天海「アイランドモード?なんすかそれ?」小泉「パート2よ」

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168 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/18(日) 07:17:42.01 ID:ubf3M0CL0
ちなみに最原小泉ルートがなくなったわけではないです。




なんとか彼女達の声が聞こえる場所を見つけた。

もし盗み聞きがバレれば幻滅されるだろう。

朝日奈「それで……真昼ちゃんの好きな人って誰なの?」

小泉「……えっと」

どうやらコイバナをしているようだった。

なぜ工場でそんな話をしているのか?、人が寄り付かないところだとか、そういう理由なのか?

いずれにせよ、俺はタイミング良く/悪く、ここに来てしまったようだ。

こうして盗み聞きしてることに罪悪感を感じながらも、聴覚を研ぎ澄ました。

天海(……仕方ないっすよね)

だが彼女の言葉はあまりにも予想外だった。

小泉「……天海」

その瞬間、俺の時間だけが止まった気さえした。

天海(は………)

朝日奈さんや夢野さんはとくに驚いていないようで、それがますます衝撃的だった。

朝日奈「あー、仲良いもんね」

夢野「まぁ、そんなところじゃと思っていた」

どうしたら良いか分からなかった。

赤面した小泉さんの姿が脳裏に過る。

相談をしてきた最原くんの姿も脳裏を過る。

とりとめもない感情と意識の混乱に襲われ、俺はいてもたってもいられなくて、思わず工場の出口のほうへ向かっていた。

小泉「ただ───」

最後に彼女がなにか言いかけた気がしたが、俺にはもう聞こえなかった。

どういうことなのだろうか?

顔を赤くしたのは俺への好意で、最原くんへの赤面は一体──
169 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/18(日) 07:30:04.31 ID:ubf3M0CL0

〜九日目(水)・3の島・中央〜



最原「あ、おはよう小泉さん」

小泉「おはよう最原…今日は随分日差しが強いね」

最原「そうだね…ただなんか夏って気がして、僕は嫌いじゃないかな」

小泉「好きってこと?」

最原「うーん……」

小泉「好きではないんだね……あくまで嫌いじゃない、なんだ?」

最原「そうだね。言葉って難しいな……好きと嫌いじゃないって同義じゃないからさ」

小泉「言いたいことは分かるよ……それで何で私を誘ったの?写真好きってキャラでもないでしょ?」

最原「うーん……なんでって言われても普通に仲良くなりたかった相手がたまたま君だっただけだよ」

小泉「何それ」

最原「だって、小泉さん良い人そうだしさ」

小泉「そうかな?……そう言われて悪い気はしないけど……逆に悪い人っぽい人なんていなくない?」

最原「…王馬くん」

小泉「あっ……」

最原「ははっ、その反応面白いね」

小泉「だって否定できないし…」

最原「ま、実際のところ王馬くんも悪い人ではないよ」
170 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/18(日) 07:37:53.59 ID:ubf3M0CL0
↑8日目(月)に修正
171 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/18(日) 07:42:21.48 ID:ubf3M0CL0

〜映画館〜


最原「映画…面白かったね」

小泉「うん……アクション映画とかあんまり見ないけど案外面白いね」

最原「変な映画がやってる日じゃなくて良かったよ」

小泉「確かに……恋愛映画とか場合によっては友達同士だと気まずいしね」

最原「……すごい分かるかも」

小泉「ねぇ、最原って気になる人とかいる?」

最原「急だね…」

小泉「恋愛映画からの連想でね?」

最原「なるほど……僕は今は居ないかな」

小泉「本当に?」

最原「うん……ていうか僕こういうの言うの恥ずかしいから…いても言わないかな」

小泉「何それズルくない?」

最原「でもこういうのって……先に聞いた方が言うものじゃない?」

小泉「一理あるけど……」

最原「小泉さんはいるの?」

小泉「うーん……ほんと少しだけ気になってるだけ……だよ?」

最原「へぇ、それは興味深いね……誰なの?」

小泉「……天海だよ」

最原「あぁ、天海くんか……それにしてもあっさり言うね。小泉さんこういうのあまり話さない人だと思ってたよ」
172 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/18(日) 07:54:27.32 ID:ubf3M0CL0

小泉「それは……少し聞きたいこと思い浮かんだから」

最原「聞きたいこと?」

小泉「うん、何か天海ってさ……私、いや皆に優しくしてくれるんだけどさ……何だか変な違和感感じるんだよね」

最原「……違和感っていうのは」

小泉「説明し辛いけど……なんか身体は私に向けてくれるけど、目線は向けてない、みたいな……ごめん、なに言ってるか分からないよね」

最原「いや何となく言いたいことは分かったよ……で、彼がそんな感じだから悩んでるみたいな感じ?」

小泉「悩んでる…ってわけじゃないよ?……たださ、私があいつと接してる内にさ、気になるから好きになったら……きっと私には耐えられないんじゃないかって思ったんだ」

最原「なるほどね…」

小泉「パッと浮かんだから、こんなこと話しちゃったけどさ……なんかごめんね」

最原「いや大丈夫だよ……だってそんな相談……相談窓口の天海くんに言うわけにもいかないしね」

小泉「確かにそうだね…」

最原「もし良かったらさ……小泉さん、その不安が完全に悩みに変わったら僕に教えてよ。天海くんみたく慣れてるわけじゃないけど、僕だってクラスメイトの役に立ちたいしさ」

