須賀京太郎は静かに暮らしたい 咲「α章?いつの話?」【咲-Saki-安価】

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117 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/28(金) 04:25:34.58 ID:+RttcvUs0

玄「……あっ!!そうだっ!」 ピキーン

玄「ストーカーの人にも負けずに頑張ってる京太郎くんを……たくさん褒めてあげるのです!!」

京太郎「は……?」

京太郎「いや、別にそんなもの……」

玄「京太郎くん、えらいね〜。よく頑張ってるよ〜!すごいね〜」

京太郎「はぁ……。ありがとうございます」

憧「!」 

憧「玄さー、言葉だけじゃなくって……頭撫でてあげたりとかしたら?」 ニヤリ

玄「えっ!!」

京太郎「!!!!!」

京太郎(な゛ッ!!な゛にィィィィィィィィィィィッ!!!!????)

京太郎(松実玄のカワイイ手で…!!頭を……撫でるッ!!!???)

京太郎(そッ!!それは……それはマズいッ!!)




                         / ̄ ̄¨¨ ニ=ミ__r=ミ-- 、
                         ___/==一  ー=ミ  \ < ⌒\ 
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     /    ,/    ,八{{ Y⌒\ー=ミ}厂}  U u ⌒ヽ  ,:://{⌒〉
    /    ,/    /  乂| {\ V=彡  〉-‐=ミ、_   :. }|_,ノ},}: : |
. /    ,/       l    八八(〈_ \}   /'⌒二≧=ミ辷} |f)ノ{: :|
-‐==ミ,/        |   |:ニ\\_      厂{rf)ノ...:::  〈'゙ |: : |
      \        |   |ニニ{\_,) \  .:`¨¨´‐'.:::..   ..::. 八: }         ヘ、 (キレイな手で頭を撫でられるなどッ!!無力化されてしまうッ!!)
                |   lニニ八   ゚,   \    u  u 、__/ ,′}/        /   /  /\
.        }       |   |ニニニニ\__∧   :. lj U __ ..ィ ′:/       ノ: .  / /ヘ  冫
‐-        \、 : : . . |   人ニニニニ/《_込   :}    /`二フノ{丶>      /  ¨7´ {{__//
      く: : : : :..\ : : }     \ニニ/{i:i:i:i:i:i}|> .    ー=彡'八/   __/    :厂  ̄「  , -―=ミ
      \: : : : ::::.   {__    }\} }《__》{ |   >   __ノ: ..:}  /广¨}:.     ..::/  i  .::{ ̄{[ ̄]  }
        : : : ::::}}  : : /:...  {ニニニ|i:i:i:i:| |:....∠,   /. ........:::::://. :/ ..::{::      }   | ..:::}ニ`二二¨´
        }: :.::/.:    /:::....   {ニニニ|《__》| |:::::.../   /. :....:::::::::/ノ : /...::::::::}    . :   / |..:::::::} {[ ̄]  }
         /. :     \::::.....::{ニニニ|i:i:i:i:| l:::: /::...../. : ...::://{  :/    {  . :/ / {  ...:厂〔匚} ̄〉


118 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/28(金) 04:30:16.24 ID:+RttcvUs0

玄「そ、そうだねっ!そのくらいしないと、褒めてあげてる感じしないもんね〜!」

京太郎「まっ、待って――玄「よしよし、えらいね〜」 ナデナデ

京太郎「ふぐぅッ!!??」 ビクゥッ


憧「……?!」


玄「京太郎くんはとってもえらいのです」 ナデナデ

京太郎「あ、あ、あ……!!」 プルプル…


灼「え、なんか様子が……」


玄「なでなで〜」 ナデナデ

京太郎「あ、ぐ、が、ぎ……!!」 プルプルプル…


宥「ど、どうしたの?須賀くん…」

穏乃「!! 様子が変だッ!!玄さん、今すぐナデナデを中止するんだーーーーッ!!!!」


玄「えっ?」 ナデナデ

京太郎「は、ふ、は、お、ぁ……!!!!」 プルプルプルプルプル


穏乃「玄さんッ!!手を動かし続けちゃあダメだァーーーーーーーッッ!!!!!!」
119 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/28(金) 04:37:42.91 ID:+RttcvUs0


憧「な、なんか須賀が変よっ!?」

灼「震えてる……」

宥「だ、大丈夫……?」

穏乃「須賀さんの表情がおかしいッ!!今すぐ頭を撫でるのを止めなきゃダメだーーーーッ!!!」


玄「え、きょ、京太郎くん?」 ナデナデ

京太郎「う―――――――!!!」 ビクンッ

穏乃「!! す、須賀さんの顔がーーーーーッッ!!!!」




      ∩.⊂⊃     ___   n n
  .     l | ⊆⊇ __  └ーtノ   l」 l l
 ..    Ll(⊆广  つ)  广ー┐   .rリ
                 ̄ ̄

        ,..-―へ/ . : : :ヽー- 、
        彡';´.:/.: : : ; : : ヽ: : .、ヽ
         //: : i: : : : :ハハ: : ;ハ:i、 iヾ、
   ー--‐':´: : : : |: : : | |   ゙、: ! И人ト、
   \__: : : /: :ヽ!、: |!    V     ハ
       / : /: : :/   r- 、 __, -‐'   !
        !:∠:イ´   丶、 _     _,..ノ
        |ハ:(        U   ̄ ̄   /    はぅぁ〜〜〜…………
        |;ヘー\            /
            \: ;ヽ、   r--‐'′
           r―┴┐ ├┬┐
          ノ::::::::::::::|i  ! _|O|_
          /:: ̄ ̄ ̄\「:::: ̄:::::::\




穏乃「あの顔は!さっきまでの不機嫌そうな難しい顔じゃあないッ!母親と会話する息子のようにやすらいでいる顔だ!」

憧「よだれ垂れてるしっ!!??」
120 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/28(金) 04:44:33.84 ID:+RttcvUs0

京太郎「フゥゥゥゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」 ウットリ

京太郎「ハァァァ〜〜〜〜〜〜〜落ち着くゥ〜……」

京太郎「もっと…もっと撫でてください…」

玄「えっ……だ、大丈夫?」

京太郎「大丈夫です……。手を止めないで…一定のリズムで動かしていてくれればそれで…」

玄「う、うん……わ、わかったよ?」 ナデナデ

京太郎「アフゥゥゥゥゥ〜〜〜……」


憧「え、えぇぇ……」

灼「す、須賀くん……。こ、こんな顔するんだ……」

憧「クールぶってる普段のカンジからは想像もできなかった光景ね……」

宥「気持ちよさそうだね〜」 ポヤーン
121 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/28(金) 05:06:11.72 ID:+RttcvUs0

玄「きょ、京太郎くんは……頭を撫でられるのが好きなの?」 ナデナデ

京太郎「ええ……。大好き…大好きです…」 ウットリ

玄「!」 ドキッ

玄「そ、そっか〜!それなら、これからもしてあげるねっ!」 ナデナデ

京太郎「ぜひ…!是非とも…!お願いしたい…!」 


京太郎(この時から俺は……アプリの命令に抗おうだとか…松実玄が厄介だとか…そういった考えを捨て去った…)

京太郎(完全に虜にされてしまったのだ……。松実玄のカワイイ「手」に……)

京太郎(一瞬殺意も湧いた。松実玄を殺してこの手を奪い取ってやりたい衝動も湧き上がってきたが……キチンと抑えた…)

京太郎(アルコールが回っているときと同じ……)

京太郎(理性と欲望の境界線がぼやけていると……普段は理性に抑制されてやらないようなことだってしてしまう……)

京太郎(涎だって垂れてくるのに気づくのが遅れるし……立ち小便くらいいいか、と思ってしてしまうとはいえ……)

京太郎(室内で放尿してしまおうなどとは考えない……。そのくらいの理性は残っているからだ……)

京太郎(それと同じで……松実玄を殺害してしまえば、晴絵との間で何か問題が生じかねないと思われるからヤメだ……)

京太郎(それに……冷たくなった「手」を愛でるのは普段から小鍛治健夜の「左手首」で堪能しているが……)

京太郎(「あたたかい手」というのはそれとはまた違った良さがあるじゃあないか……)

京太郎(少なくとも今……殺してしまうのは惜しいぞ…)

京太郎(だから殺さん……。今はただ……この「あたたかい手」を堪能するのみ……っ) ホッコリ


アナザー京『そもそも殺人衝動抱くのが狂ってんだがな……』

アナザー京『それに、阿知賀の波紋雀士らの前で松実玄殺害が頭をよぎってること自体理性がやべえことに気付けよ』

京太郎(あ……それもそうか…)

玄「なでなで〜」 ナデナデ

京太郎(まあなんでもいいか) ウットリ
122 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/28(金) 05:07:13.33 ID:+RttcvUs0
話進まねえ!短編っていったら5〜10レスくらいで終わらせるつもりだったのに

ちょっと休憩してから再開します
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/28(金) 07:05:26.60 ID:4RDVI6WxO
面白いから気にせず続けたまえ
124 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/28(金) 09:13:06.97 ID:+RttcvUs0

京太郎(その日から……松実玄は弾けた)




〜帰宅後〜

―松実館―



玄「あっ、京太郎くん!」

京太郎「なんです?玄さん」

玄「ちょっと「お願い」したいんだけど……松の間のお客様と麻雀のお相手務めてもらえないかなっ?」

京太郎「構いませんよ」 ズギュウウン

玄「ありがとう〜!私もおねーちゃんも、今手が離せなくって……」

玄「あっ、お客様相手だから、ほどほどにね?」

京太郎「ええ。俺は手加減は得意なので……波風の立たないように打ってきますよ」

玄「流石京太郎くんなのです!」 ナデナデ

京太郎「はふぅ……」 ウットリ



京太郎(これはただの仕事の依頼であって……初日に説明されていた業務の一環ではある……)

京太郎(撫でられることで俺の心が安らぐというオマケがついただけ…)

京太郎(無論この程度は序の口に過ぎない……)
125 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/28(金) 09:15:49.11 ID:+RttcvUs0

その夜…


―玄の部屋―


京太郎「玄さん、俺です」 コンコン


玄「あ、京太郎くん!入って〜」


京太郎「はい、失礼します」 ガラララッ



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                     |:l::::|:::i::| ∧:|::::::::找, ,ン   `Г
                       八:::∨ |/:::∧::::::八 rvヘヘ n从    京太郎くん、今日もおつかれさまでした!
                   //∧:::∨::::∧ 〈:::::::: '| | | |∨:::}
                   |::::|:∧:::∨:::小‐',:::::::\/ /__}:乂
                   !-|:::∧:::∨::|小 |\:::::::::`¨¨ア_
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                   |   | :::|:∧:::∨:|:: |:::::|\:::∨    ノヘ
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..人::::::(  |, ′         人::::::/   /   \:::::::::::\__{   \_\:::::::\:::::::::\
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京太郎「玄さんこそ、お疲れさまです」
126 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/28(金) 09:18:59.44 ID:+RttcvUs0

京太郎「ところで、何の御用ですか?仕事が終わったら部屋に来るようにとのお話でしたが」

玄「えっとね……京太郎くんに「お願い」があって……」

京太郎「……なんです?」

玄「今日はお客様が多くてちょっと疲れちゃったから……肩もみしてもらおうかなーって!」

京太郎「肩もみ…ですか」

玄「うん!もちろん、私もお礼に京太郎くんの肩もむよ〜」

京太郎「はぁ……なるほど」

玄「揉み合いっこしようってことだったんだけど……ダメかな?」

京太郎「うーん……」

玄「「お願い」!京太郎くん!」

京太郎「分かりました」 ズギュウウン
127 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/28(金) 09:22:26.59 ID:+RttcvUs0

京太郎「何を隠そう……この須賀京太郎は健康オタクでしてね…」

京太郎「血行を良くする揉み方くらいは心得ているんです」

玄「おぉ〜!そうだったんだ〜!」

玄「じゃあ、期待しちゃってもいいのかなっ?」

京太郎「ハードルは越えますよ」

玄「それは楽しみかも!じゃあ、お願いしますっ!」



   _   r'^>/^ゝ      r-、  ,、    _   r'^>/^ゝ      r-、  ,、
  |  `l / // /      / / く ヽ  |  `l / // /      / / く ヽ
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   'L_」           i_」       'L_」


                            ∧_,. --- 、∧
                       レ': :_ : : : :_: : :}
                         {: (__,>: :<.__) j
                       __ ___|: : : : : : : : :___|_ __ _
                       (ノー':{\\ : : : : : ///:::‘ー'ヽ)
                     (Y⌒ヽ\:\}/ ̄∨ / Y⌒ヾく)
                   ,ィ八しjク::::::\/ : : : ∨:::::::乂フリ‐{)
             ,__|Vレく(、トヘハ:::彡三入: : : 〈三o\::r'/
           /ト、ヽ==ミ、} l 〉〉}ノ):::::(_\:/:):::l\oV⌒7ヽ
          / N二Y⌒ソリノノ//ィ\:::::\:/:/::::/l/`::/://
.          /::<_/./从_(`"'''"´V{\:\/`:<::::/ |::|\:l :l/ : :
.        ;: : : /イV.ヒjト、 })  _,ノjn: : /`ヽ o V jノ: : '⌒ヽ :
.         i: : : : :〈ト{、 ftゥぅ ftァラ{リ:´: : : : : ∨∧/: : : : : : : : \
.         人: : /: :ーl ヽ   j リ //: : : : : : : : ∨:/ : ヽ:_:_: : : : : :
            ヽ{: : : :「\ ー= ‐ / :__ : : : : : : : V: : : : : : : : ̄ : __
          \:./|\ ヽ_/ト、: : :`ヽ: : : : /\: : : : : : : : /:::::
           _x≦/│ >==<。j ≧-  _: / : : : `: <: : : :{:::::::
   r─‐ァ≦   / |/ \__/ヽハ ∧    ̄ ̄∧: : : : :`: ーヽ-    ご期待には沿いますよ…
   /  /     /  |、   | |  l _∧      / 〉: : : : : : : : /
   V  ',    `フ | ヽ |「 |  , |  ̄|    {/7 : : : : : /
   V  ヽ    〈  ! \ lr‐| / l   |    l /、: : : : :./
    ∧  {     V∧   ゙|\|  |.  |二二}/|/ ∧: : : :/
.  〈    |     V∧  |/,!   |  l   / j   /: : :∧
   ) \ ヽ.     V∧ノ|┌_|  l   |    /  /|: : : : : ヽ
   /    ヽ 〉\   l\V|└_」  | │    {  / : : : : : : 〉
128 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/28(金) 09:31:35.67 ID:+RttcvUs0

京太郎(この須賀京太郎は独自のマッサージを確立している……!)

京太郎(俺の両手と『キラークイーン』の両手……4つの手で力加減を変えながら解すのだッ!!) モミモミ

キラークイーン『……』 モミモミ

玄「わっ、わわっ??!きょ、京太郎くん……なんだか手がたくさんあるみたいに揉むのが早いね……」

京太郎「ええ。痛くはないですか?」

玄「うぅん、気持ちいいよ」 

京太郎「それは良かった」 モミモミ

キラークイーン『……』 モミモミ

京太郎(一般的女子中学生程度しかない俺の握力と近距離パワー型の『キラークイーン』の力……言うまでもなく『キラークイーン』は加減して使うが…)

京太郎(揉む力に大きな差があることで、一定の力で揉み続けるよりも血流が良くなるのだ…)

京太郎(そして4つの手でもみほぐすということは通常の2倍の速度で揉んでいるも同じ……つまり血行を良くする効率も2倍ッ!!)

玄「うっ……ぁっ……す、すごい……京太郎くん、とってもお上手……」 ホッコリ

京太郎「フフ……まだこんなものじゃあないですよ…」 モミモミ
129 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/28(金) 09:34:37.53 ID:+RttcvUs0

京太郎(そう…!)

京太郎(ここからが、この須賀京太郎の『キラークイーンマッサージ』の真の効能なのだッ!!)

京太郎(『キラークイーン』の左手の甲に内蔵されている第二の爆弾、『シアー・ハート・アタック』ッ!!!)

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    /::ヽ.   「::::l /}  /:::/ /´::::/     /´::::> ,.-.、_        __,,..、
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              /   厂           ⌒` 、
               人 ( )′      _  ‐   ̄   、
               / /\{_  ‐  ̄            \         コッチヲ見ローッ
          / >    ヽ               _ ─==──===ミ
           }\/  }      ',          _ ‐   '゙´        \
           } 厂  ノー ァ  ', _  ‐   ̄                      ',
           }ノ  _j{_ h     v',           _ ‐=ミ、      __j{
          ノ__ (i:i:i:i:i:i:i:) 廴  ノ{ ,       _ イ  {L__ 人 _ ‐=ニ「ニ{f心',
        fi:i:i)个=‐=彡}ー  ノ{  ,      厂 L ‐=ニニ厂7ヘ(心マ心vL(O)ハ
         > ⌒)ー= ⌒Lnィ ノ{ __',    _ ⌒厂こここ{こ{O 心v∧(h夊こソノ
          ̄[ ̄nnnnnhLシh! 人⌒ヽ  /´   !にこここ{にV(〔))ハも)fソニ=‐
           寸⌒ 厂_ ィhシ   」   V     |にににに、こ夊Oソこニ=‐ ̄
        厂  、 rnnL!/  /^ 、  |      Vにににに\にニ=‐ ̄
          {/⌒_vハ ̄   イ    \ノ_ ‐  ̄  \にこここニ=‐ ̄
         ∠(ニ=⌒`   ̄   ノ    /      、丶`   ̄ ̄
        厂に{こ{{うぅs。<(_ /   、丶`
         {にこ{こ夊O)(Oソ≧=‐ァ冖^
        vここ\に≧=≦に、丶
         \にに≧=‐  ̄
             ̄ ̄
130 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/28(金) 09:44:26.57 ID:+RttcvUs0

京太郎(この無敵の爆弾戦車は人間の体温を感知して自動操縦で標的を攻撃するッ!!)

