高坂海美「えっ、待ってこれ母乳!!??」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/13(水) 22:22:38.12 ID:3P4vhNDmo
 
──────

…………ナーオー…………




……ナーオー……!!



奈緒「ん?」


  ナーオー!!!!!!


海美「なーおーーーーーーーーー!!!!!!!!」

奈緒「うるさい!!!!!!!」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1552483357
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/13(水) 22:26:02.54 ID:3P4vhNDmo
 
横山奈緒「どないしたんや海美……朝からえらいやかましいなぁ」

海美「大変なの!!!!!」

奈緒「どないしたんやって」

海美「大変!!!!」

奈緒「だからどないしたん」

海美「大変なのぉ〜!!」

奈緒「言え!!!!!」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/03/13(水) 22:28:17.07 ID:3P4vhNDmo
 
海美「あぁっ、ごめんごめん! 実は……出たの!!」

奈緒「出た? 何が?」

海美「昨日の夜!! 寝てて!! 起きたら!!!!」

奈緒「だから何が出たんや。 幽霊か?」

海美「出ちゃったの!!!」

奈緒「だから言え!!!!!」

海美「母乳」






奈緒「は?」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/03/13(水) 22:31:50.14 ID:3P4vhNDmo
 
奈緒「母乳?」

海美「うん」

奈緒「ぼにゅう?」

海美「そう!」

奈緒「ははのちち?」



海美「しつこいなぁ!!」

奈緒「しばくぞ! 誰が信じるか!! 母乳やと!!??」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/03/13(水) 22:36:37.73 ID:3P4vhNDmo
 
海美「だってホントなんだもん!!」

奈緒「いや、そんなわけないやろ……」

海美「昨日さ、夜寝てて、すっごく暑いなーって思って夜中に起きたの」

奈緒「話を勝手に進めんといて。 ……まあ、うん、起きたんやな?」

海美「でさ、それで、なんか服の中が……っていうか、ブラの中が? やたらびしょびしょだなーと思ったの」

奈緒「昨日結構寒かったで……? 言うてまだ3月やし」

海美「それでね、触って確かめたら……その、先端? がヌルヌルしててさ」

奈緒「お、おう……ヌルヌルとか言うたらあかんで……」

海美「舐めたら甘かったの!!!!」

奈緒「……」



奈緒「なんで舐めたん!!!???」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/03/13(水) 22:40:43.09 ID:3P4vhNDmo
 
海美「いや、だって、 気になるじゃん」

奈緒「気にするな!!」

海美「だって母乳だよ?」

奈緒「決め付けるな!!」

海美「いやー出るときは出るもんだね! ビックリだよ」

奈緒「出ない!! 普通は!! 出ません!!」

海美「それにね! 昨日恵美が言ってたの!!」

奈緒「……なんて?」



  『いやー、海美さ、知ってる?』

  『ん、なになに、どうしたの?』

  『例えばさ……将来アタシが結婚して、赤ちゃんできてさ、ママになるとするじゃん?』

  『うん』

  『そしたらさ、出るじゃん、母乳』

  『そだね』

  『そしたらさ、アタシの母乳じゃん? アタシのミルクじゃん?』



  『それって“メグミルク”だなーってさ』アハハ




奈緒「関っ係あらへん!!!!!!!!」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/03/13(水) 22:49:13.46 ID:3P4vhNDmo
 
奈緒「怒られろ!!! 二度とタイアップ来るな!!!!」

海美「でもさ、そこで母乳をどうしても意識しちゃったワケ!!」

奈緒「すな!!」

海美「だから出ちゃったんだと思う!!!」

奈緒「出ない!! 出ません!! 母乳なぞ普通は!!!」

海美「じゃあ私のこれはどう説明してくれるの!!??」

奈緒「知らんがな!! ありえん!!! ありえんのです!!!」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/03/13(水) 22:51:15.14 ID:3P4vhNDmo
 
海美「……そんなこと言われたって……私だってショックだったんだもん……グスッ」

奈緒「ちょっ、いきなりベソかかんといてや……」

海美「これでもずっと悩んでるんだよぉ……グシュッ……」

奈緒「あぁ、悪かったって。 ごめんな? 知らんかってんて……そんな悩んどるとは思わへんやん……」

海美「だって……だってさ……なおー……恵美に昨日言われたんだもん……ヒック……」

奈緒「……なんて?」



  『えっ、待って。 ……プッ、クスクス……』

  『なになに、どしたの!?』

  『だってさ、だって……海美がママになったら“ウミミルク”じゃん?』




  『それって牡蠣じゃん! って思ってさ』アハハ




奈緒「アホか!!!!!!」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/03/13(水) 23:03:21.44 ID:3P4vhNDmo
奈緒「アハハ ちゃうわ!!!!!!」

