未来「未来に吹く風」

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10 : ◆Zg71aiNoxo :2019/05/23(木) 21:55:01.75 ID:mKt9f9jP0



未来と別れてからしばらく歩いて、当初の目的通りに
レッスンを覗きに来たところで、レッスン室の前で
一人佇んでいる静香に遭遇した。



「静香、お疲れ」


「プロデューサー、お疲れ様です」


「どうだ? レッスンの調子は」


「もちろん順調です。歌は得意ですから」


そう答えて、静香は手に持っていたペットボトルに口をつけた。



「ところで、プロデューサーはどうしてこんなところで油を売っているんですか?」


「油って……一応多少の心配をして来てるんだけどなぁ……」


「そういうのはいりませんから、放っておいてください」


「冷たいなぁ……」


未来や星梨花とは違って、静香はまだあまり自分に対して
打ち解けてくれていないらしい。
これもアイドルとして、また一人の女の子として
大事にしてもらいたい個性ではあるのだが、
如何せんプロデューサーと言う立場ではやりづらい
ことも多々あるのが現実だ。



「最上さん、そろそろレッスン再開しよっか」


静香との話題に困っていたところに、いい助け舟が来た。
その安堵から思わず自分の顔が綻んでしまい、さらに
都合の悪いことにそれを静香に見られてしまった。
静香はそんな私のことを一瞥してレッスンルームに入っていった。



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