【安価】みほ「装甲車バトルディッガーです!」【ガルパン】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/30(木) 02:36:15.76 ID:8KBvz2cy0

【市場】

ワイワイガヤガヤ

みほ「うーん、すごい賑わい」

みほ「遺跡の出現する日の前後も賑わってるけど……」

みほ「あれはどうしても各陣営の人で溢れかえっちゃってるし」

みほ「地元の人でいっぱい、って感じで少し落ち着くな……」

みほ「各陣営が引っ込んでる数少ない日を謳歌してる、ってことかなあ」

ドンッ

みほ「わわっ……」

みほ「ごめんなさい」 ペッコリン


みほが市場でぶつかってしまった相手(既出でも新出でもOK) >>290
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/30(木) 02:39:20.51 ID:bgyB0eJ20
引き換え券にはしないからシロタさんポジのキャラと会いたいなあ 安価下
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/31(金) 03:50:09.09 ID:4/Kwn2KPo
桃ちゃん
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/31(金) 04:49:19.14 ID:M7L/3PWBO
赤:大洗・サンダース付属
青:BC・聖グロ
黒:黒森峰
在野:その他
だいたいこんなかんじ?
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/31(金) 23:14:26.46 ID:LWrdNf9B0
安価の結果陣営に追加されたキャラもいるので完全に>>292ってわけじゃあないけど、大外れでもない感じですね
ざっくり決まってるキャラもいれば決まってないキャラもいるので(アリサは安価取られるまで何の役もなかった)

スローですが投下します
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/31(金) 23:18:32.39 ID:LWrdNf9B0

モモ「くっ、こちらこそすまな……」

みほ「」

モモ「」

モモ「おまっ、おまおまおまおまおま!!」

みほ「貴女は……レッドタートルの……」

モモ「ひぃぃぃぃぃ、な、なんでここにブラックティーガーモグラ乗りがいるんだァ!?」

モモ「今は遺跡に潜ってるんじゃないのかァ!?!」 ヒェェェェェ

みほ「あ、あの……」

モモ「ひ、ひいいい!」

モモ「ま、まずいまずいまずい、バレたのか!? まさかバレたのかァ!?」

モモ「何故だ、何故だぁぁぁぁぁぁぁ! ユズちゃぁぁぁ〜〜〜〜〜ん!!」

みほ「……」

みほ(なにこのひと……)
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/01(土) 00:49:06.87 ID:OZMfx5WX0

モモ「ち、畜生! 私をナメるなよォ、た、ただでやられたりはしないからなァ!」 ガクガク

みほ「わっ、ちょ、刃物はあぶないですよ!」

モモ「う、うるさあああああい!」 ダダッ

みほ「そ、その、驚かせたなら謝りますごめんなさいっ」 ガバッ

モモ「ぐえっ……」

ドサ

みほ「あ……」

モモ「う……だ、だめだ……た、立てない……」

みほ(よ、弱い……この人……)
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/01(土) 01:00:32.56 ID:OZMfx5WX0

モモ「くっ、殺せ!!」

モモ「ころせー!ちくしょー!」 ウワーン

みほ「ちょ、泣かないでくださ……」

ザワザワ

ナンダナンダ

みほ「こ、殺したりしませんからっ!ねっ?」

モモ「ほ、本当か? 本当に命はとらないでくれるのか!?」

みほ「ええ、まあ……」

みほ(普通にいらない……)

モモ「ふん、ならばよし」 スチャッ

モモ「皆のものすまない、騒がせたな」

みほ(あそこからここまで格好つけられるの、すごいなぁ……なんなんだろうこの人……)
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/01(土) 01:04:36.38 ID:B3n1dJIz0
これ敵どころか味方の人にもこの負け方を知られてずっと言われまくるんだろうなぁ…
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/01(土) 01:35:22.36 ID:OZMfx5WX0

モモ「あー……ところで、だ」

モモ「こんなところで何をやっている」

みほ「え……」

みほ(なんで素直に教えてもらえると思うんだろう……素直な人だなあ……)

みほ「お買い物ですよ」

みほ「それより、えーっと……」

モモ「モモだ」

みほ「えっと、モモさんこそここで何を」

みほ(……何だかモモさんって呼ぶの、違和感あるなぁ)

モモ「わ、私は、その、なんだ、えーっと、お買い物だ、お買い物」

みほ(うそがへたすぎる)
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/01(土) 01:43:52.07 ID:OZMfx5WX0

みほ(どうしよう……)

みほ(折角市場に来たのにこの人に構いっぱなしっていうのも何だけど……)

みほ(放っておいてもいいものかな……)

モモ「そ、それじゃあ私はこれで失礼する」

モモ「帰ってくちぱっちにオヤツをあげなくてはいけないのでな」

みほ(うそがへたすぎる)

みほ「ええと……」

みほ(どうしよう、引き止めて何かすべきかなあ……でもなあ……)

みほ(……私、コミュニケーション能力低いしなあ) ズーン

モモ「な、なんだ?」

みほ「あ、その、>>300
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/01(土) 02:02:59.47 ID:B3n1dJIz0
何を買いに来たんですか?
(それを聞いた後)
それと、


殺さないとは言いましたけどこんな人混みの中で人に刃物を向けて殺しに来ながらタダで済むと思ってますか?
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/01(土) 02:13:56.20 ID:GWn8Ck6G0
10裏は88ミリ砲を吟味するぐらいにはやり込んでるけど原作と結構違ってる?
黒陣営ならガラクタ山うろつくだけで仲間集まる筈なんだけど
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/01(土) 05:06:53.26 ID:LZSXnEd2o
>>301
スレ読み返せ。黒陣営のガラクタ山で白陣営が人を集められるわけない
ブラックタイガーなのに港じゃないのかよと当時は思った(隙あらば自分語り)
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/01(土) 12:49:51.54 ID:B3n1dJIz0
レッドタートル ← レッドドラゴン
ブラックティーガー ← ホワイトベア
ブルーチーター ← ブラックタイガー
かな
名前が紛らわしい所もあるし注意
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/01(土) 21:43:03.25 ID:vFV/lg1c0
オドオドしてるモモちゃんかわいいよ桃ちゃん
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/03(月) 22:20:02.89 ID:3evQHdsS0
ブラックタイガーがあまりにも黒森峰な名前をしてるくせに黒森峰から程遠い集団だったからチクショウ!!

