レッド(無口とか幽霊とか言われるけどレンジャーになります)

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97 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/17(日) 23:49:16.81 ID:sc9J5vai0
レッド(……なにこれ……『深夜の教室、普段真面目な委員長が女王様になって縛り上げてくれる本(ASMRディスク付き)』……?)

レッド(……薄い本……こ、コンマの高さも相まって……ヤバそう……)

レッド(……ちょっとだけ見てみて、駄目そうだったら戻せばいっか)ペラ

レッド「…………」

レッド「……!? …………うわ……」ペラ

レッド「ひぇ…………うわー……あー……」ペラ

レッド「…………」パタン

レッド(最初の十ページも読むことができなかった……)

レッド(あ、ちゃんと名前シール貼ってある……やっぱりハジメのかぁ)

レッド「……えーえすえむあーるってなんだろう……?」

トウヤ「レッド、終わったよー」

レッド「……ありがとう、トウヤ……」
98 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/17(日) 23:55:28.30 ID:sc9J5vai0


トウヤ「最後のスタイラーのところにメモがあってね。これら四つを、地下にある部屋の前に置いていくんだって」

レッド(地下……なんかそれっぽい)

トウヤ「そういえば、待ってる間静かだったけど、何してたの?」

レッド「……女王様に、思いを馳せてた……」

トウヤ「……ならないでね?」

レッド「ならない……」


〜地下〜

レッド「……ここに、置けば……」

トウヤ「うん、いいみたいだね……よいしょ」コト

レッド(……ん、この部屋、誰かの話し声が……)

トウヤ「それじゃあ、早めに戻ろうか……レッド、レッド?」

レッド「! ……わかった……」

トウヤ「色々あったけど、あの三人ならなんとかできそうだね」トコトコ

レッド「うん……よかった……」トコトコ
99 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/17(日) 23:59:14.64 ID:sc9J5vai0


〜二階〜

レッド「……戻りました……」

トウヤ「楽しかったねぇ、肝試し」

レッド「うん……」

キョウヘイ「あ〜〜〜戻ってきちゃったぁ〜〜〜俺たちも行かないとっすねぇ!!」

ハジメ「そうだな、あぁゾクゾクする……!! 早く行こうじゃないか!!」

ヒトミ「うるさいってーの!!!!! こっちは怖いんだから!!! ゆっくり行かせてっての!!!」

キョウヘイ「俺も完全同意っすからね!!!!!!」

トウヤ「あはは……寝てる人もいるから、静かに行くんだよ」

レッド「……キョウヘイ」

キョウヘイ「はあ〜い……?」

レッド「大丈夫……そんなにいなかった……」コソ

キョウヘイ「そんなに!? 少しはいたってことじゃないっすかぁ!! もうヤケだーーーっ一瞬で終わらせるっすよ!!」ダッ

ヒトミ「わかったってのーーー!」ダッ

ハジメ「ああっ待ってくれ! お仕置きの無い放置プレイはぶっちゃけそんなに好きじゃないんだ!!」ダッ
100 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/18(月) 00:02:36.25 ID:KR7tQIUa0

トウヤ「賑やかだったねぇ」

レッド「ね……」

\ギャー!!/

トウヤ「……賑やかだねぇ」

レッド「……うん……」

トウヤ「あはは……あ、そうだ。待ってる間に手紙でも書かない?」

レッド「手紙……?」

トウヤ「うん。昼間に聞いたんだけど、家族とか友人に手紙を書く人が多いんだって。便箋も貰ってきたんだ」

トウヤ「せっかくの寮生活だし、レッドも何か書いてみない?」

レッド「……わかった……」

レッド(……誰に書こうかな。あと中身どうしよう……手紙、ちゃんと書くの久しぶり……)

誰に送るか 下1  手紙の書きだし(大まかな内容でも) 下3
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 00:04:33.71 ID:93uR+caY0
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 00:10:44.96 ID:i2WB9p5l0
加速下
もし踏んだらラブレター風で
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 00:15:04.31 ID:93uR+caY0
104 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/18(月) 00:20:05.05 ID:KR7tQIUa0
レッド(……一日目だし、とりあえずグリーンに送ろう……)

レッド(でも普通に書いてもつまらないし……あ、そうだ)


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

グリーンさんへ

貴方は今何をして過ごしていらっしゃるでしょうか。
私は今、遠く離れた地方にいます。とても賑やかで楽しい所です。
それでも、私の頭には貴方の姿が浮かんでしまいます……

みたいなことを言ってくれる女の子がいればいいですね
レンジャーの勉強たのしそうです あと変態がいた 緑みたいなツッコミの人もいた
とりあえず元気です ばいばい

                  レッド

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

レッド「……できた」

レッド(知らない女の子からのラブレターを装う作戦、途中で飽きてしまった)

レッド(グリーンに手紙を書くなんていつぶりだろ……あ、でもちょっと前に安価で書いた気も……)
105 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/18(月) 00:23:39.88 ID:KR7tQIUa0
キョウヘイ「戻ったっすよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!」

トウヤ「わぁ!? 早かったねぇ……クリアしてきたの?」

ヒトミ「してきたしてきた、してきたっての! でもちょーびっくりした!!」

キョウヘイ「最後スタイラー置いてこうとしたら、ミラカド先生とエンカウントしちゃったんすよ〜〜!」

ハジメ「あれはSっ気だろう!?!?」

キョウヘイ「悔しいっすけど納得しちゃったっす!!!」

ヒトミ「暗いしゴーストタイプのポケモンもいるし! ちょー怖かったっての!」

ハジメ「オレは……ふふ、秘蔵の本が図書館に……無造作に置いてあったのが一番興奮したな」

ハジメ「あのままヒトミが気付かず朝まで置かれていたらと思うと……嗚呼ッ!!」ゾクゾクッ

レッド(片付けるの忘れてた……)

キョウヘイ「ただ一つ発見があったとすれば……変態といるとあんまり怖くないってことっすね」

トウヤ「へぇ、そうだったの?」

キョウヘイ「怖さのメーターをたまにヤバさが超えるんで……今とか」

レッド(なっとく……)
106 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/18(月) 00:24:11.00 ID:KR7tQIUa0
今日はここまで。明日も同じくらいの時間から更新すると思います。よろしくぅ
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 00:25:55.65 ID:93uR+caY0
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 00:34:52.93 ID:QZZ+NqdhO
乙です!更新楽しみにしてます
109 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/18(月) 21:54:28.66 ID:KR7tQIUa0
はじめます。
110 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/18(月) 22:00:50.38 ID:KR7tQIUa0
レンジャースクール 1週目


レッド「……」パチ

レッド(日の出だ……起きたのはいいけど、授業が始まるまですごい時間あるなあ)

レッド「……」キョロ

キョウヘイ「むにゃ……ルリちゃん……うへへ……」

トウヤ「ぐう……幼女を……キャプチャ……???」

ハジメ「嗚呼っもっと!!! もっと強く縛っ……すや……」

レッド(みんな寝言いってる……にぎやか……二人くらいやばいのいるけど)

レッド(うーん……授業始まるまで何してようかな)

下1
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 22:16:45.97 ID:0je76Ju10
緑に電話
112 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/18(月) 22:24:39.31 ID:KR7tQIUa0
レッド(現在時刻……早朝!!!!)プルルル ピッ

