【安価】オルランドゥ大武術会3【コンマ】

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1 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/04(火) 22:11:13.71 ID:dU8++DxQO
・安価とコンマで進行します。「崩壊した世界を旅する」「崩壊する世界を旅する」のシリーズ作品ですが、未読でも問題なく読めます。
(前作、前々作のパラレルワールドです)

・中断していた前作のキャラは出ますが、早くても後半以降の登場です。
前々作において主人公たちが「ある選択」をした場合に分岐した世界の話です。
このため、いくつかの土地の名称が前々作や前作と共通しています。

・基本は主人公の1人パーティです。

・戦闘シーンで幾ばくかの残虐シーンがあるかもしれません。ご注意ください。

・不評だったデスペナルティはない方向としますが、死亡時に主人公チェンジなどはあるかもしれません。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1559653873
2 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/04(火) 22:17:05.48 ID:dU8++DxQO
クラン(15歳、人間、格闘家)

HP 135
筋力 16
技術 13
知力 9
精神 13

所属 トリス森王国
名声値 36

好感度
※イマーラ 208
※ラーナ 386
ヴィオラ 138
ミーシャ 189
アナスタシア 58
オクタシア 87
エルライザ 186

※は番済み
※1日4回ファンブル無効

経験点76p
奥義習得ポイント6

スキル
踏み込み1…移動距離3
気配察知1…気配察知判定に+10
隠密1…隠密行動判定に+10
先読み3…先読み判定に+30
洞察1…洞察判定に+10
リバーブロー…クリティカルか90以上で朦朧打撃へ
フェイント2…技量判定+20に成功で命中ボーナス
カウンター…回避時クリティカル以外でも90以上でカウンター発生
ストレート…距離1、1回攻撃、2倍ダメージ

所持品
蛇の宝石

・1日1回ファンブル無効
・95以上クリティカル扱い
(リバーブローの効果は90以上に修正)
・瀕死時に50%でコーウィン憑依あり(経験点は基本なし)

・奥義「煉獄」
リバーブローでの朦朧成功から発動、戦闘中1回のみ
継続率50%の朦朧打撃×2
3 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/04(火) 22:19:20.39 ID:dU8++DxQO
国家解説

・イーリス聖王国
大陸北西部にある王国。本作では国王が両性具有であったりすることはない。……が王女は両性具有。建国の経緯には色々あるらしい。
ユングヴィ教団と呼ばれる唯一神崇拝宗教が強い。治安は比較的いいが、汚職や聖職者の犯罪なども多く清廉潔白な国家では断じてない。
枢機院と呼ばれる教団を核とした特権階級と、下層階級の支持を受ける民衆院が対立している。
多いのはプリースト、戦士も多め。

・ロワール公国
大陸北部、イーリスの東。北部には港があり、別大陸との玄関口になっている。
異種族に寛容だが、トラブルも絶えない。イーリスとの関係は悪い。もう一つのテルモン王国とは兄弟国だが、関係はなかなか微妙。
現在大武術会では3連覇中。開放政策・自由主義政策を採っているが、貧富の差が問題になっている。
多いのは格闘家、軽戦士。

・テルモン王国
大陸北東部、ロワールの東、モリブスの北西。東部には港があるが、ロワールのそれに比べると小さめ。
軍事国家であり拡大傾向が最も強い。侵略行為も多く、他国からは疎まれぎみ。農業国でもある。
多いのは重戦士と戦士。

・モリブス共和国
大陸南東部にある商業国家。開拓精神が強く、未知なる南部への探索を行っている。(ある事情により前作の『蛇』はいない)
ユングヴィ教団の力も強いが、世俗主義であるためイーリスとの折り合いは微妙。テルモン王国との仲は犬猿。
多いのは曲芸士、プリースト。

・オルランドゥ連邦
大陸中央部にある連邦国家。前作、前々作の「穴」があった場所にできた国家。なぜ塞がったのかはほとんど知られていない。
どうも「一族」や前々作主人公らが関係しているようだが?
マナ(≒魔素)が他の地域より豊富であり、そのために新興国家ながら著しい発展を遂げた。
ただ、地政学的にトリス以外の全ての国家と接しているため、何かしようとすると袋叩きに遭いやすい。大統領制を敷いている。
多いのは魔法使い、戦士。

・ズマ魔候国
大陸西部の山岳地帯にある王政国家。魔族が多く、他国からは異端視される傾向にある。潜在力から警戒されることが多かったともいう。
鎖国志向が強い割りに、過去の大会では優勝することが比較的多かったため、ズマが優勝した後は経済が停滞ぎみになっている。
多いのはアーチャー、軽戦士。

・アングヴィル合衆国
大陸南西部の都市国家。商業国家でもあり、モリブスとの関係は深い。半面、テルモンとの仲は悪い。
国土が大きめであり、世界最大の農業国家。平穏な国だが軍事力は弱い部類。ここ数回は1回戦負け。
多いのは戦士、曲芸士。

・トリス森王国
大陸南部にあるエルフが大半を占める国家。鎖国志向があるが、アングヴィルとの関係は良好。観光客が最近増えている。
温厚なお国柄だが、常時平和ボケしている。エルフという種族の特異性から武術会の成績はさほど悪くないが、優勝してもらいたくない国ではそのあまりの暢気さから最右翼でもある。
文化(特に性文化)が独特。一夫多妻制であるが女性優位社会でもある。
多いのはアーチャー、魔法使い。
4 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/04(火) 22:27:01.13 ID:dU8++DxQO
キャラクター解説

・クラン・オーディナル(主人公)
15歳の少年。2年前にアングヴィルからイーリスに修行にやって来た。
イマーラの元で修行するようになったのは偶然と思っていたが、実は意図的なものである。
先祖代々から伝わる宝石を受け継いでいる。ある機会をきっかけに宝石の力が開放、その中にある不可思議な存在とそれを巡る策謀に巻き込まれる。
武芸は元々天賦の才があったが、最近急成長している。前々作の登場人物「ミドル・オーディナル」の子孫。

身長は164cmぐらい。少し長め(おかっぱに近い)の茶色の髪に茶色の瞳。普通にしていても女の子に見えるが、女装するとほぼ女の子にしか見えなくなる。
女装趣味はないので本当に困っていたが、周囲がそういう趣味の女性ばかりなので誰も助けてはくれなかった。
結局なんやかんやで女装姿に慣れてしまっている。

・ラーナ・リエーネ(ヒロイン枠1)
28歳のエルフの少女。エルフは人間の2倍の寿命を持つが、外見年齢はその半分のため見た目は14歳の少女にしか見えない。
道場があるセレズ村に独り暮らししている。大魔導師、ヤーヤ・バータラの弟子であり、それなりに目をかけられている。
活発で明るいが、羽目をよく外す(特に性的な方面)。クランのことは弟のように思っていたが、一線を越えてからはベタベタしたがるように。当のクランは少々困り気味。
「番」(非公式なエルフ独特の婚姻形態、男性による通い婚)についてはそれなりに鷹揚だが、相手によるもよう。
同性愛者ではないが、女装したクランはかなり好きらしくことあるごとに女装させたがる。

身長は153cmぐらいで小柄。長い銀髪をポニテに束ねている。目も銀がかっている。貧乳で、そこは少し気にしている。
両親はトリス南部にいるもよう。ヤーヤへの弟子入りを機に独り暮らしになったと思われる。

・イマーラ・ランドルス(師匠枠、ヒロイン枠2)
63歳のエルフ女性。外見年齢は20代後半で若い。左腕はかつての大武術会の準決勝で斬り落とされている。
斬ったのはテルモンのヒースコート伯爵だが、「事故」であったもよう。
おっとりとした女性であり、普段はとても温和。ただ、武術のことについてはひたすら厳しい。
トリスを代表する武芸者であり、「スナイダ流拳闘術」という独自の拳法を使う。隠遁の身であったが、クランがかつて先祖と繋がりがあった家の出身ではと思い弟子にとる。

実はトリス出身ではなく、アングヴィル出身。前々作のエルヴィン(シデがいた村の村長)が先祖であり、失われた歴史を先祖代々守っていた。
しかし50年前にアングヴィルの過激派が村を急襲。父親とトリスに亡命している。どことなく影があるのはそのため。
クランのことは男性としてではなく、普通に弟子として可愛がっている。が、クランの女装を機に大分怪しくなってきた。
実は女装子趣味。過去の番が男娼であった影響。なお、夫はモリブスの闇ギルドに殺害されており、故人である。
過去のトラウマから来る強い自制心からクランには手を出さなかったが、遂に(両方の意味で)結ばれた。

身長172cm、Gカップぐらい。長い金髪で青い目。コンバーテッドサウスポー。
魔法も多少使えるが、ほぼ肉弾戦で戦う。相当強く、その気になれば現状でも国別予選で優勝争いはできる。
5 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/04(火) 22:28:05.33 ID:dU8++DxQO
・ヴィオラ・バータラ(ヒロイン枠3、ライバル枠1)
42歳。外見は20前半でボクっ娘。凛々しい顔立ちで、実は女性人気が高い。
ヤーヤ・バータラの孫でアーチャー。魔法の心得もあり、ハーデン襲撃の際にクランやラーナと共闘した。
元々クランに好意を抱いていたが、共闘の際に命を救われたことから本格的に惚れかける。が、とりあえず振られた。

161cm。緑髪のショートで、目の色は黒。胸はラーナより少し大きい程度。

・オクタシア・ヘイワード(ヒロイン枠4、ライバル枠2)
55歳。外見は20代半ば。長い黒髪に漆黒、切れ長の目の女性。武人じみた言葉遣いをしている。
トリスの近衛騎士団団長を歴代最年少で務める。小剣2刀流の使い手であり凄腕。前回国内予選では決勝まで行った程。
普段は要人警護と周辺情報収集を行っている。警察の警備課と公安を合わせた立場のイメージ。
基本的にはお堅いが、真面目一辺倒というほどではない。実はイマーラと同じ女装子趣味。
(トリスには番相手を女装させる趣味が一定層存在しているが、あまりおおっぴらに言わないのがマナーらしい)

168cm、胸はCぐらい。特定の番がいるかは不明。
(なお、一夫多妻制ではあるが女性は複数の夫を掛け持ちすることも珍しくはない)

・ミーシャ・ヴィルエール(ヒロイン枠5、ラスボス枠?)
16歳、人間。イーリス聖王国の第一王女にして第一王位継承権者。
凄腕の突剣使いであり、恐らくはイーリス1の使い手。

金髪碧眼で、少し垂れ目気味。見た目は穏やかで上品な王女に見えるが、内面はかなり色々複雑。
実は両性具有者であり孤独を感じていた上に、乱れる国を思いながら何もできない鬱憤と義憤もあり、興味がない人間にはとことん無関心かつ冷酷な人間になってしまった。
その捌け口が騎士団に対する苛烈なまでの稽古に表れた面は否定できない。
近侍であり愛人のアナスタシアからの愛情がなければ、もっと酷い形になっていただろう。

実は「一角獣」の力を秘めた宝石を持っており、その力を狙ったハーデンから狙われている。
宝石の封印が解かれると人格も冒され、莫大な力を持つ怪物に成り果てる……とランダムは言っている。
まさにそれがハーデンの狙いなのだが、世界を破滅させた先に何をしようとしているかは不明。

167cm、胸はDぐらい。同性愛者のように思われるが、実は両性愛者。というより、自分の孤独を埋めてくれるならそれでいいと考えている節はある。
アナスタシアとは共依存気味だが、多分アナスタシアの方がよりその傾向が強い。
6 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/04(火) 22:32:34.51 ID:dU8++DxQO
・エド・ハーデン(宿敵枠、ラスボス枠?)
年齢不詳の大男。2mを超える巨体にモジャモジャ髭が特徴の怪人。
怪力を生かした槍術の達人であり、巨体に見合わず動きも俊敏。
粗暴な口調だが、実は凄腕の魔法使いでもある。クランたちとの戦いでは、まだその片鱗しか見せていない。
瞬間転移ができるなど常軌を逸した力を持つが、誰かしら協力者がいるもよう。
クランに右腕を開放骨折させられ、1ヶ月以上は出てこない。その真の目的は依然不明。

・アナスタシア
27歳の翼人。イーリスの司教にしてミーシャの近侍。かなり幼い頃から仕えていたらしい。プリーストとしては凄腕で、国の代表になれるほど。
ただ戦い自体は好まないため、予選に出たことはない。
ミーシャと肉体関係に至るまでの経緯は不明だが、彼女が身体のことについて孤独感を抱えていたミーシャに同情したのは間違いない。
ミーシャがしたいことは何でもしてあげたいと考えている節がある。ミーシャの宝石の封印を破ろうとしていたが看破され、説得に応じる形で二重スパイになった。

163cm、E〜F。ぽっちゃりとまではいかないが、少しふっくらした女性。青みがかった長い髪。

・ランダム
181cm、短い黒髪で髑髏のTシャツを着ている。どこからか忽然と現れ、酒瓶を取り出しては始終飲んでいる謎の男。
神のような存在であり、とうにこの世から消え失せた「一族」の一員。基本的にフレンドリー。
前々作、前作の同名人物と同一人物。前作の「崩壊後の世界」のランダムがハーデン側についており対立関係にある。
また、この世界オリジナルの「3人目」が「拳神」ウィル・アピースと行動を共にしているらしいが、詳細不明。
7 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/04(火) 22:44:12.34 ID:dU8++DxQO
・エルライザ(ヒロイン枠6、ライバル枠)
ズマの魔族で、特殊部隊「アサシン」見習い。魔洪石鉱脈を巡る一連の事件を捜査していた。
現在オルランドゥに潜伏捜査中。

・パーシャ・ルルイエ
前作の同名人物と魂は同じ(出会うと対消滅する)。エルフと魔族のハーフでイマーラの旧友。
高級娼婦であり、心理カウンセラーのようなこともやっている「癒し手」。回復魔法と簡単な精神感応魔法が使える。

・リリー・フェルガナ
イーリス聖王国テルモン大使館の一等書記官。ミーシャ強奪計画の首謀者の一人。名門貴族の出で相当な使い手らしいが……

・アヴェル・ヒースコート
イマーラが出場した大武術会の優勝者で、イマーラの左腕を斬り落とした本人。
クラン殺害とリリー護衛の任を受けてイーリスに来たが、本人は乗り気ではなく叛意すらある。
長年隠居していた所を引っ張り出された。長女アリシアが洗脳を受けている可能性大。

・アドン・サマート
イーリス聖王国近衛騎士団団長。根っからの武人であり、枢機院にも民衆院にも属していない。
王家に強い忠誠を誓っており、王家と国を想う心情から枢機院打倒計画をミーシャに明かす。ミーシャとの稽古で負傷し、隻眼。
8 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/04(火) 22:44:59.04 ID:dU8++DxQO
1000のコンマは失敗です。中断します。
9 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/05(水) 00:41:23.17 ID:kHoJ/aHDO
「エドヴァルドさん、お話が」

僕は明後日のリリーとの会合について説明した。ヒースコート伯爵についても。
そして、明後日同席してもらえないかと頼んだ。彼は目を閉じたまま聞いている。

「……なるほど。ことによると」

「そこでリリーたちと戦うことになるかもしれません。枢機院を倒すにせよ、テルモンの力は借りられない。
ここにいるシュプリッツァー議長には悪いですが、枢機院を倒すならイーリス国民の手だけで行うべきだというのが、ミーシャ様のお考えです」

「議長」

シュプリッツァーは小さく頷いた。

「……私が間違っていた。枢機院を倒すには、これしかないと思い込んでいた。憂国の士は、まだいたのだ」

「そうですね。……是非、協力させてくれ。シュプリッツァー議長の代理で、ということなら、リリー・フェルガナも通すだろう」

「ええ」

こちら側の人数が増えれば、リリーも少し警戒するだろう。でも乱戦になるなら、味方は多い方がいい。

※10以下か90以上でイベント
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 00:42:53.85 ID:IsgBQlfXO
ほい
11 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/05(水) 00:54:23.36 ID:kHoJ/aHDO
#

僕はその後すぐに酒場を出た。もうさすがに夜遅い。帰って皆に報告しなきゃ。

01〜10 襲撃
11〜30 尾行られている?
31〜94 翌日へ
95〜00 再判定
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 01:07:57.91 ID:IsgBQlfXO
もういっちょ踏む
13 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/05(水) 09:47:01.68 ID:LjhaHatnO
【28日目】

「……一案ですね」

翌朝。手早く朝食を済ませミーシャ様の所に昨晩の報告に向かうと、満足そうに彼女は笑った。


昨晩の師匠やラーナからの反応は上々だった。ヒースコート伯爵に会えただけでなく、エドヴァルドからの協力も取り付けたのだ。ほぼ理想的な結果と言えた。
疲れてとっとと眠ってしまったことには不満そうだったけど。さすがに、エルフの性欲には毎日は付き合ってられないのだ。


「ええ。とりあえず、テルモン大使館に使者を。後は、返事待ちですね」

「そうですね。伯爵の剣技にも興味はありますし。その意味でも、いい案だと思いますわ。
時間は午後2時ぐらいからでよろしいかしら?」

「はい。差し当たり、ししょ……イマーラさんとの話になるかと。個人的に言いたいこともあるようですし」

振り向くと、師匠の顔はやや硬い。やはり、思うところはあるみたいだ。
問題は、監視がついた時だ。どうするかは、相手次第か。

#

使者が帰るまでは少し時間がある。どうやって過ごそう。

1 イマーラ、ラーナと稽古する
2 新市街に行く(誰かと遭遇可能性あり)
3 旧市街に行きエドヴァルドに会う(中確率)
4 旧市街に行きパーシャに会う(中確率)
5 その他自由安価

※3票先取
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 09:53:19.03 ID:jwp7uGCDO
1
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 10:07:56.35 ID:I/SKu1Pb0
1
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 10:09:23.31 ID:ecMvanBZ0
1
17 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/05(水) 21:39:13.65 ID:eCb32qhcO
あまり時間もないし、軽く稽古でもしておこう。師匠とラーナにそう告げると、快く応じてくれた。
軽い寸止め組手と基礎練習ぐらいだけど、それなりにはなるはずだ。

01〜30 経験点1p
31〜50 経験点2p
51〜70 経験点3p
71〜90 経験点4p
91〜94 経験点5p
95〜00 再判定
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 21:41:24.25 ID:pGKq7nLy0
19 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/05(水) 21:43:30.41 ID:eCb32qhcO
※経験点77p

軽く汗を流していると、ミーシャ様がアナスタシアを連れてやってきた。

「ヒースコート伯爵ですが……」

※05以上で来る、95以上で単独確定
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 21:45:04.92 ID:jwp7uGCDO
はい
21 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/05(水) 21:53:40.23 ID:eCb32qhcO
「ヒースコート伯爵ですが、予定通り2時に来られるそうですわ。ただ、同行者までは」

「それで十分です。とりあえず、普通に稽古をされて、その後ですね。
機会があれば、僕も少し混ぜていただいていいですか?」

「それは構いませんわ。伯爵の抜刀術は絶技との評判ですし」

師匠はまだ微妙に顔色が悪い。まあ、仕方ないことなのだろうけど。

「じゃあ、それまで休憩かな。ご飯時も近いし」

ラーナのお腹がぐうと鳴り、僕らは思わず笑う。……伯爵との話が上手く進めばいいのだけど。

#

※伯爵の同行者

01〜10 再判定
11〜15 アリシア(洗脳解除至難)
16〜30 剣呑そうな痩せた男
31〜65 テルモン大使館武官
66〜94 単独
95〜00 リリー(捕縛チャンス、要戦闘)
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 21:56:25.75 ID:IsgBQlfXO
よっ
23 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/05(水) 22:20:28.24 ID:eCb32qhcO
「客人がお見えになりました」

稽古場で待っていると、サマートさんの部下──カーティスさんだったか──がやってきた。
そして、サマートさんと共にヒースコート伯爵が現れる。お付きの者はいないみたいだ。

「ようこそいらっしゃいました。改めて光栄ですわ」

「……こちらこそ。イーリス屈指の剣の使い手であるミーシャ様の剣筋を見られるとは、恐悦至極です。……イマーラ殿」

伯爵が師匠を見ると、彼女は黙って一礼した。緊張した様子だ。
伯爵は微かに微笑んだ。

「過去は過去です。あれは不幸な事故だった。そこまで固くならずともよろしい。
いきなり本題に入っても構わぬのですが、私も武の者。強者と見ると血が滾るのです。
せっかくですから、ちゃんとした稽古をやりましょう。ではミーシャ様、模擬刀をお持ちになって」

「……貴方は?」

伯爵は何も持っていない。どうするのだろうと思ったら、マントの下から長い何かが覗いているのが分かった。

「ああ、居合刀……しかし、それで稽古を?」

「居合は刀の重みが重要なのです。心配は要りません、老いたといえど、寸止めぐらいは他愛なきこと」

部屋にピンと緊張が走った。いかに伯爵が達人でも、持っているのは真剣だ。
ミーシャ様は、静かに笑った。普段の穏やかな笑みじゃない。僕との稽古で見せたような、どこか狂気を孕んだようなものだ。

「いいでしょう。それでこそ、こちらもやる気が出るというものですわ」

間合いを取り、2人が構える。ミーシャ様は突剣の模擬刀を、極端な右半身で水平に。そして伯爵は、腰の刀に右手をかけ、左手は鞘に当て深く腰を沈めた。

「……あれが抜刀術」

「ええ。ヒースコート伯爵のそれは、かつて『神速』とすら呼ばれたものです。しかも、抜いてからも迅い」

師匠が呟き、2人の間の空気が凍りついていく。
僕ならどう攻める?……一か八か飛び込むしかないけど、どうやっても初撃を交わせる気がしない。
ミーシャ様も踏み込みは相当に速いけど、どうするんだろう。

すぅ……

突剣が弧を描く。僕の時もやったあれだ。しかし……ヒースコート伯爵は動かない。

いやっ!?


パシンッッ


高い音が稽古場に響いた。


※伯爵vsミーシャ
01〜05 ミーシャ負傷(ファンブル扱い)
06〜80 迂闊に飛び込んだミーシャにカウンター(寸止め)
81〜94 音のフェイントは看破するが……
95〜00 再判定(ヒースコート敗北は00偶数か99後の再判定のみ)
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 22:21:23.01 ID:I/SKu1Pb0
ふみ
25 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/05(水) 22:21:58.17 ID:eCb32qhcO
※ファンブル扱い(無効権残り3回)
※再判定
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 22:22:23.36 ID:jwp7uGCDO
はい
27 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/05(水) 22:38:52.12 ID:eCb32qhcO
ダンッ

音に呼応するように、ミーシャ様が床を強く蹴った。迅いっ!!

しかし、伯爵は鞘から刀を抜かない。これは?


