【安価】提督「俺の叢雲」【艦これ】

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179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/12(月) 16:12:40.38 ID:bi+pX+ABo
>>178
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/12(月) 16:30:40.96 ID:6FoGw8P60
提督「どうしてそうしたのかはあえて聞かないけど叢雲にはちゃんと謝っておこうね。それは叢雲が自分で買ったお気に入りらしいから」


え、と驚いた声をあげる。この指輪は提督からの贈り物ではなかった?

あんなに大事そうにしまっていたのにただの指輪だった?提督の表情を見ると嘘は言っていないようだ。なら私はただ私物を壊しただけなの?酒匂は言葉を発することができなった


提督「こっちからもフォローはしておくけど、自分で謝ることが大切だからね」


そう言うと提督は立ち去っていった。酒匂がどういう目的で指輪を壊したのかは最後まで知ることは無くこの場を去ってしまったのだ

下を向く酒匂の表情は誰にも見えない。悲しんでいるのか笑っていたのかは誰も知ることはできなかった
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/12(月) 16:30:57.59 ID:eSfF44ntO
ポッケナイナイしちゃうだけかと思いきや、指輪潰しちゃったのかww
こりゃ大目玉やでぇww
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/12(月) 16:38:08.65 ID:6FoGw8P60
叢雲「あいつから話は聞いてるけどちゃんと説明してもらおうかしら」
 

出撃から帰ってきた叢雲が酒匂に詰め寄る。提督からは酒匂が誤って私物を壊したと聞いていたが、鍵をかけている自室に忍び込まない限りそんなことはできないのだ


叢雲「なにが目的なのかはっきり言いなさい。正直に言えば許してあげないこともないわ」  


叢雲は酒匂の行動は自身への嫌がらせの一種だと思っていた。町へ出れば変な目で見られることも多かったし、傷付く言葉も何度も言われてきた

そういう時叢雲は本当ならやってはいけないが暴力で解決したこともある。叢雲の加虐性はそうやって高まってしまった部分もある


叢雲「どうしたのよ早く何か言いなさい。いつまでも黙ってるならサンドバッグになるだけよ」 


叢雲の眼が紅く光る。彼女は怒る寸前まできている


下2次の展開
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/12(月) 16:45:30.65 ID:eSfF44ntO
恐る恐るなだめようとする吹雪型の面々。しかしうまくいかない。見かねた提督が程よく酒匂をフォロー。はたして叢雲の反応は...
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/12(月) 17:02:43.05 ID:XbXRxH1Jo
罪悪感からゲロってしまう酒匂
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/12(月) 17:15:37.54 ID:sb+M1Q28O
酒匂「ごめんなさい‥全て白状します」


酒匂は全てを打ち明けた。叢雲の部屋に忍び込み指輪を見つけたこと。提督から贈られたであろうその指輪を故意で破壊したことも全て話した


その話を聞いて叢雲は何も答えない。返事も返ってこない中酒匂の話は続く

提督と叢雲のホテルでの一見はプロポーズであったことは想像できる。その指輪を叢雲が受け取っていたのでどういう返事をしたのかもわかると

私はそれに納得ができなかった。自分の方が司令を愛しているし相応しいと思うとまで言い切った

それがどういうことを意味しているのかは言葉にしなくても理解はできる。叢雲と結婚するということはその面倒を生涯みる羽目になるのだ

司令には苦労をさせたくない、私が支えるんだ!酒匂は叢雲に向かい叫ぶ
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/12(月) 17:18:59.60 ID:sb+M1Q28O
酒匂「叢雲と司令を繋ぐものはもう無いの。ほらこれ!」


酒匂は粉々になった指輪を見せる。それは提督から贈られたものではなかったが酒匂はその事実を知らない


酒匂「これで勝ったと思わないで司令は私のもの!」


ぴゅうううっと鳴き声のような威嚇のような声を出す。そんな酒匂に向かって叢雲は口を開いた


下2叢雲のセリフ
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/12(月) 17:49:27.70 ID:XbXRxH1Jo
ksk
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/12(月) 18:28:09.84 ID:CSNpcrIhO
「はあ?あいつから指輪なんて貰ったことないけど?」
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/12(月) 19:23:35.97 ID:6FoGw8P60
叢雲「はあ?あいつから指輪なんて貰ったことないけど?」


酒匂「ぴゃあああ?!」


叢雲「あんたも誤解してるうちの一人ってわけね。ちょうどいいから説明しておくわ」


青葉、どうせ聞いてるんでしょ!と叢雲が大声を出すと物陰から恐縮です〜と青葉が姿を現す

同じ説明を何度も繰り返すのが鬱陶しいので青葉に記事を書かせるつもりでいた。スクープの香りをかぎ分ける青葉ならこの場にいるはずだと推理はできたので呼びつけたのだ


青葉「ここからは対談インタビューという形にさせてもらいますね!」


叢雲「その代わり今の会話の録音データを渡しさない」


青葉「インタビューさせてもらえるのならそれに越したことはありませんからね!」


青葉は素直に酒匂との会話の録音データを渡した
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/12(月) 19:51:01.62 ID:6FoGw8P60
叢雲「あれはただの休暇だったのよ。いくらアンタでも理解できたわね?」    


