アセロラ「サトシ!実はアセロラ…32歳なの…」

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36 : ◆mHWDgefkdQ [sage]:2019/03/20(水) 22:25:55.53 ID:nUctm+TZ0
>>35
訂正
バーネット「サトシの分も作っての!食べなさい?」ニコッ

バーネット「サトシの分も作ってきたの!食べなさい?」ニコッ
37 : ◆mHWDgefkdQ [saga]:2019/03/20(水) 22:40:50.55 ID:nUctm+TZ0
バーネット「……ねぇサトシ…」

サトシ「ん?なに?バーネット博士!」モグモグ

バーネット「……少し…やつれたんじゃない?」

サトシ「え?」

バーネット「……前にも言ったけど…辛いんならいつでも戻ってきて……」

サトシ「な、なーに言ってんだよバーネット博士!全然ヘッチャラだよ!俺は立派な社会人として……」

バーネット「私はサトシの本当の母親じゃないけど……」

サトシ「………え?」

バーネット「………それでも…私もククイくんもサトシのことは本当の息子だと思ってるわ…」

サトシ「………バーネット博士…」ウルッ

バーネット「……ねぇサトシ…確かに親として、自分の子供が成長して立派になってくれるのは嬉しいわ?……でも……」

バーネット「………それ以上に…子供には…いつまでも元気でいてほしい!それが親ってものなのよ!もちろん、それはマサラタウンのサトシのお母さんだって一緒よ!」

サトシ「…………」

バーネット「だから……辛くなったらすぐに戻ってきてほしいの!サトシが話たいことがたくさんあるなら…私やククイくんだって何時間でも付き合ってあげるわ?」ニコッ

サトシ「博士……」ウルウル

ピカチュウ「ピカァ…」

バーネット「………それともう1つ、これはククイくんから聞いた話なんだけど…」スクッ

サトシ「?」ゴシゴシ

バーネット「………サトシがスクールからいなくなってから一週間……スイレンがスクールに来てないらしいのよ」

サトシ「え!?」

ロトム図鑑「…スイレンが……?」

ピカチュウ「ピカァ!?」
38 : ◆mHWDgefkdQ [saga]:2019/03/20(水) 22:52:01.20 ID:nUctm+TZ0


サトシ「………」トボトボ

ピカチュウ「ピカァ」テクテク

ロトム図鑑「サトシー!昼間のバーネットの話…」

サトシ「………」トボトボ

ロトム図鑑「話によると…スイレンはずっと自分の部屋に引きこもってるみたいロト」

ロトム図鑑「あのアウトドア大好きのスイレンが引きこもるなんてただ事じゃないロト!」

サトシ「………」トボトボ

ロトム図鑑「サトシー!聞いてるロト?」

サトシ「聞いてるよ」トボトボ

ロトム図鑑「………じゃあ、今からスイレンの家に行くロト?」

サトシ「行かないよ。寮に帰る」トボトボ

ロトム図鑑「寮に帰る……!?な、何を言っているロトサトシ!」

ピカチュウ「ピカァ!」

ロトム図鑑「サトシはスイレンが心配じゃないロト!?」

サトシ「………」ピタッ

ピカチュウ「ピカピィ…」
39 : ◆mHWDgefkdQ [saga]:2019/03/20(水) 23:05:20.43 ID:nUctm+TZ0
サトシ「心配に決まってるだろ!!」

