【劇場版安価】神裂「Symbol of LIFE」 守護神の唄 【禁書】

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240 :1 [saga]:2019/07/13(土) 16:00:07.70 ID:JxVBzewV0
 神裂「遥か昔からここに建てられていたのは確実ですね」


 神裂「とても近年までに造られたとは思えない・・・」


 神裂「・・・この神殿に一体何が・・・」





 神裂「・・・塞がれている。これでは神殿の中にへは・・・」


 神裂「・・・」チャキッ


 神裂「いえいえいえいえ、それは・・・罰当たり過ぎます」


 神裂「何か仕掛けが・・・先程の隠し扉のように・・・」


 神裂「・・・窪みも何もありませんか・・・」


 神裂「>>241
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/13(土) 16:07:01.10 ID:dL7E4CWNO
辺りを見ましょうか
これでここから引くには勿体ありませんし
242 :1 [saga]:2019/07/13(土) 17:14:30.30 ID:JxVBzewV0
 神裂「辺りを調べてみましょうか」


 神裂「ここまで来て、引くには勿体ありませんし」


 神裂「・・・まずはあそこから・・・」





 神裂「壁画は神殿を覆って描かれていますね・・・」


 神裂「全て同じ虫が描かれている訳ではなく、様々な画が・・・」


 神裂「(これは・・・背中に棘を持った四足歩行の怪物・・・いえ、神でしょうか)」


 神裂「(鳥・・・龍・・・天より現れし神・・・巨人・・・)」


 神裂「(海老・・・カマキリ・・・蜘蛛・・・)」


 神裂「(異形の姿をした神・・・両腕が鎌となっている神・・・カブトムシ・・・悪魔のような顔の巨人)」


 神裂「(シーサー・・・でしょうか?角を生やした首が長く尻尾に鰭がある神)」


 神裂「(バラ・・・守護神に似ていますが、禍々しい姿の蛾・・・)」


 神裂「(6本足のタコのような神と巨大な腕を持つ神、トンボ・・・1本角に巨大な耳を持った神)」


 神裂「(ゴリラ・・・亀・・・)」


 神裂「・・・これは・・・」


 神裂「3つの首を持つ・・・龍・・・」


 神裂「背鰭を持つ黒き巨大な神・・・」


 神裂「・・・>>243
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/13(土) 17:15:39.79 ID:dL7E4CWNO
神々がここで戦った記録でしょうか…
それでこの島が…
244 :1 [saga]:2019/07/13(土) 17:47:37.33 ID:JxVBzewV0
 神裂「神々が戦った記録・・・神話でしょうか・・・」


 神裂「若者が話していた・・・神話の内容の一部はこの壁画から読み取られていたのですね・・・」


 神裂「本当に・・・何万年、いえ何千万年も前に神々の戦いがここで起きてしまい・・・」


 神裂「それでこの島が・・・不吉や不気味と言う原因を生み出した偶然的な事故によって誤解を招かれた・・・」


 神裂「・・・守護神は島を守るために戦い・・・」


 神裂「命が尽き・・・。・・・」


 神裂「・・・「夜明けの谷」はここを狙いに来るはず。その前に相当の対処をしなければ」


 神裂「>>245
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/13(土) 17:52:39.54 ID:hk1WFmr80
ここに、秘伝の術式で
結界を張っておきます
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/13(土) 17:53:54.38 ID:5MNdKLtco
この場所に関連する神が祀られてるのは間違いありません、ここは私が守ります
247 :1 [saga]:2019/07/13(土) 18:51:31.42 ID:JxVBzewV0
 神裂「この場所に関連する神が祀られてるのは間違いありません」


 神裂「ここは・・・私が守らなければならない」


 神裂「すぐにでもお2人に知らせなくては」


 神裂「・・・ん?」ピタッ


 神裂「・・・こ、これは・・・」


 神裂「・・・仮面ライダー・・・?」


 神裂「(姿は見た事が無い方の系統ですが・・・仮面ライダーですね)」


 神裂「(>>248)」
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/13(土) 18:52:25.85 ID:7g4AHco1O
やはり仮面ライダーは昔からいたのですね
249 :1 [saga]:2019/07/13(土) 18:55:03.32 ID:JxVBzewV0
 台詞 
 >>250
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/13(土) 18:55:50.68 ID:dL7E4CWNO
この人があの神々に使える神官、それとも神々を鎮めたのか……
このライダーには興味を惹かれますね
251 :1 [saga]:2019/07/13(土) 20:29:37.50 ID:JxVBzewV0
 神裂「このライダーがあの神々に使える神官・・・)」


 神裂「(それとも神々を鎮めた英雄なのか・・・)」


 神裂「・・・このライダーには興味を惹かれますね」


 神裂「まぁ、今は現状の事を気にしなければ」


 神裂「・・・守護神よ。失礼しました」ペコリ



 
 
 -アップヒル島 南西付近 岸-

 神裂「・・・いつの間にか夕方になってしまってましたか・・・」
 
 
 神裂「・・・アップヒル島は50年前の海底火山の噴火によって、地殻変動が起きそれが原因により急浮上した島」


 神裂「元々は水深1m未満の暗礁が無数に突き出ていた魔の海域であり、夜の寮へ出た小舟が船底に穴を空けられ
    多数の溺死者を生んでしまった・・・」


 神裂「その事情によりこの島は不吉、不気味な印象を与える一因になってしまって・・・」


 神裂「>>252
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/13(土) 20:45:59.00 ID:dL7E4CWNO
魔の島なんて言わせません…
魔の海域もひょっとしたら魔術が関連しているかもしれませんしこの島は思っていたより面白いですね
253 :1 [saga]:2019/07/13(土) 21:18:50.51 ID:JxVBzewV0
 神裂「ひどいものです・・・ここが魔の島などと、言わせません」