次の瞬間。


ビシィィッ


刀と空気が擦れ合う音。そしてその白銀の剣先は、ミーシャ様の眼前数センメドの所で止まっていた。

「……え」

伯爵は微笑み、細身の刀を鞘に納めた。

「勝負あり、ですな。さすがの隙のなさに、思わず技を使ってしまった」

「技?」

「左様。刀を極僅か抜き、瞬時に鞘に納める。すると、かのような高い音が生じるのです。
それに反応してきた所を、後の先を取り……というわけです」

ミーシャ様の額から、冷や汗が流れるのが分かった。

「……す、素晴らしいですわ……」

「恥じることはありません。我が抜刀術は門外不出。初見で見切れるものではありません。
それと、僅かに動く際の隙がある。『無拍子』を、さわりだけでもお伝えしましょう」

「無拍子?」

僕は思わず訊いた。

「入りの挙動を悟られぬようにする極意だ。君にも役立つだろう」

ヒースコート伯爵は僕に立つよう促した。

※習得状況

01〜35 難解すぎて分からない
36〜70 こうするといいのかな(上級職「剣術家」習得ポイント1p)
71〜94 ふむ……立ち合ってみるか?
95〜00 上+α
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 22:40:16.57 ID:Z4Irk+750
29 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/05(水) 22:40:52.80 ID:eCb32qhcO
短いですが今日はここまで
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 23:02:10.74 ID:59vCtUedo
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 23:07:30.42 ID:jwp7uGCDO
32 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/06(木) 09:42:49.36 ID:e5u4bYpUO
#

伯爵の指導は難解なものだった。呼吸を読む、攻め気を抑える、体幹のブレを消す……師匠から教えられていることとも重なるけど、僕はまだその領域には達してない。
ミーシャ様は頷きながら実践に移していた。僕よりも習得が速いみたいだ。僕も真似をしてみる。……こうするといいのかな。

「そうだ、イマーラ殿の弟子だけあって筋がいい。初速に特化したのが我が剣術だ。拳術でも応用は利く」

伯爵は満足そうだ。また教えられる機会があれば、何か掴みそうな気はする。

※上級職「剣術家」の習得ポイントが溜まります。
10p習得かつ「フェイント3」「先の先」「後の先」(後者2つは経験点80p必要な上級技です)を習得済みでヒースコートに会うとサブ上級職を習得できます。
ハードルは現状相当高いです(習得はかなり先を想定してます)。
33 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/06(木) 09:44:33.01 ID:e5u4bYpUO
※60以上で追加情報(ウィル関連)
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/06(木) 09:45:35.98 ID:WFphuMpDO
はい
35 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/06(木) 09:57:26.98 ID:e5u4bYpUO
※クリティカル、3人目のランダム情報を得るチャンス

「……それに、無拍子を知ることはウィルを知ることにもなる」

伯爵の言葉に、僕とミーシャ様は目を見開いた。

「ウィルって、あの『拳神』ですか?」

「そうだ。あれは私の古い友人の息子だ。幼少の頃、軽く教えたことがある。
恐るべき天賦の才であった。僅か9歳で無拍子の極意を習得していたよ。
その後、彼はロワールの武術院に進んだ。そこから先は、君らも知る通りだ」

9歳で極意を?どんな人なんだ、一体。
僕はウィルの試合を直接見たことがない。師匠は少しあるみたいだけど、ただただ怪物だとしか聞いていない。
ただ「3人目のランダム」が、彼のそばにいると知っているぐらいだ。

「伯爵、そういえばウィルの師匠ってどなたなのですか?」

01〜40 ……詳しくは知らない
41〜80 あれは12の時に孤児になった……
81〜94 上+α(かなり細かく分かります)
95〜00 再判定
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/06(木) 09:57:48.58 ID:HpcJOOzs0
ふみ
37 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/06(木) 13:12:49.12 ID:e5u4bYpUO
伯爵は細い目を閉じた。

「ウィルの両親はあれが12の時に死んだ。ロワールでも名門だったが、ウィルのあまりの才が疎ましかった連中は多かったらしい。暗殺、ということだ。
武術院でも度々命は狙われていたらしい。それでも武術会での優勝でひとまず、そういった動きは絶えた。表向きは」

「裏は違ったと」

ミーシャ様の言葉に、伯爵が頷く。

「ええ。弱冠16歳、史上最年少の優勝者です。国の英雄に祭り上げられたはいいですが、愉快に思わない連中もいる。
彼とは時折会っていましたが、苦悩しているのは明らかでした。満足に稽古もできないようになっていた。
それが変わったのが、7年前。2回目の優勝の少し前です」

「その時何が」

「『師を見付けた』と。心から信頼できる男だと。実に晴れやかな様子でした。
そして、彼が明確に『怪物』になったのは、その後です」

「その師匠には、会ったことが?」

01〜50 ない
61〜80 ある
81〜94 何回かある
95〜00 突っ込んだ話もしている
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/06(木) 13:14:47.94 ID:bSRDSzWDO
はい
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/06(木) 13:45:35.16 ID:r8EoZKvAO
良い流れだな
40 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/06(木) 21:41:48.42 ID:lS7xpE4tO
伯爵が頷いた。

「何回か。深く言葉を交わしたわけではないですがな。
不思議な男でした。どこか常世の人間ではないような……」

「『ランダム』だ」

僕が思わず呟くと、伯爵が「何」と僕の方を向いた。

「何故知っている」

「……それについては、これから話します。僕が何故ここにいるのか。何故ミーシャ様にリリーが執着するのか。
そして、リリーの背後にいる『2人目のランダム』についても。
長い話になります。先に、師匠との話を」

「……?釈然としないが……この場では何だ。ミーシャ様、別室に」

「分かりましたわ。では、こちらへ。お二人だけにした方がよろしいでしょうか?」

01〜30 そうですな(イマーラとヒースコートの会話は不明、◯◯◯◯フラグ)
31〜60 クララ、いやクラン君。君は聞いておくべきだろう。弟子として
61〜94 クララ、いやクラン君。そしてラーナさんとミーシャ様。貴女方にも関係なしとはしない
95〜00 上+α(イーリス編後に……?)
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/06(木) 21:44:48.37 ID:ze/WAGT00
はい
42 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/06(木) 22:01:38.56 ID:lS7xpE4tO
「クララ、いやクラン君。君は聞いておくべきだろう。弟子として」

「……どういうことです?」

伯爵がチラリと師匠を見た。

「私が彼女の腕を斬ってしまった真相だ。彼女の前の弟子にも関わる話だからな」

「……え?」

僕が驚く前に、師匠が声をあげた。どういう意味だろう?

#

「まずは、改めてすまなかった。心より詫びる」

僕と師匠の向かいの椅子に座った伯爵が、深く頭を垂れた。

「……試合中の事故です。それは仕方ないことですし、22年以上も前……」

「そうだ。事故だ。しかし、起こされた事故だ」

「……??それは、どういう……」

伯爵の視線が落ちた。

「……貴女は、未だに私を恐れている。それは、あの試合で私が、貴女を本気で殺そうとしたからだ」
43 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/06(木) 22:26:52.97 ID:lS7xpE4tO
師匠が目を見開いた。

「それは、どういう……!??」

「私が隠居した理由にも、少し絡んでいる。モリブスの闇ギルド──君の弟子を殺した連中だ。奴らは当時のテルモン上層部とも取引があった。
そして、皇宮を通して命が下ったのだ。『イマーラ・ランドルスを試合中に殺せ』と」

師匠は絶句している。……しかし、伯爵の話には、幾つか筋が通らない所がある。

「……あなたのような人が、何故」

「昨晩言っただろう。隠居を決めた時、娘はまだ2歳だったと。大会の時は赤ん坊だ。既に脅されていたのだよ」

「でも、さっき事故って……?」

伯爵はお茶を一口飲んだ。

「そうだ。イマーラ殿が弟子ジル・ベーレンの復讐を狙っているとは知っていた。それをモリブスが疎ましく思っていることも。
だが、死合っている最中思ったのだ。『殺すにはあまりに惜しい武芸者だ』と。そして、寸止めで終わらせようとした。武への誇りは、裏切れぬと」

「……手元が狂った、と?」

師匠の言葉に伯爵は首を振った。

「……分からない。分からないが、あれは多分……誰かが私を操ったのだろう。明らかに、不自然に抑えが効かなかった。それに抗った結果が、貴女の左腕だ」

「……」

師匠は、今やない左腕の肘の辺りを右手で押さえている。
伯爵は、なおも話を続ける。

「……殺せはしなかったが、貴女の左腕を飛ばしたことで上層部は満足した。だが、モリブスはそうも行かない。『殺す』ことが目的だったからだ。
後は、仲違いした上層部と闇ギルドの代理戦争だ。覇権争いでもあったのだろうが、私はモリブス代表を斬り、それで一応は終わった」

一拍置いて、伯爵は再び頭を下げる。

「許してくれ、とは言えない。貴女の復讐の機会を奪ったのは、紛うことなく私だからだ。ただ、真実を聞いてほしかった。それだけだ」

師匠は暫く黙った後、絞り出すように言った。

「その後、闇ギルドは」

01〜50 詳しくは知らぬ。だが健在だ
51〜75 健在だ。……最近、代表の顔も見た
76〜94 健在だ。ただ、代替わりしてかつてのそれと同じかは知らん
95〜00 もうない
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/06(木) 22:27:26.46 ID:o/2uRz0p0
45 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/06(木) 22:42:13.96 ID:lS7xpE4tO
「私は隠居して世情からは疎くなった。ただ、今でも闇ギルドが健在だというのは疑い無い。
久々に皇都に出たら、連中らしき姿を見た。……闇は深い。どこまでも」


ギリッ


師匠が歯噛みする音が聞こえた。伯爵は溜め息をつく。

「……私が君を呼んだのは、イマーラ殿を止めて欲しいからだ。今の『番』として」

「……!?どうしてそれを」

伯爵は苦笑する。

「女装だよ。昨晩、君が男だと知って理解した。ジルは女装した少年だったと聞いていたからな」

そこまで看破されていたのか。僕は恥ずかしいやら何やらで、顔が赤くなった。

「……まあそれはいい。イマーラ、まだ仇を取りたいと?」

01〜30 無論です
31〜70 できることなら
71〜94 彼は想い出です。今の私には、クランがいる。しかし……
95〜00 上+α
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/06(木) 22:43:24.67 ID:bSRDSzWDO
47 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/06(木) 22:51:15.54 ID:lS7xpE4tO
「……できることなら。私には今があります。クランとの人生は、きっと実り多いものになるでしょう。
しかし……それとあいつらに対する恨みは、別です」

「……だろうな」

ふう、と伯爵は大きく息をついた。

「……貴女の復讐を、私は止められない。ただ、くれぐれも暴走はしないで欲しい。クラン君、宜しく頼む」

「……はい」

※70以上で追加質問(質問内容は固定)
※70未満でミーシャ達を呼び寄せ作戦会議へ
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/06(木) 22:54:19.00 ID:WFphuMpDO
はい
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/06(木) 22:54:39.66 ID:R9eYhJwF0
わあ
50 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/06(木) 22:57:28.42 ID:lS7xpE4tO
※00につき偶奇判定

奇数……ファンブル回避権全消化、再判定
偶数……質問内容がクリティカルなものに、ヒースコート本格参戦確定
51 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/06(木) 22:57:55.00 ID:lS7xpE4tO
※コンマは下3です
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/06(木) 22:58:19.24 ID:HpcJOOzs0
加速
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/06(木) 22:58:24.56 ID:R9eYhJwF0
あああ
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/06(木) 22:58:31.82 ID:bSRDSzWDO
そーい
55 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/06(木) 22:59:38.63 ID:lS7xpE4tO
今日はここまで。話が色々繋がります。
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/06(木) 23:05:57.64 ID:1pC0Oyf20
ええやん!
乙です
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/06(木) 23:29:55.60 ID:bSRDSzWDO
乙、毎度の事ながら00後の偶奇判定はひやひやするなあ
でも今出てるキャラの中でヒースコートは最強クラスだろうし戦闘に稽古、ひいてはウィルと3人目のランダムとの繋がりを持つ所までいけそうで期待が膨らむ
58 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/07(金) 09:29:16.83 ID:iKM5zHRoo
そういえば、モリブスにもリリーたちは絡んでいたはずだ。
エルライザが殺したクヴォレーという男の顧客リストには、モリブスの商工会副会長の名が……まさか。

「ちょっといいですか?あの……モリブスの商工会副会長──名前は確か、ダブリエル・ルイスって、御存知ですか」

伯爵の顔が急に険しくなった。

「どうしてその名を」

「少し長くなりますが……」

僕はエルライザのことと、彼女が追っている魔洸石の事件の話をした。
リリーたちの上司と思われる、テルモン皇弟フリードニヒとその腹心ライプツィヒが、恐らく主導している話であることも。

みるみる間に、伯爵の表情が強張っていった。そして、一言呟いた。

「……何と言うことだ」

「ええ。あとでさらに詳しく話しますが、皇弟すら傀儡です。もっと大きな力が働いている。
一つ言えるのは、テルモンの中には世界を出鱈目に壊そうとしている奴がいる、ということです。リリーもその一員でしょう」

「そして、ダブリエル・ルイス。イマーラ殿、闇ギルドの構成員が誰か、その分では知らないようですな」

サッと師匠の顔色が変わった。

「……まさかっ!!?」

「私も直接会ったことはない。ただ、22年前に私を脅した人物の一人、とは聞いている。
間違いない、彼こそ闇ギルドの元締めの一人だ。表向きは堅気で、ただの野党のパトロンだが」

師匠は青ざめたまま黙っている。……やっぱりそうか。もしやとは思ったのだけど。

「予感が当たりましたね。この件、闇ギルドとも関係があった。
そして恐らくルイスという男は、シュプリッツァーがそうであったように、今の政府をひっくり返そうとしている。魔洸石を使って」

「……退っ引きならんな。迷いがあったが、私の心は定まった。もはや、今のテルモン皇室に従うわけにはいかぬ。ただ……」

「アリシアさんですね」

僕の言葉に、伯爵は頷いた。

「これだけは、どうしようもない。私が立つなら、娘をどうにか救いたいが」

「転移装置がリリーが持っているはずが、今手元には」

※80以上である
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/07(金) 09:30:15.20 ID:vNqLMUJDO
はい
60 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/07(金) 09:45:14.09 ID:iKM5zHRoo
「いや、ない。あれはリリーの手元にある」

「……そうなると、彼女の元に行けるのは最速で明日ですね。明日リリーを討つとしても、その足ですぐにアリシアさんを助けないと」

「……しかし、アリシアはマトモではない。身柄を確保したとしても……」

その通りだった。そうすると、取れる手は……

※80以上で選択肢追加(どれかは明かしません)
61 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/07(金) 09:46:38.25 ID:TwPIu+p6O
※70以上に変更します
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/07(金) 09:47:31.13 ID:gsIZWItq0
はい
63 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/07(金) 09:54:21.45 ID:TwPIu+p6O
※3票先取

1 明日リリーを討つのは見送り、枢機院打倒を優先。隙を見てアリシア奪還後、リリーを討つ
(過程でアリシア登場確率中、テルモン介入のため事態は混迷へ)
2 アリシア奪還は諦め、明日リリーを討つ。その上で枢機院打倒
(リリー戦でヒースコート参戦、アリシアは死亡か完全に敵に)
3 明日リリーを討つが、ヒースコートには動かないよう言う。その上で即アリシア奪還作戦、成功後に枢機院打倒へ
(アリシア奪還時はテルモンに直接乗り込むためハイリスク)
4 その他自由安価

※自由安価歓迎です
※アリシアの洗脳解除の手段は現状でもなくはないですが、即効性があるかは不明です
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/07(金) 10:08:02.67 ID:oHU5gCr80
3
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/07(金) 10:14:59.48 ID:gsIZWItq0
3
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/07(金) 10:16:22.94 ID:oHU5gCr80
アリシアが奪還できない可能性高い2はないな
リリー討伐を先送りにしたら不安だから1も嫌
ハイリスクだが3だな

67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/07(金) 10:59:01.78 ID:vNqLMUJDO
ID:oHU5gCr80はID変更失敗の多重投票かな?

自由安価来るかもしれないし、取り敢えず安価下
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/07(金) 11:07:07.05 ID:9qDKAl1sO
3
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/07(金) 11:17:15.27 ID:5G89FztTO
今更だがエルライザさんに協力は頼めたのだろうか
70 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/07(金) 12:14:06.09 ID:6qJgyoAAO
>>64、66は多重投票のため無効です。3に2票入ってます。

>>69
可能です。ただエルライザ本人は(多分)オルランドゥにいるため、テルモンにいるかもしれない彼女の仲間に協力してもらうことになります。
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/07(金) 12:16:55.97 ID:5G89FztTO
じゃあ
4 ズマのエルライザの筋に協力を頼む
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/07(金) 12:49:56.53 ID:IiWul3ljO
71の4にのる
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/07(金) 13:17:00.43 ID:6UeeO0ocO
それが良さそうか
上に同じく4で
74 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/07(金) 21:03:45.95 ID:rY10g0HBO
リリーを討つだけだったら多分簡単だ。ミーシャ様の誘拐計画を以て捕縛に動けばいい。

リリーが誰か連れて来るかもしれない。ただ、ヒースコート伯爵が完全に寝返った今、もはやそれはあまり問題にならない。
ハーデンや、「もう一人のランダム」が来たなら分からないけど……。それでも、こちらは戦力過剰なぐらいだ。

枢機院については単独でやることになるし、テルモンとの関係は決定的に悪化するだろう。ただ、少なくともイーリスのことだけ考えるなら、そうすればいいのは明らかだ。

……それでも、その考えを伝えられなかったのは、アリシアさんの存在があるからだった。
仮にそうしたなら、伯爵の裏切りを理由に彼女は殺されるかもしれない。あるいは、逆に刺客として送られるかもしれない。
それは、伯爵にとって耐え難いことのはずだ。

とすると……


「あ」


「どうしたのです?クラン」

「いや、あることを思い出しまして。確か、ここに……」

財布の中から紙切れを取り出す。そこには、エルライザの移動式電話の番号が書いてある。ランダムがもらった時に、ついでにと渡されたのだ。

「それは……?」

「エルライザの連絡先です。彼女は多分オルランドゥですが、ズマのアサシンは世界各地にいると聞いてます。多分、テルモンにも」

「なるほど!彼女たちの力を借りて、アリシアさんを救出すると?しかし、できるのですか?」

「分かりません。ですが、やってみないと。それに、仮に僕らが直接乗り込むなら、現地に協力者が要りますから」

僕は伯爵を見た。

「少し、席をはずします。よろしいですか?」

「あ、ああ。……ズマのアサシンに顔が利くとは……イマーラ殿と一緒とはいえ、どういうことだ」

「それについては、後程ゆっくりと」


ミーシャ様に電話を貸してもらうよう頼むと快諾された。僕は、ゆっくりと環を回す。

01〜15 出ない
16〜25 後にしてくれ
26〜94 お、どうした?
94〜00 再判定
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/07(金) 21:06:44.79 ID:cRM500hNO
76 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/07(金) 21:16:30.35 ID:rY10g0HBO
『お、どうした?』

心なしか弾んだ声が聞こえた。そういえば、エルライザは僕に好意を持っているんだっけ。何かやりにくいな。

「あ、えと。お久し振り、なのかな」

『んだよ。でもうれしいぜ。まさか、オレの声が聞きたい、とかそういうんじゃ』

「あ、そういうんじゃなくって」

はぁ、と落胆の溜め息が聞こえた。……前からこんな感情が出る人だったっけ。

『んだよ。……マジな案件だな』

「うん。前に話した、イーリスの件だけど……」

僕はかいつまんで現状を話した。エルライザは静かにそれを聞いている。

「……というわけで、君の協力が必要なんだ。テルモンにいる誰かを、紹介してもらえないかな」

01〜35 どうだろうな……
36〜70 一応はやってみる
71〜94 うってつけのがいるぜ
95〜00 上+α(エルライザ、オルランドゥの要件を済ませテルモンにいる)
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/07(金) 21:17:33.12 ID:llKhwaqq0
はい
78 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/07(金) 21:23:59.47 ID:rY10g0HBO
※再判定

01〜25 そもそも今テルモンにアサシンがいない(人員補充には時間がかかる)
26〜70 テルモンにアサシンはいるが、皇弟周りはヤバくて手が出せない
71〜94 単純にエルライザとは折り合いが悪い
95〜00 上+α(折り合いが悪いというよりむしろ……)
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/07(金) 21:25:12.33 ID:Yzg4pr3L0
80 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/07(金) 21:28:12.63 ID:rY10g0HBO
※クリティカル、再判定

01〜75 昇格
76〜94 2段階昇格
95〜00 多数決へ(設定を選べます)
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/07(金) 21:29:47.56 ID:cRM500hNO
それ
82 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/07(金) 21:34:09.78 ID:rY10g0HBO
『……どうだろうな……』

「え?」

エルライザは乗り気じゃなさそうだ。何でだろう?

『いや、腕は立つ。ただ、オレとは折り合いが良くなくてな……。特に魔洸石の件はオレの手柄になってて、嫉妬されてるっぽいんだよ』

「ああ、そういう」

『オレより2期上だが、素直に頼みごとを聞くかどうかな』

1 じゃあ僕が連絡する
2 黙ってエルライザに任せる

※2票先取
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/07(金) 21:35:24.32 ID:vNqLMUJDO
1
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/07(金) 21:35:41.43 ID:Yzg4pr3L0
1
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/07(金) 21:36:25.73 ID:W0mjiMgt0
1
ギリギリ繋がったか
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/07(金) 21:37:49.52 ID:cRM500hNO
1でも2でもなくアレクサンドルに仲介を頼みつつ現状の説明と情報交換もできないかな、援軍とか送ってもらえたら儲け物
87 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/07(金) 21:52:38.93 ID:rY10g0HBO
>>86
それはできますね。とりあえず1から入ります。
(なお、アレクサンドルに援軍を頼んだ場合……)
88 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/07(金) 21:57:03.79 ID:rY10g0HBO
「じゃあ僕が連絡する。それならいいだろう?」

『あー。ただ、奴は用心深いからな。出ないかもしれねえぜ』

「その時はアレクサンドルさんにでも仲介を頼むさ」

エルライザは電話番号を僕に伝えた。

『とりあえず、オレの知り合いってだけで気分を悪くするかもしれねえからそこは気を付けてくれ』

「分かった、ありがとう。エルライザは、元気そうだね」

『お、おう。一応な』

※75以上でオルランドゥの件に進展あり
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/07(金) 21:57:28.88 ID:gsIZWItq0
はい
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/07(金) 21:57:31.17 ID:PtI9Gq/V0
n
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/07(金) 22:00:00.33 ID:W0mjiMgt0
このゾロ目率である
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/07(金) 22:00:37.30 ID:W0mjiMgt0
>>91
自分で言っておいてこれは草
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/07(金) 22:05:33.02 ID:cRM500hNO
>>87
言った後で気付いたけどひょっとして内通者リスクとかあるか、まぁメインの目的は情報の交換だからサマートみたいに味方確定でもしない限りは無闇に人増やすのは危ないな
って打ってる間に>>91凄いの出してて笑う
94 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/07(金) 22:12:32.58 ID:rY10g0HBO
※クリティカル、かなり進展あり

『そうだ、オルランドゥの件な。オルランドゥ魔術学院副院長のザイオン・オルランドゥが動いてたぜ。
オルランドゥ家の正統後継者、ネロ・オルランドゥを傀儡にしてやがった。どうやったかは知らねえが、ネロを意のままに操ってる』

「ネロ・オルランドゥ?って世界最高の魔術師じゃないか!!?」

そうだ。オルランドゥ連邦は大統領制だけど、魔術学院だけは世襲なのだ。代々、莫大な魔力を持つ長寿の一族、オルランドゥ家の人間が院長を勤めてる。
肉体的に弱いから大武術会に出ることはないのだけど、その名は僕でも知っていた。

『そう。奴の手を以てすれば、魔洸石の封印など容易いってわけだ。
ただ、こっちにも味方ができてね。切り崩すメドは見えてきてる』

「味方?」

※50以上で新キャラ登場、80以上で……???
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/07(金) 22:14:08.81 ID:vNqLMUJDO
はい
96 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/07(金) 22:16:51.04 ID:rY10g0HBO
※前作キャラ登場(ただし名前と魂のみ同じで別人です)

今日はここまで。
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/07(金) 22:18:33.30 ID:W0mjiMgt0
いいね
誰が来るんだろ
というか多方面に厄介ごと抱え込み出してるし、強力な助っ人はありがたい
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/07(金) 22:19:10.56 ID:W0mjiMgt0
乙です
99 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/07(金) 22:25:35.11 ID:rY10g0HBO
>>93
アレクサンドル内通は、確か前スレ434の判定辺りでほぼ可能性がゼロになってます。
ただ、無闇に情報を広げすぎると不味いというより面倒なことにはなりやすいというのも確かです。

既に半分ぐらいそのルートに足を突っ込んでますが。なおBADルートではないのでご安心下さい。
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/07(金) 23:06:38.10 ID:cRM500hNO

危惧したのはアレクサンドル本人じゃなくて彼の部下に敵側のスパイがいて情報を抜かれるとかそっち方面ですね、今のところ敵側で名前の出てる連中ってある程度立場のある面々だから下っ端まで警戒するのは臆病かもしれないけども
101 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/08(土) 09:56:57.00 ID:L6loOkY/O
再開前に判定を入れます。

4の倍数…男性
それ以外…女性

ゾロ目か95以上…女性(前々作登場人物に変更)
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 10:09:12.44 ID:LrV8FoapO
ほい
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 10:09:15.92 ID:WNJ+G/OXO
ふみ
104 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/08(土) 10:29:13.75 ID:L6loOkY/O
『ちょっと代わるよ』

向こうでエルライザが誰かと話す声がした。そして聞こえたのは、女性──いや、女の子の声だ。

『もしもし?あなたがクランね』

「僕のことを聞いてる?」

『うん。エルライザから聞いた。やっぱり声は似てるわね。
状況は大体彼女から聞いてるわ。全く起きたらとんでもないことになってるじゃない。
ランダムから直接話を聞きたいところね。異世界やら何やら訳が分からないし』

……!?この子、ランダムのことを知っている?

「ちょ、ちょっと待って。君は、何者?」


『あたしはアリス。アリス・シェフィールド。
聖地ウィルコニアの管理人にして、審判の石の本当の使い方を知る者よ』


105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/08(土) 10:49:50.14 ID:cd4MXW7B0
おいおいマジかよ
106 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/08(土) 10:59:09.22 ID:L6loOkY/O
……??何を言ってるんだ??