ロトム図鑑「じゃ、じゃあなんで……」

サトシ「スイレンが引きこもってるのはきっと俺のせいだ」

ピカチュウ、ロトム「!」

サトシ「きっと……ちょっと前まで一緒に遊んでた俺が30すぎだって知って…気持ち悪くなったからなんだ…」

サトシ「だから……スイレンは俺のことなんか早く忘れた方がいいよ…」

ロトム図鑑「さ、サトシ……何を言って……」

ピカチュウ「ピカピ…」

サトシ「………ロトム!俺、決めたよ」ゴソゴソ

ロトム図鑑「! それは……」

サトシ「へへっ!リーリエからお別れの餞別に貰ったアローラ島コンのチケット!」ピラッ

サトシ「これに出ることにしたよ!」ニッ

ロトム図鑑「アローラ島コン……」

サトシ「そうだよ!今までは考えたこと無かったけどさ?これに出て……料理ができてしっかりしたお嫁さんを見つければさ!」

サトシ「博士たちも安心できる!料理の心配もいらない!それに……スイレンだって安心して部屋から出てこれる!一石三鳥ってやつだよ!」

ロトム図鑑「ロロー!サトシ、それはナイスアイデアロト!」

ピカチュウ「………………」

サトシ「へへっ、だろ?ま、つってもー……俺も30すぎだし……あんまり選り好みはできないよな?なんとか頑張ってー……」

ロトム図鑑「………しっかりしてて料理ができて……30すぎ……」ウーン

サトシ「……ロトム?」

ロトム図鑑「あーーっ!!」ビビッ

サトシ、ピカチュウ「」ビクッ

ロトム図鑑「ビビッときたロトー!サトシ、ピカチュウ!ボクについてくるロトー!」ヒュー

サトシ「お、おい!ロトム!?」

ピカチュウ「ピカー!」
40 : ◆mHWDgefkdQ [saga]:2019/03/20(水) 23:26:28.59 ID:nUctm+TZ0
アセロラの家

アセロラ「……あーあ、あれから一週間以上経ってるのに…サトシからは連絡なしかー」

ミミたん「キュー」

アセロラ「……サトシ…みんなの前でアセロラを32歳扱いして……」プクー

アセロラ「アセロラ、決めたよミミたん!サトシが謝ってくるまではサトシとクチきいてあげないっ!」プンプン

ミミたん「キュー!」プンプン

アセロラ「………………」

アセロラ「……ま、でもー……少しくらいはチャンスをあげてもいいかな?」

ミミたん「キュー?」

アセロラ「……今日はもう遅いしー…明日お仕事が終わってからサトシに連絡してチャンスを…」

アセロラー

アセロラ「…………へ?」

ロトム図鑑「アセロラー!」ガチャッ

アセロラ、ミミたん「」ビクッ

ロトム図鑑「アセロラ!少し用があるロト!!」

アセロラ「な、なによロトム……こんな時間に…驚かさないでよ!」ドキドキ

サトシ「おーい!待ってよロトムー!」タッタッタ

ピカチュウ「ピカー!」タッタッタ

アセロラ「サトシ!?ピカチュウ!?」

サトシ「あっ、アローラ!アセロラ!」

ピカチュウ「ピカァ!」

アセロラ「アローラ……って、どうしたのこんな時間に!?それにサトシのその格好……それってエーテル財団の……」

サトシ「……ハハハ……これは色々あってさ?」

ピカチュウ「ピカァ」

ロトム図鑑「アセロラ!それより、お願いがあるロト!」

アセロラ「……お願い?」

ミミたん「キュー?」

ロトム図鑑「アセロラ!!サトシと結婚するロト!!」ビシッ

アセロラ「へ?」

サトシ「え?」

ピカチュウ「ピ?」

ミミたん「キュ?」

アセロラ「………結婚?」

ロトム図鑑「結婚ロト」コク

アセロラ「……………」

アセロラ「……えぇ!?////」ボフン
41 : ◆mHWDgefkdQ [saga]:2019/03/20(水) 23:51:08.42 ID:nUctm+TZ0
アセロラ「ちょ、ちょっと…!い、いきなり結婚ってなに!?」

