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【イナイレ】FFIに参戦しよう!【安価】

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468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/11(水) 11:52:50.49 ID:sF13Sw2Y0
チュンユン「遅い遅い!止まって見えるぜイナズマジャパン!」

角間王将『韓国の風、リ・チュンユン。楽々イナズマジャパンのゴール前まで到達!先制点は韓国となるか!?』

ひかり(き、来た!)

チュンユン「ラピッド…ファイアー!」

ボオオオオ

角間王将『出たああああああっ!リ・チュンユンの必殺シュートだ!イナズマジャパンの守護神東、これを防ぐことが出来るか!?』

ひかり(む、無理…)

ズバーン!

角間王将『ゴール!先制したのは韓国代表ファイアードラゴン!キーパー東、リ・チュンユンの凄まじい必殺技に反応すら出来なかった!』

チュンユン「温いな。去年の方がまだマシだったぜ」

円堂「>>469
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 12:05:54.90 ID:5MQvFa4h0
ひかり!大丈夫か!?
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 12:06:00.66 ID:qrh8pU/Go
・・・東、今止めようとしてくれたのか?
みんなみたいにプレーする気が無いってわけじゃないのか?
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/11(水) 12:14:47.64 ID:sF13Sw2Y0
円堂「ひかり!大丈夫か!?」

ひかり「…」コクッ

半田(韓国のカウンター戦法…頭になかった訳じゃないが、こんなに恐ろしい攻撃だったのか。正直、今の今まで世界のことを知らな過ぎたぜ。反省しないとな…)

冴華「すみません。私が考えなしにシュートを打ったせいで…」

半田「…御城は何も悪くねえよ。あそこでシュート打つのは普通のことだ。ただ、奴らは普通を遥かに凌いできた。それだけだ」

冴華「>>472
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 12:17:11.86 ID:qrh8pU/Go
…やっぱり私達だけで勝つなんて無理なんでしょうか…
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/11(水) 12:26:15.41 ID:sF13Sw2Y0
冴華「…やっぱり私達だけで勝つなんて無理なんでしょうか…」

半田「おい、何弱気になってんだ!一回シュート止められたくらいで不貞腐れんなよ」

冴華「ふ、不貞腐れてなんか…」

半田「不貞腐れてんだろ。まさか、自分のシュートは絶対に止められる筈がないなんて傲慢なこと考えてたりしたのか?」

冴華「そ、そんなことはありません!」

半田「だろ?なら一回失敗したくらいでテンション下げるな。特にお前はフォワードなんだから、落ち込む素振りは絶対見せんな。FWは勝利への鍵なんだ。そのFWが落ち込めば皆も不安になる。そうなったら、勝てるものも勝てなくなる。わかるか?」

冴華「あ…」

半田「わかったらさっさとポジション付け。同点にする為に何が出来るか、考えろ」

冴華「…はいっ!」

タッタッタッ

半田「…慣れねーことって本当疲れるな」ハァ

壁山「>>474
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 12:30:44.22 ID:fNhwHDBe0
何か円堂さんに似てきたッスね
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/11(水) 13:05:23.89 ID:1EwLrCOe0
壁山「何か円堂さんに似てきたッスね」

半田「似てる……か?俺としてはただ説教しただけって感じだけど…」

半田「……って、お前も無駄口叩かずポジション付け!」

壁山「は、はいッスー!」ピュ---ン
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/11(水) 13:05:58.11 ID:1EwLrCOe0
角間王将『1点を取られたイナズマジャパン、ここからどう反撃するのでしょうか!?』

天馬「アグレッシブビート」

ギュオン!ギュオン!ギュオン!

ピーーーーーー

天馬「よっし!このまま一気に…!?」

ヨンジン「じばしりかえん」

ボオオオオ

天馬「あっ!?」ズルッ

角間王将『松風、ソン・ジフンを抜き去るもソ・ヨンジンにボールを奪われた!』

ヨンジン「チュンユン!」

バシュ

角間王将『ソ・ヨンジンからリ・チュンユンへのロングパス!韓国またしてもカウンターを…』

半田「うおおおっ!!」ポスッ

角間王将『おっとここで半田が空中でインターセプト!』

半田「同じ手が通じるかよ!アフロディ!」

バシュ

アフロディ「ッ!」ポスッ

ゴンウ「うおおおおおっ!」

アフロディ「……」スッ

ゴンウ「なんだ?」

アフロディ「ヘブンズ………!?」

アフロディはヘブンズタイムを使おうと右手を掲げた。しかし、指パッチンする直前に浮かんでしまった

…かつて神のアクアに溺れてしまった、愚かな自分の姿を

ゴンウ「…なんだかしらんが、貰った!」

アフロディ「あっ!?」

ゴンウ「ソヨン!」

ソヨン「っ!」ポスッ

壁山「通さないッス!だああああああっ!!」

ドーーーーーーン!!

壁山「ザ・マウンテン!!」ゴゴゴゴゴ

ソヨン「うわっ!」コケッ

審判「ッ!」ピッ!

円堂「いいディフェンスだったぞ!壁山!」

壁山「えっへへ…///」

アフロディ「>>477
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 13:26:17.36 ID:rrv+YU5Z0
…すまない。(なにをやっているんだ僕は!)
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/11(水) 13:48:08.37 ID:1EwLrCOe0
アフロディ「…すまない」

半田「…」

円堂「気にすんなって!誰にでも失敗はあるんだ!次やり返せばいいんだよ」

アフロディ「…ありがとう」

壁山「…本当に、信用していいんスか?」

半田「わっかんねぇよ正直言って…」

アフロディ(なにをやっているんだ僕は!)















アフロディ「っ!」ポ--ン

角間王将『アフロディ、ボールを浮かせてヤン・ゴンウを抜き去った!』

円堂「いいぞアフロディ!」

アフロディ(よし!このままゴールまで持ち込む!)

シンジェ「じばしりかえん!」

ボオオオオ

アフロディ「うわっ!」ズルッ

角間王将『イナズマジャパン、シュートが打てない!果敢に攻めるも後一歩及ばない!!』

アフロディ(くそ!くそ!一体どうしたっていうんだ!)
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/11(水) 14:03:12.83 ID:1EwLrCOe0
ゴンウ「チュンユン!」バシュ

チュンユン「おう!」ポスッ

角間王将『ボールは再びリ・チュンユンに渡った!』

半田「行かせない!」

チュンユン「チッ、くそ…!」

角間王将『イナズマジャパンのキャプテン、半田!リ・チュンユンと必死で競り合っています!』

半田「スピードじゃ敵わねえけど、走る前に競り合いに持ち込めば俺だって!」

チュンユン「くそ、ふざけるな…」トン…トン…

リ・チュンユンはボールを取られまいと足元で必死にボールコントロールをしていた

半田「ここだ!」

ポーーーーン

チュンユン「なっ!?」

審判「ッ!」ピッ

角間王将『キャプテン対決は半田が制し、なんとかボールをクリアしました!』

半田「ハァ…そう何度もやられて堪るかよ」

序盤から試合が動いたことでシーソーゲームが期待されたが、両チームとも守備陣が活躍しゲームは膠着してしまった
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/11(水) 14:18:46.11 ID:1EwLrCOe0
ジュノ「うおおおおっ!」

バシューーーーーン

円堂「メガトンヘッドおおおおっ!」

ギュウウウウン!!