投下します
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/03(月) 22:28:29.65 ID:3evQHdsS0

みほ「何を買いに来たんですか?」

モモ「え?」

モモ「あー……っと、それはだな」

みほ(あ、これ嘘つかれそう)

モモ「ああ、あれだ、夕飯の買い出しだ、うん」

モモ「ははは、それじゃあ早く帰って作らないらいけないから、これで――」

みほ「へえ、何をつくるんですか」

みほ「見たところ食材っぽいものは何も――」 ガサッ

モモ「こ、こら! 覗き込むな!!」

みほ「銃と、砲弾と……これなんだろう……」

みほ「あ、太ももとかにナイフや銃を隠すためのやつだ」

モモ「ち、違う! これらはその……夕飯のオカズなんだ!!」

みほ「えっ」

モモ「ははは、美味しい〜〜! 美味しいなぁ!!」 バクッ゙

みほ「ええ……」 ドンビキ

モモ「と、とくに、この、革製品は……は、歯ごたえが……」 モッキュモッキュ

みほ(泣くくらいならやめとけばいいのに……)

モモ「あ〜〜! 美味しい! これは豪勢な夕食だァ!!」 モグモグ

みほ(嘘が下手すぎる……)

ママー、アレナニ?

シッ、ミチャイケマセン!

みほ「……」 ゲッソリ

モモ「お、おいひ……ウォエッ」

みほ「わ、分かりましたからもういいです」

みほ(見てるこっちまで辛くなってきちゃった……)
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/03(月) 23:03:05.85 ID:3evQHdsS0

みほ「それと」

モモ「……?」 ウォエップ

みほ「殺さないとは言いましたけどこんな人混みの中で人に刃物を向けて殺しに来ながらタダで済むと思ってますか?」

モモ「……!」 ゾッ

みほ「今の奇行で……皆さんの視線が外れましたね……」

モモ「お、おい……?」

みほ「貴女……覚悟してきてる人ですよね……?」

みほ「人を『始末』しようとするって事は――」

モモ「ッ」 ゾワワッ

みほ「逆に『始末』されるかもしれないという危険を常に『覚悟して来ている人』ってわけですよね……」

モモ「ひっ……」 ペタンッ

モモ(こ、ここここいつ……私を殺る気だっ……) ジョロロ・・・

みほ(え、うわ、きたなっ……)

みほ(どうしよう、一生懸命凄みを出したはいいけど、これ以上近寄りたくない……)
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/03(月) 23:32:20.33 ID:3evQHdsS0

モモ「か、金か!? 金がほしいのか!?」

みほ(ええ……)

モモ「それとも靴を舐めたらいいのか!?」

モモ「靴ならいくらでも舐めしゃぶるぞ!」

みほ「革製品咀嚼した直後だから説得力がすごい」

モモ「だから見逃せ! 頼む! いや見逃してくださいっ!!」 ドゲザー

モモ「会長のためにも私はまだ死ねないんだ!」

モモ「あっ、服か!? 全裸になれば許してくれるのか!?」

みほ「え、いや、ちょ、脱がないでくだs……」

みほ「うわああああスカートから飛沫が!!き、きたない!」
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/04(火) 00:01:53.63 ID:+NoDNbDj0

みほ(ぐぅ……)

みほ(こんなことならチームの皆に恐怖政治をしないといけなくなったとき用の教え、ちゃんと聞いておけばよかったな……)

みほ(お姉ちゃんと違って、そういう面白くない教え、まともに聞いてなかったツケかなあ……うう……)

モモ「頼む、この通り、全裸になって土下座もするし今は敵意がないんだっ」

みほ(……今“は”、かあ)

モモ「この通り、哀れなただの非力な少女なんだよぉ」

モモ「だからほら、大人しく見逃すんだ!!」

みほ「……」

みほ(何だか帰りたくなってきたかも……) ゲッソリ

???「そこまで!」

みほ「?」


みほとモモの間に割って入ってきた人物  >>310
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/04(火) 00:13:50.73 ID:3fLHqZiy0
アンチョビ
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/04(火) 00:34:12.29 ID:+NoDNbDj0

アンチョビ「そこまで!」

アンチョビ「お前ら何やってるんだ往来で!!」

みほ「……」

みほ(ほんとになにやってるんだろ……) ズーン

アンチョビ「あーあー、もう!」

アンチョビ「ほら、タオル使うか?」

モモ「あ、す、すまない……」

アンチョビ「ちゃんと拭いてから服を着ろよ、風邪引くから」

アンチョビ「スカート……も濡れてるか……」

アンチョビ「ほら、ちょっとスースーするだろうけど、マント貸してやるから」

モモ「うう、アンザイ〜〜〜〜〜」 ウルッ

アンチョビ「アンチョビだ!」
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/04(火) 00:37:47.52 ID:+NoDNbDj0

アンチョビ「それから、ミホ!」

みほ「は、はいっ」 ビクッ

アンチョビ「……あんまり無理はするな」

アンチョビ「お前はモグラ乗りなんだろう?」

アンチョビ「ブラックティーガーに義理立てするのはいいが、無理して人間同士争うことはない」

アンチョビ「そりゃあ、同じものを狙ってるなら争いは避けられないだろうが……」

アンチョビ「それでも友達にはなれるし、終わってから一緒にパスタを食べることは出来ると信じてるぞ、私は」

みほ「アンチョビさん……」

アンチョビ「……ほら、震えてるじゃないか」

アンチョビ「来い」

アンチョビ「美味しいパスタを食べさせてやる」

みほ「え、でも……」

アンチョビ「おごりだ、遠慮するな!」

アンチョビ「一緒にパスタを食べたら……きっと良い方向に転がるさ」
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/04(火) 00:40:20.36 ID:B/EbLt2OO
義理立てとかじゃなく向こうから喧嘩を売られたんだけどなぁ…
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/04(火) 00:45:48.35 ID:+NoDNbDj0

【家】

みほ「うーん」

みほ「アンチョビさんはいい人だし、仲良くなる道を模索してくれてたけど……」

みほ「片眼鏡の人は、何か譲れない理由があって、戦うつもり満々だったよね……」

みほ「逸見さんやお姉さんも引くことはないだろうし……」

みほ「困ったな……」

みほ「あんまり、対人で戦車には乗りたくなかったんだけど……」

みほ「……」

みほ「殺さないように相手の戦車を完膚なきまでに叩き壊す」

みほ「そうするのが一番、なのかな……」
315 :リストランテの名前がうっかり間違えて途中で変わってたやんけ!!分かりやすく『アンツィオ』が正しいことにしておきます… [saga]:2019/06/04(火) 00:49:37.81 ID:+NoDNbDj0

<16日目>

みほ「うーん、よく寝た……」

みほ「お腹いっぱい美味しいもの食べられたからかな」

みほ(困窮してるっぽいからか、全体的にご飯は質素だもんね……)

