シンゲキロンパ CHAPTER 03

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580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/21(火) 09:30:30.28 ID:Bf7RnELzo


アニが犯人なのか?
でもライベルと共謀して全滅狙いもまだあるのかな?
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/24(金) 19:50:16.37 ID:ZvB0PWFs0
ミカサ「…どういう事、アルミン?」

アルミン「足跡のトリックだよ」

ヒストリア「…えっ?」

アルミン「犯人がどうやって、足跡を付けずに
     寄宿舎から研究開発所までを行き来したのか…」

アルミン「その答えがわかったんだ」
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/24(金) 20:05:05.54 ID:ZvB0PWFs0
ジャン「な、なんだって…!?」

コニー「マジかよ!?」

アルミン「うん、そしてそれは…
     アニだけが可能な方法だったんだ」

アニ「………………」

ミカサ「…アルミン、詳しく教えて」
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/24(金) 20:25:07.47 ID:ZvB0PWFs0
アルミン「順を追って説明するよ」

アルミン「まず、大きなヒントになったのは…
     例の巨大な爆発痕だった」

ヒストリア「爆発痕って… 寄宿舎と研究開発所の前に
      あったものだよね?」

アルミン「そうだよ。今朝、僕たちはあの2つの爆発によって
     研究開発所にたどり着き、ベルトルトの死体を発見した…」

ミカサ「………………」

アルミン「結論から言うと…」

アルミン「あれは【足跡のトリックの証拠を隠滅するため】








そうはさせないよ!







584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/24(金) 20:30:11.33 ID:ZvB0PWFs0
アニ「何を言うかと思えば…」

アニ「アルミン… 自分が矛盾している事を
   言っているのに気が付かないの?」

アルミン「………………」

アニ「今からあんたに教えてあげるよ」

アニ「あんたの推理がいかに馬鹿げているか…」
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/24(金) 20:35:06.91 ID:ZvB0PWFs0








―  反 論 シ ョ ー ダ ウ ン 開 始  ―




【2本の黒槍】
【多数の剣】
【拘束トラップ】
▶【時限爆弾】
【溶鉱炉の安全対策】







586 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/01/24(金) 20:40:07.16 ID:ZvB0PWFs0
今日はここまで
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/25(土) 05:34:40.69 ID:FHUMqiIbO
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/27(月) 16:35:09.44 ID:/DQUow1+0
アニ「あの爆発痕はトリックの証拠を/
                  /隠滅するためのものだった…」

アニ「あんたは今/
         /そう言ったね」

アニ「それはつまり、寄宿舎と/
               /研究開発所の前の2か所に…」

アニ「何らかの証拠が/
           /存在してたって事だよね」

アニ「ここまで言えば/
           /わかるんじゃないの?」

アニ「あんたの推理の何が/
             /矛盾しているのか…」  
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/27(月) 16:45:40.40 ID:/DQUow1+0








―  発 展  ―




アルミン「もしかして、アニは…」

アルミン「爆発痕で何も見つからなかった事を言っているの?」







590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/27(月) 17:05:23.79 ID:/DQUow1+0
アニ「ようやく/
        /気付いたようだね」

アニ「そうさ、あそこにあったのは/
                 /地面が抉れた跡だけで…」

アニ「【爆弾の破片すらも残されていなかった】んでしょ?」

アニ「もしあそこに証拠が/
             /あったっていうなら…」

アニ「【証拠となったものの破片が残ってなきゃおかしい】じゃない」




アルミン(…確かに、証拠となったものの破片がないのはおかしい)

アルミン(でも、もしそれが破片の残らない証拠だったとしたら…?)
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/27(月) 17:15:08.71 ID:/DQUow1+0
アニ「ようやく/
        /気付いたようだね」

アニ「そうさ、あそこにあったのは/
                 /地面が抉れた跡だけで…」

アニ「【爆弾の破片すらも残されていなかった】んでしょ?」

アニ「もしあそこに証拠が/
             /あったっていうなら…」

アニ「【証拠となったものの破片が/
                 /残ってなきゃおかしい】








その言葉、斬らせてもらう!







592 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/01/27(月) 17:20:02.83 ID:/DQUow1+0
今日はここまで
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/28(火) 00:35:37.49 ID:HMK2c/xl0
アルミン「確かに、例の爆発痕には何も…
     何の物体も無かったよね」

アニ「…だから言ってるじゃない。
   あんたが血眼になってあの痕を調べてるのを私は横で…」

アルミン「でも、だからと言ってあそこに
     証拠が無かったとは言えないよ」

アニ「…は?」

コニー「…?? な、何を言ってんだ…?
    何も無かったなら証拠なんて…」
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/28(火) 00:40:02.52 ID:HMK2c/xl0
アルミン「コニー、証拠が“物体”であるとは限らないんだ」

コニー「はあ…?」

アルミン「よく思い出してみて」

アルミン「あの爆発痕を作った時限爆弾…
     あれには2つのモードがあったよね?」
     
アルミン「今回はどっちのモードが使われていたんだっけ?」
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/28(火) 00:45:09.20 ID:HMK2c/xl0
A時限爆弾


<概要>

指定した時間に爆発させることができる爆弾です。
AとBの2つのモードがありますので、状況に応じて使い分けて下さい。


<使い方>

(1)モードを選択します。

(2)時間を設定します。

(3)爆発させたい場所に仕掛けます。


<モード選択>

 ・ Aモード

   爆発時に破片を飛ばします。
   殺傷能力は高いですが、爆発範囲は狭くなります。

 ・ Bモード

   爆発時に破片をミクロの状態まで細分化します。
   殺傷能力は低いですが、爆発範囲は広くなります。
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/28(火) 00:50:10.53 ID:HMK2c/xl0
ヒストリア「Bモード… だよね?
      さっきも話し合ったけど…」




 ・ Bモード

   爆発時に破片をミクロの状態まで細分化します。
   殺傷能力は低いですが、爆発範囲は広くなります。




アルミン「そう、今回使われたのはBモードだ」

アルミン「あのモードの特徴は、殺傷能力が低いっていう事と…」

アルミン「【爆発範囲が広い】っていう事だ」
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/28(火) 00:55:07.65 ID:HMK2c/xl0
アニ「………………」

アルミン「…アニ、ここまで言えばわかるよね?」

アルミン「僕が何を言おうとしているのか…」

ヒストリア「…?」

コニー「え、えーっと…」

コニー「さっぱりわかんねーんだけど…」
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/28(火) 01:00:20.64 ID:HMK2c/xl0








アルミン(そう、アニは…)

アルミン(例の時限爆弾を使って“ある証拠”を消した…)

アルミン(その証拠とは…)







599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/28(火) 01:05:09.47 ID:HMK2c/xl0








―  閃 き ア ナ グ ラ ム 開 始  ―







600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/28(火) 01:10:08.14 ID:HMK2c/xl0


  と  あ  し  あ


  あ  と  し  あ


  あ  と  あ  し








  あ  し  あ  と








そうか わかったぞ!







601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/28(火) 01:15:09.81 ID:HMK2c/xl0
アルミン「アニはあの時限爆弾を使って…
     足跡を消したんだよ」

コニー「は…?」

ジャン「あ、足跡…?」

アニ「………………」

ヒストリア「足跡を消したって…
      でも、寄宿舎から研究開発所に続く足跡は残って…」

アルミン「違うよ。その足跡じゃない」

アルミン「アニが消したのは…“アニ自身の足跡”なんだ」
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/28(火) 01:20:20.03 ID:HMK2c/xl0
ミカサ「アニ自身の足跡…?」

ミカサ「それが寄宿舎と研究開発所の前に残っていたから
    消したというの…?」

アルミン「その通りだよ、ミカサ」

ジャン「おいおい、一体それに何の意味があるっていうんだ?
    足跡のトリックとどう繋がるんだよ?」

アルミン「どう繋がるも何も… それがトリックの答えなんだよ」

ジャン「は…?」

アルミン「だって…」
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/28(火) 01:30:06.15 ID:HMK2c/xl0








アルミン「アニは巨人になれるんだから」







604 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/01/28(火) 01:35:08.85 ID:HMK2c/xl0
今日はここまで
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/04(火) 01:00:26.65 ID:wSEFwtVt0
コニー「………………」

ジャン「………………」

ミカサ「…今、何て?」

アルミン「アニは巨人になれる… そう言ったんだ」

アルミン「正確には、『九つの巨人』の1つ…」

アルミン「アニは女型の巨人なんだ」
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/04(火) 01:05:06.85 ID:wSEFwtVt0




@ 始祖の巨人

全ての巨人の頂点に立つ存在。
魂を分けた後も、その大元は代々王家に継承されていた。
エルディア帝国壊滅後は、フリッツ王と共にパラディ島へと逃れている。


A 女型の巨人

汎用性に優れた巨人。
高い機動力と持続力に加え、硬質化能力も併せ持つ。
範囲は狭いが『無垢の巨人』を呼び寄せることができる。


B 鎧の巨人

硬質化に特化した巨人。
全身を覆う皮膚は常に硬質化しており、盾としての機能を果たす。
その硬さを利用した突進攻撃も破壊力に優れる。


C 顎の巨人

強襲型の巨人。
小ぶりな分、『九つの巨人』の中でも素早さはトップクラスである。
強力な爪と顎で大抵の物は砕くことができる。


D 獣の巨人

濃い体毛に覆われた大型の巨人。
これといった特性のない巨人だったが、ジーク・イェーガーの継承によって
驚異的な能力を開花させる。詳細は次章にて述べる。


E 車力の巨人

四足歩行型の巨人。
並外れた持続力をもち、長期間の巨人化を可能とする。
用途に合わせた兵装が可能で、軍事作戦の幅を大きく広げることができる。


F 超大型巨人

60m級の超大型巨人。
その巨体ゆえに動きは遅いが、桁違いの破壊力を有する。
全身から発する高温の蒸気は攻撃、牽制、目眩ましなど汎用性が高い。


G 戦槌の巨人

マーレの英雄へーロスと共にエルディア帝国を滅ぼしたとされる
タイバー家の有する巨人。その詳細は謎に包まれている。



607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/04(火) 01:15:19.45 ID:wSEFwtVt0
ヒストリア「…え?」

アルミン「要するに… アニは巨人化してから、
     寄宿舎前から研究開発所前までを1歩で移動したんだ」

アルミン「寄宿舎と研究開発所の間はそこまで距離がある訳じゃない…
     大股で飛び越えてしまえば、不可能な話じゃないよ」

ジャン「ちょ、ちょっと待て…」

アルミン「さっき僕たちは『寄宿舎から研究開発所の間は立体物がないから
     立体機動装置は使えない』っていう話をしたよね?」

アルミン「だけど… 今言った方法なら、その状況はむしろ好都合なんだ」

アルミン「だって、邪魔なものが無い方が
     巨人としては動きやすいだろうから…」
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/04(火) 01:20:49.74 ID:wSEFwtVt0
ジャン「ちょっと待てよ!!」

アニ「………………」

ジャン「い、いきなり何を言ってんだ…!? アニが巨人…!?」

アルミン「そう、アニは女型の巨人…」

アルミン「ウォール・マリアを破壊した鎧の巨人と超大型巨人…
     ライナーとベルトルトの仲間だよ」
609 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/02/04(火) 01:25:12.24 ID:wSEFwtVt0
今日はここまで
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/04(火) 01:46:15.79 ID:8HfHWG6Eo
推理物でいきなりこんなこと言われたらビックリするだろうねw
進撃だから成り立つけど
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/04(火) 02:04:51.02 ID:aUjbzdqTO

こんな斬新な足跡トリック見たことないw
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/05(水) 06:40:05.98 ID:59Hx3gBa0
ヒストリア「え… えっ…!?」

コニー「なっ…!?」

ミカサ「………………」

ジャン「ど… どういう事だよ、そりゃ!?」

ジャン「ていうか、今の話が本当だったとして…
    なんでお前はその事を知ってるんだよ!?」
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/05(水) 06:50:08.67 ID:59Hx3gBa0
アルミン「それは…」

アニ「………………」

アルミン「アニから直接聞いたからだよ」

ジャン「…!?」

ミカサ「アニから…?」

アルミン「2人でいたとき、アニが僕に打ち明けたんだ」

アルミン「自分の正体は女型の巨人だって…」
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/05(水) 06:55:11.13 ID:59Hx3gBa0




アルミン『それじゃあ…!』

アニ『…そう』

アニ『私の正体は女型の巨人…』

アニ『ライナーとベルトルトと一緒に壁を襲撃して…』

アニ『大勢の人たちの命を奪った』



615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/05(水) 07:00:10.52 ID:59Hx3gBa0




アルミン『…!!』

アニ『………………』

アルミン『『ライナーとベルトルトと一緒に』って事は…』

アニ『…そう、ライナーは鎧の巨人で、ベルトルトは超大型巨人』

アニ『だから、モノクマの言っている事は事実なんだ』



616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/05(水) 07:05:04.80 ID:59Hx3gBa0
ミカサ「だけど、あの時の襲撃に女型の巨人なんて…」