レッド「……もしもし……おはよう……」

グリーン『あぁ……あ……? ……てめえレッド! 今何時だと思ってやがる!!!!』

レッド「わかんない……今起きたばっかりだから……」

グリーン『寝起きで電話かけてくんじゃねえよ!! 俺……そんな早起きしたかねえっつうの!!』

レッド「そっか……」

グリーン『そっかじゃねえ!! ……ところで、何か用でもあんのかよ?』

レッド「……用、ってほどじゃないけど……スクールで出来た友達に、すごいツッコミの子がいて……」

グリーン『へぇ、よかったじゃねえか……で、それが何で俺への電話に繋がるんだよ』

レッド「属性……かぶってるから……忘れられないように……」

グリーン『流石に忘れられねえ自信はあるっつうの!!! まあ心配したってんならそれは受け取っとくぜ!!!』

レッド(朝からうるさいな……)

グリーン『おいお前今朝からうるせえって思っただろ……言っとくけどな、お前のせいだからな!!!』

レッド「わかった……ばいばい……」

グリーン『あ!? おいちょっと待てレッ』ピッ

レッド「……元気そうだった」
113 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/18(月) 22:29:12.19 ID:KR7tQIUa0
キョウヘイ「ほあ〜……めずらし〜っすねぇ、レッドさんが電話してんの〜」

レッド「ん……おはよ……起こしちゃった……?」

キョウヘイ「や〜、昨日はしゃいだからか眠りが浅くって〜……ちなみに、相手はグリーンさんっすか?」

レッド「……なんで、わかったの……?」

キョウヘイ「レッドさん、なんか楽しそ―なカオしてるんすもん。イタズラが成功した後、みたいな?」

レッド「……なるほど……」

キョウヘイ「あっはっは、こんな朝っぱらから電話してもらえるグリーンさんは幸せ者っすねぇ!」

レッド「でしょ……」

ハジメ「ぬん……お、二人とも、もう起きているのか。偉いな……」

レッド「おはよう……」

キョウヘイ「ハジメってもしかして朝弱いタイプっすか? !がついてないの珍しいっすね」

ハジメ「そうかもしれないな……って、まだまだ早朝じゃないか。二度寝できるな……」

レッド(……こうしてると、普通の男の子って感じなのになぁ)
114 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/18(月) 22:34:02.25 ID:KR7tQIUa0
レッド「……あ、そうだ……ハジメ、ちょっと来て……」

ハジメ「ぬん、どうした……? ……何やら、ただごとじゃない雰囲気だな」

キョウヘイ「これからちょっとしたバトルが始まるんすよ……そう、誰がトウヤさんを起こすかっていう! バトルっす!!」

レッド「……負けたら……地獄を見る……」

ハジメ「地獄? そう聞いたら黙っていられないな!! いったい何が起こるっていうんだ? その大役はオレに任せてもらっても??」

キョウヘイ「びっくりするほど元気になったっすね!? そして乗り気ィ!!」

レッド「……洗礼を、受けさせてもいいんだけど……一応、公平に……」ゴソゴソ

レッド「くじ引きを……用意しました……」

キョウヘイ「へー! 公平〜! ……ってェ!! 相対的にレッドさんめちゃ有利じゃないっすかぁ!! よっ、ラックの申し子!」

ハジメ「運の良さか……大丈夫だ、俺には被虐の神様が微笑んでくれるからな!」

キョウヘイ「やな神様っすね!? ……しゃーないっす、ここで運命力を見せつけるっすよ!!」

レッド(……ぶっちゃけ、幼女をキャプチャとか言ってる人を起こしたくないので頑張るぞ)

当たり(実質外れ)を引いた人 下1
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 22:36:11.74 ID:93uR+caY0
初め
116 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/18(月) 22:50:08.07 ID:KR7tQIUa0
ハジメ「おお……おお! オレだ!! 俺が引いたぞーーー!!」

キョウヘイ「ヒュ〜〜! おめでとうございまァ〜〜〜っす!!」

レッド「……頑張れ……!」

ハジメ「任せてくれ! ああ一体何が起きるっていうんだ……!」ワクワク

キョウヘイ(……なんか楽しみにしすぎてて罪悪感がすごいっすね)

レッド(もしかしたら……ヨウみたいに相性がいいかもしれない……)

キョウヘイ(……あ、一個懸念材料を忘れてたっす)

レッド(何かあったっけ……?)

キョウヘイ(ハジメがショタ判定されるかどうかっすよ……年齢はレッドさんと同じくらいっぽいっすけど)

ハジメ「トウヤ! 朝になったぞ、起きてくれ!!!」ユサユサユサ

トウヤ「うーん……」

直下コンマ40以下でショタ判定になる
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 22:57:01.87 ID:93uR+caY0
神の味噌汁
118 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/18(月) 23:08:43.44 ID:KR7tQIUa0
目覚めトウヤ「……」

ハジメ「……」ワクワク

目覚めトウヤ「ショタかショタじゃないかは一旦置いといても、いじめられたがりをいじめるのは趣味じゃないんだよね」

ハジメ「ガーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッッッ!!!!!!!!!!」ガクッ

目覚めトウヤ「あはは、そうそう。こういうリアクションが一番面白いな」

キョウヘイ「隙ありィ!!!」ビシッッッ

トウヤ「うわ!? ……あれ、僕はいったい……?」

レッド(ハジメ……目覚めトウヤ無効化兵器かもしれない……)

ハジメ「うう……期待した……ハードなプレイを期待した……!」シクシク

レッド「泣かないで……」

ハジメ「同情するなら踏んでくれ……同情するなら踏んでくれぇ!!!」

レッド(気持ち悪……)ゲシッ

ハジメ「ありがとうございます!!!!!!!!!!」
119 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/18(月) 23:13:49.43 ID:KR7tQIUa0
ヒトミ「ちょっと! 四人の声外まで響いてるってーの!」コンコン ガチャ

レッド「おはよう……ちょっとね……」

キョウヘイ「あれ、わちゃわちゃして遊んでるうちにもうこんな時間っすか」

ハジメ「そろそろ立ち直るか……よし! 今日は授業一日目だな!」

トウヤ「そういえば教科書とかは貰ってないけど、そういうのは大丈夫?」

ヒトミ「大丈夫、今日は先生も簡単な説明だけするって言ってたってーの!」

レッド(僕にもわかるやつだといいなぁ)

キョウヘイ「実技とかもやるんすかね?」

ハジメ「そうだな、恐らく講義の後にでも実技授業をするだろう! 覚悟はしておくべきだな!」

トウヤ「実技かぁ、ちょっと苦手だけど……頑張らなきゃねぇ」

キョウヘイ「レッドさんとトウヤさん、結構得意分野真逆っすもんね〜……俺はなんでもできるっすけど!」キラッ

ヒトミ「その星のやつどうなってるってーの!?」
120 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/18(月) 23:18:26.40 ID:KR7tQIUa0
〜教室〜

アンリ「みんな、おはようございます! それじゃあ午前の授業を始めるわよ!」

キョウヘイ「は〜い」

トウヤ「はーい」

レッド「……」

アンリ(とうとう彼らの発授業ね……黒髪の子、もう眠そうじゃない! お勉強は苦手かしら……)

アンリ(ここが踏ん張りどころよ、アンリ! 彼も起きるような面白い授業を見せてやろうじゃない!!)