 神裂「魔の海域もひょっとしたら魔術が関連しているかもしれませんし・・・この島は、思っていたより神聖な場所の
    ようですからね」


 神裂「大航海時代の先人達は何かを危険な暗礁の中にただ1つ浮かんでいる、わずか3mの岩に残していった・・・」


 神裂「それさえ突き止めれば・・・ただ・・・」


 神裂「(見る影もありませんね)」


 神裂「(目の前に広がっているのは陸地。・・・かつて海水にみたされていたであろう一体は島の他の部分と同じように
    なってしまっています・・・)」


 神裂「(恵みの大地と言うよりも、どこか干上がった湖を連想させますね・・・)」

 
 神裂「>>254
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/13(土) 21:21:32.61 ID:XlgzmOR00
奥には未知の領域がある
255 :1 [saga]:2019/07/13(土) 21:32:20.78 ID:JxVBzewV0
 神裂「もう少し奥に行けば、まだ見ていない領域のはずです」
 



 神裂「・・・」キョロ、キョロ


 神裂「・・・見つけました」




 -アップヒル島 黒岩-

 神裂「(大して物が無く、それ故に平面的な印象の一帯の中ですから苦労することなく見つけられましたね)」


 神裂「(あれが・・・この島の隆起した最初の地点・・・)」


 神裂「(幅は3m、高さは5m程度。海底火山によって突発的に盛り上がった島だとは聞いていましたが・・・)」


 神裂「(恐らく、実際に隆起した高さはほんの数m程度だったのでしょうね)」


 神裂「・・・ん?」


 神裂「(・・・誰かが屈み込んでいる・・・)」




 ― 偶数
 〜 奇数
 
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/13(土) 21:33:58.24 ID:5MNdKLtco
うんがないから奇数かな
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/13(土) 21:34:12.99 ID:z/DPCzhNO
キツい…
258 :1 [saga]:2019/07/13(土) 21:47:01.47 ID:JxVBzewV0
 神裂「(何らかの作業を行なっているようですね)」


 神裂「(・・・何でしょうか、まだこちらには気付いていない・・・ですが・・・)」


 神裂「(この威圧感・・・まるで岩の上で静かに佇む強靱な獣のようです・・・)」


 神裂「(・・・見た目は10歳ぐらい・・・多少日焼けはしていますが、金髪碧眼の少女)」


 神裂「(着ている服装はを見る限り島民の子ではなさそうですね。丈の短いワンピースで・・・)」


 神裂「(裾の所にあるあれは・・・英国王室御用達の紋章が控えめに刺繍されています・・・)」

 
 神裂「・・・選りにも寄ってイギリスの魔術師とは・・・」


 神裂「(・・・「夜明けの谷」の1人なのでしょうか・・・)」



   
 どうする?orどうなる?
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/13(土) 21:49:29.66 ID:z/DPCzhNO
日本人観光客のフリして話しかけてみるざきさん
もちろん目立つし有名なだけあって正体バレを危ぶまれるも演技で挑む
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/13(土) 21:50:02.04 ID:PuHtKpGPO
カリスに変身し背後から職種で拘束する手段にでる
261 :1 [saga]:2019/07/13(土) 21:54:10.82 ID:JxVBzewV0
 神裂「・・・そこの貴女。そんなところで遊んでいては危ないですよ」


 「誰?」


 神裂「旅行で来た者です」


 神裂「散歩をしていて貴女がそこで何かしていたのが見えたので気になっただけですよ」


 「・・・、」


 神裂「降りてきてください。落ちたら怪我で済まないと思いますから」


 「・・・もう少し待って」


 神裂「>>262
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/13(土) 21:55:18.34 ID:XlgzmOR00
ドスンと落ちても知りませんよ
263 :1 [saga]:2019/07/13(土) 21:58:07.81 ID:JxVBzewV0
 台詞
 >>264
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/13(土) 22:00:21.24 ID:PuHtKpGPO
何かそこにあるんですか?
良ければ私に教えていただけると…
旅の思い出になりますから
265 :1 [saga]:2019/07/13(土) 22:11:14.81 ID:JxVBzewV0
 神裂「何かそこにあるんですか?良ければ私に教えていただけると・・・」

  
 「なんで?」


 神裂「・・・旅の思い出になるかと思いまして」


 神裂「ダメでしょうか?」


 「・・・貴女、同業じゃないの?」


 神裂「・・・同業?一体何の事で」


 「誤魔化さずに言って。・・・私は依頼されてここへ来たんだから」


 神裂「・・・。・・・」


 神裂「―――」




 台詞
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/13(土) 22:12:46.61 ID:XlgzmOR00
神殿のあのイラストは何でしょう?
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/13(土) 22:28:10.70 ID:5MNdKLtco
依頼とは?
私はしがない魔術師です、修行のために訪れただけですから
268 :1 [saga]:2019/07/13(土) 22:37:13.17 ID:JxVBzewV0
 神裂「依頼とは?」