小泉「あ、ありがとう……」
173 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/18(日) 08:06:37.37 ID:ubf3M0CL0

〜自由時間〜



小泉「あ、最原……ちょっと良い?」

最原「いいよ」

小泉「……えっとね」

最原「……もしかして、天海くんのこと?」

小泉「う、うん……」

最原「ゆっくりで大丈夫だから……」

小泉「ありがと……えっと、私さ…ウサミちゃんがくれたチケット、天海に使ったんだ」

最原「うん」

小泉「結構仲良くなれたし、より意識するようになったけど、やっぱりあの感覚が拭えなくて……」

最原「なるほどね…」

小泉「……天海はさ、私のことどうでもいいんじゃないかって、そんな風に考えちゃって」

最原「じゃあさ、こんなのはどうかな?」

小泉「うん…」

最原「僕とさ仲良くするっていう作戦」

小泉「え……」

最原「いや、これはね……僕と小泉さんが仲良くすれば、天海くんも多少は態度が変わるんじゃないかっていう」

小泉「あ、なるほどね……悪くないかも」

最原「じゃあ、決まりだね……僕が少し手をうつよ」
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/18(日) 08:10:07.61 ID:sMj8Jvvv0
なるほど、そういうことか
でもこれは最原が親身になって相談を受けてる内に惚れちゃうパータンですねえ(ニヤニヤ
175 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/18(日) 08:11:04.60 ID:ubf3M0CL0

〜天海のコテージ(夜)〜



天海(………)

天海(……なんか疲れましたね)

天海(他のことをして考えを剃らしましょうか……)


どうしようか?
1、裁縫をする

2、誰かから相談が来る(キャラも。小泉不可、モノクマ、最原不可)

3、寝る

4、モノクマに報告する


下2まででコンマの高いほう
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/18(日) 08:15:29.21 ID:shNburMcO
2ウサミ先生
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/18(日) 08:15:58.21 ID:43AQay4nO
4
178 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/18(日) 08:18:09.15 ID:ubf3M0CL0
さいあんか

1、モノクマ

2、ウサミ先生

下2まででコンマの高いほう
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/18(日) 08:20:09.22 ID:sMj8Jvvv0
なんでかと思ったらコンマ同じかwwwwwwこんなこともあるんやね・・・

とりま1で
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/18(日) 08:26:47.01 ID:UhQ/em3/0
1
181 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/18(日) 08:47:09.55 ID:ubf3M0CL0

〜天海のコテージ〜



天海「モノクマ」

モノクマ「はいはーい」

モノクマは一瞬で出てきた。ウサミ先生もだが、どういう仕組みになってるんだ?

モノクマ「やっと声かけてくれたね!何年待ち望んだことか……」

天海「まぁ、やることあったんで許してくださいっす」

モノクマ「まぁ、文句は言わないよ……相談解決してくれたからね」

天海「結局、くま生活は続けられそうっすか?」

モノクマ「うん、なんとかね……いやぁ、天海くんには頭があがらないよ!」

天海「なら良かったっすね……報酬は結局なんなんすか?」

モノクマ「あー、それね……えっとこれなんだけど」

そう言ってモノクマは液晶パネルを取り出した。

天海「……なんすかそれ?」

モノクマ「これはねぇ管理者用の好感度・希望の欠片測定器なんだ」

天海「なるほど……それで生徒達を把握してるわけっすか。で、それを俺にくれると?」

モノクマ「いやさすがにこれは代えが利かないからあげられないんだけど……」

天海「?」

モノクマ「まぁ、代わりに少し使わしてあげるよ、これが報酬だね!」

天海「なるほど……」

モノクマ「どうかな?」

天海「別に自分に対する好感度なんか見てもどうしようもないと思いますけどね……」

モノクマ「でも、色々機能あるから、そんな天海くんでも気にいる機能あると思うけどなー」

天海「うーん……じゃあ、少し見せてください」

モノクマから液晶パネルを受け取った。
182 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/18(日) 09:03:25.10 ID:ubf3M0CL0

『好感度総和数』
指定した人物に対する他の15人の好感度の総和を閲覧できます。

『希望の欠片総和数』
指定した人物に対する他の15人の好感度の総和を閲覧できます。

『人物への好感度/希望の欠片』
選んだ人物の各人物に対する好感度・希望の欠片を見ることができます。

『好感度ランキング』
本カリキュラム適用人物が獲得した好感度の合計が多い順に並べます。

『希望の欠片ランキング』
本カリキュラム適用人物が獲得した希望の欠片の合計が多い順に並べます。




天海「なるほど……確かに色々あるんすね」

モノクマ「一週間だけ貸してあげるよ。ただ無闇やたらに乱用されても困るから三回の回数制限つけさせてもらうけどね」

天海「分かりました……ありがたく使わさせてもらいますよ」

モノクマ「良かったね天海くん……このパネルを今までで使ったのは君以外に一人しかいないからね」

天海「ひとり……?」

モノクマ「じゃあ、ボクは鮭が待ってるから帰るねー!バイバーイ!」

モノクマはそう言って、すぐに消えた。

神出鬼没というか、自由人というか、モノクマはやはり分からないやつだ。

俺はパネルを目に向けた。しかし、人の好感度が見れるとか普通に凄い品ではある。

良いものかと言われれば微妙だが。
183 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/18(日) 09:05:37.71 ID:ubf3M0CL0
相談を解決した!