ハジメ「同族だとは思っていないが……アンリ先生は根性がある、オレはそう感じているんだ!」

ヒトミ「いや、アンタどこ目線で物いってんだってーの!」

アンリ(くらいなさい!!! 私のゼンリョク授業!!!)

直下コンマ50以下でレッドが起きる
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 23:19:03.62 ID:0je76Ju10
はい
122 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/18(月) 23:26:22.37 ID:KR7tQIUa0
レッド「…………」スヤ

アンリ「さらに! このスタイラーにおける機能はすごいのよ!!」

キョウヘイ「ほーん……」

アンリ「今では現職のレンジャーも使っていて……」

トウヤ「へぇ……」

アンリ「だからこそ! スタイラーについて調べるのも楽しいものよ!」

レッド「……」ガクッ ハッ

ヒトミ「……いや思いっきり寝ちゃってるってーの!!! 起きんかーーーい!!」

レッド「へ、あ、おはよ……」

ヒトミ「おはよじゃないってーの! 授業中!! 先生も起こしちゃっていいですからね!?」

アンリ「そ、そうね!? 私、授業内容で起こしてやるぞーってムキになっちゃって……」

ハジメ(そう……アンリ先生はその空回り方と優しさのせいで怒ってくれないんだ……)
123 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/18(月) 23:36:38.90 ID:KR7tQIUa0
レッド「……」

キョウヘイ「シルバーとアクロマが話してるのを聞いてるときの顔してるっすね」

トウヤ「つまりは「よくわからない」って顔だねぇ……」

ハジメ「安心しろ、レッド! 実を言うとオレもよくわかっていないんだ」

ヒトミ「いやそれも駄目だってーの! レッド、入門書貸したげるから読んだほうがいいってーの」

レッド「ありがとう……」

アンリ「さ、みんなー! 次は実技授業よ、外へ出ましょう!」

レッド「おー……!」ダッ

ヒトミ「って、急に元気になるってーの!?」

キョウヘイ「レッドさんは座学より体で覚える方が向いてるっすもんね〜」

ハジメ「オレも体で覚える方が得意だな! 何事もッ!!!」ダッ
124 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/18(月) 23:39:44.94 ID:KR7tQIUa0


〜校庭〜

キャプス先生「さーーて今日もキャプチャの練習だ! 構えて!」

ハジメ「はいッ!!!」チャキッ

レッド「……」チャキッ

キョウヘイ「気合入ってるっすね〜」スッ

トウヤ「みんな頑張ってるねぇ……」ソッ…

ヒトミ「いや構えがゆるすぎるってーの!?」

アンリ(彼は運動が苦手なのかしら……それなら、担任がサポートしないと駄目ね!)

アンリ(キャプス先生は他の子の指導に忙しそうだし、私だって型くらいなら教えてあげられるわ!)ダッ

アンリ「担任ダーーーッシュ! さ、私に任せなさい!」

トウヤ「あ、アンリ先生……? あはは、お願いします」

直下コンマ50以下で型を覚える
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 23:43:07.60 ID:q4zTMtiSO
百合みを感じてブラりたい
126 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/19(火) 00:04:46.00 ID:wCahmqkd0
アンリ「ここをね! こうして! こうなのよ!」

トウヤ「ええっと……」

ヒトミ「いやいやいや、アンリ先生! 教え方が感覚的すぎだっての!」

トウヤ「もう少し、理論的だとわかりやすいんですけど……」

キャプス「彼らはもう大丈夫そうだな! さて……おや、君はどうした?」

トウヤ「ええと、少しできない部分があって……」

キャプス「そうか、なら放課後にもう一度ここに来ると良い! トレーニングはいつだって歓迎さ!」

トウヤ「あ、ありがとうございます!」

アンリ「……よかったわね、トウヤくん! キャプス先生のトレーニングは大変よ!」

トウヤ「頑張ります! ……アンリ先生も、ありがとうございます」

アンリ「いいのよ! だって、私は担任だもの!」
127 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/19(火) 00:20:09.48 ID:wCahmqkd0


キョウヘイ「レッドさんもトウヤさんも大変そうっすね〜」

ヒトミ「ま、初めはそんなもんだってーの……でも、キョウヘイはどれもそつなくこなすっぽいってーの」

キョウヘイ「そっすね、俺は頭もいいし運動神経もソコソコなんで!」

ヒトミ「へー、すごいっての!」

キョウヘイ「……逆に言えば、飛びぬけていいものが無いってことなんすけど……顔くらいしか……」

キョウヘイ「いうてレッドさんもトウヤさんも顔が良いからその点でも結構微妙なんすよねぇ!!」

ヒトミ「おっおお……微妙に謙遜するのやめてほしいっての!?」

キョウヘイ「ま、そこら辺はもう割り切ってるとこなんすけどね〜」

ヒトミ「……でも、あたしは良いと思うってーの。つまりは器用ってことだし、レンジャーに必須のスキルだっての」

キョウヘイ「お、そう思うっすか?」

ヒトミ「うん、思う。何もできないよりは、何でもできる方がよっぽどいいっての!」

キョウヘイ「……それもそうっすね! なんか元気出たっす。そんじゃ、復習してるお二方の邪魔でもしにいくかな〜」

ヒトミ「そこはフリでもいいから応援しとけってーの!!!」
128 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/19(火) 00:22:28.13 ID:wCahmqkd0
今日はここまで。明日も更新です。
ストーリー進める回→学校回→ストーリー進める回 って行きたいと思います。いうてすぐ卒業。

今日のダジャレ
レッド「入門書はこうにゅう(いう)もんっしょ……」

ハジメ「それはちょっと厳しくないか?」

レッド「にゅもーん……」

キョウヘイ「ダジャレの事にはわりと厳しいんすね……」
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/19(火) 00:27:19.69 ID:94SBL6Ck0
乙です。更新まってます
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/19(火) 00:30:32.78 ID:DxrWGDVT0
乙です!
131 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/19(火) 21:52:39.87 ID:wCahmqkd0
はじめます。
132 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/19(火) 21:59:26.34 ID:wCahmqkd0
レンジャースクール 5週目

キョウヘイ「いやはや、色々とカットしたっすね〜……俺たちがここに入学してもう一か月っすよ」

レッド「慣れてきた……けど、もう一か月……?」

トウヤ「そうだねぇ。今日はあおぞらスクールがある日だから、それに合わせたんじゃないかな?」

キョウヘイ「そこは原作に忠実にならないで明日ですとか言っちゃえばよかったんすけどね」

レッド「……でも、学校、楽しい……」

レッド(みんなに会えないのは、ちょっとさみしいけど……エーフィとかたまに気配感じるし……)

ハジメ「三人とも、そろそろ前説が終わる頃か? もうあおぞらスクール始まるぞ!」

ヒトミ「あんまメタいこというなってーの! ほら、船出の広場いくよ!」

レッド「はーい……」
133 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/19(火) 22:04:09.32 ID:wCahmqkd0
〜ふなでの広場〜

