この中に裏切り者がいる」

「そしてこの場にいないのは、源ってのと興也。コナンの親父さんと網笠の野郎だ。
後ろ2人は除外していい。こんなことをする人間じゃない」

「じゃあ源君か興也さん??どっちもあり得ないわ!」

由依ちゃんがブルブルと首を振った。

「源はない。そんな器用なことができる頭じゃないから。……となると、残ったのは一人しかいない」

顔が真っ青だ。……嘘だ。

コナン君はスマホを取った。

「興也さんに電話をしてみます。……彼が内通者なら、全ての前提が崩れてしまう」

※コンマ下
01〜20 電話に出ない
21〜55 どうしました?
56〜80 そのことですか
81〜00 ああ、そのことですか
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/18(月) 20:44:29.01 ID:GgKKC/qDO
はい
312 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/18(月) 20:55:43.61 ID:Ld2mkIpiO
数10秒後。コナン君が明らかに落胆した溜め息をついた。

「……ダメだ、出ない」

「そんなっ……!じゃあ、今までの興也さんは……??」

「分からないよ!!……僕だって、信じたくはないよ。でも、これは……そう解釈するしかない……」

兵さんがコナン君の肩に手を置いた。

「……とりあえず、落ち着け、な?仮に興也ってのが古畑と繋がってたとして、不可解な点がいくつもある。
まず、何故今まで興也は、そして古畑は、こちらを直接叩かなかった?行動はこれを見る限り筒抜けだ。
だが、古畑は警視庁の兵藤を使うという迂遠な形でこちらを封じようとした。これがまずおかしい。
第2に、興也の動機がおかしい。昨日木場たちを捕まえておいて、古畑の所ではなくこっちに連れてきてる。興也が向こうのS(スパイ)なら、普通はこうしない。
最後に、襲撃メンバーに興也が入ってない。かなり変なことばかりだ」

「……確かに。じゃあ、興也さんは裏切り者じゃない、と?」

「断言はできねえな。だが、だとしても裏が相当にある。むしろ、そっちの方がよっぽど楽だったってことにもなりかねない」

※コンマ下20以上で仁登場、95以上で???
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/18(月) 20:56:43.58 ID:tK5QR1a9O
そいや!
314 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/18(月) 21:02:27.86 ID:Ld2mkIpiO
その時、ドアをノックする音が響いた。……毛利刑事だ。

「……仁か。悪いニュースだ。バッドエンド・ブレイカーに、裏切り者がいた」

「……!!本当ですか」

「まだ確定はしてねえ。だが、須田興也という男が裏切ってる。優秀な戦闘員らしいな」

ゴクン、と唾を飲み込む音が聞こえた。

「……俺も彼には救われました。……にわかには信じがたいですね。連絡は」

「取れん。だが、須田が裏切り者として、腑に落ちんことが多すぎだ。何かある」

「……そうですか」

※コンマ下65以上で公安周りに進展あり、95以上で???
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/18(月) 21:03:02.12 ID:pCAivV+20
えい
316 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/18(月) 21:33:43.16 ID:Ld2mkIpiO
「となると、こちらの動きは大体古畑に筒抜け?」

「……そうなるな。……いや、ちょっと妙だ」

兵さんがツリーの一番上の日付を指した。

「……これ、変じゃねえか?6月24日からだ。須田が内通者だとしたら、何でこの日から報告が始まってる?」

ツリーの書き込みには、「バッドエンド・ブレイカーの情報提供。佐倉のボディーガードの唐川を殺害。佐倉は逃走、行方不明」とある。

「……確かに。もっと前から報告していていいはず」

「その後の報告も、正確だが歯抜けが多い。興也ってのがフルタイムで働いてたわけじゃないのは確かだ。だが、これはやっぱり変だ」

※コンマ下55以上で??95以上で別イベント
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/18(月) 21:36:57.80 ID:uuBItmEDO
はい
318 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/18(月) 21:48:35.99 ID:Ld2mkIpiO
6月24日?確かにあの時興也さんはいた。しかし、他には……


「あ」


……いた。ほとんどあたしも覚えてなかったけど、六本木のアジトに入った人間が。


「……魚塚さんだ」


「まさかっ!?……でもこれならかなり分かる。多分、あの時に盗聴機を仕掛けたんだ。だから、あそこで話した情報は筒抜けになった。
興也さんが襲撃メンバーにいないのも当然だ。彼は裏切り者じゃないから。木場たちを捕まえてこっちに来たのも理解できる。
じゃあ、何で興也さんは電話に出なかった??」

