【安価】錬金術師「俺に何を飲ませた!?」

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39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 19:16:42.91 ID:aBm7jYN70
親父に言いつけるぞ
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/02(土) 19:45:05.40 ID:X9vIYJZz0
錬金術師「この場で漏らすようにするぞ」

弟子「ひ......ひぇ......」

錬金術師「鍵を渡さないと尿漏れアルケミストになるぞ」

弟子「わ、渡します!渡しますからぁ!!」


観念して鍵を投げつけてきた
キャッチして扉の鍵穴に差し込めば勿論開いた


錬金術師「まったく」

弟子「うぅ......」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/02(土) 20:20:32.22 ID:X9vIYJZz0
こうして、今日一日恐らく彼は出てこないであろう
そう思った彼女は行動を開始した


弟子「さて、研究室の錬金術の本を読み漁るぞ」

弟子「どれ読もうかなー?」

弟子「じゃあこの>>43にしよう」
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/11/02(土) 20:22:02.58 ID:DwGa12ho0
催眠
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/02(土) 20:28:00.93 ID:3tpIk2iGO
賢者の石の錬成は可能か?
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/02(土) 23:25:06.48 ID:X9vIYJZz0
賢者の石の錬成は可能か?
賢者の石は錬金術という概念の根幹的かつ最終的なモノに到着する指標である


弟子「ふーん......」


今ではその存在に否定的な意見も多いが、果たして錬成は可能なのか?
伝承に基づいた幾つかのレシピを参考に、その謎に迫ることにした


弟子「これだ!これを読もう!」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/03(日) 08:06:48.15 ID:odlqII4b0
翌日


弟子「師匠?」

錬金術師「なんだ」

弟子「賢者の石って、作ろうと思ったことあります?」

錬金術師「あるけど」

弟子「どうやったんですか?」

錬金術師「本に書いているレシピを片っ端から試した。勿論失敗に終わったが」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/03(日) 11:25:43.26 ID:odlqII4b0
弟子「じゃあ師匠は賢者の石があると思いますか?」

錬金術師「あると思うよ。色々やって気付いたんだ」

弟子「どういうことですか?」

錬金術師「賢者の石っていうのは多分、最も優れた錬金術師のことさ。だからどっかにいるよ」

弟子「はぁ」

錬金術師「できもしないレシピで出来るってことは、不可能を可能にする最優の錬金術師の暗示さ」

錬金術師「ひいてはそれを成し遂げようとする錬金術師達の心。『賢者の意志』ってところだ」

弟子「つまんないダジャレですね」

錬金術師「すぐそういうことを言う」

弟子「でも、でももしそうなら......」

錬金術師「どうした?」

弟子「なんでもないです!!」
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/03(日) 11:33:57.58 ID:odlqII4b0
弟子「師匠!」

錬金術師「ん?」


郵便受けを見に行った彼女の顔は幸せに満ちていた


弟子「応募錬金優秀賞ですよ!」

錬金術師「ああ、あの雑誌の懸賞ね。賞品は届いた?」

弟子「はい。旨いお肉ですよ!」

錬金術師「ところで、何を送ったんだ?」

弟子「>>49
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 11:58:58.06 ID:s3nwQfDNo
一月に一回ちょっと触るだけで動き続ける歯車の置物(擬似永久機関)
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 12:24:37.54 ID:cPmIbTsj0
常に清水が満杯になる水瓶
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/03(日) 14:26:32.49 ID:QeNDpxnl0
弟子「常に清水が満杯になる水瓶です」

錬金術師「お前にしてはやるじゃないか」

弟子「でしょー?」

錬金術師「やっぱ取り消す」

弟子「酷いですよ!」

錬金術師「ふふ。それじゃあ今夜は豪勢なディナーとしよう」
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/03(日) 14:30:20.04 ID:QeNDpxnl0
届いた肉はバッチリ調理して満足度100%のディナーに昇華された


錬金術師「美味かったな」

弟子「ですねぇー......」

錬金術師「しかしお前が優秀賞とはな」

弟子「ふふん」

錬金術師「そろそろ独り立ちしてもいいんじゃないか?」

弟子「>>53
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/11/03(日) 14:34:35.32 ID:KkAu7JZc0
いえ、自分は師匠と比べてまだまだですよ…(まだ師匠とは付き合ってもいないのに離れるわけには……)
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 14:37:47.14 ID:yxrsHjAAO
独り立ちしたら誰が師匠の介護をするんですか?
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/03(日) 14:51:18.09 ID:QeNDpxnl0
弟子「独り立ちしたら誰が師匠の介護をするんですか?」

