安価とコンマでダンガンロンパ風SS【オリロンパ】

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342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/16(日) 20:41:15.04 ID:39syJi/w0




古河「……で、スグルとどっか行ったんか?」

瀬川「まあ、色々あったけどそういう事だね」

臓腑屋「どういう事なのでござるか……」

今、私達は更衣室で雑談をしている。部屋の中は、更衣室というよりちょっとしたトレーニング施設だ

ダンベルにランニングマシン。それに、握力を計るアレも備わっている。箱には粉末状のスポーツドリンクまで用意されているなんて……

臓腑屋「駆村殿も喜んでいたでござるよ。それと陰陽寺殿も意外と興味があったみたいでござるな!」

瀬川「そりゃあ、これだけ充実してたら運動する人にとっては嬉しいよね!」

あの二人は如何にもな体育会系だし嬉しがる気持ちもわからなくもない

……でも、一番こういう施設を好みそうな人の名前は、全く出てこなかった

瀬川「ところで照星さんは?こういうの好きそうなイメージがあるけれど……」

古河「それなんやけどな、『今は少しそんな気分やない』いうて別のトコにいってもうた」

瀬川「……へぇ」

そんな気分じゃない、か。空々しい言い訳としては及第点といった所かな

普段の頭が空っぽの様な行動ばかりの彼女にも、何か思うところがあるのかもね

……せっかくだし、会いにいってみようかな?

瀬川「ふぅん……照星さんって、今どこなの?」

臓腑屋「にゃあう。恐らく……美術室でござるな」
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/16(日) 20:47:04.55 ID:39syJi/w0





御影「あっ!二人とも!こっちこっち!」

御影「ここが更衣室だよ!赤い扉が女子で青い扉が男子なんだってさ」

ここだよ。と御影君が指差した先にあったのは、赤と青の二つの扉

年期の入った重苦しそうな見た目だけど、よく見てみたらパネルの様なものがついている……

御影「電子ロックなんだって。電子生徒手帳をかざせば開くんだって」

御影「男子は男子の、女子は女子の生徒手帳じゃないと開かないから気をつけてってさ!」

瀬川「ふーん……なら、御影君が私の生徒手帳を使えば女子の更衣室に入れたりする?」

御影「そうそう。ボクもそう考えて古河さんに借りようとしたんだよ?でもそれがさぁ……」



古河『オマエ絶対覗くつもりやろ!貸さへんわ!』

モノクマ『そうそう!他の人の生徒手帳を使う事は禁止!校則にも追加しておくからね!』

御影『そんな〜〜〜!』



御影「だってさ。残念だよね……」

スグル「残念でもなんでもなく、当然な気が……」

全くもってその通りだ。うんうんと頷きながら生徒手帳を確認する

校則の欄に新着がある。そこには確かに、『他者の電子生徒手帳を使用した場合、生徒手帳の持ち主を罰します』と書かれていた
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 20:52:47.81 ID:39syJi/w0




古河「……で、スグルとどっか行ったんか?」

瀬川「まあ、色々あったけどそういう事だね」

臓腑屋「どういう事なのでござるか……」

今、私達は更衣室で雑談をしている。部屋の中は、更衣室というよりちょっとしたトレーニング施設だ

ダンベルにランニングマシン。それに、握力を計るアレも備わっている。箱には粉末状のスポーツドリンクまで用意されているなんて……

臓腑屋「駆村殿も喜んでいたでござるよ。それと陰陽寺殿も意外と興味があったみたいでござるな!」

瀬川「そりゃあ、これだけ充実してたら運動する人にとっては嬉しいよね!」

あの二人は如何にもな体育会系だし嬉しがる気持ちもわからなくもない

……でも、一番こういう施設を好みそうな人の名前は、全く出てこなかった

瀬川「ところで照星さんは?こういうの好きそうなイメージがあるけれど……」

古河「それなんやけどな、『今は少しそんな気分やない』いうて別のトコにいってもうた」

瀬川「……へぇ」

そんな気分じゃない、か。空々しい言い訳としては及第点といった所かな

普段の頭が空っぽの様な行動ばかりの彼女にも、何か思うところがあるのかもね

……せっかくだし、会いにいってみようかな?

瀬川「ふぅん……照星さんって、今どこなの?」

臓腑屋「にゃあう。恐らく……美術室でござるな」
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 20:53:13.12 ID:39syJi/w0





瀬川「えっと、確かこっちだったっけ……?」

竹田「ん…?よう、嬢ちゃん。どうかしたのか?」

……余談だけど、この彩海学園は割りと入り組んだ通路をしている

モニターまみれの通路だった一階と違ってさっぱりとした二階だけど……それでも初めて通る路は混乱する。……しない?

だから、まごついていると誰かに捕まる訳で……

瀬川「あ、竹田さん……ちょっと色々あってー……」

竹田「丁度いいか。どうせ今暇してんだろ?ちっと付き合ってくれや」

瀬川「……………………」

竹田「おいおい、そんなセクハラ親父を見るような目で見ないでくれよ?」

がっははは!と破顔しながら大声をあげる

豪快に笑い飛ばしているけど、今の発言はセクハラ親父以外の何物でもないよ

ひとしきり笑い飛ばした後、私に向き直る。その顔は、さっきの豪放なものではなくて……

竹田「……ここだけの話だけどよ。照星の嬢ちゃんの状態があまり良くねえんだわ」

瀬川「?どゆこと?」

竹田「ずっと上の空でろくに反応しねえ。俺も何とかしてやりてえのは山々だけどよ」

竹田「俺よりも同性の瀬川の嬢ちゃんのが話しやすいだろ?頼まれてくれよ。若いんだしよ」

そっか……やっぱり、彼女は……

瀬川「わかった。それじゃあ行こっか」

竹田「あいよ。そんじゃあ着いてきな」
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 20:54:06.59 ID:39syJi/w0





竹田「着いたぜ、嬢ちゃん……デイビットの坊主、後は頼むぜ」

デイビット「承っタ。でハ、瀬川女史は此方ニ」

瀬川「ちょ、ちょっと待って?少し質問させて?何でこんなに慎重なの?」

着くや否や、竹田さんとデイビット君の刑事ドラマで見たようなやり取りが襲う

まるで魔法の白い粉を取り扱う様な……いや、今の照星さんが危険なのはわかるけど!

デイビット「照星女史。現在、彼女の状態は極めて不安ダ」

デイビット「感情を取り繕うという事ハ、その深層を他者に覚られる事を恐れる故の傾向であるからニ」

竹田「下手に気を使うと逆効果ってこった。だからこうして秘密にしてんのさ」

瀬川「……取り扱い注意って事だね」

二人の言葉に気を引き締める。これからの対応次第で、私の好感度が左右される気がするから

照星さんを何とかする。私にしか出来ない事だから頑張らないとね!

瀬川「それじゃ、行ってきまーす!」

手を軽く振ってドアを開く。私が活躍するいいチャンスなんだから……!






竹田「…………本当に嬢ちゃんで大丈夫かぁ?」

デイビット「ム、何か言ったかネ?」

竹田「何でもねえよ。……ふぁあ〜あ、運動したら眠くなっちまったなぁ」

347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 20:54:32.38 ID:39syJi/w0




照星「……………………」

……いた。美術室の椅子の上、ぽかんとした表情で絵を見詰めている

何を考えているかは読み取れない。そもそも、何も考えていないのかもしれない

瀬川「……照星さーん。今、大丈夫?」

慎重に、慎重に……むやみやたらに刺激しない様にそっと話しかける

ぽん、と肩に手を置くと、ビクン!と身体を震わせながら振り向いた

照星「ひゃあ!?せ、先輩!近くに居るなら言って欲しいっすよー!」

瀬川「言ったんだけど……」

これは中々重症だ。それを、本人が自覚していなさそうなのが更にマズイ

流石に面と向かってそんな事は言えない。照星さんと喧嘩になったらまず間違いなく殺される

照星さんにぶつける言葉を選択する。……よし

瀬川「照星さん……少しいいかな」

照星「な、なんっすか?顔怖いっすよ……?」

深呼吸して息を整える。人格を切り替えて、





瀬川「いつまで、そうやって情けない態度をとっているつもりなのかな?」
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 20:56:00.29 ID:39syJi/w0





天地「わー絵の具に石膏像!なっつかしー!」

瀬川「吊井座君的にはどう?お眼鏡に適うかな?」

吊井座「ま、まあいいんじゃねえの?お、俺もたまにはここで描いてみるか……」

照星「吊井座先輩、絵を描くんすか!?」

瀬川「忘れてない?イラストレーターだからね?」

照星「冗談っすよ!にっひひひ♪」





……もしかした、こんなやり取りをしていたのかもと思いを馳せる

もう絶対に有り得ない、有り得る訳がない未来だけど、だからこそ綺麗だと思うんだ

手に入らないからこその美しい毎日。今の理不尽な生活では、きっと手から零れる煌めき

そんな時に溢れる感情を、人は尊いと言うんだ

瀬川「……あれ?」

風景画を眺めていたら、急に強いデジャヴに襲われた。ここの絵はどれも始めて見るはずなのに

……忘れているだけ?まさかね

古河「瀬川ァ!そっちはもうええかー?」

古河「そろそろ集まって報告せなアカンねん、はよ食堂に来てなー」

瀬川「あ、はーい」

古河さんに催促されるがままに美術室から立ち去る

チラッと振り返って絵を見たら、絵の真ん中に亀裂が走っている様に見えた
349 : ◆TK9VNtkqqc0N [saga]:2019/06/16(日) 20:56:42.53 ID:Hofe2schO
池辺・雷田選択



黒野(えっと……次は……)

雷田「そこのお前!」

黒野「ひっ……!」ビクッ

雷田「む? すまない……驚かせてしまったな!」

雷田「俺は雷田空牙! 【超高校級の冒険家】だ!」

黒野(雷田空牙……世界中の未開の地を踏破し続けている【超高校級の冒険家】……)

黒野(彼の冒険は世界史に影響を与えたとも言われているけど……)

黒野(…………何で鎧付けてるの?)

雷田「何やら不思議な状況になっているが安心しろ! 何があろうとこの俺が守ってやるからな!」

黒野「う、うん……ありがとう……」

雷田「はっはっはっはっ! なに、兄貴分として当然の事さ!」

雷田「だからいつでも頼ると…………ぬおっ!?」

池辺「うわっ!? な、何!?」

雷田「す、すまない! あまり近づかないでくれないか!?」

黒野「ひ、ヒドい言い方!」ガーン

池辺「そ、そんな言い方……!」

黒野(ほら……ショック受けてる……)

池辺「うんっ……♡ すごくイイ……っ♡」ゾクゾク

黒野「……えっ?」

雷田「本当にすまない池辺……女子と話すのは緊張するのでな!」

黒野(じゃあ何で話しかけてきたんだろう……)

黒野「池辺って……もしかして、池辺華さん?」

黒野(砂漠の緑化や熱帯雨林の保護にも取り組んでいるっていう【超高校級の園芸部】の……)

池辺「そうだよ。あなたは?」

黒野「く、黒野真白、です」

池辺「うん、よろしくね!」

雷田「よろしくなー!」ブンブン

黒野(あれ、いつのまにか遠くに……)

池辺「私から離れて……? そんな、ひどいよ……っ♡」ビクッ

黒野(…………変な人達だなぁ)



【自己紹介ターンです。誰と自己紹介するのか、>>281-284から1〜2人選択してください。蒼井・石原・羽鳥・藤宮・レオン・雷田・池辺は不可。】

↓1
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 20:56:55.91 ID:5+tqZ9RiO
李、白鷺
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 20:57:58.82 ID:39syJi/w0



デイビット「でハ、宜しく頼むヨ。スグル氏」

スグル「はい。わかりました」

……? デイビット君とスグル君。比較的珍しい組み合わせの二人が話している

相性は悪い訳じゃないけど、こうして向かい合って話しているのを見ると不思議な気分になる

スグル「あ、瀬川さん。どうしたんですか?」

瀬川「いや、二人が話してるのって珍しいから気になってさ」

スグル「そうですか?デイビットさんは頼りになるので、懇意にさせて貰っています」

……そうなんだ。確かに、デイビット君はこの中で一番冷静な考えの人だし、頼りになるのはわかる

でも、なんだろう。この胸のモヤモヤは……嫉妬。じゃないとは思いたい

デイビット「フム、丁度良イ。瀬川女史もご一緒に如何かネ?」

デイビット「無論。無理ニ、とは言わないガ」

瀬川「んー……わかった。いいよ」

唐突なお誘いだけど……今は暇だし、乗ってみよう

返事を聞いて満足したのか、デイビット君は深く頷き、スグル君と一緒に歩いていった……
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 20:58:59.65 ID:39syJi/w0
スグル「―――――……終わりました。目を開けていいですよ」

デイビット「感謝、感謝。よもやスグル氏がこの様な事に詳しいとはネ」

瀬川「えっ?そうなの?」

スグル「はい。本当になんとなくですけど……」

スグル「死者の弔いや普段の生活……僕は、何らかの宗教を信仰していた様な気がするんです」

宗教。色んなヤバイ事をする人達のイメージが強い私にとって、スグル君は真逆の存在だ

私と友達になったのも勧誘する為……?スグル君とはちょっとだけ距離をおいておこう

スグル「……? 瀬川さん、何か?」

瀬川「べ、別に〜?」

デイビット「ハ、ハ、ハ。宗教と一言で纏めてモ、実際には様々な宗派が存在するものダ」

デイビット「スグル氏が、真に宗教関係者だからとして怯える必要は無いだろうヨ」

瀬川「肝に命じておきま〜す……」

そんな考えを見透かされていたのか、デイビット君に釘をさされた。本当に油断も隙もない……

デイビット「……スグル氏、協力感謝すル。然シ、葬儀等本来ならしなくても良いものダ」

デイビット「ワタシモ、もう二度とワタシの力を必要としない事を祈っているヨ」

服を翻しながら、デイビット君は外に出ていく。どこか決意の様な発言を残して

……学級裁判は起きない方がいい。それは皆もそう思って当然だと思うけど、でも……

…………私は?自分の本心と向き合う勇気は、まだ私には無いみたいだ
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 20:59:34.41 ID:39syJi/w0



「……えっと、今日の夜はお魚がいいかな」

「味噌が余ってるし、鯖の味噌煮とか……?」

瀬川「……ん?」

少し小腹が空いたから食堂に来たら、誰かがまだ奥にいたみたい

瀬川「もしもーし、誰かいるのー?」

臓腑屋「にゃあ!?せせせ、瀬川殿ぉ!?」

瀬川「あれ?臓腑屋さんだけ?」

臓腑屋「にゃあ……そうでござる。致し方ない。実は拙者……」

瀬川「おかしいなぁ、空耳かな?ごめんね」

臓腑屋「話を聞くでござる!それは紛れもなく拙者でござるから!」

臓腑屋「拙者は、一人の時や通学の場合は普通の口調なのでござる!これはあくまで条件反射なのでござるからな!?」

瀬川「へぇー……じゃあキャラ作ってるって事?」

臓腑屋「い、意識している訳ではないでござるが、そう言われると否定できないでござる……」

がっくりと肩を落としてシュンとする

そのわざとらしい忍者キャラが作ってるのはわかってたけど、そんなにがっくりする事かな……?

因みに、余談だけど……今晩の晩御飯は私の大好きなハンバーグに決まったみたい。やったね!

