《安価》時給応相談

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181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/09(金) 22:46:07.31 ID:EkeA0hnM0
変なのが……
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/09(金) 22:52:03.98 ID:/vK3EWan0
幼馴染姉「......!」

幼馴染姉「もしや、食えるのでは?」


幼馴染姉は口にパンツを運ぶ
すると男の臭いが口いっぱいに広がる


男「おい」

幼馴染姉「ごはっ!」

男「何吐き出して......俺のパンツ!!」

幼馴染姉「ち、違う!これは誤解なんだ!」

男「......ふーん......」

幼馴染姉「し、信じてくれぇ!」
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/09(金) 22:58:47.91 ID:/vK3EWan0
男「お前がそんな変態だったのは少々想定外だったな......」

幼馴染姉「頼む......これは違うんだ」

男「信じて欲しけりゃあ金出しな」

幼馴染姉「か、金......?」

男「どこまでも歪んでそうだからな。貢ぎマゾに調教してやるよ」

幼馴染姉「それで信じてくれるんだな?」

男「ああ。一日彼氏代ってことでな」
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/09(金) 23:07:15.73 ID:/vK3EWan0
男「そうだな......3000円で勘弁しといてやる」

幼馴染姉「3000円!?」

男「払えないか?ならお前はやはりどうしようもない変態だ」

幼馴染姉「分かった!分かった分かった!これで良いか?」

男「確かに受け取った。じゃあ俺は寝るから、パンツ洗っといてくれ」

幼馴染姉「分かった」
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/09(金) 23:12:37.28 ID:/vK3EWan0
幼馴染姉「......はぁ。どうしてこんなことに......」


一方、男はというと
一日の疲れが堆積し、さらに思わぬ収入を得たために寝つきは良かった


男「......」

幼馴染姉「......もう寝ている」

幼馴染姉「一緒の布団で寝ても......バレないよな?」


>>187
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/09(金) 23:13:25.11 ID:/vK3EWan0
>>188...男の見た夢の内容
でお願いします
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/09(金) 23:19:59.65 ID:6GnZTL+DO
大金持ちになっている夢
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/09(金) 23:20:02.40 ID:xBiwHKK90
幼馴染姉妹、図書委員、美術部員、幼女、後輩のハーレムを築いている夢
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/09(金) 23:21:20.43 ID:EkeA0hnM0
幼馴染と幼馴染姉と付き合っている夢(姉妹丼?)
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/09(金) 23:29:50.12 ID:ifki36g+0
正直最初の安価の図書委員がメインヒロインポジになると思ってた
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/09(金) 23:33:41.11 ID:/vK3EWan0
男「......ん?ここは」

幼馴染「あ、男」

男「どうした?」

幼馴染「へへっ、男、あったかいね」


幼馴染は男に抱きつき、ぶら下がっている
しばらく幸せそうにしていたが、彼女は引き剥がされた


幼馴染姉「なあ男」

男「どうした」

幼馴染姉「わ、私もその、お前と......」

男「そうだな。お前はいつも気を張ってるから落ち着けないだろう」

幼馴染姉「......そうだ」

男「だから今日ぐらいは俺に甘えても良いぞ」

幼馴染姉「ああ、ありがとう男。男っ、男ぉ......」

男「やめろいかがわしい」
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/09(金) 23:44:39.19 ID:/vK3EWan0
図書委員「男くん」

男「どうした?」

図書委員「一緒に本読も?」

男「構わないが」


すると図書委員は隣に座り、密着した
実際、一緒に本を読むともなればそんな所だが意識してしまう
しかも読んでいる本も恋愛小説ときた


図書委員「ふふ、楽しいなぁ」


すると、声をかけられる


美術部員「......あなたの、ために......絵を描いた」

男「見せてくれ」


その絵に描かれていたのは男と美術部員
二人は楽しそうに話しており、小さくハートなんか書いてあったりする


美術部員「どうかな、私の絵」

男「とても嬉しい。君なりに頑張って伝えたかったんだろう?」

美術部員「......うん。そうだよ」

男「ありがとう。これは宝物だ」
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/10(土) 00:01:20.31 ID:Q26TH0Fs0
幼女「男っ男っ」