酒匂「ぴゃあん‥」 


叢雲の説明は分かりやすく誰にでも理解できる内容だった。これを誤解することは不可能だろう


青葉「つまり酒匂さんの勘違いで叢雲さんの私物を壊したということですね!」


叢雲「大事にしまってあったのはブランド物だからよ。艦娘になる前に記念に買ったの」  


酒匂「弁償して返します‥‥」


叢雲「当たり前でしょ早く返しなさい」


酒匂が指輪を壊した件は弁償することで解決しそうだ


下2次の展開
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/12(月) 19:53:12.95 ID:XbXRxH1Jo
酒匂の盛大な告白はどうしよっか
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/12(月) 19:56:34.41 ID:gaDOXHruO
うえ
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/12(月) 20:23:22.52 ID:6FoGw8P60
青葉「あのぉところで酒匂さんの告白はどうしましょうか、記事にしても大丈夫ですか?」   


叢雲「どうせなら晒し者にしてやりましょう」


酒匂「ぴゃあん?!」


言い訳しようにも青葉の録音データは叢雲が持っている。否定すればするほど墓穴を掘ってしまうのだ


叢雲「あんなハゲのどこがいいのよ。これを機に普通の人間でも好きになりなさい」


酒匂「司令より素敵な人なんていないもん!」


酒匂が言い訳をすればするほど青葉の記事が厚くなる。自分でネタを提供しているとは知らずに酒匂は墓穴を掘り続ける
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/12(月) 20:36:36.23 ID:6FoGw8P60
叢雲「しょうがないわね、酒匂手を出しなさい」    


酒匂「ぴゃ?」


叢雲「アンタと握手してる所の写真を青葉に撮らせるのよ。わかってるわね青葉」


青葉「青葉にお任せ下さい!」


酒匂とは和解したという記事を書かせる為に握手をしている場面を写真に撮らせる。しかし叢雲が出した手は右手ではなく義手艤装の左手であった


パシャパシャと青葉のカメラが音をたてる。はじめはぎこちない笑顔を浮かべていた酒匂だがその顔は時間が経つに連れて歪んでくる


酒匂「叢雲、ちゃ‥‥ん!!」 


叢雲「人のものを壊しておいて罰がないのはどうかと思わない?」


ギシッ、ペキペキと嫌な音が響く。酒匂は手を離そうにも叢雲は離そうとしない


叢雲「これに懲りたら二度とこんなことはしないことね。次は首をへし折るから」   


言葉にならない悲鳴をあげる酒匂。叢雲は酒匂の左手が変色してもその手を離すことはなかった


下2次の展開
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/12(月) 22:23:20.33 ID:/SEUDgtOO
酒匂の左手は骨なんか元々無かったかのように粉々になり潰れていた
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/12(月) 22:26:38.27 ID:UN9cnJYeO
悲鳴を上げて手を見たが実は何ともなかった
叢曇「残念だったわね、トリックよ。本当に次はないからね」
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/12(月) 23:00:24.51 ID:6FoGw8P60
あああぁっ!という悲鳴をあげ酒匂は倒れ込む。手の感覚は無くなっており直感で潰されたと思い恐る恐る自身の左手を見る


酒匂「え、ある?」


叢雲「冗談よ感覚が無くなったのはただのトリック」


ついでに音もそうよと叢雲は青葉を指差す。そちらを向くと青葉が再生機のようなものを持って微笑んでいた


青葉「叢雲さんお役に立てましたか?」


叢雲「十分やってくれたわ。酒匂、次はないわよ」


酒匂を睨につけると青葉と共に立ち去る。残された酒匂はその場にへたり込むことしかできなかった
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/12(月) 23:23:54.89 ID:6FoGw8P60
青葉「記事は青葉にお任せ下さい!」


叢雲「私が細かく説明しなくていいような見やすい記事にしなさいよ」

恐縮です!と返事変わりに言ったあと青葉は自室に戻っていく。さっそく記事を書くのだろう


叢雲「顔がいいのは認めるけどあいつはハゲよ。魅力なんてどこにあるのかしら」


叢雲は愚痴りながら執務室に向かう。秘書艦としての仕事が待っているのだ


下2次の展開
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/12(月) 23:33:26.32 ID:bi+pX+ABo
酒匂の報告と反省を聞く提督LOVE艦会
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/12(月) 23:33:41.11 ID:P8jKZX0P0
提督の欧州出張が決まる
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/12(月) 23:34:06.96 ID:HjxeLWce0
工廠大爆発
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/12(月) 23:44:05.76 ID:6FoGw8P60
叢雲「出張なんて珍しいわね」


叢雲が手に取った指令書には提督が出張する旨の内容が書いてある


提督「パスポートも取ってこないといけないね。暫く忙しくなるかあ」


叢雲「パスポート?」


提督が変な事を言うので資料をもう一度確認してみると、出先は欧州となっていた


叢雲「あ、アンタねえ!」


提督「大丈夫だよお土産は買ってくるから」


違うでしょ!!と叢雲の絶叫が執務室に響いた
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/12(月) 23:50:43.21 ID:6FoGw8P60
叢雲「欧州なんかに出張って飛ばされる寸前じゃないのよ!」


提督「そうなの?!」


叢雲「そうだからアンタに言ってんでしょ!」


鎮守府は日本各地にあるが海外となるとその数は少ない。日本から海外の鎮守府へと赴任ということは左遷や降格を意味するのだ


叢雲「何をやらかしたのよ正直に言いなさい!」


提督「やらかすどころかむしろ褒められたでしょ。報酬金も貰ったよね?」


叢雲「じゃあなんでこんな事になってるのよ!」


叢雲の叫び声は暫くの間鎮守府内に響き渡っていた


下2次の展開
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 00:16:47.84 ID:awuK9yfho
ksk
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 00:17:06.08 ID:hE51HpXoO
ぴゃああああ!叢雲さんと一緒についていくことになっちゃった
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/13(火) 00:27:04.09 ID:yFACI0Es0
酒匂「ぴゃああああああ?!」