……不正は無かった。いいね?
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:00:33.11 ID:39syJi/w0




御影「サッカーやろうぜ!」

朝。そろそろ皆も立ち直りかけたかなという微妙な時期に、その発言は撃ち込まれた

御影「サッカーやろうぜ!」

月神「えっと、御影君。それは……」

瀬川「スグル君、ちょっと醤油取ってくれない?」

スグル「あ、はい。これですね」

駆村「この味噌汁……いい味だな。具はなんだ?」

朝日「えっとねぇ今日のお味噌汁の中はぁ、玉ねぎと油揚げと、後は……たあっぷりの愛情だよぉ♪」

臓腑屋「最後のは必要でござったか……?」

御影「聞けよ!無視するなよ!」

飛田「しかし毎日朝は和食ではつまらんッ!食卓の色味が薄すぎるッ!」

デイビット「フム、偶には欧州風の朝食でも如何かネ。と提案してみよウ」

月乃「……本格的なブレックファスト。興味が無い事もない」

御影「ちょっとー!ねえ!ボクの声が聞こえてないの!?おーい!!」

古河「じゃかあしいわボケカス!オマエのどうでもいい話なんて聞きたかないわ!」ドスッ

御影「そんな〜〜〜!!……あ痛ぁっ!?」

うろちょろと目の前を右往左往する御影君。ウザイを通り越して鬱陶しい

我慢の限界が来たのか、古河さんからの強烈な蹴りが御影君に炸裂する

古河さんのヤクザキックをモロに受けた御影君は、よろよろと呻き、バタリと床に手をついた
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:02:07.84 ID:39syJi/w0

月乃「……珍しく、真面目な事を言うと思ったら」

スグル「やっぱり、下らない考えでしたね……」

御影「ちょっと!?スグル君はボクを何だと……ぐふぅ!?」ドスッ

古河「ちっと黙ってろやボケカス。オマエはもう一生口開くなや」

臓腑屋「厳しすぎるのではござらんか!?もう少し位は温情を……」

古河「なら臓腑屋は明日から体操服で過ごそか?」

臓腑屋「御影殿は調子に乗りすぎでござる!今回ばかりは厳しい処遇を求めるのでござる!」

瀬川「汚い……さすが忍者汚い」

飛田「まぁまぁ落ち着きたまえ!良いではないか、体操着!オレは大歓迎するぞ?」

古河「ウチらが嫌なんや!何で好き好んで体操服なんざ着なアカンねん!」

デイビット「ワタシは構わんガ、月神女史はどうお考えかネ?」

月神「私?そうね……」

月神「私は、御影君に賛成かしら」

古河「せやせや!こんなん反対に……なぁ!?」
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:03:25.45 ID:39syJi/w0

月乃「……珍しく、真面目な事を言うと思ったら」

スグル「やっぱり、下らない考えでしたね……」

御影「ちょっと!?スグル君はボクを何だと……ぐふぅ!?」ドスッ

古河「ちっと黙ってろやボケカス。オマエはもう一生口開くなや」

臓腑屋「厳しすぎるのではござらんか!?もう少し位は温情を……」

古河「なら臓腑屋は明日から体操服で過ごそか?」

臓腑屋「御影殿は調子に乗りすぎでござる!今回ばかりは厳しい処遇を求めるのでござる!」

瀬川「汚い……さすが忍者汚い」

飛田「まぁまぁ落ち着きたまえ!良いではないか、体操着!オレは大歓迎するぞ?」

古河「ウチらが嫌なんや!何で好き好んで体操服なんざ着なアカンねん!」

デイビット「ワタシは構わんガ、月神女史はどうお考えかネ?」

月神「私?そうね……」

月神「私は、御影君に賛成かしら」

古河「せやせや!こんなん反対に……なぁ!?」
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:05:31.72 ID:39syJi/w0
月乃「……珍しく、真面目な事を言うと思ったら」

スグル「やっぱり、下らない考えでしたね……」

御影「ちょっと!?スグル君はボクを何だと……ぐふぅ!?」ドスッ

古河「ちっと黙ってろやボケカス。オマエはもう一生口開くなや」

臓腑屋「厳しすぎるのではござらんか!?もう少し位は温情を……」

古河「なら臓腑屋は明日から体操服で過ごそか?」

臓腑屋「御影殿は調子に乗りすぎでござる!今回ばかりは厳しい処遇を求めるのでござる!」

瀬川「汚い……さすが忍者汚い」

飛田「まぁまぁ落ち着きたまえ!良いではないか、体操着!オレは大歓迎するぞ?」

古河「ウチらが嫌なんや!何で好き好んで体操服なんざ着なアカンねん!」

デイビット「ワタシは構わんガ、月神女史はどうお考えかネ?」

月神「私?そうね……」

月神「私は、御影君に賛成かしら」

古河「せやせや!こんなん反対に……なぁ!?」
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:06:12.51 ID:39syJi/w0
瀬川「……もしかして、体操服着たかったり?」

月神「そうじゃないわ。皆で集まって運動すれば、きっと気分も晴れるはずよ」

月神「普段より運動不足になっている部分も否めないし……いいアイデアだと思うわ」

御影「でしょ!?」

コスプレ願望でもあるのかなって思ったら、割りと納得できるアイデアだった

うんうんと御影君も便乗してるけど、さっきのは絶対に出任せだよね?

駆村「でも、何でサッカーなんだ?」

御影「ボクが出来るからね!」

瀬川「あ、基準はそこなんだね……」

月乃「……私は、バスケットボールやバレーボールの方がいい」

御影「はぁ〜?そんな背の高い奴が有利になる競技だとボクが活躍できないじゃんか!」

古河「チビやもんな!」

御影「言っておくけど、皆がデカ過ぎるだけでボクの身長は平均だからね!?」

古河「でもこん中ならチビやろ?」

御影「そうだけど!そうだけどさ!?」

デイビット「ならバ、他にスポーツの提案のある者はいないのかネ」
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:09:40.39 ID:39syJi/w0
朝日「はぁい。ドッジボールなんてどうかなぁ?」

朝日「ルールも簡単だしぃ、運動の苦手な人も一緒に楽しめると思うんだけどぉ……」

デイビット「ドッジボール……フム、悪くないアイデアだとワタシは思うガ」

飛田「いいじゃあないか!外野に行けば無様に動き回る事もないだろう?」

スグル「そうですね。全員に活躍の場があり得るのはいいと思います」

月乃「……認めたくないけど、悪くない」

臓腑屋「頑なに認めてあげないのでござるな……」

月神「私も、朝日君の提案はいいと思うわ。他の皆はどうかしら?」

古河「まあ……ええんとちゃう?どうせやるならおもろい方がええもんな!」

御影「やったぜ!それじゃあ早速着替えてきて!」

竹田「あ?今からなのか?坊主はともかく嬢ちゃん達にも準備が必要だろうよ」

月神「一度試しに着てみないと困るわね。いざ着てみたら不都合があると困るもの」

臓腑屋「であれば、明日の昼はどうでござろうか。食前の運動は健康に良いでござる!」

御影「ならそうしようよ!ボクはいいと思うな!」

駆村「ったく……調子のいいやつめ」



こうして、とんとん拍子で明日の昼に急遽ドッジボール大会を行う事になるのであった

……そう言えば、何だかいつもより騒がしくない気がしたけれど……気のせいだよね?
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:12:54.86 ID:39syJi/w0
朝日「はぁい。ドッジボールなんてどうかなぁ?」

朝日「ルールも簡単だしぃ、運動の苦手な人も一緒に楽しめると思うんだけどぉ……」

デイビット「ドッジボール……フム、悪くないアイデアだとワタシは思うガ」

飛田「いいじゃあないか!外野に行けば無様に動き回る事もないだろう?」

スグル「そうですね。全員に活躍の場があり得るのはいいと思います」

月乃「……認めたくないけど、悪くない」

臓腑屋「頑なに認めてあげないのでござるな……」

月神「私も、朝日君の提案はいいと思うわ。他の皆はどうかしら?」

古河「まあ……ええんとちゃう?どうせやるならおもろい方がええもんな!」

御影「やったぜ!それじゃあ早速着替えてきて!」

竹田「あ?今からなのか?坊主はともかく嬢ちゃん達にも準備が必要だろうよ」

月神「一度試しに着てみないと困るわね。いざ着てみたら不都合があると困るもの」

臓腑屋「であれば、明日の昼はどうでござろうか。食前の運動は健康に良いでござる!」

御影「ならそうしようよ!ボクはいいと思うな!」

駆村「ったく……調子のいいやつめ」



こうして、とんとん拍子で明日の昼に急遽ドッジボール大会を行う事になるのであった

……そう言えば、何だかいつもより騒がしくない気がしたけれど……気のせいだよね?
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:14:24.37 ID:39syJi/w0




古河「ったく。月神は御影に甘いんと違うか?」

月神「そうかしら……。でも、皆の親交を深める事にはうってつけだと思うわ」

月乃「……皆でワイワイするのは楽しい。わかる」

瀬川「いや、わかるじゃなくてさ?ちょーっと聞きたい事があるんだけど」

古河「ん?どうかしたん?」

瀬川「えーっと、何で皆は私の部屋にたむろしているのかなって」

食後、古河さんに部屋で待っていろと指示されてからはや数分。気がつけば照星さんと陰陽寺さん以外の女子がここに集っていた

勿論、別に来て困る理由はあんまり無いけど…私はこんな事になるなんて、聞いてない!

古河「アハハ!ええやんええやんそんくらい!」

瀬川「嫌だよ!良くないよ!人権とプライバシーの侵害だよ!?」

臓腑屋「瀬川殿、お気を確かに!」

月乃「……落ち着いて。マシュマロ食べる?」

瀬川「あ、うん……。って勝手にお菓子を持ち込まないでよ!?」

古河「細かいなぁ。疲れるで?」

瀬川「もう現在進行系で疲れてるよ……」

ケラケラと笑う古河さんに殺意を覚えながら腰をかける。やけにずっしりとした感覚が、全身にのし掛かってきた
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:15:37.04 ID:39syJi/w0
瀬川「……で、何で来たの…………?」

臓腑屋「にゃあ。明日にドッジボール大会をやるのは瀬川殿も知っているでござるな」

月神「激しく動くだろうから普段着ではやれないのだけど……」

月乃「……体操服がどんなものかも知らない。一度誰かが着てみてから私達も着る」

瀬川「だから、試しに私に着せてみようって?」

古河「せやな。理解が早くて助かるわ!」

瀬川「……なんで私?」

古河「一番着慣れてそうやからな。コスプレイヤーなんていかがわしい服着てナンボやろ?」

いったい古河さんはコスプレイヤーを何だと思っているんだろう。酷い偏見だ

そもそも、いかがわしい服なんて着た覚えが……

瀬川「…………あー、うん。ワカリマシタ」

古河「せやろ?あんなキラキラフリフリしたん着とるんやし、ワケないやろ!」

脳内に浮かび上がるキラキラフリフリとした衣装。本当になんでああなったのか、私にもわかんない

瀬川「別にいかがわしくないよ……元ネタは」

月神「私も着るから……ね?瀬川さん」

瀬川「はーい。わかりましたよーっと……」

肩にぽんと掛けられた手が、ずっしりとした重みになって身体にのし掛かる

もう既に無駄な抵抗は出来そうにない。観念して体操服を手にとって、浴場へと歩いていった
363 : ◆TK9VNtkqqc0N [saga]:2019/06/16(日) 21:18:41.49 ID:Hofe2schO
メイリン・白鷺選択



白鷺「ったくアイツら……初対面だってのにエンジン全開だな」

メイリン「あら、それが良いところだと思いますよ?」

白鷺「いやまぁ、わりーとは言わねぇけどさぁ……」

白鷺「アイツら変な奴らだけど悪い奴らじゃねーと思うぞ。仲良くしてやってくれな」

黒野「う、うん」

白鷺「黒野……でいいんだよな? オレは白鷺流。【超高校級のドローンパイロット】だ」

黒野(白鷺流……卓越した操作技術で見た事のないような映像をたくさん撮っている【超高校級のドローンパイロット】……)

黒野(最近は遺跡みたいな人の入れない場所の調査も任されてるんだっけ……)

メイリン「わたくしは李明倫。名字だと他人行儀な感じがするので、メイリンと呼んでください」

黒野(李明倫……? 聞いた事のない人だな……。忘れているだけかもしれないけど……)

メイリン「才能はあまり言いたくありませんが……隠していても仕方ありませんものね」

メイリン「才能は【超高校級のアサシン】……です」

黒野「あ、アサシンって……こ、殺し屋って事……!?」

白鷺「そんなビビるなって。大丈夫さ! メイリンは悪い奴じゃねぇよ!」

黒野「そ、そうなの……?」

白鷺「可愛いからな!」

黒野(関係あるかな、それ……)

メイリン「危害を加えるつもりはありませんから……仲良くしてくださいね?」ニコッ

黒野「う、うん。よろしくね……」

黒野(確かに優しそうな雰囲気だし、大人びてるけど……本当に殺し屋なのかな……?)



【自己紹介ターンです。誰と自己紹介するのか、>>281-284の橋田・小西・貝木・飯田・砥堀・隼総から1〜2人選択してください。】

↓1
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:20:24.60 ID:39syJi/w0
瀬川「……で、何で来たの…………?」

臓腑屋「にゃあ。明日にドッジボール大会をやるのは瀬川殿も知っているでござるな」

月神「激しく動くだろうから普段着ではやれないのだけど……」

月乃「……体操服がどんなものかも知らない。一度誰かが着てみてから私達も着る」

瀬川「だから、試しに私に着せてみようって?」

古河「せやな。理解が早くて助かるわ!」

瀬川「……なんで私?」

古河「一番着慣れてそうやからな。コスプレイヤーなんていかがわしい服着てナンボやろ?」

いったい古河さんはコスプレイヤーを何だと思っているんだろう。酷い偏見だ

そもそも、いかがわしい服なんて着た覚えが……

瀬川「…………あー、うん。ワカリマシタ」

古河「せやろ?あんなキラキラフリフリしたん着とるんやし、ワケないやろ!」

脳内に浮かび上がるキラキラフリフリとした衣装。本当になんでああなったのか、私にもわかんない

瀬川「別にいかがわしくないよ……元ネタは」

月神「私も着るから……ね?瀬川さん」

瀬川「はーい。わかりましたよーっと……」

肩にぽんと掛けられた手が、ずっしりとした重みになって身体にのし掛かる

もう既に無駄な抵抗は出来そうにない。観念して体操服を手にとって、浴場へと歩いていった
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 21:20:27.94 ID:Wn9YaIlgO
砥堀 隼総
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:20:53.86 ID:39syJi/w0




瀬川『うぅ……これなんか……』

月神『そ、そうね……これは、ちょっと……』

古河「お?終わったんか?はよ出てこんかーい!」

臓腑屋「瀬川殿ー月神殿ー、人生には諦めも肝心なのでござるよー」

月乃「……大丈夫。笑い者にはしないから」

瀬川『その微妙な優しさが怖いんだってー……!』

外からはお気楽そうな三人の声が。他人事だと思って調子のいい……!