『絶望病に絶望したクマ』
相談者:モノクマ
相談内容:絶望病のウイルスの処理をしていたら、誤ってウイルスの入ったタンカーに穴が空いちゃったよ!天海くん、ボクのクマ生命がキミにかかってるんだよ!なんとか彼ら病人が彷徨かないようにしてね!
報酬:???


???→液晶パネル使用権
184 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/18(日) 09:06:11.12 ID:ubf3M0CL0
絶望のペンダントのレシピを手にいれた。
185 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/18(日) 09:09:04.98 ID:ubf3M0CL0

〜天海のコテージ〜



天海(なんか今日すごい長かった気がするっす……)

天海(ライブ、小泉さん、モノクマ……重い一日だったっすね…)

天海(おやすみなさいっす……)
186 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/18(日) 09:11:32.67 ID:ubf3M0CL0
好感度表
<5>
小泉、茶柱、苗木、アンジー、王馬、澪田

<4>
なし

<3.5>
ソニア、山田

<3>
九頭龍

<2>
星、モノクマ

<1.5>
最原

<1>
不二咲、朝比奈 、夢野

<0.5>
なし

<0>
白銀、ウサミ
187 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/18(日) 09:13:47.62 ID:ubf3M0CL0
希望の欠片リスト

小泉5/6

澪田3/6

アンジー6/6 complete!

夢野1/6

茶柱4/6(男子嫌いフィルター45)

ソニア3/6

星2/6

九頭龍2/6

山田2/6

苗木5/6

最原1/6

王馬4/6

不二咲1/6

モノクマ1/6(?)
188 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/18(日) 09:15:03.15 ID:ubf3M0CL0
スキル表

写真家の弟子
写真撮影コンマ判定に+15

有能企画運営委員長
企画関連コンマ判定に+10

中堅演奏家
演奏コンマ判定に+20

裁縫初心者
裁縫コンマ判定に+5

<↓初期スキル>(付け忘れてたため至急追加)

中性顔
女装コンマ判定に+15

料理上手
料理コンマ判定に+15

本好き
本関連コンマ判定に+15


超高校級の???
見知らぬ土地(ジャバウォック島)や非日常的空間でのあらゆる行動に優れる。
コンマ01〜03までクリティカル扱いに
189 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/18(日) 09:15:43.04 ID:ubf3M0CL0
持ち物

・夢野の薔薇
・王馬の帽子

レシピ
・王馬の帽子のレシピ(作成済み)
・洒落たギターケースのレシピ
・希望のペンダントのレシピ
・絶望のペンダントのレシピ
190 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/18(日) 09:16:48.14 ID:ubf3M0CL0
相談リスト(最大3つまで)

『真相は如何程か』
相談者:最原
相談内容:え、えっと唐突なんだけど恋愛相談なんだ。柄じゃないってのは分かってるよ。生徒会で相談窓口の君が協力してくれればこの相談は円満に終わると思うよ
報酬:???
191 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/18(日) 09:17:49.17 ID:ubf3M0CL0
スケジュール帳

17日目(水)
らぶちけ(アンジーさん)

18日目(木)
らぶちけ(星くん)

19日目(金)
最原くんの遊園地付き添い(仮予定)

20日目(土)
らぶちけ(不二咲さん)

21日目(日)
夜、生徒会で企画準備

22日目(月)
夜、モーテル&ネズミー城で企画

23日目(火)
朝、バンド練

24日目(水)
バンド発表会
192 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/18(日) 09:26:28.22 ID:ubf3M0CL0

〜17日目(水)・天海のコテージ〜

 
ウサミ「天海くん、おはようございまちゅ!」

天海「あ、今日はついてるっすね…」

ウサミ「…?」

天海「いやこっちの話っす」

ウサミ「そうでちゅか……では今日もらーぶらーぶチケットの案内をさせていただきまちゅね」

天海「今日は……アンジーさんっすね?」

ウサミ「そうでちゅ!……楽しんでくだちゃいねー!」

ウサミ先生は俺にマジカルステッキを振りかざした。

魔法がかかったかのように意識が掠りとられる。

今日は三の島だろうか?

そう考えてる内に、世界は暗転する。

193 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/18(日) 09:39:33.99 ID:ubf3M0CL0

『好感度について』(更新版)

好感度は6以上にするのには希望の欠片6つの獲得が必要です。

ここから好感度を上げるには

@キャラクターの誘いに付き合う

A特定のアイテムを渡す

B二人きりで過ごしてる時のクリティカル

Cらぶちけ消費

D相談(一日以上かかるもの)による好感度上昇

いずれもクリティカルが出た場合でも1ずつしか上がりません。


『感情について』
感情判定が行われることがあります。好感度と普段の態度によりコンマの割り振りが変わります。

以下が感情判定が行われる場合です。

@らぶちけ中のクリティカル

A好感度6以上中のクリティカル(二人きりの時)

B好感度が6になった時

C特定のアイテムをあげた時

D特定のアイテムを使用した時


また好感度が8になった場合、強制的に大好き(友人もしくは異性として)になる。

逆に感情判定で大好きが出た場合は希望の欠片が最大まで貯まり次第、好感度が8まで上がります。

194 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/18(日) 09:48:24.58 ID:ubf3M0CL0

〜三の島・中央〜



天海「うわっ!」

今日は盛大によろけ、前のめりに倒れた。

どうも慣れない。

天海「いてて……」

アンジー「にゃはは、朝から神ってないね蘭太郎」

天海「そういうアンジーさんは朝から元気ですね……」

アンジー「主は言いました……元気があれば何でもできる、と」

天海「そ、それ絶対主が言った言葉じゃないですよ…」

アンジー「細かいこと気にしちゃダメだよー?」

天海「はい…」

アンジーさんは確か神様が選んだとかで、俺を誘ったって前に言っていた。

アンジーさんの神様に気にいられてるのは良いことなのか。

アンジー「行くよー、蘭太郎」


どこにいこうか?