コナン君が慌ててスマホを操作した。

※コンマ下3(重要判定)
01〜25 やはり出ない(興也死亡濃厚)
26〜40 ……警視、ですか(興也死亡高確率)
41〜70 はあっ、はあっ……まずい、ですね(興也死亡中確率)
71〜85 今逃げてます
86〜00 やっと落ち着きましたよ
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/18(月) 21:52:34.31 ID:GnaOmoWG0
ksk
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/18(月) 21:53:47.59 ID:GnaOmoWG0
ksk
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/18(月) 21:54:04.16 ID:uuBItmEDO
はい
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/18(月) 21:54:44.49 ID:GgKKC/qDO
はい
323 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/18(月) 22:04:07.35 ID:Ld2mkIpiO
中断します。

連取についてのルールは明確化してませんでしたし、基本連取はありです。
とはいえ、>>319-320をどう考えるかは思案中です。ここはコンマに委ねてみたいと思います。

コンマ下が50未満で
>>321
50以上で
>>322

今後は踏み台のみ連取を禁止します。ご了承下さい。
324 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/18(月) 22:04:49.81 ID:Ld2mkIpiO
なお00の場合は振り直しとします(有利条件)
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/18(月) 22:05:07.66 ID:H9/RaKID0
326 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/18(月) 23:51:47.35 ID:J/9ZgsQQO
「コナン君??」

「僕の予想が正しいなら……興也さんは多分……交戦中だ」

コナン君が険しい顔でスマホを耳に当てる。

「もしもし??大丈夫ですか??」

『はあっ、はあっ……!ま、まずい、ですね……』

スピーカーモードにしていたスマホから、興也さんの声が聞こえてきた。息は切れ、声からは焦燥が感じられる。
「こんな興也さん、初めてだ」と、由依ちゃんがぼそりと言った。

「魚塚さんとやりあってるんですか??」

『……そうです。今、隠れてますが……あれは強い』

パァン!!

破裂音が響いた。

「銃声だっ!!興也さんっ、今どこですかっ!!?」

※コンマ下
01〜35 神奈川の、多分足柄山中
36〜75 東京湾岸の倉庫ですっ
76〜00 入間の廃ホテル

※コンマ下2
01〜35 興也、脚に重傷
36〜65 興也、腕に軽傷
66〜80 無傷
81〜95 魚塚負傷
96〜00 魚塚重傷
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/18(月) 23:53:26.33 ID:GgKKC/qDO
はい
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/18(月) 23:53:48.35 ID:bY0k55Eq0
高く
329 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/19(火) 00:01:50.56 ID:MMJWH2/QO
『多分、足柄山中です……魚塚に呼び出されたらこの様ですよ……ぐあっ!!!』

「興也さんっ!?」

『脚を、撃たれてます……正直、しのぎきれるか自信がない……。
古畑が暴走してます、切り札は奴だっ、それだけは』

再び銃声が鳴った。

※コンマ下3(生死に関する判定です)
01〜35 電話が切れる(興也死亡濃厚)
36〜80 会話続行、ただし余裕はなし
81〜95 興也、銃弾を命中(再判定)
96〜00 上+α(判定は有利に)
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/19(火) 00:03:26.41 ID:N9ffZdWDO
低コンマ出してすみません…
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/19(火) 00:03:47.67 ID:3uOHzrZ20
ksk
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/19(火) 00:18:05.40 ID:JVW6Qwnr0
333 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/19(火) 00:27:35.05 ID:MMJWH2/QO
バァンッ!!

『くそっ、林の中からも正確にっ……!!』

「興也さんっ!!逃げることを優先に!!」

『しかし、脚をやられてますっ……余裕は、正直ないですね……』

白田さんが厳しい顔になった。

「足柄山中じゃ加勢にも行けない……興也に任せるしかねえな……」

「そんなっ!?このまま、見殺しにするんですか??」

彼が首を振った。コナンが話を続ける。

「しかし何故魚塚さんは向こうに?そもそも、興也さんとやりあえるほど強いだなんて」

※コンマ下
01〜30 銃声
31〜80 回答
81〜95 銃声
96〜00 ???
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/19(火) 00:37:25.11 ID:N9ffZdWDO
はい
335 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/19(火) 00:39:21.93 ID:MMJWH2/QO
※再判定(コンマ下3)

01〜45 電話が切れる(興也死亡濃厚)
46〜90 会話続行
91〜00 反撃
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/19(火) 00:44:01.53 ID:uzk8FNhz0
337 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/19(火) 01:12:08.05 ID:MMJWH2/QO
上げます。
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/19(火) 01:20:47.54 ID:SezGbEKy0
賭ける
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/19(火) 06:15:36.90 ID:JmTeogpDO
340 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/19(火) 08:48:38.28 ID:3khj1v2rO
※あと1回判定突破で生存確定

バァンッバァンッ!!