「ちょっと、事情がまるで飲み込めないんだけど」

『あー、まあそうね。もう一回エルライザに代わるわ。はい』

『……すまねえ、ビックリしたよな。オレもだ』

「どういうこと?というか、よく信用したね」

ハハッと笑い声が向こうから聞こえた。

『あの後ランダムと会ってね。オルランドゥに行くなら途中のソリスって街に寄ってけって言われたのさ。ひょっとするとそこに力になれる奴がいるかもってね。
ソリスには『賢者廟』ってのがあった。よく分からねえけど、古の賢者が眠ってるってとこらしくてね。
こっそり忍び込んで奥に行ったら、この子が眠ってた。んで、適当に起こして事情を説明したら、オレと同行することになったってわけさ』

「でもそれって」

『まあな。ただ、ランダムを知ってるって話でオレは無条件にこいつを信用することにした。
つまり、何だ。こいつも『一族』とか『神』ってヤツと同じようなもんだってね』

「少し違うわよ」とアリスが口を挟んできた。

『あたしは遺伝子情報は多少弄られてるけど、肉体的にはただの人間。ぶっちゃけ、ここにいるエルライザにも簡単にやられるわ。
シデたちが穴を封印する時に、『保険』として眠ってただけ。何かあったら、もう一人の保険であるランダムが起こしに来るはずだったんだけど。
まさか人間が起こすなんてねえ。そもそも、何でランダムが何人もいるって話になってるのかしら』

……状況はよく分からないけど、とにかく電話の向こうにいるのはただの女の子じゃないらしい。

「とにかく、これからどうするつもりなんです?」

『あー、敬語はいいわ。そういうとこも妙にミドルと似てるのね。
オルランドゥの状況はかなり厄介。というか、異世界やらの存在はよく分からないけど……ネロって奴の目を見てピンときた。
あれは、『一族』の手によるものかもしれない』

「えっ?」

「もう一人のランダム」の存在は聞いていた。でも、まだいるなんて。

『異世界ってところから──多分まだ『一族』が健在の世界線から、そいつを連れてきた可能性はあるわ。
この世界の有り様は大分変わった。魔素も激減した。『一族』でも、長時間は動けない。あたしも息苦しさを感じるもの。
ただ、短時間ならそいつを使えた可能性はある。とすると、対抗は極めて難しい。同じのをぶつけない限り』

「……話が見えないんだけど」

『『一族』は9人いて、得意分野が皆違うのよ。転生できたり、マジックアイテムを作るのに長けてたり、再生能力持ってたり。
ランダムは、空飛べるぐらいかしらね。あとハッキング。んで、精神操作のスペシャリストもいる。そいつが『ブレイズ』。
封印の際には間違いなく消えてるから、ネロをやったのがブレイズとすればそいつは確実にこの世界のじゃない。
だから、ランダムから詳しい話を聞きたいのよ。どういうことなのかってね』
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 11:51:06.02 ID:oE1xyaoqo
また女でしかもアリスとか、クランさんやっぱ凄いわ
話一気に進みそう
108 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/08(土) 14:12:52.85 ID:6kyz1MhoO
「でも、ランダムがいつ来るかなんて……」

『ヨーグってとこのオルディニウム鉱脈。あそこを潰しに来るってエルライザは言ってたわ。あと1ヶ月後だからちょっと時間は空くけど。
それまでに、あたしの方でも色々調べてみる。一度、あんたにも会ってみたいわね。
コーウィン、中にいるんでしょ?『蛇』の力を吸収した状態で。
相手が一族なら、こちらもそれに相当する力がないといけない。下手に先走らない方がいいわよ』

……僕の背中に冷や汗が流れた。僕が考えているより、ずっと相手は強大かもしれない。
そして、「ブレイズ」。洗脳ができる相手だとすると、アリシアさんもそいつにやられた?もしそうなら、テルモンに迂闊に踏み込んだら……

黙っている僕に、アリスは溜め息をついた。

『まあ若いからイケイケで突っ走りたくなる気持ちは分かるけどね。一度落ち着いて考えるのがいいわ。
まあ、目覚めて間もないあたしが言うのもなんだけど』

電話相手がエルライザに代わった。

『……ってこと。こちらはしばらく監視を続けるつもり。
ただ、ネロの娘は近々確保できそうな感じでね。そこからネロを切り崩せば……って感じかな。
とりあえずランダムが来たら教えて。アリスと会わせるから』

「分かった。じゃあ、テルモンの人に連絡してみる」

電話を切ると、ミーシャ様が驚いた様子で立っていた。

「そのような人脈までおありでしたのね……」

「ズマのアサシンについては成り行きですよ。アリスって人は、よく分からないですけど」

僕は言いながら、電話の環を回した。ジーコ、ジーコと音が鳴る。

01〜50 出ない
51〜75 何だ
76〜94 誰だ
95〜00 上+α
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 14:13:28.37 ID:llKbNjYe0
110 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/08(土) 14:21:15.57 ID:WX3M8VRdO
……電話に出ない。用心深いって言ってたからかもしれない。もう一度かけてみよう。

01〜50 出ない
51〜75 チッ……
76〜94 誰だ
95〜00 上+α
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 14:22:07.71 ID:8GAmBdsfO
ほい
112 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/08(土) 14:27:48.55 ID:WX3M8VRdO
※エルライザの先輩の性別

5の倍数 女性
それ以外 男性

ゾロ目、95〜00 自由選択可(エルライザに対して好意あり確定)
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 14:28:52.05 ID:/Paq9C0F0
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/08(土) 15:13:00.27 ID:RLT1kwQa0
うーんこのオーディナル
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 15:56:42.32 ID:KpMjAwmN0
また女かよw
116 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/08(土) 18:48:59.71 ID:0DgW+KwkO
『チッ……誰だよ』

舌打ちと共に、返事が返ってきた。……女の人?男性かと思っていた。

「突然すみません。エル……じゃなかった、アレクサンドルさんからの紹介でご連絡しました、クラン・オーディナルといいます」

『……隊長から?何の用だよ、忙しいんだよこっちはよ』

ひどく不機嫌そうだ。これは、言葉に気を付けた方が良さそうだな。

「すみません。僕らは、ある事情で人探しをしてまして……ヒースコート伯爵の長女、アリシア・ヒースコートさんについて知りたいんです」

『アリシア・ヒースコート??』

01〜20 誰だよそいつは
21〜60 ヒースコート……あのか?
61〜80 面倒な話を……
81〜94 ……何?
95〜00 上+α
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 18:49:30.81 ID:9etYru4DO
はい
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/08(土) 18:58:00.88 ID:RLT1kwQa0
女と分かった途端に攻略開始していく高コンマ
119 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/08(土) 19:08:53.45 ID:0DgW+KwkO
『……何?』

一瞬の間を置いて、彼女は聞き返してきた。

「知っているんですか」

『あたいの目下の内偵相手だ。隠密に動いていたが……アレクサンドル隊長はどこで知った?』

「あっ、いや……彼女のお父さんから頼まれてるんです。彼女を捕まえてくれと。何者かに洗脳されているんです」

視界の端に、師匠と伯爵が見えた。ミーシャ様が、状況を説明しているようだ。

女性は「はあ??」と声をあげた。

『父親って、ヒースコート伯爵か??お前何者だ??そもそも、伯爵はどこにいるんだよ??』

「えっ、いや……今ここに。僕は聖都イーリスにいるんです」

『い、イーリスだぁ??んな馬鹿なことがあってたまるかよ??』

伯爵が僕に電話を代わるよう言う。僕は受話器を渡した。

「私がアヴェル・ヒースコートだ。ズマのアサシン、だな?」

『え、ええ??お、お前が伯爵本人なんて証明、どうやって……』

「それは難しいな。だが、イーリス第一王女、ミーシャ・ヴィルエール殿もここにいるぞ。何なら代わるか?
どうしても、というなら君の上司に掛け合っても構わないが」

『……マジかよ』

伯爵が僕に受話器を渡した。

「ということです。信じてはもらえましたか」

『……100は信じられねえ。けど、80は間違いないか。アリシア・ヒースコートは……』

01〜20 皇弟の情婦だ
20〜70 モリブスとの折衝役だ
71〜94 上+最近様子がおかしい
95〜00 上+α(洗脳は解けかかっている)
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 19:09:04.74 ID:NUu82hHu0
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 19:09:15.79 ID:AbgRYiCU0
はい
122 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/08(土) 19:23:14.80 ID:0DgW+KwkO
『アリシア・ヒースコートは、モリブスとの折衝役だ。皇弟にも気に入られているらしくてな、魔洸石の流通先を探るにゃ抑えるべき人物だ。多分相手は闇ギルドだろうけどな。
ただ、最近は様子がおかしい。だから、内偵を強化してたとこだ。場合に依っちゃ拉致ろうと思ってた』

「様子がおかしいって?」

『見てて情緒不安定なんだよ。一人でいると壁に頭打ち付けたりとか、ブツブツ何か言ってたりとか。
誰かと一緒の時はそうでもねえんだがな。何かあると踏んでる。
……さっき、洗脳とかどうとか言ってたな。詳しく話せ。
ああ、あたいのことはハンナでいい。アサシンの情報を隊長がこう簡単に漏らすとは全く予想外だったが……確かに只者じゃあねえな、お前』

「ただの商人の息子ですよ。……」

僕はヒースコート伯爵の話を話した。ハンナは「ふぅん」と黙って聞いている。

『……で、伯爵は脅されてるってわけか。まあ、筋は通るな』

「ハンナさん、ありがとうございます。で、できそうなんですか」

01〜60 あたい一人じゃ絶対に無理だ
61〜80 正直自信はないね
81〜94 ……やってやれないことはなさそうだね
95〜00 まあ、できるんじゃないか?
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 19:24:19.64 ID:9etYru4DO
はい
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 19:24:24.90 ID:AbgRYiCU0
はい
125 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/08(土) 19:35:25.85 ID:0DgW+KwkO
『正直自信はないね。アリシア・ヒースコートってったら『あの』アヴェル・ヒースコートの娘だ。武術会に出た実績こそないけど、腕が立つって聞いてる。
あたいも……まあそれなりには腕に自信があるけど、正直五分五分ってとこだね』

僕はヒースコート伯爵を見た。……行ける。

「分かりました。ひょっとしたら、明日ぐらいに行けるかもしれません」

『……は?イーリスからここまで、馬飛ばしても3、4日はかかるぞ?魔動車を使っても沼越えがあるから1日じゃ無理……』

「それができるかもしれません。ヒースコート伯爵がイーリスにいるのも、同じ理由です」

『……マジか。でも、ここでアリシアを捕まえれば……』

※80以上で?
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 19:36:05.29 ID:8GAmBdsfO
127 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/08(土) 19:47:48.93 ID:0DgW+KwkO
『……エルライザのヤツに一泡吹かせられるな』

……なるほど。一種の出世競争ってわけか。エルライザが嫌がってた理由も、少し分かった気がする。
とはいえ、ここではそんなことはあまり関係ない。

「とにかく、また連絡すると思います。その時は、よろしくお願いします」

『分かった。じゃ、隊長によろしく』

電話が切れた。僕はヒースコート伯爵を見る。

1 これで決まりですね。僕らがリリーを討って、アリシアさんを救いにいく
2 リリーは泳がせましょう。ハンナさんに任せます
3 これで決まりですね。あなたと僕らでリリーを討って、アリシアさんを救いにいく
4 自由安価

※3票先取
※1と3の違いは、リリーの倒しやすさとアリシアへの処罰可能性です。
1ならリリーを倒しそびれるかもしれませんが、アリシアはまず無事です。
3はほぼ確実にリリーを殺せますが、アリシアを救いに行く前に処刑される可能性が残ります。
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 19:49:19.26 ID:EpHiO4fQO
1
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 19:56:43.53 ID:NUu82hHu0
1
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 20:03:38.63 ID:9etYru4DO
1
131 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/08(土) 20:17:31.18 ID:0DgW+KwkO
休憩します。なお、上で80以上だとハンナ→エルライザでした。
132 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/08(土) 22:59:35.46 ID:/a7807y4O
「これで決まりですね。僕らがリリーを討って、アリシアさんを救いに行く」

「私は動かなくていいのか」

伯爵に僕は首を振った。

「あなたが自らリリーに手を下したと知られれば、即座にテルモンはアリシアさんに手を付けるでしょう。そうなったら意味がない。
だから、あなたはただ傍観してるだけでいい。あるいは、彼女を助けるふりをするか」

「それは私が引き受けましょう」

「……師匠!?」

彼女が僕に微笑んだ。

「伯爵が動くふりをしたら、私が対応します。心配は要りません。そこは互いに心得てますから。
それと、師匠ではなくてイマーラ。いいですね?」

「……はい。どうにも慣れないですね」

ウフフと師匠が笑った。

「まあ、それはそのうちに。それと、伯爵には貴方の素性も話しておいた方が」

「そうですね。……では、ミーシャ様」

「ええ。今から明日の立ち回りを話し合いましょう。小会議室でやります」

#

会議は滞りなく進んだ。話が進んだ時点で僕がリリーに突っ込み、ラーナが支援する。ミーシャ様もできれば動く。
武官はサマートさんたちが引き受け、ここにいないエドヴァルドがそれを支援。
そして伯爵は師匠と戦うふりをしておく。そんな具合だ。

追加の増援がいたら話は別だけど、基本はこれでいけるはずだ。そして全てが終わったら転移装置を探し、テルモンに飛ぶ。
後はハンナさんと合流し、一気にアリシアさんを奪還。転移装置が2つあるなら、それでなんとかなるはずだ。
ない場合は……自力で逃げないといけないけど。

ただ、リリーが複数転移装置を持ってないことは少し考えにくい。
元々ミーシャ様とアナスタシアもテルモンに行くはずだったのだ。1人を飛ばすのに転移装置が1つと考えたら、もう一つぐらいあってもいい。
戻る時どう使えばいいかは……あとでエルライザと一緒にいるアリスさんにでも訊けばいいかな。

#

一応、稽古の名目での密会は終わった。もう晩御飯時だけど……

1 普通に食事する
2 エルライザに電話
3 ハンナに電話
4 新市街に外出
5 旧市街に外出
6 自由安価

※3票先取
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 23:05:18.80 ID:1iqnED5io
2
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 23:06:04.67 ID:T9HTa6aB0
2
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 23:07:14.69 ID:sgvK493F0
1
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 23:09:21.27 ID:9etYru4DO
1
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 23:09:30.63 ID:8GAmBdsfO
1
138 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/08(土) 23:17:13.65 ID:/a7807y4O
今日はこのくらいでいいかな。エルライザやハンナさんに状況報告してもいいけど、それ以上のことはないだろうし。転移装置の使い方も、その時訊けばいい。
下手に動くより、次の日に備えよう。

01〜60 何もなし(29日目へ)
61〜80 ラーナ、及びイマーラとエルライザやハンナについての会話イベント
81〜94 上+ミーシャとアナスタシア
95〜00 特殊イベント(低確率で?)
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 23:18:55.69 ID:9etYru4DO
はい
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 23:19:00.73 ID:8GAmBdsfO
はい
141 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/08(土) 23:40:59.84 ID:/a7807y4O
#

「そんなことがあったんだ」

タオルで髪を拭きながらラーナが言った。師匠はお茶を淹れている。

「うん。エルライザはとりあえず順調みたい。それにしても、アリスって人何者なんだろうね。『一族』ではないって言ってたけど」

「私に聞かれても困るわよ。イマーラ様、どう思います?」

※80以上で古文書に記述あり
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 23:41:52.83 ID:8GAmBdsfO
143 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/09(日) 00:13:25.62 ID:ciKXBqOHO
「……確かに古文書に記述があるのを思い出しました。
かつてあった『穴』の最深層近く、審判の石が置かれていた『聖地ウィルコニア』。その守り人に、一人の少女と老人がいたとあります。
その少女の名は、アリスだったはずです。……実在しているどころか、存命だなんて」

真剣な表情で、師匠はポットからお茶を注いだ。

「……本当なんですね。とすると……」

「色々知ってるでしょうね。そして、『ブレイズ』についても。ランダムはもちろん知ってるでしょうけど」

「もっと色々話せば良かったかな……ただ、ランダムに会いたいって言ってましたね。状況はちゃんと掴めてないみたいですし」

「まあ、当の私たちもよく分かってないのですけどね。一人言えるのは、エルライザはかなり心強い人を味方にしたということです」

「……?彼女はエルライザにも簡単にやられるって」

師匠が苦笑した。

「武においてでしょう?彼女はシデたちの知らない、不思議な武器を持っていた、とあります。光の矢で瞬時に敵を射抜く武器とか。
また、その知性は極めて高いものだったそうですよ?」

光の矢?魔法とは違うのだろうか。とにかく、エルライザはしばらく心配しないで良さそうだった。
僕は師匠の向かいのソファーに腰かける。ラーナが右隣に座ると、師匠が移動して左にやってきた。

「独り占めはダメですよ?」

「むぅ、分かってますよ。で、その先輩のハンナって人がテルモンにいるわけだよね。エルライザとは仲悪いみたいだけど、大丈夫なの?」

「……話した感じでは。ただ、アリシアさんがモリブスの闇ギルドとも関わりがありそうなのは気になりますね」

ズズッと師匠がお茶を飲んだ。

「……それは確かに。けど、まずはリリー、そしてアリシアさんです」

「ですね」

闇ギルドの話になると、師匠の目が一瞬だけ鋭くなった。アリシアさんが正気に戻ったなら、何か聞けるだろうか。

※明朝までに自由安価で話題を取ります。なければコンマ判定1回の後29日目へ
144 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/09(日) 00:36:23.46 ID:ciKXBqOHO
上げます。
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/09(日) 00:53:39.59 ID:jwh9RrTyo
イマーラから闇ギルドについての詳細を聞く
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/09(日) 01:00:31.81 ID:maG3NT0hO
こうなると能動的にランダムと連絡を取れないのが痛いね、3人目とも接触できてない現状ではアリスの知能面での強みを活かしきれないかも
魔洪石の鉱脈調査関連で連絡を受けてるであろうエルライザからランダムに掛け直せるか、ヒースコート経由でウィルと3人目に会うか、ランダムとの初遭遇時に偽者と会ったら宝石を押して逃げろってのは助けに来てくれる(=これを利用して無理矢理にでも話す機会を作れる)のかそういった部分の検討を話題にする
147 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/09(日) 01:16:50.20 ID:ciKXBqOHO
>>145
それは問題なく可能です。ただ、どこまで知ってるかでしょうか。
少なくとも、細かい構成員を知らないのは明らかです。闇ギルドがどういうものかを聞く感じになります。

>>146
ご指摘通り、現状ではこちらからランダム(真)に連絡はできません。
そもそもランダムの発言からして、常時こちらの世界にはいません(というよりいれません)。
なお、宝石は緊急ボタンのようなものです。ただ、3人目にも反応するのかは不明です。押すと誰かが来ます。

引き続き募集しています。基本は全部拾う方向です。
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/09(日) 07:22:02.31 ID:SAqG7OYQ0
洗脳解除の難易度
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/09(日) 09:18:43.45 ID:XXZDhETco
トリスのトップとか他の国のトップの連絡先知ってたりしないのかな……

というか今こっちから連絡できる人って誰がいるんだ……
150 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/09(日) 10:45:40.38 ID:/u6qbH+IO
>>148
これについてはアリスのコメントから察してください。
ただ、アリシアについては理由は不明ですが解けかかっています。

>>149
コンマ次第ですが反映はできます。
ただ、連絡先を確実に知っているのはオクタシアとエルライザ、ハンナ、サマート程度で、VIPの連絡先を知っている確率は超低確率です。

再開は夜になります。
151 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/09(日) 22:15:13.57 ID:ciKXBqOHO
「ところで、闇ギルドって何なんですか?モリブスの裏社会を仕切っているとまでしか知らないですけど」

僕の左にいる師匠が、僅かに身体を離した。

「モリブスだけじゃなく、かなり広範囲に彼らの影響は広がってます。
詐欺、窃盗、売春、賭博……そして暗殺。
テルモンにはかなり食い込んでいます。あるいは、オルランドゥにも」

「国際的犯罪組織、ってことですか?どうして潰せないんですか」

彼女の顔が険しくなった。

「あまりに表の世界と繋がっているからです。大武術会の結果を対象とした賭博にも、彼らの意図が絡んでいると聞いてます。
……ただ、その実態は、ほとんど明らかになってない。
ダブりエル・ルイスが幹部だというのも、私は初耳でしたし」

「どうすればいいんですかね?」

「……どうなんでしょうね。裏社会といえば、ズマですが……」

ラーナが「ああ」と頷いた。

「暗殺とかだともろに被るよね。エルライザやさっきのハンナって人なら知ってるかもしれないけど。
話を聞くに、テルモン、というかハーデンとも絡んでるっぽいよね。何が目的なんだろう」

※75以上で気付く
(なお、これについては既に伏線を張っています)
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/09(日) 22:16:14.26 ID:qOvTIxbQ0
はい
153 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/09(日) 22:24:12.72 ID:ciKXBqOHO
「どうなんだろうね。……ろくでもないことのような気がするけど」

師匠の表情が暗くなっている。やはり思うところはあるみたいだ。
ちょっと話を変えよう。ちょっと空気が重すぎる。

「それにしても、ランダムに会いたい時に会えないのって結構辛いよね。
話を聞く限り、普段は別の世界にいるんでしょ?どうすれば接触を持てるのかな」

「私に訊かれてもね。というか、そもそもどうやってクランの所に毎回ピッタリ現れるのかな?」

「……そりゃ、多分これのせいじゃないかな」

僕は首の宝石を持ち上げた。ラーナは「ああ」と呟く。

「このマナを感知しているってことなのかな。そもそも、自在に好きな所に来れるみたいだし」

「うん。それと、この指輪。『もう一人のランダム』に会ったらこれを押せって言ってたけど、どういうことなんだろうね」

僕は試しにそれを押してみた。軽い手応えがある。

※95以上で変化あり
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/09(日) 22:24:48.24 ID:SAqG7OYQ0
むーりー
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/09(日) 22:29:05.23 ID:IyiZOh6V0
156 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/09(日) 22:40:06.51 ID:ciKXBqOHO
……何の変化もない。そりゃそうか。

「多分、『もう一人のランダム』がいる時だけ反応するんだろうね。で、それが別の世界にいるランダムの合図になると」

「ということだね。じゃあ、ウィルといる『3人目』と会ったらどうなるんだろう?」

「それは私に分かるわけないよ。アリスって人なら知ってるかも……」

僕は苦笑して首を振った。

「いや、異世界の存在について全然知らなかったみたいだからそれも難しそうだね。
……こうなると、国の後ろ盾が欲しいなあ」

「ミーシャ様じゃダメなの?」

「うーん、この一件が終わらないと。イーリスはまだあまりに色々あり過ぎるよ。
一応、僕らもトリスの支援を受けて動いてると言えば動いてるけど、女王様に直接命を受けたわけじゃないからなあ」

師匠が頷いた。

「あくまで隠密案件、ということですからね。マルガリート女王にしても、表立って他国と対立したくはないのでしょうし」

そりゃそうだ。ましてトリスは世界随一の「平和国家」ってことになっている。
よく言えば穏健、悪く言えば優柔不断。それがお国柄なのだ。

となると……僕の祖国、アングヴィルか。確か、エルライザのリストにもトリスとアングヴィルはなかった。
でも、トリス程ではないにしてもアングヴィルも大概に事なかれ主義だ。頼りになるんだろうか。
あるいは、ロワール公国。イーリスとの関係は良くないらしいし、異民族の受け入れで色々大変らしいとは聞いているけど、
ウィル・アピースの存在で何とか国としてはまとまっているらしい。こちらもエルライザのリストにはない。

「ししょ……じゃなかった、イマーラさん。アングヴィルかロワールの政府の偉い人と、親しかったりはしないですよね」

01〜85 トリスに籠っていた時期が長過ぎますからね
86〜94 再判定(国のトップではないが、そこそこ有力人物とは知己)
95〜00 再判定(どちらかのトップの連絡先は知っている、基本はアングヴィル)
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/09(日) 22:41:25.77 ID:PpXuhv1Q0
158 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/09(日) 22:46:03.55 ID:ciKXBqOHO
※再判定

01〜80 昇格
81〜94 2段階昇格
95〜00 特殊ルートへ
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/09(日) 22:46:35.96 ID:maG3NT0hO
はい
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/09(日) 22:47:34.46 ID:D8znuErP0
わぁまた超展開に
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/09(日) 22:51:40.17 ID:maG3NT0hO
(いい意味で)やっちゃった、アリスが出てくる時点で結構ぶっ飛んだと思ってたのに更に…
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/09(日) 22:55:02.60 ID:D8znuErP0
クランくんの成長が追いつくのだろうか
あまり急展開だと強敵が前倒しで出てきて詰みかねない
ヒースコートにもっと稽古つけてもらうなり、ランダムに潜在能力引き出してもらうなりしたいな
163 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/09(日) 23:00:28.50 ID:ciKXBqOHO
「……そんなことを言われても……トリスに何年籠っていたかという話です。
私に知己なんて……あ」

「……誰かいるんですか??」

「ちょっと待って……確か彼の名は……」

師匠は何かを必死に思い出そうとしている。

「心当たりが?」

「……すっかり忘れていました。45年ぐらい前、トリスの父を訪れてきた人物がいたのを。
彼も武芸者でした。道場破りでしたが、父の古傷に気付くとすぐに手を引いて打ち解けたんです。……不思議な人でした。
そして彼は数日を道場で過ごし、すぐに別の所に旅立っていきました。
『また会おう』と言っていましたが父は死に、彼も来ることはなかった。
だから、今まで完全に忘れてたんです。ただ、その名前……下の名しか知りませんけど、ある人物の名と同じなのです」

「誰なんですか?」

師匠は一拍置いて、口を開いた。


「レイ。ロワール公国武術院『ダーレン寺』の武術総師範、レイ・ロブソン。
ロワールではある意味、首相以上に権力を持つ人です」


164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/09(日) 23:06:19.74 ID:maG3NT0hO
ヒースコートは強いけど専門は剣で拳じゃないっぽいからなー、部分的に技術を教わるまではともかくがっつり強くなろうと思ったら拳神ウィルと接触したほうが早そう
…とレス打ってる間に権力もあって稽古にも超お誂え向きそうな肩書き持った人が出てきてしまった
165 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/09(日) 23:11:16.21 ID:ciKXBqOHO
レイ・ロブソン??僕でもその名は知っている。多くの武芸家を輩出し、かのウィル・アピースもそこの出だ。
豪放磊落な人物でも知られているけど、師匠と知り合いだったなんて……。

「それはどこまで本当なんですか」

「確信は持てません。ただ……ひょっとしたら」

ラーナがパンと手を叩いた。

「そうか!もしその人がイマーラさんが子供の頃に会ったその人なら……色々助けになってくれるかもしれない。
ついでにウィルとも橋渡しをしてくれるかも……!!」

ダーレン寺の連絡先は調べればすぐ分かる。多分、サマートさんなら知っているだろう。
時間は少し遅いけど、連絡してみる価値はある。

#

僕はサマートさんの部屋に行き、連絡先を聞いた。急いで部屋に戻りそれを師匠に伝えると、すごい勢いで電話の環を回し始める。

01〜50 明日改めてもらえますか
51〜94 イマーラ・ランドルス様?……一応、繋いでみます
95〜00 超展開ルート(ウィルも一緒にいる)
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/09(日) 23:14:48.58 ID:9VhTbXsDO
はい
167 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/09(日) 23:15:51.80 ID:ciKXBqOHO
今日はここまで。