円堂「ちぇえええいっ!!」

ガキイイイイン!!

ジュノ「なにっ!?」

角間王将『円堂!ファン・ジュノのシュートをメガトンヘッドで打ち返しました!』

シュウウウウウウンン!!

ボオオオ

ドヒョン「だいばくはつはりて!」

パシーン!

ドヒョン「はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!はいいいいっ!!」

ポーーーン

審判「ッ!」ピッ

円堂「やっぱ決まんねぇか…」

半田「シュート防いでくれただけ十分だ。サンキュー円堂」

円堂「おう!」

壁山「で、でも…いつまでもこんなこと続けてたら勝てないッスよ…」

半田「……もうすぐ前半が終わる。そしたら一度流れが切れる筈だ。そこまで持ち堪えてくれ」

壁山「………はいッス」

半田(やべえな。協力してくれない奴らの分動いてるせいで、壁山がいつも以上に消耗してる……)

円堂「ハァ………」

半田(円堂も、初めてのフィールドプレイヤーってことで相当体力奪われてんな。ヤバイ展開になる前に、早く前半終わってくれ…)












ミンソ「っ!」クルッ

円堂「あっ!?」

半田の祈りを嘲笑うかのように、イナズマジャパンにまたもピンチが降りかかった

角間王将『ピョン・ミンソ!円堂を抜き去り一気にゴール前へ!』

チュンユン「キーパーはザルだ!打ってしまえ!」

ミンソ「貰った!」

バシューーーーーン

ひかり「!?」

角間王将『ピョン・ミンソのシュートだ!!イナズマジャパン追加点を許してしまうのか!?』

円堂(嘘だろ!俺のせいで…ちくしょう…)
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/11(水) 14:38:40.62 ID:1EwLrCOe0
誰もがゴールに入ると思った、その時だった!

綱海「おおおおおおおおっ!!」

「「「「!?」」」」

ドオオオオオンン!!!

綱海「がっ!」ドサッ!!

審判「ッ!」ピッ!

角間王将『なんと綱海!身体を張ってシュートに喰らい付いた!!!』

円堂「綱海!大丈夫か!?」

綱海「へへっ、まあな…」

壁山「なんて無茶なプレーをするんスか…心配したッスよ…」

綱海「わりぃわりぃ…けど俺はこの通りピンピンしてるし、気にすんなよ!」

壁山「き、気にするなって…」

半田「…ピンチを救ってくれてありがとうな。けどなんで、急に協力してくれたんだ?」

綱海「なんでって言われると……そうだな、お前らが必死で戦ってるのを見てたらよ、なんかじっとしてられなくなったんだ」

円堂「そっか!じゃあつまり綱海はサッカーを好きになってくれたってことなんだな!」

綱海「え?そうなのか?」

円堂「そうだよ!サッカーが好きって気持ちが芽生えたからじっとしてられなかったんだよ!」

綱海「……そっか。俺、サッカーを好きになったんだな」

円堂「ああ!だからよ、俺達と一緒にサッカーやろうぜ!」

綱海「>>482
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 14:48:55.47 ID:rrv+YU5Z0
おう!海の男綱海条介、こっからサッカー始めさせてもらうぜ!
俺にもボール回してくれよ!
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/11(水) 15:00:34.66 ID:1EwLrCOe0
綱海「おう!海の男綱海条介、こっからサッカー始めさせてもらうぜ!俺にもボール回してくれよ!」

円堂「勿論だ!」

ピ----

角間王将『ここで前半終了のホイッスル!0-1、イナズマジャパン対ファイアードラゴンの一戦は前半終えて韓国リード!』






















趙金雲「うおーっほっほっほ!皆さんご苦労様でーす。水分をしっかりとって、後半も頑張ってくださいねー」

秋「はい」

円堂「ありがとな」

秋「どうぞ」

半田「サンキュー」

秋「>>484
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 15:07:36.10 ID:fNhwHDBeo
みんなお疲れ様、円堂君もDF初心者とは思えないほど良いプレーしてたし半田君も鬼道君に負けないゲームメイクだったよ!
後半はきっと逆転できるよ!
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/11(水) 15:17:59.30 ID:1EwLrCOe0
秋「みんなお疲れ様、円堂君もDF初心者とは思えないほど良いプレーしてたし半田君も鬼道君に負けないゲームメイクだったよ!後半はきっと逆転できるよ!」

円堂「ありがとう、秋!」

半田「きっと出来る、じゃない。絶対逆転する。チームは少しだけど良くなり始めたんだ。こんなところで終わらせて堪るかよ」

秋「!」

円堂「…半田の言う通りだな。絶対に逆転しないと」

趙金雲(今のところは、予定通りに成長してくれてますね。関心関心)

アフロディ「…」

趙金雲(しかし、大変なのはここからですよ…)ニヤリ
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/11(水) 15:21:24.05 ID:1EwLrCOe0
今回はここまで
特に主人公は決めてないけど、今のところ誰が1番主人公っぽく見えてるのかな?
ちょっと気になるところ…
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 18:10:56.15 ID:pWiI3PdpO
FF編は鬼道が主人公っぽかった
だから鬼道代表入りを期待したい
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 18:23:03.14 ID:DaDy1f5B0
半田がキャプテンとして頑張ってるのがヒシヒシと伝わる。イナイレっていうのはこういうのでいいんだよ
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 19:20:36.72 ID:vQCiXKk8o
半田は言うほど鬼道と司令塔コンビだったか?感がある
かといって鬼道レベルの司令塔やフィディオ並みに派手で華のあるプレーヤーになるのは半田らしくなくて違うと思うけど
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 19:29:16.77 ID:pWiI3PdpO
司令塔コンビにしなかったのは結果的にむしろ正解じゃないかな?
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/14(土) 13:44:40.36 ID:239RTS2j0
ピ----

角間王将『さあ、後半戦は韓国からのキックオフで試合が始まります!』

ソヨン「…」チョン

チュンユン「っ!」

ギュウウウウンン!!

冴華「全然スピードが落ちてない!?」

チュンユン「当然だ!貴様らとは鍛え方が違うからな!」

天馬「行かせない!」

チュンユン「ふっ!」

ジジジジジ

天馬「!?」

チュンユン「導火線」

ドカーーーーーン!!!!

天馬「うわああああっ!!」

角間王将『リ・チュンユン!後半に入って自慢のスピードがキレを増したように感じさせるプレーを披露しています!』

チュンユン「ふん、他愛もない…!?」

アフロディ「っ!」ザッ

角間王将『あっとアフロディがリ・チュンユンの前に立ち塞がります!』

チュンユン「この俺に追いつくとは大したスピードだな。それもドーピングのおかげか?」

アフロディ「!?」

チュンユン「図星か?」

アフロディ「ち、違う!僕は、神のアクアはもう…」

ジジジジジ

チュンユン「導火線」

アフロディ「しまっ…!?」

ドカーーーーーン!!!!

