【イナズマイレブンGO】天馬「記憶を失った世界で...」【安価】

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170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 22:51:44.22 ID:C7cf20u60
井吹「鍛え方が違うんだよ」

井吹(記憶に残ってる修羅場の数も、な・・・)

天馬「井吹?」

さくら「あー、なんかこいつたまに遠い目をして物思いに耽ることあるのよね」

井吹(キャプテン・・・・)
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/21(火) 22:51:45.39 ID:wTfHoExk0
出来たら>>169の追加出来たらお願いします
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 22:54:38.23 ID:C7cf20u60
〜天馬の部屋〜

井吹『そんじゃ俺午後の練習にも参加するから』

と言って井吹は一足先に食堂を後にした。
カトラやさくらが食べ終えた後に俺達は部屋に戻ってきた。

カトラ「>>173
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 22:56:03.80 ID:SPHZn9cfO
あ、あの……天馬。もしご迷惑じゃなかったら今度、お弁当を作ってきていいですか?
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 22:57:00.54 ID:nFBe+r7ao
・・・・・よく考えてみたんですけど、確かに天馬がえっちな本を持っている確率は低いですね
何故ならば今はスマホやパソコンでそういうものはいくらでもただで見られるから!
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 22:59:20.13 ID:C7cf20u60
カトラ「あ、あの……天馬。もしご迷惑じゃなかったら今度、お弁当を作ってきていいですか?」

天馬「えっ!本当!?」

うわあ、嬉しいな!彼女にお弁当つくって貰えるなんて、最高だよ!

さくら「お二人さんラブラブね〜♪」

天馬「そ、そう、かな?」テレッ///

ら、ラブラブとか言われると照れる・・・////
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 23:08:29.94 ID:C7cf20u60
〜準々決勝前日〜

今日は誰か誘って河川敷で練習しようか。早速連絡を・・・

ピロリン!

井吹『いいねぇ、バスケの練習は午前で切り上げることにする』

井吹がすぐに返事をくれた。午後から練習に参加してくれるんだね、了解!
他の皆はどうかな?

ピロリン!ピロリン!ピロリン!

瞬木『弟たちの面倒を見るからパス』

座名九郎『稽古があるので、今回は見送らせて頂きます』

神童『家の用事があるんだ、すまない』

瞬木、座名九郎、拓人にはキャンセルされたが、他は皆オッケーをくれた。

天馬『明日に備えて河川敷で練習しない?』既読12

・・・・・剣城だけ既読すら付いてない。
因みにグループには円堂さんも参加しているので全部で14人居るんだ!
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 23:11:23.17 ID:C7cf20u60
〜河川敷〜

円堂「井吹が来るまでの間は俺がキーパーをやってやろう!」

天馬「円堂さんがキーパー・・・・」

信助「天馬!僕達今からすごいの見られるかもね!」

天馬「うん!」

九坂「>>178
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 23:12:48.77 ID:nFBe+r7ao
そういや円堂さんは今回出ないんっすか?
流石にキーパーが井吹一人じゃ何かあったとき色々と困るんじゃ
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 23:17:56.98 ID:C7cf20u60
九坂「そういや円堂さんは今回出ないんっすか?流石にキーパーが井吹一人じゃ何かあったとき色々と困るんじゃ」

井吹「大丈夫だ。俺になんかあったとしても、こいつが居る」ポンッ

信助「・・・・えっ、僕!?」

井吹「出来る限りは怪我しないように細心の注意は払うが、万が一が起きたら頼むぞ」

信助「・・・・・わかった!」

井吹「フッ...」
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 23:20:38.30 ID:C7cf20u60
〜〜

円堂「よし、来い!」

九坂「じゃあ行くっすよ!えい!」

信助「>>181
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 23:22:57.39 ID:IAeLQN3T0
うーん、僕も円堂さんみたいなキーパーになるには・・・やっぱり円堂さんみたいに突然前線に上がってみるとか!
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 05:47:37.54 ID:cSRw/v+Y0
信助「うーん、僕も円堂さんみたいなキーパーになるには・・・やっぱり円堂さんみたいに突然前線に上がってみるとか!」

井吹「さあな?お前がどうなりたいかはお前が決めろ」

信助「井吹?」

井吹「・・・・監督、次は俺達が」

円堂「おう、わかった」
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 05:55:01.52 ID:cSRw/v+Y0
〜準々決勝当日〜

天馬「いよいよ、ベスト4をかけた戦いが始まるんだ!」

さくら「最初はどうなることかと思ったけど、私達案外いいところまで勝ち上がれたよね?」

好葉「うん」コクッ

鉄角「いっそこのまま優勝目指すか?」

真名部「今の僕達なら優勝の確率は17.14%あります」

九坂「0.0001%から物凄い数字が上がったな」

『間もなく抽選を行います!選手皆さん今しばらくお待ちください』

ジャララララ

『出ました!抽選結果!』

さくら「あった!稲妻高校!」

天馬「俺達の相手は!?」

相手は何処のチーム?安価下
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 05:57:44.48 ID:a0ePHVfu0
帝国学園
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 06:08:47.31 ID:cSRw/v+Y0
稲妻高校対帝国学園

天馬「帝国学園・・・確か雷門中のライバル校で、ホーリーロードで何度も全国へ足を踏み入れてる中学・・・」

鉄角「マジで!?中学生とはいえ相手は全国区か」

井吹(こりゃ厳しい試合になりそうだな・・・)

鬼道「円堂」

円堂「!」

鬼道「久しぶりだな」

円堂「鬼道!何でお前がここに?」

鬼道「それは俺が帝国学園の総帥だからだ」

円堂「そっか。鬼道も、指導者の道を歩み始めたんだな」

鬼道「ああ。まさか、こんなに早くお前と監督同士として戦うことになるとは思ってもみなかったがな」

円堂「・・・負けないぜ、あいつらは」

鬼道「俺も教え子達を信じている」

佐久間「総帥、行きましょう」

鬼道「ああ」

佐久間「・・・・」ペコリ
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 06:12:29.06 ID:cSRw/v+Y0
〜観客席〜

俺達の試合は午後からの第二試合ということで、午前中はいつものように自由時間を過ごしていた。

カトラ「天馬!」

天馬「カトラ!応援に来てくれたの?」

カトラ「はい!」

うわぁ、寮からわざわざ会場まで足を運んでくれたんだ。俺達を応援するために。嬉しいな!

