悟空(ブロリー)「クリリンンンンン!!の事かぁぁ!!」

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1 : ◆uLvmhWg06A [saga]:2019/03/12(火) 18:31:36.76 ID:6fJCyGG9O
注意
・これはもし孫悟空が、カカロットではなく、ブロリーだったらというお話。

・服装は、基本旧作ブロリー。
・戦闘力は、新作ブロリー
・変身段階も、新作ブロリー

・性格は、旧作と新作の五分五分。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1552383096
2 : ◆92AMDZLAZM [saga]:2019/03/12(火) 18:37:01.74 ID:6fJCyGG9O
フリーザ「や、やめ…ろ…」

ギュピ、ギュピ、ギュピ、ギュピ

不気味な足音が大地に響く

悟空(ブロリー)「フフフ、悪の帝王も所詮はこの程度か」

ギュピ、ギュピ、ギュピ、ギュピ
ガシッ

フリーザ「ば、化け物…め…」

白目むき出しの巨体は、フリーザの顔面を掴み、軽々と持ち上げる

悟空(ブロリー)「違う。俺は悪魔だ」
3 : ◆92AMDZLAZM [saga]:2019/03/12(火) 18:40:23.50 ID:6fJCyGG9O
悟空(ブロリー)「宇宙空間でも生きていられると言ったな?」

悟空(ブロリー)「だが、その体じゃキツかろう」

ズボォォン

フリーザ「ぐぉ!?」

白目剥き出しの巨体は、フリーザを球体状の機器の中に、放り込む。

フリーザ「み、見逃して、くれるのか?」

悟空(ブロリー)「……テストだ」

フリーザ「テス…ト?」

悟空(ブロリー)「貴様が生き延びて、この俺に復讐するチャンスだ。その為の最初の試練だ」

悟空(ブロリー)「1人用のポッドで、基地までたどり着けるかな?」
4 : ◆92AMDZLAZM [saga]:2019/03/12(火) 18:42:43.83 ID:6fJCyGG9O
悟空(ブロリー)「うおおおぉぉぉ…」

グ、ググ、ググググ…!

フリーザ「!?」

悟空(ブロリー)「ぬおおお!!」

バキッ!グ、ゴゴゴ…!

フリーザ「や、やめろおぉぉ…!!!」

悟空(ブロリー)「おおおお!!」

フリーザ「この僕が…わたしが…宇宙の帝王である俺がああ!!!」

球体の機器は、巨体の悪魔に潰されて細長くなり、バチバチと電流が漏れる

悟空(ブロリー)「うおおおおああああぁぁぁぁ!!!!」

天にめがけ、宇宙の彼方へと精密機器を、フリーザを放り投げる。

フリーザ「チクショォオオオオオオオ!!!!」
5 : ◆92AMDZLAZM [saga]:2019/03/12(火) 18:45:39.75 ID:6fJCyGG9O
悟空(ブロリー)「……帝王も所詮はゴミクズ程度の力だった」

悟空(ブロリー)「本当につまらん。いつになったら」

悟空(ブロリー)「この俺を満足させてくれる相手が出てくるのだ」
6 : ◆92AMDZLAZM [saga]:2019/03/12(火) 18:47:37.79 ID:6fJCyGG9O
(フリーザとの闘いの数年前・亀ハウスにて)

クリリン「久しぶりだな悟空!」

悟空(ブロリー)「ああ、久しぶりだな」

ブルマ「しばらく見ないうちに、また一段と男前になったじゃない孫くん」

亀仙人「その体つきを見るに、修行を欠かさず頑張ってるようじゃな」

悟空「修行は全くやってない」

全員「!?」

全員、ガクッとズッコケる

クリリン「その体つきで修行皆無…嘘だろ…」

悟空「オレはこれ以上、強くなりたくない」

亀仙人「クリリンが一回死んでからは、それが口癖になっているな」
7 : ◆92AMDZLAZM [saga]:2019/03/12(火) 18:50:04.46 ID:6fJCyGG9O
クリリン「そういえば、俺が前に死んだ時、悟空が一番心を痛めてたって聞いたな」

クリリン「俺もいいダチを持ったもんだぜ」

悟空「……」

クリリン「ん?どうした、暗い顔して」

悟空「……」

亀仙人「あの怒った時の悟空は凄かった。筋肉は今以上に膨れ上がり、身長も伸び、髪が逆立ち金髪になっていたからのう」

亀仙人「それと、目が白目になっていたし、口調も変わっておった」

クリリン「それ、それ!俺も見たかったなー」

ブルマ「あの時の孫君は怖かったわよ〜。まるで悪魔だったんだから」

クリリン「へー!」

悟空「……」
8 : ◆92AMDZLAZM [saga]:2019/03/12(火) 18:53:12.36 ID:6fJCyGG9O
ブルマ「ところで孫君、いつまでその『制御装置』をつけてるの?」