角間王将『韓国の風は止むことなく今尚吹き続けています!イナズマジャパン、これを止めることが出来るか!?』

チュンユン「愛国心溢れるプレーありがとう、アフロディ君」ニヤリ

半田「>>492
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 13:47:44.44 ID:E7ZuAnqt0
!?!?
アフロディやっぱてめえ!!
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/14(土) 15:03:48.92 ID:239RTS2j0
半田「!?!? 」

半田「アフロディやっぱてめえ!!」

リ・チュンユンのお礼の言葉で半田は一瞬アフロディへと意識を向けてしまう

そしてその一瞬の隙を見逃すほど、リ・チュンユンは甘くはなかった

チュンユン「あばよ」

ギュウウウウンン!!

半田「なっ!?」

角間王将『リ・チュンユン半田も抜いた!リ・チュンユン!完全にフリーだ!!』

綱海「おいおいやべえって!」タッタッタッ

天馬「くそっ!!」ダダダダダ

壁山「やっぱりあいつ、スパイだったッスね!」ギロリ

天馬「何してるの壁山!早く戻らないと!」

壁山「>>494
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 15:05:15.96 ID:kRqU8Mqf0
分かってるッス!
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/14(土) 15:13:38.48 ID:239RTS2j0
壁山「分かってるッス!」

チュンユン「もう慌てても無駄だ!これでとどめをさしてやる!」

チュンユン「ラピッド…ファイアー!」

ボオオオオ

角間王将『出たああああああっ!リ・チュンユンの必殺シュート!!ファイアードラゴン、追加点なるか!?』

円堂「させるか!」

天馬「円堂さんっ!」

円堂「メガトンヘッドおおおおっ!」

ギュウウウウン!!

円堂「ちぇえええいっ!!」

ガキイイイイン!!

円堂「ぐっ、くうううっ…!!」ジリッ…

ジュノ「押し込め!」

ミンソ「押し込んで!」

天馬「堪えて円堂さんっ!」

綱海「踏ん張れ円堂っ!」

円堂「>>496
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 15:15:37.60 ID:nyhhgWnWO
お前なんかに、絶対に負けない!俺は仲間を信じてる!
走れ、アフロディ!
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/14(土) 15:31:39.30 ID:239RTS2j0
円堂「お前なんかに、絶対に負けない!俺は仲間を信じてる!走れ、アフロディ!」

アフロディ「!」

円堂「っ、らああああっ!!」

ポーーーーーン

角間王将『激しい必殺技のぶつかり合いの末ボールが空高く打ち上がった!!!円堂の勝利です!!』

チュンユン「なんだと!?」

天馬「っ!」

ヒュウウウウン!

天馬「アフロディさんっ!」

バシューーーーーン

アフロディ「っ!」ポスッ

角間王将『ルーズボールをすぐさま拾った松風、アフロディにパスを繋ぎました!』

天馬「お願いします!」

円堂「行けえええええっ!」

綱海「決めちまえっ!」

アフロディ(ああ、そういうことか。今やっとわかった。なんであの試合僕が負けたのか。そして……)スッ

シンジェ「じばしり…」

アフロディ「ヘブンズタイム」パチン

シンジェ「」

アフロディ「…今やっと、本当の意味で悪夢から目覚めた。仲間との絆……これがサッカーの本当の姿なんだね」パチン

ビュオオオオオオ

シンジェ「な、なんだ!?ぐおおおおおっ!!」

「「「「!?」」」」

バサァァァァ

アフロディ「神は死んだ。だが、進化して蘇った!!」

角間王将『アフロディ!一瞬の内にゴール前まで到達していました!そして我々が気付いた時には既に必殺技の体勢だ!!!』

アフロディ「これが進化した神の姿だ!ゴッドノウズ!!改!」

ギューーーーーーン

ドヒョン「!?」

ズバーン!

審判「っ!」ピ----

角間王将『ゴール!イナズマジャパン、後半開始早々鮮やかなカウンターで同点に追いついた!』

アフロディ「>>498
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 15:33:56.89 ID:kRqU8Mqf0
(あぁ…今まで何度もゴールは決めたけど、こんなに気持ちの良いゴールは初めてだ)
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/14(土) 15:50:48.91 ID:239RTS2j0
アフロディ(あぁ…今まで何度もゴールは決めたけど、こんなに気持ちの良いゴールは初めてだ)

円堂「やったなアフロディ!いいシュートだったぞ!」

天馬「見せて貰いました!ゴッドノウズ改!」

綱海「やるじゃねえかお前!」パシパシ

アフロディ「ふふっ、まあね…」

半田・壁山「「・・・」」

円堂「ほら、お前達も」

壁山「……信用出来ないなんて言って、すみませんでした…」

半田「…疑って、悪かったよ」

アフロディ「いいさ。プレーで信用して貰うなんて大口叩いて、直前までだらしないプレーをしていた僕が悪いんだ。君達は間違ってない」

半田「…」













趙金雲(うーん、出来たらあそこは半田君自身の力で乗り越えて欲しかったのですが…まあ、これもいい経験になるでしょう)

半田(あんな安い挑発にまんまと乗せられて、チームをピンチにしちまった……本当なら俺が一番冷静に対処しなくちゃいけない場面だったのに……)

趙金雲(とまあ、そんなことを考えてる顔でしょう。私としても半田君があそこを対処できる確率は0に等しいと予想していた訳ですから、これは想定内です。そしてこの苦い経験は、必ず彼にとって大きな財産となる筈)

葵「同点!同点ですよ秋さん!」

秋「ええ!皆よく頑張ってるし、ここに来てアフロディ君もチームの一員になれた!このまま行ければ絶対に勝てるわ!」

趙金雲「うおーっほっほ!確かに、このまま行ければ勝ちは見えてきますね」

葵「>>500
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 16:12:59.68 ID:kfkj/5oP0
『このまま行けば』って…不穏な事言わないでくださいよ。
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/14(土) 16:38:30.35 ID:239RTS2j0
葵「『このまま行けば』って…不穏な事言わないでくださいよ」

趙金雲「勝負の世界は何が起こるかわかりませんからね。決して楽観視してばかりはいられないんですよ」

葵「そ、そうですよね。監督だから、そういうこと予想するのは当然ですよね…………」

葵(今日何もしてないけど…)




















角間王将『さあ、後半は残り半分を切りました!試合は1-1の同点!次の1点を取るのはイナズマジャパンか!?それともファイアードラゴンか!?』

ミンソ「ジュノ!」

バシューーーーーン

綱海「貰った!」ポスッ

ジュノ「なにっ!?」

角間王将『ミンソからジュノへのパスでしたが綱海、ここはいい反応で阻止しました!』

綱海「さくら!」バシュ

さくら「ええっ!?わ、私!?」ポスッ

角間王将『ボールは綱海から野咲へと繋がりました!』

さくら(えええっ!?ど、どうしよう!私、サッカーとかどうでもいいんだけど!?)アセアセ

さくら(ってか私はあくまでも新体操の留学が目的だし、試合が終われば条件は果たさせるから負けたって別に……)

構わない、そう思う直前、さくらはあることを思い出していた…

『さくら、お前は1番になれる存在なんだ』

『これを飾ってしまえば、上が居るということを認めてしまうことになるの。だからこれは飾りません。貴女はこれからも、1番を目指しなさい』

さくら(……留学だけ貰っても、勝たなきゃ何の意味もない!)キッ

ミンソ「貰った!」

さくら(新体操のボールだと思えば、これくらい!)