みほ「今日はどうしようかな」


今日は何をする?  >>316

・疲れたから寝て過ごす

・港をうろつく
・ブラックティーガー本拠地に行く
・リストランテ『アンツィオ』に行く
・市場に行く
・町外れの酒場『トゥータ』に行く
・歓楽街に行く
・ガラクタ山に行く
・ガラクタ山の麓にあるスラム街に行く
・ガラクタ山の麓にある高級住宅街に行く
・奴隷市場に行く

・ユカリに会う
・サオリに会う
・ハナに会う
・マコに会う
・マホに会う
・エリカに会う
・アカホシに会う
・アンチョビに会う
・アッサムに会う
・アリサに会う
・アリスに会う
・ローズヒップに会う
・モモに会う

・他の陣営に攻め込む
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/04(火) 00:54:43.34 ID:B/EbLt2OO
修理屋役の子を仲間にしたい
市場
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/04(火) 00:54:52.59 ID:gPUsKZoP0
本家と違って加入条件違ってたりする? 安価下
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/04(火) 00:56:11.28 ID:B/EbLt2OO
ごめん、加入条件違うなら安価下でお願いします
319 :そんなに原作と大きな差はないけど、うろつきでなく直接会いに行くを選んでも問題なく進行するよ [saga]:2019/06/04(火) 01:27:08.40 ID:+NoDNbDj0

【市場】

カンカンカン

アリス「水道管の修理、完了……と」

アリサ「いやー助かるわー」

アリス「……」 ジトー

アリサ「タカシが知らない女と歩いてたのを見て、つい自棄酒しちゃって……」

アリサ「ああもう、水道管酔って夜通しぶっ叩いてたのは反省してるわよ!」

アリサ「だからこうして自腹切って治してもらってるんじゃないの!」

アリス「まあ、いいけど……」

みほ「本当に便利屋さんなんだ……」

アリサ「あら、また来たわけ?」

アリス「……またあの子の調子が悪くなったの?」

みほ「あ、ううん。そうじゃなくて……」

みほ「今日はちょっと通りがかっただけで……」

みほ(昨日バタバタしすぎてゆっくり見て回れなかったし)

みほ(……あの人、ほんと色んな意味で凄い人だったなあ……)
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/04(火) 02:15:26.44 ID:+NoDNbDj0

みほ「そういえば……」

みほ「それだけの技術があるなら、どこかの陣営に所属したりはしないんですか?」

みほ「うちの陣営、結構大規模なんですけど、その割に技術者が少なくて……」

アリサ「そーなの?」

みほ「最低限の整備を独学で、みたいな人は多いんですけど……」

みほ「最低限だけ教えられて戦場に放り込まれて、生き延びながら覚えたらしくって……」

アリサ「重ーーーーーーーーーーーい」

アリサ「重いわ!」

みほ「W号の整備をしてくれてるユカリさんが他の戦車の面倒も見てくれてるんですけど……」

みほ「どうしても負担が大きくなっちゃって、最近ずーっと戦車周りに貼り付くはめになってるようで……」
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/04(火) 02:17:27.60 ID:+NoDNbDj0

ユカリ「あれ?」

ユカリ「あそこに見えるは西住殿では!?」

ユカリ「おーい、西住ど――――」

みほ「だから、ユカリさんだけに整備を任せるのも何だし、整備士としてスカウトしたいなあ、なんて」

ユカリ「」

ユカリ「」

アリサ「……」

アリサ(何かしら、あの間抜けな顔で固まってるモジャ毛……)
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/04(火) 02:33:27.70 ID:+NoDNbDj0

ユカリ「に、西住殿ォ〜〜〜〜〜〜!!」 ガバッ

みほ「わっ、ユカリさん!?」

ユカリ「わ、私リストラされちゃうんですかあ!?」 ウルウル

みほ「ええ!?」

ユカリ「うう、嫌ですぅ……」

ユカリ「昔ならともかく、今更そんなの嫌ですよぉ!」

ユカリ「く、靴ですか!? 靴を舐めたらいいんですか!?」

みほ「この世界、靴を舐める文化でもあるの?」
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/04(火) 02:53:02.83 ID:+NoDNbDj0

アリス「……ふふ」

アリス「大丈夫」

アリス「一緒に潜るのは、無理だから」

みほ「え?」

アリス「私は無学だから……」

アリス「独学で適当にやっているだけ」

みほ「え?」

アリス「だから、ブラックティーガーの人達と変わらない」

アリサ「質がダンチじゃない」

アリス「……それに……」

アリス「バトルディッガーが、そんなに好きじゃないから……」

みほ「え?」

アリス「私は、ボロボロになった道具を直してあげることが仕事……」

アリス「だけど、バトルディッガーは壊す側のもの……」

アリス「私は、ボコボコにするよりも、ボコボコにされながらも壊れきらない方でありたい」

アリス「それが、ボコだから……」
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/04(火) 02:57:16.81 ID:+NoDNbDj0

アリス「それじゃあ……」 スタコラサー

アリサ「あ、ちょ、待ちなさいよ!」

アリサ「……ったく、相変わらず修理の時以外は何考えてるかよくわからないんだから……」

アリサ「そんじゃ、私も行くわ」

アリサ「じゃあね」

アリサ「待ちなさいこらー!」 タッタッタッ

ユカリ「いっちゃいましたねぇ」

みほ「あ、うん……」

みほ「ボコ、かあ……この世界にもあるのかなあ……」

ユカリ「?」 
325 :安価出して寝ます [saga]:2019/06/04(火) 02:59:17.03 ID:+NoDNbDj0

【家】

みほ「はあ……」

みほ「あれから結局ユカリさんの誤解を解くために色々おごらされちゃったなあ……」

みほ「明日は何をしようかな」



明日は何をする?  >>326

・疲れたから寝て過ごす

・港をうろつく
・ブラックティーガー本拠地に行く
・リストランテ『アンツィオ』に行く
・市場に行く
・町外れの酒場『トゥータ』に行く
・歓楽街に行く
・ガラクタ山に行く
・ガラクタ山の麓にあるスラム街に行く
・ガラクタ山の麓にある高級住宅街に行く
・奴隷市場に行く

・ユカリに会う
・サオリに会う
・ハナに会う
・マコに会う
・マホに会う
・エリカに会う
・アカホシに会う
・アンチョビに会う
・アッサムに会う
・アリサに会う
・アリスに会う
・ローズヒップに会う
・モモに会う