アルミン「…それもアニから聞いたよ」




A 女型の巨人

汎用性に優れた巨人。
高い機動力と持続力に加え、硬質化能力も併せ持つ。
範囲は狭いが『無垢の巨人』を呼び寄せることができる。




アルミン「女型の巨人は『無垢の巨人』…
     つまり九つの巨人以外の巨人たちを呼び寄せることができる」

アルミン「アニはその能力を使って、パラディ島…
     壁の外にいた巨人を引き付けながら壁に近づいてきた」

アルミン「だから、あの襲撃時には目撃されていないけど…
     ライナー、ベルトルトの2人と協力していたんだよ」

アルミン「あの大量殺戮に…」
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/05(水) 07:10:05.53 ID:59Hx3gBa0








エレン『駆逐してやる!!』

エレン『この世から…一匹残らず!!』







618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/05(水) 07:15:22.74 ID:59Hx3gBa0
アニ「…アルミン」

アニ「ひどいよ」

アルミン「………………」

アニ「あんまりだよ… アルミン」

アニ「こんなのってないよ…」
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/05(水) 07:20:04.35 ID:59Hx3gBa0
アニ「私はあんたを信用してたのに…」

アニ「信用してたから… あんたに話したのに」

アルミン「…アニ」

アニ「私はあんたを信用してた…」

アニ「【私があんたにウソを言ったのはたった一度しかない】のに…」

アニ「それなのに…」
620 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/02/05(水) 07:25:04.49 ID:59Hx3gBa0
今日はここまで
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/05(水) 18:13:42.43 ID:IBT63guV0
やっぱりミカサが黒幕か?
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/05(水) 19:13:23.24 ID:XSZKVUPEo
もしアニが犯行を起こす気だったならわざわざアルミンに言うのはおかしいよな
それに、ライベルが共謀して事件起こしてたとしてもトリックは説明出来るし

うーむ、わからん
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/05(水) 22:43:25.59 ID:IBT63guV0
つーかこのアニ原作とキャラ違くね?
こんなアルミンに縋るようなキャラじゃないよな
624 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/07(金) 23:25:29.17 ID:4BgFLJej0
ミカサ「…否定しないの?」

アニ「………………」

ミカサ「否定しないという事は…」

ミカサ「今の話は… 本当という事でいいの?」

アニ「………………」
625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/07(金) 23:30:54.76 ID:4BgFLJej0
ヒストリア「そ、そんな…」

ヒストリア「それじゃあ… 真の【裏切り者】っていうのは
      アニだったの!?」

ジャン「…真の【裏切り者】?」

ヒストリア「昨日の朝、アルミンが話してたんだよ!」
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/07(金) 23:35:23.85 ID:4BgFLJej0




アルミン『まず、ライナーとベルトルトが
     本当に【裏切り者】だったとして…』

アルミン『それをあの場で明かす意味って、
     あんまりないと思うんだよね』

アルミン『だって、正体を明かしちゃったら…
     もう【裏切り者】としては機能しなくなっちゃうから』

ヒストリア『だから、それはコロシアイを…』

アルミン『僕たちにコロシアイをさせるためだったら、
     正直に【裏切り者】を明かす必要はないんだよ』

アルミン『僕がモノクマだったら、全く別の人物の名前を言うと思う』

アルミン『真の【裏切り者】の正体は言わずに…』



627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/07(金) 23:40:09.19 ID:4BgFLJej0




アルミン『…そう考えればしっくりくるんだ』

アルミン『そもそも、【裏切り者】っていうのは
     モノクマ側の人間を指すんだろうけど…』

アルミン『あの2人は… モノクマと
     敵対しているようにしか見えなかった』

アニ『………………』

アルミン『つまり、ライナーとベルトルトは
     【裏切り者】なんかじゃなくて…』

アルミン『【裏切り者】の濡れ衣を
     着せられただけなんじゃないかな』

アルミン『真の【裏切り者】の存在を隠すために…』



628 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/02/07(金) 23:45:06.43 ID:4BgFLJej0
今日はここまで
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 02:47:25.12 ID:69F1a/ckO
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/11(火) 10:05:23.63 ID:ci8oOyVr0
ミカサ「つまり、モノクマが言った【裏切り者】は
    ライナーとベルトルトではなく、アニだった…」

ミカサ「アニがモノクマと通じていた… そういう事?」

アニ「………………」

ジャン「な、何だよそりゃ…」

ジャン「どういう事だ!? まるで意味がわかんねーぞ!?」

ジャン「アニが巨人だとか、【裏切り者】だとか、
    もう何が何だか…」
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/11(火) 10:10:12.83 ID:ci8oOyVr0
アニ「…ククッ」

コニー「…!?」

アニ「意味がわかんない…ねえ」

アニ「…今更何を言ってんのさ」

ジャン「な… 何がおかしいんだよ!?」

アニ「ジャン… 忘れたの?
   あんたが最初に言い出したんじゃない」
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/11(火) 10:15:18.07 ID:ci8oOyVr0








訓 練 兵 の 中 に 6 体 の 巨 人 が い る







633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/11(火) 10:20:08.28 ID:ci8oOyVr0
アニ「あの意味不明の内容が書かれた紙きれを
   急に持ち出して…」

アニ「ライナーとベルトルトの他に【裏切り者】がいるって
   騒ぎ立てたのは… 他でもないあんたでしょ?」




ジャン『いい加減に認めたらどうだ!?
    自分の心に素直になれよ!』

ジャン『それともとぼけてるだけか!?
    【裏切り者】の残党がよォ!!』

コニー『ち、違う! 俺は【裏切り者】なんかじゃねえ!』

ヒストリア『私だって違うよ! もういい加減にして!』



634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/11(火) 10:25:09.77 ID:ci8oOyVr0
ジャン「…っ」

アニ「ねえ、ヒストリア」

ヒストリア「…な、何?」

アニ「あんたもあんたで、アルミンの話を
   随分と真に受けてるみたいだね?」

アニ「モノクマが名指しした【裏切り者】の他に
   真の【裏切り者】がいるっていう話を…」
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/11(火) 10:30:12.50 ID:ci8oOyVr0
ヒストリア「だって… そうなんでしょ?」

アニ「固いんだよ。考え方が」

ヒストリア「えっ…?」

アニ「モノクマもあんたらも、随分と【裏切り者】って単語に
   固執してるみたいだけどさ…」

アニ「重要な部分ってそこじゃないでしょ?」

アニ「本当に重要なのは【誰が誰を】【何のために】裏切っているのか…」

アニ「…そういう事なんじゃないの?」
636 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/02/11(火) 10:35:10.96 ID:ci8oOyVr0
今日はここまで
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/12(水) 06:00:11.55 ID:trh+hrah0
ミカサ「…どういう意味? 話を逸らさないで」

アニ「話を逸らしてるのはあんたらの方でしょ?」

アニ「今は【裏切り者】が誰かを議論する場じゃない…
   今回の事件のクロを探す裁判だよね?」

アルミン「…アニ?」

アニ「話を元に戻そうよ。何をどこまで話したんだっけ?」
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/12(水) 06:25:20.08 ID:trh+hrah0
コニー「え、えーっと、確か…」

コニー「寄宿舎から研究開発所まで
    犯人の足跡が残されていなかったのは…」

コニー「犯人がきょ、巨人化…? して1歩で行き来していたからで…」

コニー「今朝起きた2回の爆発は、移動の際の
    1歩分… つまり、2足分の足跡を消すためのものだった…」

コニー「で、えーっと… アルミンが言うには、
    アニも巨人化できる人間らしい…? から…」

コニー「このトリックを可能だった人間はアニだった…」

コニー「で、合ってる… よな…?」
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/12(水) 06:30:27.13 ID:trh+hrah0
アニ「…へえ、凄いね、コニー。やればできるじゃない」

コニー「お、おう、そうか? あはははははは!」

ミカサ「………………」

アニ「でもさ、今の話は少しおかしいよね?」

コニー「あはははは…… へ?」

アニ「アルミンの言う通り、仮に私が巨人化できる人間だったとして…」

アニ「それだけで、私がその足跡のトリックを使ったとは
   言えないんじゃないの?」
640 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/02/12(水) 06:55:17.61 ID:trh+hrah0
今日はここまで
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 11:03:50.30 ID:1akhEc8Q0
霧切がアニなのは分かるけど舞園は誰なんだ
642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 14:20:33.83 ID:1akhEc8Q0
つーか相棒役はユミルでよかったような気がする
ユミルは公式で頭脳派設定あるけどアニは無いし
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/16(日) 15:10:20.27 ID:jsY0ppgu0
ジャン「な、なんでだよ…?」

アニ「なんでって… あんたが一番よくわかってるんじゃないの?」

ジャン「は…?」

アニ「さっきの紙きれだよ。もう忘れたの?」
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/16(日) 15:35:26.16 ID:jsY0ppgu0








訓 練 兵 の 中 に 6 体 の 巨 人 が い る







645 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/02/16(日) 15:40:20.11 ID:jsY0ppgu0
今日はここまで
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 19:59:29.08 ID:3Gu5S2q4O
こいつら視点だとライべルアニが巨人だとしてもあと三人いるもんな
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/17(月) 09:42:11.92 ID:p0moRywd0
乙です
この事件もそうだけど、パラディの現状やモノクマ自体の事等謎が多いな
大変だろうけど締めまで続いて欲しい
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/19(水) 03:11:11.20 ID:/OXbDcHN0
つーかこのメンツってヒストリアとライナー入れ替えたら完全に今の兵団のパーティ編成じゃねぇか惜しかったな
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/19(水) 05:30:05.36 ID:TL2ifinV0
アニ「『訓練兵の中に6体の巨人がいる』…」

アニ「例の本によれば、巨人に姿を変えることができるのは
   『九つの巨人』を継承している人間だけ…」

アニ「つまり、仮に私が女型の巨人で、ライナーとベルトルトが
   鎧の巨人と超大型巨人だとしても…」

アニ「残り3体の巨人が私たちの中に紛れ込んでいることになる」
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/19(水) 05:35:42.26 ID:TL2ifinV0
ジャン「…!!」

アニ「あんたも言ってたよね?」




ジャン『鎧と超大型があの2人だったとして…
    同じような人間があと4人もいる事になるんだよ!』

ジャン『もちろん、今までの事件で死んだ
    エレン、ミーナ、ユミル、サシャ全員がそうだった可能性もあるが…』

ジャン『まだこの中にいる可能性の方が圧倒的に高い…!』



651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/19(水) 05:40:08.40 ID:TL2ifinV0
アニ「要するに、今生きている私たちの中にも
   巨人化できる人間が複数いる可能性がある…」

アニ「それなら、足跡のトリックを使用できるのは
   私だけじゃなくなる… 違う?」

ヒストリア「…! そ、そんな…!」

アニ「ないとは言えないでしょ?」

アニ「トリックを使えるのが私だけじゃないなら、
   私だけが犯人扱いされる道理はないよ」
652 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/02/19(水) 05:45:05.70 ID:TL2ifinV0
今日はここまで
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/21(金) 07:10:16.09 ID:bI//6Wr80
ミカサ「…ちょっと待って。そもそも、
    あなたは私の質問にちゃんと答えていない」




ミカサ『…否定しないの?』

アニ『………………』

ミカサ『否定しないという事は…』

ミカサ『今の話は… 本当という事でいいの?』

アニ『………………』




ミカサ「あなたが巨人で、ライナーとベルトルトも巨人だった…
    あの話は本当の事なの?」

アニ「さあね」

ミカサ「…はぐらかすつもり? 否定しないなら、
    私はそれを真実だと受け取る」

アニ「勝手にすればいい。今の議論には関係のない話なんだから」
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/21(金) 07:20:08.17 ID:bI//6Wr80
ジャン「いや… 関係大有りだろ」

ジャン「お前が巨人になれるなら、少なくともお前は
    足跡のトリックを使えたことになる…」

ジャン「つまり、お前は重要な容疑者になるんだ… 違うか?」

アニ「…だから、何度言わせるのさ」




アニ『『訓練兵の中に6体の巨人がいる』…』

アニ『例の本によれば、巨人に姿を変えることができるのは
   『九つの巨人』を継承している人間だけ…』

アニ『つまり、仮に私が女型の巨人で、ライナーとベルトルトが
   鎧の巨人と超大型巨人だとしても…』

アニ『残り3体の巨人が私たちの中に紛れ込んでいることになる』




アニ「私たちの中に巨人化できる人間が紛れ込んでいるなら、
   そいつにも例のトリックが使えたことになる」

アニ「だから、ここで私が巨人かどうかを議論するのが
   そもそもナンセンスなんだよ」

アニ「むしろ、怪しむべきは… 私たちの中で、未だに
   巨人化できることを隠している人間じゃないの?」
655 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/02/21(金) 07:25:04.64 ID:bI//6Wr80
今日はここまで
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/22(土) 14:50:48.60 ID:aXFsYxHh0
コニー「巨人化できることを… 隠している…?」

コニー「それが… 俺たちの中にいるっていうのか?」

アニ「その可能性もあるって事だよ」

アニ「大体さ、アルミン… あんたは私が、
   己の正体が巨人である事を明かしたって言うけど…」

アニ「おかしな話だと思わない?」

アニ「どうして巨人化のトリックを使おうとしている人間が、
   自分が巨人である事を明かす必要があるの?」
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/22(土) 15:00:08.22 ID:aXFsYxHh0
アルミン「…随分簡単に意見を曲げるんだね」