カトラ「>>187
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 06:14:35.18 ID:LN5i/3Le0
天馬はこれからどうするのですか?
も、もしよかったらい、一緒に・・・////
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 06:24:57.32 ID:cSRw/v+Y0
カトラ「天馬はこれからどうするのですか?も、もしよかったらい、一緒に・・・////」

天馬「何か買っていこうか。例えばお土産とか・・・///」スッ

とりあえず手を差し出してみたけど、流石に顔は見れない。
今凄い顔赤いからカトラからなんとなく目を逸らす・・・

カトラ「・・・ありがとう♡」ギュッ!

天馬「!」

カトラの手、すべすべでやわらかい・・・////
って何考えてんだ俺!?変態か!

天馬「と、とりあえずグッズコーナーとか回って行こうよ」

カトラ「はい♡」
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 06:27:50.87 ID:cSRw/v+Y0
天馬「////」

カトラ「///」

か、会話がない!
別に気不味いとかではない!むしろカトラとなら無言でも心地はいいくらいだ!
でもせっかくのデートなんだから男である俺がリードしてやらないと・・・////
そういえば今時の女の子って何が好きなんだ?

天馬「・・・>>190
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 06:30:46.36 ID:3bHavmsb0
そうだ!カトラって日本に来てから友達とかもう出来た?
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 06:30:57.23 ID:Z4od2ck90
今日はカトラのこと色々聞いていいかな?
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 06:39:10.91 ID:cSRw/v+Y0
天馬「・・・そうだ!カトラって日本に来てから友達とかもう出来た?」

カトラ「はい!さくらさんには色々よくして貰ってますし、クラスの人達も優しくて」

うんうん!やっぱりカトラは可愛いし行動力もあるから友達は居て当然だよね。何も心配なかった・・・

カトラ「後ポトムとも久しぶりに会ったんですよ!」

やっべ、たった今心配事が出来ました・・・

カトラ「・・・天馬?」

天馬「いやいやいや!なんでもない!なんでもない!」アセアセ

カトラ「?」
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 06:42:41.17 ID:cSRw/v+Y0
〜会場の外〜

さくら(あーあ、せっかく好葉と買い物でもしようかと思ったけど、九坂に先越されちゃった。空き時間どう過ごそ?)

「・・・・」スタスタ

さくら(お、あれは・・・)

誰を見掛けた?安価下
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 06:45:31.66 ID:LN5i/3Le0
神童を尾行して写真撮ってる茜
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 06:51:05.37 ID:cSRw/v+Y0
茜「・・・」パシャ!

さくら(えぇ...あ、あれって盗撮よね......警察に言った方がいいのかな?)

茜「シン様今日も素敵♪」

さくら(シン、様?えっと、シャッターの向き的には・・・)

座名九郎「ーー」

神童「ーー」

さくら(市川と雑談してる神童君・・・なるほど、神童君のファンってとこかな?)

茜「はぁ...////」ウットリ

さくら(いや、恋する乙女?でもどっちにしろストーカーは不味いわよね)スッ

茜「>>196
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 06:52:47.76 ID:LN5i/3Le0
・・・例え世界やみんなが変わっても、シン様の凛々しさは変わらない…
でも、あの日々を無かったことになんてしたくないボソッ
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 06:53:45.59 ID:bZZg19u8O
今日もシン様格好いい……///
もっと近くでお話とかしたいけど……私じゃ……
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 06:58:05.35 ID:cSRw/v+Y0
茜「・・・例え世界やみんなが変わっても、シン様の凛々しさは変わらない…でも、あの日々を無かったことになんてしたくない」ボソッ

さくら(世界が、変わる?何言って......!?)ズキッ!

茜「・・・・続きは観客席で撮ろ」トボトボ

さくら「あ、あっ・・・あああっ・・・!」
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 06:59:37.10 ID:cSRw/v+Y0
おい・・・、おいっ!

さくら「ハッ!」

「大丈夫か?」

さくら「>>200
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 07:01:36.39 ID:fDFZvV5l0
んっ・・・ここはどこ?私は誰?っていうのがこういうとき定番の台詞よね♪
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 07:04:24.04 ID:cSRw/v+Y0
さくら「んっ・・・ここはどこ?私は誰?っていうのがこういうとき定番の台詞よね♪」

井吹「・・・・そんだけ馬鹿なこと言えるんなら大丈夫だな」

さくら「・・・・ねぇ井吹」

井吹「何だ?」

さくら「・・・・もしだよ。もし、私に前世の記憶が蘇ったとか言ったら、笑っちゃう?」

井吹「>>202
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 07:06:00.01 ID:/tTw14T00
!?!?
ま、まさか覚えているのか!
アースイレブンのこと!GSGのこと!
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/22(水) 07:06:33.91 ID:Z4od2ck90
いや。笑わないさ

実は俺は素っと前から蘇っている
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 07:11:59.48 ID:cSRw/v+Y0
井吹「!?!?ま、まさか覚えているのか!アースイレブンのこと!GSGのこと!」

