綾「陽子とデート……!?」【安価】

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26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/12(水) 21:19:29.11 ID:vzyX6Bnro
陽子「綾〜」

綾「何……!? よ、よよ、ようこ!?!?」

陽子「こうしたら、一層守ってる感じがしていいかなぁ、って。どう?」

綾「ば、バカなことしないで! 今すぐ降ろしなさい!//」

陽子(綾、こういうこと好きだと思ってたんだけど、宛が外れたかなぁ……)
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/12(水) 21:26:45.53 ID:vzyX6Bnro
陽子(分かった! 王子様のセリフもなしにお姫様だっこはするなってことだな! 綾ってば、ハードルが高いなぁ)

陽子「綾……」

綾「な、何//」

陽子「まるで雪のように軽く儚げなその姿、スゴく魅力的だよ」

綾「」ボフンッ

陽子「これなら綾のお眼鏡に……あれ、綾? 綾!? 雪が溶けそうな位暑いぞ!?」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/12(水) 21:41:40.35 ID:vzyX6Bnro
【正午、レストラン】

綾「もう、陽子のバカ!」プクー

陽子「ごめん! 悪気はなかったんだ!」

綾「それは分かってるけど、でも……」

綾「あんなに突然抱っこなんて、心臓に悪いわよもう……抱かれる側にも心の準備がいるのよ……悪くなかったけど……」ボソ

陽子(ここからじゃ聞こえないけど、あれはきっと、相当呪詛をばらまいてる……)

陽子(どうにかして機嫌を直す方法を……!)>>31
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 21:47:35.48 ID:IP/JrvJ1o
ものまね
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 21:47:41.79 ID:xoeBH+1MO
ハグ
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 21:47:53.95 ID:SX1fXKPmO
アーン
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/12(水) 21:54:03.26 ID:vzyX6Bnro
陽子(美味しいものの機嫌を直す力は万人共通!)

陽子(私のご飯を分けたら、少しは機嫌直してくれるかな?)

綾「はむ……ん、ここのサンドイッチおいしい……」

陽子「あ、綾! 私のスパゲッティも食べる?」

綾「いいの? じゃあちょっとだけ」
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/12(水) 21:58:43.12 ID:vzyX6Bnro
綾「あ、でもフォーク、陽子の分しかないわね」

陽子「ほんとだ、じゃあちょっと待ってて」

陽子「っと、よし巻けた! はい、あーん」

綾「あー……!?」

陽子「あれ。やっぱりいらないの?」

綾(わざとなの!? さっきからなす事全部分かっててやってるの!?)
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/12(水) 22:04:31.06 ID:vzyX6Bnro
綾(……ま、まさか。陽子がそんな含みを持つ真似、するはずないわ)

綾(じゃあどうして……はっ)

綾『……今私、正面から誘われてる、ってことは……!』

綾『……抱かれる側にも準備はいるのよ……』

綾(あの時はただ自意識過剰だと思って流してたけど、もしかして陽子……)

綾(本当にデートとして、私を誘ったの……!?)
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/12(水) 22:10:54.68 ID:vzyX6Bnro
綾(待ち合わせに早く来たのも、デートなら至って普通なこと)

綾(こけしハウスで急にお姫様抱っこしたのも、付き合ってるなら、別に不自然なことじゃない)

綾(それに私が『準備がいる』って言ったから、少しずつ距離を近づけていく方法に変えた……)

綾(ちょ、ちょっと待って、それじゃあ陽子は……)


綾(私のことが、好きってこと……?)
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/12(水) 22:13:38.91 ID:vzyX6Bnro
陽子「綾〜、あやさーん……」

綾「はっ! な、な、何、何か、どうかされたのでございますか陽子」

陽子「そっくりそのまま返すよそのセリフ」
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/12(水) 22:24:21.40 ID:vzyX6Bnro
陽子「スパゲッティ、食べるなら温かい内がいいよって思って。どうする?」

綾「そ、それはっ……」

綾(これを断るってことは、親密になるなと暗に言うようなもの)

綾(それを素直になれずに突っぱねちゃったら……)

綾「……あ、あーん……//」

陽子「オッケー。はい、あーんっ」

綾(これは陽子のため、陽子のためなんだから! 嬉しいのは気のせい、頬が赤いのはスパゲッティが熱いせいなんだからっ!)

綾(……ミートソースなのに、ほんのり甘い……)
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/12(水) 22:28:18.64 ID:vzyX6Bnro

陽子「あ〜美味しかったぁ。遊園地の中だけしか食べれないなんて、勿体ないなぁ」

陽子「ところで、綾、次はどこ行きたい?」

綾「と、取りあえず、怖くないところかしら……」

陽子「あははっ、そのせいで午前中ずっと散々だったもんな」

綾(半分はあなたのせいよっ!//)

陽子「んー、じゃあ>>40 とかよくない?」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/12(水) 23:32:16.16 ID:3/539e+hO
メリーゴーランド
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/13(木) 03:36:33.40 ID:GeGu90imO
ジェットコースター
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/13(木) 21:11:49.50 ID:ypQ/mKAyo
帰ってきました。続けます。