京太郎(だが当然……この場面で爆破は行わない。爆弾の回路は予め切っておく……)

シアーハートアタック『コッチヲ見ローッ』 キュラキュラキュラ

京太郎(この『シアー・ハート・アタック』が……「戦車」であるということが重要なのだッ!!)

シアーハートアタック『コッチヲ見ローッ』 キュラキュラキュラ

玄「!!??」

京太郎(「戦車」の「キャタピラ」ッ!!これがローラーの役割を果たし、自動で背中のマッサージを進行してくれるのだッ!!)

玄「え、あれっ!?きゅ、急に背中も?」

京太郎「背中のマッサージ……これも欠かせない。肩こりというのは肩周辺だけを解しておけばいいわけではない…」

京太郎「人間の体は繊細ですからね……。僧帽筋や広背筋も同時にケアしておくことで、上半身全体の血流を良くして疲労回復を促せる…」

玄「そ、そっか……。で、でもどうやってやってるの??こっちからじゃ見えないけど……すごい速さで手を動かしてるの??」

京太郎「フフ……。さてね……企業秘密ですよ」 モミモミ

玄「えぇ〜?気になるよ〜」

京太郎「気持ち良ければ……それでいいんじゃあないですか…」 モミモミ

玄「それはそうだね〜」 ホッコリ

シアーハートアタック『ニンゲンナノニ爆発サセテクレネー』 キュラキュラキュラ

キラークイーン『……』 モミモミ

131 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/28(金) 09:47:04.35 ID:+RttcvUs0

そして……


                     ( )
    i ニlニ○ _L/、     /   (⌒ ⌒)
    { cト  ´ | ノ ⌒ ーノ{__ノ  て人_)
         .   ――  ..
          / ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: `:..、
       '       .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\  /
      / .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}::.:}:..  :/ }   ハ
    /::.:′. .: }::斗/L/!::.:.:. /::、i:.:.:.}......:.   ̄
    /::. |:...:.:/|::.:/ j/ |::.:.:/}:/リ|\|::.:.}.‘ ―
    {: /.! :|.:.:..::|:/ -- _}:/ノ' /十/,「:..ハ:.i
   rぅ' ,|::.|::.:.|:;{z≦三    三ミメ.|:/|:.ト{ \
   /:{ V:|::.|::.:.|´i             `|:: |:.|
   |:.|/::.:,::.:.::. l :|/// 、__   /// |::.i!:.!
   {i:{:: :ハ::.: 込{. __  (__ ノ    .ィ}:リ|:
   乂:/:.:∧::.:.V/⌒ヽ.--r >ォ抓/:./ |′     ふぅ〜!京太郎くんのおかげですっかり疲れがとれたよ〜!
 /:/.:.:.:.:/\:ハ´  ̄`V ´  ̄`∨:/|   ( )
イ.:/::.:.:.:. /  /\     {      {:小{  (⌒ ⌒)
://::.:.:.:.:.:.:{ fノ       |!    人.}:.{  て人_)
./::.:.:.:.:.:. 人       ,八      ノト{
'::.:.:.:.:./:.:.:.:ト、    /  乂   /:.:|



京太郎「今夜は熟睡できるでしょう。翌朝に疲れを一切残さずにね……」

玄「ありがとう〜!今までしてもらった肩もみのなかで一番気持ちよかったよ〜!」

京太郎「それは光栄ですね」
132 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/28(金) 09:50:19.19 ID:+RttcvUs0

玄「それじゃあ、今度は私の番だねっ!」

京太郎「いや、大丈夫ですよ。このマッサージは自分にもできるので」

玄「ええっ?そうなの?」

京太郎「ええ、まあ」

玄「え〜……でも、それじゃあ私だけマッサージしてもらって申し訳ないし……私も全力で京太郎くんを気持ちよくさせるよっ!!」

京太郎「いえ、気にしないでください。折角肩を揉んだ後なのにまた疲れるようなことをしてはね」

玄「うぅん、それじゃだめっ!私にもやらせて!「お願い」!」

京太郎「ならお願いします」 ズギュウウウン


                      -――-
                . . : : : : : : : : : : : : `丶、
                   / :/: : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
                  . : : :/:/::.::.::./::.::.::.::.::.::.::.:: : ヽ::.::.
            /::/::.:: /::.::.::./:|::.::.::.::.:|::.::.::.::.:i.::. ::.:
            ,'::/::.::.: i:.::.:: / │::.::.::.::|\| .:: |::.| ::.i
             |::i::.::.:|::.|::`ト|  | :|::.::.::.L イ::.::|::.| ::.|
             |::i::.::.:|::从≫=ミ|八 .::. 抖=ミ从::| ::.|    おまかせあれ!
             |::i::.::.:|::.:|{ rJハ  \_{.rJハ }|::.:| ::.|
            V|::.::.|::.:| 弋ツ    弋ツ ::. | ::.|
            /Y:|::.:|'. ::、::、  '   ::、::、 /|: | ::.|
             ,::/゚|::.l :.仏     __     厶|: | ::.|
            .:/::.:|::.| :.|:个: . .  ‘ ’   . :介/::/::八
          /::{/{∧::.::.i.::|〈  {≧ ‐≦}  |/::.::.: /ヽ::..
            / ::.::/ _V^>、|∧ ∨ーヘ. /iレく∨ ∧.::.、
.           / ::.::.」 // \く>、∨|  /∨rく_ン⌒∨ |::.::.\
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133 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/28(金) 09:54:04.54 ID:+RttcvUs0
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:.:.:./   、|::ヘ ゚。:.:/ )、   {      }     ィ:::: ∧; ┐   それじゃあ、頑張るよ〜!
:. /     / ̄)/ /:.:、 > ゝ--- ′< ノ:::::///:
: ′  _ | 丁 | |` ミ  \ ̄/,,_  |彡"彳/ /::::::::.___
:   | 、__) ー  | ,.:┐t'⌒{ }   入 |  r v // r―::′
! r‐、} '^    | | {ニ=- ∨ _ノ┴ュ'′/ }   〈_/ \
  し        ー  |ニニニ{ニ}ニニニニ} / ,ノ、     rヘ,_〉
   }       /    ニニニィ¨ト=ニニ7 {   ‘,      ̄}::.
. イ∧        /ニニニ/ マニニニ\ :,        /し':::::::.
  / ゝ     /'⌒ヽ/   マ> ´  \     /::::::::::::i::}



京太郎「お願いします」

玄「えいっ、えいっ」 モミモミ

京太郎「フフ…なんですか、その掛け声は……」

玄「声を出した方が、力を出せるかなって!」 モミモミ

玄「力加減はどう〜?」 モミモミ

京太郎「ああ……。いいですね、とても気持ちいい……」 

京太郎「玄さん、あなたの手つきは最高です……」 ウットリ
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/28(金) 09:55:25.00 ID:XUtQ1udv0
もみもみしたい
135 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/28(金) 10:08:24.22 ID:+RttcvUs0

京太郎「しっかりとカルシウムを摂っているから骨の硬さは十分……」

京太郎「それでいて指の肉付きも程よい弾力を示している……」

京太郎「骨がスカスカの中高年のマッサージ師や、不摂生で指に肉が付きすぎている人間じゃあこうはいかない…」

京太郎「まるで肩もみをするために育てられてきたかのよう……」 ウットリ

玄「そ、そうなのかな?自分ではよくわからないのです……」 モミモミ

京太郎「きっとお父さんの育て方が良かったのでしょうね……」

京太郎「蝶よ花よと育てるだけじゃあこうはならない。「強さ」を併せ持った「手」を育てるというのは、ぬるま湯に浸からせるだけの甘ったれた親にはできない…」

玄「う〜ん……あんまりわからないけど、お父さんを褒めてくれるのは嬉しいなっ!」 モミモミ

京太郎「ぁっ……うっ……おほぉ…」 ホッコリ

玄「えへへ、京太郎くんが気持ちよさそうで良かった〜!」 モミモミ

京太郎(う……。これも……幸せの一つの形なのか……)

京太郎(求めていなかった形で……「幸福」を手にすることになるとは……)

京太郎(晴絵に感謝せねばな……。「命令」だろーと…なんだろーと…こういうことは……悪くない。悪くないぞ…!)



京太郎(そして俺の心は……「幸福」に蝕まれていった…)
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/28(金) 10:10:06.82 ID:92/evJ9i0
名雲きつね NagumoFox ヨガチカ ティシュトリ屋 ミストラル アイスV ダジャレ エロゲ ウィンディ ニコ厨 下半身直結厨 コの字 擬似タイ厨
きつね小屋 鍵垢厨 専門学校 フリーター RPGツクール2000 VIPRPG 低沸点 発狂 ブロック 低学歴 ムーンライトT ブライトネスT ネクロさん リンチ厨 不正行為
割れ厨 ゴミ ゲーム未満 愛知県 もしもシリーズ 荒らし チューブ ウィンドT アイスさん ヲチラー 聖人さん エロリアさん ディオナさん スパブロ厨
こうのす 添い寝 判子絵 専門士 名雲 やさしい新説死霊術 アイスV汚し 同人ゴロ VIPRPGの面汚し おきらくリンチ
ねくろさん ドラゴなすーん ドラゴなす〜ん アフォックス パクリ 鴻巣覚 名雲キツネ アンデッドナイ軍汚し 不正投票 スターライトT ダークネスT
エンジョイリンチ 改造厨 ペコペコ 大手ツクラー(笑) ポケモン改造 歩きスマホ 音楽素材不正使用 グラフィック不正使用 素材不正使用
アイスU アイスT 馬鹿 アホ バカ 間抜け マヌケ ロリコン アイスVを汚した戦犯 クソゲー れーえ ハヤト きりはなりょー
137 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/28(金) 10:17:41.29 ID:+RttcvUs0

京太郎(敢えて「蝕む」と言おう……)

京太郎(なぜならこの「幸福」は……アプリの「命令」が連鎖的に生み出している虚構に過ぎないからだ…)

京太郎(しかしそれでも……幸せは幸せ…)

京太郎(俺の心を満たしていることは事実だった……)


〜阿知賀滞在4日目・朝〜

―通学路―


宥「うぅ……。今日は曇ってて寒いね…」 ブルブル…

京太郎「どこがですか……。これでも28℃はありますよ…」

玄「夏のおねーちゃんは37℃くらいで一番元気になるからね〜」

京太郎(それじゃあまるで亜熱帯に生息する変温動物だな……)
138 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/28(金) 10:20:26.02 ID:+RttcvUs0

宥「あ……手袋、忘れてきちゃった……」

玄「えっ、取りに戻る?」

宥「うぅーん……。でも、今から帰ったら時間ももったいないし……」

宥「玄ちゃん、手つなごう?」 スッ

玄「うん、いいよ〜」 ギュッ

京太郎(それじゃあ玄さん、あなたが暑いだろう……)

玄「……あ」 ピコーン

京太郎(何かを思いついた顔をしている)

玄「……ねえ、京太郎くん?」

京太郎「……はい?」
139 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/28(金) 10:22:37.91 ID:+RttcvUs0

玄「あの、その……」 モジモジ

京太郎「……なんです?」

京太郎(俺は既に予見している。彼女は……どストレートなアプローチをかけてくると…)


          /      . . : : : : : : : : . . . .      \
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       |i ! .:.:|.:.从:./x==ミリ ∨:.:.:||:.|:.:!|:.|:.!| .:.:.:.:‘. .:.:.:.:.:; :.:  |
       {;.| .:.:.!:.:.: |}|《 {h//}   ∨:.:|V x==ミ .:.:‘. .:.:.:.:.:; :.   |
        | .:.:.!:.:..:.:!.  Vrツ    \|  {h//} 》 l. .:.:.:.:..; :.::.  ;
        | .:.:,|:.:.::.:.:, :.:.:.:          Vrツ  /. .:.:.:.:.;. :..:  :
        `O:.|:.:.::.:...     '      :.:.:.:   /. .:.:.:.:.:;. :.: ; !
         |:.|:.!:.:.:.:八              ./. .:.:.:.:.:;. :.:. ; |
      イ  !:.!:V:.:.:.:个 、            人. .:.:.:.;. :.:  ; |   その……私たちも手繋いでみたりとか……ダメかなっ?
    / l   /ト:.!:.V::.:.:.:.|  ト、 `  ̄    イ./. .:.:.:.:.;. :.: :.:. ;  !
.    ; ∧ l |:.リ:.:.:リ.:.:.:.:.! ∧ 、_ イ ´ ./. .:.:.:.:.;. :.: :.:. / ト、
.    ;  ∧! |:.:.:.:.:.:..fi___.!   ヽ ィ ´   ./. .:.:.:.:.;. :.::..: /   ヽ
.    ;    |jr-―二___ヽ / ` ´¨l   __/. .:/ノ. .:.:.:.:.:/     ∧
    ;    ',.!   ___.ヽ |≧--≦l_∠_ ヽ//. .:.:.:.:.:/  ,  '   |
   ;    !  ___ ヽ」'ノl__ノ l_______   ` 、:.:.:.//      .;
   ;    |   __ .ヽ」  / !\!,----     l:.:/ /     ∨
.   ,   7|   (__ノ!___/ .!  !、        !:ノ/      /
    ,  ! l::!      /:7`!  .! 〉-l      /ヽ       ./
.    ,  V≧ 、___/イ  !  ノ/ l::::::!     .j::/ |      ハ
    ,  V         !_/ V \.:!    l:イ .!       l
.    ,  /ト、____ イ!   !    ` ‐‐‐´  !、      /
     ,  !        V   l ヽ       / l      /



京太郎(……やはりなッ)
140 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/28(金) 10:30:16.32 ID:+RttcvUs0

京太郎「……暑いんじゃあないですかね」

玄「で、でも曇ってるよっ!」

玄「わ、私もおねーちゃんと同じで、ちょっと寒かったり……?」 メソラシ

京太郎(嘘が下手くそな女め…)

玄「ダメ…かな?」

京太郎「……」

玄「…………「お願いします」っ!」

京太郎「いいですよ」 ギュギュウウン

玄「やったぁ!」

京太郎(「手」ッ!!繋がずにはいられないッ!!) ギュッ

玄「あ……」 カァッ

宥「ふふっ、二人とも、仲良しさんだね〜」

京太郎「……」



            /   . . . . . . . : : : : : : : : . . .   \
             ,  . . . . : : .:. .:..:.:.:.:.:.:. .:. .:.:.:.:.:..ヽ:. . :. ヽ
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            |:′:} .:.: :| ∨ /i     '       .:. :. :.!:. l: {
         ○: :′.:.:.ト. .           ,      八:.:..:}:. l:.‘
         /:.{: :| .:.:.:. {:: 込      `   ´   /}::.:.:./::. :!:. ‘   ……えへへっ
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       i:/{:.! .:| .:.:.:. |:::::::/:::::::::ノ}≧ - ´ {入:/.:.:./i/:.:.′:. . ‘.
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         / . rヘ´ ヽ \  |   ∧   ∧'ィ斗v′:.:/       ヽ
.        / . :′       八_{ ̄≧ V__/イ´  {'リ:.:.:.:′      / }
       / . . {⌒ヽ       八  z__{ }___,  {.':.:.:./      /   |
      .′. .:|    \      《    ハ下  . /.:.:.:.′   ,    小
      / . . .:.{     ヽ   }  ∧__/ }ハ ≧7.:.:.:./     /     {:∧
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    / . ./..:.:.:.i      ∨ }    `≧-ヘ ∧ノ}:.:.:.:.{ . { .′     }:. . ‘.
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141 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/28(金) 10:35:48.92 ID:+RttcvUs0

京太郎「……」 テクテク

玄「ふふっ」 ルンルン

宥「」 ニコニコ


京太郎(「昼間から素面の高校生3人が手を繋いで歩く」……か)

京太郎(東京ではとてもできんな……。目立ちすぎて発狂ものだよ……。ド田舎で良かった…)

京太郎(大して目立たずに済むのなら……むしろこの「命令」は……興奮する…ッ) ムクムク

京太郎(柔らかい…。柔らかいぞ…!!松実玄の……「左手」ッ!!) ムクムクムクッ

京太郎(うっ、股間が……) ギンギン

京太郎(はぁ…!はぁ…!)