なお、レイはちゃんとイマーラが子供時代に会った本人ですのでご安心ください。
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/09(日) 23:25:26.20 ID:D8znuErP0
乙です
武術の寺?道場?か…
もし会うなら、今度は夜の戦闘で搾り取られた上女装でマイナス補正なんて舐めきったコンディションじゃなく、ちゃんとした状態で行きたいね
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/09(日) 23:54:18.01 ID:maG3NT0hO

無事取り次いで貰えたし特殊ルートだからイマーラを覚えてないとかちょろっと話すだけで終わりなんて事もなく助力は貰えそうかな
170 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/10(月) 10:09:46.40 ID:7oD/CMWdO
「夜分遅くすみませんっ、レイ……レイ・ロブソン殿につないで頂けますかっ?」

『いや、そう簡単に総師範には……そもそもあなた、誰なんです?』

「トリスのイマーラ・ランドルスです。武に通じる人なら、名前ぐらいは聞いているはず」

『……!!?あの?……一応、話はしてみます』


バタバタと電話の向こうでやり取りがある様子が、僕らからも分かった。そして2、3分後、陽気そうな老人の声が聞こえた。

『おう!45年ぶりぐらいじゃったかの。実に久しいのぉ、イマーラ』

「……やはり、貴方でしたか。ご挨拶もできず、御無礼を」

『いい、いい。お主が表舞台に出ていたのはごく僅かだし、儂もその頃は1000日行で会える状況にはなかった。武術会にも出たことはないしな。
今、63ぐらいか。エルフだと、まだピチピチじゃのぉ。70の爺からすると羨ましいわい』

師匠の顔が少し赤くなった。何か、思ったより軽い人だな。

「……冗談はよしてください。父は、今際の際で寂しがってました」

『……スターニ、だったかの……一度全力で死合いたかったわい。あれは、儂の人生の中で3本の指に入る強者じゃったな。
イマーラも達人となったようじゃが、ついぞ見ることはなかったの。近々来るか?』

「そうなるかもしれませんね。……少し、込み入ったお話が」

『……どういうことじゃ』

ロブソン様の声が低くなった。師匠はこれまでの経緯を話す。


一通り話し終えると、彼は「ふむ」と呟いた。

『……なるほどのぉ。テルモンの連中が、色々動いとるわけか。相変わらずろくでもない連中じゃわい。
そして、イーリスとテルモンが衝突しそうで、お主らは王女側についていると。その分だと望みは』

「イーリス王家への全面支持を、ロワール政府に働きかけてほしいのです。
イーリスにテルモンの軍隊が最短距離で来るには、ロワールを通過しないといけない。それを封じて欲しいのです」

『45年ぶりに連絡を寄越したかと思えば、随分無茶な要求じゃな』

ロブソン様が苦笑した。

『じゃが、枢機院が崩壊するなら、吝かじゃなかろう。イーリスも数十年来、ユングヴィ教団に縛られておったからな。
まあ、改革派は改革派でモリブスで苦労しておるようじゃが……』

「情勢を鑑みるに、世界は2分されそうです。テルモン、モリブス、そしてオルランドゥ。それに対して、イーリス、ズマ、トリス。
アングヴィルはまだよく分かりませんが、ロワールがこちらに付けばこれ以上心強いことは……」

『さりとてこちらも一枚岩じゃないのは知っておろう?ウィルの奴が何とか立ち回っておるが、審判の石の『先読み』の力を以てしても現状維持が精一杯じゃ。
ウィルの前の優勝者がモリブスのワイルド、じゃったかの。あの時にモリブスが好き放題やったお陰で、かなり国際関係は拗れておる。
禁忌とされる国家間戦争も、100年以上ぶりに勃発しかねん勢いじゃ。あるいは、それを止めるため武術会が前倒し開催になる可能性すら囁かれておる』

「……!!それは初耳です」

『まあ、儂も一応運営委員会の一員じゃからの。これはこの場での話にとどめておいとくれ。
ともあれ、ここでロワールがどう立ち回るかはかなり難しいの。そちらのクーデターが上手く行ったとしても、消極的支持にとどまるやもしれん』

※80以上でウィルもダーレン寺にいる(会話は基本翌日)
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 10:12:08.52 ID:8KIV5ux9o
172 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/10(月) 13:12:47.08 ID:sW3bCeA2O
師匠が気落ちしたような表情になった。

「……そうですか……」

『とはいえ、さっき言った通りテルモンの軍通過を拒否するのは吝かじゃない。その程度は問題なく政府首脳も了解するはずじゃ。
こちらが新生イーリスと同盟を組んで戦う、となると難しいだけじゃな。こちらも、『新大陸』からの移民受け入れで混乱しとる。
厄介は増やしたくない、と言い出すのは目に見えとる、というわけじゃ。
……それはそうと、一度ダーレン寺に来んか?お主がスターニの技を継いどるなら、門下にも参考になろうて。今、弟子はおるのか?何なら稽古を付けてやってもよいぞ』

「本当ですか!!?」と、僕は思わず声を挙げた。

※75以上で女性と勘違いする
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 13:13:19.48 ID:+1H9mgFI0
174 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/10(月) 13:34:45.60 ID:sW3bCeA2O
『今のが弟子か。随分若いの。風の噂で、一時期若い男を旦那としていたと聞いたが』

「……昔の話です。ただ、彼が弟子であり、夫であることも否定しませんが」

『ほぉ!儂の記憶の中のお主は、まだちっこい子供じゃったがのぉ。実年齢は7つしか違わんかったが……まあいい。筋は?』

師匠がちらりと僕を見た。

「まだ達人の領域ではないですが、間違いのない才です。1年半後の武術会に間に合えば、と思っていました」

『そこまでか。会うのが楽しみだのぉ。では、落ち着いたら連絡をくれ。ダーレン寺は武に通じるものをいつでも歓迎しておるぞ』

ロブソン様はそう言うと電話を切ったようだ。

「なかなかロワールも大変なようですね。ただ、繋がりができたのは大きい」

「ですね。それにしても、ロブソン様って意外と気さくな人なんですね」

師匠は苦笑する。

「もう45年も会っていないのですが、あまり変わってませんね。18の頃、冗談半分で口説かれたのを思い出しました」

「18?……あ、エルフだとまだ成人じゃないんでしたっけ」

「ウフフ。当時の彼は、野生児という感じでしたっけ。今、どういう方になっているのでしょうね……」

確かに僕も彼には会ってみたい。ただ、その前に明日をしっかり乗り切らないと……。

※追加イベント有無
01〜10 致し過ぎて体調不良に(ファンブル扱い)
11〜85 何もなし
86〜94 ミーシャが来る
95〜00 再判定
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 13:36:28.34 ID:TUSjOHFsO
はいっ
176 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/10(月) 21:20:53.99 ID:yojT2TjpO
【29日目】

「リリーからの報告が届きましたわ」

朝食を採っていると、アナスタシアが部屋にやってきた。会談のことだろう。

「場所は?」

「テルモン大使館。表向きは、テルモン王国主催の昼食会です」

師匠が頷いた。さすがにこっちにノコノコ来るほど無用心ではないか。

01〜15 ???
16〜40 ただ、アーヴィングも同席すると
41〜70 ただ、カーティスも同席させろとの命が
71〜94 何もなし
95〜00 再判定
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 21:21:05.41 ID:IjejluIp0
178 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/10(月) 21:39:08.41 ID:yojT2TjpO
アナスタシアが微妙な表情になった。

「ただ、カーティスも同席させろとの王命が」

「カーティス?……確か、近衛騎士団の?」

「ええ。陛下ご自身か、アーヴィングによるものかは分かりませんが」

僕と師匠は顔を見合わせた。……まさか?

「カーティスは、枢機院側なのですか?」

「サマート団長も不思議がっていました。あくまで一団員に過ぎないはずだと」

確かに妙だ。彼がテルモンの間者である線は、多分ない。間者なら、僕らの行動はもっと読まれている。
じゃあ枢機院側?……ないとは言えない。フローリアに来ていたのも、ミーシャ様の監視が主とすれば腑に落ちる。
ただ、それならサマートさんをもっと警戒しているはずだ。単に無能なのか……それとも。

「……気にしても仕方ないですね。やるべきことは同じです。
ただ、カーティスが来るとなると……リリーは警戒しそうですね。彼のことを、彼女は多分知らないでしょうから」

これは真意を正す必要がある。もし、彼が枢機院側なら……行動の障害になるからだ。

#

時間はまだ少しある。どうする?

1 ミカエル7世に謁見する(確率低、成功で大きなアドバンテージ、失敗で難度上昇)
2 カーティスを探す(低〜中確率、場合によって戦闘)
3 サマートに会う(カーティス同席確率低、基本は訝しむだけ)
4 その他自由安価

※3票先取
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 21:51:17.64 ID:pm+0pspB0
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 21:53:21.31 ID:TUSjOHFsO
3
振り直し権や巻き戻し権がない以上1は厳しいし、カーティスの実力も不明で騒ぎが外に漏れたりすると厄介そうな2もいきたくない
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 21:55:50.78 ID:IjejluIp0
3
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 21:56:14.55 ID:SbZddHtDO
3
183 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/10(月) 22:18:51.60 ID:yojT2TjpO
ここはカーティスのことをもっと知る必要がある。とすると……

「サマートさんの所に行きましょう。これからどうするかも含めて、話をしないと」

「……だね。カーティスの力量も良く分からないし」

ラーナの言う通りだ。まずは、サマートさんに会わなきゃ。

01〜10 サマート不在(1回のみファンブル扱い)
11〜70 サマートのみ
71〜85 カーティス同席(再判定)
86〜94 カーティス同席(判定なし)
95〜00 上+α
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 22:20:00.40 ID:SbZddHtDO
はい
185 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/10(月) 22:25:59.49 ID:yojT2TjpO
部屋に着くと、険しい表情のサマートさんがいた。

「……サマートさん」

「……君らか。参ったな」

彼は僕らに座るよう促した。

「カーティスは?」

「それが、行方知れずだ。王宮に来てもいない」

「……枢機院の人間なんでしょうか」

01〜35 可能性は高いな
36〜80 それすら分からん
81〜94 いや、あいつは……
95〜00 それはない
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 22:26:57.85 ID:R0ci3YaZ0
ふみ
187 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/10(月) 22:35:15.88 ID:yojT2TjpO
サマートさんは首を振った。

「いや、あいつはスラムの出身だ。12の頃に独力で王立学院に入り、コネなしで18で近衛騎士団に入った叩き上げだ。枢機院との接点があるとは、少し考えにくい。
あるとすれば、出世を餌に釣られたかだが……上昇志向はそれなりにある奴だからな」

「あるいは、陛下の意を受けている?」

「……なくはない。が、陛下との接点が分からん。ミーシャ様の結婚相手候補としては、あまりに身分が下賎だ。俺も人のことは言えないがな」

※65以上で電話が鳴る
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 22:35:54.99 ID:IjejluIp0
189 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/10(月) 22:41:21.34 ID:yojT2TjpO
※クリティカル

今日はここまで。カーティスの正体は明日分かります。
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 22:42:33.26 ID:R0ci3YaZ0

大変なことになっている
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 22:50:56.55 ID:ffWTn3ox0
乙でした
192 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/11(火) 09:42:37.92 ID:of5DBJgzO
その時、電話が鳴った。サマートさんが電話を取る。

「もしもし……ええっ??」

彼の表情が固まる。そして、師匠を見た。

「イマーラ様に、だそうです」

「……?誰ですか?」

「ダーレン寺総師範、レイ・ロブソンだと……」

師匠は急いで電話を取った。

「私です。え、ええ……何ですって??」

そして、呆れたような顔で僕らを見る。

「カーティスは、ロブソン様のお孫さんらしいです」

「……は??ちょっと待って下さいよ。そんな情報……」

サマートさんが思わず立ち上がった。そんな馬鹿な??

師匠はなおもロブソン様と話している。

「ええ、ええ。……はい。そ、そうなのですか……分かりました」

戸惑いを隠さない様子で、師匠が電話を切る。

「ロブソン様が、カーティスを同席させるようミカエル陛下に伝えたそうです。カーティスの身分を隠して」

「にしても、そんなことがあり得るのか?確かに奴は優秀だが、生まれはスラムです。しかも、12歳から王立学院にいて、ダーレン寺になど行ったことがないはず……」


「そこからは僕が説明します」


浅黒い肌の青年が、部屋の入口に立っていた。

「カーティスっ!!?お前、どこにっ!?」

「下準備ですよ。お爺様から一通り話は聞いてます。今日、リリーを討つんでしょう?そして、その後枢機院も。手伝いますよ」

「手伝うって……」

ニッとカーティスが笑った。

「まず、サマート団長。身分を偽っていて済みません。いや、偽ってたわけでも隠していたわけでもないんですけど。
『獅子は千尋の谷に子を突き落とす』という格言がありますが、お爺様の教育方針で子供の頃からスラムにいたんですよ。
汚い現実を見るというのと、コネなしでどこまでのしあがれるかを試すために。父がイーリスの人間だったので、ごく早いうちからあそこにいたというわけです」

「じゃあ、カーティス・ジェイムズは偽名なのか?」

「いえ、本名ですよ。両親は10の時に本国に戻りました。全く、無茶をさせる人たちです。
僕がお爺様の孫というのは、いつかは露見するかとは思ってましたけどね。知られなければ別にそれでも構わなかったのですが」

サマートさんが口をあんぐりと開けて固まっている。師匠は、ようやく合点が行ったようだ。

「なるほど、『消極的支持』とはこういう……」

「イマーラ様、失礼しました。ロワールはまだ表立ってテルモンと対立はできません。
ですので、僕を代わりに寄越したということでご理解ください。ミカエル7世陛下にも、それは伝わっているはずです」

ラーナがうーんと唸った。

「でも、あなたそこまで強いの?」

そうだ。ミーシャ様と稽古したくないと、最初に会った時に言っていた気がする。
ロブソン様の孫とはいえ、足手まといになっては仕方がない。

カーティスはハハハと笑った。

「どうかな。団長には、きっと多分負けるよ。ミーシャ様は……僕が『本気を出さないと』いけないかな。彼女の立場からして、僕が傷付けるわけにもいかないでしょ?」

その笑みには余裕がある。これは、本音だ。
つまり、やろうと思えばミーシャ様にも勝てるってことか?

カーティスが僕を見た。

※70以上でクラン=クララと気付かない
193 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/11(火) 09:44:56.09 ID:of5DBJgzO
※ちょっと分かりにくいので補足。ミカエル7世はカーティスがロブソンの孫とは知らされてません。
ただ、カーティスがロワール側の人間であり、ロワールが本件を側面支援するという話はされています。
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 09:47:56.96 ID:UqCJDGEDO
はい
195 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/11(火) 09:52:16.60 ID:of5DBJgzO
※クリティカル、再判定

ゾロ目か95〜00……クララ=クランと気付いた上で惚れる
それ以外……クララ=クランと気付かないまま惚れる
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 09:53:40.04 ID:WW0PN05YO
197 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/11(火) 09:57:47.53 ID:of5DBJgzO
昼頃まで中断。呪われてますね……
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/11(火) 10:41:08.09 ID:AqXqbKBh0
クリティカル連発で因果が捻じ曲がっていってる気がする
いやクランくんはもともとこういう運命だったのかね…
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 13:00:53.74 ID:P2P0K+rN0
コンマスレの醍醐味?だからなぁ
因果とか歪みまくりなのは 気付いて惚れられるよりはまぁ…
200 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/11(火) 13:12:44.68 ID:824Nx1gpO
「あっ……は、はじめまして……」

顔を真っ赤にしてカーティスが頭を下げた。……ん?

「おい、何言ってるんだ?」

サマートさんは訝しげだ。

……あ、今の僕は「クララ」なんだっけ。それで気付かないのか。

※2票先取

1 クランだと明かす
2 そのままにしておく

※正体を明かしてもカーティスの反応はあまり変わりません(後で好感度の初期判定があります)
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 13:15:50.77 ID:9anKr0DXO
1
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 13:16:34.37 ID:v9vlyz3R0
1
203 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/11(火) 13:25:48.97 ID:824Nx1gpO
「あー……カーティスさん。僕です、クランです」

「……え?ええええっ??き、君が??お、女の子だったのかい?」

カーティスは大声をあげて驚いている。ラーナと師匠はクスクスと笑っていた。

「いや、お前も一緒に風呂にいただろ。さすがに無理がある」

「あ、そう。そうですよね。……それにしても……」

サマートさんが咳払いをすると、カーティスが直立不動になった。

「リリーの件で撹乱させる目的、らしい。イーリスにいる間、クランはずっとこの姿だ。……前から聞こうと思ってたが、そういう趣味か?」

「い、いえっ!!ち、違いま……」

「満更でもないんじゃないですか?」

師匠が面白そうに笑う。……全く、この人は。
カーティスは顔を真っ赤にしたままだ。ラーナや師匠にこの姿で愛されるのは別にいいけど、男の人に抱かれるのは……ないかな、多分。

※カーティス好感度
コンマ下+50
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 13:29:24.72 ID:9anKr0DXO
はい
205 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/11(火) 13:43:37.79 ID:824Nx1gpO
※カーティス好感度 122
(150以上でイベント発動します)

「やめてくださいよ、全く……。とにかく、カーティスさんもリリー捕縛に協力するわけですね?」

「あっ、うん……。そ、そうなるかな……」

サマートさんが溜め息をついた。

「まあいい。……で、さっき言ってた下準備とはなんだ」

「枢機院の足止めですよ。実はアーヴィング宰相も参加したがってたので、僕が説得を。一応、僕が枢機院代表ってことになってます。すぐに裏切りますが」

「そうか。戦力としては、申し分ないな」

僕は頷いた。

「そうですね。相手がリリーだけなら、問題なく鎮圧できるでしょう。数人いたとしても、多分。
ハーデンがいたとしても、ごり押せるぐらいではあるはずです」

サマートさんが時計を見た。

「……そろそろ行くか。昼食会にしては、随分物々しくなりそうだが」
206 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/11(火) 13:48:16.86 ID:824Nx1gpO
#

※テルモン大使館の状況

01〜05 ハーデン、背の高い剣呑そうな男、アリシア、金髪の眼鏡(ファンブル扱い)
06〜10 ハーデン、背の高い剣呑そうな男、金髪の眼鏡
11〜20 ハーデン、背の高い剣呑そうな男
25〜35 背の高い剣呑そうな男、金髪の眼鏡
36〜80 背の高い剣呑そうな男
81〜94 リリー単独
95〜00 上+α(リリーイベントが相当短縮されます)
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 13:54:34.19 ID:WW0PN05YO
はい
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 14:16:13.57 ID:in6MXcddO
これリリーが来てないってこと?
209 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/11(火) 14:28:26.30 ID:824Nx1gpO
再開は夕方以降です。

>>208
リリー+この面子ということです。一応、1対2を3組作れるので無茶ではありません。
勝利条件は後程提示します。なお、金髪がいると……
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 14:55:47.20 ID:9anKr0DXO
勝利条件とハーデンが以前の傷からどこまで回復してるかが肝になりそうかね、この後の展開のためにも最低限リリー捕縛してハーデンと剣呑そうな男は手傷追わせて追い返すまでは勝ち取りたい
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/11(火) 14:58:12.04 ID:cdzSpYTtO
現状クランくんはまだハーデンの攻撃の一撃死圏内な気がするんだけど大丈夫だろうか
ハーデンの容態次第か
212 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/11(火) 20:13:25.37 ID:6Rfop63qO
「ねえ、あれ……」

ラーナがテルモン大使館の方を指差した。……人が、明らかに多い。元々大使館にいる武官を総動員している?

「……警戒されてますわね。信用は、されてないわけですか」

「でしょうな。やはり、寝首をかかれる可能性は考えていたわけですか」

固い表情でサマートさんがミーシャ様に言う。こちらも護衛の名目で何人か近衛兵を連れているけど……これは。
背筋に冷たいものを感じた。やはり、これは簡単な話じゃない。覚悟はしていたはずだ。


そして、その寒気は……テルモン大使館の前に着いた時にさらに激しくなった。


「ようこそ。腕によりをかけておりますわ」


慇懃無礼に、門のところで一礼するリリー。その脇を固めるのは、ヒースコート伯爵と、剣呑そうな顔付きの長身の男。


そして……


「……見覚えのある顔があるなぁ!!?」


禿あがった巨体。顎を覆い尽くすモジャモジャの髭。そして、右手には長い槍……


忘れもしない。ヤーヤ様の家を襲い、僕を殺しかけた男……


エド・ハーデン。


僕は恐怖の余り、その場に凍りついた。ハーデンは僕らの方にゆっくり近付く。


※70以上でクランに気付かない
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 20:13:42.31 ID:2dsH9jYn0
214 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/11(火) 20:25:52.89 ID:6Rfop63qO
そして、僕の前で立ち止まった。

「何だぁその格好はぁ!?俺に犯されに来たのか、メスガキィ」

……やはり気付いている。僕は逃げ出したい衝動を、無理矢理に抑えつけた。

「……け、怪我は治ったのか」

ニタァ……とハーデンが嘲った。

「治ってようと治っていまいと関係はねぇ。……ぶっ刺し、ぶち犯し、ぶっ殺したくて仕方なかったぜぇ!?」

「ハーデン」

氷のような鋭さで、リリーが言った。……この分だと、彼女も僕の正体に気付いているだろう。

「……貴方がやるべきことは、私の護衛。彼らとの同盟が結ばれるのを見届けるのが、貴方の役目では?」

「うっせぇなぁ女狐が。……結ばれたら、好きにしていいよなぁ?」

「……好きになさい」

コツコツと、リリーが奥に歩いていく。僕らはその後をついていった。

「……まずいよ、どうするのさ」

顔を真っ青にして、ラーナが言う。

「どうするも何も、選択肢はないだろ?師匠はどう思います」

「……隙が必要ですね」

さすがの師匠からも、冷や汗が流れていた。ミーシャ様やアナスタシア、エドヴァルドも表情は険しい。

※70以上でカーティスに策あり
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 20:27:14.64 ID:9anKr0DXO
はい
216 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/11(火) 20:41:27.40 ID:6Rfop63qO
「参ったな……」

カーティスからもさすがに焦りの色が見えた。人数はこちらの方が多いけど、ハーデンをどうするか。
そして、あの長身の男。……多分、かなり使う。

そう考えているうちに、いつぞやの大広間に通された。円形の大きなテーブルの向かい側にリリーが座り、その後ろにハーデンと伯爵、長身の男が控える。伯爵は、目線を下に向けたまま動かない。

「さあ、お座りになって」

リリーの真向かいにミーシャ様、その脇を固める形でサマートさんとエドヴァルド。エドヴァルドの隣にはカーティスが、サマートさんの隣には僕ら3人が座る。
アナスタシアはミーシャ様の後ろに控えた。ハーデンがニヤニヤしながらこちらに睨みを効かせている。

「本日はお集まり頂き光栄ですわ。調理人が、腕によりをかけましたの」

パチン、とリリーが指を鳴らすと料理が出てきた。美味しそうだけど……とても手を付ける気にならない。

ミーシャ様が、堅い表情で話し掛けた。

「……後ろの者は」

「国の行方を決める重要な密会ですからね。念のため、傭兵を雇いましたのよ」

「傭兵、ですか」

「ええ」

リリーは満面の笑みだ。……完全に嘘だとこちらが気付いているのに、白々しい。

※3票先取

1 黙って様子を見る(機会が掴めぬまま終了の可能性)
2 無言で攻撃する
3 こちらの認識を素直に話す
4 自由安価
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 20:43:04.43 ID:Y+yuJgyF0
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 20:45:03.95 ID:AHdxLoyZ0
2
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 20:46:08.43 ID:+TWmdFVT0
3
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 20:46:44.29 ID:2dsH9jYn0
3
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 20:46:52.53 ID:ta4Q5mfrO
3
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 20:46:56.89 ID:UqCJDGEDO
3
223 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/11(火) 20:58:29.70 ID:6Rfop63qO
僕はミーシャ様を見た。

「……ミーシャ様」

「え?」

「やめましょう。下手な芝居は」

リリーは「あらあら」と口だけ動揺した様子だ。

「芝居?」

「……そうだ。芝居だ。全てハーデンから聞いてるんだろう?僕らが何者か。あるいは、姫様と同じような宝石を、僕が持っていることも」

「あら、何を言い出しますの?貴方のような子供が口を差し挟……」

「生憎子供じゃない。……なあ、ハーデン」

ニィとハーデンがその大きな口を横に伸ばした。

「ガキィ、小細工を弄しようとしたみてえだがそんなに上手くは行かねえと察したようだな。
こちらとしてはそっちが本気なら大歓迎、騙すつもりでも返り討ち。どっちでもいいんだよ。なぁ、カインよ」

剣呑そうな男が無言で目を閉じた。

「是非もなし」

「というわけだ。……さあ、殺るか?おためごかしはこれまでにしようや」

※リリーの行動
01〜35 そうですわねぇ!
36〜75 お待ちなさい
76〜94 その時、伯爵が……
95〜00 上+α
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 20:59:22.11 ID:UqCJDGEDO
はい
225 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/11(火) 21:01:26.61 ID:6Rfop63qO
※ファンブル、再判定(無効権残り3回)
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:01:39.83 ID:2dsH9jYn0
227 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/11(火) 21:07:44.26 ID:6Rfop63qO
その時伯爵が動いた。

「……お待ちを」

「あ゛あ゛??」

「この場で死合うには、狭すぎませぬかな?あなたの長槍が、我らに当たらぬとも限りませぬ。
ここは、団体戦と行こうではありませんか」

「……何寝ぼけてんだこの爺?」

伯爵の胸倉をハーデンが掴んだ。

奇数 伯爵、血迷いましたか
偶数 ハーデン、話を聞きましょう
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:08:42.77 ID:+TWmdFVT0
はい
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:12:15.96 ID:G6+yt37j0
どうなるか
230 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/11(火) 21:19:14.21 ID:6Rfop63qO
※クリティカル、多数決