錬金術師「面白いことを言うね......まぁそれはどうにかするさ」

弟子「どうにかって?」

錬金術師「......ちょっと、言えないな」

弟子「隠し事ですか?そういうのはいけないと思います!」

錬金術師「俺が不自由になるまでここにいるつもりか?」

弟子「家で野垂れ死にたくはないでしょう」
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/03(日) 15:03:23.03 ID:QeNDpxnl0
錬金術師「俺はそんなことの為に若い芽を摘みたくない」

弟子「わざわざ理屈をこねずに、親切心をありがたく受け取っておくってことは出来ないんですか?」

錬金術師「出来ない」

弟子「なんでですか」

錬金術師「......きっと、きっとお前は俺を避けるようになる」

弟子「その要因を聞いているんですよ!」

錬金術師「俺はな、呪われているんだ。死に近付くとなんでも食べる化け物になっちまう」

弟子「冗談言わないで下さい!本気で怒りますよ!」

錬金術師「本当のことなんだ。昔悪魔を殺したときに呪われた」
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/03(日) 15:08:53.00 ID:QeNDpxnl0
弟子「だったら、解呪しちゃって下さいよ」

錬金術師「そんなチンケな呪いじゃないのさ。黙っていたことは謝るよ」

弟子「それでも師匠なら」

錬金術師「俺ひとりでどうこうできるレベルでもないんだ」

弟子「なら!私がついてます!二人ならどうにか出来るかもしれませんよ!」

錬金術師「その為にお前の活躍を潰すなんて、そんなことはできない」

弟子「師匠にとっては『そんなこと』かもしれないけれど......私にとっては重要なんです!」

錬金術師「......やれやれ......俺の負けだ」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/03(日) 15:11:55.82 ID:QeNDpxnl0
弟子「なら始めますよ」

錬金術師「本気なんだな?」

弟子「本気です。かわいい弟子の若い芽を摘まれないうちに解決するんです!」

錬金術師「そうか」

弟子「急に冷めないで下さい!ほら、どうやったら解呪できるのか教えて下さい!」

錬金術師「>>59
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/11/03(日) 15:13:04.08 ID:KkAu7JZc0
………セックスだ(小声)
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 15:15:58.96 ID:hoyQFKB7o
呪いを他の親しい人に移す。呪いの解除は今の技術ではできない
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/03(日) 16:10:39.54 ID:QeNDpxnl0
錬金術師「呪いを他の親しい人に移す。呪いの解除は今の技術ではできない」

弟子「......分かりました!私に任せて下さい!」

錬金術師「良いのか?」

弟子「当たり前じゃないですか!」

錬金術師「それじゃ、いくぞ」


彼女の手を掴む
そして目と目を合わせて魔力を込める


弟子「う......くっ......」

錬金術師「終わったぞ。大丈夫か?」

弟子「なんてこと......ありませんね!」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/03(日) 16:15:24.13 ID:QeNDpxnl0
錬金術師「強がるな」

弟子「師匠の前では強がりますよ」

錬金術師「適度に休めよ」

弟子「......はい」

錬金術師「何かスッキリしたよ。何かスゴい物が作れそうだ」

弟子「私も手伝いますよ!」

錬金術師「駄目。呪いを食らったんだ、今日は大人しく寝てろ」

弟子「むぅ」
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/03(日) 16:18:19.87 ID:QeNDpxnl0
翌日


弟子「良く寝ましたよ」

錬金術師「そうか。ところでスゴい物ができた」

弟子「お、早いですね。見るにクマも出来てませんしきちんと寝れたんですね?」

錬金術師「観察力高いね」

弟子「そうでしょう?ところで!何ができたんですか?」

錬金術師「>>64
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/11/03(日) 16:19:31.35 ID:KkAu7JZc0
惚れ薬だ
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 16:21:32.96 ID:FG5K3oghO
アクアウイタエ
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/03(日) 16:59:47.04 ID:QeNDpxnl0
錬金術師「アクアウイタエだ」

弟子「へぇ、それって何なんですか?」

錬金術師「賢者の石みたいなもん......なのか、これ?」

弟子「えっ!?」

錬金術師「でも副作用もあるしなぁ。俺は飲まないよ」

弟子「じゃあ私も飲みません」

錬金術師「うーん......売り払うかな」
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/03(日) 17:02:15.53 ID:QeNDpxnl0
弟子「じゃあ次に行商人が訪ねてきたときにでも売りますか」