1、病院

2、ライブハウス

3、電気街

4、モーテル

5、映画館


下2まででコンマの高いほう
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/18(日) 10:06:28.14 ID:sMj8Jvvv0
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/18(日) 11:42:47.38 ID:43AQay4nO
1
197 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/18(日) 12:01:47.04 ID:ubf3M0CL0

〜病院〜


天海「病院ですね……なんか頻繁に来てる気がしますね」

アンジー「アンジーの神様が血が足りないって言ってるけど、病院にも血はないかー」

天海「まぁ、誰もいないですしね」

アンジー「代わりに何しようかなぁ」




すること、台詞、おこること

下2まででコンマの高いほう
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/18(日) 12:37:38.87 ID:43AQay4nO
なぜか病院が停電に
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/18(日) 13:05:38.96 ID:XZaX24IHO
200 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/18(日) 13:28:43.89 ID:ubf3M0CL0

病院内を歩き回るアンジーさんに俺は着いていった。

何を考えているのか分からない彼女の行動を見るのは面白かった。

彼女は103号室の扉を開けた。

アンジー「おー、なんか蘭太郎の匂いがするよ、この部屋」

天海「そ、そんなの分かるもんなんすか?」

アンジー「神様を信じれば何だって分かるよー」

天海「すごいっすね…」

天海(アンジーさんは胡散臭さの中に、本物っぽいところがあるからこわいっすね…)

そんなことを考えていた時、異変が起きた。

天海「わっ!」

目の前が真っ暗になった。どうやら電気がなぜか止まったらしい。窓越しの光は微弱で、回りはろくに見えなかった。

アンジー「にゃは?」

困惑した彼女の声が聞こえる。アンジーさんの姿は見えず、彼女の柔らかな声だけが耳に入った。



どうする?orどうなる?

下2まででコンマの高いほう
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/18(日) 13:40:22.16 ID:43AQay4nO
電気をつけようと歩いてたらつまずいて倒れる
電気がつくとアンジーを押し倒している形に
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/18(日) 13:42:37.49 ID:XZaX24IHO
暗闇はあんまり好きじゃないんだーといつもの調子で天海に抱きつくが手が本当に震えていることに気づく
天海も安心させるために背中をポンポンとした
203 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/18(日) 14:13:54.17 ID:6oWjXrC50

アンジー「暗闇はあんまり好きじゃないんだー」

そう言って彼女は俺に抱きついてきた。

天海「あ、アンジーさん…いきなり抱きつかれたらびっくりし──」

言いかけて気付いた、彼女の手が震えていたことに。

天海(震えてる……)

いつもの調子だから分からなかったが、本当に怖いのだろう。

俺は彼女の背中をさすった。

今この状況だけは彼女が普通の女の子に見えた。

アンジー「蘭太郎はアンジーのこと思ってくれてるね?……アンジー嬉しいよ」

天海「誰でもこうしますよ、きっと……外行けますか?」

アンジー「うん」

俺は彼女の手を取り、光の広がる屋外に出た。

弱々しかったアンジーさんの手に活力が戻る。

外に出ると彼女は元気を取り戻したらしく、また特徴的な笑い方で辺りをうろうろしだした。

天海「調子戻るの早いっすね……」

アンジー「神様の加護を受けてる間はアンジーは無敵だからね」

天海「光が神様なんすか……?」

彼女は聞いてるのか聞いてないのか分からないが、にゃはにゃは言って満足そうだった。



次はどこに行こうか?

1、ライブハウス

2、モーテル

3、電気街

4、映画館

下2まででコンマの高いほう
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/18(日) 14:14:41.69 ID:W8WCm+GD0
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/18(日) 14:18:24.75 ID:UhQ/em3/0
2
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/18(日) 14:19:23.00 ID:UhQ/em3/0
合計144か…意味はない
207 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/18(日) 14:24:38.85 ID:6oWjXrC50

〜モーテル〜


天海「モーテルっすね……日本じゃあんまり馴染みがない場所っすけど、簡単にいえばホテルですね」

アンジー「へー、てことは柔軟体操する場所なんだねー」

天海「柔軟体操……?」

アンジー「知らないの?柔軟体操」

天海「いや知ってますけど……」

天海(会話が噛み合ってない気がする…)



何をする?or台詞or起こること

下2まででコンマの高いほう
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/18(日) 14:25:54.18 ID:43AQay4nO
アンジーの柔軟体操指導スタート
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/18(日) 14:35:46.67 ID:86j9jQlzo
アンジーの故郷とか風習について聞く
210 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/18(日) 15:00:05.94 ID:6oWjXrC50
一旦、更新終わりにします
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/18(日) 15:13:19.44 ID:bjcMOGpXO
乙です
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/18(日) 23:55:21.91 ID:bjcMOGpXO
マジでこのSSが生きる希望なので頑張って下さい
季節柄面倒な事が起こりやすいでしょうが…
213 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/19(月) 05:28:45.54 ID:DRkfYnnv0
>>212 日曜はわりと予定ある日なので難しいかもですね