銃声が2発。「グァッ!?」という呻き声と、何かカサカサした物が擦れ合う音がした。

「大丈夫ですかっ!?」

『本当にしつこい……多分あの反応速度、アイスキャンディを使ってます。旧型でしょうが……。
入手先は不明ですが、闇ルートには白馬経由でごく少数流れていた。持っていても不思議じゃないっ』

「しかし、魚塚さんが裏切るとは……確かに出自から、周辺協力者に留めてはいましたが」

※コンマ下80以上で背景を知っている、95以上で???
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/19(火) 08:51:47.09 ID:LMUzNTsYO
342 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/19(火) 09:14:26.24 ID:3khj1v2rO
『僕も詳しくは……さすがにこれ以上電話すると居場所が分かって危ない、またあとでかけ直します』

「……無事に戻ってきてください」

『フフっ……まだ死ねないですからね』

電話が切れた。部屋には、重い空気が立ち込める。

「……魚塚が……何のために」

「分からない。でも、あの穴だらけに見える古畑の計画に、理由があるのは見えてきました。
あれは多分、表向きのプラン……本命は、一度強制捜査に目を向けさせた上で、部外者を装った魚塚に強襲させる考えだったんでしょう。
魚塚は元大誠会です。口の堅い裏の住人ではありましたが、裏があっても不思議じゃなかった。
前の周も含めると10年以上の付き合いでしたから、感覚が麻痺して油断していたのかもしれない。
……今は、待ちましょう。逃げ切ったなら、30分以内にコールバックがあるはずです」

※コンマ下3(最終判定)
01〜10 ……随分手こずらせてくれたな(死亡確定)
11〜30 連絡なし(死亡濃厚)
31〜70 逃走へ、魚塚無傷
71〜90 逃走へ、魚塚負傷
91〜00 逃走へ、再判定
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/19(火) 09:19:12.00 ID:N9ffZdWDO
ksk
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/19(火) 09:50:20.86 ID:QFbQaUQr0
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/19(火) 10:24:24.15 ID:JmTeogpDO
はい
346 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/19(火) 11:50:41.83 ID:3khj1v2rO
【7月5日、19時00分】


「……タイムアップだ、諦めよう」

白田さんが首を振った。由依ちゃんは泣きじゃくり、コナン君は唇を噛んで項垂れている。

「……そんなっ……!!何故こんなことにっ……」

「魚塚という男がどんな男かは、詳しくは知らない。だが計画の抜本的見直しを考えなきゃいけないのは、もはや疑いようがない」

由依ちゃんの嗚咽を聞いて、毛利刑事が険しい表情になる。異変に気付き部屋に入っていた城や英華さんの顔は、青ざめていた。

「……網笠さんは、これを受けて朝尾、烏丸と協議してます。救いは、7日に古畑が動くと分かったこと。
そして、そこに魚塚が来る。佐倉は僕らは警戒していても、古畑までは見れてない。……最善は、共倒れですが」

「そう上手く行くか?それにお前らにとって、興也は最強のカードだったわけだろ?
それがなくなった時点で、7日に突っ込むのは完全な自殺行為になった」

白田さんの言葉に、皆が黙り込む。

「……そういえば、佐倉の方の情報は?」

※コンマ下
01〜60 人数までしかわかんない
61〜90 武装状況まで分かった
91〜98 上+α
99〜00 再判定
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/19(火) 11:58:20.81 ID:sEOH9qkRo
とー
348 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/19(火) 12:05:02.71 ID:3khj1v2rO
※再判定(武装状況)
01〜15 ak47、トカレフ、RPG
16〜40 ak47、トカレフ
41〜80 トカレフ
81〜00 丸腰(ただし佐倉はその限りでない?)
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/19(火) 12:13:55.56 ID:N9ffZdWDO
はい
350 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/19(火) 12:52:12.64 ID:3khj1v2rO
「……とりあえず、武装状況だけは分かった。トカレフはあるみたい。
熊谷大虐殺で使われてた、ak47はなかった。でも、アイスキャンディを考えたら、戦力がないなんて言えない」