レッド「……もう、みんな集まってる……」

キョウヘイ「あれ、あの人だかりの真ん中にいるのってレンジャーさんっすかね?」

トウヤ「そうだねぇ……年齢的には、本当に若いんだね。僕と同じくらいかな?」

ハジメ「そうかもしれないな! しかし……すごい髪型の人だ。そしてSっ気を感じない」

ヒトミ「最後の一言が余計だってーの!」

アンリ「さ、みんな集まってー! この人が今日来てくれたレンジャー……クラムさんよ!」

クラム「レンジャースクールのみんな、こんにちは! 僕はクラム、ポケモンレンジャーさ!」

アンリ「さあみんな、お待ちかねの質問攻めタイムよ! 聞きたい事、ぜーんぶ聞いちゃいなさい!」

生徒たち「わーーーい!!!!」
134 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/19(火) 22:12:17.00 ID:wCahmqkd0
キョウヘイ「はいはいはーい! レンジャーさんって映画見る時間とかあります?」

クラム「映画か、レンジャーは急に呼び出されることが多いからなあ……」

クラム「あ、でも映画好きな同僚は端末に映画を入れて、空き時間に少しずつ見ているらしいよ!」

キョウヘイ「へ〜……忙しいんすね、レンジャーって」

トウヤ「はい、やっぱりレンジャーって地域の人と交流が多いんですか? 子供の相手もよくしますか?」

クラム「もちろん、レンジャーはその地域の人との支え合いだからね! 小さい子のかわいいミッションもよく引き受けるよ!」

トウヤ「へぇ……ありがとうございます」

ヒトミ「不穏な笑みやめろっての!! あっ、はい!! レンジャーやってて楽しい時ってなんですか!」

クラム「うーん、やっぱり助けた人が笑顔を見せてくれた時だね! 助けられてよかった、って心から思うよ」

ヒトミ「おお〜〜……!! あたしも頑張りますっ!!!」

ハジメ「オレも質問させてもらおう!! ズバリ……Sですか? Mですか?」

ヒトミ「って、何聞いてるんだってーの!!!!!!!」

クラム「うーん、おとなのお姉さんにいじめられたいところあるからMかなぁ」

ヒトミ「そこ答えなくていいってのーーー!!」

レッド(み、みんな質問してる……僕も何か聞こうかなぁ)

質問 下1
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/19(火) 22:29:31.40 ID:zGk95GKFO
トウヤ…
安価なら下
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/19(火) 22:34:54.06 ID:zGk95GKFO
付けるの忘れてた
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/11/19(火) 22:41:57.15 ID:zGk95GKFO
いないならロリ服着てお兄ちゃんと言いながら抱きつく
138 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/19(火) 23:01:21.80 ID:wCahmqkd0
レッド(唐突ぅ〜〜〜!!!! 急に……急に何を……僕は……)

レッド(こんなことがあろうかと、メイ印の衣装セットは持ってきているので)

レッド(これを……秘儀・マサラ早着替え!!!)バッ

トウヤ(ロリの気配!!!)ピーン

レッド「……おにいちゃん!!」ダッ

キョウヘイ(レッドさん……それはヤケクソロリムーブ……!!!)

クラム「わ!? 誰かの妹さんかな? よしよし、君もレンジャーになりたいのかい?」

レッド「は、はい……な、なりたいです……」

クラム「いいね! まだ小さいのに感心感心! ところで、どうしてレンジャーになりたいのか聞いてもいいかな?」

レッド「……ポケモンが、好きだから……色々な形で、仲良くなりたくて……」

クラム「そうか、それならレンジャーはピッタリだ! いつか君と一緒に仕事ができるのを楽しみにしているよ!」

クラム「その頃には僕もそれなりに昇進してるかな? あっはっは!!」

ヒトミ「もごもごごもごもご〜〜〜!!!」

ハジメ「駄目だァヒトミ! 今いい感じの感動シーンだからツッコミを入れちゃ駄目だァーーっ!!!」
139 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/19(火) 23:05:34.91 ID:wCahmqkd0
クラム「それじゃ、他に質問が……おっと」ピロリピロリピロリ

クラム「はい、こちらクラム! ……えっ、近くでマンタインが怪我を!? すぐ向かいます!」

クラム「ごめんね、みんな! そろそろ行かなくちゃならない! 頑張って勉強するんだよ!」

キョウヘイ「は〜〜い!」

ヒトミ「頑張りまーーっす!!!」

トウヤ「はーい」ナデナデナデ

レッド「………」

ハジメ「……やっぱり格好いいな、本物のレンジャーは! オレも頑張らねば!」

ヒトミ「うん、あたしも絶対レンジャーに……って、トウヤはいつまでレッドを抱えてるんだってーの!?」

トウヤ「えっ、だってロリだし……」

ヒトミ「理由になってないってのーーー!」

レッド(メテノ……元気かな……)
140 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/19(火) 23:11:58.14 ID:wCahmqkd0
キョウヘイ「さて、今日の授業はこれで終わりだったっすよね〜」

トウヤ「そうだね、そろそろ戻ろっか?」

レッド(……ポケモンレンジャー……人を助ける仕事……)

レッド(僕にそれが出来るかはわからないけど……ポケモンと一緒なら……!)

トウヤ「……レッド? どうしたの?」

レッド「! ……何でもない……」

ハジメ「みんな、教室に戻る前に一ついいか?」

ヒトミ「どーしたんだっての?」

キョウヘイ「なんだかまともそうなハジメの気配を察知っす!」

ハジメ「俺はいつだって真剣だとも! ……それは置いといて。オレは、本物のレンジャーを見て……オレも絶対レンジャーになってやるって思った」

ハジメ「きっと、お前たちだってそうだろ? 特にレッド! お前の目に宿る炎、オレも焼かれたいくらいに燃えてるぞ!」

レッド「……うん……」

キョウヘイ(一か月経つと、人って変態の対応にも慣れてくるもんなんすね……)

ハジメ「だから……今こそ、ここで誓おう。オブジェの前で。オレたちは絶対一緒に、素晴らしいレンジャーになると!!」
141 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/19(火) 23:16:14.35 ID:wCahmqkd0
ヒトミ「……あ〜〜〜っ、やっぱりハジメがまともなこと言うと背筋がブルってくるっての!!」

キョウヘイ「アッ言っちゃった!! 俺我慢してたのに!! いや、実際のところはその通りなんすけど!!」

トウヤ「あはは……でも、そうだね。レンジャーの彼、楽しそうだった……ああいう形で人を助けるっていうのは、いいね」

レッド「……レンジャー……絶対、なる」

ヒトミ「あたしだってそうだっての! 家族に自慢できるようなレンジャーになって、人助けしまくるっての!」

キョウヘイ「楽しそうっすもんね〜、レンジャー! 役作りの幅も広がりそうっすし、なってやるっすよ!」

ハジメ「みんな、いい感じだな! 多分、誓いってこんな感じでいいだろう! たぶん!」

ヒトミ「いや肝心なところでふわっとしすぎだってーの!!」バシッ

ハジメ「嗚呼ッ!! 今日のハリセンはより良いな!!」

ヒトミ「キモい!!!!!」
142 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/19(火) 23:23:14.70 ID:wCahmqkd0

〜夜・学生寮〜

トウヤ「レッド、手紙が来てるよ」

レッド「……手紙……? 緑からだ……」ペラ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
レッドへ

くだらない書き出しやめろ。一瞬ワクワクしちまっただろうが。
返事遅くなって悪い。仕事が色々立て込んでてな。カントーは今大忙しだぜ。
お前が学校を楽しそうなんて言う日がくるとは思わなかった。こっちが嵐なのはそのせいかもな。
そろそろ卒業か?レンジャーは肉体労働が多いって聞いたが、無理はするなよ。
たまに連絡寄越せ。でも早朝の電話はマジやめろ。
そういえば、ブルーとリーフも手紙欲しがってたぜ。シルバーもな。