悟空「ちょうどお前にメンテナンスを頼みたくてな」

ブルマ「あのね…こんな物を作らせられた私の身にもなってよね!なんだか洗脳してるみたいで気分悪くなるのよ!」

ブルマ「しかも予備に、二つも作らせて!」

悟空「なんでもいい。俺が平穏な心を保てるなら」

悟空「リモコンのメンテナンスもしてくれ、全員の分…」

悟空「嫁さんと、息子の悟飯の分もな」

ブルマ「家族の分まで…」

ブルマ「……え、孫君、まさかあのチチさんと」

クリリン「マジで結婚したのか!しかも息子まで…」

悟空「……チチとは別れた」
9 : ◆92AMDZLAZM [saga]:2019/03/12(火) 19:19:18.21 ID:P85bcJScO

ブルマ「え…」

悟空「天下一武道会のあと、すぐにな」

クリリン「なんでだよ!あんな可愛い子を!」

悟空「……チチにはもっと相応しい奴がいると直感したからだ」

悟空「チチは文句付け様のない素晴らしい女性だ。俺のようなキチガイとはいるべきではない」

クリリン「な、なんだよそれ…」

ブルマ「じゃ、一体誰と」

悟空「ランチと結婚した」

クリリン&ブルマ「ら、ランチ!?」

亀仙人「おお!あのピチピチギャルと!」

ブルマ「え、じゃあ天津飯とは」

悟空「別れたようだ。天津飯とは上手くいかなくて…ある日、俺の元にあそびにきて…」

悟空「ある時、告白を受けて…今に至る」


10 : ◆92AMDZLAZM [saga]:2019/03/12(火) 19:21:04.91 ID:P85bcJScO
クリリン「なんでランチさんは受け入れたんだ」

悟空「……俺と同じだからだ」

クリリン「え!?とこが!」

ブルマ「まあ、二重人格って意味ではね〜」

クリリン「??」

悟空「今はブルマが作った制御装置のおかげで、クシャミしても変身しなくなったがな」

悟空「しかもリモコン操作無しでな」

ブルマ「流石私ね。でも孫君はリモコン操作しないとダメなの?」

悟空「多分な。俺は根っから頭がおかしいんだ」

クリリン「別にお前のこと、キチガイだなんて思わないけどなぁ」

ブルマ「あんたは本気で怒った孫君みてないから言えるのよ」

ブルマ「あの制御装置はあまり作りたくないし、人に勧めたくないけど」

ブルマ「ランチさんの理性が安定してるのは良い点ね」

悟空「怒ると時々、金髪になって粗暴になるがな」

ブルマ「そもそもランチさんは、温厚だし滅多に怒らないでしょ」

悟空「前に買い物中、俺の服装を、見知らぬガラの悪い若者に馬鹿にされた時、ランチがまたあの姿になった」

クリリン「変身条件が、クシャミから、怒りに切り替わったんだな」

ブルマ「……ていうかさ、孫君。上半身裸はもうやめたら?」
11 : ◆92AMDZLAZM [saga]:2019/03/12(火) 19:23:09.59 ID:P85bcJScO
クリリン「んで、お前の息子はいまどうしてんだ?」

ブルマ「ねえ、見せてよ!」

悟空「今日は塾の日だ。遊ぶ日じゃない」

ブルマ「へ?」

悟空「ランチと話しあったんた…息子には、まともな道に進んで欲しいと」

クリリン「英才教育してるかのか…戦闘力はどうなんだ?」

悟空「生まれながらにして、既に虫ケラのピッコロを軽く超えている」

クリリン「い!?嘘だろ…」

亀仙人「あのピッコロ大魔王を遥かにしのぐとは」

ブルマ「さ、流石、孫君の子供…」
12 : ◆92AMDZLAZM [saga]:2019/03/12(火) 19:26:21.13 ID:P85bcJScO
クリリン「そっか…お前も立派に父親やってんだな」