綾「怖くないものって言ったじゃない!?」

陽子「ありゃ、綾って普通にジェットコースター怖い人だったんだ」

陽子「てっきり並んでる時は怖がってるけど、いざ乗ってみたらはしゃぐタイプかなぁ、って思ってたんだけど……」

綾「確かにそういう人いるけど……でも私は本当にダメな人なの!」

綾「昔ス○ースマウンテンに乗って、あまりに怖すぎて目の前が真っ暗になったんだから!」

陽子「あれは屋内コースターだろ!?」
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/13(木) 21:13:07.55 ID:ypQ/mKAyo
綾「それにとんでもない速さでがんがん動くのよ、わんわん揺れるのよ! 絶対無事じゃ済まないわ、良くて即死よ!」

陽子「どんだけ即死ポイント多いんだよ!?」

綾「大体、陽子はどうしてこんなおぞましい乗り物に乗りたいのよ」

陽子「それは上手く言えないけど……とにかく大丈夫だよ!」

陽子「あ、ほらここ、『風の急襲も手を繋げば二人は離れない』って」

綾「こけしハウスも似たような触れ込みだったじゃな……」

綾(待って。でも、さっきなんで乗りたいか言い澱んで、その後にこのメッセージってことは)

綾(これは陽子の代弁、つまり私と離れたくない、ってアプローチ……!?)キュン
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/13(木) 21:13:54.68 ID:ypQ/mKAyo
陽子(こういうの好きだろうって思ってダメ元でお願いしてみたけど、お姫様抱っこの一件もあるし、望みは薄いだろうなぁ……)

陽子「うん、ごめん、やっぱ私一人で行ってくるよ……」

綾「待って! えっと、陽子がその気なら、私もやぶさかじゃないというか……//」

陽子(え、なんで成功してるの!? しかも乙女スイッチ入ってるし!)

綾(陽子、意外と恋に奥手な一面もあるのね……)

陽子(嬉しそうな顔……やっぱりいざ乗ってみたらはしゃぐタイプだったんだなぁ)
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/13(木) 21:15:35.71 ID:ypQ/mKAyo
陽子「うひゃあ、楽しかったぁ」

綾「…………」プルプルプル

陽子「終わると思ってからの急旋回ビックリしたなぁ〜。思わず抱き着いちゃったけど、痛くなかった?」

綾「…………」プルプルプル

陽子「……そこまで嫌いだとは思ってなかった。ごめん綾」

綾「大丈夫、怖かったけど、柔らかかったから……」プルプルプル

陽子「柔らかかった? 何が?」

綾「何だか苦渋と幸せの板挟みで、何だか世界が歪んで見えるわ……」

陽子「多分酔いと錯乱だよ。少し休も」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/13(木) 21:19:41.80 ID:ypQ/mKAyo
陽子「もう大丈夫?」

綾「まだちょっとくらくらするけど、もう大丈夫」

綾(折角デートだって分かったんだもの、一刻も無駄にするわけにはいかないわ!)

陽子「私はもう満足だから、後は綾の行きたいところに付き合うよ」

綾(残り少ない時間で陽子と良い雰囲気になれる場所……)

綾「じゃ、じゃあ>>46に行きたいわ!」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 21:21:05.26 ID:LXhu5v2zo
観覧車
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/13(木) 21:21:09.98 ID:ONwqDzt+O
マスコット広場
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/13(木) 21:32:26.37 ID:ypQ/mKAyo
陽子「観覧車っていつも遠くから見るだけだけど、いざこうして来るとスゴくダイナミックに見えるなぁ」

綾(ど、ど、どうしよう。これは背伸びしすぎたかしら……?)

綾(斜陽の差し込む少し錆びた室内、密室で隣り合う二人、ゆっくり全容を表すパーク)

綾(陽子と、その景色を思い出にしようと見ていたら、オレンジの灯りに陽子が少し溶け込んで、少し不安げに目を細める私に囁くの)

綾(私はずっと傍にいるよ。だから綾も、その瞳を大きく開けて私だけを見て。瞑っちゃ、嫌だよ)

綾(そうして陽子の瞳、或いは瞼だけしか見えなくなって、約束の口づけを……!)

綾(あぁロマンチック……。見上げたままの陽子も、もしかして同じことを考えてるのかしら……」


陽子(あれ十倍速で回ったら面白いだろうなぁ)
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/13(木) 21:39:43.37 ID:ypQ/mKAyo
陽子「綾〜、ゴンドラ来たよ」

綾「そ、そうねっ。よいしょっと……」

陽子「おぉ〜、ゆっくりだけど、いた場所から離れてってる」

綾「……ふ、二人っきりになっちゃったわね、陽子」

陽子「そうだな〜。何だか変な気分だよ」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/13(木) 21:47:31.69 ID:ypQ/mKAyo
陽子「ジオラマでも見てるみたいだなぁ。あ、こけしハウスみっけ! 屋根にまでびっしりこけしがいる」

陽子「まだ中腹なのに、ジェットコースターのレール追い越しちゃったなぁ。どこまで登るんだろ?」

綾(……純粋に景色を楽しんでる)