さくら「・・・いつから?」

井吹「・・・・・理事長室に呼び出された後だ」

さくら「だよね。最初は下らないって吐き捨ててたのに、キャプテンを除いたら一番練習してた。今思うと、あの心変わりは不自然だもん」

井吹「・・・」

さくら「実はね、今さっき前の世界の記憶を持ってた人が居たの」

井吹「!」

さくら「・・・・会いに、行こうよ」
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 07:15:39.30 ID:cSRw/v+Y0
〜観客席〜

茜「・・・・そっか。貴方達も記憶を」

井吹「ああ」

茜「私は、あの頃に戻りたい。皆が居た雷門に・・・」

井吹「それは出来ない相談だ」

茜「わかってる。世界は変わってしまったから」

さくら「そうじゃないの!」

茜「?」

さくら「GSG、最後の戦いで・・・私達は」

井吹「ーーーー」

























茜「えっ?」
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 07:21:10.78 ID:cSRw/v+Y0
〜控え室〜

円堂「試合に備えてこれからミーティングを行う!」

「「「「はい!」」」」

【稲妻高校フォーメーション】

FW・・・・・剣城、瞬木

MF・・・・・・・天馬

MF・・・九坂・・・・・・さくら

MF・・・・・・・神童

DF・・・好葉、皆帆、真名部、鉄角

GK・・・・・・・井吹

ベンチ・・・座名九郎、信助

円堂「布陣はいつも通りだ」

井吹「信助、この戦いは今までとは間違いなく違う戦いになる。いつでも出られる準備をしていてくれ」

信助「・・・うん!」

座名九郎「>>207
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 07:25:35.37 ID:LN5i/3Le0
私もいつでも出られる準備は出来ています
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 07:27:28.07 ID:cSRw/v+Y0
座名九郎「私もいつでも出られる準備は出来ています」

円堂「・・・」コクッ

天馬「よし皆!グラウンドへ行こう!」

「「「「おおおおっ!」」」」
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 07:37:26.38 ID:cSRw/v+Y0
〜グラウンド〜

【帝国学園フォーメーション】

FW・・・・逸見、御門

MF・・・洞沢、佐々鬼、五木

MF・・・・・・飛鳥寺

DF・・成田、大滝、蒲田、龍崎

GK・・・・・・雅野

天馬「2-4-4、俺達と同じか」

神童「陣形は違うが、ポジションの人数比率は同じと見てもいい」

天馬「しかも監督とコーチはFFI優勝経験者・・・」

神童「>>210
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 07:38:28.44 ID:Bjx5WHMS0
分が悪い、どころの話じゃないな
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 07:46:58.45 ID:cSRw/v+Y0
神童「分が悪い、どころの話じゃないな」

天馬「・・・けどやるしかない!」

神童「勿論、わかっている」

角間王将『さあ超次元大会準々決勝、稲妻高校対帝国学園の試合は、間もなくキックオフです!』

審判「ピー!」

剣城「・・・」チョンッ

瞬木「キャプテン!」

天馬「っ、」ポスッ

角間王将『稲妻高校、松風のドリブルで上がっていく!』

天馬「さくら!」ポーン!

さくら「任せて!」

洞沢「行かせるか!」

さくら「・・・ふふっ♪」

洞沢「!?」

さくら「ビューティフルフープ!」

角間王将『何と野咲!新必殺技で抜いた!』

神童「いつの間にあんな技を!?」

天馬「凄いよさくら!」

さくら「てへ☆」(^_-)
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 07:54:26.31 ID:cSRw/v+Y0
さくら「瞬木!」

瞬木「おう!」

角間王将『ボールは野咲から瞬木へと繋がった!』

瞬木「お前らに俺の足が止められるか!」ギュウウウウン!

鬼道(瞬木隼人・・・陸上部だけあってその俊足は素晴らしい。だがその俊足も、陸が無ければ機能するかな?)ニヤリ

円堂(鬼道のやつ、何か仕掛けてくる!)

鬼道「成田、大滝!」

「「はあああっ!!」」

ザバーン!

瞬木「なっ!?これは・・・」

「「サルガッソー!」」

瞬木「うわあああああっ!!」

鬼道(瞬木隼人、お前に陸は走らせない!)

角間王将『帝国学園の固いディフェンスが瞬木の足を封じた!』

鬼道「オフェンスに転じろ!」

御門「はいっ!」

大滝「飛鳥寺!」

角間王将『帝国学園細かくパスを繋いで上がっていく!』
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 08:06:55.49 ID:cSRw/v+Y0
飛鳥寺「逸見!」

逸見「らああああっ!」

鉄角「通さねえ!」

角間王将『鉄角プレッシャーを掛けに行く!』

逸見「馬鹿め!何年も毎日サッカー漬けの日々を送った俺達が、お前らのような素人にボールを奪われる訳がないだろう!」

鉄角「そうかな?案外やってみねーと、わかんねーかもよ?」

逸見「ほざけ!マッドジャグラー!」

角間王将『おっと逸見、マッドジャグラー発動を宣言したぞ!マッドジャグラーはボールを相手のお腹に浮かせてボール越しに連続で蹴りを入れる、あまり品のない技だ!』

逸見「喰らいやがr」

ヒュン!

逸見「は?」

鉄角「シュッ!シュッ!シュッ!フットワークドロウ!」

逸見「なぁっ!?」

角間王将『逸見ボールを奪われた!』

鉄角「ボクシングのフットワークも、案外捨てたもんじゃないだろ?」ニヤリ

角間王将『鉄角は高校ボクシングの日本チャンピオン、常に高速で飛んでくるパンチを何千、否何万・・・もしくは億かもしれませんね。たくさんの高速パンチを見てきた鉄角からすれば、今更マッドジャグラーなど当たらないのも当然と言えば当然かもしれません!』
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 08:13:48.39 ID:cSRw/v+Y0
〜〜〜〜

五木「行かせな・・・」

九坂「あ"っ!」ギロリ

五木「ヒッ、」ドサッ

角間王将『九坂!必殺のオラオラメンチで敵をゆったりと抜き去った!』

〜〜〜〜

逸見「ボクサーが駄目ならインテリメガネを沈めて・・・」

真名部「・・・・」サササササ!

