レッド(無口とか幽霊とか言われるけどレンジャーになります)

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140 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/19(火) 23:11:58.14 ID:wCahmqkd0
キョウヘイ「さて、今日の授業はこれで終わりだったっすよね〜」

トウヤ「そうだね、そろそろ戻ろっか?」

レッド(……ポケモンレンジャー……人を助ける仕事……)

レッド(僕にそれが出来るかはわからないけど……ポケモンと一緒なら……!)

トウヤ「……レッド? どうしたの?」

レッド「! ……何でもない……」

ハジメ「みんな、教室に戻る前に一ついいか?」

ヒトミ「どーしたんだっての?」

キョウヘイ「なんだかまともそうなハジメの気配を察知っす!」

ハジメ「俺はいつだって真剣だとも! ……それは置いといて。オレは、本物のレンジャーを見て……オレも絶対レンジャーになってやるって思った」

ハジメ「きっと、お前たちだってそうだろ? 特にレッド! お前の目に宿る炎、オレも焼かれたいくらいに燃えてるぞ!」

レッド「……うん……」

キョウヘイ(一か月経つと、人って変態の対応にも慣れてくるもんなんすね……)

ハジメ「だから……今こそ、ここで誓おう。オブジェの前で。オレたちは絶対一緒に、素晴らしいレンジャーになると!!」
141 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/19(火) 23:16:14.35 ID:wCahmqkd0
ヒトミ「……あ〜〜〜っ、やっぱりハジメがまともなこと言うと背筋がブルってくるっての!!」

キョウヘイ「アッ言っちゃった!! 俺我慢してたのに!! いや、実際のところはその通りなんすけど!!」

トウヤ「あはは……でも、そうだね。レンジャーの彼、楽しそうだった……ああいう形で人を助けるっていうのは、いいね」

レッド「……レンジャー……絶対、なる」

ヒトミ「あたしだってそうだっての! 家族に自慢できるようなレンジャーになって、人助けしまくるっての!」

キョウヘイ「楽しそうっすもんね〜、レンジャー! 役作りの幅も広がりそうっすし、なってやるっすよ!」

ハジメ「みんな、いい感じだな! 多分、誓いってこんな感じでいいだろう! たぶん!」

ヒトミ「いや肝心なところでふわっとしすぎだってーの!!」バシッ

ハジメ「嗚呼ッ!! 今日のハリセンはより良いな!!」

ヒトミ「キモい!!!!!」
142 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/19(火) 23:23:14.70 ID:wCahmqkd0

〜夜・学生寮〜

トウヤ「レッド、手紙が来てるよ」

レッド「……手紙……? 緑からだ……」ペラ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
レッドへ

くだらない書き出しやめろ。一瞬ワクワクしちまっただろうが。
返事遅くなって悪い。仕事が色々立て込んでてな。カントーは今大忙しだぜ。
お前が学校を楽しそうなんて言う日がくるとは思わなかった。こっちが嵐なのはそのせいかもな。
そろそろ卒業か?レンジャーは肉体労働が多いって聞いたが、無理はするなよ。
たまに連絡寄越せ。でも早朝の電話はマジやめろ。
そういえば、ブルーとリーフも手紙欲しがってたぜ。シルバーもな。

                  グリーン
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

レッド(カントー嵐なんだ……ジムリーダー大変そう)

キョウヘイ「ふんふふんふふーん♪」

トウヤ「キョウヘイ、ご機嫌だねぇ」

キョウヘイ「ルリちゃんからお返事きたんすよ〜〜!!」

トウヤ「あはは、よかったねぇ。僕も手紙書かないとなぁ……トウコ、そういうの欲しがるからなぁ」

ハジメ「お前たち、手紙書いてるのか? 楽しそうだな! ……ああ、手紙と言えばだな」

ハジメ「ここからの手紙は、みんなペリッパーが配っているんだ! レンジャーはその手助けもするんだそうだ!」

レッド「へ〜……」
143 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/19(火) 23:25:59.58 ID:wCahmqkd0
レッド(……また、誰かに手紙でも書こうかな)

ハジメ「お、レッドも便箋を広げてるな。少し見てもいいか?」

レッド「……」

ハジメ「ああっ良い!! 良いぞその顔!!! 嫌そうに細められた目に込められた軽蔑ッ!!!」ゾクゾク

レッド「……なんちゃって……冗談。見てもいいよ……」

ハジメ「ありがとう! ……レッドも随分サービスが良くなったな!」

レッド「慣れ……」

ハジメ「オレが言うのもなんだが、こういったことにはあまり慣れない方がいい……ところで、誰に手紙を書くんだ?」

レッド「どうしようかな……」

誰に書くか 下1   手紙の書きだし・雰囲気 下2
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/19(火) 23:36:37.92 ID:vQZafLex0
良ければ また緑
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/19(火) 23:54:07.01 ID:vQZafLex0
他の人がいないなら
書き出し お兄ちゃんへ 雰囲気 昔の作文みたいな感じ
146 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/20(水) 00:01:12.23 ID:60+4FyPQ0
レッド(なんでや…………)

レッド(なんか今日、僕わりと踏んだり蹴ったりって感じ)

レッド(……仕方ない……書くか……)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お兄ちゃんへ

ぶっちゃけ昔の作文をどうやって書いてたかおぼえてないけどこんな感じだったきがするよおにいちゃん
学校楽しいけどなんかたまに幼女になる機会があるのでそれだけ嫌だなって思うよおにいちゃん
変態の対応は慣れたよおにいちゃん。でも女王様にはならないよおにいちゃん
おにいちゃん呼びに疲れたので手紙おわりにしようと思うよおにいちゃん
P.S. おにーたんのほうが好きだっけ
                       レッド
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

レッド「……よし」

ハジメ「……レッドには兄がいるのか?」

レッド「いないよ……」

ハジメ「えっ、じゃあこれ誰に向けて書いているんだ!?」

レッド「…………」

ハジメ「……ッ、な、なんでもない……」

レッド「……」コク

ハジメ(なんで"圧"だ……俺ですら気圧されるとは……)
147 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/20(水) 00:02:11.62 ID:60+4FyPQ0
今日はここまで。次の更新は金曜日です。

今日のダジャレ
レッド「手紙を書くのにもなレター……」

148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/20(水) 00:07:56.90 ID:wjfi5iLyO
乙です!
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/20(水) 07:10:20.69 ID:9lAabFto0
乙です
150 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/28(木) 22:03:30.58 ID:RXAOr3eh0
あ、あしたこうしんすれば「どの金曜日とは言ってないので…」って出来ることに気付きました
パソコンの調子がとてもよろしくないので明日更新に変更させていただきます ごめんなさイノムー
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/29(金) 01:32:01.76 ID:DS1NWvoSO
待ってまスターミー
152 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/04(水) 22:05:14.92 ID:0i+IdzY50
パソコンの調子もなんとか生き返りました。
というわけではじめます。
153 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/04(水) 22:07:24.08 ID:0i+IdzY50
スクール生活 2週目

レッド「……」パチ

レッド(朝だ……)

レッド(日の出からちょっとしたくらいかな)

レッド(もちろん三人ともぐっすり寝ているみたいなので)

レッド(開始早々なんですが寝起きドッキリするよ!!!!!!!)