 
 神裂「私はしがない魔術師です。修行のために訪れただけですから」


 「・・・そのケースに入ってるのは槍?それとも別の霊装?」


 神裂「・・・私の愛刀です」


 「カタナ・・・。・・・そっか、神裂火織って貴女の事なんだ」


 神裂「!?・・・知っていましたか」


 神裂「・・・単に大航海時代の十字教のの遺物と言うだけでは説得力に疑問がありましたが・・・」


 神裂「イギリスの魔術師とイギリス清教の私の組み合わせで派遣されてきた訳ですね」


 「・・・」


 神裂「同じイギリスの魔術師なら、何故私が派遣されたかはわかるのではないですか?」


 神裂「>>269」 
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/13(土) 22:39:51.98 ID:+bkD6MJIO
この島に眠っているものはあなたの扱える代物ではありません
力を得るために自分の身を滅ぼすことはやめてください
270 :1 [saga]:2019/07/13(土) 22:46:37.69 ID:JxVBzewV0
 神裂「こんな所で作業を行ない、大航海時代に運び込まれた十字教の遺物を再起動させようとしている以上・・・」


 神裂「単なる子供と言う訳でもないんでしょう」


 神裂「この島に眠っているものは貴女の扱える代物ではありません」


 神裂「力を得るために自分の身を滅ぼすことはやめてください」


 「・・・」


 神裂「無理に戦う必要はありませんが、いかが致しますか。敵性有りと判断した場合・・・」


 神裂「「必要悪の教会」は老若男女関係無く全力で魔術師を撃破します」


 神裂「「夜明けの谷」と何か関係を結んでいるのであれば、尚更ですよ」


 「「夜明けの谷」・・・そいつらが敵なの?」


 神裂「?。・・・ご存知ないのですか?」


 「知らないよ。そもそも・・・私は誰とも組むのはいやだから」


 神裂「>>271
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 05:17:41.29 ID:Ll9QTcY8o
そうですか…
私と組まなくても構いません、ですが良ければお手伝いさせてくれませんか?
あなたのしようとしてることが木になるので
272 :1  [saga]:2019/07/14(日) 08:33:20.34 ID:4IuYJAeS0
 神裂「そうですか・・・」


 神裂「私と組まなくても構いません。ですが・・・良ろしければ、お手伝いさせていただけませんか?」


 神裂「貴女のしようとしている事が気になるので」


 「・・・来て」


 神裂「わかりました」コクリ


 −バッ・・・!

 −スタンッ


 神裂「これは・・・(守護神の紋章・・・それに・・・)」


 「十字教のシンボルのように見える?」


 神裂「・・・はい。ほぼ直線だけで構成された特殊な文字が刻まれていますね」


 神裂「恐らく魔術的な意味はない、ルーン・・・」


 

 − 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 08:35:31.34 ID:Ll9QTcY8o
こい…こいっ…!
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 08:35:37.43 ID:2L1UsPe/O
それ
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 08:35:49.70 ID:TWj+MTQmO
ほい
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 09:25:51.94 ID:Ll9QTcY8o
どうにもめぐり合わせが悪いな
ここまでいいの全くない
277 :1 [saga]:2019/07/14(日) 09:34:12.80 ID:4IuYJAeS0
 神裂「あくまで言語学上の対応表でしょうか・・・一つ一つ大きく刻まれ、横には何を意味し指示しているのか・・・」


 神裂「・・・読めますか?」


 「一応ね。・・・貴女の国は征服まではされなかったんだっけ?」


 神裂「征服・・・?」


 「大航海時代に十字教の強制改宗による迫害を受けたのは、太平洋上の島々じゃない」


 「船団が立ち寄った所は悉く文明を壊されていった・・・」


 「その時代にここへやって来た船員達はこれを描き残したものだよ」


 神裂「>>277




 おぉぉおおお〜〜〜〜〜!!
 まさかの仮面ライダーアクアだぁあ〜〜〜〜〜!!
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 09:42:15.05 ID:TWj+MTQmO
映画ライダー出すとはやるな

文明の証と改宗させた誇りみたいな記録ですか
……胸が痛みますね
279 :1 [saga]:2019/07/14(日) 09:57:22.18 ID:4IuYJAeS0
 神裂「文明の証と改宗させないと言う誇りを残した記録ですか」


 「うん。これは「望まぬ改宗」の抵抗行為。これを残したのは十字教の船員でしょうね」


 「この島の島民に宗教を広め、そしてルーンを教えた・・・」


 神裂「(・・・では、あの守護神の紋章は十字教の船員達から教えてもらったルーンを元に自らが編み出した
    十字架なのですか・・・)」


 「けど・・・あそこに突き出て見えるの、何だかわかる?」


 神裂「?。・・・若干、三角形に見える苔だらけの物体ですか?」


 「木造船の先端だよ。ここは魔の海域だから波に飲まれてしまい何かにぶつかって壊れた・・・」


 「・・・十字教の船員達は藻掻き苦しみながら死んだんだと思う」


 神裂「・・・胸が痛みますね」


 神裂「>>280
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 10:14:02.17 ID:3m9Lfg4iO
慰めてあげなけばいけませんね…
あなたはここでそういうことを?
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 10:14:28.70 ID:Ll9QTcY8o
力をうまく使えるようになれればこの方々を…!
282 :1 [saga]:2019/07/14(日) 10:42:21.49 ID:4IuYJAeS0
 神裂「冥福を祈ってあげなけばいけませんね・・・」