月神『瀬川さん、もう……』

瀬川『わかったよ……!ええい!』

ガチャッ

瀬川「はい!着てきました!どう!?」

月神「へ……変じゃ、ないかしら」

臓腑屋「お、おおう……これはなんと言えばよいのでござろうか……」

瀬川「素直な感想をお願いしまーす……」

古河「感想も何も際ど過ぎやろ!?脚とかヘソとか丸見えやんけ!!」

月乃「……いかがわしいお店みたいな雰囲気」

臓腑屋「これは流石に男子の皆には見せられないでござるな……先に確認しておいて正解でござる」

月神「そ、そうね……私もこれはちょっと……」

頬を赤く染め、もじもじと恥じらう月神さん。胸の部分に書かれた名前が、動きに合わせて控えめに歪んでいく

これ、プレイはプレイでも別の意味じゃ……こんなモノを女子に配布するモノクマは、ちょっとマトモな頭をしていないと思う

……コロシアイをさせてあいて、何を言っているんだって話だけどね
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 21:22:10.82 ID:/SsVPyP8O
このクソSSはどうでもいいんだが
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:22:38.84 ID:39syJi/w0

瀬川「それじゃ、もう着替えてくるね……」

月乃「……待った。千早希の胸の名前、どうして塗り潰してあるの?」

瀬川「えっ……と、何だか本当にアレっぽくなるから……この話止めよ?」

月乃「……そう?なら聞かない事にする」

臓腑屋「瀬川殿が着ると、本当にコスプレ用に見えてくるのが不思議でござるな……」

瀬川「と言うかそうだからね……皆、これ着る?」

古河「着るワケあらへんやろ。ジャージで充分や」

月神「これは流石にダメね……」

結局、私と月神さんだけが恥ずかしい目にあっただけだった。ちぇっ

月乃「……夕と魔矢にも伝えておいて。明日は体操服じゃなくてジャージを着てきて」

臓腑屋「では、その様に。尤も、照星殿はともかく陰陽寺殿は来ないと思うでござるが……」

瀬川「そう言えば照星さんって今日来なかったね。こういうの、呼んでなくても来そうだけど」

月神「それが……今日は身体を動かしたいからって断られたの」

古河「アイツは少しくらい動いてた方がええわ。ちっとは大人しくなるやろ!」

瀬川「まあ、それもそうだよね。私からも少し言ってしておいたし」

……昨日、私は照星さんを元気つけたんだし、照星さんは大丈夫なはずだ

彼女に向けた言葉。思い返すと恥ずかしいけど、私なりにいい話を言えたはずだ

だから……きっと、もう立ち直ってるはずだから
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:23:08.07 ID:39syJi/w0

月神「ふふっ。瀬川さんは優しいのね」

瀬川「……そんな事無いよ。普通だよ」

月神「普通じゃないわ。誰かの事を気にかけて行動出来る人は、案外少ないもの」

月神「貴女の優しさは、皆の事が大好きだから誰かの為に動く事が出来るのだから……」


……痛い、痛い、イタい。月神さんの暖かくて綺麗な言葉が、身体と心を抉っていく


古河「ほぇー、月神は瀬川を評価しとるんやな。ウチは自分勝手な奴やと思っとったわ」

臓腑屋「本人の目の前でござるよ!?いや陰口よりはマシかもしれないでござるが……」

瀬川「別にいいよ……自覚はあるからさ」

月神「瀬川さんはそんなに悪い人じゃないわ。皆の事を真剣に考えられる、優しい人よ」


……違う。私は、そんなに良い人間じゃないんだよ

照星さんを励ませば私に感謝してくれるから。皆が私を頼ってくれるようになってくれると思ったから

前に陰陽寺さんが私を偽善者って言っていたけど、私はそれに反論出来なかった

他でもない私が、そう思っていたんだから



瀬川「と、とにかくもういいでしょ!?」

月乃「……まだお菓子が残っている。待っていて」

もぐもぐとお菓子を頬張りながら答えられる。その姿からは私の苦悩を理解出来そうな素振りも無い

全てのお菓子を皆で食べ終えた後、誰からともなく解散していった

370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:23:38.77 ID:39syJi/w0




瀬川「はぁ、お腹減った……」

あの後、ほとんどのお菓子は月乃さんのお腹の中に入っていった

私が口をつけたのはほんの数個だけ。それだけだと小腹満たしにもなりはしない

照星「……あっ。先、輩」

瀬川「どうも。今は休憩中かな?」

食堂でお昼を取ろうとしたら、ぼんやりと座っていた照星さんと目があう

額に汗を垂らしながら水を眺めていた照星さん。私を見て少し驚いた様な表情を見せた

照星「そうっすね、絶賛お休み中っす!先輩もお隣どうっすか〜?」

ぺしぺしと隣の席を叩いて座ったらと聞いてくる。この調子ならもう大丈夫だよね

瀬川「うん、ありがたく座らせて貰おうかな。何かあるか見てくるね」

照星「あざーっす!それじゃあゆっくり待ってるっすね」

371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:24:29.24 ID:39syJi/w0
瀬川「……無い」

迂闊だった……普段料理を作ってくれる臓腑屋さんが、何か作っているでしょと思っていた

よく考えたら、その臓腑屋さんは私の部屋でお菓子を食べていたんだ。当然料理なんて作ってない……

かといってこのまま引き下がるのは私の面子に関わるし……よし!手早く作っちゃおう!

瀬川「何がいいかな……卵焼きとか?」

卵を溶いて丸めればいいんでしょ?それ位誰だって出来る。私にだって出来るはずだよ

瀬川「どれだけ使えばいいんだろ……?取り合えず十個位割ればいっか」

それだけ割るとなるとお皿じゃダメだよね。もっと大きなお皿……ラーメン丼を使えばいいかな?

瀬川「んしょっと。でもこれフライパンで引っくり返せる?無理でしょ……」

目の前のタプタプになった卵を溶いたの。料理した事ないけど、これはちょっと無理ってわかる……

瀬川「もっとおっきなフライパン使わないとダメっぽいなぁ……あ!あれ使お!」

壁にかかっていた大きなフライパン。これならなんとかなるかな……

瀬川「よし!やるぞ!」

気合も充分あるし、これは成功フラグだよね!まずは火をつけて……

瀬川「……あれ?つかない?ガスの元栓どこ?」
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:25:25.80 ID:39syJi/w0



飛田「……何かね?このエイリアンの卵は?」

瀬川「私の作ったのでーす……ごめんなさーい……」

飛田「ハハハハハ!中々愛嬌のあるフォルムじゃないか。そう思うだろう?」

古河「コイツホンマ首へし折れんかな」

臓腑屋「古河殿は容赦無いでござるな……」

飛田「ところで、このオブジェは何故食堂に置いてあるのかな?」

駆村「言っておくが卵焼きだからな。それ」

朝日「味の全く無い、ただ焼いただけのパサパサな卵の塊だけどねぇ……あぅ」

月乃「……次に余計な事を言ったら二度と味を感じられなくなる位辛い物を食べさせる」

瀬川「いいんだよー……事実だしー……」

和やかな夕食の中、阿鼻叫喚を生み出しているのは私の力作こと卵焼き

努力の甲斐も虚しく、ボロカスに叩かれた私の卵焼き……もといエイリアンの卵

もしゃもしゃと月乃さんが処理する姿を見ると申し訳無い気分になる。けど私は食べたくない

月神「そ、それじゃあ明日はドッジボール大会だし早めに終わらせましょう?」

御影「そうだね!それじゃあいただきまー……」


…………ザザッ
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:26:10.79 ID:39syJi/w0



〜〜〜♪



ハルカ『良い子の皆ー!ココロオドルTVの時間だよー!』

ハルカ『皆、久しぶり!元気にしていたかな?』

ヨウ『俺達は人知れずネタ切れとの戦いに明け暮れていたぞ。連休?そんなもんあるか!』

ハルカ『そんな私達がどうしてTVに出ているのかは聞かないでね。大人の事情ってやつだから』

ヨウ『クソッタレ。アニメーターは賃金が安いと聞くが、それに動かされる俺達は更に薄給だ』

ヨウ『俺達の一月の給料は、丁度牛丼並盛一杯分位だ。ここテストに出るぞ』

ハルカ『聞きたくなかったそんな話……』

ハルカ『まあそんな話はおいておいて、皆、明日はドッジボール大会なんだってね!』

ヨウ『小学校の頃よくやったな。顔に延々と当てられ続けてサンドバッグになった奴もいたアレだ』

ハルカ『はい顔面セーフ!これは負けてはいられないと、私達も新たなミッションを作ってきたよ!』

ヨウ『ミッションといっても、今回はアンケート形式だ。各々の電子生徒手帳に送っておいたぞ』

ハルカ『これで皆の仲も深まる事間違いなし!』

ハルカ『それじゃあ皆で仲良くね!今回もいつもの合言葉で終わらせるよ!』



ハルカ『鮮やかな!』

『遥かな明日を!』『見届けよう!』

ハルカ『バイバーイ!もひとつバイバーイ!』


……………………

…………

……


374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:27:20.16 ID:39syJi/w0






古河「……な、なんやこれ!?」

最初に声を挙げたのは古河さんだった。持った生徒手帳から目を離さず、大きく目を見開いている

照星「これ、って……!」

駆村「なんだこれは……!?こんな事を答えろって言うのか!?」

月乃「……悪趣味な」

御影「こんなの答えられないって!絶対!」

口々に飛び交うのは文句と悪態。言葉は違えど、内容は概ね似たようなもので

デイビット「ほウ。これハ……」

陰陽寺「騒がしいと思って来てみたが、成る程な。そういう事か」

ふらりと表れた陰陽寺さんが毒づく。でもその言葉を咎める人は誰もいない

何人かはアンケートの狙い。アニメの作成者であるモノクマの意図に気づいたみたい

それもそうだ。だってアンケートにはたった一行。こう書かれている

375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:27:47.02 ID:39syJi/w0





『貴方の嫌いな人を教えてください』





376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:29:02.79 ID:39syJi/w0
モノクマ「わんばんこ〜。アンケート答えてる?」

月神「モノクマ!これはどういうつもりなの!?」

モノクマ「どう言う津守……?津守って誰の事?」

臓腑屋「知らないでござるよ!?」

古河「こんなんがアンケートやと!?ふざけんのも大概にせえや!」

竹田「なんだこの内容は?こんなん誰が素直に答えると思うよ、なぁ?」

スグル「真面目に答える必要性を感じません。誰か適当な人に票を集中させれば問題は無いはずです」

月神「そうね……皆、私に投票して。それで平和に解決するはずよ」

モノクマ「……本当に?本当に解決するのかな?」

瀬川「な、なんで?別に本人がいいって言うなら大丈夫なんじゃないの?」

モノクマ「当の月神さんは誰に投票するの?他の人がちゃんと月神さんに投票するって断言出来る?」

瀬川「それは……」

モノクマに問われて言葉に詰まる。全員がちゃんと投票するとは限らないんだ

それに、月神さん本人は誰に投票するのか……彼女に嫌われている。影でどんな風に思われているのか

他人の本音なんて絶対にわかりっこない。例えば、誰かが、誰かを憎んでいたとしても……

モノクマ「選挙というのは公正でなくてはならないのです。オマエラ、清き一票でお願いします!」

モノクマの発破で投票が行われていく。私も、名簿にある名前一覧から一人を選んで、タップした
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:29:50.28 ID:39syJi/w0

モノクマ「うぷぷ。これで全員の投票が終わったみたいだね、ありがとうございました!」

……投票は案外速かった。それは、月神さんの言う通りに、素直に彼女に投票したからなのか

モノクマ「いやぁ、これはこれは驚いたよ。なんせ票がビックリする程バラけてたからね!」

御影「ちょっと!?何でわざわざ票がバラけけた事を言うんだよ!?」

モノクマ「別にいいじゃん。単純に驚いただけだしさ。それとも言ったら困る事あるの?」

飛田「貴様。もしかしてとは思うが、梓の言う事を無視した訳ではあるまいな?」

御影「まままっさかぁ!そんな訳ないじゃん!?」

……明らかに怪しい。御影君は嘘がつけないんなら素直に黙っていればいいのにね

現に……皆の口数は、わざとらしい程に減っているんだもん

モノクマ「えー、アンケートにお答えいただき誠にありがとうございます。この結果は真摯に受けとめ今後に役立てていきたいと思います」

古河「嘘つけやぁ!!!」

モノクマ「そして、今回アンケートにご協力していただいたオマエラに、ささやかながらオマケを用意しておきました!」

スグル「理屈がよくわかりませんが……」

竹田「ああ。保険会社のアンケートに答えてやったら飴ちゃんくれるみたいなモンだろ?」

スグル「そ、そうなんですか。知らなかった……」

合点がいった様子のスグル君。でも少し世間知らずだと思うんだ

周りも微妙に呆れているしそれを見ているモノクマもクツクツと笑っているし……

……笑っている?

378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:31:07.18 ID:39syJi/w0

モノクマ「うぷぷ。これで全員の投票が終わったみたいだね、ありがとうございました!」

……投票は案外速かった。それは、月神さんの言う通りに、素直に彼女に投票したからなのか

モノクマ「いやぁ、これはこれは驚いたよ。なんせ票がビックリする程バラけてたからね!」

御影「ちょっと!?何でわざわざ票がバラけけた事を言うんだよ!?」

モノクマ「別にいいじゃん。単純に驚いただけだしさ。それとも言ったら困る事あるの?」

飛田「貴様。もしかしてとは思うが、梓の言う事を無視した訳ではあるまいな?」

御影「まままっさかぁ!そんな訳ないじゃん!?」

……明らかに怪しい。御影君は嘘がつけないんなら素直に黙っていればいいのにね

現に……皆の口数は、わざとらしい程に減っているんだもん

モノクマ「えー、アンケートにお答えいただき誠にありがとうございます。この結果は真摯に受けとめ今後に役立てていきたいと思います」

古河「嘘つけやぁ!!!」

モノクマ「そして、今回アンケートにご協力していただいたオマエラに、ささやかながらオマケを用意しておきました!」

スグル「理屈がよくわかりませんが……」

竹田「ああ。保険会社のアンケートに答えてやったら飴ちゃんくれるみたいなモンだろ?」

スグル「そ、そうなんですか。知らなかった……」

合点がいった様子のスグル君。でも少し世間知らずだと思うんだ

周りも微妙に呆れているしそれを見ているモノクマもクツクツと笑っているし……

……笑っている?

379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:31:35.02 ID:39syJi/w0
モノクマ「それではオマエラ、電子生徒手帳をご確認くださーい!」

瀬川「えっ? ……あっ!」

モノクマが言うや否や、皆の電子生徒手帳には新着の履歴が表示される

待ってましたと言わんばかりの速度だったから、私の反応は一瞬遅れて……

だから、かな? 手帳に映し出された文章が、やけにくっきりと目に焼き付いたんだ









『―― ――は、  “オンミョウジ マヤ” さんに投票しました』

『“超高校級のヒーロー”陰陽寺 魔矢は、対戦相手に選手生命を断つ程の暴行を加えた事で、高校剣道会から追放されている』





380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:32:02.64 ID:39syJi/w0
御影「う……うわああああ!?何だよコレ!?」

照星「これ、って……! 何でなんすか!? 何で自分が……!? むぐっ!?」

月乃「……しっ。今は言ったらダメ」

月神「どうしたの!?モノクマ、皆に何を……!」

モノクマ「うぷぷ。特になーんにも? ボクはただ教えてあげただけだよ」




モノクマ「『嫌いな相手として投票した人の、周りに知られたくない秘密』をね……!」




臓腑屋「何てものを教えたのでござるか……!?」

飛田「あが、あがががががが……ガッデム!!」

陰陽寺「嫌いな相手の秘密か。下らないマネを」

吐き捨てる様に呟く陰陽寺さん……私が投票した人

これを世間に公表したら、まず間違いなく彼女は破滅する……少なくとも、今後超高校級のヒーローを名乗る事は出来なくなる

その事実を理解した瞬間、背筋が凍り付く。もし、もしも誰かが私に投票していたら……?