誰に 下1  何を 下2
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 22:26:14.54 ID:YTlylVb7O
ハジメ
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 22:31:05.67 ID:yirGyfYFo
耳元で大きな音を出す
156 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/04(水) 22:40:46.13 ID:0i+IdzY50
レッド「めちゃめちゃシンプル……」

レッド(普段なら、ポケモンたちに協力してもらうけど……今日はいない……)

レッド(……あ、クラッカーならある)


ハジメ「ぐう……もっと殴ってくれ!!!!!!!」

レッド(……びっくりした……急に叫ぶんだもん……負けない)

レッド「……3,2,1……えいっ」 パーーーーーーーン

ハジメ「うおっ!?!? ……れ、レッド、なん、えっ!?!?」

レッド「……ドッキリ、大成功ー……」ドヤ

ハジメ「し……してやられたッ!!!!!! これはこれで興奮してくるな!!!!!!」

レッド「喜ばれてしまった……しっぱい……」

キョウヘイ「レッドさん!!!! そのドッキリは俺たちにも被害があるっす!!!!」

トウヤ「び、びっくりしたぁ……」
157 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/04(水) 22:44:57.39 ID:0i+IdzY50
ハジメ「レッドは寝起きドッキリ好きだな……もしやSなのか!?」

キョウヘイ「ちょっと! レッドさんをそっちの道に連れ込まないでほしいんすけど!」

トウヤ「でも、確かに気になるねぇ。レッドはなんで寝起きドッキリが好きなの?」

レッド「……びっくりした顔を見るのが、楽しいから……」

ハジメ「レッド!!! それはSの素質あるぞ!!!!!」

キョウヘイ「う〜〜〜ん否定しにくいけど駄目っす〜〜〜!!」

レッド(叩くのとかはあんまり好きじゃないから大丈夫だと思う……)

ハジメ「手始めにオレを殴ってくれ!!!!!!」

トウヤ「レッドは良い子だもんね、そんな事しないよねぇ」ナデナデ

レッド「たぶん……」ウンウン
158 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/04(水) 22:55:12.89 ID:0i+IdzY50


レッド「……あ、もうすぐ授業……?」

キョウヘイ「そうっすね、あ〜〜準備しないとっす」

ハジメ「そうだな! おっと、オレは図書室に行ってから授業に出るから先に行っててくれ!」

トウヤ「うん、遅れないようにね?」

ハジメ「ああ、わかっているとも!」


〜教室〜

ヒトミ「遅いっての! ……あれ、ハジメは?」

レッド「……図書室だって」

ヒトミ「ふーん、珍しいこともあるんだっての……って、遅刻しちゃってんじゃん!」

アンリ「みんなー、授業始まるわよ! 席に着いてー!」

キョウヘイ「あらら、ほんとっすねぇ」
159 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/04(水) 23:04:32.45 ID:0i+IdzY50
アンリ「これがこうなって……あら、レッドくんが起きてる! 偉いわね〜!」ナデナデ

レッド「今日は、ポケモンの話だから……」ドヤ

キョウヘイ「やっぱ好きこそものの上手なれ、ってやつなんすね」

ヒトミ「いや扱いが生徒っていうか園児なんだっての……」

トウヤ「園児……つまりレッドはロリ?」

ヒトミ「そうは言ってないっての!!!!!」

キョウヘイ「まともにツッコミされてるトウヤさんウケる〜〜」

モブ生徒(新しく来た人達、顔はいいのにな……)

ミラカド先生「授業中に失礼、少しいいですか?」

レッド「あ……ドS先生……」

キョウヘイ「ドS先生じゃないっすか、どーしたんすか?」

トウヤ「ドS先生、授業抜け出してまで来ることあんまりないのにねぇ」

ミラカド「誰だその呼び方浸透させたの!」

ヒトミ(ツッコミとられた……!)ガーン
160 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/04(水) 23:08:41.85 ID:0i+IdzY50
アンリ「どうしたんですか? ミラカド先生」

ミラカド「実はですねぇ、職員室で保管していたスタイラーがなくなってしまいまして……この件でハジメくんに話を聞きたいんですが」

ミラカド「……おや、彼の姿が見当たりませんが?」

アンリ「ええ、彼、珍しく遅刻してまして……」

レッド「図書室に、いるって……」

ミラカド「図書室? そちらには先ほど行きましたが誰もいませんでしたよ」

レッド「……?」

ミラカド「そうですか、彼が遅刻……これは、ハジメくんが犯人の可能性もありそうですねぇ」

ヒトミ「なっ……先生! 確かにハジメは変態ですけど、盗みなんて悪い事しません!」

ミラカド「彼は会うたびに「先生! オレを叱ってくれ!!!」と叫んでくるので信用が無いんですよ! 叱られるために盗みをしたのかと思いましてね!!」

キョウヘイ「やっべー今のでフォローポイントなくなったっすね」

トウヤ「えーと……ハジメはもっと堂々と叱られようとしますよ、とか?」

キョウヘイ「それはフォローになってるんすかね?」
161 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/04(水) 23:13:12.84 ID:0i+IdzY50
レッド「……でも、僕も、ハジメが犯人じゃないと思う……ます」

アンリ「そうね、先生もそう思うわ! ミラカド先生、私たちに時間をください。きっと彼とスタイラーを見つけてみせます!」

ミラカド「……ふん、好きにしなさい」

キョウヘイ「ま、これでお許しが出たのはいいっすけども。どうやって探すっすか?」

トウヤ「やみくもに探すにしても……結構広いもんねぇ、この学校」

レッド「うーん……こんな時、エーフィがいれば……」

ヒトミ「エーフィ……そういえば、レッド達って元トレーナーなんだっけ」

レッド「うん……」

ヒトミ「それなら、ポケモンをキャプチャして一緒に探してもらうっての!」

ヒトミ「きっとあたしたちよりもポケモンに詳しいはず、だからそれも一つの手だっての!」

キョウヘイ「まあ、確かにっすね。レッドさんなんて色んなポケモン連れてたっすし、ポケモンの活かし方とか上手そうっす」

レッド「……頑張ってみる……じゃあ、外、行こう……」
162 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/04(水) 23:15:37.99 ID:0i+IdzY50

〜校庭〜

レッド「……まず、ポケモンを探さないと……」

トウヤ「この辺りってどんなポケモンがいるんだったかな?」

ヒトミ「確か、ノーマルタイプのポケモンとか……小さめのポケモンが多かったはずだっての」

キョウヘイ「なら、その辺りで人探しに役立ってくれそうなポケモンを探す必要がありそうっすね」

レッド「……きゃぷちゃしやすいポケモンがいいな……」

トウヤ「あはは、小さいポケモンでも結構強かったりするもんねぇ……」

ヒトミ「その話は気になるからあとで聞かせてほしいっての……ん、あそこになんかいる!」

レッド「!」

校庭にいたポケモン 下1(コンマがキャプチャ難易度)  下2コンマが下1コンマよりも小さければキャプチャ成功
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 23:28:18.46 ID:o1F330300
なぜかレッドのエーフィー
ダメなら下
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 00:14:13.53 ID:6XBj+vSz0
がんばれー
165 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 00:23:36.71 ID:IH88KyH10
エーフィ「フィーーーーーー!!!!」

レッド「あっ」

キョウヘイ「うわ」

トウヤ「えぇ……」

ヒトミ「えっ!? このポケモンってエーフィ!? こんなレアポケモン引き当てたってのに反応薄すぎだっての!」

レッド「……うーん……」

キョウヘイ「とりあえず……キャプチャしてみるっすか?」

レッド「……ピカチュウの時も駄目だったし……僕の仲間、みんな強いから……」

トウヤ「難易度は高そうだねぇ……がんばって!」

レッド「うん……エーフィ、協力して!」バッ

エーフィ「僕に協力してほしくばホモを寄越しなァ!!!!!!!!」ミョンミョン

レッド「っ!? こ、壊れるところだった……」

ヒトミ「嘘、あのポケモン強すぎだっての……!」

キョウヘイ「言ってる事最低っすけどね」
166 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 00:37:38.77 ID:IH88KyH10
エーフィ「そっちの子に言ってる事バレたらツッコミの嵐になりそうだからテレパシーしてないよ」

キョウヘイ「ツッコミ入れられることわかってるんすね……いやそりゃそうっすか」

トウヤ「だからって僕達だけに言われてもねぇ……」

レッド「……困る……」

ヒトミ「って、なんで三人ともポケモンと話してるんだっての!? 野生児か!?」

エーフィ「やっべ間接的にツッコミ入れられちゃった! ……あれ、ところで新メンバーの男子の方は?」

レッド「いなくなっちゃって……探すために、手伝ってもらおうと……」

エーフィ「うそ〜〜〜〜〜〜めちゃめちゃ協力したかった……みらいよち!!」

キョウヘイ「急にポケモンっぽいことし始めた!?」

トウヤ「みらいよちって……何かわかるのかな?」

エーフィ「うん……うんうん……まぁ、ストーリーの流れ的になんとかなるよ! 頑張って!」

レッド「あ、エーフィ、待って……」

エーフィ「ききーーっ! ……つい止まっちゃった! どしたのレッド!」

レッド「……ピカチュウも、前に見たけど……空港の、ポケモンセンターにいるんじゃ……」

エーフィ「ちっちっち……レッド、僕らの仲間にはフーパがいるんだよ?」

レッド「……あ」

キョウヘイ「つまりは、今後もレッドさんのポケモンが出てくるかもしれないってことっすねぇ」

トウヤ「仲間に出来たらすっごい頼りになるんだけどなぁ……」
167 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 00:38:04.05 ID:IH88KyH10
今日はここまで。続きは明日です
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 00:58:53.02 ID:T/OTKyq2O
おつです。PCくん応援してます
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 01:12:27.86 ID:l3LDHFySO
乙です。
えー腐ぃは大人しくシャワーズと遊んでなさい
170 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 22:01:31.98 ID:IH88KyH10
はじめます。
171 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 22:17:31.94 ID:IH88KyH10
レッド「……去り際にエーフィが、あっちをちらちら見てたけど……」