錬金術師「そうするかなぁ」

弟子「しかし調子良いですね」

錬金術師「憎い?」

弟子「ちょっと」

錬金術師「酷いね」
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/03(日) 17:05:29.17 ID:QeNDpxnl0
弟子「結果は出ましたけど、アイデアとしてはスランプです!」

錬金術師「本でも読めば?」

弟子「気分じゃないんですよね」

錬金術師「.......じゃあ、何かの作り方教えてやるよ」

弟子「まじですか!?じゃあ>>69
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 17:08:04.12 ID:FG5K3oghO
好感度わかる薬の作り方教えて
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 17:13:23.63 ID:ebkTyR2v0
…ほどよく効く豊胸剤を…
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/03(日) 18:05:10.10 ID:QeNDpxnl0
弟子「...ほどよく効く豊胸剤を...」

錬金術師「ふっ」

弟子「鼻で笑いましたね!聞こえましたよ!」

錬金術師「悪いね、作り方は教えてやるから許せ」

弟子「最初からそうしてればいいんですよ」

錬金術師「それじゃあ一緒にやってみようか」
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/03(日) 18:16:32.89 ID:QeNDpxnl0
弟子「......あの」

錬金術師「はい」

弟子「シリコン山ほど突っ込んでますけど、これ大丈夫なんですか?」

錬金術師「これが最も正確だ。過去にシリコンを集めている錬金術師を脅して遊んだこともある」

弟子「最低ですね」

錬金術師「いや、別に胸のサイズで愛が変わる訳はないと思ったからさ」

弟子「......ふーん」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/03(日) 22:24:25.31 ID:odlqII4b0
錬金術師「そもそもな、胸どうこうで女の価値を決める奴とは付き合うな」

弟子「え」

錬金術師「そんな相談をするってことは、大方好きな奴でも出来たんだろう?」

弟子「......内緒!」

錬金術師「好きな人にはプレゼントを贈れ。高すぎず、安すぎずのな」

弟子「ふ、ふーん」
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/03(日) 22:33:31.24 ID:odlqII4b0
錬金術師「出来たぞ。豊胸剤だ」

弟子「やったね!」

錬金術師「飲みたい時に飲むといい」

弟子「そうしまっす!」

錬金術師「俺は研究に戻る」

弟子「はい!」
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/03(日) 22:38:33.42 ID:odlqII4b0
森をかき分け、篭を持った男が一人


行商人「ちわーっす」

弟子「どうも。今師匠は忙しいので代わりに私が買い物しますよ」

行商人「そっすか。今日はどうされます?」

弟子「このアクアウイタエを買い取っていただきたいんですが」

行商人「はぁ」

弟子「副作用付きのエリクサーですよ」

行商人「そんなら高く買い取ろう!」

弟子「ああ、あと>>76下さい」
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 22:39:26.43 ID:KkAu7JZc0
惚れ薬
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 22:49:45.75 ID:hoyQFKB7o
そこそこ珍しい薬草(尿漏れ防止の薬の材料になる)
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/04(月) 12:07:37.88 ID:rryKaD8v0
弟子「そこそこ珍しい薬草で」

行商人「何に使うんだい?」

弟子「材料に必要なんですよ」

行商人「そうなんか」

弟子「あ、あと師匠にこれとこれとこれを......」

行商人「あいよ。これで全部かな?」

弟子「はい!」

行商人「まいど」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/04(月) 12:28:33.04 ID:rryKaD8v0
弟子「......ぷはぁ」

錬金術師「薬?」

弟子「はい」

錬金術師「どうせ尿漏れ防止とかだろ」

弟子「な、なんで分かったんですか!?」

錬金術師「勘」

弟子「キモいです!」

錬金術師「悪いね、失禁術師さん」

弟子「う”ぁぁぁぁぁ!!」
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/04(月) 12:42:54.93 ID:rryKaD8v0
錬金術師「生体錬金って知ってる?」