真名部「見えました!」キラーン!

逸見「何っ!?またボールを取られた!」

真名部「これが僕のディフェンス方程式。中学生の単調な攻めなど、僕の頭脳には通用しませんよ」

角間王将『野咲、鉄角に続いて真名部も新必殺技を繰り出した!』

井吹「ナイスディフェンス真名部!」

皆帆「流石は僕のワトソン君だ」

真名部「誰がワトソンですかっ!!」ポーン!
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 08:24:25.63 ID:cSRw/v+Y0
「「サルガッソー!」」

瞬木「チッ、こいつさえ攻略出来れば!」

角間王将『両チーム固い守りのまま前半はどんどん終わりに近付いてて来ているぞ!』

御門「時間がない!俺にボールを寄越せ!」

龍崎「御門さん!」

角間王将『おっとここで帝国学園ロングパスだ!』

好葉「ウチが・・・」

御門「どけえ!」

好葉「きゃっ!」ドサッ

角間王将『御門が森村を突き飛ばして強引にボールを拾った!』

審判「・・・・」

角間王将『だがホイッスルは鳴らない!超次元サッカーならよくあることだ!』

御門「ピィー!」

皇帝ペンギン×7「くえー!」

御門「皇帝ペンギン、7!」

ギュウウウウン!

角間王将『御門の強烈なロングシュートだ!井吹これを止められるか!?』

井吹「チィっ!」パシーン!

御門「無駄だ。この俺の必殺技が素手で止められる訳ないだろう!」

井吹「ぐ、ぐううううっ!」ギュルン!ギュルン!ギュルン!

しゅううううう〜...

井吹「・・・・止めてやったけど?」ニヤリ

御門「なっ!?」

審判「ピッ、ピー!」

角間王将『ここで前半終了のホイッスル!試合は0-0のまま後半戦に突入します!』
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 08:28:02.46 ID:cSRw/v+Y0
〜稲妻高校のベンチ〜

九坂「好葉!だ、大丈夫か?」

好葉「これぐらいは、平気。それよりも、九坂君が心配してくれたことの方が……うれしい///」

九坂「そ、そりゃね!好きな人を心配するのは当然っすよ!それに、仲間でもあるんだから助け合いたいし」

好葉「……ありがとう!」ニッコリ

さくら「>>217

217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 08:30:58.47 ID:tYx4qYyk0
ふふっ、今回はあの時みたいな結果にならなそう♪
あの時の雪辱晴らしちゃうんだから!
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 08:41:29.81 ID:cSRw/v+Y0
さくら「ふふっ、今回はあの時みたいな結果にならなそう♪」

井吹「そうだな」

さくら「あの時の雪辱晴らしちゃうんだから!」

井吹「・・・ああ。黒星のまんまじゃ終われねぇよな!」

瞬木(あの渦巻きをどう攻略する?悔しいが帝国の守備は磐石だ。俺の足を完全に封じてやがる)

天馬「・・・拓人、何か攻略法はない?」

神童「済まない、今は守ることで手一杯なんだ。攻撃の方法は思い付かない・・・」

円堂(流石は鬼道だ。知略や戦術は完全に向こうが上。佐久間も、鬼道が総帥に就くまでは帝国の全国優勝に何度か貢献している有能な指導者みたいだし・・・)

守備も体力が無限に続くわけではないし、拓人や監督も戦術が浮かばない
このままじゃジリ貧だ。俺がなんとかしなきゃ・・・
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 08:46:05.26 ID:cSRw/v+Y0
円堂「・・・後半の作戦を伝える」

「「「「!」」」」

円堂さんが動いた!一体どんな指示を・・・

円堂「程のことがなーんも浮かんでないんだよなぁ、あは、あはははは・・・・(苦笑)」

( ゚д゚)ポカーン

「「「「だあっ!」」」」ガクッ!

円堂「いや、本当悪い悪い。どう考えても鬼道には戦術面で勝てる気がまるでしなくてさ・・・」

天馬「監督〜...」

円堂「いやまあ、俺は鬼道には勝てないかもしれないけど、今戦ってるのはお前達だ。お前達なら、帝国学園に必ず勝てる!俺は信じてる!」

天馬「監督!」

円堂「うん!」ニカッ!

天馬「>>220
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 08:54:01.13 ID:Z4od2ck90
そうだよね!なんとかなるさ!………ってあれ?
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 08:59:07.09 ID:cSRw/v+Y0
天馬「そうだよね!なんとかなるさ!………ってあれ?」

円堂「ほら、さっさと行け!行け!」アセアセ

天馬「あ、はい!」

円堂「・・・・・・>>222
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 12:02:32.07 ID:Y4GYUynSo
(何とかなるさ・・・何でだろう、俺は天馬のこの言葉を何度も聞いている気がする…)
(俺達はまだ会ったばかりなのに・・・本当に会ったばかりなのか?)
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 19:11:29.15 ID:cSRw/v+Y0
円堂(何とかなるさ・・・何でだろう、俺は天馬のこの言葉を何度も聞いている気がする…俺達はまだ会ったばかりなのに・・・本当に会ったばかりなのか?)

天馬「・・・・」スタスタ

円堂(もしかしたら俺が忘れただけで、実は過去にも会ったことがあるとか?)
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 19:18:33.19 ID:cSRw/v+Y0
御門「成田!大滝!」

瞬木「またサルガッソー!そうは行くかよ!」

角間王将『瞬木、ディフェンスが来る前に強引にシュートを打った!』

雅野「ッ!」パシッ!