・他の陣営に攻め込む
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/04(火) 03:27:14.51 ID:3fLHqZiy0
アリスに会う
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/04(火) 15:23:31.91 ID:DM59rcP0O
ここにきて怒濤のアリス推し
まさかのアリスがスカウト成功一番乗りなのか
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/04(火) 16:41:32.47 ID:bZEywvAuO
元の子も人気で、さらに便利だってのもあるからね
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/04(火) 18:48:15.58 ID:DM59rcP0O
アリサの方は仲間に誘いもせず合コンに誘われて終わったというのに
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/04(火) 19:10:04.53 ID:O6ssnOm2O
というか今の時点でもコミュ相手が10人以上いるのに50日しかないから狙いを絞らないといけないからね
勢力も違うから仲間にできるかも怪しいし
あと…単純な人気の差かな(無慈悲)
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/04(火) 19:32:51.50 ID:gPUsKZoP0
このペースだと88ミリ砲と電ドリセットを拾わないと厳しいかも
あと『狙いを定める』あのオートマ対策に手榴弾が欲しいね
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/04(火) 23:14:43.22 ID:+NoDNbDj0
原作の設定下敷きにはするけど、トレスするだけなのもアレかなってのもあるし、
バンバン勧誘したら原作で仲間にならないポジションでも仲間に出来たり、
原作では死ぬキャラを助けられたりはします
何もしないとまあ死ぬキャラは死にます

あ、投下します
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/04(火) 23:18:36.96 ID:+NoDNbDj0

<17日目>


【市場】


ユカリ「うう、感激です」

ユカリ「西住殿がお買い物のお手伝いをさせてくれるなんてぇ!」 ウルウル

みほ「あはは……」

みほ「その、ユカリさんのことも必要だよってちゃんと分かってもらいたくて……」

ユカリ「ん?」

ユカリ「何やらざわついてますね……」

みほ「なんだろう、何かやってるのかな」

ルクリリ「おい女!」

ルクリリ「ボコ様がお前を必要としているそうだ!」

みほ「ボコ!?!?」

ユカリ「ちょっ、西住殿! 何乱入しようとしてるんですかぁ!!」

334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/04(火) 23:26:49.96 ID:+NoDNbDj0

みほ「でも……今ボコ様って……」

ユカリ「ご存知なんですか?」

ユカリ「ボコ――あのブルーチーターの崇拝する神様ですね」

ユカリ「元々はボコ・クライスト教団、略してBCの教団として立ち上がったとも言われています」

ユカリ「全ての人の罪を背負ってボコボコにされ、それでも挫けず立ち上がる」

ユカリ「そして人々の望みを叶えてくれると信じられているのです」

ユカリ「何でも『夢は自分を裏切らない。自分もまた夢を裏切ってはならない』」とか言って」

ユカリ「盲信する願いを叶えるべくボコを称える奇祭ドリームトラストミーフェスティバル、略してDTM祭などを自主的に開催」

ユカリ「そのお祭りでは強く願いながらボコにお願いをすることで、例えば己の愛車をカラーリングしてもらったり」

ユカリ「とにかく不思議な恩恵を受けることができたそうです」

みほ「そ、そう……よくわからないけど、詳しいね、アキヤマさん……」

ユカリ「ああっ、露骨に距離を!!」
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/04(火) 23:28:55.49 ID:+NoDNbDj0

ユカリ「誤解ですよぉ!」

ユカリ「これらは全部チラシに書いてあったんです!」

みほ「チラシ?」

ユカリ「ええ」

ユカリ「ブルーチーターはいわば寄せ集めですからね」

ユカリ「特に貧民街のガラの悪い人達が主に荒事を担当しているようで……」

ユカリ「その人員に加えて、上流階級のパトロンも見つけるために、ちゃんとしたガイドをそこらで配ってますよ」

みほ「そうなんだ……」

みほ「ボコについて書いてあるんだ……」

みほ「……」

みほ「ねえユカリさん、これ一人何部まで持って帰っていいんだろう?」

ユカリ「えっ、西住殿???」
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/04(火) 23:35:26.95 ID:+NoDNbDj0

みほ「じょ、冗談、冗談だから……」

みほ(チラシもらうのは一人の時にしておこう……)

ユカリ「あっ、でもあそこで大きな顔してるの……」

ユカリ「上流階級側の人ですね」

みほ「え?」

ルクリリ「ようやくあの口やかましいチビが居ない時に来られたわッ」

みほ「……上流……階級……?」

ユカリ「一応、部隊分けとしてはそのはずですが……」

ユカリ「ああでも、あの大きい態度は、上流階級らしいといえばらしいですよ」

ユカリ「基本的に、平民以下が集まるこの市場のことを見下しているようですし」

ユカリ「ここは本来中立地帯ですから、暴れる人間、大体ブルーチーターなんですよねぇ」

ユカリ「市場のことを遥か下に見ている上流階級か、そんなの気にしないスラムのチンピラって感じですから」

みほ「うわぁ……」

ユカリ「結構この辺買い物来るんですけど、定期的に揉めてますよあの人達」

ユカリ「関わらない方がいいんじゃあ……」

みほ「……あれ?」

みほ(あの絡まれているのって…・・・)
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/04(火) 23:48:28.95 ID:+NoDNbDj0

アリス「……大人しくついていったら、ボコミュージアムを建ててくれるの?」

ルクリリ「え?」

ルクリリ「あ、ああ……そう言っていた……」

ルクリリ(ボコミュージアムってなんだ……)

ニルギリ(無邪気な子供を騙すみたいで心が痛いな……)

アリス「だが断る」

ルクリリ「!!」

アリス「このシマダアリスが最も好きなボコのひとつは」

アリス「自分が強いと思っているやつにNOと断ってボコボコにされるボコだ……」

ルクリリ「何言ってんだコイツ……」
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/04(火) 23:57:21.28 ID:+NoDNbDj0

ルクリリ「ま、まあいい」

ルクリリ「断られるのは織り込み済み!」

ルクリリ「口やかましい奴がいなければ、こんな子供一匹どうということないわ!」

ニルギリ(ルクリリ様、三下っぽいですよそれ……)

ルクリリ「はっはっは、ティーバックのサビにしてくれるわーーーーっ!」

ブゥン

アリス「!」

アリス(水分を大量に含んだティーバック……)

アリス(あのスピード、まともに食らうのはやば――)

ガキィン

ルクリリ「ん?」

ルクリリ「なんだァ?」

みほ「……」

みほ(思わず飛び出してきちゃった……)
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/05(水) 00:58:48.84 ID:ZABfGsJ30