そして、その秘密が仮に“ずっと隠してきた、私にとって極めて致命的”なものだとしたら……

瀬川「……っ!」

脳裏に浮かぶビジョンに目眩がする。今まで被ってきた仮面を、無理矢理に剥がされた様な感覚が


381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:32:51.55 ID:39syJi/w0
御影「う……うわああああ!?何だよコレ!?」

照星「これ、って……! 何でなんすか!? 何で自分が……!? むぐっ!?」

月乃「……しっ。今は言ったらダメ」

月神「どうしたの!?モノクマ、皆に何を……!」

モノクマ「うぷぷ。特になーんにも? ボクはただ教えてあげただけだよ」




モノクマ「『嫌いな相手として投票した人の、周りに知られたくない秘密』をね……!」




臓腑屋「何てものを教えたのでござるか……!?」

飛田「あが、あがががががが……ガッデム!!」

陰陽寺「嫌いな相手の秘密か。下らないマネを」

吐き捨てる様に呟く陰陽寺さん……私が投票した人

これを世間に公表したら、まず間違いなく彼女は破滅する……少なくとも、今後超高校級のヒーローを名乗る事は出来なくなる

その事実を理解した瞬間、背筋が凍り付く。もし、もしも誰かが私に投票していたら……?

そして、その秘密が仮に“ずっと隠してきた、私にとって極めて致命的”なものだとしたら……

瀬川「……っ!」

脳裏に浮かぶビジョンに目眩がする。今まで被ってきた仮面を、無理矢理に剥がされた様な感覚が


382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:33:46.65 ID:39syJi/w0
モノクマ「いやぁボクって優しいね!いじめっ子に報復の言い分をあげたんだからさ」

モノクマ「ん……? あっ! しまった! ボクとした事が、投票されなかった生徒の事を全く考えていなかったよ……」

モノクマ「世の中は今男女平等ブームだしね。何せ男の子だってプリキュアになれるし!」

朝日「えへへ、そうだよぉ。オトコノコだってぇ、いくらでも可愛くなれるもんねぇ」

月乃「は?」

駆村「気持ちはわかるが落ち着け……! 朝日も余計な事は言うな……!」

モノクマ「という訳で……明日から四日後、全員の秘密を公衆の面前でバラ撒きたいと思いまーす!」

古河「はああああああああああああ!?!?!?」

モノクマ「いやあワクワクするね!それとも気になるあの子やイラつくアイツに影でこっそり噂されててドキドキする?」

瀬川「そんな事思える訳ないでしょ!?個人情報とプライバシーの概念が無いの!?」

モノクマ「まあボクも鬼じゃないからね。オマエラが誠意を見せてくれたら取り止めてあげなくもなくなくないよ?」

月神「誠意、って……」

陰陽寺「どうせ殺し合いだろう。わざわざ聞く必要も無いがな」

モノクマ「イグザクトリィ!ご近所のクラス会で噂されたくないならコロシアイするんだね!」

御影「案外範囲が狭かった!」

モノクマ「そんじゃアデュー! 精々こっ恥ずかしい秘密で強請られないように気を付けるんだね!」

383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:34:47.79 ID:39syJi/w0




瀬川「……大丈夫だよ。きっと!」








……嘘だ。言葉とは裏腹に、心の中は焼けつく様な焦燥感と、凍てつく程の殺意に満ちていた


誰かが冷酷な悪意を隠しているなら、私だって全力で対抗してみせる


もしも秘密が“あの事”なら、私はそれを死守しなくちゃいけない……。例え、何を犠牲にしてでも


例え、この場にいる全員を、闇の中に葬ってでも




384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:35:13.25 ID:39syJi/w0
※ミス
>>58>>59の間にこれが入ります





……モノクマは去っていった。軽やかな足取りで、重苦しい動機を残して

嫌いな相手の知られたくない秘密。それは、相手にとってはこれ以上ない悪夢になる

そして、自分にも……致死のダメージが与えられる恐怖がつきまとう諸刃の凶器

御影「だ……誰だよ! ボクに投票した奴は誰なんだよ!」

月神「大丈夫よ、御影君。きっと皆は私に投票しているはずだから……」

飛田「そんな事は無いだろう!何故ならオレはレディに投票なぞ出来ないから、適当に投票したのだからなッ!」

古河「オマエそんな事滅茶苦茶な事したんか!?誰に投票したんか言うてみろや!」

デイビット「止めた方がいイ。飛田氏にとってモ、月神女史にとっても不利益な結果となル」

スグル「こんなの……どうしようもない、です……」

誰かの秘密を握りながら、誰かに秘密を握られる。しかも、自分の秘密を握っているのは悪意を秘めた人かもしれない

個人情報の流出がどれだけおぞましい事態かは理解しているつもりだ。それこそ、私の身に深く染み付く程に

月神「どうすれば……。このままじゃ、皆バラバラになっちゃう……!」

385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:35:54.32 ID:39syJi/w0





突然だけど、私は夜が好きだ

暗い位の闇の中。一人で物思いに耽る時だけは、他の誰でもない”私”でいられるから

……ただ、そのせいであまり眠れなくなる時もあるんだけれどね

「……ふぁあぁ。もう朝だ……」

欠伸を噛み殺して頭を振る。少しだけクラクラするけど、動く分には問題はなさそう

昨日は誰も、何も言わずに帰っていった。皆の後ろ姿から、全員が強い警戒心を抱いていた事は明白だ

……もう一度生徒手帳を確認してみる。そこにあるのは紛れもなく陰陽寺魔矢さんの秘密……

勿論、これがただの嘘の可能性もあるけど……確認の為には本人に聞かなくちゃダメだもん



『ねぇ!私、陰陽寺さんが嫌いだから投票したんだけど、対戦相手ボコッて殺したって本当?』



……ないない。そんな事を聞いた日には間違いなく私が再起不能になる。見てわかる様な明らかな地雷を踏みたくないし

グルグルグルグル思考は回る。とめどなく溢れる思考が、お腹に強い違和感を……

……? お腹? そういえば……

「……夕食食べ損ねてた……」

エイリアンだの何だの言われてたから、食べるのが申し訳なくて口をつけてなかった

食堂に行くのは怖いけど……どの道何か食べないと頭だって動かせない

とにかく今はご飯が食べたい。重たい足をなんとか動かして、食堂に向かった
386 : ◆TK9VNtkqqc0N [saga]:2019/06/16(日) 21:36:35.03 ID:Hofe2schO
砥堀・隼総選択



砥堀「ご機嫌いかがかな? 黒野サン?」

黒野「あ、え、えっと……」

砥堀「あぁ、失礼した、自己紹介が先だよね?」

砥堀「ぼくは確かに美しいが、仕事の面ではまだまだ無名だからね……」

砥堀「ぼくの名前は砥堀鉱。【超高校級の彫金師】なんて呼ばれているよ」

砥堀「末永くよろしくね?」

黒野(砥堀鉱……金属製のアクセサリーを作ったら右に出る者はいないと言われる【超高校級の彫金師】……)

黒野(高校生ながらも、たくさんの弟子がいるんだっけ……あれ? でも……)

黒野「……えっと、女の子?」

砥堀「はははっ! 確かにぼくの顔は女性に負けない美しさを誇るが、ぼくはれっきとした男だよ!」

隼総「ああ、オメェは男の子だよな? 砥堀?」ムギュ!!

砥堀「ぬぐおっ……!?」

砥堀「は、隼総サン……? こ、ここ股間部をニギニギするのは止めてくれないかな……!?」

隼総「あ? 細けぇ事気にすんなよ」

砥堀「ぜ、全然細かくないと思うけど!?」

隼総「ほれほれ」ムギュ~……!!

砥堀「ぬおおおおおおおっ……!?」

隼総「まっ、このくらいで勘弁してやらぁ」

隼総「さっきからコイツ、こんな感じでナンパしまくってんだよ。だからオシオキしたんだ」

砥堀「制裁がキツすぎるよ……! 大丈夫かい、ぼくの相棒……!」

隼総「うるせーヤロウだな……」

隼総「アタシは隼総葵。【超高校級のレーサー】だ。まっ、仲良くやろうや」

黒野(隼総葵……車のレースで負け無しと言われる【超高校級のレーサー】……)

黒野(最近ではバイクやボートでも才能を発揮してるらしいけど……)

隼総「……あ? 何だよ」

黒野「う、ううん……! よろしくね……!」

隼総「おう!」

黒野(ヤンキーみたいで怖いな……)



【自己紹介ターンです。誰と自己紹介するのか、>>281-284の橋田・小西・貝木・飯田から1〜2人選択してください。】

↓1
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:37:28.36 ID:39syJi/w0





陰陽寺「………………」

御影「………………」

デイビット「おヤ、瀬川女史。ご機嫌よウ」

瀬川「アッ、おはようございまーす……」

入りにくい空気の中、気配を消していたのにデイビット君に見破られる

鋭く、ギロッと皆から睨まれた……様な気がした

ピリピリとした空気は、きっと気のせいじゃない。全員の放つ殺気が、食堂に張り巡らされていた

大なり小なり……隠す気のあるなしに関係なく、ね

スグル「あ、あの、瀬川さん」

スグル「その、えっと……誰に投票しましたか?」

不安げに訪ねられて、思案を重ねる。ここでなんて答えるかで、私の道は少し変わる気がする……

瀬川「……月神さんだよ。本人が言ってたしね」

スグル「そうですか。……良かった」

良かった。その言葉には、どんな意味があるの?

真意を問うその前に、一筋に放たれた言葉が、張り詰めた空間を引き裂いていった
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 21:37:45.97 ID:4r/IissZ0
小西、貝木
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:37:51.00 ID:39syJi/w0

月神「……皆! 私の話を聞いてほしいの」

月神「動機で誰に投票したとか、誰の秘密を見たとか……そんな事は聞かないわ」

月神「ずっとここに閉じ込められて、互いに不安や不満もあると思う。それは否定したらいけないの」

月神「でも、どうしても我慢できないなら……今日のドッジボールで、精一杯ぶつけてほしい」

月神「ネガティブな気持ちも、我慢できないイライラも! ボールに乗せて伝えてほしいの!」


響かせる様に私達に届く、月神さんの切なる想い

ヒリついた空気が和らいでいく。マイナスに満ちた雰囲気が、一気にプラスに切り替わる

彼女の声には、心には。それだけの大きな力が秘められているから


古河「……しゃ! ウジウジしとるのはウチらしくないわな! 御影、ブチのめしたるわ!」

御影「えっ!? ボクだけ!? 何でさ!?」

臓腑屋「にゃっ! うるさいでござるよ!?」

駆村「そうやって騒がしい方が安心するよ……」

お通夜ムードからバースデイに。皆の雰囲気を一言で変えた、月神さんのその言の葉に、どれだけの力があるんだろう?

どれだけの才能があれば……いいんだろう?
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:38:56.74 ID:39syJi/w0

月神「……皆! 私の話を聞いてほしいの」

月神「動機で誰に投票したとか、誰の秘密を見たとか……そんな事は聞かないわ」

月神「ずっとここに閉じ込められて、互いに不安や不満もあると思う。それは否定したらいけないの」

月神「でも、どうしても我慢できないなら……今日のドッジボールで、精一杯ぶつけてほしい」

月神「ネガティブな気持ちも、我慢できないイライラも! ボールに乗せて伝えてほしいの!」


響かせる様に私達に届く、月神さんの切なる想い

ヒリついた空気が和らいでいく。マイナスに満ちた雰囲気が、一気にプラスに切り替わる

彼女の声には、心には。それだけの大きな力が秘められているから


古河「……しゃ! ウジウジしとるのはウチらしくないわな! 御影、ブチのめしたるわ!」

御影「えっ!? ボクだけ!? 何でさ!?」

臓腑屋「にゃっ! うるさいでござるよ!?」

駆村「そうやって騒がしい方が安心するよ……」

お通夜ムードからバースデイに。皆の雰囲気を一言で変えた、月神さんのその言の葉に、どれだけの力があるんだろう?

どれだけの才能があれば……いいんだろう?
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:39:24.26 ID:39syJi/w0