鎮守府内に貼られている命令書を読んだ酒匂は叫ぶ。そこには自分の名前が書いてあるのだがその内容に驚いたのだ


酒匂「なんであたしが司令と叢雲ちゃんと出張なの!」


叢雲とはあんな事があったばかりなのになぜ自分が選ばれたのか。その理由が分からず酒匂は叫ぶことしかできない


酒匂「なんで、なんで!ぴゃあああああん!」


叢雲「こんな所で叫ばれるとうるさいんだけど」 


酒匂「うびゃああああ〜〜!!」


この日一番の悲鳴が廊下に響いた
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 00:35:04.69 ID:yFACI0Es0
叢雲「アンタは人付き合いもいいし成績も悪くない。秘書艦の他に軽巡洋艦が必要な出張なら司令官が選んでも当然なのよ」


酒匂「はい‥」 


正座をしながら返事をする酒匂。提督の出張には軽巡が必要だったのだがこの鎮守府の軽巡洋艦は少々癖のある艦娘が多い

そんな中提督から見てみれば酒匂は信用できる艦娘なのだ。彼女が提督に思いを寄せ暴走することは全く知らない。だから出張の艦娘に選んでしまったのだ


叢雲「アイツはこの出張を機にアンタと私を仲直りさせようとしてるのよ。そっちが本命の理由かもしれないわね」


酒匂「ぴゃあ‥」 


叢雲「一度言ったから分かると思うけど変なことしたらどうなるか分かるわね?」


酒匂の喉を左手で掴む。酒匂は半泣きになりながら頷いた
 

下2次の展開
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 01:06:55.88 ID:e91D8q13o
出張の準備をする酒匂と阿賀野型の会話
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 01:07:18.87 ID:ruLCTZkcO
案内役のポーラを連れて提督達は旅立った
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/13(火) 01:18:13.18 ID:yFACI0Es0
ポーラ「どうもこんにちわ〜〜私が案内させてもらいますね〜」


出張先からやってきた巡洋艦のポーラが先導してくれるという。確かに艦娘が護衛してくれるなら飛行機で行くよりは早く着きそうだ


叢雲「海域の安全は保証されてるんでしょうね」


ポーラ「えへへ〜〜大丈夫ですよ〜」


酒匂「本当に大丈夫かな?なんかお酒臭い気がするけど」 


叢雲「いざとなったら司令官を連れて逃げるわよ。アイツが乗ってる高速艇から離れないで」


息がお酒臭くなるほど飲んでしまっている艦娘に先導されながら提督達は欧州へ旅立って行った


下2次の展開


今日はここまで。改善点とかこうしたら面白いだとかあれば教えて
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 01:40:40.18 ID:awuK9yfho

ポーラは薄毛をどう思うかなんて話
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 01:41:27.73 ID:xEnAxqkpo
欧州に到着したそこで待っていたのはハゲ紳士達だった
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 08:34:14.57 ID:zgdj22bwO
うわあこれは一毛の隙もない紳士たちによる
けが無く今後も頑張るための会合ですねえ
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/13(火) 10:40:44.76 ID:RDTUsr7lO
欧州に着いた叢雲達は熱烈な歓迎を受け、目的地に着くなり提督は男達に囲まれてしまう

そしてその男達の頭は‥‥ハゲていた


叢雲「なんで出会う奴らがことごとくハゲてるのよ!」  


酒匂「ハゲはハゲを呼ぶ?」


叢雲「ハゲはあいつだけで十分なのよ‥」
 

頭の寂しい男達に囲まれた提督を見て今回の出張の目的を悟る。きっとまた頭皮に関することなのだろう

左遷や降格が原因の出張でないと分かり安心するが、それよりハゲに関わってしまうことが新たな悩みの種となるのだった
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/13(火) 10:47:55.05 ID:RDTUsr7lO
酒匂「ところで司令ってこっちの言葉話せたの?」   


ハゲに囲まれている提督だが男達の言葉は現地のものである。通訳を連れてきた覚えがないので会話も一苦労のはずだ


叢雲「アイツはトリリンガルよ」


酒匂「鳥?」


叢雲「三か国語を話せるって意味」 


叢雲はそう言った後ハッとし、酒匂は感心する。提督業をやるには外国語は必須なのだが提督はそれ以上の言語能力がある

今回の出張もそのことが頭にあれば左遷や降格だなど騒ぐ必要は無かったのだ


叢雲「冷静になるべきだったのね‥」


酒匂には聞こえないように独り言を呟いた


下2次の展開
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 10:53:49.51 ID:e91D8q13o
ありのままを晒す提督に尊敬の眼差しが集まる
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 11:31:52.19 ID:Sjb/SR7bO
世界毛根活性化機構の初代議事長に提督が選ばれる
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 13:11:03.14 ID:RDTUsr7lO
叢雲「またハゲが来たわね」 