天海「柔軟体操って……アンジーさんの島の習慣か何かっすか?」

アンジー「うーん?……知らないんだー、柔軟体操教えてあげようか?」

天海「いや、今回はやめときます……」

天海(ろくな内容じゃなさそうなので……)

アンジー「なんだー、残念」

天海「アンジーさんの故郷というか島というか……住んでた場所っていうのはどういうところだったんすか?」

アンジー「どういうところかー」

天海「はい、その島の人達だけの文化とか習慣とかですね」

アンジー「寂しい日は鎌を扉にぶら下げる……とかって独特?」

天海「そ、それはかなり独特だと思いますよ」

アンジー「そっかー、でもアンジーの神様がいいことだって言ってるから、いいことだよー」

天海「アンジーさんの神様ってどうゆう存在なんすか?……偶像崇拝とか禁止だったりは?」

アンジー「禁止じゃないよー、アンジーも調子が良いときは神様の姿を石から掘り出すもん」

天海「へぇ、こんど見てみたいっすね……」

天海(石像は見たら意識を失うのか…?)

アンジー「じゃあ蘭太郎はイケニエになってよ……そしたら何でもしてあげるからねー」

天海「ま、前向きに検討させてもらいますね……」


214 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/19(月) 05:50:31.30 ID:DRkfYnnv0

それからは時折暴走する彼女の相手をしながら、島を歩き回った。

気付けばすっかり時刻は経っていた。

天海「……アンジーさん、疲れないんですか?…俺、わりとくたくたです」

アンジー「およ?アンジーは元気だよー、蘭太郎が疲れてるならアンジーの絵でも見る?疲れが吹っ飛ぶよー」

天海「つ、疲れ以外にも色々吹っ飛びそうっすけど……」

アンジー「ちゃんとお持ち帰りするよ?」

天海「お持ち帰りって……イケニエにされるだけですよね、それ」

アンジー「にゃはは」

彼女は笑った。俺はそれを見て微笑ましいとも思った。

直後ら身体が青い光に包まれる。

どうやら時間が来たようだ。

アンジーさんは俺に顔を向けて、こう尋ねた。

アンジー「ねぇねぇ、蘭太郎……今日はさ、アンジーと一緒で楽しかった?」



天海の反応、下2まででコンマの高いほう
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/19(月) 06:36:56.63 ID:FKTZRRE3O
はいイケニエは勘弁ですけれど
アンジーさんの女の子らしい一面を見て可愛いなと思いました
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/19(月) 06:56:52.94 ID:m9ER6WqqO
217 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/19(月) 07:37:06.63 ID:DRkfYnnv0

天海「はい…それに、イケニエは勘弁ですけど
アンジーさんの女の子らしい一面を見て可愛いなとも思ったすよ」

アンジー「かわいい?……もしかしたら神様への信仰のお陰かもしれないねー。そこに気付く蘭太郎はアンジーと相性良いかもねー?……ずっと一緒にいることになっても退屈しないかもだよ」

天海「神ってますね」

アンジー「お!……そうそう、まさに神ってるだねー」

アンジーさんは嬉しそうにそう言った。

何だか最初の頃より、彼女についての理解が大分深まった気がする。

身体を覆う光の勢いが強まった。

天海「ではアンジーさん、またあとで」

アンジー「ばいばーい」

そうして視界は暗転し、もとのコテージへと身体は戻される。
218 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/19(月) 07:38:52.73 ID:DRkfYnnv0
アンジーさんと大分仲良くなった気がする。

アンジーさんの好感度が一段階上がった。
219 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/19(月) 07:42:22.62 ID:DRkfYnnv0

〜天海のコテージ〜



ウサミ「お疲れさまでちゅ!」

天海「お疲れさまです」

ウサミ「…アンジーさんとらーぶらーぶできまちたか?」

天海「まぁ、って感じっすね」

ウサミ「なら良かったでちゅ……では良い夜を過ごしてくだちゃいね。おやすみなさいでちゅ!」

天海「ウサミ先生、おやすみなさいっす」
220 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/19(月) 07:47:15.96 ID:DRkfYnnv0

アンジーの感情判定

1〜25 気になる相手
26〜65 意識する相手
66〜95 好き
96〜00とゾロ目 大好き

>>223のコンマで
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/19(月) 08:09:13.83 ID:eCWGv1Bp0
それは違うよ
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/19(月) 11:50:29.99 ID:fos9XHUmo
踏むのだ
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/19(月) 12:17:06.97 ID:FKTZRRE3O
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/19(月) 12:26:50.13 ID:pt2sb1X30
大好きだと!?着実にフラグ立ててくなあ・・・
225 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/20(火) 05:30:52.21 ID:fwF2w5Tf0
好感度表
<8>
アンジー

<5>
小泉、茶柱、苗木、王馬、澪田

<4>
なし

<3.5>
ソニア、山田

<3>
九頭龍

<2>
星、モノクマ

<1.5>
最原

<1>
不二咲、朝比奈 、夢野

<0.5>
なし

<0>
白銀、ウサミ
226 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/20(火) 05:31:34.42 ID:fwF2w5Tf0
希望の欠片リスト

小泉5/6

澪田3/6

アンジー6/6 complete!