さくら「ええええいっ!!」

ヒュウウウウウウンン!

「「「「!?」」」」
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/14(土) 16:46:05.01 ID:239RTS2j0
角間王将『野咲、ボールを右足に乗せたまま空高く飛び上がった!』

冴華「凄い!必殺技も使わずになんて跳躍力!」

さくら(えっと確か、この後はパスかドリブルっていうのをやらなきゃいけないみたいだけど……ドリブルなんてやったことないしここは!)

さくら「剣城君!」バシュ

剣城「!」

さくらは剣城へのパスを選択した

自分の正面へ飛んでくるボールを見て剣城の取った行動は………

剣城「っ!」バシュ

トラップすることもなく直接蹴り返した

そして剣城がボールを蹴った先には……















天馬「っ!」ポスッ

角間王将『剣城、野咲からのパスをノールック、ダイレクトで松風へと渡しました!!』

天馬「>>503
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 18:13:58.19 ID:5esK49yVo
っ!!(剣城、ありがとう)
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/14(土) 18:33:28.71 ID:239RTS2j0
天馬「っ!!」

天馬(剣城、ありがとう)

ギュオン!ギュオン!ギュオン!

天馬「アグレッシブビート!!」

ピーーーーーー

ヨンジン「ぐわっ!」

角間王将『松風、ファイアードラゴンの最終ラインを破った!!決定的チャンスです!イナズマジャパン勝ち越しなるか!?』

天馬(見せてやる!FFが終わってからずっと、世界と戦う為に特訓して作り上げた俺だけの新必殺シュート!!)

ギュウウウン!!

天馬「ゴッドウィンド!!」

ギュオオオオオオオ

円堂「凄え!天馬のやつ、いつの間にあんな必殺技を!」

バシュン!

アリーチェ「うわ、すごい跳ね方!」

ボオオオ

ドヒョン「だいばくはつはりて!」

パシーン!

ドヒョン「はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!はいっ!?」

ズバーン!!

審判「っ!」ピ----

角間王将『ゴール!イナズマジャパン!勝ち越し成功!!!松風の新たな必殺シュート!これが勝利を呼び込む一撃となるか!?』

壁山「流石天馬ッス!」

半田「やっぱここぞって時は頼りになるな!」

天馬「俺だけの力じゃないですよ。綱海さんが守って、野咲さんと剣城が繋いでくれたから、この1点が取れたんです」

さくら「え?私?」

天馬「はい!ありがとうございました!」

さくら「え…えっと、どういたしまして?」キョトン

天馬「……ありがとうね、剣城」

剣城「勘違いするな。適当に蹴ったらたまたまお前が居ただけだ」

天馬「うん。そのたまたまに凄く感謝してる」

剣城「…」スタスタ

アフロディ「>>505
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 18:41:52.00 ID:q2mQ62xZo
(勝ち越したとはいえこの2点は向こうの油断につけこんで得た2点だ・・・)
(間違いなくこれから韓国の本気の攻撃が始まる、それを凌ぎきるか攻めてもう一点突き放すか、どちらにせよ人数で劣るこちらにとっては不利)
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/14(土) 18:52:04.86 ID:239RTS2j0
アフロディ(勝ち越したとはいえこの2点は向こうの油断につけこんで得た2点だ・・・)

アフロディ(間違いなくこれから韓国の本気の攻撃が始まる、それを凌ぎきるか攻めてもう一点突き放すか、どちらにせよ人数で劣るこちらにとっては不利)

円堂「よし、この調子でどんどん攻めるぞ!」

壁山「はいッス!」

半田「…そうだな」

アフロディ(果たしてキャプテンは、どう判断したのかな?)













ピ-----

チュンユン「一度勝ち越したくらいでいい気になるな!」

ギュウウウウンン!!

冴華「あっ!?」

ジジジジジ

チュンユン「導火線」

ドカーーーーーン!!!!

天馬「うわああああっ!!」

アフロディ(やはり、彼を止めない限り僕達に勝ちはない!)

アフロディが危惧した通り、韓国はいよいよ本気になっていた

やはりもう1点取らなければ…

恐らく再び同点になる

次はどう攻める?

そんなことを考えながら…

しかし決着は突如、意外な形で訪れた
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/14(土) 19:07:17.79 ID:239RTS2j0
半田「円堂下がれっ!」

円堂「わかった!」タッタッタッ

チュンユン(馬鹿め。同じ手が通じるか。貴様と、そしてあのノコノコとゴール前まで下がっていった奴もドリブルで抜き去れば同点に…)

半田「クイックドロウ!」

バシュ

チュンユン「……は?」

角間王将『半田、リ・チュンユンからボールを奪いました!』

半田「俺だって必殺技くらい使えるんだよ!なめんな!」

バシュ---ン

天馬「半田さん!」ポスッ

壁山「天馬に続いて、キャプテンも新技を!!」

半田「俺の指示を聞いて、同点ゴールと同じ作戦で来ると思ったか?」

チュンユン「なに?」

半田「内心で俺のことを馬鹿だってほくそ笑んだか?残念だったな、馬鹿はお前の方だ!」

チュンユン「!?」

半田「格下だって見下してたろ?本気になればいつだって点を取れるって思ってたろ?そうやって油断なんてするから俺みたいな『格下』の不意打ちに対応出来なかったんだよ!!」

チュンユン「き、貴様ぁ!」

半田「>>508
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 19:20:49.69 ID:IjI6eZdqO
(これでいい。後は挑発に乗って勝手に自滅してくれ)
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 19:21:05.50 ID:kRqU8Mqf0
お前達のような相手をすぐ過小評価するような奴等に俺達は絶対に負けない!
俺が格下だってことは認めるけどさ、お前達ごときに超個性的なあいつらのプレーは予測出来ないだろうぜ(例えばGK時代の頃から積極的に前線に飛び出していくサッカーバカの動きとかな!)
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/14(土) 19:32:44.31 ID:239RTS2j0
半田(これでいい。後は挑発に乗って勝手に自滅してくれ)