弟子「ホムンクルスとかですか?」

錬金術師「そうだ。ホムンクルスは材料と時間がヤバいので、スライムを作ってみよう」

弟子「私がやるんですか」

錬金術師「当然だろう。それじゃあまずスライム水に不純物を混ぜよう」

弟子「確か魔力石とか、電気石を入れるんですよね」

錬金術師「そうそう。それで普通のスライムだ」
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/04(月) 12:48:33.29 ID:rryKaD8v0
錬金術師「あとはお好みで何か入れて混ぜろ」

弟子「分かりました!」

錬金術師「俺は飯を食ってるからな。できたら呼べ」

弟子「はい!......さて、何を入れよう?」


数分後
弟子は師匠を呼びつけた


弟子「できました!」

錬金術師「キチンと錬金鍋に閉じ込めてあるよな?」

弟子「はい!早速開けてスライムを見てみましょう!」

錬金術師「そうだな。どれどれ......」


>>82...どんなスライム?
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/11/04(月) 12:50:00.82 ID:ek14iR5W0
青色の女性的に変化したスライム
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 12:52:03.17 ID:oVFZ4jYn0
服だけ溶かすスライム
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/11/04(月) 12:54:08.64 ID:ek14iR5W0
人の定義しだいだけど、穂ムンク留守とか作ればそいつに呪い移せるんじゃね?
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 12:56:41.11 ID:qpjtje27o
なんだその、誤字?
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 12:56:41.87 ID:POhMZ1Bgo
R案件ですよ!
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/11/04(月) 13:00:41.74 ID:ek14iR5W0
>>84
謎の誤字発生した。正しくは「ホムンクルス」
親しくないと写せないのが問題だけど
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/04(月) 13:15:33.18 ID:rryKaD8v0
>>83


錬金術師「できるかもしれない」

錬金術師「でも、できちゃったらソイツはもう立派に人間なんだ」

錬金術師「俺は人にそんな惨いことをしたくないんだ。ごめんね」
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/11/04(月) 13:18:32.00 ID:ek14iR5W0
呪いの解除できなくても呪いの内容を変えることはできないのかな?
デメリットつきそうだけど
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/04(月) 13:19:33.25 ID:rryKaD8v0
弟子「......あれ、普通の可愛いスライムですね?」

錬金術師「そうだな」

弟子「うーん、残念ですが、可愛いのでよしとしましょう」


彼女はスライムを持ち上げる
すると、スライムから分泌された粘液が彼女の服を溶かし始めた


錬金術師「......あ、やべぇ!そいつから離れろ!」

弟子「ひゃうっ!?」
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/04(月) 15:06:07.95 ID:FHNkpfHa0
錬金術師「波動錬金!」


彼の足元から床の木材が萎びていく
その木材から青いエネルギー体が発生し、スライムをとらえた
スライムは身に余る生命の奔流に耐えきれず内部から決壊した


弟子「な、なんですかソレぇ......!」

錬金術師「先人が見つけた治す為の力の悪用。魔力人形的な側面のある生き物に有効」

弟子「韻を踏めって言ってるんじゃないです!」
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/04(月) 15:12:30.69 ID:FHNkpfHa0
錬金術師「うるせぇ。大丈夫か?」


服が溶けている
範囲は広いがそこまで溶けている訳ではないようだ


弟子「見んなバカ師匠!」

錬金術師「心配ぐらいさせろ。どうせ板同然の体だ」

弟子「覚えてろー!!」
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/04(月) 15:18:12.81 ID:FHNkpfHa0
その後、弟子は替えの服に着替えた
錬金術師はといえば、黙って本を読んでいるばかりだ


弟子「ぐぬぬ......絶対に仕返ししてやる」

錬金術師「十年早い」

弟子(どうにか仕返しできないかな......)

弟子(>>94!)
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 15:35:56.19 ID:ZAmgTUNW0
絶対に眠る薬を夕食に入れる(錬金術士のみ)
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 15:44:59.50 ID:POhMZ1Bgo
うえ
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/04(月) 16:32:32.28 ID:FHNkpfHa0
弟子「師匠!」

錬金術師「どうした?」

弟子「今日の夕食は私が作りますよ!」

錬金術師「そりゃまた、どういう訳で?」

弟子「あー......どうせ師匠のことだし、わざと夕飯にゼリー入れたりするでしょ」

錬金術師「やってくれるなら助かるからそういうことにしておく」

弟子(よっしゃ!)
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/04(月) 16:35:45.05 ID:FHNkpfHa0
夕食後