角間王将『だがこれはキーパー雅野の正面!』

雅野「ディフェンスを出し抜くことに気を取られてシュート自体に重みはなかったな」

瞬木(チッ、サルガッソーが頭にちらついて集中しきれねぇ!)







御門「うおおおお!!」

皆帆「悪いけど、君の動きは全て見切ったよ」サッ!

御門(なっ!?こいつ、俺と全く同じ動きを!)

皆帆「そうさ。僕は今完全に君の動きをトレースしているのさ」

御門「!?」

皆帆「トレースプレス!」

角間王将『皆帆も新必殺技を繰り出した!両チーム後半に入っても守りが崩れない!』

皆帆(とはいえ、そろそろ体力が・・・)
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 19:42:51.63 ID:cSRw/v+Y0
九坂「ハァ、ハァ、」

好葉「ゼェ、ゼェ...」

皆帆「・・・はあっ!はあっ!」

さくら「・・・・」トボトボ

皆だんだん動きが鈍くなってる。集中力も体力もそろそろ限界か・・・

龍崎「ハァ、ハァ・・・・」

成田「くっ!」

大滝「ふぅ、ふぅ、」

だけどそれは帝国学園も同じ!こうなったら俺が切り込む!

天馬「拓人!一気に攻めよう!」

神童「!」

【神のタクト】

角間王将『おっと神童、ここで神のタクトを発動させた!稲妻高校勝負に出ました!』

神童「九坂!剣城!」ポーン!

九坂「おらっ!」ポーン!

剣城「ッ!」

角間王将『ボールは一気に前線の剣城へと渡った!』

龍崎「行かせるか!」

剣城「ッ、松風!」

龍崎「しまった!」

天馬「っ!」ポスッ

角間王将『剣城ナイスパス!一瞬フリーになった松風にボールを繋いだぞ!』

ドンピシャ!最高のタイミングだ!これなら決められる!
拓人が、剣城が・・・・皆がくれたチャンス!逃さない!

天馬「うおおおおおおおおっ!!!!」
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 19:44:59.88 ID:cSRw/v+Y0
天馬「うおおおおお!!マッハ・・・」

御門「させるかああああっ!!」ズザー!

天馬「・・・・・えっ?」ドサッ

一瞬何が起きたのかわからなかった。
ただ、気付いたら後ろから激痛が・・・・

天馬「〜〜ッ!!」ズキン!

角間王将『フォワードから戻ってきた御門、後ろから強引にスライディングを掛けました!』

さくら「キャプテン!?」

審判「・・・・」

角間王将『しかし審判の笛は鳴りません!』

九坂「おい審判!いい加減にしろよ!今のどう見てもファウルだろ!」

審判「・・・・・」

九坂「チッ、・・・くそが!」ダッダッダ!

角間王将『九坂!すぐさま御門を追うが疲れからか距離が縮まりません!』

九坂(くそ!こんなところで・・・)

ヒュウウウウン!

好葉「!?」

皆帆「あっ!?」

角間王将『自陣から一気に掛け上がった御門、皆帆と森村をかわしてキーパーと一対一に!!』

御門「これで終わりだ!皇帝ペンギン7!」

ギュウウウウン!

井吹(くそ!ここで決められたら、何もかも終わる!終わらせて、たまるかああああっ!!)











剣城「・・・」

ギュルルルルルルン!

「「「「!?」」」」

角間王将『と、止めたああああああああ!!なんと剣城が片足で止めました!帝国学園のFWがゴール前まで戻ったように、稲妻高校のFWもゴールまで戻っていた!』

剣城「・・・さっきのスライディング、やりすぎじゃないのか?」

御門「審判は止めなかった。ならルール上は問題ない!」

剣城「ッ!本気で言ってるのか!?」

好葉「>>227
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 19:52:47.57 ID:Y4GYUynSo
流石にさっきのは酷いと思います
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 20:05:27.72 ID:cSRw/v+Y0
好葉「流石にさっきのは酷いと思います」

御門「黙れ!お前達に何がわかる!帝国学園は名門中の名門!帝国に敗北はあってはならないんだ!」

皆帆「さっきのスライディング、倒れ方によっては頭を強く打って大事になる可能性もあったんだよ?」

御門「何も起こってないんだ!ならば問題はない!」

剣城「・・・・お前に本物のサッカーを教えてやる。よく見ていろ三流」チョン...

ギュウウウウン!

角間王将『剣城ドリブルで攻め上がっていく!』

佐々鬼「なんだと!?」

五木「速い!」

飛鳥寺「何故こいつはこの終盤でここまで動けるんだ!?」

真名部「剣城君は後半の途中までほとんど動いてませんでしたからね。体力もまだ90%以上は残ってますよ」

角間王将『剣城一気に最終ラインまで上がってきた!』

龍崎「ここで止める!」

「「サルガッソー!」」

角間王将『だが帝国のディフェンスもまだ生きている!サルガッソーが発動されたぞ!』

剣城「・・・・・」スッ

ゲシッ!

「「「「!」」」」

剣城「デスソード」

ギュウウウウウウンンッ!!

「「!?」」ヒュウウウウン!

角間王将『剣城の必殺シュートがサルガッソーを潜り抜けた!』

雅野「パワースパイク!うおおおおおおお!!!!」

ジジジ...パキパキパキ......!!

