大井「提督を物理的に黙らせる」

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1 : ◆GU9rEi2owk [sage]:2019/04/12(金) 20:45:23.34 ID:edMt4Kdxo
提督「大井っち〜」

大井「なんですか?」

提督「昨日北上がさ〜」

ベーラベラベラ

提督「で、北上ったら」

大井「!!!」机バーン

提督「うおっ!」

大井「なんで北上さんとそんなイチャイチャしてるんですか、北上さんは私のものですよ!」

提督「わ、悪かったよ、気をつけるわ」

大井「ふんっ、まったくもう」

〜次の日〜

提督「あれ?今日は北上と一緒じゃないの?」

〜また次の日〜

提督「あ、大井っち〜。北上に伝言お願いしたいんだけど」

〜またまた次の日〜

提督「あ、大井っち〜。北上ならあっちでブラブラしてたぞ」

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2 : ◆GU9rEi2owk [sage]:2019/04/12(金) 20:50:48.31 ID:edMt4Kdxo
大井「なんで口を開けば北上さん北上さんと…気をつけるって言葉はどこ行ったんですかまったくもう」バンッバンッ

大井「毎日毎日提督が北上さんって言っていたら北上さんという言葉の響きが汚れてしまいます!」



響「クシュン!」

電「風邪なのです?」

響「いや、どこかで噂でもされたのかな」



大井「どうにかして提督に北上さんと言わせるのを阻止したいけれど…」

大井「そうだわ、物理的に黙らせればいくら提督だって…」

大井「ええ、そうよね。なんでこんな簡単なことに気づかなかったのかしら。明日から早速実行しましょう」
3 : ◆GU9rEi2owk [sage]:2019/04/12(金) 21:00:21.79 ID:edMt4Kdxo
〜翌日〜

提督「お、大井っちじゃん。おはよう」

大井「おはようございます」

提督「今日は北かm」

ブチュゥ

提督「!!!」

提督「んー!んんんー!」

大井「っぷはぁ!」

提督「おおおおお前いきなり何を!」

大井「提督、あなた先日北上さんの件について気をつけるって言ったわよね?」

提督「あ、ああたしかにそんなことあったな」

大井「なのにあなたは来る日も来る日も北上さん北上さんって」

大井「で、あなたが反省する気がないならこっちも対抗手段を用いることにしたわ」

提督「…それが今のってことか?」

大井「ええ。これから提督が私の前で北上さんの名前を口に出そうとしたら私が物理的に塞いで北上さんの名前を呼ぶのを阻止しますから」

提督「…」

提督「…わかった、気をつける」

大井「本当ですね?こっちだって好きでしてる訳じゃないんですから本当に気をつけてくださいよ?まったくもう」
4 : ◆GU9rEi2owk [sage]:2019/04/12(金) 21:06:43.10 ID:edMt4Kdxo
〜昼〜

提督「こんなかんじで展開してくつもりなんだが」

大井「ここの穴はどうするんですか?」

提督「ああ、そこは北k」

ブチューチュルチュル

提督「んんんー!んんー!」

プハッ

大井「朝反省するって言ったばかりじゃないですか!」

提督「仕事の話でもダメなのかよ」

大井「ダメです、提督が北上さんの名前を呼ぶと北上さんという素晴らしいハーモニーにノイズが入ってしまうのが問題なんです」

提督「えぇ…」

大井「約束も守れない豚は出荷です」

提督「そんなー(´・ω・`)」
5 : ◆GU9rEi2owk [sage]:2019/04/12(金) 21:17:31.94 ID:edMt4Kdxo
〜翌日〜

提督「大井っち、荷物運ぶの手伝ってくれないか。ちょっと多くてさ」

大井「ええ、いいですよ」

提督「すまないな工廠まで運ぶからよろしく」

〜工廠〜

提督「よっ、明石。頼まれてたもの持ってきたぞ」

明石「ありがとうございます、そこに置いててください」

提督「ああ、よいしょっと。大井っちもありがとな」

大井「いえ、これくらい」

明石「あ、ところで北上さん見ませんでした?頼まれてた魚雷の改修終わったので返却したいんですけど」

提督「ん?いや今日はきt」

ブチュッブチューチュルルルズゾゾゾゾ

明石「!?!?!?!?!?」

提督「おまっ、人前で何てことを!」

大井「提督こそなんでいい加減学習しないんですか、今北上さんの名前出さなくても返事できたでしょう!お蔭で北上さんって単語を吸い上げないといけなくなって恥をかいたじゃないですか!」

提督「恥だと思うならやるなよ!」

大井「それ以上に耐えられません!」

ガミガミグチグチ

ドアバタン

明石「」ポカーン

明石「…提督は唇を安売りする男っと」メールポチポチ
6 : ◆GU9rEi2owk [sage]:2019/04/12(金) 21:33:26.65 ID:edMt4Kdxo
〜翌朝〜