ロトム図鑑「イヤロト?」

アセロラ「い、イヤとか…ソンナンジャナイケド…////」モジモジ

ロトム図鑑「だったら結婚成立ロトー!サトシ、アセロラ!結婚おめでとーロトー!」

アセロラ「だ〜か〜ら〜!!」

アセロラ「もぅ!サトシからもなんとか言ってよ!」チラッ

サトシ「えーっと……」

ロトム図鑑「サトシ!よーく考えてみるロト!」

サトシ「え?」

ロトム図鑑「しっかりしてて料理ができる!そしてサトシとの仲は良好!!アセロラほどサトシのお嫁さんに相応しい娘はいないロト!」ビシッ

サトシ「!」

アセロラ「な、なんなのよもぅ〜!!////」

ロトム図鑑「アセロラならこんなサトシでも貰ってくれるロト!」

サトシ「こんな俺でも………」

ピカチュウ「ピカピィ……」

ロトム図鑑「なんたってアセロラは32歳!アセロラ、婚期を逃してはいけないロト!」ビシッ

アセロラ「だ、だから!アセロラ32歳じゃないよ!!」

アセロラ「………もぅ!なに?また変な冗談?」

アセロラ「サトシ!こんな冗談……さすがのアセロラも怒るよ?」プンプン

ミミたん「キュー!」プンプン

サトシ「アセロラ…」

アセロラ「なに?」プンプン

サトシ「こんな俺でも……いいの?」

アセロラ「………へ?」

ミミたん「キュ…」

ロトム図鑑「やっぱり!ボクの計算は間違って無かったロト!二人の相性はバッチリロトー!!」

ピカチュウ「ピィカ」

サトシ「アセロラ……その……」

アセロラ「な、なに……?」ドキドキ

ロトム図鑑「アセロラ。ここでイエスと言わなくては確実に行き遅れるロト」ヒソヒソ

アセロラ「……ロトム、少し黙っててくれないかな?」ニコニコ

ロトム図鑑「ロー……」
42 : ◆mHWDgefkdQ [saga]:2019/03/21(木) 00:08:41.71 ID:Frj5HY1m0
サトシ「俺と……」

アセロラ「うぅ////」ドキドキ

アセロラ(ど、どうしよう…いきなり結婚とか言われても…まだ心の準備が…)ドキドキ

ロトム図鑑「うんうん。どうやら上手くいきそうロト」

ロトム図鑑「ピカチュウ!恐らく来年あたりにはサトシとアセロラの子供が見れるロト!」

ピカチュウ「ピカー!」

ロトム図鑑「アセロラも32歳……子供を産むには……」

「その結婚……ちょっと待ったーー!!」ガチャッ

サトシ、アセロラ、ピカチュウ、ロトム「!」

ミミたん「キュ?」


スイレン「……ハァハァ……間に合った…!ギリギリセーフ!!」

オシャマリ「シャマリー!!」フシャー

ナギサ「イッブイ!!」

サトシ、アセロラ、ロトム「スイレン!?」

ピカチュウ「ピカァ」
43 : ◆mHWDgefkdQ [saga]:2019/03/21(木) 00:26:29.55 ID:Frj5HY1m0
サトシ「お、おいスイレン!どうしたんだよ!」

ロトム図鑑「引きこもってたんじゃなかったロトー!?」

スイレン「心配かけてごめん!もう大丈夫!」ゲッソリ

サトシ「大丈夫って……スイレンなんか痩せた……?」

アセロラ「それに……目の下の隈もすごいよ……何があったの!?」

サトシ「つーか……何でここに……」

スイレン「サトシさん……いや、サトシ!」

サトシ「!」

スイレン「……私…悩んだ、いっぱい!」

スイレン「サトシが実は30すぎだって聞いて……それで……」

サトシ「スイレン……」

アセロラ「え?サトシが30すぎ???」

ピカチュウ「ピカァ…」

スイレン「……でも、受け入れることにした!」

サトシ「!」

スイレン「……だって…やっぱり嘘はつけない!自分のキモチに!」ニコッ

オシャマリ「シャマリー!」

ナギサ「イッブイ!!」

アセロラ「なに??何がどうなってるの!?」

ミミたん「キュー…」ゴクリ
44 : ◆mHWDgefkdQ [saga]:2019/03/21(木) 00:48:21.35 ID:Frj5HY1m0
スイレン「私にとってサトシはサトシ!……たとえ、サトシが30すぎてても…100歳でも!」ニコッ

サトシ「スイレン……」ウルウル

アセロラ「ロトムー?何がどうなってるの?説明してよ!」ジトー

ロトム図鑑「えーと…説明すると長く……」

スイレン「サトシ!アセロラは32歳じゃない!まだ10代!」ビシッ

サトシ「えぇ!?」

ロトム図鑑「そ、そんなハズ…」

アセロラ「えぇ…そんなハズって…アセロラ、何度も違うって説明したハズなんだけど……」

ミミたん「キュー」コクコク

サトシ「ほ、本当なのアセロラ!?」

アセロラ「本当も何も…アセロラ、最初に冗談だって言ったのに、ちゃんと聞いてなかったのはサトシだよー!」プンプン

サトシ「そんな…」ガクッ

アセロラ(え?なんでショックうけるの!?)