アニ「…え?」

アルミン「君はずっとあの紙切れの内容に否定的だった」




アニ『…ジャン、あんたやっぱりどうかしてるよ』

ジャン『ああ!?』




アルミン「それなのに、僕が君を名指しして、
     足跡のトリックを説明した途端に…」

アルミン「急に君は… あの紙切れの内容に肯定的な態度を示し始めた」
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/22(土) 15:05:05.70 ID:aXFsYxHh0








訓 練 兵 の 中 に 6 体 の 巨 人 が い る







659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/22(土) 15:10:04.51 ID:aXFsYxHh0
アルミン「もしかして、君は…」

アルミン「こうなる事を想定して、予めあの紙を…」

アニ「違う」

アルミン「…!」

アニ「あれは私じゃない」

アルミン「………………」
660 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/02/22(土) 15:15:19.52 ID:aXFsYxHh0
今日はここまで
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/23(日) 15:10:05.07 ID:1C6fC/T40
アニ「でも、そうだね…」

アニ「あの紙切れを誰が用意したのかは…
   ある程度推測できるんじゃないの?」

アルミン「…えっ?」

アニ「あの紙切れが発見された経緯を振り返ればいいんだよ」

アニ「あれは… 施設の探索でジャンが発見したものなんだよね?」
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/23(日) 15:20:05.64 ID:1C6fC/T40
ジャン「…ああ、そうだ」




ジャン『オレが捜査のときに見つけたのは例の本だけじゃねえ…』

ジャン『そこに挟んであったんだよ。この紙が…』




アニ「あんたは探索で書庫を調べて、以前は鍵がかかっていた
   部屋で例の本を見つけた」

アニ「そして、その本にあの紙切れが挟まれてあった… そうだね?」

ジャン「…その通りだ」
663 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/02/23(日) 15:25:04.86 ID:1C6fC/T40
今日はここまで
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/25(火) 19:05:14.37 ID:JENJiZxu0
アニ「だったらさ… もう紙切れの犯人はほとんど絞れるじゃない」

コニー「は…? どういう事だよ」

アニ「いい? 例の本と紙切れがあった部屋は
   探索の時まで施錠されていたんだよ?」

アニ「そして探索では、ジャンがその部屋の担当だった…」
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/25(火) 19:15:47.48 ID:JENJiZxu0
ジャン「おい、まさか…!」

アニ「考えてみれば簡単な事だよね?」

アニ「あの紙切れを用意することができたのは、
   この施設の管理者であるモノクマか…」

アニ「そうでなければ… ジャン以外には考えられない」
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/25(火) 19:20:04.31 ID:JENJiZxu0
ヒストリア「そう…なのかな?」

ヒストリア「第2の事件が終わった後に鍵が開いていたなら、
      探索前日の夜に誰でも仕込むことができたんじゃ…」

アニ「あり得ない話じゃないけど、現実的じゃないね」

ジャン「お、おい… いきなり何を言い出すんだよ!?
    あの紙切れはオレの自作自演だって言うのか!?」

アニ「そう考えれば辻褄は合うじゃない」
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/25(火) 19:25:12.14 ID:JENJiZxu0
ジャン「そんな事をしてオレに何の得があるんだよ!」

アニ「それはこっちの台詞だよ。何のためにそんな事したの?」

ジャン「お、お前…! オレをスケープゴートにする気か!?」

モノクマ「ムッキー!! ていうか今、さらりとボクを
     容疑者に混ぜたよね!?」

モノクマ「ボクは清廉潔白だぞ! 半分は黒いけど、
     もう半分は真っ白なんだぞ!」

コニー「あーもう、うるせえな! なんでお前が出てくるんだよ!」




アルミン(…まずい、議論が変な方向に傾いている)

アルミン(一旦この場を落ち着かせないと…)
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/25(火) 19:30:05.12 ID:JENJiZxu0








―  パ ニ ッ ク 議 論 開 始  ―




【モノクマファイル 3】
【足跡】
【溶鉱炉の安全対策】
【剣の切れ味】
【九つの巨人】







669 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/02/25(火) 19:35:21.01 ID:JENJiZxu0
今日はここまで
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/25(火) 21:33:45.95 ID:I6OIc+PMO
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/02(月) 20:35:27.78 ID:1tBvjAV/0
ジャン「あの紙を挟んだのはオレじゃねえ!」
ヒストリア「本当にジャンがあの紙を用意したのかな…?」
アニ「あのさ… 反論するならもっと論理的な反論をしなよ」
ヒストリア「ジャンも言ったけど、そんな事をするメリットがないし…」
アニ「例の本と紙があった部屋が開放されたのは【2つ目の事件の後】…」
モノクマ「じゃあボク!?ボクが用意したって言いたいの!?」
アニ「そして、その場所を探索したのはあんただけ…」
コニー「だーっ!! だからお前は黙ってろって!」
アニ「状況から考えて、容疑者はあんたかモノクマしかいないんだよ」
モノクマ「ボクは怒ってるんだよ! ボクはこんなにもオマエラに尽くしてるのに…」
ジャン「だから、さっきヒストリアも言ってたけどよ…!」
モノクマ「毎朝の【モノクマアナウンス】だって欠かさずにやって…」
ジャン「探索前日の夜にもう鍵が開いてたなら…」
モノクマ「寝坊助のオマエラの生活習慣を正してあげてるのに!」
ジャン「【誰でもあの紙を仕込むことができた】だろうが!」
コニー「今はその話関係ねえだろ!」




アルミン(そうか…! もしかすると…)

アルミン(その方法で犯人が絞れるかもしれない…!)








▶【モノクマアナウンス】







672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/02(月) 20:40:08.75 ID:1tBvjAV/0
ジャン「あの紙を挟んだのはオレじゃねえ!」
ヒストリア「本当にジャンがあの紙を用意したのかな…?」
アニ「あのさ… 反論するならもっと論理的な反論をしなよ」
ヒストリア「ジャンも言ったけど、そんな事をするメリットがないし…」
アニ「例の本と紙があった部屋が開放されたのは【2つ目の事件の後】…」
モノクマ「じゃあボク!?ボクが用意したって言いたいの!?」
アニ「そして、その場所を探索したのはあんただけ…」
コニー「だーっ!! だからお前は黙ってろって!」
アニ「状況から考えて、容疑者はあんたかモノクマしかいないんだよ」
モノクマ「ボクは怒ってるんだよ! ボクはこんなにもオマエラに尽くしてるのに…」
ジャン「だから、さっきヒストリアも言ってたけどよ…!」
モノクマ「毎朝の【モノクマアナウンス】だって欠かさずにやって…」
ジャン「探索前日の夜にもう鍵が開いてたなら…」
モノクマ「寝坊助のオマエラの生活習慣を正してあげてるのに!」
ジャン「【誰でもあの紙を仕込むことができた】








聞こえた!







673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/02(月) 20:45:18.60 ID:1tBvjAV/0
アルミン「ジャン… 落ち着いて」

ジャン「落ち着いてられるか! こっちは犯人扱いされてるんだぞ!」

ジャン「あの紙を本に挟むのは誰にだって…」

アルミン「論点はそこじゃないんだ!!」

ジャン「…!!」

アルミン「もっと有効な方法があるかもしれないんだよ」

アルミン「今回のクロを絞り込む有効な方法が…」
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/02(月) 20:50:19.71 ID:1tBvjAV/0
コニー「な、何だよ… その方法っていうのは…?」

アルミン「モノクマアナウンスだよ」

アルミン「僕たちがベルトルト…
     いや、ライナーの死体を発見した時のね」

ミカサ「モノクマアナウンス…?」
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/02(月) 20:55:08.91 ID:1tBvjAV/0








「ピンポンパンポーン…!」




モノクマ『死体が発見されました!』

モノクマ『一定の自由時間の後、『兵団裁判』を開きまーす!』







676 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/03/02(月) 21:00:07.51 ID:1tBvjAV/0
今日はここまで
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/03(火) 09:10:29.30 ID:GyIVCuHv0
ヒストリア「あれが… どうしたっていうの?」

アルミン「よく思い出してみて」

アルミン「死体発見のモノクマアナウンスが聞こえたのは
     どのタイミングたった?」

コニー「どのタイミングって…」
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/03(火) 09:15:16.01 ID:GyIVCuHv0




ジャン『おい、無事か!?』

コニー『何の悲鳴だ!?』

アルミン『…! みんな…』

ヒストリア『…!!』








ヒストリア『きゃああああああああああああああっ!!』



679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/03(火) 09:20:02.27 ID:GyIVCuHv0
コニー「俺たちが研究開発所に駆け付けた時だよな…?」

アルミン「そう… そこが問題なんだ」

コニー「…??」

アルミン「今コニーが言ったように、死体発見のモノクマアナウンスが
     聞こえたのはここにいる全員が揃った時だった」

アルミン「だけど、僕、アニ、ミカサが最初に死体を発見した時には
     何も聞こえなかったんだ」
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/03(火) 09:25:16.11 ID:GyIVCuHv0




アルミン『うわああああああああああああああっ!!』

ミカサ『…ッ!!』

アニ『……な……』








アニ『ベル…トルト…?』



681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/03(火) 09:40:17.01 ID:GyIVCuHv0
アルミン「僕たち3人が死体を発見した時には聞こえなかったのに、
     残りのみんなが駆け付けた時には聞こえた…」

アルミン「そこには確かに【時間差】が存在したんだ」

アニ「………………」

アルミン「この時間差が意味するものは何なのか…」

アルミン「その意味を考えた時に…
     僕はある可能性にたどり着いたんだ」




アルミン(モノクマアナウンスの時間差が存在した理由…)

アルミン(それは…)
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/03(火) 09:45:21.34 ID:GyIVCuHv0








―  閃 き ア ナ グ ラ ム 開 始  ―







683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/03(火) 09:50:08.91 ID:GyIVCuHv0


  う  に  ん  ず


  に  う  ず  ん


  に  ん  う  ず








  に  ん  ず  う








そうか わかったぞ!







684 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/03/03(火) 09:55:12.44 ID:GyIVCuHv0
今日はここまで
685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/03(火) 10:42:00.83 ID:hAt/rnUHo


凄い今更だけど、これ最初からアニかミカサに絞れたような
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/03(火) 17:53:12.73 ID:bqwxvfdT0
これコニーとヒストリアいるか?
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/04(水) 06:45:13.31 ID:/bbd+mh90
アルミン「死体発見者の人数だよ」

ヒストリア「死体発見者の… 人数…?」

アルミン「死体発見のモノクマアナウンスが発せられるには
     何かしらの条件があると思ったんだ」

アルミン「その条件を満たさなかったから… 僕、アニ、ミカサが
     死体を見つけたときには何も聞こえなかったんじゃないかな?」

ミカサ「…その条件というのが、発見者の人数だと?」

アルミン「うん… 違いがあるとしたら、それしか考えられない」
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/04(水) 06:50:04.82 ID:/bbd+mh90
ジャン「…どうなんだ、モノクマ?」

ジャン「死体発見時のモノクマアナウンスが発せられるには、
    発見者の人数が条件になってるのか?」

モノクマ「えーっと…」

アニ「………………」

モノクマ「…その通りですけど」
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/04(水) 06:55:10.91 ID:/bbd+mh90
ミカサ「なるほど… それなら、発見者が4人以上いないと
    モノクマアナウンスは発せられないという事?」

ヒストリア「そうなるよね… アルミン、アニ、ミカサの3人が
      死体を発見しても何も聞こえなかったのなら…」

モノクマ「いや、3人以上ですけど?」

ヒストリア「…え?」

モノクマ「死体発見のモノクマアナウンスが流れるのは…」

モノクマ「【兵団裁判の対象となる死体を発見した者が
     3名以上となった瞬間】だよ」
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/04(水) 07:00:03.24 ID:/bbd+mh90
ジャン「…は? それっておかしくねえか?」

モノクマ「え? 何が?」

ジャン「発見者人数の条件が3人以上っていうなら…」

ジャン「アルミン達が最初に死体を発見した時に
    モノクマアナウンスが聞こえないとおかしいだろ?」

モノクマ「……あっ」

アニ「………………」
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/04(水) 07:05:31.86 ID:/bbd+mh90
アルミン「…モノクマ、ここではっきりさせてくれ」

アルミン「その条件の死体発見者っていうのは…
     犯人は人数に含まれるのか?」

モノクマ「………………」

コニー「…!? ど、どういう事だ?」

アルミン「…少し疑問に思っていたんだ」

アルミン「変な言い方だけど、“死体を作った張本人”が
     発見者と言えるのかどうか…」
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/04(水) 07:15:06.26 ID:/bbd+mh90
ミカサ「…どうなの? モノクマ」

ミカサ「モノクマアナウンスの条件となる死体発見者には…
    犯人は含まれるの?」

モノクマ「え、えーっと…」

アニ「………………」

モノクマ「…含まれませんけど」
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/04(水) 07:20:27.76 ID:/bbd+mh90
ヒストリア「…!! そ、それじゃあ…!」

ジャン「ああ… それなら犯人はかなり限定される事になる」

コニー「お、おい! どういう事だよ!?」

ジャン「よく考えてみろ。死体発見者の数が
    3人以上っていう条件なら…」

ジャン「アルミン、アニ、ミカサが死体を発見した時に
    モノクマアナウンスが聞こえてくるはずだ」
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/04(水) 07:25:18.98 ID:/bbd+mh90
ジャン「だが、実際にはモノクマアナウンスが発せられなかった…」