クリリン「……今なら、チチさんにアタックできるチャンスかな?」

悟空「やめとけ、今チチは若返りしている」

クリリン「え?まさかドラゴンボール使ったのか!」

悟空「ああ、去年チチに頼まれて。俺も責任感じてな。集めて協力した」

ブルマ「一体いつ頃まで若返りしたの?」

悟空「0歳。今は1歳だ」

全員「はあ!?」

悟空「記憶と知識と戦闘力は、そのままだがな」

悟空「人生を一からやり直し、結婚に相応しい相手を、じっくり選択して吟味すると言っていた」

クリリン「徹底しすぎだろ…」
13 : ◆92AMDZLAZM [saga]:2019/03/12(火) 19:27:54.32 ID:P85bcJScO
悟空「クリリンも、一段とたくましくなったな。修行続けてるのか?」

クリリン「ああ。いつか、お前のようになりたいしな」

悟空「……」

クリリン「お前は修行やめて、仕事してるのか?」

悟空「ああ、農作業と狩猟で生計を立てている。ランチと二人でな」

クリリン「そうか…俺も早く結婚したいな〜」

悟空「焦らなくても、いつか見つかるさ」

悟空「……ん?」

クリリン「どうした?」

悟空「何か近づいてくる」
14 : ◆92AMDZLAZM [saga]:2019/03/12(火) 19:29:41.00 ID:P85bcJScO
ラディッツ「見つけたぞブロリー。本当に生きてたとはな」

クリリン「なんだこいつ!」

悟空(虫ケラのピッコロより、戦闘力がありそうだ)

悟空「俺はブロリーじゃない。孫悟空です」

ラディッツ「いや、間違いなくブロリーだ」

悟空「なぜそう言い切れる?」

ラディッツ「わかった。教えてやろう」

ラディッツ「だがその前に、俺が何者で、何の目的できたか教えてやる」
15 : ◆92AMDZLAZM [saga]:2019/03/12(火) 19:31:10.64 ID:P85bcJScO
〜ラディッツは、自分のこと、サイヤ人のことを説明した〜

ラディッツ「わかったか?お前の使命は、星の侵略だ」

全員「」

悟空「お前の素性と、サイヤ人がなんたるかは理解した」

悟空「だが俺はそんな悪業したくない」

悟空「それよりも、俺の過去を教えるんだ」

ラディッツ「……お前はな、昔ベジータ王に殺されかけたんだ」

悟空「なに?」

全員「!?」

ラディッツ「理由は知らんが、ブロリーに強い憎しみを覚えたベジータ王は、自らの手で、処刑する事にした」

ラディッツ「お前の父親、パラガスは一人用のポッドでお前を地球へ送るよう設定した。お前を救うために」

ラディッツ「だがベジータ王に見つかり、パラガスはその場で処刑」

ラディッツ「ベジータ王は、お前を乗せたポッドをバキバキに潰して、宇宙に放り投げた」

ラディッツ「普通に考えれば生きてるハズない。だが特殊高性能タイプのポッドを使用してただけに、あるいは無事かもしれないと、俺の仲間は悟った」

ラディッツ「見事地球に辿りつくが、故障の影響で派手に不時着。爆発で頭に強い衝撃を受けて…そんな甘ったるい人格になったのだろうな」

亀仙人「そういえば、悟空の育て親の孫悟飯も言っておった。爆炎の中から、赤ん坊が泣きながら現れたと」
16 : ◆92AMDZLAZM [saga]:2019/03/12(火) 19:33:34.04 ID:P85bcJScO
ラディッツ「まあさっき話したように、俺にも家族がいたが、サイヤ人は滅亡した」

ラディッツ「フリーザ様の話だと、惑星ベジータが滅ぶ直前に、弟のカカロットとお袋は、偶然にも宇宙旅行し始めて生きてるらしいが…まだ発見に至ってない」

悟空「ん?なんだそのフリーザ様ってのは」

ラディッツ「あとで説明する」

ラディッツ「そんな事よりもだ、俺についてこいブロリー」

ラディッツ「今は亡きベジータ王の、その息子もいるが…アイツに罪は無い。仲良くやろうぜ」
17 : ◆92AMDZLAZM [saga]:2019/03/12(火) 19:35:36.20 ID:P85bcJScO
悟空「興味がない。早く出てってくれ」

クリリン「そうだそうだ!出てけ!」

ラディッツ「……」

クリリン「…なあ悟空」ヒソッ

悟空「ん、なんだ小声で」

クリリン「再会した時から気になってたんだが、お前、何で気を小さくしてるんだ?」

悟空「穏やかでいたいからだ。少しでもな」

クリリン「なんだよそれ…そんな事しなくてもお前は」

バキィィン!