キョウヘイ「アピールがすごいっすねぇ……」

ヒトミ「ていうか、本当に喋ってるみたいなポケモンだったっての……」

トウヤ(喋ってるんだよねぇ……)

レッド「……とりあえず、行ってみよう……」タタッ


〜校門前〜

ハジメ「この、逃げ足が速い奴め! 大人しくしろ!」ダダダ

男「大人しくしろと言われてするやつがどこにいるか!」ダダダ

レッド「ハジメ……えっと、それ誰……?」

ハジメ「4人とも、来てくれたのか! こいつは泥棒だ! 学校からスタイラーを抱えて出てきたんだ!」

ヒトミ「な、こいつだったっての!? こいつのせいでハジメが……腹立つ〜〜〜!!!」

レッド「……」

トウヤ「うん、いいよレッド。やっちゃって」

レッド「わかった」シュッ ブンッ

男「ぐわーーーーーーーーーーーっ!!!!!」

キョウヘイ「決まったァーーーー!! レッドさんの地球投げだーーーー!!!」
172 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 22:26:04.18 ID:IH88KyH10
ハジメ「す、すごいなレッド! 後でその技はオレにもかけてくれ! さて、こいつはどうするか……」

ヒトミ「まともな言葉の間に変態を挟むなっての!!!」

レッド「……なんで、泥棒したの……」

男「う、うう……俺、実はレンジャーになりたかったんですけど……年だけとってしまって」

男「一般企業に就職して安定した生活と家庭を手に入れたはいいものの、どうしても夢を捨てきれなくて……」

男「スタイラーさえあれば……これさえあれば、レンジャーになれると……」

キョウヘイ「か、悲しい……そんなリアル目の話しないでほしいんすけど!?」

トウヤ「こういう話を聞くたびに、年は取りたくないものだなって思うんだよねぇ……」

レッド「…………」

キョウヘイ「レッドさんも出会った事ないタイプでだいぶ困ってるっすね」

ヒトミ「……馬鹿かーーーーーッ!!!」ビシビシビシッ

男「ひでぶっ!!!」

ハジメ「出たーーーッ! ヒトミのハリセン三連装砲!!!」
173 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 22:30:56.20 ID:IH88KyH10
ヒトミ「道具だけでなんとかなるわけないっての!! それに、夢にかこつけて泥棒なんてして!」

ヒトミ「自分で自分の夢に泥を塗ってるんだっての、それは!! わかってんの!?」

男「う、うう……すみません……」

キョウヘイ(せ、正論砲……!)

トウヤ(聞いててちょっと可哀想になってきたね……)

ヒトミ「……それから」スッ

男「えっ」

ヒトミ「レンジャースクールには、年齢制限なんてないっての。ちゃんと手続きして入れば、おじさんもレンジャーになれるっての」

男「こ、これは……レンジャースクールのパンフレット! あ、ありがとう……!」

レッド「……ま、まっとう……」

キョウヘイ「やばいっすよ、圧倒的まともパワー……! 俺たち三人で抑えきれるかどうか……!」

ハジメ「水臭い事言うなよ、オレが一緒にいるだろ! まともじゃなさなら負けないぞ!」

ヒトミ「ちょっと!! こっちは真剣なんだから変な話するなってのーー!!」
174 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 22:35:11.59 ID:IH88KyH10
トウヤ「あはは……とりあえずは、一件落着ってことなのかな?」

レッド「……犯人、も捕まえたし」

キョウヘイ「なんつーか、レンジャー感あんまないっすね。割といつもとやってること同じっす」

レッド「確かに……次は、きゃぷちゃ頑張る……」

トウヤ「レッドの手持ち相手以外の時は、なんとかなるんだけどねぇ……」

ヒトミ「それじゃ、先生たちに引き渡しに行くっての。報告をしっかりしてこそ本物のレンジャーだっての」

ハジメ「ああ、わかっているとも! ……すまないな、4人とも。オレが慌てて出てきたばっかりに……」

レッド「……結果、おーらい」

キョウヘイ「そーっすよ、ハジメが引き留めてなかったら逃げ出してたかもなんすし」

トウヤ「うんうん、よく頑張ったねぇ」

ハジメ「!!! ……や、やめてくれ、オレに褒められることでの快感を覚えさせるのはやめてくれ!」

ヒトミ「いやどういう拒否なんだっての……普通に受け取っとけっての!」
175 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 22:39:14.84 ID:IH88KyH10


レッド(結局、犯人のおじさんは先生に突き出されました)

レッド(でも、アンリ先生はおじさんの話を聞いて同情したのか、捕まえずに家に帰すことにしたらしいです)

レッド(まあ……反省してたし、それでもいいかなって僕は思いました。キョウヘイは納得いかないって顔してたけど)

レッド(そんなこんなで、ハジメは犯人を捕まえたからとおとがめなしになりました。ちゃんちゃん)

レッド(今日も一日頑張って学生したなあ……あれ、学生ってこんな感じだっけ?)

レッド(まぁいいや、また明日から授業だし、もうすぐれんじゃー一日体験もあるし……学生学生)

レッド(そうだ、寝る前に手紙を書こう……誰に書こうかな)

書く相手 下1  手紙の雰囲気・書き出し 下2

レッド(緑はもういいや)
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 22:40:45.92 ID:nbsV+piI0
そら弟さんたちに……
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 22:41:13.02 ID:0Bffgvb60
ライ
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 22:44:39.52 ID:/1qvOt0rO
ファイアにはカルムと仲良くやってますか
リーフには最近ハマってることはありますか
お姉ちゃんにも書くなら今度バトルしようね
179 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 22:51:04.20 ID:IH88KyH10
レッド(……きょうだいに書こう。みんな元気かな)

レッド(まずファイア……そういえば、アローラでよくカルムと遊んでるのを見たなぁ)カキカキ

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ファイアへ 

こんにちは。元気ですか。兄は元気です
カルムと仲良く遊んでますか。またどこかに行くのかな
石を探すならホウエンがお勧めです。石の変態がいるので。
怪我とかしないようにね カルムにもよろしく

              兄より

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レッド「……よし。次はリーフ……」

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リーフへ

こんにちは。元気ですか。兄は元気です
最近ハマってることはありますか。小さい頃はよくイシツブテ合戦をしましたね
そろそろ女の子らしい遊びの方が好きなのかなと思うと少しさびしいです
風邪ひかないようにね お母さんにもよろしく

                 兄より

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レッド「かんぺき……次は姉さん」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
姉さんへ

この手紙とどいてるかな。元気ですか。上の弟です
今僕はバトルができない地方にいるので、元気がありあまってます
多分、僕の仲間たちもバトルしたくてうずうずしてると思う
だから、帰ったらバトルしようね。楽しみにしてます

                レッドより

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

レッド「……かけた」
180 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 22:54:35.80 ID:IH88KyH10
レッド「……ふあぁ……もう寝ようかな……」ガチャ