リ・チュンユンは確かに格上だった

しかしその圧倒的な実力故の驕りを突かれた

頭に血が上った彼は既に今までのようにキレのある風ではなく、ただ暴走するだけの単調な選手へと成り下がった

そして、本来の実力さえ発揮していれば勝てていた試合に、屈辱的な敗北を突きつけられたのである

リ・チュンユンは、格下だと見下した相手に振り回されて敗北したのであった









ピッ!ピッ!ピ-----

角間王将『ここで試合終了のホイッスル!2-1!イナズマジャパン、初陣を逆転勝利で飾りました!!』

葵「やった!やった!勝ちましたよ秋さんっ!」ギュッ

秋「ええ。イナズマジャパン、まずは1勝よ」

趙金雲「うおーっほっほっほ!!」

壁山「つ、疲れたッス…」ドサッ

さくら「早くシャワー浴びたい…」ミギテパタパタ

半田「プレッシャー半端ねぇ……あんな化け物達毎回相手すんのか。たまんねぇよ……」ゲッソリ

秋「>>511
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 19:40:53.38 ID:s5a/vRg+o
はは、勝ったのにテンション低いなぁ
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/14(土) 19:54:03.57 ID:239RTS2j0
秋「はは、勝ったのにテンション低いなぁ」

天馬「そうですよ!勝ったんですから皆さんもっと喜びましょうよ!」

円堂「天馬の言う通りだぜ!喜べる時に喜んだ方が人生楽しいぞ!」

半田「…けどまあ、今日の勝利は相手が勝手に油断したおかげだからまだ、本当の勝利って感じはしねえんだよなぁ」

アフロディ「半田君の言う通りだね。それに、今日の試合は反省点の方が圧倒的に多いからね」

半田「ミーティングもちゃんとやんねーとな……」

円堂「……そうだな。勝って兜の緒を締めないとだよな!」

趙金雲「皆さーん。今日の試合お疲れ様でした。明日はオフにします。初の公式戦という人が何人か居るでしょうしまずは疲れを取ることを優先してください。そして明後日からは、いよいよ私が練習メニューを作ったりミーティングしたりしますよー!うおーっほっほ!!!」

半田(明後日って…今日のミーティングも選手任せかい)

趙金雲「半田君、後のことはお願いしますよ」

半田「ウイッス…」

こうしてイナズマジャパンは世界大会で記念すべき1勝を挙げた

しかしまだ戦いは始まったばかりだ

さらなる強敵が待ち構えるアジア予選、果たしてイナズマジャパンは本戦に進出することが出来るのだろうか!?
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/14(土) 19:56:43.97 ID:239RTS2j0
今回はここまで
半田の必殺技はクイックドロウに決まりました
そして半田、円堂、壁山の必殺技ですが…いつ出てくるのかは先のお楽しみ
因みに葵ちゃんの髪型はギャラクシーの髪型です
服装は秋ちゃんも葵ちゃんもカーディガンを着ています(夏なのにというツッコミはなしでお願いします)
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 20:06:18.85 ID:IjI6eZdqO

次の対戦相手何処かな?
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 09:29:58.44 ID:ptSuPREv0
韓国戦が終わった日の夜、剣城を除く雷門の男子4人は試合の疲れを取るべく温泉に来ていた

壁山「まさか温泉まであるなんて、びっくりしたッス…」

円堂「本当なんでもかんでも揃ってるよな、ここ…」

半田「アマチュアでこれだからな。プロの合宿となるともっと凄いんじゃね?」

壁山「ひゃーーー!そ、想像も付かないッス…」

天馬「そういえば、こうして雷門サッカー部のメンバーでお風呂に入るのって初めてですよね」

半田「……お、言われてみりゃそうだな」

円堂「俺は風丸となら何度も一緒に風呂入ったことあるけどな」

半田「お、やっぱ幼馴染だとそういうことすんのな」

天馬「…」シュル…

ファサーーーーーー

壁山「…こうして見ると、天馬の髪って、結構長いッスね」

天馬「あー、まあね」

半田「結ぶだけならともかく…毎日ワックスまで付けてんだよな?」

天馬「はい!まあ、剣城みたいな揉み上げのゼンマイまでは作れないですけどね…」

半田「>>516
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 09:32:28.79 ID:Cx7uCGKMo
ぶっちゃけお前らの髪型ってどうやってセットしてんだ?
円堂は猫耳で壁山はアフロっぽくて天馬はチョココロネで
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 09:39:35.98 ID:ptSuPREv0
半田「ぶっちゃけお前らの髪型ってどうやってセットしてんだ?円堂は猫耳で壁山はアフロっぽくて天馬はチョココロネで」

天馬「俺、天パだからコロネはほっといたら勝手に出来ちゃうんです」

円堂「これ実は単なる寝癖なんだ」

半田「マジか!?衝撃の事実だぜ…」

天馬「あ、コロネ以外はセットしてますよ!」

壁山「俺のこれも天パッス」

半田(天パばっか…そして円堂は毎日その寝癖ならどんだけ寝相悪いんだよ……)

この後めちゃくちゃお風呂を楽しみました
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 09:50:15.86 ID:ptSuPREv0
【ミーティングルーム】

韓国戦から2日後…

趙金雲「皆さーん。2回戦の対戦相手が決まりましたよー」

円堂「本当ですか!」

天馬「相手は一体何処!?」

趙金雲「オーストラリア代表、ビッグウェイブスです」

綱海「ビッグウェイブ…直訳するとデカい波だけど、それで合ってるか?」

趙金雲「はい。合ってます」

綱海「ふーん……」

円堂「綱海?どうかしたのか?」

綱海「…いんや、なんでもねえ」

円堂「>>519
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 09:51:52.20 ID:34TXnb420
それでどんなチームなんですか?
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 10:01:10.00 ID:ptSuPREv0
円堂「…まあいっか。それで、ビッグウェイブスってどんなチームなんですか?」

趙金雲「攻撃も守備も少々強引なところもあり、別名『海のギャング共』と呼ばれるチームです」

天馬「海のギャング…」

さくら「なんかこわーい…」

趙金雲「うおーっほっほ!そこで今日から、こわーいギャングに対抗する特訓を始めますよー」

円堂「おっ!どんな特訓をするのかな?楽しみだぜ!」

半田「…特訓の前に1つ質問が」

趙金雲「はい。なんですか?」

半田「……全員揃ってない中でミーティング始めたけど、監督は居ないメンバーの欠席理由について何か聞いてます?」

趙金雲「いいえ何も。1回戦が終わったら後は好きにしてもいいと約束してましたからね。私は、彼らが今何をしているかまでは介入していませんよ」

半田「>>521
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 10:04:35.01 ID:TlbFxy1W0
・・・分かりました(クソッ!また放任主義かよ…)(そりゃ俺や雷門のみんなだってやる気無かった時もあったけどさ、最初からやる気0のあいつらよりはまだマシだぜ)
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 10:45:49.64 ID:ptSuPREv0
半田「・・・分かりました」

半田(クソッ!また放任主義かよ…そりゃ俺や雷門のみんなだってやる気無かった時もあったけどさ、最初からやる気0のあいつらよりはまだマシだぜ)