クリリン「グア!」

全員「!?」

悟空「クリリン!」

ラディッツのシッポが、鞭の如く、クリリンを襲う。

ラディッツ「無駄話が多い」

悟空「クリリン!生きてるか!」

クリリン「痛てて…効いたけど死んじゃいないさ」

悟空「……ドラゴンボールがあるとは言え、既に一回蘇ったからな」

クリリン「ああ、もう簡単に死ぬ訳にはいかない」
18 : ◆92AMDZLAZM [sage]:2019/03/12(火) 19:37:02.91 ID:P85bcJScO
ラディッツ「なんだ?そのドラゴンボールとは」

悟空「………よくもクリリンを」

ボゴォ!

悟空の筋肉が肥大化する

ラディッツ「!?」

ラディッツ(な、なんだ…さっきまで戦闘力が俺以下だったというのに…)

クリリン「へへ、いつ見ても頼もしいぜ。悟空は」

悟空「ンン、ンンンン!!」

ビキビキ…ビキビキ…

亀仙人「っ!制御装置が」

ブルマ「ひび割れてる!?」

亀仙人「いかん!悟空よ、空で闘うじゃ!」

クリリン「武天老師様?ブルマさん?なにをそんなに怯えてるんすか」

亀仙人「悟空が本気で怒るぞ!」

バリィィン!

制御装置は粉々に砕ける
19 : ◆92AMDZLAZM [saga]:2019/03/12(火) 19:38:45.55 ID:P85bcJScO
悟空「……」

スーッと宙に浮き、上昇し始める
一方、ラディッツはガタガタと震えている。

ラディッツ「な、なんだ…この巨大な力は…」

悟空「ンン!ンンン!ンンンンンンンンンンンンーーー!!!」

激しい地鳴りと共に、まばゆい黄緑色の輝きが辺りを覆う

悟空「ウオオオオオオオオアアア!!!ウオオオオオオオオオオオオオオォォォォォアアアアア!!!!」

バリィィン

ラディッツ「なに!?スカウターが壊れた!」
20 : ◆92AMDZLAZM [saga]:2019/03/12(火) 19:40:09.33 ID:P85bcJScO

悟空「オオオオオオ…!」

シュイン、シュイン、シュイン、シュイン

筋肉肥大化、金色で逆立った髪、黄緑色のオーラ、白目剥き出しの悟空は、ラディッツを睨む

クリリン「」

ブルマ「で、でたー!」

亀仙人「頼むからウチは壊すなよー」

ラディッツ「な、な、馬鹿な…これじゃ、フリーザ様より…」ガタガタ

シュイン

ラディッツ(ッ!速い、もう俺の目の前まで)

ラディッツ「ま、まて!謝るから許s」

ズボォォォォン!

悟空の拳が、ラディッツの腹部を貫通させ穴を開ける。血がドバッと勢いよく飛び出る

悟空「お前だけは簡単には殺さんぞ」

悟空「血祭りに上げてやる」
21 : ◆92AMDZLAZM [saga]:2019/03/12(火) 19:42:04.82 ID:P85bcJScO
ラディッツ「」

悟空「ん?もう終わりか。クズが」

悟空「手加減が足りなかったか。もう少し弱く攻撃してやれば良かった」

悟空「もっとジワジワと痛ぶってやりたかった。恐怖で心をズタズタにしてやりたかった」

悟空「つまらん…」

ブルマ「孫君!いい加減、元に戻って!」

悟空「仲間の声…」

黄緑色のオーラが消え、体型もスリムになり、髪の色も、目付きも元どおりになる。

〜〜〜

悟空「ん、どうした。クリリン」

クリリン「」

悟空「クリリン!しっかりしろ!大丈夫か!?」

クリリン「はっ!だ、大丈夫…だ」

クリリン「お前のブチ切れた姿…初めて見たから、驚いてたんだ」

悟空「そうか」
22 : ◆92AMDZLAZM [saga]:2019/03/12(火) 19:44:50.31 ID:P85bcJScO
亀仙人「あの姿はな、クリリンがピッコロの部下に殺された時以来じゃ」

ブルマ「でもあの時よりも、もっとマッチョになってたわ」

悟空「あんな姿、見せたくなかった」

クリリン「そうか?カッコ良かったぜ、お前」

悟空「カッコ良くない。俺はゴミ以下
だ」


悟空(仲間達は大事思っている。ずっと一緒にいたい)

悟空(ランチは愛してる。ずっと守っていたい。悟飯も愛してる、立派な人間に育てみせる)

悟空(……だが、クリリンが以前、死んでしまった時以来。俺の中に眠っていた悪魔が)

悟空(目を覚ました).