竹田「ま、話はまとまったんじゃあねえのか?」

竹田「ビビる事なんかねえ。楽しめる時は存分に楽しめばいいってコトよ」

パンパンと手を叩き、竹田さんが話を纏める。既に全員はやる気みたいだし、辞める人もいなくなった

照星「…そう言えば、陰陽寺先輩はやるんすか?」

陰陽寺「やらない。する必要も無いからな」

朝日「この雰囲気でも断っちゃうんだねぇ……」

いや、一名いた。空気も考えも読めない人が

竹田「おいおい陰陽寺の嬢ちゃん。若いのにノリが悪いんじゃねえの?」

竹田「命短しなんとやらだ。肩肘張った生き方は嬢ちゃんには合わねえよ」

陰陽寺「知るか。僕はもう戻る」

竹田「でもなぁ〜、万一何かあった時に一番頼れるのは嬢ちゃんなんだけどなぁ〜」

陰陽寺「頼りにする様な奴はない。僕には何の関係もないからな」

竹田「厳しいねえ。まっ、気軽に来な。坊主共も嬢ちゃんを今更省く事はないだろうからな」

立ち去ろうとした一瞬。ふいっと振り向いた陰陽寺さん

でも、直ぐに前を向くと……そのまま廊下へ消えていった

392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:39:53.19 ID:39syJi/w0








飛田「フッハハハハ! 楽しみだなぁ諸君!」

御影「勿論さ! だって女の子達の体操服姿が拝められるんだもんね!」

月神「ああ、女子は全員ジャージでお願いね?」

御影「そんな〜〜〜〜〜!!!」

駆村「そうだ。陰陽寺が入らないなら誰か一人余りになるな……」

竹田「その心配は要らねえ。俺はやらないからな」

朝日「どうしてですかぁ?」

竹田「派手に動いて腰をやっちまうのは、な?」


……こうして、最後にに一悶着あったけれど無事に朝を終わらせる事ができた

でも、まだ少し余裕があるかな……お昼になるまで誰かと話してよう








飛田「フッハハハハ! 楽しみだなぁ諸君!」

御影「勿論さ! だって女の子達の体操服姿が拝められるんだもんね!」

月神「ああ、女子は全員ジャージでお願いね?」

御影「そんな〜〜〜〜〜!!!」

駆村「そうだ。陰陽寺が入らないなら誰か一人余りになるな……」

竹田「その心配は要らねえ。俺はやらないからな」

朝日「どうしてですかぁ?」

竹田「派手に動いて腰をやっちまうのは、な?」


……こうして、最後にに一悶着あったけれど無事に朝を終わらせる事ができた

でも、まだ少し余裕があるかな……お昼になるまで誰かと話してよう


393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:40:29.09 ID:39syJi/w0




御影「あ、ちょっと瀬川さん!」

瀬川「何?」

御影「瀬川さんってコスプレイヤーでしょ? ならせめて瀬川さんだけでも体操服着てくれない?」

瀬川「お断りします」

したごころをきみに。残念だけど、私はコスプレをそういう目的でするつもりはありません

御影「ちぇっ。まあいいや! 今日のドッジボール楽しみだよね!」

御影「月神さんは投票とか気にするなって言ってたけど……ま、まあ? ボクに投票する人なんていないし!」

投票かぁ。確かに御影君の秘密はどうって事なさそうだもんね

……私は気にしてる。少なくとも、バラされる秘密次第では、私は……

瀬川「……そうそう。御影君って誰に入れたの?」

御影「いやそれはちょっと……そう言う瀬川さんはどうなのさ!?」

瀬川「ちょっと言いたくないかなー……」

流石に易々とは教えてくれないかぁ……でもあの反応を見るに、月神さん以外に投票したと思ったんだけどなぁ

瀬川「教えてよー。ダメ?」

御影「ダメだから! ……ああ、でも」



394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:40:56.97 ID:39syJi/w0




御影「あ、ちょっと瀬川さん!」

瀬川「何?」

御影「瀬川さんってコスプレイヤーでしょ? ならせめて瀬川さんだけでも体操服着てくれない?」

瀬川「お断りします」

したごころをきみに。残念だけど、私はコスプレをそういう目的でするつもりはありません

御影「ちぇっ。まあいいや! 今日のドッジボール楽しみだよね!」

御影「月神さんは投票とか気にするなって言ってたけど……ま、まあ? ボクに投票する人なんていないし!」

投票かぁ。確かに御影君の秘密はどうって事なさそうだもんね

……私は気にしてる。少なくとも、バラされる秘密次第では、私は……

瀬川「……そうそう。御影君って誰に入れたの?」

御影「いやそれはちょっと……そう言う瀬川さんはどうなのさ!?」

瀬川「ちょっと言いたくないかなー……」

流石に易々とは教えてくれないかぁ……でもあの反応を見るに、月神さん以外に投票したと思ったんだけどなぁ

瀬川「教えてよー。ダメ?」

御影「ダメだから! ……ああ、でも」



395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:42:14.08 ID:39syJi/w0










御影「それ相応の誠意と真心を見せてくれるならいいよ!」

瀬川「ん? 今見せてくれるって言ったよね?」

396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:42:40.31 ID:39syJi/w0


瀬川「ふぅん。ならさぁ……」

ムギュッ

御影「ちょ、え…ええええええ!?!?!?」

瀬川「…教えて欲しいな。み、か、げ、く、ん?」



ぐいっと体を近づける。不審そうな表情を見せる彼に両手を伸ばして……抱きしめた

互いに抱き合う様な体勢に移る。まるで、愛し合う恋人の様な甘い姿……

尤も私にそんな感情は無いし……私の目的は御影君から情報を引き出す事なんだけどね

呆気にとられるその合間に、耳元に言葉を流し込んでいく。かかった獲物を絡めとる蜘蛛のように



御影「あ、あの、瀬川さん? えーっと、柔らかくて大きいものが当たってるんだけど」

瀬川「あててるんだよ?」



腕にぎゅうっと力を込める。御影君の身体が、私の肢体に、全身に、蝕まれる様に沈んでいく

神経がぴりぴりと焼き付く感覚。きっと、私の顔は今真っ赤っかに染まっているんだろう

ここまでしたんだ。絶対に話して貰うんだから……









御影「それ相応の誠意と真心を見せてくれるならいいよ!」

瀬川「ん? 今見せてくれるって言ったよね?」

397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:43:50.83 ID:39syJi/w0

瀬川「……ねえ。まだダメかな?」

御影「い、いや? えっと、その、あー……」

御影「ぼぼぼボク達ってまだそんな合って間もないし? まだそんな親密な関係には……」

うーんこの。少し引っ付いただけで好意があるって勘違いするんだから。オタクって怖いなー

あんまし長くやると、今後の生活に悪影響を及ぼさないとも言えなくなるし……ぱぱっと終わらせよう

瀬川「ね? 私にこっそり教えてよ。絶対に、絶対秘密にするから……」

御影「う、うう……わ、わかったよ! はい!」

もぞもぞと腕を動かし始める御影君。それを察した私はクールに腕を外していった

御影「ほら! これがボクのやつ! 古河さんには本当に黙っててよね!?」

電子手帳を動かして、秘密の書かれたページを見せてくれた。誰のモノかは……言った通りだね





『御影 直斗さんは、 "コガ ユメミ" さんに投票しました』

『"超高校級のスタイリスト"古河 ゆめみは、中学時代の素行が悪く、喫煙、飲酒経験がある』


398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:44:17.96 ID:39syJi/w0
瀬川「うわぁ、これは……」

御影「要するに元ヤンって事だろ? まっイメージ通りだけどさ!」

元ヤンっていうか……これもう暴走族の人じゃん……

やたら気が強いし、直ぐに手が出るとは思ってたけど、これはちょっと衝撃が強いかな……

瀬川「これは確かに知られたくない秘密だね……」

御影「ね、ねえ? 本当に黙っててよ? ボクまだ死にたくないしさ」

瀬川「うん、約束するよ」

まっ、口約束には何の制約も無いんだけどね! 万が一何かあった時の為にとっておこっと

瀬川「でも、どうして古河さんに要れたの? 別に月神さんでも良かったのに」

御影「だってさぁ! いっつもボクの事馬鹿にしてくるじゃん!? ムカついてるんだよね!」

要するに、ただの私怨だね……

瀬川「もしかしたら気になってるのかもよ? ほら好きな子程イジメたくなるって言うし」

御影「えっそうなの!? いやあボクって今モテ期なのかなぁ!? 辛いなぁ〜!」

単純過ぎる……まあ、古河さんに向けていれば私に来る事はないよね

御影「なんでこんなにツイてるんだろ? あっ! ボクって超高校級の幸運だったもんね〜!」

ケタケタと笑う御影君を遠巻きに眺めながら、冷ややかな笑顔をプレゼントする

……まあ、暇潰しにはなった……よね……うん……

399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:45:03.41 ID:39syJi/w0
瀬川「うわぁ、これは……」

御影「要するに元ヤンって事だろ? まっイメージ通りだけどさ!」

元ヤンっていうか……これもう暴走族の人じゃん……

やたら気が強いし、直ぐに手が出るとは思ってたけど、これはちょっと衝撃が強いかな……

瀬川「これは確かに知られたくない秘密だね……」

御影「ね、ねえ? 本当に黙っててよ? ボクまだ死にたくないしさ」

瀬川「うん、約束するよ」

まっ、口約束には何の制約も無いんだけどね! 万が一何かあった時の為にとっておこっと

瀬川「でも、どうして古河さんに要れたの? 別に月神さんでも良かったのに」

御影「だってさぁ! いっつもボクの事馬鹿にしてくるじゃん!? ムカついてるんだよね!」

要するに、ただの私怨だね……

瀬川「もしかしたら気になってるのかもよ? ほら好きな子程イジメたくなるって言うし」

御影「えっそうなの!? いやあボクって今モテ期なのかなぁ!? 辛いなぁ〜!」

単純過ぎる……まあ、古河さんに向けていれば私に来る事はないよね

御影「なんでこんなにツイてるんだろ? あっ! ボクって超高校級の幸運だったもんね〜!」

ケタケタと笑う御影君を遠巻きに眺めながら、冷ややかな笑顔をプレゼントする

……まあ、暇潰しにはなった……よね……うん……

400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:45:43.20 ID:39syJi/w0
瀬川「うわぁ、これは……」

御影「要するに元ヤンって事だろ? まっイメージ通りだけどさ!」

元ヤンっていうか……これもう暴走族の人じゃん……

やたら気が強いし、直ぐに手が出るとは思ってたけど、これはちょっと衝撃が強いかな……

瀬川「これは確かに知られたくない秘密だね……」

御影「ね、ねえ? 本当に黙っててよ? ボクまだ死にたくないしさ」

瀬川「うん、約束するよ」

まっ、口約束には何の制約も無いんだけどね! 万が一何かあった時の為にとっておこっと

瀬川「でも、どうして古河さんに要れたの? 別に月神さんでも良かったのに」

御影「だってさぁ! いっつもボクの事馬鹿にしてくるじゃん!? ムカついてるんだよね!」

要するに、ただの私怨だね……

瀬川「もしかしたら気になってるのかもよ? ほら好きな子程イジメたくなるって言うし」

御影「えっそうなの!? いやあボクって今モテ期なのかなぁ!? 辛いなぁ〜!」

単純過ぎる……まあ、古河さんに向けていれば私に来る事はないよね

御影「なんでこんなにツイてるんだろ? あっ! ボクって超高校級の幸運だったもんね〜!」

ケタケタと笑う御影君を遠巻きに眺めながら、冷ややかな笑顔をプレゼントする

……まあ、暇潰しにはなった……よね……うん……

401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:46:57.07 ID:39syJi/w0
瀬川「うわぁ、これは……」

御影「要するに元ヤンって事だろ? まっイメージ通りだけどさ!」

元ヤンっていうか……これもう暴走族の人じゃん……

やたら気が強いし、直ぐに手が出るとは思ってたけど、これはちょっと衝撃が強いかな……

瀬川「これは確かに知られたくない秘密だね……」

御影「ね、ねえ? 本当に黙っててよ? ボクまだ死にたくないしさ」

瀬川「うん、約束するよ」

まっ、口約束には何の制約も無いんだけどね! 万が一何かあった時の為にとっておこっと

瀬川「でも、どうして古河さんに要れたの? 別に月神さんでも良かったのに」

御影「だってさぁ! いっつもボクの事馬鹿にしてくるじゃん!? ムカついてるんだよね!」

要するに、ただの私怨だね……

瀬川「もしかしたら気になってるのかもよ? ほら好きな子程イジメたくなるって言うし」

御影「えっそうなの!? いやあボクって今モテ期なのかなぁ!? 辛いなぁ〜!」

単純過ぎる……まあ、古河さんに向けていれば私に来る事はないよね

御影「なんでこんなにツイてるんだろ? あっ! ボクって超高校級の幸運だったもんね〜!」

ケタケタと笑う御影君を遠巻きに眺めながら、冷ややかな笑顔をプレゼントする

……まあ、暇潰しにはなった……よね……うん……

402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:47:28.79 ID:39syJi/w0
瀬川「うわぁ、これは……」

御影「要するに元ヤンって事だろ? まっイメージ通りだけどさ!」

元ヤンっていうか……これもう暴走族の人じゃん……

やたら気が強いし、直ぐに手が出るとは思ってたけど、これはちょっと衝撃が強いかな……

瀬川「これは確かに知られたくない秘密だね……」

御影「ね、ねえ? 本当に黙っててよ? ボクまだ死にたくないしさ」

瀬川「うん、約束するよ」

まっ、口約束には何の制約も無いんだけどね! 万が一何かあった時の為にとっておこっと

瀬川「でも、どうして古河さんに要れたの? 別に月神さんでも良かったのに」

御影「だってさぁ! いっつもボクの事馬鹿にしてくるじゃん!? ムカついてるんだよね!」

要するに、ただの私怨だね……

瀬川「もしかしたら気になってるのかもよ? ほら好きな子程イジメたくなるって言うし」

御影「えっそうなの!? いやあボクって今モテ期なのかなぁ!? 辛いなぁ〜!」

単純過ぎる……まあ、古河さんに向けていれば私に来る事はないよね

御影「なんでこんなにツイてるんだろ? あっ! ボクって超高校級の幸運だったもんね〜!」

ケタケタと笑う御影君を遠巻きに眺めながら、冷ややかな笑顔をプレゼントする

……まあ、暇潰しにはなった……よね……うん……

403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:48:27.65 ID:39syJi/w0
瀬川「うわぁ、これは……」

御影「要するに元ヤンって事だろ? まっイメージ通りだけどさ!」

元ヤンっていうか……これもう暴走族の人じゃん……

やたら気が強いし、直ぐに手が出るとは思ってたけど、これはちょっと衝撃が強いかな……

瀬川「これは確かに知られたくない秘密だね……」

御影「ね、ねえ? 本当に黙っててよ? ボクまだ死にたくないしさ」

瀬川「うん、約束するよ」

まっ、口約束には何の制約も無いんだけどね! 万が一何かあった時の為にとっておこっと

瀬川「でも、どうして古河さんに要れたの? 別に月神さんでも良かったのに」

御影「だってさぁ! いっつもボクの事馬鹿にしてくるじゃん!? ムカついてるんだよね!」

要するに、ただの私怨だね……

瀬川「もしかしたら気になってるのかもよ? ほら好きな子程イジメたくなるって言うし」

御影「えっそうなの!? いやあボクって今モテ期なのかなぁ!? 辛いなぁ〜!」

単純過ぎる……まあ、古河さんに向けていれば私に来る事はないよね

御影「なんでこんなにツイてるんだろ? あっ! ボクって超高校級の幸運だったもんね〜!」

ケタケタと笑う御影君を遠巻きに眺めながら、冷ややかな笑顔をプレゼントする

……まあ、暇潰しにはなった……よね……うん……

404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:49:00.18 ID:39syJi/w0
瀬川「うわぁ、これは……」

御影「要するに元ヤンって事だろ? まっイメージ通りだけどさ!」

元ヤンっていうか……これもう暴走族の人じゃん……

やたら気が強いし、直ぐに手が出るとは思ってたけど、これはちょっと衝撃が強いかな……

瀬川「これは確かに知られたくない秘密だね……」

御影「ね、ねえ? 本当に黙っててよ? ボクまだ死にたくないしさ」

瀬川「うん、約束するよ」

まっ、口約束には何の制約も無いんだけどね! 万が一何かあった時の為にとっておこっと

瀬川「でも、どうして古河さんに要れたの? 別に月神さんでも良かったのに」

御影「だってさぁ! いっつもボクの事馬鹿にしてくるじゃん!? ムカついてるんだよね!」

要するに、ただの私怨だね……

瀬川「もしかしたら気になってるのかもよ? ほら好きな子程イジメたくなるって言うし」

御影「えっそうなの!? いやあボクって今モテ期なのかなぁ!? 辛いなぁ〜!」

単純過ぎる……まあ、古河さんに向けていれば私に来る事はないよね

御影「なんでこんなにツイてるんだろ? あっ! ボクって超高校級の幸運だったもんね〜!」

ケタケタと笑う御影君を遠巻きに眺めながら、冷ややかな笑顔をプレゼントする

……まあ、暇潰しにはなった……よね……うん……

405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:49:44.81 ID:39syJi/w0
瀬川「うわぁ、これは……」

御影「要するに元ヤンって事だろ? まっイメージ通りだけどさ!」

元ヤンっていうか……これもう暴走族の人じゃん……

やたら気が強いし、直ぐに手が出るとは思ってたけど、これはちょっと衝撃が強いかな……

瀬川「これは確かに知られたくない秘密だね……」

御影「ね、ねえ? 本当に黙っててよ? ボクまだ死にたくないしさ」

瀬川「うん、約束するよ」

まっ、口約束には何の制約も無いんだけどね! 万が一何かあった時の為にとっておこっと

瀬川「でも、どうして古河さんに要れたの? 別に月神さんでも良かったのに」

御影「だってさぁ! いっつもボクの事馬鹿にしてくるじゃん!? ムカついてるんだよね!」

要するに、ただの私怨だね……

瀬川「もしかしたら気になってるのかもよ? ほら好きな子程イジメたくなるって言うし」

御影「えっそうなの!? いやあボクって今モテ期なのかなぁ!? 辛いなぁ〜!」

単純過ぎる……まあ、古河さんに向けていれば私に来る事はないよね

御影「なんでこんなにツイてるんだろ? あっ! ボクって超高校級の幸運だったもんね〜!」

ケタケタと笑う御影君を遠巻きに眺めながら、冷ややかな笑顔をプレゼントする

……まあ、暇潰しにはなった……よね……うん……

406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:50:11.39 ID:39syJi/w0
瀬川「うわぁ、これは……」