1 伯爵、ハーデンを攻撃
(ダメージはコンマ依存、伯爵はこちら側で戦闘、戦闘後のアリシア救出イベントは難易度上昇)
※伯爵が死ぬ可能性もあります。

2 伯爵の意見が聞き入れられる
(庭に場面を移して戦闘開始、伯爵はリリー側で傍観、基本はタイマンだが……)
231 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/11(火) 21:19:41.85 ID:6Rfop63qO
※3票先取

この後、経験点を消費します。
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:19:53.69 ID:9anKr0DXO
2
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:21:55.11 ID:6Kw1Ptzm0
2
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:22:09.20 ID:bEz8Ohh20
2
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:22:09.83 ID:UqCJDGEDO
2
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:22:36.46 ID:G6+yt37j0
伯爵が死ぬ可能性よりクランが死ぬ可能性の方が高い気がするんだが・・・

一応2
237 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/11(火) 21:34:53.27 ID:6Rfop63qO
「面白いではありませんか!」

パン、と手を叩いてリリーが笑った。

「私たちを謀ろうとすることがどういう末路を辿るか、よい見せしめにもなりますわ。そもそも、こちらが負けるはずもありませんし。……ねぇ、ハーデン」

「チッ……嗜虐趣味の女狐が」

「貴方にだけには言われたくないわね。伯爵、ただし条件が。貴方は、イマーラ・ランドルスと殺りなさい」

「……御意」

伯爵は小さく頷いた。満足そうにリリーが言う。

「場所はこの下の庭でやりますわ。血を吸えば、庭園の花もさらに紅く染まるでしょう」

※90以上で?
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:35:32.93 ID:Y+yuJgyF0
はあっ
239 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/11(火) 21:45:30.08 ID:6Rfop63qO
その時、カーティスが手を挙げた。

「……それじゃ、余りにそちらに有利でしょう?こちら側は若いのばかりで、1対1で大人とやるなんて無茶もいいところだ。
それに、肝心のイマーラ様はヒースコート伯爵とやる。僕らに勝ち目はない」

「だからいいんでしょう?お黙りなさ……」

ニヤリとハーデンが笑った。

「いいだろう。飲むぜ」

「ハーデンっ!!?」

「俺は前にこいつらと1対3でやってる。そこの女装のメスガキがいきなり『覚醒』しなきゃ、普通にぶっ殺せたはずだ。1対2はむしろちょうどいい。
それともリリー、その程度の枷だとあ勝てねえとか抜かすか?」

「……好きにすれば」

カーティスがニィ……と笑うのが見えた。ハーデンは分からない。ただリリーは確実に、僕らの力量を見誤ってる。

これなら……殺れるかもしれない。
240 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/11(火) 21:53:35.44 ID:6Rfop63qO
戦闘説明

※1対2のハンデマッチです。ただ、ハーデン以外の2人についてはクランの見立て通りかなり有利です。

※向こう側の順番はコンマ判定です。イマーラvsヒースコートは八百長ですが……
リリーかハーデンの敗北時点で残りの逃走判定が発生します。ただし、ハーデンは敗北でも逃走でも超高確率で逃げます。
3人が敗北するか逃走するかでイベント終了です。

※こちらの組み合わせは固定です。

クランとラーナ
ミーシャとアナスタシア
カーティスとエドヴァルド

ミーシャは致命傷かアナスタシア死亡で暴走イベントが起きます。
なお、ラーナの能力はこちらで上方修正します(後方支援でしょうが)。

※ハーデンの傷の具合は開始時に判定します。
241 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/11(火) 21:57:23.95 ID:6Rfop63qO
※経験点77pを消費します。

・基礎能力の向上
筋力 50p
技術 30p
知力 20p
精神 30p

基礎能力を上げる場合はそのステータスを、上げない場合はその旨を明記してください。2票先取です。
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:58:45.57 ID:UYcebrXCO
貯めとく
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:59:33.29 ID:+TWmdFVT0
筋力
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 21:59:36.25 ID:AHdxLoyZ0
技術を1のみ上げる
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 22:00:43.89 ID:bEz8Ohh20
筋力に1回
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 22:03:12.89 ID:9anKr0DXO
能力アップはしない、スキル取ろう
247 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/11(火) 22:03:56.58 ID:6Rfop63qO
※経験点27p

スキルを習得します。選べるのは

・フリッカー(20p)
距離2、ダメージ×0.75

・気配察知2(20p)
気配察知判定に20のボーナス

・隠密2(20p)
隠密行動に20のボーナス

・洞察2(20p)
洞察判定に20のボーナス

・強襲(20p)
不意討ち時にダメージが4倍

です。使わない場合も明記してください。2票先取
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 22:05:25.87 ID:bEz8Ohh20
使わない
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 22:07:53.03 ID:AHdxLoyZ0
洞察2
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 22:08:25.71 ID:9anKr0DXO
洞察2を取る
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 22:10:47.81 ID:G6+yt37j0
洞察2
この先生きのこるには
252 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/11(火) 22:13:00.72 ID:6Rfop63qO
クラン(15歳、人間、格闘家)

HP 135
筋力 17
技術 13
知力 9
精神 13

所属 トリス森王国
名声値 36

好感度
※イマーラ 208
※ラーナ 386
ヴィオラ 138
ミーシャ 189
アナスタシア 58
オクタシア 87
エルライザ 186
カーティス 122

※は番済み
※1日4回ファンブル無効

経験点6p
奥義習得ポイント6

スキル
踏み込み1…移動距離3
気配察知1…気配察知判定に+10
隠密1…隠密行動判定に+10
先読み3…先読み判定に+30
洞察2…洞察判定に+20
リバーブロー…クリティカルか90以上で朦朧打撃へ
フェイント2…技量判定+20に成功で命中ボーナス
カウンター…回避時クリティカル以外でも90以上でカウンター発生
ストレート…距離1、1回攻撃、2倍ダメージ

所持品
蛇の宝石

・1日1回ファンブル無効
・95以上クリティカル扱い
(リバーブローの効果は90以上に修正)
・瀕死時に50%でコーウィン憑依あり(経験点は基本なし)

・奥義「煉獄」
リバーブローでの朦朧成功から発動、戦闘中1回のみ
継続率50%の朦朧打撃×2
253 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/11(火) 22:14:16.19 ID:6Rfop63qO
今日はここまで。

>>236
その場で伯爵が殺されるという意味でした。ファンブル時の処理ですが。
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 22:17:31.91 ID:G6+yt37j0
なるほど
乙です
あとはハーデンの容態か
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 22:21:45.51 ID:9anKr0DXO

やれるだけの強化はしたし後はコンマ運がいい事と傷癒えてなくてハーデンが弱体化してる事を祈るしかない
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 23:33:17.84 ID:G39bir6o0
乙でもこの流れだとリリー捕まえるの難しそうね
257 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 09:03:16.14 ID:Ah9ri4JuO
#

芝生の庭は思いの外広かった。武官や文官が、血に飢えた獣のように僕らを見ている。
彼らにとって、これは見せ物なのだ。弱者が強者に一方的にいたぶられるという。

「……くれぐれも、ミーシャ様だけは殺さないように。動けなくして連れて帰りますから」

「承知」

「チッ……犯すのは戻ってからでいいな?」

「壊すのは禁物よ。『あの方々』に消されたいの?」

「……クソッ」

ハーデンが悪態を付いた。

「私たちはくじ引きで決めますわ。そちらは御随意に」

※第一戦の相手
6の倍数 ハーデン
6の倍数+3 リリー
その他 カイン
ゾロ目か95〜00 ヒースコート

※イマーラvsヒースコート戦はイベント戦です
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 09:03:38.09 ID:BkCga6Kr0
259 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 09:09:05.25 ID:Ah9ri4JuO
「あら、私からね」

金属鎧に着替えたリリーが言った。……これは、考えようによっては好機かもしれない。

「そちらは誰が出ますの??」

※3票先取、重要選択肢です

1 クランとラーナ
2 ミーシャとアナスタシア
3 カーティスとエドヴァルド
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 09:27:14.31 ID:TlwrQgvJO
リリーが負けたら敵の撤退も十分あるから強さ云々より経験値のために1
味方チームでどれが一番強いのかわかんないけど
261 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 09:38:14.34 ID:Ah9ri4JuO
>>260
3チームのうちどれが強いかは微妙です。
とりあえずクランとミーシャとカーティスは大体同じぐらいです。爆発力はクランですが。
(クランとミーシャの瀕死時覚醒はおいておきます)

後方支援の3人は性質がそれぞれ異なります。

・直接攻撃型のラーナ
・回復特化のアナスタシア
・バフ・デバフ型のエドヴァルド
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 09:42:30.81 ID:UIZST2jgO
1
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 09:49:35.48 ID:BkCga6Kr0
1
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 10:37:55.93 ID:HHUMf/ZpO
そういえば瀕死時覚醒って確率上がらないのかな
事件の裏に一族が関わってることがほぼ確定したんだし、コーウィンも本腰を入れないのだろうか
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 11:01:17.86 ID:m6W3aFoPO
1
266 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 11:56:36.25 ID:ZiACWsrMO
>>264
現時点では五分五分のままですね。かなり終盤にならないと自在には能力を発揮できません。
(クラン側の問題です)
267 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 12:26:07.87 ID:ZiACWsrMO
「僕が出ます。ラーナ、一緒に」

「……!クラン」

ラーナは少し驚いたようだけど、すぐに合点して頷いた。……ハーデンが鬼のような形相で僕を見ている。

「てめぇ……!!!俺から逃げるのかぁ??ああん!??」

「逃げてるわけじゃないさ。僕らの目的を知っているなら、分かるだろう??」

ウフフ、とリリーが笑う。

「あら残念。貴方の獲物を横取りしちゃって。文句は言わないことね」

「クソがぁあああ!!」

ドンッ、と槍の石突をハーデンは地面に叩き付けた。……ハーデンとやるより、まずはこの女だ。

僕はそのままの格好で前に出た。ラーナも同じだ。

「あら、武器は要らないの?」

「必要ないさ。持っていても、丸腰で戦わせるつもりだっただろ?」

「うふ。物分かりのいい子は好きよぉ」

スラリ、と細身の剣をリリーが抜く。……剣士か。

※50以上でラーナが何かに気付く
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 12:28:28.12 ID:zJiSY3sK0
e
269 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 12:41:08.82 ID:ZiACWsrMO
「さあ、遊んであげるわよ」

余裕の笑みを浮かべてリリーが構える。

「ラーナは後ろに下がって。隙を見て、魔法の矢か何か撃てばいいから」

「分かった。私も少しは強くなったけど、邪魔にならないようにする」

スッと、ラーナが退いた。さあ……やろう。

※ラーナのステータスですが、初期のものから大幅上方修正します。
ラーナの有力スキルをコンマ判定します。

3の倍数……魔力圧縮(詠唱+1ターンでダメージ2倍)
4の倍数……電撃(ダメージは火球と同じ、追加麻痺)
5の倍数……加速(1回だけ攻撃回数倍)
6の倍数……高速詠唱1(詠唱ターンが2ターン)
10の倍数……衝撃波(要隣接、相手に防御貫通大ダメージ)

ゾロ目か95以上の場合は追加取得で振り直し
素数の場合は振り直し×2
いずれも該当しない場合は振り直しになります。
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 12:41:58.19 ID:m6W3aFoPO
踏み
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 12:43:20.97 ID:HHUMf/ZpO
素数グッジョブ
272 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 12:44:15.41 ID:ZiACWsrMO
※素数のため振り直し、コンマ下、下2

※なお、被った場合も振り直しです。
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 12:44:26.89 ID:zJiSY3sK0
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 12:44:33.73 ID:gUb7Pt8DO
はい
275 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 12:45:02.65 ID:ZiACWsrMO
※追加
99か00で奥義相当のスキルが入ります。
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 12:46:37.51 ID:HHUMf/ZpO
277 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 12:46:42.93 ID:ZiACWsrMO
※両方とも素数なので振り直し×4

コンマ下1、2をやった上で追加スキルを入れます。
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 12:47:16.13 ID:gUb7Pt8DO
はい
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 12:47:48.33 ID:zJiSY3sK0
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 12:48:04.67 ID:m6W3aFoPO
とことん素数しか出なくて笑う
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 12:49:24.88 ID:HHUMf/ZpO
また素数アン
そしてゾロ
ボーナスタイムはまだまだ続くよ!
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 12:50:23.02 ID:HHUMf/ZpO
素数アンってなんだこの予測変換
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 12:51:03.40 ID:VGSQt8K2o
まぁ1/4で素数だからなぁ
284 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 12:56:56.32 ID:ZiACWsrMO
さすがに素数がこれだけ続くとは……
ゾロ目もあるので以上までは確定にします。

魔力圧縮
電撃
加速
高速詠唱1
衝撃波

コンマ表を以下に訂正します。振り直し回数は3回とします。(>>278-279

01〜20 氷の矢(ダメージは火球と同じ、凍傷による命中率低下)
20〜50 幻影(自身への命中低下、1回のみ)
50〜80 鋼体術(ダメージ半減、1回のみ)
81〜94 高速詠唱2(詠唱1ターン)
95〜00 奥義枠(再判定)

今回は被りがあってもそのままとします(振り直しはありません)。
ゾロ目のみ振り直し回数+1です。
285 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 12:57:26.21 ID:ZiACWsrMO
コンマ下1〜3です。
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 12:58:31.51 ID:hC5fGX8+0
はい
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 12:58:39.32 ID:HHUMf/ZpO
化けよ
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 12:58:52.85 ID:m6W3aFoPO
ほれ
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 13:04:21.86 ID:hC5fGX8+0
いい感じに被りなくスキル3つ手に入れたか
290 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 20:24:08.10 ID:/mJ+shpNO
ラーナ

現時点でのパラメーターを簡単に書いておきます。

HP 70
筋力 3
技術 9
知力 14
精神 14

スキル
魔法の矢(距離15)
火球(距離10)
自己回復1(毎ターンHP+5)
魔力圧縮
電撃(距離10)
加速(対象他者も可、距離1、1回のみ)
高速詠唱2(詠唱ターン-2)
衝撃波(距離1、防御貫通)
幻影(対象本人のみ、自身への命中低下、1回のみ)
鋼体術(対象他者も可、距離1、1回のみ)
???(使う局面になれば解放、デメリット大)
291 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 20:32:14.42 ID:/mJ+shpNO
【ターン1、距離10→?】

僕は右拳をすっと上げる。リリーは両手で剣を握り、青眼に構えた。

「……クラン」

後ろでラーナが呟いた。魔法をかけようというのだろうか。

大会では、他者からの魔法は禁止されている。しかし、こういう野試合なら別だ。
ラーナは、僕と一緒に師匠の稽古を受けるうちに、みるみる強くなった。ヤーヤ様から教わったり、自分で持ってきた魔法書を参考に新しい魔法を習得したりしていたようだった。
寝物語に、そのことを訊いたことがある。「私、足手まといになりたくないからさ」と苦笑していたのを思い出した。

そして、増強魔法の幾つかを彼女は覚えていた。……使ってもらうべきだろうか。

1 使ってもらう(1ターン消費、使用魔法はコンマ判定)
2 やめてもらう(ラーナは遠距離から攻撃魔法で支援)

※2票先取
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 20:33:42.45 ID:eqiLcftB0
2
向こうがどれくらい距離詰めてくるかわからないの怖い
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 20:35:48.89 ID:m6W3aFoPO
2
>>267の判定を見るに何かしら隠してる手もあるっぽいし魔法使ってる間に先手取られるのはまずいかも
294 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 20:38:36.25 ID:/mJ+shpNO
僕は首を振った。そして、リリーの方を見る。

※洞察判定
100-知力×7-20=17以上で成功
(やや未知の相手のためペナルティ)
※51以上で何かに気付く
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 20:39:10.48 ID:AeR2BTL80
ふみ
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 20:39:53.91 ID:AeR2BTL80
ダメか…
何を隠してるのだろう
297 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 20:42:13.75 ID:/mJ+shpNO
※成功、再判定

01〜50 リリー技術16
51〜80 リリー技術14
81〜94 リリー技術12(舐めプ)
95〜00 リリー技術10(舐めプ)
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 20:42:27.36 ID:Jv8LWFcA0
はい
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 20:42:30.01 ID:y/kX7lD10
300 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 20:50:54.52 ID:/mJ+shpNO
※リリー技術16、こちらの判定に+10

……構えには隙がない。じりじりと距離を詰めてくる。間違いなく、格上だ。
僕も距離を詰めることにした。考えても始まらない。近いところから、ひたすら殴るだけだ。

距離10→5

【ターン2、距離5→?】

ラーナの詠唱が聞こえる。打つなら、ここだ。ただ……まず当たらないだろう。
それでも、リリーはそれを避ける。それに乗じて距離を潰せば……

※先読み判定
100-9×7-40+50(リリーのスキル(無挙動))=47以上で成功
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 20:51:50.78 ID:y/kX7lD10
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 20:51:59.27 ID:eqiLcftB0
はい
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 20:52:01.66 ID:m6W3aFoPO
それ
304 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 20:58:10.65 ID:/mJ+shpNO
※成功

……嫌な予感がする。リリーは、何か隠している。
剣先が僅かに動いた。隙?いや……これはっ!!!


「ラーナ、避けろ!!!」


100-9×12(先読み成功)-10+70(技術差)=52以上で回避
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 20:59:16.58 ID:gUb7Pt8DO
はい
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 20:59:23.10 ID:eqiLcftB0
はい
307 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 21:04:47.02 ID:/mJ+shpNO
※回避

剣先が光ったと思った次の瞬間、そこから光の矢──いや束が放たれた。

「くっ!!?」

ラーナが横っ飛びに避けたのが見えた。光の束は地面に当たり、ジュウウウと芝を焦がす。

……当たってたら、危なかった。


そして、これで分かった。リリーは、魔法剣士だ。それも、相当に優れた。


ラーナは着地すると同時に、指先をリリーに向ける。

「あっぶないわね!!!」

今度は電撃がリリーに向かう。

※100-9×8+60=88以上で命中(外れても距離を2まで詰められます)
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 21:05:16.59 ID:y/kX7lD10
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 21:05:41.31 ID:m6W3aFoPO
ほい
310 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 21:13:32.71 ID:/mJ+shpNO
リリーはそれを他愛もなく交わす。

「……高速詠唱できるのか、でもまだ技はあまり……!?」

態勢の崩れたリリーに、僕は踏み込む。もう少しで、射程圏内だ。

【ターン3、距離2】

もう一歩踏み込めば、僕の距離だ。ただ、一発は交わさないといけない。
フェイントをかけるか、待って向こうから来るのを待つか……

※2票先取

1 フェイント(100-13×7-10+30(技術差)+30(リリースキル「不動心」)=59以上で成功
2 先読み(47以上で成功、回避時乗数1.5倍)
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 21:15:40.09 ID:Jv8LWFcA0
1
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 21:15:44.46 ID:eqiLcftB0
2
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 21:15:58.32 ID:UIZST2jgO
2
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 21:16:04.67 ID:m6W3aFoPO
2
315 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 21:17:47.07 ID:/mJ+shpNO
フェイントをかけても、相手が上だ。ならここで待つ。……どう来る?

※先読み判定、47以上で成功
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 21:19:30.62 ID:m6W3aFoPO
317 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 21:24:49.87 ID:/mJ+shpNO
剣先は頭蓋狙いか。そう来るならばっ!

「シッ!!」

気合いと共に、鋭く剣が振り下ろされる。一瞬後ろに避け、一気に踏み込むっ!!

100-13×12-10+30(技術差)+50(リリースキル「一の太刀」)=14以上で回避

※「一の太刀」の効果で回避成功なら命中に大幅ボーナス(必中)
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 21:26:11.27 ID:eqiLcftB0
はい
319 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 21:26:27.91 ID:/mJ+shpNO
少し中断します。
320 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 22:56:51.96 ID:OZSg9oVOO
鼻の先を剣が皮一枚で通り過ぎた。背中に冷たい物が走る。
しかし、この一撃に相当力を入れていたのか、振り終わりの隙は大きい!

ダッ

僕は左脚の親指に力を入れた。右脚を大きく踏み出すと、そこはリリーの懐だ。
向こうは金属鎧を着ている。ただ、顔面は守られていない。僕は半身から右拳を顎目掛けて突き上げた!

※ダメージ
訂正します。

ダメージ
(17(筋力)×(コンマ下1、2÷8)-14.5(リリー筋力と技術の平均)×(コンマ下2÷6(剣士の職業係数))
321 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 22:57:29.81 ID:OZSg9oVOO
一部変な文が入りましたが無視してください。
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 22:58:17.65 ID:Jv8LWFcA0
はい
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 22:59:01.56 ID:m6W3aFoPO
踏む
324 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 23:05:25.20 ID:OZSg9oVOO
※判定にミスがあったため訂正

ダメージ
(17(筋力)×(コンマ下1、2÷8)-14.5(リリー筋力と技術の平均)×(コンマ下3、4÷6(剣士の職業係数))
325 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 23:05:52.15 ID:OZSg9oVOO
>>322-323は生かします。
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 23:06:07.29 ID:FahcNlZJ0
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 23:06:21.76 ID:gUb7Pt8DO
はい
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 23:08:58.39 ID:uCm4ov6T0
329 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 23:21:11.17 ID:OZSg9oVOO
ダメージ 81+1=82

リリーHP 200-82=118

「ウグッ!!?」

右の一撃が顎を跳ね上げる。そこからの左はかする程度だったけど、リリーの端整な鼻からは血が吹き出した。

「こ、こいつっ!!」

彼女の動揺は隠しきれない。一気に畳み掛ける!!

【ターン4、距離0】

僕は一瞬ラーナを見た。彼女は僕らの方に駆けてきている。
支援して欲しいけど、ラーナと僕らとの距離はまだ少しある。巻き添えを食わないためにも、魔法を打つのはもう少し近付いてからだとラーナはちゃんと理解しているようだった。

リリーとは鍔迫り合いのような形になる。リリーは女性にしては力が強いけど、僕の方が大分上だ。

「クッ……!!」

飛び退いて引き際に何かするのが定石だろう。それを許さないことが、何より大事だ。

※40以上でクラン先制
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 23:21:54.56 ID:eqiLcftB0
はい
331 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 23:29:15.65 ID:OZSg9oVOO
僕を押す力が、一瞬強くなった。そこから引き技を使うつもりか!?
距離を取りながら詠唱し、あの魔法を使うつもりだろう。そうはさせるか!!

100-13×10(距離0)-10+30+30(リリースキル「バックステップ3」)=20以上で命中
(コンマ下1、2)

※リリーは接近戦の回避に30のボーナス、引き技時に一気に距離を5まで取られます(バックステップ3)
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 23:30:44.47 ID:uCm4ov6T0
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 23:31:03.81 ID:gUb7Pt8DO
はい
334 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 23:32:43.98 ID:OZSg9oVOO
ダメージ
(17(筋力)×(コンマ下1、2÷8)-14.5(リリー筋力と技術の平均)×(コンマ下3、4÷6(剣士の職業係数))
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 23:33:54.51 ID:AeR2BTL80
むん
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 23:34:34.49 ID:gUb7Pt8DO
はい
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 23:34:38.03 ID:uCm4ov6T0
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 23:34:53.98 ID:m6W3aFoPO
ほい
339 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 23:39:36.67 ID:OZSg9oVOO
ダメージ 106
リリー残りHP 12

>>338はリリー側のため、クリティカルでもファンブルでもありません
(クリティカル範囲変更スキルは基本レアです)

※気絶判定
100-(106÷2)=47以上でリリー気絶、戦闘終了
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 23:41:04.18 ID:4U4F5ZJp0
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 23:43:06.61 ID:AeR2BTL80
いい感じに手加減できたと思ったが、まだダメか
342 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/12(水) 23:51:44.36 ID:OZSg9oVOO
再び顎に一撃。返しの左薙ぎは浅かったけど、十二分の手応えだ。


……ギロリ


倒れようとするリリーが辛うじて踏みとどまり、僕を下から睨み付けた。……何だこの寒気は??

そして、力任せに僕を押し退けようとする。引き技じゃない。距離を取るためかっ!?

※100-17×2-10=56以上で阻止、距離0のまま
(瀕死のためリリーのスキル「底力」が発動中です)
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 23:54:29.27 ID:4U4F5ZJp0
こんどは
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 23:55:27.17 ID:AeR2BTL80
やっぱ瀕死となるとそうよな
連続禁止なら一応ふみ
345 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/13(木) 00:00:20.24 ID:Qr0wtTKVO
ダッッ!!

「くっ!?」

凄い力で押し退けられ、一気に距離を離されてしまった。リリーは何かブツブツ言っている。……何かの詠唱であるのは明らかだ。

視界の端で、ハーデンがニィ……と嗤ったのが見えた。……これは、相当まずい何かだ!!

「ラーナ、撃って!!」

※100-9×8+40=68以上で命中
(瀕死ペナルティ)
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 00:01:35.10 ID:zUqqor6xO
それ
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 00:01:41.85 ID:lqjAFruZ0
はい
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 00:05:27.92 ID:zUqqor6xO
踏まなきゃよかったごめん
349 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/13(木) 00:07:23.95 ID:Qr0wtTKVO
……ザッ

ラーナの電撃を、リリーは辛うじて避けた。……これは、相当にまずい。

【ターン5、距離5】

僕とリリーの距離は相当に離れている。すぐに攻撃はできそうもない。
そして、彼女がやってくるのは、間違いなく何かの魔法だ。それは、僕らにとって極めてまずい事態を引き起こすと、本能が言っていた。

「……ラーナは離れて」

「でもっ!?」

「いいから!!」

僕はリリーの動きを見た。……何をしてくる?