                  グリーン
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

レッド(カントー嵐なんだ……ジムリーダー大変そう)

キョウヘイ「ふんふふんふふーん♪」

トウヤ「キョウヘイ、ご機嫌だねぇ」

キョウヘイ「ルリちゃんからお返事きたんすよ〜〜!!」

トウヤ「あはは、よかったねぇ。僕も手紙書かないとなぁ……トウコ、そういうの欲しがるからなぁ」

ハジメ「お前たち、手紙書いてるのか? 楽しそうだな! ……ああ、手紙と言えばだな」

ハジメ「ここからの手紙は、みんなペリッパーが配っているんだ! レンジャーはその手助けもするんだそうだ!」

レッド「へ〜……」
143 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/19(火) 23:25:59.58 ID:wCahmqkd0
レッド(……また、誰かに手紙でも書こうかな)

ハジメ「お、レッドも便箋を広げてるな。少し見てもいいか?」

レッド「……」

ハジメ「ああっ良い!! 良いぞその顔!!! 嫌そうに細められた目に込められた軽蔑ッ!!!」ゾクゾク

レッド「……なんちゃって……冗談。見てもいいよ……」

ハジメ「ありがとう! ……レッドも随分サービスが良くなったな!」

レッド「慣れ……」

ハジメ「オレが言うのもなんだが、こういったことにはあまり慣れない方がいい……ところで、誰に手紙を書くんだ?」

レッド「どうしようかな……」

誰に書くか 下1   手紙の書きだし・雰囲気 下2
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/19(火) 23:36:37.92 ID:vQZafLex0
良ければ また緑
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/19(火) 23:54:07.01 ID:vQZafLex0
他の人がいないなら
書き出し お兄ちゃんへ 雰囲気 昔の作文みたいな感じ
146 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/20(水) 00:01:12.23 ID:60+4FyPQ0
レッド(なんでや…………)

レッド(なんか今日、僕わりと踏んだり蹴ったりって感じ)

レッド(……仕方ない……書くか……)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お兄ちゃんへ

ぶっちゃけ昔の作文をどうやって書いてたかおぼえてないけどこんな感じだったきがするよおにいちゃん
学校楽しいけどなんかたまに幼女になる機会があるのでそれだけ嫌だなって思うよおにいちゃん
変態の対応は慣れたよおにいちゃん。でも女王様にはならないよおにいちゃん
おにいちゃん呼びに疲れたので手紙おわりにしようと思うよおにいちゃん
P.S. おにーたんのほうが好きだっけ
                       レッド
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

レッド「……よし」

ハジメ「……レッドには兄がいるのか?」

レッド「いないよ……」

ハジメ「えっ、じゃあこれ誰に向けて書いているんだ!?」

レッド「…………」

ハジメ「……ッ、な、なんでもない……」

レッド「……」コク

ハジメ(なんで"圧"だ……俺ですら気圧されるとは……)
147 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/20(水) 00:02:11.62 ID:60+4FyPQ0
今日はここまで。次の更新は金曜日です。

今日のダジャレ
レッド「手紙を書くのにもなレター……」

148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/20(水) 00:07:56.90 ID:wjfi5iLyO
乙です!
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/20(水) 07:10:20.69 ID:9lAabFto0
乙です
150 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/11/28(木) 22:03:30.58 ID:RXAOr3eh0
あ、あしたこうしんすれば「どの金曜日とは言ってないので…」って出来ることに気付きました
パソコンの調子がとてもよろしくないので明日更新に変更させていただきます ごめんなさイノムー
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/29(金) 01:32:01.76 ID:DS1NWvoSO
待ってまスターミー
152 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/04(水) 22:05:14.92 ID:0i+IdzY50
パソコンの調子もなんとか生き返りました。
というわけではじめます。
153 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/04(水) 22:07:24.08 ID:0i+IdzY50
スクール生活 2週目

レッド「……」パチ

レッド(朝だ……)

レッド(日の出からちょっとしたくらいかな)

レッド(もちろん三人ともぐっすり寝ているみたいなので)

レッド(開始早々なんですが寝起きドッキリするよ!!!!!!!)

誰に 下1  何を 下2
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 22:26:14.54 ID:YTlylVb7O
ハジメ
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 22:31:05.67 ID:yirGyfYFo
耳元で大きな音を出す
156 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/04(水) 22:40:46.13 ID:0i+IdzY50
レッド「めちゃめちゃシンプル……」

レッド(普段なら、ポケモンたちに協力してもらうけど……今日はいない……)

レッド(……あ、クラッカーならある)


ハジメ「ぐう……もっと殴ってくれ!!!!!!!」

レッド(……びっくりした……急に叫ぶんだもん……負けない)

レッド「……3,2,1……えいっ」 パーーーーーーーン

ハジメ「うおっ!?!? ……れ、レッド、なん、えっ!?!?」

レッド「……ドッキリ、大成功ー……」ドヤ

ハジメ「し……してやられたッ!!!!!! これはこれで興奮してくるな!!!!!!」

レッド「喜ばれてしまった……しっぱい……」

キョウヘイ「レッドさん!!!! そのドッキリは俺たちにも被害があるっす!!!!」

トウヤ「び、びっくりしたぁ……」
157 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/04(水) 22:44:57.39 ID:0i+IdzY50
ハジメ「レッドは寝起きドッキリ好きだな……もしやSなのか!?」

キョウヘイ「ちょっと! レッドさんをそっちの道に連れ込まないでほしいんすけど!」

トウヤ「でも、確かに気になるねぇ。レッドはなんで寝起きドッキリが好きなの?」

レッド「……びっくりした顔を見るのが、楽しいから……」

ハジメ「レッド!!! それはSの素質あるぞ!!!!!」

キョウヘイ「う〜〜〜ん否定しにくいけど駄目っす〜〜〜!!」

レッド(叩くのとかはあんまり好きじゃないから大丈夫だと思う……)

ハジメ「手始めにオレを殴ってくれ!!!!!!」

トウヤ「レッドは良い子だもんね、そんな事しないよねぇ」ナデナデ

レッド「たぶん……」ウンウン
158 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/04(水) 22:55:12.89 ID:0i+IdzY50


レッド「……あ、もうすぐ授業……?」

キョウヘイ「そうっすね、あ〜〜準備しないとっす」

ハジメ「そうだな! おっと、オレは図書室に行ってから授業に出るから先に行っててくれ!」

トウヤ「うん、遅れないようにね?」

ハジメ「ああ、わかっているとも!」


〜教室〜

ヒトミ「遅いっての! ……あれ、ハジメは?」

レッド「……図書室だって」

ヒトミ「ふーん、珍しいこともあるんだっての……って、遅刻しちゃってんじゃん!」

アンリ「みんなー、授業始まるわよ! 席に着いてー!」

キョウヘイ「あらら、ほんとっすねぇ」
159 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/04(水) 23:04:32.45 ID:0i+IdzY50
アンリ「これがこうなって……あら、レッドくんが起きてる! 偉いわね〜!」ナデナデ

レッド「今日は、ポケモンの話だから……」ドヤ

キョウヘイ「やっぱ好きこそものの上手なれ、ってやつなんすね」

ヒトミ「いや扱いが生徒っていうか園児なんだっての……」

トウヤ「園児……つまりレッドはロリ?」

ヒトミ「そうは言ってないっての!!!!!」

キョウヘイ「まともにツッコミされてるトウヤさんウケる〜〜」

モブ生徒(新しく来た人達、顔はいいのにな……)