葵「キャプテン…」

趙金雲「では皆さんユニフォームに着替えてきてください。今日はホームエリアのグラウンドで練習しますよー」

円堂「お、何気に野外での初練習!」










半田「……んで、結局ミーティングに来なかった3人は当然練習にも来ないか」

壁山「あの2人はともかく、なんで剣城まで頑なにサボるんスかね?」

半田「さあな」

さくら「まあまあ、キャプテンも壁山君も落ち着いてくださいよ。こうなったらやる気のある人達だけでも特訓しましょう!」

半田「……まあ、野咲の言う通りか」

さくら「>>523
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 10:57:28.04 ID:D4ZBjOOeo
私サッカーのことよく分からないから色々教えてくださいね♪ニコッキャプテン♪(手握り)壁山君♪(手握り)
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 11:25:00.69 ID:ptSuPREv0
さくら「私サッカーのことよく分からないから色々教えてくださいね♪」ニコッ

さくら「キャプテン♪」ギュッ♡

半田「!?」ドキッ////

さくら「壁山君も、頼りにしてるね♪」ギュッ♡

壁山「は、はははっ!はいッス!」ボッ/////

さくら(チョロいなこの人達)ニヤリ

趙金雲「それでは早速練習に入りますよ。まずは柔軟から」















趙金雲「はい皆さん身体を十分にほぐしましたね。では早速、ここからシーサイドスタジアムまで10周してください」

「「「「10っ!?」」」」

冴華「こ、ここからシーサイドスタジアムまで片道だけでも1キロ以上はあるんですよ!それを往復で10周…」

半田「駅伝だな…」

趙金雲「それが終わったら次はシュート、ドリブルの基礎訓練、そして次は短距離走、それから…」

半田「急にハードになったな…」

趙金雲「>>525
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 11:27:50.22 ID:34TXnb420
ハードな練習はお嫌いですか〜?喜んでる人達もいますけど
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 11:44:19.07 ID:ptSuPREv0
趙金雲「ハードな練習はお嫌いですか〜?喜んでる人達もいますけど」

円堂「やっと本格的に練習できるのか!」キラキラ

アフロディ「これくらい出来なければ、世界なんて夢のまた夢だろうからね」

半田・冴華「「……」」

趙金雲「ハードな練習はお嫌いですか〜?」

半田「…ここまで放任だったのにいきなり練習量の多いメニュー用意してきて驚いただけですよ」

冴華「やりたくないとは言ってません」

趙金雲「結構結構。では空野さんか木野さんのどちらかにはシーサイドスタジアム前に居て貰います」

葵「あ、じゃあ私がシーサイドスタジアムまで行きます」

秋「え?いいの?」

葵「>>527
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 11:47:43.29 ID:z0O2MN5J0
こういうときは後輩が積極的に働かないといけませんからね♪
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 12:33:19.63 ID:ptSuPREv0
葵「こういうときは後輩が積極的に働かないといけませんからね♪」

秋「そういうことなら、お言葉に甘えさせて貰うね」

趙金雲「では空野さん、このノートを渡しておきます。皆さんの周回を記録してくださいね」

葵「了解しました!」

趙金雲「それでは皆さん、10分後にスタートお願いします」

「「「「はいっ!」」」」

こうして趙金雲によるイナズマジャパンの特訓が始まった
















天馬「はっ!はっ!」タッタッタッタッ

葵「天馬10周目1着!ラストスパート頑張れ!」

天馬「ああ!」

アフロディ「ッ!」タッタッタッタッ

葵「アフロディさん2着目っと。どっちが勝つかな?」ドキドキ

初日は持久力と素早さを兼ね備えたこの2人が、ダントツでトップ争いを繰り広げました
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 12:40:43.19 ID:ptSuPREv0
練習開始から約5時間後…

趙金雲「今日の練習はこれで終了です」

冴華「な、なんとか…乗り越えた……」ヒザツキ…

壁山「ハァ………」グテ-

さくら「も、もう動きたくない…」ペタン…

ほとんどのメンバーは立つことさえ疲れるくらいくたびれていた

趙金雲「ドリブル、シュート、持久力、今日の練習ではどれも天馬君とアフロディ君の2人が飛び抜けていましたね」

天馬「ありがとうございます!」

アフロディ「>>530
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 12:44:22.18 ID:Shly18uz0
僕も必死でしたからね
どうしても負けたくない男が一人いるので(円堂チラ見)
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 12:58:39.75 ID:ptSuPREv0
アフロディ「僕も必死でしたからね。どうしても負けたくない男が一人いるので」

円堂「!」

秋「ライバルの存在が自分を高めてくれる。いいですねぇ。こういう化学反応」

趙金雲「ええ。そしてこういった化学反応は、これから特訓を続けていく内にどんどん他の人にも伝染してチームをより高いところに引き上げてくれるんですよ」

秋「>>532
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 13:00:53.41 ID:fK5FY1rj0
それは今はやる気がない人達にもいつか?
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 13:05:25.09 ID:0vOqNmIf0
秋「それは今はやる気がない人達にもいつか?」

趙金雲「勿論です」

秋「…監督の言うこと信じますから」

趙金雲「うおーっほっほっほ!!」
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 13:15:17.79 ID:0vOqNmIf0
【食堂】

シェフ「本日のメニューはチキンカレーとサラダでございます。いつも通りおかわりは自由ですので、好きなだけお食べください」

「「「「いただきまーす!」」」」

円堂「ッ!!!」ガツガツガツガツガツ

壁山「ッ!」バクッ!!バクッ!!

綱海「凄い減り方だな……」

円堂「ッ!」ゴックン!

円堂「いやーだって今日ハードな練習こなしたろ!たくさん練習した後ってどうしても腹減るもんだからさ!」

壁山「あの練習の後でよくそんなにガッつけるッスね、流石円堂さん…」

半田「お前も一緒くらい食ってるだろ…」














円堂「ゲップ!ごちそうさま!!!」

さくら「さ、30皿くらい積まれてる…」

円堂「美味かった!」

壁山「し、しんど過ぎてカレーとサラダのおかわり30回までしか出来なかったッス…」

冴華「いや単位おかしいから」

円堂「…あれ?そういや天馬は?」

半田「自分の分食い終わったらすぐ部屋に戻ったよ」

円堂「>>535
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 13:19:26.52 ID:rHiYwPUno
そっか、食後の特訓にでも誘おうと思ったのにな
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 13:47:23.78 ID:0vOqNmIf0
円堂「そっか、食後の特訓にでも誘おうと思ったのにな」

さくら「えっ!?この後まだ特訓するんですか!?」

円堂「おう!世界一になる為にはもっともっと特訓しないとな!」

半田「けどまあ、食後すぐに動くのはなしだぞ。せっかく美味しいご飯を食べさせてもらってんだから、消化に良くない行為はしないように」

円堂「おう」
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 13:56:40.08 ID:0vOqNmIf0
【宿舎】