 神裂「貴女は・・・ここでそういうことを?」


 「別に特別な思い入れがある訳じゃない」


 神裂「では、何故・・・?」


 「私は、大航海時代に自分達の宗教がどれだけの文化に影響を与えたのか、その爪痕を調べているだけ」

 
 「西洋人の歴史学者は挙って、侵略行為によって彼らの文化は途絶えたと書いていたけど・・・」

 
 「別段そんな事はなかった。確かに彼らは武力の面では負けていたにも関わらず文化の面まで譲る事はなかった」


 神裂「・・・」


 「それは、多くの文化の中で一見十字教を信仰しつつも、実はその中にこっそりと自分達の宗教の記号を隠し
  融合させ、分かる人にだけ分かる・・・」


 「言ってしまえば暗号化させて保存されている事も明白よ」


 「島民はその暗号を今でも命と同等に大切にして今も生きてる。・・・この島の悪評に耐えながら」


 神裂「>>283
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 10:44:08.51 ID:3m9Lfg4iO
天草式とよく似ていますね、日常に溶け込ませるのは私の先祖も同じでした
天草式は一派として生き残れましたしこの島の方々も行き残さなくては
284 :1 [saga]:2019/07/14(日) 10:50:20.36 ID:4IuYJAeS0
 神裂「(天草式十字凄教と・・・よく似ていますね)」


 神裂「(日常に溶け込ませるのは私の先祖も同じでした・・・)」


 神裂「(天草式は一派として生き残れましたし・・・)」


 神裂「この島の方々はその教えを残さなくてはならない使命を帯びているのですね・・・」


 「で、どうするの?」


 「まだ刻まれたルーンの遺跡の細かい発掘作業は、50%ぐらいしか進んでいない。ここで戦闘行動を起こせば・・・」


 「未発掘の遺跡が壊れてしまうかもしれないわ」


 神裂「っ・・・」


 「多分、貴女はイギリス清教所属なんだろうけど・・・まだ私を排除する理由を持っているのかな」


 神裂「・・・」
 


 
 どうする?orどうなる?
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 10:55:39.10 ID:KJTsPCo0O
少女に未発掘の遺跡と疑われる場所を聞きともに暴きませんか?と誘う神裂さん
横暴じゃないと反発する少女を尻目に演技で自分についてくるように誘う
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 10:56:44.48 ID:HLiz5w7iO
昨日もらった石を見せてあなたに協力させてほしいと頭を下げる神裂さん
何らかの情報を知ってそうなので有効的に活用
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 10:56:59.34 ID:Ll9QTcY8o
一度ひくことにする
288 :1 [saga]:2019/07/14(日) 11:05:50.17 ID:4IuYJAeS0

 神裂「その証言が真実であれば、戦う理由はありませんね」


 「そう」


 神裂「・・・貴女に協力します」


 「だから言ったでしょう。私は誰とも組むのはいやだって」


 神裂「・・・島民から頂いた守護神の紋章です。貴女には・・・どう見えますか?」


 「・・・光ってる」


 神裂「!。・・・これが何を意味するか、ご存知ですか?」


 「・・・ええ。もちろん・・・」チャラッ


 神裂「!。同じ物を持っていたのですか」


 「うん。この島の長老様から・・・貴女もあの神殿の遺跡は見に行ったの?」


 神裂「はい。ただ、中へは入れなかったのですが・・・」


 神裂「>>289
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 11:07:36.42 ID:Ll9QTcY8o
気になる場所は数か所あってですね…
290 :1 [saga]:2019/07/14(日) 11:18:03.89 ID:4IuYJAeS0
 神裂「気になる事があって・・・」


 神裂「あの壁画の神話を表した神々は・・・この島に現れていた者達なのですか?」


 「そうだけど?」


 神裂「では・・・守護神はこの島のどこかに眠っているのですか?」


 「ううん。もう死んでる」


 神裂「は・・・?」


 「・・・」サッサッサッ


 「50%だから重要な部分はほぼ解読できるようにしたよ。・・・読んでみて?」


 神裂「いえ、ですが・・・読み方が」


 「その紋章が翻訳してくれるから」


 神裂「・・・」




 ― 偶数
 = 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 11:18:35.40 ID:Ll9QTcY8o
どっちだ…
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 11:18:42.58 ID:HLiz5w7iO
ほい
293 :1 [saga]:2019/07/14(日) 11:45:15.97 ID:4IuYJAeS0
 
 神裂「・・・。・・・はぁ・・・」


 「・・・わかった?」


 神裂「・・・元々、アップヒル島はその名前ではなかった・・・」

 
 「そう。この島はアップヒル島なんて名前じゃない」


 神裂「本当の島の名前は・・・」




 神裂「インファント島・・・」


 神裂「守護神の名は・・・モスラ」 




 1万2千年前、地球の守護神を崇め、差別も争いもない高度な文明社会を創っていた


 男神アジマと女神アジゴの間にモスラが生まれ、その卵に自らを2つに分けて捧げたアジゴから2人の「小美人」が生まれた


 その名前は「コスモス」。インファント島の双子の妖精。


 モスラへ捧げる歌を唱う時


 守護神の紋章を持つ者が唱う時


 目覚めるは命の象徴



  
 神裂「・・・」


 「神話に出てくるモスラは死んでしまったけど・・・モスラは卵を残した」


 「その卵を狙ってるんでしょうね。「夜明けの谷」は」


 神裂「>>294
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 11:50:46.31 ID:HLiz5w7iO
あなたはそのモスラをどうしたいのですか?
私は…正しい方向に導きたいのですが
295 :1 [saga]:2019/07/14(日) 12:08:53.73 ID:4IuYJAeS0
 神裂「貴女は・・・モスラをどうしたいのですか?」