男「どうした?」

幼女「私、男のお嫁さんになる!」

男「頑張れよ」

幼女「うん!じゃなくて本気なの!今すぐにでも結婚しよ!」

男「まだ年齢が行ってないから無理」

幼女「むぅ......じゃあ、絶対待っててね!」

男「おう」


後ろから肩をつかまれる
何事かと振り向けば後輩が居た


後輩「先輩!式場どこにします?」

男「......早えーよ」

後輩「先輩、善は急げですよ!」

男「そうとも言うな。だが......」

後輩「ひうっ」

男「今は俺たちの今を楽しもうぜ?」

後輩「もうっ、先輩ったら......」
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/10(土) 00:04:54.72 ID:Q26TH0Fs0
気付けばみな、俺に身を寄せている
物理的にだが
次第にだんだん、だんだん暑くなってくる
ああ、暑い。暑い。もう耐えられない!


男「っは!」


意識は覚醒する。しかし体は動かない
それもそのはず、隣で眠っている幼馴染姉が体をがっちりホールドしているからだ
そしてそのせいで暑いのだ
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/10(土) 00:21:17.87 ID:Q26TH0Fs0
男「ほら、朝食だ」

幼馴染姉「ふむ、ハムエッグか」

男「洋食はお嫌い?」

幼馴染姉「いや、食事全般好きだ」

男「そうか。そういえば部活の朝練とかあるのか?」

幼馴染姉「......あ!しまった!」


彼女はハムエッグを一瞬にして平らげ、準備をして学校へ駆け出す


幼馴染姉「ごちそうさまでした!」
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/10(土) 00:27:45.10 ID:Q26TH0Fs0
放課後にいつものごとく校門にいると、彼女が来た


幼馴染姉「部活は休んだ」

男「いいのか?朝練は行ったんだろ?」

幼馴染姉「ああ。こうやって誰か来るのを待てば良いのだろう?」

男「そうだ」


すると、>>198が現れ、話しかけてくる
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/10(土) 00:28:53.71 ID:22b4Z0Xr0
図書委員
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/10(土) 00:28:56.04 ID:7wf5u/VDO
美術部員
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/10(土) 00:45:10.62 ID:Q26TH0Fs0
美術部員「......あの」

男「ご入用?」

美術部員「はい」

幼馴染姉「鮮やかだな」

男「ご用件をどうぞ」

美術部員「>>201
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/08/10(土) 01:00:01.46 ID:PXqhd7qj0
このまえのお金を…
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/10(土) 01:01:09.13 ID:7wf5u/VDO
部の顧問から技術を磨きたければもっと人生経験を積んだ方がいいと言われたので、色々と人生経験をさせて欲しい
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/10(土) 01:01:19.27 ID:aw1nPM9h0
今度の休日の時に、以前作品を出展したコンクールの授賞式行われるが、初めてで不安なのでできれば一緒についていって欲しいです
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/10(土) 01:21:30.67 ID:Q26TH0Fs0
美術部員「部の顧問から技術を磨きたければもっと人生経験を積んだ方がいいと言われました」

男「ほうほう」

美術部員「なので色々と人生経験をさせて欲しいんです」

男「分かった。と言ってもそんな大それたことできないし......」

幼馴染姉「私に任せてくれ。君の素敵な経験になるよう努力する」

美術部員「本当ですか!?」

男「良かったな美術部員」
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/10(土) 01:27:52.89 ID:Q26TH0Fs0
幼馴染姉「これなどいかがだろう」

美術部員「これは......」

男「ほう」


それは猫耳だった
なるほど、それを付けて出歩くことで度胸を鍛えるという経験を積ませる訳だ


美術部員「いや......無理ですよ無理!」

幼馴染姉「ならメイド服やバニーガールの衣装もあるぞ」

男「お前の家ドンキホーテか?」
205 :今日は寝ます [saga]:2019/08/10(土) 01:35:30.74 ID:Q26TH0Fs0
美術部員「これ、付けた方が良いですか......?」