ジャン「それはつまり… あの時点での死体発見者は
    【2人しかいなかった】って事だ」

コニー「…??」

ジャン「…まだわかんねえのか?」

ジャン「たった今、モノクマが言ってただろ。
    死体発見者の人数に犯人は含まれないって…」
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/04(水) 07:35:21.70 ID:/bbd+mh90
コニー「あっ…!」

ミカサ「………………」

コニー「つ、つまり… こういう事か?」

コニー「あの3人の中の誰かが犯人だったから、
    モノクマアナウンスが聞こえなかったって…!?」

アルミン「…その通りだよ、コニー」

アルミン「今の考えを踏まえれば… 犯人は
     僕、アニ、ミカサのうちの誰かだという事が確定するんだ」
696 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/03/04(水) 07:40:42.03 ID:/bbd+mh90
今日はここまで
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/04(水) 08:04:20.39 ID:7LqjwmtR0
>>685
でもミカサもアニも原作だとただの脳筋キャラだしこういうことやるのは似合わないよな
やっぱりアルミンが犯人役にぴったりなんだよな
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/05(木) 06:55:13.69 ID:ibzDlmFX0
アニ「だから… 何だっていうの?」

アニ「それで私が犯人だとは言えないよね?
   あんたやミカサが犯人の可能性だってあるんじゃないの?」

アルミン「確かにそうだね。ここで言えるのは
     【僕、アニ、ミカサの中に犯人がいる】っていう事だけだ」

アニ「…話にならないね。たったそれだけで…」
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/05(木) 07:00:07.28 ID:ibzDlmFX0
アルミン「でも、そこから更に絞り込む事はできる」

アニ「…え?」

アルミン「足跡のトリックを前提にすると、犯人は
     巨人化できる人間なんだ」

アルミン「つまり… 僕、アニ、ミカサのうち、
     巨人化できる人間が更なる犯人候補という事になる」

アルミン「そして、視点を変えれば…」

アルミン「巨人化できる人間ではない事を証明できれば、
     必然的に犯人候補から外れるよね?」
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/05(木) 07:05:30.64 ID:ibzDlmFX0
ジャン「…なるほど。巨人化できないのなら、
    さっき言った足跡のトリックも使えなくなるからか」

ヒストリア「そっか…! 仮にそれで、3人のうち2人が
      巨人化できる人間じゃないと証明できれば…」

ヒストリア「残りの1人が犯人で決まるって事だね!」

ミカサ「でも… そんな証明が可能なの?
    自分が巨人化できる人間かどうかなんて…」

アニ「ミカサの言う通りだよ。そんな証明どうやって…」
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/05(木) 07:10:10.28 ID:ibzDlmFX0
アルミン「できるんだよ」

アニ「…!」

アルミン「僕たち3人の中の誰が巨人で、誰が巨人じゃないのか…」

アルミン「それを確かめる方法が… たった1つだけある」

ミカサ「………………」

アニ「…へえ、面白いじゃない」

アニ「そこまで言うなら聞かせてよ… アルミン」
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/05(木) 07:15:05.23 ID:ibzDlmFX0








―  マ シ ン ガ ン ト ー ク バ ト ル 開 始  ―







703 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/03/05(木) 07:35:04.26 ID:ibzDlmFX0
今日はここまで
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/05(木) 10:54:00.60 ID:yRRnFAwb0
いつも乙です
人数減ってるし物語がもう終わってしまいそうな悲しさと早く先を知りたい気持ちのせめぎ合い
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/11(水) 16:50:07.58 ID:EUvXZp5R0
アニ「巨人化できるかどうかを証明できる…」

アニ「あんたは今そう言ったね」

アニ「でもさ… そんなのただのデタラメじゃないの?」

アニ「そもそもの話、あんたはあの本に書かれている事が
   真実だという前提で話を進めているけど…」

アニ「あの内容が真実だっていう根拠がどこにあるのさ」

アニ「私が女型の巨人だと自白したから?」

アニ「でも、それって… あんたがそう言ってるだけでしょ?」

アニ「こう言っちゃなんだけど… その自白自体も
   あんたがでっち上げた作り話じゃないの?」
706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/11(水) 16:55:06.84 ID:EUvXZp5R0








アニ【私は犯人じゃない。巨人化できるかどうかを確かめる方法なんかない】








【自傷行為】








これで証明するよ!







707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/11(水) 17:00:18.43 ID:EUvXZp5R0
アルミン「方法なら簡単だよ…
     やろうと思えば、今この場でだってできる」

アルミン「腕を切り落とせばいいんだ」

コニー「…は?」

アルミン「あの本に書いてあった…」

アルミン「巨人化できる人間は、身体の一部が欠損した場合
     その部位を再生する能力があるって…」
708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/11(水) 17:05:21.27 ID:EUvXZp5R0
アルミン「僕、アニ、ミカサの中で順番に腕を切り落としていく」

アルミン「巨人化できる人間の場合、切り落とした腕は
     再生されるだろうけど…」

アルミン「巨人化できない人間だった場合、出血多量でそのまま死ぬ」

アルミン「この方法なら… 巨人化できるかどうかの判別ができる」

アニ「…!?」

ミカサ「な… 何を…」

ミカサ「何を言っているの、アルミン…?」
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/11(水) 17:10:20.61 ID:EUvXZp5R0
モノクマ「うぷぷ… それならいい物があるよ」




ポイッ




カラン…




アルミン「これは…」

モノクマ「溶鉱炉で作られた超硬質ブレードだよ」

モノクマ「ああ、安心して。ブラウンくんが入り混じった
     ナマクラじゃないから」
710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/11(水) 17:15:17.08 ID:EUvXZp5R0
アルミン「………………」

ヒストリア「ア、アルミン…?」

アルミン「…言い出しっぺは僕だ」

アルミン「僕から腕を切り落とす」

コニー「なっ…!?」

ジャン「お、おい…! 馬鹿な真似はよせ!」
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/11(水) 17:20:11.52 ID:EUvXZp5R0
アルミン「今から証明するよ」

アルミン「僕がこの推理にどれだけ賭けているのかを…」




ブンッ




ヒストリア「きゃああああああああああああ!!」

コニー「やめろおおおお!! アルミーーン!!」
712 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/03/11(水) 17:25:16.31 ID:EUvXZp5R0
今日はここまで
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 20:32:43.24 ID:4dsldprrO
切り傷作るくらいで良いじゃない!
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 22:28:06.39 ID:rQJFRYV30
原作で頭良いはずなのに会話での説得よりも行動で説得させるところばかりなアルミンはこんな事するわ
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/12(木) 02:58:38.61 ID:jXmMVWu50
そしてミカサかアニに止められるって展開だろどうせ
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/12(木) 05:42:46.43 ID:5IJL2Dcc0
これはベルトルトに脳がやられちまってないアルミン
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/12(木) 06:18:40.52 ID:jXmMVWu50
>>716
いや最近の話でもコニー相手に似たようなことやってたじゃん
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/12(木) 10:16:14.94 ID:4QzFyqV/0
作中で何度も自分の考えによる死亡確定の行動してるからなあ
死ぬなんて予測しないから危ない行動できるエレンとは違うタイプの死に急ぎ野郎
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/12(木) 10:45:21.05 ID:2DGUKK4N0
ガシッ




アニ「…もういい」

アニ「もういいよ… アルミン」

アルミン「………………」

ヒストリア「ア、アニ…?」

アニ「本当に酷いね…」

アニ「あんた… 私に止めさせるためにこんな事したんでしょ?」

アニ「私が、あんたが傷つくのを見過ごせないと分かっていたから…
   こんな大博打やったんでしょ?」
720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/12(木) 10:50:07.22 ID:2DGUKK4N0
アルミン「………………」

アルミン「………ごめん」

アニ「いいよ、謝らなくて」

アニ「こんな殺人鬼に… 謝る必要なんてない」

コニー「…!? そ、それじゃあ…!」

アニ「…ああ、そうだよ」
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/12(木) 11:00:10.04 ID:2DGUKK4N0








アニ「私がライナーとベルトルトを殺したんだ」







722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/12(木) 11:05:54.41 ID:2DGUKK4N0
ヒストリア「そ、そんな…!」

ミカサ「………………」

アニ「…やれやれ。しかしまさか、こんな方法で来るとはね」

アニ「証拠は一切残してなかったつもりだけど…
   流石にここまでは予想していなかったよ」

アルミン「…アニの言う通りだよ」

アルミン「僕の推理は筋道は立っているけど、
     君を追い詰める決定的な証拠がなかった…」

アルミン「だから僕は… 君から自白を促そうとしたんだ」
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/12(木) 11:10:48.89 ID:2DGUKK4N0
ジャン「じゃ、じゃあ… さっきの話も本当なのか?」

ジャン「お前が女型の巨人で、ライナーとベルトルトの
    仲間だっていうのも… 本当の事なのか?」

アニ「本当だよ。全てはアルミンが話した通りさ」

アルミン「………………」

アニ「でも、そうだね…」

アニ「せっかくだから… 答え合わせをやってみようか」
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/12(木) 11:20:18.07 ID:2DGUKK4N0
コニー「こ、答え合わせ…?」

アニ「私が行った犯行を一から振り返ってみるんだよ。
   ここでは議論されなかった補足部分も踏まえてね」

アニ「そういうの得意でしょ? あんた」

アルミン「……わかった」

アルミン「やってみるよ…」
725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/12(木) 11:25:05.08 ID:2DGUKK4N0








―  ク ラ イ マ ッ ク ス 推 理 開 始  ―







726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/12(木) 11:30:05.70 ID:2DGUKK4N0








―  推 理 を 完 成 さ せ ろ  ―







727 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/03/12(木) 11:35:30.14 ID:2DGUKK4N0
今日はここまで
728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/12(木) 17:09:32.66 ID:jXmMVWu50
>>718
エレンもエレンで「何かを変えることができるなら自分の命ぐらいいくらでも捧げてやるのに」って考えてるけどな
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 00:13:44.25 ID:MYWvAsI20
仲間のライナーベルトルトを殺しても何食わぬ顔で過ごしてるのに敵のアルミンが自殺しようとしたら必死で止めるとかこのアニ気持ち悪いな
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 09:29:49.85 ID:6Y9FHcZn0
アニには敵意識も仲間意識なんてものも無く父親の元に帰る事だけ考えていたことが最近描写されたばかりなのにもう忘れたのか
性格による甘さがあるから知人をつい助けてしまうのも原作通りだろ
だいたいライナー達殺した理由も出てないのにあほらしい
731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 11:00:37.95 ID:MYWvAsI20
>>730
父親以外どうでもいいのにアルミン助けるって矛盾してね?
732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/13(金) 14:35:04.12 ID:kIB20Ajt0
Act.1


【モノクマから名指しされたライナーとベルトルト】



(アニは何をした?)



【溶鉱炉に拘束トラップを仕掛けるアニ】



(ライナーを溶鉱炉に落とした方法とは?)




Act.2


【特殊ガス発生装置】



(ガスを確実に吸わせるためにどういう手段を取った?)



【アルミンを連れ出すアニ】



【突然降り出した大雨】



733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/13(金) 14:40:06.11 ID:kIB20Ajt0
Act.3


【雨が降り止み、寄宿舎を出るベルトルト】



【研究開発所で拘束トラップに捕らえられるベルトルト】



(アニは足跡を付けずにどうやって研究開発所まで行った?)



(アニが研究開発所に着いてから真っ先に実施した事とは?)



【規則違反により槍に貫かれるベルトルト】




Act.4


【超硬質ブレードを突き刺すアニ】



【研究開発所と寄宿舎の前に時限爆弾を仕掛けるアニ】



【翌朝、爆発音と共に目覚める者達】



(アニの唯一の誤算とは?)








【モノクマアナウンス】
【女型の巨人】
【モノクマからの手紙】
【ライナーへの呼び出し】
【四脚のスイッチ】
【猿ぐつわと手袋】







734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/13(金) 14:45:04.99 ID:kIB20Ajt0
Act.1


【モノクマから名指しされたライナーとベルトルト】



【ライナーへの呼び出し】



【溶鉱炉に拘束トラップを仕掛けるアニ】



【四脚のスイッチ】




Act.2


【特殊ガス発生装置】



【モノクマからの手紙】



【アルミンを連れ出すアニ】



【突然降り出した大雨】



735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/13(金) 14:50:09.94 ID:kIB20Ajt0
Act.3


【雨が降り止み、寄宿舎を出るベルトルト】



【研究開発所で拘束トラップに捕らえられるベルトルト】



【女型の巨人】



【猿ぐつわと手袋】



【規則違反により槍に貫かれるベルトルト】




Act.4


【超硬質ブレードを突き刺すアニ】



【研究開発所と寄宿舎の前に時限爆弾を仕掛けるアニ】



【翌朝、爆発音と共に目覚める者達】



【モノクマアナウンス】








犯人は、君なんだ!