ミラカド先生「授業中に失礼、少しいいですか?」

レッド「あ……ドS先生……」

キョウヘイ「ドS先生じゃないっすか、どーしたんすか?」

トウヤ「ドS先生、授業抜け出してまで来ることあんまりないのにねぇ」

ミラカド「誰だその呼び方浸透させたの!」

ヒトミ(ツッコミとられた……!)ガーン
160 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/04(水) 23:08:41.85 ID:0i+IdzY50
アンリ「どうしたんですか? ミラカド先生」

ミラカド「実はですねぇ、職員室で保管していたスタイラーがなくなってしまいまして……この件でハジメくんに話を聞きたいんですが」

ミラカド「……おや、彼の姿が見当たりませんが?」

アンリ「ええ、彼、珍しく遅刻してまして……」

レッド「図書室に、いるって……」

ミラカド「図書室? そちらには先ほど行きましたが誰もいませんでしたよ」

レッド「……?」

ミラカド「そうですか、彼が遅刻……これは、ハジメくんが犯人の可能性もありそうですねぇ」

ヒトミ「なっ……先生! 確かにハジメは変態ですけど、盗みなんて悪い事しません!」

ミラカド「彼は会うたびに「先生! オレを叱ってくれ!!!」と叫んでくるので信用が無いんですよ! 叱られるために盗みをしたのかと思いましてね!!」

キョウヘイ「やっべー今のでフォローポイントなくなったっすね」

トウヤ「えーと……ハジメはもっと堂々と叱られようとしますよ、とか?」

キョウヘイ「それはフォローになってるんすかね?」
161 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/04(水) 23:13:12.84 ID:0i+IdzY50
レッド「……でも、僕も、ハジメが犯人じゃないと思う……ます」

アンリ「そうね、先生もそう思うわ! ミラカド先生、私たちに時間をください。きっと彼とスタイラーを見つけてみせます!」

ミラカド「……ふん、好きにしなさい」

キョウヘイ「ま、これでお許しが出たのはいいっすけども。どうやって探すっすか?」

トウヤ「やみくもに探すにしても……結構広いもんねぇ、この学校」

レッド「うーん……こんな時、エーフィがいれば……」

ヒトミ「エーフィ……そういえば、レッド達って元トレーナーなんだっけ」

レッド「うん……」

ヒトミ「それなら、ポケモンをキャプチャして一緒に探してもらうっての!」

ヒトミ「きっとあたしたちよりもポケモンに詳しいはず、だからそれも一つの手だっての!」

キョウヘイ「まあ、確かにっすね。レッドさんなんて色んなポケモン連れてたっすし、ポケモンの活かし方とか上手そうっす」

レッド「……頑張ってみる……じゃあ、外、行こう……」
162 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/04(水) 23:15:37.99 ID:0i+IdzY50

〜校庭〜

レッド「……まず、ポケモンを探さないと……」

トウヤ「この辺りってどんなポケモンがいるんだったかな?」

ヒトミ「確か、ノーマルタイプのポケモンとか……小さめのポケモンが多かったはずだっての」

キョウヘイ「なら、その辺りで人探しに役立ってくれそうなポケモンを探す必要がありそうっすね」

レッド「……きゃぷちゃしやすいポケモンがいいな……」

トウヤ「あはは、小さいポケモンでも結構強かったりするもんねぇ……」

ヒトミ「その話は気になるからあとで聞かせてほしいっての……ん、あそこになんかいる!」

レッド「!」

校庭にいたポケモン 下1(コンマがキャプチャ難易度)  下2コンマが下1コンマよりも小さければキャプチャ成功
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 23:28:18.46 ID:o1F330300
なぜかレッドのエーフィー
ダメなら下
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 00:14:13.53 ID:6XBj+vSz0
がんばれー
165 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 00:23:36.71 ID:IH88KyH10
エーフィ「フィーーーーーー!!!!」

レッド「あっ」

キョウヘイ「うわ」

トウヤ「えぇ……」

ヒトミ「えっ!? このポケモンってエーフィ!? こんなレアポケモン引き当てたってのに反応薄すぎだっての!」

レッド「……うーん……」

キョウヘイ「とりあえず……キャプチャしてみるっすか?」

レッド「……ピカチュウの時も駄目だったし……僕の仲間、みんな強いから……」

トウヤ「難易度は高そうだねぇ……がんばって!」

レッド「うん……エーフィ、協力して!」バッ

エーフィ「僕に協力してほしくばホモを寄越しなァ!!!!!!!!」ミョンミョン

レッド「っ!? こ、壊れるところだった……」

ヒトミ「嘘、あのポケモン強すぎだっての……!」

キョウヘイ「言ってる事最低っすけどね」
166 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 00:37:38.77 ID:IH88KyH10
エーフィ「そっちの子に言ってる事バレたらツッコミの嵐になりそうだからテレパシーしてないよ」

キョウヘイ「ツッコミ入れられることわかってるんすね……いやそりゃそうっすか」

トウヤ「だからって僕達だけに言われてもねぇ……」

レッド「……困る……」

ヒトミ「って、なんで三人ともポケモンと話してるんだっての!? 野生児か!?」

エーフィ「やっべ間接的にツッコミ入れられちゃった! ……あれ、ところで新メンバーの男子の方は?」

レッド「いなくなっちゃって……探すために、手伝ってもらおうと……」

エーフィ「うそ〜〜〜〜〜〜めちゃめちゃ協力したかった……みらいよち!!」

キョウヘイ「急にポケモンっぽいことし始めた!?」

トウヤ「みらいよちって……何かわかるのかな?」

エーフィ「うん……うんうん……まぁ、ストーリーの流れ的になんとかなるよ! 頑張って!」

レッド「あ、エーフィ、待って……」

エーフィ「ききーーっ! ……つい止まっちゃった! どしたのレッド!」

レッド「……ピカチュウも、前に見たけど……空港の、ポケモンセンターにいるんじゃ……」

エーフィ「ちっちっち……レッド、僕らの仲間にはフーパがいるんだよ?」

レッド「……あ」

キョウヘイ「つまりは、今後もレッドさんのポケモンが出てくるかもしれないってことっすねぇ」

トウヤ「仲間に出来たらすっごい頼りになるんだけどなぁ……」
167 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 00:38:04.05 ID:IH88KyH10
今日はここまで。続きは明日です
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 00:58:53.02 ID:T/OTKyq2O
おつです。PCくん応援してます
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 01:12:27.86 ID:l3LDHFySO
乙です。
えー腐ぃは大人しくシャワーズと遊んでなさい
170 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 22:01:31.98 ID:IH88KyH10
はじめます。
171 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 22:17:31.94 ID:IH88KyH10
レッド「……去り際にエーフィが、あっちをちらちら見てたけど……」

キョウヘイ「アピールがすごいっすねぇ……」

ヒトミ「ていうか、本当に喋ってるみたいなポケモンだったっての……」

トウヤ(喋ってるんだよねぇ……)