京太郎(実際に…!手で触れてみると…!想像以上だ…ッ!!) ハァハァ

京太郎(滑らかな皮膚をしているゥ〜…ッ!!) ハァハァ

京太郎(母指球の肉厚具合が……絶妙でたまらん…ッ!!) ハァハァ

京太郎(指の腹も柔らかくって気持ちがいいぞォ〜…!!) ハァハァ
142 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/28(金) 10:38:59.70 ID:+RttcvUs0

京太郎(水かき……水かきは……どういう感触をしているのかな…?!) ハァハァ…

京太郎(……多少……)

京太郎(多少恥ずかしいし……松実玄に要らぬ誤解を与えかねないが…)

京太郎(この好奇心・探求心・性的欲求の前には……抑えられんッ!!) ギュッ


                 ____             ___
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.     / : : | : : :|丁¨{丁{│:.:..: : i| ¨v:丁¨`:|: : : :|: :.゚
    i: i: : |: : : |ハ!ハl リ い、 :小 乂{\: |: : : :|: : i
    |:ハ :|: : : | ,ィ宍ミト } \:..゚。ィ宍ミトぃ..: : :|: : |
    || |: |: : : |〈 _)トJi:|    `¨ _)トJi:| 〉|: : : |: : |
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    リ |: |: : : |i 。            。 |: : : |: : |
.       {: } : : ト:.:':':':     ′   :':':': イ: : :.l: : |
        C|: : : |:ハ      へ      /::|: : :。.: : !
      /:||i: : :{: 个: .     ̄       イ: :,゚: :.,゚: : :.|
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       |i ゚。>''ゞミ{    ,八八    ノイ、|: : : : |: : :|
     ィリゝヘ    r=====ミ___,ィ=====ュ  |: : : : ト、:..|


玄(京太郎くんが……指と指を絡めてきた…?)
143 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/28(金) 10:42:07.80 ID:+RttcvUs0

玄「!!」 ハッ

玄(こ、こ、こ、これって……!!!!)



              /:..:..:..:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ |:.:.:.ハ:.:.:.:j:.:.:.:.} ゚。:|\ :.:.:.:.:.|:..:。:..:..:..:.\
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         イO/:.:..:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:|////////////////{ :.:.:.:.|:.:.:.:.:.:..:..∧   (ドラマとかでカップルがやってる……!!???)
      /:..// .:..:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:|、         r――――― 、    ι  ノ :.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.. ∧
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                Y⌒_ノ  {{     ^ーくニ=ァ ノ
                   rく{( {ア'⌒\ `ヽ      } ri'´|
               j几jノ   rt_ぅミ   _,ノ    ハ│l|
                  /`V l  ^冖 ノ} └=====y'(│リ
.            / /ハ/ }      /   代_テx_ しi} リ
            乂i{ / /    「廴}  ^ー‐'  }ノj/
                   ̄{   ー‐ __ー'     __,厶イ
                  ∧    __  \  / (__, /
            _/{      `   / ∠ノノ/     (「恋人繋ぎ」…ッ!!躊躇はしない…ッ!!)
           / / \ ヽ__      __/ー一
              / /    ≧ニ=一 二´∧            
.        _/ /   /_A\     / {
     ̄  /   /\o/| {o o} ∧   {   \__
.       /    /     |__巴ノ  \o_|     { } \__
    ∠ ____ /     / ̄|      |     |ノ\
    ̄ ̄/ |     /三ヨ       |     |    >'´
   __/   │     /A_A |      |     l   /
   }       |     /{o o}|      |\  │ /
  │    │    /∧皿{/|     /  {\」_ /   /
.   |       |    //\__/|   / /   \ /  /
.  │    |   /// ̄\| /   /     }/  /
   |      l   / | ∧_∧ |(   /       |   {
   |     │ / | {O O}│  /      人 │  )
   |     ∨  | Y皿Y |   /       /  }ト、} /
   |     /  |\___/|  ′     /   { ∨
   |      |   |/  ̄ \| i      /    \__/
   |      |__/|/|_|\」 |     /     ノ
144 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/28(金) 10:52:40.58 ID:+RttcvUs0

京太郎(どうせ「命令」で「手を繋がなければならない」というのなら……)

京太郎(その状況でベストを尽くし、得られるものを得られるだけ得るッ!!)

京太郎(この須賀京太郎は躊躇わないッ。「やれる機会」は「逃さない」ッ!!)


玄(きょ、京太郎くん…!!だ、大胆…!!大胆だよ〜!!) カァァァァァァ


京太郎(……などと考えているのだろうが、彼女はそもそも自分が積極的すぎるということを忘れているのだろうな)

京太郎(まあいい。松実玄にどう思われようと……俺は自分の満足を追求するのみだ……ッ!!) ギュッ

玄「うぅ〜」 ギュッ

京太郎「!」

京太郎(今握り返してくれたおかげでわかったよ…)

京太郎(彼女の「水かき」は……俺の「水かき」より若干柔らかい…!) ハァハァ

京太郎(俺の手の甲の皮膚を指でつまんだくらいの感触だろうか…)

京太郎(少なくとも……妙に硬い小鍛治健夜の「手」より…!どの部位も柔らかいことが分かったぞ…ッ!!) ハァハァ

京太郎(あぁ…!!天にも昇る心地だ…!!) ハァハァ

京太郎(学校に着く前に射精してしまわないかッ!!それだけが懸念ッ!!) ギンギン


玄(うぅ……自分から手繋ごうって言ったのに、恥ずかしいよ〜…) カァァァァ



            '' _.――  ....
        / ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: `:..、..
     . '       .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
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   /::.:′. .: }::斗/L/!::.:.:. /::、i:.:.:.}......  ',
  /::.:′. .: }:  ヽ ,斗‐|-  .::| `ト-  | |.!
. /::. |:...:.:/|:.  ..:l\ ! ヽヽ .::l /! ..l | | l
. {: /.! :|.:.:..::|:.. ...:|.〒弐オ`\.l/〒テ...|./|.:i
...rぅ' ,|::.|::.:.|:;{.  ,.::| ト'::ィ;リ      トィリ .|:ノl:ノ
./:{ V:|::.|::.:.|´ii ..:::| `ー'     .゙-' |/
.|:.|/::.:,::.:.::. l :|.i ',.:::|  xxx    ` xx',.!.:}
.{i:{:: :ハ::.: 込{.::l :'.,l.      _ _  _,ノ./|.    (でも……すっごく幸せだなぁ……)
.乂:/:.:∧::.:.V.i::ヽ_.::!ヾ=<>‐、‐ T´|..小{
  / .:: :::::::: ル´}::.从`⌒H⌒´}.丿. }:.{
. / .::: .:;へ/` '、l::..<__/八_,>.l. .}:.{
/ .:::::::///;;`ヽ',`..〈   ./ .|  } |  }:.{



玄(京太郎くん……♥ )

京太郎「ハァ…ハァ…」 ギンギン



京太郎(しかしこの時の俺は気づいていなかった)

京太郎(メイク・ザ・ベスト・オブ・アンダーコントロール……)

京太郎(そのつもりで踏み切った「恋人繋ぎ」が……彼女との関係性を決定づけてしまうことになるとは……。)
145 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/28(金) 10:56:06.24 ID:+RttcvUs0

それではここまで。

あと2回くらいの更新で終わるかな

これ終わったら本編戻るのかな?それともα章続行?

どっちにしろしばらく前みたいな頻度では更新できないんですが……α章なら、やきうスレレベルのキチガイ安価モードやってみたいなぁ

結構昔に京太郎「なんでもいいから行動しなきゃ」みたいなスレあった気がするんですが、そういう感じのやつ

あと、いつだったか忘れたけど 池田「天江衣リベンジ!」っていう自由安価のスレ立てたけどあれみたいに京太郎以外を自由安価で動かすのもいいですね

あれは飽きたからすぐやめたんだっけかな?覚えてないや


それではまたー
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/28(金) 16:10:35.14 ID:rMAEurlQo
おつ
クロチャーはかわいいなぁ…
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/28(金) 18:08:43.16 ID:4RDVI6WxO
おつ
もうクロチャーがヒロインでいいんじゃないかなこれ
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/28(金) 18:48:31.21 ID:gnXQH7faO

改めて見ても手フェチがキモい(褒め言葉)
149 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 04:23:59.77 ID:NVacxuZf0
京太郎(翌日の夜……松実玄は踏み越えた)

京太郎(そう……俺と彼女の関係を確定させてしまう一線を……。)

〜阿知賀滞在・5日目〜

―玄の部屋―


玄「……」

玄(昨日の朝……学校に行く途中の京太郎くんは……)

玄(私が「手を繋ごう」って言ったら恋人繋ぎして応えてくれたけど……)

玄(あれからは、特に何もないのです……)

玄(もしかしたら、京太郎くんも私のことが……って思ったのに…)

玄(実際のところ……どうなのかな……)

      ,.': :/:/: : /!|: : ;' |: :__: : :.|: : : :|: :l: . . .ヽ
.     /:, :,': :!:,': ! ||i: : | !l_、:ヽ ̄:ト: : : |.: :l: . : . .゙、
    /:,1:,'.: :|:レ|´l|ヽ: ゙、 ヽ_\l\!: : : :!.: :|: : : . |. l
   ,':/ !:l: : :!:| リニ、 \!イ斥"寸、!: : : :!:ヽ!: : : . !. .!
   {:| |:l: : :|:i:斥寸    弋しソノ|: : : :|:ヽ|: : : : |:. .|
   ヾ !:|: : :抖乂ソ    `""  !: : : :!=、l.: : : :.|. . !
     | !: : :l:! ,, ",         ""|: : : :| |!: : : : .!: . l
     |λ: :l:l            |: : : :| ,ィ.: : : : :|: . .!
      jt |: : |l   _ っ        !: : : j´:|: : : : : |: . .!   …………。
    / :| ゙: : |:ヽ/ノ      .ィ.: : :,': :,'.:/: : : :|: . .|
    ,'/l | ゙: :y' ,ィl>... _ ..  ´ l: : /: :/:/: : : : :!: : ハ
    lj ヾ、 ∨/>!: : |: : :}   //|: /´: : : : : ノ: : : .ヽ
         ,'  ´-ヽ:.:|: : :|    "  У: :_ - "´ `ヽ: . .゙、
          l   -テ!:,': _ノ     /: /        \ ハ
       /|   l´/ニ__   /: : ,'          ヽ∧
     ,'  !   !'   `  ,.': : : : :|           ,'. . ヘ
     l.  ノ   ∧ァ__r‐-/: : : : ;ィ             /: . . . \


玄(……本人に直接聞いてみるのが……一番だよねっ)
150 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 04:25:19.30 ID:NVacxuZf0
そして……


京太郎「玄さん」 コンコン


玄「はーい」


京太郎「失礼しますよ」 ガラララッ

玄「お待ちしてました!」

京太郎「で……お話とはなんです?」

京太郎「また、肩もみですか?」

玄「ううん、違うの……」

京太郎「……?」
151 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 04:32:03.85 ID:NVacxuZf0

玄「あの、ね……」

玄「京太郎くんに……教えて欲しいんだけど……」

京太郎(……この雰囲気はッ)


          /      . . : : : : : : : : . . . .      \
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        | .:.:.!:.:..:.:!.  Vrツ    \|  {h//} 》 l. .:.:.:.:..; :.::.  ;
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         |:.|:.!:.:.:.:八              ./. .:.:.:.:.:;. :.:. ; |
      イ  !:.!:V:.:.:.:个 、            人. .:.:.:.;. :.:  ; |
    / l   /ト:.!:.V::.:.:.:.|  ト、 `  ̄    イ./. .:.:.:.:.;. :.: :.:. ;  !    京太郎くんって……私のことどう思ってるのかな…?
.    ; ∧ l |:.リ:.:.:リ.:.:.:.:.! ∧ 、_ イ ´ ./. .:.:.:.:.;. :.: :.:. / ト、
.    ;  ∧! |:.:.:.:.:.:..fi___.!   ヽ ィ ´   ./. .:.:.:.:.;. :.::..: /   ヽ
.    ;    |jr-―二___ヽ / ` ´¨l   __/. .:/ノ. .:.:.:.:.:/     ∧
    ;    ',.!   ___.ヽ |≧--≦l_∠_ ヽ//. .:.:.:.:.:/  ,  '   |
   ;    !  ___ ヽ」'ノl__ノ l_______   ` 、:.:.:.//      .;
   ;    |   __ .ヽ」  / !\!,----     l:.:/ /     ∨
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              \,ハ  ¨ ̄ /! f´¨タン /ノ  \
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         //  .l  \ ヽ  ゙ー--‐ ./、     (…………やはり、な……)
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    ,.イ   /    l      \ヽ-- く l    \
        /     l o _.. -‐ てマi   l
       /___,.  l/    人レヘ. o l  、_
       _.. ‐ ¨  l     /  l  \ノl   ヽ、
                ,.  ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、
152 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 04:35:02.99 ID:NVacxuZf0

京太郎(そういうことだろうと思ったよ…)

京太郎(雰囲気…流れからしてそうとしか思えなかった……)

京太郎「それは……単なる人物評とかじゃあなく……」

京太郎「異性として…どう思われているかを知りたいということですよね…」

玄「……うん」

京太郎「……でしたら、ハッキリとさせておきますが」



                          /⌒ _>、/⌒ Y¨¨¨  、
                        /´> ´   ,    }      \
                        , ´    /     :    、   ヽ
                       /     /  '      |  |   ∨    :.
                     ー‐イ' /  /  | | l     }  | |  |     .
                           / '   ' / |{ |    / /| }  l  |    |
                      // / { | { .|、 |  , }/ }/  /  }    {
                     / ,..イ , } |\{::/{_/  /   乂__ ..`ニ=ミ∨
                        ̄´  |∧ 「{{`fッミ} ,_...:厶斗匕  {彡/⌒i }ノ
                          八}`¨ニノ ⌒K¨亙>  `´ノ⌒} |´
                             /::...   ゙^    .:/ _}:;ノ ノ    
                              ', 〈、_,        /  (__,彡′
                                  __      /   /{//        
                                 i ‐-`丶    / レヘ
                               }        / // ノ{     この須賀京太郎に……貴女への好意は一切ない…
                                 \__ ..   < ///: :〉
                            厂\ __///   /⌒\__
                              . -‐/}/⌒⌒ヽニニ. /   ,//⌒ー-->‐-
                           / /〈_/::::::::::::ノ }ニ/    /    ,/     .
                     / /   >ー=彡八/  ___,/  .....::/     ____゚,
                    く /   /::::/'ニ  /   \  .::::/     /
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153 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 04:39:00.73 ID:NVacxuZf0
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      /:::i::i::::::::::::::::|.i                              i i.:.:.:.:.i..i::::::|::::::::::::::::::|     え…………
        i:::::::i::i::::::::::::::| 、                       u  i.:.:.:.:.:....:::::::::i::::::::::::::::::|
      |:i:::::::|:i::::::::::::::i:::::ヽ u          , _   , 、          ,/.:.:.:.:.i..i.:::::::::::|::::::::::::::::::|
.       i:|:::::::|;;|:::::::::::::|:::::::::ヽ         (   ̄  )           . ノ:::.:.:.:.:...:::::::::::::::::i::::::::::::::::::i
      | i:::::|;;;;i:::::::::::::i:::::::::::::::ヽ      ` ⌒` ′       ≦:::.:.:.:.:..i...i:::::::::::::::::|:::::::ハ::::::|
       |::::|;;;;;;i::::::::::::|:::::::::::::::::::::`              r:::::::::::::::i.:.:.:.:....::::::::::::::::::::i:::::/:::::i:::::i