ピカチュウ「ピカピィ」

スイレン「……サトシ!大人が未成年に手を出すことは犯罪!」

サトシ「そ、そうなの!?」

ロトム図鑑「確かに……法律では禁じられてるロト」

ロトム図鑑「サトシ。30すぎで前科持ち……しかも未成年に手をだしたとなると、ポケモンマスターの夢どころではなくなるロトー」

スイレン「うんうん。ロトムの言うとおり」コクコク

サトシ「えぇ!?」ビクッ

アセロラ(さっきから何の話してるんだろ)

ロトム図鑑「……でも…噂によると、地域によっては10歳から成人とみなされる場所も…」

スイレン「……………」ゴソゴソ

スイレン「おっと」ポイッ

ヒラッ

サトシ「! スイレン!何か落ちたぜ?」ヒロイ

スイレン「ごめん。うっかり」テヘッ

サトシ「………!って、これは……!!」
45 : ◆mHWDgefkdQ [saga]:2019/03/21(木) 11:16:01.98 ID:Frj5HY1m0
ロトム図鑑「これはスイレンのトレーナーパスみたいロト!」ヒュー

サトシ「トレーナーパス…」

ロトム図鑑「! あーっ!!」

サトシ「ど、どうしたロトム!!」

ロトム図鑑「サトシ!スイレンのトレーナーパスの年齢欄を見てみるロト!」ビシッ

サトシ「!」

アセロラ(トレーナーパスに年齢書くとこなんてあったっけ?)

サトシ「ね、年齢のところ……30歳!?どういうこと!?」フルフル

ロトム図鑑「スイレン……まさか…」チラッ

スイレン「サトシ!実は私……30歳!!」バーン

サトシ、ロトム「なに〜〜!?」ガーン

アセロラ「よく見てよサトシ!このトレーナーパス、どう見てもスイレンの手作りだよ!!」

ピカチュウ「ピカ」ハァ

ミミたん「キュー」
46 : ◆mHWDgefkdQ [saga]:2019/03/21(木) 11:54:08.50 ID:Frj5HY1m0
サトシ「そ、そんな……スイレンが30歳だったなんて…」フルフル

スイレン「サトシ……黙っててごめん!」

オシャマリ「シャマリ」ペコリ

ナギサ「イッブイ」ペコリ

サトシ「……次からはスイレンさんって呼ばなきゃ…」

ロトム図鑑「サトシ!それでもサトシはスイレンより年上だから大丈夫ロト!」

サトシ「そ、そっか」

ピカチュウ「ピカピィ」

アセロラ「……なに言ってるの?どう見てもスイレンが30歳なわけ…」ジトー

ミミたん「キュー」ジトー

スイレン「」ビクッ

ロトム図鑑「それにしてもスイレン。スイレンは30歳なのにウルトラジャーとかドリンキュンとかしてたロト?」

スイレン「じ、実はさっきそこでアルセウスの加護を受けて、今日からなったの!30歳!」

サトシ「あ、アルセウスだって!?すっげー!」キラキラ

アセロラ「もうメチャクチャだよー…」ハァ

スイレン「………えーと、サトシ」コホン

サトシ「!」

スイレン「その……私なら30歳だから未成年にはならない!だからその〜……」チラッチラッ

ロトム図鑑「サトシー!これはスイレンと結婚するしかないロトー!」

スイレン「ちょ、ちょっとロトム////」ポッ

サトシ「スイレン!そんなことよりさ!アルセウスってまだいる!?」ワクワク

スイレン「そ、そんなこと!?」ガーン

オシャマリ「シャマリ」ポンッ

ギャー ギャー

アセロラ「ふふっ、サトシの興味はスイレンおばさんよりもポケモンなんだねー?ね?ミミたん」クスクス

ミミたん「キュー」

コンコン

アセロラ「! ノックの音だ。こんな時間に誰だろ?」

ミミたん「キュー?」

アセロラ「はーい」ガチャッ
47 : ◆mHWDgefkdQ [saga]:2019/03/21(木) 16:12:28.52 ID:Frj5HY1m0
ハナコ「あのー…夜遅くにごめんなさい」