提督の周りにはまた頭が寂しい男が集まってきた。だが先ほどまでの男達とは違いどこか雰囲気を感じる


ポーラ「提督さんは〜〜世界毛根活性化機構の〜初代議事長に選ばれたんですよ〜〜」 


何よその団体はと叢雲は愚痴を言い酒匂はハゲ達を眺める。提督が名誉な事に選ばれたのは分かるがハゲに囲まれる司令はちょっと嬉しくない。酒匂の顔に笑顔は無かった


ポーラ「提督さんはさておき〜貴女達にはして欲しいことがあるんです〜〜」


ポーラは二人をある場所まで案内する。そこは鎮守府ではなく演習場であった
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/13(火) 13:18:37.55 ID:RDTUsr7lO
ポーラ「ここに鎮守府は無いんです〜〜艦娘がそもそも少ないですから〜」
 

鎮守府は無いが設備は揃っているらしく演習に不安は無いと話す。しかし叢雲は気になることがあるようだ


叢雲「鎮守府が無いってことは提督も居ないのね」


ポーラ「その通りです〜〜ポーラ達の所属は海軍ですよ〜」


欧州には深海棲艦が少ない。地形の問題もあり大群が攻めてくるという状況が起こりえないのだ


ポーラ「今回軽巡洋艦をお呼びしたのは〜〜ポーラ達の仲間に軽巡が居ないからなんです〜」


叢雲「つまり酒匂と手合わせしたいってことね」


ポーラ「はい〜〜お願いできますか〜?」


酒匂「ぴゃあん!」


酒匂もやる気のようで演習の準備を始める。ポーラからは相変わらず酒の匂いがするがどこまでやれるのだろうか


下2次の展開
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 13:22:12.89 ID:VEpVTcGwO
ふらふらと千鳥足?状態な筈なのに当てられず しかもあちらからも当たる気配のない砲撃戦にだんだんイライラしていく酒匂
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 13:50:59.22 ID:3YJ3DQZNO
砲撃戦でお互い中距離で撃ち合うも当たらず
近距離に入った途端何故か酔拳とぴゃーぴゃー言いながらの
蟷螂拳との格闘技が始まる
やたら見た目は栄える
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 14:08:17.04 ID:RDTUsr7lO
演習の様子は叢雲が記録係として動画を撮っていたのだが、一向に展開が進まない

互いに得意な距離である中距離で撃ち合っているのだがどちらも当たる気配が無いのだ。酒匂のレベルは高いはずなのだがポーラの不規則な動きに対応できていない

ポーラは避けながら砲撃を行うが酒匂を捉えられない。夾叉で追い詰めたと思ったら加速と減速を繰り返し逃れている


叢雲「義手艤装を使わないなら私より酒匂の方が上なのよ。そう簡単には当たらないでしょうね」


ポーラはただの酔っぱらいだと思っていたがそうでは無さそうだ。回避はともかく砲撃は一級品といえる


叢雲「出撃機会は多くないはずなのによく動けてるわね。日頃から訓練できているのね」


ポーラの動きを見て叢雲の評価は上がっていく
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/13(火) 14:15:10.36 ID:RDTUsr7lO
叢雲「はああぁ‥」
 

動画を撮っているというのに深いため息をつく。その理由は砲撃戦が行われているはずの演習場の光景にあった


酒匂「ぴゃあ!ぴゃあああああッ!!」


ポーラ「ちょええ〜〜い!」


主砲と魚雷を打ち切るも互いに直撃がなく演習は引き分けに終わるかと思っていた矢先、演習場で殴り会いが始まったのだ

燃料がまだ残っているから戦うということなのだろうが、なぜ海上でやっているのか叢雲には理解できない


叢雲「殴り会うなら陸でやりなさいよ‥」


酒匂の蟷螂拳とポーラの酔拳。それなりにいい勝負になっているのがまた叢雲にため息をつかせる 


下2次の展開
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 14:31:00.31 ID:NQyUnA/So
ポーラ「ごくごくごくごく……っプァ〜演習後のワインはオイシイ!」
酒匂「ですねぇー!」
叢雲「こいつ等……はぁ……」
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 14:35:10.65 ID:hE51HpXoO
>>224
の最後を
叢雲「こいつ等……はぁ……まあいいわ、ごくごく」
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 15:27:58.61 ID:RDTUsr7lO
ポーラ「ごくごくごくごく……っプァ〜演習後のワインはオイシイですね〜〜!」  


酒匂「ですねぇー!」


演習もとい海上での格闘技も終わりポーラと酒匂はワインを飲み交わしていた


叢雲「こいつ等……はぁ……まあ、いいわごくごくごく」


目の前で飲まれていて自分だけ我慢する必要も無い状況。もちろん叢雲も飲んでいた


ポーラ「本番のワインはどうですか〜〜?」


叢雲「こっちで買うよりフルーティーね。ジュースを飲んでるみたいだわ」


酒匂「うえへへへー♪」


ジュースのように飲みやすいということは酔いを自覚する前に次々飲んでしまうことになる。酒匂はあっという間に酔ってしまっていた
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/13(火) 15:32:55.84 ID:RDTUsr7lO
ポーラ「もう酔っぱらいましたか〜この勝負ポーラの勝ちですね〜〜」
  

叢雲「アンタまさか‥」   


先ほどの演習では決着が着かなかった。燃料が切れて引き分けという結果になったのだ


ポーラ「ポーラはこう見えて負けず嫌いなんです〜」


叢雲「誰だって負けるのは嫌に決まってるじゃない」


ポーラ「叢雲さ〜ん、ひと勝負しませんか?」


ポーラは笑みを浮かべながらワイングラスを傾ける


叢雲「そっちはもう酔ってるみたいだけどハンデのつもり?」


ポーラ「こんなの酔ってるうちに入りませ〜〜ん」


いいわ、やってやろうじゃないの。そう言いながら叢雲はグラスに一気にワインを注ぐ。叢雲とポーラの勝負が始まった


下2対決の結果とか
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 15:49:31.94 ID:3YJ3DQZNO
いつの間にか提督への悪口(と見せかけたノロケ)合戦が始まっていた
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 16:13:12.50 ID:uTMF/meko
酔っ払ってると流石にポーラに分があって惜しくも負ける
でも演習が終わったらノーサイドで>>228
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 16:58:27.06 ID:RDTUsr7lO
ポーラ「ポーラの周りにはいい人が居ないんです〜」