ハジメ「ん、レッドも寝るか? ……って、今日は3通も手紙を書いたのか?」

レッド「うん……きょうだいに……」

ハジメ「へぇ、きょうだいがいるのか! それはいいな。賑やかで楽しそうだ!」

レッド「楽しいよ……ハジメは、ひとりっこ?」

ハジメ「ああ、そんなところだな。ヒトミは妹がいるらしいぞ! もうすぐアルミア地方に越してくるんだと楽しそうにしていた」

レッド「へぇ……じゃあ、きっと会えるね……」

ハジメ「あのヒトミの妹だ、きっとかなりの"腕"を持っているのだろう……楽しみだな……」

レッド(妹ちゃん、きっとトウヤも興味を持つだろうし……二人の変態から守らないと……)
181 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 22:58:23.61 ID:IH88KyH10
ハジメ「そういえば、レッド。覚えてるか? 来週はとうとう体験実習だ!」

レッド「覚えてる……確か、同じところだったよね……?」

ハジメ「あぁ、オレたち5人ともビエンタウンのレンジャー支部に行く予定だな。本当に楽しみだ……」

レッド「……お仕事……僕にできるかな……」

ハジメ「大丈夫だとも! レッドは運動神経が良いし、ポケモンにも詳しいしな!」

レッド(詳しいっていうか、慣れてるだけだけど……)

レッド「……ハジメは、きゃぷちゃ上手いし……辛い事も耐えられそうだし、大丈夫そうだね……」

ハジメ「あぁ! むしろ楽しみだ……レンジャーの仕事!! いったいどれだけ辛いんだろうな!!!!!!!!」ハアハア

レッド「きもちわる……」

ハジメ「嗚呼いいぞその目!!!!!!! 興奮する!!!!!!!!」

キョウヘイ「こらこらレッドさ〜ん、寝る前の人を興奮させないの〜」ガチャ

トウヤ「眠れなくなっちゃうかもしれないしねぇ」

レッド「はぁい……」
182 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 23:00:58.61 ID:IH88KyH10
スクール生活 3週目

レッド「……」パチ

レッド(今日は 体験実習がはじまる日だ)

レッド(ちょうど日の出ぴったりに起きれた)

レッド(みんな楽しみで眠れてなさそうだったし、今日は寝かせておいてあげようかな)

レッド(でも、逆に今日だからこそ早めに起こしてあげたほうがいいのかな……?)

レッド(起こさなかったとして、やることもきゃぷちゃの自主練とランニングくらいしかないし……)

レッド(……何しようかな)

下1
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 23:01:46.54 ID:0Bffgvb60
寝起きドッキリ
184 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 23:08:18.37 ID:IH88KyH10
レッド「……やっぱり……?」

レッド「……やるか……!」

レッド(さて 誰に何をするかの安価をするとさらに時間がかかってしまうので僕が決めたいと思います)

レッド(ターゲットは……ハジメにはこのあいだやったし……トウヤは怖くてできないし……)

レッド(という訳で強制的にキョウヘイ!!!! ごめんね)

レッド(こないだは耳元で大きな音を出して怒られたので、一人にしか被害がいかないやつにしようと思います)

レッド(……そういえば、アローラでやった「耳元で何かを囁き続けるやつ」面白かったな……)

レッド(何を囁こう ってことで結局安価を使うんですけど……)

何を囁くか 下1
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 23:14:49.72 ID:/1qvOt0rO
生麦生米生卵
186 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 23:25:19.98 ID:IH88KyH10
レッド「……」

レッド(これ僕の滑舌を試してるとこもあるよね……? まぁ がんばろ)

レッド「なまむぎなまごめなまたまご、なまなむぎなまごめたなまなご」

レッド「……なまむぎなまえmごなまtにあ」

キョウヘイ「いやなんでそうなったァ!?!?」ガバッ

レッド「あ……大成功……」

キョウヘイ「れ、レッドさんだったんすか……!! いやマジで大成功っすよ」

キョウヘイ「オーディションでめっちゃ噛みまくる夢見たっすもん……自分でも何言ってるかわかんないくらい……」

レッド「……キョウヘイは、早口言葉できる……?」

キョウヘイ「あったりまえっすよ! 生麦生米生卵、隣の客はよく柿食う客だ、赤パジャマ青パジャマ黄パジャマ!」スラスラ

レッド「おお……さすが……」

キョウヘイ「へへーん、これでも一応イッシュ一の若手俳優っすから!」
187 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 23:38:14.85 ID:IH88KyH10


レッド「もっと……」

キョウヘイ「東京特許許可局東京特許許可局東京特許許可局!」

レッド「まだいける……?」

キョウヘイ「赤巻紙青巻紙黄巻紙赤巻紙青巻紙黄巻紙赤巻紙青巻紙黄巻紙!!!」

トウヤ「うーん……あれ、二人とも何してるの? 朝から元気だねぇ」

ハジメ「良い発声だな! にしても、なんで朝から早口言葉を言っているんだ?」

キョウヘイ「!!! や、やっと起きたっすね〜〜!! つーわけでレッドさん!! ここらで終わりっす!!」

レッド「うん……キョウヘイすごい……」

キョウヘイ「へへ……褒めてくれるのはめちゃ嬉しいっす……」

ハジメ(……レッド、やはり才能があるな……!!!)
188 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 23:54:47.20 ID:IH88KyH10
トウヤ「それじゃ、教室に行こうか。なんだか緊張してきたなぁ」

レッド「……僕も……」

キョウヘイ「大丈夫っすよ、なんだかんだ勉強してきたっすし」

ハジメ「そうだとも! オレたちならなんとかなる、レッツゴー!」ガラッ

ヒトミ「おはよ! あたしたち、これから同僚のレンジャーってことになるっての! 頑張ろーね!」

レッド「うん……!」

アンリ「はい、皆さんおはようございます! 今日は待ちに待ったレンジャー体験日ね!」

アンリ「あなたたち5人はビエンタウンのレンジャー支部に行くのよ! ……ヒトミさん、男子をよろしくね」

ヒトミ「任せてください!」

キョウヘイ「やっぱ俺たち問題児枠なんすね。不服ぅ〜」

レッド「ふふくー……」

トウヤ「あはは、僕はわりとちゃんとやってたんだけどなぁ……」
189 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/06(金) 00:08:25.72 ID:98tUGXk30
ハジメ「ビエンタウンは西に少し行った先にある。話に聞いたところによると、長閑な田舎町らしいぞ!」

ヒトミ「田舎って……ま、これに対してはツッコミも入れられないっての。牧場があったりして、良い街なんだっての!」

レッド(マサラタウンみたいな感じかな……牧場は無いけど……)

キョウヘイ(牧場……わりと故郷に近くて草っすね……)

ヒトミ「ビエンタウンの牧場から、学校に牛乳が届けられたりもしてて……あれ、リトルパパさん」

リトルパパ「助けてくれぇーーーーーーー!!!!!!!!!」

ハジメ「な、なんて肺活量だ!!! オレも負けていられないな!!!!」

ヒトミ「そこじゃないっての!! ど、どうしたんですか!?」

レッド「……足元」

キョウヘイ「およ、ビッパやらスボミーやらがじゃれてるっすね。かわい〜」

トウヤ「ほんとだね、遊んでほしいのかな?」

リトルパパ「違う違う!!! こいつら、おらを噛み千切り捕食するつもりだぁーーー!!!」

キョウヘイ「マジすか?」

スボミー「しゅぼみ」

レッド「……かわいい……」
190 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/06(金) 00:11:11.19 ID:98tUGXk30
今日はここまで。続きは日曜夜
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 00:11:53.55 ID:RDylqWlmO
おつです!
192 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/06(金) 00:14:52.42 ID:98tUGXk30
あ、最後に剣盾主人公の特徴安価いきます

マサル(男主人公)  下2

ユウリ(女主人公)  下4
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 00:21:41.40 ID:RDylqWlmO
ksk どんな子になりますかね
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 00:28:01.59 ID:VekS/EtIO
博愛主義者
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 00:29:39.21 ID:Oc5CSZCi0
加速加速ぅ!
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 00:31:37.42 ID:RDylqWlmO
ホップくん大好きな女の子
197 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/24(火) 02:25:13.85 ID:e+sq+8E/0
トウヤ「うぃーうぃっしゅあめりくりすます」