男「俺は似合うと思うぞ」

幼馴染姉「私もそう思う。というか提示したやつは全部似合う」

美術部員「うう......どれも辛いですけど......男さんはどれが似合うと思いますか?」

男「うーん、そうだな......」


>>207...
1.猫耳
2.メイド服
3.バニーガール
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/10(土) 01:36:27.63 ID:PXqhd7qj0
3
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/10(土) 02:05:51.20 ID:nH64sxr50
1
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/10(土) 13:32:20.48 ID:Q26TH0Fs0
男「猫耳だな」

幼馴染姉「それが一番無難だろうな」

美術部員「わ、分かりました......」


彼女は差し出された猫耳を手に取り、装着した
恥じらいに満ちたその姿は、猫らしい堂々とした態度とは相反している


男「やはり似合う」

幼馴染姉「写真部に写真撮って貰おうよ」

美術部員「ご勘弁を......」
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/10(土) 13:36:03.76 ID:Q26TH0Fs0
男「さあ、街に繰り出すぞ」

幼馴染姉「私も行くぞ」

美術部員「ほんとに行くんですか......?」

男「さあ、アーティスティックなスポットを目指すぞ」

幼馴染姉「どこに行きたい?」

美術部員「>>211
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/10(土) 13:44:37.28 ID:7wf5u/VDO
カラオケに行きませんか?
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/10(土) 13:44:50.62 ID:4m7hxqpk0
一回ゲームセンターに行ってみたいと思ってましたのでそこに行きたいです
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/10(土) 17:46:32.07 ID:Q26TH0Fs0
美術部員「一回ゲームセンターに行ってみたいと思ってましたのでそこに行きたいです」

男「ゲーセンですか」

幼馴染姉「私も一回だけ行ったことあるぞ」

美術部員「どんな所なんでしょうか......」

男「行けば分かるぞ。俺もここ一週間ぐらい行ってない」
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/10(土) 17:58:22.05 ID:Q26TH0Fs0
そしてゲームセンターにやって来た
毎週、あるいは毎日来ていれば慣れるが、やはり耳をつんざく轟音が響く


美術部員「うっ、うるさっ......!」

男「そのうち慣れるぞ」

幼馴染姉「うるさいのを忘れていた」

美術部員「男さんは平気なんですか?」

男「ここは庭みたいなもんだからな」
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/10(土) 18:24:15.53 ID:Q26TH0Fs0
ゲームセンターに来たことのない人間を最初に案内すべき場所はどこか?
そう、クレームゲームである


男「この台は見たことあるだろ?」

美術部員「ありますね」

幼馴染姉「私はどうにもこれが苦手だ」

男「俺も得意ではないな。どうだ?どの景品が欲しい?」


ずらりと並ぶクレームゲームの台を前に美術部員に問う


美術部員「私は......>>216
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/10(土) 18:30:25.86 ID:rIXfWWc90
あの可愛い女の(アニメ)のフィギュアで
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/10(土) 18:31:08.68 ID:7wf5u/VDO
犬のぬいぐるみが欲しいです
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/10(土) 20:30:50.02 ID:Q26TH0Fs0
美術部員「犬のぬいぐるみが欲しいです」

男「よし、じゃあやれ」

美術部員「そこは取ってくれる流れでは......?」

男「俺ケチだし」

幼馴染姉「自分で言うのか」

美術部員「分かりました。私、やります」


彼女は100円を投入し、操作を始める
慎重にクレーンを動かし、クレーンは降下していく
賽は投げられた
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/11(日) 14:47:44.55 ID:O6P/aATN0
といっても、ズブの素人にぬいぐるみは取れない
彼女のクレーンは若干ぬいぐるみに引っ掛かったが、持ち上げるには至らなかった


美術部員「そんなぁ......」

男「ま、そんなもんさね」

幼馴染姉「私に任せろ」

美術部員「先輩頼もしいです」


彼女も100円を台に入れる
鬼気迫る表情で台と対面する彼女の姿は獣のようなオーラを放っていた
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/11(日) 15:27:18.77 ID:O6P/aATN0
流石と言うべきか、そのクレーンは正確にぬいぐるみを捕らえた
クレーンは上昇し、こちらへと帰還する
嗚呼なんとも悲しきかな、ぬいぐるみは獲得寸前で落ちてしまった