叢雲「そっちは海軍所属でしょ男なんて選りすぐりじゃないのよ」


ポーラ「オジサンしか居ないんですよ〜〜!」


確かにそうねと叢雲は相槌を打つ。二人はワインの飲み比べの肴として上司への不満を言い合っていた


叢雲「こっちは提督がハゲてるのよ。しかも顔が良いから見栄えが悪くて仕方ないわ」


ポーラ「確かに残念ですねえ〜」


欧州の艦娘から見ても提督は微妙なのには変わらないそうだ


ポーラ「いっそのこと剃っちゃえばモテると思いますよ〜〜」


叢雲「そうなの?」


日本ではハゲが多くの女性から人気があるなど聞いたことはない。欧州ではそうではないというのだろうか
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/13(火) 17:08:14.50 ID:RDTUsr7lO
ポーラ「若くして頭がツルツルだと精力的だって証なんです〜もちろん髪の毛が普通でもモテますけど、ハゲも人気なんですよ〜〜」


性行為にどこか後ろ向きな日本とは違いこっちではそれすらもオープンのようだ。確かに女としてそれは重要な要素である


ポーラ「叢雲さ〜んそっちの提督はどうなんですか〜〜?」


叢雲は提督と親密な関係だと言った覚えがなく適当に誤魔化そうとしたが少し考える。日本から欧州への出張で親密でない艦娘を秘書艦として連れて来るだろうか?酒匂は指定された艦種の為そうとは言い切れないが、叢雲は提督の意思で連れて来ているのだ

言い訳をするだけ無駄だと悟った叢雲はポーラへの質問に答える。その答えは彼女の想像よりも上で大いに彼女は喜んだ


話が進むと酒も進む。ポーラはソフトドリンクのようにワインを飲み干していった
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/13(火) 17:14:10.47 ID:RDTUsr7lO
ポーラ「うにゃあん‥」


既に酔っていた分叢雲が有利だったようで勝負は叢雲の勝ちのようだった


叢雲「勝ったは、いいけど、私も、飲み過ぎたわね」 


ふらつきながら酒匂を抱え移動する。酒匂はとっくに潰れてしまいイビキをかいて熟睡している


叢雲「アイツは、まだ、帰ってないの、かしら」  


危ない足取りで叢雲は宿泊施設に向かう


下2次の展開
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 17:14:33.87 ID:VvtLm2VuO
kskst
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 17:20:25.24 ID:V64l7q8XO
ふらつく叢雲とつぶれた酒匂を提督が迎え入れてくれる
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 17:32:54.04 ID:e91D8q13o
>>234
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 17:47:54.19 ID:RDTUsr7lO
提督「酒匂はこっちに任せて。叢雲も一人で歩くのが精一杯でしょ」


なんとか宿泊施設にたどり着くと既に提督は帰っていたようで叢雲達を出迎えた


叢雲「もう、仕事、終わったの」
 

提督「続きはまた明日だよ。今日は彼女と楽しんでくれだなんて言われちゃった。そんな関係じゃないのにね」


水を持ってくるから待っててと提督はキッチンに走る。叢雲は酔っている影響で義足にはめている靴を外せないでいた


叢雲「んう、取れ、ない」


手がうまく動かず靴を外せない叢雲は玄関から動くことができない
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/13(火) 17:54:59.63 ID:RDTUsr7lO
提督「酒匂はベッドに寝かせておいたしあとは叢雲かな。寝ちゃう前に着替えさせないと」  


叢雲「ひれい、かん」  


提督「義足はどうしたの叢雲?!」  


名前を呼ばれ振り向くとそこには義足を外した叢雲が居た。どうしても靴が外れなかったので義足の方を外して部屋まで入ってきたのだ


提督「這って移動するとアザだらけになっちゃうでしょ。お風呂入れてあげるから少し待ってて」


叢雲「みじゅ」


提督「はいはい」


コップは落とさないでと叢雲を支えながら水を飲ませる提督。既に叢雲の意識は半分以上無くなっていた


下2次の展開
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 18:36:59.02 ID:bMGpuQNKo
kskst
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 18:43:35.91 ID:awuK9yfho
朝起きたら川の字になっててぴゃあ
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 19:29:35.44 ID:yFACI0Es0
酒匂「ぴゃああ‥」


落ち着け。酒匂はまず自分にそう言い聞かせる。昨日ポーラと演習後ワインを飲んでからの記憶がない。ぼんやりと誰かが宿泊地へ運んでくれたような気がするだけで他は何も覚えていない  

酒匂が目を覚ますとそこはベッドの上であった。一人で寝ていれば何の問題もないのだが、隣には提督と叢雲が寝ていたのである

まずい、これは非常事態だなんとかしなければと酒匂の頭はフル回転する


まずはここが誰の部屋か確認する必要がある。ベッドの大きさからしてここは叢雲の部屋であることが分かる

この宿泊施設は一軒家のような構造で、一つの部屋の中に個人の寝室がある。叢雲のベッドも本来なら普通の一人用だったのだが、介抱のことを考えて特別にキングサイズのベッドを入れてもらったのだ