 「どうって?」


 神裂「私は・・・正しい方向に導きたいのですが」


 「・・・はぁ〜〜・・・何言ってるの?」


 神裂「え・・・?」


 「守護神なのに正しい方向に導きたい?神様を愚弄してると同じ考えだよ」


 「私達教徒は神様のお告げによって正しい方向へ導く教えを貰ってる。・・・考え方には気をつけなよ」
 

 神裂「・・・」


 「やっぱり貴女とは組まない。と言うより、組みたくない」


 「私はずっとここにいるから大丈夫よ」


 神裂「・・・確かに、ここにいれば・・・それを彫った人々が見守ってくれるかもしれませんね」


 「ええ。これはあなたが思っていたような危険なものじゃない」


 「―――だって、洪水ぐらい私1人で起こせるもの」


 ―ドッ!!

 神裂「っ!・・・!?」


 「・・・」クスッ


 
 ― 偶数
 〜 奇数
 
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定) 
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 12:17:32.25 ID:Ll9QTcY8o
ほい
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 12:17:38.83 ID:HLiz5w7iO
また奇数かな
298 :1 [saga]:2019/07/14(日) 12:35:08.11 ID:4IuYJAeS0
 物理法則を無視して襲いかかってきたのは大量の海水。赤く変色して粘性を持っていた。
 少女の意思に応じて神裂に激突しようとしてくる膨大な海水はアップヒル島改め、インファント島の3分の1を
 無人の区域を丸ごと飲み込んだ。

 
 神裂「(これは一体・・・!)」


 奇妙に赤く、粘性を持った不自然な海水は一瞬で神裂の足に巻きつくように動きを拘束し、そのまま岸の方まで押し流した。

    
 神裂「くっ!」


 「今更だけど、貴女は聖人だったわね。だから、あんなことを言えた訳なの・・・」


 神裂「違いますっ!」


 神裂「私はただ、守護神の力は誰にも扱えないものであると」


 「扱うと考えてる時点で貴女も「夜明けの谷」の連中と考えてる事は同じだよ」


 神裂「>>299」  
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 12:37:17.71 ID:X/fLFRnqO
なるほどあなたから見れば確かに似ているかもしれませんね
しかし彼らと私には大きな違いがあります
それはこの島の全員のために守ってもらおうと考えていることです!
私をどうしても構いません、さあ来なさい!!
300 :1 [saga]:2019/07/14(日) 13:32:27.11 ID:4IuYJAeS0
 神裂「なるほど、貴女から見れば確かに似ているかもしれませんね・・・」


 神裂「しかし、彼らと私には大きな違いがあります」

 
 「何?それは」


 神裂「それは・・・この島の島民のために守ってもらおうと考えていることです!」

 
 「・・・」


 神裂「私をどうしても構いません、さあ来なさい!」


 「・・・北欧神話の中で、世界はどういう風に創られたか知ってる?」


 「世界の材料は巨人ユミルの肢死体。でもオーディン達はユミルを殺した時に、その傷口から膨大な血を流せてしまう・・・」


 「その血の洪水はこれまであった旧世界全てを洗い流してしまい、多くの同胞を失う事になった巨人族との争いの源となってしまった」


 神裂「・・・それがこの魔術ですか」


 「そう・・・「赤き洪水」」


 

 どうする?orどうなる?
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 13:39:24.58 ID:Ll9QTcY8o
逃れようにも聖人でも逃れられない速さで諦める神裂
しかしながらあえて逃げず見に降りかかる洪水を刀で切って避け続ける
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 13:39:36.21 ID:LQIgWyCkO
↑+持久戦へ
303 :1 [saga]:2019/07/14(日) 13:56:05.49 ID:4IuYJAeS0
 神裂「(彼女は自分の血中の塩分濃度を操り、海水のそれと均質化する事によって大量の海水へ魔術的にアクセスしているのですか)」
 

 神裂「(似た形状、性質の偶像にはそれの元となった本物の力がある程度宿る。「神の子」の処刑に使われた十字架と教会の屋根にある
    十字架の関連性にも利用されている「偶像崇拝の理論」を使ったアクセス方法ですね)

 
 神裂「(今この瞬間、彼女の体内を流れる赤い液体は、世界の材料となったユミルのものと同化しているかもしれない)」


 神裂「(しかし、それではいくつもの弊害がある。人間の体内に海水と同じ濃度の塩水を流し込めば間違いなく・・・)」

 
 ―ギチギチ


 神裂「(!・・・掌が赤紫に変質してる・・・)」


 神裂「(・・・そう言う事ですか。変質させた血液を掌に集中させた上で、その異質な血が全身に回らないように血流を止めている)」


 神裂「(謂わば、手首を見えないロープで強く縛っているようなもの・・・長時間続けてしまえば細胞の壊死を誘発してしまう)」


 神裂「(そうなる前に・・・止めなければっ)」

 
 神裂「(足は掴まれて身動きは取れない・・・なら、この場で戦うのみっ)」

 ―チャキンッ




 ○ 偶数
 × 奇数
 
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 13:57:37.58 ID:Ll9QTcY8o
がんばらー
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 13:57:46.31 ID:cCqQsTR3O
306 :1 [saga]:2019/07/14(日) 14:36:59.23 ID:4IuYJAeS0
 ―ドォォオオオッ!!