レッド「うぃーうぃっしゅあめりくりすます……」

キョウヘイ「うぃーうぃっしゅあめりくりすます!」

レッド「あんどはっぴーにゅー……」

トウコ「嫌ァーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!」

キョウヘイ「このネタ前もやった気するんすけど」

レッド「リサイクル……」

トウヤ「6年もやってればそういうこともあるよねぇ」

キョウヘイ「それでトウコさんはクリスマスの何が嫌なんすか?」

トウコ「彼氏がいないのにクリスマスを迎えるこの現状がよ!!!!!!」

レッド「めりくり……いぶ」

トウヤ「明日……っていうか今日はみんなも早く寝ようね。サンタさんが来るからねぇ」
198 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/24(火) 02:33:07.90 ID:e+sq+8E/0
ファイア「ぴんぽんぱんぽん、ここでお知らせです」

ファイア「ついったーでは報告されてましたけど、今後更新は投げっぱなしジャーマン形式になりますよ」

ファイア「だから気が向いた時とか、思い出した時に来ると進んでるかも、だそうな」

ファイア「時期イベント番外編やる時とかはついったーで事前になんか言いますよ、だそうな」

ファイア「なおついったーはこのスレ内でも晒されてた気がするのでよろしくぅ」

ファイア「ただお知らせを言うだけだとつまんないから一定数に媚びておこうかな。という事でカルムさ〜ん」

カルム「あのさ、媚びる目的でボクのこと呼ばないでもらえる? せめてボクには言わないで呼んでほしいんだけど」

ファイア「言った方がなんかフェアな気がして」

カルム「そういうところで急に誠実っぽいフリしないでよ、本当は?」

ファイア「言ったほうが面白いしひと盛り上がりするから」

カルム「ファイアって謎に芸人根性あるよね……」

ファイア「芸人かぁ……」

おわり
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 11:10:42.69 ID:ETJ0JXTY0
200 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/02/11(火) 00:02:04.06 ID:udmERtbG0
キョウヘイ「前回のあらすじ! おじさん危機一髪っす!」キラッ

リトルパパ「ウインクしてる場合じゃねえだ〜〜〜〜!!! 助けてくれえ〜〜〜!!!」

ビッパ「びぱ〜」

スボミー「しゅぼみ」

レッド「……かわいい……」

トウヤ「僕たちからしたら、遊んでほしそうなポケモンたちにしか見えないけどねぇ……」

リトルパパ「ぜってぇこいつらはオラを食いちぎるつもりだぁ!! オラァポケモンは苦手なんだ〜〜!!」

ハジメ「ふむ……ならば仕方ないッ! リトルパパ、この状況はオレたちレンジャーに任せるといい!」

ヒトミ「まだスクール生だっての! でもま、人助けをするのは賛成!」

ビッパ「びぱ?」「びぱぱ」

スボミー「しゅぼみ」 「ぼみ……」

ハジメ「オレとヒトミでビッパたちをキャプチャする! レッドたちはスボミーたちをキャプチャしてくれ!」

キョウヘイ「おお、まるで主人公かのような先導っぷりっすね!」

トウヤ「実際ここではそうだからねぇ」

レッド「……きゃぷちゃ……する」
201 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/02/11(火) 00:06:42.52 ID:udmERtbG0
ハジメ「いくぞっヒトミ!!! これがレンジャー見習い第一回目のキャプチャだ!!!!」

ヒトミ「だーかーら、まだ始まってないっての! よそ見しない!」

キョウヘイ「あっちは大丈夫そうっすね……それじゃ、俺たちも頑張るっす!」

トウヤ「僕たち三人に対してスボミーたちは二匹だから、誰か一人が囮役になっていいかもね?」

レッド「……囮……って、何するの……?」

トウヤ「そうだなぁ……スボミーたちが好きそうな食べ物を持って気を引くとか?」

キョウヘイ「この子らも遊びたいだけみたいっすし、おもちゃで気を引くのもありっすよ!」

レッド「……じゃあ、囮の人は、そういうのが上手そうな人……?」

キョウヘイ「それでもいいっすし、キャプチャが上手そうな人を先に選んで消去法でもいいかもっす」

スボミー「しゅぼ」「み〜〜!」

トウヤ「スボミーたちも遊びたくなってきたみたいだねぇ……レッド、どうする?」

レッド「うーむ……」

囮役の人 下1(コンマが高い程囮が上手い)
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 00:33:54.24 ID:v+LSUTSQO
キョウヘイくん囮Go
203 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/02/11(火) 18:15:57.68 ID:udmERtbG0
キョウヘイ「よーし、お任せくださいっす!」バッ

レッド「……ポケじゃらし……」

トウヤ「そういえば、暇だって言って作ってたねぇ」

キョウヘイ「こんな事があろうかと、ってやつっすよ!」

レッド「偉い……それじゃ、お願い……!」

キョウヘイ「ういっす! ほーらスボミーども! 俺が相手っすよー!」パタパタ

スボミー「?」 「しゅぼ…?」

キョウヘイ「あれっ お〜〜い スボミーやーい」パタ…

スボミー「しゅぼ」「み〜」

キョウヘイ「ちょっと! お〜〜〜い!!!」

トウヤ「見てるけど遊びにはこないねぇ……」

キョウヘイ「あれ〜〜……おかしいっすね〜〜……悲しくなってきたっす……」
204 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/02/11(火) 18:19:29.42 ID:udmERtbG0
レッド「で、でも……」

トウヤ「うん、とりあえず視線はキョウヘイに向いているから、今のうちにだね」

レッド「……きゃぷちゃ、おん……!」バッ

トウヤ「スボミーたち、すぐ終わるからね!」バッ



レッド「……よし」

スボミー「しゅぼみ」

トウヤ「キャプチャ成功、だねぇ。みんな、お疲れ様」

スボミー「み〜〜」

キョウヘイ「……まあ、キャプチャできたならそれでいいっすよ、うん……」

レッド「キョウヘイ……」

キョウヘイ「大丈夫っす、次は……次こそは完璧に囮役してみせるっすから……!!!!!!」

トウヤ「わぁ、燃えてる」
205 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/02/11(火) 18:23:43.08 ID:udmERtbG0
ハジメ「そっちもなんとかなったみたいだな!! 本当はオレもこのビッパと戯れたいところだが……ああ、この意外に鋭い爪……」ハアハア

ビッパ「びぱ……」

ヒトミ「やめなさいっての!! それじゃ、二人もスボミーをリリースするっての。そうしたら住処に帰ってくれるっての」

レッド「うん……ばいばい、スボミー……」

スボミー「ぼみ……」タタッ

トウヤ「元気でねー」

スボミー「しゅぼっみ!」タタッ

キョウヘイ「うん、一件落着っすね! つーわけでリトルパパさん、これで万事解決っす!」

リトルパパ「あ〜〜助かった……ありがてぇだ! 君たちは命の恩人だぁ」

ハジメ「はっはっは! それほどでもないぞ! 困っている人を助ける、それがレンジャーだ!」

ヒトミ「だからスクール生って……ま、やる気があるのは良い事だし、ここは突っ込まないでおくっての」
206 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/02/11(火) 18:28:10.50 ID:udmERtbG0
リトルパパ「そうそう、おらはな、ビエンタウンって町で牧場をやってるんだ」

レッド「……それって」

トウヤ「うん、これから行く町だね」

リトルパパ「そうなのか? なら是非、うちに遊びに来てくんろ。うちのチビ達も喜ぶだ」

トウヤ「えっ そっか、パパさんですもんね、お子さんいるんですか」

キョウヘイ「あっ」

レッド「……」

リトルパパ「ああ、こーんなちっちゃいチビがたくさんだ。遊んでやってくれな!」

トウヤ「ええはいそれはぜひ!! もう毎日でも行きます!!!」

キョウヘイ「レッドさん……」

レッド「うん……頑張って、止めようね……」

リトルパパ「それじゃあな〜〜〜!!」ブンブン
207 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/02/11(火) 18:32:39.27 ID:udmERtbG0
ヒトミ「なんだか胃痛の種は増えそうだけど、滑り出しは好調だっての!」

ハジメ「そうだな! 早速一人の村人を助けることができた……このままいけば、俺たちに行く先に敵は無いぞ!」

キョウヘイ「敵ってなんすか! この地方平和っぽいっすし、そんなヤバげな事は起きないっすよ」

レッド(フラグだ……)

トウヤ「そうだねぇ……ん? ちょっと待って」

ハジメ「どうした? 早速敵襲か?」

ヒトミ「まだ学校の敷地から出てすぐだっての! そんなバンバン敵襲来ないから!」

トウヤ「そうじゃないんだけどね……ロリの泣いてる声が聞こえるんだ」

キョウヘイ「え、俺には全然聞こえないっすけど……レッドさん、聞こえます?」

レッド「……子供の気配は、少しする」

トウヤ「やっぱりそうだよね!? 泣いてるロリ いや子供を放っておくわけにはいかないよ! 行こうみんな!!!」ダッ

ヒトミ「うわ速ッ!! 体育でもここまで速く走ってなかったっての!!」

キョウヘイ「ちょ、トウヤさん単体でロリと会わせるのはまずいっす!! レッドさんお願いします!!」

レッド「任せて……!」ダッ
208 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/02/11(火) 18:36:11.50 ID:udmERtbG0


レッド「間に合った……!」タッ

金髪ロリ「うぅ……ぐすっ……」

レッド「……えっと……どうしたの……?」

トウヤ「レッド、こうやってしゃがみ込んで視線を合わせてあげるといいよ」

レッド(いつのまに……!!)