このベッドには三人が川の字になって寝ている。こんなことができるのは叢雲の部屋だけなのだ
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/13(火) 19:36:00.60 ID:yFACI0Es0
状況がのみ込めてきたところで次は衣服の確認をする。自分は服を着ているようだが最後に着ていた制服では無かった

自分で着替えた記憶はない、誰かに着せてもらったとしか考えられない。酒匂の顔に冷や汗が浮かぶ


本当に提督との間に行為があったのなら自分の体を調べれば分かるはずだ。しかしそれを行うのはここではない

酒匂は叢雲と提督を起こさないよう静かにベッドから出る。こんな所を叢雲に見つかれば命の保証はないのだ


地雷源でも歩くかのように物音一つ立てず叢雲の部屋を立ち去る酒匂。その姿はまるで肉食獣の巣から逃げ出そうとする小動物のようであった


下2次の展開
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 19:44:16.94 ID:zr+vp3bzo
次に起きたのは提督
酒匂がいなくなってるので探しに
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 19:44:18.44 ID:V64l7q8XO
脱衣所には酒匂の服!!(酒がこぼれてるので洗濯するため)
首元にはキスマーク!?(ただの虫刺され)

ぴゃあん…ぴゃあん…
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 20:33:39.27 ID:yFACI0Es0
酒匂「ぴゃあん‥ぴゃあん‥」


酒匂は追い込まれていた。脱衣所を確認すれば自分の服があり、首元にはキスマークまであったのだ

服を汚した覚えは無かったが脱衣所に入っていた自分の服は汚れて乱れていた。それだけならまだ他に理由は考えられるのだがこのキスマークはアウトだ


酒匂「これって司令としちゃったってことだよね。ぴゅうん」


覚えていないが憧れの司令と一つになれた。そのことは嬉しいのだが問題は叢雲なのだ


酒匂「どうしよう叢雲ちゃんが起きたら殺されるんじゃないかな」


叢雲には左手を潰されかけたことがある。あれは警告だと言ったのだ、酒匂に次は残されていない
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/13(火) 20:39:05.84 ID:yFACI0Es0
酒匂「もうすぐ叢雲ちゃん達起きちゃうよどうしよう」


酒匂は焦るがもうどうしようもない。ベッドから逃げ出すことはできたのでしらを切ればなんとかなる可溶性は残されている


酒匂「それでいこう。あたしはずっとここで寝てた!」


半ばヤケクソになりながら酒匂は自分のベッドにダイブする。起床時間まではあと少しあるので仮眠をすることは可能だ


酒匂「これは夢、夢なんだ」


現実逃避をしながら酒匂は目を瞑る。そうすることしか彼女には道が残っていないのだ


下2次の展開
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 20:46:09.71 ID:uTMF/meko
叢雲が
アンタ昨日は(ぐでぐでに酔っ払って)凄かったわね
提督も(介抱して)流石に疲れたって言ってたわよ
ちゃんと言う事(お礼)は言っときなさいよ
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 20:51:01.39 ID:1mElBD4XO
ものすごく気まずそうに接してくる提督
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 21:09:22.28 ID:yFACI0Es0
起床時間になってしまったので酒匂は恐る恐る部屋を出る。提督と叢雲は既に起きていたようでリビングに入ってきた酒匂と目が合った


酒匂「おはよ‥こざいます」   


提督「ああうん、酒匂おはよう」


酒匂は全てを悟る。このぎこちない提督の態度が全てを語っていたのだ。やはり自分は司令と一線を越えたのだ、叢雲がいるのに越えてしまったのだ!

ハッとして叢雲を見る。確率はゼロに近いが叢雲の同意があったのならまだ許されるかもしれない。そう思い彼女と目を合わせるが叢雲の表情は怒りに満ちていた


叢雲「アンタねぇ‥」   


酒匂「ぴゃあああああああぁ〜〜!!」 


命の危険を感じた酒匂は宿泊施設から飛び出した。彼女には逃げることしかできないのだ
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/13(火) 21:15:30.24 ID:yFACI0Es0
叢雲「あの様子じゃ全部覚えてるわね。人にゲロかけといて逃げるなんていい度胸してるわ」  


提督「また吐くかもしれなかったから一緒に寝かせたけど、途中で起きて部屋に帰ってたみたいだね」


酒匂は勝手に勘違いしてしまったが、真相はただ酒匂が吐いただけなのである

制服が乱れていたのは慌てて脱がせたからで、キスマークだと思ったのはただの虫さされなのだ


叢雲「帰ってきたらみっちり叱る必要があるわね」  


提督「普段なら止めるけど今回は彼女を庇えないかな‥」


酒匂の勘違いは暫く続いてしまいそうだ


下2次の展開
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 21:23:41.71 ID:e91D8q13o
ポーラに見つかった酒匂、どうしたらいいだろうかと相談
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 21:23:48.97 ID:M5JnvVk50
リットリオから提督にデートのお誘いがくる
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 21:56:08.50 ID:yFACI0Es0
リットリオ「おはようございますゆっくりできましたか?」