うつむきながら、由依ちゃんが力なく言った。

「トカレフか……戦力だけで言えば、マシンガンがある古畑側にやや分があるか。いや、アイスキャンディを込みで考えたら、それなりだな」

「ですね。……とりあえず整理します。佐倉は俺たちが来るのは知ってるけど、どこまで警戒しているかは不明。戦力は佐倉と矢向、それにGATESのメンバー7人。
属性までは分かりませんが、とりあえず新型アイスキャンディとトカレフは持ってる。
とりあえず機を見て水上を捨て、本庄を待つ感じでしょう。背後にはC国やN国がいますが、エージェントまで噛んでるかはやや怪しい感じですね。
古畑は『西』の警官中心の10人。これに加えて魚塚がいます。武装状況はマシンガンがある程度で、あとはさして佐倉と変わらないでしょう。
素人でない代わりにアイスキャンディは魚塚以外は持ってない。目的はアイスキャンディとそのレシピの強奪、といったところですか」

「佐倉が取引を申し出る可能性は……どうだろうな。古畑の性格上、それに乗るとは考えにくいが」

「その場は見逃すことはあるかもしれませんね。アイスキャンディのレシピさえ取れれば、後は暗殺でいいと考えているかもしれません。
とにかく、最善は共倒れ。最悪は一時的に共闘されることです」

白田さんが毛利刑事の言葉に頷いた。

「同感だ。難しいのは、こちらの動きだな。
計画を1日繰り上げるのが最初の手だが、正直興也抜きで佐倉を潰しきるのは現実的じゃない。
となると、選択肢は2つ。戦力を増やしてバトルロイヤルに突入するか、漁夫の利を狙うかだ」

「バトルロイヤルなら共闘は防げる。ただ、現状じゃ戦力不足に過ぎます。漁夫の利狙いは、どこかのタイミングで佐倉の別荘から出てきた連中を叩く。しかし、古畑ならそこはケアしてるでしょう」

※コンマ下75以上で仁に電話あり、95以上で再判定
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/19(火) 12:55:56.14 ID:4z25Iqzm0
352 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/19(火) 18:15:51.48 ID:WSGnI62mO
「……行き詰まってんな。救いはまだ1日あるってことだ。それまでに、何かしらが改善しないと……」

「ですね。俺はとりあえず、足柄方面に行ってみます。もう夜も遅いですが、神奈川県警を動かしてみる価値はある。兵さんは」

「俺はここで美樹と状況を洗い直すつもりだ。コナンや城の坊主も一緒に考える。……が、劇的な好転は期待しないでくれ」

あたしは由依ちゃんを見た。涙は止まっているけど、完全に虚脱してしまっている。この子にとって、興也さんは相当大きな存在だったのだろうか。
声をかけようとしたけど、思い止まった。……しばらく、そっとしてあげた方がいい。
353 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/19(火) 18:16:23.24 ID:WSGnI62mO
※視点選択です
1 仁
2 城

2票先取
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/19(火) 18:25:53.30 ID:jRLSzmpL0
2
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/19(火) 18:30:23.66 ID:N9ffZdWDO
2
356 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/19(火) 19:47:33.38 ID:WSGnI62mO
【7月5日、20時22分】


「……こっちもダメ。かなりキツいわね」

美樹さんが眼鏡を外し、汗を拭った。空気の重苦しさは、ずっと続いている。

僕にはハッキングのことはまるで分からない。ヤクもそれは同じだ。だから、ただ黙って状況を見るしかない。
不安そうな彼女の手を握り、「大丈夫だから」と言い続ける。自分に言い聞かせるように。それだけが、僕にできることだった。

「堺か増田の居場所さえ分かれば、状況は劇的に好転するはずなんだがな。
相手が米露のどっちかだとしたら、簡単に尻尾を捕まえさせるはずもないか」

「……古畑は狂喜してるでしょうね。最高のアシストです。しかも、一番厄介な興也さんが死んだとしたら……」

「後は佐倉に全力投球すればいいだけ、ってことか。向こうの出方がどうであれ、不利ってことはない」

湖南に兵さんが首を振った。愛結さんは由依さんと別室にいる。「誰かがついてないと壊れそうだから」だそうだ。
あの後に源って中学生が来たけど、「話す気分じゃない」と追い返されていた。彼が酷く落ち込んでいるのが、僕にも分かった。