京太郎「このような質問をされている時点で、貴女が俺のことをどう思っているのか……それは明白ですが」

京太郎「今後……俺が貴女に愛情を持つようになることはないと断言できるし……」

京太郎「男女の付き合いをする…というようなこともあり得ないと言っておきます」

京太郎「なぜなら……俺が貴女を愛するということはないから……」




   /::..::..::..::..::..::..::../::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..\ヽ
   ,'::..::..::..::..::..::..::../::..::..::..::..::..::..::ハ::..::..::..::!、::..::..::..::..::..ハヽ
  ,..::..::..::..::..::..::..::/..::..::..::..::..::..::..::., ::..::..::..::| ,..::..::..::..::..::..:l ヾ
  ,..::..::..::..::..::..::..::..::..::..::./::..::..::〃:,'_|::..::..::..::! ',..::..::..::..::..::..| ヽ
 .!..::..::..::..::..::..::..,'::..::.--/-::‐/::/ l::..::..::..:l \::..::!,::..::..:}.:|  ',
  ..::..::..::..::..::..::..'::..::..::..,..::.///  '::..::..:// /::..:リト:..::/::.!   '
 l..::..::..::..::..::..::..l::..::.., x=示芸x、 /::..//_,_ム///:/::.::,   }
 l..::..::..::..::..::..::..|::..::..l《 ん::刈   ̄    ん沁ヾヤ::..::..::|   ,'
 |..::..::..::..::..::..::..|::..::..| とつ ー'      匕::_リ //::..::..::..l  /
 |..::..::..::..::..::..::..|::..::..|  ヽヽヽ    , ヽヽヽ /::..::..::..::| /
 |::..::..::..::..::..::.( !::..::..!              ,'.::..::..::..::..!
 |.::..::..::..::..::../:::!::..::.:!}\     ,-‐-,     .ム..::..::..::..::|
 |::.∧::..::..::./::..l!::..::..|、 >    ̄  ....<!::..:リ::..::/!::..:!   そ、そんな……
 |::..:∧::..::/:!::..|.',::..::.| \   7 = 爪::..::..::.|::../:::../ .!::..:!
 |::..>'',:::.{/!::..{∧::..:!  ,ヽ_ / .n  |∨::..::.|:/::./:! .|::..:!
/   .∧::八.::| ∧::.!    ヽ_ハ | ∨::..::!/::..::| |::..:!
      ∨::.ト!  ',|へ\  | / | ∨::..l  \:| |::..:|
154 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 04:43:36.71 ID:NVacxuZf0
         .   ――  ..
          / ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: `:..、
       '       .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
      / .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}::.:}:..  :/ }   ハ
    /::.:′. .: }::斗/L/!::.:.:. /::、i:.:.:.}......:.
    /::. |:...:.:/|::.:/ j/ |::.:.:/}:/リ|\|::.:.}.‘
    {: /.! :|.:.:..::|:/.⌒. _}:/ノ' /十/,「:..ハ:.i
   rぅ' ,|::.|::.:.|:.斗‐…r    ⊥...」:..|:/|:.ト{
   /:{ V:|::.|::.:.|´iヒぅ:ツ   ..ヒ::rツ〉.:: |:.|
   |:.|/::.:,::.:.::. l :| U      ̄ / |::.i!:.!
   {i:{:: :ハ::.: 込{. __    '^`   ..ィ}:リ|:   な、なんで……
   乂:/:.:∧::.:.V/⌒ヽ.--r >ォ抓/:./
 /:/.:.:.:.:/\:ハ´  ̄`V ´  ̄`∨:/|
イ.:/::.:.:.:. /  /\     {      {:小{
://::.:.:.:.:.:.:{ fノ       |!    人.}:.{
./::.:.:.:.:.:. 人       ,八      ノト{
'::.:.:.:.:./:.:.:.:ト、    /  乂   /:.:|




京太郎「理由を聞かれても……俺がそーいう人間だから、としか言えませんね……」

京太郎「希望を持たせるようなことをしたのはマズかったかもしれない。申し訳ないです」

京太郎「ですが、今後一切望みはないと思っていただきたい」

京太郎「お試しで付き合って、そのうちに俺が好意を抱く…などということも絶対にない」





                 __,.ィ`ヽ __
              、 -  ´> _r┴  __\ー‐┐
             `  ̄ >' __,ノー==彡,ィi } }l ji廴_
              <__ /_ノ}r'⌒7´'⌒^'ヘj}_ノ 厂 ̄}
                Y⌒_ノ  {{     ^ーくニ=ァ ノ
                   rく{( {ア'⌒\ `ヽ      } ri'´|
               j几jノ   rt_ぅミ   _,ノ    ハ│l|
                  /`V l  ^冖 ノ} └=====y'(│リ
.            / /ハ/ }      /   代_テx_ しi} リ
            乂i{ / /    「廴}  ^ー‐'  }ノj/
                   ̄{   ー‐ __ー'     __,厶イ
                  ∧    __  \  / (__, /
            _/{      `   / ∠ノノ/
           / / \ ヽ__      __/ー一    残念ですが……諦めていただこう
              / /    ≧ニ=一 二´∧
.        _/ /   /_A\     / {
     ̄  /   /\o/| {o o} ∧   {   \__
.       /    /     |__巴ノ  \o_|     { } \__
    ∠ ____ /     / ̄|      |     |ノ\
    ̄ ̄/ |     /三ヨ       |     |    >'´
   __/   │     /A_A |      |     l   /
   }       |     /{o o}|      |\  │ /
  │    │    /∧皿{/|     /  {\」_ /   /
.   |       |    //\__/|   / /   \ /  /
.  │    |   /// ̄\| /   /     }/  /
   |      l   / | ∧_∧ |(   /       |   {
   |     │ / | {O O}│  /      人 │  )
   |     ∨  | Y皿Y |   /       /  }ト、} /
   |     /  |\___/|  ′     /   { ∨
   |      |   |/  ̄ \| i      /    \__/
   |      |__/|/|_|\」 |     /     ノ
155 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 04:55:19.81 ID:NVacxuZf0
              /  .:.:.:.:.:    ...................  ` .
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           | ::::::::::::: |__:::::::|::::/斗/ 匕::::::::/|:/.}ノ}/.}ノ:::::::|:小}
           | ::::::::::::ノ ::::::::::}::ム孑=ミノ }::/...}.ァチミヽ|:::::::::|' }ノ
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            }::::八:人 i:::::::::|とぅ__:ツ.................`.てつ爪:::::{
             ;::::::: (__){>::::::::|  ///     ,  /// '::::::V:!
        __.′::::::{::`{  }::::::{、u         u 八:::/\
    i´ ̄    /:/{ ::八:::乂∧::::{个 .   rー〜ぅ  .イ::.:.::::′ ハ    …………。
    |!     // 人 ::::::\:ド. }:. V \>´.__ . < { .|::.:.::::{  / }
    li     /::′  \:::::::: ヽ从 乂 r` 丁 }乂____V} ::::::::}/ |
    |i    /:::::{斗-  . \::::::::ヽ ≧.厶=\_.ノ'≦ ̄} |:::::::::′  {
    |!  /::::::::|    ` \::.:.:.:\   `} )=  《 |::. :./   .′
    |!. /::::::::八       ヽ:.:.:.:.:∨   .爪\   }':.: ∧   ∧




京太郎「ショックなお気持ちはお察しします……」

京太郎「だが……慰め程度にしかならないとは思いますが、言っておくと…」

京太郎「貴女は普通の視点で見れば十分に魅力的な女性だと思います」

玄「……」 グスッ

京太郎「ただ俺は……どんな女性が相手だろうと、「一般的な」男女の付き合いというのが苦手な性分でね…」

京太郎「こればっかりは俺の方の問題ですから、仕様がない」

玄「うぅ……っ」 ポロポロ…
156 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 05:01:11.49 ID:NVacxuZf0

京太郎「何かしらの奇跡でも起きて、俺が貴女に好意を抱かない限りは……俺と貴女の関係が発展することはない」

玄「……っ」 グスッ

京太郎「しかし……ま…そんな可能性は万に一つもないのだから……諦めるのが得策だと、親切心から言っておきますよ」

玄「うぅぅぅぅ……」 ポロポロ…

玄「…………!!」 ハッ

京太郎「……?」

玄「……京太郎くんが……私のこと、好きになってくれれば問題ないの…?」 グスッ

京太郎「? ええ、そうですね。そんなことは起きようもありませんが……」

玄「……」 スッ


『須賀京太郎を「好きに」できるアプリ! made by Legend』


京太郎「…………!!!」 ハッ
157 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 05:05:49.72 ID:NVacxuZf0

京太郎「く、玄さんッ!!ま、まさかッ!!」

玄「……ズルだよね、こんなの……」

玄「でも……がまんできないの……」

京太郎「やめろッ!!アナザーワン、時を止めろーーーーッ!!!松実玄に「アプリ」を使わせるなーーーーーッ!!!!!」

アナザー京『なッ、だが「事象の地平層」の生成浸透は間に合わ―――』


         .   ――  ..
          / ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: `:..、
       '       .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
      / .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}::.:}:..  :/ }   ハ
    /::.:′. .: }::斗/L/!::.:.:. /::、i:.:.:.}......:.
    /::. |:...:.:/|::.:/ j/ |::.:.:/}:/リ|\|::.:.}.‘
    {: /.! :|.:.:..::|:/.⌒. _}:/ノ' /十/,「:..ハ:.i
   rぅ' ,|::.|::.:.|:.斗‐…r    ⊥...」:..|:/|:.ト{
   /:{ V:|::.|::.:.|´iヒぅ:ツ   ..ヒ::rツ〉.:: |:.|
   |:.|/::.:,::.:.::. l :| U      ̄ / |::.i!:.!
   {i:{:: :ハ::.: 込{. __    '^`   ..ィ}:リ|:   ごめんね、京太郎くんっ!!でも…私のこと…「好きになって」!!お願いっ!!
   乂:/:.:∧::.:.V/⌒ヽ.--r >ォ抓/:./
 /:/.:.:.:.:/\:ハ´  ̄`V ´  ̄`∨:/|
イ.:/::.:.:.:. /  /\     {      {:小{
://::.:.:.:.:.:.:{ fノ       |!    人.}:.{
./::.:.:.:.:.:. 人       ,八      ノト{
'::.:.:.:.:./:.:.:.:ト、    /  乂   /:.:|





           ,.      _  ,ィ  ;'!
         /| /|    l;| f;;| /;;|       _,,,,
     ハ   };;! /;;|.    i,;| };;レ;;;;{   __.,,,ィ;;;;;;;/
     };;!  |;;レ;;;;;}    j;;;-‐;;lク;/   ゙ー‐'¨コ;;;;/
      |;;i /;;;冂;;| -=┐匚l;;/   _,,ィ;´;;;;;;;;;二ニニ=━ ,イ
     };;レ;;/!;;ニ;;;|   /;;;;;/     `´  ̄ ̄     ,イ! |;/__,、
    /;;;;;i/;;;;| |;;| /;;イ;;|               j;;;;二-ァ;;;;;;/
   /;;/!;;;;/V |;;! '¨´  l;;;!               j;;/   /;;;/
  ///,;;;|    ´    |;;|               l;;I //
/¨´/'"´|;;|           l;;!               `’/;;/
        !;;!                      ,ィ}   ,'/
       l;;|                      ,┐  /;;/__,、
         |;!                {;;;二´;;;;;;;;;;;;;;;/
                          j;;{   ̄};;;;;;/
                        ム′   j;;;;/
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                          ∠/



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                         ___/==一  ー=ミ  \ < ⌒\ 
                   厂 ̄ -―====ミ \ {  ヽ ̄ ̄ヽ- 、
                  // >―‐===ミ \ ヽ}   } }} /
                     / ー=彡  _____  \ \ } ノ /ハ¨¨>
                 /-‐=ニ二. ___ \  ヽ ∨ //' }-<
                    / 厂 ¨二ニ=‐====ミ\ }  }} } //⌒ ー‐=、___
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                〈〈ー=ニ二 .. _/⌒)八 </´   ∧ /八  \_,/
                   }乂________彡' /  } {从  } | / :::/イリ\ \
           -‐==〈ニ二¨¨⌒ ー==彡' _ノ / ∧ リ :l/J:: {_∧}  ̄´
        ´     -‐=〕 ー=ミ ー=ニ .. ____/  :::.∨ U ::.. ノ}  リ
     /    ,/    ,八{{ Y⌒\ー=ミ}厂}  U u ⌒ヽ  ,:://{⌒〉
    /    ,/    /  乂| {\ V=彡  〉-‐=ミ、_   :. }|_,ノ},}: : |
. /    ,/       l    八八(〈_ \}   /'⌒二≧=ミ辷} |f)ノ{: :|
-‐==ミ,/        |   |:ニ\\_      厂{rf)ノ...:::  〈'゙ |: : |               ぶげーーーーーーーーーーーッッ!!!!!
      \        |   |ニニ{\_,) \  .:`¨¨´‐'.:::..   ..::. 八: }         ヘ、
                |   lニニ八   ゚,   \    u  u 、__/ ,′}/        /   /  /\
.        }       |   |ニニニニ\__∧   :. lj U __ ..ィ ′:/       ノ: .  / /ヘ  冫
‐-        \、 : : . . |   人ニニニニ/《_込   :}    /`二フノ{丶>      /  ¨7´ {{__//
      く: : : : :..\ : : }     \ニニ/{i:i:i:i:i:i}|> .    ー=彡'八/   __/    :厂  ̄「  , -―=ミ
      \: : : : ::::.   {__    }\} }《__》{ |   >   __ノ: ..:}  /广¨}:.     ..::/  i  .::{ ̄{[ ̄]  }
        : : : ::::}}  : : /:...  {ニニニ|i:i:i:i:| |:....∠,   /. ........:::::://. :/ ..::{::      }   | ..:::}ニ`二二¨´
        }: :.::/.:    /:::....   {ニニニ|《__》| |:::::.../   /. :....:::::::::/ノ : /...::::::::}    . :   / |..:::::::} {[ ̄]  }
         /. :     \::::.....::{ニニニ|i:i:i:i:| l:::: /::...../. : ...::://{  :/    {  . :/ / {  ...:厂〔匚} ̄〉
158 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 05:09:06.32 ID:NVacxuZf0

京太郎「はぁ…!はぁ…!はぁ…!」


    |\_     \   /´  __r― r‐ r‐、.ト ..       なんてことをしてくれたんだッ!!このクソアマがッ!!
   <    /_  /乂   f i |  !  i ∨::.::.::ミ:.、
    |/\| 二 ミ 、 ..:..:\ 八}  {   }  }  }::.:.:.:.:.:.::.::\
            ,   ..:..:..:.:.:\   ' __,.. -- ':.:.:.:.:.:.:.:.:.::.::.:\
          /  ..:..:..:.:.:.:.:.:.:.:.` ¨¨´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ヽ:.:.::.::.::ヽ
         /  :..:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: i  ..:..:.. ヽ:.:.:.:..:.. ‘,:.::.::.ハ
      / /   .:/ :.:.:.:./ ..:.:.:.:.:.:.:.:| ..:.:.:.:.:.:..i:.:.:. :. . i    ’
      .′′...... /   /    ..} ..:.′ :.:.:.:.:.:. |:.....‘. ..:.|....:.::.::.::..|
      i..:.i ..:.:.:/ ..:.:.:′.:.:.:./:.′/| .:.:.:.:.:.:.:.:.:}i:.:.:.:.|:.::.}:..:.::.::.:i::.}
      ..:.::. ..:.:.:′ ..:.:.i.:\,.ィ:./}.:./ }.:.i..:.:.:.:.:.:}:ハ:. イ::;′.::.::.::}::′
       | ..| ..:.::i   :.:.:i:/ /`/>ー}:/:.:.:.::/斗イ}:/ }:/,!::.::.}::.//
     ノノ| ..:/′..:.:.:.::|   ノ'   /' }:.:.:/ノ}ノ ノ' ノ /}::. /イノ′
    //´ }.:/ |r‐ 、 .::|z==ミ、  /イ ノ,斗==ミ /:ノイヽ{
.  / .:/  ,o'>{  ハ::.: !  xxx  `      ^´ xxx {::.:.:./⌒ヽ
/ . .:././:r‐{  |__ノr‐込         '      厂/  | |\      っ!!
 .. .:.//r‐ミ! 廴ノ 人 \ r .   n  ,      イ::厶イ)、_.厂}:ヽ
. .:.:/{ {∧ }ー′   /` ノ {   ≧=r`〒 ≦爪   /  /  {_.ノヽ:’.
..:.:.{   |爪    /     }.八__  イ厂ト . __}   /   }     { ∧:ハ
.:.::ノ ィ 7~入      ノ く   ./ ./|   》   /{        `{ ノ:.ト}




京太郎「!!!」

京太郎(な…なにッ!!)

京太郎(激高してブン殴ったはずが……無意識のうちに力を大幅に弱めていた…だと…!!??)

玄「ご、ごめんね……」

京太郎(こ…これじゃ…!ほ…!本当に…!!) ドキドキ
159 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 05:14:39.27 ID:NVacxuZf0

玄「あ、あの……。きょ、京太郎くん……」

京太郎「……」 ドキドキ…

玄「そ、その……。き、効き目の方は……」 ドキドキ

京太郎「……よくもやってくれたね……この阿婆擦れが…!!」 ギロリ

玄「ひっ」 ビクッ

玄(さ、流石に……こ、この「お願い」は効かなかったのかな…?)