ルクリリ「ふんっ私達を誰だと心得る!」

ルクリリ「邪魔立てするようなら、ティーバッグが火を噴くぞ!」

ニルギリ「ルクリリ様、どんどん言動が小物っぽく……」 ホロリ

みほ「……」

みほ「そういう下品なセリフは、押田隊なら避けた方がいいと思いますよ」

ルクリリ「えっ!?」

ニルギリ「何故ルクリリさんが定期的に態度を注意されていることを……」

ルクリリ「だ、だとしてもだ!」

ルクリリ「押田隊長がこんな所にいるはずがない!」

ルクリリ「そもそも連れてこいというのは隊長の命令だし、そのためなら多少は……」

みほ「そういう言い訳は、まず貴女の後ろにいる隊長にするべきじゃないでしょうか」

ルクリリ「!!」

ルクリリ(た、隊長!? 後ろに!? ま、不味い、嘘でしょ――)

A:あわてて振り返る
B:いそいで振り返る
C:ティーバックウィップを振り回しながら振り返る

ルクリリ「違うんです隊長これはそうあれです安藤隊の陰謀……」

ルクリリ「……あれ?」

ルクリリ「誰もいな――――」
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 01:02:51.75 ID:/XpjgcHCO
好感度が高くない時に振り返ったら死ぬと白瀬から教わってないのかい?
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/05(水) 01:09:14.19 ID:ZABfGsJ30

西住流には、白兵戦の技術も当然ながらある。

しかしながら、武道ではないゆえ、その大半は不意打ち専門の技。

偵察や侵入の際、すみやかに相手兵の意識を刈り取るためのもの。

真正面の殴り合いでは圧倒的に不利であるが、しかし――――

ルクリリ「……」

ルクリリ「……ブクブク」

ルクリリ「」 ドサッ

無防備な背中が相手ならば、秒で意識を奪うことくらい造作もないのであるッッ!

みほ「ふう……」

アリス「す、すごい……」
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/05(水) 01:13:29.93 ID:ZABfGsJ30

ニルギリ「あ、あわわ……」

ユカリ「……」

ズドムッ

ニルギリ「うっ……」 バタリ

ユカリ「ふう……」

ユカリ「砲弾をセットするように拳を突き出すだけで、結構な威力になりますねえ」

ユカリ「ごめんなさい、援軍呼ばれると面倒なので……」

ザワザワザワ

ユカリ「……まあ、そりゃ周囲の人は驚きますよねえ」

ユカリ「上流階級の人達をのしちゃいましたし」

みほ「う……」

アリス「……」
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/05(水) 01:39:05.15 ID:ZABfGsJ30

アリス「ありがとう……」

みほ「あ、ううん」

みほ「いいの。前は、助けてもらっちゃったし……」

アリス「……」

アリサ「はいはいどいたどいた」

アリサ「ったく、野次馬がすごいと思ったら何やってんのアンタ達は」

みほ「あっ、アリサさん」

アリサ「アリス、アンタもあんまウロウロするんじゃないわよ」

アリサ「治安だっていいわけじゃあないんだから」

アリス「う、うん……」

アリス「……やっぱり、いつまでも逃げてはいられない、か……」

みほ「え?」
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/05(水) 01:46:56.49 ID:ZABfGsJ30

アリス「……ねえ」

みほ「?」

アリス「私を――貴女の所の専属、ということにしてほしいんだけど……」

ユカリ「!!」

アリサ「ああ、いい考えかもね」

アリサ「どっかに所属しとけば、軽々には手を出されないだろうし」

ユカリ「……」

みほ「……W号ナンバーワン整備士はユカリさんだけど……」

みほ「負担を減らすためにも、ぜひ、お願いします!」

アリス「……よろしく」


▼アリスが仲間になった!
345 :眠いので寝ます [saga]:2019/06/05(水) 01:48:36.90 ID:ZABfGsJ30

<18日目>


みほ「う、頭いたい……」

みほ「ようやく増えた仲間の歓迎会だ!って張り切りすぎたからかな……」

みほ「それともはしゃぎ疲れたのかな……」

みほ「ううん、今日はどうしよう……」



どうする? >>346

疲れたから寝て過ごす

・港をうろつく
・ブラックティーガー本拠地に行く
・リストランテ『アンツィオ』に行く
・市場に行く
・町外れの酒場『トゥータ』に行く
・歓楽街に行く
・ガラクタ山に行く
・ガラクタ山の麓にあるスラム街に行く
・ガラクタ山の麓にある高級住宅街に行く
・奴隷市場に行く

・ユカリに会う
・サオリに会う
・ハナに会う
・マコに会う
・マホに会う
・エリカに会う
・アカホシに会う
・アンチョビに会う
・アッサムに会う
・アリサに会う
・アリスに会う
・ローズヒップに会う
・モモに会う

・他の陣営に攻め込む
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 07:05:48.90 ID:QNUrrMhS0
エリカに会う
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 16:45:10.55 ID:5pMdlIGlO
白瀬はトラウマ
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 19:05:06.13 ID:c/aVjtJx0
ばんばんど〜ん!

強制ミニゲームなら10と12もしんどい
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/06(木) 01:01:47.84 ID:g+y98qxrO
エリカもすぐには仲間にならないみたいだし、他に仲間にできそうなのって誰だ
アリサとローズヒップ?アンチョビもか?
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/06(木) 23:57:14.17 ID:z5I4xyDo0
秋山誕生日おめでとう、投下します
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/07(金) 00:00:37.36 ID:DEeMsKAB0

【遺跡傍】

みほ「えーっと……」

エリカ「……」

みほ「何かカリカリしてる……?」

エリカ「あったりまえでしょーが!」

エリカ「アンタねェ、どれだけ経ってるか分かってんの!?」

エリカ「前の突入からももう2週間!」

エリカ「……私達が突入してやられてからは3週間も経つのよ!」

エリカ「……」

エリカ「こうしてる間にも、置いてきちゃった部下はどんどん生存率が下がってる」

エリカ「平常心でいられるわけないじゃない……」

みほ「エリ……逸見さん……」
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/07(金) 00:36:44.37 ID:DEeMsKAB0

みほ「あの、えと、きっと皆さん何とか元気にやってますよ……」

エリカ「適当言わないで!」

エリカ「あの穴蔵の中で何をどうしたら元気にやれるって言うのよ!」

みほ「うっ……あの、それは、その……」

みほ「温泉が出てきて、しかも松茸が生えてるとか……」

エリカ「アンタまじで適当言うんじゃないわよ」

みほ(うわぁ、どうしよう、なんか怒ってる……!)