提督「おかげさまでね。いい部屋を用意してくれてありがとうございます」


朝食を済ませた提督達の元を訪れたのはリットリオだった。彼女は今日の会議は午後からに変更になったという説明をしに来たのだった


提督「つまり午前中は自由ってことになるのか」


叢雲「なら寝てましょうよまだ酒匂も帰ってきてないし丁度いいわ」  


叢雲は午後までゆっくりしようと提案し提督はそれに賛同しようとする。しかし提督の言葉を遮るようにリットリオが口を挟む


リットリオ「提督さんデートをしてくれませんか?」  


提督「デート?」


リットリオ「貴方には結婚相手やパートナーが居ないと聞いています。この町を案内しながら色んな話をしてみたいんです」


突然のデートの誘いに提督は少し考えたあと答える 


下2次の展開
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 21:59:52.81 ID:e91D8q13o
当然とばかりに(護衛とか適当に理由つけて)付いてくる叢雲
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 22:00:58.17 ID:V1myWhgsO
レディの誘いを断るのは紳士にあるまじきこと
喜んでお受けいたします。
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 22:23:02.55 ID:yFACI0Es0
提督はリットリオの方を見たあとに叢雲を見ると特に反応はしていないように見えた。それならば問題ないだろうとリットリオに返事を返す
 

提督「レディの誘いを断るのは紳士にあるまじきことです、喜んでお受けいたします」


リットリオ「嬉しいです早速行きましょう!」


ぐいぐいと提督を引っ張りデートに連れ出すリットリオ。そんな提督には特に言葉をかけず叢雲は無言で見送った


叢雲「あんなハゲの何がいいのかしら」


一つ嘆いたあと叢雲は玄関に移動する。帰ってくるであろう酒匂を手厚く迎える為だ


叢雲「ツイてなかったと思って諦めるのね」


憂さ晴らしの対象に選ばれたとは知らず、酒匂の不幸は続く
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/13(火) 22:27:59.64 ID:yFACI0Es0
リットリオ「ここの景色は凄いでしょう?」


提督「確かにこれは凄いですね」
 

二人は町のとあるカフェに来ていた。リットリオに様々な場所を引っ張られながら案内され、休憩としてこのカフェに立ち寄ったのだ


リットリオ「ここからはこの町の全てが見えるんです。あそこが私達が訓練してる所。あっちが演習場です」   


提督「本当によく見えるね」  


子どものようにはしゃぎながらリットリオは指を指しながら説明する。この町が好きなのだということは表情からもよく伝わってくる


リットリオ「この町を知ってもらえましたか?」  


提督「キミのお陰でとてもよく分かったよ。ありがとうリットリオ」


はい!と眩しい笑顔で返すリットリオ。彼女の笑みはこの景色にも負けないほど美しい


下2次の展開
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 22:32:41.01 ID:xnCA0cMLO
町の子供たちが無邪気に
綺麗なお姉さんとハンサムだけどハゲなおじさんを
大声で話題にして挨拶してくれた
違う方向性の笑みを浮かべないよう
プルプル耐え続けるリットリオ
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 22:38:22.07 ID:awuK9yfho
うえ
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 23:10:50.68 ID:yFACI0Es0
カフェで景色を眺めているとどこからか子供の声が聞こえてきた

「お母さーんあのカフェに綺麗なお姉さんがいるよ!」


他の客にも聞こえているようで周りを見渡す人もいる。子供が続けてその綺麗なお姉さんの特徴を大きな声で言うので聞いてみるど、とうやらリットリオのことらしい

周りの客も気付いたのかリットリオをちらりと見ているようだ


提督「綺麗なお姉さんですか。リットリオさんの事をよく分かっていますね」


リットリオ「そんな、やめて下さい提督」


顔を赤くしながら否定するリットリオ。その仕草すら子供の瞳には綺麗と映ることだろう
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/13(火) 23:18:41.88 ID:yFACI0Es0
「でもねーーハンサムだけどハゲなおじさんとデートしてるよ変な趣味だね!」


ブハッ!と誰かが飲み物を吹く音がする。それに続けてクスクスと笑いを堪える音も聞こえ始めた
 

リットリオ「〜〜!!」  


ハゲのおじさんという単語が面白かったのかハゲの隣で下を向き口を押さえるリットリオ

ちらっと提督を見てみるとハゲはいいのだがおじさんと言われたことにショックを受けた提督が変な表情をしていた。それがツボに入ってしまったリットリオは肩を揺らして笑いを堪える


「ハゲハゲハ〜〜ゲ〜〜〜〜♪」   


子供は満足したのか自作の歌を歌いながら走り去る。母親と思われる人物は子供を追いかけるので精一杯のようだ


リットリオ「ーーッ!」


歯が欠けそうになるほど食いしばるリットリオ。絶対に笑ってはいけないのだ


下2次の展開
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 23:28:46.39 ID:O3bzmTLA0
変な空気を取り繕うために
子供は元気で良いねと爽やかに言ってくる提督
ハゲの部分が太陽光で輝いてしまい
デデーン、リットリオ、アウトー
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/13(火) 23:32:12.96 ID:e+5m08I2O
頭を優しく抱きしめてくれる
(提督の顔が胸に!)
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 23:58:32.83 ID:yFACI0Es0
リットリオ「すいません失礼します!」


提督の返事を聞く前にリットリオは提督の頭を抱き締める。このハゲを見なければいい、これさえ視界に入らなければ笑わなくて済むのだ。そう考えたリットリオの苦肉の策であった


提督(なんでこうなったのか分からないけどこれは不味い)


提督の頭は現在リットリオが抱き締めている。そう提督は顔はリットリオの胸と接しているのだ


提督(いい匂いがするし柔らかいし。このままっていうのはよくないぞ)