※先読み判定、47以上で成功
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 00:09:12.79 ID:lqjAFruZ0
はい
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 00:09:41.59 ID:o+9qvbQ60
よし
352 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/13(木) 00:16:36.80 ID:Qr0wtTKVO
……剣を横に薙ごうとしている??とすると、これは……


間違いない。僕とラーナ両方を狙ってる。


僕はいい。剣筋は読めた。多分、避けられる。でも、ラーナは……きっと食らってしまう。
肌が粟立った。僕は……

1 ラーナに任せる(各自回避判定、ラーナは高確率で食らう)
2 ラーナを突き飛ばす(ラーナは超高確率で無事、クラン回避にペナルティ)

※2票先取
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 00:17:14.99 ID:zUqqor6xO
2
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 00:17:56.05 ID:o+9qvbQ60
2
355 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/13(木) 00:22:43.51 ID:Qr0wtTKVO
「ラーナぁぁぁ!!!」

僕は後ろのラーナを思い切り突き飛ばした。そして振り向くと、そこには……衝撃波が。

100-13×12-10+30+50(底力)+30(突き飛ばしペナルティ)=44以上で回避(クラン、コンマ下)

10以上で回避(ラーナ、コンマ下2)

356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 00:27:15.50 ID:lqjAFruZ0
はい
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 00:27:30.48 ID:S6OjDQ6DO
はい
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 00:33:03.87 ID:o+9qvbQ60
さて
359 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/13(木) 00:42:40.39 ID:Qr0wtTKVO
……時間が、ゆっくりと流れた気がした。

ラーナは驚きと絶望の入り交じった表情で僕を見ている。

そして僕は身を屈め、神に──僕の宝石の中の神でも、ユングヴィの神でもない神に祈った。

背中の上を、灼熱の何かが通り過ぎ……


ズドォォォォンンンッッ!!!!


爆音。そして何かが激しく崩れ落ちる音。

その方向を見ると、大使館の壁が、まるで巨大な刃で斬られたかのように崩れ去っていた。


……食らっていたら、多分……


「はっ」

僕は正気に戻り、リリーの方を見た。豊かな黒髪は、一瞬のうちに痩せた白髪へと変わっている。
そして、一瞬勝ち誇った笑いを見せた彼女の顔は、すぐに絶望へと染まっていった。

僕はすぐにもう一度踏み込む。多分、もうリリーに抵抗する力は、ない。

【ターン6、距離2】

リリーはそれでも震える手で剣を構えた。……まだやるつもりなのか。

1 ……勝負は付きました。素直に、降参してください(説得へ、判定で自殺か降伏か捕縛)
2 無言で踏み込む(確定で先制、ハーデンからの妨害がなければリリー死亡)

※3票先取
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 00:45:14.62 ID:zUqqor6xO
1
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 00:48:56.63 ID:o+9qvbQ60
1
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 00:58:31.40 ID:bsogm2mK0
1
363 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/13(木) 01:06:23.52 ID:Qr0wtTKVO
今日はここまで。
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 06:30:59.64 ID:o+9qvbQ60
乙です
365 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/13(木) 09:21:44.54 ID:w1zGzzjdO
「……勝負は付きました。素直に、降参してください」

僕は構えたまま、リリーに言う。僕がここから踏み込めば、恐らくリリーは何もできないだろう。そして、多分……彼女は死ぬ。
それでもいいと言えばいい。でも、僕らの目的は彼女を殺すことじゃない。捕まえることだ。

※リリーの反応

01〜15 ニィ……と薄く嗤った
16〜65 君、人を殺したことはないわね
66〜80 そう言えば降参するとでも?
81〜94 ……私を、どうするつもり
95〜00 上+α(再判定)
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 09:26:26.27 ID:CDbqzaS3O
ほい
367 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/13(木) 09:39:05.67 ID:w1zGzzjdO
「……君、人を殺したことは、ないわね」

息も絶え絶えになりながら、リリーが薄く嗤った。僕は思わず身体を硬くする。

「だから何だと言うんだ」

「人殺しなんて、武芸者なら、誰でも通る道なの、よ。
敵に情けを、かけて、逆に殺されても、いいとでも?」

……図星だった。確かに、僕は彼女の命を絶つことを躊躇している。……一線を越えるのが、怖いのかもしれない。

1 ……その通りだ。では(リリーを攻撃へ)
2 ……分からない。僕は未熟だ。ただ、今やるべきことは、あなたを捕まえることだ(基本的に会話続行)
3 ……それでも僕は殺さない。師匠に教わったのは、人を殺すための技じゃない(会話続行?今後の戦闘でも止めを刺すのが困難に)
4 自由安価

※3票先取
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 09:43:19.26 ID:S6OjDQ6DO
2
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 09:55:04.99 ID:wKgbiiL7O
2
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 10:07:49.68 ID:CDbqzaS3O
2
371 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/13(木) 13:19:34.59 ID:TBwhLsrpO
「……分からない。僕は未熟だ。ただ、今やるべきことは、あなたを捕まえることだ」

僕は今の考えをそのまま伝えた。リリーが高笑いする。血を時折吐きながら。

「ハハハハハ!!……ゲホッ、ゲボッ……そんな、覚悟もないまま、戦ったの??……お笑い草だわ……ゲホッ……
じゃあ訊くわ、貴方は何のために、ここにいるのよ」

1 この世界のためだ
2 この国のためだ
3 ラーナや、師匠のためだ
4 ミーシャ様のためだ
5 分からない
6 自由安価

※3票先取
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 13:22:21.68 ID:zUqqor6xO
6
逆にリリーは何のために戦ってたのか聞く、まだ真意は不明だったよね
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 13:23:05.95 ID:bMSa7Wwr0
3
374 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/13(木) 13:26:55.77 ID:TBwhLsrpO
>>372
これはOKです。
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 14:18:19.42 ID:qmXVLoDNO
1
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 14:55:59.20 ID:g97a3Ct/O
>>372の6が気になるね
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 15:02:40.99 ID:S6OjDQ6DO
>>372
378 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/13(木) 18:22:34.69 ID:w1zGzzjdO
>>376は6でよろしいでしょうか?
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 18:26:15.09 ID:g97a3Ct/O
>>378
分かりにくくてすみません、そうです
380 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/13(木) 18:58:12.49 ID:w1zGzzjdO
「……逆に聞くが、あなたは何のために戦ったんだ。
さっきの、生命力をマナに変換したんじゃないのか?」

昔、ラーナから禁術の話を聞いたことがある。その一つが、生命力のマナ変換だった。
「やるのはそんなに難しくないけど、失うものが大き過ぎる」と言っていた。……今のリリーを見ていたら、それがよく分かる。
仮に、このまま放っておいても彼女は多分そう長くない。明日ってことはないだろうけど、自然に死んでしまうだろうことは衰弱具合からも見てとれた。

……だとしたら、何が彼女をそこまで駆り立てたのだろう?

リリーから笑みが消えた。

01〜20 あなたに言う、義理はないわ
21〜70 全ては……
71〜94 ハーデン、手出しは、無用よ
95〜00 上+α
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 18:59:51.43 ID:wqDvMJZF0
ふみ
382 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/13(木) 19:13:14.04 ID:w1zGzzjdO
「……全てはテルモンと、皇弟陛下のため。テルモンの現状を、御存知?」

ヒースコート伯爵が目を伏せたのが分かった。

「……それほど詳しくない。ただ、重税で国民が苦しんでいるとは聞いてる」

「苦しんでいるっ!?……ゲフゲフッ、そ、そんなもので、足りるもの、ですか!?
皇帝ゲオルグ3世は、己のことしか省みない愚物よ!!ゲーッフゲフゲフ……
国を、変えるには、旗頭が必要だった。貴女なら分かるでしょう、ミーシャ・ヴィルエールっ!!」

ミーシャ様も、複雑そうにリリーを見た。

「……ええ。だから、貴女がかつて言った話──イーリスの枢機院、テルモンの皇帝を両方とも打倒する話に、私は魅力を感じたのです。
私はテルモンで兵を起こし、皇弟トーマ5世と共に皇帝ゲオルグを倒す。そしてテルモンの力をも借り、イーリスの枢機院を打倒する……。
もし、この宝石の話を聞かねば……私は貴女に従ったでしょう」

ミーシャ様が胸元から宝石を見せた。

01〜30 「……!?それは……」「そこまでだぁ!!!」
31〜50 ……それですか
51〜94 ……!!?それは?
94〜00 上+α(話が終わるまで聞ける)
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 19:13:38.66 ID:5SOv7D6t0
おりゃ
384 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/13(木) 19:15:19.54 ID:w1zGzzjdO
※皇弟の名前を間違えていました。フリードニッヒが正しいものです。お詫びします。
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 19:23:43.77 ID:o+9qvbQ60
ゾロ目ナイス
生命力のマナ変換そんなに難しくないのか
ラーナのデメリット大の奥の手っぽいやつって…
386 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/13(木) 19:53:37.59 ID:w1zGzzjdO
※昇格

「……!!?それは!!?」

チッ、とハーデンが舌打ちした。そして槍をリリーに向け……


シュバッ


「エド・ハーデン。それ以上はならん」

「……腐れ老い耄れが……!!やっぱりてめぇ、裏切ってたか!!?」

刹那、伯爵が抜刀し、ハーデンの首筋に刃を突き付けていた。

「裏切るも何も、味方を殺そうとする貴殿の動きは看過できん。……アヴェル、君もだ」

伯爵はアヴェルと呼ばれた長身の男の方を見た。手が腰の辺りに伸び掛かっている。

「……俺を殺せると思ってンのか?ああっ!!?」

「少なくとも貴殿かアヴェルのどちらかは殺せるだろうよ。黙って話を聞くことだ」

「クソがっ」

ハーデンが槍を引いた。伯爵は油断なく、刃を突き付けたままだ。

「ミーシャ様、続きを」

「……はい。リリー様はこの宝石を存じ上げないのですね」

「な、何だと言うんです、それはっ!?」

「……この中に、世界を滅ぼす魔がいるのです。ハーデンの真の狙いは、私を大武術会で優勝させ、審判の石の力でそれを解き放つこと」

「ハァッ??」とリリーが叫び、再び激しく咳き込んだ。

「だ、誰がそんな、馬鹿な話を??まさかイマーラ・ランドルス??」

「……私じゃありませんよ。クラン──貴女と戦った、私の弟子です」

僕も宝石を見せた。

「僕の中にいるのは、神──のようなものらしい。ミーシャ様の宝石にいるのも、本質的には似たようなものと聞いてる。
ハーデンの真の狙いがどこから来たかは言えない。だが……奴の右腕を折ったのは、間違いなく僕の宝石の中にいる人だ」

僕はハーデンを見た。

「それは分かってるだろう?」

「……どこまで知ってやがる」

「かなり。分からないことも山程あるけど」

※80以上でハーデン&アヴェル逃走
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 19:53:57.49 ID:qdAH3K7l0
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 20:06:58.78 ID:o+9qvbQ60
以上で逃走ってことはここで戦闘になるのかな
389 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/13(木) 20:11:26.79 ID:w1zGzzjdO
ハーデンは動こうとしているけど、伯爵がそれを許さない。

「……本当、なの」

「……クソが」

リリーの問いに、ハーデンは小さく吐き捨てた。彼女の、別人のように老いさばらえた顔が、絶望で歪む。

「そんな、馬鹿げた話がっ……!!……ヒューッ、ゲホゲホ、グッ…………!!」

咳と共に、大量の血が吐き出された。……本格的に、リリーの命は長くないかもしれない。

「アナスタシアっ!!」

「ハイッ!!!」

ミーシャ様の後ろに控えていたアナスタシアが、背中の羽をバタつかせながらリリーの元へと駆け寄った。
アナスタシアは優秀なプリーストらしいけど……治療できるのだろうか。

01〜30 アナスタシアは小さく首を振った
31〜70 やるだけ、やってみます
71〜94 ……何とかなるかもしれません
95〜00 上+α(リリー生存確定)
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 20:13:30.42 ID:zUqqor6xO
はい
391 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/13(木) 20:25:49.16 ID:w1zGzzjdO
「どう?」

「やるだけ、やってみます」

ポゥと彼女の両手が光った。リリーは息も絶え絶えに膝をついている。


……ギリッ


ハーデンが苛ついているのが分かった。伯爵の顔が険しくなる。


01〜50 アヴェル!!!
51〜80 変化なし
81〜94 畜生が!!!(逃走)
95〜00 上+α(逃走阻止可能性あり)
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 20:28:11.43 ID:wqDvMJZF0
はい
393 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/13(木) 20:36:31.73 ID:w1zGzzjdO
「アヴェル!!!」

ハーデンが叫ぶと、長身の男が伯爵に体当たりを仕掛けた。

「……!?」

伯爵は剣先を男に向ける。その刹那、ハーデンが槍をリリーに向けた。

「素直に死んどけ雌狐がぁぁぁ!!!」

※伯爵の状況(コンマ下)
01〜20 後程再判定(重傷以上)
21〜50 吹っ飛ばされる
51〜80 アヴェル負傷(後程再判定)
81〜94 アヴェル重傷以上
95〜00 アヴェル致命傷

※ハーデンの状況(コンマ下2)
01〜10 再判定(1回だけファンブル扱い、リリー死亡、アナスタシア重傷以上)
11〜20 リリー死亡、アナスタシア軽傷→再判定
21〜30 リリー死亡→再判定
31〜80 イマーラとカーティスが妨害
81〜94 上+α(ハーデン負傷)
95〜00 上+α(ハーデン重傷以上確定、高確率で逃走)
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 20:36:38.08 ID:Fq1JhYag0
把握
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 20:37:32.61 ID:aQeaMNZAO
うい
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 20:37:38.52 ID:QOW9HJQ90
はあっ
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 20:39:22.81 ID:g97a3Ct/O
伯爵ェ・・・
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 20:43:16.94 ID:zUqqor6xO
そういえばコンマ判定時は10秒経過してから踏まないと無効ルールは今作はどうなるの?それ次第でここの結果が変わってくるけど
399 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/13(木) 20:47:08.50 ID:w1zGzzjdO
「グフッ!??」

呻き声と共に伯爵が吹っ飛ぶ。口から血が吐き出されたのが見えた。
そしてハーデンの槍が光に包まれる。そこから何か放たれようとした、その瞬間。

「させるかっ!!」

アナスタシアを師匠が、リリーをカーティスが押し退けた。


ジイィィッ


彼らのいた地面は焼き焦げている。ハーデンはさらに苛立ちを濃くしたようだった。

「邪魔しやがって!!アヴェル、老い耄れは?」

アヴェルという男の右手は、鮮血で染まっていた。指と指の間には……細長い針が。

「俺たち2人を1人で抑えられるとは、思い上がったなヒースコート伯爵」

※伯爵のダメージ
01〜20 倒れたまま動かない(致命傷)
21〜60 う、うぐっ……(重傷、この後戦闘なら参加不可)
61〜94 舐めていたな……(重傷、戦闘には一応参加可能)
95〜00 そのようだ……なっ!!(重傷だがアヴェルにも重傷)
400 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/13(木) 20:47:43.44 ID:w1zGzzjdO
>>398
今回は今のところ採用しません。
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 20:48:32.29 ID:S6OjDQ6DO
はい
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 20:48:38.95 ID:qdAH3K7l0
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 20:50:53.15 ID:g97a3Ct/O
1個下なら・・・
404 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/13(木) 20:57:53.51 ID:w1zGzzjdO
「う、うぐっ……あ、暗器かっ……」

腹の辺りを抑え、伯爵は苦痛の表情で膝をついた。

「あんたが教えたことだ。全ての可能性を頭に入れろ、とな。老いたな、アヴェル・ヒースコート」

……僕は気付いた。この2人、同じ名だ。何かがある?

ハーデンがニヤリと笑った。

「流石だな、アヴェル。さて、厄介な老い耄れはこれでもう使えねぇ。……殺るか?」

01〜50 無論(戦闘へ、5対2の変則戦闘だが、リリーとアナスタシア、ヒースコートを守る必要があるため実質的に不利)
51〜94 いや、ここまでだ
95〜00 上+α(再判定)
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 20:59:10.83 ID:wqDvMJZF0
生きているだけセーフ
406 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/13(木) 21:00:10.68 ID:w1zGzzjdO
>>404に間違いがあります。6対2でした。
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 21:00:42.28 ID:o+9qvbQ60
アナスタシアがリリーにかかりっきりなら、治療の手が足りないか?
408 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/13(木) 21:06:18.80 ID:w1zGzzjdO
アヴェルという男が首を振った。

「いや、ここまでだ。2対6ではさすがに分が悪い」

「クソが……老い耄れは?」

「連れ帰ろう。利用価値はある」

アヴェルが伯爵の胸倉を掴んだ。

「じゃあ帰るか、『師匠』」

「き、貴様を弟子にした覚えはっ……」

「事実は事実だ」

手刀を首筋に叩き込まれると、伯爵はぐったりした。

ハーデンが胸元から例の機械を取り出す。

「……命拾いしたな、ガキィ……次は必ず、殺る」

※70以上でエドヴァルドが介入(伯爵保護)
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 21:07:25.35 ID:g97a3Ct/O
むむ
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 21:07:25.43 ID:Fq1JhYag0
はい
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 21:07:28.71 ID:zUqqor6xO
412 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/13(木) 21:12:00.18 ID:w1zGzzjdO
「させるか!!」

エドヴァルドが掌をアヴェルに向け、魔法の矢を放ったが……それは何故かかき消された。

「無駄だ」

そして、ハーデンの周囲が歪んでいく。

「……覚えておけ。次は殺る、絶対だ」

そして、歪みが消えると共に……3人の姿は消えた。
413 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/13(木) 21:13:06.67 ID:w1zGzzjdO
※経験点

01〜70 100p
71〜94 150p
95〜00 200p
414 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/13(木) 21:13:33.67 ID:w1zGzzjdO
>>413は間違いです。訂正します。
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 21:13:53.67 ID:o+9qvbQ60
囚われのじじぃか…
416 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/13(木) 21:15:20.89 ID:w1zGzzjdO
※経験点

01〜50 75p
51〜94 100p
95〜00 再判定

※煉獄発動がないため、奥義習得ポイントは基本なし
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 21:15:45.69 ID:wqDvMJZF0
娘さんに顔向け出来ない…
418 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/13(木) 21:20:06.20 ID:w1zGzzjdO
※経験点106p

中断します。この後はリリーの治癒判定と今後の方針決定となります。

従来の予定通りにテルモンに乗り込むか否かは重要な選択になるでしょう。
419 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/14(金) 00:08:19.44 ID:1OYRWvRpO
#

「…………」

重苦しい沈黙が、部屋を包む。ハーデンを討てないばかりか、伯爵まで連れ去られてしまった。
僕は唇を強く噛む。……何かできたんじゃないか。

それはこの部屋にいる皆が思っていたことだった。ラーナは啜り泣き、師匠は右拳を堅く握り締めている。ミーシャ様は目を強く閉じ、カーティスは壁を時折強く叩いていた。


僕らはテルモン大使館に残っていた。大使館は大混乱に陥っていた。
僕らを襲うということは知らされていても、リリーが騙されていたことや、ハーデンたちの行動は武官も文官も全く想像の範囲外であったらしい。
唯一の政治家であるエドヴァルドが、彼らに説明と説得を行っていた。

サマートさんは、事の顛末を陛下に報告するらしい。
枢機院のアーヴィング宰相に聞かれるかもしれないとエドヴァルドは心配していたけど、テルモン内部の内乱と、それに巻き込まれたということで一先ず処理するのだという。

そして、僕ら若者たちだけが残った。師匠は若者ではないけれど。


「……嘆いても仕方ありません」

口を最初に開いたのは、師匠だった。

「むしろ、あの場で2人が私たちを襲わなかったことは幸運でした。3人を守りながら戦わないといけないのは、難し過ぎる」

「……でもっ!!ヒースコート伯爵はっ!!?」

ラーナの叫びに、師匠は首を振った。

「あのアヴェルという男の力量を、見誤っていました。……私が気付くべきでした。
あるいは、元弟子ということで、伯爵にも僅かな弛みがあったのかもしれません。
……一つ言えるのは、誰も、どうしようもできなかった。悔いるより、先に進みましょう」

その時、リリーの治療をしていたアナスタシアが部屋に戻ってきた。

「どうでした?」

01〜30 ……ダメです。もう、もたない
31〜60 ……多分、無理です。1週はもたない
61〜80 ……厳しいです……1ヶ月もつかどうか
81〜94 寿命は大幅に縮まったとは思いますが
95〜00 上+α(再判定)
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 00:12:02.00 ID:3MWkDqBb0
421 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/14(金) 00:15:21.06 ID:1OYRWvRpO
偶奇判定です。

奇数……ファンブル回避権全消費
偶数……再判定(誰かが来ます)
422 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/14(金) 00:15:48.02 ID:1OYRWvRpO
コンマ下3になります。
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 00:17:05.78 ID:3MWkDqBb0
どうなるか…
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 00:17:41.01 ID:B+kHuOSr0
ここでか
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 00:17:48.99 ID:rPXKGEpCO
偶数こーい
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 00:18:01.07 ID:t9OFta/DO
ksk
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 00:18:01.35 ID:TqZUXQmH0
偶数
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 00:18:19.30 ID:B+kHuOSr0
これは?
429 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/14(金) 00:21:55.96 ID:1OYRWvRpO
※クリティカル扱い、再判定の内容が優遇されます
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 00:21:57.52 ID:rPXKGEpCO
前作のどこかにこういう時のマニュアルはあったはず…なんだけどどうだったかな
あとコンマ1秒遅ければ超展開だっただけに申し訳ない
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 00:24:26.57 ID:B+kHuOSr0
いやグッジョブよ
怪我の功名なるか
432 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/14(金) 00:26:35.08 ID:1OYRWvRpO
「……それが……」

アナスタシアが戸惑った様子を見せた。彼女の後ろから現れたのは……

「よう」

その人物を見て、僕と師匠、そしてラーナは固まった。
髑髏のシャツに無精髭。もう、何度も会っている。


「「「ランダム???」」」


またどうしてこんな時に??そしてその後ろから現れたのは……


433 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/14(金) 00:33:16.93 ID:1OYRWvRpO
※ランダムと一緒に現れた人物は……

3の倍数……背の高い青年
3の倍数+1……小柄な少女?
3の倍数+2……僕によく似た青年

ゾロ目か95〜98……金髪の眼鏡
99、00……背の高い細い目の男

コンマ下3とします。
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 00:34:14.91 ID:TqZUXQmH0
えい
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 00:35:09.86 ID:rPXKGEpCO
踏み台
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 00:35:20.87 ID:t9OFta/DO
はい
437 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/14(金) 00:37:58.21 ID:1OYRWvRpO
今日はここまで。思ったよりかなり早い登場になりました。

>>430
うろ覚えですが、「99は偶数扱いでかつ通常偶数より非常に優遇した扱いとする」だったはずです。
(通常偶数だとこの場合ランダムor3人目のランダムでした)
00だと超展開です(再判定対象が金髪か細目)。
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 00:42:54.16 ID:B+kHuOSr0
乙です
まったくハラハラする展開が続くねぇ
439 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/14(金) 01:01:20.21 ID:1OYRWvRpO
ちょっと矛盾が生じそうなので、一応補足します。

前スレ464において「ランダム以外を送り込めるようになるには1ヶ月必要」とありますが、
これは「ある程度の長期滞在ができるようになるには」と解釈してください。
短時間(30分ぐらい?)いる分には問題はありません。

つまり、ランダム→当該人物にオルディニウム製の生命維持装置を手渡しておけばよいことになります。
ただし2人が長期滞在できないといけないため、ズマのヨーグ鉱脈の封鎖にはやっぱり1ヶ月かかります。
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 01:31:08.40 ID:rPXKGEpCO
>>437
どうもモヤモヤして寝れなくなりそうだから探してきた

367 : ◆QlCglYLW8I [saga]:2018/03/27(火) 18:53:39.97 ID:pQV0Tp/eO
なお、偶奇判定における11、33、55、77、99の扱いですが……
(不幸の宝珠発動でない場合)

11…即全滅級の何かが発生
33…追加判定、奇数で11に、偶数でそのまま
55…特殊イベント発生
77…追加判定、奇数で特殊イベント(ほぼ相殺)、偶数で00偶数扱い
99…無条件00偶数扱い、通常より大幅ボーナス

とします。偶数の場合は

22、44…そのまま処理
66…通常よりボーナス
88…大幅ボーナス(99と同等)
00…シナリオ進行激変(前作ベネディクト戦即終了級)

にします。よろしくお願いします。
(前作17スレ367、368より)
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 07:17:21.64 ID:t0RgkRmB0
今クランは女装してるんだよね?
442 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/14(金) 08:50:58.39 ID:SL+hYYfqO
>>440
ありがとうございます。やはりそれでよかったようです。

>>441
ですね。○○○○○は気付きません(だからどうということはないのですが)。
443 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/14(金) 10:01:39.18 ID:SL+hYYfqO
その後ろから現れたのは、見たこともない鎧……のようなものを着た男の人だった。
歳は30過ぎくらいだろうか。顔は整っているけど、どこか鋭さを感じさせて少し近寄りがたさもある。