エリカ「ったく……それで何の用なのよ」

エリカ「私も暇じゃァないんだからね」

みほ「え、ええと、それは……>>353
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/07(金) 00:51:22.87 ID:ezQkoM5e0
一緒にダンジョンに潜ってもらえませんか?
生存者の手がかりとかもエリカさんなら分かるでしょうし
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/07(金) 01:41:06.35 ID:d6eluf0+0
ばんばんどーんと7のガンダーロボはトラウマ
特にガンダーロボはあれぶっつけで酷い
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/08(土) 04:10:17.29 ID:UXYh1P5F0
ガンダーロボ絶対許さんからな
投下します
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/08(土) 04:26:35.76 ID:UXYh1P5F0

みほ「一緒にダンジョンに潜ってもらえませんか?」

エリカ「はァ?」

エリカ「その話なら前(>>188-190)もやったでしょ」 イライラ

みほ(そういえば……)

エリカ「ったく、それとも遠回しに言ったら何にも伝わらないの?」

エリカ「そんな脳みそで隊長や車長が務まるわけ?」

エリカ「所詮はしがない流れのモグラ乗り」

エリカ「貴女でも車長が務まるのね」 ハン

みほ「いや、その……」

みほ「生存者の手がかりとかもエリカさんなら分かるでしょうし」

エリカ「うちの連中なら皆分かると思うわよ」

エリカ「……勿論、私が一番良くわかってるつもり」

エリカ「それでも、全滅を避けなきゃいけないし、地上の防衛も手一杯だから無理って話をしたんでしょうが」

エリカ「あんたみたいな無責任なやつと違って、好き勝手出来るわけじゃないのよこっちは!」

エリカ「それとも何?」

エリカ「あんたが私と入れ替わりで地上でお留守番でもしていてくれるのかしら?」

みほ(うう……虫の居所が悪いところにきちゃったみたい……)

みほ(どうしよう……)


どうする? >>357

A:何か喋る(発言内容併記)
B:黙って俯いて言葉の嵐が過ぎ去るのを待つ
C:グーで殴って黙らせる
D:発言を右から左へ受け流す
E:その他(併記)
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 07:38:38.09 ID:GuF2PZ2v0
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 09:28:43.03 ID:79tS5VOg0
これはちょっと時間かけ過ぎてフラグが折れたかな?
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/08(土) 23:59:42.65 ID:UXYh1P5F0
投下します(最終章第二話までには終わらせたいな……)
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/09(日) 00:21:30.07 ID:HjgxaIId0

みほ(こんな時は……どうしたら……) オドオド

みほ(……)

みほ(そういえば……西住流の教えにあったような……)



〜〜〜〜 回想 〜〜〜〜



しほ「いいですか、みほ、まほ」

しほ「西住流において、上下関係というのは絶対的なものです」

しほ「一糸乱れぬ統率を生むには、上の命令に絶対服従の兵士である必要があります」

しほ「隊長とは頭脳。そして他は皆優秀な頭脳の指示を十分にこなす手足でなくてはなりません」

しほ「そのためには……何が必要か、わかりますか?」

幼みほ「んっと、ガス室!!」

しほ「どこで覚えてきたんですかお母さんは心配です」
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/09(日) 00:58:16.50 ID:HjgxaIId0

幼まほ「……信頼、でしょうか」

しほ「その通り」

しほ「信頼されない頭からの命令では、手足は十全に動けません」

しほ「そのためにも、信頼を得ることは不可欠」

しほ「……ですが……」

しほ「決して馴れ合いになってもいけない」

しほ「……そのへんは、犬の躾と大差ありません」

しほ「いつでもひっぱたく恐怖政治である必要はない」

しほ「それでも、悪いことをしたときには、きちんと叱らねばならない」

しほ「ただ甘やかし、舐められることが信頼ではありません」

幼まほ「……」

幼みほ「……」

しほ「統率を取れていないことを知られることによる不利益は勿論……」

しほ「誤ったことが野放しにされると、真面目にやっていた正しき者までつられて悪しくなっていきます」

しほ「誤った者が得をしているように思わせてはいけないのです」

幼まほ「だから、叱責、ですか……」

しほ「ええ。悪しき行為には報いを与える必要があるのです」

しほ「罰、と言ってもいいでしょう」

しほ「例えば、おやつは一人一つと私がルールを定めたとします」

しほ「みほ。もしも、まほが貴女の分のおやつを食べて素知らぬ顔をしていたらどうしますか?」

幼みほ「え……」

しほ「嫌な気持ちになるでしょう」

しほ「更に私がそれを知り、見逃していたとしたらどうします?」

幼みほ「……私もお姉ちゃんの分を食べる……」

しほ「ええ、そうでしょう。その方が得である、という状況になってしまったのですから」

しほ「勿論、だからといって全ての者が低い方に合わせるわけではありませんが……」

しほ「それが原因で足並みが乱れることは確実。むしろ、全員が低い方で統率される方がマシな状況となるでしょう」

しほ「ならば、みほ。例えばまほが貴女のおやつを食べていたとして、長である私はどうすべきだと思いますか?」

幼みほ「お姉ちゃんの舌を引っこ抜く」

しほ「ワンパクの一言で済ませていいレベルをそろそろ越えてきている気がしてお母さん心配です」
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/09(日) 01:14:33.55 ID:HjgxaIId0

しほ「ですがまあ……適度な鉄拳制裁は有り、というのが西住流」

しほ「過剰な暴力は殴った側の拳を痛める」

しほ「しかし適切に震えば、西住流の盤石の舞台を作れるようになるのです」

幼まほ「……」

しほ「今から、厳しい指導者の厳しさ部分を理解してもらうため、西住流の白兵戦技術を伝達します」

しほ「……」

しほ「みほ」

幼みほ「?」

しほ「今から貴女に、全力の拳をぶちこみます」

幼みほ「?!?!?!?!?!?!?」

しほ「まずは痛みを知る。それが会得の第一歩です」

しほ「それに――」

しほ「これは、お仕置きも兼ねてますから」

しほ「……みほ。こんなお話をされて、鉄拳制裁までくらい理由、わかるわよね?」

幼みほ「え……わかんない……」

幼みほ「お夕飯のカレー鍋にカブトムシの死骸を5つくらい入れたから……?」

しほ「なにそれ知らないやつですねうわぇショックちょっと吐いてきます」



〜〜〜〜 回想、おわり 〜〜〜〜


みほ「……」

みほ(逸見さん……向こうでも、お姉ちゃんが鉄拳制裁とかしなかったせいで、増長してるところはあったけど……)

みほ(今回も、まあまあまずいやつだよね……)

みほ(うう……仕方ないよね……黙らせないと……)
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/09(日) 01:18:36.69 ID:HjgxaIId0

みほ「……」

みほ(まずは一歩歩み寄る)

みほ(射程に入れる、ってだけじゃない)

みほ(この技を使われる相手は、大体情緒が不安定になってるから……)

エリカ「な、によ……言いたいことがあるならはっきり言いなさいよ!」

みほ(キレてくるか、小馬鹿にしてくるかになる可能性が高い)

みほ(そして、口を開いて無防備になってみぞおちに――)

みほ(パンツァー、フォー!!!!)