アセロラ「………? えーと、どちら様ですか?」

ハナコ「そのー、こちらにサトシがー…」チラッ

サトシ「え!?ママ?」

ピカチュウ「ピカァ!」

スイレン「サトシママ!?」

ロトム図鑑「サトシのママロトー!」

ハナコ「あっ!見つけたわよー!サトシ!」

アセロラ「え!?この人がサトシのお母さん!?」

ミミたん「キュー」

サトシ「な、なんでママがここに…」

ハナコ「なんでじゃないわよ!サトシがスクールやめて働き始めたってククイさんから聞いたから、急いでカントーから来たのよ!」

ロトム図鑑「では何故サトシがアセロラの家に居るとわかったロト?」

ハナコ「サトシ…なんでスクールをやめちゃったの?スクールが楽しいっていっつも私に話してくれてたじゃない?」

サトシ「スクールは楽しいよ…でも…」

ロトム図鑑「ボクの質問は無視ロト?」

サトシ「俺は…スクールに通ってちゃいけない人間なんだ…」

ハナコ「? どういうこと?」

サトシ「……だって………俺、もう30すぎたいい歳だし……いつまでもスクールに通ってないでさ?しっかり働いてママや博士たちに立派なとこ見せてやんなきゃ……」

ハナコ「サトシ……」

ピカチュウ「ピカピ……」

アセロラ「あのー……さっきからサトシが30すぎとかどういうことなの?」

ハナコ「……なに言ってるのよサトシ」ハァ

サトシ「ママ………」

ハナコ「あなたは10歳じゃない」

サトシ「……うん、俺は10さ…………」

サトシ「…………」

サトシ「……………へ?」

ピカチュウ「ピカ?」
48 : ◆mHWDgefkdQ [saga]:2019/03/21(木) 16:21:48.40 ID:Frj5HY1m0
サトシ「え?なに?俺、10歳なの??」

ハナコ「そうよ?なに?自分の歳も忘れちゃったの?」

サトシ「で、でも……俺がしてきた冒険はロトムの計算じゃ20年以上かかるって……」

ロトム図鑑「そ、そうロト!ボクの計算によれば……」

ハナコ「何言ってるのよサトシ!サトシが30すぎなら私はいったいいくつになるの?ママを勝手に年寄りにしないでちょうだい!」プンプン

サトシ「やったー!俺やっぱり10歳だったー!」

ピカチュウ「ピカァ!」

ロトム図鑑「サトシのママが言うなら間違いないロト。サトシは正真正銘の10歳ロト!」

ハナコ「うふふ」ニコッ

スイレン「よ、良かった…やっぱりサトシ、10歳だった」ホッ

アセロラ「え?でも…スイレンおばさんは30歳なんだよね?」

スイレン「うっそでーす!本当は私、まだ10代!」テヘッ

アセロラ「あっそ」

ミミたん「キュー」
49 : ◆mHWDgefkdQ [saga]:2019/03/21(木) 16:34:13.73 ID:Frj5HY1m0
サトシ「よっしゃー!だったらまた明日からスクールに……」

ロトム図鑑「サトシー!でもサトシはもう退学届けを博士に……」

サトシ「そ、そういえばっ!」ゲッ

ピカチュウ「ピカァ」

ハナコ「うふふ、その退学届けなら…まだククイさんが校長先生に渡さずに大事に預かってるそうよ?」

ハナコ「サトシがいつでも戻ってこれるようにって」ニコッ

サトシ「ククイ博士……」ウルウル

サトシ「へへへ……泣いてる場合じゃないや…」ゴシゴシ

サトシ「ピカチュウ!帰ろうぜ!ククイ博士とバーネット博士のところに!」ニッ

ピカチュウ「ピカァ!」

ロトム図鑑「サトシ!もう夜中ロト、メレメレまでの船は……」

サトシ「行こうぜ!ピカチュウ!」ダッ

ピカチュウ「ピカァ!」ダッ


ダダダダ

アセロラ「サトシ……行っちゃった…」

ハナコ「まったく、サトシったら」クスッ

スイレン「思い立ったらすぐ行動!サトシらしい!」クスッ

アセロラ「うん、そうだねー?」ニコッ

ミミたん「キュー」

ナギサ「ブイッ!」

ハナコ「ロトムちゃん、悪いんだけどサトシを任せていいかしら?」

ロトム図鑑「ビビッ!サトシのママ。サトシのことならボクにお任せロトー!」

ロトム図鑑「待つロトー!サトシー!ピカチュウー!」ヒュー

ハナコ「お願いねー!ロトムちゃーん!」フリフリ
50 : ◆mHWDgefkdQ [saga]:2019/03/21(木) 16:49:34.33 ID:Frj5HY1m0
ハナコ「さぁ、私も……」