そして、僕の方を見ると少し驚いた様子になった。

「この子がですか。……マルコに近い血脈と聞いてたが、女の子とは思わなかった」

「あ、ちゃう。そいつはれっきとした男だ。事情があってこんな格好らしい」

ふむ、と唸ると彼は微笑みながら僕に右手を差し出した。

「そうか。唐突にすまないな。俺は、サイファー。サイファー・コットという。会えて嬉しいよ」

「……あなたは?ランダムの知り合いですか」

「ランダムのいる世界から来た、と言えば分かるかな。一応、向こうでは『壊れた世界』と対峙する指揮官みたいなことをやっている。
ランダムは……盟友であり、上司であり……説明が難しいな」

クックとランダムが笑った。

「お前の方がもう大分強いだろ。……急にすまねえな。今日来たのは、行ってみりゃ下見だ。
まだ本格的に維持装置はできてねえから、本当に顔見せのつもりだったが。どうしても、サイファーが『蛇の依り代』に会いたいっていうもんだからな」

「……この人も、『一族』ですか」

サイファーと呼ばれた男の人が苦笑する。

「俺は違うよ。その力を多少は使えるし、もう純粋な人間じゃなくなってるが。
……にしても、空気が重いな。何があったか、話してくれないか」

444 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/14(金) 10:14:11.50 ID:SL+hYYfqO
#

「……なるほど。厄介ですね」

一通り顛末を話すと、サイファーさんが唸った。

「……もう一人の俺以外にも、『ブレイズ』まで来てるくさいな。残す向こうの手駒は、『ベネディクト』『サロメ』『エリック』って辺りか。
さすがにベネディクトの野郎は来ねえだろうが、こりゃ本格的に侵攻を考え始めたと見るべきか」

「でしょうね。だからズマを狙っている。そんなに猶予はないかもしれない」

……また何を言ってるか分からない。ただ「ブレイズ」という名には聞き覚えがあった。

「……ブレイズって、洗脳ができるっていう『一族』ですか」

彼らが目を見開いた。

「……どこでそれを??」

「アリスさんって人からです。何でも、長い眠りから目覚めたんだとか。ランダムと話したがってました」

「……!!こっちだとコールドスリープしてたわけか。俺も状況を話したい。連絡はできるか?」

僕がエルライザの連絡先を伝えると、ランダムは懐から小さい板のような電話を取り出した。

「ちょい俺はアリスと話してる。サイファー、しばらく任せた」

ランダムは部屋の隅に行き、電話で話し始めた。サイファーさんは険しい顔で何かを考えているようだ。

「……どうしたんですか」

「いや、ブレイズがいるならかなり厳しいということだ。連れ去られた伯爵だが、このままだと間違いなく洗脳なりなんなりされるだろう。
奪還するなら今だが、ブレイズがどこかにいるなら迂闊には動けないな。あれは、ある意味最強の能力だからだ」

「……最強の能力?」

ラーナの言葉にサイファーさんが頷いた。

「心を、精神を壊すんだよ。望む方向にねじ曲げることもできる。
肉体的には大したことはない。だが、もしやろうと思うなら、『ジャマー』が要る。精神操作を邪魔できる能力者だ。
それは俺じゃできない。……ノワールならできるんだろうが、この魔素の薄さはあいつにはしんどいだろうな。となると……」

サイファーさんはランダムの方を見た。

「アリスさん次第か」

「アリスさん、ですか」

「ああ。彼女は科学者だ。精神感応を防ぐ何かを作れるかもしれない。ただ、一度洗脳されたら……『こっちのブレイズ』か、ノワール以外じゃ難しいな。
伯爵ってのは、重傷を負ったわけだな?」

「はい。……結構な深手を」

「……なら、多少は猶予はあるのか」

サイファーさんがランダムの方を見ると、「分かった」とランダムが頷いた。

「ランダムが、アリスさんに依頼してくれるそうだ。テルモンに乗り込むなら、それができてからでも遅くじゃあない」

「……でもっ、向こうにはハーデンが」

サイファーさんが自信ありげに笑った。

「普通の奴には負けんよ。『もう一人のランダム』に深手を負わせたのは俺だしな」

……そこまで!?とすれば……

「ちょいいいか」

ランダムが僕らの方を見た。

01〜40 ジャマーができるまで2週はみとけだと
41〜70 ジャマーができるまで1週はみとけだと
71〜85 3日後だそうだ
86〜94 明日にはできるらしい
95〜00 昔あった防具が残ってるらしくてな……
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 10:16:09.74 ID:1RKVHren0
ふみ
446 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/14(金) 10:41:30.71 ID:SL+hYYfqO
「3日ありゃ作れるそうだ。ただ、個数は2個まで。
サイファー、『ブレイズ』叩きは頼めるか?」

「大丈夫です。ただ、移動手段が……」

アナスタシアが手をあげた。

「行きは大丈夫です。リリーから、さっき転移装置をもらいましたから。
あと、リリーですが命は取り留めたと思います。寿命は大幅に縮まったとは思いますが」

「……そうですか」

ミーシャ様が何かを考えている。

※50以上で?
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 10:45:17.92 ID:t9OFta/DO
はい
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 12:48:14.10 ID:Mj+Y5XS2o
ランダムとサイファーは心強い
449 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/14(金) 14:27:42.31 ID:/XFoEdd9O
「……テルモンに貸しが作れるかもしれませんね」

「……!?どういう……」

「リリーは騙されていたのは明白です。あるいは、皇弟フリードニッヒ陛下も。
今回の件をこちらはテルモン内部の混乱として扱う方針ですが、リリーをお咎めなしとして全てをハーデンらのせいにすれば?」

師匠が「なるほど」と頷いた。

「一先ず外交問題にはならない上、皇弟フリードニッヒとしてはハーデンを処罰せざるを得ない……ただそうなると」

「地下に潜る、かもしれませんね。そうなるとヒースコート伯爵の救出は難しくなる。
ただ、テルモン──少なくとも皇弟陛下は味方にできるかもしれない。もちろん、ハーデンらを処罰する流れなら完璧です。
リリーを通して陛下に接触できるか、試してみましょうか」

※3票先取
1 お願いします
2 いえ、やめておきましょう

※1だと超高確率でハーデンらが逃げます。ハンナと協力して探し当て、サイファーと一緒に乗り込むイメージです。
2だと居場所はほぼ分かります。ただ、テルモン皇弟との全面対決になるため、雑兵などが多めです。戦後処理も厄介ではあります。
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 14:31:17.57 ID:1RKVHren0
1
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 14:36:31.21 ID:5BX0ISJQO
1
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 14:45:41.22 ID:a+yw0lzOO
1
453 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/14(金) 19:31:10.93 ID:poRtkbMuO
僕は頷いた。

「お願いします」

「では、リリーに話をしてみましょう。貴女も来ますか?」

1 はい(リリーイベントへ)
2 いえ、お任せします(サイファーとの会話へ、リリーイベントはコンマ判定)

※2票先取
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 19:36:55.16 ID:uD25lg+xo
1
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 19:39:35.42 ID:X8lh1gd80
1
456 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/14(金) 20:28:28.01 ID:poRtkbMuO
「はい。……師匠とラーナは」

「私たちはここに残ります。『向こうの世界』について、少し知っておきたいですし」

「分かりました。では、あとで」

ミーシャ様の後に続いて応接間と思われる部屋に入った。リリーはソファーに寝かせられていた。……50か60過ぎに見える。

「……大丈夫なの?」

「一応。部屋を出たら、さっきの男2人がいて驚きましたわ」

アナスタシアは小声で言う。どうやら、ランダムたちは直接こっちに来たらしい。
以前、僕の宝石を目印にしてるとか聞いたけど、さぞアナスタシアはビックリしただろう。まあ、僕もだけど。

ミーシャ様がしゃがんで、心配そうにリリーに話しかける。

「リリー・フェルガナ殿。……御気分は」

「……まだ私に敬意を払われるのですね。謀って拐おうとし、それが露見したらハーデンと組んで貴女の仲間を殺そうとしたのに」

「貴女が騙されていたのは理解しました。国を憂う気持ちは、私も同じですから」

「……ですが、それも終わりです。……私は、処刑されるのでしょう?」

ミーシャ様は首を振った。

「全てはエド・ハーデンが仕組んだこととします。昼食会にハーデンらが乱入し、ヒースコート伯爵を拐った。目的は私の暗殺。
イーリスとテルモンの間には、何もなかった。今後のことを考えると、敵はこれ以上作りたくはないのです」

「枢機院、ですか」

「ええ。そこでご相談です。ハーデンを我らの共通の敵とすると、皇弟フリードニッヒ殿下に働き掛けて頂きたいのです」

さっきの魔力変換の影響で青白くなったリリーの顔から、さらに血の気が引いた。

「……正気……ですか?」

「何か不都合でも?」

リリーが言い淀んだ。

「……あれは、皇弟殿下の幼馴染にして腹心、ライプツィヒ様が連れてきた男です。皇帝ゲオルク3世に虐げられて来た陛下が、彼に反逆するための牙として。
ハーデンの素行は酷いものですが……しかし彼らの武力なしで、皇弟殿下があの愚帝に伍することはできなかった」

話に聞いたことはある。イーリス同様、テルモンも2つに割れていると。
ただ、その対立はよりドロドロとしたものだということだ。権謀策術が蠢く、魑魅魍魎の棲む宮廷──そんな中で正気を保つことは、さぞ難しいだろう。
毒には毒を。狂気には狂気を。ハーデンが重用されていたのは、きっとそんなところだろう。

「とすれば……ハーデンを切ることは」

「陛下に、ライプツィヒ様を切れというようなものです。……あの方にそれができるとは……」

「でも、やらなきゃいけない。ハーデンの後ろにいるのは、本物の邪悪です」

僕の言葉に、リリーは一瞬顔を赤くした。しかし、すぐに溜め息をついた。

「……知ってるわ。ライプツィヒ様すら、ただの駒に過ぎないだろうということに。
ハーデンの素性を、私は知らない。だけど、あれがただの野蛮な狂戦士でないのは明らか。
貴方がさっき言ったことも、多分本当なのでしょう?……私は、どうすれば。しかも、こんなに老いさばらえて……」

「……説得するだけ、してみませんか。電話なら、借りてきます」

僕は部屋に戻り、ランダムから電話を借りた。

※70以上で追加イベント
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 20:28:53.16 ID:piCcuwxF0
はい
458 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/14(金) 20:36:10.03 ID:poRtkbMuO
※特になし

小型の移動式電話を借り、リリーに渡す。リリーは辛そうな顔をしつつも身体を起こし、電話をかけた。

「……リリー・フェルガナです。皇弟殿下を」

01〜35 門前払い
36〜70 ライプツィヒに繋がれる
71〜94 私だ
95〜00 上+α(ハーデンは別の所に逃げた)
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 20:38:22.92 ID:Jx7rB+2f0
せいや
460 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/14(金) 20:48:06.02 ID:poRtkbMuO
『……私だ』

落ち着いた感じの男の人の声が聞こえた。この人が、皇弟フリードニッヒ……。

「リリーです。……陛下、大事なお話が」

『申せ。私と君との間だ、遠慮は要らん』

2人は親しい関係なのだろうか。フリードニッヒ殿下は、確か50過ぎだった記憶がある。リリーは、愛人か何かなのか。

リリーは、今日の出来事を時折涙ながらに話した。殿下は、言葉少なにそれを聞いている。


一通り話を終えると、殿下が口を開いた。


01〜40 ……それは、できぬ
41〜70 ライプツィヒを、切れということか
71〜94 ……嫌な予感はあった。すぐに問いただそう(多数決へ)
95〜00 実は……
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 20:48:38.20 ID:NFlt1KEY0
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 20:51:44.90 ID:B+kHuOSr0
そこをなんとか
463 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/14(金) 20:57:14.09 ID:poRtkbMuO
『……それはできぬ。いかに君の頼みと言えど、だ』

「そんなっ……!!」

リリーが悲壮な顔で叫んだ。

『ライプツィヒは私の半身だ。彼を切ることなど、今の私にはできない。
ハーデンが怪しい男だとは、私も分かっている。だが、どうしようもできない』

リリーは「殿下……」と啜り泣いている。

『……この話は聞かなかったことにする。まだ、ハーデンはこちらに来ていない。君は私が守るが、彼を排することは……私では無理だ』

※60以上でクランが動く、95以上だと?
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 20:58:28.71 ID:1RKVHren0
はい
465 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/14(金) 21:02:41.38 ID:poRtkbMuO
僕はリリーから電話を奪った。こうなったら、僕自身が話すしかない。

「もしもし、フリードニッヒ殿下ですね?」

『……誰だ君は』

「クラン・オーディナルという者です。ハーデンの右腕を折った者、と言えば分かるでしょう」

01〜50 それがどうした
51〜80 ……!!
81〜94 ……運命の子の片割れか!
95〜00 上+α(説得成功)
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 21:03:22.44 ID:+fOGNYdTO
ほい
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 21:03:42.83 ID:B+kHuOSr0
ここでゾロ目か!
468 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/14(金) 21:05:25.71 ID:poRtkbMuO
※再判定

01〜50 昇格
51〜80 2段階昇格
81〜94 3段階昇格
95〜00 ?????
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 21:05:36.57 ID:t9OFta/DO
はい
470 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/14(金) 21:16:20.51 ID:poRtkbMuO
『……運命の子の片割れか!!』

「やはり、聞いてましたか。ハーデンから?」

『そうだ。ミーシャ・ヴィルエール第一王女と並ぶ、世界を変える鍵。そして、最大の脅威と聞かされていた。
ミーシャ王女の護衛にイマーラ・ランドルスがいると聞いてはいたが……』

「ええ。……どうも歪められた伝えられ方をされてるようですね。
その分だと、ハーデンの真の狙いは知らないのですか」

『……真の狙い?』

「……どこまで信じて下さるかは、自信が持てません。ただ、今この場にはミーシャ様もおられます。彼女も、僕の言うことに納得されています」

『……何?』

「少し長くなります。人払いをして頂けますか」

※30以上で可能(説得濃厚に)
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 21:16:34.95 ID:NFlt1KEY0
472 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/14(金) 21:17:21.32 ID:poRtkbMuO
※クリティカル

少し中断します。
473 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/14(金) 22:13:08.58 ID:poRtkbMuO
『大丈夫だ。リリーからの電話だ、その時点で既に私室にいる。妻には聞かれたくないものでね』

やはりそういう関係なのか。……今のリリーを見たら、さぞ悲しむだろう。

「ありがとうございます。……では」

#

話を始めると、フリードニッヒ殿下は静かにそれを聞いていた。人の話を聞き入れる性質の人なのだな、と僕はちらりと思った。

一通り話を済ませると、陛下は「……信じがたいな」と呟いた。

『……だが、相応の説得力もある。一介の少年が、『あの』ミーシャ王女の心を開けるとは思えん。
……彼女もまた、私のように手足を縛られた人だ。ユングヴィ教の下では、尚更だろう』

ミーシャ様の顔が、ハッとなったように固まった。アナスタシアは心配そうに彼女を見ている。

『……リリーに代わってくれ』

僕はリリーに電話を戻した。

『君は、彼を信頼に足ると思うか』

「……分かりません。ただ、普通の少年でないのだけは、間違いありません」

『……そうか』

しばらく沈黙が続いた後、陛下が口を開いた。

『確信はしていない。だが、ライプツィヒとは、病を理由にしばらく会わないでおく。無論、ハーデンともだ。
ヒースコートは、ハーデンに拐われたのだな』

「……はい」

『……そうか。あいつには、悪いことをした。私の力が足りぬばかりに、長年隠居させてしまったからな』

※35以上でフリードニッヒに1問質問可能
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 22:14:08.06 ID:t9OFta/DO
はい
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 22:14:17.92 ID:+fOGNYdTO
476 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/14(金) 22:29:46.44 ID:poRtkbMuO
コンコン、と電話の向こうで音が聞こえた。陛下が溜め息をつく。

『……食事の時間のようだ。これ以上は怪しまれるな。
リリー。……身体が悪いのか』

ビクッと、リリーの身体が震えた。そして、涙を堪えながら言葉を絞り出す。

「……大丈夫ですわ」

『そうか。……自愛しろよ』

リリーは弱々しく、電話を戻した。

#

「一応、分断はできそうです」

「そうですか。話を聞く限り、怪しいのは」

師匠の言葉に、ラーナが頷いた。

「ライプツィヒっての私邸、かな。皇弟フリードニッヒは、見かけ上はハーデンを切ってない。だから、多分どこかに逃げることはなさそうね」

「……了解だ」

ランダムが酒を飲みながらラーナを見た。

「俺はそろそろ時間だが……サイファー、お前はどうする?確か、後半日かそこらはいれるはずだろう」

※50以上で残る(サイファーとの会話へ)
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 22:30:43.98 ID:+fOGNYdTO
よっ
478 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/14(金) 22:34:34.19 ID:poRtkbMuO
※クリティカル、翌日もサイファーは残る

今日はここまで。
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 23:36:40.97 ID:B+kHuOSr0
乙です
今日もコンマの調子が凄いっすな
480 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/15(土) 17:12:13.96 ID:YJKn1v15O
「俺は残ります。色々説明した方がいいでしょうし。それと、どうも思いの外長くいれるらしい」

「俺らと人間との違いってとこか。じゃあ」

「明日連れ帰ってくれれば結構です。3日後にもう一度来て、そのライプツィヒってやつのとこを急襲すると。
話に聞く限りでは、厄介なのはそのハーデンって奴ぐらいみたいですし。ブレイズ対策さえしていれば、救出自体は容易かと。……ただ」

ランダムの顔が険しくなった。

「……『血の呪い』か。『ブレイズ』を手にかけるにゃ、さすがに準備不足だ。俺らも突然のことで対応ができてねえしな。
生け捕りにしたいが、あいつは一番生け捕りが難しい。よくて、前みたいに半殺しか」

「でしょうね。あと、ハーデンって奴の素性もよく分からない。
『混ざりもの』だったり『感染者』だったりしたら、それこそ厄介です。こっちも迂闊に殺せない、ということになりかねない」

「……ハーデンを殺せない??」

僕は思わずバンッと机を叩いた。

「どういう意味ですかそれは!?」

「……説明が難しいが、『一族』──ランダムもそうだが──は殺すと魔力が暴走するんだ。
その出方は人によって違うが、周囲に壊滅的な結果をもたらす、らしい。街一つが消し飛ぶぐらいは覚悟すべきだろう。
そして、その影響を受けた人物──肉親だったり、性交渉をしたり、輸血を受けたりした人間も、場合によってはそうなる。
ついでに言えば、君がかけているその宝石、オルディニウムに触った人間もだ」

「……え」

青ざめた僕に、サイファーさんが苦笑する。

「君の場合は特殊だし、相当キツい魔術的封印がかかってるから多分そこまでじゃない。君に恋人がいても、その子に影響は『まだ』及んでない」

「……含みのある言い方をしますね」

※50以上で追加情報
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/15(土) 17:13:00.86 ID:3QdgAIK50
482 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/16(日) 09:38:15.46 ID:39dsf+s6O
「君についてはさっき少しそこの子たちから話は聞いたよ。一度『憑依』され、力を行使されたそうだね。
あまり何度かそうなると、君自身も人外化していくかもしれないという点は、心に留めておいてほしい」

「……そんな……」

青ざめる僕にサイファーさんがバツが悪そうに頭をかいた。

「すまんな、怖がらせるつもりはないんだ。ただ、俺自身もそうなりかけていて、な。他人事じゃないんだ。
まあメリットの方がデメリットより大きいんだがな。寿命も一応延びるらしいし。
……ただ、『混ざりもの』を殺す時に注意が必要なのも事実だ。俺はそれで数万人が死んだのを見てる。
そして、俺自身迂闊に死ぬと大変なことになりかねん。君はまだそこまで行ってないが、一応の忠告だ」

「数万人……??」

「あれでもまだ傷が浅くて済んだ方だ。まあ何だ、その宝石の力に頼りすぎるなということだな。少なくとも、自分で力を使えるようにならないといけない。
その中身は、ちゃんと理解しているようだが」

ポゥ……と宝石が僅かに光った気がした。

ラーナがサイファーさんの方を見る。

「……ちょっと待って下さいよ。あなた、強いんでしょう?
前にもランダムに聞いたけど、何であなた自身が……」

「俺では取り巻きを殺すのが精一杯だ。『蛇』か『一角獣』の力でないと、あの『オルド』は倒せない。
それも、『一族』と世界の因果が断ち切られたこの世界の人間でないと無理だ。
俺たちも全面的に協力はするが……」

ランダムがサイファーさんに同意した。

「ああ。んでまだクランはそこまで力がない。まだ時間に猶予はあるから、そこまでにきっちり育てねえとな。
……っと、帰る時間だな。んじゃ、サイファー、また明日な」

「了解です」

ランダムはいつの間にか出た歪みの中に消えた。サイファーさんが苦笑する。

「すまないな。色々混乱していると思うが……まずは飯にするか。俺の話は、その時にしよう」

外は大分暗くなっていた。確かにそういう時間みたいだ。

※70以上で?
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 09:57:48.45 ID:Aywy4sV/O
ほいさ
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 11:52:28.79 ID:lW4E2TeAO
数万人が死んだってのはクエルボの時のあれか
485 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/16(日) 12:44:52.03 ID:iumnBjMLO
再開は夜です。

何かサイファーに質問したいことがあればどうぞ。極力拾います。
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 14:45:03.78 ID:m7Jh5LsEO
異世界跨いでも連絡を取れる手段(前作の異世界間通信機でもそれ以外でも可)を用意できないか聞いてみる
3人目のランダム絡みだったり今後前作世界側と話擦り合わせる必要のある事態が起きた時のために備えたい
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 15:00:48.49 ID:E0ItGSdKo
サイファーの世界の歴史知りたい
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 16:42:21.07 ID:lW4E2TeAO
前作の中断地点から今までどのくらい経って何があったのか知りたいな
エメリアだっけ?がヤバイって話からどのくらい進んでるのかとか
あとアイテムください
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 19:27:39.78 ID:/6Z1KT0Bo
稽古してほしい
490 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/16(日) 21:52:53.52 ID:oWwB95IdO
※前作と矛盾部分が多々出そうですが、こちらが本作における設定とご了承ください。

#

「さて、何から話すかな……」

新市街の一角にある高級レストランに、僕たちはいた。ミーシャ様は無断外出ができないので、この場にいるのは僕と師匠、ラーナとカーティスだ。
テルモンの件が一服したので、僕は元の姿に戻っている。カーティスは少し残念そうだったけど、生憎僕にそういう趣味はないのだ。

「というか、よくこの店知ってましたね。あなた、こちらに土地勘が?」

「いや、俺もイーリス出身なんでね。とはいっても、違う世界線でのことだが。
やはりある程度重なった部分はあるみたいだな。あるいは、俺と同じ存在がいるかもしれないが……そうなるとまずいな」

「何でマズいんですか?」

カーティスにサイファーさんが苦笑した。

「対消滅――両方ともその場で消えちまうからだよ。まあ、事前に調べてその可能性は薄そうだとも認識してるが」

サイファーさんが運ばれてきた鴨の冷製をフォークで口に運んだ。

「対消滅……!?何か、怖いですね」

「ん、まあな。だからランダムも深入りできない。『もう一人のランダム』とか『3人目』だとか言ってただろう?
『3人目』はともかく、もう一人の方はこっちの存在を知っている。お互い、迂闊に動けないというわけだ。
直接会うと、互いが消えるからな。彼が君らを使っているのは、そういう事情もある」

僕は炭酸水を一口飲んだ。

「ところで、イーリスって、向こうの世界ではどうなってるんです?枢機院や、民衆院は」

「んなものはないよ。王族がそのまま統治してる。宰相に相当する人間はいるけどな。
俺はこっちの事情に詳しくはないが、多分俺たちの世界の方がある意味じゃ平和だ。
魔素汚染がある程度深刻になって、ズマとかはほとんど人が住めなくなってしまったが」

「人が住めない??」

サイファーさんが重々しく頷いた。

「俺たちの世界にも、世界をグチャグチャに壊そうとしていた奴がいてな。
破壊工作を散々やってくれた結果がそれだ。一応、問題となりそうなのは俺たちの世界から相当放逐できたが、
それでも傷はまだ癒えてないというのが本当の所だ」

「……構図がよく分かりませんが」

師匠が手を挙げると、サイファーさんは「そりゃそうだろうな」と苦笑した。

「俺は説明下手だから、分かりやすく説明できないかもしれないが許してくれ。
俺たちの世界をA、『もう一人のランダム』がいる世界をB、君らの世界をCとしよう。
Aは『一族』が健在な世界だ。『穴』もちゃんとある。
ところが、その『穴』の奥底にいる『オルド』という存在が世界を壊そうと動き出した。
『蛇』――君らのと違って制御困難な奴だ――の意図も絡み合って、世界は相当混乱した。
一応俺らが対応したんだが、その過程でBとの繋がりができてしまった」

「どういうことなんです?」

「……これは比較的最近分かったんだが、『オルド』は他の世界の『オルド』とも意識を共有しているらしい。
危機に陥ったAのオルドがBのそれに徐力を頼み、全てがぶっ壊れた世界のBがAを侵攻しようとしてきた。
こっちの方が優勢気味だったんだがな……向こうは既に『一角獣』の力を手に入れていた。
ああ、『一角獣』とはこの世界の理を司る秩序の神、だ。
さっきの王女様――ちょっと俺の知り合いに似ているが――の宝石の中に眠っているのがそれになるな」

「それで、予想外の反撃を受けたと?」

サイファーさんは頷き、葡萄酒を飲んだ。

「ある人物の犠牲でAとBとの間に障壁を作れたはいいが、そうもちそうもない。後1年半、といった辺りだな。
Aの『オルド』は何とか倒せたが、遥かに厄介なBの『オルド』はまだ手つかずだ。
その間に俺たちは世界の復興に動いている。その一方で、奴を倒す手段を色々探していたら、君に辿り着いたというわけだ」