※コンマ下05以下か95以上、ないしはゾロ目でイベント、ゾロ目と95以上の場合は再判定
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/19(火) 19:47:54.55 ID:571BzYGL0
358 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/19(火) 19:50:09.76 ID:WSGnI62mO
※再判定
01〜70 赤木警部から電話
71〜90 仁から電話
91〜00 ???
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/19(火) 19:51:21.48 ID:N9ffZdWDO
はい
360 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/19(火) 19:57:49.56 ID:WSGnI62mO
その時、僕のスマホが鳴った。赤木刑事だ。

「もしもし、どうしました?」

『朗報、って言っていいのやら。このホテル周辺をうろついてた奴を拘束した。職質かけたら逃げやがったんでな。
詳しくは県警に戻って取り調べだが、まあ間違いなくお前らを狙ってたな。
『制服』をそっちに増員させてるから、ホテル外に出なきゃ安全だ。追加で分かったことがあったら、追って連絡する』

「何者なんです?」

皆が一斉に僕を見た。可能性は3つ。GATESか、古畑の仲間か。……はたまた他国の諜報機関か。

※コンマ下50以上で大まかな身元判明、97以上で追加イベント
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/19(火) 19:59:25.17 ID:JmTeogpDO
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/19(火) 20:09:09.01 ID:2vmblvZAo
コンマ厳しいね
363 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/19(火) 20:13:42.77 ID:WSGnI62mO
『いや、まだ黙秘してる。これからだが、なかなか口は固そうだな。ま、何とかするがな』

電話が切れた。うーん、と兵さんが唸る。

「誰か、ってのが分からねえと何とも言いがたいな。ただ、ここが突き止められたってのは正直キツい。そもそもどうやって突き止めたかだ」

「CIAとかが本気を出せば、造作もないでしょうね。古畑でも警察の行動はある程度読める。どうせ埼玉県警近くのホテルだと山を張っていた可能性が高いでしょう。
問題なのはGATESだった場合です。城のブラフは見透かされていたことになる」

「……だな。どれにせよ赤に任せるしかねえか」

#

【7月5日、21時35分】

※コンマ下(赤木の取り調べ)
01〜10 不審者が服毒自殺
11〜40 まだ口を割らない
41〜00 正体判明、再判定へ

※コンマ下2(興也の生死)
01〜75 死体で発見
76〜85 瀕死の状態で発見(生死判定が続く)
86〜95 重傷状態で発見(再判定へ)
96〜00 重傷状態で発見(???)
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/19(火) 20:16:39.27 ID:571BzYGL0
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/19(火) 20:20:46.21 ID:FbwfKt690
366 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/19(火) 20:29:39.95 ID:WSGnI62mO
「俺だ。……そうか、やはりか」

兵さんが深いため息をついて、電話を切った。

「興也の死体が見付かったそうだ」

「……クソッ!!」

湖南が吐き捨てた。赤木刑事からは、取り調べが難航しているとの電話があったばかりだ。

「……仕方ねえな。魚塚がどこに行ったかは、今神奈川県警が探してるが……まああまり期待しない方がいいだろうな」

「……由依さんに伝えるの、正直気が重いですね。彼女、ずっと興也さんのことが好きでしたから。
源さんと一時結婚してたのも、彼への想いを吹っ切るためだったらしいですし」

「……そいつは辛いな。メンタルケアは、お前の彼女に任せよう」

部屋にはタイピング音だけが響く。ヤクは耐えきれなくなったのか、僕の肩に頭を乗せてすうすうと寝入っていた。

「一度、彼女を部屋に戻していいですか?」

「おう。お前も疲れただろ。寝たかったら寝ていいぞ」

僕は頷き、部屋を出た。

※コンマ下05以下かゾロ目、あるいは90以上でイベント
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/19(火) 20:30:18.37 ID:571BzYGL0
368 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/19(火) 20:33:07.64 ID:WSGnI62mO
※再襲撃イベントはなし、魚塚逮捕イベントもなし

※コンマ下50以下で日付が変わります。なお、80以上の場合何かしらの進展があります
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/19(火) 20:36:41.26 ID:FbwfKt690
うぐぐ
370 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/19(火) 20:39:29.80 ID:WSGnI62mO
※7月6日へ