アセロラ「あのー…」

ハナコ「あなたは…」

アセロラ「アローラ。サトシくんの友達のアセロラです。こっちはアセロラのお友達のミミたん」ペコリ

ミミたん「キュー」

ハナコ「アローラ、アセロラちゃん。ミミちゃん。サトシが夜遅くに迷惑かけたみたいでごめんね?」

アセロラ「いえいえ、サトシの破天荒な行動には慣れっこですから」ニコッ

ハナコ「しっかりした子ね?サトシのお嫁さんにほしいくらいだわ」ニコッ

アセロラ「えへへ////」テレッ

スイレン「!」

アセロラ「あのー……今日はもう遅いですし、アセロラのお家に泊まっていきませんか?」

ハナコ「あら、いいの?でも…ご迷惑じゃないかしら?」

アセロラ「ぜーんぜん!美味しいご飯をご馳走しますよ!」ニコッ

ミミたん「キュー」

ハナコ「そう?じゃあ……お言葉に甘えちゃおうかしら?」

アセロラ「どうぞどうぞ」ニコッ

スイレン「……………」

スイレン「あ、あの……アセロラ……」クイクイ

アセロラ「!」

スイレン「その……もう船が……」

アセロラ「………スイレンも泊まってく?」

スイレン「やった!ありがとう、アセロラ!さすが32歳!」

ナギサ「イッブイ!」

アセロラ「うふふ、30歳のスイレンおばさんは…今からメレメレまで帰るのが辛いだろうからねー?」ニコニコ

ハナコ(なに?アローラの女の子の間ではおばさん呼び遊びが流行ってるの?)

オシャマリ「アウ…」ハァ


翌日サトシ(10歳)はポケモンスクールに復学した
51 : ◆mHWDgefkdQ [saga]:2019/03/21(木) 18:13:08.32 ID:Frj5HY1m0
数日後

マラサダショップ

ワイワイ

マオ「サトシがスクールに戻ってきて……スイレンも元気になって良かったね!」

アマージョ「ッジョ!」

シェイミ「シェミー」

リーリエ「はい!一件落着、またこれからも今まで通りの日常ですね!」ニコッ

リーリエ「このまま全員揃って卒業です!」

マオ「うん、だね?」ニコッ

シロン「コーン!」

カキ「まったく、人騒がせな奴らだな…」ヤレヤレ

マーマネ「だねー?ま、僕は最初からサトシは10歳だって信じたけどね。アーマラサダオイシー」モグモグ

トゲデマル「マキュキュ!」

マオ「なぁにを偉そうに?サトシさーん、スクールやめないでーって泣いてたのは誰だったかなー?」ニヤニヤ

カキ、マーマネ「うっ…」ギクッ

リーリエ「うふふ」クスッ

カキ「い、いやー……俺はだな?サトシの話に乗ってやっただけでー……」アセアセ

マーマネ「ぼ、僕もだよ!」アセアセ

マオ「へぇー?」ニヤニヤ

アマージョ「ッジョー?」ニヤニヤ

リーリエ「………………」ウーン

リーリエ「!」ピキーン

リーリエ「え、えっと……!みなさん!」コホン

カキ、マーマネ「?」

マオ「どうしたのリーリエ?」

リーリエ「実はですね?」フフフ

マオ、カキ、マーマネ「?」
52 : ◆mHWDgefkdQ [saga]:2019/03/21(木) 18:19:30.62 ID:Frj5HY1m0
リーリエ「私……こう見えても40歳を越えてるんですよ!!」バーン

シロン「コーン!!」

シーン………

リーリエ「あ、あれ………?」

マオ、カキ、マーマネ「………………」

リーリエ(うぅ……どうやら盛大に滑ってしまったみたいです……そうですよね?冷静に考えたらこんな嘘、誰も信じません……)

リーリエ(恥ずかしい……穴があったら入りたいです////)カァー

シロン「コン……」

リーリエ「……えーと、みなさん……今のことは忘れて……」チラッ

マオ、カキ、マーマネ「………………」プルプルプル

リーリエ「?」

シロン「コン……?」

マオ、カキ、マーマネ「えぇーー!?」

リーリエ、シロン「」ビクッ
53 : ◆mHWDgefkdQ [saga]:2019/03/21(木) 18:27:40.09 ID:Frj5HY1m0
マオ「り、リーリエー!!リーリエが40歳越えてるとか嘘だよねー!?」ガシッ

リーリエ「え、えっと…その……嘘……」

カキ「……次からはリーリエのことをリーリエさんって呼ばなきゃいけないな…」

リーリエ「ちょっと!やめてください!!」

マーマネ「………リーリエが……40越え…」フラッ

ドサッ

マーマネ「」バタリ

マオ「! マーマネがあまりにもショックな為倒れたよ!!」

リーリエ「えぇ!?」ビクッ

カキ「マーマネェェェ!!しっかりしろォォォ!!」ユサユサ

トゲデマル「マキュキュー!」ユサユサ

マーマネ「」

ギャー ギャー

リーリエ(うわぁ……今さら冗談でしたって言えない雰囲気です……)

シロン「コーン……」



次の日からリーリエのあだ名は"リーリエさん"になった




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