雅野「!?」

パリーン!!
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 20:09:33.32 ID:cSRw/v+Y0
審判「ピッ、ピッ、ピー!」

角間王将『ここで試合終了のホイッスル!稲妻高校、3戦連続で1-0の勝利です!』

準々決勝は1-0で俺達が勝利した。
決勝点は、剣城だ・・・

剣城「・・・・・」

天馬「えっと、さっきはありがとう」

剣城「・・・足の具合は?」

天馬「え?うん。特になんともないよ」

さくら「>>230
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 20:12:57.70 ID:xtVkiWVq0
急にどうしたの剣城君?(もしかして記憶が)
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 20:17:53.18 ID:cSRw/v+Y0
さくら「急にどうしたの剣城君?(もしかして記憶が)」

剣城「・・・・ちょっとそういう気分になっただけだ」

円堂「凄いじゃないか剣城!いいシュートだったぜ!」

剣城「どうも」スタスタ

一言二言話してくれたけど、それでもすぐに帰っていくのは変わらなかった。

鬼道「>>232
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 20:22:30.90 ID:xtVkiWVq0
完敗だよ円堂
良い試合だった
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 20:28:48.55 ID:cSRw/v+Y0
鬼道「完敗だよ円堂。良い試合だった」

円堂「いや、頑張ったのは選手だよ。前半は策で負けてたし、後半に至っては選手に丸投げで作戦もあったもんじゃなかったしな」

鬼道「だがそれほどまでに信頼できる選手を育てたのだろう?凄いよお前は・・・」

円堂「いやー、あはは」

鬼道「それと、松風君だったかな?」

天馬「あ、はい!」

鬼道「先程はウチの選手がすまなかった」ペコリ

御門「・・・正直、やり過ぎた」

天馬「顔あげて下さい!もう気にしてませんから!」

鬼道「だが・・・」

天馬「だったらこうしましょう!次からはもう危険なプレーは極力やらないってことで!」

鬼道「・・・・・・ありがとう」

天馬「いえいえ!」ニッコリ

円堂「・・・また戦える日が来るといいな」

鬼道「ああ」
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 20:35:59.95 ID:cSRw/v+Y0
〜準決勝の日、控え室〜

【稲妻高校フォーメーション】

FW・・・・座名九郎、瞬木

MF・・・・・・・天馬

MF・・・九坂・・・・・・さくら

MF・・・・・・・神童

DF・・・好葉、皆帆、真名部、鉄角

GK・・・・・・・井吹

ベンチ・・・信助

円堂「そうですか・・・・わかりました」ピッ!

天馬「監督、剣城は!?」

円堂「もう既に家を出てるそうだ」

天馬「そんな・・・それじゃあなんで会場に居ないんだよ」

瞬木「勝てる気がしなくなったから逃げたんじゃねーの?」

井吹「あいつに限ってそんな腑抜けたことするかよ!」

瞬木「現実を見ろよ。剣城は会場にすら来ていないんだぞ」

信助「ただの寝坊とか?」

皆帆「いや、それなら家を出る前に連絡を入れれば済む話だ。本人に連絡すら着かない理由にはならない筈だよ」

鉄角「>>235
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 20:37:34.04 ID:LN5i/3Le0
まさか事故に遭ったとかじゃねえだろうな
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 20:43:48.14 ID:cSRw/v+Y0
鉄角「まさか事故に遭ったとかじゃねえだろうな」

さくら「縁起でもないこと言わないでよ!」

皆帆「だけど可能性は十分有りそうだよ。ここまで音沙汰がないんならそれも覚悟した方がいい」

好葉「そ、そんな・・・・」

円堂「・・・今は、剣城の無事を信じよう」

神童「監督・・・・・わかりました」

円堂「それじゃミーティングを始める。今日の対戦相手だが・・・」

相手は何処のチーム?安価下
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 20:45:56.77 ID:BP0r3+2+0
アフロディ率いる元ゼウスイレブン
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 21:01:39.31 ID:cSRw/v+Y0
稲妻高校対復活のゼウス

【新生ゼウスイレブン】

FW・・・・・・・・・デメテル

MF・・・アルテミス、アフロディ、アテナ

MF・・・・・・・・ヘルメス、ヘラ

DF・・・アポロン、アレス、ディオ、ヘパイス

GK・・・・・・・・・ポセイドン

円堂「世宇子ってチーム名は学校の許可が必要になるみたいだからゼウスイレブンってチームで登録しているが、相手は10年前俺達が戦った世宇子中そのものだ!フォーメーションだけ!」

天馬「>>239
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/22(水) 21:04:22.89 ID:Z4od2ck90
皆さん、現役なんですか?
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 21:11:44.54 ID:cSRw/v+Y0
天馬「皆さん、現役なんですか?」

円堂「いや、確かプロは誰も居なかった筈。アフロディすら今何してるのかわかんなかったし」

天馬「わからないって・・・」

円堂「いや本当に何も知らなかったんだよ。まあそんなこといいじゃねーか」

天馬「・・・そう、ですね!」

円堂「>>241
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 21:14:23.41 ID:LN5i/3Le0
じゃあ俺はあいさつしてくるよ
おーいアフロディ〜!久しぶりだな!
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 21:22:59.32 ID:cSRw/v+Y0
円堂「じゃあ俺はあいさつしてくるよ。おーいアフロディ〜!久しぶりだな!」

アフロディ「久しぶりだね円堂君。今日はよろしく頼むよ」

円堂「おう!」

アフロディ「まさか僕が選手として、君が監督として戦う日が来るとはね」

円堂「・・・そうだな」

アフロディ「今日こそ、勝ってみせるよ」
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 21:24:22.09 ID:cSRw/v+Y0
〜何処かの倉庫〜

不良A「大人しくしてたら、痛い目には遇わせないことを約束してやるぜ」

剣城「・・・・・」
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 21:29:20.74 ID:cSRw/v+Y0
〜遡ること数時間前、路上〜

ブロロロロロロ!