ズドムッ

エリカ「!?」

エリカ(な、に……て、的確に、油断した鳩尾、を……)

エリカ「ぐえっ」 ドサッ
364 :眠くて判断力とか堕ちてるんで寝ます申し訳ない [saga]:2019/06/09(日) 01:20:28.38 ID:HjgxaIId0

エリカ(た、立てない……足に、力が……) ガクガク

みほ「……」

エリカ「ひっ……」

エリカ(こ、殺され――)

みほ「逸見さん」

エリカ「ひっ」

みほ「>>365
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/09(日) 02:34:34.11 ID:KxpCM8TAo
探しに行きましょう
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/09(日) 07:13:57.53 ID:6HzxW0Ft0
ちびみほわんぱくってレベルじゃなくて草
発想が猟奇的すぎる
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/09(日) 09:01:20.77 ID:zrknmENXO
モモを殴るのは戸惑うのにエリカやゴロツキ相手には躊躇わずに殴るあたり
ネジぶっ飛んでるわw
とはいえこういう行動して後で歪みにならなきゃ良いんだけど
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/11(火) 00:40:15.05 ID:DBMXADDo0
眠いのでのんびり投下します
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/11(火) 01:07:53.25 ID:DBMXADDo0

みほ「探しに行きましょう」

エリカ「……ッ」 ビクッ

みほ(言葉は少ない方がいい)

みほ(それが威圧感を生み、勝手に相手の中で自分を肥大化させてくれる)

みほ(……お姉ちゃん、その教えを忠実に守ってエリ……逸見さんを従えてたもんね……)

エリカ「……」

エリカ(何……この隊長と見間違うようなオーラ……)

エリカ(この子は自分が正しいと信じる道のためなら、火砕流の中だろうと突き進むような“凄味”がある……)

エリカ(わ、私は……)


>>370のコンマで勧誘成否決定

00〜29:勧誘失敗、しかも危険な存在として敵視されるようになる
30〜49:勧誘失敗、しかも怯えて距離を取られるようになる
50〜79:勧誘失敗、勧誘失敗、しかし大きなしこりは残らず
80〜89:勧誘成功、しかし大きなしこりが残る
90〜99:勧誘成功、大きなしこりは残らず
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 20:00:49.33 ID:Ry53xtAbo
そい
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 20:27:05.29 ID:aow5Ve8/O
まぁ、そうなるよな
話をしてたらいきなり殴ってくるような人間だもん
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 00:43:21.50 ID:KjX1iAoC0
めっちゃ眠いので少しだけ・・・
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 00:47:39.65 ID:KjX1iAoC0

エリカ「……こと、わる」

みほ「え?」

エリカ「い、言ったでしょ、私が命令を聞くのは隊長だけっ……」

エリカ「そ、それに、私にはちゃんと役割がある」

エリカ「それを放棄なんて……できないっ……」

エリカ「潜りたいわよ、でも……」

エリカ「私はッ! 多国籍軍ブラックティーガーが副隊長、逸見エリカよッ」

エリカ「ナメるんじゃあないわよ!」 ツカツカツカ

みほ「あ……」

みほ「早足でどこかいっちゃった……」

みほ(やっぱり難しいな、コミュニケーションって……)

みほ(こっちの世界でも、微妙な距離になっちゃうのかなあ……)

みほ「……それでも……これで、よかった……んだよね……?」
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 00:50:39.44 ID:KjX1iAoC0

【ブラックティーガー管轄エリア】


エリカ(うう……さっきの雰囲気……)

エリカ(アレは隊長と同じ、やばいものを秘めたソレだった……)

エリカ(啖呵切っちゃったけど……大丈夫でしょうね……)

エリカ「ん……?」

???「……」

エリカ「ああ、ご苦労さま」

エリカ「……え?」

エリカ「ち、ちち違うわよ! も、漏らすわけ無いでしょ!!」

エリカ「これは、その……汗よ! 遺跡の近くで筋トレしてたら、内ももが群れて汗染みになったの!」

???「……」

エリカ「……わ、私は忙しいからもういくわよ!」

エリカ「あんたも、遺跡に潜れそうなら志願しておきなさいよ!」 タッタッタッタッタッ

???「……」

???「……」 ニタリ
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 00:59:38.93 ID:KjX1iAoC0

【繁華街のバー『どんぞこ』】


???「はーい、アンジー」

杏「ん、どったの、ケイ」

ケイ「いやね、さっきそこで面白い話を聞いたものだから」

ケイ「ここで飲んでるって聞いて、わざわざ教えにきてあげたってわけ」

杏「おー、気が利くねえ。ほしいも食べる?」

ケイ「遠慮しておくわ」

ケイ「それよりも――」

ケイ「良いニュースと悪いニュース、どちらから聞きたい?」

杏「そーいうの、大体話しの流れで大どんでん返しにするためにある二択だしさぁ」

杏「外して微妙な感じになっても嫌だし、好きな方から喋りなよ」 ホシイモヒラヒラ

ケイ「うん、じゃあ早速だけど――」

ケイ「ブラックティーガーの内通者から連絡が入ったわ」
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 01:09:28.29 ID:KjX1iAoC0

ケイ「何でも、遺跡をべったり守ってるあの副隊長さんが、モグラ乗りと揉めたっぽいわよ」

杏「へえ、そりゃまた……」

ケイ「それも結構心に傷を追ったみたい」

柚子「攻め込むなら今、かも」

杏「だねぇ」

杏「でも今夜じゃあない」

杏「……丁度カーシマが市場で手に入れたやつもある」

杏「次の遺跡、いつ潜れたっけ?」

杏「叩くなら――そこだよねぇ」 ニヤリ

ケイ「悪い顔してるわねえ」

ケイ「……下手に謀略しないで、真正面から殴り込んでも負けないのに」 ハァ

杏「いやー、でもさすがに護衛を0にさせるわけにもいかないしさー」

杏「……」

杏(私は死ぬわけにはいかないし、ね)
377 :>>376 「柚子」は「ユズ」の間違い。眠い頭でやるもんじゃあないな [saga]:2019/06/12(水) 01:13:26.84 ID:KjX1iAoC0