御影「要するに元ヤンって事だろ? まっイメージ通りだけどさ!」

元ヤンっていうか……これもう暴走族の人じゃん……

やたら気が強いし、直ぐに手が出るとは思ってたけど、これはちょっと衝撃が強いかな……

瀬川「これは確かに知られたくない秘密だね……」

御影「ね、ねえ? 本当に黙っててよ? ボクまだ死にたくないしさ」

瀬川「うん、約束するよ」

まっ、口約束には何の制約も無いんだけどね! 万が一何かあった時の為にとっておこっと

瀬川「でも、どうして古河さんに要れたの? 別に月神さんでも良かったのに」

御影「だってさぁ! いっつもボクの事馬鹿にしてくるじゃん!? ムカついてるんだよね!」

要するに、ただの私怨だね……

瀬川「もしかしたら気になってるのかもよ? ほら好きな子程イジメたくなるって言うし」

御影「えっそうなの!? いやあボクって今モテ期なのかなぁ!? 辛いなぁ〜!」

単純過ぎる……まあ、古河さんに向けていれば私に来る事はないよね

御影「なんでこんなにツイてるんだろ? あっ! ボクって超高校級の幸運だったもんね〜!」

ケタケタと笑う御影君を遠巻きに眺めながら、冷ややかな笑顔をプレゼントする

……まあ、暇潰しにはなった……よね……うん……

407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:50:39.89 ID:39syJi/w0
瀬川「うわぁ、これは……」

御影「要するに元ヤンって事だろ? まっイメージ通りだけどさ!」

元ヤンっていうか……これもう暴走族の人じゃん……

やたら気が強いし、直ぐに手が出るとは思ってたけど、これはちょっと衝撃が強いかな……

瀬川「これは確かに知られたくない秘密だね……」

御影「ね、ねえ? 本当に黙っててよ? ボクまだ死にたくないしさ」

瀬川「うん、約束するよ」

まっ、口約束には何の制約も無いんだけどね! 万が一何かあった時の為にとっておこっと

瀬川「でも、どうして古河さんに要れたの? 別に月神さんでも良かったのに」

御影「だってさぁ! いっつもボクの事馬鹿にしてくるじゃん!? ムカついてるんだよね!」

要するに、ただの私怨だね……

瀬川「もしかしたら気になってるのかもよ? ほら好きな子程イジメたくなるって言うし」

御影「えっそうなの!? いやあボクって今モテ期なのかなぁ!? 辛いなぁ〜!」

単純過ぎる……まあ、古河さんに向けていれば私に来る事はないよね

御影「なんでこんなにツイてるんだろ? あっ! ボクって超高校級の幸運だったもんね〜!」

ケタケタと笑う御影君を遠巻きに眺めながら、冷ややかな笑顔をプレゼントする

……まあ、暇潰しにはなった……よね……うん……

408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:51:06.28 ID:39syJi/w0




「……遂に、この時間が来たみたいだね」

ポンポンとジャージを叩き、袖を通す。思った以上に、滑らかに入っていった

「もう、皆待ってるかな……?」

ドクドクと心臓が早鐘を打つ。緊張は想像以上に私を蝕んでいたみたいだ

「よし……頑張るぞ!」

目を閉じて、鏡に向かって喝をいれる。目を開けた時に見えたのは、自信に満ち溢れた、いつもの顔だ

さあ、行こうか……!



暴力と理不尽と圧倒的力の差が乱舞する、ドッジボール大会へ……!
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:51:36.95 ID:39syJi/w0





瀬川「……全員、来てたみたいだね」

体育館に集まった、十四人のクラスメイト達

全員が……。いや、竹田さんと陰陽寺さんだけは普段着だけど……ジャージに着替え、待っていた

談笑したり、準備運動したりと思い思いに過ごしているように見えるけど……

瞳の奥は戦意に燃えている。そう。これは誰を攻撃して誰を守るか。好き嫌いがハッキリと解る戦争だ

勝ち負けだけじゃない……ここで、皆が皆の事をどう思っているかが決まるんだ




スグル「瀬川さん……何を言ってるんでしょう?」

古河「放っとけや。そんなん気にするより、そろそろ始まるんとちゃうか?」

410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:53:14.28 ID:39syJi/w0

月神「……今日は集まってくれて、ありがとう」

月神「それじゃあ、始めに……御影君。お願いね」

彼女の指示で御影君が前に出る。心なしか……なんて思わなくても、その顔からは興奮が溢れていた

御影「え〜、今日はボクの尽力で……」

古河「調子のんなや! 殆ど月神のお陰やろ!」

御影「なんだよ! アルコール中毒のニコチン中毒の癖に!」

あっ。自分から言っちゃった……

駆村「ん? 何の事だ? 古河」

デイビット「フム、タバコと酒に心当たりハ?」

古河「な、なんでその事……。 ……御影! オマエウチに投票したやろ!?」

御影「えっ何でその事を……瀬川さぁん!!」

瀬川「話を振らないでよー!!」

唐突な飛び火に動揺を隠せない。私まで命の危機に晒されるなんてまっぴらなのに!

古河「ははーん……理解したわ。表に出ろや」

瀬川「してないから! て言うか、もう隠す気全然無いでしょ!?」

指をポキポキと鳴らしながらにじりよってくる古河さん。私達はその圧倒的迫力に震えるしか出来ない

眼前に満面の笑みの古河さんが近づいてくる。そのまま腕を振り上げて、殴ろうとした瞬間……

月神「ストップ! ここで喧嘩は良くないわ。続きは……ね?」

月神さんが制止してくれた。安堵の視線を彼女に向けると、可愛らしいウインクで返答してくれる

……いちいち可愛い人だ。本当に
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:54:31.16 ID:39syJi/w0

月神「……今日は集まってくれて、ありがとう」

月神「それじゃあ、始めに……御影君。お願いね」

彼女の指示で御影君が前に出る。心なしか……なんて思わなくても、その顔からは興奮が溢れていた

御影「え〜、今日はボクの尽力で……」

古河「調子のんなや! 殆ど月神のお陰やろ!」

御影「なんだよ! アルコール中毒のニコチン中毒の癖に!」

あっ。自分から言っちゃった……

駆村「ん? 何の事だ? 古河」

デイビット「フム、タバコと酒に心当たりハ?」

古河「な、なんでその事……。 ……御影! オマエウチに投票したやろ!?」

御影「えっ何でその事を……瀬川さぁん!!」

瀬川「話を振らないでよー!!」

唐突な飛び火に動揺を隠せない。私まで命の危機に晒されるなんてまっぴらなのに!

古河「ははーん……理解したわ。表に出ろや」

瀬川「してないから! て言うか、もう隠す気全然無いでしょ!?」

指をポキポキと鳴らしながらにじりよってくる古河さん。私達はその圧倒的迫力に震えるしか出来ない

眼前に満面の笑みの古河さんが近づいてくる。そのまま腕を振り上げて、殴ろうとした瞬間……

月神「ストップ! ここで喧嘩は良くないわ。続きは……ね?」

月神さんが制止してくれた。安堵の視線を彼女に向けると、可愛らしいウインクで返答してくれる

……いちいち可愛い人だ。本当に
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:54:58.90 ID:39syJi/w0

月神「……今日は集まってくれて、ありがとう」

月神「それじゃあ、始めに……御影君。お願いね」

彼女の指示で御影君が前に出る。心なしか……なんて思わなくても、その顔からは興奮が溢れていた

御影「え〜、今日はボクの尽力で……」

古河「調子のんなや! 殆ど月神のお陰やろ!」

御影「なんだよ! アルコール中毒のニコチン中毒の癖に!」

あっ。自分から言っちゃった……

駆村「ん? 何の事だ? 古河」

デイビット「フム、タバコと酒に心当たりハ?」

古河「な、なんでその事……。 ……御影! オマエウチに投票したやろ!?」

御影「えっ何でその事を……瀬川さぁん!!」

瀬川「話を振らないでよー!!」

唐突な飛び火に動揺を隠せない。私まで命の危機に晒されるなんてまっぴらなのに!

古河「ははーん……理解したわ。表に出ろや」

瀬川「してないから! て言うか、もう隠す気全然無いでしょ!?」

指をポキポキと鳴らしながらにじりよってくる古河さん。私達はその圧倒的迫力に震えるしか出来ない

眼前に満面の笑みの古河さんが近づいてくる。そのまま腕を振り上げて、殴ろうとした瞬間……

月神「ストップ! ここで喧嘩は良くないわ。続きは……ね?」

月神さんが制止してくれた。安堵の視線を彼女に向けると、可愛らしいウインクで返答してくれる

……いちいち可愛い人だ。本当に
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:55:29.17 ID:39syJi/w0

御影「た、助かった……」

古河「チッ月神が言うんなら今は見逃したる……」

古河「まっここは正攻法で、ドッジボールでボコればいいだけの話やしな?」

瀬川「ひえっ……」

……残念だけど、驚異はまだ去ってないみたいだ。古河さんの満面の笑顔が、今は凄く不気味に見えた

スグル「だ、大丈夫ですよ。古河さんと同じチームになれれば……」

瀬川「その手があった! ……で、どうやって二つのチームを決めるの?」

竹田「ジャンケンでいいだろ。偶数だしよ」

駆村「ただ、照星や臓腑屋が同じチームだと力量差がありすぎるからその二人は別れてくれるな?」

照星「了解っす」

臓腑屋「承知したでござる!」

照星さんがこくんと頷き、臓腑屋さんが勢いよく返事する。それにうんうんと男子が納得してるけど、恥ずかしくは無いのかな……

何気無いジャンケンだけど、これで古河さんと同じチームになれるか……身の安全が決められる……!

御影「ボクは幸運なんだ……誰が何と言おうと超高校級の幸運なんだ……!」

月神「それじゃあ……、ジャンケン、ぽん!」

皆が一斉に手を出す。私の運命を決める一手を……


414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:56:31.87 ID:39syJi/w0



……で、チームが決まったんだけど

瀬川「ちょっとねえ御影君!? なんで私と同じ手を出したの!?」

御影「瀬川さんがどの手を出すかなんてわかるわけないじゃんか!?」

最悪だ……よりにもよって御影君と同じで古河さんと離れるなんて……

朝日「あは。よろしくねぇ〜皆ぁ〜」

デイビット「フム、宜しく頼もウ」

照星「よろしくっす! やるっすよー!」

飛田「フン……オレを動かすにはレディが足りなさ過ぎる。つまらんな……」

御影「あーあ。せっかく瀬川さんと照星さんが同じチームなんだから体操服着てほしかったなぁ」

瀬川「どういう意味で言ってるのかな?」

セクハラかな? だからコスプレはそういうのじゃないって言ってるのに……

朝日「えっとぉ、実は女の子じゃないけれど……」

朝日「私じゃ……ダメ。かなぁ?」バッ

瀬川「うわぁ!? 朝日君なんでそんな短いの着てるの!?」

朝日「えへへぇ。実は下に着てきたんだぁ」

瀬川「そういう意味で聞いたんじゃないけど!?」

デイビット「ハ。朝日氏は平常運転だナ。慣れぬ事だがワタシも楽しもウ」

飛田「よし! やる気と元気が沸いてきたぞッ!」

御影「えぇ……」


415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:57:38.09 ID:39syJi/w0




月神「さあ、皆の準備はいいかしら?」

月神「私達は今からチームよ。よろしくね!」

古河「なーんか、作為的なモンを感じるわ……」

月乃「……同感」

スグル「あはは……お手柔らかにお願いします」

古河「せやな! こうしてなったんも何かの縁や。絶対に勝ってやるで!」

駆村「あんまり闘争心を高められても、相手が困るがな……」

臓腑屋「にゃあ、喧嘩が起きないか……拙者も心配でござるよ」

スグル「大丈夫ですよ……二人とも、しっかり場は弁えられる方ですし」

スグル「……あれ? 朝日さん、下にブルマを着ていたんですね」

月乃「……あいつ。後で締め上げる」

古河「おーおー鼻の下伸ばしとる……アイツら女の見た目しとったら何でもええんやなぁ」

駆村「……本当か?」

スグル「……た、多分」




竹田「おーい。話し合いはそろそろいいか?」

竹田「いい加減に始めちまうぜ。全員コートの中に入っちまいな!」
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:58:18.86 ID:39syJi/w0
月神「……皆! よろしくお願いします!」

瀬川「お、お願いしまーす!」

竹田「うし。んじゃ早速始めるか。ボールはまたジャンケンでいいよな?」

御影「ちょっと待った! ボクらの方が弱いんだからせめて先攻くらい譲ってよ!」

朝日「そうだよぉ。私はあんまり運動出来ないからちょっとだけハンデが欲しいなぁ」

月乃「両腕へし折ってやろうか?」

古河「ここで目ぇ潰せばええで?」

臓腑屋「スプラッター!? 親睦が目的なのでござるから暴力暴言はダメでござるよ!?」

飛田「梓ァ! どうか、どうかオレにボールを渡してはくれないだろうか!?」

飛田「オレにはわかる……その美しい瞳の奥、懊能を秘めたその憂いを断ち切る為にも!!!」

月神「え、ええっと……皆、いいかしら……?」

駆村「俺はいいぞ。平等は大切だしな」

スグル「ボクも……ボールどうぞ」

照星「あ、どうもっす」

……ゴネ得って単語がちらつくけど。ボールは私達が奪取した。これならなんとか戦える……!

竹田「決まったな? んじゃ坊主共、思いっきり遊んできな!」

竹田さんの一声で皆の表情が真剣になる。色んな意味で絶対に負けられない戦いが始まるんだ……!
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 21:58:50.78 ID:39syJi/w0
瀬川「で、ボールはこっちが貰えたけど……誰から狙っていくの?」

御影「古河さん! って言いたいんだけど、正直当てたら当てたで後が怖いんだよね……」

それは私も思う。今の古河さんは怒っている。彼女を下手に刺激したら、ろくな目に合いそうにない

御影「駆村クンや臓腑屋さんを狙っても取られるだろうしなぁ……動きがトロそうな月乃さんやスグルクンから潰していこうか!」

弱い人から順に潰していく。うん。作戦……もといバトロワの定石としては妥当な所だね! 戦わなければ生き残れない!

デイビット「どうやラ、決まった様だナ?」

朝日「御影くぅん。誰を狙うか決めたのぉ?」

御影「うん! えーっと今ボクに近いのは……月乃さんの方だね!」

朝日「月乃ちゃん? それは止めた方がぁ……」

御影「ゴメンね月乃さん! これも勝負だから!」

月乃「…………はっ!」パシッ

御影「片手で取られた!?」

月乃「っ!」

飛田「ゴハァ!?」

御影「飛田クンが一撃でやられたー!?」

瀬川「恐ろしく速い球……私よく見てなかった……」



竹田「飛田の坊主アウトー。外野に行ってくれや」

飛田「オレの出番……これだけ、なの、か……ガク」

月乃「……先制点、貰った。ぶい」
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 22:00:51.52 ID:39syJi/w0
瀬川「で、ボールはこっちが貰えたけど……誰から狙っていくの?」

御影「古河さん! って言いたいんだけど、正直当てたら当てたで後が怖いんだよね……」

それは私も思う。今の古河さんは怒っている。彼女を下手に刺激したら、ろくな目に合いそうにない

御影「駆村クンや臓腑屋さんを狙っても取られるだろうしなぁ……動きがトロそうな月乃さんやスグルクンから潰していこうか!」

弱い人から順に潰していく。うん。作戦……もといバトロワの定石としては妥当な所だね! 戦わなければ生き残れない!

デイビット「どうやラ、決まった様だナ?」

朝日「御影くぅん。誰を狙うか決めたのぉ?」

御影「うん! えーっと今ボクに近いのは……月乃さんの方だね!」

朝日「月乃ちゃん? それは止めた方がぁ……」

御影「ゴメンね月乃さん! これも勝負だから!」

月乃「…………はっ!」パシッ

御影「片手で取られた!?」

月乃「っ!」

飛田「ゴハァ!?」

御影「飛田クンが一撃でやられたー!?」

瀬川「恐ろしく速い球……私よく見てなかった……」



竹田「飛田の坊主アウトー。外野に行ってくれや」

飛田「オレの出番……これだけ、なの、か……ガク」

月乃「……先制点、貰った。ぶい」
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 22:01:36.36 ID:39syJi/w0
瀬川「で、ボールはこっちが貰えたけど……誰から狙っていくの?」

御影「古河さん! って言いたいんだけど、正直当てたら当てたで後が怖いんだよね……」

それは私も思う。今の古河さんは怒っている。彼女を下手に刺激したら、ろくな目に合いそうにない

御影「駆村クンや臓腑屋さんを狙っても取られるだろうしなぁ……動きがトロそうな月乃さんやスグルクンから潰していこうか!」

弱い人から順に潰していく。うん。作戦……もといバトロワの定石としては妥当な所だね! 戦わなければ生き残れない!