錬金術師「......」

弟子「ばっちり寝てますね」

弟子「さて......どうしてくれましょうか」

弟子「>>98
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 16:40:16.48 ID:rxDWKFjO0
裸で添い寝
使用済みのゴムを添えておきましょう
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 16:41:35.67 ID:peBdeoRH0
裸でで添い寝して、使用済みのゴムを添えておきましょう
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 16:42:04.15 ID:peBdeoRH0
「裸で」でした。
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/04(月) 18:42:50.28 ID:FHNkpfHa0
翌日


錬金術師「......はっ」


何かが当たっている感じがしてそちらを向く
すると弟子が裸で寝ているではないか


錬金術師「......さ、酒でも飲んだか......?」


困惑し、距離を取る
それにより、彼女の周りにゴム質の物体......というか間違いなくコンドームが落ちている


錬金術師「......やばい。ここ数十年で一番焦ってるやもしれぬ」
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/04(月) 18:48:00.73 ID:FHNkpfHa0
錬金術師「いやありえないだろう......しかし現に現場が......」

錬金術師「俺が魔法使いだったら記憶も消せただろうが、錬金術は創る為の技術だ」

錬金術師「昨夜の記憶もないし......」


彼が真剣に苦悩していると、弟子が目を覚ます


錬金術師(ついに起きてしまった!)

錬金術師「............」

弟子「>>103
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 18:49:19.17 ID:ACuGiWd1O
責任…とってくださいね?
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 18:50:39.03 ID:WZxPePVj0
>>102
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/04(月) 22:49:31.40 ID:rryKaD8v0
弟子「責任...とってくださいね?」

錬金術師「うっ......」

弟子(いい感じ!そろそろネタバラシしようかな)

錬金術師「分かった。責任をとろう」

弟子「ふぇむぐっ!」


おもむろに彼女を抱き締める
彼の胸に顔を埋める形になり、発声出来なくなる
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/04(月) 22:56:45.82 ID:rryKaD8v0
錬金術師「多分......俺はお前に酷いことをしてしまったんだろうな」

弟子「ぶはっ!」

錬金術師「俺なんかで責任がとれるか分からないが、お前が望むならそうしよう」

弟子(えっえっえっ、まままじ!?)

弟子「あー......>>107
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/11/04(月) 22:59:24.93 ID:peBdeoRH0
私と結婚してください
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 23:00:21.97 ID:POhMZ1Bgo
ごめんなさい嘘でした
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/04(月) 23:22:27.20 ID:rryKaD8v0
弟子「ごめんなさい嘘でした」

錬金術師「......んん????????????」

弟子「でっ、ですから!」

錬金術師「どっから?」

弟子「その......私が裸だったのも......ゴムが置いてあるのもです」

錬金術師「......ふぅん。そういうことするんだ」

弟子「ひっ」
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/04(月) 23:29:39.72 ID:rryKaD8v0
錬金術師「そんな風に育てたつもりはないんだけどね」

弟子「あ、あのぉ、急に敬語になるの怖いんでやめて下さい」

錬金術師「醜い醜いカエルにしてやってもいいんだぞ」

弟子「すみませんすみません!!つい出来心なんです!!」

錬金術師「お前には何よりお仕置きと教育が必要だな」

弟子「ご勘弁を!」

錬金術師「許されるとでも思っているのかたわけ者」

弟子「ひ、ひぃぃぃ......な、なな、何をするんですか......!?」

錬金術師「>>111
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/11/04(月) 23:32:04.98 ID:peBdeoRH0
この薬(幻覚薬)を飲んでもらうぞ
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 23:35:59.64 ID:cw2A1LNyO
破門だ!
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 23:36:53.13 ID:4C+1V6/m0
責任取ってもらうからな
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 23:40:30.84 ID:POhMZ1Bgo
ガチじゃないですかヤダー
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/04(月) 23:47:47.55 ID:rryKaD8v0
錬金術師「破門だ!」

弟子「へ......」

錬金術師「......どうした、外へ出て学んでくると良い」

弟子「でも」

錬金術師「俺が憎いからこんなことをしたんだろう?」

弟子「そ、それは......」

錬金術師「馬車の手配ぐらいはしてやるから出ていけ」
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/04(月) 23:52:49.26 ID:rryKaD8v0
こうして、在りし日のごとく彼女は放り出された


弟子「う......」

弟子「うぇぇぇぇん......」

弟子「どうしろって言うんだよぉ......なんでそんなこと言うのぉ......」

弟子「シショウ......シショウ......」

弟子「もう独りは嫌だよシショウ......」
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/04(月) 23:57:48.39 ID:rryKaD8v0
一方そのころ