悟空(邪悪な欲望が、心の中で渦巻く)

悟空(街を破壊したい、人々を虐殺したい、泣き叫ぶ悲鳴が聞きたい)

悟空(誰か、俺を満足させてくれ)
23 : ◆92AMDZLAZM [saga]:2019/03/12(火) 19:47:06.78 ID:P85bcJScO
悟空「ただいま」

ランチ「おかえりアナタ」

ランチ「大丈夫?暗ーい顔してるよ?」

悟空「……」

ランチ「きゃっ」

悟空は黙って、ランチを抱きしめる

ランチ「どうしたの?何か辛い事でもあった?」

悟空「……お前がいなければ、俺は今頃、悪魔になっていた」

ランチ「……私も、今頃、銀行強盗してた」

ランチ「制御装置つけてからは、クシャミしても、悪さしなくなったけど」

ランチ「時々、怒ってもいないのに、『もう一人の私』がね、心の中で、ささやくの」

ランチ「壊せ、殺せ、奪えって」
24 : ◆92AMDZLAZM [saga]:2019/03/12(火) 19:49:01.16 ID:P85bcJScO
悟空「知らなかった」

悟空「お前も闘っていたんだな」

ランチ「うん、アナタも…闘ってるのね。知らなかった」

ランチ「私、負けないから。一緒に乗り越えましょう?」

悟空「ランチ、愛してる」

ランチ「アナタ、私もよ」

悟飯「宿題終わったよ!…あれ、お父さん帰ってたんだ」

悟空「ああ、亀仙人のじっちゃん家には、少ししかいなかったからな」

悟飯「ふーん。あ、お母さんお腹減った!」

ランチ「あらあら、それじゃ少し早いけど、お夕飯にしましょうね」

フフフ、ハハハハ…

〜〜〜

孫家を草むらから覗く、二人組がいた

チチ(1歳児)「悟空さ酷い!オラとの約束を破って、あんな二重人格と〜!う、う、うわぁー!!」

泣き崩れるチチ

牛魔王「まあまあチチ、悟空の言う通り、お前にはもっと相応しい相手がいるハズだべ」

チチ「見てろ悟空さ!絶対おめぇよりカッケー男さ見つけてやるだー!」
25 : ◆92AMDZLAZM [saga]:2019/03/12(火) 19:51:05.71 ID:P85bcJScO
(宇宙のとある場所)

宇宙船に乗った、二人の親子がいた。

カカロット「母ちゃん、オラ腹減ったぞ〜」

ギネ「もうちょっとで、星に着くから、我慢しな」

ギネ「それと、昔から言ってるけど、その変な口調、やめなよ」

カカロット「かてぇ事言うなよ〜」

ギネ「全く、どこで覚えたんだか。その口調…」

カカロット「それにしても今回闘った、宇宙海賊ブルーリボン軍は、てぇいした事なかったな」

ギネ「あの程度なら、私一人で充分だったね」

ギネ「ま、賞金稼ぎの身としては、簡単に稼げるなら、それで良いんだけど」

カカロット「オラ、もっと強ぇ奴と闘いてぇ!」
26 : ◆92AMDZLAZM [saga]:2019/03/12(火) 19:53:47.63 ID:P85bcJScO
ギネ「あんまり強いと、稼ぎが…」

カカロット「強い奴と闘ってぇ、もっと強くなって」

カカロット「フリーザ軍を滅ぼす!」

ギネ「……」

カカロット「おら星にけぇったら、まずはターブルと、基礎から修行し直すぞ!」

ギネ「そうかい、じゃあ母さんも付き合うかな」

ギネ(息子のカカロットは、闘い大好きだけど…私やターブル王子は、戦闘はあまり好んでない)

ギネ(それでも、闘い続ける理由…それは)

ギネ(賞金稼ぎとして闘い、力をつけて…)

ギネ(いつか、フリーザを倒し…バーダックの仇を討つ)

カカロット「もっともっと強くなるんだー!」

ギネ(本当は、フリーザ軍からずっと逃亡生活したかったんだけど…いつしか、カカロットの勇ましさに感化されちゃった)

ギネ(父親とは性格、全然違うのに。血は争えないね…バーダック)

プルルルル!

ギネ「あ、チライ達から連絡が」

ギネ「もしもし、うん。もうすぐあたし達も星に帰るよ」
27 : ◆92AMDZLAZM [saga]:2019/03/12(火) 19:55:52.30 ID:P85bcJScO
今日はここまで

28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/12(火) 19:59:56.36 ID:ZcXe0EOj0

もしよかったら過去作とか教えてくれない?
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/12(火) 20:00:54.81 ID:MeMjSLY+0
おつー!
ベジータ生存するかな?これ
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