ウィーーーーン

剣城「…天馬か」

天馬「優一さんのお見舞いに行ってたの?」

剣城「ああ」

天馬「……俺さ、一昨日の試合、剣城からパスを貰った時凄い嬉しかった。また、一緒にプレー出来たことが嬉しくて堪らなかった」

天馬「だから、次の試合も、その次も、次も次も……これからもっと、剣城と一緒にサッカーがしたい!剣城と一緒にボールが蹴りたいんだ!」

剣城「…」

天馬「でも剣城には、俺なんかより優先したい大切な人が居るんだよね?」

剣城「……ああ」

天馬「俺は待ってる!剣城がまたもう一度サッカーと向き合って!俺ともう一度本気でプレーしてくれるその日をずっと待ってるから!」

剣城「…」

天馬「………言いたいことはそれだけ。じゃあ、おやすみ」

剣城「天馬!」

天馬「!」

剣城「…ゴッドウィンド、よかったぞ」

天馬「……ありがとう。剣城にそう言って貰えて嬉しい」

剣城「フッ…」

宿舎の入り口でとりとめのない会話を交わした後、天馬と剣城はそれぞれ自室に戻った

天馬はまたいつか、2人で共にフィールドを駆け回る日を夢見て…
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 13:58:57.67 ID:0vOqNmIf0
今回はここまで
特訓、日常回はもう少し長い方がいいと言われたので長めにする予定ですが、後2.3日くらい日常回でもいいでしょうかね?
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 14:05:17.65 ID:cWE35nx9o

OK
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 16:11:47.10 ID:QIGYCDXt0
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 16:41:02.72 ID:nhlMgRisO
日常を長くするのはありがたいが出来たら試合も長くしてね
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 18:11:27.29 ID:0vOqNmIf0
【FF本戦シュート成績】

天馬 4得点 
デスドロップ(2-2)
デスドロップG2(1-1)
ジャスティスウィング(1-1)
ペガサス(1-0)

アフロディ 3得点
ゴッドノウズ(6-3)

豪炎寺 2得点
爆熱ストーム(3-2)

円堂 2得点
メガトンヘッド(2-1)
イナズマ1号(1-1)

武方三兄弟 1得点
トライアングルZ(1-1)
※バックトルネードは打つ前なので無効にしてます

風丸 1得点
炎の風見鶏(1-1)

目金 1得点
メガネクラッシュ(1-1)

鬼道 1得点
皇帝ペンギン2号(2-0)
ツインブースト(2-1)

染岡 1得点
ドラゴンクラッシュ(2-0)
ワイバーンクラッシュ(5-1)

貴志部 0得点
獣王レオン(1-0)
ノーマル(1-0)
※オウンゴールはカウントしてません

デメテル 0得点
リフレクトバスター(1-0)

ヘラ 0得点
ディバインアロー(1-0)
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/15(日) 18:12:26.87 ID:0vOqNmIf0
【FF本戦キーパー成績】

円堂 7失点
ゴッドハンド(1-1)
メガトンヘッド(7-3)
グレイト・ザ・ハンド(1-0)
イナズマ1号(1-0)
ノーマル(3-3)
※オウンゴールもカウントしています


綾野 1失点
無限の壁(4-0)
ノーマル(1-1)

軟山 5失点
タフネスブロック(3-3)
ノーマル(2-2)

ポセイドン 4失点
ノーマル(4-2)
ギガバイトスクリュー(4-2)
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 18:44:36.23 ID:nhlMgRisO
こうして見ると風丸が選ばれてないのが勿体ないな…
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/16(月) 08:55:53.03 ID:zdtMtxGe0
〜グラウンド〜

円堂「おおっ!今日は全員揃ってる!皆やっとやる気になってくれたんだな!」

剣城「…」

ひかり「…」

アリーチェ「…」

半田「…なんか様子がおかしいぞ?」

趙金雲「皆さん揃いましたね。今日の練習を始める前に、大事なお知らせがあります」

冴華「大事な…」

さくら「お知らせ?」

趙金雲「3日後にイナズマジャパンの脱退試験を行います」

円堂「えっ!?」

半田「だっ、脱退試験!?」

趙金雲「ルールは簡単です。PK方式でシュートを5本打つ。ただそれだけです」

ひかり「…キーパーは、誰がやるんですか?」

趙金雲「キーパーは用意しません。そして、無人のゴールに5本とも外してくれれば試験は合格です」

アリーチェ「外すの?入れる、じゃなくて?」

趙金雲「はい。外してくれればいいんです」

さくら「>>546
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/16(月) 09:05:37.33 ID:AuFJH8YYo
もし脱退したらやっぱり報酬は
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/16(月) 09:22:40.14 ID:zdtMtxGe0
さくら「もし脱退したらやっぱり報酬は」

趙金雲「そこはご心配なく。脱退試験に合格したら契約は果たしますよ」

剣城「!」

趙金雲「では参加するかどうか、皆さんじっくりと考えておいてくださいね。うおーっほっほ!」
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/16(月) 09:39:12.47 ID:zdtMtxGe0
【食堂】

天馬「…」 モグモグ

さくら「…」パクッ

壁山「ッ!」バク!!バク!!

円堂「…」モグモグ

半田(あんなこと言われた後だったからか、皆午前の練習はどこか集中してなかったよな…)

冴華「…私は試験を受けるつもりはありません」

半田「……あっ、そうか。確か御城の条件は全試合フル出場」

冴華「>>549
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/16(月) 10:09:18.16 ID:PtjV2f2OO
はい。
次も、その次も、アジアだけじゃなくて、もっと他の国との試合だって出たいです!
こんな所で脱退なんて嫌です!
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/16(月) 10:31:10.02 ID:zdtMtxGe0
冴華「はい。次も、その次も、アジアだけじゃなくて、もっと他の国との試合だって出たいです!こんな所で脱退なんて嫌です!」

綱海「俺も残るぜ」

円堂「綱海!」パァァァ

綱海「乗った波に最後まで乗れなきゃ、海の男の名が廃っちまうぜ!」

冴華、綱海が残ってくれると言ってくれたことに喜びを噛み締める半田達

しかし、それも長くは続かなかった

剣城「俺は受ける」

「「「「!」」」」

剣城「契約が果たされるならこれ以上ここに居る意味はないからな」

天馬「剣城…」

ひかり「……私も、受けたい、です」

ひかり「早く家族皆で、温かい家に住みたいから…」

葵「>>551
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/16(月) 10:34:19.03 ID:PtjV2f2OO
そんな…
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/16(月) 11:05:00.83 ID:zdtMtxGe0
葵「そんな…」

剣城とひかりはイナズマジャパンよりも家族を優先した

ここでさらなる追い討ちが

さくら「私も受けます」

半田「野咲!?」

この発言には流石の半田も動揺した

一緒に特訓に参加してくれていたさくらは残ってくれるだろうと思ったからである

さくら「ごめんなさい。キャプテンや皆さんのおかげでサッカーの楽しさがわかり始めたけど、でも私…やっぱり新体操で輝きたいの!」

自分の将来、家族…脱退試験を受けるメンバーは3人ともそれぞれ仕方のない事情を抱えているので誰も強くは引き止められなかった

だがここで、意外な人物がこう口にしたのであった

アリーチェ「私残るね」

「「「「えっ!?」」」」

嬉しい誤算!