デイビット「どうやラ、決まった様だナ?」

朝日「御影くぅん。誰を狙うか決めたのぉ?」

御影「うん! えーっと今ボクに近いのは……月乃さんの方だね!」

朝日「月乃ちゃん? それは止めた方がぁ……」

御影「ゴメンね月乃さん! これも勝負だから!」

月乃「…………はっ!」パシッ

御影「片手で取られた!?」

月乃「っ!」

飛田「ゴハァ!?」

御影「飛田クンが一撃でやられたー!?」

瀬川「恐ろしく速い球……私よく見てなかった……」



竹田「飛田の坊主アウトー。外野に行ってくれや」

飛田「オレの出番……これだけ、なの、か……ガク」

月乃「……先制点、貰った。ぶい」
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 22:02:42.86 ID:39syJi/w0
瀬川「で、ボールはこっちが貰えたけど……誰から狙っていくの?」

御影「古河さん! って言いたいんだけど、正直当てたら当てたで後が怖いんだよね……」

それは私も思う。今の古河さんは怒っている。彼女を下手に刺激したら、ろくな目に合いそうにない

御影「駆村クンや臓腑屋さんを狙っても取られるだろうしなぁ……動きがトロそうな月乃さんやスグルクンから潰していこうか!」

弱い人から順に潰していく。うん。作戦……もといバトロワの定石としては妥当な所だね! 戦わなければ生き残れない!

デイビット「どうやラ、決まった様だナ?」

朝日「御影くぅん。誰を狙うか決めたのぉ?」

御影「うん! えーっと今ボクに近いのは……月乃さんの方だね!」

朝日「月乃ちゃん? それは止めた方がぁ……」

御影「ゴメンね月乃さん! これも勝負だから!」

月乃「…………はっ!」パシッ

御影「片手で取られた!?」

月乃「っ!」

飛田「ゴハァ!?」

御影「飛田クンが一撃でやられたー!?」

瀬川「恐ろしく速い球……私よく見てなかった……」



竹田「飛田の坊主アウトー。外野に行ってくれや」

飛田「オレの出番……これだけ、なの、か……ガク」

月乃「……先制点、貰った。ぶい」
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 22:03:10.72 ID:39syJi/w0
瀬川「で、ボールはこっちが貰えたけど……誰から狙っていくの?」

御影「古河さん! って言いたいんだけど、正直当てたら当てたで後が怖いんだよね……」

それは私も思う。今の古河さんは怒っている。彼女を下手に刺激したら、ろくな目に合いそうにない

御影「駆村クンや臓腑屋さんを狙っても取られるだろうしなぁ……動きがトロそうな月乃さんやスグルクンから潰していこうか!」

弱い人から順に潰していく。うん。作戦……もといバトロワの定石としては妥当な所だね! 戦わなければ生き残れない!

デイビット「どうやラ、決まった様だナ?」

朝日「御影くぅん。誰を狙うか決めたのぉ?」

御影「うん! えーっと今ボクに近いのは……月乃さんの方だね!」

朝日「月乃ちゃん? それは止めた方がぁ……」

御影「ゴメンね月乃さん! これも勝負だから!」

月乃「…………はっ!」パシッ

御影「片手で取られた!?」

月乃「っ!」

飛田「ゴハァ!?」

御影「飛田クンが一撃でやられたー!?」

瀬川「恐ろしく速い球……私よく見てなかった……」



竹田「飛田の坊主アウトー。外野に行ってくれや」

飛田「オレの出番……これだけ、なの、か……ガク」

月乃「……先制点、貰った。ぶい」
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 22:03:46.06 ID:39syJi/w0
瀬川「で、ボールはこっちが貰えたけど……誰から狙っていくの?」

御影「古河さん! って言いたいんだけど、正直当てたら当てたで後が怖いんだよね……」

それは私も思う。今の古河さんは怒っている。彼女を下手に刺激したら、ろくな目に合いそうにない

御影「駆村クンや臓腑屋さんを狙っても取られるだろうしなぁ……動きがトロそうな月乃さんやスグルクンから潰していこうか!」

弱い人から順に潰していく。うん。作戦……もといバトロワの定石としては妥当な所だね! 戦わなければ生き残れない!

デイビット「どうやラ、決まった様だナ?」

朝日「御影くぅん。誰を狙うか決めたのぉ?」

御影「うん! えーっと今ボクに近いのは……月乃さんの方だね!」

朝日「月乃ちゃん? それは止めた方がぁ……」

御影「ゴメンね月乃さん! これも勝負だから!」

月乃「…………はっ!」パシッ

御影「片手で取られた!?」

月乃「っ!」

飛田「ゴハァ!?」

御影「飛田クンが一撃でやられたー!?」

瀬川「恐ろしく速い球……私よく見てなかった……」



竹田「飛田の坊主アウトー。外野に行ってくれや」

飛田「オレの出番……これだけ、なの、か……ガク」

月乃「……先制点、貰った。ぶい」
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 22:04:24.61 ID:39syJi/w0
瀬川「で、ボールはこっちが貰えたけど……誰から狙っていくの?」

御影「古河さん! って言いたいんだけど、正直当てたら当てたで後が怖いんだよね……」

それは私も思う。今の古河さんは怒っている。彼女を下手に刺激したら、ろくな目に合いそうにない

御影「駆村クンや臓腑屋さんを狙っても取られるだろうしなぁ……動きがトロそうな月乃さんやスグルクンから潰していこうか!」

弱い人から順に潰していく。うん。作戦……もといバトロワの定石としては妥当な所だね! 戦わなければ生き残れない!

デイビット「どうやラ、決まった様だナ?」

朝日「御影くぅん。誰を狙うか決めたのぉ?」

御影「うん! えーっと今ボクに近いのは……月乃さんの方だね!」

朝日「月乃ちゃん? それは止めた方がぁ……」

御影「ゴメンね月乃さん! これも勝負だから!」

月乃「…………はっ!」パシッ

御影「片手で取られた!?」

月乃「っ!」

飛田「ゴハァ!?」

御影「飛田クンが一撃でやられたー!?」

瀬川「恐ろしく速い球……私よく見てなかった……」



竹田「飛田の坊主アウトー。外野に行ってくれや」

飛田「オレの出番……これだけ、なの、か……ガク」

月乃「……先制点、貰った。ぶい」
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 22:04:55.34 ID:39syJi/w0
瀬川「で、ボールはこっちが貰えたけど……誰から狙っていくの?」

御影「古河さん! って言いたいんだけど、正直当てたら当てたで後が怖いんだよね……」

それは私も思う。今の古河さんは怒っている。彼女を下手に刺激したら、ろくな目に合いそうにない

御影「駆村クンや臓腑屋さんを狙っても取られるだろうしなぁ……動きがトロそうな月乃さんやスグルクンから潰していこうか!」

弱い人から順に潰していく。うん。作戦……もといバトロワの定石としては妥当な所だね! 戦わなければ生き残れない!

デイビット「どうやラ、決まった様だナ?」

朝日「御影くぅん。誰を狙うか決めたのぉ?」

御影「うん! えーっと今ボクに近いのは……月乃さんの方だね!」

朝日「月乃ちゃん? それは止めた方がぁ……」

御影「ゴメンね月乃さん! これも勝負だから!」

月乃「…………はっ!」パシッ

御影「片手で取られた!?」

月乃「っ!」

飛田「ゴハァ!?」

御影「飛田クンが一撃でやられたー!?」

瀬川「恐ろしく速い球……私よく見てなかった……」



竹田「飛田の坊主アウトー。外野に行ってくれや」

飛田「オレの出番……これだけ、なの、か……ガク」

月乃「……先制点、貰った。ぶい」
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 22:05:46.96 ID:39syJi/w0
瀬川「で、ボールはこっちが貰えたけど……誰から狙っていくの?」

御影「古河さん! って言いたいんだけど、正直当てたら当てたで後が怖いんだよね……」

それは私も思う。今の古河さんは怒っている。彼女を下手に刺激したら、ろくな目に合いそうにない

御影「駆村クンや臓腑屋さんを狙っても取られるだろうしなぁ……動きがトロそうな月乃さんやスグルクンから潰していこうか!」

弱い人から順に潰していく。うん。作戦……もといバトロワの定石としては妥当な所だね! 戦わなければ生き残れない!

デイビット「どうやラ、決まった様だナ?」

朝日「御影くぅん。誰を狙うか決めたのぉ?」

御影「うん! えーっと今ボクに近いのは……月乃さんの方だね!」

朝日「月乃ちゃん? それは止めた方がぁ……」

御影「ゴメンね月乃さん! これも勝負だから!」

月乃「…………はっ!」パシッ

御影「片手で取られた!?」

月乃「っ!」

飛田「ゴハァ!?」

御影「飛田クンが一撃でやられたー!?」

瀬川「恐ろしく速い球……私よく見てなかった……」



竹田「飛田の坊主アウトー。外野に行ってくれや」

飛田「オレの出番……これだけ、なの、か……ガク」

月乃「……先制点、貰った。ぶい」
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 22:06:20.36 ID:39syJi/w0
瀬川「で、ボールはこっちが貰えたけど……誰から狙っていくの?」

御影「古河さん! って言いたいんだけど、正直当てたら当てたで後が怖いんだよね……」

それは私も思う。今の古河さんは怒っている。彼女を下手に刺激したら、ろくな目に合いそうにない

御影「駆村クンや臓腑屋さんを狙っても取られるだろうしなぁ……動きがトロそうな月乃さんやスグルクンから潰していこうか!」

弱い人から順に潰していく。うん。作戦……もといバトロワの定石としては妥当な所だね! 戦わなければ生き残れない!

デイビット「どうやラ、決まった様だナ?」

朝日「御影くぅん。誰を狙うか決めたのぉ?」

御影「うん! えーっと今ボクに近いのは……月乃さんの方だね!」

朝日「月乃ちゃん? それは止めた方がぁ……」

御影「ゴメンね月乃さん! これも勝負だから!」

月乃「…………はっ!」パシッ

御影「片手で取られた!?」

月乃「っ!」

飛田「ゴハァ!?」

御影「飛田クンが一撃でやられたー!?」

瀬川「恐ろしく速い球……私よく見てなかった……」



竹田「飛田の坊主アウトー。外野に行ってくれや」

飛田「オレの出番……これだけ、なの、か……ガク」

月乃「……先制点、貰った。ぶい」
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 22:07:36.22 ID:39syJi/w0
瀬川「で、ボールはこっちが貰えたけど……誰から狙っていくの?」

御影「古河さん! って言いたいんだけど、正直当てたら当てたで後が怖いんだよね……」

それは私も思う。今の古河さんは怒っている。彼女を下手に刺激したら、ろくな目に合いそうにない

御影「駆村クンや臓腑屋さんを狙っても取られるだろうしなぁ……動きがトロそうな月乃さんやスグルクンから潰していこうか!」

弱い人から順に潰していく。うん。作戦……もといバトロワの定石としては妥当な所だね! 戦わなければ生き残れない!

デイビット「どうやラ、決まった様だナ?」

朝日「御影くぅん。誰を狙うか決めたのぉ?」

御影「うん! えーっと今ボクに近いのは……月乃さんの方だね!」

朝日「月乃ちゃん? それは止めた方がぁ……」

御影「ゴメンね月乃さん! これも勝負だから!」

月乃「…………はっ!」パシッ

御影「片手で取られた!?」

月乃「っ!」

飛田「ゴハァ!?」

御影「飛田クンが一撃でやられたー!?」

瀬川「恐ろしく速い球……私よく見てなかった……」



竹田「飛田の坊主アウトー。外野に行ってくれや」

飛田「オレの出番……これだけ、なの、か……ガク」

月乃「……先制点、貰った。ぶい」
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 22:08:08.10 ID:39syJi/w0
瀬川「で、ボールはこっちが貰えたけど……誰から狙っていくの?」

御影「古河さん! って言いたいんだけど、正直当てたら当てたで後が怖いんだよね……」

それは私も思う。今の古河さんは怒っている。彼女を下手に刺激したら、ろくな目に合いそうにない

御影「駆村クンや臓腑屋さんを狙っても取られるだろうしなぁ……動きがトロそうな月乃さんやスグルクンから潰していこうか!」

弱い人から順に潰していく。うん。作戦……もといバトロワの定石としては妥当な所だね! 戦わなければ生き残れない!

デイビット「どうやラ、決まった様だナ?」

朝日「御影くぅん。誰を狙うか決めたのぉ?」

御影「うん! えーっと今ボクに近いのは……月乃さんの方だね!」

朝日「月乃ちゃん? それは止めた方がぁ……」

御影「ゴメンね月乃さん! これも勝負だから!」

月乃「…………はっ!」パシッ

御影「片手で取られた!?」

月乃「っ!」

飛田「ゴハァ!?」

御影「飛田クンが一撃でやられたー!?」

瀬川「恐ろしく速い球……私よく見てなかった……」



竹田「飛田の坊主アウトー。外野に行ってくれや」

飛田「オレの出番……これだけ、なの、か……ガク」

月乃「……先制点、貰った。ぶい」
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 22:08:52.73 ID:39syJi/w0
瀬川「で、ボールはこっちが貰えたけど……誰から狙っていくの?」

御影「古河さん! って言いたいんだけど、正直当てたら当てたで後が怖いんだよね……」

それは私も思う。今の古河さんは怒っている。彼女を下手に刺激したら、ろくな目に合いそうにない

御影「駆村クンや臓腑屋さんを狙っても取られるだろうしなぁ……動きがトロそうな月乃さんやスグルクンから潰していこうか!」

弱い人から順に潰していく。うん。作戦……もといバトロワの定石としては妥当な所だね! 戦わなければ生き残れない!

デイビット「どうやラ、決まった様だナ?」

朝日「御影くぅん。誰を狙うか決めたのぉ?」

御影「うん! えーっと今ボクに近いのは……月乃さんの方だね!」

朝日「月乃ちゃん? それは止めた方がぁ……」

御影「ゴメンね月乃さん! これも勝負だから!」

月乃「…………はっ!」パシッ

御影「片手で取られた!?」

月乃「っ!」

飛田「ゴハァ!?」

御影「飛田クンが一撃でやられたー!?」

瀬川「恐ろしく速い球……私よく見てなかった……」



竹田「飛田の坊主アウトー。外野に行ってくれや」

飛田「オレの出番……これだけ、なの、か……ガク」

月乃「……先制点、貰った。ぶい」
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 22:09:19.36 ID:39syJi/w0
瀬川「で、ボールはこっちが貰えたけど……誰から狙っていくの?」

御影「古河さん! って言いたいんだけど、正直当てたら当てたで後が怖いんだよね……」

それは私も思う。今の古河さんは怒っている。彼女を下手に刺激したら、ろくな目に合いそうにない

御影「駆村クンや臓腑屋さんを狙っても取られるだろうしなぁ……動きがトロそうな月乃さんやスグルクンから潰していこうか!」

弱い人から順に潰していく。うん。作戦……もといバトロワの定石としては妥当な所だね! 戦わなければ生き残れない!