陽子「私の顔チラチラ見てどうしたんだ? 何かついてる?」

綾「い、いえ、なんでもないわ」
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/13(木) 21:52:58.93 ID:ypQ/mKAyo
陽子「やー、綺麗だけどちょっと怖いなぁ」

綾「何よ、ジェットコースターは平気だったくせに」

陽子「あれよりずーっと高いもん。それに足場が少しぐらぐらして、ちょっと間違ったら墜落しそうだなぁって」

綾「や、やめてよ縁起でもない!」

陽子「あはは、ごめんごめん」

綾(……違う)
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/13(木) 21:59:01.55 ID:ypQ/mKAyo
綾(今はこういう何気ない会話が欲しいんじゃない)

綾(デートの締めくくり、大事な思い出を作るチャンス。ここを過ぎちゃったら、次のチャンスがいつ来るか分からないのに……)

陽子「…………ねぇ、綾」

綾「……なに?」
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/13(木) 22:05:32.88 ID:ypQ/mKAyo
陽子「綾は今日、楽しかった?」

綾「何よ、やぶから棒に」

陽子「いやほら、今日あったことを思い返してみたら、綾に合わないことたくさんしちゃったなって思って」

陽子「お化け屋敷とかジェットコースターとか、乗ったアトラクションも綾の苦手なものばっかりだったし」

陽子「有名なデートスポットって言ったらスゴく楽しみにしてたに違いないから、台無しにしちゃったら申し訳ないな、って……」

綾(…………)
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/13(木) 22:13:20.28 ID:ypQ/mKAyo
綾「まぁ、確かにとんでもないこと続きだったけど……」

綾「でも、そういう日があっても良いと思うわ。だって、行きたいと思えば何度も行けるじゃない」

綾「もう一回来て、今日辿った跡を通って」

綾「そこで『あんなこともあったよね』って笑いながら話せたら、そうなったら、素敵じゃないかしら?」

陽子「……」

綾「な、何よその目」

陽子「意外とポジティブでびっくりの目……」

綾「陽子が似合わずネガティブだからよっ」
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/13(木) 22:19:01.12 ID:ypQ/mKAyo
綾「それに陽子は能天気でポジティブで、や、優しいけど時々人の気持ちを汲み切れなかったりして……」

綾「そういう欠点だって魅力的だと思って、その、つ、付き合ってるんだからっ」

綾「だから悩まずに笑顔でいてちょうだい。……前も言ったでしょ。陽子の笑顔は、太陽みたいに、素敵だって!」

陽子「綾……」
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/13(木) 22:28:49.19 ID:ypQ/mKAyo
陽子「……今度はそこのメリーゴーランド乗らない?」

綾「わぁ、きれい! 電飾がつき始めてる、夜になったらスゴく輝きそう……」

綾「あ、あそこ! あれも有名な恋愛成就のスポットなのよ」

陽子「そうなの? パッと見ただのカフェっぽいけど」

綾「夜になるとバーになって、含蓄のあるマスターが悩みを解決してくれるって」

陽子「いや私たち入れないじゃん!?」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/13(木) 22:31:34.58 ID:ypQ/mKAyo
陽子「……綾、また来ようね」

綾「えぇ、勿論!」


綾(……こういう普通のオチでも、好きな人が相手なら、すごく幸せね……)
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/13(木) 22:35:44.77 ID:ypQ/mKAyo
陽子「んー、もう真っ暗だなぁ」

綾「園を出たらあっという間に陽が落ちたわね」

陽子「これだけ暗くちゃちょっと心許ないよなぁ。帰り道送ってこうか?」

綾「べ、別に一人で帰れるわ! ……それに」

陽子「それに?」

綾「そ、その、私たちが付き合ってるってこと、まだ親には内緒にしてたいし……」

陽子「……なんのこと?」

綾「……あれ?」
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/13(木) 22:47:11.14 ID:ypQ/mKAyo
綾(本当に何も心当たりがないって顔できょとんとしてる……)

綾(…………まさか、まさかまさか……全部、私の思い過ごしだった、ってことじゃ……?)

綾「…………り」

陽子「えっ」

綾「陽子の思わせぶり!!! 酷いわ、その気もないのにそれっぽい態度で、私の純情を弄んだのね!?」

陽子「綾ぁ!? 待って、何が起きてるかさっぱり分かんない上にその言い方だと語弊が」

綾「あんまりだわ! 私は本気だったのに、あなたにとっては遊びだったなんて、あんまりよ! 猪熊陽子! あなたのことも名誉棄損で訴えナス!」

陽子「落ち着け後半意味わかんないことになってるぞ!? もう、何がどうなってるのか教えてくれよ〜!!」
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/13(木) 22:52:27.98 ID:ypQ/mKAyo
おしまいです。安価スレって難易度高いんですね……。面白く出来たかめちゃくちゃ不安ですが、楽しんでいただけたら幸いです。
ここまでお付き合い下さり、ありがとうございました!
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 12:28:34.78 ID:OT4miJRPo

またきんもざで安価やってほしい
かなり面白かったよ
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/20(木) 01:08:52.16 ID:xOxfeOOTo
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