提督も男なのだ、いくら特別な存在がいるといっても顔を胸に埋めて無反応なわけがない
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/14(水) 00:02:43.34 ID:3yTqw53t0
提督(うーん香水に混じって汗の匂いもしてるかなこれは本格的にまずい)


相手がただの女性なら力任せに振りほどけばいい。しかし艦娘ならそうはいかないのだ
  

提督(変に動いたら頸椎捻られちゃうし我慢するしかないか)


提督も余裕はないのだが耐えるしかない。こんな町中のカフェで主砲が起動しては大惨事だ


提督(早く気付いてくれないかな‥)


提督はただひたすらに耐えていた


下2次の展開
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 00:05:27.80 ID:bp36LK15o
こっそり木の影から覗いてた叢雲さんが木を握力でミシミシいわせていて、恐怖するお仕置き終わった酒匂
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 00:06:46.77 ID:oPBqwYzmO
そう、汗、ハゲ頭は汗ばんできたのでリットリオも頭を離す
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/14(水) 00:24:53.72 ID:3yTqw53t0
リットリオ(あれなんか胸の辺りがじめっとする?)


あっ!!と何かに気付いたリットリオは慌てて提督の頭を解放する。笑いを我慢するために頭を抱き締めていたとは気付いていなかったのだ。無意識だったとはいえかなり恥ずかしい行為をしてしまっていた


リットリオ「ごめんなさい‥」


消え入りそうな声で謝るリットリオ。提督は気にしていないというがあと数分あのままなら警察を呼ばれていたかもしれない


提督「そ、そういえばそろそろ会議の時間ですね」


リットリオ「はいすぐにご案内します!」


気まずさからか素早く席を立ちカフェをあとにしようとするリットリオ。その胸の谷間には提督の頭を経由した汗が付着しているとは誰も思いもしないだろう
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/14(水) 00:33:03.23 ID:3yTqw53t0
リットリオ「こ、ここが今日の会場です!」


提督「ありがとうございます‥」 


リットリオとはギクシャクしながら会場まで移動することになってしまったが、無事に目的地にたどり着くことはできた。あとは今日の会議を終わらせるだけだ


リットリオ「会議の内容は知りませんが提督さんは議長なんですよね。頑張って下さい!」


世界毛根活性化機構の議長なんです、と言ってしまえばリットリオはまた笑ってしまうだろう。そんなことをさせるのは可哀想なので提督は笑顔でリットリオに手を振る


会場に入る前に自分の頭を撫でる。触っているとリットリオの感触がまだ残っているような気がした


提督「リットリオさんの凄かったな‥」


決して何がとは言わない。しかし確かに凄かったのだ


下2次の展開
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 01:35:32.98 ID:kgq5M3uQo
kskst
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 01:36:56.08 ID:nQW/h05LO
議長就任の挨拶でおもわずおっぱい最高と言ってしまう
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/14(水) 10:19:34.22 ID:3yTqw53t0
議会は無事に終わり提督は部屋に帰ろうとしていた。議会中おっぱいが‥リットリオの‥と口に出てしまったのだが、日本語だった為大事になることは無かった

人前で失言をするような人物ではないので、リットリオとの一件はかなり印象的だったといえる


叢雲達は明日ポーラやリットリオ達との公開演習が予定されている。本来なら提督としてその場に参加すべきだが、ポーラ側に指揮官が居ない中こちらだけ存在するのは公平ではないと提督が言い出したのだ。紳士的な対応に欧州側は喜び、明日の演習は艦娘だけで行われることになった


提督「今日は訓練をしてたのかな明日は頑張って欲しいな」


演習は勝負ではないので勝つ必要はない。精一杯やってくれたらそれでいいと思いながら提督は部屋に帰っていく


下2次の展開
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 10:46:57.16 ID:KJSuxD1rO
踏み台になろう
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 10:47:41.09 ID:rVhRyKGOo
提督が帰ってきて叢雲に怒られまくった酒匂はえっちしちゃった(と思いこんでること)を謝る
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 10:50:12.49 ID:pX23/HJuO
相手の艦隊が想定よりも遥かに弱く
体裁をとる為に叢曇が両方の艦隊に
観客にバレないよう逐一指示を出して形にした
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 10:58:32.29 ID:DNPZfYh1O
ID:pX23/HJuO
これ糞改行っていう安価荒らしだからNG推奨
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 11:02:27.28 ID:pX23/HJuO
弁解させてくれ
俺はあれとは別人や
改めて見直すと内容が数場面
すっ飛ばした感じの内容投げててスマンカッタ
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/14(水) 11:03:25.81 ID:W1FkZn2VO
じゃあその無駄な改行やめて
ムズムズする
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/14(水) 11:06:33.71 ID:hV0dtTWXO
提督「ただいま‥‥?」


扉を開けると違和感を感じる。空気はピリついたように乾いており何かあったのだとすぐに理解できる

恐る恐る部屋に入っていくとそこには椅子に座り酒匂を睨み付ける叢雲と、床に正座している酒匂が居た

酒匂の表情は今にも泣き出しそうで小刻みに震えている。一体なにがあったのだろうか


提督「状況を説明してくれないかな?」
 

無言。叢雲は何も答えず酒匂を睨み続けている。暫く待っても返事はなかったので次は酒匂へと話しかける


提督「酒匂‥」


酒匂「ごめんなさい〜〜〜〜!!」


話しかけると同時に酒匂が謝罪する。訳がわかっていない提督はただうろたえるだけであった
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