幼馴染姉「へぇ!?」

美術部員「嘘!?」

男「これは運が悪い。どうしようもないことだ」


そこを去ろうとすると、二人がこちらを見てくる
同調圧力である


男「......やりゃあ良いんだろ」


ぬいぐるみはこちらに寄っている。十分チャンスはあるはずだ


>>221...コンマ70以下でぬいぐるみゲット 90以上で元の位置に
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/11(日) 15:27:57.31 ID:TGqq4NNq0
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/11(日) 16:31:07.11 ID:4Q994Evp0
いけるやろ(フラグ
222 :いけるやん! [saga]:2019/08/11(日) 17:23:43.36 ID:O6P/aATN0
100円を放り込み、操作盤を睨む
警戒しながらクレーンを動かし、降下させる


男「よっしゃ」

美術部員「あ」

幼馴染姉「いいぞ!」


クレーンはぬいぐるみを掴んだ
そして機械的にこちらへぬいぐるみを運び、落とす
......獲得だ!
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/11(日) 22:54:02.39 ID:XR2WdmzX0
男「ほらよ」

美術部員「ありがとうございます」

幼馴染姉「お見事」

男「いや別に俺が凄い訳じゃなくて、二人が頑張ったからだろ?」

美術部員「そうですかね?」

幼馴染姉「それほどでもない」


みんな嬉しそうなので良いだろう
営業理念は特にないが、喜んで貰えればこちらも嬉しい


男「さて、もう帰るか?それとも何かしていく?」

美術部員「>>225
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/08/11(日) 22:54:39.98 ID:o81N/HwX0
カラオケに行きたいです
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/11(日) 22:59:24.27 ID:jrXn+OHe0
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/11(日) 22:59:26.89 ID:4Q994Evp0
次はプリクラです
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/12(月) 03:46:20.69 ID:eMmFPvpt0
すみません、急な帰省の予定が入ってしまい明日並びに明後日は書き込めません
本当にすみません...
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/12(月) 07:34:17.02 ID:GFZ5lOii0
乙待ってる
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/12(月) 08:59:54.85 ID:UJ3q6+6f0
あいよー
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/15(木) 20:50:36.15 ID:2ulcwaOR0
美術部員「カラオケに行きたいです」

男「ふむ......門限は大丈夫か?」

美術部員「大丈夫です。最悪先生のせいにします」

男「ひっど」

幼馴染姉「それじゃあ行こうか」

男「もう約束の時間だぞ?」

幼馴染姉「......しまった!」
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/16(金) 01:56:20.14 ID:K+ZFhYfj0
結局、幼馴染姉は帰ることになった
やたら残念そうにしていたし、ま今度は金で頼まれるかもしれない
金の匂いに身を震わせながらカラオケにたどり着いた


男「ここが部屋だ」

美術部員「暗いですね」

男「ムードがあるだろ?」

美術部員「......え?」

男「どうかしたか?カラオケなんぞみなこんなもんだぞ」
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/16(金) 13:51:46.13 ID:QqqBDLrm0
男「というかお前、オレンジジュースばっか飲んでないで何か歌えよ」

美術部員「......恥ずかしいです」

男「じゃあ俺がお前の歌う曲選んでやろうか?」

美術部員「えっそれは」

男「じゃあ選べよ」

美術部員「男さんは歌わないんですか?」

男「お前が行きたがってたんだから、一番に歌うべきは俺じゃないね」

美術部員「......分かりました、選びます」


>>233...どんな感じの曲を選んだ?
>>234...コンマで採点機能の点数
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/16(金) 13:56:31.74 ID:NdGSSo8yO
エロい歌詞のある曲
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/16(金) 13:58:57.99 ID:XnY0gUsX0
ドラァ!
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/16(金) 17:09:41.17 ID:QqqBDLrm0
美術部員「♪〜」