夢野1/6

茶柱4/6(男子嫌いフィルター45)

ソニア3/6

星2/6

九頭龍2/6

山田2/6

苗木5/6

最原1/6

王馬4/6

不二咲1/6

モノクマ1/6(?)
227 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/20(火) 05:32:02.09 ID:fwF2w5Tf0
スキル表

写真家の弟子
写真撮影コンマ判定に+15

有能企画運営委員長
企画関連コンマ判定に+10

中堅演奏家
演奏コンマ判定に+20

裁縫初心者
裁縫コンマ判定に+5

<↓初期スキル>(付け忘れてたため至急追加)

中性顔
女装コンマ判定に+15

料理上手
料理コンマ判定に+15

本好き
本関連コンマ判定に+15


超高校級の???
見知らぬ土地(ジャバウォック島)や非日常的空間でのあらゆる行動に優れる。
コンマ01〜03までクリティカル扱いに
228 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/20(火) 05:33:02.61 ID:fwF2w5Tf0
持ち物

・夢野の薔薇
・王馬の帽子

レシピ
・王馬の帽子のレシピ(作成済み)
・洒落たギターケースのレシピ
・希望のペンダントのレシピ
・絶望のペンダントのレシピ
229 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/20(火) 05:33:39.26 ID:fwF2w5Tf0
相談リスト(最大3つまで)

『真相は如何程か』
相談者:最原
相談内容:え、えっと唐突なんだけど恋愛相談なんだ。柄じゃないってのは分かってるよ。生徒会で相談窓口の君が協力してくれればこの相談は円満に終わると思うよ
報酬:???
230 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/20(火) 05:34:26.51 ID:fwF2w5Tf0
スケジュール帳

18日目(木)
らぶちけ(星くん)

19日目(金)
最原くんの遊園地付き添い(仮予定)

20日目(土)
らぶちけ(不二咲さん)

21日目(日)
夜、生徒会で企画準備

22日目(月)
夜、モーテル&ネズミー城で企画

23日目(火)
朝、バンド練

24日目(水)
バンド発表会

25日目(木)
なし
231 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/20(火) 05:50:35.42 ID:fwF2w5Tf0

〜18日目(木)・天海のコテージ〜



モノクマ「おはっくまー!」

天海「おはようです…」

モノクマ「いやぁ、天海くんってば毎日毎日ちけっとに追われてて大変だねぇ」

天海「嬉しいですけど確かに少し疲れますね」

モノクマ「ま、今日終われば今週は不二咲さんだけだから頑張ってね!」

天海「はいっす」

モノクマ「じゃあ、今日も今日とて君を夢の国へと案内しますかー……グッドラックだよ!」

そう言ってモノクマは俺にステッキを向けた。

視界が闇に包まれる。

232 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/20(火) 17:27:52.18 ID:fwF2w5Tf0

〜三の島・中央〜



もはや見慣れた、この島は、俺を出迎えているかのようであった。

天海(よし……)

大分ここにも慣れたようできちんとバランスを保つことができた。

俺は辺りを見回した。すぐに星くんの姿を見つける。

星「よう…久しぶりだなアンタ」

天海「そうですね、星くん」

星「この生活も……もう少しで三週間になるらしいな…」

天海「早かったような…遅かったような……そんな感じですね」

星「そうだな……どうしようもない俺だが、アンタや他の奴等のお陰で少しだけだが希望が見えてきたような気がするよ」

星「…なぁ、どうせアンタのことだから前回の時と同じかもしれねぇが……俺を誘った理由はなんだ?」



天海の台詞

下2まででコンマの高いほう
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/20(火) 18:24:25.82 ID:QXKx4Lgz0
星くんにも楽しんで欲しいからっす
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/20(火) 18:28:07.43 ID:ruo9I2Cp0
235 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/20(火) 20:20:00.88 ID:otHpgUYk0

天海「星くんにも楽しんで欲しいからっすよ…」

星「楽しむか……ここに来た当初はそんなこと幻想に過ぎないと思っていたが、アンタ達となら……」

星くんは思いつめたように、そう言った。

星「まぁ、いい…それがどうかはアンタとの時間が教えてくれるはずだ。有意義な時間にしようじゃないか…」

天海「ええ、もちろん」


どこに行こうか?

1、病院

2、ライブハウス

3、電気街

4、モーテル

5、映画館


下2まででコンマの高いほう
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/20(火) 20:21:44.64 ID:nXFgoJPcO
1
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/20(火) 20:22:24.52 ID:7qtbTvrmO
5
238 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/21(水) 04:49:58.23 ID:w9wUNGU/0
〜病院〜


星「病院か……どうも病院ってのは気分が乗らねぇな…」

天海「す、すみません……場所変えますか?」

星「いいや、大丈夫だ…たまにはこういう場所で色々と考えてみたいからな」

天海(無理してなければいいんすけど……)



台詞orする事or起こること

下2まででコンマの高いほう

239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/21(水) 05:30:39.89 ID:+gKu/P4v0
不治の病から生還し、現役復帰したテニス選手のカルテと手記を見つける
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/21(水) 06:33:14.32 ID:5gv65wLsO
241 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/21(水) 12:22:11.81 ID:w9wUNGU/0
undefined
242 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/21(水) 12:23:05.70 ID:w9wUNGU/0
undefined
243 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/21(水) 12:23:46.79 ID:w9wUNGU/0
undefined
244 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/21(水) 12:24:14.69 ID:w9wUNGU/0
どこに行こうか?