             }{ { / / / ノ   ,ノ }| 八{ `丶、ー=彡く    /〃 /
           / ___} {/ /〃/}} / 八〈 r‐=ミ \ー=ミ゙\___,// |  |
        .///:} { 〈〈(〈 ,ノハ/ ./.イ }} ヽ__(ヽ: : }⌒^^^^^゙7}{ |  |
.       -=二 ./ ノ人 ハ}}}〈(_ノ//ノノノ〉 ⌒ヽ}:...八       }{ |  |
         ./ イ(___/ {/,}厂 ̄`^ー=彡      し::.. \   | }{ |  |
          ..'/乂___ {{  }〃:......: ...: : .   :.      \:::...丶  | }{ |  |
.        ..'/ '└‐=ミ) 《{K:...:^{V::.. u  u:.      \::...  | }{ |  | . : .
.        }'  / =彡ヘ,_}{ :... }}.::,ハ     \__       ヽ:. | }{ |  |: : : : : .
         // イ⌒ハー=ミ  ヽ{{ :{{ ,  ij   u         :... | }{ |  : : : : :
            { / レ}从八\i八V{{ぅ」::...      U    |:. :| }{ | ..::ヽ: : :/
           '′   レ} V八\ヽ) ^゙⌒ヽ    ,     |:: :| }{ | ...::::八}/
                 {/     ーヘ  ...::..   ./  ij u l:: :| }{ | :.::/ {{
                           ゚, 〃  .:/  /     /{|/⌒|    〉
                           }__/^ーヘ _/       仄|_}}i:i|     {
                               ⌒ ー‐く{ : |]{:i:i:|     |: /
                                   } トくi〈|     |/
                                   | |{/=}|     | /
     君を想う気持ちが……ッ!!           / ,ノ{i:i:i}|     |{/
                                     / { /i:i:i}|    // ,
     とめどなく溢れてくる……ッ!!         {:... |i{__}}:i:|  ...:{ { /
                                  7 :|i{[]{i:i:|  : ::} l//
     こんなことは……初めてだぞ…ッ!!!        |i}:i:i:i:i:| . . ..:|//
                                      i  |{i:i:i:i:i:|. : . ...:|/
                                      |  |{i:===|. : : ::::|.:::.. /
                                      | .: |{i:i:i:i:i:|: : : ::/ ::/
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160 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 05:19:11.01 ID:NVacxuZf0

玄「ほ…ほんとにっ!?」 パァァッ

京太郎「ああ…!本当だ…!!」 ドキドキ

京太郎「くそったれっ!!人を「好きになってしまった」ッ!!」 ドキドキ

京太郎「ぐ、ぐぐぐッ!!ど、どうすればいいッ!!こんなことは初めてだッ!!く、くそッ!!」 ドキドキ

玄「だ、大丈夫?」

京太郎「ぐぅぅ〜〜ッ!!!松実玄ォ〜〜ッ!!や、やってくれたなァ〜〜〜〜ッ!!!」

玄「ご、ごめんなさい……」

京太郎「くッ!!君のことを愛するあまり…!!君からの愛情を求めてやまないッ!!愛情の枯渇が苦しいッ!!!」 ハァハァ

玄「きょ、京太郎くん……!」 ポッ
161 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 05:21:40.08 ID:NVacxuZf0
                          /⌒ _>、/⌒ Y¨¨¨  、
                        /´> ´   ,    }      \
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                       /     /  '      |  |   ∨    :.
                     ー‐イ' /  /  | | l     }  | |  |     .
                           / '   ' / |{ |    / /| }  l  |    |
                      // / { | { .|、 |  , }/ }/  /  }    {
                     / ,..イ , } |\{::/{_/  /   乂__ ..`ニ=ミ∨
                        ̄´  |∧ 「{{`fッミ} ,_...:厶斗匕  {彡/⌒i }ノ
                          八}`¨ニノ ⌒K¨亙>  `´ノ⌒} |´
                             /::... u ゙^     .:/ _}:;ノ ノ     こ…事、ここに至っては仕方ないッ!!
                              ', 〈、_,      u /  (__,彡′
                                  __      /   /{//       松実玄さん……貴女を「愛して」しまっているッ!!
                                 i ‐-`丶  ij  / レヘ
                               }        / // ノ{       お…俺と…男女の交際をしてくれないだろうか…ッ!!??
                                 \__ ..   < ///: :〉
                            厂\ __///   /⌒\__
                              . -‐/}/⌒⌒ヽニニ. /   ,//⌒ー-->‐-
                           / /〈_/::::::::::::ノ }ニ/    /    ,/     .
                     / /   >ー=彡八/  ___,/  .....::/     ____゚,
                    く /   /::::/'ニ  /   \  .::::/     /
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        .,/..../::.!.―:{ |: i |: : : : : | ∨:.:|: : : |:.: : :|: ゚
          ′::::i::.. 从 :乂:.ヾ:::::ハ.i|≧ミ∧..`:|: : : :|: :
       |:: '::: i:. :..ノ灼茫  ヾ:i ^灼茫ミ...}::.:.|: : : :|: :.゚
       |::|l:::::i:.:.:.圦 vツ       vツノ |::...|: : : :|: : i
       |::|l::::ハ.:.:.} 、、、  ′   、、、 ,i::: : : : :|: : |
       |::|l::/.::::..小.   r―      イ. : :.|: : : |: : |
       |::|l:{.i:::::.: 込.     ..ノ    .イ. }: :..:.: :...|: : |    よ…よろこんでっ!!
        `O′:::.(:. ノ介ト __  <{从 /: :..|: : : |: : |
        /::j |:::::_≧=ー : 〕  .....{  j:.:/: : :.イ: : :.l: : |
       .{:::/ |::::.:.:广.../レ  〃ヽ  /: : :/:.:|: : :。.: : !
       .|::{ .从:..:|....┴ヘ. イー|. :/: : :/^`ア⌒ヽ:,
       .Y /::::ヾ/../ >..={_}=ー 〉...: : :/::/
162 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 05:29:30.92 ID:NVacxuZf0

京太郎「う、おぉぉぉぉぉ……ッ!!!!」 ワナワナ…

玄「え、えへへ……」

玄「こ、これで…恋人どうし、なんだよね…」 モジモジ

京太郎(殺したい…!彼女に俺の本性を打ち明けたい…!)

京太郎(愛する彼女の首を絞めてやりたい…!背中を掻っ切ってやりたい…!腹を掻っ捌いて内臓を引きずり出してみたい…!) ワナワナワナ…

アナザー京『相棒ッ!!落ち着けッ!!』

京太郎(首を絞めたい首を絞めたい首を絞めたい背中を裂きたい背中を裂きたい背中を裂きたい背中を裂きたい首を絞めたい) ガタガタガタガタ

アナザー京『こ…これはッ!!今まで…!相棒と付き合ってきて一番やべえことになったッ!!』

京太郎(ああああああああああああああああああ殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい) ガタガタガタガタ

玄「きょ、京太郎くん?」 キョトン

アナザー京『ただでさえ女を殺したがる相棒がッ!!ひとりの女性に対して愛情を抱くとこうなっちまうのかッ!!』

アナザー京『こいつはマズいことになったッ!!おれの存在が抑止力として機能していないッ!!』

京太郎「ハァーハァーハァーハァーハァーハァー」

163 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 05:31:54.86 ID:NVacxuZf0
        /´〉,、     | ̄|rヘ
  l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/(^ーヵ L__」L/   ∧      /~7 /)
   二コ ,|     r三'_」    r--、 (/   /二~|/_/∠/
  /__」           _,,,ニコ〈  〈〉 / ̄ 」    /^ヽ、 /〉
  '´              (__,,,-ー''    ~~ ̄  ャー-、フ /´く//>
                                  `ー-、__,|    `"

                            ∧_,. --- 、∧
                       レ': :_ : : : :_: : :}
                         {: (__,>: :<.__) j
                       __ ___|: : : : : : : : :___|_ __ _
                       (ノー':{\\ : : : : : ///:::‘ー'ヽ)
                     (Y⌒ヽ\:\}/ ̄∨ / Y⌒ヾく)
                   ,ィ八しjク::::::\/ : : : ∨:::::::乂フリ‐{)
             ,__|Vレく(、トヘハ:::彡三入: : : 〈三o\::r'/
           /ト、ヽ==ミ、} l 〉〉}ノ):::::(_\:/:):::l\oV⌒7ヽ
          / N二Y⌒ソリノノ//ィ\:::::\:/:/::::/l/`::/://
.          /::<_/./从_(`"'''"´V{\:\/`:<::::/ |::|\:l :l/ : :
.        ;: : : /イV.ヒjト、 })u _,ノjn: : /`ヽ o V jノ: : '⌒ヽ :
.         i: : : : :〈ト{、 ftゥぅ ftァラ{リ:´: : : : : ∨∧/: : : : : : : : \
.         人: : /: :ーl ヽ.u j リ //: : : : : : : : ∨:/ : ヽ:_:_: : : : : :
            ヽ{: : : :「\ ー= ‐ / :__ : : : : : : : V: : : : : : : : ̄ : __
          \:./|\ ヽ_/ト、: : :`ヽ: : : : /\: : : : : : : : /:::::
           _x≦/│ >==<。j ≧-  _: / : : : `: <: : : :{:::::::
   r─‐ァ≦   / |/ \__/ヽハ ∧    ̄ ̄∧: : : : :`: ーヽ-
   /  /     /  |、   | |  l _∧      / 〉: : : : : : : : /     く、玄さん……。
   V  ',    `フ | ヽ |「 |  , |  ̄|    {/7 : : : : : /
   V  ヽ    〈  ! \ lr‐| / l   |    l /、: : : : :./
    ∧  {     V∧   ゙|\|  |.  |二二}/|/ ∧: : : :/
.  〈    |     V∧  |/,!   |  l   / j   /: : :∧
   ) \ ヽ.     V∧ノ|┌_|  l   |    /  /|: : : : : ヽ
   /    ヽ 〉\   l\V|└_」  | │    {  / : : : : : : 〉



玄「なぁに?京太郎くん」 ニコニコ

京太郎「お…俺という人間が……ど…どういう人間なのか…ッ」 プルプル

京太郎「恋人の貴女には…!知っておいていただきたいのですがね……」 ジリッ

玄「……?」

アナザー京『やめろッ!!相棒ーーーーーッッ!!!!』
164 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 05:38:31.42 ID:NVacxuZf0


京太郎「こればかりは親しい友人にさえも打ち明けていないし…!これから先の人生でも誰にも知られることはない俺の本性がある…!!」 プルプル

玄「本性……?」 キョトン


         __      __   _      __
    /::ヽ.   「::::l /}  /:::/ /´::::/     /´::::> ,.-.、_        __,,..、
    〈:::::::ハ  |:::::j '´   |:::::/ /:::::::/./!   /:::::/ /:::::/      /::::::::j__
    ';:::::::l l/ _    l::::i /:::::::://:::/  /:::::/ /::::://::7   ,:'::::::::/::::::〉    __
     V:::::l /::::}.   l:::::!ヽ一' l/   /::::::< └-' 〈_:/  /::::://:::::::/,.ヘ.  /:::::/
     V:::レ::::::::r'  .l:::::l       /:::;へ::::\      /:::::<  ー-'<:://::::::://:ヽ
       .';:::::::::/   ;:::::└‐:::ァ    ∨  丶;::::>.    ,'::::;ヘ::丶、  ´ /::::::::/':::::::/
       .';::::〈     !::::;_:::::::/          `     レ'   `¨   /:::::::< ヽ;;/::::>
       ヽ::::〉    |::/  ̄                        /::::;::::::::\ ヽ'
          .V     U                             〈:::/ \/

                   ,..-、,、_,,_
                ,__,.ケ,、ィイYハソュ、,,     ト、      ,イ|
               <_/./从/イソ{"´`ヾh     | LY´ ̄ ̄`7/ !
                    /イ.Vヒリ'rェzjゞ _,,,,jカ}    | | ``ー‐'"´; |
                 リ^j゙',  "´V'''''~jミi!    l |        ', |
                 トレ' ,'ij  ‐-、,, /ソ'     V       _} !
                 ヾト、. u `` ,゙/       {「::i!;ヽ ,ィ;;i!:7 |
                 /j  ヾ:;;;;;;:.:,イ´        l ゞ=''゙; ;ゞ='',' |     あなただけだ…!
                , イ〈    .:;;;;;:.:/     _ _」 ',     ,' i!
               ,イ / !    ,.'´ト、   ,r'´子タ ト、 ‐=- /:.!L,.-──- 、  俺の正体を知る者はあなただけになる…!!
         _,.-‐''´ / ! ,jr‐<´   ,イ `ヽ/。 。 。  _」;;:ヽ __,ィ ,r'´  ,r''"´ ̄`フ\
     ,r─''"´     /  |/L_ハ。/// ̄ノ   ,rュ_」7,イj!;:;:;:;:;::.:.:,ノ, イ7′  , '´/7rェヽ
    / i         `フ ! /;.;i   ,//  ,/q /ハ レ'ヾヾ\;;:;:.:.:: .: . ./´ー==イ、, 弋夲/i
    ! |       「 ̄  l i;;;;;|   リ  ,イl   L_」l  レ'´     _ノ二ニヽ ヾヽ  `¨7
    | ゙i       i   | |;;:;;| _,ハ__ノ^|」 o o oト、/  ,.-‐'"´\  _」」_」_」、  /
    ,〉、 ゙i、       |   ,| ,!;;;::;|ノ-、/, イ:; ̄ ̄`¨`Y;:,r'"´二ニヽ,.-‐''"´`ヽ  ヽi| /
   ,ハ \ト、     l    !,!;;::;/ー-/  / .:.:    _,リ´   ̄`\\   ヽ \  ,j!,イ
   / iヽ  ハ    |   i!;r'ー=,/  /  .:.:  _/        / ゙i\   `,   !/.:;:;!
  ,/  ! \,! ト、   l   ,r'´  ̄i  i  / ̄         /  |  !   i /   /
 /    !ヽ   iト、.   |,イ     |  \/       _,, '´ ヾ  | ,/;:::.:.:.,r'"´  ,/
,/    |  \ | ゙、  ,l ハ、    \  ,/__    , '´      ≧j/;;;:r:;"´    ,/
i     / ̄`` ー!  ! iリ  `'ー--‐ュj ,/,r─-、ヽ/      ,r''" ̄ ̄``ヽ::;:;:.:. ../
|    ,/       |  i  ヽ       /;:;i 1   ,! l  ,.-‐'"´!\;;:.:. :.:. :. :.:l:::::.:/
ヽ        l   ハ  \__」;;;:.:.:\_ノ,/, イ77;;:.:r=ュ!_\.:.:.:.:.,r''"¨´
 \__ o o   !   i    \  `>:;:;:;:;>!三二二>;:;〉j戉7!:; .::;i.::.::〈
      ̄ ̄`¨ヾ  |    /i ,/;;;;;;:;:;:;:| !/r=、ヾ;;;:;://.:.:.:.ノィィィィbb7
          `7 /    /,イ /;;;;;;;:;:;:;:;:|」〈戉7/;:;:;:;ヾ.:.:./「「「「「!!!!!L




アナザー京『てめー…!!その『キラークイーン』をしまえッ!!』

アナザー京『身体の支配を奪って無理やり止めてやってもいいが…!!おれはお前に自主的に踏みとどまってほしいんだぜッ!!』

京太郎(悪いな……。アナザーワン…)
165 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 05:44:03.73 ID:NVacxuZf0

京太郎(俺には……もう自分を抑えられないよ…!!)

京太郎(彼女への愛情が…!心臓から送り込む血液を陰茎に集中させている…ッ!!) ギンギン

京太郎(もう理性では歯止めが効かない。脳で考えられる次元を突破してしまっているのだッ!!)

アナザー京『ならおれは…身体の支配権を奪ってでも止めてやるぞッ!!』

京太郎(アナザーワン。君は気づいていないようだが……昔の俺と今の俺は違う…!)

アナザー京『なに…?』

京太郎(精神的に成長したんだよ…!!)

京太郎(君が俺の身体を乗っ取ろうとしても…!!ほんのわずかの間なら抵抗できる…!!)

アナザー京『!!!』

京太郎(支配権の移行にタイムラグがあれば…!俺はその間彼女腹に拳を突き刺すくらいはできるぞ…!!)

京太郎(そうなれば…!!君が止めても…!!無駄だということだ…!!)

アナザー京『て…!てめえ…!!』
166 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 05:51:22.49 ID:NVacxuZf0

アナザー京(相棒の精神的な成長ッ!!これは確かにおれの望んだことだったッ!!)

アナザー京(しかし…!愛する人に対する殺意の自制…!ここまではまだ到達していない…!!)

アナザー京(だというのに…!!急激な愛情の獲得によって…!心の成長が追い付けないでいる…ッ!!)

アナザー京(こいつはヘヴィな状況になってきやがった…!!)

アナザー京(相棒はこれから松実玄を殺害するッ!!おれが身体を奪おうとすればすぐさま…!!)

アナザー京(かと言って静観していられるものでもねえ…!!黙って見ていても、どの道殺すだけだ…!!)

アナザー京(どうする…?!) アセッ


京太郎「玄さん……。」 ジリッ

玄「きょ、京太郎くん?そ、そんなに近づくと…その…照れくさいのです…」 カァッ

京太郎「今から俺は……貴女を俺だけのものにする…」

玄「……?」

京太郎「生きていればいずれは訪れる別離……。それは苦しいだろう…」

京太郎「しかし…!お互いに愛し合っているこの瞬間を「切り取って」永久に保存しておけば…!!」

京太郎「その愛は永遠となる…!!俺と貴女だけの愛の形…!!それを表現する唯一無二の方法があるのだ…!!」 ハァハァ

玄「???」
167 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 06:00:27.05 ID:NVacxuZf0

アナザー京(……こうなれば、相棒を「説得」するしかねえッ!!)

アナザー京(僅かに残っているかもしれねえ…相棒の「理性」に賭けるッ!!)

アナザー京『相棒…!待つんだ。殺すのをやめろ…!!』

京太郎(……アナザーワン。もう君に俺は止められないと言ったろう)

京太郎(後は静かに俺の殺人を見届けているだけでいてくれると嬉しい……)

京太郎(できることなら、俺はゆっくりと彼女と語らった後で…!その命を奪いたいのでね…!!) 