海美「すっごく傷ついたの!!」

奈緒「もうやめよう! このお話! はいしゅーりょー!」

海美「牡蠣って……!! 生だとアタるじゃん!!」

奈緒「要らん! 広げな!! 話を!!!」

海美「とにかく、 悩んでるんだよぉ〜……実際気持ち悪いし……」

奈緒「…………いや、でもなぁ……まずホンマに出とるんかわからんのやし……」

海美「確かめてみる?」ヒョイッ

奈緒「ヒョイってすな!!! 何しよるんや!! やめて!! やめてつかぁさい!!!」

海美「いや、あっちに行って他の人にも話し聞いてみようよっていう意味で……」

奈緒「ぇぁ? ご、ごめん……」

海美「今は出てないよ?」

奈緒「その情報も要らん……」



海美「とにかく、行こう!」グイグイ

奈緒「わっ、わかった、わかったから!!」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/03/13(水) 23:11:14.41 ID:3P4vhNDmo
 
──────

田中琴葉「えっ、 今なんて?」

海美「母乳が出たんだけど、琴葉はこういうときどうする?」

奈緒「ごめんな、こんな話巻き込んで……」


琴葉「えっ、海美……本当に? 本当の本当に母乳なの?」

海美「え、う、うん……」

琴葉「本当の本当に?」

奈緒「めっちゃ食いつく」

海美「……たぶん……」

奈緒「自信なくなってきよるやん」


琴葉「でも母乳って、妊娠してからじゃないと出ないんじゃないの?」

海美「……うっ、そ、それは確かに……」

琴葉「まさか、海美」

海美「それはない!! それはない!! 大丈夫!! 私まだだから!!」

琴葉「だったら、出ないんじゃない? 母乳」

海美「……えぇ〜…………?」

奈緒「(ハタから見たら、母乳について語り合うアイドル3人組って色々と最悪やな)」
11 :>>10訂正 [saga]:2019/03/13(水) 23:14:32.06 ID:3P4vhNDmo
 
──────

田中琴葉「えっ、 今なんて?」

海美「母乳が出たんだけど、琴葉はこういうときどうする?」

奈緒「ごめんな、こんな話巻き込んで……」


琴葉「えっ、海美ちゃん……本当に? 本当の本当に母乳なの?」

海美「え、う、うん……」

琴葉「本当の本当に?」

奈緒「めっちゃ食いつく」

海美「……たぶん……」

奈緒「自信なくなってきよるやん」


琴葉「でも母乳って、妊娠してからじゃないと出ないんじゃないの?」

海美「……うっ、そ、それは確かに……」

琴葉「まさか、海美ちゃん」

海美「それはない!! それはない!! 大丈夫!! 私まだだから!!」

琴葉「だったら、出ないんじゃない? 母乳」

海美「……えぇ〜…………?」

奈緒「(ハタから見たら、母乳について語り合うアイドル3人組って色々と最悪やな)」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/03/13(水) 23:19:44.52 ID:3P4vhNDmo
 
奈緒「でも、ええ調子や! さすが委員長、理屈で攻めよる」

海美「でも! 味も確かめたんだよ? ちゃんと甘かったし……」

琴葉「うーん……母乳の味なんて覚えてないし……本当に甘いの? 本当の本当に?」

奈緒「確かに、覚えとらんわ。 分からんもんな、うん、さすが琴葉」

海美「……うん……」

琴葉「それは、私も確かめてみないことには分からないわね」

奈緒「せやなぁ……」



奈緒「うん?」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/03/13(水) 23:26:03.68 ID:3P4vhNDmo
 
琴葉「あ、いえ、ちがうの。 今のは別に、味を確かめてみたいって言う意味じゃなくて……」

奈緒「うん、わかっとる。 わかっとる……わかっとるよ……」

海美「ごめん琴葉、今は出てないから」

琴葉「そ、そうなの……そっか……」

奈緒「…………琴葉?」

琴葉「いえ、本当に、なんでもなくて。 がっかりしてなんかないから……」

奈緒「誰もそんなこと聞いとらへん……」


琴葉「あ、 もし母乳じゃなければ、血じゃないかしら?」

奈緒「血!!??」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/03/13(水) 23:30:46.01 ID:3P4vhNDmo
琴葉「ほら、血と母乳の成分ってほとんど同じって言うでしょう?」

海美「へー。 初めて知った!」

奈緒「そうなんか……もっと別のタイミングで知りたかったけど、さすが琴葉は物知りやなぁ」

琴葉「そこんとこ言うと、母乳って言うのはお母さんが赤ちゃんに分け与える愛の血ってところかしら」

奈緒「……へ?」

海美「……?」


琴葉「まあとにかく、私は母乳ではないと思う。 それ以上は分からないから、ごめんなさい、後は他の人に聞いてみて」

海美「う、うん……とにかく、ありがとう?」

琴葉「どういたしまして。 それじゃ!」スタスタ


奈緒「……琴葉、疲れとったんかな? 今の例えそこそこキモかったで」

海美「ますますわかんなくなったね」
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