736 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/03/13(金) 14:55:09.19 ID:kIB20Ajt0
今日はここまで
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 23:10:43.86 ID:Nijm1Y/PO
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/15(日) 13:10:06.76 ID:cUwQ2Y9q0
アルミン「それじゃあ、最初から事件を振り返ってみるよ…」




Act.1


【モノクマから名指しされたライナーとベルトルト】




アルミン「2日前… 僕たちはモノクマに呼び出されて
     訓練所に集められた」

アルミン「そこで聞かされたのは、ライナーとベルトルトが
     【裏切り者】で…」

アルミン「鎧の巨人と超大型巨人の正体だという衝撃的な内容だった」

アルミン「その後、僕たちは仲間割れを起こし…
     ライナーとベルトルトは僕たちから孤立することになった」
739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/15(日) 13:15:50.17 ID:cUwQ2Y9q0






【ライナーへの呼び出し】




アルミン「その夜、僕たちと別れたアニはライナーと接触した」

アルミン「ライナーとベルトルトは
     かなりの警戒状態だっただろうけど…」

アルミン「元々2人の仲間であるアニであれば、
     呼び出すことは容易だったはずだ」

アルミン「そして、翌日の早朝に溶鉱炉で2人で合う約束を
     ライナーと取り付けた…」
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/15(日) 13:20:20.39 ID:cUwQ2Y9q0






【溶鉱炉に拘束トラップを仕掛けるアニ】




アルミン「ライナーとの約束を取り付けたアニは、
     その夜のうちに準備に取り掛かった」

アルミン「溶鉱炉でライナーを殺すための準備だ」

アルミン「アニは研究開発所から拘束トラップを持ち出し、
     溶鉱炉の周りに四脚を立てるような形にセットした」

アルミン「そして、ライナーが現れるのをひたすら待った…」
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/15(日) 13:30:22.99 ID:cUwQ2Y9q0






【四脚のスイッチ】




アルミン「そして、早朝…」

アルミン「溶鉱炉に足を踏み入れたライナーは、
     フットスイッチを踏んでトラップに拘束された」

アルミン「拘束位置はちょうど溶鉱炉の真上だ」

アルミン「それを見届けたアニは、すかさず四脚にある
     スイッチを押してライナーを吊り下げているワイヤーを外した」

アルミン「ライナーはほとんど考える暇もなく、
     溶鉱炉に落ちていっただろうね…」
742 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/03/15(日) 13:35:16.45 ID:cUwQ2Y9q0
今日はここまで
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 22:28:19.11 ID:noZQi8B20
アルミンが敵に対して自殺戦法仕掛けるのはちょっと違うような気がする
アルミンって味方を犠牲にできないだけで敵相手だと結構容赦なくバンバン殺してるし
744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/16(月) 00:05:25.75 ID:B8zfF8pS0




Act.2


【特殊ガス発生装置】




アルミン「ライナーを殺したアニは、拘束トラップと
     その場で精製された超硬質ブレードを回収した」

アルミン「そして向かった先は研究開発所だ」

アルミン「アニは超硬質ブレードを研究開発所の隅に隠して、
     拘束トラップを研究開発所内に仕掛けた」

アルミン「その後、今度は特殊ガス発生装置を持ち出し、
     寄宿舎に併設された空調室に持って行った」

アルミン「空調室には鍵がかかっているけど、おそらく
     モノクマに言って開けてもらっていたんだろうね」

アルミン「そこで水色… 睡眠ガスを発生させるカプセルをセットし、
     ガス発生の時刻と時間を設定したんだ」
745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/16(月) 00:10:14.18 ID:B8zfF8pS0






【モノクマからの手紙】




アルミン「睡眠ガスを発生させたのは、僕たちに
     第2の殺人の下準備などを見せないため…」

アルミン「あるいは、それを邪魔されることを恐れたからだ」

アルミン「だけど、睡眠ガスを吸わせるためには
     対象となる人間を個室に居させる必要がある」

アルミン「だからアニは、モノクマを装って例の手紙を書いたんだ」

アルミン「『今日の午後は各自、個室で待機するように!』と…」
746 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/03/16(月) 01:35:11.01 ID:B8zfF8pS0
今日はここまで
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/22(日) 17:30:15.08 ID:26iibOjl0






【アルミンを連れ出すアニ】




アルミン「みんなが睡眠ガスで眠った頃…」

アルミン「アニは僕を大浴場に呼び出し、
     自分が女型の巨人である事を明かした」

アルミン「そして、ライナーとベルトルトを探すという名目で
     僕を研究開発所に連れて行った」

アルミン「その理由は… その時点で研究開発所に
     何の異常もないという事を僕に見せるためだったんだ」

アルミン「その時点で拘束トラップは仕掛けられていたんだけど、
     あの時は部屋全体が薄暗くて…」

アルミン「さらに、トラップ自体が部屋全体を
     覆うような形をしていたから気付けなかった」
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/22(日) 17:35:15.60 ID:26iibOjl0






【突然降り出した大雨】




アルミン「研究開発所を出た後…」

アルミン「しばらく歩いていると、突然
     バケツをひっくり返したような大雨が降り出した」

アルミン「アニが予め、観測所の黒板の天気を書き換えていたせいだ」

アルミン「僕たちは慌てて寄宿舎に駆け込み、
     ずぶ濡れになった僕たちをコニーが出迎えた」

アルミン「コニーの部屋の通気口には
     何故かモノクマが詰め込まれていたから…」

アルミン「コニーは睡眠ガスを吸わずにいられたんだろうね」

アルミン「僕らはその後しばらくコニーの部屋で過ごし、
     それぞれの個室に戻っていった…」
749 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/03/22(日) 17:40:05.84 ID:26iibOjl0
今日はここまで
750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/22(日) 23:06:33.19 ID:5lvbKFML0
751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/23(月) 23:45:14.53 ID:7IfewFHW0




Act.3


【雨が降り止み、寄宿舎を出るベルトルト】




アルミン「その夜、雨が降り止んだタイミングで
     ベルトルトは寄宿舎から研究開発所に向かった」

アルミン「おそらく、アニに呼び出されていたんだろうね」

アルミン「ベルトルトは寄宿舎を出るまで、睡眠ガスが発生しない
     個室以外の場所で身を潜めていたんだ」

アルミン「あるいは、コニーの場合と同じように、ベルトルトの
     部屋の通気口に詰め物でもしていたのかもしれない」

アルミン「どちらにしろ、ベルトルトはアニに指定された場所で待機し、
     指定された時間に寄宿舎を出た」

アルミン「地面に一筋の足跡を残して…」
752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/23(月) 23:50:17.90 ID:7IfewFHW0






【研究開発所で拘束トラップに捕らえられるベルトルト】




アルミン「研究開発所に足を踏み入れたベルトルトは、
     フットスイッチによってトラップに拘束された」

アルミン「僕とアニも研究開発所には足を踏み入れていたけど…」

アルミン「あの時にトラップが反応しなかったのは、
     拘束トラップに重量設定が施されていたからだ」

アルミン「拘束されたベルトルトは、ライナーの時と同様、
     四脚の中央の位置で宙吊り状態になった」
753 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/03/23(月) 23:55:16.49 ID:7IfewFHW0
今日はここまで
754 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/24(火) 15:55:25.87 ID:IVj7A9ME0






【女型の巨人】




アルミン「一方その頃…」

アルミン「寄宿舎から研究開発所に続く足跡を確認したアニは、
     寄宿舎の前で女型の巨人に変身した」

アルミン「例の本によると、人間が巨人化する際には
     雷鳴のような光と大きな音が発せられるらしいんだ」

アルミン「おそらく、コニーが聞いた雷っていうのは
     アニが変身した際のものだったんだろうね」

アルミン「アニも誰かに音を聞かれた場合を想定して、観測所の
     黒板の天気にわざわざ『雷』っていう記述を加えていたんだ」

アルミン「アニは女型の巨人になると、寄宿舎前から研究開発所前を
     大股で1歩で踏み越えた…」
755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/24(火) 16:00:05.22 ID:IVj7A9ME0






【猿ぐつわと手袋】




アルミン「研究開発所でベルトルトが拘束されているのを見るや、
     アニはベルトルトに猿ぐつわと手袋をはめた」

アルミン「これは、ベルトルトが自傷行為によって
     巨人化するのを防ぐ為だ」

アルミン「こうしてベルトルトは、舌を噛んだり爪で引っかいたりして
     自分を傷つけることが出来なくなってしまった」

アルミン「ヒストリアがベルトルトの死体の顔面付近で見つけた
     血まみれの布切れは、猿ぐつわの名残だったんだよ」

アルミン「きっと、犯行後にアニが回収し損ねたものなんだろうね」
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/24(火) 16:05:05.33 ID:IVj7A9ME0






【規則違反により槍に貫かれるベルトルト】




アルミン「そして、そのまま睡魔に勝てなかったベルトルトは、
     規則違反により顔面と胴体を槍で貫かれてしまった」

アルミン「兵団規則の3番目の項目… 個室以外での故意の就寝だ」

アルミン「一見すると、あれが“故意”だったとは
     言えないかもしれないけど…」

アルミン「モノクマが言っていた通り、ライブハウスでの
     前科を踏まえて総合的にアウトだと判断されたんだ」

アルミン「そして、これもモノクマに聞いた通り…
     ベルトルトと“もう1人”もそれがアウトになることを知っていた」

アルミン「その“もう1人”っていうのが… アニだったんだろうね」
757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/24(火) 16:15:31.25 ID:IVj7A9ME0




Act.4


【超硬質ブレードを突き刺すアニ】




アルミン「ベルトルトが処刑されたことを見届けたアニは、
     次の作業に取り掛かった」

アルミン「予め研究開発所に持ち込んでいた超硬質ブレードを
     ベルトルトの死体とその周りに突き刺したんだ」

アルミン「その超硬質ブレードは、ライナーの死体が
     溶け込んで精製されたものだ」

アルミン「ライナーの死体が存在しない以上、モノクマはそれを
     兵団裁判の対象となる死体と認めざるを得なかった」

アルミン「その事についても、モノクマに確認していたんだろうね」

アルミン「こうすることで、ベルトルトの死体が発見されて
     ライナーの兵団裁判が開かれるという倒錯した状況を作り出した」

アルミン「これこそが… アニが僕たちに仕掛けた最大の罠だったんだ」
758 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/24(火) 16:45:33.88 ID:IVj7A9ME0






【研究開発所と寄宿舎の前に時限爆弾を仕掛けるアニ】




アルミン「現場での作業を終えたアニは、
     時限爆弾を2つ持って外に出た」

アルミン「そして、研究開発所前についた巨人の足跡の中央部に
     2つの爆弾うちの1つを仕掛け…」

アルミン「再び巨人化して寄宿舎前に移動した後、
     今度は寄宿舎前の足跡にもう1つの爆弾を仕掛けた」

アルミン「その目的は2つだ」

アルミン「1つは、巨人化による足跡トリックの痕跡を消し去ること」

アルミン「そしてもう1つは、寄宿舎前、研究開発所前の順に
     爆弾を爆発させることによって…」

アルミン「僕たちを寄宿舎から研究開発所に誘導することだった」
759 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/03/24(火) 16:55:05.68 ID:IVj7A9ME0
今日はここまで
760 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 03:40:42.83 ID:rZKKxLf10






【翌朝、爆発音と共に目覚める者達】




アルミン「そして、翌朝…」

アルミン「時限爆弾による爆発音で目を覚ました僕たちは、
     ミカサ、アニ、僕、ジャンの順で寄宿舎前の爆発痕を見つけた」

アルミン「その後、今度は研究開発所前に仕掛けられた
     時限爆弾が爆発する」

アルミン「爆発音を聞いた僕たちは、現場に向かう者と
     眠っている人たちを起こす者に分かれて行動を始めた」

アルミン「現場に向かったのは僕、アニ、ミカサの3人…
     眠っている人たちを起こしに行ったのはジャンだ」
761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 03:45:05.87 ID:rZKKxLf10






【モノクマアナウンス】




アルミン「そして、研究開発所の扉を開けた僕たち3人は、
     そこでベルトルトの死体を発見した」

アルミン「ジャンを始めとした残りのメンバーも現場に駆け付け、
     そこで同じ光景を目撃する」

アルミン「アニの誤算はまさにここにあった」

アルミン「僕、アニ、ミカサの3人が死体を見つけたときには
     聞こえなかったモノクマアナウンスが…」

アルミン「他のメンバーが駆け付けた瞬間に聞こえたからだ」

アルミン「本来なら、もう1人以上の人間と駆け付けるべきだった…
     だけど、アニにはそこまでコントロールできなかったんだ」

アルミン「この誤算によって、犯人は僕、アニ、ミカサの中に
     いることが確定してしまった」

アルミン「そして、さっきの自白の通り、今回の事件のクロは…」
762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 03:50:07.54 ID:rZKKxLf10








アニ「………………」

アルミン「アニ・レオンハート… 君だよ」







763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 03:55:10.95 ID:rZKKxLf10
アニ「…………ふっ」

アニ「さすがだね、アルミン… 本当に恐れ入ったよ」

ヒストリア「そ、そんな… それじゃあ…!」

アニ「ああ、今のアルミンの推理で正解さ」

アニ「“ほぼ”ね…」
764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 04:00:06.80 ID:rZKKxLf10
アルミン「…ほぼ?」

アニ「ライナー殺害の件… 
   あんたは私がライナーを呼び出したって言ったけど…」

アニ「あれは逆なんだよ」

アルミン「…えっ?」

アニ「あいつの方から私に呼び出しがあったんだ」

アニ「『話があるから夜中に会えないか』ってね…」
765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 04:05:07.52 ID:rZKKxLf10
アニ「それを受けて私は会う時間と場所を指定したんだ」