※視点選択です

1 仁
2 城
3 愛結

※誰を選んでも最初にある判定を入れます
371 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/19(火) 20:39:56.35 ID:WSGnI62mO
※2票先取とします
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/19(火) 20:56:59.54 ID:N9ffZdWDO
3
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/19(火) 21:00:16.20 ID:JmTeogpDO
3
374 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/19(火) 21:27:34.42 ID:WSGnI62mO
【7月6日、7時21分】


膝の不自然な重みで目が覚めた。由依ちゃんの頭がそこにある。泣き腫らした目が、痛々しい。

昨日は一晩、彼女を宥めていたのだった。興也さんの死を聞いた時の彼女は、後を追うのではないかというほどの取り乱しぶりだった。

彼女が興也さんをずっと想っていたことは聞いた。「前の周」では、出会った時既に彼は結婚していた。だから、想いをずっと封印していたのだ。
覚醒者となり、この周こそはきっとと想い続けていたらしい。そして……興也さんも、それに応えようとしていた。その矢先だった。

「……っ」

あたしは唇を強く噛んだ。あたしは無力だ。何もできない。ただ、慰めることしか。

コナン君は、まだ向こうの部屋だろう。一晩中、情報収集をしていたみたいだけど、成果はなかったみたいだ。

ぐう、とお腹が鳴った。よく考えれば、ご飯も何も食べてない。せめて、食堂で何か食べなければ。

※30以上でイベント(再判定へ)
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/19(火) 21:32:15.83 ID:2vmblvZAo
あい
376 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/19(火) 21:38:57.44 ID:WSGnI62mO
※再判定
01〜40 不審者身元判明
41〜70 不審者身元判明+来訪者
71〜90 不審者身元判明+堺か増田身柄解放(どちらかは判定)
91〜95 不審者身元判明+魚塚の重要情報判明
96〜00 ???(状況がかなり好転します)

※不審者については再判定
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/19(火) 21:40:42.87 ID:N9ffZdWDO
はい
378 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/19(火) 22:23:27.05 ID:WSGnI62mO
由依ちゃんを部屋に残し、隣の部屋を覗く。兵さんと美樹さんが寄り添って眠っている。コナン君も力尽きたかのように、ベッドに突っ伏していた。
そっとドアを閉め、1階の食堂に向かった。ビジネスマンが数人、死んだ目でバイキングの朝食を食べている。

「よう」

後ろから声をかけられた。赤木刑事だ。目の下には隈ができている。

「……おはようございます。進展が?」

「おう。とりあえずな。……兵さんたちは」

「疲れて寝てます。かなり遅くまで何かやってたみたいですが」

「そうか。あとで報告しなきゃならんな。まず、不審者の正体が分かった。……」

※コンマ下
01〜65 CIAだ
66〜80 GATESだ
81〜00 古畑の配下だ
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/19(火) 22:25:51.73 ID:TcX6K4+c0
はい
380 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/19(火) 23:58:45.61 ID:tXehSqSgO
「不審者はGATES……厳密に言えば、N国の工作員だ。一度自殺未遂しようとしてな。奥歯に仕込んだ毒薬を飲むって手口だ。
あれでピンと来た。公安にも協力してもらって、N国出身者であるのが分かったよ」

「……!それじゃ……」

「N国がどんだけガッツリ噛んでるかは分からん。だが、佐倉サイドが素人ばかりじゃない可能性は高くなったな。
古畑がこの事実を知ってるかだな……こればかりは、俺じゃ判断がつかん」

赤木刑事がふうと息をついた。これが良いニュースなのかは、あたしには分からない。
古畑たちが勝つより、佐倉たちが勝った方が都合が良い気はするけど……。

「そういえば、『まず』って言ってましたよね。他にも話があるんじゃ?」

「そうそう。もうちょいで来るはずだ」

ロビーに誰か入ってきた。見たことがない人だ。

※コンマ下
01〜60 増田
61〜80 堺
81〜98 両方
99〜00 ???
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/20(水) 00:00:52.34 ID:Mgcv4jVk0
382 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/20(水) 00:16:10.41 ID:TzEGSmwAO
「やあ。君が、吉岡愛結さんだね」

ラフなスタイルの女性が、親しげに声をかける。顔にはわずかだけど疲労の色も見えた。年齢は、あたしより少し若いだろうか。

「……お会いするの、初めてですよね」

「ああ、そうだったね。増田清良、一応警部補ってことになってる」

赤木刑事の顔が渋くなった。

「……どうにも好きになれねえ女だぜ、ノリが合わねえ」

「ボクは赤さんみたいなミドルは好きだけどな」

「よせ、気色わりい。……っと、こいつは公安だ。『未来の』な」

「この人が、あの……?」

古畑の同僚という女性だ。しかし、何故ここに?