アナザー京『相棒。松実玄を殺せば、晴絵はどうなる?』

京太郎「……」

アナザー京『確かにこの場では誤魔化せる。てめーが松実玄を殺そうが、『キラークイーン』で証拠を消せばいいだけのこと……』

アナザー京『警察からは絶対に捕まらないし、阿知賀の波紋雀士たちもどうにか言い訳すれば欺けるだろう……』

アナザー京『だが晴絵は間違いなくてめえの犯行に気付くぜ』

アナザー京『どう言い繕ったところで、松実玄の姿が見えなくなった時の状況……玄さんのLINEにてめえを呼び出した痕跡がある以上、怪しさは拭えねえ』

アナザー京『それに晴絵にアプリを使われて色々聞きだされた時に、相棒の『スタンド』がおれの『宇宙』と異なる旨についても話した』

京太郎(……そうだったな……)

アナザー京『松実玄が失踪した後なら、晴絵は『キラークイーン』が殺人の証拠隠滅に限りなく向いているスタンドだと気が付くはずだ』

アナザー京『気が付かねえワケがねえよな?アイツは「1巡前」、スコヤの『世界』の正体に気が付くほど頭が回る女なんだからよ…!!』

京太郎「……!!」
168 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 06:09:30.53 ID:NVacxuZf0

アナザー京『そうなった後はどうする気だ?晴絵のことも殺すか?』

京太郎「……」

アナザー京『おれはてめーが晴絵を殺せるかどうかは分からねえ……が、絶対に晴絵は殺させねえ』

アナザー京『少なくともおれは絶対にてめえを助けねえし、可能な限り身体を奪って晴絵に利するような状況に持ち込む』

アナザー京『もしも晴絵が爆殺されるようなことになれば……いや、その前に俺は身体を奪って自殺する。晴絵だけは絶対に殺させない』

京太郎(貴様…!)

アナザー京『それでも今この場で松実玄を殺るのか?)

アナザー京(晴絵の気持ちも考えろ。「1巡前」あれだけ苦労し続けたアイツの気持ちを…!!)

アナザー京(この「1巡後」の世界で愛弟子の命を奪われ、「須賀京太郎の片割れ」であるてめーと戦わざるを得なくなったら…!!)

アナザー京(そんな悲劇があるか…?!到底許されることじゃあねえぜ…!!)

京太郎「……っ」

アナザー京(殺意に駆られている今のてめえにも少しは人の心が残っていると信じてえし……)

アナザー京(この先、どう足掻いても破滅しか残ってねえことが分かっているなら……!)

アナザー京(今この場で殺意に身を任せて松実玄を殺すのが愚策でしかねえことが分かるはずだ……!!)

京太郎「ぬ…!!ぬぅぅぅぅぅぅ〜〜……ッッ!!!!」 ワナワナ…

玄「……?」
169 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 06:19:03.60 ID:NVacxuZf0

京太郎「はぁ…!はぁ…!!」

京太郎(ならば俺は、どうすればいいッ!!この滾る殺意と溢れる愛情を、どこにぶつければいいッ!!??)

アナザー京『……愛情は松実玄に向ければいい。殺意は……自制して誤魔化せ』

京太郎(ぐッ!!適当なことを言いやがる……ッ!!邪魔者がァァァァァアァ〜〜〜〜ッッ!!!!)

アナザー京『大好きな松実玄の大好きな「手首」を愛でて満足する…それくらいしか方法はねえんじゃねえのか?』

京太郎(ちっ!!!)

京太郎「ハァ…!ハァ…!ハァ……!」

玄「きょ、京太郎くん?ど、どうしたの……?さっきから、様子が変だよ?」

京太郎「ハァーハァーハァーハァー……」

京太郎「玄さん……あなたの「手」…」 ハァーハァー

京太郎「とてもなめらかな関節と皮膚をしていますよね…」 ハァーハァー

京太郎「白くってカワイイ指だ」 ハァーハァー

玄「そ、そうかな?」
         ・ ・ ・ ・
京太郎「……ほおずり……」

玄「えっ?」

京太郎「……してもいいですか?「ほおずり」…するととても落ち着くんです…」

玄「え?う、うん……」

京太郎「アフゥゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」 スリスリスリスリ

玄「……????」
170 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 06:33:37.91 ID:NVacxuZf0

京太郎「フゥゥゥゥ〜〜〜〜〜〜〜」 スリスリスリスリ

京太郎「いやはや……危ないところでした…」

玄「?」

京太郎「俺という人間はね……頭もキレるし降りかかってきた目先の「トラブル」を回避するのは上手いんですがね…」

京太郎「ちょっぴり感情的になりがちで…自分を抑制するのがヘタなんです…」

京太郎「「目立つ」のも自分のことを知られるのもイヤなんですが、一方で自分の本性を打ち明けたいという矛盾した欲望も抱えている…」 スリスリ

京太郎「自分でも難儀な性格をしていると思う……。ですがここはあくまでも「ポジティブ」に……ちょっぴりだけ、俺の本当の姿を知ってもらおうかと思います…」

玄「う、うん……。なんでも話してみて大丈夫だよっ!」

京太郎「……いえね、俺の子供の頃のエピソードなんかも交えながら…俺の性というやつを説明しようかと思ったのですが…ここは自粛して…」

玄「え?遠慮しなくてもいいのに……」

京太郎「いえ……もうひとつ「お願い」させてもらうので、そこで多少は分かってもらえるんじゃあないかな…と思います…」

玄「「お願い」?うん、いいよっ!!」
            ・ ・ ・ ・ ・
京太郎「では……「おしゃぶり」……」

玄「……え?」

京太郎「……してもいいですか?玄さんのカワイイ指を「おしゃぶり」したくてたまらないんです…」

玄「そ、そうなの?」

京太郎「ええ……。ちょびっとばかりヘン…人とは違う欲望だとは思います…変態的…ではありますよね…」


/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.(___):.:. |:.:.: ′   ね か .か れ
:.:i:.:.:.:.: :/:. 斗‐/┼‐- イ : |:.:.:.: | |:.|:.|:.:.:|     : .な な は
:.:|:.:.:.:.:.: :':.:.:.|:/ :|:././/|:.:.:.: |_|人|:.:.:|     : .か か
:.:l:./⌒i:.:.:.:斗芋示ミ/  |:.:.:抖弌ミ:.:八         の
:.o{   |:.爪 んノ::::ハ     :|/んハ 犲:.:,ト 、
//: ヽ_|: :|:|弋:::::::ソ      V:ソ.ノノ:./|:|. \           /
:.i:.:.:.:.: |: :|:| ::::::::::     ,  ::::::/:.:.:/ :|:|  ノノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
人: : :.:|: :|:|             /:.:.:/  |:|  ∧
  ヽ:.八:.|:| `        °  イ:.:.:./   :|:| (__)
/.  \: ヽ{ ̄\ /‐--<:.:.:.:.|:.:./    ;リ
    \:.:\ .}}_ /}}  .}ヽ:.: |:/|   /
171 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 06:35:55.79 ID:NVacxuZf0
                      -――-
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            V|::.::.|::.:| 弋ツ    弋ツ ::. | ::.|
            /Y:|::.:|'. ::、::、  '   ::、::、 /|: | ::.|     で、でも大丈夫っ!
             ,::/゚|::.l :.仏     __     厶|: | ::.|
            .:/::.:|::.| :.|:个: . .  ‘ ’   . :介/::/::八     好きな人の「お願い」なら、なんだって聞き入れちゃうのです!
          /::{/{∧::.::.i.::|〈  {≧ ‐≦}  |/::.::.: /ヽ::..
            / ::.::/ _V^>、|∧ ∨ーヘ. /iレく∨ ∧.::.、
.           / ::.::.」 // \く>、∨|  /∨rく_ン⌒∨ |::.::.\
          /::.::. 〔/ //⌒7┴ヘ_,//ー| ̄\\.\ 〕 .::.::.:\
       /::.::.:/       〈  -={_}=ー 〉`     \ .::.::.::.::\
.      /.::.::/{          人_,/| |\_人       ト、.::.::.::.::.: \



京太郎(……愛しい……殺したい。)

京太郎(だが、ここは……「おしゃぶり」でガマンする…)

京太郎「そうですか…ありがとうございます…」

京太郎「では……遠慮なく…」 ペロッ

玄「んっ」 ビクッ
172 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 06:45:54.06 ID:NVacxuZf0

京太郎「シャブシャブ チュパチュパ ペロン ペロンペロン」

玄「あ……っ」 ピクピクッ

京太郎「ああ……美味しい…」 ウットリ

京太郎「ちょっぴり塩気がありますね…夏だからか…気付かないうちにかいた汗…やはり…染み込んでいるのでしょう…」 ペロペロ

玄「そ、そんなこと言わないで……恥ずかしいよ〜〜…」 カァッ

京太郎(やはり生きた人間の「手」だと、オーガニックな味わいがある……) レロレロ

京太郎(小鍛治健夜の手をしゃぶっているのとは違うし、殺さずにいることでのメリットもある、か…) ペロリ

玄「っ」 ピクッ

京太郎「チュパッチュピッチュプッ クチュクチュチュパチュパ」

京太郎(美味しい…美味しい…) ペロペロペロ

京太郎(涎を拭き取るように舐め続け…一舐めごとに汗腺の奥底に近づいていくイメージで舐めとる…) ジュポジュポジュポ

玄「な、なんか変なかんじがするよぉ〜……」 プルプル
173 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 06:58:04.78 ID:NVacxuZf0

京太郎「カプリ ペロペロッ」

京太郎(軽く甘噛みしてその部位を舐めとると……まるで肉汁が染み出してくるのじゃあないかと思う…) ペロペロ

京太郎「チュポッチュポッチュポッチュポッ」

京太郎(今度は小鳥がついばむような…蛸が吐き出した煙幕を吸い戻すようなイメージで……) チュポチュポ

京太郎「ジュボッ!ジュルルルルルルルルッ!!ジュルルジュボジュボジュボジュボ」

京太郎(そしてとにかく吸うッ!!とにかくッ!!) ジュポジュポジュポジュポ

玄「か、緩急つけないで〜」 プルプル

京太郎「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ」

京太郎(サクランボを舌の上で転がすように舐めまわすと……自分の目で、涎でてかてかとしている指が見て取れて…幸せだ) レロレロ

京太郎「ペロッ ペロペロリ チュルルルルルル ズチュッ ブビュビュビュビュビュビュビュ」 

京太郎(手首を舐めると筋があるから感触が面白いなぁ…!筋に吸い付くのも楽しい楽しい…!!) プチュプチュ

京太郎「ハミハミ ハミハミハミハミ カプカプ レロレロ」

京太郎(母指球美味いッ!!噛んで良し、舐めて良し!人間の最高級部位に違いない!!焼いて食べたらきっと頬が落ちるぞッ!!) ハムハム

玄「う、うぅぅ〜」
174 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 07:11:06.95 ID:NVacxuZf0

京太郎「レロォ〜〜〜レロォ〜〜レロレロォ〜〜〜〜」

京太郎(手相をなぞるように舐めるのも趣がある。全ての線を何周も何周も舐めたい…) レロレロォー

玄「く、くすぐったいよぉ〜」

京太郎「ハムハム カツカツ チュッチュッ チュパチュパ」

京太郎(爪ッ!!噛むと感触が皮膚より硬くて面白いし、吸い付いて離すのもクセになりそうだッ!!)

京太郎「レ〜ロレ〜ロ チュッチュッチュッ」

京太郎(指と指の間もうンまいなァ〜〜〜〜〜水かきに到達したところで吸い付くのも最高だ!!)

京太郎「レレレレレレ ロロロロロロロロ レレレレレレッ!!!」

京太郎(MP関節を何往復も舐めるのも良し!まるでそろばんをひいているかのようッ!!)

京太郎「フゥーハ フハフハ ガジガジガジ チュチュチュチュチュチュッ」

京太郎(手刀に口を押し付けて小指球を上顎で噛みながら、若木と肉の間に舌を押し付けるのも絶妙な感触を味わえるな…!!)

玄「きょ、京太郎くぅ〜ん……」 プルプル
175 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 07:18:41.39 ID:NVacxuZf0

玄「そ…そろそろ満足した?」

京太郎「ん……。チュパッ あと30分ほどしゃぶらせていただければ……ペロッ 満足できるかと…ジュポッ」


            '' _.――  ....
        / ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: `:..、..
     . '       .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
     / .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}::.:}:..  :/ }     ヽ
   /::.:′. .: }::斗/L/!::.:.:. /::、i:.:.:.}......  ',
  /::.:′. .: }:  ヽ ,斗‐|-  .::| :ト.、 | |.!
. /::. |:...:.:/|:.  ..:l\ ! ヽヽ .::l /! ..l | | l
. {: /.! :|.:.:..::|:.. ...:|.〃⌒ヾ \.l.〃.ヾ ..|./|.:i
...rぅ' ,|::.|::.:.|:;{.  ,.::|.{{   }}   {{  } |:ノl:ノ
./:{ V:|::.|::.:.|´ii ..:::| `ー='"     `ー.'".|/
.|:.|/::.:,::.:.::. l :|.i ',.:::|             ,!
.{i:{:: :ハ::.: 込{.::l :'.,l.     .(_`チ._,ノ./|.     さ、30分……?
.乂:/:.:∧::.:.V.i::ヽ_.::!ヾ=<>‐、‐ T´|..小{
  / .:: :::::::: ル´}::.从`⌒H⌒´}.丿. }:.{
. / .::: .:;へ/` '、l::..<__/八_,>.l. .}:.{
/ .:::::::///;;`ヽ',`..〈   ./ .|  } |  }:.{



京太郎「いえね……玄さんの時間を奪うようで申し訳ないんですが……俺も「溜まって」いるのです」

玄「た、たまる?」

京太郎「フフ……。誰かのね…手をしゃぶるというのが…阿知賀に来てからはなかったもので……ペロッ」

玄「えっ!!??京太郎くん、こっちにくる前もこんなことしてたの?!」

京太郎「ええ、まぁ……(小鍛治健夜の手で)」 ペロペロ

玄「」 ガーン
176 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 07:26:17.37 ID:NVacxuZf0

玄(そ、そんな……。京太郎くんに手をしゃぶらせてあげる人が、東京にはいたってことなのかな…) シュン

玄「そ、それって……女の人?」 

京太郎「そりゃあそうですよ。ペロペロ 同性の手に興味はない レロン」


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玄(もしかして……京太郎くん、向こうにもう彼女さんがいたり……?)