アニ「溶鉱炉っていう場所を指定したときも、
   『他の人間が来なさそうな場所だから』って言ったら納得してくれた」

アルミン「………………」

アニ「おかげで色々と手間が省けたよ…」

アニ「色々とね…」
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 04:10:05.24 ID:rZKKxLf10
コニー「な、なあ… 1つ分からない事があるんだが…」

コニー「なんで俺の部屋の通気口にモノクマが詰まってたんだ?
    アニがやった訳じゃ…ねえよな?」

モノクマ「あー、あれ?」

モノクマ「あれはね… ボクがスパイごっこをした時の名残だよ」

コニー「…は?」
767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 04:15:08.61 ID:rZKKxLf10
モノクマ「ちょっと暇だった時に、寄宿舎内の通気口内を這って
     スパイごっこをしてたんだ」

モノクマ「そしたら、ちょうどスプリンガーくんの部屋のところで
     動けなくなっちゃって… そのまま乗り捨てたってわけ」

アニ「…なるほどね。意味不明な行動だけど、ようやく謎が解けたよ」

アニ「雨が降って寄宿舎に駆け込んで、コニーが起きているのを
   見たときは… 正直ヒヤッとしたからね」
768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 04:20:09.60 ID:rZKKxLf10
アルミン「…僕にも1つ、分からない事があるんだ」

アルミン「アニ… どうして君はライナーとベルトルトを殺したの?」

アニ「………………」

アルミン「君が僕に話してくれた通り、あの2人は君の仲間なんだよね?」

アルミン「それなのに、どうして…」
769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 04:25:29.32 ID:rZKKxLf10
アニ「………私はね」

アニ「賭けたんだよ」

アルミン「…えっ?」

アニ「私にはもう分からなかった」

アニ「何が正しくて、何が正しくないのか…」

アニ「私は戦士になり損ねたんだ…」

アルミン「…?」

アニ「だから、私は…」
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 04:30:18.73 ID:rZKKxLf10








モノクマ「アニ」







771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 04:35:07.24 ID:rZKKxLf10
アニ「…!!」ゾワッ

モノクマ「それ以上は…」

モノクマ「わかってるよね?」

アニ「………………」
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 04:40:04.71 ID:rZKKxLf10
アルミン「え……」

モノクマ「それじゃあ、もう議論も済んだようだし、
     お待ちかねの投票タイムといきましょうか!」

アルミン「ちょ、ちょっと待ってよ…」

アルミン「今のは…」

モノクマ「はいっ、オマエラ、お手元のスイッチで投票してくださーい!」

モノクマ「投票の結果、クロとなるのは誰か!?
     その答えは…正解なのか不正解なのかーーッ!?」

モノクマ「それでは… どうぞーっ!!」
773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 04:45:34.31 ID:rZKKxLf10








WHO IS FOUND GUILTY?

MONOKUMA




V O T E


【アニ・レオンハート】
【アニ・レオンハート】
【アニ・レオンハート】


GUILTY







774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 04:50:18.79 ID:rZKKxLf10
モノクマ「なんと! またまた大正解!」

モノクマ「今回、ブラウンくんを殺し…」

モノクマ「ボクの存在を利用して、フーバーくんの命をも
     奪ったクロは…」

モノクマ「…アニ・レオンハートさんでしたー!!」
775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 04:55:05.42 ID:rZKKxLf10
アニ「………………」

モノクマ「それじゃあ、時間も押しちゃってるんで…」

モノクマ「このままおしおきタイムもやっちゃいましょうか!」

アルミン「ちょ… ちょっと待てよ!」

アルミン「まだ僕は…」
776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 05:00:18.25 ID:rZKKxLf10
アニ「アルミン」

アルミン「…!!」

アニ「いいんだ、アルミン」

アニ「これでいいんだよ」

モノクマ「今回は自らの仲間を殺した
     冷酷非道なアニ・レオンハートさんの為に…」

モノクマ「今まで以上にスペシャルなおしおきを
     用意させて頂きましたぞっ!!」
777 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 05:05:16.58 ID:rZKKxLf10
アニ「アルミン… みんな…」

アニ「後は任せたからね」

アルミン「…ッ!!」

アニ「席次【4番目】からの… お願いだから」

モノクマ「では張り切っていきましょう! おしおきターイム!」
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 05:10:08.08 ID:rZKKxLf10








GAME OVER




レオンハートさんがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。







779 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/03/25(水) 05:15:03.69 ID:rZKKxLf10
今日はここまで
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/25(水) 10:31:05.50 ID:9It9FJKL0

モノクマ誰なんだ
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 17:25:05.60 ID:rZKKxLf10
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――
―――――――――
――――








ベルトルト「あれで穴を塞ぐなんて…」

ベルトルト「無茶な作戦だ…
      エレンが食われるかもしれない」

ベルトルト「もしそうなれば何もわからないままだ」

ライナー「あぁ…いざとなったら
     俺の巨人で何とかするしか無さそうだ」
782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 17:30:04.31 ID:rZKKxLf10
ベルトルト「でも…作戦が成功したらせっかく空けた穴が
      塞がれてしまう」

ライナー「構わねぇさ…俺達がこの5年間ずっと探してた
     手がかりをようやく見つけることができた」

???「オイ… 二人共…」
783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 17:35:03.89 ID:rZKKxLf10
???「一体…何の話をしているんだ?」

???「「俺の巨人」って何だよライナー?」

???「「せっかく空けた穴」って言ったのか? ベルトルト」

ライナー「…マルコ」
784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 17:40:16.53 ID:rZKKxLf10
ライナー「今の話は…」

ライナー「冗談だ…」

マルコ「…ッ」

マルコ「気は確かか!?」

マルコ「君らしくないな!!」
785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 17:45:02.62 ID:rZKKxLf10
マルコ「でも!!」

マルコ「今は…ほら!?」

マルコ「作戦に集中しろよ!?」

マルコ「1体でも巨人を引きつけて精鋭班の負担を減らすんだ!!」

マルコ「見ろ!! 巨人が迫ってる!!」

マルコ「行くぞ!!」
786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 17:50:20.12 ID:rZKKxLf10




ドクン




マルコ(エレンは巨人に変身した…)

マルコ(人間は巨人になれる…)
787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 17:55:04.77 ID:rZKKxLf10
マルコ(突然現れて突然消える超大型巨人の正体もおそらく)

マルコ(人間…ってことになる)




ドクン




マルコ(つまりどこかに人の姿をした敵の巨人がいるってことで…)

マルコ(それは――)
788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 18:00:02.66 ID:rZKKxLf10
ドコ




ググッ




マルコ「…!?」

ベルトルト「ライナー!」

マルコ「ラ、ライナー… 何を…!?」

ライナー「………………」
789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 18:05:03.27 ID:rZKKxLf10
マルコ「ライナー…」

マルコ「冗談なんだろ?」

ライナー「………………」

ライナー「いいや」
790 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 18:10:04.23 ID:rZKKxLf10
ライナー「マルコ…」

ライナー「お前は察しが良いから…ダメなんだよ」

マルコ「ひっ…」

マルコ「誰かぁああ」ムグッ
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 18:15:25.34 ID:rZKKxLf10
スタッ




マルコ「アニ!!」

マルコ「助けてくれ!!」

アニ「どう…いうこと?」

マルコ「ライナーがおかしいんだ」

マルコ「助けてくれ!!」

ライナー「俺達の会話を聞かれた」

ライナー「もう生かしておけない」
792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 18:20:18.15 ID:rZKKxLf10
ズシン ズシン




ベルトルト「巨人だ!!」

ベルトルト「こっちに来る!!」

ライナー「アニ!!」




ガン




マルコ「うッ!?」

ライナー「マルコの立体機動装置を外せ!!」
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 18:25:11.18 ID:rZKKxLf10
アニ「………………」

ライナー「早くやれ!!」

アニ「………………」

ライナー「…お前、さっきコニーを命張って助けてたよな?」

ライナー「なぜあそこでそんな危険を冒した?」
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 18:30:04.61 ID:rZKKxLf10
ライナー「この悪の民族に情が移っちまったからか!?」

ライナー「違うってんなら今ここで証明してみせろよ!!」

ライナー「お前と!!」

ライナー「お前の帰りを待つ親父が!!」

ライナー「穢れた民族と違うって言うんなら!!」
795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 18:35:09.75 ID:rZKKxLf10
ライナー「今すぐ証明しろ!!」

マルコ「…!?」

ベルトルト「ライナー もうすぐそこまで来てるぞ!!」

ライナー「アニ!!」

アニ「ああ…」

アニ「よりにもよって… この場面とはね…」

アニ「あんたの悪趣味さには吐き気がするよ…」
796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 18:40:13.58 ID:rZKKxLf10
ライナー「…ベルトルト!!」

ライナー「マルコの立体機動装置を外せ!!」

ベルトルト「…ッ 了解!!」




カチャカチャ




マルコ「うわああああああああああ!!」

マルコ「やめろ!! やめてくれよ!!」

マルコ「なんで… なんでなんで…」

マルコ「なんでだよ!!」
797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 18:45:15.18 ID:rZKKxLf10
ライナー「それから… アニの分もだ」

ベルトルト「…!? ラ、ライナー!?」

ライナー「こいつは証明できなかった」

ライナー「この穢れた民族と同じだ」

ライナー「生かしておく意味はない… こいつの分も外せ!!」
798 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 18:50:13.42 ID:rZKKxLf10








罪  と  罰




席次4位

アニ・レオンハート 処刑執行







799 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 18:55:10.00 ID:rZKKxLf10
アニ「…………私は」




ズシン ズシン




ライナー「ベルトルト!!」

ベルトルト「…ッ!!」




カチャカチャ
800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 19:00:23.63 ID:rZKKxLf10
ガシャン




マルコ「う…」

アニ「私は… 私たちは…」

アニ「穢れてなんかいない…」




ドサッ
801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 19:05:25.66 ID:rZKKxLf10
ダダダ




ヒュ ヒュ




マルコ「う…」

マルコ「待ってくれ…」
802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 19:10:12.93 ID:rZKKxLf10
マルコ「待ってくれよ…」

マルコ「なんでそんなに急ぐんだよ…」




ズシン ズシン




マルコ「まだ…」

マルコ「ちゃんと…」

マルコ「話し合ってないじゃないかぁあああ」

アニ「…マルコ」
803 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 19:15:23.53 ID:rZKKxLf10








アニ「あの時は…」

アニ「ごめ…」




グシャ







804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 19:20:13.77 ID:rZKKxLf10
アルミン(3度目の兵団裁判…)

アルミン(3度目のおしおき…)

アルミン(目の前で繰り広げられる凄惨な光景…)

アルミン(だけど、僕たちの目を奪ったのは…)

アルミン(それだけではなかった…)
805 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 19:25:05.11 ID:rZKKxLf10
アルミン「…マルコ?」

ミカサ「マルコ…」

コニー「マ、マルコ…」

ジャン「マルコ…!!」

ヒストリア「マルコ…?」
806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 19:35:14.68 ID:rZKKxLf10








コニー「うぐっ…!?」







807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 19:40:13.80 ID:rZKKxLf10




???『貴様は何だ!!』

マルコ『ウォール・ローゼ南区ジナエ町出身!
    マルコ・ボットです!』

???『何しにここに来た!』

マルコ『憲兵団に入り!』

マルコ『王にこの身を捧げるためです!!』



808 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 19:45:32.85 ID:rZKKxLf10








ジャン「あぁあああぁ…!!」







809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 19:50:16.04 ID:rZKKxLf10




マルコ『僕はジャンの方が指揮役に向いてると思うな』

ジャン『オレが? 冗談だろ?』

ジャン『勇ましくなんかねぇぞ』

ジャン『何でそう思うんだ?』

マルコ『うーん』



810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 19:55:08.48 ID:rZKKxLf10




マルコ『怒らずに聞いてほしいんだけど…』

マルコ『ジャンは…』

マルコ『強い人ではないから』

マルコ『弱い人の気持ちがよく理解できる』



811 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 20:00:08.30 ID:rZKKxLf10




ジャン『…何だそりゃ』

マルコ『それでいて現状を正しく認識することに長けているから』

マルコ『今何をすべきかが明確にわかるだろ?』

マルコ『まぁ…僕もそうだし大半の人間は弱いと言えるけどさ…』



812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 20:05:05.65 ID:rZKKxLf10








マルコ『それと同じ目線から放たれた指示なら』

マルコ『どんなに困難であっても切実に届くと思うんだ』







813 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 20:10:05.75 ID:rZKKxLf10
ジャン「モノクマァァァァァァァァァァ!!!!」

ジャン「テメェ…!! マルコに何しやがった!?」

モノクマ「え、何? 知り合い?」

ジャン「とぼけんじゃねぇ!!」

ジャン「今、マルコが… マルコが…!!」
814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 20:15:35.71 ID:rZKKxLf10
モノクマ「ボクは何もやってないよ?」

モノクマ「今見たでしょ? ボットくんを殺したのは
     ブラウンくんとフーバーくんだよ」

ジャン「な… なっ…!!」

モノクマ「まあ、実際は… レオンハートさんも手を貸して
     ボットくんの立体機動装置を外したらしいけどね」
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 20:20:13.32 ID:rZKKxLf10
モノクマ「うぷぷ… いやあ、しかし笑っちゃうよねぇ」