 「赤き洪水」は滝のように降り注いできて神裂はケースから七天七刀を取り出して指先を操作し、7本の鋼糸で自身の
 頭上を囲うように周辺に張り巡らせた。
 鋼糸は魔法陣を描き、それによって「赤き洪水」は鋼糸を貫通すると氷結し鋼糸に引っかかって神裂の前で止まった。 


 神裂「ッ!」


 ―バキィィィンッ! 

 氷を納刀したまま七天七刀を大きく振るい、粉砕した。砕けた氷は海水へ落ちていく。


 「・・・」


 少女が掌を動かすと、岸に居る神裂を今度が沖の方へ3000m程押し流した。
 そして「赤き洪水」は海底へと引きずり込み、沈ませていく。
 

 「(終わった・・・)」


 「(いかに聖人と言っても、所詮ベースは同じ人体。見ずに沈めば溺死する・・・)」


 「お疲れ様。海の上で私と出会ってしまった事が、貴女にとっては最悪の不運だったね」




 ♥ 偶数
 ✪ 奇数
 
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定) 
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 14:43:35.40 ID:Ta7vgf90O
ほい
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 14:56:38.61 ID:dYsdV38zO
きついな
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 14:56:47.00 ID:UE5AfEITO
あーまたかよ
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 15:00:47.47 ID:Ta7vgf90O
うむむむむむむむう…
311 :1 [saga]:2019/07/14(日) 15:17:07.93 ID:4IuYJAeS0
 すると、声が聞こえた。
 それは守護神の紋章が刻み込まれたペンダントからだった。


 神裂『いいえ。生憎この程度を不運と呼ぶほど、真っ当な人生は送っていませんよ』


 「・・・、」

 
 テレパシーに近いような、少女の頭の中に神裂の声が聞こえる。
 少女は3000m先の、小型ボートどころか大型タンカーや空母が行き来していてもおかしくない海域を見据えた。
 本来巨大な津波や高波は水深の浅い沿岸部でしか起らないものであり、少女の生み出した「赤き洪水」は桁外れの破壊力を
 持っており、その大波に飲まれれば大型船舶であっても海の藻屑に変えてしまう。


 神裂『ウルと言う北欧の神を知っていますか?』


 神裂は海面に在っている。
 冷静な声で少女に質問してきていた。


 神裂『オーディン以前に信仰されていたであろう古い神。デンマーク語ではオッレルス』




 オッレルス「へっぶし!」


 オッレルス「ん〜・・・?」ズズッ



 神裂『もはや何の役割を持つ神なのかも定かではないほど文献の散逸した神ですが・・・』


 神裂『学舎の中には彼を、狩りとスキーの神とカテゴリしている人も居るそうですね』


 「(まさか・・・ッ!)」


 神裂『>>312
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 15:37:08.81 ID:/Ump+u/7O
少しばかりおとなしくしててくださいね…
313 :1 [saga]:2019/07/14(日) 16:31:10.67 ID:4IuYJAeS0
 台詞
 >>314
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 16:34:05.81 ID:10U4FTRzO
ええ彼にあってその実力を知ってるだけにこんなものではないんですよ
315 :1 [saga]:2019/07/14(日) 17:08:31.43 ID:4IuYJAeS0
 神裂『ええ。彼にあってその実力を知っているだけに、こんなものではないのですよ』


 海底へ飲み込まれていた神裂は水中で一緒に流されていたケースを咄嗟に掴むと、収められていたスキー板を取り出して
 足へ填め込み、「オッレルスの術式」を用意て水中から浮上してきたのだった。
 不自然にうねり、そこらの軍艦程度ならひっくり返してしまいそうな大波にたった2枚のスキー板で神裂は波乗りをしている。
 本来なら牽引が必要となるのだが、それを必要とせず大波だけを利用してバランスを保っていた。


 「ば、馬鹿げてる・・・ッ!!」
  

 神裂『そうですか?ウルはオーディンと同じアース神族』


 神裂『ユミルの血の洪水に飲み込まれなかった一族です。ならば、そもそも始めから「スキーの神は洪水に飲まれない」
    と言う条件がインプットされているはず』


 神裂『貴女がどれほど巨大な洪水を起こそうが、ユミルの血に纏わる術式である限り・・・」

  
 神裂『この私を沈める事は出来ません』


 神裂『・・・もう一度言います。私は島民のために守ってもらおうと考えているんです』


 神裂『>>316
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 17:15:35.80 ID:Ll9QTcY8o
貴方の力を私に貸してくれませんか?
この島の平和が戻ったら私は引きますから、約束しましょう
317 :1 [saga]:2019/07/14(日) 17:24:06.24 ID:4IuYJAeS0
 神裂『貴方の力を私に貸してくれませんか?』


 神裂『この島の平和が戻ったら私は引きますから。約束しましょう』


 「・・・」


 神裂『・・・私が悪人であるのなら・・・何故この紋章が光ったのか疑問に思いませんか?』


 「・・・まぁ、そうだね。守護神・・・モスラが呼んだのなら・・・」


 「わざわざ危険な事を寄せ付ける訳ない・・・」


 神裂『・・・信じてもらえますか?』


 「・・・」




 ○ 偶数
 × 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 17:28:57.34 ID:Ll9QTcY8o
また×だと泣くわ
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 17:29:13.35 ID:TRlHGG5EO
○こい…
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 17:29:39.60 ID:TRlHGG5EO
ふざけんな…クソ
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 17:31:27.00 ID:Ll9QTcY8o
なんかとことんなんだかな
322 :1 [saga]:2019/07/14(日) 17:32:01.75 ID:4IuYJAeS0
 「・・・わかった」


 神裂『・・・ありがとうございます』


 「・・・とりあえずこっちに来て。まずは・・・っ!!」


 ―ドオオォオオオッ!!