レッド「……とりあえず、行ってみよう……」タタッ


〜校門前〜

ハジメ「この、逃げ足が速い奴め! 大人しくしろ!」ダダダ

男「大人しくしろと言われてするやつがどこにいるか!」ダダダ

レッド「ハジメ……えっと、それ誰……?」

ハジメ「4人とも、来てくれたのか! こいつは泥棒だ! 学校からスタイラーを抱えて出てきたんだ!」

ヒトミ「な、こいつだったっての!? こいつのせいでハジメが……腹立つ〜〜〜!!!」

レッド「……」

トウヤ「うん、いいよレッド。やっちゃって」

レッド「わかった」シュッ ブンッ

男「ぐわーーーーーーーーーーーっ!!!!!」

キョウヘイ「決まったァーーーー!! レッドさんの地球投げだーーーー!!!」
172 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 22:26:04.18 ID:IH88KyH10
ハジメ「す、すごいなレッド! 後でその技はオレにもかけてくれ! さて、こいつはどうするか……」

ヒトミ「まともな言葉の間に変態を挟むなっての!!!」

レッド「……なんで、泥棒したの……」

男「う、うう……俺、実はレンジャーになりたかったんですけど……年だけとってしまって」

男「一般企業に就職して安定した生活と家庭を手に入れたはいいものの、どうしても夢を捨てきれなくて……」

男「スタイラーさえあれば……これさえあれば、レンジャーになれると……」

キョウヘイ「か、悲しい……そんなリアル目の話しないでほしいんすけど!?」

トウヤ「こういう話を聞くたびに、年は取りたくないものだなって思うんだよねぇ……」

レッド「…………」

キョウヘイ「レッドさんも出会った事ないタイプでだいぶ困ってるっすね」

ヒトミ「……馬鹿かーーーーーッ!!!」ビシビシビシッ

男「ひでぶっ!!!」

ハジメ「出たーーーッ! ヒトミのハリセン三連装砲!!!」
173 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 22:30:56.20 ID:IH88KyH10
ヒトミ「道具だけでなんとかなるわけないっての!! それに、夢にかこつけて泥棒なんてして!」

ヒトミ「自分で自分の夢に泥を塗ってるんだっての、それは!! わかってんの!?」

男「う、うう……すみません……」

キョウヘイ(せ、正論砲……!)

トウヤ(聞いててちょっと可哀想になってきたね……)

ヒトミ「……それから」スッ

男「えっ」

ヒトミ「レンジャースクールには、年齢制限なんてないっての。ちゃんと手続きして入れば、おじさんもレンジャーになれるっての」

男「こ、これは……レンジャースクールのパンフレット! あ、ありがとう……!」

レッド「……ま、まっとう……」

キョウヘイ「やばいっすよ、圧倒的まともパワー……! 俺たち三人で抑えきれるかどうか……!」

ハジメ「水臭い事言うなよ、オレが一緒にいるだろ! まともじゃなさなら負けないぞ!」

ヒトミ「ちょっと!! こっちは真剣なんだから変な話するなってのーー!!」
174 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 22:35:11.59 ID:IH88KyH10
トウヤ「あはは……とりあえずは、一件落着ってことなのかな?」

レッド「……犯人、も捕まえたし」

キョウヘイ「なんつーか、レンジャー感あんまないっすね。割といつもとやってること同じっす」

レッド「確かに……次は、きゃぷちゃ頑張る……」

トウヤ「レッドの手持ち相手以外の時は、なんとかなるんだけどねぇ……」

ヒトミ「それじゃ、先生たちに引き渡しに行くっての。報告をしっかりしてこそ本物のレンジャーだっての」

ハジメ「ああ、わかっているとも! ……すまないな、4人とも。オレが慌てて出てきたばっかりに……」

レッド「……結果、おーらい」

キョウヘイ「そーっすよ、ハジメが引き留めてなかったら逃げ出してたかもなんすし」

トウヤ「うんうん、よく頑張ったねぇ」

ハジメ「!!! ……や、やめてくれ、オレに褒められることでの快感を覚えさせるのはやめてくれ!」

ヒトミ「いやどういう拒否なんだっての……普通に受け取っとけっての!」
175 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 22:39:14.84 ID:IH88KyH10


レッド(結局、犯人のおじさんは先生に突き出されました)

レッド(でも、アンリ先生はおじさんの話を聞いて同情したのか、捕まえずに家に帰すことにしたらしいです)

レッド(まあ……反省してたし、それでもいいかなって僕は思いました。キョウヘイは納得いかないって顔してたけど)

レッド(そんなこんなで、ハジメは犯人を捕まえたからとおとがめなしになりました。ちゃんちゃん)

レッド(今日も一日頑張って学生したなあ……あれ、学生ってこんな感じだっけ?)

レッド(まぁいいや、また明日から授業だし、もうすぐれんじゃー一日体験もあるし……学生学生)

レッド(そうだ、寝る前に手紙を書こう……誰に書こうかな)

書く相手 下1  手紙の雰囲気・書き出し 下2

レッド(緑はもういいや)
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 22:40:45.92 ID:nbsV+piI0
そら弟さんたちに……
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 22:41:13.02 ID:0Bffgvb60
ライ
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 22:44:39.52 ID:/1qvOt0rO
ファイアにはカルムと仲良くやってますか
リーフには最近ハマってることはありますか
お姉ちゃんにも書くなら今度バトルしようね
179 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 22:51:04.20 ID:IH88KyH10
レッド(……きょうだいに書こう。みんな元気かな)

レッド(まずファイア……そういえば、アローラでよくカルムと遊んでるのを見たなぁ)カキカキ

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ファイアへ 

こんにちは。元気ですか。兄は元気です
カルムと仲良く遊んでますか。またどこかに行くのかな
石を探すならホウエンがお勧めです。石の変態がいるので。
怪我とかしないようにね カルムにもよろしく

              兄より

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レッド「……よし。次はリーフ……」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
リーフへ

こんにちは。元気ですか。兄は元気です
最近ハマってることはありますか。小さい頃はよくイシツブテ合戦をしましたね
そろそろ女の子らしい遊びの方が好きなのかなと思うと少しさびしいです
風邪ひかないようにね お母さんにもよろしく

                 兄より

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レッド「かんぺき……次は姉さん」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
姉さんへ

この手紙とどいてるかな。元気ですか。上の弟です
今僕はバトルができない地方にいるので、元気がありあまってます
多分、僕の仲間たちもバトルしたくてうずうずしてると思う
だから、帰ったらバトルしようね。楽しみにしてます

                レッドより

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

レッド「……かけた」
180 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 22:54:35.80 ID:IH88KyH10
レッド「……ふあぁ……もう寝ようかな……」ガチャ

ハジメ「ん、レッドも寝るか? ……って、今日は3通も手紙を書いたのか?」

レッド「うん……きょうだいに……」

ハジメ「へぇ、きょうだいがいるのか! それはいいな。賑やかで楽しそうだ!」

レッド「楽しいよ……ハジメは、ひとりっこ?」

ハジメ「ああ、そんなところだな。ヒトミは妹がいるらしいぞ! もうすぐアルミア地方に越してくるんだと楽しそうにしていた」

レッド「へぇ……じゃあ、きっと会えるね……」

ハジメ「あのヒトミの妹だ、きっとかなりの"腕"を持っているのだろう……楽しみだな……」

レッド(妹ちゃん、きっとトウヤも興味を持つだろうし……二人の変態から守らないと……)
181 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 22:58:23.61 ID:IH88KyH10
ハジメ「そういえば、レッド。覚えてるか? 来週はとうとう体験実習だ!」