モノクマ「巨人に喰われるボットくんを遠目に見ながら…
     ブラウンくんは何て言ったと思う?」




ライナー『オイ…』

ライナー『何で…』

ライナー『マルコが…』

ライナー『喰われてる…』



816 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 20:25:06.54 ID:rZKKxLf10
モノクマ「自分でボットくんを巨人の前に放り出しておきながら…」

モノクマ「ブラウンくんは『何でマルコが巨人に食われているんだ』
     って思ったんだって!」

モノクマ「挙句の果てには、『よくもマルコを!』とか言いながら
     その巨人を斬り殺したんだって!」

ヒストリア「…ッ!?」

モノクマ「おっかしいよねぇ… ぶっひゃっひゃっひゃっ!!」
817 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/25(水) 20:30:06.86 ID:rZKKxLf10
ミカサ「モノクマ…」

ミカサ「あなたは… 私たちの何を知っているの?」

モノクマ「………………」

ミカサ「あなたは…」

ミカサ「あなたは一体… 誰なの?」
818 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/03/25(水) 20:40:18.35 ID:rZKKxLf10
今日はここまで
819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/26(木) 05:32:44.46 ID:d9Np4NGNO

面白すぎる
820 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/26(木) 14:51:06.93 ID:SGmuNGtc0
乙 原作が続いているから後から新情報出たりしているのにうまく組み込んですごい
821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/26(木) 18:20:05.60 ID:TeqwLjo30
モノクマ「………………」

モノクマ「………………」

モノクマ「………うぷぷ」

モノクマ「うぷぷぷぷ…」

ミカサ「…な、何?」

モノクマ「ねえ、オマエラさあ…」

モノクマ「ちょっと提案があるんだけど」
822 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/26(木) 18:30:30.31 ID:TeqwLjo30








モノクマ「50日間の訓練、もう終わりにしない?」







823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/26(木) 18:40:10.10 ID:TeqwLjo30
コニー「……は?」

モノクマ「兵団規則にあったでしょ?」




11 訓練兵達は50日間の訓練を行います。
  訓練への参加は強制ではありません。

12 訓練の総合成績が一番優秀だった者には、
  “ファイナルデッドルーム”への挑戦権が与えられます。




モノクマ「要するに、50日間の訓練をもう止めて…」

モノクマ「“ファイナルデッドルーム”でのゲームを始めてみない?」
824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/26(木) 18:45:12.61 ID:TeqwLjo30
ヒストリア「“ファイナルデッドルーム”でのゲーム…」

ヒストリア「それって、成績上位1名だけが参加できるっていう
      命がけのゲームのこと…?」

ヒストリア「勝ったら【願いを一つだけ叶えられる】っていう…」




モノクマ『【願いを一つだけ叶えられる】っていうのは、
     命がけのゲームを勝ち残った場合の話ね』

ミカサ『命がけの…ゲーム?』

モノクマ『成績1位の人に与えられるのはそのゲームへの挑戦権だよ。
     それに勝つことができたら、【願いを一つだけ叶えられる】の』



825 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/26(木) 18:50:10.29 ID:TeqwLjo30
モノクマ「そうそう、ちゃんと憶えてて偉いね!」

コニー「つ、つまり… 現時点での成績1位をそのゲームに
    参加させるってことか…?」

モノクマ「はいっ、その通りです!」

ジャン「……ちょっと待てよ」

ジャン「その成績1位っていうのは…」
826 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/26(木) 18:55:13.82 ID:TeqwLjo30
名前          PT

ミカサ・アッカーマン  1690
ミーナ・カロライナ   10
アニ・レオンハート   00
ライナー・ブラウン   00
ベルトルト・フーバー  00
ユミル         00
ジャン・キルシュタイン 00
コニー・スプリンガー  00
サシャ・ブラウス    00
ヒストリア・レイス   00
アルミン・アルレルト  00
エレン・イェーガー   00
827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/26(木) 19:00:15.92 ID:TeqwLjo30
モノクマ「もちろん、アッカーマンさんだよ」

モノクマ「オマエラがサボってる間、彼女だけは
     コツコツと訓練に参加してくれてたんだから…」

ジャン「ちょっと待てよ…!」

ジャン「もし、ミカサが【裏切り者】だったら…」

モノクマ「あれ? 【裏切り者】はブラウンくんとフーバーくん
     ってことになってるんじゃないの?」

ジャン「…っ!」

モノクマ「それに、あの2人と繋がっていたレオンハートさんも
     たった今死んだ訳だし…」

モノクマ「もう心配する必要はないんじゃないの?」
828 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/26(木) 19:05:25.75 ID:TeqwLjo30
アルミン「…違う」

アルミン「あの2人とアニは… 【裏切り者】なんかじゃない」

ヒストリア「…えっ?」

アルミン「真の【裏切り者】は他にいる…」

アルミン「モノクマの協力者である真の【裏切り者】は…」
829 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/26(木) 19:10:20.96 ID:TeqwLjo30
コニー「モ、モノクマの… 協力者!?」

アルミン「さっきのアニとモノクマのやり取りを見ていて確信した…」

アルミン「あれは… 協力体制にある者同士の会話じゃない」

モノクマ「………………」

アルミン「ここでモノクマがそういう提案をしてくるってことは…」

アルミン「真の【裏切り者】の正体は…」
830 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/03/26(木) 19:15:36.46 ID:TeqwLjo30
今日はここまで
831 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/27(金) 17:05:06.28 ID:erTEkvQ/0
ヒストリア「ま、まさか…」

ヒストリア「ミカサ…!?」

ミカサ「………………」

アルミン「…モノクマは元々、こういう脅しをかけていたよね」




モノクマ『ネタばらしするとさぁ、
     実はオマエラの中には【裏切り者】がいるんだよ』

コニー『は…?』

モノクマ『そして仮にその【裏切り者】が1位を勝ち取った場合…』

モノクマ『【自分だけここから出たい】とか【自分以外を処刑してほしい】とか、
     そんな事言うかもしれないよねー!』



832 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/27(金) 17:10:14.76 ID:erTEkvQ/0
アルミン「そして今…」

アルミン「【裏切り者】の汚名を着せられたライナーとベルトルト…」

アルミン「そして、彼らと繋がりのあったアニが死んだ」

モノクマ「………………」

アルミン「彼らを隠れ蓑にして、真の【裏切り者】を
     台頭させるには絶好のタイミングだ」
833 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/27(金) 17:15:06.11 ID:erTEkvQ/0
ジャン「お、おい… その言い方って…」

ジャン「まるで、全部仕組まれて――」

ミカサ「違う」

ジャン「…!!」

ミカサ「私は… 【裏切り者】なんかじゃない」
834 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/27(金) 17:20:11.47 ID:erTEkvQ/0
アルミン「………………」

ミカサ「…確かに、状況は私が有利な方に傾いている」

ミカサ「訓練を受けていたこともみんなに黙っていた」

ミカサ「だけど、それは… モノクマに与するためじゃない」

ミカサ「モノクマは私の敵… それは絶対に変わらない」
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/27(金) 17:30:23.29 ID:erTEkvQ/0
アルミン「…どうなんだ? モノクマ」

アルミン「ミカサはお前の協力者… 真の【裏切り者】なのか?」

モノクマ「だ、だからさあ…」

モノクマ「その正体を言ったら元も子もないでしょーが!」

アルミン「………………」
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/27(金) 17:35:17.59 ID:erTEkvQ/0
アルミン「…今、何て言った?」

モノクマ「…へ?」

アルミン「『その正体を言ったら元も子もない』…
     確かにそう言ったね」

アルミン「前にお前が言った通り、本当にライナーとベルトルトが
     【裏切り者】だったのならそんな言い方はしないはずだ」

アルミン「アニの場合も同じ… 『真の【裏切り者】はアニだ』
     という主張を通せばそれで済む話じゃないか」

アルミン「つまり、“真の【裏切り者】が存在する”こと自体は
     本当なんだな?」
837 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/27(金) 17:40:11.09 ID:erTEkvQ/0
モノクマ「あっ……」

アルミン「………………」

モノクマ「お、おのれ… このボクにカマをかけたな…!?」

アルミン「今までのお返しだよ」

アルミン「真の【裏切り者】は本当にいる。
     そして、それはライナー、ベルトルト、アニではない…」

アルミン「…それだけわかれば十分だ」
838 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/03/27(金) 17:45:05.31 ID:erTEkvQ/0
今日はここまで
839 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/27(金) 21:50:55.19 ID:90oH02mdO

怒濤の展開
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 01:05:39.00 ID:lN+XaLUy0
ジャン「いや、でもよ…」

ジャン「仮にあいつらが【裏切り者】じゃないとしても…
    ミカサが【裏切り者】だっていう可能性は消えないだろ」

ジャン「だったら… 今の提案を受け入れるのは
    かなり危険じゃねえのか?」

アルミン「…確かにね」

アルミン「状況的にはミカサが怪しい…
     その事実に変わりはないと思う」
841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 01:10:10.57 ID:lN+XaLUy0
ミカサ「………………」

ヒストリア「…ちなみにだけど、モノクマ」

ヒストリア「その命がけのゲームっていうのは… 一体何をするの?」

モノクマ「ふん! 教えてあげないもーんだ!」

アルミン「………………」
842 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 01:15:05.80 ID:lN+XaLUy0
モノクマ「…って言いたいところだけど」

モノクマ「説明しないと話が進まないから、教えてあげるよ」

ミカサ「………………」

モノクマ「いいかい? そのゲームっていうのはね…」
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 01:20:09.66 ID:lN+XaLUy0








モノクマ「全ての謎を解き明かすことだよ」







844 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 01:25:07.26 ID:lN+XaLUy0
ヒストリア「……え?」

モノクマ「全ての謎、そなわち…」

モノクマ「3つの事件に隠された真実は何か」

モノクマ「オマエラの言う真の【裏切り者】とは誰か」

モノクマ「オマエラの“失われた数年間”に何があったのか?」

モノクマ「この施設は何なのか」

モノクマ「ボクが何のためにこんな事をしているのか」

モノクマ「そして…」
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 01:30:08.68 ID:lN+XaLUy0








モノクマ「ボクは一体誰であるのか…」







846 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 01:35:14.85 ID:lN+XaLUy0
アルミン「…!!」

モノクマ「それらの謎を全て解き明かしたら、挑戦者の勝ち」

モノクマ「解き明かせなかったら、挑戦者の負け」

モノクマ「挑戦者が勝った場合は、叶えたい願いを一つだけ提示する」

モノクマ「それに対し、ボクがその願いの代案を提示して、
     最終的に挑戦者がどちらかの願いを選ぶ」

モノクマ「…これが命がけのゲームの概要だよ」
847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 01:40:04.68 ID:lN+XaLUy0
コニー「全ての謎を… 解き明かす…?」

モノクマ「うぷぷ… そうだよ、全ての謎」

モノクマ「オマエラが知りたくて知りたくて仕方なかったものを
     探る機会を与えてあげようってことだよ」

ヒストリア「な、なんで急に… そんなことを…?」

モノクマ「なんでって… それがこのゲームの内容なんだもん。
     それ以上は答えようがないよ」
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 01:45:09.40 ID:lN+XaLUy0
アルミン「…ちょっと待てよ、モノクマ」

アルミン「それは… 兵団規則に反するんじゃないのか?」




11 訓練兵達は50日間の訓練を行います。
  訓練への参加は強制ではありません。

12 訓練の総合成績が一番優秀だった者には、
  “ファイナルデッドルーム”への挑戦権が与えられます。




アルミン「“ファイナルデッドルーム”への挑戦は
     【50日間の訓練】が前提だったはずだ」

アルミン「今はまだその半分も経っていない… 命がけのゲームを
     始めること自体がルール違反じゃないのか?」
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 01:50:04.13 ID:lN+XaLUy0
モノクマ「…うぷぷ」

モノクマ「さすが、痛いところを突いてくるねえ… アルレルトくんは」

アルミン「………………」

モノクマ「確かに、キミが言った通り…」

モノクマ「今“ファイナルデッドルーム”でのゲームを始めたら
     ボク自身がルールを犯してしまうことになるね」

モノクマ「だからさ… オマエラにも
     ルールを犯す権利をあげようと思って」
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 01:55:05.37 ID:lN+XaLUy0
コニー「…は?」

モノクマ「ボクは1つルールを犯す」

モノクマ「だからオマエラにも、【1回だけルールを犯す権利】をあげる」

モノクマ「ただし、オマエラ全員の中で1回だけ。
     それ以降のルール違反はこれまで通り罰する」

モノクマ「…これならどう?」
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 02:05:39.41 ID:lN+XaLUy0
ミカサ「…なぜ?」

ミカサ「なぜそこまでして…“ファイナルデッドルーム”での
    ゲーム開始を早めたいの?」

モノクマ「それはちょっと言えないなあ」

モノクマ「ボクが今聞いているのは、オマエラが
     この提案に乗るか乗らないか… ただそれだけだよ」
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 02:10:26.68 ID:lN+XaLUy0
アルミン「…いくつか聞きたいことがある」