京太郎「ですが……玄さんの手が…一番おいしいかな……レロレロ」

玄「そ、そうなの?」

京太郎「ええ……。レロッ 愛する人の手だからかもしれない……。 ペロペロ」

玄「!」 ドキリ

京太郎「今まで…ペロッ 誰かを好きになったことなど…チュパッ 一度もなかったものですしね……レロレロ」

玄「そ、そっかぁー!」 パァァァ

玄「じゃ、じゃあ……私以外の人の手は、もうしゃぶらない??」

京太郎「ええ。その必要もなさそうですしね ペロンペロン」

玄(そ…それなら……嬉しい…かも)

 
177 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 07:37:46.54 ID:NVacxuZf0

京太郎「玄さん レロレロ」

玄「なぁに?京太郎くん」

京太郎「不本意な形でね……ペロッ あなたを愛することになりはしましたが……レロレロ」

京太郎「強制的に愛さなければならなくなったのが……ペロリ あなたで良かったと思いますよ…チュポン」

玄「えっ」

京太郎「実はですね…その…フフ…」

京太郎「あなたと麻雀を打っているときから……興奮してはいたんですよ…」

玄「えっ……そ、そうだったの?」

京太郎「ええ……」

京太郎「玄さんあなた……牌を切る時…対面が見やすいように…牌の向きを通常とは逆に揃えて切るでしょう…?」

京太郎「所謂「お嬢様切り」……というやつ…」

玄「う、うん」

京太郎「あれが……ハッキリ言えば好みだった…」


178 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 07:39:30.04 ID:NVacxuZf0

京太郎「玄さんの人柄がよく表れていて好感だったし……」

京太郎「人によっては叩きつけるように打牌する者もいるが、スッ…と静かにお嬢様切りをする貴女のことは嫌いじゃあなかった…」

玄「そ…そうだったんだ……」 

玄「な、なんだか嬉しいなぁ……」 ドキドキ

京太郎「ま……どんな経緯で好きになってしまおうが、一旦好意を抱いてしまった以上は……この状況は覆しようがない」

京太郎「「貴女を愛している」という事実を甘んじて受け入れ……貴女と共に幸せになってみますよ…ペロペロペロチュパッ」

玄「……!!」

京太郎「そういうことなので……こーいった性癖の俺ですが……今後ともよろしくお願いします……ペロペロ」


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179 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/06/30(日) 07:40:25.39 ID:NVacxuZf0
クロチャーと結ばれてよかったね、京太郎

第2部、カン!
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 08:08:29.60 ID:qXgvpM3YO

クロチャーだから何故か成立してしまってると思いきや
案外阿知賀だと全員セーフなのかもしれない
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 11:05:46.38 ID:akbOSh6h0
こーやって京太郎は玄ニウム中毒になっちゃうのか
しかしこれハッピーエンドになるのかしら?記憶操作の気配も…
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 13:25:17.80 ID:43mco3fy0
え、マジでここでくっつくのん?
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/30(日) 22:20:37.16 ID:Nhk0ejwM0
これには温厚な明華もブチ切れ
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 00:02:26.33 ID:ZELd2h2l0
いやブチ切れるのは和でしょ
信じて送り出した京太郎くんが状態だし
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/01(月) 14:56:31.11 ID:mTQAqSxt0
「命令」ではなく「お願い」ならばと言って、玄さんの心理的障壁を取り除いたやつがいるじゃあないか…
きさまのことだ新子憧ッ!
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/02(火) 08:32:31.01 ID:y72q75kA0
戦犯アコチャー
体で償え
187 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/07/03(水) 22:47:25.89 ID:I6p6CIVT0
>>183-184
これでなんか笑ってしまって更新しなきゃ(使命感)と思えた

今日は阪神勝ったしSS書いても許されるやろ、うん

大和ファンとしてはタイムリー打つ活躍もしてたし結果的に阪神は勝ったしで満足 なおスクイズ失敗
188 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/07/03(水) 22:53:08.42 ID:I6p6CIVT0
翌日……

〜阿知賀滞在・6日目〜

―阿知賀女子麻雀部―


玄「ねぇねぇ京太郎くん〜♥ 」 イチャイチャ

京太郎「なんです、玄さん」

玄「えへへ、呼んでみただけなのです」 ニコッ

京太郎「……フフフ」



                -―――-
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          .: Ν:∧ 炒    ,,,, |:|    | : : l|:.: l   |: :| |
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         |: | /   ==/====    ∨:./ ̄ \ : | :|: :|: :|    ね、ねえ……
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         |/   ===/>┬┬ァ      ∨/    l:| l: : : :|
       / く>‐=チ:.:./「/人      {/      l:| /:/}:.:.|
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    |     i    {     |    |   l   /: : |: :|
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             . .――┴: <: : : `ヽ、
         , . : :´: : : : : : : : : : : : : <: : : `ヽ
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      .´: : : : : : : : : : ∧: : : : : : : : : : : : :ヽ: : jヽ: : : : ヽ
    ´: : : : : : : : : : : / ヽ : : : : : :ヽ : : : : ヽ:/: ハ: : : : : ヽ
   /: : : : : : : /: : :/:/  ヽ: : : : :}:ハ: : : : : :V: :ハ : : : : : ヽ
   /: : : : : : : :ハ:_:{:{   i:イ: ̄:7ート、: : : : ': /: :}: : : : : : :ハ
   {:{: : : : : :ィl´V: :ハ:{   jノj:/j:ノ }:ハ: : : :!/: : }: : : : : : : : ,
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   iハ: : : : : N _三_       "ん/:心ヾ}: :N:ノ:/ : : : : : : : : : ハ
   ヽ ヽ:ト: i:ヽ〃ん/心      込//ソ "!: } V1: : : : : : : : : : :ハ
    ヽ ヽ\: ゝ弋//:ソ          ̄  }: } ノ } : : : : : : : : : : : '
         {: :ハ   ̄   '      :':':':   }: }イ::::\: : : : : : : : : :!:',
       l: :.ハ :':':':  、__ ー一、   U :/::::::::::::::::::\: : : : : : }:.}    う、うん……
          !: :{::ヽ     (    )   イ:./:::::::::::::::::::::::::ヽ: : : : ハ:}
.         ∧: :{::::> _  ー―  イ:://:/:::::::::::::::::::::::::::::::ヘ: : :ハ}
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189 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/07/03(水) 23:00:14.94 ID:I6p6CIVT0

憧「な、なんか……明らかに、今日のふたり…おかしくない…?」 ヒソヒソ

穏乃「だ、だよね……」 ヒソヒソ

灼「距離感がおかし…」 ヒソヒソ

宥「そうかなぁ〜?前からずっと仲良しさんだと思うけど…」

憧「いや……なんか今日はレベチって言うか…」 ヒソヒソ

穏乃「いつもはめんどくさそうにしてる須賀さんが全然嫌そうな顔してないですし……」 ヒソヒソ

灼「確かに……。……何かあった?」 ヒソヒソ

宥「あ……。そういえば、昨日からふたりはお付き合いしてるんだよ〜」 ポヤーン

: |: : |: : : |: : :____: : : : : :/: :. : :./ :}ア∧:\:. : : :. : : :.|
: |: : |: : : |/:. : : : :.X :/}: :/:. :.://}:./  〈 : /| : : : i : |、
: |: : |: : : |:, :./)/)/ ̄}:/}: : /  ≠ミ  ∨:.| : : : | : |: \
: |ミ |: : : |//ア⌒ヾ  / :}: /   '|: r :|   : :.| : : : l: /\: :\
: |、 |: : : |   : 「 :|   }/    | 」:l   {: :| : : /|/  丶: :丶
: |  |: : : |   |  」 :|         乂シ  {: :| : /: |     : : ::
: |  |: : : l    乂__,ソ       /////,: : イ: : |     |: : :|   [] 〔rァ〕
: |丶|: : : |//////       ′      ′: |: : :|     |: : :|   o  o′
: |ゞ |: : : |       〜 ー〜ヘ⌒        从: |: : :|     |: : :|
: l:.〕i|: : : |      .′       \|    /:. : :.|: : :|     |: : :|
八:.:.|: : : ト      l           |   /:|: : : : :|: : :|     |: : :|
: : \: : 八   〕ト !          ノ. . : : : |: : : : :|: : :|\   |: : :|
: :. : :.\: : \    ≧=-  r<:. : : : : : :.|: : : : :|: : :|:. :.\  |: : :|



    /:/ /: :/: : :イ\:// /    /:/ : : : : : ノ: : : : : : :
    {/ {: : {: : /ハ:ハ:\ {     /:/: : : : :ノ:ノ: : : : : : : :
      l  i: :ハ:/:!/7c=ミヽ   ノ/: : : :ノ:ノ:ノ: : : : : : : :/
      ∨ V:ハ ん///゙    zヒ三/ァ'-<: : : : : : //
          /:/ 辷:ソ     7C≧、ノ /: : /://: :
          /:/ ""        ん///ハ /ィイ彡: /:/:
        _{:ハ     ´      辷z:ソ ノ /:/⌒Yイ: : :
      /::/.{:{..\            ""   /:/   ノ/: ;/: :  
    イ:::::::i....{{.../r\ ヽニ>     u  ,.、/:/..イ /:/'/: :    えっ!!???
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| :::::::::::リヽ::ィ斥//i     Vリ|::::::::.
| :::::::::::|:::::::ゝ弋cり     ,,, ::::::::::.
| ::::::::f^|:::::::::| ,,,        从::::ヽ    は…初耳…
| |:::::人j::::::::::: υ  r  ,  /:|:::::::/
リ\:::::::ヽ:::::::ト   __ <:;:::/}::/
   ー=─-ト   |_,、_,、_
   /  ̄ | \__/ //   ヽ
  /     ` ー─イ/   /
/          //  V    :.
190 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/07/03(水) 23:03:57.59 ID:I6p6CIVT0

憧「え、ちょ、ちょ、ちょ、ちょっとまって!!」

憧「付き合ったの!!???玄と須賀って!!???」

玄・京太郎「!!」 ビクッ

京太郎「んなッ!!だ、誰がそのことをッ!!??」

穏乃「い、今宥さんが……」

玄「お、おねーちゃ〜ん!!京太郎くんが秘密にしたがるから、言わないでねって言ったのに〜!」

宥「あ……」

宥「ごめんなさい……忘れちゃってた…」

京太郎「だーーーーーーーーッッ!!!!なんてことを暴露してくれたんだッ!!!」

灼「い、いや……。宥さんに言われなくても、直に気付いてたと思…」

穏乃「二人の距離感が明らかに前と違いますしね……」

京太郎「えッ」

玄「そ、そうかな〜?」 テレッ
191 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/07/03(水) 23:10:04.54 ID:I6p6CIVT0

憧「ちょっともう、玄〜!!」

憧「なんでそんな大事なこと秘密にしようとするのよ〜!!」 

玄「ご、ごめんね〜……私は、みんなに「重大発表があります!」って言って堂々と知らせたかったんだけど……」

京太郎「……」 ムスッ

玄「京太郎くんが、からかわれるのが嫌だから隠したいって……」

憧「や〜そんなこと言っても、それは言わなきゃダメでしょ〜」

玄「ご、ごめんなさい」

穏乃「いや、謝らなくていいんですけど……」

穏乃「えっ、ホントに付き合ってるんですか?お二人……」

玄「うんっ!ね、京太郎くん?」

京太郎「……」 コクリ

穏乃「うおおおおおおおおお!!!!!!マジでかーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!」

憧「ヒューヒュー!!」

灼「おめでと……」

宥「二人とも仲良しでなによりだよ〜」 パチパチパチパチ



京太郎「ああああああああああああ!!!!!こうなることを予見していたから知られたくなかったのだッ!!」
192 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/07/03(水) 23:13:03.45 ID:I6p6CIVT0

玄「ご、ごめんね……でも、おねーちゃんには言っておかないと、と思って…」 ウルッ

京太郎「!」 ドキッ

京太郎「……ま、許しますがね」 

玄「うぅ……ありがとう…」

京太郎「……」 ナデナデ

玄「……えへへっ」 ギュッ

京太郎「ちょっ、み、みんなが見ているんですよッ」 アセアセ



憧「ちょっ!!見せつけすぎでしょっ!!!」

穏乃「うわああああ……し、刺激が強いぞーーーーーー!!!!」 カァァァァ

灼「ラブラブすぎな…?」

京太郎「いや……。これはただ自責の念に駆られている玄さんを慰めようとしただけで……」 アセアセ

憧「またまたー!」 ヒューヒュー

穏乃「はぇ〜……付き合うってこんな感じなんだ〜……」

灼「なんか…異次元感…」

京太郎「ぐぎぎ……」 プルプル
193 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/07/03(水) 23:18:02.46 ID:I6p6CIVT0

憧「へぇ〜……それにしてもこんなに早くくっつくとはねえ……」

穏乃「赤土さんが戻ってくるまでにカップル成立するとは思わなかったよ〜」

灼「意外な結末…」

宥「妥当だよ〜」

玄「えへへ」 テレテレ

京太郎「……フン」

憧「ねえねえ、告白はどっちからしたわけ?」

憧「やっぱ玄?それとも意外に須賀の方から?」

玄「あ、それは……」

穏乃「というか、須賀さんが玄さんと両想いだったことにまず驚きだよ〜」

京太郎「両想いに「させられた」のだ」

憧・穏乃「え?」
194 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/07/03(水) 23:21:42.60 ID:I6p6CIVT0

京太郎「君たちのところの監督が作った「アプリ」の効果でね……玄さんを「好きに」させられてしまったんだよ」

憧・穏乃・灼「!!????」

憧「ちょ、えええええええっ!!!????」

穏乃「あ、「アプリ」使っちゃったんですかっ!!??玄さんっ!!????」

玄「う…うん……」 シュン

憧「な、なるほど……「自分を好きになるように」…って「お願い」しちゃったわけね…」

灼「え……それはいいの…?」

穏乃「えっ、えぇ〜……そ、それはちょっとやりすぎじゃあ」

玄「や…やっぱりそうだよね…」

憧「う、う〜ん……」
195 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/07/03(水) 23:25:21.52 ID:I6p6CIVT0

憧「や〜……玄のこと応援したい気持ちはあったんだけど、恋の公取委とかあったら捕まるヤツよそれ」

穏乃「え?どういう意味?」

憧「いや……反則でしょそれは〜…ってこと」

玄「つ…つい魔が差しちゃって……」 シュン

宥「魔が差したなら仕方ないね〜」

憧「いやいやいや……須賀的にはどうなのよ、それ…」

京太郎「ん?俺か…。俺は別段気にしていないよ」

穏乃「えっ、そんな軽い感じなの須賀さん」

京太郎「いや……初めは「やってくれたな」と怒りが湧いてきたがね」

京太郎「次第に……その…気持ちが伴ってきたので……許した」

灼「許すんだ…」

憧「まぁ確かに、「惚れたら負け」ってとこはあるけど……」
196 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/07/03(水) 23:32:09.32 ID:I6p6CIVT0

京太郎「まぁ……基本的に俺はポジティブな性格なのだ」

京太郎「考えてみるといい……。そもそも阿知賀で君たちの練習相手を務めてやったり、松実館で働いたり…なんてことは最初から望んでいたわけじゃあない」

京太郎「「アプリ」の効果で強制的に「そういう気持ち」にさせられているというだけだ」

灼「確かに…」

穏乃「赤土さんに無理やり連れてこられたわけだしね……」 ハハハ

京太郎「そして…「そういう気持ち」になってしまっている以上、反発心を揺り起こしてアンビバレンスを抱えたところでストレスを感じるだけだろう」

京太郎「その「気持ち」が不可逆である以上、俺はその状態で普段通りに生きていくだけだよ」

穏乃「お〜!確かにすっごいポジティブ思考!!見習いたいっ!!!」

宥「穏乃ちゃんもそんな感じだよ〜」

穏乃「えっ、そうですかねっ!!??やったっ!!」

憧「ふぅ〜ん………まぁ、本人が納得ずくならいいとは思うけど…」

京太郎「納得しているさ」

197 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/07/03(水) 23:43:04.40 ID:I6p6CIVT0

京太郎「だから、あまり玄さんを責めないでやってくれるかい?彼女がかわいそうになる」

玄「きょ、京太郎くん…」

憧「ま、まぁ別に責めようってつもりじゃなかったんだけど……」

灼「……でも、本当にいいの?」

玄「……私も、そこはちょっと……ううん、すごく申し訳ないと思ってるよ……」 シュン

京太郎「いいと言っているじゃあないですか……」

京太郎「今俺が玄さんへの好意を消し去りたいと思うとすれば……それはまるで中学生に戻りたいと考えるのと同じこと…」

京太郎「不可逆的な状態を逆行させたいと思い悩むのはシンプルに無駄な行為ですし……」

京太郎「そもそも……今この時を納得して生きているのに……どうして思い悩む必要がありましょうか」

京太郎「仮に中学生に戻れるマシーンがあったとすれば使いますか?使わないでしょう」

灼「……まぁ、それは」

京太郎「中学時代を偲ぶ気持ちが多少あったところで……現状に満足できているのならそれでいいと考えるでしょう?そういうことなんですよ」

灼「……」
198 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/07/03(水) 23:45:03.38 ID:I6p6CIVT0

憧「ま……キッカケがどうあれ、ふたりが納得しててそれで幸せってならいいと思うけどね」

京太郎「その通りだ」

京太郎「だから玄さん、負い目に感じることなどありませんよ」

玄「わ…分かったよっ」

穏乃「はぇ〜……須賀さんって性格もすっごくイケメンだなぁ……」

京太郎「……よしてくれ。俺はいつだって自分本位だ」

穏乃「って言いきりながら玄さんのことフォローするのもカッコイイ!!」

憧「いい男取られちゃったわね〜、シズー」 フフッ

穏乃「ほんとねっ!!」 アハハ

京太郎「やかましいッ」




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   i !: !:!:j ィ'芹ミ ヽ: ! ィ'芹ミ 'i: !: : : !
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   / V: : : / .}三三}={三三〈 ,': : :,' ∧: :',
   イ /: : :/ ト==''7 〉ゞ==j!./: : :/ / ',: :i
199 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/07/03(水) 23:52:28.06 ID:I6p6CIVT0
〜夕方〜

―松実館・玄の部屋―



京太郎「ふぅ……。今日は客足が少なくて仕事も少ないのでありがたいですね」

玄「そうだね〜」

京太郎「っと、旅館としては繁盛している方がいいですよね。すみません」

玄「うぅん。私も、こうやって京太郎くんとの時間をたくさんとれるから嬉しいよ〜!」

京太郎「……フフフ。そうですか」

京太郎「あ……そうだ」

玄「?」

京太郎「今夜は晴れの予報ですし……今外を見ても雲一つない。折角ですし、星でも見に行きませんか」

玄「あっ、それいいね〜!!」

京太郎「阿知賀の高校と逆の方向に進んでいくとおあつらえ向きの高台があって……地元民の玄さんなら場所もなんとなくわかるでしょうけど」

玄「うん、ちょっと晩成よりのところだよね〜」

京太郎「そう…。それです……」
200 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/07/03(水) 23:56:38.32 ID:I6p6CIVT0

京太郎「ま…星を見ると言っても、こっちに長く住んでいる玄さんなら見飽きているかもしれませんが……」

京太郎「東京住みの俺からすれば、少し珍しいんですよ。綺麗な星空というのは」

玄「そうだよね〜、都会だとビルの明かりで夜も明るそうだもん」

京太郎「なので、少し付き合っていただきたいのですが……」

玄「全然付き合うよ〜!」

京太郎「フフ……ありがとうございます」

玄「京太郎くん、ロマンチストなところもあるんだね〜」 フフッ

京太郎「須賀京太郎はロマンチックに暮らしたい。そう思う日もあるんですよ」

玄「えへへ、楽しみだなぁ〜」
201 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/07/04(木) 00:01:20.15 ID:liF5WfR10