「……それにしても、どうやって僕を?」

「俺にも詳しくはよく分からん。俺たちの世界よりも、はるかに文明が進んだ世界があってそいつらの助けを貰った。
とはいえ、向こうも『蛇』や『一角獣』、そして『オルド』は強引に封印したという程度らしいが」

「じゃあ、その『違う世界との連絡手段』みたいなのってのもあるわけですか?」

01〜40 あるにはあるが
41〜80 今準備中だ。ただ
81〜94 もう少し待ってくれ
95〜00 これだな
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 21:53:53.87 ID:GgXXoOys0
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 21:53:57.74 ID:BF5UC7EX0
はい
493 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/16(日) 22:46:19.73 ID:oWwB95IdO
「もう少し待ってくれ。こっちの世界の環境なり何なりをを、ようやく把握できるところらしい。
後1ヶ月、ズマのオルディニウム鉱脈封印の時に渡せるはずだ。
……とはいっても、自由にこっちから支援を出せるというわけでもないが」

「……どうしてなんですか?」

サイファーさんはふうと溜め息をついた。

「さっき言ったように、こっちも復興でなかなか大変なんだ。特にズマはまるっと全国民が難民になってしまった。
あれから1年ぐらいたったが、相変わらず混乱は深いし、続いている。俺もそれなりに責任のある立場になってしまったし、君たちの力になれそうな奴も皆結構忙しい。
無論協力できる限りのことはするつもりだが、何かあったからといってすぐに来れるというわけにはいかない」

「なるほど……そっちもそっちで大変なのですね」

サイファーさんが溜め息をついた。

「すまないな。もう少し機動的にできればいいんだが。こっちから恒常的に人をやれるようになるまでは、少しかかるだろうな」

「他にはどんな人が?」

「色々いるぞ。魔法の天才や優秀なガンナー、二刀流の達人に過去の世界からやって来た凄腕の軍人にエージェント。君に似た人物もいる」

「まさか、会ったらさっき言ってたみたいに消えちゃうとか」

ハハハ、とサイファーさんが笑った。

「それはないと思うな。君の方が彼より若いし、そこまで女装は似合わんよ。
まあ、女にモテるのは同じだが。どうにも血筋らしいな。先祖は同じだろうし」

どんな人物なのだろうか。少し会ってみたい気がする……って。

「師匠にラーナ、何話したんですか??」

「クラン、呼び方が戻ってますよ?」

「そうそう。単に私とイマーラ様が、クランの番だって言っただけだし」

サイファーさんの笑みが苦笑に変わった。

「……まあ、俺も嫁が2人できそうなんでそこは他人事じゃないんだがな。……っと、スープが来たな」

この人も女性では苦労してそうだな、と僕は思った。何となくだけど。
494 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/16(日) 23:05:09.35 ID:oWwB95IdO
#

そこからはサイファーさんの世界の話になった。驚くほど僕らの世界に似ている部分と、そうでない部分があるみたいだ。
彼が一番興味を引かれたようだったのが、大武術会の存在だ。そういうものは、彼の世界にはないらしい。

「サイファーさんは、向こうの世界でどれぐらい強いんでしょう?」

「どうかな……俺の強さのほとんどは、装備と『一族』の力によるものだと思ってる。素の俺がどこまで強いか、と問われるとどうだろうか。
それでも、生半可な相手に負けることはないだろうが」

「じゃあ、ししょ……イマーラさんとは?」

サイファーさんは少し考え、言葉を選びながら言った。

「彼女の左腕があれば……かな」

「……!!やはり、それほどの」

師匠が苦笑した。

「いえいえ、謙遜でしょう。左腕があっても、多分」

「仕合ってみないと分からないこともありますし。あと、俺の戦い方は少し特殊ですから」

「特殊?」

「ええ。明日帰る前に、一度稽古してみないか?学ぶこともあるかもしれないが」

1 はい、是非
2 いいえ、それより

※3票先取
※1を選ぶとvs枢機院戦にすぐに動いた場合。サイファーの参戦はありません
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 23:06:33.79 ID:BF5UC7EX0
1
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 23:10:27.64 ID:m7Jh5LsEO
2
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 23:18:09.94 ID:M2ODzqYG0
1
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 23:19:16.45 ID:LXnNLr9k0
2
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 23:24:31.15 ID:Rc7FoS0pO
2
500 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/16(日) 23:29:22.51 ID:oWwB95IdO
※翌日即クーデタールートへ

※クランたちはミーシャの護衛が中心です。サイファーがどこまで協力するかはコンマ次第ですが、恐らくは護衛組でしょう。
(この場合ミーシャ護衛はほぼ確実に成功になりますが、経験点はあまり入りません)

※サイファーとの稽古機会は別途ありますが、いつになるかは不明です。

今日はここまでです。
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 23:40:41.21 ID:I/AIpvPZ0
乙です
クーデターは速度が命
ジャマーも3日で出来るし、電撃作戦になりそう
稽古に関してはダーレン寺の予定があるし、追い追いやっていこう
502 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/17(月) 09:48:50.53 ID:gUpQkf1/O
「せっかくのお申し出ですが。それより、やらなきゃいけないことがあります」

サイファーさんの顔が、少し険しくなった。

「例の件か。……ここでは話せんな」

「ええ」

僕はメモと鉛筆を取り出すと、さっと走り書きした。こういうこともあろうかと、ミーシャ様に借りてきたのだ。

『明日朝、アーヴィング邸を近衛騎士団が襲撃。同時にミーシャ様が王宮前広場にて演説』

「……!!早いな」

「しかし、迅速に事を進めねばなりません」

サイファーさんが頷いた。

「俺も軍人の端くれだからな。意図することは分かる。ただ、相手の兵力は?」

僕は再びメモを見せる。

『国軍は大体は向こうです。民衆の支持がどれだけ集まるかが鍵です。
精神感応術を使える人がこちらにいます。彼女の力を借りて、何とか』

「……危ういな。初撃で頭を切り落とさないといけない。何より、ミーシャ王女をピンポイントで狙われかねん。
確かこの世界にもリボルバー──回転銃ぐらいはあるはずだ。群衆の中から襲われたら、まるで意味がない」

「だから僕たちが守ります。ラーナが補助魔法をミーシャ様に重ねがけすれば……」

「それで足りるか?君らは彼らのことをよく知らない。ユングヴィ教団の刺客に誰が属しているか、十分な情報は得たか?
そうでないなら、それは不確かな蛮勇だ。やるなら、確実な方法でないといけない」

「確実な方法?」

5の倍数 サイファーは襲撃組へ
それ以外 サイファーは護衛組へ
ゾロ目、95以上 俺に案がある
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/17(月) 10:08:15.01 ID:D/iId8BQo
504 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/17(月) 13:38:21.23 ID:qEMx+PNcO
「とりあえず、俺も君たちと同行する。俺がいれば、ミーシャ王女が殺られる心配はない」

「……!!そこまでの自信が」

サイファーさんは、苦笑いして茸のスープを飲んだ。

「この世界では、俺の力は100は発揮できない。それでも、多分十分だ。
それなりに修羅場は潜っているし、護るのは本業なんでね。問題は、その宰相ってのを討つ面子だ。君らは行かないのか」

僕はペンを走らせた。

『前に『深入りはしない』と伝えてあります。こちらが直接反乱に関与したと知られると、トリスの立場も悪くなる。
僕ら3人は変装してミーシャ様の護衛。アーヴィングの襲撃はサマートさんやカーティスに任せるつもりです』

「積極的関与も消極的関与も同じだと思うが……まあ言いたいことは分かった。
ただ、襲撃が失敗したら結果は同じだ。博打要素は、どうやっても残る」

※3票先取

1 護衛はサイファーに任せる(護衛失敗低確率、クーデター後外交問題になる確率低)
2 当初予定通り(護衛は成功、外交問題になる確率は超低、襲撃失敗低〜中心)
3 誰かをカーティスに合流させる(要指定、1と2の中間)
4 その他自由安価
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/17(月) 14:24:32.75 ID:Ofgyt5sVO
2
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/17(月) 14:35:48.16 ID:hNcD7+tP0
2
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/17(月) 14:44:45.64 ID:I+3gCeaGO
3アドン
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/17(月) 17:05:07.07 ID:D/iId8BQo
1
509 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/17(月) 17:09:58.18 ID:dsoHqj5IO
上げます。夜更新はないかもしれません。
変な誤字がありますが無視して下さい……
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/17(月) 17:36:36.88 ID:gfccAiJyO
3エルライザは無理だろうか
511 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/17(月) 17:51:19.21 ID:dsoHqj5IO
>>507
サマートということでしょうか。

>>510
エルライザはイーリスに来る手段が現状ありません。
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/17(月) 18:02:08.75 ID:gfccAiJyO
なら1で
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/17(月) 18:14:44.37 ID:GcPTCRax0
2
514 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/17(月) 21:57:24.44 ID:ROuvVXktO
「……了解です。全ては、予定通りに進めます」

「分かった。俺もできるだけのことはさせてもらう。……それと一つ、老婆心ながら」

サイファーさんがカーティスを見た。

「この中で当事者は君だけだったな。『上り一日下り一時』という諺がある。作ることは壊すことより難しい、ということだ。
ランダムからの報告と君らの話から、この国が詰みかかっていたのは分かった。その決断は正しいと俺も思う。
だが、枢機院とやらの残党をどう潰すのか。そして新たな秩序をどう作るのか。それができなきゃ、意味は乏しい」

「……そうかもしれませんが」

「まあ今日ここに来たばかりの俺が言えた資格じゃない、というのは分かる。物を理解してないのに口を挟むなと言われたら返す言葉もない。
……だが、俺も壊れた国の再生がいかに大変かは知ってる。護ったはいいが、そこからまとめあげることは想像以上に難しかった。
だから、覚悟を決めてくれ。クラン、君もだ」

その眼差しがあまりに真剣で、僕は思わず頷いた。……そうか、壊したら作らないといけないんだ。
国は積み木のように、簡単に作り直せるものじゃないのだから。

※クーデター成功でも、不穏因子は基本残ります。イーリスにはたまに来た方がいいかもしれません。
※2300まで自由安価でサイファーへの質問を取ります。なければ判定を一回挟んで30日目です。
515 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/17(月) 22:01:32.40 ID:ROuvVXktO
※一応解説ですが、上の会話からあるように前作中断時点から1年が経ってます。
アングヴィル及びモリブス再建とズマの難民の件ではサイファーたちはかなり苦労しているようですが、本編にはあまり関係がないかと思います。
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/17(月) 22:25:16.70 ID:WuGzL/k80
大武術会の存在について率直な感想を聞く
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/17(月) 22:58:57.80 ID:YXF7NlUIO
質問ではないけど今後の不穏分子への対応ってどうするんだろ、枢機院は教団のネットワークがあるから刺客送るのも情報収集もできるって話だったけど民衆院や騎士団にはそういう人員や部署なりコネクションはないのかな
518 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/17(月) 23:27:38.13 ID:oMlCTzV9O
>>516
OKです。

>>517
そこが厄介な点です。教団の世俗派はモリブスにいると以前書いています。
原理主義のイーリスとは折り合いは必ずしもよくありませんが、つまり……
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/18(火) 07:13:36.27 ID:Y0WcckPVO
考えてみれば前作は手の届く範囲の話はだいたい片付いてたしな
中断時点から一年経ったってことはデアドラのメンタルとか治ってないかな、あとリナの出産も終わってるはず
逆に誰か妊娠してたりしそう
520 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/18(火) 10:05:45.04 ID:meRRPi7AO
#

食事は少し重苦しい感じで続いた。サイファーさんが興味を示したのは、大武術会のことだ。
世界の覇権が武術会の結果で決まるという話には、「正気か?」と最初言っていたけど、審判の石の話をすると「……なるほどな」とどこか納得したようだ。

「審判の石を知っているんですか?」

「ん、俺たちの世界にもある。世界の問題の『答え』をはじいてくれる代物だ。
確かに、それを使えば破綻はしないだろう。私利私欲のために使おうとすれば酷いことになるが、多分誰かが制限をかけているから何とか成立しているのだろうな」

サイファーさんがナイフで肉を切りながら言った。

「制限?」

「ああ。……っと、メモ借りるぞ」

サイファーさんがカリカリと文を書く。

『王女を暴走させておけば、制限を解除できる。それで向こうは完全にこの世界をぶっ壊すつもりだったんだろう』

「……そういう」

『まあ単独でも壊せるんだろうけどな。あるいは、君の持つ宝石を融合して……ってところか。
そうなると『エメリア』という怪物が誕生し、他世界の脅威ともなる。そこはランダムから聞いたかもしれないが』

皆が黙りこんだ。サイファーさんは苦笑しながら肉を口に放り込む。

「それをさせないために、俺やランダムが来てる。心配しなくていい。
それと、アリスさんと連絡が取れたのは良かった。彼女は審判の石の性能をフルに発揮できるからな。
というか、審判の石は普段どこにあるんだ?ロワールか」

※80以上でカーティスが知っている
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/18(火) 10:10:07.56 ID:ypEJyBjZo
よっ
522 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/18(火) 13:08:39.33 ID:oz4hILoOO
カーティスが首を振った。

「いえ。それは実行委員会が厳重に管理してあるはずです。優勝者のウィルさん以外しか関与できないようになってるんです」

「実行委員会?」

「僕はよく分かりません。イマーラ様は御存知で?」

「……オルランドゥ出身者を中心とした魔術師のギルドが仕切っているとは聞いたことがあります。ただ、詳しいことは誰も。場所もせかいのどこかとまでしか。
国のトップでも知り得ないことなのだそうです。ヒースコート伯爵なら知っていたでしょうが」

師匠も溜め息をつく。

「なるほど。難しいものですね」

それにしても、武術会の仕切りが誰なのか何て考えたこともなかった。一体どういう人たちなのだろう?

※20以上で30日目へ
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/18(火) 13:14:05.60 ID:U8jO5CNDO
はい
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/18(火) 14:56:03.69 ID:tSdTaGAmO
レイ・ロブソンが運営委員会の一員とか言ってたけど、実行委員会とは別なのかな
その辺のパイプから何とかならないだろうか
ウィルに直接聞けたりはするのかな
525 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/18(火) 15:41:31.56 ID:S3ry/UQ0O
ちょっと整理しますと……

>>524
大会運営そのものを取り仕切っているのがレイたち運営委です。大会のジャッジなどを担当しています。予選を担当しているのも彼らで、一国に1人います。
過去の優勝者が担当していることが多く、トリスの場合はグリフィンになります。

実行委は別で、審判の石の管理という機密事項を扱っています。過去の優勝者には私利私欲を満たそうとした人物もいましたが……?
運営委と実行委に繋がりがどこまであるかは不明ですが、皆無ではあり得ません。
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/18(火) 16:46:53.24 ID:0b3geqFPO
なるほど

ウィルさん以外しかを、ウィルさんしかに空見してたわ
ウィルさんに聞いても何も知らないか
527 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/18(火) 17:49:22.79 ID:ro6cef9xO
>>526
さすがにウィルは何か知ってると思います。口を割るかは全く別として。
核心部分なので、相当先にならないと見えない話ではあります。
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/18(火) 18:01:15.22 ID:dJXVX4vIO
色々な謎に対する答えを持ってそうだしウィル側との接触は早めに持ちたい所なんだけど運がよすぎて何度か躱してるのがね
或いはレイにウィルを呼んでもらって稽古がてらまとめて話せる機会を作れば一石二鳥かと思うけど
529 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/18(火) 20:15:45.19 ID:ro6cef9xO
【30日目】

その日の朝は早かった。空が白み始めた頃、サマートさんが部屋を訪れたのだ。

「イマーラ様」

「……サマートさん、ですか」

3人で寝たけど、さすがにそういうことはしていない。師匠が身体を起こした気配で、僕らは察した。


反乱が、始まるのだ。


「私たちは」

「すぐにミーシャ様の所へ。陛下への説得を行うはずです」

「……?ミカエル7世陛下は、御存知でない?」

「彼の側にはアーヴィングが常に控えています。早朝か深夜でないと、ろくに接触もできない。
ただ、想いはミーシャ様と同じのはずです。反乱は黙認されるでしょう」

少し、嫌な予感がした。……枢機院側が無策に過ぎる。
アーヴィングはともかく、枢機院には人材が乏しい、とは聞いている。ただ、これほど色々あって何も手を打たないものだろうか??

#

01〜10 ?????
11〜40 来られると思っていましたよ
41〜94 通常進行
95〜00 おや、朝早くから……
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/18(火) 20:17:07.97 ID:S99XNavY0
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/18(火) 20:22:02.59 ID:DDUUKZ/80
おっ枢機院は文官ばかりのザル警備かな
532 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/18(火) 20:30:35.50 ID:ro6cef9xO
「ミーシャ様」

「……ええ、行きましょう」

後宮の入り口で僕らはミーシャ様、そしてアナスタシアと合流する。向かうは最奥の国王寝室だ。
ミカエル陛下は、1年前に奥方を亡くされてからは独り身だ。敬虔なユングヴィ信者である彼は、側室も置かず、後妻も取らなかった。

長い廊下を早足で向かう。……後ろから駆け足の音が聞こえた。

「……おや、朝早くから?」

小柄な禿げ頭の男がそこにいた。……アーヴィング??

「……どうされたのです」

「い、いや。近衛騎士団のサマートが不穏な動き、と報告に……。……あ」

ミーシャ様と一緒に僕らもいるのに気付き、アーヴィングの顔が青ざめた。

「……サマートに叛意あり、というのですか?」

ミーシャ様の目が細められた。腰には突剣。そのままにしておけば、多分抜くだろう。

※3票先取

1 傍観する(超高確率でアーヴィング死亡)
2 ちょっと待ってください(アーヴィングと会話)
3 失礼っ(当て身をかます、アーヴィング気絶)
4 自由安価
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/18(火) 20:31:33.27 ID:pUdDSNn90
2
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/18(火) 20:32:08.01 ID:y77bP/fn0
気絶は確定ですか?
確定なら3
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/18(火) 20:32:21.27 ID:34Jp7uxy0
2
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/18(火) 20:33:41.60 ID:k02j1B3M0
2
537 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/18(火) 20:53:59.12 ID:ro6cef9xO
「ちょっと待ってください」

僕は2人の間に入った。殺すには早すぎる。

「なぜ僕らを見て動揺を?」

01〜35 逃げたっ!?
36〜60 い、命だけはご勘弁を!
61〜94 サマートとお前たちが一緒にいたからだ。ミーシャ様は反乱に加わってないのか?
95〜00 上+α
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/18(火) 20:55:37.21 ID:dJXVX4vIO
はい
539 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/18(火) 20:58:35.86 ID:ro6cef9xO
アーヴィングは一歩下がり……

ダッ

「逃げたっ!?」

距離的には追い付ける。僕も駆け出して捕まえようとした。

01〜40 幻影魔法??
41〜94 捕まえる
95〜00 こいつか
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/18(火) 20:59:21.07 ID:y77bP/fn0
はい
541 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/18(火) 21:04:03.74 ID:ro6cef9xO


ボウゥ……


視界がぼやけてきた。……これはっ!?


「幻影魔法ですっ!!惑わされないで!!」

師匠が叫ぶ。……クソッ、甘かった……!

僕は霧の中を走る。……

01〜15 グサッ
16〜50 見失う
51〜70 距離が離れる「曲者だ!!」
71〜85 距離そのまま
86〜94 捕まえた!!
95〜00 どこに行くつもりだ?
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/18(火) 21:05:28.80 ID:pUdDSNn90
543 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/18(火) 21:08:04.29 ID:ro6cef9xO
……霧が晴れた。息も絶え絶えにアーヴィングが走る。距離はそのままだ。手を伸ばせば捕まえられるはずっ……!!

01〜20 間に合ったな(戦闘へ)
21〜35 曲者だ!!
36〜94 捕まえた!
95〜00 どこに逃げるつもりだ?
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/18(火) 21:10:46.18 ID:aqpb6jybO
545 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/18(火) 21:16:26.85 ID:ro6cef9xO
その時だ。


「間に合ったな」


アーヴィングの前に、何者かがいる。フードをすっぽりと被った男だ。手には長槍を持っている。

「癪だが任せたぞ!!」

「承知」

男は槍を構えた。師匠たちも後ろから来ている。

「イマーラさんとラーナはアーヴィングを!!僕はこいつをっ!」

※30以下で3対3に
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/18(火) 21:17:37.51 ID:DDUUKZ/80
ふむ
547 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/18(火) 21:22:09.31 ID:ro6cef9xO
「分かった!!」

ラーナが叫ぶ。男は一瞬ラーナに槍を向けたけど、僕の殺気に気付きそれを止めた。

「お前の相手は僕だ」

こいつが誰かは分からない。だけど、枢機院側であるのは確かだ。
手間取ってはいられない。……一気に決める!

【ターン1、距離5】

※洞察判定
100-知力×5-20=35以上で成功
(未知の相手のためペナルティ)
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/18(火) 21:22:16.56 ID:pUdDSNn90
はい
549 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/18(火) 21:26:14.18 ID:ro6cef9xO
※成功、再判定
※戦闘時判定+10

01〜20 こいつっ……??(技術16)
21〜40 ……かなり強いっ(技術14)
41〜80 弱くはないな……(技術12)
81〜94 ……それほどでもないな(技術10)
95〜00 ……こいつなら!(技術8、ほぼ瞬殺)
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/18(火) 21:26:57.31 ID:U8jO5CNDO
はい
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/18(火) 21:27:07.52 ID:y77bP/fn0
はい
552 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/18(火) 21:29:33.39 ID:ro6cef9xO
中途半端ですが中断。
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/18(火) 21:44:40.95 ID:dJXVX4vIO
95↑のクリティカル帯でアーヴィングが出てきたと思ったらトータルでファンブルみたいな事に…槍男も格上っぽいし早めにアーヴィングとっ捕まえて3対1に持ち込むのを祈るしかないか
554 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/19(水) 09:19:01.11 ID:O4f/OCs9O
槍を持つ構えは、目の前の男が只者ではないことを示していた。ハーデンのような強烈な圧迫感はないけど……強い。

迂闊に踏み込めば迎撃を食らいそうな気もする。ここで相手が近寄ってくれるのを待つ手もあるけど……

※2票先取

1 出る(距離2か0へ、どちらにしろ回避判定あり(弱or強))
2 待つ(距離3か5、3の場合弱攻撃の回避判定あり)
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/19(水) 09:54:52.44 ID:tCNOKUBjO
1
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/19(水) 10:41:09.48 ID:GeqRzePWO
槍なら懐に入り込むのがベストだろう
1
557 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/19(水) 12:16:51.47 ID:86y2SIIJO
いや、ここは前に出よう。向こうも出てくれれば一気に距離は潰せる。
それに、リリーの時のように魔法を使ってくるならば待つ方が愚作だ。

※先読み判定
100-9×7-30-10+10(技術差)=7以上で成功
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/19(水) 12:22:29.92 ID:GeqRzePWO
ふみ
559 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/19(水) 12:25:06.18 ID:86y2SIIJO
※フードの男の行動

4の倍数 待機(詠唱中、命中ペナルティ)
4の倍数+2 カウンター(命中ボーナス)
4の倍数+1か3 強突(距離0へ、命中時ダメージ大)

※クリティカルは回避確定
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/19(水) 12:25:48.23 ID:66qpIA5Y0
561 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/19(水) 12:35:18.99 ID:86y2SIIJO
「ムンッ!!」

男はダンッと大きく踏み込んで来た!一気に勝負に出るつもりか?
でも、その動きは読めている。交わせばこっちのものだ!

100-13×7=9以上で回避

※乗数は男のスキル(槍術・点穴)で抑えられてます
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/19(水) 12:37:25.83 ID:igEEemoDO
はい
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/19(水) 12:37:51.33 ID:ts4zfaiBO
564 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/19(水) 12:43:18.46 ID:86y2SIIJO
僕は身をよじりながら踏み込む。お互いが踏み込んだから、身体同士がぶつかりそうになった。
だけど、この距離は僕の距離だ。一気に畳み掛ける!

【ターン2、距離0】

懐に潜り込んだ。男からは突き放すしか手がない。拳はまず当たるだろう。
問題は、手数か、強打か……

1 ボディブロー(2回攻撃、90以上で煉獄へ)
2 ストレート(2倍ダメージ、クリティカルなら煉獄へ)

※2票先取
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/19(水) 12:48:33.69 ID:dWsdB2guo
2
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/19(水) 12:51:32.42 ID:igEEemoDO
2
567 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/19(水) 13:03:53.22 ID:86y2SIIJO
……アーヴィングはまだ逃げている。師匠たちも追っているけど、できれば早めに決めたい。

僕はごく僅かに後退すると、右の拳を真っ直ぐに伸ばした。

ダメージ
(17(筋力)×(コンマ下1÷8)-14(男の筋力と技術の平均)×(コンマ下2÷6(槍戦士の職業係数))×2
568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/19(水) 13:04:46.71 ID:66qpIA5Y0
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/19(水) 13:05:04.32 ID:igEEemoDO
はい
570 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2019/06/19(水) 13:07:35.66 ID:86y2SIIJO
※ダメージ 138

※男のHPは……

01〜30 200
31〜75 150
76〜00 120(戦闘終了)
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/19(水) 13:09:24.94 ID:fuI4suNu0
えい
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/19(水) 13:11:07.54 ID:GeqRzePWO
お見事
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/19(水) 13:15:54.17 ID:GeqRzePWO
初の殺人は突然に
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/19(水) 13:49:44.99 ID:bbtYHyqo0
ついに殺っちまったな
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