剣城「・・・・」

あの試合、どうして俺はあそこまで熱くなってしまったんだ?
どうして、松風が傷つけられた時、あんなにも怒りを感じてしまったんだ・・・

ブルルルルルルオオオオウン!
パフパフパフパフ!!

剣城「・・・・」

不良A「おいにーちゃん、俺らと一緒に来て貰うぜ」

ブルルルルン!
ブボボボボボボ!!

不良B「へっへっへ!」

不良C「げへへへへ!」

前後で一気に10台くらいのバイクに囲まれたな・・・・一体何なんだ?
とりあえず、囲まれてる以上は下手にスピード出して逃げようとするのは却って危ないだろうな。大人しく着いていくか。
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 21:35:27.04 ID:cSRw/v+Y0
〜そして現在、何処かの倉庫〜

剣城「・・・俺に何か恨みでもあるのか?」

不良A「別にお前にゃ恨みはないぜ。ただ、玉蹴りにうつつをぬかしてる九坂の知り合いだから連れてきた。それだけのことよ」

剣城「・・・・人質か」

不良A「まあそういうこった。玉蹴りで消耗したところでお前を出汁に九坂を呼び出して今までの仕返しをする。まあやつに仕返しするまでは大人しくしててくれや。何度も言うが、大人しくさえしていれば痛い目は見せねえからよ」

剣城「>>246
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 21:39:19.01 ID:tdiU+I6M0
・・・ああ、面倒だし大人しくしててやるよ
・・・って少し前なら言ってたんだけどなニヤリッ
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 21:47:31.23 ID:cSRw/v+Y0
剣城「・・・ああ、面倒だし大人しくしててやるよ」

不良A「物分かりがいいのは長生きするぜ」

剣城「・・・っらあ!」バキッ!

不良A「ごふっ!」

「「「「!」」」」

剣城「・・・って少し前言ってたんだけどな」ニヤリッ

不良B「この餓鬼!」

剣城「っ!」バキッ!

不良B「ごふっ!」ヨロッ...

剣城「はあっ!」ゲシッ!

不良C「がはああっ!」メリッ...

不良D「なめんなクソガキ!」ガンッ!

剣城「〜〜ッ!」ドサッ

頭に鈍い音と同時に鋭い痛みが・・・

不良D「んのやろ!」

不良A「よせ、それ以上はやめろ!殺人になっちまう...」

不良D「・・・・へい」

剣城「ッ、ぐっ......あっ、あ・・・・・・!!」ズキズキ
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 21:52:05.51 ID:cSRw/v+Y0
天馬『剣城いいいいい!!』キュイイイイイン!

剣城『天馬あああああっ!!』キュイイイイイン!

・・・・・お前だったのか。俺が親友と呼んでいたのは。
















オズロック『はあっ!』

天馬『ぐはっ!』ヒュウウウウン!






ゴンッ!

剣城『天馬...』

そうだ。確かあいつは、あの時オズロックの激しいチャージに吹き飛ばされて...
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 22:07:33.96 ID:cSRw/v+Y0
〜過去の世界、ファラム・オービアス〜

オズロック「フハハハハ!これでお前達の希望は潰えた!」

瞬木「オズロック!」ギリッ!

鉄角「てめぇ!!」

九坂「おんどりゃあああああ!!オズロック!」

天馬「」

葵「ねえ天馬!目を開けて!お願いだから!」ポロポロ...

カトラ「天馬・・・・」ドサッ

ポトムリ「!?いけない、このままではせっかく溜めたライフエナジーが!」

オズロック「そうだ!絶望しろ!幾多の星々から希望を奪った報いを受けろ!」

剣城「・・・まだ希望はある」

オズロック「・・・・何?」

神童「剣城...」

剣城「・・・・・・・」

天馬「」

剣城「天馬、お前はサッカーを復讐の道具にするのを許さないと言ったな。なら俺は、サッカーで復讐なんてしない」

神童「!」

剣城「どの星も犠牲にしたくない。その想いで、お前が必死で集めた希望の欠片、それが今希望になって宇宙を救おうとしている」

「「「「!」」」」

剣城「・・・天馬が最期に残した希望を、お前のために無くしたりはしない」

オズロック「おのれ、どこまでも抗おうと言うのか!」

剣城「・・・」スタスタ

天馬「」

剣城「・・・・・ッ!」ギュッ!

・・・お前の遺した希望を、無駄にはしない。

剣城「決着を着けよう。オズロック」

オズロック「全て粉砕してくれるッ!!」
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 22:11:34.31 ID:cSRw/v+Y0
〜〜〜〜

そうか。だから、俺は・・・帝国のスライディングが許せなかったのか。
また何も出来ずに天馬を失うのかもしれない。その想いが、記憶には無くても魂が覚えていたんだ。

剣城「・・・・てん、ま」

くそ!会場まで行かなくては・・・

剣城「ちく、しょ...」






251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 22:13:47.19 ID:cSRw/v+Y0
〜グラウンド〜

天馬「・・・」ボー

剣城、無事だよね?何事も無いよね?
・・・・また、会えるよね?

井吹「>>252
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 22:14:37.31 ID:9byM2OL00
シャキッとしろキャプテン!!
あんたが剣城を信じなくてどうする!
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 22:19:31.40 ID:cSRw/v+Y0
井吹「シャキッとしろキャプテン!!あんたが剣城を信じなくてどうする!」

天馬「あ、ああ!ごめん・・・・」

そうだ!俺はキャプテンなんだ!皆を引っ張って行かなきゃ!

天馬「・・・皆!」

皆・・・何だ?こんな時に何を言えばいいんだ?
そもそも何か言ったところで・・・・・意味あるのか?