錬金術師「いつぶりだろうか。こうも静かなのは......」

錬金術師「......研究室も手狭になってきたな。あいつの部屋を整理して物置にしよう」


彼は普段開けることのない方向からドアを開く
優しい木漏れ日も、哀愁あるだけの虚しいものとしてそこに射す


錬金術師「あいつ結構研究室から本パクってんだな」

錬金術師「......ん?」
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/04(月) 23:59:26.46 ID:a5s3+pXkO
あちゃー…
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/05(火) 00:01:58.48 ID:17Zb/M0Q0
古ぼけたような、しかし使用の形跡はつい最近
そんなノートが置いてある。表紙を見るならばそう書いてある
これは日記帳だ


錬金術師「今どき日記帳なんてつける奴いるんだな」

錬金術師「今すぐ燃やしてやってもいいが......折角だし、少し読んでみよう」


ノートが破れないように慎重に手に取る
ページをパラパラと捲り、適当なページを読んでみた


>>119...日記帳の内容
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/11/05(火) 00:03:05.19 ID:wS/UI+Yq0
師匠との思い出と彼に対しての想いが書かれている
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/05(火) 00:21:48.39 ID:17Zb/M0Q0
『今日は師匠に解離錬金を教えて貰った』
『物体のある空間を何かで挟むことで解離させるらしい』
『やっぱり師匠の錬金術はすごい』
『でも天井との間で解離錬金が軽く発生して髪の毛がやばかった ←かわいい』
『今度ミノキシジルを作ってあげよう』
『だって師匠は私の_____恥ずかしいのでやめます』
『たまには休んで欲しいな 師匠の体は私にとっても大事なものなんだからね』


錬金術師「............」

錬金術師「そう、か......」

錬金術師「......弟子......俺は......」
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/05(火) 00:27:09.24 ID:17Zb/M0Q0
ドアを叩く音がする
荒々しい音に不安を感じ、ドアを開く
そこにいたのは手配した馬車の御者だった


錬金術師「どうかしたんですか」

御者「ええ、その......お弟子さんでしたっけ?いらっしゃらないのですが」

錬金術師「ッ......!」

御者「ど、どうしたんですか?」

錬金術師「依頼はキャンセルだ!キャンセル料もきちんと出してやる!」

御者「えっ!?あ、はい......」


彼はそう言って薄暗い森の中へ走り去った
事情を知らない御者ですらその剣幕から何かを察し、何も言わず帰った
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/05(火) 00:34:10.19 ID:17Zb/M0Q0
錬金術師「おい!弟子!!いるのか!?」

錬金術師「くっ......」


森は深く、声はすぐ何かに吸収されてしまう
レスポンスが発生する訳もなく、水のせせらぎや虫のさざめきがあるのみだ


錬金術師「どう見つければいいんだ!?」


そう思ったとき
大気が大きく揺れ動く音がした
何かが近くで起こっているのだ。そしてそんなことをする奴といえば......


錬金術師「竜脈錬金!エナジーのブレを感じとる......!」
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/05(火) 00:43:08.52 ID:17Zb/M0Q0
この森には霊木とも言える大樹がある
それを中心としてこの森は広がっているのだ
そして今、彼女はそこにいる


弟子「シショウ......シショウ......」

弟子「私が......やるんだ......自分だけの......自分のための......」


彼女は霊木のみなぎる生命の力を使って錬金を試みていた
彼女の記憶と幻想に則った、彼女だけの師匠を錬成するために
未熟な彼女にそんなことが出来る確率はとても低い
仮に成功しても彼女はタダでは済まず、命を落とす危機すらあるのだ
それでも彼女にはそれしか道はなかった。己の心がそれ以外を封鎖してしまったのだ


錬金術師「はぁ......はぁ......!どうしてこんなところに......ッッッ!!」
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/05(火) 00:51:06.23 ID:17Zb/M0Q0
彼には一目見て彼女の為さんとしていることが分かった


錬金術師「ふ......ふざけるな弟子!!俺はお前に死ねとは言ってないぞ!!」

弟子「シショウ......優しいシショウ......」


彼女の耳には彼の言葉は最早届かない
本能・理性・肉体の制御が手放しになっているようだ


錬金術師「それ以上はいけない!俺はお前を見殺しになんて出来ないんだ!!」

弟子「エヘヘ......イッショだよ......シショウ......!」
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/05(火) 00:55:40.44 ID:17Zb/M0Q0
錬金術師「なぁ......本当にやめてくれよ......お前に死なれたら俺......」