男「......へぇ?」


一時期話題になったエロい曲だ
さっき言っていたムードがどうこうというのはこのことか
恥ずかしいだの何だの言っていた癖にとんでもないやつだ


男「......ほーん」
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/17(土) 02:35:48.16 ID:mmZfqVfC0
色っぽく歌う彼女から目をそらす
するとエロい歌詞が目に映る
もちろん気まずいので目をそらす
すると採点機能の音程を表示するバーが目に映る


男「......!?」


目を落ち着ける場所が出来たと思ったら、そこも驚きの光景
全く音程を外さず、ビブラート等のテクニックに満ちている


男「化け物だ......」
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/17(土) 13:36:42.22 ID:/E8MAQnQ0
歌い終わり、点数が算出される
99点。カラオケ番組出ろよ


美術部員「どうですか......?」

男「非の打ち所がない。失礼だが、絵よりボーカルのほうが向いているんじゃないか?」

美術部員「そ、そうですか!?」

男「これ俺のハードルクソ上がるから俺が先に歌ったほうが良かったわ」

美術部員「......」


無言で曲を入れるよう促している
おとなしいはずの彼女が今ばかりは恐ろしい
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/17(土) 14:21:56.88 ID:/E8MAQnQ0
男「うわぁ、やりたくねぇ」

美術部員「なら私が入れますよ」

男「やめてくれお願い」

美術部員「ならば選んで下さい」

男「うぅ......」


>>239...男の歌う曲
>>240...コンマで採点機能の点数
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/17(土) 14:25:41.21 ID:/75dJycY0
演歌
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/17(土) 14:26:23.34 ID:JvhoVgla0
アニソン(どの曲かは>>1に任す)
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/18(日) 18:10:38.05 ID:z5JGX2dk0
今まで隠してきたが、俺はすごい音痴なのだ
ぶっちゃけカラオケに行きたいなんて思ったことはない
こうなったらふざけてウケを狙うしか......


男「ほんじゃあ、これだ」

美術部員「渋っ」

男「俺も聞いたことあるだけで歌うのは初めてだ」


演歌という逃げの選択肢
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/19(月) 20:34:54.45 ID:g2L4ABVQ0
結果は言うまでもない
点数は34点
空気が微妙になってしまった


男「......うぅ......」

美術部員「どうしてそんなに落ち込むんですか」

男「俺は......俺は金を貰ってやってんだ......それなのにこんな微妙な空気を作ってしまって」

美術部員「......っ、ふふふ」

男「無理に笑うな」

美術部員「いや、そんな深刻に考えてると思わなくて」
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/19(月) 21:52:04.87 ID:g2L4ABVQ0
男「そうか、そう思うか」

美術部員「あっ、すみません」

男「......くくく、じゃあ盛り上げていこうぜ!」

美術部員「ひぇっ!?」

男「おら行くぞデュエットだ」

美術部員「いいんですか!?」

男「ああ!何歌う?」

美術部員「>>245
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/19(月) 21:52:41.70 ID:FPx0RbhW0
北空港
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/19(月) 22:42:33.29 ID:8i1HW1Pn0
ライオン
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/20(火) 19:16:15.74 ID:axJFV0UM0
彼女が選曲したのは、ロボットアニメの曲だった
なるほど、確かにこの曲は二人で歌うことが多い

そして歌い始める


男・美術部員「♪〜」


当然、演歌よりも歌いやすかった
歌っている最中にふと彼女の顔を見ると、今までにないくらい楽しそうだった
内気な人間にもこんなところがあるのか
彼女もその視線に気付き、見つめかえして微笑む
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/20(火) 19:49:21.92 ID:axJFV0UM0
点数は80点
だいぶ足を引っ張ってしまった


男「ふー......」

美術部員「頑張れば結構歌えるじゃないですか」

男「お前ほどじゃない」

美術部員「いいんですよ今から上手くなれば」

男「......それも悪くないかもな。だがもう時間だ」
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/20(火) 19:54:34.54 ID:axJFV0UM0
カラオケボックスの外に出たとき、彼女は話しかけてきた