2、ライブハウス

3、電気街

4、モーテル

5、映画館
下2まででコンマの高いほう



245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/21(水) 12:37:45.47 ID:+gKu/P4v0
>>241->>243が見えない
246 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/21(水) 12:43:44.84 ID:w9wUNGU/0
失礼しました


星「しかし…病院ってのはろくに見るものがないな……あるものといったらよく分からねぇ薬品と機材ばかりだ」

そう言って彼は棚にあるものや机の上にあるものをどかしたり、眺めたりした。

星「机には患者のカルテルばかりが散乱してるみたいだ……こんなもの見て喜ぶほど堕ちたつもりはねぇがな………っ!……これは……」

ぺらりぺらりと紙をめくる彼の手が止まった。

天海「どうしたんすか?…」

星「いや大したことじゃないんだが……こいつを見てくれ」
247 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/21(水) 12:44:36.55 ID:w9wUNGU/0
天海「これは……」

そう言って星くんは一枚の診断書を見せた。

それはある男性のカルテルであった。一見、目をひくものはないが、彼はそれを夢中になって見ていた。

星「俺はこの男を知っている……いや、というよりはテニスをある程度かじってれば知っている人物だ」

天海「テニス選手ってことですか?」

星「そうだ……この男は俺が幼い時プロだった男だ。かなり長い時期、こいつは休養をとっていた。理由は定かではなかったが、なんでもスランプじゃないか、という噂はあった……事実、このプレイヤーは顔も優れず、体調も悪そうな様子で毎回現れ、何敗も重ねていた。だから説得力はあったが、まさかこんな……爆弾を抱えていたとは思わなかった……」

天海「なるほど……」

星「俺が驚いたのは、この男は長い休養の後、プレイヤーとしてきちんと復帰したことだ。あの時には何も疑問に思わなかったが、こうして診断書を見るととてもじゃかいが二度とテニスなんて出来なかったであろう様子が見てとれる……」

天海「奇跡の復活ってやつっすか…?」

星「かもな。アンジーじゃないが……神様ってやつがいて、この男は偶々の気まぐれで生かされた……そう思うのが普通かもしれない。少なくとも自分の力で打ち勝ったなんて思うよりはな…」

彼はカルテルを机の上に綺麗に戻した。

星「だが何か訴えられている気がするんだ……このプレイヤーは『俺は地獄の瀬戸際から舞い戻った。お前は刑務所?……それが何だって言うんだ?地獄から戻るより、刑務所から日常に戻るほうが簡単だっていうのに』といった具合に俺にそう伝えている気がする」

天海「星くん……」

星「悪いな……少しらしくなかったかもしれねぇ……だが俺とて人間だ。好きだったプレイヤーの変遷を見れば、俺でも色々話したくなる……」

天海「気にしないでください……君の話は興味深かったのでね…」
248 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/21(水) 12:45:57.84 ID:w9wUNGU/0
どこに行こうか?

2、ライブハウス

3、電気街

4、モーテル

5、映画館
下2まででコンマの高いほう
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/21(水) 13:24:34.11 ID:N2MLunO2O
1
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/21(水) 13:25:09.84 ID:Jloh8UNDO
3
251 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/21(水) 20:46:18.60 ID:dbaFZSka0

〜電気街〜


星「電気街か…機械には詳しくねぇが…何だか退廃的で嫌いじゃないな」

天海「俺も機械さっぱりですけど、見てる分には楽しいっすよね」


台詞orすることor起こること

下2まででコンマの高いほう
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/21(水) 21:03:31.93 ID:VmwToQLwO
マリ○テニス64を発見
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/21(水) 22:10:22.81 ID:+gKu/P4v0
254 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 03:47:18.28 ID:qxNc+wUO0


天海「あ、これ懐かしいっすね……」  

俺はジャンク品の中からノスタルジーを感じるものを見つけた。

星「……なんだそりゃ、ゲームか?」

その通りゲームソフトだ。

64の赤い配管工が活躍するテニスゲームである。 

天海「もし星くんがよければ、これやってみませんか?……テニスゲームですし、面白いと思うんですけど」

近くには64本体もあった。少し整備すれば恐らく使えるだろう。

星「テニスとはいえ、ゲームなんて無縁の男だぞ…?」

天海「大丈夫ですよ、教えながらやるので」

星「わかった……」

それから数十分間、星くんにやり方を教えた。

星「成る程な…何となくだが分かった…後は実践をつめば何とかなる気がする……天海、勝負してくれ」

天海「ええ、負けませんよ」



出目が高いほうの勝ち
超高校級のテニス選手により、星のコンマに+55

天海の出目 >>255

星の出目 >>256

255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 04:48:15.30 ID:wBfy01Cb0
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 04:58:10.40 ID:C122c7CM0
既に負け確で草
どんだけオーバーキルになるかな・・・
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 04:58:47.96 ID:C122c7CM0
ハンデ無かったら接戦だった
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 04:59:42.93 ID:gCmYZ/ZlO
そこで96かよwww
259 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 05:42:00.16 ID:qxNc+wUO0