レッド「覚えてる……確か、同じところだったよね……?」

ハジメ「あぁ、オレたち5人ともビエンタウンのレンジャー支部に行く予定だな。本当に楽しみだ……」

レッド「……お仕事……僕にできるかな……」

ハジメ「大丈夫だとも! レッドは運動神経が良いし、ポケモンにも詳しいしな!」

レッド(詳しいっていうか、慣れてるだけだけど……)

レッド「……ハジメは、きゃぷちゃ上手いし……辛い事も耐えられそうだし、大丈夫そうだね……」

ハジメ「あぁ! むしろ楽しみだ……レンジャーの仕事!! いったいどれだけ辛いんだろうな!!!!!!!!」ハアハア

レッド「きもちわる……」

ハジメ「嗚呼いいぞその目!!!!!!! 興奮する!!!!!!!!」

キョウヘイ「こらこらレッドさ〜ん、寝る前の人を興奮させないの〜」ガチャ

トウヤ「眠れなくなっちゃうかもしれないしねぇ」

レッド「はぁい……」
182 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 23:00:58.61 ID:IH88KyH10
スクール生活 3週目

レッド「……」パチ

レッド(今日は 体験実習がはじまる日だ)

レッド(ちょうど日の出ぴったりに起きれた)

レッド(みんな楽しみで眠れてなさそうだったし、今日は寝かせておいてあげようかな)

レッド(でも、逆に今日だからこそ早めに起こしてあげたほうがいいのかな……?)

レッド(起こさなかったとして、やることもきゃぷちゃの自主練とランニングくらいしかないし……)

レッド(……何しようかな)

下1
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 23:01:46.54 ID:0Bffgvb60
寝起きドッキリ
184 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 23:08:18.37 ID:IH88KyH10
レッド「……やっぱり……?」

レッド「……やるか……!」

レッド(さて 誰に何をするかの安価をするとさらに時間がかかってしまうので僕が決めたいと思います)

レッド(ターゲットは……ハジメにはこのあいだやったし……トウヤは怖くてできないし……)

レッド(という訳で強制的にキョウヘイ!!!! ごめんね)

レッド(こないだは耳元で大きな音を出して怒られたので、一人にしか被害がいかないやつにしようと思います)

レッド(……そういえば、アローラでやった「耳元で何かを囁き続けるやつ」面白かったな……)

レッド(何を囁こう ってことで結局安価を使うんですけど……)

何を囁くか 下1
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 23:14:49.72 ID:/1qvOt0rO
生麦生米生卵
186 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 23:25:19.98 ID:IH88KyH10
レッド「……」

レッド(これ僕の滑舌を試してるとこもあるよね……? まぁ がんばろ)

レッド「なまむぎなまごめなまたまご、なまなむぎなまごめたなまなご」

レッド「……なまむぎなまえmごなまtにあ」

キョウヘイ「いやなんでそうなったァ!?!?」ガバッ

レッド「あ……大成功……」

キョウヘイ「れ、レッドさんだったんすか……!! いやマジで大成功っすよ」

キョウヘイ「オーディションでめっちゃ噛みまくる夢見たっすもん……自分でも何言ってるかわかんないくらい……」

レッド「……キョウヘイは、早口言葉できる……?」

キョウヘイ「あったりまえっすよ! 生麦生米生卵、隣の客はよく柿食う客だ、赤パジャマ青パジャマ黄パジャマ!」スラスラ

レッド「おお……さすが……」

キョウヘイ「へへーん、これでも一応イッシュ一の若手俳優っすから!」
187 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 23:38:14.85 ID:IH88KyH10


レッド「もっと……」

キョウヘイ「東京特許許可局東京特許許可局東京特許許可局!」

レッド「まだいける……?」

キョウヘイ「赤巻紙青巻紙黄巻紙赤巻紙青巻紙黄巻紙赤巻紙青巻紙黄巻紙!!!」

トウヤ「うーん……あれ、二人とも何してるの? 朝から元気だねぇ」

ハジメ「良い発声だな! にしても、なんで朝から早口言葉を言っているんだ?」

キョウヘイ「!!! や、やっと起きたっすね〜〜!! つーわけでレッドさん!! ここらで終わりっす!!」

レッド「うん……キョウヘイすごい……」

キョウヘイ「へへ……褒めてくれるのはめちゃ嬉しいっす……」

ハジメ(……レッド、やはり才能があるな……!!!)
188 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/05(木) 23:54:47.20 ID:IH88KyH10
トウヤ「それじゃ、教室に行こうか。なんだか緊張してきたなぁ」

レッド「……僕も……」

キョウヘイ「大丈夫っすよ、なんだかんだ勉強してきたっすし」

ハジメ「そうだとも! オレたちならなんとかなる、レッツゴー!」ガラッ

ヒトミ「おはよ! あたしたち、これから同僚のレンジャーってことになるっての! 頑張ろーね!」

レッド「うん……!」

アンリ「はい、皆さんおはようございます! 今日は待ちに待ったレンジャー体験日ね!」

アンリ「あなたたち5人はビエンタウンのレンジャー支部に行くのよ! ……ヒトミさん、男子をよろしくね」

ヒトミ「任せてください!」

キョウヘイ「やっぱ俺たち問題児枠なんすね。不服ぅ〜」

レッド「ふふくー……」

トウヤ「あはは、僕はわりとちゃんとやってたんだけどなぁ……」
189 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/06(金) 00:08:25.72 ID:98tUGXk30
ハジメ「ビエンタウンは西に少し行った先にある。話に聞いたところによると、長閑な田舎町らしいぞ!」

ヒトミ「田舎って……ま、これに対してはツッコミも入れられないっての。牧場があったりして、良い街なんだっての!」

レッド(マサラタウンみたいな感じかな……牧場は無いけど……)

キョウヘイ(牧場……わりと故郷に近くて草っすね……)

ヒトミ「ビエンタウンの牧場から、学校に牛乳が届けられたりもしてて……あれ、リトルパパさん」

リトルパパ「助けてくれぇーーーーーーー!!!!!!!!!」

ハジメ「な、なんて肺活量だ!!! オレも負けていられないな!!!!」

ヒトミ「そこじゃないっての!! ど、どうしたんですか!?」

レッド「……足元」

キョウヘイ「およ、ビッパやらスボミーやらがじゃれてるっすね。かわい〜」

トウヤ「ほんとだね、遊んでほしいのかな?」

リトルパパ「違う違う!!! こいつら、おらを噛み千切り捕食するつもりだぁーーー!!!」

キョウヘイ「マジすか?」

スボミー「しゅぼみ」

レッド「……かわいい……」
190 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/06(金) 00:11:11.19 ID:98tUGXk30
今日はここまで。続きは日曜夜
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 00:11:53.55 ID:RDylqWlmO
おつです!
192 : ◆nIESo90.aY [saga]:2019/12/06(金) 00:14:52.42 ID:98tUGXk30
あ、最後に剣盾主人公の特徴安価いきます

マサル(男主人公)  下2

ユウリ(女主人公)  下4
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 00:21:41.40 ID:RDylqWlmO
ksk どんな子になりますかね
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 00:28:01.59 ID:VekS/EtIO
博愛主義者
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 00:29:39.21 ID:Oc5CSZCi0
加速加速ぅ!
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 00:31:37.42 ID:RDylqWlmO
ホップくん大好きな女の子
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