美術部員「男さん」

男「どうした?そろそろ帰ったほうがいい」

美術部員「いえ、今日は素敵な日になりましたのでそのお礼を」

男「そうか。その気持ち、ありがたく受け取っておく。幼馴染姉にも明日礼を言うんだな」

美術部員「はい!それで時給ですが......850円で良いですか?」

男「まだ現金があるのか?」

美術部員「ありますよ」

男「ならそれも受け取っておく。長時間だったから結構な額だぞ?大丈夫か?」

美術部員「はい!」
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/20(火) 20:05:25.61 ID:axJFV0UM0
その後、家に帰る
今日は結構な額が手に入ったので財布の中身を確認することにした


男「......ふむ......」

男「これぐらい金が貯まれば......>>251の製作に取りかかれるかもしれない」


彼は昔から工作や発明の類いを好む
そのため、様々なものを作って遊ぶのだ
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/20(火) 20:38:53.10 ID:aoRZFq9t0
食品サンプル
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/20(火) 20:42:35.70 ID:ruo9I2Cp0
フィギュア
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/20(火) 23:49:42.34 ID:axJFV0UM0
男「フィギュアを作るか」

男「毎日寝る前に一時間ほど作業しよう」

男「大変疲れる作業だからな。熟睡できるはずだ」

男「誰のフィギュアを作るかは決まってないし、デフォルメ素体から作るか」

男「肩こりの季節が幕を開ける」
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/20(火) 23:58:33.97 ID:axJFV0UM0
翌日
台風のもたらした暴風雨により、外で待機できなくなった
しかし直帰というのはあまりにも退屈なので、下駄箱の隅に邪魔にならない程度のスケールで待機した


男(いつもより好奇の視線で見られているような気がするな......)


すると、彼に>>255が話しかけてきた
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/21(水) 00:04:17.65 ID:yUkR6Qrw0
幼馴染
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/21(水) 00:04:19.79 ID:907vi0RpO
図書委員
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/21(水) 19:59:08.53 ID:KlRuOhff0
勇気があるものだ
好奇の視線の中心にいる人間に堂々と話しかけるとは
俗にまみれた外面だけの人間には難しい芸当だろう


図書委員「あ、ここにいたんですね」

男「直帰はつまらんので」

図書委員「そうですかそうですか」

男「嬉しそうだな。どの用件だ?」

図書委員「>>258
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/21(水) 20:03:03.79 ID:qPwgU3Lt0
本の返却催促をまた手伝って欲しい
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/21(水) 20:03:42.97 ID:rRgqGmpU0
私が今まで趣味で書いてきた小説を読んで欲しいのですが
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/21(水) 20:41:06.92 ID:KlRuOhff0
図書委員「私が今まで趣味で書いてきた小説を読んでほしいのですが」

男「いいぞ」


これは難題だ
内容をしっかり分析しなければならない
また、本人の創作意欲を損ねてもいけない(これは飽くまで個人的な願い)


図書委員「......やっぱり恥ずかしいですね」

男「リラックスしろ。下駄箱だと湿気が多い。適当な教室を探してそこで読むぞ」
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/21(水) 21:58:56.42 ID:KlRuOhff0
彼女から渡された冊子は一般の本と比べればそこまで厚いものではなかった
一時間もあれば読みきれるだろう


男「それでは読ませてもらう」

図書委員「どうぞっ!まぁ私の小説が悪書なわけありませんから」

男「......」


急に強気になったな、などと思いつつ読み始める


>>262...どんな本?
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/21(水) 22:02:31.55 ID:tm8GpSoDO
一見邪道に見えて最後まで読むと王道バリバリのファンタジー
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/21(水) 22:02:34.46 ID:Be8PccK40
甘酸っぱ過ぎる青春恋愛小説
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/21(水) 22:26:58.77 ID:KlRuOhff0
一通り読み終えた
内容としては青春恋愛小説だ
王道といえば王道なので、作者の味付けが試されるのだが......