彼はついにすがるようにその弟子を抱きしめた
涙で滲んだ目で瞳を見つめ、心で語るように
何よりも慈愛の精神をもって、嘆願するのだ


錬金術師「応えてくれよ......!俺は!俺は......!」

弟子「シ...........」

弟子「......>>127
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/05(火) 00:56:25.63 ID:3YjFvA0Jo
ハラヘッタ(移した呪いが発動してしまう)
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/05(火) 00:57:11.92 ID:cz3varxnO
馬鹿め師匠!それは偽物だ!
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/05(火) 00:58:29.20 ID:F+XLSvt60
ありがとうございました(絶命)
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/05(火) 01:02:48.64 ID:dcqOa4TUO
うわぁ…
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/11/05(火) 01:04:21.43 ID:wS/UI+Yq0
空気読めない安価だ
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/05(火) 01:04:45.56 ID:17Zb/M0Q0
弟子「馬鹿め師匠!それは偽物だ!」

錬金術師「......え、どういう......ごはっ......!!!」


実は彼の裏に本当の弟子が潜んでいたのだ
彼女の生命錬金が強靭は大樹の根を操り、彼を刺したのだ


弟子「......これで、エナジーを確保できる」

錬金術師「な......に......?」

弟子「私が師匠を食べることで師匠を作り出すエナジーを確保する」

錬金術師「なんてことだ......」
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/05(火) 01:06:56.62 ID:LqM8794sO
糞安価取る奴の頭って狂ってるんじゃねーのか
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/05(火) 01:09:07.74 ID:17Zb/M0Q0
弟子「ねぇ師匠」

錬金術師「う......な、なんだ......」

弟子「どうしてあんなこと言ったの?私を独りにしようとしたの?」

錬金術師「......何も、俺は......お前を独りにしようとしたんじゃないさ......」

錬金術師「いつか大成して、また戻ってきてくれると信じていたから......ぐっ......」

錬金術師「だからあの時からお前はずっと独りなんかじゃない......お前には......何時だって俺がついて......」

弟子「>>134
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/11/05(火) 01:10:13.41 ID:wS/UI+Yq0
師匠…また元の関係に戻れるかな……?
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/05(火) 01:11:54.21 ID:+kd78NBsO
>>132
そこまでは言わんがもうちょっと流れ読めよとは思うな
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/05(火) 01:24:25.68 ID:17Zb/M0Q0
弟子「師匠...また元の関係に戻れるかな......?」

錬金術師「ああ......もちろんさ......正気に戻ったようだな......」

弟子「うん!そうだよ......!師匠は最初から私の師匠なんだ!」

錬金術師「そう......それでいいんだ......安心したら、なんだか眠くなってきたな......」

弟子「眠......し、師匠!!!ダメだよ師匠!まだ......まだ!!!」

錬金術師「はは......悪いね。さっきも言ったろ?......俺はいつだってついてる」

弟子「......そ、そうだ!思い出すんだ......!昨日の師匠の波動錬金!」


弟子は祈るように錬金を始めた
しかし、分からないものは分からない
だが諦めず波動をイメージし続ける
すると彼に刺さる大樹の根が脈動を始める
確かにあの青いエネルギー体が放出されているのだ
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/05(火) 01:29:17.67 ID:17Zb/M0Q0
翌日


錬金術師「......どうやら、俺は自分の家に籠りすぎてここを天国と認識していたらしい」

弟子「師匠!?!?!?師匠!!!!起きたんですね!!!おはようございます!!!」

錬金術師「おわっ!?うるさっ......そういやお前......なぜ......?」

弟子「師匠!師匠は今、生きてるんですよ!」

錬金術師「......まさか、波動錬金?」

弟子「はいっ!」
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/05(火) 01:34:48.90 ID:17Zb/M0Q0
『今日は師匠の生還記念日』
『師匠が元気になったことだけがイベント』
『それだけでご飯三杯はいける』
『でも逆に怒られちゃった 半分悪魔の呪いに侵食されてたんだって』
『でもでも今日は何年かぶりにたくさん頭を撫でてもらったんだ』
『明日からはいつもの毎日 今日だけは特別に甘えたよ』





おしまい
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