杏「それで、今のが良いニュースとして、悪いニュースは?」

ケイ「酔ったモモが口から生しらす丼を吐いた」

杏「全然良いニュースと関係なかったね」

ケイ「そしてそれを避けようとしたバーテンさんが、食材のかごをひっくり返しちゃったらしく……」

ケイ「ほしいも、今日はソールドアウトらしいわよ」

杏「クソっ!!! なんて時代だ!!!!」

ユズ(こんなに凹むの初めて見た……)
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/12(水) 01:15:02.82 ID:KjX1iAoC0

<19日目>


みほ「はァ……」

みほ「昨日は逸見さんとあんなことになっちゃうなんて……」

みほ「明日には遺跡に潜れるけど……憂鬱だなぁ……」

みほ「……」

みほ「今日はどうしよう」



どうする? >>379


疲れたから寝て過ごす

・港をうろつく
・ブラックティーガー本拠地に行く
・リストランテ『アンツィオ』に行く
・市場に行く
・町外れの酒場『トゥータ』に行く
・歓楽街に行く
・ガラクタ山に行く
・ガラクタ山の麓にあるスラム街に行く
・ガラクタ山の麓にある高級住宅街に行く
・奴隷市場に行く

・ユカリに会う
・サオリに会う
・ハナに会う
・マコに会う
・マホに会う
・エリカに会う
・アカホシに会う
・アンチョビに会う
・アッサムに会う
・アリサに会う
・アリスに会う
・ローズヒップに会う
・モモに会う

・他の陣営に攻め込む
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 16:52:22.00 ID:hqi/5UMkO
これは潜らせるわけには行かなくなってしまったな
安価下
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 20:31:31.06 ID:xy+yaj/ao
桃ちゃん
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/13(木) 02:04:58.55 ID:TfWZjyk60
眠いですが進めないと終わらないので勧めます
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/13(木) 02:06:53.98 ID:TfWZjyk60

【バー『どんぞこ』】

カランカラン

みほ「……」

みほ(噂では、ここにいるはず……)

みほ(だけど……)

フリント「〜♪」

ムラカミ「……」

ラム「ウィック」

みほ(……)

みほ(無策で来たけど大丈夫かなぁ……)

みほ(治安が悪そう……)
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/13(木) 02:19:16.07 ID:TfWZjyk60

カトラス「店に入ったらまず注文しな」

みほ「えっと、ステーキ定食で」

カトラス「……」 ピクッ

カトラス「焼き方は?」

みほ「……」

みほ(アンチョビさんに聞いた合言葉は、確か――)

みほ「弱火でじっくり」

カトラス「……」

カトラス「それで、“誰”への客なの」

みほ「えっ」

みほ「えーと……片眼鏡の……」

ラム「うほ? それってモモさんのことじゃァ……」

フリント「モモさん!?」

ムラカミ「こいつモモさんの客なのか!?」

カトラス「いや……それにしては怪しいね」

カトラス「顔見知りだけど、友人じゃあないってところかな」

みほ(す、するどい……)

ラム「ふーん……」

フリント「それじゃあ……」

ムラカミ「モモさんに会う資格があるかどうか、試してやるッ」

みほ「うう……」
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/13(木) 02:24:39.28 ID:TfWZjyk60

  ・  ・  ・  ・  ・  ・  ・  ・  ・


  ・  ・  ・  ・  ・  ・


  ・  ・  ・


お銀「ふぅん、やるじゃあないか」

みほ「っ」 ビクッ

お銀「警戒しなくても、不意打ちなんて真似はしないさ」

お銀「それにしても大したもんだね

お銀「錨結びも手旗信号も識っているうえ、ムラカミのパワーやカトラスの器用さを上回る動き」

お銀「あんたがモグラ乗りってやつだろう?」

お銀「丘の職業は興味ないけどね」

みほ「……」

お銀「だんまり、ね。まあいいさ」

お銀「あんたはモモさんに用があって、私は何だかあんたを会わせたくはない」

お銀「となると、この店を仕切る私とタイマン張ってもらうしかないねぇ」

みほ「……」

みほ(もう4戦もしたのに……)

お銀「ルールは簡単」

お銀「こいつをより多く飲んだ方が――――」

みほ「…………ハァ」 ゲッソリ
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/13(木) 02:29:03.41 ID:TfWZjyk60

みほ「貸してください」

お銀「おっと」

お銀「気をつけな」

お銀「お洒落な瓶だけど、中身は激辛――――」

みほ「」 グイーーーーーーッ

お銀「なッ……!」

ラム「うほっ!? こ、こいつ、飲んだ!? 瓶で!?」

ムラカミ「ハバネロクラブをボトルで一気飲だと?」

カトラス「そ、そんなことをしたら、喉とアナルが…・・っ!」

みほ「問題ありません」

みほ「……この手のものは、影でよく飲まされましたから」

お銀「な、なんなんだい、この子ァ……」
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 02:33:47.23 ID:7X5bJyHw0
一回でもいいからダンジョンに潜らないと加入しないキャラいるよね
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/13(木) 02:37:29.75 ID:TfWZjyk60

お銀「まいったね……」

お銀「船底以外興味なかったのに、モモさんのためと丘にあがってみたら、こんなバケモンがいるなんて」

お銀「……胃の中の蛙大海を知らず、ってやつだね」

お銀「胃袋の中に入ったことなんざないけどさ」

みほ(馬鹿なのか私の世界と文化が違うのかどっちなんだろう……)

お銀「まあいいさ……」

お銀「野郎ども、モモさんをお連れしろ」

ラム「あいあいさー!」 ドタドタドタ

お銀「……それにしても惜しいね」

お銀「あんたほどの手練がレッドタートルに力を貸してくれていれば、モモさんも楽になっただろうに」

みほ「……」

みほ(もっと真剣に敵対してたら、違う意味でそのモモさんを楽にしてあげる結果になってたことは黙っておこう……)
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/13(木) 02:39:30.21 ID:TfWZjyk60

ラム「モモさん、お連れしやしたー!」

モモ「どうした、お前達」

モモ「明日の作戦のことで忙しいんだ……が……」

みほ(明日の作戦?)

モモ「ななななななな、おまっ……おまぁ!」

みほ「おま?」

お銀「あんた、オマっていうのかい?」

みほ「違います」

モモ「な、なんでここにいるんだ!!」

みほ「ええと、ちょっと用があって……」

モモ「よ、用?」

みほ「>>389
374.22 KB Speed:0.3   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)