トウヤ「こんにちは、お嬢さん。どうしたのかな? あんまり泣くと目が溶けちゃうよ?」

金髪ロリ「……お兄ちゃんが、いないの……」

トウヤ「妹属性か……」

レッド「……トウヤ?」

トウヤ「なんでもないよ。それは困ったねぇ。一人だと危ないし、お兄さんたちと一緒に待ってようか」

金髪ロリ「うん……うぅ、お、おにいちゃん〜〜!!」エーン

レッド「!」アワアワ
209 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/02/11(火) 18:41:17.59 ID:udmERtbG0
トウヤ「落ち着いてレッド……多分、少し安心して気が緩んじゃったんだと思うよ」

トウヤ「きっと、この子のお兄ちゃんも僕たちと同世代……レンジャースクールの生徒なんじゃないかな」

レッド「……そっか、だからここに……」

トウヤ「うん。迎えに来て、でも待っても中々来ないから不安になっちゃったんだろうね」

トウヤ「でも、レンジャースクールの生徒は必ずここを通るはずだから、ゆっくり待とう」

レッド(……すごいちゃんと考えられるのにロリコンなんだなあ)

ヒトミ「やっと追いついたっての〜〜! ……あれ、その子は?」

ハジメ「ハア、ハア、この酸欠状態たまらないな……! お、その子が言っていた子か!」

キョウヘイ「マジでいたっすね〜……っていうか、超泣いてるじゃないっすか! トウヤさん!!」

トウヤ「えっ違う違う!! 僕は幼女を笑顔にはしても泣かせるなんてことしないよ!!!」

レッド「……これは、本当にそう……」

キョウヘイ「なんだ、びっくりしたっす、さーせん……トウヤさんが原因じゃないにしても、泣かれてるとアレっすね」

トウヤ「そうだねぇ……どうにかして、この子を笑顔に出来たらいいんだけど」

レッド「……一発芸……?」

キョウヘイ「おーっと自ら地獄を作りにいったっすね! レッドさんの垣間見える芸人根性、嫌いじゃないっす」


下1 誰が   下2 何をする
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 18:52:04.55 ID:EAC72iwLO
きょへくん
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 19:54:19.69 ID:v+LSUTSQO
リオルキッドの出番なのでは
212 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/02/18(火) 03:00:29.92 ID:tk0WV2hh0
キョウヘイ「はいはいはい! まあそれは俺の得意分野っすね!!」

ハジメ「一発芸がか?」

キョウヘイ「ちげーっすよ!! リオルキッド、ってかルカリオキッド! ……っていうか、こっちで放送されてるんすかね」

ヒトミ「ルカリオキッド……聞いた事あるっての。ネトフリで見られるっての」

レッド「……ねとふり」

ヒトミ「……つまり、インターネットサイトで見られるってことだっての!」

キョウヘイ「まあまあまあ見ててくださいっすよ! 俳優秘儀、早着替え!」バッ

ハジメ「何ィ!? 急にヒーローっぽくなったじゃないか!!!」

キョウヘイ?「そう、レンジャースクールの生徒とは仮の姿……」

ルカリオキッド「真の姿とは、このルカリオキッドだったのだー!」

ルカリオ「きゃおう!」

ヒトミ「って、いつの間にルカリオがいたんだっての!?」
213 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/02/18(火) 03:08:14.97 ID:tk0WV2hh0
金髪ロリ「る、るかりおきっどだ……!!」

キョウヘイ(よかったーーーー知名度あったーーーーー!!!)

レッド(チメイドってうわさのフォークデュオの……?)

トウヤ(そのネタは誰にも通じないと思うよ……)

ルカリオキッド「そう、ルカリオキッドだ! しかし困ったな、この辺りには悪い奴がいないみたいだ!」

ルカリオ「きゃーう」

ルカリオキッド「何々? ……なんだって!?」

金髪ロリ「る、ルカリオは何て言ってるの!?」

ルカリオキッド「どうやら、この辺りの悪者はみんなポケモンレンジャーが捕まえてくれているみたいなんだ!」

ルカリオキッド「ポケモンレンジャー、そして彼らを支える人々は素晴らしいな!」

ルカリオ「きゅおー!」ウンウン

ルカリオキッド「きっと、君のお兄さんもそんな人なんだろうな。沢山の人を救う、凄い人だ!」

金髪ロリ「……! うんっ! そうだよ! お兄ちゃんはすごいんだよ!」
214 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/02/18(火) 03:12:49.58 ID:tk0WV2hh0
トウヤ「お兄ちゃん褒めてもらってニコニコのロリてぇてぇ……」(あの子に笑顔が戻ってよかったね)

ヒトミ「いや逆!! 括弧の中身逆になってるっての!!」

ハジメ「それにしても、キョウヘイはすごいな! 俳優だとは聞いていたが、本当だったとは!」

レッド「……すごいでしょ」ドヤ

ヒトミ「なんでレッドがドヤ顔してるんだっての……」

トウヤ「あはは、レッドの気持ちちょっとわかるよ」

レッド「でしょ……む、人の気配……」

金髪少年「ロッコ!」

ロッコ「イオリおにいちゃん!!」

レッド(……いおり 誰だっけ)

ヒトミ「……レッド、誰って顔してるけど、アレは隣のクラスのイオリだっての」

レッド「あ……ドS先生のとこの……」

ヒトミ「ミラカド先生!! 変な教え方すんなっての、ハジメ!!」

ハジメ「ああっ理不尽だが理不尽ではない叱責ッ!!!」ゾクゾク
215 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/02/18(火) 03:17:08.99 ID:tk0WV2hh0
イオリ「ロッコ、ここまでくるなんて危ないじゃないか!」

ロッコ「ごめんなさい、早くお兄ちゃんに会いたくて……それに、ルカリオキッドが……あれ?」

イオリ「ルカリオキッド? それはテレビの中の人だろう」

ロッコ「ち、違うんだよ、さっきルカリオキッドが……!」

イオリ「わかったわかった、その話は帰ってから聞くよ……みんな、ロッコの相手しててくれてありがとう」

トウヤ「どういたしまして。いい子だねぇ、ロッコちゃん」

レッド「…………」グググ

トウヤ「痛い痛い痛いまだ普通のことしか言ってないのに!!」

ハジメ「イオリの実習先は家の近くなのか、いいな……頑張るんだぞ!」

イオリ「もちろん、みんなもね! 行こう、ロッコ」

ロッコ「うん! ……おにいちゃんたち、ありがとう! ばいばい!」

トウヤ「ばいばい〜!」

ヒトミ「……ここまでいい笑顔のトウヤ、初めて見たっての」

キョウヘイ「あれはロリにしか向けられることが無いタイプの笑顔っすからねぇ」

レッド「あ……帰ってきた」

キョウヘイ「ただいまっす!」
216 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/02/18(火) 03:21:00.14 ID:tk0WV2hh0
ハジメ「おっと、オレたちも実習に行かないとな!」