 神裂「っ!?どうしたのですか!?」


 『・・・見た事のない、生き物が・・・』
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 17:32:20.73 ID:0p3cGVflO
なんてこったいだよまじで
324 :1 [saga]:2019/07/14(日) 17:38:46.94 ID:4IuYJAeS0

 神裂「・・・液体ですか?」


 『知ってる?』


 神裂「「夜明けの谷」の首謀者です。こちらで呼称しているのは「液体人間」」


 ―ドパァァアアアアンッ!!


 『どうにか出来ないっ?押し返してもすぐに攻撃してくるのっ』


 神裂「・・・そこから離れてください。私が相手を」


 『ダメっ!この黒岩がモスラを目覚めさせるためのものだから・・・』


 『こいつに触れさせた時点で負けになるわっ』


 神裂「・・・わかりました。そちらへ参りましょう」


 神裂「>>325
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 17:44:30.25 ID:rxM7c/R+O
守ってみせますこのモスラを
326 :1 [saga]:2019/07/14(日) 17:45:56.33 ID:4IuYJAeS0
 台詞
 >>327
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 17:51:08.42 ID:h3jzOrH2o
…この島の…そして守護神のためにも止めます…!
328 :1 [saga]:2019/07/14(日) 18:08:51.90 ID:4IuYJAeS0
 神裂「・・・この島・・・」


 神裂「そして島民と守護神のためにも止めます・・・!」


 http://www.youtube.com/watch?v=UNM4rJonRak
 
 ―ゴッ!!

 神裂の体が爆発的に加速した。少女が必至に守っている黒岩に向けて一直線に。
 巨大な波が神裂の移動を後押ししている。ものの数秒で少女の元へ来た神裂は鋼糸を周辺に張り巡らせ即席の結界を張った。
 「液体人間」は結界にぶつかり、異音を鳴らしてへばり付く。
 

 「ッ!」


 ―ドヒュッ!!

 少女が掌を翳すと神裂の足元の海面から何かが突き上がった。それは太さ3m、長さ20m程の巨大な杭だ。
 神裂は即席の結界を解くと、射出された杭は液体人間を貫いてそのまま岸の方へ道連れにし、僅かな弧を描きながら
 飛んで行き、浜辺の白い砂に突き刺さった。
 
 神裂「「塩の柱」ですか(なるほど、海水から抽出することで出来るものですか)」


 「うん。けど・・・そろそろ手が限界かな・・・」


 神裂「(血が滲み出ている・・・長時間の使用はやはり危険なのですね)」


 神裂「もう少し頑張ってください。次で・・・仕留めます」


 
 
 どうする?orどうなる?
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 18:11:24.29 ID:7VP6VEDk0
火織愛用の薙刀でスッパリといく
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 18:11:55.86 ID:Ll9QTcY8o
飛び上がると変身し海上で液体人間と赤い海をスピニングで竜巻を起こしレッツラ混ぜ混ぜ
撹拌し塩の結晶と結合させることで徐々に水分を干上がらせる
331 :1 [saga]:2019/07/14(日) 18:56:12.43 ID:4IuYJAeS0

 神裂「最後の一撃に「赤き洪水」で「液体人間」を飲み込ませてください」


 神裂「それから私の出番です」


 ―グジュグジュ・・・

 「液体人間」は「塩の柱」から垂れ落ちて人型になると再び神裂と少女の方へ向かってきた。
 海面を蛇のように泳いでくるのを見て少女は大きく深呼吸をして、最後の一撃のために掌の痛みを耐えて自身の周りに
 「赤き洪水」を集合させた。


 少女「がああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


 叫び、少女は全力の「赤き洪水」を実行。
 向かってくる「液体人間」を飲み込み、その場で押し止めさせる。
 スキー板を足から外した神裂は腰にカリスラウザーを装備して、月夜の空へと舞い上がった。


 神裂「変身っ!」


 [CHANGE]


 カリスへと変身し、手に持っていたカリスアローにドリルシェル、トルネードホークをラウズさせコンボを発動。
 

 [DRILL] [TORNADO]

 [SPINNINGATTACK]


 カリス(神裂)「ハァァァァアアアアアアアアアアッ!!」


 ―ズオオォオオオオオオオオオオオッ!!!

 上空で竜巻を起こし、「赤き洪水」と「液体人間」を巻き込むように掻き混ぜ始める。
 巨大な竜巻が上空へ向かいながら立ち上り、その中で赤い液体と青緑色の液体がうねりながら徐々に混ぜ合わさって
 黒色へ変色した。
 

 ―ズオオォオオオオオオオオオオオッ!!!