「拘束されてたって聞いてましたけど?」

ハハハ、と増田さんが笑った。

「CIAに捕まっちゃってね。一応紳士的には対応してくれたけど、さすがに参ったよ。
烏丸さんや朝尾さんが、向こうの偉い人に掛け合って解放してくれたみたい。朝尾さんは『やりたくねえ取引を強いられちまった』って愚痴ってたけど」

「取引?」

「詳しくは聞いてない。まあきっとボクたちには直接関係のないことだと思う」

「確か、もう一人いたんじゃ」

増田さんの表情が曇った。

※コンマ下
01〜30 行方不明
31〜50 SVRに捕まってて交渉中
51〜00 まだ人質がほしいらしい
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/20(水) 00:19:30.50 ID:mlTc5QMDO
はい
384 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/20(水) 00:34:17.93 ID:TzEGSmwAO
「堺さんのことなら窓口違い。彼はSVR──ロシアの諜報機関に捕まったみたい。そっちは交渉が難航しているって」

「古畑の野郎、二股かけてたって訳だ。CIAとSVRは基本そう関係が良くねえからな。公安に詳しくない俺でもすぐわかる。
両方とコネクションを取ることで、アイスキャンディの値段を吊り上げようとしたんだろう。そして、その大元を自分が押さえる。
引いては日本の影響力を高める──なんて無茶なことを考えてるっぽいな。んなことできるわけがねえ」

増田さんが額に皺を寄せた。

「玲は頭に血が上ってる。……冷静な判断ができないのかもしれない」

「どうするの、彼を」

「勿論止める。……あいつも悪い奴じゃないんだ……死なせたくはない」

「居場所は知ってるの?」

※コンマ下
01〜50 いや、分からない
51〜80 幾つか候補はある
81〜00 ここだ、というのはある
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/20(水) 00:41:21.74 ID:Wzeo2rWxO
そいや!
386 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/20(水) 00:44:26.86 ID:TzEGSmwAO
今日はここまで。
387 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/20(水) 10:32:57.01 ID:VggJpB5aO
「……幾つか、思い当たる候補はある。ただ、どこにいるかは分からない。
玲が、ボクたちが捕まったと知っていれば油断はしてるだろうけど……」

「てな状況だ。仁はまだ神奈川だ。魚塚の件は一旦向こうさんに任せておいて、こっちに合流したいとは言ってたが。
難しいのは、お前らだな。N国の工作員がまだいるとしたら、ホテルに引きこもった方が安全ではある」

これについては、あたしだけで判断はできない。赤木刑事の言う通りだろうけど、コナン君は動きたがる気がする。

「分かりました、ちょっと相談します」

「それがいいな。まだしばらくこっちにいるから、準備ができたら呼んでくれ」

#

「……なるほど」

コナン君がコーヒーを飲んだ。目の前の朝食は、大体平らげられている。

「差し当たり、古畑を止めることは可能だ。須田興也殺害での令状まで取れるかは難しいが、凶器準備集合罪の現行犯でしょっぴけるはずだ」

「……居場所さえ分かれば、だがな」

白田さんが赤木刑事を見た。

「それと、一定程度の抵抗は予想しておくべきだな。さすがに決行前日に丸腰ってこたないだろ。面子は今晩に関東入りとしてもだ。
なるはやで捕まえねえと、相当に厄介なことになる」

「同感ですね。で、増田。候補は?」

増田さんがコナン君に苦笑した。

「子供に呼び捨てされると、ちょっとイラっと来るね。一応、『実年齢』もボクの方が大分上なんだけど。
まあいいや。とりあえず思い当たるのはここ」

彼女がタブレット端末を取り出し、マップを開いた。

「まず怪しいのは、小田原の海舟荘。公安がたまに使ってるアジトで、表向きは古い民宿ってことになってる。須田の殺害現場からも、そう遠くない。
ただ、水上までは相当かかる。12時には入っておかないといけないとすると、朝1で出ないと絶対間に合わない。その間に何かあったらアウトってことを考えると、ボクならここは選ばない」