京太郎「夕食を済ませたら、その後にでも行きましょうか」

玄「うんっ!」

京太郎「そうそう……。それで、その夕食までも……まだ小一時間ほどありますよね」

玄「うん、そうだね〜」

京太郎「そこでひとつ……。今回はこの須賀京太郎の方から「お願い」をしても…いいですか…?」

玄「えっ!!いいよ〜!!」

玄「どんなお願い??京太郎くんの方からお願いされるなんて、珍しいから嬉しいな〜!」 ワクワク

京太郎「……これを使うのですが」 スッ

玄「……???」
202 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/07/04(木) 00:04:59.52 ID:liF5WfR10
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       |i ゚。>''ゞミ{    ,八八    ノイ、|: : : : |: : :|
     ィリゝヘ    r=====ミ___,ィ=====ュ  |: : : : ト、:..|



京太郎「「耳もみ」用のジェルですよ」

玄「あっ、お耳のマッサージに使うのっ!?」

京太郎「そういうことです」

玄「へぇ〜!そんなのあるんだ〜!!初めて見たよ〜!」
203 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/07/04(木) 00:15:14.22 ID:liF5WfR10

玄「というか……京太郎くん、そんなもの持ってたの?」

京太郎「ああ……買っておいたんですよ」

玄「えっ、いつの間にっ?」

京太郎「……ま、隙間時間を見つけて…ですかね」

玄「へぇ〜」

アナザー京『ウソ言うなよ。松実玄との下校中におれと交代して「時を止めて」買ってきたくせに』

京太郎(君に身体の支配権を譲るだとか、『宇宙』の「ビギニング・オブ・ザ・ワールド」だとかを話したらややこしくなるだろう…)

アナザー京『そもそも、おれの『ユニバース』をそんなことに使うのもワケわかんねえがな』

アナザー京『下校中に松実玄と一旦分かれて買い物に行けばいいだけのことを……そこまでして松実玄と離れていたくなかったのか?』

京太郎(………)

アナザー京『げッ!!図星かよッ!!』

京太郎(……やかましいッ!!第一、君も「須賀京太郎」の片割れなんだからそういう気持ちくらい分かりそうなものだがねッ)

アナザー京『ワリいがおれは今でも照さん一筋だぜ。どうやらおれに「アプリ」の効果は効いていないらしい』

京太郎(なに?全くか)

アナザー京『ああ、全く。松実玄のことなんざ年の離れた若い女の子程度の認識でしかねえよ』

京太郎(なに……?なぜだ?晴絵の「命令」は君にも効果が及んでいただろう)

アナザー京『恐らく……それは晴絵がおれもてめーもひっくるめた「須賀京太郎」に「命令」をしていたからだな』

アナザー京『それに対して、松実玄の「お願い」はおれじゃあなく……相棒。てめーという人格それ自体だけに好かれたいと思っていたから、おれには効果が及んでねえんだろう』

京太郎(……なるほど)

アナザー京『おれの方の人格については、松実玄は存在しか知らねえだろ。こっちにいる間に表に出て話したわけでもねえしな』

京太郎(……それもそうか。上手くできているものだな……晴絵の「アプリ」は…)

アナザー京『全くだぜ』
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/04(木) 10:35:27.68 ID:bK01mXaF0
寝落ち…だな
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/07/04(木) 19:38:01.14 ID:+0iKI4i00
救いに繋がるキーワードは「独創史おにはち」
今夜8時ユーツーブで何かが起こる!?
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/05(金) 01:17:37.59 ID:Gd6S7Ft40
阪神が勝たないと更新されないのか・・・
207 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/07/05(金) 02:09:22.25 ID:SfP1lUMA0
阪神負けたけどあとちょっとだし頑張るか…
208 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/07/05(金) 02:17:37.19 ID:SfP1lUMA0
   / :/  ...:/:′::/ :.:.:.....:./.:/:!:.:.:.i:..!:.:.....:{:.:.:.:.:.:ハ    /
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  '://:′::/斗:十 |::.::.::.:.:.:.: :}}ハ ::ハ:{:≧ト|:::/  な       な な  ぅ
 {//::{: /|i:八::{=从:{ i::::: :N孑弐{ミト∨:::|::′  る.     る .る (
.  i :从 ::::{イァ:う{ミト爪ト::::. ! ん):::::ハヽト、:{:|    ほ      ほ ほ  )
.  |.::| : \《 { ::::::: }  ヽ\{ { ::::::::: リ | :::ヽ!   ど     ど ど む
.  | ::!::|ハト.乂__ノ       ー '  | :::<    |
 八::| :|::::i /i, ,     ,     /i/ , }:::}i::人   __ ノ\
  (__):::l:::::.                 i.:/::::::::厂「{:::::::{    ` ー― ´
 / :{ | :V:入     { ̄`ソ      }/}::::}/::::::l.|:::::::|
 { ::|人::∨::::>...   `      . ィ升|:::/::::::::八::::::{



玄「使い方はばっちりわかったのです!」

京太郎「それじゃあ、お願いしてもいいですか?」

玄「おまかせあれ!」

玄「さっそく、ここに頭をお預けください!」 ポンポン

京太郎「……?」

京太郎「太腿?」

玄「うん!」

京太郎「……??」

京太郎「それは…どういう…?」


                 .. ----  .
             .  ≦        ミ  .
              /    . . . . . . . . . . . .   \
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          / ./../..:.:.:./:./:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:..:Vヽ: . ∨ハ
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        / .7T..ト....:.:i :i| :i:.:.:.:.{:.|、:{:.:.:.:.:ハ:.:.:.:ト::.i一:. . |
      ′/..:|..:|、:.:./|:.|{ :|:.:.:.:.ト:{ \:.、:.:.:/ : ヽ:|:.:.. i: .|
      : / ..:i|..:{:.\ |:ハ:{、:.:.:.廴__ 斗<:.:|::.:.:.|:.:|:.:.. |: .
.      |:il .:.::ii:八:{::{ |≧十\:∨ ,.     `|:.:.:..ト:|:.:.: |: .{
.      |:|!..:.::,| ..:.トド\ _,   `  z.、__レ|::.:.:.|´j:.:.:..|: .   ( \    / ) {_.}_} r‐
      ,|:{ .::/l| .:小≧==' '^     ´` ̄´`!:.:.: |' }:.:.:..|: . {   \ \/ /    _| |_/ )
     八| :ハ| .:.:{:.i xxx   ,     xxx |:.:.:.:|_,}:.:.:..|: . .i    .>  /    (__  __ ヽ  __
       (__) | .:. 八            |:.:.:.:}V:.:.:..:: . . {   / 〃        | |  ) } (_  ヽ
      .イ   i! .:.:| :i::..     丶 ノ     ,:.:.:./:i::.:.:. :i: . .   { {____.     | |  (_ ノ    )  }
     〃{   .}: :.:.{ :|::::i:>...      イ/.:.:/i:,′:.::.八 : .l  乂 ___ )    ._ノ         (__ノ
     {:i.:{   ハ:.:.:V :::|l:.:.:.}:.r } ̄ __ ノ/:.:./:./:.:.:.:. ::i{: . . {
.    八从 ,: .∧ :.{:::::リ::::::ノ 入_/'i{  /ィ /::/:.:.:.:. /::{:. . . .
       ∨ .:.:.:.\V‐≦ムイ  /》___.ノイ 7:.:.:.:. /廴:.. . .八
       /;..:.:.:.:.:./ \}!  r‐〉ォ´ ̄  }ノ /::.:.:.:./  , ヽ: .∧      ひざまくら!だよっ!
.      /:/ .:.:::::/  ノ{{   '介′   i{ ./::.:.:.:./  /  ∨. ∧
     ノイ ..:.:.:./! く 廴. / .|乂 __人/::.:.:.:./   /    i: : . .:.
    __ノ/ ..:..::厶}/  \ ノ{ /j__ 斗-/::.:.:.. / i /      {: : . ∧
209 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/07/05(金) 02:25:45.91 ID:SfP1lUMA0

京太郎「いや……それは分かりますが」

京太郎「膝枕の体勢でどうやって「耳もみ」してもらえばいいものかな…と」

玄「えーと、まずは私に背中を向けてください!」

京太郎「はい」 クルッ

玄「そして、そのまま仰向けに寝転ぶ感じで頭を乗せてみて!」

京太郎「こうですか」 ポスッ

玄「うん!こんな感じだねっ」

京太郎「縦向きの膝枕…ということですか。珍しいですね」

玄「これなら、両耳を一緒にマッサージできるでしょ?」

京太郎「なるほど?確かにそうですね」

玄「この方が、気持ちいいかなーって思って」

京太郎「違いない」

玄「それに……京太郎くんのお顔を見ながらできるしっ」

京太郎「!」



 二 `丶、`丶、_\__\〉-<⌒
`‐-、 二. `ヽ、 ミ ̄ /⌒シ \
二‐/,ィ┐|=ミ=|  /|_,/l_イ| \  \_
‐ニ| i<  i ,.{  | }/__ 从 、 |` ̄ ̄
二‐ヽ ┘ |     lヾ. } } /从}
ニ ‐'"/   /    |_{;)} レ' ∧{
'  /   /     '" ` `゙ / `
  /    ,      F'′
  ヽ.    \、 L`___l
 _\    ヽ._>┘     ……フフフ
 /了\_ノ
 ◆(
 門|



            '' _.――  ....
        / ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: `:..、..
     . '       .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
     / .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}::.:}:..  :/ }     ヽ
   /::.:′. .: }::斗/L/!::.:.:. /::、i:.:.:.}......  ',
  /::.:′. .: }:  ヽ ,斗‐|-  .::| :ト.、 | |.!
. /::. |:...:.:/|:.  ..:l\ ! ヽヽ .::l /! ..l | | l
. {: /.! :|.:.:..::|:.. ...:|〒弐オ`\.l/〒テト.|./|.:i
...rぅ' ,|::.|::.:.|:;{.  ,.::| ト'::ィ;リ      トィリr::ノl:ノ
./:{ V:|::.|::.:.|´ii ..:::| `ー'     .゙-'l |/
.|:.|/::.:,::.:.::. l :|.i ',.:::|   ゙゙゙゙    ` ゙゙',!.:}
.{i:{:: :ハ::.: 込{.::l :'.,l.    (_`チ  _,ノ./|.    えへへっ
.乂:/:.:∧::.:.V.i::ヽ_.::!ヾ=<>‐、‐ T´|..小{
  / .:: :::::::: ル´}::.从`⌒H⌒´}.丿. }:.{
. / .::: .:;へ/` '、l::..<__/八_,>.l. .}:.{
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210 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/07/05(金) 02:28:40.26 ID:SfP1lUMA0
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             / / / 、ハ_:_ヘ; 乂r;ソ        ,,,,, }:::::::| l::::::|:::::::'
           _/     ¨_´ -イ:ハ     ' , -- 、  ,::::::::;-'!::::::|::::::{
         f ( /    イ  /:::::/:八 ''''  マ   ソ /:::::::/:::|::::::l:::::::i
         | y   /´::::| /:::::/:::::::::ヽ    `ー ´ ,::::::::/|- |::::::|:::::::|
         _|  \_:// |:::ゝ::::::/:::::::::::::::::::>.... __, イ:::::::; '´ j/::/  ̄ ヽ     じゃあ、はじめるよ〜!
        }     ‖ X/::::::;::::::::::::::::::::::::::γ…' /:::::::/   /:/ /   `、
        , ::..  ..::イ  //i::::{::::::::::::::::>…ハ ,.::::::::, ' /,/  ,     `、
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京太郎「お願いします」

玄「まずはジェルを手に垂らして……」 ツー

玄「ちょっと手で揉んであっためるね〜」 スリスリ

京太郎(気の利く女だな……)

玄「さわりま〜す」 モミッ

京太郎「うぁっ」 ビクンッ
211 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/07/05(金) 02:37:39.05 ID:SfP1lUMA0

玄「つめたくな〜い?」 モミモミ

京太郎「あっ、いえっ……ちょうどいい…です…」 

玄「そっか〜、よかった〜」 モミモミ

京太郎(玄の手…!やはりすべすべしていて気持ちがいい…!) ウットリ

京太郎(「ジェル」を使ってみるというのも……やはり正解だったな…)

玄「まずは、耳全体を手でくるんで〜……軽く引っ張りながら上下左右に動かしていくよ〜」 クイックイックイッ

京太郎「う…あ…」 ビクンビクン

玄「お耳の皮膚も色んなところをつまんでいきま〜す」 チョイチョイ

京太郎「っ……」

玄「耳たぶも指で挟んでもみほぐすね〜」 モミモミ

京太郎「うぉぁぁ……!!」 ビクンビクンッ

玄「ふふっ、京太郎くんすごく気持ちよさそう〜」 ニコニコ
212 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/07/05(金) 02:45:21.81 ID:SfP1lUMA0

玄「耳たぶを揉むのって身体にいいんだよね?テレビか何かで観たよ〜」

京太郎「ええ……そうなんですよ」

京太郎「耳たぶを揉むと耳の外側に分布している交感神経繊維のβ受容体が刺激されるので身体が温まるんです」

玄「へぇ〜!そうなんだー!あとで、おねーちゃんに教えてあげなきゃ!」

京太郎「ええ、それがいい」

玄「京太郎くん、物知りさんだね〜」

京太郎「健康オタクなのでね」

京太郎「ところで玄さん、耳の穴周辺も……お願いできますか?」

玄「うん、いいよ〜」

京太郎「それはありがたい。耳の穴の辺りには副交感神経線維が広がっているので、刺激するとリラックスできるんです」

玄「そうなの?知らなかった〜」

京太郎「耳掃除はしているので、汚くはないと思いますが……」

玄「そんなの元々気にしないからだいじょうぶっ!」

玄「むしろ、これからは私が耳掃除してあげたいな〜」

京太郎「フフ……そうですか。じゃあ…次からは玄さんにお願いしようかな」

玄「任されました!」 フンス
213 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/07/05(金) 02:53:43.49 ID:SfP1lUMA0

玄「それじゃあ、耳の穴もマッサージしていきたいんだけど……どんな感じでやればいいの?」

京太郎「耳の穴の前にあるかたい出っ張りがあるでしょう……」

京太郎「その内側に、手の親指の腹を当て、奥まで入れてください」

玄「こーぉ?」 ズポッ
 
京太郎「ええ。これ以上入らないというところまで入れてください」

玄「このくらい…かな?」 ググッ

京太郎「そうです、そうです……」

京太郎「今度は、耳の穴の周囲を押し広げながら…親指を360度移動させてください」

玄「こんな感じ〜?」 クイー

京太郎「あッ!!そこです。そこで親指を止め、10秒程度押し続けてください」

玄「わかったよ〜」 グググ…

京太郎「う……。……ふぅ……」 ホッコリ
214 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/07/05(金) 02:57:39.38 ID:SfP1lUMA0

京太郎「今度は親指を抜いて、手の小指でお願いします」

玄「うん」 ズポッ

京太郎「これも同じく、ギリギリのところまで入れて…周囲を押し広げながら360度移動させて…」

玄「は〜い」 クイー

京太郎「あっ、そこをまた10秒程度押してください」

玄「りょうかいで〜す」 グググ…

京太郎「う……ハァァ〜〜〜……」 

玄「気持ちいい?」 ニコニコ

京太郎「ええ…とても…」
215 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/07/05(金) 03:05:43.38 ID:SfP1lUMA0

京太郎「そうしたら…これを両耳に2セットほどやっていただけたら……」

玄「おまかせあれ!」

玄「今度は左耳でやるね〜」 ズポッ

京太郎「あっ…はい…」

玄「どう〜?」 グググ…

京太郎「気持ちいいです……。身体が温まってくるのを感じる…ッ」 ポカポカ

京太郎(確実に自律神経が調整されている…ッ!全身の血流が改善していく感覚がある……ッ)

玄「今度は右だね〜」 ズポッ グググ…

京太郎「落ち着く…やすらぐ…」

京太郎「う……」 ウトウト

京太郎(いかん……。眠くなってきたぞ…)

玄「今度はもういっかい左〜」 ズポッ グググ…

京太郎(睡魔に歯向かうのは……ストレスを感じるから苦手なんだ…) ウトウト…
216 : ◆Rcg5z0T7ZfzG [saga]:2019/07/05(金) 03:07:57.35 ID:SfP1lUMA0

京太郎(抗うことなく…落ちていく…ッ) ウトウト

京太郎(眠りに……) 

玄「はい!おわったよ〜!」

京太郎「」 スヤスヤ…

玄「って……あれっ?寝ちゃってる?」

京太郎「」 スースー

玄「あらら……そんなに気持ち良かったのかなあ。ふふっ」

京太郎「」 スースー

玄「京太郎くん、寝顔もかっこいいなぁ……」 キュンッ
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