 
 黒い竜巻が島の向かい側からでも見えるほど巨大化したところで一瞬で赤色へと色が元に戻った。
 中心で竜巻を起こしていたカリスはゆっくりと回転するのを止め、浜辺に着地する。


 「・・・飽和塩水で液体そのものを蒸発させた訳ね」


 少女は疲れ果てたのか、黒岩に寝そべるように倒れた。意識は無くしていない。


 カリス(神裂)「大丈夫ですか?」


 「なんとか。・・・これで一件落着、としたかったんだけど・・・」ムクッ


 「まだ作業が残ってるから・・・手伝ってもらえる?」


 ―シュィィィン・・・

 神裂「>>332
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 18:56:42.53 ID:Ll9QTcY8o
私にできることであれば是非…
333 :1 [saga]:2019/07/14(日) 19:14:22.37 ID:4IuYJAeS0
 神裂「私にできることがあれば是非・・・」


 「簡単だから大丈夫・・・」


 「黒岩に刻まれたルーンを発掘すればいいだけだから」




 ―サッサッサッ・・・

 神裂「・・・貴女はいつこの島に?」


 「昨日来たばかり。・・・って言いたいけど、実際は1週間前」


 神裂「・・・?。予定が早まったのですか?」


 「・・・あぁ、気付いてないのね。なら多分、今日何日かわかる?」


 神裂「・・・11月の4日・・・では?」


 「ハズレ。それから3日経って今日は7日よ」


 神裂「!?。・・・どう言うことですか?」


 「これは予想だけど・・・あの神殿の遺跡に居たら、外の時の流れよりも遅くなっているのかもしれない」

 
 「私は1週間前にここへ来て、長老の許可を得てから神殿の遺跡に赴いたの」


 「そこで大体7時間ぐらい調べて、外に出たら・・・置いていた荷物が蜘蛛の巣と枯れ葉まみれになってた」


 「事前に話し合った事のある島民が、作業の方は捗ってますかって聞いて・・・事態をようやく理解したわ」


 神裂「>>334
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 19:25:01.26 ID:rxM7c/R+O
なるほど何らかの魔術が使われているということですね…
しかしそれならあの中で準備ができる…
それは生かさないと
335 :1 [saga]:2019/07/14(日) 20:01:58.62 ID:4IuYJAeS0
 神裂「なるほど・・・何らかの魔術が使われているということですね・・・」


 神裂「しかし、そんな高度な魔術を・・・それ以前に何故そんな魔術を施したのでしょうか」サッサッサッ


 「モスラのためだと思う」


 神裂「え・・・?」


 「多分・・・モスラの成長速度が遅いから、あの神殿の遺跡の周辺にだけ時間が早くなっているんだと思う」


 「あれだけ大きいんだし・・・打倒だと思わない?」


 神裂「・・・確かに、あり得ますね」サッサッサッ


 「・・・最後は私にやらせて?」


 神裂「どうぞ」スッ


 「・・・」サッサッサッ

 
 「・・・これで完全に発掘完了、っと・・・」
 


 ―・・・ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ・・・!


 神裂「っ・・・!?」


 「・・・地下で何かが動いてる・・・」


 神裂「・・・神殿の遺跡っ」


 「行こうっ」


 神裂「はいっ」ヒョイッ


 「わわっ!?ちょ、ちょっと!歩けるくらいは大丈夫だからっ!//」


 神裂「>>336
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 20:12:53.04 ID:rxM7c/R+O
頑張ったあなたをこれ以上無茶させられません、私に甘えてください
337 :1 [saga]:2019/07/14(日) 20:46:48.62 ID:4IuYJAeS0
 神裂「頑張った貴女をこれ以上無茶させられません。私に甘えてください」


 「・・・あっそ//」


 ―ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・!

 神裂「揺れが激しくなってきた・・・っ」


 神裂「急がなければ・・・」


 ―タッタッタッタッ・・・!





 -インファント島 神殿の遺跡-

 神裂「はぁっ・・・はぁっ・・・」


 ―ガラガラガラガラッ!!

 ―ゴ ゴ ゴゴ・・・


 神裂「・・・遺跡が崩れ落ちている・・・」


 「見て。あれ・・・」


 神裂「・・・あれは・・・何でしょう・・・」





 神裂「・・・」


 ―ツツーッ・・・

 神裂「岩でも金属でもない・・・強いて言えば・・・卵の殻に似た触感・・・」


 「卵・・・」


 神裂「>>338
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/14(日) 21:52:05.52 ID:h3jzOrH2o
…まさか…モスラの卵
339 :1 [saga]:2019/07/14(日) 22:04:29.48 ID:4IuYJAeS0
 神裂「・・・まさか・・・モスラの卵」


 「こんな大きな・・・恐竜のじゃないの?」


 神裂「しかし」


 [[モスラです]]


 神裂「「!!」」


 [[モスラの卵です]]


 「誰?どこに居るの?」


 [[ここです]]


 神裂「ん・・・?」


 神裂「・・・花が喋った・・・」


 「嘘でしょ・・・」


 
 ―キラキラキラ・・・

 神裂「あっ・・・」


 「貴女達は・・・?」


 コスモス[[私達はコスモス]]


 神裂「コスモス・・・あの、ルーンで記されていた「小美人」ですか?」


 コスモス[[はい。貴女方が来るのを待っていました]]


 「・・・1万2千年前も、待っててくれてたんだ」


 神裂「>>340
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