アルミン「まず、全ての謎を解き明かすっていうのは…
     どうやってやるんだ?」

モノクマ「イメージとしては、今までの兵団裁判での捜査だね」

モノクマ「ボクが色んな手がかりを施設内に散りばめておくから、
     それを回収して推理する…」

モノクマ「そして、謎の答えを“ファイナルデッドルーム”で
     解き明かす…っていうのが主な流れになるよ」
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 02:15:02.84 ID:lN+XaLUy0
アルミン「その謎解きは… ミカサ1人でやるのか?」

モノクマ「そこはアッカーマンさんにお任せするよ」

モノクマ「みんなの手を借りたいって言うなら、みんなで手分けして
     手がかりを探して謎を解き明かすもよし」

モノクマ「1人だけでやりたいって言うなら、アッカーマンさんだけで
     やるもよし… 全ては挑戦権のある彼女次第だね」
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 02:20:15.82 ID:lN+XaLUy0
モノクマ「ただし、願いを提示していいのはあくまでも
     アッカーマンさんだけ… これだけは憶えておいてね」

アルミン「………………」

アルミン「…最後に1つ」

アルミン「お前は… 全ての謎を解かれても構わないと思っているのか?」

モノクマ「…? 妙な質問だね」

モノクマ「その質問に答えるなら、まあ… そういうことになるね。
     そうでなきゃ、こんなこと言わないもんね」
855 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 02:25:08.61 ID:lN+XaLUy0
モノクマ「…さて、質問は以上かな?」

アルミン「………………」

モノクマ「ハイ、質問はないようだね。それで、どうする?」

ヒストリア「どうする……って…」

モノクマ「この提案に乗るか乗らないか、早く決めちゃってよ」

モノクマ「もちろん、この提案を却下することもできるよ」

モノクマ「その場合は… 今まで通りの
     コロシアイ生活を続けていくだけだけどね」
856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 02:30:34.03 ID:lN+XaLUy0
アルミン「…ミカサ、君にも聞いておきたいことがある」

アルミン「もし、この提案を受け入れた場合…」

アルミン「君は1人で謎解きをする? それとも…」

ミカサ「私はみんなの力を借りたい」

アルミン「…!」

ミカサ「私が信用されていないことはわかっている…」

ミカサ「だから私は… あえてこの提案に口は挟まない。
    受けるか受けないか、みんなで決めてもらっていい」
857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 02:35:17.01 ID:lN+XaLUy0
コニー「ど、どうする…?」

ジャン「…オレはいいぜ、別に」

コニー「えっ…?」

ジャン「よくよく考えれば、どうせこの点差じゃミカサには追い付けない…
    それなら、今やろうが50日経ってからやろうが同じだ」

ジャン「それに、今やったら【1回だけルールを犯す権利】の
    オマケまで付いてくるんだろ?」

ジャン「…だったら反対する理由はねえよ」
858 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 02:40:04.64 ID:lN+XaLUy0
ヒストリア「私も賛成かな…」

ヒストリア「ミカサは私たちの力を借りたいって言ってくれてるし…」

ヒストリア「それなら、少なくともそのゲームをしている間は
      またコロシアイが起こる可能性は低くなるんじゃないかな」

アルミン「………………」
859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 02:45:16.01 ID:lN+XaLUy0
ヒストリア「コニーはどう思う?」

コニー「えっ…? お、俺は…」

ミカサ「………………」

コニー「お前らがいいって言うんなら… いいんじゃ…ねえか?」
860 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 02:50:05.45 ID:lN+XaLUy0
ジャン「お前はどうなんだ、アルミン」

アルミン「…僕も賛成だよ」

アルミン「ジャンが言った通り… 多分、今やっても
     50日経ってからやっても結果は変わらない…」

アルミン「そして、ヒストリアが言った通り、
     全員で謎解きに取り掛かれば…」

アルミン「その間にコロシアイが起きる可能性は低くなる…」
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 02:55:13.78 ID:lN+XaLUy0
アルミン「それに、何より…」

アルミン「僕は…」




アニ『アルミン… みんな…』

アニ『後は任せたからね』




アルミン「全ての謎を… 解き明かしたい」
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/28(土) 07:16:07.10 ID:cAZIe5WR0
そもそもミカサは猪突猛進の脳筋キャラで何か企むようなタイプじゃないしな
一番怪しいのはアルミン以外の生存メンバーで唯一頭脳派のジャンだろ
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 08:40:10.31 ID:lN+XaLUy0
モノクマ「うぷぷ… どうやら満場一致で決まりのようだね」

モノクマ「それじゃあ、さっそく明日の朝からゲームを開始しようか」

アルミン「………………」

モノクマ「でもまあ、いきなり全ての謎を解き明かすって言っても
     かなり大変だろうから…」

モノクマ「特別に、ここで重大ヒントをあげるよ!」
864 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 08:45:26.41 ID:lN+XaLUy0
ヒストリア「…重大ヒント?」

モノクマ「そう、全ての謎に関わる重大ヒント」

モノクマ「ちなみに、これからボクが言う重大ヒントと
     明日以降ボクが散りばめる手がかりには…」

モノクマ「【嘘偽りは一切ない】から、安心してね!」

コニー「…?」

モノクマ「えー… コホン、それでは発表するよ」
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 08:55:10.72 ID:lN+XaLUy0








モノクマ「この施設には現在、生きた人間が12人います」







866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 09:05:09.81 ID:lN+XaLUy0
ヒストリア「…………………」

ヒストリア「…………………」

ヒストリア「…………えっ?」

モノクマ「そして、ボクの正体は…」
867 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 09:20:13.85 ID:lN+XaLUy0








モノクマ「その12人の中の1人でーす!!」







868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 09:55:06.40 ID:lN+XaLUy0
ジャン「なっ…!?」

コニー「…!!」

ヒストリア「12人の…」

ヒストリア「生きた…人間…!?」




ユミル『わからないのか?今来た2人を含めてもたったの12人なんだぞ?
    他の連中はどこに行ったんだよ』



869 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 10:00:09.27 ID:lN+XaLUy0
モノクマ「うぷぷ… そうだよ、ボクはれっきとした人間なんだ」

モノクマ「今更『中の人なんていません!』とか言うつもりはないからね」

モノクマ「ボクはあくまでこの“モノクマ”という器を借りて
     オマエラに接しているだけであって…」

モノクマ「本体はちゃんと他にいるんだよ」
870 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/03/28(土) 10:10:04.97 ID:lN+XaLUy0
今日はここまで
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/28(土) 15:52:15.33 ID:2UDcW8MIo
モノクマ中の人がいるのか…
じゃあ無印みたいに一度も姿を現してない可能性もあるよな

>>862
V3みたいにバックに別の組織がついてるなら、必ずしも裏切者は頭脳派でなくても良いと思う
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/28(土) 17:54:28.92 ID:YtsE1CgA0
凄いことになってきたな
873 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/29(日) 04:37:58.32 ID:S3BHrs8Q0
どういうオチになるのか気になるね
874 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/29(日) 07:50:04.90 ID:TebqdAB60
ミカサ「………嘘」

ミカサ「嘘だ……」

ミカサ「そんな…」

ミカサ「生きてるの…? みんなが…」
875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/29(日) 07:55:04.49 ID:TebqdAB60




ミーナ『イヤだぁぁぁぁぁぁああああぁぁぁぁあああ!!』




ユミル『うぐっ…!?』




サシャ『どうか、私の分まで…』

サシャ『お、美味しいもの… いっぱい…』ガタガタ



876 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/29(日) 08:00:31.73 ID:TebqdAB60




ライナー『行くぞ、ベルトルト』

ベルトルト『ラ、ライナー!待ってくれ!』




アニ『アルミン… みんな…』

アニ『後は任せたからね』



877 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/29(日) 08:05:16.56 ID:TebqdAB60




エレン『別にいいんじゃねえか?結構似合ってるしよ』




エレン『なぁ…諦めて良いことあるのか?』

エレン『あえて希望を捨ててまで現実逃避する方が良いのか?』




エレン『それじゃあ駄目なんだッ…!』



878 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/29(日) 08:10:41.39 ID:TebqdAB60








ミカサ「エレンが…」

ミカサ「エレンが… 生きてるっていうの…!?」







879 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/29(日) 08:15:18.75 ID:TebqdAB60
アルミン「嘘だッ!!」

ミカサ「…!!」

アルミン「デタラメを言うな!! そんな訳ないだろ!!」

アルミン「たった今だって…」

アルミン「アニが… お前に殺されたばかりじゃないか!!」
880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/29(日) 08:20:05.22 ID:TebqdAB60
モノクマ「…あのさあ、だから言ってるじゃない」

モノクマ「ボクが今言ったヒントに【嘘偽りは一切ない】って」

アルミン「…っ!!」

モノクマ「まあ、このヒントをどう捉えるかはオマエラ次第だよ」

モノクマ「ただ、これだけは言っておくけどね…」
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/29(日) 08:25:05.31 ID:TebqdAB60








モノクマ「真実を受け止める覚悟がない限り…」

モノクマ「オマエラは絶対に謎の答えには辿り着けないよ」







882 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/29(日) 08:30:25.91 ID:TebqdAB60








モノクマ「たとえその真実が、どんなに残酷で…」

モノクマ「どんなに絶望的なものだったとしても」







883 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/29(日) 08:35:31.60 ID:TebqdAB60
アルミン「……ッ」

モノクマ「ハイッ! という訳で、ボクからは以上!」

モノクマ「あとはオマエラの力だけで全ての謎を解いてくださいな!」

モノクマ「それじゃあ、健闘を祈ってるよ… うぷぷぷ…」

モノクマ「アーッハッハッハッハッハッハッハッハッ!!」




ポヨヨーン
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/29(日) 08:40:46.75 ID:TebqdAB60
アルミン(モノクマはそう言って姿を消した)

アルミン(衝撃に打ちのめされる僕たちを残して…)




ジャン「………………」

コニー「………………」

ミカサ「………………」

ヒストリア「………………」
885 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/29(日) 08:50:04.79 ID:TebqdAB60
アルミン(誰も何も話さない)

アルミン(重苦しい静寂に包まれながら、
     頭の中でいつまでもアニの言葉が鳴り響く)




アニ『アルミン… みんな…』

アニ『後は任せたからね』




アルミン(アニ、君は…)

アルミン(君は一体… 何を知っていたんだ…?)
886 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/29(日) 08:55:07.42 ID:TebqdAB60
コニー「……な、なあ」

コニー「どうするよ…?」

ジャン「どうするって… やるしかねえだろ」

コニー「………………」

ジャン「提案を受け入れた以上はやるしかねえ…
    オレたちの手で全ての謎を解き明かすしかないんだ」
887 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/29(日) 09:10:04.84 ID:TebqdAB60
アルミン「…そうだね」

アルミン「ここまで来たからにはやるしかない…」




アルミン(僕は自分に言い聞かせるように呟いた)

アルミン(震える拳を強く握りながら…)
888 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/29(日) 09:25:15.01 ID:TebqdAB60








アルミン「全ての謎を解き明かそう」

アルミン「ここにいる… 僕たちの手で」







889 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/29(日) 09:30:43.00 ID:TebqdAB60








第三章

僕と私の兵団裁判


END







890 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/29(日) 10:00:07.86 ID:TebqdAB60
生き残りメンバー 5人




 【ミカサ・アッカーマン】
×【ライナー・ブラウン】
×【ベルトルト・フーバー】
×【アニ・レオンハート】
×【エレン・イェーガー】
 【ジャン・キルシュタイン】
 【コニー・スプリンガー】
×【サシャ・ブラウス】
 【ヒストリア・レイス】
 【アルミン・アルレルト】
×【ミーナ・カロライナ】
×【ユミル】
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/29(日) 10:10:24.28 ID:TebqdAB60








To Be Continued







892 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/03/29(日) 10:15:45.51 ID:TebqdAB60
今日はここまで
893 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/03/29(日) 10:30:21.21 ID:TebqdAB60
次章で完結します

次スレは4月中に立てる予定です
894 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/29(日) 12:01:13.95 ID:cwNTDarUO
お疲れ様でした
今回も面白かった、最後まで応援してます
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/29(日) 14:05:15.72 ID:S3BHrs8Q0
乙乙
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/29(日) 17:48:13.45 ID:FLGkBpm/o
お疲れ様でした。長かったね…

あれかな。スーダンみたいに体は生きてるってことかな
でも、この世界にそんな科学力あったっけ?人間が巨人化するくらいだからなんでもアリか
897 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/29(日) 22:59:45.77 ID:LiVCCp2E0
乙です
毎回展開が予想できなくて面白い
最後までがんばってほしい
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 10:22:07.32 ID:f1uUu1G30
お疲れ様です
頭脳とか性格とかキャラを原作基準で読んでしまってるけど叙述トリックの可能性もあるのかな
この先どんな展開にしろ元々考えていたのは素晴らしい
899 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/30(月) 14:48:11.31 ID:DA5Hc96OO
>>260
>コニー「えっ? 裁判場が変形するのか!?
>    そんな事できるのか!?」

何気にコニーと王馬って同じ声優なんだよな
900 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/04/01(水) 16:35:32.91 ID:ZYKDCovA0
次スレです

シンゲキロンパ CHAPTER 04
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1585720804/
901 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/04/03(金) 00:17:05.32 ID:vYp2uOyy0
お疲れさまでした。
キャラの動かし方や考え方はもちろん、オリ
ジナルの事件に惹き込まれました。
最後まで読ませていただきます。

スレ立てありがとうございます。
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