「ただ、状況的には一番怪しいね。興也さんは多分、呼び出されて殺されてる。
ここに古畑がいたから来た、んで魚塚さんにやられたと考えるのが自然だ」

「それもその通りなんだよね。次。東京大手町のパレスホテル。言うまでもない、国内最高級ホテルだ。
行くときには別動隊と合流する感じかな。CIAから提供を受けてここにしてるかもしれない。
ただここだと長居はできない。何せ帝国ホテルより高いから。あと、ホテル側の協力を得て乗り込まれたら、抵抗はしにくいし逃げ出すのも難しい」

コナン君が頷き、コーヒーを口にした。

「他には?」

「秩父の辺りに、古い廃屋がある。ここも公安協力者の家だね。敷地も広いし、集まるには格好の場所だ。
水上へのアクセスもそれなりにはいい。花園インターから北上すれば、2時間半程度で行けなくもない。
ただ、協力者をどうしてるかが問題だ。海舟荘みたいに宿泊者というわけにはいかないからね。
後、足柄からはかなり遠いから、魚塚ってのが直接合流するにはちょっと強行軍な気はするね」

「どれも決定打には欠けるね。3つ全て当たってみるか?」

「戦力を集中させた方が逃げられる可能性は減るけどね。差し当たり、海舟荘は毛利刑事に任せとこう。
パレスホテルは、警視庁の神原ってのが融通利くんだっけ?誰か行かせた方がいいかもだけど」

※2票先取
1 コナンが行く
2 赤木警部が行く
3 完全に任せる

※2と3の場合は場合によってコンマ判定のみです
※コナンが行かない場合、秩父行きの有無の選択になります
※仁の判定次第では、早期決着もないわけではありません
388 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/20(水) 10:56:24.85 ID:VggJpB5aO
再開は1200メドです。
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/20(水) 11:37:42.98 ID:R131pjbD0
2
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/20(水) 11:40:52.51 ID:CXG6CfEeO
3
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/20(水) 11:43:45.90 ID:mlTc5QMDO
3
392 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/20(水) 12:27:57.14 ID:VggJpB5aO
「いや、それは神原さんに任せよう。多分、ここにいる確率が一番低い。兵藤は……まあ、大丈夫かな」

「てことは、君たちは秩父?ここに残った方が、安全な気はするけどね。
そもそも正式な捜査に民間人は同行させられない。行動には相当制約かかるけど、それでいい?」

※2票先取

1 コナンだけで行く(低確率で愛結襲撃イベント)
2 コナンと愛結二人で行く
3 ホテルに残る(襲撃があってもほぼ撃退)

※赤木は何にせよ秩父です
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/20(水) 12:47:22.73 ID:R131pjbD0
3
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/20(水) 13:01:40.65 ID:q3ehKoLVo
3
395 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/20(水) 17:01:51.63 ID:cOTvRKxRO
「いや、こっちに残っておく。悪目立ちするとまた要らぬ警戒を呼ぶかもしれない。横浜の件で懲りたさ」

「賢明だね。古畑はネットで君の身元込みで晒そうとしてたくらいだったし。あれやられてたら危なかったよ」

「……全くだ。じゃあ、僕らは基本こっちで連絡待ち、かな。城たちは学校だし、戻ってから色々打ち合わせることになるけど。
由依さんは……アユさんに任せちゃっていいですか?立ち直るのは大変だろうけど、明日は彼女の力が要ります」

あたしは頷いた。

「……分かった。どこまでやれるかは分からないけど」

「お願いします。僕らは引き続き、情報収集ですかね」

「基本は美樹任せだがな。あと、ちょいと青山絡みで気になることもある。それを調べる」

白田さんがバゲットを口に運んだ。青山……確か東大の天才学者で、アイスキャンディの元の技術を作った人らしいけど。

「青山って、青山憲剛ですか?彼が今回の話に噛んでるとは、ちょっと考えにくい気が。
一応、こっちも真っ先に彼を調べました。ただ、東大に引きこもってて動かない。佐倉との接点は、未来にもない」

「うん、まあそうなんだがな。美樹曰く、青山は覚醒者でもない。目覚めてないだけかもしれんが。
ただ、アイスキャンディの流通時期が今回早まっているのはかなり変だ。元の薬の『コールディ』が治験に入った時期そのものは、前と変わらないのに、だ」

「……どういうことなんです?」

「青山と接触したか、アイスキャンディ関連技術の情報を抜いた奴が佐倉側にいるってことだ。そいつを調べる」
396 : ◆C9vIqtyVF2 [saga]:2019/03/20(水) 17:03:38.38 ID:cOTvRKxRO
仁パートに移行します。2000前後まで休憩。
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