だがあまりに意外な発言に、試験を受ける以外のメンバーが面食らってしまった

アリーチェ「や、だってゲーム機とかいつでも貰える訳だし、今出て行かなくてもいいかなって」

「「「「……」」」」

アリーチェ「…あっ、もしかして私、出て行った方がよかった?」

円堂「>>553
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/16(月) 12:02:00.49 ID:AuFJH8YYo
ないない!全然そんなことない!
アリーチェがいてくれて嬉しいぜ!
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/16(月) 12:09:10.42 ID:zdtMtxGe0
円堂「ないない!全然そんなことない!アリーチェがいてくれて嬉しいぜ!」

アリーチェ「わー、ありがとう♪」ニコッ

試験を受けるメンバーは3人、試験を受けずに残るメンバーも3人

雇われ組の進路は決まった

ほどなくして、この話は趙金雲監督の耳にも届くこととなった
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/16(月) 12:12:11.15 ID:zdtMtxGe0
【グラウンド】

冴華「っ!」

バシュ

アリーチェ「ほっ」ポスッ

天馬「上手いよアリーチェ!ナイストラップ!」

アリーチェ「ありがとう♪」

半田「…初心者ってこと考慮すると確かにかなり上手いわな」

半田(世界レベルには程遠いが…まあ居ないよりはマシか)

アリーチェ「>>556
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/16(月) 12:16:56.06 ID:PtjV2f2OO
うんうん♪
できるようになるとだんだん楽しくなるね、サッカーって!
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/16(月) 12:31:49.25 ID:zdtMtxGe0
アリーチェ「うんうん♪できるようになるとだんだん楽しくなるね、サッカーって!」

バシュ

円堂「だろ!よっと」ポスッ

葵「脱退試験の話を聞いた時は正直どうなるのかなって思ったけど、案外なんとかなりそうだね」

天馬「……後は、剣城達が考え直してくれればそれがベストなんだけど」

葵「天馬…」

天馬「>>558
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/16(月) 12:36:21.91 ID:AuFJH8YYo
やっぱり考え直してもらえるよう説得しよう!
11人しかいないイナズマジャパンから誰か一人でも欠けたら次の試合に出ることすら出来なくなっちゃう!
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/16(月) 12:54:18.55 ID:zdtMtxGe0
天馬「やっぱり考え直してもらえるよう説得しよう!11人しかいないイナズマジャパンから誰か一人でも欠けたら次の試合に出ることすら出来なくなっちゃう!」

趙金雲「説得するのは止めませんよ。ですが、もし彼らが抜けたらその時は新しいメンバーを補充しますよ」

半田「補充って、そんな大事なこと早く言って下さいよ!」

壁山「なんで黙ってたんスか!?」

趙金雲「うぉーっほっほ!大人には秘密が1つや2つくらいあるものですよ」

壁山「>>560
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/16(月) 13:04:21.38 ID:2Z0K67sp0
だ、だったらやる気のないメンバーには抜けてもらって、鬼道さんや木戸川の豪炎寺さんとかに入ってもらったほうが…
いや、監督の事だからまた変な選手連れてきそうっス…
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/16(月) 13:39:18.33 ID:OXY0PsYE0
壁山「だ、だったらやる気のないメンバーには抜けてもらって、鬼道さんや木戸川の豪炎寺さんとかに入ってもらったほうが…いや、監督の事だからまた変な選手連れてきそうっス…」

趙金雲「おやー、全く信用されていませんねぇ…まあ、ご心配なく。彼らには脱退試験とは伝えましたが、約1名を除けば絶対にクリア出来ない試験内容になってますから。うぉーっほっほっほ!!」

「「「「!?」」」」

趙金雲「おっと、今の発言はこれから試験を受ける皆さんには内緒にしてあげて下さいね。彼らはあくまで、試験をクリアするつもりでいますから」ニヤリ

趙金雲(この試験で唯一わからないのが………念のため【彼】には調整を急がせておきますか)

ここに来てさらにまた衝撃の事実!

なんと趙金雲は脱退試験と言いながら2人は必ず残ってくれると宣言したのだ!

脱退試験という名の陰謀…果たして、趙金雲は何を考えているのか!?

その答えは…試験当日に知ることとなる……
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/16(月) 13:40:56.62 ID:OXY0PsYE0
今回はここまで
最後に趙金雲が言っていた彼とは誰か?
ヒントは○○
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/16(月) 14:04:31.94 ID:NTuY7bjXO

GOのあの脱退試験か
まあ多分全員残るやろ
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/16(月) 15:25:59.81 ID:oeacLLKA0
メンバーの追加がありそうなのが嬉しいところ
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/17(火) 06:15:45.39 ID:75+W1W9u0
いよいよ脱退試験の日を迎えた

試験会場はシーサイドスタジアム

そしてそこには……

大勢の観客、取材陣、果てはテレビカメラまで…

とにかくシーサイドスタジアムの観客席は満杯だった

趙金雲「うおーっほっほっほ!!皆さん来ましたね」

円堂「お、お客さんがいっぱい…」

天馬「監督!これってどういうことですか!?」

趙金雲「観客も取材陣も私が集めました。イナズマジャパンの現状を紹介すると言ったら皆さん喜んでここまで足を運んでくれましたよ!」

剣城「…やってくれたな」

さくら「え?なに?どういうこと?」

半田「……あー、そういうことか」

壁山「か、監督……鬼ッス…」ブルッ

さくら「なになに?どういうことなの?皆だけで納得しないで私にもどういうことか説明してよ!」

秋「……こんな大観衆の前で、キーパーも居ないのにPKをミスするなんて出来る訳がないってこと。特に新体操で世界を目指してるさくらさんにとってはキャリアに大きな傷を付けることにもなる」

さくら「そんな…じゃあ監督は最初からそのつもりで…」

趙金雲「…私は、皆さんには脱退試験とは伝えましたがメディアにはそんなこと一言も伝えませんでしたからね」ニヤリ

ひかり「…」

趙金雲「>>566
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/17(火) 06:53:22.70 ID:IomRdPD3O
それで、まずは誰からボールを蹴りますか?
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/17(火) 07:09:49.37 ID:75+W1W9u0
趙金雲「それで、まずは誰からボールを蹴りますか?」

剣城「…俺から行く」

天馬「!」

趙金雲「わかりました。では空野さんは枠外に飛んで行ったボールを拾う係を、木野さんはホイッスルとカゴからボールを取る係をお願いします」

秋・葵「「はい!」」






















趙金雲「うぉーっほっほ!!それではこれより、イナズマジャパンの精鋭達による華麗なシュートを披露して頂きます。まずはFW…剣城京介君!」

わあああああああああっ!!

剣城「…外せばいいんだろ?」

秋「っ!」ピ----

剣城「…」バシュ

剣城はボールを置いてから一歩も動かず右足でシュートを打った

そしてそのボールは中央のポストに直撃した
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