北上「でさ〜」

木曽「ホントか?」

北上「マジだって〜。あたしのことが信じられないの〜?」

木曽「だってなぁ。って、おう、おはよう」

北上「ん?おっ、提督じゃんおはよ〜」

提督「おはよう。木曽にk」

シュババッ

ブチュルルルルルルルルチュッパチュッパ

木曽「え?」

北上「お?」

チュゾゾゾゾゾゾレロレロ

提督「んーんーんー!」

大井「なんで朝からナンパしてるのよ、この駄犬!」

提督「お前どっから飛んできたし!てか挨拶しただけだ、ナンパじゃねーよ!」

大井「いいえ、信じられません!いつまでも学習しないから今回は舌を舐め回しておきましたからね、これなら北上さんの名前を出しそうになったら私の唾液の味を思い出して踏みとどまれるでしょ?」

提督「何言ってんだお前」

大井「とにかく、私の目を盗もうったってそうはいかないんですからね、いいですか?」

提督「ああ、わかった」

大井「まったくもう、まったくもう」プンプンスタスタ

木曽「…なあ、今の何なんだ?」

提督「いやぁ、実は…」

カクカクシカジカ

北上「ふーん?なるほど」

提督「アホらしいだろ?」

木曽「大井姉さんも疲れが溜まってついに頭がおかしくなったのか?」

北上「いやぁ、どうだろうね〜」

提督「そんなわけでしばらくお前の名前は呼べないわ。すまんな」

北上「いいっていいって。そのうち落ち着くだろうしさ〜」

提督「ん?なんか思いあたる節でもあるのか?」

北上「ん、別にないよ」

木曽「俺もないな」

提督「そっか、まあ何か変化があったら教えてくれ。じゃあな」
7 : ◆GU9rEi2owk [sage]:2019/04/12(金) 21:43:17.74 ID:edMt4Kdxo
〜またまた翌朝〜

大井「フーンフフフ〜ン♪んー、今日のリップはピーチにしておこうかしら」キュッキュッ

北上「ねぇ、大井っち」

大井「どうしました北上さん?」

北上「前は香りつきのリップは使ってなかったよね?」

大井「ええまあ。最近からですね」

北上「提督のため?」

大井「!」ブーッ

大井「何をいきなり…!」

北上「提督から事情は聞いたんだけどさ〜、最近何度もキスしてるんでしょ?」

大井「ええ、北上さんを守るために」

北上「ふーん、そう。でも本当は提督にキスしたいだけなんじゃないの?」

大井「何をいきなり…そんなわけないじゃないですか。あの誰にでもフランフランしてる提督を私が好きになるなんて隼鷹がお酒をやめるくらいあり得ないです」

北上「ホントかなぁ?まあいいけどね〜」

大井「本当です。あ、私は時間なので先に行きますね」

北上「いってら〜」フリフリ

北上(もう少し様子を見るかな)
8 : ◆GU9rEi2owk [sage]:2019/04/12(金) 21:53:36.00 ID:edMt4Kdxo
大井「私が提督を?あり得ない。私には北上さんがいれば…」ブツブツ

大井「ん?あれは提督と…」



卯月「しれいか〜ん、うーちゃん聞いたっぴょん!」

提督「何の話だ?」

卯月「とぼけても無駄無駄ァ、今なら司令官とちゅーし放題って話題になってるぴょん!」

提督「は?冗談だろ?」

卯月「本当だぴょん!ってことでうーちゃんいっきまーす!」チュー

ガシィ

卯月「ぴょ?」

大井「おい、発情うさぎ、何やってんのよ」

卯月「お、大井さん…」

大井「提督の唇は私のものなの。お前が触れていいものじゃないのよ」ギギギギギ

卯月「い、いたい!いたいぴょん!頭割れるぅ!」メキキキ

提督「おい!大井!」

大井「!はっ、私ったら何を…」

卯月「うぅ…」グズッグズッ

提督「大丈夫か卯月?」

大井「わ、私…」

提督「大井、俺は今から卯月を医務室へ送り届けてくる。お前は司令室にいろ。わかったな?」

大井「…はい」
9 : ◆GU9rEi2owk [sage]:2019/04/12(金) 22:00:43.47 ID:edMt4Kdxo
大井「なんで私あんなことを…それに提督の唇は私のものって一体なんであんな…」

ガチャ

提督「待たせたな」

大井「提督。いえ、そんな」

提督「まあ座れ」

大井「はい、失礼します」

提督「世間話もなんだから直接話題に入る。最近お前おかしいぞ?誰に害があるわけでもないから何も言わなかったが、こういうことがあっては俺も黙っているわけにはいかない」

大井「…すみません」

提督「何か不満があるのか?俺も仙人じゃないんだ、言いたいことははっきり言ってくれなきゃ分からないぞ」

大井「…すみません、分かりません」

提督「わかりませんってお前…まあいいよ。大井は分別があるほうだと思ってるし。今日は仕事はいいから部屋に帰って休め」

大井「…すみません。失礼します」

ガチャ…パタン

提督「はぁ、あんな大井っちは初めて見たな。一体何があったんだ」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/13(土) 12:30:24.54 ID:N7fnIzda0
どういう話()
でもなんか新しい感じして面白いから許す
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/13(土) 18:43:26.68 ID:w1b8kDzXO
またしても地味に名前を誤字られる木曾であった
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/13(土) 19:28:04.25 ID:7iBrdJB9o
大井と卯月はアカン
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