男「すげー......甘酸っぺぇ......」

図書委員「そうだろうそうだろう?」

男「これヤバいわ。心がガンガン締め付けられる」

図書委員「私も書いてて辛かった」

男「甘酸っぱいっていうのは王道の中の王道だが、それもここまで行けば新しいぞ」
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/21(水) 23:05:41.62 ID:KlRuOhff0
図書委員「高評価ですか?」

男「おう」

図書委員「やったー!」

男「しかしよくもまぁここまで出来たものだ。お前にも恋とか分かるんだな」

図書委員「失礼ですね」

男「冗談さ。お前もこの本みたいに素敵な恋をしろよ」

図書委員「......カッコつけてくれますねぇ」

男「ほら時給よこせ。600円」

図書委員「まけてください」

男「450円」

図書委員「分かりましたっ!」
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/21(水) 23:10:48.34 ID:KlRuOhff0
家に帰り、フィギュアを製作する
まだ素体すら出来ていないが、彼は黙々と作業する
そして刻限がやってくる


男「そろそろ寝るかなー......」


その時、久しく聞く電子音が鳴る
彼は携帯電話を取る


男「この夜中に誰だ......?」


>>267...誰がかけてきた?
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/21(水) 23:12:17.54 ID:GLvNL8FhO
奇術部部長
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/21(水) 23:12:36.70 ID:yUkR6Qrw0
幼馴染
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/22(木) 18:50:55.59 ID:j+XPRiPK0
幼馴染「やあ男。僕だよ」

男「......」

幼馴染「もしもーし?そこにいるのは分かってるんだからね?」

男「......」

幼馴染「今から君の家に行って話をすることになるよ」

男「ちぇ」

幼馴染「やっぱり居るんじゃないか。全く......」
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/22(木) 18:58:07.98 ID:j+XPRiPK0
男「それで、何の用?」

幼馴染「なんか変なもの作ってない?」

男「......いや、フィギュアを作ってはいるが」

幼馴染「デカイ?」

男「手のひらには乗るだろうさ」

幼馴染「なら安心」

男「用件はそれだけか?切るぞ」

幼馴染「あぁ待ってよ。こっちが本題」

男「なんだ?」

幼馴染「>>271
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 19:03:40.81 ID:fHt81o4Y0
今好きな人いる?
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 19:03:48.30 ID:+zkStIzDO
もし私が外国に留学すると言ったら嫌かい?
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/22(木) 19:15:56.35 ID:j+XPRiPK0
幼馴染「もし私が外国に留学すると言ったら嫌かい?」

男「......ふむ」


少し間を置いて答える


男「自分で決めかねているなら......俺は嫌だな」

幼馴染「......そう、そうかぁ」

男「外国に行くってのは大きな挑戦だ。大した覚悟もなく行けば失敗する可能性もあるだろう」

幼馴染「......」

男「知り合いが挫折するところは見たくないな。そう思ったよ」

幼馴染「くくっ......参ったなぁ」

男「?」

幼馴染「参った参った。僕の負けだ。また明日」
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/22(木) 19:19:49.95 ID:j+XPRiPK0
意味深なメッセージを心に留めて眠る
翌日もいつも通り登校し、校門の外で依頼人を待ちわびる
ひとつ変わった点があるとするなら机に張った紙に追記したことだろう
『あと7日』


男「短い期間だったが、結構面白かったな......」


早すぎるノスタルジーに浸っていると>>275に声をかけられる
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 19:22:39.63 ID:+zkStIzDO
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 19:27:49.77 ID:r/bBc5Ru0
生徒会長
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 19:27:55.54 ID:cJSFDmm4O
奇術部部長
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/22(木) 19:38:39.25 ID:j+XPRiPK0
生徒会長「おや、男くんじゃないか。ごきげんよう」

男「会長ですか」

生徒会長「君はこういうのが趣味なのかい?」

男「そうですよ。なにかご用ですか?請け負いますが」

生徒会長「>>279
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 19:40:01.40 ID:1wUCH21z0
生徒会の手伝いをちょっと頼めるかな?
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 19:55:52.02 ID:fHt81o4Y0
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/22(木) 20:02:23.01 ID:j+XPRiPK0
生徒会長「生徒会の手伝いをちょっと頼めるかな?」

男「いいですよ」

生徒会長「話が早いね」

男「じゃなきゃここで待機してないですよ」

生徒会長「それもそうか。じゃあついてきてくれ」


会長に促され、生徒会室まで移動する
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