デイビット「どうやラ、決まった様だナ?」

朝日「御影くぅん。誰を狙うか決めたのぉ?」

御影「うん! えーっと今ボクに近いのは……月乃さんの方だね!」

朝日「月乃ちゃん? それは止めた方がぁ……」

御影「ゴメンね月乃さん! これも勝負だから!」

月乃「…………はっ!」パシッ

御影「片手で取られた!?」

月乃「っ!」

飛田「ゴハァ!?」

御影「飛田クンが一撃でやられたー!?」

瀬川「恐ろしく速い球……私よく見てなかった……」



竹田「飛田の坊主アウトー。外野に行ってくれや」

飛田「オレの出番……これだけ、なの、か……ガク」

月乃「……先制点、貰った。ぶい」
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 22:09:47.06 ID:39syJi/w0
瀬川「で、ボールはこっちが貰えたけど……誰から狙っていくの?」

御影「古河さん! って言いたいんだけど、正直当てたら当てたで後が怖いんだよね……」

それは私も思う。今の古河さんは怒っている。彼女を下手に刺激したら、ろくな目に合いそうにない

御影「駆村クンや臓腑屋さんを狙っても取られるだろうしなぁ……動きがトロそうな月乃さんやスグルクンから潰していこうか!」

弱い人から順に潰していく。うん。作戦……もといバトロワの定石としては妥当な所だね! 戦わなければ生き残れない!

デイビット「どうやラ、決まった様だナ?」

朝日「御影くぅん。誰を狙うか決めたのぉ?」

御影「うん! えーっと今ボクに近いのは……月乃さんの方だね!」

朝日「月乃ちゃん? それは止めた方がぁ……」

御影「ゴメンね月乃さん! これも勝負だから!」

月乃「…………はっ!」パシッ

御影「片手で取られた!?」

月乃「っ!」

飛田「ゴハァ!?」

御影「飛田クンが一撃でやられたー!?」

瀬川「恐ろしく速い球……私よく見てなかった……」



竹田「飛田の坊主アウトー。外野に行ってくれや」

飛田「オレの出番……これだけ、なの、か……ガク」

月乃「……先制点、貰った。ぶい」
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 22:10:33.94 ID:39syJi/w0
瀬川「で、ボールはこっちが貰えたけど……誰から狙っていくの?」

御影「古河さん! って言いたいんだけど、正直当てたら当てたで後が怖いんだよね……」

それは私も思う。今の古河さんは怒っている。彼女を下手に刺激したら、ろくな目に合いそうにない

御影「駆村クンや臓腑屋さんを狙っても取られるだろうしなぁ……動きがトロそうな月乃さんやスグルクンから潰していこうか!」

弱い人から順に潰していく。うん。作戦……もといバトロワの定石としては妥当な所だね! 戦わなければ生き残れない!

デイビット「どうやラ、決まった様だナ?」

朝日「御影くぅん。誰を狙うか決めたのぉ?」

御影「うん! えーっと今ボクに近いのは……月乃さんの方だね!」

朝日「月乃ちゃん? それは止めた方がぁ……」

御影「ゴメンね月乃さん! これも勝負だから!」

月乃「…………はっ!」パシッ

御影「片手で取られた!?」

月乃「っ!」

飛田「ゴハァ!?」

御影「飛田クンが一撃でやられたー!?」

瀬川「恐ろしく速い球……私よく見てなかった……」



竹田「飛田の坊主アウトー。外野に行ってくれや」

飛田「オレの出番……これだけ、なの、か……ガク」

月乃「……先制点、貰った。ぶい」
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 22:12:25.36 ID:39syJi/w0
瀬川「で、ボールはこっちが貰えたけど……誰から狙っていくの?」

御影「古河さん! って言いたいんだけど、正直当てたら当てたで後が怖いんだよね……」

それは私も思う。今の古河さんは怒っている。彼女を下手に刺激したら、ろくな目に合いそうにない

御影「駆村クンや臓腑屋さんを狙っても取られるだろうしなぁ……動きがトロそうな月乃さんやスグルクンから潰していこうか!」

弱い人から順に潰していく。うん。作戦……もといバトロワの定石としては妥当な所だね! 戦わなければ生き残れない!

デイビット「どうやラ、決まった様だナ?」

朝日「御影くぅん。誰を狙うか決めたのぉ?」

御影「うん! えーっと今ボクに近いのは……月乃さんの方だね!」

朝日「月乃ちゃん? それは止めた方がぁ……」

御影「ゴメンね月乃さん! これも勝負だから!」

月乃「…………はっ!」パシッ

御影「片手で取られた!?」

月乃「っ!」

飛田「ゴハァ!?」

御影「飛田クンが一撃でやられたー!?」

瀬川「恐ろしく速い球……私よく見てなかった……」



竹田「飛田の坊主アウトー。外野に行ってくれや」

飛田「オレの出番……これだけ、なの、か……ガク」

月乃「……先制点、貰った。ぶい」
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 22:13:09.34 ID:39syJi/w0
瀬川「で、ボールはこっちが貰えたけど……誰から狙っていくの?」

御影「古河さん! って言いたいんだけど、正直当てたら当てたで後が怖いんだよね……」

それは私も思う。今の古河さんは怒っている。彼女を下手に刺激したら、ろくな目に合いそうにない

御影「駆村クンや臓腑屋さんを狙っても取られるだろうしなぁ……動きがトロそうな月乃さんやスグルクンから潰していこうか!」

弱い人から順に潰していく。うん。作戦……もといバトロワの定石としては妥当な所だね! 戦わなければ生き残れない!

デイビット「どうやラ、決まった様だナ?」

朝日「御影くぅん。誰を狙うか決めたのぉ?」

御影「うん! えーっと今ボクに近いのは……月乃さんの方だね!」

朝日「月乃ちゃん? それは止めた方がぁ……」

御影「ゴメンね月乃さん! これも勝負だから!」

月乃「…………はっ!」パシッ

御影「片手で取られた!?」

月乃「っ!」

飛田「ゴハァ!?」

御影「飛田クンが一撃でやられたー!?」

瀬川「恐ろしく速い球……私よく見てなかった……」



竹田「飛田の坊主アウトー。外野に行ってくれや」

飛田「オレの出番……これだけ、なの、か……ガク」

月乃「……先制点、貰った。ぶい」
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 22:13:51.20 ID:39syJi/w0
瀬川「で、ボールはこっちが貰えたけど……誰から狙っていくの?」

御影「古河さん! って言いたいんだけど、正直当てたら当てたで後が怖いんだよね……」

それは私も思う。今の古河さんは怒っている。彼女を下手に刺激したら、ろくな目に合いそうにない

御影「駆村クンや臓腑屋さんを狙っても取られるだろうしなぁ……動きがトロそうな月乃さんやスグルクンから潰していこうか!」

弱い人から順に潰していく。うん。作戦……もといバトロワの定石としては妥当な所だね! 戦わなければ生き残れない!

デイビット「どうやラ、決まった様だナ?」

朝日「御影くぅん。誰を狙うか決めたのぉ?」

御影「うん! えーっと今ボクに近いのは……月乃さんの方だね!」

朝日「月乃ちゃん? それは止めた方がぁ……」

御影「ゴメンね月乃さん! これも勝負だから!」

月乃「…………はっ!」パシッ

御影「片手で取られた!?」

月乃「っ!」

飛田「ゴハァ!?」

御影「飛田クンが一撃でやられたー!?」

瀬川「恐ろしく速い球……私よく見てなかった……」



竹田「飛田の坊主アウトー。外野に行ってくれや」

飛田「オレの出番……これだけ、なの、か……ガク」

月乃「……先制点、貰った。ぶい」
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 22:14:17.93 ID:39syJi/w0
瀬川「で、ボールはこっちが貰えたけど……誰から狙っていくの?」

御影「古河さん! って言いたいんだけど、正直当てたら当てたで後が怖いんだよね……」

それは私も思う。今の古河さんは怒っている。彼女を下手に刺激したら、ろくな目に合いそうにない

御影「駆村クンや臓腑屋さんを狙っても取られるだろうしなぁ……動きがトロそうな月乃さんやスグルクンから潰していこうか!」

弱い人から順に潰していく。うん。作戦……もといバトロワの定石としては妥当な所だね! 戦わなければ生き残れない!

デイビット「どうやラ、決まった様だナ?」

朝日「御影くぅん。誰を狙うか決めたのぉ?」

御影「うん! えーっと今ボクに近いのは……月乃さんの方だね!」

朝日「月乃ちゃん? それは止めた方がぁ……」

御影「ゴメンね月乃さん! これも勝負だから!」

月乃「…………はっ!」パシッ

御影「片手で取られた!?」

月乃「っ!」

飛田「ゴハァ!?」

御影「飛田クンが一撃でやられたー!?」

瀬川「恐ろしく速い球……私よく見てなかった……」



竹田「飛田の坊主アウトー。外野に行ってくれや」

飛田「オレの出番……これだけ、なの、か……ガク」

月乃「……先制点、貰った。ぶい」
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 22:14:43.80 ID:39syJi/w0
瀬川「で、ボールはこっちが貰えたけど……誰から狙っていくの?」

御影「古河さん! って言いたいんだけど、正直当てたら当てたで後が怖いんだよね……」

それは私も思う。今の古河さんは怒っている。彼女を下手に刺激したら、ろくな目に合いそうにない

御影「駆村クンや臓腑屋さんを狙っても取られるだろうしなぁ……動きがトロそうな月乃さんやスグルクンから潰していこうか!」

弱い人から順に潰していく。うん。作戦……もといバトロワの定石としては妥当な所だね! 戦わなければ生き残れない!

デイビット「どうやラ、決まった様だナ?」

朝日「御影くぅん。誰を狙うか決めたのぉ?」

御影「うん! えーっと今ボクに近いのは……月乃さんの方だね!」

朝日「月乃ちゃん? それは止めた方がぁ……」

御影「ゴメンね月乃さん! これも勝負だから!」

月乃「…………はっ!」パシッ

御影「片手で取られた!?」

月乃「っ!」

飛田「ゴハァ!?」

御影「飛田クンが一撃でやられたー!?」

瀬川「恐ろしく速い球……私よく見てなかった……」



竹田「飛田の坊主アウトー。外野に行ってくれや」

飛田「オレの出番……これだけ、なの、か……ガク」

月乃「……先制点、貰った。ぶい」
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 22:15:17.02 ID:39syJi/w0
瀬川「で、ボールはこっちが貰えたけど……誰から狙っていくの?」

御影「古河さん! って言いたいんだけど、正直当てたら当てたで後が怖いんだよね……」

それは私も思う。今の古河さんは怒っている。彼女を下手に刺激したら、ろくな目に合いそうにない

御影「駆村クンや臓腑屋さんを狙っても取られるだろうしなぁ……動きがトロそうな月乃さんやスグルクンから潰していこうか!」

弱い人から順に潰していく。うん。作戦……もといバトロワの定石としては妥当な所だね! 戦わなければ生き残れない!

デイビット「どうやラ、決まった様だナ?」

朝日「御影くぅん。誰を狙うか決めたのぉ?」

御影「うん! えーっと今ボクに近いのは……月乃さんの方だね!」

朝日「月乃ちゃん? それは止めた方がぁ……」

御影「ゴメンね月乃さん! これも勝負だから!」

月乃「…………はっ!」パシッ

御影「片手で取られた!?」

月乃「っ!」

飛田「ゴハァ!?」

御影「飛田クンが一撃でやられたー!?」

瀬川「恐ろしく速い球……私よく見てなかった……」



竹田「飛田の坊主アウトー。外野に行ってくれや」

飛田「オレの出番……これだけ、なの、か……ガク」

月乃「……先制点、貰った。ぶい」
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 22:16:07.58 ID:39syJi/w0
瀬川「で、ボールはこっちが貰えたけど……誰から狙っていくの?」

御影「古河さん! って言いたいんだけど、正直当てたら当てたで後が怖いんだよね……」

それは私も思う。今の古河さんは怒っている。彼女を下手に刺激したら、ろくな目に合いそうにない

御影「駆村クンや臓腑屋さんを狙っても取られるだろうしなぁ……動きがトロそうな月乃さんやスグルクンから潰していこうか!」

弱い人から順に潰していく。うん。作戦……もといバトロワの定石としては妥当な所だね! 戦わなければ生き残れない!

デイビット「どうやラ、決まった様だナ?」

朝日「御影くぅん。誰を狙うか決めたのぉ?」

御影「うん! えーっと今ボクに近いのは……月乃さんの方だね!」

朝日「月乃ちゃん? それは止めた方がぁ……」

御影「ゴメンね月乃さん! これも勝負だから!」

月乃「…………はっ!」パシッ

御影「片手で取られた!?」

月乃「っ!」

飛田「ゴハァ!?」

御影「飛田クンが一撃でやられたー!?」

瀬川「恐ろしく速い球……私よく見てなかった……」



竹田「飛田の坊主アウトー。外野に行ってくれや」

飛田「オレの出番……これだけ、なの、か……ガク」

月乃「……先制点、貰った。ぶい」
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 22:17:13.87 ID:39syJi/w0
瀬川「で、ボールはこっちが貰えたけど……誰から狙っていくの?」

御影「古河さん! って言いたいんだけど、正直当てたら当てたで後が怖いんだよね……」

それは私も思う。今の古河さんは怒っている。彼女を下手に刺激したら、ろくな目に合いそうにない

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弱い人から順に潰していく。うん。作戦……もといバトロワの定石としては妥当な所だね! 戦わなければ生き残れない!

デイビット「どうやラ、決まった様だナ?」

朝日「御影くぅん。誰を狙うか決めたのぉ?」

御影「うん! えーっと今ボクに近いのは……月乃さんの方だね!」

朝日「月乃ちゃん? それは止めた方がぁ……」

御影「ゴメンね月乃さん! これも勝負だから!」

月乃「…………はっ!」パシッ

御影「片手で取られた!?」

月乃「っ!」

飛田「ゴハァ!?」

御影「飛田クンが一撃でやられたー!?」

瀬川「恐ろしく速い球……私よく見てなかった……」



竹田「飛田の坊主アウトー。外野に行ってくれや」

飛田「オレの出番……これだけ、なの、か……ガク」

月乃「……先制点、貰った。ぶい」
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/06/16(日) 22:21:48.15 ID:39syJi/w0
瀬川「で、ボールはこっちが貰えたけど……誰から狙っていくの?」

御影「古河さん! って言いたいんだけど、正直当てたら当てたで後が怖いんだよね……」

それは私も思う。今の古河さんは怒っている。彼女を下手に刺激したら、ろくな目に合いそうにない

御影「駆村クンや臓腑屋さんを狙っても取られるだろうしなぁ……動きがトロそうな月乃さんやスグルクンから潰していこうか!」

弱い人から順に潰していく。うん。作戦……もといバトロワの定石としては妥当な所だね! 戦わなければ生き残れない!

デイビット「どうやラ、決まった様だナ?」

朝日「御影くぅん。誰を狙うか決めたのぉ?」

御影「うん! えーっと今ボクに近いのは……月乃さんの方だね!」

朝日「月乃ちゃん? それは止めた方がぁ……」

御影「ゴメンね月乃さん! これも勝負だから!」

月乃「…………はっ!」パシッ

御影「片手で取られた!?」

月乃「っ!」

飛田「ゴハァ!?」

御影「飛田クンが一撃でやられたー!?」

瀬川「恐ろしく速い球……私よく見てなかった……」



竹田「飛田の坊主アウトー。外野に行ってくれや」

飛田「オレの出番……これだけ、なの、か……ガク」

月乃「……先制点、貰った。ぶい」
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