天海「うわっ……!」

星くんは最初の自信なさげな様子は何処へやら、強力なサーブ・スマッシュを巧みに扱い点数を重ねていった。

星「なるほどな……」

彼は随分集中しているようで楽しんでいることが分かった。

後半になればなるほど結果は凄惨たるものになり、最早目も当てられない。

ゲームセットの声が聞こえ、俺は1ー3で敗北した。

最初に1ゲームとって、後は本調子になった星くんにボコボコにされた感じだ。

天海「……」

星「天海、なんか悪いな……」

天海「な…なんすかその対応…逆に傷つきますよ?」

星「許してくれ……ただ楽しくて集中しちまったんだ……まるでラケットを握っていた時みたいに、コートに立っていた時みたいに……な」

どうやら星くんはこのゲームをかなり気に入ってくれたようだ。

星「さて、もう一回付き合ってくれないか天海?」

天海「……はい」

もしかしたら次は勝てるのでは、そういった気持ちで第二試合に望んだ俺は、その後0ー3で完敗しました。
260 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 05:53:55.76 ID:qxNc+wUO0

星くんにテニスゲームで完敗した俺は悔しくて他のゲームでも勝負をしかけた。

だが彼は64のコツを掴んだらしく、俺に一歩も譲らない堅実なプレイをしてきた。

中々勝ちが見れない俺は悔しさのあまり、何度も勝負を挑んだ。

そうしてる内に日の入り時は過ぎ、月が照らす暗闇の世界が出来上がっていた。

そして、また終わりを告げる青白い光も噴出し出した。

天海「終わりみたいですね……」

星「どうやら、そうみたいだな」

天海「ずっとゲームばっかやってましたね……」

星「そうだな……負けず嫌いの誰かに付き合ってったら、こんな時間になっちまったな」

天海「ははっ、そりゃ災難っすね」

星「目が笑ってねーぞ?」

天海「気のせいっすよ」

どうやら負のオーラが出ていたようだ。テニスで完敗したのは何とか忘れよう。

そう考え、気持ちを入れ換えた。

星くんが丁度こちらを見る。

天海「……星くん、今日は……どうでしたか?」



星の台詞

下2まででコンマの高いほう
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 06:39:48.38 ID:G41fc6DmO
楽しかった
なんというか今まで忘れてた気持ちが蘇ってくれた気がする
それも全部お前さんのおかげだありがとな
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/22(木) 07:06:30.39 ID:C122c7CM0
偶然かもしれねえが・・・随分とテニスに触れる事になったな
楽しかった・・・二度とテニスに関わらない事が俺の罪滅ぼしだと思ってたのにな
お節介な連中はそんなこと無いとか言ってくるが、もう少し回りの奴らの言葉に耳を傾けて、本当に罪滅ぼしになる事は何か考えてみるか
・・・なんてな、クールじゃねえな、聞かなかった事にしてくれ
263 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 07:15:39.22 ID:qxNc+wUO0

星「偶然かもしれねえが…随分とテニスに触れる事になったな 。
一言で言えば、楽しかったよ…二度とテニスに関わらない事が俺の罪滅ぼしだと思ってたのに、お節介な連中はそんなこと無いとか言ってきやがる。だが、俺ももう少し回りの奴らの言葉に耳を傾けて、本当に罪滅ぼしになる事は何か考えてみるか
…なんてな、クールじゃねえな、聞かなかった事にしてくれ」

天海「星くん…」

彼はどこか柔和な表情をした気がした。

彼の心のわだかまりも大分解けてきたように思える。

星「またな、天海」

天海「ええ、おやすみなさい星くん」

そう言い終わると、タイミングを見計ったかのように光は俺たちを包んだ。

意識の混濁が俺達を襲う。

世界は、また暗転していく。
264 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 07:18:26.23 ID:qxNc+wUO0

星くんとかなり仲良くなった気がする!

星くんの好感度が一段階上がった。

希望の欠片を三つ手に入れた。
265 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 07:25:00.21 ID:qxNc+wUO0

〜天海のコテージ〜



モノクマ「お疲れ天海くん!……星くんとの時間はどうだったかな?」

天海「大分、仲良くなれた気がしますね」

モノクマ「それは良かったね……ボクも教師として生徒の成長は涙なしには見れないよ」

天海「先生にいつなったんすか?」

モノクマ「酷いなー……逆にボクは教師じゃなかったら何なのさ?」

天海「謎の存在っすよね」

モノクマ「それがボクの魅力だからねー!……ミステリアスっていいよね」

天海「雑談する気力は悪いけどないっすよ」

モノクマ「むむ……なら仕方ない、ボクは帰るよ」

天海「おやすみなさいっす」

モノクマ「くますみー!」

モノクマの姿を見送る。

やれやれ、何とか一日が終わったようだ。

床につくと、眠気は大分きていたようで瞼はあっという間に閉じた。

これは朝風呂コースだ。
266 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 07:26:27.47 ID:qxNc+wUO0
好感度表
<8>
アンジー

<5>
小泉、茶柱、苗木、アンジー、王馬、澪田

<4>
なし

<3.5>
ソニア、山田

<3>
九頭龍、星

<2>
モノクマ

<1.5>
最原

<1>
不二咲、朝比奈 、夢野

<0.5>
なし

<0>
白銀、ウサミ
267 : ◆6V8mSlZQhU [saga]:2019/08/22(木) 07:27:20.87 ID:qxNc+wUO0
希望の欠片リスト

小泉5/6

澪田3/6

アンジー6/6 complete!

夢野1/6

茶柱4/6(男子嫌いフィルター45)

ソニア3/6

星5/6

九頭龍2/6

山田2/6

苗木5/6

最原1/6

王馬4/6

不二咲1/6

モノクマ1/6(?)
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