天馬「ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・ッ!!」

九坂「>>254
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 22:20:45.52 ID:yYSeOdcs0
すっかり気が抜けた?
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 22:23:49.08 ID:LN5i/3Le0
お、おい!キャプテン大丈夫か?!
(ちっくしょぉ!こんなとき俺はどうしたら良いんだよ!いつもいつもキャプテンに助けてもらってばっかじゃねえか!!)
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 22:31:27.52 ID:cSRw/v+Y0
九坂「お、おい!キャプテン大丈夫か?!」

天馬「剣城・・・剣城っ!」バクバクバクバク

九坂(ちっくしょぉ!こんなとき俺はどうしたら良いんだよ!いつもいつもキャプテンに助けてもらってばっかじゃねえか!!)

ピロリン!

九坂(チッ、なんでユニフォームのポケットにスマホを入れてんだよ!俺馬鹿か・・・・・!)

九坂「・・・すんません!俺急用が!」ダダダダダ!

円堂「九坂!?」

神童「おい、もうすぐ試合が!」

アフロディ「・・・・慌ただしい様子みたいだけど、何かあったのかい?」

円堂「実は・・・・」











アフロディ「そう。そんなことが・・・」

円堂「剣城からの連絡さえ来れば・・・・」

アフロディ「>>257
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 22:35:01.07 ID:b+YhHo/B0
円堂君、試合の前に久しぶりに僕と勝負しないかい?
何とか僕達で時間を引き延ばすんだ
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 22:51:49.96 ID:cSRw/v+Y0
アフロディ「円堂君、試合の前に久しぶりに僕と勝負しないかい?何とか僕達で時間を引き延ばすんだ」

円堂「アフロディ・・・」

アフロディ「君達は剣城君を探しておいで」

天馬「・・・・ありがとうございます!」









瞬木「それで、何か宛てあんのかよ?」

好葉「九坂君、なんだか様子がおかしかった...」

神童「さっき突然言い出した急用のことだな」

皆帆「僕も九坂君が何かに勘づいた可能性があると思っているんだよね。彼、かなりの不良みたいだし、不良同士の因縁に何らかの形で巻き込まれた可能性も十分に考えられる!」

鉄角「何らかの、ってなんだよ?」

皆帆「そこまではわからないよ」

天馬「とにかく今は九坂を探そう!」
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 22:56:20.73 ID:cSRw/v+Y0
〜何処かの倉庫〜

ガララララ!

九坂「剣城っ!」

不良A「おっと動くなよ九坂!」

剣城「・・・・・ゴホッ!ゴホッ!」

不良B「」ノビーン

不良C「」チーン

他「「「」」」

九坂「>>260
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 22:58:23.09 ID:LbKffofro
何故剣城に手を出した!!
こいつは何にも関係ねえだろうが!
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 23:01:29.96 ID:cSRw/v+Y0
九坂「何故剣城に手を出した!!こいつは何にも関係ねえだろうが!」

不良A「・・・・」

ボコッ!

剣城「カハッ!」

九坂「剣城!?」

不良A「余計なことを言うなよ?お前は黙って殴られればいいんだからな」

不良D「へっへっへ!」スッ

九坂「〜〜ッ!」

不良A「・・・・おらあ!」バキッ!
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 23:06:41.74 ID:cSRw/v+Y0
〜〜〜〜

九坂「」

不良A「ハァ、ハァ、全然倒れやがらなかった。最後まで剣城、剣城って往生際が悪くて呆れたぜ」

不良D「けどまあ、しばらく九坂は起きねーだろ」

不良A「だな。おらぁ!」ゲシッ!

九坂「」

不良A「ひゃっひゃっひゃ!あー、すっきりした!ずらかるぞ」

不良D「おう!」

ブロロロロロロ!

九坂「・・・・喧嘩のことがバレたら、即行で試合は没収だろうな」

剣城「・・・・・」

ガララララ!

天馬「九坂!」

九坂「キャプテン・・・・やっぱ着いてきたんすか?」

好葉「>>263
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 23:09:23.54 ID:LbKffofro
っっ!?
二人とも傷だらけ!
な、何があったの!?
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 23:14:53.54 ID:cSRw/v+Y0
好葉「っっ!?二人とも傷だらけ!な、何があったの!?」

剣城「宇宙人に攻められた」

好葉「ひええええっ!」ビクビク

天馬「冗談言って場合かよ!病院行こう!ちゃんと見て貰わないと!」

剣城「・・・棄権することになってもか?」

天馬「>>265
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 23:16:58.83 ID:q/jLHqsc0
そ、それは・・・
で、でもこんな状態の二人を放っておけないよ!
せめて応急手当とか出来れば、あーくそ!こんなときマネージャーがいてくれれば!!
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 06:38:56.72 ID:8CDIzb/V0
天馬「そ、それは・・・で、でもこんな状態の二人を放っておけないよ!」

九坂「いやキャプテン・・・俺と剣城抜きでも11人ギリギリ居るでしょ?」

天馬「!」

剣城「・・・病院には行ってやるから、さっさと会場に戻れ」

天馬「・・・・わかった」
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 06:40:54.74 ID:8CDIzb/V0
〜会場〜

円堂「・・・・」

天馬「円堂さん、試合は!?」

神童「もしや、不戦敗に?」

円堂「>>268
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 06:57:31.51 ID:6G8MMwfi0
安心しろ!
鬼道達にも頼んで俺が色んな奴と勝負するってイベントで何とか時間を稼いだ
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/23(木) 07:16:25.39 ID:8CDIzb/V0
円堂「安心しろ!鬼道達にも頼んで俺が色んな奴と勝負するってイベントで何とか時間を稼いだ」

天馬「そうですか!よかった・・・」

さくら「それで、剣城君は見つかったの?」

神童「今病院に行っている」

瞬木「・・・へぇ、逃げたとかじゃなかったんだ」

井吹「>>270
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