ヒトミ「なんでちょっと忘れてた感じになってるんだっての! 初日から遅刻は流石にヤバいっての!!」

トウヤ「まあまあ……確か、ビエンタウンは西にいってすぐなんだったよね?」

レッド「……確かに、ちょっと進んだ先から、集落の気配がする……」

キョウヘイ「レッドさんセンサーなんでもわかるっすね……っていうか集落て」

レッド「……町としては、マサラと同程度の気配……」

トウヤ「それは……なんというか、アレだねぇ」

キョウヘイ「人の故郷ってコメントつけにくいっすね!!」

ヒトミ「アンタたち、お話もいいけど日が暮れるっての! さっさと歩く!」

キョウヘイ「はいは〜い」

ハジメ「ヒトミ!! オレも叱責してくれ!!!!!!!」

ヒトミ「うるさいっての!!!!!!」
217 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/02/18(火) 03:26:04.14 ID:tk0WV2hh0
〜ビエンタウン〜

キョウヘイ「お、おっふ……道が舗装されてないっすね」

ハジメ「うん、田舎だな!!」

ヒトミ「コラ!! 大声でそういうこと言わないっての、今日はここのレンジャーになるんだっての!!」

トウヤ「自然が豊かでのんびりした感じの町だねぇ」

レッド(マサラタウンのこと思い出しちゃった……)

ヒトミ「町の悪口なんて言ってる場合じゃないっての! ほら、あそこがレンジャーベース! 挨拶しにいくっての!」

レッド「……屋根に、植物生えてる」

キョウヘイ「自然と共生、って感じっすねぇ。レンジャーっぽ〜い」

トウヤ「そういえばイッシュにもレンジャーっているけど、こういう感じじゃないよねぇ」

キョウヘイ「あっちはマジで自然を守る感じの人っすもんね」

ヒトミ「挨拶するって言ってるっての〜! あんたら三人はのんびりしすぎだっての!」
218 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/02/18(火) 03:31:19.02 ID:tk0WV2hh0
〜レンジャーベース〜

レッド(いちばんのり……って、あれ、誰もいない)

ハジメ「レッドが入っていくのをオレは見逃さなかった、二番乗りだ! ……ん? 誰もいないな?」

ヒトミ「三人組が三人じゃないと思ったら! 団体行動しなさいってのー!」

キョウヘイ「おじゃましま〜す! 一日体験に来ましたぁ〜」

オペレーター「わ、ごめんなさい! ちょっと奥で作業してて気付かなかったわ!」パタパタ

トウヤ「ああ……こんにちは、僕たち、レンジャースクールから来ました」

オペレーター「ええ、聞いてます! 一気に人手が五人も増えるって、みんな喜んでいたもの!」

ヒトミ「みんな、って……誰もここにはいないですよ?」

ハジメ(敬語のヒトミ、たまに聞いてるはずなんだが違和感がすごいな)

オペレーター「……それが、今はみんなミッションに出払っているのよ。実はビッパが……ハッ」パシ

オペレーター「これ以上は恐ろしくて私の口からは言えないわッ!!」

キョウヘイ「そんな……この地域は平和そうなのに、そこまで恐ろしい事件が起きているっていうんですか!」

トウヤ(あ、演技だ)

レッド(演技だ……)
219 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/02/18(火) 03:36:20.94 ID:tk0WV2hh0
オペレーター「ええ、でも大丈夫! それについては彼らが何とかしてくれるわ!」

オペレーター「だから、私はここでリーダーから預かった二人へのお手紙を読もうと思います! ごほん」

ハジメ「リーダー!? なんてカッコいい響きだ……そして置手紙っていうのもカッコいいな!」

ヒトミ「ちょっと静かにするっての!」

オペレーター『到着したな、スクール生のベイビーたち! ご苦労! 早速ミッションだ!』

ハジメ「ミッション!? 聞いたかみんな、カッコいいな!!!」

キョウヘイ「それはちょっとわかるっす! 悔しいけど!!」

オペレーター『とある重要な"ブツ"をオペレーターに預けた……それを持ち、町の西にある「ソヨギの丘」まで来てくれ!』

レッド「……ブツ」

トウヤ「言い方が怪しいんだよねぇ……」

オペレーター『健闘を祈る……くれぐれも、死ぬんじゃないぞ』

ヒトミ「…………ッッッ」

キョウヘイ「……ツッコミ入れたいとこあったら言っても良いと思うっすよ」

ヒトミ「なんで!!! 全体的に!!! 洋画っぽくしちゃったんだってのーーーーーー!!!!!!」

オペレーター「ふふ」ニコニコ

トウヤ(このツッコミ聞きたかったんだろうなぁ……)
220 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/02/18(火) 03:40:17.80 ID:tk0WV2hh0
オペレーター「……では、ブツをみんなに預けようと思うわ」

オペレーター「これはとても繊細な子なの……横にしたり逆さまにしたら、ぜーーーったいダメよ!」

ハジメ「ブツだもんな……! 振り回したりしても絶対にダメそうだ!」

キョウヘイ「なんか怖いっすねぇ、どんな道のりかもわからないってのに」

ヒトミ「それだけ重要なら、慎重な人かどんな道のりでも平気な人にこのブツは持っていってもらうべきかも」

レッド「……」

トウヤ「あれ、レッドはちょっと不安かな?」

レッド「……うっかり、逆さまに、するかも……」

ヒトミ「いやどんなうっかりだっての! まぁ、相当運が悪いとかじゃなきゃ大丈夫だっての」

ハジメ「ヒトミ、世の中はそれをフラグと言うんだぜ! それにしても、誰がブツを持つかは最重要議題だ!」

レッド「……繊細なブツを、運べそうな人……」

下1
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/18(火) 04:03:10.37 ID:teD6K0A4O
意外とハジメくん
222 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/02/28(金) 00:11:15.78 ID:WC/VeMNc0
ハジメ「オレか? もちろん任せてくれ!!!」

ヒトミ「ふ、不安すぎるっての……!」

レッド「……きっと、大丈夫……」

キョウヘイ「お! レッドさんのお墨付きっすね! もうすぐポケマスにも登場するレッドさんが言うんだから間違いないっすよ」

トウヤ(この顔、めちゃくちゃ根に持ってるね……)

レッド「……ハジメ、こういう事に関しては、ちゃんとしてるし……」

ヒトミ「そりゃあ、まあ、そうだけど……わかった、おっけーだっての!」

ハジメ「ああ! 無事にこの"ブツ"を運びきってみせよう!!」

ヒトミ「どうせならそのヤバめの呼び方もやめろっての!!」
223 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/02/28(金) 00:16:21.76 ID:WC/VeMNc0
オペレーター「この建物を出てから西に進んで、砂浜を通り過ぎればソヨギの丘ですよ!」

レッド「……砂浜」

キョウヘイ「へ〜、ここら辺って海近かったんすねぇ。ま、スクールにも港があるしそりゃそーっすか」

トウヤ「豊かな自然があって、牧場もあって……海もあるんだから、素敵な場所だねぇ」

ヒトミ「あ、そういえば、あの辺りの砂浜といえば……」

レッド「……?」

ヒトミ「面白い話を思い出したから、砂浜についたら話すっての!」

キョウヘイ「お、自らハードルを上げていく姿勢いいっすね!」

トウヤ「ツッコミ気質だし、やっぱり芸人力もあるのかな?」

ヒトミ「いや雑談としての話だっての!! そこまでガチのやつじゃないから!!」
224 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/02/28(金) 00:19:39.47 ID:WC/VeMNc0

〜ナビキビーチ〜

レッド「……海」

キョウヘイ「結構ガチ目に海っすねぇ! ただ、景観は並ってところっす」

トウヤ「あはは、まあ観光地ってわけでもないしねぇ……」

ハジメ「あぁ……足元に流木が転がっていないだけ、まだマシだな!」

ヒトミ「確かに、そんな砂浜だったら一瞬で転ぶ人が出てきてたっての」

レッド「……そうだ、ヒトミ……面白い、話」

ヒトミ「ああ、それは……まずだけど、授業でパートナーポケモンについて話したの覚えてるっての?」

レッド「うん……相棒、みたいな感じ……」

キョウヘイ「自分の所持しているポケモン、ってことっすよね? 戦う事は出来ないみたいっすけど」

ヒトミ「うん、その通りだっての!」
225 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/02/28(金) 00:22:28.41 ID:WC/VeMNc0
ヒトミ「それで、今活躍する色んなレンジャーは、このビーチで最初のパートナーポケモンと出会ったらしいっての!」

レッド「……へえ……」

キョウヘイ「あれ、レッドさん意外と反応薄いっすね。もうちょい喜ぶかと思ったっすけど」

トウヤ「そうだねぇ。何か思うところでもあった?」

レッド「……この地方のポケモン、って……捕まえるの、ダメだから……」

レッド「仲良くなっても、帰る時に……バイバイなのが、寂しいなって……」

キョウヘイ「あ〜〜……それは確かにあるかもっすね。別れる運命、悲劇っす……」

トウヤ「そうだねぇ。でも、少しでも楽しい思い出を残してあげられるなら、期間限定のパートナーも楽しそうだけどねぇ」

レッド「……うん……」
226 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/02/28(金) 00:26:48.21 ID:WC/VeMNc0
ヒトミ「パートナーポケモン、素敵な響きなんだっての! パートナーを連れてたら一人前、って感じもするっての」

ハジメ「この地方では、同居人としてのポケモンを保持していることはあっても、戦闘に特化したポケモンは所持できないからな!」

ハジメ「それを唯一許されるのが、ポケモンレンジャーのパートナーポケモンなんだ。オレも憧れているとも!」

レッド「……なるほど」

トウヤ「その辺りはやっぱ感覚が違うんだねぇ。僕たちにとっては、ポケモンと戦うのはいつも通りのことだけど」

キョウヘイ「地方によって特色が違うって言っても、こういった決まりがある地方は初めてっすもんね〜」

レッド(なんなら、ちゃんとストーリーを追ってる地方も初めてな気がする)

キョウヘイ(ポケダンの時は異世界だったっすしねぇ)

ヒトミ「レッドは、パートナーにするならどんなポケモンにしたいっての? アタシはやっぱ、可愛いポケモンがいいっての!」

レッド「……理想の、パートナーポケモン……」

ハジメ「戦闘が出来ると言っても、する事は基本レンジャーの補佐だしな! それも込みで考えるといい!」

レッド「……うーむ」

理想のパートナーポケモン 下1
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/28(金) 08:30:30.11 ID:0uXe4ykZ0
エーフィー(よければレッドの)
228 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/03/06(金) 22:07:13.34 ID:FG3nQ89y0
今日は弟の日だそうです。ということで番外編。
229 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/03/06(金) 22:18:40.78 ID:FG3nQ89y0
レッド「……弟の日、だそうです」

ファイア「いえーいどんどんぱふぱふ〜」

グリーン「弟なあ、全員集まってんのか?」

ライ「……そうなんじゃねぇの、俺が呼ばれてるんだし」

オメガ「そうじゃないか。俺がいることだし」

ヒビキ「え〜〜なんだかおもしろいメンバーですね!」

レッド「……ところで、これから何をするのかは、決まってないです……」

グリーン「マジかよ……前はなんか逆転とかやってたよな」

ファイア「せっかくですし、かぶらないやつがいいですなー」

レッド「……ふむ……」

1、誰かを召喚して勝手に弟にする(人指定) 2、誰かを召喚して兄/姉になってもらう(人指定) 3、我こそが究極の弟!弟選手権

下1
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/06(金) 23:16:50.88 ID:JcB2Ls2C0
1 ライをレッドの弟にする
231 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/03/06(金) 23:31:15.25 ID:FG3nQ89y0
ライ「は、はぁ!? 俺別にこんな兄貴ほしくねぇし!!!」

レッド「」ガーン

ファイア「ちょっとちょっとおにいさぁん、人の兄を馬鹿にしないでくれますかねぇ」

ライ「んだよ! だったらこいつの兄っぽいところ言ってみろよ!」

ファイア「そんなの朝飯前だもんねー。えーっと」

レッド「……」ワクワク

ファイア「えっと……あ〜ね……いや決められないなー多すぎて……」

ライ「無いじゃねーか!!!!!!!」

レッド「」ガーン ガーン(エコー) ガーン(エコー2回目) バタッ

ヒビキ「れ、レッドさーーーーん!!!!!!!」
232 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/03/06(金) 23:47:43.95 ID:FG3nQ89y0
ファイア「いやいやマジでマジで決められないだけだって、良い所いっぱいあるよ、兄さんは」

レッド「……良い所でも……兄らしいところじゃ、ないんでしょ……?」

ファイア「兄さん……そんな……ズバリ当てられちゃったら言い訳出来ないよ」

レッド「」バタッ

ヒビキ「レッドさーーーーん!!!」

オメガ「なんだか可哀想になってきたな」

ヒビキ「僕もう見てられないよぉ! もうやめてー!」

オメガ「俺も忍術をやっていなければ心が折れていた……」

レッド「…………」

ファイア「……あ、でも、一個誰にも負けないような兄らしいところがあったよ」

レッド「! な、なに……?」

ファイア「俺とリーフのことを、誰よりも大事にしてくれるってところ」

レッド「……!」

ライ「……兄貴、俺の安価じゃ」

グリーン「これがファイアだ、わかってるだろうけどな」
233 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/03/07(土) 00:21:34.32 ID:j8j4YUas0
レッド「……わかった」

ファイア「おっ、わかってくれましたか。ところで何が?」

レッド「リーフとファイアくらい、ライのことを、大事にすればいいんでしょ……」

ライ「えっ」

グリーン「よし、来たぞライ! お前のターンだ!」

ライ「……へんっ、お前に出来るってんならやってみろよ!!」

ファイア「憎まれ口で相手はターンエンドだね。兄さん、ターンが回ってきたよ! ぶちかましたれー!」

レッド「わ、わかった……! ……ライ」

ライ「な、なんだよ」

レッド「……いつも、頑張ってるね……」ナデナデ

ライ「」

ファイア「いいぞーにいさーん! 相手に麻痺効果を与えましたぞ!」
234 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/03/07(土) 00:38:16.73 ID:j8j4YUas0
グリーン「(くっ……俺はどっちかというと妹系のほうが好みだが、そこは兄弟といえど逆か! 効果抜群みたいだぜ!)」

レッド「……あれ、ライ……?」

ファイア「……兄さん! とどめに一番兄っぽいこと言って!!」

レッド「(い、一番兄っぽい事!? 兄っぽい事……!?)」

レッド「(兄っぽい事ってなんだろ……兄っぽい人の真似をすればいいかな……そうだ!)」

レッド「でも、無理はしないで……何かあったら…すぐ、お兄ちゃんに、言ってね……」

ファイア「(兄さん、絶対トウヤさんのこと参考にしたんだろうな〜)」

グリーン「しまった……! ライ、大丈夫か!?」

ライ「…………」ガクッ

ヒビキ「か、カンカンカーン! 膝を着いたのでライ選手しっかーく! レッドさんの勝ちー!」

レッド「……」ブイ

グリーン「あ〜〜〜駄目だったか! でもライ、お前はよくやったと思うぜ!」

ファイア「さっすが兄さん。やる時はやる男!」

オメガ「これは何の勝負だったんだ?」

ヒビキ「わからない……でも、止めなきゃって思って」

オメガ「そうだったのか。止め方が上手いな」
235 : ◆nIESo90.aY [saga]:2020/03/07(土) 00:43:07.31 ID:j8j4YUas0
ヒビキ「と、というわけでー! 弟の日でした!」

レッド「(どっちかっていうとお兄ちゃんっぽい事がたくさんできたので、僕は満足です)」

グリーン「俺はライ家まで送ってくわ」

ファイア「あー面白かった。じゃねー」

オメガ「(兄らしいこと、俺もユウキにしてもらった記憶があまりないな……)」

レッド「……あ、ヒビキ……」

ヒビキ「あぇ、なんですか?」

レッド「……ヒビキも、さっき、よく頑張ったね……」ナデナデ

ヒビキ「レッドさーーーーーん!!!!! だいすき!!!!!!」チュー

レッド「(そういえばそんな特徴あったなぁ)」


おわり
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/07(土) 00:53:39.26 ID:ksfMgcv6O
乙〜、ライよかったな
本編にも出てくるといいな
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/07(土) 01:41:45.87 ID:fmgqovkH0
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/14(火) 04:52:27.71 ID:PpqTET320
おつ
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/21(日) 14:47:01.94 ID:WnUAG3tK0
保守
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